JP2002041125A - バッチ製造システム - Google Patents

バッチ製造システム

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JP2002041125A
JP2002041125A JP2000225859A JP2000225859A JP2002041125A JP 2002041125 A JP2002041125 A JP 2002041125A JP 2000225859 A JP2000225859 A JP 2000225859A JP 2000225859 A JP2000225859 A JP 2000225859A JP 2002041125 A JP2002041125 A JP 2002041125A
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Masayuki Kawatsu
公志 川津
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Lion Engineering Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧品、医薬部外品、食品などのGMP管理
製品の製造コスト削減し、安価な市場供給を実現するこ
とができるバッチ製造システムを提供する。 【解決手段】 制御コンピュータ200は、全製造銘柄
における製造工程の品種に依存しない作業単位毎に設定
されたユニットの運転開始から終了までの一連の制御、
計測を行う動作プログラムであるユニットシーケンスを
実行するユニットシーケンス部11を有し、工程管理/
監視コンピュータ100は、スケジューラ情報と運転条
件パラメータを記憶したパラメータバッファ13を有
し、制御コンピュータ200は、パラメータバッファ1
3に記憶されたスケジューラ情報に従って、対象となる
前記ユニットシーケンス部内のユニットシーケンスに前
記運転条件パラメータを付与し、該ユニットシーケンス
を実行させる運転スケジューラ部12を有することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医薬品、医薬部
外品、化粧品、食品のほか、GMP管理製品などの製品
毎の製造工程の進捗管理を行うバッチ製造システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】多品種のバッチ製造システムにおいて、
品種に依存しないユニット単位に制御コンピュータ内に
シーケンスを記述し、運転開始前に工程管理/監視コン
ピュータより品種毎のユニット手順であるスケジューラ
情報と品種毎のパラメータ情報を通知するシステムが提
案されている(特願平09−307652号)。また、
工程管理/監視コンピュータが制御コンピュータの作業
単位と同期を取りながら、作業単位の進捗管理を行う工
程管理が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特願平09−307652号の技術は、運転開始以
降、制御コンピュータがバッチの開始から終了までを制
御、管理するので、ユニット単位毎の進捗状況が把握で
きない。従ってGMP管理製品などの製造工程のバリデ
ーション(証明)を要求する薬品等の製品の製造には適
さない。一方、上述した工程管理/監視コンピュータが
制御コンピュータと作業単位の進捗管理を行う方法にお
いては、品種毎の一連のシーケンスを作業単位に同期を
取るために、GMP管理製品等の製造に適するが、作業
単位毎にユニットシーケンスになっておらず、品種毎に
個々に一連のシーケンスを持つためシステムとして非効
率であり、多品種少量の製品を製造する場合、製造コス
トが増加し、製品価格のコストダウンを図ることが困難
であった。
【0004】このように、特願平09−307652号
の技術、および工程管理/監視コンピュータが制御コン
ピュータと作業単位の進捗管理を行う技術は、化粧品、
医薬部外品、食品などのGMP管理製品と安価な市場供
給が求められる製品の製造には適していない。本発明は
このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、
化粧品、医薬部外品、食品などのGMP管理製品の製造
コスト削減し、安価な市場供給を実現することができる
バッチ製造システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、製造工程を
管理/監視する工程管理/監視コンピュータと、各製造
工程の機器の動作を制御する制御コンピュータとを有す
るバッチ製造システムであって、前記制御コンピュータ
は、全製造銘柄における製造工程の品種に依存しない作
業単位毎に設定されたユニットの運転開始から終了まで
の一連の制御、計測を行う動作プログラムであるユニッ
トシーケンスを実行するユニットシーケンス部を有し、
前記工程管理/監視コンピュータは、前記ユニットの実
行順序に関するスケジューラ情報、および前記ユニット
における品種に依存したパラメータである運転条件パラ
メータを記憶したパラメータバッファを有し、且つ前記
制御コンピュータに前記パラメータバッファの情報を設
定する機能を有し、前記制御コンピュータはさらに、前
記工程管理/監視コンピュータの前記パラメータバッフ
ァから出力されるスケジューラ情報に従って、前記工程
管理/監視コンピュータから出力される前記運転条件パ
ラメータが設定された対象となる該ユニットシーケンス
