JP2003530720A - アクセス送信のための高速信号捕捉および同期化 - Google Patents

アクセス送信のための高速信号捕捉および同期化

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 複数のステージで送信されるアクセスプローブ(500)を使用するアクセス送信のタイミングを高速で捕捉するシステムおよび方法。アクセスプローブプリアンブル(520)の第1ステージ(560)はショート疑似雑音(PN)コード対で拡散される。アクセスプローブプリアンブル(520)の第1ステージ(570)はショートPNコード対とロングPNコードの両方で拡散される。複数のステージ(560,670)でアクセスプローブ(500)を送信すると仮定数が減少し、したがってアクセスプローブ(500)を捕捉しようとしている受信機により要求される時間が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、多元接続スペクトル拡散通信システムおよびネットワークに関す
る。特に、この発明はスペクトル拡散通信システム中で受信されたアクセスチャ
ネル送信信号のタイミングの不確実性を解決することに関する。
【0002】
【従来の技術】
非常に多数のシステムユーザ間に情報を送信するために、さまざまな多元接続
通信システムおよび技術が開発されてきている。しかしながら、符号分割多元接
続(CDMA)通信システム中で使用される技術のようなスペクトル拡散変調技
術は、特に非常に多数の通信システムユーザに対してサービスを提供する際に、
他の変調方式に対して顕著な効果を奏する。このような技術は、“衛星または地
上中継器を使用するスペクトル拡散多元接続通信システム”とのタイトルの下で
1990年2月13日に発行された米国特許第4,901,307号および“個
々の受信者の位相時間およびエネルギを追跡するためにスペクトル拡散通信シス
テムにおいてフルスペクトル送信電力を使用する方法および装置”とのタイトル
の下で1997年11月25日に発行された米国特許第5,691,974号の
教示に開示されており、両特許は本発明の譲受人に譲渡され、参照によりここに
組み込まれている。
【0003】 先に言及した特許は多元接続通信システムを開示しており、この通信システム
では非常に多数の一般的な移動または遠隔システムユーザがそれぞれ少なくとも
1つのトランシーバを使用して、公衆電話交換ネットワークのような他のシステ
ムユーザあるいは他の接続されたシステムのユーザと通信している。トランシー
バはゲートウェイおよび衛星、または(セルサイトあるいはセルとしても呼ばれ
ることがある)地上基地局を通して通信する。
【0004】 基地局はセルをカバーし、一方衛星は地球表面上のフットプリントまたはスポ
ットをカバーする。いずれのシステムにおいても、容量利得はカバーされている
地理的領域をセクタ区分、すなわち細分することにより達成することができる。
セルは基地局において指向性アンテナを使用することにより“セクタ”に分割す
ることができる。同様に、衛星のフットプリントはビーム成形アンテナシステム
の使用により地理的に“ビーム”に分割することができる。カバレッジ領域を細
分するこれらの技術は、相対アンテナ指向性または空間分割多重化を使用して分
離を生み出すものとして考えることができる。さらに、利用可能な帯域幅がある
とした場合、これらを細分したもののそれぞれ、すなわちセクタまたはビームの
いずれかは、周波分割多重化(FDM)の使用を通して複数のCDMAチャネル
に割り当てることができる。衛星システムでは、各CDMAチャネルは“サブビ
ーム”として呼ばれる。その理由は“ビーム”当たりにこれらがいくつか存在す
るからである。
【0005】 CDMAを使用する通信システムでは、独立したリンクを使用してゲートウェ
イまたは基地局との間に通信信号を送信する。フォワードリンクは基地局または
ゲートウェイからユーザ端末への通信リンクに関係しており、信号はゲートウェ
イまたは基地局で発生され、システムユーザに送信される。リバースリンクはユ
ーザ端末からゲートウェイまたは基地局への通信リンクに関係しており、信号は
ユーザ端末で発生され、ゲートウェイまたは基地局に送信される。
【0006】 リバースリンクは、アクセスチャネルとリバーストラフィックチャネルの少な
くとも2つの独立したチャネルから構成されている。アクセスチャネルは時間的
に分離されており、ゲートウェイまたは基地局への通信を開始し、またはこれら
からの通信に応答するために、1つ以上のユーザ端末により使用される。この通
信プロセスはアクセス送信としてあるいは“アクセスプローブ”として呼ばれる
。リバーストラフィックチャネルは、“通話”あるいは通話セットアップ中にユ
ーザ端末から1つ以上のゲートウェイまたは基地局にユーザおよびシグナリング
情報を送信するために使用される。アクセスチャネル、メッセージおよび通話に
対する構造またはプロトコルは“デュアルモードワイドバンドスペクトル拡散セ
ルラシステムのための移動局−基地局互換性標準規格”と題する電気通信工業協
会IS−95標準規格にさらに詳細に説明されており、これは参照によりここに
組み込まれている。
【0007】 典型的なスペクトル拡散通信システムでは、通信信号として送信するために搬
送波上に変調する前に、1つ以上の予め選択された疑似雑音(PN)コードシー
ケンスを使用して、予め定められたスペクトル帯域に対してユーザ情報信号を変
調すなわち“拡散”する。PN拡散処理、すなわち技術的によく知られているス
ペクトル拡散送信の方法は、データ信号のものよりもかなり広い帯域幅を持つ送
信信号をもたらす。フォワードリンクでは、PN拡散コードまたはバイナリシー
ケンスを使用して、パルチパス信号間とともに、異なる基地局によりあるいは異
なるビームに対して送信された信号間を識別する。これらのコードは一般的に所
定のセル、ビームあるいはサブビーム内のすべての通信信号により共有される。
【0008】 ある通信システムでは、リバースリンクトラフィックおよびアクセスチャネル
の両方に対して、同じセットのフォワードリンクPN拡散コードをリバースリン
クでも使用する。他の提案されている通信システムでは、フォワードリンクとリ
バースリンク間で異なるセットのPN拡散コードを使用する。さらに別の通信シ
ステムでは、リバースリンクトラフィックとアクセスチャネル間で使用するため
の異なるセットのPN拡散コードが提案されている。
【0009】 PN拡散は1対の疑似雑音(PN)コードシーケンス、すなわちPNコード対
を使用して、情報信号を変調すなわち“拡散”することにより達成される。一般
的に、1つのPNコードシーケンスを使用して同位相(I)チャネルを変調し、
他のPNコードシーケンスを使用して直角位相(Q)チャネルを変調する。この
PN変調すなわちエンコーディングは、情報信号が搬送波信号により変調されて
、ゲートウェイまたは基地局によりフォワードリンク上で通信信号として送信さ
れる前に生じる。PN拡散コードはショートPNコードまたはシーケンスとして
も呼ばれることがある。その理由は通信システムにより使用される他のPNコー
ドまたはコードシーケンスと比較した場合に比較的“ショート”であるからであ
る。
【0010】 特定の通信システムはフォワードリンクまたはリバースリンクチャネルのいず
れが使用されているかに応じていくらかの長さのショートPNシーケンスを使用
する。フォワードリンクに対して、ショートPNコードは一般的に210から215 チップまでの長さを持つ。これらのショートPNコードを使用してさまざまな衛
星、またはゲートウェイおよび基地局により送信される信号間を識別する。さら
に、所定のショートPNコードのタイミングオフセットを使用して、特定の衛星
またはセルのビーム間を識別する。
【0011】 衛星システムのリバースリンクに対して、ショートPNコードはおよそ28
ップのシーケンス長を持つ。フォワードリンクで使用される“より長い”ショー
トPNコードに関係する複雑さをもたらすことなく、これらのショートPNシー
ケンスを使用して、通信システムにアクセスしようとしているユーザ端末をゲー
トウェイ受信機が迅速にサーチできるようにする。この説明のために、“ショー
トPNコード”はリバースリンクで使用されるショートPNコードシーケンス(
8チップ)に言及する。
【0012】 チャネル化コードとして呼ばれる他のPNコードシーケンスを使用して、セル
またはサブビーム内で異なるユーザ端末により送信される通信信号間を識別する
。PNチャネル化コードはロングコードとしても呼ばれる。その理由は通信シス
テムにより使用される他のPNコードと比較した場合に比較的“ロング”である
からである。ロングPNコードは一般的におよそ242チップの長さを持つ。一般
的に、ショートPNコードにより変調されて、その後にアクセスプローブとして
ゲートウェイまたは基地局に送信される前に、アクセスメッセージはロングPN
コード、すなわちこのようなコードの特定の“マスクされた”バージョンにより
変調される。しかしながら、ショートPNコードおよびロングPNコードはアク
セスメッセージを変調する前に組み合わされることもある。
【0013】 ゲートウェイまたは基地局の受信機がアクセスプローブを受信したとき、受信
機はアクセスプローブを逆拡散してアクセスメッセージを獲得しなければならな
い。これは仮定を形成することにより達成される。すなわちどのロングPNコー
ドとどのショートPNコード対が受信されたアクセスメッセージを変調したかに
ついて推測することにより達成される。所定の仮定とアクセスプローブとの間の
相関関係が発生されて、アクセスプローブに対してどの仮定が最高の評価である
かが決定される。一般的に予め定められたしきい値に対して最高の相関関係を生
み出す仮定が選択された仮定である。いったん適切な仮定が決定されると、選択
された仮定を使用してアクセスプローブが逆拡散され、アクセスメッセージが獲
得される。
【0014】 このタイミングの不確実性はスペクトル拡散通信システムに対して問題を提起
