JP2002043979A - Vsatスペクトラム拡散モデムのための低信号対雑音比捕捉及びリンク特性化技術 - Google Patents

Vsatスペクトラム拡散モデムのための低信号対雑音比捕捉及びリンク特性化技術

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JP2002043979A
JP2002043979A JP2001193914A JP2001193914A JP2002043979A JP 2002043979 A JP2002043979 A JP 2002043979A JP 2001193914 A JP2001193914 A JP 2001193914A JP 2001193914 A JP2001193914 A JP 2001193914A JP 2002043979 A JP2002043979 A JP 2002043979A
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spread
spread spectrum
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spectrum
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JP2001193914A
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Inventor
James R Morris
ジェイムズ・アール・モリス
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Northrop Grumman Space and Mission Systems Corp
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TRW Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/216Code division or spread-spectrum multiple access [CDMA, SSMA]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペクトラム拡散信号の捕捉及び信号追跡性
能を改善する。 【解決手段】 変調器22は、ある疑似雑音コードが一
方のチャネルに供給され且つある疑似雑音コードが他方
のチャネルを形成するためデータと組み合わされる横軸
位相偏移変調(QPSK)スキームを実現する。復調器
34は、変調された信号を受信し、そして第1のチャネ
ルに印加された疑似雑音コードを検出するため信号捕捉
プロセッサを利用する。第1の疑似雑音コードを検出及
び捕捉すると、第2の疑似雑音コードが、第2のチャネ
ルを復調して変調されたデータを生成するため決定され
得る。信号捕捉プロセッサは、多数のパラメトリック測
定値を与えて、I及びQチャネル上の疑似雑音拡散コー
ドの精密な復調器同調及び強固な捕捉を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[政府ライセンス権利]米国政府はFAR
条項52.227−12に従って本発明に関してある一
定の権利を有する。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、非常に
小さいアパーチャ端末(very smallaper
ture terminal)衛星通信システムに関
し、詳細には、改良された直接シークエンス・スペクト
ラム拡散通信システムのためのモデムに関する。
【0003】
【従来の技術】用語「VSAT」は非常に小さい
アパーチャ端末を表す。VSATシステムは、典型的
に衛星通信ネットワークを双方向通信リンクを介してサ
ポートする。VSATシステムは、大きな地理的範囲を
カバーする銀行業及び金融会社、航空及び発券予約代理
店、及び小売商店に対して特定の適用性を有する。VS
ATシステムは、世界的通信インフラストラクチャの成
長及び接続性を促進してきた。特に、VSATシステム
は、主要都市のモデム通信設備を用いて、商用衛星通信
リンクを介して遠隔で未開発の範囲を接続し得る。
【0004】典型的なVSATネットワークは、そのネ
ットワーク内の全てのVSATに対してネットワーク制
御を与えるハブ・ステーションを含む。VSATシステ
ムは、種々の多元接続モードを用いて通信衛星トランポ
ンダにアクセスする個々のVSATを含み得る。ハブか
らVSATへの典型的なリンクにおいては、ハブ端末
は、ネットワーク内の全てのVSATによる受信のため
の信号を同報通信する。遠隔のVSAT端末は、確立さ
れたプロトコルを用いて他のVSAT又はハブ端末へ送
信する。
【0005】種々の通信モードを用いて、個々のVSA
T端末からハブへの接続性を確立し得る。アクセス方法
は、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接
続(FDMA)及び時分割多元接続(TDMA)を含
む。VSATネットワークの中のトラフィックは、典型
的にはデータであり、ランダムに且つ多分に希な間隔で
生じる、在庫制御システムにおけるような、パケット又
はバーストで転送される。周波数再使用のための1つの
データ転送方法は、直接シークエンス・スペクトラム拡
散(DS−SS)符号分割多元接続(CDMA)であ
る。
【0006】CDMAにおいては、各信号は、信号スペ
クトルを広げる独特の疑似雑音(PN)コードを割り当
てられる。全ての信号が受信器により同時に受信される
一方、独特のPNコードは、そのPNコードを受信した