を前記ユニットシーケンス部に実行させるスケジューラ
シーケンス部を有し、前記工程管理/監視コンピュータ
と前記制御コンピュータとは、前記運転条件パラメータ
が設定されたユニットシーケンス毎に、同期を取りなが
ら製造工程の進捗管理を行うことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のバ
ッチ製造システムにおいて、前記ユニットが、製造工程
を時系列的に複数に分割するとともに、並列処理機能を
含むように設定されることを特徴とする。請求項3記載
の発明は、請求項1記載のバッチ製造システムにおい
て、前記ユニットが、複数の品種を製造する製造工程に
関して、品種に共通する工程が該製造工程の最大公約と
なるように一連の製造工程を分割して設定されることを
特徴とする。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1記載のバ
ッチ製造システムにおいて、前記ユニットが、製造工程
を時系列的に複数に分割した運転ステップを用意し、該
運転ステップを生産するすべての品種の運転ステップお
よび運転順序を含むように直列に結合することにより設
定した結合列を有し、前記パラメータバッファは、前記
結合列における運転ステップの実行有無に関するスケジ
ューラ情報、および該運転ステップにおける品種に依存
したパラメータである運転条件パラメータを記憶してい
ることを特徴とする。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項1から請求
項4のうちいずれかに記載のバッチ製造システムにおい
て、前記制御コンピュータが、前記工程管理/監視コン
ピュータから出力される前記運転条件パラメータが設定
された前記ユニットシーケンスの実行毎に、前記工程管
理/監視コンピュータと前記スケジューラ情報および運
転条件パラメータの同期および確認を取りながら製造工
程の進捗管理を行うことを特徴とする。請求項6記載の
発明は、請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の
バッチ製造システムにおいて、前記工程管理/監視コン
ピュータが、運転開始毎に運転条件パラメータとスケジ
ューラ情報を前記制御コンピュータに通知するととも
に、運転開始後、前記制御コンピュータによって前記運
転条件パラメータが設定された前記ユニットシーケンス
が実行される毎に、前記制御コンピュータのスケジュー
ラシーケンス部とスケジューラ情報および運転条件パラ
メータの同期および確認を取りながら製造工程の進捗管
理を行うことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
バッチ製造システムを図面を参照して説明する。図1
は、この発明の一実施形態によるバッチ製造システム3
00の構成を示す概略ブロック図である。この図におい
て、バッチ製造システム300は、各製造工程の機器の
動作を制御する制御コンピュータ(以下、「PLC」と
称す)200と、製造工程を管理/監視する工程管理/
監視システム210と、サーバ220と、表示部3と、
製造設備6とによって構成される。
【0010】PLC200の制御部1は、製造する品種
の製造工程のシーケンス制御を行うための中心となる。
また、この制御部1は、ユニットシーケンス部11と、
運転スケジューラ部12と、記憶部14とを備える。ユ
ニットシーケンス部11では、ユニットの運転開始から
終了までの一連の制御、計測を行う動作プログラムであ
るユニットシーケンスの処理を行う。ここで、”ユニッ
ト”は、製造工程を時系列的に複数に分割して構成され
た部分工程であり、このユニットを製造する品種に応じ
て並列処理機能を含むように設定されたものとする。な
お、ユニットのうち一部または全てを製造する品種に応
じて並列処理機能を含むように設定する理由については
別途説明する。
【0011】運転スケジューラ部12は、パラメータバ
ッファ13から制御部20を介して出力されるスケジュ
ーラ情報と運転条件パラメータとを取得し、記憶部14
に一時記憶する。また、運転スケジューラ部12は、記
憶部14に記憶されたスケジューラ情報に従って、対象
となる前記ユニットシーケンス部11内のユニットシー
ケンスに運転条件パラメータを付与し、ユニットシーケ
ンスを逐次実行させる。また、運転スケジューラ部12
は、必要に応じて、計量釜コード、運転釜コードを工程
管理/監視部コンピュータ(以下、「PC」と称す)1
00の制御部20へ通知する。
【0012】また、運転スケジューラ部12は、PC1
00へ設備作業のステップ番号の通知と、確認フラグに
基づいて次の作業ステップへの移行と、単位作業毎に作
業者に対する指示と、PC100へ原料計量実績の通知
と、PC100へ運転実績値の通知とを行う。
【0013】設備機能実行部2は、製造設備6とのイン
ターフェースを備え、製造設備6の最小機能となるバル
ブ6a、流量センサ6b、温度センサ6c等を動作させ
る。なお、ユニットシーケンス部11内のユニットシー
ケンスは、製造設備6の最小機能を動作させる場合、こ
の最小機能実行部2を呼び出して利用する。なお、制御
部1におけるユニットシーケンス部11と運転スケジュ
ーラ部12そして設備機能実行部2の機能は、CPU
(中央演算装置)と各機能を実現させるための実行プロ
グラムにより実現されるものとする。表示部3は、CR
T(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等により構成さ
