JP2002044212A - ハンドセット固定構造 - Google Patents
ハンドセット固定構造Info
- Publication number
- JP2002044212A JP2002044212A JP2000230917A JP2000230917A JP2002044212A JP 2002044212 A JP2002044212 A JP 2002044212A JP 2000230917 A JP2000230917 A JP 2000230917A JP 2000230917 A JP2000230917 A JP 2000230917A JP 2002044212 A JP2002044212 A JP 2002044212A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handset
- permanent magnet
- case
- pole side
- magnetic body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ハンドセットの脱落防止に必要な吸着力を得
る。 【解決手段】ハンドセットおよびハンドセット受台を備
え、ハンドセットは、S極側を、ハンドセットケース1
1に向けて配置された第1の永久磁石12およびN極側
をハンドセットケースに向けて配置された第2の永久磁
石13と、第1の永久磁石のN極側と第2の永久磁石の
S極側間に跨設してハンドセットケースに取り付けられ
る第1の磁性体14とを有し、ハンドセット受台は、第
1の永久磁石と相対する位置でN極側を、ハンドセット
受台を構成するハンドセット受台ケース21に向けて配
置された第3の永久磁石22および第2の永久磁石と相
対する位置でS極側をハンドセット受台ケースに向けて
配置された第4の永久磁石23と、第3の永久磁石のS
極側と第4の永久磁石のN極側間に跨設してハンドセッ
ト受台ケースに取り付けられる第2の磁性体24とを有
する。
る。 【解決手段】ハンドセットおよびハンドセット受台を備
え、ハンドセットは、S極側を、ハンドセットケース1
1に向けて配置された第1の永久磁石12およびN極側
をハンドセットケースに向けて配置された第2の永久磁
石13と、第1の永久磁石のN極側と第2の永久磁石の
S極側間に跨設してハンドセットケースに取り付けられ
る第1の磁性体14とを有し、ハンドセット受台は、第
1の永久磁石と相対する位置でN極側を、ハンドセット
受台を構成するハンドセット受台ケース21に向けて配
置された第3の永久磁石22および第2の永久磁石と相
対する位置でS極側をハンドセット受台ケースに向けて
配置された第4の永久磁石23と、第3の永久磁石のS
極側と第4の永久磁石のN極側間に跨設してハンドセッ
ト受台ケースに取り付けられる第2の磁性体24とを有
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドセット固定
構造に係わり、特に、磁力を利用してハンドセットをハ
ンドセット受台に固定するハンドセット固定構造に関す
る。
構造に係わり、特に、磁力を利用してハンドセットをハ
ンドセット受台に固定するハンドセット固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のハンドセット固定構造と
しては、実開平4−116451号公報に示すようなも
のが知られている。
しては、実開平4−116451号公報に示すようなも
のが知られている。
【0003】このハンドセット固定構造は、図4に示す
ように、ハンドセット5と、このハンドセット5が装着
されるハンドセット受台6とを備えている。
ように、ハンドセット5と、このハンドセット5が装着
されるハンドセット受台6とを備えている。
【0004】そして、ハンドセット5の中央部5aのケ
ース内部には、互いに異極性の永久磁石51、52が所
定の間隔をおいて設けられており、また、ハンドセット
受台6の中央部6aのケース内部には、ハンドセット5
の永久磁石51、52と相対する位置に、ハンドセット
5の永久磁石51、52と異なる極性の永久磁石61、
62が設けられている。
ース内部には、互いに異極性の永久磁石51、52が所
定の間隔をおいて設けられており、また、ハンドセット
受台6の中央部6aのケース内部には、ハンドセット5
の永久磁石51、52と相対する位置に、ハンドセット
5の永久磁石51、52と異なる極性の永久磁石61、
