JP2002044381A - 画像読取装置とこれを用いた媒体確認システム - Google Patents

画像読取装置とこれを用いた媒体確認システム

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JP2002044381A
JP2002044381A JP2000231034A JP2000231034A JP2002044381A JP 2002044381 A JP2002044381 A JP 2002044381A JP 2000231034 A JP2000231034 A JP 2000231034A JP 2000231034 A JP2000231034 A JP 2000231034A JP 2002044381 A JP2002044381 A JP 2002044381A
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JP2000231034A
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Takahiro Oda
高広 小田
Kinya Maekawa
欽弥 前川
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身分証明書等の媒体の画像を精度良く読み取
って正確な真贋判定をすることができる画像読取装置と
媒体確認システムを提供する。 【解決手段】 管理装置10側の係員から与えられたコ
マンドにより、受付装置10のスキャナ部11の照明部
11bの光の強度が制御される。読み取り対象の運転免
許証1等の媒体を透過してカメラ11eで撮影された画
像情報は、通信回線30を介して管理装置40側へ送信
され、CRT44に表示される。係員は、CRT44に
表示された運転免許証1等の画像を調べ、必要に応じて
光の強度を変えて再読み取りを行い、これらの画像情報
に基づいて運転免許証1等の真贋判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転免許証や切符
等の画像を読み取る画像読取装置と、これを用いた運転
免許証等の媒体確認システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、消費者金融機関等で使用されてい
る自動契約受付システムは、複数の支店等に設置された
受付装置、本店等のセンタに設置された管理装置、及び
これらを接続する通信回線で構成されている。通常、受
付装置側に係員は存在せず、その状況は通信回線を介し
て係員の居る管理装置側へ送られて表示され、この係員
が顧客の操作状況等を監視確認することができるように
なっている。
【0003】受付装置は、顧客の操作状況を監視確認す
るためのビデオカメラ、顧客に操作指示等を行うための
表示装置、顧客が指示に従って操作するためのタッチパ
ネル、提示された契約申込書や身分証明書等の画像を読
み取るための画像読取装置、契約書等の印刷発行装置、
及びカード発行装置等を備えている。一方、管理装置
は、顧客情報登録管理用のコンピュータに監視用のモニ
タ装置等を組み合わせたもので、係員がモニタ装置に映
し出された画面で顧客の状態を把握し、適宜操作指示等
を行うことができるようになっている。
【0004】このような自動契約受付システムにおい
て、支店に来店した顧客は、表示装置に示された操作指
示に従って、契約申込書と身分証明書を画像読取装置に
セットして提示する。契約申込書は、支店に備えられた
申込用紙に、顧客が必要事項を記入したものである。ま
た、身分証明書は、公的機関が発行する顔写真が付いた
運転免許証が最も多く、次いで、健康保険証やパスポー
ト等が使用されている。画像読取装置は、カメラやスキ
ャナ等の光学式撮影装置が用いられ、照射された光の反
射を画像として撮影するものである。
【0005】提示された契約申込書と身分証明書は、画
像読取装置によってその表面の反射画像が読み取られ、
センタの管理装置へ送信されてモニタ装置の画面に表示
される。センタ側の係員は、モニタ装置の表示によって
身分証明書の真贋を判別すると共に、その身分証明書の
顔写真と顧客確認用のカメラで撮影されて送信されてき
た顧客の顔等を対照し、本人であるか否かの確認を行っ
て契約の可否を審査する。審査の結果、問題がなければ
契約が成立し、係員は管理装置を制御して受付装置から
契約書やカード等の印刷・発行を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動契約受付システムでは、次のような課題があった。
即ち、受付装置側で身分証明書の確認に使用される画像
