JP2002043607A - 太陽電池モジュール及びその設置構造 - Google Patents

太陽電池モジュール及びその設置構造

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JP2002043607A
JP2002043607A JP2000227843A JP2000227843A JP2002043607A JP 2002043607 A JP2002043607 A JP 2002043607A JP 2000227843 A JP2000227843 A JP 2000227843A JP 2000227843 A JP2000227843 A JP 2000227843A JP 2002043607 A JP2002043607 A JP 2002043607A
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solar cell
cell module
connection
connector
eaves
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Masatoshi Sekoguchi
雅利 世古口
Tomohide Yoshida
朋秀 吉田
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Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気配線が簡略化され設置施工の効率化も図
られる太陽電池モジュール及びその設置構造を提供す
る。 【解決手段】 プラス側端子を有する接続用コネクタ1a
とマイナス側端子を有する接続用コネクタ1bとを備えた
パネル状の太陽電池モジュール本体2にリターン用配線
3を付設し、このリターン用配線3の両端部を接続端子
4として両接続用コネクタ1a、1bに配設した太陽電池モ
ジュールAとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用太陽光発電
システムを建物の屋根上等に設置するために適した太陽
電池モジュール及びその設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示す如く、屋根6上に
複数枚並べて設置され、住宅用太陽光発電システムを構
成する太陽電池モジュールは知られている。該太陽電池
モジュールにおいては、パネル状の太陽電池モジュール
本体2に二つの接続用コネクタ1が備えられており、一
方の接続用コネクタ1はプラス側端子を有し、他方の接
続用コネクタ1はマイナス側端子を有している。この場
合、太陽電池モジュール本体2の裏面に端子ボックス14
が付設され、該端子ボックス14から両接続用コネクタ1
は電気コード5を介し導出されている。
【0003】そして、屋根6の軒棟方向Yに並べて設置
された複数枚の太陽電池モジュール本体2が電気的直列
に接続され、その際、各太陽電池モジュール本体2間で
は前記接続用コネクタ1が相互に連結され、両接続用コ
ネクタ1のプラス側端子とマイナス側端子とは電気的に
接続されることになる。又、このように、太陽電池モジ
ュール本体2が軒棟方向Yに複数枚並べて設置された列
が複数例同様に並設されて、屋根6上には太陽電池モジ
ュール設置構造が構成される。
【0004】したがって、該太陽電池モジュール設置構
造においては、屋根6上の広い面積で太陽光が効率良く
受けられ、太陽電池モジュール本体2が電気的直列に接
続された各電気系列P1、P2、P3、P4毎で同太陽
光により発電された電力を得ることができる。そして、
このように太陽光で発電された電力を利用することによ
って、各住宅毎で自然エネルギー化が図られ、自然環境
破壊は省エネにより防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、太陽電池モジュール本体2が電気
的直列に接続される各電気系列P1、P2、P3、P4
毎で、該直列の電気配線を戻すためにリターンケーブル
31を設けなければならない。この場合、各太陽電池モジ
ュール本体2を屋根6上に設置施工する際に、接続用コ
ネクタ1を連結する作業だけでなく、各太陽電池モジュ
ール本体2の下側にリターンケーブル31を配線する作業
を必要とする。
【0006】そのため、各太陽電池モジュール本体2を
設置する毎それぞれの前に予め、接続用コネクタ1を連
結すると共にリターンケーブル31を配線しておく必要が
あって、配線作業を伴う電気工事は複雑化し、各太陽電
池モジュール本体2を設置する作業も手間取るものとな
る。このように、上記従来の太陽電池モジュールにあっ