する。このタイミングの不確実性はPNコードシーケンスの開始における不確実
性、すなわちコードの開始点またはタイミングにおける不確実性に対応している
。タイミングの不確実性が増加すると、PNコードシーケンスの開始を決定する
ためにさらに多くの仮定を形成する必要がある。これらの通信システムにおける
信号の適切な復調は、さまざまなPNコードシーケンスが受信信号のどこで開始
するかを“知る”ことに基づいて決定される。PNコードシーケンスの開始を認
識するに、あるいはそれらの各タイミングに適切に同期化するのに失敗すると、
受信信号の復調が失敗することになる。
【0015】 しかしながら衛星通信システムでは、ユーザ端末と衛星中継器との間の距離が
変化するために、アクセスプローブを捕捉するのが特に困難である。衛星が地球
を旋回しているとき、ユーザ端末と衛星との間の距離はかなり変化する。最大距
離は衛星がユーザ端末に対して水平に位置しているときに生じる。最小距離は衛
星がユーザ端末の真上に位置しているときに生じる。この距離変動は20ミリ秒
(ms)までのアクセスプローブの一方向(すなわちユーザ端末からゲートウェ
イへ)のタイミングに不確実性を生成する。システムに応じて、この不確実性は
さらに多くなる。
【0016】 タイミングの不確実性を解決するために、ゲートウェイ受信機は数万の仮定を
サーチする必要があるかもしれない。このサーチは実行するのに数秒かかるかも
しれず、通信リンクを確立するのに遅延が生じ、これはユーザにとって許容でき
ない。さらに、通信システムにおけるチャネル数が制限されていることから、特
定のユーザは数分間通信システムにアクセスする機会を実際に失うかもしれない
。その理由は最初に1人以上の他のユーザがリンクまたは通話を確立するからで
ある。
【0017】 同様な状況はスロット化されたALOHAアクセス信号プロトコルまたは技術
を使用する通信システムで生じる。この技術では、アクセスチャネルは信号を受
信するために使用される一連の固定長フレームまたはタイムスロットに分割され
る。アクセス信号は一般的に“パケット”として構成され、これはプリアンブル
とメッセージ部分からなり、捕捉されるタイムスロットの始まりで到着しなけれ
ばならない。特定のフレーム期間中にアクセスプローブを捕捉するのに失敗する
と、アクセスを要求している送信機がアクセスプローブを再送信して、後続フレ
ーム中で受信機がアクセスプローブを再度検出できるようにしなければならない
ことになる。同時に到着する複数のアクセス信号は“衝突”し、捕捉されず、両
方を再送信することが必要となる。いずれのケースでも、最初の試みが失敗した
ときの後続するアクセス送信のタイミングは、ランダム数のタイムスロットまた
はフレームに等しい遅延時間に基づく。プローブ捕捉における遅延の長さは、さ
まざまな仮定をスキャンするために受信機中の捕捉回路をリセットする際、およ
び先に言及したように他のプローブが最初に捕捉される際の何らかの遅延により
増加する。最終的に、タイミングの不確実性が解決されないのであれば、アクセ
スプローブは決して捕捉されないかもしれず、少なくとも実用的な時間制限内に
は捕捉されないかもしれない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】 必要とされるものは、予測されるタイミングの不確実性の存在下で、スペクト
ル拡散通信システム中のアクセスプローブを高速で捕捉するシステムおよび方法
である。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明はスペクトル拡散通信システム中で送信しているユーザ端末からのアク
セスプローブを高速で捕捉し同期化する新規で改善されたシステムおよび方法で
ある。アクセスプローブはショート疑似雑音(PN)コード対とロングPNコー
ドの両者で最初に拡散されるのではなく、アクセスプローブは複数のステージで
拡散される。第1ステージ中に、ヌルデータから構成されているアクセスプロー
ブのプリアンブルは最初にショートPNコード対のみで拡散される。第2ステー
ジ中に、アクセスプローブのプリアンブルはショートPNコード対とロングPN
コードの両方により拡散される。
【0020】 複数のステージでアクセスプローブを拡散する目的は、アクセスプローブにお
けるタイミングの不確実性を解決するのに受信機に要求される仮定の全体数を減
少させるためである。アクセスプローブの第1ステージ中では、受信機は粗サー
チ機能または動作を使用して、プリアンブルのヌルデータを変調したショートP
Nコードを決定する。ショートPNコード対の決定は、ショートPNコード対の
長さの関数としてタイミングの不確実性を部分的に解決する。
【0021】 アクセスプローブの第2ステージ中で、使用されているショートPNコード対
を受信機が決定した後に、受信機は微サーチ機能または動作を使用して、ショー
トPNコード対とロングPNコードの両方によっても拡散されたプリアンブルの
ヌルデータを変調したロングPNコードを決定する。ロングPNコードの決定は
アクセスプローブのタイミング不確実性を完全に解決する。
【0022】 本発明の特徴は、アクセス信号またはプローブを捕捉する際に受信機により要
求される仮定の全体数を減少させることである。仮定数の減少はアクセスプロー
ブを捕捉するのに必要な時間量を減少させることになる。したがって、ユーザ端
末は従来の技術を使用するシステムと比較した場合に通信システムにアクセスす
る際にかなり短い遅延しか受けない。仮定数の減少はユーザ端末とゲートウェイ
との間の接続を確立する確率も増加させる。
【0023】 本発明の特徴、目的および効果は、同じ参照文字が全体を通して対応したもの
を識別している図面とともに以下に述べられた詳細な説明からさらに明らかにな
るであろう。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明は、スペクトル拡散通信システムにおいてアクセスプローブを高速に捕
捉するシステムおよび方法に向けられている。本発明の1実施形態では、捕捉さ
れているアクセスプローブはユーザ端末または移動局からゲートウェイまたは基
地局に送信される。
【0025】 典型的なCDMA通信システムでは、予め規定された地理的領域すなわちセル
内の基地局はいくつかのスペクトル拡散モデムか、送信機モジュールおよび受信
機モジュールのいずれかを使用して、基地局のサービスエリア内のシステムユー
ザに対する通信信号を処理する。各受信機モジュールは一般的にデジタルスペク
トル拡散データ受信機と少なくとも1つのサーチャー受信機とともに関連する復
調器などを使用する。典型的な動作中、基地局における、特定の送信機モジュー
ルと特定の受信機モジュール、あるいはモデムがユーザ端末に割り当てられ、基
地局とユーザ端末間の通信信号の伝送に対応する。あるケースでは、複数の受信
機モジュールを使用して、ダイバーシティ信号処理に対応する。
【0026】 衛星を使用する通信システムに対して、送信機モジュールおよび受信機モジュ
ールは、衛星を通して通信信号を送信することによりシステムユーザと通信する
ゲートウェイまたはハブとして呼ばれる基地局に一般的に配置される。さらに、
衛星またはゲートウェイと通信して、システムのワイドトラフィック制御および
信号同期化を維持する他の関連コンロトールセンターがあってもよい。
【0027】 I.システムの概観 本発明にしたがって構成され、動作するワイヤレス通信システムの例が図1に
示されている。通信システム100は、ワイヤレスデータ端末または電話機を有
する(ユーザ端末126および128として示されている)ユーザ端末と通信す
る際に、スペクトル拡散変調技術を利用する。地上システムでは、通信システム
100は(基地局114および116として示されている)システム基地局を通
してユーザ端末126および128と通信する。大都市エリア中のセルラ電話機
タイプのシステムは、地上ベースの中継器を使用して数千のユーザ端末126お
よび128を取り扱う数百の基地局114および116を持つかもしれない。
【0028】 移動局すなわちユーザ端末126および128はそれぞれ、これらに限定され
ないが、セルラ電話機、データトランシーバまたは送信デバイス(例えば、コン
ピュータ、パーソナルデジタルアシスタンス、ファクシミリ)、ページングまた
は位置決定受信機のようなワイヤレス通信デバイスを有するあるいは具備する。
一般的に、このようなユニットは望まれるようにハンドヘルド型あるいは車載型
のいずれかである。これらのユーザ端末は移動体として説明されているが、本発
明の教示は遠隔ワイヤレスサービスが望まれる固定ユニットや他のタイプの端末
にも適用できることも理解される。この後者のタイプのサービスは、世界の多く
の遠隔エリアで通信リンクを確立するために衛星を使用する場合に特に適合する
【0029】 例示的なユーザ端末は先に参照した米国特許第5,691,974号、“低軌
道衛星通信システムのためのパイロット信号強度制御”と題する米国特許出願第
08/627,830号、および“2つの低軌道衛星を使用する曖昧な位置決定
”と題する第08/723,725号に開示されており、これらは参照によりこ
こに組み込まれている。
【0030】 衛星ベースのシステムでは、通信システム100は(衛星118および120
として示されている)衛星と(ゲートウェイ122および124として示されて
いる)システムゲートウェイを使用して、ユーザ端末126および128と通信
する。ゲートウェイ122および124は通信信号を衛星118および120を
通してユーザ端末126および128に送信する。衛星ベースのシステムは一般
的により少ない衛星を使用して、より大きな地理的領域に対してさらに多くのユ
ーザにサービスを行う。
【0031】 独立した一般的にオーバーラップしてない地理的領域をカバーするように向け
られている複数のビームを提供する衛星がこの例に対して意図されている。CD
MAチャネルとしても呼ばれる異なる周波数における複数のビーム、“サブビー
ム”、あるいはFDM信号、周波数スロットまたはチャネルは、同じ領域をオー