信号と相関させることにより所望の信号の回復を可能に
する。トランポンダ・チャネルを占めている他の信号
は、スペクトラム拡散復調器に対してランダム雑音とし
て現れる。典型的なCDMA応用においては、コード・
レートは、トラフィック・レートよりはるかに大きくな
ければならず、そして意図的に信号スペクトルを使用可
能なトランポンダ帯域幅にわたり拡張するよう選定され
る。
【0007】CDMAに適用されるような代表的なスペ
クトラム拡散の実行は、非常に多数の相互に低い相互相
関の疑似ランダム・コードを用いる。疑似ランダム・コ
ードは、純粋なランダム・シークエンスの幾らかの特性
を有するが、しかし一般的に基本的な決定論的構造(u
nderlying deterministicst
ructure)を有する。典型的な疑似ランダム・コ
ードは、搬送波を位相変調するため用いられる有限長の
2進シークエンスから成る。疑似ランダム・コードのコ
ピーを受信器に与えることにより、スペクトラム拡散信
号は、このコードと相関され、そして拡散解除(des
pread)されて、ベースバンド信号又は基礎をなす
データ(underlying data)を回復す
る。
【0008】有限長の2進シークエンスは、典型的に広
帯域の雑音と関連した多くの特性を有し、従って多くの
場合疑似雑音(PN)と呼ばれる。2進シークエンス
は、公称的には、線形又は非線形フィードバック・シフ
ト・レジスタ発生器により発生される。PNビットは、
基調をなすベースバンド信号又はトラフィックの中のビ
ットとの混乱を避けるため通常チップと呼ばれる。
【0009】PNシークエンス又はコード発生器は、典
型的には、基調をなすデータ・ビット・レート又はトラ
フィック・データ・レートより一定ファクタだけ超えて
いて且つスペクトラム拡散システムの処理利得と関連し
たある一様レートでクロックされる。
【0010】スペクトラム拡散信号システムは、信号を
干渉させることにより意図的な又は意図的でない妨害を
拒否するよう構成され得て、それにより情報は、特にあ
る軍のシナリオにおいて、通信されることができる。ひ
どい干渉又は妨害環境の中での移動又は地上通信端末の
持続性能は、スペクトラム拡散通信の特に魅力的特徴で
ある。多くのこれらのシステムはまた、高い査察環境に
おいて隠し測定を与えるため直接シークエンス・スペク
トラム拡散技術を用いる。
【0011】スペクトラム拡散信号は、送信される信号
のパワーが大きな帯域幅又は周波数空間にわたり拡散さ
れるので、傍受又は検出される確率が低い。更に、その
ような信号は、ある一定の信号パラメータを知ることな
しには容易には検出されることができなく、それにより
メッセージの機密を保証する。多くの直交信号を同じ周
波数帯域を介して送る能力は、CDMAスペクトラム拡
散信号に対して周波数再使用の特徴を与える。ある一定
の地上無線ローカル・エリア・ネットワーク及びセルラ
通信システムは、セルラ通信をサポートするためCDM
A及びスペクトラム拡散技術を用いている。
【0012】多くのスペクトラム拡散通信システムは、
同相(I)及び直角位相(Q)チャネルの両方を利用し
て情報を搬送する通常の横軸位相偏移変調(QPSK)
スキームを用いている。そのような変調スキームは、パ
ワーの視野から効率的であり得る一方、通常の直接シー
クエンス・スペクトラム拡散信号は、通信のため用いら
れる信号対雑音比(SNR)に近い信号対雑音比(SN
R)でPNコードを捕捉しなければならない。そのよう
な要件は、殆ど等価なIチャネル及びQチャネル処理利
得から結果として生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】QPSKスペクトラム
拡散システムと関係して用いられるより精密な信号パラ
メータ測定システムに対するニーズが存在する。そのよ
うなシステムは、通信リンクの品質が貧弱なとき、又は
通信を実現するため最小パワー・レベルを用いることが
好ましい場合、捕捉及び信号追跡性能の改善を可能にす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ及びス
ペクトラム拡散コード情報をスペクトラム拡散信号上に
変調する変調器を含むスペクトラム拡散モデム装置を指
向している。スペクトラム拡散信号は、第1のチャネル
成分及び第2のチャネル成分を有する。データ及び第1
のスペクトラム拡散コードは第1のチャネル成分上に変
調され、第2のスペクトラム拡散コードは第2のチャネ
ル成分上に変調される。復調器は、スペクトラム拡散信
号を受信し、第2のチャネル成分の中の第2のスペクト
ラム拡散コードを捕捉し、そして第1のスペクトラム拡
散コードを、捕捉された第2のスペクトラム拡散コード
情報に基づいて捕捉する。復調器は、捕捉された第1及
び第2のスペクトラム拡散コード情報に基づいてスペク
トラム拡散信号を拡散解除することによりデータを決定
する。
【0015】本発明、その目的及び利点のより完全な理
解のため、以下の説明及び添付図面が参照されるべきで
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、図1は、第1
の非常に小さいアパーチャ端末(VSAT)12及び第
2のVSAT 14の部分を備える通信システム10を
示す。VSAT 12、14は、衛星16により与えら
れる衛星リンクを介して通信する。図1に示されるよう
に、第1のVSAT 12は、通信信号18を衛星16
に送信する。衛星16は、通信信号20を第2のVSA
T 14に送信することにより通信信号18を第2のV
SAT 14へ中継する。衛星16は通常、非再生型中
継器として知られている。
【0017】第1のVSAT 12は、データを受け取
り且つそのデータを送信器24による通信に適した信号