62が設けられている。
【0005】ここで、上記の各永久磁石51、52、6
1、62は、接着剤を用いてハンドセットケースやハン
ドセット受台ケースに固定されている。
1、62は、接着剤を用いてハンドセットケースやハン
ドセット受台ケースに固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のハンドセット固定構造においては、接着剤の
劣化によって永久磁石が剥がれ、ひいては、相対する永
久磁石相互間の磁力の利用が困難となり、ハンドセット
がハンドセット受台から脱落するおそれがあった。
うな従来のハンドセット固定構造においては、接着剤の
劣化によって永久磁石が剥がれ、ひいては、相対する永
久磁石相互間の磁力の利用が困難となり、ハンドセット
がハンドセット受台から脱落するおそれがあった。
【0007】また、各永久磁石が独立してハンドセット
ケースやハンドセット受台ケース内に配設されているこ
とから、各永久磁石の磁極からでる磁力線の一部が各永
久磁石の内部を逆向きに、すなわち、N極からS極に向
かって通り、これによって各永久磁石の磁化の強さがい
わゆる自己減磁力によって弱まり、ひいては、ハンドセ
ットがハンドセット受台から脱落するおそれがあった。
ケースやハンドセット受台ケース内に配設されているこ
とから、各永久磁石の磁極からでる磁力線の一部が各永
久磁石の内部を逆向きに、すなわち、N極からS極に向
かって通り、これによって各永久磁石の磁化の強さがい
わゆる自己減磁力によって弱まり、ひいては、ハンドセ
ットがハンドセット受台から脱落するおそれがあった。
【0008】このため、かかるハンドセットの脱落を防
止するためには、ハンドセットケースやハンドセット受
台ケース内に、強力な永久磁石や大型の永久磁石若しく
は多数の永久磁石を用いなければならないが、かかる強
力な永久磁石や大型の永久磁石を用いたハンドセット構
造においては、ハンドセットやハンドセット受台が重く
なり、また、コストアップになるという難点があった。
一方、強力な永久磁石や大型の永久磁石に替えて、多数
の永久磁石を用いるものにおいては、ハンドセットケー
スやハンドセット受台ケースに対する永久磁石の取付け
が煩雑になるという難点があった。
止するためには、ハンドセットケースやハンドセット受
台ケース内に、強力な永久磁石や大型の永久磁石若しく
は多数の永久磁石を用いなければならないが、かかる強
力な永久磁石や大型の永久磁石を用いたハンドセット構
造においては、ハンドセットやハンドセット受台が重く
なり、また、コストアップになるという難点があった。
一方、強力な永久磁石や大型の永久磁石に替えて、多数
の永久磁石を用いるものにおいては、ハンドセットケー
スやハンドセット受台ケースに対する永久磁石の取付け
が煩雑になるという難点があった。
【0009】本発明は、このような難点を解決するため
になされたもので、接着剤を用いず、また、強力な永久
磁石や大型の永久磁石若しくは多数の永久磁石を用いな
くとも、ハンドセットの脱落防止に必要な吸着力が得ら
れるハンドセット固定構造を提供することを目的として
いる。
になされたもので、接着剤を用いず、また、強力な永久
磁石や大型の永久磁石若しくは多数の永久磁石を用いな
くとも、ハンドセットの脱落防止に必要な吸着力が得ら
れるハンドセット固定構造を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明のハンドセット固定構造は、ハンドセッ
トおよびハンドセットが装着されるハンドセット受台を
備え、ハンドセットは、極性がS極側を、ハンドセット
を構成するハンドセットケースに向けて配置された第1
の永久磁石および極性がN極側をハンドセットケースに
向けて配置された第2の永久磁石と、第1の永久磁石の
N極側と第2の永久磁石のS極側間に跨設してハンドセ
ットケースに取り付けられる第1の磁性体とを有し、ハ
ンドセット受台は、第1の永久磁石と相対する位置で極
性がN極側を、ハンドセット受台を構成するハンドセッ
ト受台ケースに向けて配置された第3の永久磁石および
第2の永久磁石と相対する位置で極性がS極側をハンド
セット受台ケースに向けて配置された第4の永久磁石
と、第3の永久磁石のS極側と第4の永久磁石のN極側
間に跨設してハンドセット受台ケースに取り付けられる
第2の磁性体とを有することを特徴としている。
るため、本発明のハンドセット固定構造は、ハンドセッ
トおよびハンドセットが装着されるハンドセット受台を
備え、ハンドセットは、極性がS極側を、ハンドセット