読取装置は、カメラやスキャナ等の光学式撮影装置によ
って、運転免許証等の表面の反射画像を撮影するもので
ある。一方、最近のディジタル技術によるカメラ、スキ
ャナ、及びプリンタ等の性能の向上は著しいものがあ
り、これらとパーソナル・コンピュータを組み合わせて
画像処理をすることにより、極めて精巧な身分証明書の
表面画像を作成することが可能である。このため、単に
身分証明書の表面の反射画像を撮影しただけでは真贋の
判定が困難となり、偽造された身分証明書を本物と判断
してしまう危険性があった。
【0007】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
を解決し、身分証明書等の媒体の画像を精度良く読み取
り、正確な真贋判定をすることができる画像読取装置と
これを用いた媒体確認システムを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内の第1の発明は、画像読取装置におい
て、読み取り対象の媒体に照射する光の強度を制御信号
に従って複数のレベルに切り替えることができる照明手
段と、前記照明手段から出力されて前記媒体を透過した
光のレベルに基づいて該媒体の画像を読み取って画像情
報を出力する読取手段と、前記読取手段から出力された
前記媒体の画像情報を表示する表示手段とを備えてい
る。
【0009】第2の発明は、第1の発明の照明手段を、
単一の発光体から発せられる光の強度を複数のレベルに
切り替えるように構成している。
【0010】第3の発明は、第1の発明の照明手段を、
複数の発光体により光の強度を複数のレベルに切り替え
るように構成している。
【0011】第1〜第3の発明によれば、以上のように
画像読取装置を構成したので、次のような作用が行われ
る。制御信号に従って照明手段から出力される光の強度
が切り替えられて読み取り対象の媒体に照射される。媒
体を透過した光は読取手段によって読み取られ、画像情
報として出力されて表示手段に表示される。
【0012】第4の発明は、画像読取装置において、読
み取り対象の媒体に光を照射する照明手段と、前記照明
手段から出力されて前記媒体を透過した光のレベルを制
御信号に従って複数の感度に切り替えて検出して該媒体
の画像を読み取り、画像情報を出力する読取手段と、前
記読取手段から出力された前記媒体の画像情報を表示す
る表示手段とを備えている。
【0013】第4の発明によれば、次のような作用が行
われる。照明手段から出力された光は、読み取り対象の
媒体に照射され、この媒体を透過した光が読取手段に入
力される。読取手段に入力された光のレベルは、制御信
号に従って感度が切り替えられて読み取られ、画像情報
として出力されて表示手段に表示される。
【0014】第5の発明は、画像読取装置において、読
み取り対象の媒体に光を照射する照明手段と、前記照明
手段から出力されて前記媒体を透過した光のレベルを画
素に分解して読み取る読取手段と、前記媒体の読取領域
毎に該媒体の光透過特性に対応して予め設定された複数
の補正データの中から制御信号に従って特定の補正デー
タを選択し、該選択した補正データに基づいて前記読取
手段で読み取られた光のレベルを補正して該媒体の画像
情報を出力する補正手段と、前記補正手段から出力され
た前記媒体の画像情報を表示する表示手段とを備えてい
る。
【0015】第5の発明によれば、次のような作用が行
われる。照明手段から出力された光は、読み取り対象の
媒体に照射され、この媒体を透過した光が読取手段に入
力されて画素に分解して読み取られる。読取手段で読み
取られた光のレベルは、制御信号で選択された補正デー
タに基づいて補正され、画像情報として出力されて表示
手段に表示される。
【0016】第6の発明は、相互に離れた箇所に設置さ
れた受付装置と管理装置の間を通信回線で接続し、該受
付装置側で身分証明用の媒体を読み取ってその画像情報
を該通信回線を介して送信し、該管理装置側で受信した
該画像情報を該媒体の確認のために画面に表示する媒体
確認システムにおいて、前記受付装置は、第1または第
4の発明中の照明手段及び読取手段、または第5の発明
中の照明手段、読取手段及び補正手段を備え、前記管理
装置は、第1、第4または第5の発明中の表示手段と、
前記受付装置に対して第1、第4または第5の発明の制
御信号を出力するための制御手段とを備えている。
【0017】第6の発明によれば、次のような作用が行
われる。管理装置側から与えられた制御信号に基づい
て、受付装置側に設けられた第1、第4または第5の発
明の画像読取装置で読み取られた身分証明用の媒体の画
像情報は、通信回線を介して管理装置側へ送信されて表