に変調する変調器22を含む。送信器24は、通信信号
18を衛星16上のアンテナ28へ送信する。前述のよ
うに、衛星16は、受信した信号を翻訳し且つ信号20
を放射することにより通信信号18を第2のVSAT1
4に中継する。第2のVSAT 14は、受信器32へ
の入力のため通信信号20を受信するアンテナ30を含
む。受信器32は、復調器34への入力のための変調さ
れた信号を受け取る。復調器34は、受信した信号を復
調し、そしてそのデータを出力する。
【0018】当業者は、第1のVSAT 12が変調器
22を有するように説明され、そして第2のVSAT
14が復調器34を有するよう説明されるが、一方各V
SAT 12、14は、各VSAT 12、14の一部
として構成される単一のモデムを形成するように変調器
22及び復調器34を含み得ることを認めるであろう。
従って、そのようなVSATは、送信のためデータを搬
送波上に変調することができ、且つデータの復調のた
め、変調された搬送波を受信することができる。
【0019】通信システム10は、直接シークエンス・
スペクトラム拡散(DS−SS)モデムとして具体化さ
れる。通信システム10は、修正された横軸位相偏移変
調(QPSK)信号を利用する。修正されたQPSK信
号は、同相Iチャネル成分と直角位相Qチャネル成分と
を有する。同相チャネル成分は短い捕捉PNコードを搬
送し、直角位相チャネルは基調をなすデータを搬送す
る。直角位相チャネルにより搬送される基調をなすデー
タは、長く且つ安全なPNコードに加えられた2進又は
モジュロ2表示を備える。短いPNコードは、通常のス
ライディング相関器及びレプリカ発生器を用いて検出さ
れそして除去される。短い捕捉PNコードを同相チャネ
ルから除去することにより、拡散解除されたIチャネル
が与えられ、その結果純粋な搬送波トーンをもたらす。
純粋な搬送波トーンは、十分理解されている高速フーリ
エ変換(FFT)技術を用いて検出され得る。記述され
るように、同相チャネル処理のための正確な周波数、振
幅及び位相は、制御アルゴリズムのための入力を与え
て、精密なダウンリンク周波数を捕捉し、環境の経路損
失をモニタし、そしてPNコード・タイミングを捕捉す
る。同相チャネル処理は、データ通信のため要求される
最小信号対雑音比より十分下である受信された信号対雑
音比(SNR)で起こるであろう。通信のための典型的
な最小信号対雑音比は、ほぼ10デシベル(dB)であ
る。同相チャネル処理は、従来のPNコード捕捉回路を
増強するか又はそれを置換することができる。
【0020】図2は、図1の変調器22の展開されたブ
ロック図を示す。変調器22は、CDMA信号を容易に
実現するためQPSK信号を発生する。変調器22はク
ロック発振器40を含み、そのクロック発振器40は一
例として5メガヘルツ(MHz)で動作する。クロック
発振器40は、IチャネルPNコード発生器42及びQ
チャネルPNコード発生器44の各々へ入力されるタイ
ミング信号を発生する。各コード発生器は、同期した等
しいレート線形フィードバック・シフト・レジスタ発生
器として実現され、その同期等レートの線形フィードバ
ック・シフト・レジスタ発生器は、同相IチャネルPN
コード及び直角位相QチャネルPNコードのそれぞれを
発生する。PNコードは、低い相互相関と高い自己相関
特性を有するよう選択されることが好ましい。代表的P
Nコードは、ゴールド・コード及び線形シークエンスを
含む。
【0021】一例として、Iチャネル・コードは、線形
シークエンス又はメルセンヌ素数コードの群から選択さ
れ得て、そしてそれは比較的短くて、受信局で探索され
ねばならないコード位相シフト数を低減するであろう。
好ましくは、Qチャネル・コードは、基調をなすトラフ
ィック又はディジタル・データ信号の最大保護のため安
全で且つ好ましくは拡張されたエポック・コードを保証
するため公称的に選択される。IチャネルPNコード発
生器42は、PNコードをユニーク・ワード検出器(u
nique word detector)(UWD)
46に出力し、該ユニーク・ワード検出器(UWD)4
6はIチャネル・コードの中の特定のパターンを検出す
る。Iチャネル・コードの中の特有のパターンを検出す
ると、UWD 46は、同期化又はリセット信号をQチ
ャネルPNコード発生器44に出力して、QチャネルP
Nコード発生器44を既知の状態へリセットし、こうし
てI及びQチャネルを同期させる。
【0022】QチャネルPNコード発生器44がPNコ
ードを出力し、そして基調をなすデータ又はトラフィッ
クがPNコードに排他的ORブロック48で加えられ
る。前述のように、基調をなすトラフィックは、2進又
はモジュロ2であることが好ましい。次いで、I及びQ
チャネル変調シークエンスは、平衡型QPSK変調器5
0に印加される。平衡型QPSK変調器50への入力の
前に、各I及びQチャネルは変換回路52を通される。
なお、該変換回路52は、トランジスタ−トランジスタ
・ロジック(TTL)をバイポーラ・ロジック回路変換
を含むのが好ましい。平衡型QPSK変調器50は直角
ハイブリッド54を含み、該直角ハイブリッド54は、
位相ロックド発振器(PLO)56からの局部発振器信
号を受け取る。直角ハイブリッド54は、位相が90度
ずれた2つの信号を出力する。一方の信号sin(ω
t)は、ミクサ58に入力され、IチャネルPNコード
と混合される。他方の信号cos(ωt)は、ミクサ6
0に入力され、基調をなすデータ信号に加えられたPN
コードと混合される。ミクサ58、60の各出力は、パ
ワー・コンバイナ(power combiner)6
2に印加される。パワー・コンバイナ62は、Iチャネ
ル信号とQチャネル信号とを加えて、DS−SSQPS
K信号を発生する。QPSK信号は、典型的には高い周
