JP2002044048A - Ofdm送信装置及びofdm受信装置 - Google Patents

Ofdm送信装置及びofdm受信装置

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JP2002044048A
JP2002044048A JP2000225160A JP2000225160A JP2002044048A JP 2002044048 A JP2002044048 A JP 2002044048A JP 2000225160 A JP2000225160 A JP 2000225160A JP 2000225160 A JP2000225160 A JP 2000225160A JP 2002044048 A JP2002044048 A JP 2002044048A
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signal
ofdm
frequency
subcarriers
transmission
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JP2000225160A
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Mitsuru Uesugi
充 上杉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DCオフセット及びキャリアリークによ
るビット誤り率の劣化及び信号の伝送効率の劣化を防止
すること。 【解決手段】 送信データをS/P変換器101で並列
信号に変換し、IFFT器102でIFFT処理し、P
/S変換器103で直列信号に変換し、周波数変調器1
04でOFDM信号を構成するサブキャリアのうち送信
信号が割り当てられたサブキャリアを直流成分発生領域
以外に配置するようにOFDM信号を周波数変調周波数
変調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル移動体
通信システムに用いられる通信装置に関し、特に、OF
DM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)
方式を用いたOFDM通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】伝送速度の高い無線通信を行う場合に
は、シンボル周期が短くなるのに伴い、マルチパス遅延
波の影響が大きくなり受信信号品質は劣化する。このマ
ルチパス遅延波による受信信号品質の劣化に対しては、
マルチキャリア変調を行うことが有効である。マルチキ
ャリア変調ではIFFT(逆離散フーリエ変換:Invers
eFast Fourier Transform)回路を用いて複数の直交関
係にあるサブキャリアを一括変調して多重するOFDM
変調方式が代表的である。
【0003】OFDM変調方式では、DCに配置された
サブキャリアに送信側のD/A変換器等のアナログ回路
で発生するDCオフセットが重畳されるので、伝送信号
のビット誤り率が劣化するという問題がある。この問題
は、受信側におけるA/D変換器等のアナログ回路にお
いても同様に生じる。また、ベースバンド信号に乗算す
る高周波の搬送波が空間等に漏れるキャリアリークが発
生し、この空間等に漏れた搬送波が直交変調器に入力さ
れてDCに配置されたサブキャリアに歪みが生じること
により、伝送信号のビット誤り率が劣化するという問題
もある。用語の定義として、OFDM変調方式における
ベースバンド信号の0Hzの位置をDCという。
【0004】これらの問題に対しては、例えば特開平1
1−205176号公報で「マルチキャリア変調装置」
が提案されている。上記特開平11−205176号公
報に記載の装置は、DCにサブキャリアを配置しないこ
とにより、アナログ回路におけるDCオフセット及びキ
ャリアリークの影響を回避するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のOFDM変調方
式においては、DCはベースバンド信号の周波数帯域の
中央(0Hz)に位置するので、帯域制限による品質の劣
化が最も少ない成分であり、最も伝送品質がよい。しか
しながら、従来のDCにサブキャリアを配置しないOF
DM変調方式では、信号の伝送にDCを使用しないの
で、信号の伝送効率が低下するという問題がある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、DCオフセット及びキャリアリークによるビット
誤り率の劣化及び信号の伝送効率の劣化を防止するOF
