JP2011254000A - 太陽電池モジュールおよびその配線方法 - Google Patents

太陽電池モジュールおよびその配線方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011254000A
JP2011254000A JP2010127975A JP2010127975A JP2011254000A JP 2011254000 A JP2011254000 A JP 2011254000A JP 2010127975 A JP2010127975 A JP 2010127975A JP 2010127975 A JP2010127975 A JP 2010127975A JP 2011254000 A JP2011254000 A JP 2011254000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
cable
cell module
connection
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010127975A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5478369B2 (ja
Inventor
Masayoshi Suzuki
成嘉 鈴木
Koji Shimazaki
晃治 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010127975A priority Critical patent/JP5478369B2/ja
Publication of JP2011254000A publication Critical patent/JP2011254000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5478369B2 publication Critical patent/JP5478369B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】接続作業を簡単に行うことができ、また配線するために余分な幹線ケーブルや延長ケーブルを必要としない太陽電池モジュールを提供すること。
【解決手段】+極および−極を有する複数の太陽電池モジュールが、太陽電池モジュール間にそれぞれ架け渡された接続ケーブルによって電気的に接続される。接続ケーブルは、第1の太陽電池モジュールと第1の太陽電池モジュールと電気的に直列に接続された第2の太陽電池モジュールとの間に架け渡された複線ケーブル28,29を含んでいる。この複線ケーブル28,29は、太陽電池モジュールの−極と太陽電池モジュールの+極を電気的に接続し第1の方向に電流を流す連結ケーブル(−極ケーブル21,+極ケーブル22)と、この連結ケーブルとともに閉ループの一部を形成し第1の方向と反対方向に電流を流す折返ケーブル23,24とを有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、太陽等の光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池モジュールに関するものであり、特に屋根等に複数枚並べて設置される太陽電池モジュールを電気的に直列に接続する配線方法に関するものである。
一般に太陽光発電システムにおいて、太陽電池モジュールは住宅の屋根構造の上に架台などのモジュール設置用部材を取り付け、その上に複数枚の太陽電池モジュールを縦横に並べて設置される。
太陽電池モジュールは太陽光を受けて直流電力を発電する。その直流電力は接続箱を経由してパワーコンディショナに入力され、パワーコンディショナにおいて交流に変換される。その交流電力を住宅内の負荷(電気機器)にて消費し、余剰分は電力系統に逆潮流させる。
パワーコンディショナから出力する交流電圧は、住宅内負荷で使用あるいは電力系統に逆潮流させるためAC200Vである。AC200Vに変換するために必要な直流電圧は、DC200V程度が必要となる。太陽電池モジュール1枚あたりの発電電圧は一般的に20〜50Vであるため、太陽電池モジュール数枚を屋根上で直列に接続し、電圧を上げた状態で接続箱を経由してパワーコンディショナに取り込むようにしている。
屋根上での太陽電池モジュールの接続、配線については、その作業環境の制約もあってできるだけ簡単な作業が望まれ、従来においては特許文献1に示されるような配線方法が提案されていた。
特開2004−186548号公報
しかしながら、上記のような従来の方法においては、まず必要な枚数の太陽電池モジュール群を直列に接続し、次にその群の両端の太陽電池モジュールからのケーブル(+極および−極)を別途屋根上に配線したに幹線に接続して、その幹線を接続箱に引き込み、接続箱を経由してパワーコンディショナに取り込む構成になる。また、並列接続については、同様の直列太陽電池モジュール群を複数組、その両端同士を順次接続することで実現できる。そのため、直列群の各モジュール端子ボックス間のケーブル接続、また、直列モジュール群の両端の端子ボックス間のケーブル接続、さらには両端モジュールから幹線へのケーブル接続など、必要な配線接続作業点数は多くなり、それらの作業を不安定な屋根上で実施しなければならない。また、直列接続用、並列接続用に加えて幹線ケーブル(+および−)が必要となり、屋根上での太陽電池モジュールの配線のためのケーブル長が増大し課題とされていた。