波数に変換(upconvert)されないで、図1の
送信器24により送信される。僅かな修正においては、
4位相又はスタッガーQPSK(SQPSK)信号は、
時間遅延を直交キーイング・シークエンスに導入するこ
とにより発生され得る。
【0023】図3は、図1の復調器34の展開されたブ
ロック図を示す。復調器34は、図2に示される変調器
22により出力されたDS−SS QPSKデータ信号
を受信する。DS−SS QPSK信号は、公称的に
は、小さい周波数オフセットF cを有する70MHz中
間周波数信号である。QPSK信号は、中間周波数(I
F)帯域通過フィルタ(BPF)68に入力される。I
F帯域通過フィルタ68は、フィルタリングされた信号
を二重平衡型ミクサ70に出力する。二重平衡型ミクサ
70はまた、粗同調信号を位相ロックド発振器(PL
O)72から受け取る。PLO 72は、ここでより詳
細に説明されるように、同調指令を受け取って、PLO
72の周波数を変える。IF帯域通過フィルタ68及
び二重平衡型ミクサ70は、復調器34により受信され
たQPSK信号の周波数ダウン変換を実行する。
【0024】周波数ダウン変換された信号は低域通過フ
ィルタ74に入力され、該低域通過フィルタ74は、周
波数オフセットFcを有する信号を出力する。周波数オ
フセット信号は、直角ハイブリッド76に入力される。
これまで説明された復調器34の構成要素は、第2のV
SAT 14のように、受信する端末場所においての中
間周波数から導出された受信信号を実効的に処理する。
中間周波数は、受信アンテナ、低雑音増幅器、ダウン・
コンバータ及び中間周波数増幅器により形成されるチェ
ーンから導出されたダウンリンク又は受信された信号の
周波数変換されたバージョンである。中間周波数は、V
SAT 12、14が動作する70MHz又はある共通
の周波数に公称的に選択される。
【0025】到来IF信号は、IF通過帯域のある場所
に中心付けされるのが好ましく、そしてIF帯域通過フ
ィルタ68の帯域端同士の間に存在しなければならな
い。IF帯域通過フィルタ68から出力された信号は、
二重平衡型ミクサ70により一層低い周波数へ周波数ダ
ウンするよう変換され、そして低域通過フィルタ74に
より低い通過範囲に留められる。これは、それにわたり
直角ハイブリッド76が一方のチャネルに90度位相シ
フトを、そして他方のチャネルに公称ゼロ度位相シフト
を与える周波数範囲を限定する。一旦搬送波識別及び測
定値が決定されると、PLO 72及び二重平衡型ミク
サ70は、変換された信号の中心周波数を調整する。
【0026】直角ハイブリッド76は、Iチャネル及び
Qチャネル信号を出力する。しかしながら、Iチャネル
及びQチャネル信号は、図2のIチャネル及びQチャネ
ル信号と対応しない。むしろ、図3における復調器34
のIチャネル及びQチャネルは、その中で図2の変調器
22のIチャネル及びQチャネルが回転され且つ一緒に
加算される信号を表す。従って、直角ハイブリッド76
により出力されたIチャネル及びQチャネルは、それぞ
れのチャネル間の90度位相シフトを表す一方、絶対位
相は、図2の変調器22のIチャネル及びQチャネルの
位相からシフトされ得る。
【0027】直角ハイブリッド76により出力されたI
チャネルはミクサ78に入力され、そして直角ハイブリ
ッド76により出力されたQチャネルはミクサ80に入
力される。ミクサ78、80はまた、それぞれのPNコ
ード発生器82、84により発生されたPNコードを受
信する。PNコード発生器82は、PNコードをミクサ
78に出力する。なお、そのPNコードは、レプリカP
Nコードを形成するため図2の変調器22のIチャネル
PNコード発生器42により出力されたPNコードと同
一である。PNコード発生器82はまた、Iチャネルの
レプリカPNコードをユニーク・ワード検出器(UW
D)86に出力する。UWD 86は図2において説明
されたように動作する。特に、UWD 86は、PNコ
ード発生器82により出力されたPNコードを受け取
り、そしてPNコード発生器82、64により出力され
たそれぞれのPNコードを適正に同期させるためPNコ
ード発生器84への同期化信号を発生する。PNコード
発生器84は、図2のQチャネルPNコード発生器44
により出力されたPNコードに対するレプリカであるP
Nコードを出力する。
【0028】PNコード発生器82、84は、クロック
発振器88により出力されたクロック信号を受け取る。
クロック発振器88は、そのクロック発振器88のため
の一般的参照周波数を規定する周波数参照信号を受け取
る。クロック発振器88はまた、探索/ロック・タイマ
及び制御回路90により出力された周波数制御信号を受
け取る。タイミング回路90は、周波数制御信号をクロ
ック発振器88に出力する。
【0029】周波数制御信号は、IチャネルをPNコー
ド発生器82により出力されたPNコードと適正に整列
させるのを可能にするためクロック発振器88の動作を
変える。信号捕捉プロセッサ92はこの整列を検出す
る。クロック発振器88へ入力される周波数制御信号
は、クロック発振器88により出力されるクロック発振
器信号の周波数掃引、精密な周波数ディザー及び最終的
な周波数ロックを容易にする。整列及び捕捉が行われる
と、コード・ロック信号は、基調をなすデータの捕捉及
び追跡を指示するためタイミング回路90に入力され
る。
【0030】図4から図6においてより詳細に説明され
るように、信号捕捉プロセッサ92は、狭帯域スペクト
ル線を探索して、Iチャネル・コードの適正な整列を決
定し、続いてIチャネル搬送波信号と関連した振幅及び
精密な周波数を測定する。信号捕捉プロセッサ92は、
通常のコード位相ステップ手順を利用してコード位相探
索を実行する。そのステップ手順は、PNコード発生器