DM送信装置及びOFDM受信装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のOFDM送信装
置は、送信信号を周波数分割多重処理することによりO
FDM信号を生成する生成手段と、前記OFDM信号を
構成するサブキャリアのうち送信信号が割り当てられた
サブキャリアを直流成分発生領域以外に配置するように
OFDM信号を周波数変調する周波数変調手段と、を具
備する構成を採る。
【0008】この構成によれば、OFDM信号を周波数
変調して、信号が割り当てられたサブキャリアを直流成
分発生領域以外に配置したので、信号が割り当てられた
サブキャリアが歪まない。したがって、DCオフセット
及びキャリアリークによるビット誤り率の劣化を防ぐこ
とができる。
【0009】本発明のOFDM送信装置は、上記OFD
M送信装置において、周波数変調手段が、OFDM信号
のガードバンドに含まれるサブキャリアのいずれか一つ
を直流成分発生領域に配置する構成を採る。
【0010】この構成によれば、OFDM信号をアナロ
グ回路に入力する前に周波数変調して、信号が割り当て
られたサブキャリアを直流成分発生領域以外に配置した
ので、アナログ回路において発生するDCオフセット及
びキャリアリークによっては信号が割り当てられたサブ
キャリアが歪まない。したがって、DCオフセット及び
キャリアリークによるビット誤り率の劣化を防ぐことが
できる。
【0011】本発明のOFDM送信装置は、上記OFD
M送信装置において、周波数変調手段は、アナログ回路
に入力する前にOFDM信号を周波数変調する構成を採
る。
【0012】この構成によれば、ガードバンドに含まれ
るサブキャリアを直流成分発生領域に配置するように周
波数変調したので、復調の際のサンプリング数を少なく
抑えることができる。
【0013】本発明のOFDM受信装置は、複数のサブ
キャリアが多重されたOFDM信号を通信相手から受信
する受信手段と、前記OFDM信号を構成するサブキャ
リアのうち送信信号が割り当てられたサブキャリアを直
流成分発生領域以外に配置するようにOFDM信号を周
波数変調する周波数変調手段と、を具備する構成を採
る。
【0014】この構成によれば、OFDM信号を周波数
変調して、信号が割り当てられたサブキャリアを直流成
分発生領域以外に配置したので、信号が割り当てられた
サブキャリアが歪まない。したがって、樹脂側における
DCオフセットによるビット誤り率の劣化を防ぐことが
できる。
【0015】本発明のOFDM受信装置は、上記OFD
M送信装置から送信された信号を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した受信信号を構成するサブキャリ
アのうち送信信号が割り当てられたサブキャリアを直流
成分発生領域以外に配置するように前記受信信号を周波
数変調する周波数変調手段と、を具備する構成を採る。
【0016】この構成によれば、送信側におけるDCオ
フセット及びキャリアリークによるビット誤り率の劣化
を防ぐことができるとともに、受信側におけるDCオフ
セットによるビット誤り率の劣化を防ぐこともできる。
【0017】本発明のOFDM送信方法は、送信信号を
周波数分割多重処理することによりOFDM信号を生成
し、前記OFDM信号を構成するサブキャリアのうち送
信信号が割り当てられたサブキャリアを直流成分発生領
域以外に配置するようにOFDM信号を周波数変調する
ようにした。
【0018】この方法によれば、OFDM信号を周波数
変調して、信号が割り当てられたサブキャリアを直流成
分発生領域以外に配置したので、信号が割り当てられた
サブキャリアが歪まない。したがって、DCオフセット
及びキャリアリークによるビット誤り率の劣化を防ぐこ
とができる。
【0019】本発明の無線通信方法は、送信側では、送
信信号を周波数分割多重処理することによりOFDM信
号を生成し、前記OFDM信号を構成するサブキャリア
のうち送信信号が割り当てられたサブキャリアを直流成
分発生領域以外に配置するようにOFDM信号を周波数
変調して無線送信し、受信側では、送信側より送信され
た信号を受信し、受信信号を構成するサブキャリアのう
ち送信信号が割り当てられたサブキャリアを直流成分発
生領域以外に配置するように前記受信信号を周波数変調
するようにした。
【0020】この方法によれば、送信側におけるDCオ
フセット及びキャリアリークによるビット誤り率の劣化
を防ぐことができるとともに、受信側におけるDCオフ
セットによるビット誤り率の劣化を防ぐこともできる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明者は、周波数分割多重処理
