JP2002044361A - ネットワ−クスキャナ - Google Patents

ネットワ−クスキャナ

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JP2002044361A
JP2002044361A JP2000227427A JP2000227427A JP2002044361A JP 2002044361 A JP2002044361 A JP 2002044361A JP 2000227427 A JP2000227427 A JP 2000227427A JP 2000227427 A JP2000227427 A JP 2000227427A JP 2002044361 A JP2002044361 A JP 2002044361A
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terminal device
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box number
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JP2000227427A
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English (en)
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Yoshifumi Tanimoto
好史 谷本
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信先端末装置に画デ−タを配信する際の操
作性を高めたネットワ−クスキャナを提供すること。 【解決手段】 FAXサ−バ(ネットワ−クスキャナ)
1で読み取り画像の画デ−タを形成し、LAN5に接続
されているファイルサ−バ2、FAXサ−バ3、クライ
アントPC4にそれぞれDa、Db、Dcの経路で画デ
−タを配信する。ネットワ−クスキャナから画デ−タを
配信する際に、配信先端末装置の画デ−タを格納するフ
ォルダを、ボックス番号で指定できるような配信宛先の
テ−ブルをネットワ−クスキャナのファイルに予め設定
しておく。ボックス番号は例えば4桁の単純な数字で設
定し、このボックス番号を指定することにより、対応す
るフォルダに画デ−タを配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配信先端末装置に
画デ−タを配信する際の操作性を高めたネットワ−クス
キャナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の通信技術やコンピュ−タ技術の進
展に伴い、画像読取装置(スキャナ)の用途が拡大して
きている。その一例として、ユ−ザ構内通信網(Loc
alArea Network、以下、LANと略記す
る。)のような通信ネットワ−クに、スキャナと配信先
端末装置とを接続し、スキャナで形成された画デ−タを
前記配信先端末装置に配信するネットワ−クスキャナが
知られている。
【0003】前記画デ−タを配信するスキャナとして、
例えばファクスサ−バ(以下、本明細書および図面では
FAXサ−バと略記する。)のような通信端末装置が使
用される。この場合には、当該FAXサ−バはネットワ
−クスキャナとして作用する。また、配信先端末装置と
しては、ファイルサ−バやクライアントパ−ソナルコン
ピュ−タ(以下、クライアントPCと略記する。)等の
通信端末装置が通信ネットワ−クに接続されている。
【0004】ネットワ−クスキャナで原稿を読み取り、
形成された画デ−タを配信先端末装置に配信する際に
は、各配信先端末装置で当該画デ−タを格納するフォル
ダを指定する操作を行なう。このフォルダには、ファイ
ルサ−バやクライアントPC等の各配信先端末装置毎
に、固有の記号からなるパスが設定されている。
【0005】例えば、配信先のクライアントPCの画デ
−タを格納するフォルダのパスが、「¥¥pc001¥
