JP2002042025A - 電子ショッピング方法及びその装置 - Google Patents

電子ショッピング方法及びその装置

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JP2002042025A
JP2002042025A JP2000226216A JP2000226216A JP2002042025A JP 2002042025 A JP2002042025 A JP 2002042025A JP 2000226216 A JP2000226216 A JP 2000226216A JP 2000226216 A JP2000226216 A JP 2000226216A JP 2002042025 A JP2002042025 A JP 2002042025A
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JP2000226216A
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Masayuki Nakajima
正之 中嶋
Akitaka Matsui
昭孝 松井
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Rikogaku Shinkokai
Original Assignee
Rikogaku Shinkokai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ショッピングを利用した商品の販売に際
して、注文商品の配送とその代金決済との同時性を保つ
ようにする。 【解決手段】 商品提供者1が商品購入者2に商品販売
端末11を介して商品情報を伝える。商品購入者2は購
入希望する商品を発注すると共に、商品代金を商品代金
預託機関7に預託する。商品提供者1は発注商品cを商
品デリバリー機関3に移送する。商品デリバリー機関3
は、商品cを商品購入者2に配送する前に、預託機関7
にに商品代金が預託されていることを確認し、商品を商
品購入者2に手渡し後、携帯端末82から預託機関7に
手渡し完了を通知する。預託機関7は預託されている該
当する代金を商品提供者lに係る金融機関口座に振り込
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は商品配送と代金決済
の同時処理を可能にする情報技術(IT)を利用した商
品販売・購入を行う電子ショッピング方法及びその装置
に関する。より詳しくは、本発明は通信販売の如く商品
提供者と商品購入者とが直接対面することなくカタログ
その他の商品に関する情報手段を介して商品購入者が特
定商品を選定して商品提供者に発注し、該当商品が商品
購入者に配送され、商品の代金が別途銀行等への振込ま
たは振替によって行われる商品販売業務における配送と
代金決済の同時処理を可能にするITを利用した電子シ
ョッピング方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信販売では、商品購入者が、商
品提供者が提供する商品情報(カタログ誌、TV等の放
送手段、電子ショッピングにおけるカタログ等)に基づ
いて所望商品を選択し、商品購入者がこの所望所品を、
電話、郵便、電子ショッピング画面等によって商品提供
者に発注する。当該商品について発注があると、商品提
供者自身内の配送部門又は所有する配送業者、あるいは
商品提供者が委託する配送業者(これらを、以下、配送
業者という。)によって、商品購入者に配送される。そ
の商品代金は、商品の配送に先立って支払われるか、配
送後に商品提供者へ支払われるのが普通である。
【0003】このように通信販売のような、商品提供と
その商品の代金決済が、対面販売のように同時に行われ
ない商品販売においては、商品購入者及び商品提供者側
において商品の未着、又は商品代金の未収という問題が
発生する。この問題の発生率自体は極く少数であって
も、商品購入者及び商品提供者にとって物品及び金額の
上での損失が大きくなると共に、精神的な気分上の不安
感が大きく、やがてはそのルートでの通信販売の信用低
下につながるという重要な問題が生ずる。
【0004】一般的に、商品配送と商品代金の決済方法
を時間的関係からみて場合分けすると、次の3通りがあ
る。第一番目は、対面販売のように商品配送、すなわち
商品手渡し時に引換えに代金が支払われる場合である。
この場合では、商品の販売時点において、基本的には商
品の未渡し、商品の代金の未収の問題は発生しない。こ
の点では理想的な販売システムといえる。しかし、最近
のインターネット等の普及によってエレクトロニック・
コマース(eコマース)が発展してくると、商品購入者
は必然的に手間のかからない通信販売を指向するように
なり、一方、商品提供者もより人件費のかかる対面販売
から通信販売に移行する傾向がある。
【0005】商品配送と商品代金の決済での第2番目の
場合は、商品が商品購入者に配送された後に代金が決済
される場合であり、第3番目は商品代金が商品提供者に
納金された後に商品が商品購入者に配送される場合であ
る。
【0006】第2番目の場合のタイムチャートの一例を
図1に示す。図1では、商品提供者1、商品購入者2、
配送業者3、さらに金融機関A4及びB5によって、電
子ショッピングシステムを形成している。先ず、商品提
供者1は、商品購入者2に対して商品情報aを送り、商
品宣伝を行う。商品購入者2がこの商品情報aをみて、
商品提供者1に商品発注bを送信する。この商品発注b
の受信を受けて、商品提供者1は発注商品cを配送業者
3に引渡す。次いで、配送業者3は、その商品を商品購
入者2に届ける。ここで、商品購入者2は、発注商品で
あるかどうかを確かめて、商品代金を金融機関B5に代
金振込d1 をし、場合によってはさらには金融機関A4
で振替d2 がされ、商品提供者1に商品代金d3 が支払
われる。これで電子ショッピングが終了する。このよう
な手順による電子ショッピングでは、図1に示すよう
に、商品提供者1にとって見ると、商品引渡しから商品