により生成されるOFDM信号は一定の周波数帯域(有
効シンボル帯域)を有しているため、有効シンボル帯域
外に配置されたサブキャリアには送信信号が割り当てら
れないことに着目し、この有効シンボル帯域外に配置さ
れたサブキャリアにDCオフセットやキャリアリークに
よる歪みが生じてもビット誤り率及び伝送効率は劣化し
ないことを見出して本発明をするに至った。
【0022】すなわち、本発明の骨子は、送信信号が割
り当てられたサブキャリアを直流成分発生領域以外に配
置するように、すなわち、送信信号が割り当てられなか
ったサブキャリアを直流成分発生領域に配置するように
OFDM信号を周波数変調することにより、DCオフセ
ット及びキャリアリークによるビット誤り率の劣化を防
ぐことである。
【0023】ところで、OFDM変調方式においては、
マルチパスによる遅延波の影響を軽減するために有効シ
ンボル帯域に隣接する帯域にガードバンドが設けられて
いる。このガードバンドに含まれるサブキャリアには送
信信号が割り当てられないため、ガードバンドの中で有
効帯域内の信号と直交する周波数位置に線スペクトルが
重畳されてもビット誤り率は劣化しない。一方、OFD
M信号の復調はDCを中心とした一定領域の信号をサン
プリングして行うため、信号が割り当てられたサブキャ
リアがDCから遠い位置に周波数変調されるほど復調す
る際のサンプリング数が増える。したがって本発明にお
いては、送信信号が割り当てられたサブキャリアを直流
成分発生領域のすぐ外側の周波数帯域へ周波数変調する
ことで、復調の際のサンプリング数を減らして処理負担
を軽減することもできる。この周波数変調は、ガードバ
ンドに含まれるサブキャリアをDCに配置するように周
波数変調することにより実現することができる。すなわ
ち、本発明においては、ガードバンドに配置されたサブ
キャリアが直流成分発生領域に配置されるようにベース
バンド信号を周波数変調する手段が好適である。
【0024】以下の各実施の形態においては、ガードバ
ンドに含まれるサブキャリアがDCに配置されるように
OFDM信号を周波数変調する例について説明する。
【0025】(実施の形態1)実施の形態1は、送信側
のA/D変換器等のアナログ回路で加わるDCオフセッ
ト及びキャリアリークによるビット誤り率及び伝送効率
の劣化を防止する例である。
【0026】図1は、本発明の実施の形態1に係るOF
DM送信装置の構成を示すブロック図である。図1は、
情報伝送に5つのサブキャリアを用いる場合の回路構成
例である。この図において、OFDM送信装置は、送信
データをS/P変換器101で並列信号に変換し、IF
FT器102でIFFT(逆離散フーリエ変換)処理
し、P/S変換器103で直列信号に変換し、周波数変
調器104で周波数変調し、D/A変換器105でディ
ジタル・アナログ変換し、直交変調器106で直交変調
し、アンテナ107から送信する。周波数変調器104
〜直交変調器106については後に詳述する。なお、I
FFT器102は、S/P変換器101より出力された
並列信号に対してその送信信号に固有のサブキャリアを
割り当てるとともに、信号を割り当てるサブキャリアに
隣接する帯域に送信信号を割り当てないサブキャリアを
配置してガードバンドを形成する。
【0027】用語の定義として、送信データをS/P変
換器101で並列信号に変換し、IFFT器102でI
FFT(逆離散フーリエ変換)処理し、P/S変換器1
03で直列信号に変換する処理をまとめて周波数分割多
重処理という。また、周波数多重分割処理を施された信
号をOFDM信号という。
【0028】図2は、図1のOFDM送信装置と無線通
信を行うOFDM受信装置の構成を示すブロック図であ
る。この図において、OFDM受信装置は、アンテナ2
01から受信した受信信号を直交検波器202で直交検
波し、A/D変換器203でアナログ・ディジタル変換
し、S/P変換器204で並列信号に変換し、FFT器
205でFFT(Fast Fourier Transform)処理し、P
/S変換器206で直列信号に変換し、復調器207で
復調して受信データを得る。
【0029】次に、以上のように構成されたOFDM送
信装置及びOFDM受信装置の動作について説明する。
送信データは、S/P変換器101で並列信号に変換さ
れ、IFFT器102でIFFT処理され、P/S変換
器103で直列信号に変換されて周波数変調器104に
出力される。
【0030】ここで、OFDM信号に付加されるDCオ
フセット及びキャリアリーク成分について説明する。図
3は、OFDM信号のスペクトルを表す図である。図3
(a)は周波数変調器104に入力されるOFDM信号
のスペクトルであり、図3(b)はD/A変換器105