data1」と、特殊文字、アルファベット、数字の異
なるキャラクタを組み合わせた13桁の記号で規定され
ているものとする。ネットワ−クスキャナから画デ−タ
を当該クライアントPCに配信する際には、画デ−タを
格納するフォルダとして前記13桁の記号を入力してパ
スを特定する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、ネットワ
−クスキャナから配信先端末装置に画デ−タを配信する
際には、桁数が多くキャラクタを複雑に組み合わせた記
号からなるパスを入力してフォルダを指定しなければな
らないので時間を要し、操作が煩雑になるという問題が
あった。
【0007】本発明は上記のような問題に鑑み、配信先
端末装置に画デ−タを配信する際の操作性を高めたネッ
トワ−クスキャナの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、請
求項1に係る発明において、ネットワ−クスキャナを、
通信ネットワ−クに配信先端末装置と共に接続され、読
み取り画像の画デ−タを形成して配信先端末装置に配信
するネットワ−クスキャナであって、画デ−タを格納す
る各配信先端末装置のフォルダとボックス番号とが対応
して設定されており、指定したボックス番号に対応する
フォルダに画デ−タを配信する構成とすることによって
達成される。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載のネットワ−クスキャナにおいて、前記画デ−タを
格納する各配信先端末装置のフォルダとボックス番号と
を対応させる配信宛先のテ−ブルを設け、当該テ−ブル
をネットワ−クスキャナと配信先端末装置のいずれか、
またはその両者に設定することを特徴としている。
【0010】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
記載のネットワ−クスキャナにおいて、前記テ−ブル
は、通信ネットワ−クのユ−ザに共通して設定されたテ
−ブルと、ユ−ザ毎に設定されたテ−ブルからなること
を特徴としている。
【0011】また、請求項4に係る発明は、請求項2ま
たは請求項3に記載のネットワ−クスキャナにおいて、
前記テ−ブルは、ボックス番号毎に認証の要否を登録可
能であり、前記要否に基づいてユ−ザに認証を要求する
ことを特徴としている。
【0012】また、請求項5に係る発明は、請求項2な
いし請求項4のいずれかに記載のネットワ−クスキャナ
において、前記テ−ブルは、ボックス番号毎にファイル
容量の上限値を登録可能であり、前記上限値に基づいて
ファイル容量の管理を行なうことを特徴としている。
【0013】上記請求項1に係る発明の特徴によれば、
ボックス番号を入力することにより、画デ−タを配信す
る配信先端末装置のフォルダを指定できる。したがっ
て、複雑なキャラクタを組み合わせたフォルダパスの入
力が不要であり、画デ−タを配信する際の操作性を高め
ることができる。
【0014】また、請求項2に係る発明においては、画
デ−タを格納する各配信先端末装置のフォルダとボック
ス番号とを対応させる配信宛先のテ−ブルを設け、当該
テ−ブルをネットワ−クスキャナと配信先端末装置のい
ずれかに設定している。このように、通信ネットワ−ク
に接続されているある通信端末装置にテ−ブルを設定す
れば他の通信端末装置ではテ−ブルを設定する必要がな
く、通信ネットワ−クに接続された通信端末装置間でテ
−ブルを共有できる構成としており、メモリ資源を節約
できる。
【0015】また、ネットワ−クスキャナと配信先端末
装置の両者にテ−ブルを設定する場合には、例えばネッ
トワ−クスキャナを他のネットワ−クに移動したような
場合や、ネットワ−クスキャナのマスタ−ファイルが破
損した場合でも、デ−タの復元が容易に行なえる。
【0016】さらに、請求項3に係る発明においては、
テ−ブルは、通信ネットワ−クのユ−ザに共通して設定
されたテ−ブルと、ユ−ザ毎に設定されたテ−ブルとか
ら構成されている。このため、画デ−タを配信する際に
テ−ブルを使い分けて使用できるので、利便性を高める
ことができる。