上記のような幹線方式ではなく、直列に接続した太陽電池モジュールの一端(たとえば軒側)のケーブル(仮に+極とする)と、他端(たとえば棟側)のケーブル(仮に−極とする)を延長ケーブルにより引き伸ばして、たとえば軒下に設置された接続箱につなぎこむような方法もある。これを並列のモジュール群毎に行う(接続箱は複数の入力を集約してパワーコンディショナに送る役割を有する)。この場合は、接続箇所は少なくなるものの、棟側の端のモジュールから接続箱まで配線する延長ケーブルが必要になり、それが並列数分必要となるため、やはり配線のためのケーブル長が増大し課題とされていた。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、屋根上における接続作業を簡単に行うことができ、また配線するために余分な幹線ケーブルや延長ケーブルを必要としない太陽電池モジュールおよびその配線方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る太陽電池モジュールは、+極および−極を有する複数の太陽電池モジュールが、太陽電池モジュール間にそれぞれ架け渡された接続ケーブルによって電気的に接続される太陽電池モジュールにおいて、接続ケーブルは、第1の太陽電池モジュールと第1の太陽電池モジュールと電気的に直列に接続された第2の太陽電池モジュールとの間に架け渡された複線ケーブルを含み、複線ケーブルは、第1の太陽電池モジュールの−極と第2の太陽電池モジュールの+極を電気的に接続し第1の方向に電流を流す連結ケーブルと、連結ケーブルとともに閉ループの一部を形成し第1の方向と反対方向に電流を流す折返ケーブルとを有することを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、+極および−極を有する太陽電池モジュールにおいて、−極と一端を電気的に接続され他端に第1の接続部が設けられた−極ケーブルと、+極と一端を電気的に接続され他端に第3の接続部が設けられた+極ケーブルと、 第1の接続部を収納しさらに第2の接続部が配設された第1のコネクタと、第3の接続部を収納しさらに第4の接続部が配設され第1のコネクタと結合可能な第2のコネクタと、一端を第2の接続部と電気的に接続され他端を第4の接続部と電気的に接続された折返ケーブルとを備え、第1のコネクタと第2のコネクタが結合した際、第1の接続部と第3の接続部とが電気的に接続し、第2の接続部と第4の接続部とが電気的に接続することを特徴とする。
さらにまた、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る太陽電池モジュールは、+極および−極を有する太陽電池モジュールにおいて、−極および+極のいずれか一方と一端を電気的に接続され他端に第1の接続部が設けられた連結ケーブルと、−極および+極の他方に設けられた第3の接続部と、第1の接続部を収納しさらに第2の接続部が配設された第1のコネクタと、第3の接続部を収納しさらに第4の接続部が配設され第1のコネクタと結合可能な第2のコネクタと、一端を第2の接続部と電気的に接続され他端を第4の接続部と電気的に接続された折返ケーブルとを備え、第1のコネクタと第2のコネクタが結合した際、第1の接続部と第3の接続部とが電気的に接続し、第2の接続部と第4の接続部とが電気的に接続することを特徴とする。
さらに、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る太陽電池モジュールの配線方法は、+極および−極を有する1〜nのn枚の太陽電池モジュールの配線方法において、連結ケーブルと折返ケーブルとを有する複数ケーブルを各太陽電池モジュール間に配置して連結ケーブルにて、隣接する太陽電池モジュールの−極と+極とを電気的に直列に接続し第1の方向に電流を流す往路を形成し、折返ケーブルを連結して第1の方向と反対方向に電流を流す復路を形成し、n枚目の太陽電池モジュールの終端で往路と復路とを短絡して閉ループを形成し、1枚目の太陽電池モジュールの始端から電力を取り出すことを特徴とする。
本発明によれば、上記構成により、屋根上における太陽電池モジュールの接続作業を簡単に行うことができ、また配線するために幹線ケーブルや延長ケーブルを必要としない太陽電池モジュールを得ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態1の正面図である。 図2は、本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態1の側面図である。 図3は、本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態1の裏面図である。 図4は、実施の形態1の端子ボックスの蓋を開けた様子を示す図である。 図5は、実施の形態1の太陽電池モジュールを直列接続して成る太陽電池モジュール列の図である。 図6は、本発明の実施の形態1を示す太陽電池モジュールを直列接続するための短絡手段の図である。 図7は、実施の形態2の太陽電池モジュールの端子ボックスの蓋を開けた様子を示す図である。 