においてDCオフセットが付加され、直交変調器106
においてキャリアリークによる歪み(以下、「キャリア
リーク成分」という)が付加されたOFDM信号のスペ
クトルである。図3(a)において、送信信号は5つの
サブキャリアS1〜S5に割り当てられており、この5
つのサブキャリアが有効シンボル帯域を形成する。一
方、サブキャリアS6及びS7には送信信号が割り当て
られず、S6及びS7がマルチパスによる歪みを軽減す
るためのガードバンドを形成する。すなわち、OFDM
信号は、有効シンボル帯域及び有効シンボル帯域に隣接
するガードバンドから構成される。各サブキャリアは0
Hz(DC)を中心周波数として、ベースバンド信号の
1シンボル長の逆数(=fs)ずつ離れて配置されてい
る。
【0031】用語の定義として、DCオフセット及びキ
ャリアリークはいずれも0Hzの近傍に発生するので、
DCオフセットとキャリアリーク成分とを併せて直流成
分という。また、0Hz(DC)の近傍を直流成分が発
生する周波数領域という意味で直流成分発生領域とい
う。
【0032】図3(a)に示す信号は、周波数変調器1
04において周波数変調されて3fsだけ低周波側にシ
フトされてD/A変換器105に出力され、D/A変換
器105においてディジタル・アナログ変換される。こ
のディジタル・アナログ変換の際にDCに配置されたサ
ブキャリアにDCオフセットが付加される。このOFD
M信号は直交変調器106に出力され、直交変調器10
6において高周波の搬送波が乗じられる。また、空間等
に漏れた搬送波が直交変調器106に入力されることに
より、OFDM信号のDCに配置されたサブキャリアに
歪み(キャリアリーク成分)が発生する。このように、
OFDM信号が周波数変調器104において3fsだけ
低周波側にシフトされた際に、周波数変調器104に入
力されるまで3fsに配置されていたサブキャリアS6
がDCに配置される。したがって、DCオフセットとキ
ャリアリーク成分とがDCに配置されたサブキャリアS
6に付加されて、OFDM信号のスペクトルは図3
(b)に示すようになる。この場合、信号が割り当てら
れているサブキャリアS1〜S5は、直流成分発生領域
以外に配置されている。
【0033】この図3(b)に示すスペクトルを有する
OFDM信号が直交変調器106で直交変調されてアン
テナ107から送信される。
【0034】OFDM受信装置では、アンテナ201か
ら受信した受信信号は、直交検波器202で直交検波さ
れ、A/D変換器203でアナログ・ディジタル変換さ
れ、S/P変換器204で並列信号に変換され、FFT
器205でFFT処理され、P/S変換器206で直列
信号に変換され、復調器207で復調されて受信データ
が得られる。この場合、直流成分はS1〜S5と直交し
ているS6の位置に重畳されていて、FFT器205に
よって完全に分離できるので、S1〜S5に対して影響
がない。
【0035】このように、本実施の形態によれば、OF
DM信号をOFDM送信装置のアナログ回路に入力する
前に周波数変調することにより、信号が割り当てられた
サブキャリアを直流成分発生領域以外に配置したので、
信号が割り当てられたサブキャリアが歪まない。したが
って、DCオフセット及びキャリアリークによるビット
誤り率の劣化を防ぐことができる。
【0036】本実施の形態では、ガードバンドに含まれ
るサブキャリアを直流成分発生領域に配置するように周
波数変調したので、復調の際のサンプリング数を少なく
抑えることができる。
【0037】(実施の形態2)実施の形態2は、受信側
のアナログ回路で加わるDCオフセットによるビット誤
り率及び伝送効率の劣化を防止する例である。
【0038】図4は、本発明の実施の形態2に係るOF
DM送信装置の構成を示すブロック図である。図4は、
情報伝送に5つのサブキャリアを用いる場合の回路構成
例である。この図において、OFDM送信装置は、送信
データをS/P変換器401で並列信号に変換し、IF
FT器402でIFFT(逆離散フーリエ変換)処理
し、P/S変換器403で直列信号に変換し、D/A変
換器404でディジタル・アナログ変換し、直交変調器
405で直交変調により搬送波を乗算してアンテナ40
6から送信する。なお、IFFT器402は、S/P変
換器401より出力された並列信号にサブキャリアを割
り当てる。
【0039】用語の定義として、送信データをS/P変
換器401で並列信号に変換し、IFFT器402でI
FFT(逆離散フーリエ変換)処理し、P/S変換器4
03で直列信号に変換する処理をまとめて周波数分割多
重処理という。
【0040】図5は、図4のOFDM送信装置と無線通
信を行うOFDM受信装置の構成を示すブロック図であ
る。この図において、OFDM受信装置は、直交検波器