【0017】また、請求項4に係る発明においては、テ
−ブルは、ボックス番号毎に認証の要否を登録可能であ
り、前記要否に基づいてユ−ザに認証を要求する構成と
している。このため、ユ−ザのテ−ブル利用を制限する
ことができ、通信ネットワ−クを使用する際のセキュリ
テイが高められる。
【0018】さらに、請求項5に係る発明においては、
テ−ブルは、ボックス番号毎にファイル容量の上限値を
登録可能であり、前記上限値に基づいてファイル容量の
管理を行なっている。このため、ファイル容量が不足す
るため画デ−タが配信できないというような事態の発生
を防止し、画デ−タ配信処理を安全に行なえる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るネットワ−ク
スキャナの実施の形態について図により説明する。図1
は、本発明のネットワ−クスキャナが使用される通信ネ
ットワ−クの一形態を示す概略のブロック図である。図
1において、LAN5には、ネットワ−クスキャナとし
て作用するFAXサ−バ1、3、画デ−タの配信先端末
装置であるファイルサ−バ2、クライアントPC4が接
続されている。
【0020】各FAXサ−バおよび各配信先端末装置に
は、画デ−タを入力するフォルダのパスが設定されてい
る。例えば、クライアントPC4のフォルダパスは、
「¥¥pc001¥data1」である。
【0021】FAXサ−バ1で読み取り画像の画デ−タ
を形成し、LAN5に接続されている配信先端末装置に
前記画デ−タを配信するものとする。ファイルサ−バ2
が配信先であれば、FAXサ−バ1から出力された画デ
−タは、LAN5を介してDaの経路でファイルサ−バ
2の規定されたフォルダに入力される。
【0022】また、FAXサ−バ3、クライアントPC
4が配信先の場合にも、LAN5を介してDb、Dcの
経路でそれぞれの規定されたフォルダに画デ−タが入力
される。この場合には、FAXサ−バ3は、FAXサ−
バ1からみると配信先端末装置に相当する。FAXサ−
バ3で読み取り画像の画デ−タを形成し、前記各配信先
端末装置に画デ−タを配信することもできる。
【0023】本発明においては、ネットワ−クスキャナ
から画デ−タを配信する際に、配信先端末装置の画デ−
タを格納するフォルダを、ボックス番号で指定できるよ
うな配信宛先のテ−ブルをFAXサ−バのファイルに予
め設定しておくことにより、画デ−タ配信時の操作性を
高めることを基本的な構成とするものである。
【0024】図2は、前記配信宛先のテ−ブルの一例を
示す説明図である。図2において、テ−ブル6の(a)
欄にはボックス番号(以下、BOX NOと図示す
る。)を登録する。この例では、4桁の数字で0001
〜0005が登録されている。(b)欄には、画デ−タ
配信先となる配信先端末装置のフォルダパスを登録す
る。(c)欄には、パスワ−ド(認証番号)を登録す
る。(d)欄には利用可能ユ−ザ(アクセス権者)を登
録する。(e)欄には画デ−タを格納するフォルダのフ
ァイル容量の上限値を登録する。
【0025】図1において、FAXサ−バ1のマスタ−
ファイルに図2のテ−ブルを設定し、FAXサ−バ1か
ら画デ−タをファイルサ−バ2に配信するものとする。
この場合には、図2のテ−ブルに登録されているファイ
ルサ−バ2のフォルダパス、「¥¥srv001¥da
ta1」に対応するボックス番号「0001」を入力す
る。
【0026】このように、4桁の単純な数字を入力する
ことにより、画デ−タを配信する配信先端末装置のフォ
ルダを指定できる。したがって、従来と比較して画デ−
タを配信する際の操作性を高めることができる。また、
図2のテ−ブルの(b)欄には、各配信先端末装置毎に
画デ−タを収納するフォルダが登録されており、配信さ
れた画デ−タは順次このフォルダに蓄積される。
【0027】図2のボックス番号デ−タが登録されてい
る配信宛先のテ−ブルは、LANのような通信ネットワ
−クに接続された他の通信端末装置が共有できるもので
ある。例えば、前記のように当該テ−ブルを図1のFA
Xサ−バ1のファイルに設定した場合に、FAXサ−バ