図8は、実施の形態2の太陽電池モジュールを直列接続して成る太陽電池モジュール列の図である。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態1の正面図である。図2は、本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態1の側面図である。図3は、本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態1の裏面図である。図4は、実施の形態1の端子ボックスの蓋を開けた様子を示す図である。図5は、実施の形態1の太陽電池モジュールを直列接続して成る太陽電池モジュール列の図である。図6は、本発明の実施の形態1を示す太陽電池モジュールを直列接続するための短絡手段の図である。
図1から図3に示すように、太陽電池モジュール80においては、太陽電池セル11は縦横に複数枚並べて平面上に配置されており、その受光面側は表面カバー材12に覆われて、裏面側は裏面カバー材13に覆われて、太陽電池パネル14が構成されている。さらに、この太陽電池パネル14の周縁部は金属製の枠部材15で挟持されて保護されている。
太陽電池セル11の表面電極と隣接する太陽電池セル11の裏面電極とが順次接続されて複数の太陽電池セル11が直列に接続されている。そして、1枚の太陽電池モジュール80において、構成する全ての太陽電池セル11が直列に接続され、終端の太陽電池セル11の−電極が太陽電池モジュール80の−電極となっており、始端の太陽電池セル11の+電極が太陽電池モジュール80の+電極となっている。太陽電池モジュール80の裏面に端子ボックス20が取り付けられ、終端の太陽電池セル11の−電極および始端の太陽電池セル11の+電極は配線によって端子ボックス20内に引き込まれている。
図4において、終端の太陽電池セル11の−電極16および始端の太陽電池セル11の+電極17が端子ボックス20の図4の上部に引き込まれている。−電極16は、端子ボックス20内で第1の端子板18を介して−極ケーブル(連結ケーブル)21の一端と接続されている。−極ケーブル21の他端には第1の接続部(接続端子)21aが設けられている。また、+電極17は、端子ボックス20内で第2の端子板19を介して+極ケーブル(連結ケーブル)22の一端と接続されている。+極ケーブル22の他端には第3の接続部(接続端子)22aが設けられている。
一方、折返ケーブル23と折返ケーブル24が、それぞれ−極ケーブル21と+極ケーブル22に沿ってほぼ全長にわたり平行に延びている。折返ケーブル23と折返ケーブル24とは、端子ボックス20内で連続しており、−極ケーブル21に沿う部分から+極ケーブル22に沿う部分まで、継ぎ目のない1本の第3のケーブル25として構成されている。折返ケーブル23の端子ボックス20と反対側の端には第2の接続部(接続端子)23aが設けられている。−極ケーブル21と折返ケーブル23とは、2本の芯線が樹脂などの被覆材で一体に成型された2芯複線ケーブルとされ、第1の複線ケーブル28を構成している。同じように、折返ケーブル24の端子ボックス20と反対側の端には第4の接続部(接続端子)24aが設けられ、+極ケーブル22と折返ケーブル24とは、2芯複線ケーブルとされ、第2の複線ケーブル29を構成している。
第1の接続部(接続端子)21aは、第2の接続部(接続端子)23aとともに、絶縁材料(例えば樹脂)によって作製されたハウジング内に配設され、第1のコネクタ26を構成している。ハウジング内の第1の接続部(接続端子)収納部と第2の接続部(接続端子)収納部との間には絶縁壁が設けられ、電気的に分離(絶縁)されている。同じく、第3の接続部(接続端子)22aは、第4の接続部(接続端子)24aとともに、ハウジング内に配設され、第2のコネクタ27を構成している。ハウジング内の第3の接続部(接続端子)収納部と第4の接続部(接続端子)収納部との間には絶縁壁が設けられ、電気的に分離(絶縁)されている。
ここで、第1のコネクタ26と第2のコネクタ27とは嵌合可能な構造であり、嵌合した状態では第1の接続部21aと第3の接続部22aとが接触して電気的に接続し、第2の接続部23aと第4の接続部24aとが接触して電気的に接続する構造となっている。
上記の構成による太陽電池モジュール80は、例えば住宅の屋根上等に並べて設置される。各太陽電池モジュール80の直流出力はモジュール同士を直列接続してその出力電圧を大きくしておいてパワーコンディショナに入力される。パワーコンディショナは太陽電池モジュール80による直流電力を交流電力に変換し、住宅内の負荷で消費したり、余剰電力を電力系統に逆潮流できるようにしたりしている。
図5により、太陽電池モジュール80同士の直列接続について説明する。屋根上に並べて設置されたn枚の太陽電池モジュールを直列接続するには、まずn枚並んだ太陽電池モジュールの一番端の太陽電池モジュール(第1の太陽電池モジュール80A)の+極ケール22および第3のケーブル25が接続されている第2のコネクタ27と、隣接する太陽電池モジュール(第2の太陽電池モジュール80B)の−極ケーブル21および第3のケーブル25が接続されている第1のコネクタ26とを、嵌合させて接続する。