502において、アンテナ501から受信した受信信号
(OFDM信号)を直交検波し、周波数変調器503で
周波数変調し、A/D変換器504でアナログ・ディジ
タル変換し、S/P変換器505で並列信号に変換し、
FFT器506でFFT(Fast Fourier Transform)処
理し、P/S変換器507で直列信号に変換し、復調器
508で復調して受信データを得る。
【0041】次に、以上のように構成されたOFDM送
信装置及びOFDM受信装置の動作について説明する。
送信データは、S/P変換器401で並列信号に変換さ
れ、IFFT器402でIFFT処理され、P/S変換
器403で直列信号に変換され、D/A変換器404で
ディジタル・アナログ変換され、直交変調器405で直
交変調により搬送波を乗算されてアンテナ406から送
信される。
【0042】OFDM受信装置では、アンテナ501か
ら受信した受信信号は、直交検波器502において直交
検波され、周波数変調器503に出力される。
【0043】ここで、OFDM信号に付加されるDCオ
フセット及びキャリアリーク成分について説明する。図
6は、OFDM信号のスペクトルを表す図である。図6
(a)は周波数変調器503に入力されるOFDM信号
のスペクトルであり、図6(b)はA/D変換器504
においてDCオフセットが付加されたOFDM信号のス
ペクトルである。図6(a)において、送信信号は5つ
のサブキャリアS1〜S5に割り当てられており、この
5つのサブキャリアが有効シンボル帯域を形成する。一
方、サブキャリアS6及びS7には送信信号が割り当て
られず、S6及びS7がマルチパスによる歪みを軽減す
るためのガードバンドを形成する。すなわち、OFDM
信号は、有効シンボル帯域及び有効シンボル帯域に隣接
するガードバンドから構成される。各サブキャリアは0
Hz(DC)を中心周波数として、ベースバンド信号の
1シンボル長の逆数(=fs)ずつ離れて配置されてい
る。
【0044】図6(a)に示す信号は、周波数変調器5
03において周波数変調されて3fsだけ低周波側にシ
フトされてA/D変換器504に出力され、A/D変換
器504においてアナログ・ディジタル変換される。こ
のアナログ・ディジタル変換の際にDCに配置されたサ
ブキャリアにDCオフセットが付加される。このよう
に、OFDM信号が周波数変調器503において3fs
だけ低周波側にシフトされた際に、周波数変調器503
に入力されるまで3fsに配置されていたサブキャリア
S6がDCに配置される。したがって、DCオフセット
がDCに配置されたサブキャリアS6に付加されて、O
FDM信号のスペクトルは図6(b)に示すようにな
る。この場合、信号が割り当てられているサブキャリア
S1〜S5は、直流成分発生領域以外に配置されてい
る。
【0045】この図6(b)に示すスペクトルを有する
OFDM信号は、S/P変換器505で並列信号に変換
され、FFT器506でFFT処理され、P/S変換器
507で直列信号に変換され、復調器508で復調され
て受信データが得られる。
【0046】このように、本実施の形態によれば、OF
DM信号をOFDM受信装置のアナログ回路に入力する
前に周波数変調することにより、信号が割り当てられた
サブキャリアを直流成分発生領域以外に配置したので、
信号が割り当てられたサブキャリアが歪まない。したが
って、DCオフセット及びキャリアリークによるビット
誤り率の劣化を防ぐことができる。
【0047】なお、上記実施の形態1に係るOFDM送
信装置と実施の形態2に係るOFDM受信装置とを組み
合わせて用いることができる。すなわち、実施の形態1
に係るOFDM送信装置がOFDM信号を、信号が割り
当てられたサブキャリアが直流成分発生領域以外に配置
されるように周波数変調してから送信し、実施の形態2
に係るOFDM受信装置が実施の形態1に係るOFDM
送信装置から受信したOFDM信号を、信号が割り当て
られたサブキャリアが直流成分発生領域以外に配置され
るように周波数変調してからアナログ回路に入力して復
調等の処理を行う。
【0048】このように、実施の形態1に係るOFDM
送信装置と実施の形態2に係るOFDM受信装置とを組
み合わせて用いることにより、送信側におけるDCオフ
セット及びキャリアリークによるビット誤り率の劣化を
防ぐことができるとともに、受信側におけるDCオフセ
ットによるビット誤り率の劣化を防ぐこともできる。
【0049】なお、上記各実施の形態においては、有効
シンボル帯域に5つのサブキャリアが含まれる場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限られず、装置構成に
応じて有効シンボル帯域にいくつのサブキャリアを含む
