JP2002041995A - クレジットカード決済機能を有する業務処理装置並びにその業務パッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 店舗店頭のカード決済取引またはインターネ
ットを介した仮想店舗でのカード決済取引の取引データ
を直接入力可能な販売管理・財務会計管理を含むクレジ
ットカード決済機能を有する業務処理装置と基幹業務パ
ッケージを提供することを目的とする。 【解決手段】 顧客が利用する商品・サービスの代金決
済用カード（クレジットカード）のカード決済センター
とインターネットを介して接続して取引毎の与信確認を
行い、利用カードの識別番号を含む販売記録と、カード
管理会社毎の利用明細請求記録を前記基幹業務の売上・
売掛データベースに記録し、予め定めたクレジットカー
ドの締切期日毎に前記カード決済センターに請求データ
を送信し、請求データに対応するカード決済センターか
らの入金を受付け前記利用明細請求記録の入金処理を行
う手段を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、企業の販売管理・
財務会計管理を含む基幹業務を遂行する業務処理装置と
その業務パッケージに関し、詳しくは、クレジットカー
ド決済の取引業務処理機能を有する基幹業務処理装置並
びに基幹業務パッケージに関する。

【０００２】

【従来の技術】企業と個人の取引において、従来は店頭
の現金販売取引が主体であったが、近年クレジットカー
ドによる取引が急速に普及してきている。さらに、銀行
発行の口座カードがそのまま店頭決済に使用できるデビ
ットカードによりカードによる取引件数は飛躍的に多く
なることが予測されている。

【０００３】これらのカード取引では、取引毎にカード
管理会社またはカード決済センターにカードの有効審査
・限度額などの与信審査依頼を行い、その都度取引記録
伝票を作成し、カード管理会社毎の締切日までにそれら
の伝票を明細請求書に転記しカード会社に送付して請求
する多くの手間がかかっていた。

【０００４】また、企業の販売管理プログラムに売上を
計上し、関連する財務会計プログラムに売掛として計上
し、データベースへの書込データはその中のテーブル間
に不整合を生じないように基幹業務の入力処理を行わね
ばならなかった。

【０００５】さらに、カード管理会社からの入金に対応
し、前記売掛計上された取引に入金仕訳処理を行い、カ
ード管理会社からの無効などの異常通知に対応した仕訳
を行わねばならなかった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した多
くの問題に鑑みてなされたもので、店舗店頭のカード決
済取引ルートまたはインターネットを介したＷｅｂペー
ジ画面でのカード決済取引ルートの取引データを基幹業
務用データベースに整合性を保ち、直接入力可能な販売
管理・財務会計管理を含むクレジットカード決済機能を
有する基幹業務装置並びにその業務パッケージを提供す
ることを目的とする。

【０００７】また、前記クレジットカード決済機能を有
する基幹業務装置並びにその業務パッケージは、インタ
ーネットを介してカード決済センターと接続し、入力さ
れた前記取引データからカード管理会社への請求明細デ
ータを自動作成し送信する機能を提供することを目的と
する。