次に、第2の太陽電池モジュール80Bの第2のコネクタ27と、さらに隣の太陽電池モジュールの第1のコネクタ26とを、嵌合させて接続する。それを順次繰り返すことによって、n枚の太陽電池モジュールを直列に接続する。この状態で、第1の太陽電池モジュール80Aの第1のコネクタ26および第nの太陽電池モジュール80Nの第2のコネクタ27を両端として、n枚の太陽電池モジュールが各−極ケーブル21、+極ケーブル22ケーブル、第1のコネクタ26、第2のコネクタ27により直列接続されている。このようにして、矢印A方向に電流を流すような往路が形成される。
さらに、n枚の太陽電池モジュール80の終端である第nの太陽電池モジュール80Nの第2のコネクタ27に短絡手段40を接続して、第2のコネクタ27の第3の接続部(接続端子)22aと第4の接続部(接続端子)24aとを電気的に短絡する。短絡手段40は、図6に示されるように、絶縁材料(例えば樹脂)によって作られたハウジング内に第5の接続部(接続端子)41と第6の接続部(接続端子)42とを電気的に分離された状態で配設して構成される第3のコネクタ45と、第5の接続部(接続端子)41に一端が接続され、第6の接続部(接続端子)42に他端が接続された第4のケーブル43とからなる。
そして、第3のコネクタ45は、第2のコネクタ27と嵌合可能な構造を持ち、嵌合した状態では第3のコネクタ45の第5の接続部(接続端子)41と第2のコネクタ27の第3の接続部22aとが電気的に接続し、第3のコネクタ45の第6の接続部(接続端子)42と第2のコネクタ27の第4の接続部24aとが電気的に接続する。なお、第4のケーブル43は第5の接続部41と第6の接続部42とをつなぐだけなので短い長さでよい。
短絡手段40により、第nの太陽電池モジュール80Nの+電極17は、第nの太陽電池モジュール80Nの+極ケーブル22、第4のケーブル43、第nの太陽電池モジュール80Nの第3のケーブル25、…、第2の太陽電池モジュール80Bの第3のケーブル25、第1の太陽電池モジュール80Aの第3のケーブル25を経由して、第1の太陽電池モジュール80Aの第2の接続部(接続端子)23aまで引き延ばされたことになる。このようにして、図5中矢印Bで示す方向に電流を流すような復路が形成され、上記往路とともに閉ループを構成する。
すなわち、直列接続されたn枚の太陽電池モジュールの+電極は第1の太陽電池モジュール80Aの第2の接続部(接続端子)23aに、直列接続されたn枚の太陽電池モジュールの−電極は第1の太陽電池モジュール80Aの第1の接続部(接続端子)21aに表れるため、直列接続されたn枚の太陽電池モジュールによる発電電力は第1の太陽電池モジュール80Aの第1のコネクタ26から取り出すことができる。具体的には、第1の太陽電池モジュール80Aの第1のコネクタ26部に延長ケーブルを接続し、その延長ケーブルを接続箱まで配線して、接続箱経由でパワーコンディショナに取り込む。なお、第1の太陽電池モジュール80Aを屋根の軒側に配置し、接続箱を軒下に設置すれば、延長ケーブルの長さは必要最小限で済む。
以上述べたように、本発明の実施の形態1によれば、例えば屋根上に設置された太陽電池モジュールを直列接続する配線作業において、n枚の太陽電池モジュールの第2のコネクタ27と第1のコネクタ26とを順番に嵌合接続していき、第nの太陽電池モジュール80Nの第2のコネクタ27に短絡手段40を嵌合接続するだけの簡単な作業で、第1の太陽電池モジュール80Aの第1のコネクタ26から発電電力を取り出すことができる。また、配線するための幹線ケーブルは必要とせず、さらに接続箱までの延長ケーブルも最小限の長さで済む太陽電池モジュールを得ることができる。
なお、本実施の形態の−極ケーブル21と折返ケーブル23,および+極ケーブル22と折返ケーブル24は、それぞれ被覆材で一体に成型されているが、これに限らずおのおの独立に成型された2本のケーブルで成る複線ケーブルであってもよい。
第1のコネクタ26と第2のコネクタ27との間には、水密性を強化するためにOリングなどのシール部材が設けられてもよい。
また、本実施の形態において、各ケーブルは端部に設けられたコネクタにより結合(嵌合)されるが、必ずしもコネクタにより結合される必要はなく、例えば連結用の圧着端子で接続されて、その上から絶縁テープなどで巻かれて連結されてもよい。
なお、本実施の形態の上記折返ケーブル23と折返ケーブル24は、継ぎ目のない1本の第3のケーブル25で構成されているが、端子ボックス20内に特別に端子台を設けて、この端子台にて折返ケーブル23と折返ケーブル24を接続してもよい。一般に1本の2芯複線ケーブルから第1の複線ケーブル28と第2の複線ケーブル29を作製する場合、片側の1本のみを分断することになり難しいが、折返ケーブル23と折返ケーブル24も分離することで作製を容易とすることができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2の太陽電池モジュールの端子ボックスの蓋を開けた様子を示す図である。図8は、実施の形態2の太陽電池モジュールを直列接続して成る太陽電池モジュール列の図である。本実施の形態の端子ボックス30においては、−極ケーブル(連結ケーブル)31と折返ケーブル33とは、2本の芯線が樹脂などの被覆材で一体に成型された2芯複線ケーブルとされ、第1の複線ケーブル38を構成している。そして、本実施の形態においては、第1の複線ケーブル38は、実施の形態1の第1の複線ケーブル28よりも長さが長く(約2倍の長さ)されている。