82により出力されたレプリカPNコードを一様レート
で進め又は遅らせる。正しいIチャネル・コード位相
は、信号捕捉プロセッサ92が狭帯域スペクトラム線成
分を首尾良く抽出したとき検出される。この成分は、拡
散解除されたIチャネル搬送波に対応する。Iチャネル
搬送波は基調をなすトラフィック信号により変調されて
いないので、整列されたPNコード状態(condit
ion)は狭帯域トーンを与え、その狭帯域トーンは、
高速フーリエ変換(FFT)プロセッサを用いて非常に
低い受信された信号対雑音比(SNR)で検出され得
る。Iチャネル・コード位相を検出すると、信号捕捉プ
ロセッサ92は同調信号を出力し、その同調信号は位相
ロックド発振器72に入力される。同調信号はまたロッ
ク検出器94に入力され、該ロック検出器94は、復調
器がIチャネル・コード位相上へロックされたときを検
出し、そしてコード・ロック信号を出力し、そのコード
・ロック信号はタイミング回路90に入力される。
【0031】Iチャネル・コードの適正な整列は、ユニ
ーク・ワード検出器86がPNコード発生器82と84
との間の同期を可能にするので、Qチャネル・コードの
適正な整列を与える。PNコード発生器82、84によ
り出力されたレプリカPNコードは、変調器22により
出力され受信された信号PNコードと整列していると
き、直角位相チャネルは、通常の要領で、直角ハイブリ
ッド76から出力されたQチャネルとPNコード発生器
84により出力されたPNレプリカ・コードと混合する
ことにより拡散解除される。ミクサ80は、その混合を
実行し、そして図2のQチャネルに対応し従って基調を
なすデータ信号に対応する信号を出力する。こうして、
ミクサ80において生じる混合は、直角ハイブリッド7
6から出力されたQチャネルの中に混ざる図2のいずれ
のIチャネル部分も実効的に拒絶する。Qチャネル・デ
ータは帯域通過フィルタ96に入力され、そしてその帯
域通過フィルタの信号はデータ判定ブロック98に入力
される。データ判定ブロック98は、図2において最初
に導入されたデータ又はトラフィック信号を出力するた
め、拡散解除されたQチャネル搬送波に関して動作す
る。
【0032】図4は、図3の信号捕捉プロセッサ92の
展開されたブロック図を示す。信号捕捉プロセッサ92
は、ミクサ78により出力された信号を受け取る。Iチ
ャネル信号は、帯域通過フィルタ104に入力される。
なお、帯域通過フィルタ104は、本例においては、5
MHZと10MHzとの間で3デシベル(dB)帯域幅
を持つ帯域通過範囲を有する。帯域通過フィルタ104
は、Iチャネル信号についてのFFTの実行に備えたエ
イリアス除去フィルタとして作用する。PNコード発生
器82により出力されたPNコードがIチャネル信号と
整列されるとき、帯域通過フィルタ104は拡散解除さ
れたトーン及び雑音成分を出力し、その拡散解除された
トーン及び雑音成分はアナログ/ディジタル(A/D)
変換器106に入力される。サンプリング速度Rsが、
A/D変換器のためのサンプリング速度を規定するため
A/D変換器106に入力される。A/D変換器106
は、2チャネル変換器として実現され、そしてIチャネ
ル信号の実数部分Re及び虚数部分Imを出力する。A
/D変換器106により出力されたIチャネル信号の実
数及び虚数部分は、高速フーリエ変換(FFT)プロセ
ッサ108に入力される。
【0033】FFTプロセッサ108は、それぞれの実
数部分入力及び虚数部分入力について高速フーリエ変換
を実行し、そして周波数スペクトルをポスト検出プロセ
ッサ110に与える。一例として、FFTプロセッサ1
08は、ほぼ100ミリ秒毎に新しいFFTを出力し、
そしてほぼ100Hzのビン(bin)分解能を有す
る。ポスト検出プロセッサ110は、Iチャネル信号が
拡散解除されたことを指示するピークを探索する。一実
施形態におけるFFTプロセッサ108は、10log
(13MHz/100Hz)=51dBのトーン検出処
理利得を与える。なお、そのトーン検出処理利得は、サ
ンプリング速度のビン分解能に対する比の対数である。
【0034】ポスト検出プロセッサ110は、本明細書
で説明されるであろう幾つかの機能を実行する。特に、
ポスト検出プロセッサは、(1)雑音パワー推定を与
え、(2)精密な搬送波周波数検出を与え、(3)精密
なロック検出を与え、(4)受信された信号パワー測定
指示を与える。
【0035】図5は、ポスト検出プロセッサ110の展
開されたブロック図を示す。ポスト検出プロセッサ11
0は、FFTプロセッサ108から出力されたブロック
−データを受信する。図6を参照して、図6は、Iチャ
ネル信号の検出及び捕捉が起こらなかったときのFFT
プロセッサ108の出力を表すスペクトル推定116を
示す。それに対応して、図7は、Iチャネル信号が検出
され且つ捕捉されたときFFTプロセッサ108により
出力されるスペクトル推定118を示す。図6において
見られることができるように、FFTプロセッサ108
により出力されたスペクトル推定は、雑音及び自己の雑
音(noise and−self noise)とし
て見える。他方、Iチャネル信号を捕捉及び検出すると
FFTプロセッサ108が出力する図7のスペクトル推
定は、所望のトーン120を表す実質的ピークを含む。
【0036】図4及び図5のポスト検出プロセッサ11
0は、Iチャネル信号の検出及び捕捉の状態で所望のト
ーン及び他のパラメトリック・データの検出を可能にす
る。ポスト検出プロセッサ110が、コード位相及び搬
送波周波数の回復を可能にし、且つ各パラメータの精密
な追跡を可能にすることは特に重要である。コード位相
及び搬送波周波数を決定すると直ちに、トーン周波数が
検出され得る。図7の所望のトーン120のような、最
大高速フーリエ変換出力点を決定し且つ測定することに
より、そのような捕捉が結果として生じる。
【0037】ポスト検出プロセッサ110は、幾つかの
パラメータを出力する。例えば、ブロック124に示さ
れるように、ポスト検出プロセッサ110は、精密な搬
送波検出を実行して、トーン周波数を出力する。ブロッ
ク126に示されるように、ポスト検出プロセッサ11
0は、トーンが存在するか否かを指示する信号を出力す
る精密なロック検出を実行する。即ち、精密なロック検
出ブロック126は、PNコード発生器82により出力
されたPNコードが適正な位相状態であることを指示す
る。そのような検出及び捕捉は、前述のように図3のク
ロック発振器88の動作を変えることにより生じる。
【0038】ポスト検出プロセッサ110はまた、トー
ンの大きさを、受信された信号パワー測定ブロック12
8で決定し、そして雑音パワー推定を雑音パワー推定ブ
ロック130で決定する。このシステムの効率を改善
し、且つ比較的低い信号対雑音比で動作するようシステ
ムの能力を改善するため、雑音パワー推定を用いて、リ
ンク収支(バジェット)をさらに改善にし且つパワー調
整を送信することができる。
【0039】雑音パワー推定、トーンの大きさ、トーン
周波数、及びトーン存在信号が、適応シンボル同期化ブ
ロック132、及び復調器最適化及同調ブロック134
に入力される。適応シンボル同期化ブロック132は、
クロック発振器88の周波数掃引及び周波数ディザーを
実行するため、図3のタイミング回路90へ出力される
指令信号を発生する。復調器最適化及同調ブロック13
4は、トーンの精密な周波数測定を実行し、そして図3
のPLO 72への同調指令を発生する。復調器最適化
及同調ブロック134は、図3の帯域的フィルタ(zo
nal filter)74からの出力FCが0Hz以
外であるように僅かな周波数オフセットを導入するのが
好ましい。
【0040】図8は、図4の2チャネルA/D変換器1
06の展開されたブロック図を示す。2チャネルA/D
変換器106は、1対の単一チャネルA/D変換器14
0、142を含む。2チャネルA/D変換器106は、
入力アナログ帯域通過信号を受け取り、その入力アナロ
グ帯域通過信号は、A/D変換器140に直接印加され
る。入力信号はまた、ヒルベルト変換ブロック144に
印加される。ヒルベルト変換ブロック144は、A/D
変換器142に印加された信号に90度位相シフトを導
入する。各A/D変換器140、142は、2チャネル
A/D変換器106のためのサンプリング周波数又は速
度を規定する信号FSを受け取る。A/D変換器140
は、サンプリングされたデータの実数部分を出力し、A
/D変換器142は、サンプリングされたデータの虚数
部分を出力する。こうして、A/D変換器106は、入
力アナログ帯域通過信号の複素サンプリングを可能にす
る。
【0041】本発明は、幾つかの特徴と便益を提供す
る。特に、Iチャネル処理のための周波数、振幅及びチ
ップ・タイミングは、精密なダウンリンク周波数の捕
捉、環境経路損失のモニタリング、及びPNコード・タ
イミングの捕捉を可能にする。従って、Iチャネル処理
は、0dBより十分下である受信されたSNRで生じる
ことができる。そのような処理は、従来のPNコード捕
捉回路を補足し、又はそれを置換することができる。
【0042】信号品質が天候又は他の環境的現象の結果
として衰える場合、初期信号捕捉が、非常に低いSNR
で確立され得る。信号品質が改善され、又は通信が起こ
らねばならないとき、アップリンク送信パワーは、所定
の量だけ増大され得て、そしてより通常のQチャネル捕
捉及び拡散解除処理が実行され得る。復調器で、Qチャ
ネルSNRは、特定のビット誤り率でのデータ通信に対
して許容できる最小値まで増大するであろう。この特徴
は、データ信号を隠されねばならない場合、又は大きな
トランスポンダ・バックオフ損失の商業的衝撃を最小に
することが望ましいとき、特に有効的であり得る。従っ
て、モデムは、受信された信号パラメータの精密な分解
能を可能にする。捕捉及びチャネル特性化のためのその
ようなパラメトリック測定技術を利用するデスプレッダ
(despreader)及び復調器は、送信が捕捉及
び通信のため要求される最小パワーレベルで生じること
が好ましい捕捉及び信号追跡性能を改善するであろう。
【0043】本明細書で説明されるモデムは、高い熱雑
音及び干渉信号パワーレベルにも拘わらずPNコード捕
捉を可能にする。前述した精密な分解能ディジタル信号
処理技術は、増強されたコード・ロック検出を可能にす
る。FFTロック検出器及び信号パラメータ測定技術を
利用することは、より伝統的なスペクトラム拡散処理利
得制限ではなくむしろFFT搬送波周波数解像能力によ
り制限される入力SNRまで信号捕捉性能を拡張する。
更に、ドップラー・シフト及び搬送波周波数ドリフト効
果は、ポスト検出プロセッサにより実行される前述の信
号パラメータ追跡アルゴリズムを利用して、追跡又は補
正され得る。
【0044】好適な実施形態においては、前述のモデム
は、スペクトラム拡散信号を−30から−25dBの入
力SNRで捕捉し、そして通信のため−13dBのより
通常の入力ポップアップSNRを利用する。Iチャネル
PNコードは、R=18又はそれより小さい数を有する
好適なシークエンス多項式であろう。R=18を用いた
場合、フレームは、218−1=262,143コード・
チップを含む。スペクトラム拡散チップ・レートは公称
5MHzであり、5MHz÷262,143チップ=1
9.0735Hzのフレーム・レートを与える。レプリ
カ・コード発生器が4.9MHzで動作する場合、レプ
リカ・コード・フレーム・レートは18.692Hzで
ある。レプリカ・コード発生器が5.1MHzで動作す
る場合、レプリカ・コード・フレーム・レートは19.