を構成するハンドセットケースに向けて配置された第1
の永久磁石および極性がN極側をハンドセットケースに
向けて配置された第2の永久磁石と、第1の永久磁石の
N極側と第2の永久磁石のS極側間に跨設してハンドセ
ットケースに取り付けられる第1の磁性体とを有し、ハ
ンドセット受台は、第1の永久磁石と相対する位置で極
性がN極側を、ハンドセット受台を構成するハンドセッ
ト受台ケースに向けて配置された第3の永久磁石および
第2の永久磁石と相対する位置で極性がS極側をハンド
セット受台ケースに向けて配置された第4の永久磁石
と、第3の永久磁石のS極側と第4の永久磁石のN極側
間に跨設してハンドセット受台ケースに取り付けられる
第2の磁性体とを有することを特徴としている。
【0011】本発明のハンドセット固定構造によれば、
ハンドセットケースに取り付けられた第1の磁性体に、
第1、第2の永久磁石を磁力による吸引力によって固定
でき、また、ハンドセット受台ケースに取り付けられた
第2の磁性体に、第3、第4の永久磁石を磁力による吸
引力によって固定することができる。更に、第1の永久
磁石のN極側と第2の永久磁石のS極側間に第1の磁性
体が跨設されて第1、第2の永久磁石と一体で閉磁回路
が形成され、また、第3の永久磁石のS極側と第4の永
久磁石のN極側間に第2の磁性体が跨設されて第3、第
4の永久磁石と一体で閉磁回路が形成されていることか
ら、各永久磁石の磁化の強さがいわゆる自己減磁力によ
って弱まるおそれがなくなり、ひいては、ハンドセット
がハンドセット受台から脱落するおそれもなくなる。
ハンドセットケースに取り付けられた第1の磁性体に、
第1、第2の永久磁石を磁力による吸引力によって固定
でき、また、ハンドセット受台ケースに取り付けられた
第2の磁性体に、第3、第4の永久磁石を磁力による吸
引力によって固定することができる。更に、第1の永久
磁石のN極側と第2の永久磁石のS極側間に第1の磁性
体が跨設されて第1、第2の永久磁石と一体で閉磁回路
が形成され、また、第3の永久磁石のS極側と第4の永
久磁石のN極側間に第2の磁性体が跨設されて第3、第
4の永久磁石と一体で閉磁回路が形成されていることか
ら、各永久磁石の磁化の強さがいわゆる自己減磁力によ
って弱まるおそれがなくなり、ひいては、ハンドセット
がハンドセット受台から脱落するおそれもなくなる。
【0012】また、本発明のハンドセット固定構造は、
ハンドセットおよびハンドセットが装着されるハンドセ
ット受台を備え、ハンドセットおよびハンドセット受台
の一方は、極性がS極側をケースに向けて配置された第
5の永久磁石および極性がN極側をケースに向けて配置
された第6の永久磁石と、第5の永久磁石のN極側と第
6の永久磁石のS極側間に跨設してケースに取り付けら
れる第3の磁性体とを有し、ハンドセットおよびハンド
セット受台の他方は、第5の永久磁石と相対する位置お
よび第6の永久磁石と相対する位置に配置された第4の
磁性体を有することを特徴としている。
ハンドセットおよびハンドセットが装着されるハンドセ
ット受台を備え、ハンドセットおよびハンドセット受台
の一方は、極性がS極側をケースに向けて配置された第
5の永久磁石および極性がN極側をケースに向けて配置
された第6の永久磁石と、第5の永久磁石のN極側と第
6の永久磁石のS極側間に跨設してケースに取り付けら
れる第3の磁性体とを有し、ハンドセットおよびハンド
セット受台の他方は、第5の永久磁石と相対する位置お
よび第6の永久磁石と相対する位置に配置された第4の
磁性体を有することを特徴としている。
【0013】本発明のハンドセット固定構造によれば、
ケースに取り付けられた第3の磁性体に、第5、第6の
永久磁石を磁力による吸引力によって固定でき、また、
第5の永久磁石のN極側と第6の永久磁石のS極側間に
第3の磁性体が跨設されて第5、第6の永久磁石と一体
で閉磁回路が形成されていることから、各永久磁石の磁
化の強さがいわゆる自己減磁力によって弱まるおそれが
なくなり、ひいては、ハンドセットがハンドセット受台
から脱落するおそれもなくなる。
ケースに取り付けられた第3の磁性体に、第5、第6の
永久磁石を磁力による吸引力によって固定でき、また、
第5の永久磁石のN極側と第6の永久磁石のS極側間に
第3の磁性体が跨設されて第5、第6の永久磁石と一体
で閉磁回路が形成されていることから、各永久磁石の磁
化の強さがいわゆる自己減磁力によって弱まるおそれが
なくなり、ひいては、ハンドセットがハンドセット受台