一方、実施の形態1の第2の複線ケーブル29は、省略され第2のコネクタ27は、端子ボックス30の筐体に直接固定されている。第3の接続部(接続端子)22aは、第2の端子板19の図7の図示下端部が延長されて形成されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態の太陽電池モジュールにおいても概略実施の形態1と同様な直列接続の閉ループを構成することができ、概略実施の形態1と同様な効果を得ることができるとともに、部品点数の削減ができ、コストダウンを図ることができる。また、ケーブルを連結すための第1のコネクタ26と第2のコネクタ27とが、太陽電池モジュールの裏面に隠れるので耐環境性に優れたものとすることができる。
なお、本実施の形態においては、実施の形態1のものに対して、第1の複線ケーブル38が長さを長くされ、第2の複線ケーブル29が省略されているが、実施の形態1のものに対して、第2の複線ケーブル29が長くされ、第1の複線ケーブル28が省略されても同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態の−極ケーブル31と折返ケーブル33は、一体に成型されているが、これに限らずおのおの独立に成型された2本のケーブルで成る複線ケーブルであってもよい。
なお、図示しないが、本実施の形態の他の例として、さらに第1の複線ケーブル38を省略して、第1のコネクタ26も端子ボックス30の筐体に直接固定するようにしてもよい。そして、この第1のコネクタ26と第2のコネクタ27にそれぞれ結合(嵌合)可能なコネクタが両端に設けられた複線ケーブルを別部品として用意すれば、概略同様の直列接続の閉ループを構成することができる。
上記実施の形態1,2においては、複数の太陽電池モジュールを接続する接続ケーブルの全てが複線ケーブルとされている。もちろん全てが複線化されることで大きな効果を得られることができるが、例えば、特定の区間に限り複線化されてもそれなりの効果を得ることができる。最小の構成としては、第1の太陽電池モジュールと、この第1の太陽電池モジュールと電気的に直列に接続された第2の太陽電池モジュールとの間に架け渡された接続ケーブルが、連結ケーブルと折返ケーブルとを含む複線ケーブルとなることにより、接続を容易とする効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる太陽電池モジュールは、太陽等の光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池モジュールに有用であり、特に屋根等に複数枚並べて設置され電気的に直列に接続される太陽電池モジュールに適している。
11 太陽電池セル
12 表面カバー材
13 裏面カバー材
14 太陽電池パネル
15 枠部材
16 −電極
17 +電極
18 第1の端子板
19 第2の端子板
20,30 端子ボックス
21 −極ケーブル(連結ケーブル)
21a 第1の接続部(接続端子)
22 +極ケーブル(連結ケーブル)
22a 第3の接続部(接続端子)
23,24 折返ケーブル
23a 第2の接続部(接続端子)
24a 第4の接続部(接続端子)
25 第3のケーブル
26 第1のコネクタ
27 第2のコネクタ
28 第1の複線ケーブル
29 第2の複線ケーブル
31 −極ケーブル(連結ケーブル)
33 折返ケーブル
38 複線ケーブル
40 短絡手段
41 第5の接続部(接続端子)
42 第6の接続部
43 第4のケーブル
45 第3のコネクタ
80 太陽電池モジュール

Claims (6)

  1. +極および−極を有する複数の太陽電池モジュールが、太陽電池モジュール間にそれぞれ架け渡された接続ケーブルによって電気的に接続される太陽電池モジュールにおいて、 前記接続ケーブルは、
    第1の太陽電池モジュールと前記第1の太陽電池モジュールと電気的に直列に接続された第2の太陽電池モジュールとの間に架け渡された複線ケーブルを含み、
    前記複線ケーブルは、
    前記第1の太陽電池モジュールの−極と前記第2の太陽電池モジュールの+極を電気的に接続し第1の方向に電流を流す連結ケーブルと、
    前記連結ケーブルとともに閉ループの一部を形成し前記第1の方向と反対方向に電流を流す折返ケーブルと、を有する
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記複線ケーブルは、
    前記連結ケーブルと前記折返ケーブルとが被覆材で被覆されて一体化されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記複線ケーブルは、
    前記第1の太陽電池モジュールの−極側から延びる第1の複線ケーブルと、
    前記第2の太陽電池モジュールの+極側から延びる第2の複線ケーブルとに分割され、前記第1の複線ケーブルと前記第2の複線ケーブルの先端には、相互に結合可能なコネクタがそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. +極および−極を有する太陽電池モジュールにおいて、
    前記−極と一端を電気的に接続され他端に第1の接続部が設けられた−極ケーブルと、 前記+極と一端を電気的に接続され他端に第3の接続部が設けられた+極ケーブルと、 前記第1の接続部を収納しさらに第2の接続部が配設された第1のコネクタと、