示される。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
自動契約受付システムの外観図であり、図2は、図1の
内部構成図である。
【0019】この自動契約受付システムは、消費者金融
機関等において顧客が直接係員に契約の申し込みをする
のではなく、支店等に設置された無人の受付装置10を
使用して契約の申し込みを行うものである。実際には、
受付装置10は通信回線30を介して本店等のセンタに
設置された管理装置40と接続されており、この管理装
置40側に居る係員の指示に従って、読み取り対象の媒
体(例えば、運転免許証)1等の身分証明書を提示する
と共に、契約申込書2を入力するものである。また、受
付装置10側の顧客の状況や提示された運転免許証1や
契約申込書2は、光学的に読み取られて通信回線30を
通して管理装置40側に送信され、係員による審査が行
われるようになっている。
【0020】受付装置10は、運転免許証1及び契約申
込書2を読み取るスキャナ部11を備えている。スキャ
ナ部11は、蓋11a、照明手段(例えば、照明部)1
1b、ガラス台11c、画像読み取り用の読取手段(例
えば、カメラ)11d、制御部11e,11f、及び補
正手段(例えば、画像入力部)11gで構成されてい
る。スキャナ部11の蓋11aの内部に照明部11bが
組み込まれている。蓋11aの下側には、読み取り対象
の運転免許証1及び契約申込書2をセットするためのガ
ラス台11cが設けられ、このガラス台11cの下側、
即ち受付装置10の内部にカメラ11dが配置されてい
る。
【0021】照明部11bは制御部11eを介してCP
U(中央処理装置)12に接続されており、このCPU
12からの制御に従って、運転免許証1等に照射する光
の強度を複数のレベルに切り替えることができるように
なっている。同様に、カメラ11dは制御部11fを介
してCPU12に接続されており、このCPU12から
の制御に従って、運転免許証1等を透過した光の強度
を、複数の感度に切り替えて検出することができるよう
になっている。
【0022】更に、カメラ11dで検出された透過光
は、画像入力部11gに一旦格納され、この画像入力部
11gで読取領域毎に補正処理が行われた後、CPU1
2へ出力されるようになっている。即ち、画像入力部1
1gは、カメラ11dから与えられた運転免許証1の透
過画像を、その各読取領域毎の光透過特性に対応して予
め設定された補正データに基づいて光のレベルを補正し
て、画像情報として出力するものである。この時、使用
される補正データは、運転免許証1や健康保険証2等の
身分証明書の種別に応じて、CPU12からの指示に基
づいて選択されるようになっている。
【0023】CPU12は、メモリ13に格納された制
御用のプログラムに基づいて、受付装置10全体の制御
を行うもので、顧客の顔等の上半身を撮影する本人確認
用のビデオカメラ14、顧客の操作の状況を監視するた
めの手元確認用のビデオカメラ15、管理装置40側の
係員から与えられた操作案内を表示するCRT(表示装
置)16、及びこのCRT16に表示された操作案内に
従って各種の入力を行うためのタッチパネル17が接続
されている。更に、CPU12には、契約成立後にカー
ドを発行したり、そのカードを読み取ったりするカード
リーダ・発行部18、通帳を発行したり、その通帳の読
み書きを行う通帳リーダ・印字・発行部19、管理装置
40側の係員と音声で連絡をするためのスピーカ20や
電話21、及び通信回線30に接続するための通信制御
部22が接続されている。
【0024】一方、管理装置40は、顧客情報登録管理
用のコンピュータに監視用の表示装置等を組み合わせた
もので、通信制御部41、CPU42、メモリ43、表
示手段(例えば、CRT)44、キーボード45、マウ
ス46、イヤホンマイク47、及び顧客登録ファイル4
8等を備えている。通信制御部41は通信回線30を介
して受付装置10と接続するものであり、CPU42は
メモリ43に格納された制御用のプログラムに従って、
この管理装置40全体の制御を行うものである。CRT
44は、受付装置10側のスキャナ部11で読み取った
運転免許証1等の画像や、ビデオカメラ14,15で撮
影した顧客の状態の映像等を表示するものである。キー
ボード45及びマウス46は、受付装置10側のCRT
16等に操作案内を表示したり、スキャナ部11に対し
て、照明部11bの光の強度やカメラ11dの感度を制
御する制御信号を出力するものである。イヤホンマイク
47は、受付装置10側のスピーカ20や電話21を介
して、係員が顧客と音声連絡を行う時に使用するもので
ある。
【0025】次に、動作を説明する。契約申込のために
支店等に来店した顧客は、受付装置10の前に座り、C