から脱落するおそれもなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のハンドセット固定
構造を適用した好ましい実施の形態例について、図面を
参照して詳述する。
構造を適用した好ましい実施の形態例について、図面を
参照して詳述する。
【0015】図1は、本発明のハンドセット固定構造の
側面図、図2は、図1に示すA部の拡大断面図を示して
いる。図1において、本発明のハンドセット固定構造
は、ハンドセット1と、このハンドセット1が装着され
るハンドセット受台2とを備えている。
側面図、図2は、図1に示すA部の拡大断面図を示して
いる。図1において、本発明のハンドセット固定構造
は、ハンドセット1と、このハンドセット1が装着され
るハンドセット受台2とを備えている。
【0016】ハンドセット1は、図2に示すように、プ
ラスチック材料から成るハンドセットケース11を備え
ており、このハンドセットケース11の中央部11aの
内側には、ハンドセットケース11の内部空間に向かっ
て円柱状の第1のボス部11bが立設されている。ま
た、このハンドセットケース11の内側には、極性がS
極側をハンドセットケース11に向けて配置された第1
の永久磁石12と、極性がN極側をハンドセットケース
11に向けて配置された第2の永久磁石13とが、第1
のボス部11bを挟んで配設されている。ここで、第1
のボス部11bの高さと、第1、第2の永久磁石12、
13の長さは同等の寸法とされている。
ラスチック材料から成るハンドセットケース11を備え
ており、このハンドセットケース11の中央部11aの
内側には、ハンドセットケース11の内部空間に向かっ
て円柱状の第1のボス部11bが立設されている。ま
た、このハンドセットケース11の内側には、極性がS
極側をハンドセットケース11に向けて配置された第1
の永久磁石12と、極性がN極側をハンドセットケース
11に向けて配置された第2の永久磁石13とが、第1
のボス部11bを挟んで配設されている。ここで、第1
のボス部11bの高さと、第1、第2の永久磁石12、
13の長さは同等の寸法とされている。
【0017】次に、第1、第2の永久磁石12、13の
他端部間、すなわち、第1の永久磁石12極性がN極側
と、第2の永久磁石13の極性がS極側との間には、鉄
板等から成る板状の第1の磁性体14が跨設されてお
り、この第1の磁性体14は、第1のリベット15を介
して第1のボス部11bにリベット止めされている。こ
れにより、第1、第2の永久磁石12、13は、吸引力
により、第1の磁性体14の下面に所定の間隔を有して
吸着・固定されることになる。
他端部間、すなわち、第1の永久磁石12極性がN極側
と、第2の永久磁石13の極性がS極側との間には、鉄
板等から成る板状の第1の磁性体14が跨設されてお
り、この第1の磁性体14は、第1のリベット15を介
して第1のボス部11bにリベット止めされている。こ
れにより、第1、第2の永久磁石12、13は、吸引力
により、第1の磁性体14の下面に所定の間隔を有して
吸着・固定されることになる。
【0018】一方、ハンドセット受台2は、プラスチッ
ク材料から成るハンドセット受台ケース21を備えてお
り、このハンドセット受台ケース21の中央部21a、
すなわち、ハンドセットケース11の中央部11aと対
向する部分の内側には、ハンドセット受台ケース21の
内部空間に向かって円柱状の第2のボス部21bが立設
されている。また、このハンドセット受台ケース21の
内側には、極性がN極側をハンドセット受台ケース21
に向けて配置された第3の永久磁石22と、極性がS極
側をハンドセット受台ケース21に向けて配置された第
4の永久磁石23とが、第2のボス部21bを挟んで配
設されている。ここで、第2のボス部21bの高さと、
第3、第4の永久磁石22、23の長さは同等の寸法と
されている。
ク材料から成るハンドセット受台ケース21を備えてお
り、このハンドセット受台ケース21の中央部21a、
すなわち、ハンドセットケース11の中央部11aと対
向する部分の内側には、ハンドセット受台ケース21の
内部空間に向かって円柱状の第2のボス部21bが立設
されている。また、このハンドセット受台ケース21の
内側には、極性がN極側をハンドセット受台ケース21
に向けて配置された第3の永久磁石22と、極性がS極
側をハンドセット受台ケース21に向けて配置された第
4の永久磁石23とが、第2のボス部21bを挟んで配