ては、リターン配線を伴う電気配線が複雑となって、設
置施工にも手間取るという問題を生じていた。
【0007】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、その課題は、接
続用コネクタを連結するだけでリターン用配線の接続も
行なわれて電気配線が簡略化され、設置施工の効率化も
図られる太陽電池モジュール及びその設置構造を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
太陽電池モジュールは、プラス側端子を有する接続用コ
ネクタとマイナス側端子を有する接続用コネクタとを備
えたパネル状の太陽電池モジュール本体にリターン用配
線を付設し、該リターン用配線の両端部を接続端子とし
て前記両接続用コネクタに配設してなる。
【0009】したがって、この場合、太陽電池モジュー
ル本体にリターン用配線が付設されており、該リターン
用配線の両端部が接続端子としてプラス側端子及びマイ
ナス側端子を有する両接続用コネクタに配設されている
ので、太陽電池モジュール間で接続用コネクタを相互に
連結すると、両接続用コネクタのプラス側端子とマイナ
ス側端子だけでなく接続端子同士も電気的に接続され
て、リターン用配線も接続されることになる。そのた
め、従来のようにリターンケーブルを配線する作業が不
要となり、電気配線は接続用コネクタを連結する作業だ
けとなって簡略化され、これにより、各太陽電池モジュ
ール本体を順次並べて設置していく作業も効率良く行な
われることになる。
【0010】本発明の請求項2記載の太陽電池モジュー
ルは、上記請求項1記載の太陽電池モジュールにおい
て、リターン用配線を半田によって形成付設したことを
特徴とする。
【0011】したがって、この場合は特に、リターン用
配線が被覆ケーブルでなく半田によって形成付設される
ので、該リターン用配線は容易に形成されてそのコスト
削減が図られ、同リターン用配線は弛むことなく確実に
付設されて施工の際に邪魔になることもない。
【0012】本発明の請求項3記載の太陽電池モジュー
ルは、上記請求項1又は2記載の太陽電池モジュールに
おいて、接続用コネクタを太陽電池モジュール本体から
電気コードを介し導出させて備えたことを特徴とする。
【0013】したがって、この場合は特に、接続用コネ
クタが太陽電池モジュール本体から電気コードを介し導
出されているので、接続用コネクタを太陽電池モジュー
ル本体から離れた位置でその向きを変え、相互に対向さ
せて容易に連結することができ、その際、直接に連結さ
れて接続ケーブル等を介することも不要である。
【0014】本発明の請求項4記載の太陽電池モジュー
ル設置構造は、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載
の太陽電池モジュールを屋根上に複数枚並べて設置し、
各太陽電池モジュール間で接続用コネクタを相互に連結
して、両接続用コネクタのプラス側端子とマイナス側端
子及びリターン用配線の接続端子同士を電気的に接続し
てなる。
【0015】したがって、この場合、屋根上に複数枚並
べて設置される各太陽電池モジュール間で接続用コネク
タを相互に連結することにより、両接続用コネクタのプ
ラス側端子とマイナス側端子及びリターン用配線の接続
端子同士が電気的に接続されるので、従来のようにリタ
ーンケーブルを配線する作業が不要となり、電気配線は
接続用コネクタを連結する作業だけとなって簡略化さ
れ、これにより、各太陽電池モジュール本体を屋根上に
順次並べて設置していく屋根上施工作業も効率良く行な
われることになる。
【0016】本発明の請求項5記載の太陽電池モジュー
ル設置構造は、上記請求項4記載の太陽電池モジュール
設置構造において、複数枚並べて設置され最端に配置さ
れる太陽電池モジュールの一方の接続用コネクタに、該
接続用コネクタのプラス側端子或いはマイナス側端子と
リターン用配線の接続端子とを電気的に短絡接続させる
端部コネクタを連結したことを特徴とする。
【0017】したがって、この場合は特に、最端に配置
される太陽電池モジュールの一方の接続用コネクタに、
該接続用コネクタのプラス側端子或いはマイナス側端子
とリターン用配線の接続端子とを電気的に短絡接続させ
る端部コネクタが連結されるので、複数枚並べて設置さ
れて電気的直列に接続された太陽電池モジュール本体の
同直列電気配線を同端部コネクタの部分で戻すことがで
き、リターン用配線によるリターン経路は簡単に形成さ
れる。
【0018】本発明の請求項6記載の太陽電池モジュー
ル設置構造は、上記請求項4又は5記載の太陽電池モジ
ュール設置構造において、屋根の軒先に沿った方向に太