455Hzである。より高いレプリカ・コード・クロッ
ク・レートを利用する場合、スルー・レートは19.4
55Hz−19.0735Hz=0.381フレーム/
秒である。そのスルー・レートを用いる場合、全体のレ
プリカ・コード・フレームは、1/0.381=2.6
2秒に受信されたコードだけスライドするであろう。
【0045】本発明が現在好適な形式で説明されたが、
本発明のための多数の応用及び実現が存在することを理
解すべきである。従って、本発明は、特許請求の範囲に
おいて言及された本発明の趣旨から離れることなく修正
及び変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の原理に従って配置されたVS
ATスペクトラム拡散通信システムのブロック図であ
る。
【図2】図2は、図1のスペクトラム拡散モデムの変調
器部分のブロック図である。
【図3】図3は、図1のスペクトラム拡散モデムの復調
器部分のブロック図である。
【図4】図4は、図3の復調器の信号捕捉プロセッサの
ブロック図である。
【図5】図5は、図4のポスト検出プロセッサのブロッ
ク図である。
【図6】図6は、それに復調器がロックされていないそ
の到来信号に対する高速フーリエ変換スペクトルであ
る。
【図7】図7は、それに復調器がロックされたその到来
信号に対する高速フーリエ変換スペクトルである。
【図8】図8は、図4のアナログ/ディジタル変換器の
ブロック図である。
【符号の説明】
10 通信システム 12、14 小さいアパーチャ端末(VSAT) 16 衛星 52 変換回路 58、60、78、80 ミクサ 62 パワー・コンバイナ 68、96、104 帯域通過フィルタ(BPF) 70 二重平衡型ミクサ 74 低域通過フィルタ 106 アナログ/ディジタル(A/D)変換器

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ及び第1のスペクトラム拡散コー
    ドは第1のチャネル成分上へ変調され、且つ第2のスペ
    クトラム拡散コードは第2のチャネル成分上へ変調され
    る、第1のチャネル成分及び第2のチャネル成分を有す
    るスペクトラム拡散信号上へデータ及びスペクトラム拡
    散コードを変調する変調器と、 スペクトラム拡散信号を受け取り、第2のチャネル成分
    の中の第2のスペクトラム拡散コードを捕捉し、且つ第
    1のスペクトラム拡散コードを前記の捕捉された第2の
    スペクトラム拡散コードに基づいて捕捉し、前記スペク
    トラム拡散信号を前記の捕捉された第1及び第2のスペ
    クトラム拡散コードに基づいて拡散解除することにより
    前記データを決定する復調器とを備えるスペクトラム拡
    散モデム装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2のスペクトラム拡散コード
    の一方は短い捕捉疑似雑音コードを含み、且つ第1及び
    第2のスペクトラム拡散コードの他方は長い捕捉疑似雑
    音コードを含む請求項1記載のスペクトラム拡散モデム
    装置。
  3. 【請求項3】 第2のスペクトラム拡散コードは第1の
    スペクトラム拡散コードに従って変化する請求項2記載
    のスペクトラム拡散モデム装置。
  4. 【請求項4】 前記復調器は、スペクトラム拡散信号が
    0デシベル(dB)より小さい信号対雑音比(SNR)
    を有するとき、スペクトラム拡散信号の中の第1及び第
    2のスペクトラム拡散コードを捕捉する請求項1記載の
    スペクトラム拡散モデム装置。
  5. 【請求項5】 前記復調器は、スペクトラム拡散信号が
    0デシベル(dB)より小さい信号対雑音比(SNR)
    を有するとき、スペクトラム拡散信号の中の第1及び第
    2のスペクトラム拡散コードを捕捉し、そして捕捉のた
    めのSNRは、データの通信のためのSNRより小さ
    い、請求項1記載のスペクトラム拡散モデム装置。
  6. 【請求項6】 前記変調器は、横軸位相偏移変調(QP
    SK)フォーマットを用いて信号を発生し、 第1及び第2のチャネル成分のうちの一方がQPSKフ
    ォーマットの同相部分であり、且つ第1及び第2のチャ
    ネル成分のうちの他方がQPSKフォーマットの直角位
    相部分である、請求項1記載のスペクトラム拡散モデム
    装置。
  7. 【請求項7】 第1のチャネル成分が直角位相部分であ
    り、且つ第2のチャネル成分が同相部分である請求項6
    記載のスペクトラム拡散モデム装置。
  8. 【請求項8】 前記変調器は、スタッガー横軸位相偏移
    変調(SQPSK)フォーマットを用いてデータを変調
    し、 第1及び第2のチャネル成分のうちの一方がSQPSK
    フォーマットの同相部分であり、且つ第1及び第2のチ
    ャネル成分のうちの他方がSQPSKフォーマットの直
    角位相部分である、請求項1記載のスペクトラム拡散モ
    デム装置。
  9. 【請求項9】 第1のチャネル成分が直角位相部分であ
    り、且つ第2のチャネル成分が同相部分である請求項8
    記載のスペクトラム拡散モデム装置。
  10. 【請求項10】 同相成分及び直角位相成分を有するス
    ペクトラム拡散信号上へデータ及びスペクトラム拡散コ
    ードを変調し、データ及び第1のスペクトラム拡散コー
    ドは同相成分上へ変調され、且つ第2のスペクトラム拡
    散コードは直角位相成分上へ変調される、変調器と、 スペクトラム拡散信号を受け取り且つ当該スペクトラム
    拡散信号を送信のため増幅する送信器と、 前記の送信された信号を受信し且つその受信された信号
    からスペクトラム拡散信号を獲得する受信器と、 スペクトラム拡散信号を前記受信器から受け取り且つ直
    角位相成分中の第2のスペクトラム拡散コードを捕捉
    し、且つ第1のスペクトラム拡散コードを前記の捕捉さ
    れた第2のスペクトラム拡散コードに基づいて捕捉し、