バーラップするように向けることができる。しかしながら、異なる衛星に対する
ビームカバレッジまたはサービスエリア、あるいは地上セルサイトに対するアン
テナパターンは、通信システム設計および提供されるサービスのタイプに基づい
て、完全にあるいは部分的に所定の領域をオーバーラップしてもよいことが容易
に理解される。またこれらの通信領域またはデバイスの任意のものの間で、ダイ
バーシティまたはハンドオフが達成されてもよい。例えば、それぞれが異なる周
波数で異なる特徴を有する異なるセットのユーザにサービスを提供してもよく、
あるいは所定の移動ユニットが、それぞれ地理的カバレッジをオーバーラップし
ている複数の周波数および/または複数のサービスプロバイダを使用してもよい
【0032】 図1に図示されているように、通信システム100はシステムコントローラお
よびスイッチネットワーク112を使用し、これは地上システムにおいては移動
体電話スイッチングオフィス(MTSO)として、衛星システムに対して(地上
)コマンドおよびコントロールセンターとしても呼ばれる。このようなコントロ
ーラには一般的に、基地局114および116またはゲートウェイ122および
124に対してシステムワイドの制御を提供するインターフェイスおよび処理回
路が含まれている。コントローラ112はまた一般的に、公衆電話交換ネットワ
ーク(PSTN)、基地局114および116またはゲートウェイ122および
124、ならびに移動体ユニット126および128間の電話通話をルーティン
グすることに対してマスター制御を持っている。しかしながら、PSTNインタ
ーフェイスは一般的にこのような通信ネットワークまたはリンクに対する直接接
続のための各ゲートウェイの一部を形成する。コントローラ112をさまざまな
システム基地局114および116またはゲートウェイ122および124に結
合する通信リンクは、これらに限定されないが、専用電話回線、光ファイバリン
ク、マイクロ波または専用衛星通信リンクのような既知の技術を使用して確立す
ることができる。
【0033】 図1では、基地局114および116とユーザ端末126および128との間
の通信リンクに対する可能性ある信号パスのいくつかがライン130、132、
134および136として図示されている。これらのライン上の矢頭は、フォワ
ードリンクまたはリバースリンクのいずれかとして、リンクに対する例示的な信
号方向を図示しており、明示目的のためだけの図示として機能し、実際の信号パ
ターンを何ら限定するものではない。
【0034】 同様な方法で、ゲートウェイ122および124、衛星118および120、
ならびにユーザ端末126および128間の通信リンクに対する信号パスが、ゲ
ートウェイから衛星へのリンクに対してライン146、148、150および1
52として、衛星からユーザへのリンクに対してライン140、142および1
44として図示されている。いくつかの構成では、ライン154により例示され
ている直接的な衛星から衛星へのリンクを確立することが可能であり、好ましい
かもしれない。
【0035】 当業者に明らかになるように、本発明は地上ベースシステムまたは衛星ベース
システムのいずれに対しても適合する。したがって、ゲートウェイ122および
124ならびに基地局114および116は、明確にするためにこれから集合的
にゲートウェイ122として呼ぶ。同様に衛星118および120は集合的に衛
星118として呼び、ユーザ端末126および128は集合的にユーザ端末12
6として呼ぶ。さらに、ユーザ端末126は“移動体”として説明されているが
、本発明の教示は遠隔ワイヤレス通信サービスを要求する固定ユニットに対して
適用可能であることが理解される。
【0036】 図1では2つの衛星のみが図示されているが、通信システムは異なる軌道面を
移動する複数の衛星を一般的に使用する。さまざまな多重衛星通信システムが提
案されており、非常の多くのユーザ端末にサービスを提供するために、例示的な
システムはおおよそ48以上の衛星を使用し、これらの衛星は低軌道(LEO)
中の8つの異なる軌道面を移動する。しかしながら、他の軌道距離および配列を
含むさまざまな衛星システムおよびゲートウェイ構成に本発明の教示をどのよう
に適用できるかは当業者に容易に理解できるであろう。
【0037】 用語基地局およびゲートウェイは技術的に交換可能に使用されることがあり、
衛星に通信を向け、さらに多くの“機能”を有する特殊化された基地局としてゲ
ートウェイは認識され、関連装置により、移動する中継器を通してこのような通
信リンクを維持する一方で、基地局は地上アンテナを使用して周囲の地理的領域
内に通信を向ける。中央コントロールセンターは、一般的にゲートウェイおよび
衛星と相互対話する際に実行するさらに多くの機能を持っている。ユーザ端末は
、好み応じて、加入者ユニット、移動体ユニット、移動局、あるいはある通信シ
ステムでは単に“ユーザ”、“移動体”あるいは“加入者”として呼ばれること
もある。
【0038】 II.通信リンク 図2は通信システム100中のゲートウェイ122とユーザ端末126間で使
用される通信リンクの例示的な構成を図示している。少なくとも、そして一般的
に通信システム100では2つのリンクを使用して、ゲートウェイ122とユー
ザ端末126間の通信信号の送信を促進する。これらのリンクはフォワードリン
ク210およびリバースリンク220として呼ばれる。フォワードリンク210
はゲートウェイ122(あるいは基地局)からユーザ端末126に送信される送
信信号215を取り扱う。リバースリンク220はユーザ端末126からゲート
ウェイ122(あるいは基地局)に送信される送信信号225を取り扱う。
【0039】 フォワードリンク210には、フォワードリンク送信機212とフォワードリ
ンク受信機218が含まれている。1つの実施形態では、フォワードリンク送信
機212は先に参照した特許で開示されているようなよく知られたCDMA通信
技術にしたがってゲートウェイ122(基地局)中で実現される。1つの実施形
態では、フォワードリンク受信機218は先に参照した特許で開示されているよ
うなよく知られているCDMA通信技術にしたがってユーザ端末126で実現さ
れる。
【0040】 リバースリンク220にはリバースリンク送信機222とリバースリンク受信
機228が含まれている。1つの実施形態では、リバースリンク送信機222は
ユーザ端末126で実現される。1つの実施形態では、リバースリンク受信機2
28はゲートウェイ122(基地局)で実現される。
【0041】 リバースリンク220は、1つ以上のアクセスチャネルと1つ以上のリバース
トラフィックチャネルの少なくとも2つのチャネルから構成されている。これら
のチャネルは異なる受信機または独立したモードで動作する同じ受信機で実現す
ることができる。先に説明したように、アクセスチャネルはゲートウェイ122
との通信を開始し、これに応答するためにユーザ端末126により使用される。
独立したアクセスチャネルは各アクティブユーザに対して任意の所定の時間に要
求される。特に、アクセスチャネルはいくつかのユーザ端末126により時間共
有され、各アクティブユーザからの送信は他のものから時間的に分離される。シ
ステムは所要レベルのゲートウェイの複雑さおよびアクセスタイミングのような
既知の要因に応じて1つ以上のアクセスチャネルを使用してもよい。提案されて
いる実施形態は周波数当たり1ないし8つのアクセスチャネルを使用する。アク
セスチャネルは以下にさらに詳細に説明する。
【0042】 III.アクセスチャネル 図3はアクセスチャネル300をさらに詳細に図示している。アクセスチャネ
ル300にはアクセスチャネル送信機310、アクセスチャネル受信機320、
アクセスプローブ330が含まれている。アクセスチャネル送信機310は、先
に説明したリバースリンク送信機222に含まれている。アクセスチャネル受信
機320は、先に説明したリバースリンク受信機228に含まれている。
【0043】 アクセスチャネル300は発呼を含むショートシグナリングメッセージ交換、
ページに対する応答、ユーザ端末126により起こされ、ゲートウェイ122に
向けられた登録に対して使用される。ユーザ端末126がアクセスチャネル30
0を通してゲートウェイ122(または基地局)と通信を開始し、またはこれに
応答するために、アクセス信号またはアクセスプローブ330と呼ばれる信号が
送られる。
【0044】 アクセスチャネルは一般的に、通信システムで使用される1つ以上の特定のペ
ージングチャネルとも関係している。ページに応答してユーザ端末アクセス送信
に対してどこを探せばよいかが分かっているシステムに関して、これはページン
グメッセージに対する応答をさらに効率的にする。この関連または割当は固定シ
ステム設計に基づいて知られているか、あるいはページングメッセージの構造内
でユーザ端末に示される。知られているように、スロット分割されたアクセスチ
ャネルアプローチを使用して、アクセスチャネルは、一連の固定長フレームまた
はタイムスロットに分割され、このフレームまたはスロット中でアクセス送信ま
たはプローブをユーザ端末から受信することができる。
【0045】 IV.アクセスプローブ中のタイミングの不確実性 アクセスプローブ330のタイミングにおける不確実性は、地球を回る衛星1
18の軌道の結果として、ユーザ端末126と衛星中継器118との間の距離ま
たは伝搬パスが変化することにより生じる。このタイミングの不確実性は最小伝
搬遅延と最大伝搬遅延により境界付けられる。最小伝搬遅延Dminは、衛星11
8がユーザ端末126の真上にいるときにユーザ端末126から衛星118に伝
わる信号に対する時間量である。最大伝搬遅延Dmaxは、衛星118がユーザ端
末126の予め定められた有効な水平位置に配置されているときにユーザ端末1
26から衛星118に伝わる信号に対する時間量である。同様な方法において、
一般的により小さな大きさであるが、ユーザ端末と基地局114との間の相対運
動に対して、何らかの程度のタイミングの不確実性が生じ得る。