【０００８】さらに、前記クレジットカード決済機能を
有する基幹業務装置並びにその業務パッケージは、カー
ド管理会社からの入金に対応し取引業務用データベース
及び基幹業務用データベースを更新する機能を提供する
ことを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ため、本発明のクレジットカード決済機能を有する業務
処理装置は、販売仕入管理、財務会計管理を少なくとも
含む基幹業務ソフトを用いて販売店の業務を行うコンピ
ュータシステムにおいて、その店頭でのクレジットカー
ドによる取引を含む直接商取引ルートと、インターネッ
トを介し顧客クライアント端末機からのクレジットカー
ドの識別番号による取引を含む電子商取引ルートとの両
ルートの取引業務処理をさらに加えて遂行するため、前
記基幹業務ソフトによる業務処理と共に前記直接商取引
ルートの取引データ入力処理をする業務管理端末と、Ｗ
ｅｂサーバと、電子商取引ルートの取引データを前記Ｗ
ｅｂサーバを経由して入力処理を行うと共にその取引デ
ータと前記業務管理端末からのデータによりデータベー
スを更新するアプリケーションサーバと、そのデータベ
ースは前記基幹業務用データベースと前記取引業務用デ
ータベースとを有してそれらを管理するデータベースサ
ーバとを備えた販売店の業務処理装置であって、前記両
取引ルートでクレジットカードを利用する決済取引に際
し、前記アプリケーションサーバは、顧客が購入する商
品サービスの代金決済のため使用しているクレジットカ
ードに関してカード決済センターとインターネットを介
して接続し、決済取引毎に与信確認を行う与信確認手段
と、与信確認すればその利用クレジットカードに関する
顧客氏名、住所、識別番号、日付、販売商品・サービス
名、数量、販売店名を含むデータを前記基幹業務用デー
タベースのテーブルに書込むと共に、その書込みによる
関連する他のテーブルとの間の整合性を保たせるよう
に、その関連するすべてのテーブルを更新する基幹業務
データテーブル登録更新手段と、その利用クレジットカ
ード識別番号を含む販売記録とカード管理会社毎のフォ
ーマットの利用明細請求記録とを前記取引業務用データ
ベースに記録するカード利用履歴記録手段と、予め定め
たクレジットカードの締切期日毎に前記カード決済セン
ターに請求データを送信する請求データ送信手段と、前
記請求データに応答した前記カード決済センターからの
入金通知データを受信し、前記利用明細請求記録に入金
処理済の符号・日付を少なくとも加えて前記取引業務用
データベースに記録すると共に前記基幹業務用データベ
ースを更新する入金処理手段とを備えることを特徴とす
る。

【００１０】また、前記アプリケーションサーバにおけ
る前記基幹業務データテーブル登録更新手段は、各テー
ブル毎に少なくとも附与されているテーブル間の関連を
識別するための識別符号及び通し番号を基にして関連す
るすべてのデータベースのテーブルを検索し、整合性の
あるようにそのテーブルを更新することを特徴とする。

【００１１】また、前記基幹業務ソフトは販売仕入管理
プログラム、財務会計管理プログラムに加えて、それら
のプログラムと、入力データが関連する顧客管理プログ
ラム、在庫管理プログラム、税務管理プログラム、エレ
クトロニック・バンキング・システムを含むことを特徴
とする。

【００１２】次に、本発明のクレジットカード決済機能
を有する業務パッケージは、請求項１，２又は３記載の
前記与信確認手段・基幹業務データテーブル登録更新手
段・カード利用履歴記録手段・請求データ送信手段・入
金処理手段及び前記基幹業務ソフトとの各プログラム手
順を記録した読取可能な記録媒体からなるパッケージで
あることを特徴とする。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に基づい
て以下に説明する。

【００１４】図１は本発明のクレジットカード決済機能
を有する販売店の業務処理装置１の構成図と、その業務
処理装置１とインターネット回線２を介して接続する顧
客のクライアント端末機３と、クレジット決済センター
４を示す。なお、５はクレジット管理会社を示しクレジ
ット決済センター４と通信回線で接続している。

【００１５】販売店の業務処理装置１は、販売仕入管
理、財務会計管理の業務プログラムを少なくとも含む基
幹業務ソフトを使用して販売店の業務を行うコンピュー
タシステムであり、その販売店店頭におけるクレジット
カードによる取引を含む直接商取引ルートと、インター
ネットを介する顧客クライアント端末機からのクレジッ
トカードの識別番号による取引を含む電子商取引ルート
との両ルートの取引業務処理を基幹業務ソフトによる業
務処理に加えて業務を行うため、業務管理端末１６と、
Ｗｅｂサーバ及びメールサーバ１４と、ファイアウォー
ル１５と、クレジットカードリーダ１７と、前記基幹業
務ソフトに必要な基幹業務用データベース１２及び前記
両ルートの取引業務に必要な取引業務用データベース１
３を管理するデータベースサーバ１１と、アプリケーシ
ョンサーバ１０とからなる。

【００１６】ここで、業務管理端末１６は、基幹業務ソ
フトである業務ソフト（イ）１６ａ、業務ソフト（ロ）
１６ｂ、業務ソフト（ハ）１６ｃ、‥‥による業務処
理、例えば販売仕入伝票などのデータ入力作業を行うと
共に、販売店の前記直接商取引ルートの取引データの入
力処理を行う。その入力処理は顧客のクレジットカード
５０のクレジットカードリーダ１７からの取引データも
含む。例えば、１６ａは販売仕入管理プログラム、１６
ｂは財務会計管理プログラム、１６ｃは在庫管理プログ
ラム、１６ｄは顧客管理プログラムなどとする。

【００１７】また、基幹業務用データベース１２は、前
記業務ソフト（イ）（ロ）（ハ）１６ａ，１６ｂ，１６
ｃの業務管理に必要な業務管理（イ）用データベース１
２ａ、業務管理（ロ）用データベース１２ｂ、業務管理
（ハ）用データベース１２ｃ、‥‥を備える。例えば、
１２ａは販売仕入管理用データベース、１２ｂは財務会
計管理用データベース、１２ｃは在庫管理用データベー
ス、１２ｄは顧客管理用データベースなどとする。

【００１８】また、取引業務用データベース１３は、カ
ード管理会社毎の利用明細請求記録データベース１３ｘ
と、カード管理会社毎の利用明細経過履歴データベース
１３ｙとからなる。

【００１９】また、アプリケーションサーバ１０は、前
記電子商取引ルートの取引データをＷｅｂサーバ１４を
経由して入力処理を行うと共に、その取引データと、業
務管理端末１６からのカードリーダ１７からの取引デー
タ及び基幹業務ソフトの業務処理入力データによりデー
タベースを更新する。ここで、取引データは取引業務用
データベース１３へ書込み、基幹業務ソフトの業務処理
入力データは基幹業務用データベースに書込み更新す
る。

【００２０】さらに詳しくは、アプリケーションサーバ
１０は、クレジットカードを利用する決済取引に際し
て、以下の手段を備える。

【００２１】顧客が購入する商品・サービスの代金決済
のため使用しているクレジットカードに関してカード決
済センターとインターネットを介して接続し、決済取引
毎に与信確認を行う与信確認手段１０ａを備える。

【００２２】また、与信確認手段１０ａにより与信確認
すれば、その利用クレジットカードに関する顧客氏名、
住所、カード識別番号、日付、販売商品・サービス名、
数量、販売店名を含むデータを前期基幹業務用データベ
ース１２の販売仕入管理用データベース１２ａのテーブ
ルに登録／更新の書込を行うと共に、関連する他の財務
会計管理用データベース１２ｂ、在庫管理用データベー
ス１２ｃ、顧客管理用データベース１２ｄのそれぞれの
テーブルとの間の整合性を保つように、その関連するす
べてのテーブルを更新する基幹業務データテーブル登録
／更新手段１０ｂを備える。

【００２３】なおここで、各テーブル毎に少なくとも附
与されているテーブル間の関連を識別するための識別符
号及び通し番号を基にして関連するすべてのデータベー
スのテーブルを探し整合性あるようにそのテーブルを更
新する。

【００２４】また、その利用クレジットカード識別番号
を含む販売記録とカード管理会社５毎のフォーマットの
利用明細請求記録とを、取引業務用データベース１３の
利用明細書請求記録データベース１３ｘに記録するカー
ド利用履歴記録手段１０ｃを備える。

【００２５】また、予め定めたクレジットカードの締切
期日毎にカード決済センター４へ請求データを送信する
請求データ送信手段１０ｄを備える。

【００２６】また、前記請求データに応答したカード決
済センター４からの入金通知データを受信し、前記利用
明細請求記録に入金処理済の符号・日付を少なくとも加
えて利用明細書経過履歴データベース１３ｙに記録する
と共に、関連する基幹業務用データベースを更新する入
金処理手段１０ｅを備える。

【００２７】以上の与信確認手段１０ａと、基幹業務デ
ータテーブル登録／更新手段１０ｂと、カード利用履歴
記録手段１０ｃと、請求データ送信手段１０ｄと、入金
処理手段１０ｅと基幹業務ソフトの各プログラム手順を
記録した読取可能な記録媒体に収めて、本発明のクレジ
ットカード決済機能を有する業務パッケージとして販売
することができる。

【００２８】この業務パッケージを図１に示す販売店の
業務処理装置１にインストールすれば、本発明のクレジ
ットカード決済機能を有する業務処理装置１として動作
させることができる。

【００２９】次に、業務処理装置１の動作の流れを図２
〜図５に基づいて以下に説明する。

【００３０】図２、図３は電子商取引ルートの場合で、
（ａ）はクレジットカード利用の場合、（ｂ）は通常の
電子商取引の場合を示す。

【００３１】（ａ）クレジットカードの場合は、販売店
の業務処理装置１は、顧客端末機３よりの電子商取引ル
ートにおいて、クレジットカードの識別番号による取引
である場合は以下の流れで取引業務を制御する（Ｓ２
１）。

【００３２】アプリケーションサーバ１０は、顧客が購
入する商品・サービスの代金決済のため使用しているク
レジットカードに関してカード決済センター４とインタ
ーネット２を介して決済取引毎に与信確認を行う（Ｓ２
２）。

【００３３】アプリケーションサーバ１０は、与信確認
すれば、その利用クレジットカードに関する顧客氏名、
住所、カード識別番号、日付、販売商品・サービス名、
数量、販売店を含むデータを基幹業務用データベース１
２の販売仕入管理用データベース１２ａのテーブルへ書
込む（Ｓ２３）。

【００３４】アプリケーションサーバ１０は、関連する
他の財務会計管理用データベース１２ｂ、在庫管理用デ
ータベース１２ｃ、顧客管理用データベース１２ｄのそ
れぞれのテーブルとの間に整合性を保つようにその関連
するすべてのテーブルを更新する（Ｓ２４）。

【００３５】アプリケーションサーバ１０は、その利用
クレジットカード識別番号を含む販売記録とカード管理
会社５毎のフォーマットによる利用明細請求記録を取引
業務用データベース１３の利用明細書請求記録データベ
ース１３ｘに記録する（Ｓ２５）。

【００３６】アプリケーションサーバ１０は、予め定め
たクレジットカードの締切期日毎に前記カード決済セン
ターへ請求データを送信する（Ｓ３１）。

【００３７】アプリケーションサーバ１０は、その請求
データに応答したカード決済センター４からの入金通知
データを受信し、利用明細請求記録に入金処理済の符号
・日付・入金通知伝票番号などを加えて利用明細書経過
履歴データベース１３ｙへ記録する。さらには、基幹業
務用データベース１２の販売管理用データベース１２ａ
及び財務会計管理用データベース１２ｂのテーブルに対
して、入金データを書込む（Ｓ３２）。

【００３８】クレジットカード識別番号による電子商取
引毎に以上のＳ２１〜Ｓ３２までのステップを繰返す
（Ｓ３３）。

【００３９】（ｂ）通常の電子商取引の場合は、電子商
取引ルートにおいて、クレジットカード利用でない通常
の電子商取引の場合は、アプリケーションサーバ１０
は、従来通りの方式で取引を行う。すなわち、その顧客
をデータベースに登録して、その取引データを基幹業務
用データベース１２の販売仕入管理データベース１２ａ
のテーブルへ書込む（Ｓ３８）。

【００４０】アプリケーションサーバ１０は、関連する
他の財務会計管理用データベース１２ｂ、在庫管理用デ
ータベース１２ｃ、顧客管理用データベース１２ｄのそ
れぞれのテーブルとの間に整合性を保つようにその関連
するすべてのテーブルを更新する（Ｓ３９）。

【００４１】図４、図５は直接商取引ルートの場合で、
（ｃ）はクレジットカード利用の場合、（ｄ）は通常の
直接商取引の場合を示す。

【００４２】（ｃ）クレジットカードの場合は、販売店
の業務処理装置１は、販売店に顧客が来店し購入する直
接商取引ルートにおいて、クレジットカードによる取引
の場合は、以下の流れで取引業務を制御する（Ｓ４
１）。

【００４３】アプリケーションサーバ１０は、顧客のク
レジットカードを読込んだリーダ１７からの信号を業務
管理端末１６を経由したそのデータを入力し、そのクレ
ジットカードに関してカード決済センター４とインター
ネットを介して決済取引毎に与信確認を行う（Ｓ４
２）。

【００４４】アプリケーションサーバ１０は、与信確認
すれば、その利用クレジットカードに関する顧客氏名、
住所、カード識別番号、日付、販売商品・サービス名、
数量、販売店を含むデータを基幹業務用データベース１
２の販売仕入管理用データベース１２ａのテーブルへ書
込む（Ｓ４３）。

【００４５】アプリケーションサーバ１０は、関連する
他の財務会計管理用データベース１２ｂ、在庫管理用デ
ータベース１２ｃ、顧客管理用データベース１２ｄのそ
れぞれのテーブルとの間に整合性を保つようにその関連
するすべてのテーブルを更新する（Ｓ４４）。

【００４６】アプリケーションサーバ１０は、その利用
クレジットカード識別番号を含む販売記録とカード管理
会社５毎のフォーマットによる利用明細請求記録を取引
業務用データベース１３の利用明細書請求記録データベ
ース１３ｘに記録する（Ｓ４５）。

【００４７】アプリケーションサーバ１０は、予め定め
たクレジットカードの締切期日毎に前記カード決済セン
ターへ請求データを送信する（Ｓ５１）。

【００４８】アプリケーションサーバ１０は、その請求
データに応答したカード決済センター４からの入金通知
データを受信し、利用明細請求記録に入金処理済の符号
・日付・入金通知伝票番号などを加えて利用明細書経過
履歴データベース１３ｙへ記録する。さらには、基幹業
務用データベース１２の販売管理用データベース１２ａ
及び財務会計管理用データベース１２ｂのテーブルに対
して、入金データを書込む（Ｓ５２）。

【００４９】クレジットカードによる電子商取引毎に以
上のＳ４１〜Ｓ５２までのステップを繰返す（Ｓ５
３）。

【００５０】（ｄ）通常の直接商取引の場合は、直接商
取引ルートにおいて、クレジット利用でない、通常の商
取引の場合は、アプリケーションサーバ１０は従来通り
の方法で取引を行う。すなわち、その顧客をデータベー
スに登録して、その取引データを基幹業務用データベー
ス１２の販売仕入管理データベース１２ａのテーブルへ
書込む（Ｓ５８）。

【００５１】アプリケーションサーバ１０は、関連する
他の財務会計管理用データベース１２ｂ、在庫管理用デ
ータベース１２ｃ、顧客管理用データベース１２ｄのそ
れぞれのテーブルとの間に整合性を保つようにその関連
するすべてのテーブルを更新する（Ｓ５９）。

【００５２】以上のように、両ルートの取引業務による
取引データは、その都度直ちに基幹業務用データベース
１２の関連するすべてのテーブル間で整合性を保つよう
に更新され、よって次の商取引が開始されたとき、その
商品と在庫数データ、新規の顧客データ、売掛計上など
の財務会計データ等に関し、最新のデータにより顧客と
対応できるので、いつでも効率的に業務を行うことがで
きるようになる。

【００５３】

【発明の効果】本発明のクレジットカード決済機能を有
する業務処理装置並びにその業務パッケージは以下のよ
うな効果を奏する。

【００５４】本業務処理装置すなわちその業務パッケー
ジをインストールした販売店における業務処理装置は、
インターネットを介する電子商取引ルート及び販売店内
の直接商取引ルートのいずれの取引に際し、それぞれに
クレジットカード利用の場合があっても、その取引終了
までに、その取引データに関連する複数の業務ソフトが
必要とする基幹業務用データベースのテーブルをすべて
更新し、つまりそれぞれの取引毎にその都度テーブル間
で整合性を保つように更新し、これによって次回の商取
引がインターネットを介するか、直接か、クレジットカ
ードを利用するか、しないかに関わらず、直ちに最新の
データに更新された基幹業務用データベースで顧客との
商取引に対応することができる。

【００５５】前記効果はこの発明により、基幹業務用デ
ータベースがいつでも、例えば商品種類や在庫数、顧客
の最新の情報、売掛などの財務会計その他のデータが取
引毎に更新されるような手段を備えているからである。

【００５６】クレジットカード利用のとき、取引毎のカ
ード与信審査依頼を行い、取引の成立と共に販売管理・
財務会計管理など基幹業務用データベースにデータ更新
登録がなされると共に、クレジット決済センターに対す
る取引記録伝票作成、締日の明細請求書転記を行うので
手間がかからない。

【００５７】また、販売店の販売管理ソフトの売上計
上、財務会計ソフトの売掛計上などの入力が取引の成立
と同時に端末から行えるので正確で漏れがなくなる。

【００５８】さらに、クレジット管理会社からの入金に
対応し入金仕訳処理が行われ、クレジット管理会社から
の無効などの異常通知に対応した仕訳も同時に行われる
ため手間がかからない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のクレジットカード決済機能を有する業
務処理装置の構成図と、その装置とインターネットを介
して接続する顧客の端末機、クレジット決済センターと
の関係を示す図である。

【図２】本発明の業務処理装置の動作の流れを示す図で
ある。（電子商取引ルートの場合）

【図３】本発明の業務処理装置の動作の流れを示す図で
ある。（電子商取引ルートの場合）

【図４】本発明の業務処理装置の動作の流れを示す図で
ある。（直接商取引ルートの場合）

【図５】本発明の業務処理装置の動作の流れを示す図で
ある。（直接商取引ルートの場合）

【符号の説明】

１ 販売店の業務処理装置 ２ インターネット回線 ３ 顧客のクライアント端末機 ４ クレジット決済センター ５ クレジット管理会社 １０ アプリケーションサーバ １０ａ 与信確認手段 １０ｂ 基幹業務データテーブル登録／更新手段 １０ｃ カード利用履歴記録手段 １０ｄ 請求データ送信手段 １０ｅ 入金処理手段 １１ データベースサーバ １２ 基幹業務用データベース １２ａ 業務管理（イ）用データベース、販売仕入管理
用データベース １２ｂ 業務管理（ロ）用データベース、財務会計管理
用データベース １２ｃ 業務管理（ハ）用データベース、在庫管理用デ
ータベース １２ｄ 顧客管理用データベース １３ 取引業務用データベース １３ｘ カード管理会社毎の利用明細請求記録データベ
ース １３ｙ カード管理会社毎の利用明細経過履歴データベ
ース １４ Ｗｅｂサーバ及びメールサーバ １５ ファイアウォール １６ 業務管理端末 １６ａ 業務ソフト（イ）、販売仕入管理プログラム １６ｂ 業務ソフト（ロ）、財務会計管理プログラム １６ｃ 業務ソフト（ハ）、在庫管理プログラム １６ｄ 顧客管理プログラム １７ クレジットカードリーダ ５０ 顧客のクレジットカード

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０７Ｇ 1/12 ３２１ Ｇ０７Ｆ 7/08 Ｒ (72)発明者 黒 圖 成 一 東京都新宿区西新宿２丁目１番１号 株式 会社オービックビジネスコンサルタント内 (72)発明者 高 橋 知 久 東京都新宿区西新宿２丁目１番１号 株式 会社オービックビジネスコンサルタント内 Ｆターム(参考） 3E042 CC03 CD04 EA01 3E044 BA05 DE01 5B049 BB11 BB46 CC05 CC08 CC39 DD01 DD04 DD05 EE01 EE23 EE24 FF09 GG04 GG07 5B055 BB20 CB09 CC11 EE02 EE03 EE21 EE27 FA01 FA05 FB03 JJ05 KK01 KK09 KK19

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 販売仕入管理、財務会計管理を少なくと
   も含む基幹業務ソフトを用いて販売店の業務を行うコン
   ピュータシステムにおいて、その店頭でのクレジットカ
   ードによる取引を含む直接商取引ルートと、インターネ
   ットを介し顧客クライアント端末機からのクレジットカ
   ードの識別番号による取引を含む電子商取引ルートとの
   両ルートの取引業務処理をさらに加えて遂行するため、
   前記基幹業務ソフトによる業務処理と共に前記直接商取
   引ルートの取引データ入力処理をする業務管理端末と、
   Ｗｅｂサーバと、電子商取引ルートの取引データを前記
   Ｗｅｂサーバを経由して入力処理を行うと共にその取引
   データと前記業務管理端末からのデータによりデータベ
   ースを更新するアプリケーションサーバと、そのデータ
   ベースは前記基幹業務用データベースと前記取引業務用
   データベースとを有してそれらを管理するデータベース
   サーバとを備えた販売店の業務処理装置であって、 前記両取引ルートでクレジットカードを利用する決済取
   引に際し、前記アプリケーションサーバは、顧客が購入
   する商品サービスの代金決済のため使用しているクレジ
   ットカードに関してカード決済センターとインターネッ
   トを介して接続し、決済取引毎に与信確認を行う与信確
   認手段と、 与信確認すればその利用クレジットカードに関する顧客
   氏名、住所、識別番号、日付、販売商品・サービス名、
   数量、販売店名を含むデータを前記基幹業務用データベ
   ースのテーブルに書込むと共に、その書込みによる関連
   する他のテーブルとの間の整合性を保たせるように、そ
   の関連するすべてのテーブルを更新する基幹業務データ
   テーブル登録更新手段と、 その利用クレジットカード識別番号を含む販売記録とカ
   ード管理会社毎のフォーマットの利用明細請求記録とを
   前記取引業務用データベースに記録するカード利用履歴
   記録手段と、 予め定めたクレジットカードの締切期日毎に前記カード
   決済センターに請求データを送信する請求データ送信手
   段と、 前記請求データに応答した前記カード決済センターから
   の入金通知データを受信し、前記利用明細請求記録に入
   金処理済の符号・日付を少なくとも加えて前記取引業務
   用データベースに記録すると共に前記基幹業務用データ
   ベースを更新する入金処理手段とを備えることを特徴と
   するクレジットカード決済機能を有する業務処理装置。
2. 【請求項２】 前記アプリケーションサーバにおける前
   記基幹業務データテーブル登録更新手段は、各テーブル
   毎に少なくとも附与されているテーブル間の関連を識別
   するための識別符号及び通し番号を基にして関連するす
   べてのデータベースのテーブルを検索し、整合性のある
   ようにそのテーブルを更新することを特徴とする請求項
   １記載のクレジットカード決済機能を有する業務処理装
   置。
3. 【請求項３】 前記基幹業務ソフトは販売仕入管理プロ
   グラム、財務会計管理プログラムに加えて、それらのプ
   ログラムと、入力データが関連する顧客管理プログラ
   ム、在庫管理プログラム、税務管理プログラム、エレク
   トロニック・バンキング・システムを含むことを特徴と
   する請求項１又は２記載のクレジットカード決済機能を
   有する業務処理装置。
4. 【請求項４】 請求項１，２又は３記載の前記与信確認
   手段・基幹業務データテーブル登録更新手段・カード利
   用履歴記録手段・請求データ送信手段・入金処理手段及
   び前記基幹業務ソフトとの各プログラム手順を記録した
   読取可能な記録媒体からなるパッケージであることを特
   徴とするクレジットカード決済機能を有する業務パッケ
   ージ。