代金の入手の間に提供者側タイムラグAが生じる。
【0007】また、第3番目の場合のタイムチャートの
一例を図2に示す。図2の電子ショッピングシステムは
図 1と同様であるが、図2では、商品購入者2が商品代
金を金融機関B5及び金融機関A4を介して商品提供者
1に納金した後に、商品は配送業者3によって配送され
る点で図1の電子ショッピングと異なる。この場合に
は、図2に示すように、商品代金d3 の代金振込d1 支
払から発注商品cの受け取りの間に、購入者2側にタイ
ムラグBが生じる。
【0008】商品の性格及び商品提供者1の信用力によ
って、前述の第2番目(代金後決済)又は第3番目(代
金前決済)の場合のようにショッピングが行われるが、
第2番目の場合において商品購入者2が不誠実な場合に
は、代金未収の問題が発生する。また、第3番目の場合
にいおては、商品提供者1が不誠実の場合は、商品未着
の問題が生ずる。この種のトラブルが頻発する恐れがあ
り、その及ぼす影響は大きい。前者の場合、商品提供者
1は代金回収のための努力に多大の労力をかけなければ
ならないし、後者の場合は、商品購入者2が泣き寝入り
することになったり、発注商品の獲得に奔走しなければ
ならない。そして、双方にとって、電子ショッピング等
の通信販売に対する信用喪失に繋がりかねない。
【0009】なお、一部の商品提供者1では、商品配送
時に代金を着払いで受け取ることを配送業者3に委託し
ている場合がある。この方法を採用すれば代金決済に関
しては同時性が確保されるので、前述の問題は解決され
る。しかし、商品購入者2が商品配送時に留守の場合が
あるということ、及び配送業者3が本来の仕事でない代
金受け取り業務の担当が負担になるということ等を考慮
すると、これは、本問題の本質的な解決策とはならな
い。
【0010】また、前述の問題解決のため、通信販売業
者からの種々の販売方法の提案もあるが、これらはいず
れも代金支払方法や配送方法単独の改善策に関する提案
に過ぎず、商品代金決済と商品配送の同時性を改善する
ことを目的としていない。例えば、特開平10−187
830号公報によれば、通信販売等において、売り手と
買い手との間に預託機関を設けた金銭支払い及び商品引
き渡し判別システムにおいて、商品の適正なる提供と支
払い代金の適正なる払い戻しを図ることが開示されてい
る。この預託機関では、買い手が支払い代金を入金した
ことを確認でき、入金と商品の受け渡し等が正当に行わ
れた場合に、預託期間経過後に売り手に対して代金が支
払われるというものである。
【0011】さらに、特開平10−207956号公報
によれば、インターネットを用いた電子商取引に関する
受発注管理、物流管理、預託決済管理に基づいて、商品
とその決済代金の存在を保証した電子決済システムが開
示されている。このシステムは、預託行為を含む金銭出
納管理をするウオレット・サーバーと、商品を取り揃え
商品仕入先との受発注管理を行うサイバー・ショップ・
サーバーと、商品の自動的な配送及び集荷の情報を収集
し、且つ商品の集荷・配送及び管理を行い、配送が完了
したことを証明するトランスポート・カンパニー・サー
バーとをそれぞれ通信回線を介して接続し、そして、こ
れらが接続された全体を組織的に統合し、取引履歴をデ
ータベース上に記録・保管し、且つクーリングオフシス
テムにより予め設定されているクリングオフ期間に基づ
いて最終的な商品の存在を証明するコマース・サーバー
を備えているものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−18
7830号公報に記載の金銭支払い及び商品引き渡し判
別システムでは、預託機関を設けてはいるが、売り手側
に代金が払い戻されるのは、所定期間経過後であって、
図1に示したように、売り手側にタイムラグAが存在す
るものである。しかも、預託機関における判別処理等が
複雑である。また、上記特開平10−207956号公
報に記載の電子決済システムでも、預託機関を利用して
いるが、この預託機関において、商品の購入決済金があ
ることを証明及び保証するために、事前に預託されてい
る金額から差し引いた残高があるかどうかを検索してい
る。ここで、預託機関と称してはいるが、通常のクレジ
ット・カードでショッピングする場合と同様である。し
かも、この電子決済システムでは、通信によってデータ
の改ざんを防ぐために、相手のデータベースへの書き込
みが行われないようになっており、システム構成が複雑
なものになっている。
【0013】以上のことから、通信販売のような、対面
販売以外の商品販売業務、特に、電子ショッピングにお
いては、商品発注後における商品配送とその代金決済の
同時性を保ちつつ、しかも電子ショッピングのシステム
構成を簡単にすることが課題となる。本発明は、従来公
知の商品販売業務の有する前述の課題を解決して、商品
購入者への商品の配送時とその代金の商品提供者の口座
への振込時の時間差を極力短くし、それによってインタ
ーネットの発達に伴って、今後増加が予想される通信販
売の順当な発展を促進することができる電子ショッピン
グ方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するために、代金の振替決済を行う電子ショッピン
グ方法において、購入通信端末から商品提供販売端末に
商品発注情報が送信され、前記商品発注情報に関連して
当該発注商品に係る代金振込済情報が商品代金預託端末
に送信されて、前記代金が預託され、前記商品販売端末
では、受信した前記商品発注情報に基づいてデリバリー
端末に商品デリバリー情報を送信し、前記デリバリー端
末は、前記商品デリバリー情報を受信した後、前記代金
振込済情報が前記商品代金預託端末に受信されているこ
とを問い合わせ、該問い合わせに対する確認情報を受信
し、前記デリバリー端末は、前記確認情報を受信した
後、前記商品発注情報に係る当該商品が購入者に配送さ
れたことを示す報告情報を前記商品代金預託端末に送信
し、前記商品代金預託端末では、受信した前記報告情報
に係る当該預託代金を商品提供者の金融機関口座に振り
込むようにした。
【0015】また、本発明では、代金の振替決済を行う
ことができる電子ショッピングシステムにおいて、商品
情報に基づいて送信された商品発注情報を受信でき、当
該発注商品に係るデリバリー管理を行い商品デリバリー
情報を送信できる商品提供販売手段と、前記商品発注情
報に関連して当該発注商品に係る代金振込済情報を受信
でき、前記発注商品の代金が預託される商品代金預託手
段と、前記商品デリバリー情報を受信でき、前記発注商
品を当該商品発注者に配送する商品デリバリー手段とを
含み、前記商品デリバリー手段では、前記商品デリバリ
ー情報を受信した後、前記商品代金預託手段に受信され
た前記代金振込済情報を問い合わせ、該問い合わせに対
する確認情報を受信し、そして、該確認情報を受信した
後、前記商品発注情報に係る当該商品が購入者に配送さ
れたことを示す報告情報を前記商品代金預託端末に送信
でき、前記商品代金預託手段では、受信した前記報告情
報に係る当該預託代金を前記商品提供販売手段に係る金
融機関口座に振り込むようにした。
【0016】さらに、電子ショッピングにおける代金の
振替決済を行う代金預託装置として、商品発注に伴った
商品代金に関する代金振込済情報と、当該商品が配送済
であることを示す報告情報とを受信でき、さらに前記代
金振込済情報の有無に関する問い合わせに対して確認情
報を送信できる通信装置と、前記代金振込済情報に基づ
き当該商品の代金を預託する預託処理装置と、前記預託
された代金を前記商品代金受領先の金融機関口座に振り
込む振込処理装置とを有し、前記報告情報を受信したと
き、前記預託された代金を前記口座に振り込むようにし
た。
【0017】また、電子ショッピングにおける商品デリ
バリー処理装置として、代金預託されることを含む商品
デリバリー情報を受信でき、代金預託されたことを示す
代金振込済情報の有無に関する問い合わせ情報を送信で
き、該問い合わせに対する確認情報を受信できる通信処
理装置と、前記商品デリバリー情報に基づいて、前記確
認情報を受信できた前記当該商品を配送でき、前記当該
商品が購入者に配送されたことを示す報告情報を送信で
きるデリバリー装置とを有する構成とした。前記デリバ
リー装置には、配送される前記商品とともに移送され、
前記報告情報を送信できる無線携帯通信手段が含まれ、
前記無線携帯通信手段には、前記商品デリバリー情報を
入力でき、前記当該商品を前記購入者に配送したとき前
記報告情報を入力できる入力手段を備え、前記無線携帯
通信手段による前記報告情報及び前記確認情報の送受信
に際して暗号処理がされるようにした。
【0018】本発明による、商品配送と代金決済の同時
処理を可能にする電子ショッピング方法及びその装置で
は、新たに商品代金を一時預かる機関( 預託機関) を商
品デリバリー機関に連携して設け、商品デリバリー機関
が商品を商品購入者に配送するに先立って預託機関に代
金が預託されていることを確認すると共に、配送後には
直ちに預託機関に通知して、代金が直ちに商品提供者の
口座に振替されるようにする。このようにすることによ
って、善意ではあるが間違いによって、あるいは故意に
よって代金が支払われているのに商品が配送されなかっ
たり、その逆に商品が配送されているのに代金が支払わ
れないといった事故を未然に防ぐことが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による電子ショッピングシ
ステムの具体例について、実施形態別に説明する。 (第1実施形態)第1実施形態では、非対面方式による
商品販売方法、特に電子ショッピング方法に適用した場
合であって、図3乃至図6を参照して以下に説明する。
図3に、本実施形態の電子ショッピング方法が適用され
るシステムの構成を示している。商品提供者1には、商
品販売端末11が備えられ、商品購入者2は、通信端末
21を有し、そして、商品デリバリー機関3には、デリ
バリー端末31が備えられている。これらの端末11、
21、31は、インターネットのようなネットワーク6
を介して互いに通信できるように接続されている。さら
に、ネットワーク6には、商品提供者1の口座がある金
融機関4の振込・振替端末(図示なし)と、商品購入者
2の口座がある金融機関5の振込・振替端末(図示な
し)とが接続され、本実施形態の特徴をなす商品代金預
託機関7の代金預託端末71も接続されている。
【0020】本実施形態に適用された電子ショッピング
方法では、商品提供者1が商品情報を、例えば、通信カ
タログ、又はインターネットのホームページのような形
式で商品の購入者2に提供し、購入者2は、提供された
商品情報から希望する商品を選定して商品提供者1に発
注する。購入者2は、次いで、発注に伴う代金を、商品
提供者1の予め定めた金融機関4に送金する。ここで、
本実施形態の特徴とするところであるが、商品代金は、
直接に商品提供者1に係わる金融機関に送金されるので
はなく、購入者2がその代金を第3者機関である商品代
金預託機関3に預託する。 商品代金預託機関3は、預
託された代金に係る商品が購入者2に商品デリバリー機
関3によって届けれたことが確認されると、その預託さ
れた代金を商品提供者1が予め定めた金融機関に送金す
るようになっている。
【0021】図3に示されたシステム構成について、情
報の流れを中心に、各端末間の接続状況の詳細を図4に
示した。さらに、図4に示されたシステム構成における
情報の流れをタイムチャートにして図5に示した。以
下、図4及び図5を参照して、本実施形態による電子シ
ョッピング方法について説明する。
【0022】商品提供者1に備えられている商品販売端
末11は、商品宣伝等に必要な商品情報を作成し、ホー
ムページ等への掲載又は伝送する手段と、商品の在庫、
受注、配送の管理を行う商品管理手段と、商品代金の入
金等を管理する経理管理手段とを有している。商品購入
者2の所有する通信端末21には、インターネット6を
介して得た情報を表示する表示装置が付属しており、こ
の表示装置に表示された情報を選択して、インターネッ
ト6に通信できる機能を備えている。商品デリバリー機
関3においては、デリバリー端末31の他に、配送すべ
き商品を一時保管する商品倉庫32が設置されている。
そして、商品を配送するための少なくとも1台の配送車
8が置かれ、その配送車8を運転する運転手81は、携
帯端末82を所持している。この携帯端末82は、商品
代金預託機関7にある代金預託端末71と直接又はネッ
トワークを介して通信できる機能を有するものである。
さらに、携帯端末82は、携帯電話のような無線通信携
帯端末であると都合がよい。
【0023】商品提供者1は、個人、又は企業体のいず
れでもよい。また、販売する対象として、一般的にいう
商品に限らず、農業、漁業、畜産、林業、及び自動車、
家具等の大型商品を含む工業製品等に係わるものでよ
く、これらの場合には、商品提供者1はこれらの生産者
であり、生産した物を有償で提供することになる。さら
に、商品提供者1には、生産者から生産物を引き取って
購入者2に販売する商社、卸売業者、小売店等も含ま
れ、海外からの商品提供も含めることができる。そし
て、商品を有償で提供する者であれば、その者の規模の
大小は問わない。さらに、商品提供者1がクレジット加
盟店である場合には、購入者2は、商品発注に伴う代金
の預託をクレジットカードによって行える。
【0024】また、購入者2についても、個人のみなら
ず、企業体であってもよい。ここでは、本実施形態につ
いての説明を便宜上簡単にするために、購入者としてい
るが、商品の配送先が企業である場合には、購入者は、
会社自体であり、又は工場ということになる。商品代金
預託機関7は、購入者2の発注に伴って商品提供者1に
支払うべき代金を、当該商品が確実に購入者2に届くの
が確認されるまで保管し、当該商品が購入者2に届いた
ことが確認されると、可及的に速やかに当該代金を、商
品提供者1が指定する金融機関4に振り替える機関であ
る。なお、購入者2がデビットカードを商品代金の支払
いに利用している場合にも、商品代金預託機関7への代
金預託について、振込処理ができるものである。
【0025】商品代金預託機関7は、少なくとも通信手
段(図示なし)を含む代金預託端末71を保有する。た
だ、この預託機関7は、本実施形態による電子ショッピ
ング方法における信用を高めるために、商品提供者1、
購入者2、デリバリー機関3とは資本的に独立している
ことが好ましい。つまり、理想的には、預託機関7を複
数の金融機関が共同で設立したもの、あるいは、公的機
関であってもよい。ただし、商品提供者1、デリバリー
機関3等が社会的信用を得ている場合には、これらの企
業体又は団体が単独で設立してもよい。
【0026】デリバリー機関3としては、例えば、宅配
便業者といわれる配送業者が該当するものとなるが、こ
れに限定されることなく、要は提供される物を速やかに
且つ合理的に配送し得るものであれば、商品提供者1の
内部機関であってもよく、企業の大小等も問わない。ま
た、配送車8は、便宜上用いた代表例であって、配送す
る物に応じて、自転車、バイク等でもよく、さらに遠隔
地、配送の経路等によって、航空機であったり、船舶で
もよい。
【0027】本発明による電子ショッピング方法におけ
る商品情報の提供の形態には、従来から行われているカ
タログのみならず、TV、ラジオ等の電波手段による情
報提供、住居のポストに投函される試供品による情報提
供、さらに、近年実用化されているeコマース、即ちイ
ンターネットを経由して得られる情報提供などの全てが
含まれるものである。
【0028】先ず、購入者2は、商品提供者1の商品販
売端末11から商品情報aを得て、通信端末21の表示
装置に表示する。ここで表示された商品情報aに基づい
て選択した商品を発注bする。購入者2から商品発注b
を受けた商品販売端末11では、発注された該当商品c
を商品管理手段からの指示に基づき、在庫している発注
商品cを商品デリバリー機関3に引き渡す。
【0029】ここで、購入者22が発注した該当商品c
は、商品提供者1からデリバリー機関3に届けられた
後、一旦、商品倉庫32に収納保管される。そして、該
当商品cが商品提供者1から配送業者4に届けられた旨
の通知情報が、発送業務管理を行うデリバリー端末31
に入荷記録される。この通知情報には、購入者名、購入
者2の名前、住所、電話番号、商品名、商品種別等が含
まれ、当該商品cが購入者2の発注bによるものである
ことを識別できる識別コードも含まれている。また、こ
の通知情報には、購入者2による商品代金支払い方法に
関する情報も含まれる。
【0030】次いで、届けられた当該商品cは、通知情
報により購入者2の居住地域に分配され、該当居住地域
ごとに計画されたデリバリー端末31の配車計画に基づ
いて、可及的速やかに該当配送車8に積載される。当該
商品の積載作業の前又はその作業中に、デリバリー端末
31から通信手段を介して、商品代金預託機関7の代金
預託端末71にアクセスし、商品代金の預託確認fを行
う。購入者2が当該商品cの代金を商品代金預託機関7
に振込d1を行ったかどうかを確認し、商品代金d3 の
預託e1 の有無を調べる。この振込d1 は購入者2によ
って、金融機関5を介して行われる。
【0031】代金預託端末71は、デリバリー端末31
からの預託確認fを受信し、当該商品cに係わる預託の
有無を検索する。そして、その結果である預託回答gを
デリバリー端末31に応答する。ここで、本実施形態で
は、基本的には、配送車8に積載される商品は、当該商
品cについて商品代金預託機関7に代金預託e1 が完了
されているもののみが扱われる。こうすることによっ
て、代金が支払われていない商品まで配送車8へ積載し
てしまうという作業の無駄を生じさせないことになる。
代金預託e1 が完了していない商品は商品倉庫32に一
時保管される。ここで、所定期間待っても預託回答gが
得られない場合、つまり、預託e1 が完了されない場合
には、当該商品cを商品提供者1に返送する。また、当
該商品cを購入者2に手渡す前に確認するようにしても
よい。ただ、手渡し直前に完了を確認する方法は、配送
車8の運転手81又はその助手による現場での作業に多
少の負担が生じるが、商品デリバリー機関3の倉庫32
内の商品の配送先分配作業の平準化には都合よく、購入
者2に可及的速やかに当該商品を手渡すためには有用で
ある。
【0032】複数の商品を積載した配送車8は、所定の
コースに従って配送を開始する。勿論、この配送車8に
は、本実施形態による電子ショッピング方法に係わる商
品に限らず、他の一般の配送商品を同時に積載していて
もよい。配送車8の運転手81は、無線携帯端末82を
携行している。無線携帯端末82の他に、無線携帯端末
82とともに、配送車8に固定的に配置された通信手段
付きのパソコン(図示なし)を設置しておいてもよい。
配送車8の運転手81は、商品代金が預託e1 されてい
ることが確認されている当該商品cを購入者2に手渡
す。当該商品cの手渡しが完了後、直ちに無線携帯端末
81を用いて、商品代金預託機関7の代金預託端末71
に当該商品の手渡し完了の旨の手渡し報告hを通知す
る。
【0033】そこで、手渡し報告hを受信した代金預託
端末71は、直ちに当該商品cについて預託e1 された
代金d3 を、金融機関4の商品提供者1の口座に振込e
2 を行う。そして、金融機関4は、商品提供者1に対し
て販売した当該商品cの代金d3 が購入者2から、直接
的には商品代金預託機関7からではあるが、振り込まれ
たことを通知する。これにより、当該商品cに関する代
金決済が終了する。ただ、購入者2が当該商品の代金を
商品代金預託機関7に振り込んだとき、商品デリバリー
機関3の配送手数料がその代金に含まれる場合には、商
品代金預託機関7は、金融機関4にある商品デリバリー
機関3の口座にその手数料分の金額を振り込むようにす
ればよい。
【0034】このように、本実施形態による電子ショッ
ピング方法を用いれば、図4及び図5に示すように、商
品が配送されて購入者2に手渡しされる時点と、当該商
品の代金決済時とが実質的に一致する同時性を確保でき
るので、購入者2にから見て、代金支払済みであるのに
商品が届かない、また、商品提供者1から見て、商品を
手渡し済みなのに、その代金が支払われていないという
ことが、実質的に無くなる。
【0035】次ぎに、図6に、本発明の電子ショッピン
グ方法で用いる商品配送伝票の一例を示す。商品配送伝
票9は、商品提供者1又は商品デリバリー機関3によっ
て作成されるものであり、その形態は、通常の宅配便伝
票と同様であってよい。伝票9には、「発注年月日」欄
91、「商品名」欄92、「商品コード」欄93、「お
届先」欄94「販売業者名」欄95などの各欄が設けら
れており、必要事項を記入できるようになっている。
【0036】ここで、本発明に使用される伝票9には、
商品代金の預託状況を確認する為の符号欄97を設けて
いる。欄97に当該商品を特定する認識符号を表示する
ようにする。配送車8の運転手81によって、欄97に
表示された認識符号を、無線携帯端末82に備えられて
いる符号読み取り装置で読み取ることができるようにし
ておく。このとき、読み取られた認識符号とともに、運
転者81のみが入力できる無線携帯端末82に備えられ
た入力手段により、当該商品cを購入者2に手渡した旨
を通知する手渡し報告hの信号を代金預託端末71に送
信することができる。尚上記読み取りとは、スキャニン
グや手動で符号を入力する等の行為を意味する。
【0037】さらに、運転手81が無線携帯端末82を
用いて、備えられている符号読み取り装置で読み取っ
て、読み取った認識符号を代金預託端末71に送信する
とき、当該商品cを購入者2に手渡す前に、当該商品の
代金が商品代金預託機関7に預託されているかどうかの
確認信号を送信するための選択入力できるようにしてお
いてもよい。そしてその確認信号による問い合わせ対す
る代金預託端末71から預託回答gを受信するように
し、預託の確認表示等を行ってもよい。また、前記入力
手段を用いて、運転手81が当該商品cを購入者2に手
渡したかどうかを選択して報告する信号hを代金預託端
末71に送信する機能も備えている。なお、この入力手
段は、預託確認又は手渡し完了報告のいずれかに切り替
えるようにしてしておいても良い。
【0038】欄97に表示する認識符号は、バーコー
ド、文字記号等を用いることができる。また、伝票9の
作成には、認識符号を作成できる装置が必要であるが、
商品提供者1自身が記入等をしなくても、商品提供者1
から商品デリバリー機関3に通信手段を介して前述の各
欄に係る情報を送信し、商品デリバリー機関3がこれら
の情報に基づいて伝票作成を行ってもよい。この認識符
号には、発注商品に係わる情報の他に、商品代金が預託
されることを示す情報も含まれる。この預託情報は、商
品発注があったときに、購入者2に代金支払い方法を確
認することによって得ることができる。このようにする
と、商品提供者1の手元に、例えば、店頭に商品が無く
ても、他から取り寄せる場合にも適用でき、あるいは、
インターネットによるホームページショッピングに対応
できるものである。
【0039】さらに、本発明に使用する伝票9には、商
品を手渡しした場合に、当該商品を購入した購入者2を
特定するため、その記号を受領する欄96を設けておく
と良い。欄96は、印章欄又はサイン欄のいずれか一方
か、あるいは双方を設けておく。この欄96を設けてお
き、手渡しした者から受領印等を受けておくことによ
り、誤って本来の購入者2でない者に当該商品を手渡し
てしまうことを防止でき、また、誤って手渡してしまっ
た場合でも、その後の原因追求を行うのに役立つ。商品
を送り届ける際には、常に当該商品を発注した購入者が
在宅しているとは限らず、代理の者が当該商品を受領す
る場合があるからである。
【0040】当該商品の代金が商品代金預託機関7に購
入者2によって預託されていた場合について、伝票9の
取り扱いを説明する。商品デリバリー機関3の倉庫32
から配送地域毎に分配された商品が配送車8に積載され
る。この積載された商品の中に当該商品cが含まれてい
る。配送車8の運転手81は、当該商品に添付されてい
る伝票9に記載された届先住所に基づいて、購入者2に
当該商品cを届ける。ここで、運転手81は、当該商品
cを該当購入者2に手渡す前に、所持している無線携帯
端末82を用いて、伝票9上の欄97から該当情報を読
み取らせる。無線携帯端末82の入力手段を操作して、
代金預託端末71に当該商品cの代金d1 が預託されて
いるかどうかを問い合わせる。そこで、代金預託端末7
からの応答gを得て、預託されていることを確認する。
【0041】当該商品の代金が預託されていることを確
認後に、運転手81は、該当購入者2に当該商品cを手
渡す。そして、該当購入者2から、当該商品を受け取っ
たことを示す受領印を伝票9上の欄96に受ける。運転
手81は、無線携帯端末82の入力手段を操作して、代
金預託端末71に対し、当該商品cを該当購入者2に届
けたことを示す報告信号hを送信する。このとき、当該
商品に係る情報を伝票9上の欄97から得ることになる
が、報告信号hを送信するときに読み取らせなくても、
当該商品を購入者2に手渡しする前に読み取らせた情報
を無線携帯端末82内に記憶したものを使用しても良
い。次いで、代金預託端末71では、当該商品に係る報
告信号hを受け取ると、金融機関4に開かれている商品
提供者1の口座に、当該商品cの代金d2 を振り込む。
そして、金融機関4は、商品提供者1に対して当該商品
cの代金d2 を振り込まれたことを通知する。
【0042】この様にして、購入者2の商品発注bから
始まり、商品代金預託機関7への代金預託e1 、当該商
品の配送、そして、代金d2 の決済を行うまでの一連の
処理が終了する。次ぎに、当該商品の代金が商品代金預
託機関7に購入者2によって預託されていなかった場合
について図5を参照して説明する。配送車8に積載され
た商品を購入者2の住所まで搬送することは上述の場合
と同様であるが、購入者2に当該商品cを手渡す前に、
当該商品の代金の預託を確認fするところから異なって
くる。上述した預託の確認fにおいて、代金預託端末7
1から当該商品に係る預託が無い旨の回答が運転手81
の所持する無線携帯端末82に送られてくる。運転手8
1は、この回答を見て、購入者2への当該商品cの手渡
しを取り止める。その後、当該商品cは、倉庫72に返
送されることになる。さらに、所定の回数の配送を繰り
返しても、当該商品の代金が預託されたことを確認でき
ないときは、当該商品cは販売者1に返送される。この
様にすることによって、購入者2によって発注されたも
のの、商品代金が支払われない場合を防ぐことができ
る。
【0043】次ぎに、本発明の電子ショッピング方法に
おける安全対策について説明する。先ず、無線携帯端末
82の代金預託端末71との通信に際して、暗号処理を
施すことにより、より安全なものとなる。また、保険機
構を、設置しておき、商品提供者1、商品代金預託機関
7、そして商品デリバリー機関3のそれぞれと連携を取
るようにする。商品の紛失、商品代金の未収、購入者に
対するトラブルの保障等を目的とする保険制度を設け
る。さらに、本発明の電子ショッピング方法が繰り返さ
れて商品代金の商品代金預託機関への預託件数が増加し
ていくと、必然的に商品購入者と商品提供者の過去の販
売実績のデータが商品代金預託機関のコンピュータ等の
記憶手段に蓄積されて行く。したがってこの蓄積された
データに基ずいて商品購入者又は商品提供者の信用調査
を実施することができる。この様な制度を設けておく
と、本発明による電子ショッピング方法を採用するグル
ープの社会的信用を高めるのに役立ち、引いてはこのグ
ループの取扱い金額の増加を期待できる。
【0044】本発明による電子ショッピング方法による
と、購入者の商品発注から、商品代金預託機関への代金
預託までに日時を要する場合がある。例えば、購入者が
代金預託を忘れてしまったとか、あるいは、いたずらで
発注がなされたなどである。いずれにしても、代金預託
までに日時を要することは、商品提供者にとっては好ま
しいものではない。そこで、購入者が所定日時以内に当
該商品に係る代金を預託した場合には、ポイント制を設
けることもできる。購入者毎に識別コードを割り当てて
おき、所定日時以内に当該商品に係る代金を預託したと
き、ポイントを与える。そして、例えば、次回の商品購
入の際に、預託代金からポイント値に応じて割り引く等
を行うとよい。
【0045】また、代金預託までに要する日時があまり
長いと、商品提供者側から見れば、いたずらかどうかを
疑う必要が生じる。この様な場合には、所定の日時を設
定し、この所定日時までに金融機関4から代金振込の通
知が無いとき、この商品発注はキャンセルされたものと
して、配送業者に送った商品を回収する。あるいは、配
送業者が、所定日時を経過しても購入者の代金預託を確
認できないとき、商品を販売業者に返送するようにして
もよい。
【0046】(第2実施形態)第1実施形態では、購入
者の発注による商品を配送業者が購入者宅まで届ける際
に、商品代金預託機関に購入者の代金預託を確認した。
そして、購入者の発注は、通信販売カタログによる購
入、又はインターネット・ショッピングによる購入など
であった。第2実施形態においては、本発明による電子
ショッピング方法を、購入者がコンビニエンスストア等
の店舗で商品を購入する場合に適用した。ここでは、店
舗に陳列された商品を購入することになるので、第1実
施形態とは異なり、配送業者に購入した当該商品を配送
する必要はない。
【0047】購入者は、購入する商品の代金として、商
品代金預託機関に所定額を預託しておく。そして、店舗
において、購入者が当該商品を購入しようとするとき、
店員が商品代金預託機関に預託された残高が、当該商品
の代金以上であることを確認できた場合に、購入者に当
該商品を手渡す。その後、店員は、当該商品に係る情報
と手渡した旨の情報を商品代金預託機関に送信する。そ
こで、商品代金預託機関は、金融機関に開いてある店舗
の口座に、当該商品の代金を振り込む。なお、店舗に希
望の商品がおかれて無く、取り寄せ注文し、当該商品を
配送してもらう場合には、第1実施形態の電子ショッピ
ング方法と同様になる。
【0048】また、デパート等で、見本を見てお中元や
お歳暮を注文し、複数の送り先に発送してもらう場合
も、第1実施形態の電子ショッピング方法と同様にな
る。ただ、この場合には、購入者自身が当該商品を受け
取るのではなく、当該商品を受け取るのは送り先であ
る。そして、配送車の運転手は、送り先に当該商品を手
渡すとき、商品代金預託機関に代金が預託されたか確認
し、さらに、当該商品を送り先に手渡したという報告信
号を商品代金預託機関に送信することになる。この場
合、送り先に当該商品が届いたかどうかが、金融機関か
ら店舗に通知でき、購入者に連絡することができる。送
り先が不在であったり、受取を拒否したような場合に、
当該商品の返品作業が円滑に行え、しかも、その代金の
決済も行われない。
【0049】(第3実施形態)コンビニエンスストア等
の店頭で、通信販売によって商品を購入したり、イター
ネットショッピングによって購入できるようにする場合
がある。この場合に、注文した商品が店舗に届けられて
いるのに、購入者が来店しないときがあり、来店が遅く
れると、当該商品の保管場所の確保に支障を来すことに
なる。そこで、第2実施形態による電子ショッピング方
法を採用し、商品手渡し予定日時を記憶できるようにす
る。そして、来店日時を記録し、予定日時と来店日時の
差が小さい程、店舗に取っては都合がよいので、ポイン
ト制を導入して、この差に応じたポイントを購入者に与
えるようにする。このポイントを購入者に還元するよう
にすれば、商品の店内在庫期間の短縮に役立つものであ
る。
【0050】
【発明の効果】本発明の配送、代金決済の同時処理を可
能にする電子ショッピング方法を用いれば、商品購入者
及び商品提供者は従来の通信販売と実質的に同じ手続き
を取りながら確実に商品の配送及び代金の決済すなわち
回収を達成できる。又、配送業者にとっても従来一部の
業者で行われた代金徴収業務を行うことなく、配送時に
おける車載の無線携帯端末での確認作業のみで実施する
ことができるので、配送業者の運転者の作業負担の軽減
に役立つ。本発明による方法では商品の配送と代金の回
収が確実なので、この方法を用いる商品提供者及び又は
配送業者の一般社会で信用力が高まり、ひいては売上増
加に役立つ。又、配送業者側としては配送車に積載され
た通信手段付き端末機は本方法の実施以外の業務にも利
用でき、それによって業務拡大が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現行の非対面方式による電子ショッピング方法
の一例を示すタイムチャート図である。
【図2】現行の非対面方式による電子ショッピング方法
の他の一例を示すタイムチャート図である。
【図3】本発明の非対面方式による電子ショッピング方
法の一例を示す概略システム構成図である。
【図4】図3に示した概略システム構成における情報の
流れを示すためのシステム図である。
【図5】図3に示した概略システム構成におけるタイム
チャート図である。
【図6】本発明の電子ショッピング方法に用いられる商
品配送伝票の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…商品提供者 11…商品販売端末 2…商品購入者 21…通信端末 3…商品デリバリー機関 31…デリバリー端末 32…商品倉庫 4、5…金融機関 6…ネットワーク 7…商品代金預託機関 71…代金預託端末 8…配送車 81…運転手 82…無線携帯端末 9…配送伝票 91〜95…記入欄 96…捺印欄 97…バーコード符号欄

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 購入通信端末から商品提供販売端末に商
    品発注情報が送信され、 前記商品発注情報に関連して当該発注商品に係る代金振
    込済情報が商品代金預託端末に送信されて、前記代金が
    預託され、 前記商品販売端末では、受信した前記商品発注情報に基
    づいてデリバリー端末に商品デリバリー情報を送信し、 前記デリバリー端末は、前記商品デリバリー情報を受信
    した後、前記代金振込済情報が前記商品代金預託端末に
    受信されていることを問い合わせ、該問い合わせに対す
    る確認情報を受信し、 前記デリバリー端末は、前記確認情報を受信した後、前
    記商品発注情報に係る当該商品が購入者に配送されたこ
    とを示す報告情報を前記商品代金預託端末に送信し、 前記商品代金預託端末では、受信した前記報告情報に係
    る当該預託代金を商品提供者の金融機関口座に振り込
    み、前記代金の振替決済を行う電子ショッピング方法。
  2. 【請求項2】 前記商品デリバリー情報には、前記当該
    商品に係る代金が預託されることを示す情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子ショッピング方
    法。
  3. 【請求項3】 前記デリバリー端末がコンビニエンスス
    トア等の店頭にあり、前記店頭に商品購入者が出向いて
    商品が手交されることを特徴とする請求項1に記載の電
    子ショッピング方法。
  4. 【請求項4】 前記デリバリー端末が配送業者であり、
    該配送業者が商品購入者の住所又は居所に前記商品を配
    送することを特徴とする請求項1に記載の電子ショッピ
    ング方法。
  5. 【請求項5】 前記商品発注に伴う代金の前記商品代金
    預託端末への預託が金融機関を介する振込及び振替を含
    む処理によって行われることを特徴とする請求項1に記
    載の電子ショッピング方法。
  6. 【請求項6】 前記商品発注に伴う代金の前記商品代金
    預託端末への振込処理がデビットカードで行われる請求
    項4記載の電子ショッピング方法。
  7. 【請求項7】 前記商品提供者がクレジットカード会社
    の加盟店であり、且つ商品購入者が該クレジットカード
    の所有者である場合に、商品発注に伴う代金の預託がク
    レジットカードによって行われることを特徴とする請求
    項1に記載の電子ショッピング方法。
  8. 【請求項8】 前記商品提供が商品メーカからなされ、
    該商品メーカが前記商品情報を前記購入通信端末に提供
    し、前記商品メーカが前記購入者の発注を受けて前記商
    品発注情報を商品デリバリー端末に送信することを特徴
    とする請求項1に記載の電子ショッピング方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの前記商品メーカから複
    数種類の商品を選択収集した業者が前記商品情報を提供
    し、且つ前記商品購入端末からの発注を受けて該当する
    商品に係る前記商品デリバリー情報を前記デリバリー端
    末に送信することを特徴とする請求項1に記載の電子シ
    ョッピング方法。
  10. 【請求項10】 前記商品代金預託端末の設置場所は、
    前記商品提供者及び商品デリバリー端末とは資金的に独
    立した場所であることを特徴とする請求項1に記載の電
    子ショッピング方法。
  11. 【請求項11】 商品情報に基づいて送信された商品発
    注情報を受信でき、当該発注商品に係るデリバリー管理
    を行い商品デリバリー情報を送信できる商品提供販売手
    段と、 前記商品発注情報に関連して当該発注商品に係る代金振
    込済情報を受信でき、前記発注商品の代金が預託される
    商品代金預託手段と、 前記商品デリバリー情報を受信でき、前記発注商品を当
    該商品発注者に配送する商品デリバリー手段とを含む電
    子ショッピングシステムであって、 前記商品デリバリー手段では、前記商品デリバリー情報
    を受信した後、前記商品代金預託手段に受信された前記
    代金振込済情報を問い合わせ、該問い合わせに対する確
    認情報を受信し、そして、該確認情報を受信した後、前
    記商品発注情報に係る当該商品が購入者に配送されたこ
    とを示す報告情報を前記商品代金預託端末に送信でき、 前記商品代金預託手段では、受信した前記報告情報に係
    る当該預託代金を前記商品提供販売手段に係る金融機関
    口座に振り込み、前記代金の振替決済を行うことを特徴
    とする電子ショッピングシステム。
  12. 【請求項12】 前記商品デリバリー手段には、配送さ
    れる前記商品とともに移送され、前記報告情報を前記商
    品代金預託手段に送信できる無線携帯通信手段が含まれ
    ることを特徴とする請求項11に記載の電子ショッピン
    グシステム。
  13. 【請求項13】 前記無線携帯通信手段には、前記商品
    デリバリー情報を入力でき、前記商品を配送したとき前
    記報告情報を入力できる入力手段を備えたことを特徴と
    する請求項12に記載の電子ショッピングシステム。
  14. 【請求項14】 商品発注に伴った商品代金に関する代
    金振込済情報と、当該商品が配送済であることを示す報
    告情報とを受信でき、さらに前記代金振込済情報の有無
    に関する問い合わせに対して確認情報を送信できる通信
    装置と、 前記代金振込済情報に基づき当該商品の代金を預託する
    預託処理装置と、 前記預託された代金を前記商品代金受領先の金融機関口
    座に振り込む振込処理装置とを有し、 前記報告情報を受信したとき、前記預託された代金を前
    記口座に振り込むことによって前記代金の振替決済を行
    う代金預託装置。
  15. 【請求項15】 商品デリバリー情報を受信でき、代金
    預託されたことを示す代金振込済情報の有無に関する問
    い合わせ情報を送信でき、該問い合わせに対する確認情
    報を受信できる通信処理装置と、 前記商品デリバリー情報に基づいて、前記確認情報を受
    信できた前記当該商品を配送でき、前記当該商品が購入
    者に配送されたことを示す報告情報を送信できるデリバ
    リー装置とを有する商品デリバリー処理装置。
  16. 【請求項16】 前記商品デリバリー情報には、前記当
    該商品に係る代金が預託されることを示す情報が含まれ
    ることを特徴とする請求項15に記載の商品デリバリー
    処理装置。
  17. 【請求項17】 前記当該商品を保管できる保管装置を
    備え、 前記デリバリー装置は、前記商品デリバリー情報に基づ
    いて、前記保管装置に保管された前記商品を配送するこ
    とを特徴とする請求項16に記載の商品デリバリー処理
    装置。
  18. 【請求項18】 前記デリバリー装置には、配送される
    前記商品とともに移送され、前記報告情報を送信できる
    無線携帯通信手段が含まれることを特徴とする請求項1
    6に記載の商品デリバリー処理装置。
  19. 【請求項19】 前記デリバリー装置は、配送車を含ん
    でいることを特徴とする請求項15に記載の商品デリバ
    リー処理装置。
  20. 【請求項20】 前記無線携帯通信手段には、前記商品
    デリバリー情報を入力でき、前記当該商品を前記購入者
    に配送したとき前記報告情報を入力できる入力手段を備
    えたことを特徴とする請求項18に記載の商品デリバリ
    ー処理装置。
  21. 【請求項21】 前記商品デリバリー情報は、前記当該
    商品とともに移送される配送伝票に記載された表示情報
    から入力されることを特徴とする請求項20に記載の商
    品デリバリー処理装置。
  22. 【請求項22】 前記無線携帯通信手段は、切換装置を
    備え、 該切換装置を作動することによつて前記商品に係る報告
    情報を通信するモードと前記商品代金の預託に係る前記
    確認情報を通信するモードとに切換可能であることを特
    徴とする請求項18に記載の商品デリバリー処理装置。
  23. 【請求項23】 前記無線携帯通信手段による前記報告
    情報及び前記確認情報の送受信に際して暗号処理がされ
    ていることを特徴とする請求項22に記載の商品デリバ
    リー処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113313556A (zh) * 2021-06-18 2021-08-27 甘肃瑞恒易网络科技有限公司 一种跨境电商业务中台系统

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