    前記スペクトラム拡散信号を前記の捕捉された第1及び
    第2のスペクトラム拡散コードに基づいて拡散解除する
    ことにより前記データを決定する復調器と、を備えるス
    ペクトラム拡散通信システム。
  11. 【請求項11】 前記変調器は更に、 第1のスペクトラム拡散コードを発生する第1のコード
    発生器と、 第2のスペクトラム拡散コードを発生する第2のコード
    発生器と、 同相信号と第1及び第2のスペクトラム拡散コードの一
    方とに従って、スペクトラム拡散信号の同相成分を発生
    する第1のミクサと、 直角位相信号と第1及び第2のスペクトラム拡散コード
    の他方とに従って、スペクトラム拡散信号の直角位相成
    分を発生する第2のミクサと、 前記同相成分及び前記直角位相成分を加算してスペクト
    ラム拡散信号を発生するコンバイナと、を備える請求項
    10記載のスペクトラム拡散通信システム。
  12. 【請求項12】 前記復調器は更に、 スペクトラム拡散信号を受信し、且つそのスペクトラム
    拡散信号の同相成分及び直角位相成分を含む第1及び第
    2の出力信号を発生するパワー分割器と、 第1の出力信号を第1及び第2のスペクトラム拡散コー
    ドの一方と混合する第1のミクサと、 第2の出力信号を第1及び第2のスペクトラム拡散コー
    ドの他方と混合する第2のミクサと、 システム時間基準に関して第1及び第2のスペクトラム
    拡散コードの位相を変えるタイマ制御回路と、 第1の出力信号が第1及び第2のスペクトラム拡散コー
    ドの一方と一致しているか否かを決定する信号捕捉プロ
    セッサとを備え、 第1及び第2のスペクトラム拡散コードの一方は、同相
    成分の第1及び第2のスペクトラム拡散コードの一方と
    整列され、前記信号捕捉プロセッサは、前記それらのコ
    ードの整列に従って同調信号を発生する、請求項10記
    載のスペクトラム拡散通信システム。
  13. 【請求項13】 前記復調器は更に、 同調信号を前記信号捕捉プロセッサから受け取り、且つ
    周波数調整信号を発生する位相ロック発振器と、 周波数調整信号を受け取り、且つ前記の受信されたスペ
    クトラム拡散信号を周波数調整信号と混合して、前記の
    受信されたスペクトラム拡散信号の周波数を調整するミ
    クサとを備える請求項12記載のスペクトラム拡散通信
    システム。
  14. 【請求項14】 前記復調器は更に、同調信号を前記信
    号捕捉プロセッサから受け取り、且つロック信号を発生
    するロック検出器を備え、 前記ロック信号は、第1及び第2のコードが整列されて
    いることを指示するためタイマ回路により受け取られ
    る、請求項12記載のスペクトラム拡散通信システム。
  15. 【請求項15】 第2のミクサの出力を受け取り、且つ
    当該第2のミクサの出力をフィルタリングして、所定の
    閾値より上の周波数を排除する低域通過フィルタを更に
    備え、前記低域通過フィルタの出力がデータである、請
    求項12記載のスペクトラム拡散通信システム。
  16. 【請求項16】 第1及び第2のスペクトラム拡散コー
    ドの一方は短い捕捉疑似雑音コードを含み、且つ第1及
    び第2のスペクトラム拡散コードの他方は長い捕捉疑似
    雑音コードを含む、請求項10記載のスペクトラム拡散
    通信システム。
  17. 【請求項17】 第2のスペクトラム拡散コードは、第
    1のスペクトラム拡散コードに従って変わる、請求項1
    6記載のスペクトラム拡散通信システム。
  18. 【請求項18】 前記復調器は、スペクトラム拡散信号
    が0デシベル(dB)より小さい信号対雑音比(SN
    R)を有するときスペクトラム拡散信号中の第1及び第
    2のスペクトラム拡散コードを捕捉し、捕捉のためのS
    NRは、データ通信のためのSNRより小さい、請求項
    10記載のスペクトラム拡散通信システム。
  19. 【請求項19】 データを第1のスペクトラム拡散コ
    ードに加算し、且つその結果生じた信号を第1の搬送波
    信号と組み合わせて、第1のチャネル成分を形成するス
    テップと、 第2のチャネル成分を形成するために、第1の搬送波信
    号が第2の搬送波信号と関連付けられている、第2の搬
    送波信号と第2のスペクトラム拡散コードを組み合わせ
    るステップと、 第1のチャネル成分と第2のチャネル成分とを加えて、
    スペクトラム拡散信号を形成するステップと、 を含む、データ及びスペクトラム拡散コードを、第1及
    び第2のチャネル成分を有するスペクトラム拡散信号に
    変調するステップと、 スペクトラム拡散信号を送信するステップと、 スペクトラム拡散信号を受信するステップと、 スペクトラム拡散信号を実質的に第3のチャネル成分と
    第4のチャネル成分とに分離するステップと、 第4のチャネル成分を第2のスペクトラム拡散コードの
    実質的なレプリカと比較し、且つ第2のスペクトラム拡
    散コードのレプリカを第4のチャネル成分により変化さ
    せて、第4のチャネル成分を第2のスペクトラム拡散コ
    ードのレプリカと整列させるステップと、 第4のチャネル成分を第2のスペクトラム拡散コードの
    レプリカと整列させると、ロック信号を発生するステッ
    プと、 第3のチャネル成分を第1のスペクトラム拡散コード信
    号のレプリカと組み合わせて、第1のデータ信号を出力
    するステップと、 第1のデータ信号をフィルタリングして、前記のデータ
    を生成するステップと、 を含むデータを獲得するため前記の受信されたスペクト
    ラム拡散信号を復調するステップと、を備えるスペクト
    ラム拡散通信システムのためデータを変調及び復調する
    方法。
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