陽電池モジュールを並べて設置し、各太陽電池モジュー
ルの軒先側端縁の両端部に配設されて隣接する接続用コ
ネクタを相互に連結したことを特徴とする。
【0019】したがって、この場合は特に、屋根の軒先
に沿った方向に太陽電池モジュールが並べて設置され、
接続用コネクタは各太陽電池モジュールの軒先側端縁の
両端部に配設されているので、各太陽電池モジュール間
で接続用コネクタが相互に隣接して軒先側で容易に連結
される。
【0020】本発明の請求項7記載の太陽電池モジュー
ル設置構造は、上記請求項6記載の太陽電池モジュール
設置構造において、屋根の軒先に沿った方向に並べて設
置される太陽電池モジュールの棟側端縁上に、太陽電池
モジュールの軒先側端縁を重ねて設置し、該上に重ねら
れる各太陽電池モジュール間でも同様に接続用コネクタ
を相互に連結したことを特徴とする。
【0021】したがって、この場合は特に、太陽電池モ
ジュールの棟側端縁上に太陽電池モジュールの軒先側端
縁が重ねられて、複数枚の太陽電池モジュールが瓦葺き
状に設置されるので、屋根上に違和感なく同複数枚の太
陽電池モジュールは設置施工され、施工外観が良好とな
る。しかも、太陽電池モジュールの軒先側端縁が下側の
太陽電池モジュール上に重なって現出することになるの
で、設置施工後であっても各太陽電池モジュール間の軒
先側で容易に接続用コネクタを相互に連結することがで
き、同設置施工と電気配線作業とを分けて各々を効率的
に行なうこともできる。
【0022】本発明の請求項8記載の太陽電池モジュー
ル設置構造は、上記請求項7記載の太陽電池モジュール
設置構造において、接続用コネクタの連結部分を覆うカ
バー材を太陽電池モジュールの軒先側端縁に装着したこ
とを特徴とする。
【0023】したがって、この場合は特に、接続用コネ
クタの連結部分を覆うカバー材が太陽電池モジュールの
軒先側端縁に装着されるので、軒先側で現出する同接続
用コネクタの連結部分は外観良く覆い隠されて防水性も
向上される。
【0024】
【発明の実施の形態】図1、2は、本発明の請求項1、
3に対応する一実施形態を示し、該実施形態の太陽電池
モジュールAは、プラス側端子を有する接続用コネクタ
1aとマイナス側端子を有する接続用コネクタ1bとを備え
たパネル状の太陽電池モジュール本体2にリターン用配
線3を付設し、該リターン用配線3の両端部を接続端子
4として前記両接続用コネクタ1a、1bに配設してなる。
該実施形態の太陽電池モジュールAにおいては、接続用
コネクタ1a、1bが太陽電池モジュール本体2から電気コ
ード5を介し導出されて備えられている。
【0025】又、図3は、本発明の請求項4〜8に対応
する一実施形態を示し、該実施形態の太陽電池モジュー
ル設置構造は、前記実施形態の太陽電池モジュールAを
屋根6上に複数枚並べて設置し、各太陽電池モジュール
A間で接続用コネクタ1a、1bを相互に連結して、両接続
用コネクタ1a、1bのプラス側端子とマイナス側端子及び
リターン用配線3の接続端子4同士を電気的に接続して
なる。
【0026】該実施形態の太陽電池モジュール設置構造
においては、複数枚並べて設置され最端に配置される太
陽電池モジュールAの一方の接続用コネクタ1bに、該接
続用コネクタ1bのマイナス側端子とリターン用配線3の
接続端子4とを電気的に短絡接続させる端部コネクタ7
が連結されるものである。この場合、反対側の最端に配
置される太陽電池モジュールAの一方(他方)の接続用
コネクタ1aに端部コネクタ7が連結されても良く、その
際には、該接続用コネクタ1aのプラス側端子とリターン
用配線3の接続端子4とが電気的に短絡接続されること
になる。
【0027】そして、屋根6の軒先に沿った方向Xに太
陽電池モジュールAが並べて設置され、各太陽電池モジ
ュールAの軒先側端縁8の両端部に配設されて隣接する
接続用コネクタ1a、1bが相互に連結されている。又、屋
根6の軒先に沿った方向Xに並べて設置される太陽電池
モジュールAの棟側端縁9上に、太陽電池モジュールA
の軒先側端縁8が重ねて設置され、該上に重ねられる各
太陽電池モジュールA間でも同様に接続用コネクタ1a、
1bが相互に連結されている。この場合、接続用コネクタ
1a、1bの連結部分を覆うカバー材10が太陽電池モジュー
ルAの軒先側端縁8に装着されてもいる。
【0028】太陽電池モジュールAとなる太陽電池モジ
ュール本体2は矩形状で、その外殻に取り付けられてい
るアルミニウム製の枠体11で全体形状が支持される。枠
体11内には、図2に示す如く、多数の太陽電池セル12が
結線されて収容一体化されている。この場合、多数の太
陽電池セル12は、例えば、表側の白板強化ガラス板と裏
側の耐候性フィルムとで各々透明な充填樹脂材を介して