ようにしても良い。同様に、ガードバンドに2つのサブ
キャリアを含む場合について説明したが、いくつのサブ
キャリアを含むようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DCオフセット及びキャリアリークによるビット誤り率
の劣化及び信号の伝送効率の劣化を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るOFDM送信装置
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るOFDM送信装置
と無線通信を行うOFDM受信装置の構成を示すブロッ
ク図
【図3】OFDM信号のスペクトルを表す図
【図4】本発明の実施の形態2に係るOFDM送信装置
の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2に係るOFDM送信装置
と無線通信を行うOFDM受信装置の構成を示すブロッ
ク図
【図6】OFDM信号のスペクトルを表す図
【符号の説明】
102、402 IFFT器 104、503 周波数変調器 105、404 D/A変換器 106、405 直交変調器 203、504 A/D変換器 205、506 FFT器 207、508 復調器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号を周波数分割多重処理すること
    によりOFDM信号を生成する生成手段と、前記OFD
    M信号を構成するサブキャリアのうち送信信号が割り当
    てられたサブキャリアを直流成分発生領域以外に配置す
    るようにOFDM信号を周波数変調する周波数変調手段
    と、を具備することを特徴とするOFDM送信装置。
  2. 【請求項2】 周波数変調手段は、OFDM信号のガー
    ドバンドに含まれるサブキャリアのいずれか一つを直流
    成分発生領域に配置することを特徴とする請求項1に記
    載のOFDM送信装置。
  3. 【請求項3】 周波数変調手段は、アナログ回路に入力
    する前にOFDM信号を周波数変調することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のOFDM送信装置。
  4. 【請求項4】 複数のサブキャリアが多重されたOFD
    M信号を通信相手から受信する受信手段と、前記OFD
    M信号を構成するサブキャリアのうち送信信号が割り当
    てられたサブキャリアを直流成分発生領域以外に配置す
    るようにOFDM信号を周波数変調する周波数変調手段
    と、を具備することを特徴とするOFDM受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のOFDM送信装置から送信された信号を受信する受信
    手段と、前記受信手段が受信した受信信号を構成するサ
    ブキャリアのうち送信信号が割り当てられたサブキャリ
    アを直流成分発生領域以外に配置するように前記受信信
    号を周波数変調する周波数変調手段と、を具備すること
    を特徴とするOFDM受信装置。
  6. 【請求項6】 送信信号を周波数分割多重処理すること
    によりOFDM信号を生成し、前記OFDM信号を構成
    するサブキャリアのうち送信信号が割り当てられたサブ
    キャリアを直流成分発生領域以外に配置するようにOF
    DM信号を周波数変調すること特徴とするOFDM送信
    方法。
  7. 【請求項7】 送信側では、送信信号を周波数分割多重
    処理することによりOFDM信号を生成し、前記OFD
    M信号を構成するサブキャリアのうち送信信号が割り当
    てられたサブキャリアを直流成分発生領域以外に配置す
    るようにOFDM信号を周波数変調して無線送信し、受
    信側では、送信側より送信された信号を受信し、受信信
    号を構成するサブキャリアのうち送信信号が割り当てら
    れたサブキャリアを直流成分発生領域以外に配置するよ
    うに前記受信信号を周波数変調することを特徴とする無
    線通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004034620A1 (ja) * 2002-10-10 2004-04-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. マルチキャリア送信装置及びマルチキャリア送信方法
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