    前記第3の接続部を収納しさらに第4の接続部が配設され前記第1のコネクタと結合可能な第2のコネクタと、
    一端を前記第2の接続部と電気的に接続され他端を前記第4の接続部と電気的に接続された折返ケーブルとを備え、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタが結合した際、前記第1の接続部と前記第3の接続部とが電気的に接続し、前記第2の接続部と前記第4の接続部とが電気的に接続することを特徴とする太陽電池モジュール。
  5. +極および−極を有する太陽電池モジュールにおいて、
    前記−極および前記+極のいずれか一方と一端を電気的に接続され他端に第1の接続部が設けられた連結ケーブルと、
    前記−極および前記+極の他方に設けられた第3の接続部と、
    前記第1の接続部を収納しさらに第2の接続部が配設された第1のコネクタと、
    前記第3の接続部を収納しさらに第4の接続部が配設され前記第1のコネクタと結合可能な第2のコネクタと、
    一端を前記第2の接続部と電気的に接続され他端を前記第4の接続部と電気的に接続された折返ケーブルとを備え、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタが結合した際、前記第1の接続部と前記第3の接続部とが電気的に接続し、前記第2の接続部と前記第4の接続部とが電気的に接続することを特徴とする太陽電池モジュール。
  6. +極および−極を有する1〜nのn枚の太陽電池モジュールの配線方法において、
    連結ケーブルと折返ケーブルとを有する複数ケーブルを各太陽電池モジュール間に配置して、
    前記連結ケーブルにて、隣接する太陽電池モジュールの−極と+極とを電気的に直列に接続し第1の方向に電流を流す往路を形成し、
    前記折返ケーブルを連結して前記第1の方向と反対方向に電流を流す復路を形成し、
    n枚目の太陽電池モジュールの終端で前記往路と前記復路とを短絡して閉ループを形成し、
    1枚目の太陽電池モジュールの始端から電力を取り出す
    ことを特徴とする太陽電池モジュールの配線方法。
JP2010127975A 2010-06-03 2010-06-03 太陽電池モジュール Expired - Fee Related JP5478369B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010127975A JP5478369B2 (ja) 2010-06-03 2010-06-03 太陽電池モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010127975A JP5478369B2 (ja) 2010-06-03 2010-06-03 太陽電池モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011254000A true JP2011254000A (ja) 2011-12-15
JP5478369B2 JP5478369B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=45417682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010127975A Expired - Fee Related JP5478369B2 (ja) 2010-06-03 2010-06-03 太陽電池モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5478369B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5624166U (ja) * 1979-07-30 1981-03-04
JPH07131045A (ja) * 1993-06-23 1995-05-19 Kubota Corp 太陽電池発電装置用電装部材
JP2000164911A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Honda Access Corp ソーラーセル並びにソーラーセルの設置方法
JP2002043607A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Matsushita Electric Works Ltd 太陽電池モジュール及びその設置構造
JP2003142710A (ja) * 2001-11-02 2003-05-16 Sekisui Chem Co Ltd 太陽電池モジュール及び太陽電池直列アレイ
JP2003229592A (ja) * 2002-01-31 2003-08-15 Kitani Denki Kk 太陽電池モジュール用端子ボックス
JP2003318428A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Matsushita Electric Works Ltd 太陽光発電モジュール及びその配線接続構造