設されている。ここで、第2のボス部21bの高さと、
第3、第4の永久磁石22、23の長さは同等の寸法と
されている。
【0019】次に、第3、第4の永久磁石22、23の
他端部間、すなわち、第3の永久磁石22の極性がS極
側と、第4の永久磁石23の極性がN極側との間には、
鉄板等から成る板状の第2の磁性体24が跨設されてお
り、この第2の磁性体14は、第2のリベット25を介
して第2のボス部21bにリベット止めされている。こ
れにより、第3、第4の永久磁石22、23は、吸引力
により、第2の磁性体14の上面に所定の間隔を有して
吸着・固定されることになる。
他端部間、すなわち、第3の永久磁石22の極性がS極
側と、第4の永久磁石23の極性がN極側との間には、
鉄板等から成る板状の第2の磁性体24が跨設されてお
り、この第2の磁性体14は、第2のリベット25を介
して第2のボス部21bにリベット止めされている。こ
れにより、第3、第4の永久磁石22、23は、吸引力
により、第2の磁性体14の上面に所定の間隔を有して
吸着・固定されることになる。
【0020】このようなハンドセット固定構造において
は、ハンドセット1がハンドセット受台2に載置される
と、第1の永久磁石12と第3の永久磁石22とが互い
に吸着し、また、第2の永久磁石13と第4の永久磁石
23とが互いに吸着することから、両者を固定すること
ができ、また、ハンドセットケース11やハンドセット
受台ケース21に、第1、第2の磁性体14、24が固
定されており、これらの第1、第2の磁性体14、24
に、第1,第2の永久磁石12、13や第3,第4の永
久磁石22、23が吸引力によって所定位置に固定され
ることから、従来のハンドセット固定構造のように、接
着剤を用いずに各永久磁石を所定位置に固定することが
できる。また、第1、第4の永久磁石12、23のN極
側と第2、第3の永久磁石13、22のS極側間に、そ
れぞれ、第1、第2の磁性体14、24が跨設されて第
1、第2の永久磁石や第3、第4の永久磁石と一体でそ
れぞれ閉磁回路が形成されていることから、各永久磁石
の磁化の強さがいわゆる自己減磁力によって弱まるおそ
れがなくなり、ひいては、ハンドセット1がハンドセッ
ト受台2から脱落するおそれもなくなる。
は、ハンドセット1がハンドセット受台2に載置される
と、第1の永久磁石12と第3の永久磁石22とが互い
に吸着し、また、第2の永久磁石13と第4の永久磁石
23とが互いに吸着することから、両者を固定すること
ができ、また、ハンドセットケース11やハンドセット
受台ケース21に、第1、第2の磁性体14、24が固
定されており、これらの第1、第2の磁性体14、24
に、第1,第2の永久磁石12、13や第3,第4の永
久磁石22、23が吸引力によって所定位置に固定され
ることから、従来のハンドセット固定構造のように、接
着剤を用いずに各永久磁石を所定位置に固定することが
できる。また、第1、第4の永久磁石12、23のN極
側と第2、第3の永久磁石13、22のS極側間に、そ
れぞれ、第1、第2の磁性体14、24が跨設されて第
1、第2の永久磁石や第3、第4の永久磁石と一体でそ
れぞれ閉磁回路が形成されていることから、各永久磁石
の磁化の強さがいわゆる自己減磁力によって弱まるおそ
れがなくなり、ひいては、ハンドセット1がハンドセッ
ト受台2から脱落するおそれもなくなる。
【0021】図3は、本発明の他の実施例に係るハンド
セット固定構造の要部拡大断面図を示している。なお、
同図において、図1および図2と共通する部分には同一
の符号が付されている。図3において、先ず、ハンドセ
ット1(図1参照)は、図2に示す実施例と同様に、ハ
ンドセットケース11を備えており、このハンドセット
ケース11の中央部11aの内側には、ハンドセットケ
ース11の内部空間に向かって円柱状の第1のボス部1
1bが立設され、また、このハンドセットケース11の
内側には、極性がS極側をハンドセットケース11に向
けて配置された第5の永久磁石3と、極性がN極側をハ
ンドセットケース11に向けて配置された第6の永久磁
石4とが、第1のボス部11bを挟んで配設されてい
る。また、第5の永久磁石3の極性がN極側と、第6の
永久磁石4の極性がS極側との間には、鉄板等から成る
板状の第3の磁性体27が跨設されており、この第3の
磁性体27は、第1のリベット15を介して第1のボス
部11bにリベット止めされている。
セット固定構造の要部拡大断面図を示している。なお、
同図において、図1および図2と共通する部分には同一