【0046】 タイミングの不確実性を解決することは、適切にアクセスプローブ330を捕
捉するために必要である。特に、タイミング(すなわちPNコードの開始時間)
は、ロングPNコードおよびショートPNコードを使用して、アクセスプローブ
330あるいはそのメッセージ内容を逆拡散するために知られていなければなら
ない。これはアクセスプローブ330を形成するアクセス信号をさまざまなタイ
ミング仮定と相関させて、アクセスプローブ330を解決するためにどのタイミ
ング仮定が最高の推定であるかを決定することによりなされる。タイミング仮定
は他のものからの時間的なオフセットであり、アクセスプローブ330のタイミ
ングのさまざまな推定、またはプローブを発生させるために使用されるPNコー
ドのタイミングのさまざまな推定を表している。アクセスプローブ330と最高
の相関を発生させる仮定は一般的に、予め定められたしきい値を越えるものであ
り、その特定のアクセスプローブ330に対するタイミングの最も可能性がある
(“正しい”と想定される)推定を有する仮定である。いったんタイミングの不
確実性がこのような方法で解決されると、アクセスプローブ330は、よく知ら
れた技術にしたがって、そのタイミング推定ならびにロングPNコードおよびシ
ョートPNコードを使用して逆拡散することができる。
【0047】 V.アクセスプローブを送信するための従来のプロトコル 図4は、従来のCDMA通信システム中で使用されるアクセスチャネルに対し
て、アクセスプローブとしても呼ばれる従来のアクセス信号410を送信するた
めの従来の信号構造またはプロトコル400を図示している。ユーザ端末126
が通信システム100にアクセスしようとしたときに、すなわち通信を開始また
は通信に応答しようとしたときに、ユーザ端末126は従来のプロトコル400
にしたがって従来のアクセス信号またはプローブ410をゲートウェイ122に
送信する。従来のアクセスプローブ410にはアクセスプローブプリアンブル(
プリアンブル)420とアクセスプローブメッセージ(アクセスメッセージ)4
30とが含まれている。従来のアクセスプローブ410はユーザ端末126中の
アクセスチャネル送信機310によりゲートウェイ122中のアクセスチャネル
受信機320に送信される。
【0048】 従来のスペクトル拡散システムでは、プリアンブル420とアクセスメッセー
ジ430はそれぞれショート疑似雑音コードシーケンスの対440(ショートP
Nコード対)で直角位相拡散され、ロング疑似雑音コードシーケンス(ロングP
Nコード)450でチャネル化される。プリアンブル420は一般的にヌルデー
タ(すなわちすべて“1”またはすべて“0”、あるいは“1”および“0”の
予め選択されたパターン)から構成され、アクセスメッセージ430が送信され
る前にアクセスプローブ410を捕捉する機会をアクセスチャネル受信機320
に与えるために最初に送信される。
【0049】 ショートPNコード対440を使用して情報信号を変調または“拡散”する。
疑似雑音変調またはエンコーディングは情報信号が搬送波信号により変調されて
ゲートウェイ122に送信される前に生じる。ショートPNコード対440を使
用して、特定のCDMAチャネルに対して送信される通信信号間を識別する。本
発明の1実施形態では、ショートPNコード対440を使用して、リバースリン
ク220中で使用されるアクセスチャネル信号と他の通信信号とを識別する。本
発明の1実施形態にしたがうと、各ゲートウェイ122はその自己のショートP
Nコード対440を使用する。本発明の他の実施形態では、適応されるべき通信
トラフィック量に基づいて、ゲートウェイ122内の各周波数帯域に対して異な
るショートPNコード対440を使用する。これらの実施形態では、ゲートウェ
イ当たり8つまでのショートPNコード対440が意図されている。しかしなが
ら、さらに多くあるいはさらに少ない他の数のPNコード対をこの機能に対して
使用することができる。
【0050】 ロングPNコード450を使用して、セルまたはビーム内の異なるユーザ端末
126により送信される通信信号間を識別する。一般的に、従来のシステムでは
、プリアンブル420とアクセスメッセージ430はショートPNコード対44
0により拡散される前にロングPNコード450により変調またはエンコーディ
ングされる。しかしながら、他の従来のシステムでは、ショートPNコード44
0およびロングPNコード450が組み合わされ、そしてプリアンブル420お
よびアクセスメッセージ430を変調するために使用される。
【0051】 アクセスチャネル受信機320がプリアンブル420を受信すると、アクセス
チャネル受信機320はショートPNコード対440とロングPNコード450
を使用してプリアンブル420を逆拡散しなければならない。これは仮定を形成
することにより達成される。すなわちどのロングPNコード450およびどのシ
ョートPNコード対440がプリアンブル420に含まれているヌルデータを変
調したかについて推測する。所定の仮定およびプリアンブル420は相互に相関
関係がとられる。プリアンブル420とそれぞれの仮定との相関の結果を比較す
る。大きさまたはエネルギについて、最高の相関関係を発生させる特定の仮定が
選択された仮定である。この仮定を構成する特定のロングPNコード450と特
定のショートPNコード440を使用してアクセスプローブ410を復調する。
捕捉を確実にするためにアクセスプローブ410の送信を繰り返す必要があるか
もしれない。
【0052】 いったんショートPNコード対440とロングPNコード450がアクセスチ
ャネル受信機320により決定されると、従来のアクセスプローブ410は捕捉
されたと呼ばれる。プリアンブル420が予め定められた時間期間に対して送信
された後に、アクセスメッセージ430がアクセスチャネル送信機310により
送信される。先に説明したように、アクセスメッセージ430は、従来のプロト
コルまたはアクセス信号構造400にしたがって、プリアンブル420を拡散す
るのに使用されたのと同じショートPNコード対440およびロングPNコード
450を使用して拡散される。
【0053】 アクセスメッセージ430が送信される前に、アクセスチャネル受信機320
が仮定を処理して、従来のアクセスプローブ410を捕捉する時間を持つように
、プリアンブル420は十分な長さでなければならない。さもなければ、アクセ
スチャネル受信機320は、アクセスメッセージ430が送信されている間に依
然として従来のアクセスプローブ410を捕捉しようとする。このケースでは、
アクセスメッセージ430は適切に受信されない。捕捉時間として呼ばれるアク
セスプローブ410を捕捉するのに必要な時間は、いくつの受信機を並列に使用
して仮定を処理するか、さまざまなコードシーケンスがどれ位長いか、信号送信
におけるタイミングの不確実性の範囲などに基づいて変化する。これらの要因の
それぞれは、形成されなければならない仮定数および従来のアクセスプローブ4
10を捕捉するのに必要とされる時間に影響を与える。捕捉時間に影響を与える
要因に加えて、異なるユーザ端末126により送信されるアクセスプローブ41
0間の衝突を最小にするために、プリアンブル420の長さおよび反復の頻度を
選択する。これらの要因のそれぞれは、明らかとなるように、プリアンブル42
0の長さを決定する際のシステム設計検討事項に基づいて考えられる。
【0054】 本発明は、従来のアクセスプローブ410により要求されるものよりもかなり
少ない、形成されるべき仮定しか必要としないアクセスプローブを送信するアク
セス信号構造またはプロトコルを使用する。このアクセスプローブは以下でさら
に詳細に説明する。
【0055】 VI.本発明にしたがったアクセスプローブを送信するプロトコル 図5は本発明の1実施形態にしたがったアクセスプローブ510を送信するた
めの信号構造およびプロトコル500を図示している。アクセスプローブ510
にはアクセスプローブプリアンブル(プリアンブル)520とアクセスプローブ
メッセージ(アクセスメッセージ)530とが含まれている。プロトコル500
と従来のプロトコル400間の1つの基本的な相違点は、プリアンブル520が
ショートPNコード対440のみで最初に拡散すなわち変調され、その後にショ
ートPNコード対440とロングPNコード450の両方により変調されること
である。これにより、アクセスチャネル受信機320がショートPNコード対4
40のみを使用してタイミングの不確実性を解決することができる。これに対し
て、従来のプロトコル400はタイミングの不確実性を解決するために、ショー
トPNコード対440とロングPNコード450の両方の使用を必要とする。
【0056】 複数のステージでプリアンブル520を変調すると、すなわち最初にショート
PNコード対440のみでその後にショートPNコード対440とロングPNコ
ード450の両方で変調すると、アクセスプローブ510を捕捉するのにアクセ
スチャネル受信機320により要求される仮定数がかなり減少する。仮定数を減
少させることにより、アクセスプローブ510を捕捉するのにアクセスチャネル
受信機320により要求される時間(すなわち捕捉時間)は対応して減少する。
【0057】 本発明にしたがうと、プリアンブル520は、第1ステージプリアンブル56
0、第2ステージプリアンブル570の2つのステージで送信される。第1ステ
ージのプリアンブル560では、アクセスチャネル受信機320がショートPN
コード対440のタイミングを決定できるように十分な長さの時間の間に、プリ
アンブル520がショートPNコード対440により変調される。
【0058】 第2ステージのプリアンブル570では、プリアンブル520はショートPN
コード対440とロングPNコード450の両方により変調される。アクセスチ
ャネル受信機320がロングPNコード450のタイミングを決定できるように
十分な長さの時間の間に、第2ステージのプリアンブル570がアクセスチャネ
ル送信機310により送信される。第2ステージのプリアンブル570の終わり