RT16の案内画面に従ってタッチパネル17を操作す
る。このとき、ビデオカメラ14,15で撮影された映
像が管理装置40側へ送信され、CRT44に表示され
る。
【0026】管理装置40側の係員は、CRT44に表
示された映像により、顧客の人相風体を知ると共に、こ
の顧客がスキャナ部11へ運転免許証1や契約申込書2
をセットする手元の状態と、セットされた運転免許証1
等の状態を把握する。運転免許証1と契約申込書2が、
スキャナ部11にセットされると、このスキャナ部11
による読み取りが行われる。
【0027】図3(a),(b)は、図1中のスキャナ
部11による運転免許証1の読み取り動作の説明図であ
る。図3(a)に示すように、運転免許証1は、表面層
1a、中間層1b及び裏面層1cの3層構造となってい
る。表面層1aの外側の面には、氏名部A、生年月日部
B、住所・本籍部C、有効期限部D及び顔写真部Eが設
けられている。中間層1bは強度を保持するための材料
で、ここには画像等は存在しない。裏面層1cの内側は
透かし模様が印刷された透かし部Fとなっており、外側
には備考・注記部Gが設けられている。
【0028】ここで、図3(a)に示すように、運転免
許証1の裏面から照明部13の光を照射すると、この運
転免許証1の内部を透過して表面のラインX1−X2か
ら出力される読み取り画像の透過光の強度は、図3
(b)中の実線のようになる。即ち、ラインX1−X2
において、有効期限部Dと顔写真部Eに対応する箇所の
透過光の強度は、それ以外に箇所よりも低くなる。更
に、有効期限部Dは、有効年数等によって異なる色が使
用されているので、有効年数等によってこの部分の透過
光の強度が異なる。
【0029】また、図3(a)の運転免許証1の表面の
ラインY1−Y2,Z1−Z2から出力される透過光の
強度は、それぞれ図3(b)中の破線、一点鎖線のよう
になる。このように、運転免許証1の表面から出力され
る透過光の強度は、この運転免許証1の表面、裏面及び
内部に印刷された画像の濃淡に応じたものとなり、表面
のみならず裏面や内部の画像も読み取ることが可能にな
る。
【0030】一方、透過光は、運転免許証等の媒体の内
部を透過して出力される光であるため、その媒体の材質
や厚さ等によってその出力レベルが大きく変化する。例
えば運転免許証1等のように厚手の媒体の場合には、全
体の出力レベルが低下してコントラストが低下する。従
って、媒体の情報を精密に読み取るためには、照射する
光の強度を変化させて、適切なコントラストを有する鮮
明な画像が得られるように調整する必要がある。具体的
には、運転免許証1の表面層1aに印刷された顔写真部
Eの画像を読み取る場合は、照明部11bの出力を小さ
くする。また、裏面層1cの透かし部Fや備考・注記部
Gを読み取る場合には、照明部11bの出力を大きくす
る。更に、裏面層1cの透かし部Fと備考・注記部Gを
区別して読み取る場合には、照明部11bの出力を中間
値に設定することにより、鮮明な画像を得ることができ
る。
【0031】管理装置40側の係員は、ビデオカメラ1
5で撮影された映像に基づいて、顧客が提示した身分証
明書が運転免許証か健康保険証かパスポート等かを識別
し、身分証明書の種類に応じた光出力制御用のコマンド
をキーボード45等から入力する。例えば運転免許証の
場合には、光出力を比較的大きくするようなコマンドが
入力され、健康保険証の場合には、光出力を比較的小さ
くするようなコマンドが入力される。入力されたコマン
ドは、管理装置40から通信回線30を介して受付装置
10側へ送信され、スキャナ部11の制御部11eによ
って照明部11bの光の強度が制御される。
【0032】スキャナ部11のカメラ11dで読み取ら
れた運転免許証1等の透過画像情報は、通信回線30を
介して管理装置40へ送信され、CRT44に表示され
る。係員は、CRT44に表示された画像によって、運
転免許証1等の偽造や変造の有無を調べる。この時、必
要に応じて、照明部11bの光の強度等の読み取り条件
を変更して、再読み取りを行うコマンドをキーボード4
5等から入力する。そして、異なる光出力で読み取った
透過画像情報を比較し、身分証明書の真贋判定を行う。
例えば、顔写真部Eが異常に黒い場合には、別の写真が
張り付けられた変造の疑いがあると判定する。また、透
かし部Fの模様が検出されなければ、コピー等による偽
造品であると判定する。
【0033】真正な身分証明書であると判定すると、今
度はその身分証明書の顔写真と顧客確認用のビデオカメ
ラ14で撮影された顧客の顔等を対照し、本人であるか
否かの確認を行って契約の可否を審査する。審査の結
果、問題がなければ契約が成立し、係員は管理装置40
を制御して受付装置10のカードリーダ・発行部18か
らカードを発行すると共に、通帳リーダ・印字・発行部
19から、通帳の発行等を行う。
【0034】このように、本実施形態の自動契約受付シ
ステムは、運転免許証1等の媒体に光を照射してその透
過光によって画像を読み取るスキャナ部11を備えてい
る。これにより、媒体表面の画像だけでなく内部の透か
し等も読み取ることが可能になり、読み取った画像情報
に基づいて正確な真贋判定をすることができるという利
点がある。更に、スキャナ部11は、管理装置40側か
ら与えられたコマンドに基づいて、照明部11bの光の
強度を制御する制御部11eを有している。これによ
り、読み取り対象の媒体に照射する光の強度を変えて透
過画像を読み取ることが可能であり、運転免許証1等の
媒体の偽造や変造の判定をより確実に行うことができる
という利点がある。
【0035】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(e)のようなものがある。 (a) 図1及び図2の受付装置10では、管理装置4
0側から与えられたコマンドに基づいて、照明部11b
の光の強度を制御して媒体に応じた透過画像を得るよう
になっているが、カメラ11dの撮影感度を制御するよ
うに構成しても良い。撮影感度の制御方法としては、例
えば、カメラのレンズ部分の絞りを制御したり、カメラ
の撮像素子から出力される信号の増幅率を制御する方法
がある。
【0036】これにより、照明部11bの光の強度を制
御する場合と同様の利点が得られると共に、強力な光を
出力する必要がなくなるので、消費電力を低減すること
ができるという利点がある。
【0037】(b) 図1及び図2の受付装置10で
は、管理装置40側から与えられたコマンドに基づい
て、照明部11bの光の強度を制御して媒体に応じた透
過画像を得るようになっているが、カメラ11dで撮影
された透過画像を画像入力部11gで補正するようにし
ても良い。
【0038】即ち、照明部11bから出力されて媒体を
透過した光のレベルは、カメラ11dで画素に分解して
読み取られ、その透過画像が画像入力部11gへ入力さ
れて格納される。一方、画像入力部11gには、運転免
許証や健康保険証等の媒体の種別に応じて光のレベル
を、その各読取領域毎の光透過特性に従って補正するた
めの補正データが予め記憶されている。そして、管理装
置40側からコマンドが与えられると、画像入力部11
rではこのコマンドに従って所定の補正データが選択さ
れ、格納された透過画像が画素毎に補正されて補正され
た画像情報が出力される。
【0039】(c) 図1及び図2の自動契約受付シス
テムでは、受付装置10側のスキャナ部11と管理装置
40を通信回線30を介して接続しているが、通信回線
30を介さずに同一箇所に設けて、画像読取装置として
使用することができる。この場合は、例えば読み取った
媒体の画像を表示するCRT等の表示手段を、CPU1
2に接続すれば良い。
【0040】(d) 読み取り対象の媒体は、運転免許
証1に限定されない。光を透過する媒体であれば、どの
ようなものに対しても同様に適用可能である。
【0041】(e) 照明部11bの光の強度の制御
は、例えば1つの白熱灯に供給する電圧等を制御するよ
うにしても良いし、複数の白熱灯を用いて点灯する数を
制御するようにしても良い。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1〜第3
の発明によれば、制御信号によって読み取り対象の媒体
に照射する光の強度を切り替えることができる照明手段
と、この媒体を透過した光によって画像を読み取る読取
手段を有している。これにより、厚さや色等の条件が異
なる媒体を正確に読み取ることができる。更に、張り付
けられた写真や透かし等の検出が可能であり、運転免許
証等の真贋判定を確実に行うことができる。
【0043】第4の発明によれば、媒体を透過した光に
よる画像の撮影感度を制御信号によって制御可能な読取
手段を有している。これにより、照射光の強度を変えず
に第1の発明と同様の効果が得られる。
【0044】第5の発明によれば、読取手段で画素に分
解して読み取られた光のレベルを、制御信号で選択され
た補正データに従って補正する補正手段を有している。
これにより、照射光の強度や撮影感度を制御せずに、第
1の発明と同様の効果が得られる。
【0045】第6の発明によれば、受付装置と管理装置
で構成される媒体確認システムにおける媒体読取手段と
して、第1、第4または第5の発明の画像読取装置を用
いている。これにより、これらの発明と同様の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す自動契約受付システム
の外観図である。
【図2】図1の内部構成図である。
【図3】図1中のスキャナ部11による運転免許証1の
読み取り動作の説明図である。
【符号の説明】
1 運転免許証 2 契約申込書 10 受付装置 11 スキャナ部 11b 照明部 11d カメラ 11e,11f 制御部 11g 画像入力部 12,42 CPU 22,41 通信制御部 30 通信回線 40 管理装置 44 CRT 45 キーボード
フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA02 HB02 HB03 HB13 LB02 LB52 5B047 AA01 AB02 BA02 BB10 BC11 BC14 BC23 CA19 CB04 CB18 CB22 5C062 AA01 AA25 AA29 AB02 AB20 AB24 AB33 AB38 AB41 AB42 AC02 AC05 AC34 AC61 AE04 AE16 5C072 AA01 BA04 CA02 CA14 DA21 EA08 FB17 XA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り対象の媒体に照射する光の強度
    を制御信号に従って複数のレベルに切り替えることがで
    きる照明手段と、 前記照明手段から出力されて前記媒体を透過した光のレ
    ベルに基づいて該媒体の画像を読み取って画像情報を出
    力する読取手段と、 前記読取手段から出力された前記媒体の画像情報を表示
    する表示手段とを、 備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記照明手段は単一の発光体から発せら
    れる光の強度を複数のレベルに切り替えることを特徴と
    する請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記照明手段は複数の発光体により光の
    強度を複数のレベルに切り替えることを特徴とする請求
    項1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 読み取り対象の媒体に光を照射する照明
    手段と、 前記照明手段から出力されて前記媒体を透過した光のレ
    ベルを制御信号に従って複数の感度に切り替えて検出し
    て該媒体の画像を読み取り、画像情報を出力する読取手
    段と、 前記読取手段から出力された前記媒体の画像情報を表示
    する表示手段とを、 備えたことを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 読み取り対象の媒体に光を照射する照明
    手段と、 前記照明手段から出力されて前記媒体を透過した光のレ
    ベルを画素に分解して読み取る読取手段と、 前記媒体の読取領域毎に該媒体の光透過特性に対応して
    予め設定された複数の補正データの中から制御信号に従
    って特定の補正データを選択し、該選択した補正データ
    に基づいて前記読取手段で読み取られた光のレベルを補
    正して該媒体の画像情報を出力する補正手段と、 前記補正手段から出力された前記媒体の画像情報を表示
    する表示手段とを、 備えたことを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 相互に離れた箇所に設置された受付装置
    と管理装置の間を通信回線で接続し、該受付装置側で身
    分証明用の媒体を読み取ってその画像情報を該通信回線
    を介して送信し、該管理装置側で受信した該画像情報を
    該媒体の確認のために画面に表示する媒体確認システム
    において、 前記受付装置は、請求項1または4記載の照明手段及び
    読取手段、または請求項5記載の照明手段、読取手段及
    び補正手段を備え、 前記管理装置は、請求項1、4または5記載の表示手段
    と、前記受付装置に対して請求項1、4または5記載の
    制御信号を出力するための制御手段とを備えたことを特
    徴とする媒体確認システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016536716A (ja) * 2013-09-16 2016-11-24 ブンデスドルッケライ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 文書検証装置

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