3が画デ−タを配信するときにも、このテ−ブルを用い
てボックス番号を入力することにより、所定の配信先端
末装置の該当のフォルダに画デ−タを入力することがで
きる。
【0028】FAXサ−バ3は、FAXサ−バ1に設定
されたテ−ブルを利用でき、自機内にはテ−ブルを保有
しないので、FAXサ−バ3のメモリ資源を節約でき
る。また、前記テ−ブルをLANに接続されたファイル
サ−バ2のファイルに設定することもできる。この場合
には、FAXサ−バ1、3はボックス番号デ−タを保有
しないので、FAXサ−バ1、3のメモリ資源を節約で
きる。
【0029】更に、FAXサ−バ1のマスタ−ファイル
に設定された配信宛先のテ−ブルをコピ−して、FAX
サ−バ3とファイルサ−バ2が同じテ−ブルをそれぞれ
共有する構成とすることもできる。この場合には、例え
ばFAXサ−バ1を他のネットワ−クに移動したような
場合や、FAXサ−バ1のマスタ−ファイルが破損した
場合でも、デ−タの復元が容易に行なえる。
【0030】他のFAXサ−バやファイルサ−バ等の配
信先端末装置において、前記FAXサ−バ1のマスタ−
ファイルに設定された配信宛先のテ−ブルをコピ−して
保有するかどうかを選択できるような操作手段を設けて
おく。このような操作手段は、一例としてキ−やマウス
の操作により、予め記憶されているプログラムを動作さ
せて前記テ−ブルのコピ−を行なうものである。オペレ
−タは、必要なときにはいつでも前記テ−ブルのコピ−
を行なうことができる。
【0031】このように、他のFAXサ−バやファイル
サ−バ等の配信先端末装置において、FAXサ−バ1の
マスタ−ファイルに設定されているボックス番号デ−タ
が登録されたテ−ブルをコピ−して保有する場合には、
ある一定の時間間隔、または時刻を指定して、FAXサ
−バ1の内部デ−タ、マスタ−ファイルの同期をとるよ
うにする。このような同期処理をすることにより、通信
ネットワ−クに接続された各通信端末装置においてデ−
タの一意性を保持することができる。
【0032】また、各FAXサ−バからテ−ブルのボッ
クス番号の登録、編集作業が行なえるような構成とする
ことができる。ボックス番号の登録、編集作業で得られ
た情報は、全てのFAXサ−バ内部のデ−タやマスタ−
ファイルに対して反映させることができる。
【0033】図2のテ−ブル6には、(c)欄にパスワ
−ド(認証)を登録している。したがって、読み取り画
像の画デ−タを蓄積、配信する際にFAXサ−バ(ネッ
トワ−クスキャナ)の使用者は、ユ−ザの利用を制限す
ることができる。図2の例では、ボックス番号「000
2」の宛先の画デ−タについては、パスワ−ド「123
4」のユ−ザ「satoh」のみがアクセスできる。
【0034】また、ボックス番号「0002」の宛先の
画デ−タについては、前記のようにパスワ−ド「123
4」のユ−ザ「satoh」以外のユ−ザは、利用権限
がないことになる。このような利用権限のないユ−ザに
対しては、当該宛先の情報、例えばユ−ザ名やフォルダ
パス、該フォルダに蓄積されているファイルに関する情
報も参照できないようにしておく。
【0035】前記利用権限のないユ−ザに対する情報も
通信ネットワ−クで共有できる構成としておくことがで
きる。このような構成とすることにより、通信ネットワ
−クに接続されたどのFAXサ−バも同じ制限を設定す
ることができる。
【0036】前記のように、ボックス番号を指定するこ
とにより対応するフォルダを選択して画デ−タを入力す
る。この際に各画デ−タ毎にファイル名を付することに
より、当該フォルダには配信された画デ−タのファイル
が順次蓄積される。このファイル一覧をプリントすれ
ば、どのような画デ−タが配信されているのかを確認す
ることができる。
【0037】さらに、所望のファイル番号を選定するこ
とにより、当該ファイルに格納されている画デ−タをプ
リントすることができる。なお、前記のようにボックス
番号毎にパスワ−ドを設定して、権限のあるユ−ザのみ
が当該ファイルにアクセスできるようにすることができ
る。
【0038】図2のテ−ブルの(e)欄には、画デ−タ
を収納するフォルダのファイル容量の上限値をメガバイ