までに、アクセスチャネル受信機320はアクセスプローブ510を捕捉しなけ
ればならない。
【0059】 第2ステージのプリアンブル570後に、メッセージステージ580がアクセ
スチャネル送信機310により送信される。メッセージステージ580中、メッ
セージ530がショートPNコード対440とロングPNコード450の両方に
より変調される。
【0060】 複数のステージでプリアンブル520を送信することにより、タイミングの不
確実性を解決し、アクセスプローブ510を捕捉するために必要とされる仮定数
が減少する。従来のプロトコル400を使用するシステムでは、必要な仮定数は
タイミングの不確実性をチップレートで乗算することにより決定される。その理
由は、タイミングの不確実性の期間に対する従来のアクセスプローブ410のそ
れぞれ潜在的なコード開始時間(フレームの開始)に対して、1つの仮定が必要
とされるからである。言い換えると、それぞれの潜在的なPNコードタイミング
(すなわちアクセスプローブが開始する時間)を不確実性の期間に対して評価し
なければならない。
【0061】 本発明の好ましい実施形態では、アクセスチャネル受信機320は、予め知ら
れているショートPNコード対440を使用して第1ステージのプリアンブル5
60を最初に逆拡散することによりタイミングの不確実性を部分的に解決する。
ショートPNコード対440がタイミングの不確実性よりもかなり短いことが予
測されることから、ショートPNコード対440を捕捉するのに必要な仮定数は
ショートPNコード対440に対して可能性があるコード開始点の数またはコー
ド開始時間の数である。したがって、256の長さを持つショートPNコード対
440に対して、ショートPNコード対440を捕捉するのに要求される仮定数
は256である。
【0062】 本発明の好ましい実施形態では、アクセスチャネル受信機320は、予め知ら
れたショートPNコード対440と予め知られたロングPNコード450の両方
を使用して第2ステージのプリアンブル570を逆拡散することによりタイミン
グの不確実性を完全に解決する。ショートPNコード対440が捕捉された後に
は、ショートPNコード対440の長さのおおよそ整数分程度の曖昧さがアクセ
スプローブ510のタイミングに存在する。言い換えると、ショートPNコード
対440はタイミングの不確実性の期間内で整数回反復される。反復の数は第2
ステージのプリアンブル570の送信間に形成されるべきことが要求される仮定
数である。この数はショートPNコード対440の期間により、タイミングの不
確実性を除算することにより決定される。
【0063】 タイミングの不確実性を解決するために本発明により必要とされる仮定の総数
は、第1ステージのプリアンブル560と第2ステージのプリアンブル570の
それぞれに対して要求される仮定の合計として決定される。タイミングの不確実
性を解決するために要求される仮定数の比較は表Iに示されている。表Iは従来
のアクセスプローブ410を使用するシステムに対して要求される仮定数を、本
発明にしたがったさまざまなショートPNコード長(L)を有するアクセスプロ
ーブ510を使用するシステムと比較している。表Iは、秒当たり1.2288
メガチップのチップレートと10ミリ秒のタイミングの不確実性を有する例示的
なCDMA通信システムに対して作成されている。この例示的な比較に対して、
ハーフチップの仮定は無視されている。
【表1】
【0064】 仮定数の減少は、周波数の不確実性が考慮される場合にはさらに重要になる。
本発明の1実施形態にしたがうと、第1ステージのプリアンブル560の送信中
に周波数の不確実性を解決する一方、第2ステージのプリアンブル570の送信
中にタイミングの不確実性を完全に解決する。この実施形態では、第1ステージ
のプリアンブル560中に要求される仮定数は、第2ステージのプリアンブル5
70により要求される仮定数が変化しないままである間にテストされた周波数仮
定数(例えばN)倍に増加する。周波数の仮定数Nは、ドップラおよび他の周波
数シフト効果の予測される大きさのような技術的によく知られている要因ととも
に、サーチされるべき総周波数空間を分割するために使用される周波数“ビン”
のサイズおよび数に依存する。先の表I中のような同じシステムを使用してタイ
ミングと周波数の両方を解決するのに要求される仮定数は表IIで比較されてい
る。
【表2】
【0065】 VII.アクセスチャネル送信機 図6は本発明の1実施形態にしたがったアクセスチャネル送信機310の例を
図示しているブロック図である。アクセスチャネル送信機310には、送信デー
タプリプロセッサ610、ロングコード発生器635、プリアンブルステージス
イッチ640、および送信データポストプロセッサ690が含まれている。
【0066】 送信データプリプロセッサ610は、CDMA通信において利用されるさまざ
まな信号処理技術にしたがって送信されるべき情報を前処理する。本発明の例示
的な実施形態では、送信データプリプロセッサ610には、エンコーダ615、
シンボル反復器620、インターリーバ625、およびM−ary直交変調器6
30が含まれている。送信データプリプロセッサ610には、これらの構成要素
とともに、本発明の範囲を逸脱することなく他の前処理構成要素が含まれていて
もよい。当業者には、情報信号を準備するのに使用されるさまざまなタイプの信
号処理構成要素および関連構成要素がよく知られている。
【0067】 送信データプリプロセッサ610の例示的な実施形態をこれから説明する。こ
の実施形態では、エンコーダ615は畳み込みエンコーダであり、技術的によく
知られている発生関数を使用してデータをエンコードする。エンコーダ615は
ビットとしてデータ入力を受け取り、コードシンボルとしてデータを出力する。
シンボル反復器620はエンコーダ615から受け取ったコードシンボルを反復
するので、フレーム当たりのコードシンボルの総数はさまざまなデータレートに
維持される。インターリーバ625は一般的にブロックインターリーバであり、
よく知られた技術にしたがってコードシンボルをインターリーブする。M−ar
y直交変調器630は、M−ary直交コード変調プロセスを使用して、インタ
ーリーブされたコードシンボルを変調する。これらのM−ary直交コードはウ
ォルシュ関数またはコードであってもよく、これらはよく知られているようにC
DMA通信システムにおいて普通に使用されている。
【0068】 log2Mコードシンボルの各グループはM個の相互に排他的な直交変調シン
ボルの1つにマッピングされ、ウォルシュコードが直交コードに対して使用され
るときにはこれはウォルシュシンボルとして呼ぶことができる。本発明のこの実
施形態では、64−ary直交変調器が使用される。したがって、この実施形態
では、各ウォルシュシンボルは64ウォルシュチップから構成され、6コードシ
ンボルが1つのウォルシュシンボルまたは直交関数にマッピングされる。当業者
に明らかなように、他のコード長を異なるセットまたは数のコードシンボルと使
用することができる。
【0069】 プリアンブルステージスイッチ640は送信データプリプロセッサ610から
データを、ロングコード発生器635からロングPNコード450を受け取る。
プリアンブルステージスイッチ640はデータを送信データポストプロセッサ6
90に出力する。プリアンブルステージスイッチ640を以下でさらに詳細に説
明する。
【0070】 送信データポストプロセッサ690は、送信される前にプリアンブルステージ
スイッチ640からの情報を後処理する。本発明の例示的な実施形態では、送信
データポストプロセッサ690には、Iチャネル変調器645、Iチャネルショ
ートコード発生器648、Qチャネル変調器650、Qチャネルショートコード
発生器649、遅延素子655、Iチャネルベースバンドフィルタ660、Qチ
ャネルベースバンドフィルタ665、Iチャネル搬送波信号変調器670、Qチ
ャネル搬送波信号変調器675、および信号合成器680が含まれている。送信
データポストプロセッサ690にはこれらの構成要素とともに、本発明の範囲を
逸脱することなく他の後処理構成要素が含まれていてもよい。例えば、送信され
る信号は先に説明したような同位相および直角位相成分から構成されていなくて
もよい。言い換えると、通信システム100により位相シフトキーイングが使用
されなくてもよい。この例では、送信データポストプロセッサ690中の1つの
信号パスのみを使用してもよい。したがって、明らかとなるように、この例では
、ショートコード発生器648、649の1つ、ベースバンドフィルタ660、
665の1つ、および搬送波信号変調器670、675の1つのみが使用される
。いずれのケースでも、送信データポストプロセッサ690は、CDMA通信に
おいてよく知られている技術にしたがってさまざまなフィルタ処理および変調動
作を実行する。
【0071】 本発明の好ましい実施形態では、プリアンブルステージスイッチ640からの
出力は、ショートコード発生器648、649からのショートPNコード対44
0を使用して、変調器645および650により直角位相拡散される。ショート
PNコード対440は、QパイロットPNシーケンスおよびIパイロットPNシ
ーケンスとして呼ばれることがあるシーケンスを含む。この名称は、地上セルラ
通信システムおよびいくつかの衛星通信システムにおける場合と同様に、フォワ
ードリンクショートPNコードと一致するようにショートコード対440が選択
される実施形態に対して便利である。さもなければ、パイロットが使用されない
リバースリンクに対してのみ、あるいはアクセスチャネルに対してのみに使用さ
れるコードを参照するために用語“パイロット”を用いる必要はない。ショート
コード発生器648はI PN(PNI)シーケンスを発生する。ショートコー
ド発生器649はQ PN(PNQ)シーケンスを発生する。IおよびQシーケ
ンスはまったく異なるシーケンスであってもよく、あるいは他のシーケンスから
の遅延で1シーケンスオフセットした同じシーケンスであってもよい。
【0072】 (示されていない)代替実施形態では、ショートコード発生器648、649
は、単一のショートコード発生器648と遅延素子により置換される。この代替
実施形態では、ショートコード発生器の出力は変調器645に直接加えられ、遅
延させた後に変調器650に加えられる。変調器645、650は、合成器、乗
算器、もしくは2を法とする加算器、あるいは明らかなように他の技術を使用し
て実現してもよい。
【0073】 本発明の1実施形態では、ショートコード発生器649により変調された後に
、PNQシーケンスは遅延素子655を通してPNIシーケンスに対してPNチッ
プ時間の半分だけ遅延される。本発明のこの実施形態では、チップの半分の遅延
は直角位相シフトキーイングに対してオフセットをもたらし、後続するベースバ
ンドフィルタ処理に対する電力包絡線を改善する。
【0074】 拡散動作からの出力はベースバンドフィルタ660、665に加えられ、それ
ぞれ変調器670、675を通して搬送波信号により変調される。結果として得
られる変調信号は合成器680を使用して合成され、よく知られた通信技術にし
たがって送信される。
【0075】 VIII.プリアンブルステージスイッチ 図7はプリアンブルステージスイッチ640の例示的な構成をさらに図示して
いる。プリアンブルステージスイッチ640には、第1のスイッチ710,第2
のスイッチ720、2つのヌルコード発生器730、および変調器(あるいは拡
散素子)740が含まれている。第1のスイッチ710には2つの端子位置が含
まれ、第1の端子位置は“A、B”と印が付けられ、第2の端子位置は“C”と
印が付けられている。第2のスイッチ720には2つの端子位置が含まれ、第1
の端子位置は“A”と印が付けられ、第2の端子位置は“B、C”と印が付けら
れている。“A”は第1ステージプリアンブル560の発生および送信中に第1
のスイッチ710および第2のスイッチ720の端子位置を識別する。“B”は
第2ステージプリアンブル570の発生および送信中に第1のスイッチ710お
よび第2のスイッチ720の端子位置を識別する。“C”はメッセージステージ
580の発生中に第1のスイッチ710および第2のスイッチ720の端子位置
を識別する。
【0076】 プリアンブルステージスイッチの動作を図5および図7を参照してこれから説
明する。アクセスプローブ510の第1ステージプリアンブル560の間、第1
のスイッチ710および第2のスイッチ720はそれぞれ“A”と印が付けられ
た端子位置に位置付けられる。この位置では、第1のスイッチ710はヌルデー
タを変調器740に通す一方、第2のスイッチ720もヌルデータを変調器74
0に通す。第1ステージプリアンブル560中に、出力642はヌルデータから
構成される。このヌルデータは先に説明したようにショートPNコード対440
により変調される。したがって、第1ステージプリアンブル560の間に、ヌル
データはショートPNコード対440により変調され、ロングPNコード450
により変調されない。
【0077】 ヌルデータは一定あるいは既知の値、例えばすべて“0”またはすべて“1”
のいずれか、あるいは既知のパターン例えば“1”および“0”交互などを有す
るデータに関連している。ヌルデータは、アクセスプローブ510を捕捉する際
に役立つように受信機に知られている固定パターンを表している。ヌルデータは
何らメッセージ情報を含んでいない。本発明のこの実施形態では、ヌルデータは
すべて“1”を意味している。
【0078】 アクセスチャネル受信機320のような受信機が第1ステージプリアンブル5
60からショートPNコード対440を決定するのに十分な時間を持った後に、
第2ステージプリアンブル570が送信される。第2ステージプリアンブル57
0の発生または送信中には、第1のスイッチ710および第2のスイッチ720
は、“B”と印が付けられたそれぞれの端子位置に位置付けられる。この位置で
は、第1のスイッチ710はヌルデータを変調器740に通し続ける一方、第2
のスイッチ720はロングPNコード450を変調器740に通す。第2ステー
ジプリアンブル570の発生または送信中には、出力642はロングPNコード
570により変調されたヌルデータから構成されている。出力642は先に説明
したようにその後ショートPNコード対440により変調される。したがって、
第2ステージプリアンブル570中に、ヌルデータはロングPNコード450と
ショートPNコード対440の両方により変調される。
【0079】 受信機(アクセス受信機320)が第1ステージプリアンブル560からショ
ートPNコード対440を決定するのに十分な時間を持ち、第2ステージプリア
ンブル570からロングPNコード450を決定するのに十分な時間を持った後
に、メッセージステージ580が送信される。メッセージステージ580の発生
または送信中に、第1のスイッチ710および第2のスイッチ720は“C”と
印が付けられたそれぞれの端子位置に位置付けられる。この位置では、第1のス
イッチ710はアクセスチャネル情報638を変調器740に通し続ける一方、
第2のスイッチ720はロングPNコード450を変調器740に通し続ける。
メッセージステージ580中には、出力642はロングPNコード570により
変調されたメッセージデータから構成されている。出力642は先に説明したよ
うにその後ショートPNコード対440により変調される。したがって、メッセ
ージステージ580中には、メッセージデータはロングPNコード450とショ
ートPNコード対440の両方により変調される。
【0080】 図8はプリアンブルステージスイッチ640の他の例示的な構成をさらに詳細
に図示している。この実施形態では、プリアンブルステージスイッチ640には
、スイッチ810,ヌルコード発生器820、および変調器(または拡散素子)
830が含まれている。スイッチ810には2つの端子位置が含まれており、第
1の端子位置は“A”と印が付けられ、第2の端子位置は“B、C”と印が付け
られている。“A”は第1ステージプリアンブル560中のスイッチ810の端
子位置を識別している。“B”は第2ステージプリアンブル570中のスイッチ
810の端子位置を識別している。“C”はメッセージステージ580の発生ま
たは送信中のスイッチ810の端子位置を識別している。
【0081】 この実施形態におけるプリアンブルステージスイッチ640の動作を図5およ
び図8を参照してこれから説明する。アクセスプローブ510の第1ステージプ
リアンブル560中に、スイッチ810は“A”と印が付けられた端子位置に配
置される。この位置では、スイッチ810はヌルデータ発生器820からのすべ
て“0”データを変調器830に通す。同時に、アクセスチャネル送信機310
に加えられるアクセスチャネル情報はヌルデータ(すなわち“0”または“1”
のいずれか)から構成されている。このデータは、ユーザターミナルコントロー
ラの制御の下、当該分野で知られている技術を使用して、既知のユーザターミナ
ル送信素子内で発生され、この素子により提供される。例えば、エンコーダ61
5への入力を制御して特定の所要の出力を提供することができ、あるいは変調器
630またはプリプロセッサ610の出力を中断することができ、そしてプリア
ンブルスイッチ640に対する入力をヌルデータを発生させる他のデータ源に接
続することができる。したがって、アクセスチャネル情報638は、送信データ
プリプロセッサ610により処理されたようなヌルデータから構成されている。
アクセスチャネル情報638は変調器830に直接加えられる。
【0082】 図8に示されている拡散素子830とヌルデータ発生器820の特定の組み合
わせにより、アクセスチャネル情報638がヌルデータ発生器820の出力より
変調されたときに、その結果は先に説明したようにヌルデータから構成されてい
るアクセスチャネル情報638と確実に同一となる。明らかとなるように、これ
らの構成要素の他の組み合わせも同様に、出力642が確実にアクセスチャネル
情報638から構成されるようにする。出力642は先に説明したようにその後
ショートPNコード対440により変調される。先に説明した実施形態と同様に
、第1ステージプリアンブル560中に、出力642のヌルデータはショートP
Nコード対440により変調され、ロングPNコード450によっては変調され
ない。
【0083】 アクセスチャネル受信機320のような受信機が第1ステージプリアンブル5
60からショートPNコード対440を決定するのに十分な時間を持った後に、
第2ステージプリアンブル570が送信される。第2ステージプリアンブル57
0の送信中に、スイッチ810は“B”と印が付けられた端子位置に位置付けら
れる。この位置では、スイッチ810はロングPNコード450を変調器830
に通す。一方、アクセスチャネル送信機に加えられるアクセスチャネル情報はヌ
ルデータから構成され続ける。第2ステージプリアンブル570中には、出力6
42はロングPNコード570により変調されたヌルデータから構成される。出
力642は先に説明したようにその後ショートPNコード対440により変調さ
れる。したがって、第2ステージプリアンブル570中には、ヌルデータはロン
グPNコード450とショートPNコード対440の両方により変調される。
【0084】 受信機(アクセス受信機320)が第2ステージプリアンブル570からロン
グPNコード450を決定するのに十分な時間を持った後に、メッセージステー
ジ580が送信される。メッセージステージ580の送信中に、スイッチ810
は“C”と印が付けられた位置に位置付けられる。この位置では、スイッチ81
0はロングPNコード450を変調器830に通し続ける。同時に、アクセスチ
ャネル送信機に加えられるアクセスチャネル情報はヌルデータとは異なってメッ
セージデータとなる。したがって、アクセスチャネル情報638は送信データプ
リプロセッサ610により処理されるようなメッセージデータである。したがっ
て、メッセージステージ580中では、出力642はロングPNコード450に
より変調されたメッセージデータから構成される。出力642は先に説明したよ
うにその後ショートPNコード対440により変調される。したがって、メッセ
ージステージ580中には、メッセージデータはロングPNコード450とショ
ートPNコード対440の両方により変調される。
【0085】 IX.アクセスチャネル受信機 図9は本発明の1実施形態にしたがったアクセスチャネル受信機320の例示
的な構成を図示しているブロック図である。アクセスチャネル受信機320には
、アナログデジタル(A/D)変換器910、ローテータ920、第1のメモリ
925、高速アダマール変換器(FHT)930、第2のメモリ935、遅延素
子940、合計器945および950、コヒーレント積分器960、2乗演算素
子965、チャネル合計器970、および非コヒーレント積分器980が含まれ
ている。
【0086】 A/D変換器910は(示されていない)アンテナからI、Qチャネル信号を
受け取り、受信信号を量子化する。ローテータ920はドップラまたは他の既知
の効果の結果としての受信信号における周波数の不確実性を除去するために受信
信号の周波数を調整する。
【0087】 ローテータ920からの出力はメモリ925に記憶される。FHT930はよ
く知られた技術にしたがって高速アダマール変換(FHT)動作を実行する。F
HT930からの出力はメモリ935に記憶される。メモリ925およびメモリ
935はよく知られたプロセスにしたがって動作し、このプロセスはFHT動作
の前後にデータの順序を入れ替える。このプロセスは可能性あるタイミングの不
確実性を考慮してショートPNコード対440に対する可能性あるオフセット数
を迅速かつ効率的に決定する。メモリ925、FHT930およびメモリ935
の出力は、ショートPNコード対440の定期的な自己相関である。
【0088】 アクセスチャネル受信機320の残りの部分はよく知られた通信技術にしたが
って受信信号のエネルギを計算する。遅延素子940および合計器945、95
0は受信信号の同位相および直角位相成分の推定値を計算する。コヒーレント積
分器960は予め選択された期間に対して同位相および直角位相成分のそれぞれ
を累積する。一般的に、この期間はシンボル期間に対応する。2乗演算素子96
5は累算された成分のそれぞれに対する大きさを決定する。これらの大きさはコ
ヒーレント合計と呼ばれる。チャネル合計器970は同位相および直角位相チャ
ネルからの2つのコヒーレント合計を合成する。非コヒーレント積分器980は
、ウォルシュコード境界で開始および終了する区間に対して合成されたコヒーレ
ント合計を累算して、合計990の非コヒーレント合成を提供する。非コヒーレ
ント合計990はショートPNコード対440の特定のタイミングオフセットと
相関されたあるいはこの特定のタイミングオフセットで逆拡散された通信信号の
正味エネルギに関係している。非コヒーレント合計990は、ショートPNコー
ド対440のタイミングオフセットが捕捉されている通信信号のタイミングまた
はタイミングのオフセットに対応しているか否かに依存して値が変化する。
【0089】 非コヒーレント合計990は(示されていない)1つ以上のしきい値と比較さ
れ、適切な信号相関を決定し、したがってタイミングアライメントを決定するた
めの最小エネルギレベルを確立する。非コヒーレント合計990が1つ以上のし
きい値を越えたとき、ショートPNコード対440のタイミングオフセットは、
その後に通信信号の追跡および復調に使用される選択されたタイミングオフセッ
トである。非コヒーレント合計990がしきい値を越えない場合には、新しいタ
イミングオフセット(すなわち他の仮定)がテストされ、先に言及した累算およ
びしきい値処理またはしきい値比較動作が繰り返される。
【0090】 図10は、アクセスチャネル受信機320の1実施形態の動作を図示している
状態図である。この状態図には、粗サーチ状態1010、微サーチ状態1020
、および復調メッセージ状態1030が含まれている。
【0091】 アクセスチャネル受信機320は、アクセスプローブ510をサーチする粗サ
ーチ状態1010で動作を始める。粗サーチ状態1010中では、アクセスチャ
ネル受信機320は粗サーチを実行する。本発明の好ましい実施形態にしたがう
と、粗サーチには時間におけるサーチと周波数におけるサーチが含まれている。
時間におけるサーチは、アクセスプローブ510で使用されるショートPNコー
ド対440をロックオンしようと試みる。特に、このサーチはショートPNコー
ド対440に対するタイミングオフセットあるいはショートPNコード対440
のタイミングオフセットを決定しようと試みる。周波数におけるサーチはアクセ
スプローブ510中の周波数の不確実性を解決しようと試みる。
【0092】 時間および周波数におけるサーチは連続してあるいは並行して実行することが
できる。タイミングの不確実性は周波数の不確実性よりも大きいことが予測され
ることから、本発明の1実施形態は並行的な時間サーチと連続的な周波数サーチ
を実行する。この実施形態はFHT930がアクセスチャネル受信機320で利
用可能なときに特に有用である。この実施形態では、ローテータ920は周波数
不確実性の予測範囲に基づいて予め定められた量だけ周波数をインクリメントす
る。各周波数インクリメントにおいて、FHT930はショートPNコード対4
40のタイミングに対して並行的なサーチを実行する。ショートPNコード対4
40の特定の周波数インクリメントおよび特定のタイミングは非コヒーレント積
分器980から出る出力990を最大にする。最大出力990が予め定められた
しきい値を越えた場合には、粗サーチはアクセスプローブ510を検出している
。これが生じたときには、特定の周波数インクリメントは周波数の不確実性を解
決し、ショートPNコード対440のタイミングは部分的にタイミングの不確実
性を解決する。
【0093】 最大出力990が予め定められたしきい値を越えない場合には、粗サーチはア
クセスプローブ510を検出していない。このとき、アクセスチャネル受信機3
20は粗サーチ状態1010のままである。
【0094】 アクセスプローブ510を検出したとき、アクセスチャネル受信機320は粗
サーチ状態1010から微サーチ状態1020に変化する。粗サーチ状態101
0から微サーチ状態1020に変化するとき、アクセスチャネル受信機320は
ロングPNコード450を捕捉するために特性を変更する。特に、ロングPNコ
ード450に対するメモリ925、935およびFHT930の動作は、これか
ら分かるように、ショートPNコード対440に対するものと異なっている。本
発明の1実施形態にしたがうと、メモリ925、935およびFHT930はロ
ングPNコード450をサーチするために再構成される。他の実施形態では、独
立した専用アクセスチャネル受信機320が使用される。ショートコードアクセ
スチャネル受信機320を使用してショートPNコード対440を捕捉し、ロン
グPNコードアクセスチャネル受信機320を使用してロングPNコード450
を捕捉する。この実施形態では、メモリ925、935およびFHT930はそ
れぞれショートPNコード対440またはロングPNコード450のいずれかを
捕捉するように設計されている。この実施形態では、ショートコードアクセスチ
ャネル受信機320は、粗サーチ状態1010から微サーチ状態1020への移
行中に、ショートPNコード対440のタイミングをロングPNコードアクセス
チャネル受信機320に受け渡す。
【0095】 微サーチ状態1020中では、アクセスチャネル受信機320は微サーチを実
行する。本発明の好ましい実施形態にしたがうと、微サーチは時間におけるサー
チのみを含んでいる。微サーチはアクセスプローブ510で使用されるロングP
Nコード450をロックオンしようと試みる。微サーチ中には、粗サーチ状態1
010中で得られたショートPNコード対440の特定の周波数インクリメント
およびタイミングを使用して、アクセスプローブ510中のタイミングの不確実
性を完全に解決する。
【0096】 粗サーチに関して先に説明したことと類似するプロセスを使用してロングPN
コード450を捕捉あるいはロックオンする。ロングPNコード450の特定の
タイミングは非コヒーレント積分器980から出る出力990を最大にする。最
大出力990が予め定められたしきい値を越えた場合には、微サーチはアクセス
プローブ510を捕捉している。これが生じたときには、ロングPNコード45
0の特定のタイミングがタイミングの不確実性を完全に解決する。
【0097】 最大出力990が予め定められたしきい値を越えない場合には、微サーチはア
クセスプローブを捕捉するのに失敗する。このときには、アクセスチャネル受信
機320は微サーチ状態1020から粗サーチ状態1010に変化して、アクセ
スプローブ510を検出しようと試みる。
【0098】 アクセスプローブ510を捕捉したとき、アクセスチャネル受信機320は微
サーチ状態1020から復調メッセージ状態1030に変化する。復調メッセー
ジ状態1030中では、アクセスチャネル受信機320は、微サーチ状態102
0中で得られた特定の周波数インクリメントおよびタイミングを使用して、アク
セスプローブ510中に含まれているメッセージ530を復調する。
【0099】 出力990が復調メッセージ状態1030中に予め定められたしきい値より下
に落ちると、アクセスチャネル受信機320はアクセスプローブ510の捕捉を
失っている。これは、アクセスプローブ510の送信の終了や何らかの失敗を含
むさまざまな環境で生じる。理由にかかわらず、アクセスチャネル受信機320
は復調メッセージ状態1030から粗サーチ状態1010に変化して、アクセス
プローブ510を検出しようと試みる。
【0100】 X.結論 本発明は特定の実施形態に関して詳細に説明してきたが、本発明の範囲を逸脱
することなくさまざまな変更をすることができる。例えば、本発明は複数のコー
ドシーケンスで拡散されるアクセスチャネル送信以外の送信に等しく適合する。
【0101】 好ましい実施形態の先の説明は、当業者が本発明を作りまたは使用できるよう