JP2007234795A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Sharp Corp 太陽電池モジュール、太陽電池モジュールストリング、太陽電池アレイ、太陽光発電システムおよび電力ケーブル
JP2009127327A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Ntt Facilities Inc 太陽電池の屋根上への設置構造及び設置工法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5624166U (ja) * 1979-07-30 1981-03-04
JPH07131045A (ja) * 1993-06-23 1995-05-19 Kubota Corp 太陽電池発電装置用電装部材
JP2000164911A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Honda Access Corp ソーラーセル並びにソーラーセルの設置方法
JP2002043607A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Matsushita Electric Works Ltd 太陽電池モジュール及びその設置構造
JP2003142710A (ja) * 2001-11-02 2003-05-16 Sekisui Chem Co Ltd 太陽電池モジュール及び太陽電池直列アレイ
JP2003229592A (ja) * 2002-01-31 2003-08-15 Kitani Denki Kk 太陽電池モジュール用端子ボックス
JP2003318428A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Matsushita Electric Works Ltd 太陽光発電モジュール及びその配線接続構造
JP2007234795A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Sharp Corp 太陽電池モジュール、太陽電池モジュールストリング、太陽電池アレイ、太陽光発電システムおよび電力ケーブル
JP2009127327A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Ntt Facilities Inc 太陽電池の屋根上への設置構造及び設置工法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5478369B2 (ja) 2014-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4892767B2 (ja) 光起電性パネルなどの電気的に活性なパネル用の支持枠
US7824191B1 (en) Connector with conductor piercing prongs for a solar panel
JP3605032B2 (ja) 太陽電池モジュール,太陽電池モジュールの接続方法,太陽電池モジュールの設置方法及び太陽電池モジュールのアース接続方法
EP1172863A2 (en) Method of installing solar cell modules, and solar cell module
JP2000277787A (ja) 太陽電池発電装置と該装置用配線器具及び配線構造
CN103165705A (zh) 太阳能电池模块
JP3326207B2 (ja) 太陽電池モジュール
CN105280738B (zh) 一种太阳能组件用分体式接线盒及其太阳能电池组件
CN216213496U (zh) 一种智能太阳能光伏组件
WO2011055193A1 (ja) 配電盤及び配電システム
JP2013012629A (ja) 太陽光発電システム
TW201236292A (en) Junction box
JP5478369B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP5555085B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP2006332353A (ja) 太陽電池モジュール
JP2002305318A (ja) 太陽光発電システム
CN201515029U (zh) 建筑光伏一体化系统的接线模块
CN215186637U (zh) 一种光伏板跳线接线结构
JP2010239083A (ja) 太陽光発電システム
CN101931184A (zh) 建筑光伏一体化系统的接线模块
JP2009038216A (ja) 太陽電池モジュール
JP4117850B1 (ja) 集電ケーブル
JP2006032501A (ja) 太陽電池モジュールおよびその検査方法
CN214796793U (zh) 一种改进的光伏系统连接电缆
JP6271306B2 (ja) 太陽光発電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5478369

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees