JP2002043396A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents
基板処理装置及び基板処理方法Info
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- JP2002043396A JP2002043396A JP2000224065A JP2000224065A JP2002043396A JP 2002043396 A JP2002043396 A JP 2002043396A JP 2000224065 A JP2000224065 A JP 2000224065A JP 2000224065 A JP2000224065 A JP 2000224065A JP 2002043396 A JP2002043396 A JP 2002043396A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板の処理プロセスにおいて、基板処理終了
後のステージからの剥離時に、ステージ及び基板間に静
電気が発生するのを抑えて、電子部品の破壊を防止し、
基板の製造歩留まりの向上を図る。 【解決手段】 母材14表面にセラミック材料を溶射し
てなるセラミック多孔質層からなる基板支持面16を形
成してステージ12とし、この基板支持面16に噴霧器
13により水分を噴霧した後、基板支持面16に基板1
1を載置して処理プロセスを実施する。処理プロセス終
了後の基板支持面16からの基板11剥離時には、基板
支持面16の湿度により静電気の発生を抑える。
後のステージからの剥離時に、ステージ及び基板間に静
電気が発生するのを抑えて、電子部品の破壊を防止し、
基板の製造歩留まりの向上を図る。 【解決手段】 母材14表面にセラミック材料を溶射し
てなるセラミック多孔質層からなる基板支持面16を形
成してステージ12とし、この基板支持面16に噴霧器
13により水分を噴霧した後、基板支持面16に基板1
1を載置して処理プロセスを実施する。処理プロセス終
了後の基板支持面16からの基板11剥離時には、基板
支持面16の湿度により静電気の発生を抑える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板の処理プロセ
スにて、処理プロセス終了後に基板をステージから剥離
する際に生じる静電気の発生を抑える基板処理装置及び
基板処理方法に関する。
スにて、処理プロセス終了後に基板をステージから剥離
する際に生じる静電気の発生を抑える基板処理装置及び
基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基板に薄膜トランジスタ等の電子部品等
を加工形成したり、基板上に薄膜層を塗布形成しあるい
はそのパターン処理をする等の処理プロセスを実施する
基板処理装置にあっては、基板をステージに載置し、次
いで電子部品の加工形成等の処理プロセスを行い、処理
プロセス終了後ステージから基板を剥離している。そし
てこのステージから基板を剥離する際に、高い静電気を
発生することから、従来は基板処理装置内に除電機器を
設け、基板をステージから剥離する際に発生する静電気
を、その発生と同時に除電機器により除電していた。
を加工形成したり、基板上に薄膜層を塗布形成しあるい
はそのパターン処理をする等の処理プロセスを実施する
基板処理装置にあっては、基板をステージに載置し、次
いで電子部品の加工形成等の処理プロセスを行い、処理
プロセス終了後ステージから基板を剥離している。そし
てこのステージから基板を剥離する際に、高い静電気を
発生することから、従来は基板処理装置内に除電機器を
設け、基板をステージから剥離する際に発生する静電気
を、その発生と同時に除電機器により除電していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記除電
機器を用いて静電気を除去する従来の基板処理装置にあ
っては、基板をステージから剥離する際に発生する静電
気の発生そのものを抑える効果を有するものでは無いた
め、剥離時の静電気発生による基板の急激な電荷上昇に
より、薄膜トランジスタ等の電子部品が破壊され、基板
不良を生じてしまい基板の製造歩留まりを低下するとい
う問題を生じていた。
機器を用いて静電気を除去する従来の基板処理装置にあ
っては、基板をステージから剥離する際に発生する静電
気の発生そのものを抑える効果を有するものでは無いた
め、剥離時の静電気発生による基板の急激な電荷上昇に
より、薄膜トランジスタ等の電子部品が破壊され、基板
不良を生じてしまい基板の製造歩留まりを低下するとい
う問題を生じていた。
【0004】そこで本発明は上記課題を除去するもの
で、基板をステージから剥離する際に、剥離による静電
気の発生そのものを抑え、電子部品の破壊を防止して基
板の製造歩留まりの向上を図る基板処理装置及び基板処
理方法を提供することを目的とする。
で、基板をステージから剥離する際に、剥離による静電
気の発生そのものを抑え、電子部品の破壊を防止して基
板の製造歩留まりの向上を図る基板処理装置及び基板処
理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、静電気発生防止材からなる基板支持面を有
するステージと、前記基板支持面上に載置される基板に
所定の加工工程を実施する加工部と、を設けるものであ
る。
するために、静電気発生防止材からなる基板支持面を有
するステージと、前記基板支持面上に載置される基板に
所定の加工工程を実施する加工部と、を設けるものであ
る。
【0006】又本発明は上記課題を解決するために、保
湿材からなる基板支持面を有するステージと、前記保湿
材に水分を供給する加湿装置と、この加湿装置により水
分を供給された前記基板支持面上に載置される基板に所
定の加工工程を実施する加工部と、を設けるものであ
る。
湿材からなる基板支持面を有するステージと、前記保湿
材に水分を供給する加湿装置と、この加湿装置により水
分を供給された前記基板支持面上に載置される基板に所
定の加工工程を実施する加工部と、を設けるものであ
る。
【0007】又本発明は上記課題を解決するために、複
数の支持ピンを配列してなる基板支持面を有するステー
ジと、前記基板支持面上に載置される基板に所定の加工
工程を実施する加工部と、を設けるものである。
数の支持ピンを配列してなる基板支持面を有するステー
ジと、前記基板支持面上に載置される基板に所定の加工
工程を実施する加工部と、を設けるものである。
【0008】又本発明は上記課題を解決するために、保
湿材からなる基板支持面を有するステージの前記基板支
持面に水分を供給する工程と、水分供給後前記基板支持
面上に基板を載置する工程と、前記基板に所定の加工を
実施する工程と、前記加工終了後前記基板を前記基板支
持面から剥離する工程とを具備するものである。
湿材からなる基板支持面を有するステージの前記基板支
持面に水分を供給する工程と、水分供給後前記基板支持
面上に基板を載置する工程と、前記基板に所定の加工を
実施する工程と、前記加工終了後前記基板を前記基板支
持面から剥離する工程とを具備するものである。
【0009】又本発明は上記課題を解決するために、ス
テージ表面にセラミックを溶射して水分を含有可能な多
孔質層からなる基板支持面を形成する工程と、前記基板
支持面に水分を供給する工程と、水分供給後前記基板支
持面上に基板を載置する工程と、前記基板に所定の加工
を実施する工程と、前記加工終了後前記基板を前記基板
支持面から剥離する工程とを具備するものである。
テージ表面にセラミックを溶射して水分を含有可能な多
孔質層からなる基板支持面を形成する工程と、前記基板
支持面に水分を供給する工程と、水分供給後前記基板支
持面上に基板を載置する工程と、前記基板に所定の加工
を実施する工程と、前記加工終了後前記基板を前記基板
支持面から剥離する工程とを具備するものである。
【0010】上記構成により本発明は、基板をステージ
から剥離する際の静電気の発生を効果的に抑え、基板不
良発生を低減して、基板の製造歩留まり向上を図るもの
である。
から剥離する際の静電気の発生を効果的に抑え、基板不
良発生を低減して、基板の製造歩留まり向上を図るもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1及び図2を参照して説明する。図1に示す基板処
理装置10は、基板11上に電子部品を製造する等の所
定の加工工程を実施する際に基板11を支持するステー
ジ12及びこのステージ12に水分17を噴霧する加湿
装置である噴霧器13、更には基板11に薄膜形成装置
やパターン形成装置等の所定の処理を行う加工装置(図
示せず)を有している。ステージ12は、例えばアルミ
ニウム(Al)からなる母材14表面に、表面抵抗を1
06〜109Ωになるよう調整したセラミック材料を溶
射して、保湿材である気孔率約1〜20%のセラミック
多孔質層からなる基板支持面16を形成してなってい
る。セラミック材料の溶射は、加熱され溶けたセラミッ
クを接着剤と共に母材14に吹き付け積層することによ
りセラミック多孔質層を形成している。
を図1及び図2を参照して説明する。図1に示す基板処
理装置10は、基板11上に電子部品を製造する等の所
定の加工工程を実施する際に基板11を支持するステー
ジ12及びこのステージ12に水分17を噴霧する加湿
装置である噴霧器13、更には基板11に薄膜形成装置
やパターン形成装置等の所定の処理を行う加工装置(図
示せず)を有している。ステージ12は、例えばアルミ
ニウム(Al)からなる母材14表面に、表面抵抗を1
06〜109Ωになるよう調整したセラミック材料を溶
射して、保湿材である気孔率約1〜20%のセラミック
多孔質層からなる基板支持面16を形成してなってい
る。セラミック材料の溶射は、加熱され溶けたセラミッ
クを接着剤と共に母材14に吹き付け積層することによ
りセラミック多孔質層を形成している。
【0012】次に基板11の処理プロセスについて述べ
る。基板11処理開始前に噴霧器13を矢印r方向に走
査して、ステージ12に水分を噴霧して、基板支持面1
6を加湿する。一般に高い湿度の場所では静電気は発生
しづらいことが知られており、水分の噴霧により湿度を
高められた基板支持面16は静電気を発生し難い状態と
なる。
る。基板11処理開始前に噴霧器13を矢印r方向に走
査して、ステージ12に水分を噴霧して、基板支持面1
6を加湿する。一般に高い湿度の場所では静電気は発生
しづらいことが知られており、水分の噴霧により湿度を
高められた基板支持面16は静電気を発生し難い状態と
なる。
【0013】このように高い湿度を保持する基板支持面
16に基板11を載置する。次いでステージ12上にて
加工装置(図示せず)により基板11に必要な加工処理
を実施する。この加工処理終了後、基板11をステージ
12から剥離するが、この時噴霧された水分が基板支持
面16の気孔に保持されていて、基板11とステージ1
2表面の間に高い湿度が保持される。従って、ステージ
12から基板11を剥離する時に静電気の発生が抑えら
れる。
16に基板11を載置する。次いでステージ12上にて
加工装置(図示せず)により基板11に必要な加工処理
を実施する。この加工処理終了後、基板11をステージ
12から剥離するが、この時噴霧された水分が基板支持
面16の気孔に保持されていて、基板11とステージ1
2表面の間に高い湿度が保持される。従って、ステージ
12から基板11を剥離する時に静電気の発生が抑えら
れる。
【0014】このようなステージ12を用いて、基板の
加工処理を行ったところ、急激な電荷上昇による電子部
品の破壊を生じる事無く基板不良の発生を低減出来た。
加工処理を行ったところ、急激な電荷上昇による電子部
品の破壊を生じる事無く基板不良の発生を低減出来た。
【0015】このように構成すれば、基板11とステー
ジ12表面間の湿度が高く保持されることから、基板1
1をステージ12から剥離する際に静電気の発生を抑え
ることが出来、基板11上の電子部品等の破壊を防止出
来、基板11の製造歩留まり向上を図れる。
ジ12表面間の湿度が高く保持されることから、基板1
1をステージ12から剥離する際に静電気の発生を抑え
ることが出来、基板11上の電子部品等の破壊を防止出
来、基板11の製造歩留まり向上を図れる。
【0016】次に本発明の第2の実施の形態を図3乃至
図5を参照して説明する。本実施の形態は第1の実施の
形態における基板支持面に水分を付与する加湿装置が異
なるものの他は第1の実施の形態と同様であることから
同一部分については同一符号を付しその説明を省略す
る。即ち本実施の形態の基板処理装置20は、ステージ
12の気孔率1〜20%のセラミック多孔質層からなる
基板支持面16の下部に、加湿装置であり、基板支持面
16表面に達する湧水口21を形成した導水管22を埋
設したものである。更に23は、基板支持面16表面の
余分な水分を除去するブレードである。
図5を参照して説明する。本実施の形態は第1の実施の
形態における基板支持面に水分を付与する加湿装置が異
なるものの他は第1の実施の形態と同様であることから
同一部分については同一符号を付しその説明を省略す
る。即ち本実施の形態の基板処理装置20は、ステージ
12の気孔率1〜20%のセラミック多孔質層からなる
基板支持面16の下部に、加湿装置であり、基板支持面
16表面に達する湧水口21を形成した導水管22を埋
設したものである。更に23は、基板支持面16表面の
余分な水分を除去するブレードである。
【0017】この基板処理装置20では、基板処理開始
前に先ず、導水管22により湧水口21から基板支持面
16表面側に水を湧水して基板支持面16を加湿する。
その後基板支持面16上にてブレード23を矢印s方向
に摺接して基板支持面16表面に残った余分な水分を取
り除く。
前に先ず、導水管22により湧水口21から基板支持面
16表面側に水を湧水して基板支持面16を加湿する。
その後基板支持面16上にてブレード23を矢印s方向
に摺接して基板支持面16表面に残った余分な水分を取
り除く。
【0018】この後基板11の処理プロセスを開始す
る。先ず加湿された基板支持面16に基板11を載置
し、次いでステージ12上にて基板11に必要な処理プ
ロセスを実施する。この処理プロセス終了後、基板11
をステージ12から剥離する。この剥離時、基板支持面
16が湿度を保持することからステージ12及び基板1
1間の静電気の発生が抑えられ、電子部品の破壊を生じ
る事無く基板処理を完了する。
る。先ず加湿された基板支持面16に基板11を載置
し、次いでステージ12上にて基板11に必要な処理プ
ロセスを実施する。この処理プロセス終了後、基板11
をステージ12から剥離する。この剥離時、基板支持面
16が湿度を保持することからステージ12及び基板1
1間の静電気の発生が抑えられ、電子部品の破壊を生じ
る事無く基板処理を完了する。
【0019】このように構成すれば、第1の実施の形態
と同様、ステージ12表面の保湿により、基板11剥離
時におけるステージ12及び基板11間の静電気の発生
を抑えることが出来、基板11上の電子部品等の破壊を
防止出来、基板11の製造歩留まり向上を図れる。
と同様、ステージ12表面の保湿により、基板11剥離
時におけるステージ12及び基板11間の静電気の発生
を抑えることが出来、基板11上の電子部品等の破壊を
防止出来、基板11の製造歩留まり向上を図れる。
【0020】次に本発明の第3の実施の形態を図6及び
図7を参照して説明する。本実施の形態は第2の実施の
形態における導水管による湧水の仕方が異なるものであ
り、他は第2の実施の形態と同様であることから同一部
分については同一符号を付しその説明を省略する。本実
施の形態の基板処理装置30は、ステージ12の気孔率
1〜20%のセラミック多孔質層からなる基板支持面1
6の下部に、加湿装置であり、基板支持面16の裏面側
に開口される湧水口31を形成した導水管32を埋設し
たものである。
図7を参照して説明する。本実施の形態は第2の実施の
形態における導水管による湧水の仕方が異なるものであ
り、他は第2の実施の形態と同様であることから同一部
分については同一符号を付しその説明を省略する。本実
施の形態の基板処理装置30は、ステージ12の気孔率
1〜20%のセラミック多孔質層からなる基板支持面1
6の下部に、加湿装置であり、基板支持面16の裏面側
に開口される湧水口31を形成した導水管32を埋設し
たものである。
【0021】この基板処理装置30では、導水管32に
より湧水口31から基板支持面16に、その表面が適度
に湿る程度に水分を常に供給している。この様に基板支
持面16表面が適度に加湿された状態において、基板1
1の処理プロセス開始のため、先ず加湿された基板支持
面16に基板11を載置し、ステージ12上にて基板1
1に必要な処理プロセスを実施する。処理プロセス終了
後、基板11をステージ12から剥離するが、この剥離
時、基板支持面16が湿度を保持することからステージ
12及び基板11間の静電気の発生が抑えられ、電子部
品の破壊を生じる事無く基板処理を完了する。
より湧水口31から基板支持面16に、その表面が適度
に湿る程度に水分を常に供給している。この様に基板支
持面16表面が適度に加湿された状態において、基板1
1の処理プロセス開始のため、先ず加湿された基板支持
面16に基板11を載置し、ステージ12上にて基板1
1に必要な処理プロセスを実施する。処理プロセス終了
後、基板11をステージ12から剥離するが、この剥離
時、基板支持面16が湿度を保持することからステージ
12及び基板11間の静電気の発生が抑えられ、電子部
品の破壊を生じる事無く基板処理を完了する。
【0022】このように構成すれば、第2の実施の形態
と同様、ステージ12表面の保湿により、基板11剥離
時の静電気の発生を抑えることが出来、基板11上の電
子部品等の破壊を防止出来、基板11の製造歩留まり向
上を図れる。
と同様、ステージ12表面の保湿により、基板11剥離
時の静電気の発生を抑えることが出来、基板11上の電
子部品等の破壊を防止出来、基板11の製造歩留まり向
上を図れる。
【0023】次に本発明の第4の実施の形態を図8を参
照して説明する。図8に示す基板処理装置40は、基板
41上に電子部品を製造する等の所定の加工工程を実施
する際に基板41を支持するステージ42及び、基板4
1に薄膜形成装置やパターン形成装置等の所定の処理を
行う加工装置(図示せず)を有している。ステージ42
は、例えばアルミニウム(Al)からなる母材44表面
に、例えばセラミックをサンドブラストで削成加工して
例えば1本/mmの密度で配置される多数のセラミック
ピン46を有してなる基板支持面47を取着形成してい
る。
照して説明する。図8に示す基板処理装置40は、基板
41上に電子部品を製造する等の所定の加工工程を実施
する際に基板41を支持するステージ42及び、基板4
1に薄膜形成装置やパターン形成装置等の所定の処理を
行う加工装置(図示せず)を有している。ステージ42
は、例えばアルミニウム(Al)からなる母材44表面
に、例えばセラミックをサンドブラストで削成加工して
例えば1本/mmの密度で配置される多数のセラミック
ピン46を有してなる基板支持面47を取着形成してい
る。
【0024】この基板処理装置40では、基板支持面4
7の多数のセラミックピン46上に基板41を載置し、
次いでステージ42上にて基板41に必要な処理プロセ
スを実施する。この処理プロセス終了後、基板41をス
テージ42から剥離する。この剥離時、基板支持面47
と基板との接触面積が極めて小さいことからステージ4
2及び基板41間の静電気の発生が抑えられ、電子部品
の破壊を生じる事無く基板処理を完了する。
7の多数のセラミックピン46上に基板41を載置し、
次いでステージ42上にて基板41に必要な処理プロセ
スを実施する。この処理プロセス終了後、基板41をス
テージ42から剥離する。この剥離時、基板支持面47
と基板との接触面積が極めて小さいことからステージ4
2及び基板41間の静電気の発生が抑えられ、電子部品
の破壊を生じる事無く基板処理を完了する。
【0025】このように構成すれば、基板11とステー
ジ42表面間の接触部が少ないことから、基板11のス
テージ42からの剥離による静電気の発生を低減出来、
基板の急激な電荷上昇を生じる事が無く、基板11上の
電子部品等の破壊を防止して、基板11の製造歩留まり
向上を図れる。
ジ42表面間の接触部が少ないことから、基板11のス
テージ42からの剥離による静電気の発生を低減出来、
基板の急激な電荷上昇を生じる事が無く、基板11上の
電子部品等の破壊を防止して、基板11の製造歩留まり
向上を図れる。
【0026】尚本発明は上記実施の形態に限られるもの
で無く、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であっ
て、例えば静電気発生防止材は、セラミックの溶射によ
り形成するのでは無く、ステージの母材に軽石等を貼り
付けても良い。又保質材の形状も限定されず、セラミッ
クを溶射してセラミック多孔質層を形成した後、セラミ
ック多孔質層をサンドブラストでピン状に削成し、この
ピン状のセラミック多孔質層に水分を供給する等しても
よい。
で無く、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であっ
て、例えば静電気発生防止材は、セラミックの溶射によ
り形成するのでは無く、ステージの母材に軽石等を貼り
付けても良い。又保質材の形状も限定されず、セラミッ
クを溶射してセラミック多孔質層を形成した後、セラミ
ック多孔質層をサンドブラストでピン状に削成し、この
ピン状のセラミック多孔質層に水分を供給する等しても
よい。
【0027】又第2の実施の形態において、導水管によ
る基板支持面表面への湧水が適量であれば、ブレードに
よる余分な水分の除去操作を行わなくても良い。更に第
3の実施の形態において、導水管による基板支持面側へ
の湧水も常時ではなく、適量をその都度湧水する等任意
である。又基板支持面の母材を空洞の金属で形成し、そ
の上面に湧水口を形成して、母材自体基板支持面に水分
を供給する導水部材としても良い。
る基板支持面表面への湧水が適量であれば、ブレードに
よる余分な水分の除去操作を行わなくても良い。更に第
3の実施の形態において、導水管による基板支持面側へ
の湧水も常時ではなく、適量をその都度湧水する等任意
である。又基板支持面の母材を空洞の金属で形成し、そ
の上面に湧水口を形成して、母材自体基板支持面に水分
を供給する導水部材としても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
テージ表面に静電気発生防止材からなる基板支持面を形
成し、基板剥離時の静電気の発生そのものを抑える事に
より、所定の加工処理終了後に基板を剥離する際の基板
の電荷上昇を防止し、基板上の電子部品等の破壊を生じ
る事無く、基板不良を低減し、基板の製造歩留まりを向
上することが出来る。
テージ表面に静電気発生防止材からなる基板支持面を形
成し、基板剥離時の静電気の発生そのものを抑える事に
より、所定の加工処理終了後に基板を剥離する際の基板
の電荷上昇を防止し、基板上の電子部品等の破壊を生じ
る事無く、基板不良を低減し、基板の製造歩留まりを向
上することが出来る。
【図1】本発明の第1の実施の形態の基板処理装置を示
す概略説明図である。
す概略説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のテーブルに載置す
る基板を示す概略説明図である。
る基板を示す概略説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のテーブルを示す一
部を切り欠いた概略斜視図である。
部を切り欠いた概略斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の図3のA−A´線
における概略一部断面図である。
における概略一部断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のブレードによるテ
ーブル上の余分な水分の除去を示す概略説明図である。
ーブル上の余分な水分の除去を示す概略説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態のテーブルを示す一
部を切り欠いた概略斜視図である。
部を切り欠いた概略斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の図6のB−B´線
における概略一部断面図である。
における概略一部断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態のテーブルを示す一
部を切り欠いた概略斜視図である。
部を切り欠いた概略斜視図である。
10…基板処理装置 11…基板 12…ステージ 13…噴霧器 14…母材 16…基板支持面
Claims (12)
- 【請求項1】 静電気発生防止材からなる基板支持面を
有するステージと、前記基板支持面上に載置される基板
に所定の加工工程を実施する加工部と、を具備すること
を特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 保湿材からなる基板支持面を有するステ
ージと、前記保湿材に水分を供給する加湿装置と、この
加湿装置により水分を供給された前記基板支持面上に載
置される基板に所定の加工工程を実施する加工部と、を
具備することを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項3】 前記保湿材が、水分を含有可能な多孔質
層からなる事を特徴とする請求項2に記載の基板処理装
置。 - 【請求項4】 前記保湿材が、セラミックの溶射により
形成される多孔質層からなる事を特徴とする請求項2に
記載の基板処理装置。 - 【請求項5】 前記保湿材が、複数の支持ピン状に形成
される事を特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。 - 【請求項6】 前記加湿装置が、前記ステージ上方から
水分を供給する噴霧器からなる事を特徴とする請求項2
に記載の基板処理装置。 - 【請求項7】 前記加湿装置が、前記基板支持面下部に
設けられ前記基板支持面側に湧水する導水部材からなる
事を特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。 - 【請求項8】 複数の支持ピンを配列してなる基板支持
面を有するステージと、前記基板支持面上に載置される
基板に所定の加工工程を実施する加工部と、を具備する
ことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項9】 保湿材からなる基板支持面を有するステ
ージの前記基板支持面に水分を供給する工程と、水分供
給後前記基板支持面上に基板を載置する工程と、前記基
板に所定の加工を実施する工程と、前記加工終了後前記
基板を前記基板支持面から剥離する工程とを具備するこ
とを特徴とする基板処理方法。 - 【請求項10】 ステージ表面にセラミックを溶射して
水分を含有可能な多孔質層からなる基板支持面を形成す
る工程と、前記基板支持面に水分を供給する工程と、水
分供給後前記基板支持面上に基板を載置する工程と、前
記基板に所定の加工を実施する工程と、前記加工終了後
前記基板を前記基板支持面から剥離する工程とを具備す
ることを特徴とする基板処理方法。 - 【請求項11】 前記水分を供給する工程が、噴霧器に
より前記ステージ上方から水分を供給することを特徴と
する請求項10に記載の基板処理方法。 - 【請求項12】 前記水分を供給する工程が、前記基板
支持面下部に設けられる導水部材により前記基板支持面
側に湧水して水分を供給することを特徴とする請求項1
0に記載の基板処理方法。
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---|---|---|---|
JP2000224065A JP2002043396A (ja) | 2000-07-25 | 2000-07-25 | 基板処理装置及び基板処理方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000224065A JP2002043396A (ja) | 2000-07-25 | 2000-07-25 | 基板処理装置及び基板処理方法 |
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---|---|
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ID=18718088
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JP2000224065A Pending JP2002043396A (ja) | 2000-07-25 | 2000-07-25 | 基板処理装置及び基板処理方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2002043396A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015149502A (ja) * | 2006-09-29 | 2015-08-20 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 装置 |
CN110293107A (zh) * | 2019-06-17 | 2019-10-01 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 清洁基板玻璃的装置及其方法 |
-
2000
- 2000-07-25 JP JP2000224065A patent/JP2002043396A/ja active Pending
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JP2017028293A (ja) * | 2006-09-29 | 2017-02-02 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 装置 |
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