ト(MB)単位で設定している。(e)欄は、ファイル
容量の上限値に代えて原稿の枚数の上限値、例えばA4
サイズの原稿とした場合に、その枚数の上限値で設定し
ても良い。このように、ボックス番号に対応するフォル
ダ毎に蓄積できるデ−タ量の上限値に基づいてファイル
容量の管理を行なっている。このため、ファイル容量が
不足するため画デ−タが配信できないというような事態
の発生を防止し、画デ−タ配信処理を安全に行なえる。
【0039】また、ボックス番号に対応するフォルダ毎
にデ−タを蓄積できるユ−ザを限定したり、ユ−ザ毎に
当該ボックス番号のフォルダに蓄積できる画デ−タの容
量や原稿の枚数を制限することができる。さらに、ボッ
クス番号に対応するフォルダ毎にデ−タを蓄積できるユ
−ザ、あるいは蓄積されたデ−タの閲覧のみが可能なユ
−ザ、デ−タ蓄積と閲覧の両方が可能なユ−ザ、いずれ
もできないユ−ザというように、ユ−ザの権限を種々設
定することができる。
【0040】図2は、通信ネットワ−クで共通の配信宛
先のテ−ブルを設定する例であるが、FAXサ−バ1に
は、ユ−ザ毎の配信宛先のテ−ブルを設定することがで
きる。図3は、ユ−ザ毎の配信宛先のテ−ブルの例を示
す説明図である。このテ−ブル7においても、前記共通
のテ−ブル6と同様に、(a)欄にはボックス番号、
(b)欄には配信先端末装置のフォルダパス、(c)欄
には、パスワ−ド(認証番号)、(d)欄には利用可能
ユ−ザ(アクセス権者)、(e)欄には画デ−タを格納
できるフォルダの容量を設定する。
【0041】このように、共通の配信宛先のテ−ブルと
共に、ユ−ザ毎に設定した画デ−タの配信宛先のテ−ブ
ルを保有するので、画デ−タを配信する際にテ−ブルを
使い分けることができ、利便性を高めることができる。
このようなユ−ザ毎に設定された配信宛先のテ−ブル
を、通信ネットワ−クで接続されているFAXサ−バ等
の他の通信端末装置で共有することもできる。図4は、
通信ネットワ−クで保有する配信宛先のテ−ブルの一例
を示す説明図である。この例では、共通の配信宛先のテ
−ブル6、ユ−ザ毎の配信宛先のテ−ブル7〜9、が設
定されている。
【0042】図5は、本発明に適用されるFAXサ−バ
に設ける制御装置20の一例を示す概略のブロック図で
ある。図5において、21は各種信号やデ−タを処理す
るための中央処理装置(以下、MPUと略記する)、2
2はFAXサ−バの各種動作に必要なデ−タやプログラ
ム格納されるROM、23は管理デ−タ等が格納される
RAMである。
【0043】24は受信した画デ−タを記録紙に出力す
るプリンタ、25は原稿を読み取り、白黒2値のイメ−
ジデ−タである画デ−タを出力する読取部、26はキ−
ボ−ドやマウス等からなる操作部である。FAXサ−バ
は、ネットワ−クインタ−フェイス(I/F)27を介
してLAN5に接続される。FAXサ−バは、サ−ビス
総合デジタル網(ISDN)のインタ−フェイス(I/
F)28、デジタル回線終端装置(DSU)29を介し
てISDNに接続される。また、回線制御部(NCU)
30を介してPSTNに接続される。
【0044】31はPSTNを介して相手先のファクシ
ミリ装置との間で送受信されるファクシミリデ−タを変
調.復調するモデムであり、モデム31とNCU30と
はアナログ信号線31aで接続される。
【0045】符号・復号部32は、送信する画デ−タを
符号化し、受信した画デ−タを復号化する。図形文字発
生部33は、文字コ−ドデ−タをイメ−ジデ−タに変換
する。34は陰極線管(CRT)や液晶表示器(LC
D)を用いた表示部、35は画デ−タに日時を記入する
ために用いる時計部、36は通信管理記録と画デ−タを
記憶するハ−ドディスク(HD)、37は内部バスであ
る。なお、記憶容量をそれほど必要としない場合には、
ハ−ドディスク(HD)に代えて画像メモリを用いる。
【0046】図6、図7は、本発明の処理手順を示すフ
ロ−チャ−トである。次にこのフロ−チャ−トについて
説明する。
【0047】(1)ステップS1で、通信ネットワ−ク
に接続された配信先端末装置に対するFAXサ−バの画
デ−タ配信(ネットワ−クスキャナ)のプログラムを開