に提供されている。本発明はその好ましい実施形態を参照して特に図示し、説明
してきたが、形態および詳細におけるさまざまな変更を本発明の精神および範囲
を逸脱することなくなし得ることが当業者に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の1実施形態にしたがって構成され、動作する例示的なワイヤ
レス通信システムである。
【図2】 図2は、通信システムのゲートウェイとユーザ端末間で使用される通信リンク
の例示的な構成である。
【図3】 図3は、アクセスチャネルのさらなる詳細である。
【図4】 図4は、典型的なCDMA通信システム中でアクセスプローブを送信するため
の従来のプロトコルである。
【図5】 図5は、本発明の1実施形態にしたがってアクセスプローブを送信するための
プロトコルである。
【図6】 図6は、本発明の1実施形態にしたがったアクセスチャネル送信機を図示して
いるブロック図である。
【図7】 図7は、図6のアクセスチャネル送信機のプリアンブルステージスイッチをさ
らに詳細に図示しているブロック図である。
【図8】 図8は、図6のアクセスチャネル送信機のプリアンブルステージスイッチの代
替実施形態をさらに詳細に図示しているブロック図である。
【図9】 図9は、本発明の1実施形態にしたがったアクセスチャネル受信機を図示して
いるブロック図である。
【図10】 図10は、本発明の1実施形態にしたがったアクセスチャネル受信機の動作を
図示している状態図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 スキナー、ゴードン アメリカ合衆国、コロラド州 80301 ボ ールダー、ホワイトロック・サークル 4656 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE32 EE36 5K067 AA15 BB04 BB13 CC10 EE02 EE07 EE10 5K072 AA16 AA23 BB13 BB22 CC20 DD04 DD11 DD16 EE23 FF08

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリアンブルが第1のステージと第2のステージを有し、前
    記第1のステージが第1の信号により変調されたデータを有し、前記第2のステ
    ージが第2の信号と前記第1の信号により変調されたデータを有し、プリアンブ
    ルとメッセージとを含むアクセスプローブを送信する送信機と、 前記プリアンブルの前記第1のステージから前記第1の信号の第1のタイミン
    グオフセットを決定する粗サーチャーと、前記第1のタイミングオフセットに基
    づき、前記第2のステージから前記第2の信号の第2のタイミングオフセットを
    決定する微サーチャーとを含み、前記アクセスプローブを受信する受信機とを具
    備するワイヤレス通信用システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の信号と前記第2の信号は疑似雑音シーケンスであ
    る請求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記第1の信号と前記第2の信号はエンコーディングシーケ
    ンスである請求項1記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記第1の信号は1対の直角位相拡散疑似雑音シーケンスで
    ある請求項1記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記第2の信号はチャネル化疑似雑音シーケンスである請求
    項1記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記第1のステージの前記データはヌルデータである請求項
    1記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記第2のステージの前記データはヌルデータである請求項
    6記載のシステム。
  8. 【請求項8】 第1のステージと第2のステージを有するプリアンブルと、
    メッセージとを含むアクセスプローブを送信する方法において、 第1の信号によりプリアンブルの前記第1のステージを変調し、 前記プリアンブルの前記変調された第1のステージを送信し、 前記第1の信号と第2の信号により前記プリアンブルの前記第2のステージを
    変調し、 前記プリアンブルの前記変調された第1のステージを送信した後に、前記プリ
    アンブルの前記変調された第2のステージを送信し、 前記第1の信号と前記第2の信号でメッセージを変調し、 前記プリアンブルの前記変調された第2のステージを送信した後に、前記変調
    されたメッセージを送信するステップを含む方法。
  9. 【請求項9】 前記プリアンブルの前記変調された第1のステージは、受信
    機が前記第1の信号の第1のタイミングオフセットを捕捉するのに十分な時間の
    間に送信される請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記プリアンブルの前記変調された第2のステージは、受
    信機が前記第2の信号の第2のタイミングオフセットを捕捉するのに十分な時間
    の間に送信される請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の信号は1対の直角位相拡散疑似雑音シーケンス
    である請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の信号はチャネル化疑似雑音シーケンスである請
    求項8記載の方法。
  13. 【請求項13】 受信機がアクセスプローブに関係するタイミングを高速に
    決定できるようにするアクセスプローブにおいて、 第1のコードシーケンスにより変調された第1のステージと、前記第1のコー
    ドシーケンスと第2のコードシーケンスにより変調された第2のステージとを有
    するプリアンブルを含み、 前記プリアンブルの前記第2のステージにおいて変調された前記第2のコード
    シーケンスのタイミングを決定する前に前記プリアンブルの前記第1のステージ
    において変調された前記第1のコードシーケンスのタイミングを受信機が決定で
    きるように、前記第1のステージが前記第2のステージの前に送信され、これに
    より、受信機がタイミングを決定するのに必要な時間量を減少させるアクセスプ
    ローブ。
  14. 【請求項14】 前記プリアンブルに続くメッセージをさらに含み、前記メ
    ッセージは前記第1のコードシーケンスと前記第2のコードシーケンスにより変
    調される請求項13記載のアクセスプローブ。
  15. 【請求項15】 前記第1のコードシーケンスは1対の直角位相拡散疑似雑
    音シーケンスであり、前記第2のコードシーケンスはチャネル化疑似雑音シーケ
    ンスである請求項13記載のアクセスプローブ。
  16. 【請求項16】 第1のステージと第2のステージとを含むプリアンブルを
    有する、送信機からの送信信号を受信機で捕捉する方法において、 前記プリアンブルの前記第1のステージは第1の信号により変調され、前記プ
    リアンブルの前記第1のステージ中に受信機により受信された送信信号において
    、前記第1の信号のタイミングオフセットを決定する粗サーチを実行し、 前記プリアンブルの前記第2のステージは前記第1の信号と第2の信号により
    変調され、前記プリアンブルの前記第2のステージ中に受信機により受信された
    送信信号において、前記第2の信号のタイミングオフセットを決定する微サーチ
    を実行し、前記第2の信号の前記タイミングオフセットは前記第1の信号と前記
    第1の信号の前記タイミングオフセットとを使用して決定され、 前記第1の信号と、前記第2の信号と、前記第1の信号の前記タイミングオフ
    セットと、前記第2の信号の前記タイミングオフセットとを使用して前記送信信
    号を復調するステップを含む方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の信号と前記第2の信号は疑似雑音シーケンスで
    ある請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の信号は1対の直角位相拡散疑似雑音シーケンス
    であり、前記第2の信号はチャネル化疑似雑音シーケンスである請求項16記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 前記プリアンブルの前記第1のステージはヌルデータから
    構成されている請求項16記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記プリアンブルの前記第2のステージはヌルデータから
    構成されている請求項16記載の方法。
  21. 【請求項21】 ワイヤレス通信システム中でアクセス信号を使用するため
    の方法において、 プリアンブルが第1のステージと第2のステージを有し、前記第1のステージ
    が第1の信号により変調されたデータを有し、前記第2のステージが第2の信号
    と前記第1の信号により変調されたデータを有し、プリアンブルとメッセージと
    を含むアクセスプローブを送信し、 前記アクセスプローブを受信し、 前記プリアンブルの前記第1のステージから前記第1の信号の第1のタイミン
    グオフセットを決定し、 前記第1のタイミングオフセットに基づき、前記第2のステージから前記第2
    の信号の第2のタイミングオフセットを決定するステップを含む方法。
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