の符号が付されている。図3において、先ず、ハンドセ
ット1(図1参照)は、図2に示す実施例と同様に、ハ
ンドセットケース11を備えており、このハンドセット
ケース11の中央部11aの内側には、ハンドセットケ
ース11の内部空間に向かって円柱状の第1のボス部1
1bが立設され、また、このハンドセットケース11の
内側には、極性がS極側をハンドセットケース11に向
けて配置された第5の永久磁石3と、極性がN極側をハ
ンドセットケース11に向けて配置された第6の永久磁
石4とが、第1のボス部11bを挟んで配設されてい
る。また、第5の永久磁石3の極性がN極側と、第6の
永久磁石4の極性がS極側との間には、鉄板等から成る
板状の第3の磁性体27が跨設されており、この第3の
磁性体27は、第1のリベット15を介して第1のボス
部11bにリベット止めされている。
【0022】一方、ハンドセット受台2(図1参照)
は、プラスチック材料から成るハンドセット受台ケース
21を備えており、このハンドセット受台ケース21の
ハンドセットケース11の中央部21aと対向する部分
の内側には、ハンドセット受台ケース21の内部に向か
って第2のボス部21bが立設されている。また、この
ハンドセット受台ケース21の内側には、凹状の第4の
磁性体26が、第1の脚部26aを第5の永久磁石3と
相対する位置に、第2の脚部26bを第6の永久磁石4
と相対する位置に向けて、かつ、第1、第2の脚部26
a、26b間に第2のボス部21bが位置する如くして
配設されている。しかして、第4の磁性体26の架橋部
分21cの中央部は、第2のリベット25を介して第2
のボス部21bにリベット止めされている。
は、プラスチック材料から成るハンドセット受台ケース
21を備えており、このハンドセット受台ケース21の
ハンドセットケース11の中央部21aと対向する部分
の内側には、ハンドセット受台ケース21の内部に向か
って第2のボス部21bが立設されている。また、この
ハンドセット受台ケース21の内側には、凹状の第4の
磁性体26が、第1の脚部26aを第5の永久磁石3と
相対する位置に、第2の脚部26bを第6の永久磁石4
と相対する位置に向けて、かつ、第1、第2の脚部26
a、26b間に第2のボス部21bが位置する如くして
配設されている。しかして、第4の磁性体26の架橋部
分21cの中央部は、第2のリベット25を介して第2
のボス部21bにリベット止めされている。
【0023】図3に示す実施例に係るハンドセット固定
構造においては、ハンドセットがハンドセット受台に載
置されると、第5の永久磁石3が第4の磁性体26の第
1の脚部26aに吸着し、また、第5の永久磁石4が第
4の磁性体26の第2の脚部26bに吸着することか
ら、両者を固定することができ、また、第5、第6の永
久磁石3、4は、図2に示す実施例と同様に、第3の磁
性体27に吸着されることから、接着剤を用いることな
く、ハンドセットケース11に各永久磁石3、4を取り
付けることができる。更に、第5、第6の永久磁石の磁
化の強さは、図2に示す実施例と同様に、いわゆる自己
減磁力によって弱まるおそれがないことから、ハンドセ
ットがハンドセット受台から脱落するおそれもなくな
る。
構造においては、ハンドセットがハンドセット受台に載
置されると、第5の永久磁石3が第4の磁性体26の第
1の脚部26aに吸着し、また、第5の永久磁石4が第
4の磁性体26の第2の脚部26bに吸着することか
ら、両者を固定することができ、また、第5、第6の永
久磁石3、4は、図2に示す実施例と同様に、第3の磁
性体27に吸着されることから、接着剤を用いることな
く、ハンドセットケース11に各永久磁石3、4を取り
付けることができる。更に、第5、第6の永久磁石の磁
化の強さは、図2に示す実施例と同様に、いわゆる自己
減磁力によって弱まるおそれがないことから、ハンドセ
ットがハンドセット受台から脱落するおそれもなくな
る。
【0024】なお、図3の実施例においては、ハンドセ
ットケース11に、第5、第6の永久磁石3、4を配設
し、ハンドセット受台ケース21に第4の磁性体26を
配設した場合について述べているが、ハンドセット受台
ケース21に、第5、第6の永久磁石3、4を配設し、
ハンドセットケース11に第3の磁性体を配設しても良
い。また、第4の磁性体26は、凹状の一体物に限定さ
れず、分割された磁性体でもよい。
ットケース11に、第5、第6の永久磁石3、4を配設
し、ハンドセット受台ケース21に第4の磁性体26を
配設した場合について述べているが、ハンドセット受台
ケース21に、第5、第6の永久磁石3、4を配設し、
ハンドセットケース11に第3の磁性体を配設しても良
い。また、第4の磁性体26は、凹状の一体物に限定さ
れず、分割された磁性体でもよい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるハンドセット固定構造によれば、接着剤を用いず
に各永久磁石を所定位置に固定することができ、また、
各永久磁石の磁化の強さがいわゆる自己減磁力によって
弱まるおそれがないことから、強力な永久磁石や大型の
永久磁石若しくは多数の永久磁石を用いなくとも、ハン
ドセットの脱落防止に必要な吸着力が得られる。
によるハンドセット固定構造によれば、接着剤を用いず
に各永久磁石を所定位置に固定することができ、また、
各永久磁石の磁化の強さがいわゆる自己減磁力によって
弱まるおそれがないことから、強力な永久磁石や大型の
永久磁石若しくは多数の永久磁石を用いなくとも、ハン
ドセットの脱落防止に必要な吸着力が得られる。
【図1】本発明のハンドセット固定構造の側面図。
【0026】
【図2】図1に示すA部拡大断面図。
【0027】
【図3】本発明の他の実施例に係るハンドセット固定構
造の要部拡大断面図。
造の要部拡大断面図。
【0028】
【図4】従来のハンドセット固定構造の側面図。
11・・・・・ハンドセットケース 12・・・・・第1の永久磁石 13・・・・・第2の永久磁石 14・・・・・第1の磁性体 21・・・・・ハンドセット受台ケース 22・・・・・第3の永久磁石 23・・・・・第4の永久磁石 24・・・・・第2の磁性体
Claims (2)
- 【請求項1】ハンドセット(1)および前記ハンドセット
が装着されるハンドセット受台(2)を備え、 前記ハンドセットは、極性がS極側を、前記ハンドセッ
トを構成するハンドセットケース(11)に向けて配置
された第1の永久磁石(12)および極性がN極側を前
記ハンドセットケースに向けて配置された第2の永久磁
石(13)と、前記第1の永久磁石のN極側と前記第2
の永久磁石のS極側間に跨設して前記ハンドセットケー
スに取り付けられる第1の磁性体(14)とを有し、 前記ハンドセット受台は、前記第1の永久磁石と相対す
る位置で極性がN極側を、前記ハンドセット受台を構成
するハンドセット受台ケース(21)に向けて配置され
た第3の永久磁石(22)および前記第2の永久磁石と
相対する位置で極性がS極側を前記ハンドセット受台ケ
ースに向けて配置された第4の永久磁石(23)と、前
記第3の永久磁石のS極側と前記第4の永久磁石のN極
側間に跨設して前記ハンドセット受台ケースに取り付け
られる第2の磁性体(24)とを有することを特徴とす
るハンドセット固定構造。 - 【請求項2】ハンドセット(1)および前記ハンドセット
が装着されるハンドセット受台(2)を備え、 前記ハンドセットおよび前記ハンドセット受台の一方
は、極性がS極側をケース(11、21)に向けて配置
された第5の永久磁石(3)および極性がN極側を前記
ケースに向けて配置された第6の永久磁石(4)と、前
記第5の永久磁石のN極側と前記第6の永久磁石のS極
側間に跨設して前記ケースに取り付けられる第3の磁性
体(27)とを有し、 前記ハンドセットおよび前記ハンドセット受台の他方
は、前記第5の永久磁石と相対する位置および前記第6
の永久磁石と相対する位置に配置された第4の磁性体
(26)を有することを特徴とするハンドセット固定構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000230917A JP2002044212A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | ハンドセット固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000230917A JP2002044212A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | ハンドセット固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002044212A true JP2002044212A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18723812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000230917A