挟持一体化され、該一体化された平板状物の外周に枠体
11が取り付けられて太陽電池モジュール本体2は形成さ
れる。又、各太陽電池セル12は白板強化ガラス板の裏側
に所定の配線パターンとなるよう配設され、半田配線13
によって結線接続される。
【0029】各太陽電池セル12を結線した最終の配線端
部は端子ボックス14に納められ、図1にも示す如く、同
端子ボックス14からプラス・マイナス各一本で計二本の
出力用ケーブル15が導出されている。又、太陽電池モジ
ュール本体2の枠体11内には被覆ケーブルでなるリター
ン用配線3が収容されており、該リターン用配線3は同
太陽電池モジュール本体2の軒先側端縁8に沿った方向
に配線されている。そして、リターン用配線3の両端部
と両出力用ケーブル15の先端部とが各々結束一本化され
て電気コード5となり、該両電気コード5は太陽電池モ
ジュール本体2の軒先側端縁8に沿った枠体11の両側コ
ーナー付近から導出されている。
【0030】前記導出された両電気コード5の先端に
は、プラス側端子及び接続端子4を有する接続用コネク
タ1aと、マイナス側端子及び接続端子4を有する接続用
コネクタ1bとが、各々接続配設される。ここで、前記プ
ラス側の出力用ケーブル15がプラス側端子に、前記マイ
ナス側の出力用ケーブル15がマイナス側端子に、前記リ
ターン用配線3の両端部が両接続端子4に、各々電気的
に接続される。又、この場合、両接続用コネクタ1a、1b
は太陽電池モジュール本体2から電気コード5を介し導
出されているが、両接続用コネクタ1a、1bを同太陽電池
モジュール本体2の枠体11に固定してその軒先側端縁8
の両端部に配設することもできる。
【0031】そして、図3に示す如く、屋根6の軒先に
沿った方向Xに太陽電池モジュールAは相互に当接する
よう並設され、各太陽電池モジュールA間の軒先側で電
気コード5を介して導出された両接続用コネクタ1a、1b
が相互に連結される。又、屋根6の軒先に沿った方向X
に並設される太陽電池モジュールAの列は、軒棟方向に
複数列相互に重ねられて配設されており、その際、各太
陽電池モジュールAは千鳥葺きした屋根瓦のように配設
されている。
【0032】又、接続用コネクタ1a、1bの各連結部分を
覆うカバー材10は防水性を有し断面略コ字状の型材でな
り、太陽電池モジュールAの軒先側端縁8に着脱自在に
嵌合装着されている。この場合、カバー材10に両接続用
コネクタ1a、1bを電気的に接続させ得るジョイナーの機
能を付与してやれば、前記の如く、両接続用コネクタ1
a、1bを太陽電池モジュール本体2に固定して配設した
場合に有効となる。すなわち、この場合には、両接続用
コネクタ1a、1bを相互に直接に連結する必要がなくな
り、カバー材10を装着することによって同両接続用コネ
クタ1a、1bは電気的に接続されることになり施工性が向
上される。
【0033】したがって、該実施形態の太陽電池モジュ
ールAにおいては、太陽電池モジュール本体2にリター
ン用配線3が付設されており、該リターン用配線3の両
端部が接続端子4としてプラス側端子及びマイナス側端
子を有する両接続用コネクタ1a、1bに配設されているの
で、太陽電池モジュールA間で接続用コネクタ1a、1bを
相互に連結すると、両接続用コネクタ1a、1bのプラス側
端子とマイナス側端子だけでなく接続端子4同士も電気
的に接続されて、リターン用配線3も接続されることに
なる。
【0034】そのため、従来のようにリターンケーブル
31を配線する作業が不要となり、電気配線は接続用コネ
クタ1a、1bを連結する作業だけとなって簡略化され、こ
れにより、各太陽電池モジュール本体2を順次並べて設
置していく作業も効率良く行なわれることになる。しか
も、この場合に、接続用コネクタ1a、1bが太陽電池モジ
ュール本体2から電気コード5を介し導出されているの
で、両接続用コネクタ1a、1bを太陽電池モジュール本体
2から少し離れた位置でその向きを変え、相互に対向さ
せて容易に連結することができ、その際、直接に連結さ
れて接続ケーブル等を介することも不要である。
【0035】又、該実施形態の太陽電池モジュール設置
構造においては、上記と同様に、屋根6上での電気配線
が簡略化され、これによって、各太陽電池モジュール本
体2を屋根6上に順次並べて設置していく屋根上施工作
業も効率良く行なわれることになる。しかも、この場合
に、電気配線的に最端位置となる太陽電池モジュールA
の一方の接続用コネクタ1bに、該接続用コネクタ1bのプ
ラス側端子或いはマイナス側端子とリターン用配線3の
接続端子4とを電気的に短絡接続させる端部コネクタ7
が連結されるので、複数枚並べて設置されて電気的直列
に接続された太陽電池モジュール本体2の同直列電気配