始し、ステップS2の処理で、読み取り原稿をセットす
る。また、共有またはユ−ザ固有の配信宛先のテ−ブル
を選択し、宛先を入力する。
【0048】(2)次に、ステップS3の処理で、宛先
はボックス番号かどうかを判定する。この判定結果がY
ES(以下、Yと略記する)であれば、ステップS4の
処理に移行してボックス番号に対応するフォルダを調べ
る。この際に、ステップS5において、ファイルサ−バ
またはFAXサ−バに設定されているテ−ブルを参照す
る。
【0049】(3)ステップS3の判定結果がNO(以
下、Nと略記する)であれば、ステップS6の処理に移
行して、ネットワ−クスキャナ以外の処理を行なう。こ
の処理は、公衆回線に接続されたG3FAX(グル−プ
3ファクシミリ伝送手順で画デ−タの送受信を行なうフ
ァクシミリ装置)に対する画デ−タの送信、インタ−ネ
ットファクス(I−FAX)の処理、クライアントに対
する画デ−タの送信等である。ステップS6の処理の後
に、ステップS13で処理プログラムを終了する。
【0050】(4)前記ステップS4の処理に続き、ス
テップS7の処理で認証が要求されているかどうかを判
定する。この判定結果がYであれば、次にステップS8
の処理で認証を要求し、次にステップS9の処理で認証
は一致したかどうかを判定する。
【0051】(5)ステップS9の判定結果がYであれ
ば、続いてステップS10の処理で原稿の画像を読み取
り、符号化する。前記ステップS7の処理で、認証が要
求されていないと判定された場合も、ステップS8、ス
テップS9の処理を省略してステップS10の処理を行
なう。
【0052】(6)次に、ステップS11でボックス番
号に対応するフォルダに空き容量はあるかどうかを判定
する。この判定結果がYであれば、ステップS12の処
理で画デ−タをフォルダに格納し、ステップS13で処
理プログラムを終了する。
【0053】(7)前記ステップS9の処理で認証が一
致しないと判定されると、ステップS14の処理に移行
して当該ユ−ザの操作拒否を行い、ステップS13で処
理プログラムを終了する。また、ステップS11の処理
でフォルダに空き容量がないと判定された場合にも、ス
テップS13で処理プログラムを終了する。
【0054】図8、図9は、本発明の他の処理手順を示
すフロ−チャ−トである。この例においては、配信宛先
のテ−ブルは通信ネットワ−クで共有する単一のテ−ブ
ル、または単一のユ−ザ固有のテ−ブルのみが設定され
ている。このため、前記図6のステップS2で説明した
配信宛先のテ−ブルを選択する処理は行なわない。その
他の処理は図6、図7の処理と同じである。
【0055】すなわち、図8、図9の例では、ステップ
S22の処理が図6、図7の処理のステップS2と相違
し、他の処理は同じである。処理手順の番号は、図8、
図9の例では、図6、図7の処理手順の番号に20加算
した番号を付与して対応させている。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に係る発明
によれば、ボックス番号を入力することにより、画デ−
タを配信する配信先端末装置のフォルダを指定できる。
したがって、複雑なキャラクタを組み合わせたフォルダ
パスの入力が不要であり、画デ−タを配信する際の操作
性を高めることができる。
【0057】また、請求項2に係る発明においては、画
デ−タを格納する各配信先端末装置のフォルダとボック
ス番号とを対応させる配信宛先のテ−ブルを設け、当該
テ−ブルをネットワ−クスキャナと配信先端末装置のい
ずれかに設定している。このように、通信ネットワ−ク
に接続されているある通信端末装置にテ−ブルを設定す
れば他の通信端末装置ではテ−ブルを設定する必要がな
く、通信ネットワ−クに接続された通信端末装置間でテ
−ブルを共有できる構成としており、メモリ資源を節約
できる。
【0058】また、ネットワ−クスキャナと配信先端末
装置の両者にテ−ブルを設定する場合には、例えばネッ
トワ−クスキャナを他のネットワ−クに移動したような
場合や、ネットワ−クスキャナのマスタ−ファイルが破
損した場合でも、デ−タの復元が容易に行なえる。
【0059】さらに、請求項3に係る発明においては、
テ−ブルは、通信ネットワ−クのユ−ザに共通して設定
されたテ−ブルと、ユ−ザ毎に設定されたテ−ブルとか
ら構成されている。このため、画デ−タを配信する際に
テ−ブルを使い分けて使用できるので、利便性を高める
ことができる。
【0060】また、請求項4に係る発明においては、テ
−ブルは、ボックス番号毎に認証の要否を登録可能であ
り、前記要否に基づいてユ−ザに認証を要求する構成と
している。このため、ユ−ザのテ−ブル利用を制限する
ことができ、通信ネットワ−クを使用する際のセキュリ
テイが高められる。
【0061】さらに、請求項5に係る発明においては、
テ−ブルは、ボックス番号毎にファイル容量の上限値を
登録可能であり、前記上限値に基づいてファイル容量の
管理を行なっている。このため、ファイル容量が不足す
るため画デ−タが配信できないというような事態の発生
を防止し、画デ−タ配信処理を安全に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワ−クスキャ
ナを通信ネットワ−クに接続する例を示すブロック図で
ある。
【図2】通信ネットワ−クで共有する宛先テ−ブルの設
定例を示す説明図である。
【図3】ユ−ザ固有の宛先テ−ブルの設定例を示す説明
図である。
【図4】宛先テ−ブルの設定例を示す説明図である。
【図5】FAXサ−バの制御装置を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の処理手順を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図7】本発明の処理手順を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図8】本発明の処理手順を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図9】本発明の処理手順を示すフロ−チャ−トであ
る。
【符号の説明】
1、3 FAXサ−バ(ネットワ−クスキャナ) 2 ファイルサ−バ 4 クライアントパ−ソナルコンピュ−タ(PC) 5 ユ−ザ構内通信網(LAN) 6 テ−ブル(共通) 7〜9 テ−ブル(ユ−ザ毎)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワ−クに配信先端末装置と共
    に接続され、読み取り画像の画デ−タを形成して配信先
    端末装置に配信するネットワ−クスキャナであって、画
    デ−タを格納する各配信先端末装置のフォルダとボック
    ス番号とが対応して設定されており、指定したボックス
    番号に対応するフォルダに画デ−タを配信することを特
    徴とするネットワ−クスキャナ。
  2. 【請求項2】 前記画デ−タを格納する各配信先端末装
    置のフォルダとボックス番号とを対応させる配信宛先の
    テ−ブルを設け、当該テ−ブルをネットワ−クスキャナ
    と配信先端末装置のいずれか、またはその両者に設定す
    ることを特徴とする、請求項1に記載のネットワ−クス
    キャナ。
  3. 【請求項3】 前記テ−ブルは、通信ネットワ−クのユ
    −ザに共通して設定されたテ−ブルと、ユ−ザ毎に設定
    されたテ−ブルからなることを特徴とする、請求項2に
    記載のネットワ−クスキャナ。
  4. 【請求項4】 前記テ−ブルは、ボックス番号毎に認証
    の要否を登録可能であり、前記要否に基づいてユ−ザに
    認証を要求することを特徴とする、請求項2または請求
    項3に記載のネットワ−クスキャナ。
  5. 【請求項5】 前記テ−ブルは、ボックス番号毎にファ
    イル容量の上限値を登録可能であり、前記上限値に基づ
    いてファイル容量の管理を行なうことを特徴とする、請
    求項2ないし請求項4のいずれかに記載のネットワ−ク
    スキャナ。
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