Pending JP2002044212A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | ハンドセット固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002044212A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102856945A (zh) * | 2011-06-27 | 2013-01-02 | 赫德普罗有限公司 | 便携电话的电池充电装置 |
-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000230917A patent/JP2002044212A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102856945A (zh) * | 2011-06-27 | 2013-01-02 | 赫德普罗有限公司 | 便携电话的电池充电装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8766494B2 (en) | Linear vibrator | |
TWI265380B (en) | Lithographic projection apparatus | |
AU2002331719A1 (en) | Permanent magnet turbo-generator having magnetic bearings | |
EP1378920A4 (en) | MAGNETIC FIELD GENERATOR | |
JP2011502879A (ja) | 携帯電子機器の特に車内での支持のためのマグネット装置 | |
AU2001262865A1 (en) | Vibrator for boneconducted hearing aids | |
JP2002325421A5 (ja) | ||
DE59712977D1 (de) | Lautsprecher | |
JP2002044212A (ja) | ハンドセット固定構造 | |
ATE489714T1 (de) | Elektromagnetische antriebsvorrichtung | |
EP1156700A3 (en) | Electroacoustic transducer | |
EP1137032A3 (en) | Magnetic switch | |
JP3041721U (ja) | 折り畳み経机 | |
EP1542243A3 (en) | Magnetic circuit with opposing permanent magnets | |
JP2004266903A (ja) | リニア振動アクチュエータ | |
JP4270472B1 (ja) | マグネットホルダー | |
EP1265105A3 (en) | Lithographic apparatus and device manufacturing method | |
EP1542244A3 (en) | Magnetic circuit with opposing permanent magnets and method for adjusting magnetic field thereof | |
DE60226834D1 (de) | Offener Hochfeld-MRI-Magnet mit reduzierter Vibration | |
JP3079812U (ja) | 磁気ブロック | |
KR100630958B1 (ko) | 디스플레이지지장치 | |
JPH0229682Y2 (ja) | ||
JPS6399506A (ja) | 物品の固定構造 | |
ATE418812T1 (de) | Permanentmagneterregte gleichstrommaschine, insbesondere gleichstrommotor | |
CA2108157A1 (en) | Permanent magnet assembly |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090310 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090707 |