線を同端部コネクタ7の部分で戻すことができ、リター
ン用配線3によるリターン経路は簡単に形成される。
【0036】そして、屋根6の軒先に沿った方向Xに太
陽電池モジュールAは並べて設置され、接続用コネクタ
1a、1bが各太陽電池モジュールAの軒先側端縁8の両端
部に配設されているので、各太陽電池モジュールA間で
接続用コネクタ1a、1bは相互に隣接して配置されること
になり、該隣接する両接続用コネクタ1a、1bを軒先側で
容易に連結することができる。又、接続用コネクタ1a、
1bの連結部分を覆うカバー材10が太陽電池モジュールA
の軒先側端縁8に着脱自在に装着されているので、軒先
側で現出する同接続用コネクタ1a、1bの連結部分は外観
良く覆い隠されて防水性も向上され、しかも、同カバー
材10を取り外してメンテナンスを容易に行うことができ
る。
【0037】更に、太陽電池モジュールAの棟側端縁9
上に太陽電池モジュールAの軒先側端縁8が重ねられ
て、複数枚の太陽電池モジュールAが瓦葺き状に設置さ
れるので、屋根上に違和感なく同複数枚の太陽電池モジ
ュールAは設置施工され、施工外観が良好となる。しか
も、太陽電池モジュールAの軒先側端縁8が下側の太陽
電池モジュールA上に重なって現出することになるの
で、設置施工後であっても各太陽電池モジュールA間の
軒先側で容易に接続用コネクタ1a、1bを相互に連結する
ことができ、同設置施工と電気配線作業とを分けて各々
を効率的に行なうこともでき、施工性は極めて良好なも
のとなる。
【0038】又、該実施形態の太陽電池モジュール設置
構造においては、設置施工された太陽電池モジュールA
を屋根6上から取り外すことなく、各太陽電池モジュー
ルAを一枚毎に検査することができる。又、設置施工さ
れた太陽電池モジュールAを屋根6上から取り外すこと
なく、端部コネクタ7が連結される部位を変える等し
て、各太陽電池モジュールA間の配線パターンを変更す
ることができる。又、電気配線作業の際に、誤配線され
ることも少なくなる。
【0039】図4は、本発明の請求項1〜3に対応する
別の実施形態を示し、該実施形態の太陽電池モジュール
Bにおいては、リターン用配線3を半田によって形成付
設している。この場合も、各太陽電池セル12は半田配線
13によって結線接続されているが、該半田配線13と同様
に、リターン用配線3を半田で形成付設している。
【0040】したがって、該実施形態の太陽電池モジュ
ールBにおいては、リターン用配線3が被覆ケーブルで
なく半田によって形成付設されるので、該リターン用配
線3は容易に形成されてそのコスト削減が図られ、同リ
ターン用配線3は弛むことなく確実に付設されて施工の
際に邪魔になることもない。なお、それ以外は、上記実
施形態の太陽電池モジュールAと同様に構成され、太陽
電池モジュール設置構造となっても、同上記実施形態に
おけると同様の作用効果が奏される。
【0041】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の太
陽電池モジュールにおいては、リターンケーブルを配線
する作業が不要となり、電気配線は接続用コネクタを連
結する作業だけとなって簡略化され、各太陽電池モジュ
ール本体を並べて設置する作業も効率良く行なわれる。
【0042】又、本発明の請求項2記載の太陽電池モジ
ュールにおいては、特に、リターン用配線が半田によっ
て容易に形成されてそのコスト削減も図られ、しかも、
同リターン用配線は弛むことなく確実に付設される。
【0043】又、本発明の請求項3記載の太陽電池モジ
ュールにおいては、特に、電気コードを介して導出され
た接続用コネクタを、相互に向きを変えて容易に直接連
結することができる。
【0044】又、本発明の請求項4記載の太陽電池モジ
ュール設置構造においては、リターンケーブルを配線す
る作業が不要となり、電気配線は接続用コネクタを連結
する作業だけとなって簡略化され、各太陽電池モジュー
ル本体を屋根上に並べて設置する屋根上施工作業も効率
良く行なわれる。
【0045】又、本発明の請求項5記載の太陽電池モジ
ュール設置構造においては、特に、電気的直列に接続さ
れた太陽電池モジュール本体の同直列電気配線を端部コ
ネクタの部分で短絡接続させて戻すことができ、リター
ン用配線によるリターン経路は簡単に形成される。
【0046】又、本発明の請求項6記載の太陽電池モジ
ュール設置構造においては、特に、各太陽電池モジュー
ル間で接続用コネクタが相互に隣接し、両接続用コネク
タを軒先側で容易に連結することができる。
【0047】又、本発明の請求項7記載の太陽電池モジ
ュール設置構造においては、特に、屋根上で外観良好に
太陽電池モジュールが設置施工され、設置施工後であっ
ても各太陽電池モジュール間の軒先側で容易に接続用コ
ネクタを相互に連結することができ、同設置施工と電気
配線作業とを分けて効率的に行なうこともできる。
【0048】又、本発明の請求項8記載の太陽電池モジ
ュール設置構造においては、特に、太陽電池モジュール
の軒先側端縁に装着されるカバー材により、接続用コネ
クタの連結部分が外観良く覆い隠されて防水性も向上さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である太陽電池モジュール
Aを示す概略構成図。
【図2】同太陽電池モジュールAの電気経路を示す概略
回路図。
【図3】同太陽電池モジュールAが設置施工される太陽
電池モジュール設置構造を示す斜視図。
【図4】別の実施形態である太陽電池モジュールBの電
気経路を示す概略回路図。
【図5】従来の太陽電池モジュール設置構造を示す概略
平面図。
【符号の説明】
1 接続用コネクタ 1a 接続用コネクタ 1b 接続用コネクタ 2 太陽電池モジュール本体 3 リターン用配線 4 接続端子 5 電気コード 6 屋根 7 端部コネクタ 8 軒先側端縁 9 棟側端縁 10 カバー材 A 太陽電池モジュール B 太陽電池モジュール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラス側端子を有する接続用コネクタと
    マイナス側端子を有する接続用コネクタとを備えたパネ
    ル状の太陽電池モジュール本体にリターン用配線を付設
    し、該リターン用配線の両端部を接続端子として前記両
    接続用コネクタに配設してなる太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 リターン用配線を半田によって形成付設
    したことを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 接続用コネクタを太陽電池モジュール本
    体から電気コードを介し導出させて備えたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の太
    陽電池モジュールを屋根上に複数枚並べて設置し、各太
    陽電池モジュール間で接続用コネクタを相互に連結し
    て、両接続用コネクタのプラス側端子とマイナス側端子
    及びリターン用配線の接続端子同士を電気的に接続して
    なる太陽電池モジュール設置構造。
  5. 【請求項5】 複数枚並べて設置され最端に配置される
    太陽電池モジュールの一方の接続用コネクタに、該接続
    用コネクタのプラス側端子或いはマイナス側端子とリタ
    ーン用配線の接続端子とを電気的に短絡接続させる端部
    コネクタを連結したことを特徴とする請求項4記載の太
    陽電池モジュール設置構造。
  6. 【請求項6】 屋根の軒先に沿った方向に太陽電池モジ
    ュールを並べて設置し、各太陽電池モジュールの軒先側
    端縁の両端部に配設されて隣接する接続用コネクタを相
    互に連結したことを特徴とする請求項4又は5記載の太
    陽電池モジュール設置構造。
  7. 【請求項7】 屋根の軒先に沿った方向に並べて設置さ
    れる太陽電池モジュールの棟側端縁上に、太陽電池モジ
    ュールの軒先側端縁を重ねて設置し、該上に重ねられる
    各太陽電池モジュール間でも同様に接続用コネクタを相
    互に連結したことを特徴とする請求項6記載の太陽電池
    モジュール設置構造。
  8. 【請求項8】 接続用コネクタの連結部分を覆うカバー
    材を太陽電池モジュールの軒先側端縁に装着したことを
    特徴とする請求項7記載の太陽電池モジュール設置構
    造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005072100A (ja) * 2003-08-20 2005-03-17 Matsushita Electric Works Ltd 太陽光発電システム
JP2007234795A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Sharp Corp 太陽電池モジュール、太陽電池モジュールストリング、太陽電池アレイ、太陽光発電システムおよび電力ケーブル
JP2011254000A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池モジュールおよびその配線方法

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