れ、製造工程の進捗状況等の表示を行う。
【0014】工程管理/監視部システム210は、PC
100と情報処理端末4によって構成される。PC10
0の制御部20は、パラメータバッファ13から運転条
件パラメータおよびスケジューラ情報となる歩進パラメ
ータを読み出し、運転スケジューラ部12へ出力する。
また、制御部20は、運転スケジューラ部12に確認フ
ラグ、計量実績、運転実績確認フラグを設定するととも
に、運転スケジューラ部12から出力される作業ステッ
プ番号、計量釜コード、運転釜コードを取得する。
【0015】また、制御部20は、次の〜の処理を
行う。 組成、運転条件、作業手順をサーバより取得 設備作業ステップ番号監視 各作業ステップに記載されている個別処理 原料計量値をサーバへ通知、運転実績をサーバへ通知 バッチ進捗をサーバへ通知 出来上がった中間製品の検査依頼をサーバへ通知であ
る。
【0016】パラメータバッファ13は、RAM等の記
憶可能なデバイス・装置により構成され、製造する品種
におけるユニットの実行順序に関する歩進パラメータ、
および該ユニットにおける品種に依存したパラメータで
ある運転条件パラメータを関連させて記憶する。上述し
たように、この歩進パラメータがスケジューラ情報とし
て用いられる。情報処理端末4は、パーソナルコンピュ
ータ等の汎用機器である。そして、この情報処理端末4
は、このうえで動作する汎用の表計算ソフトによる歩進
パラメータおよび運転条件パラメータの設定のために用
いられる。なお、情報処理端末4で設定されたパラメー
タは、LAN(Local Area Network)・5を介して制御
部20に送られたのち、パラメータバッファ13で記憶
できる形式で、このパラメータバッファ13に記憶され
る。このように、汎用の表計算ソフトを利用することに
より、シーケンス制御システムのオペレータは、使い慣
れた表計算ソフトでパラメータの設定・変更を容易にで
きるようになり、システムの操作性が良くなる。さら
に、汎用の表計算ソフトを利用することにより、パラメ
ータ設定のための処理部の作成コストの削減を図れるこ
とになる。
【0017】次に、サーバ220とPC100との情報
の通信について説明する。サーバ220とPC100と
が、細かい進捗(ステップ)管理情報について通信を行
うと、通信手段に負担がかかるので、1バッチ製造単位
で、以下の項目についてのみ、通信を行う。
【0018】まず、PC100からサーバ220へは、 製造情報(組成、運転条件、作業手順)の要求 承認されている製造品種に対し、サーバ220へデータ
の要求を行う。 容器(製造釜)使用報告 製造を開始する際、使用する釜が使用状態であるか否か
をサーバ220へ問い合わせる。 計量結果報告 自動計量された原料の数量、ロット情報をサーバ220
へ通知し、原料の在庫引き落としを行う。 中間製品検査依頼 1バッチ単位で製造された製品の検査依頼をサーバ22
0へ行う。 1バッチの運転実績と終了報告を行う。
【0019】サーバ220からPC100へは、 PC100から受信した作業(上記〜)に対し、
受信報告を行う。 マスターデータ設定(各種コード等)
【0020】次に、パラメータバッファ13に記憶され
た歩進パラメータと運転条件パラメータについて説明す
る。図2は、図1のバッチ製造システムにおいて必要と
なる歩進パラメータと運転条件パラメータを説明するた
めの図である。本実施の形態におけるシーケンス制御シ
ステムの”ユニット”は、製造工程を時系列的に複数に
分割したものであることから、ユニットの実行順序に関
する歩進パラメータは、図2に示すように、製造する品
種に必要となるユニットを時系列的に列挙することにな
る。具体的には、各ユニットにはそのユニット固有のユ
ニット番号が割り振られ、そのユニット番号を指定する
ことにより行う。なお、製造工程のステップ数が”n”
まである場合には、ステップnまで歩進パラメータが設
定され、それ以降は空欄、もしくは空欄を示す値が設定
される。運転条件パラメータは、対象となるユニットに
おける品種に依存したパラメータであり、各ステップ毎
にユニット番号と関連させて設定する。例えば、ステッ
プ1で指定されたユニット番号が”仕込”ユニットであ
り、この”仕込”ユニットでは設定値が1つ必要であ
り、それが仕込量(重量)であるとすると、この仕込量
が設定される。なお、各ユニット毎に必要となる設定値
の個数が異なる。そのため、設定値を設定する欄は、少
なくともユニットにおいて必要となる最大個数(例え
ば”m”個)分設けてあるものとする。ただし、必要と
する設定値の個数がm個より少ない場合には、空欄もし
くは空欄を示す所定値を設定する。なお、歩進パラメー
タと運転条件パラメータを総称して”パラメータ”と呼
ぶものとする。
【0021】次に、図1の制御部1を構成するユニット
シーケンス部11、運転スケジューラ部12、パラメー
タバッファ13、記憶部14の関係を図3を用いてより
詳細に説明する。図3に示すように、ユニットシーケン
ス部11には、各ユニットに対応したユニットシーケン
ス11a〜11nが設定されている。なお、符号11n
の特殊ユニットのシーケンスとは運転終了のためのもの
である。パラメータバッファ13には、ステップ順に図
2で説明した歩進パラメータであるユニット番号21と
そのユニットにおける運転条件パラメータである設定値
22、23が関連させて記憶される。運転スケジューラ
部12は、各ユニットシーケンスの進捗状況を管理する
ステップ管理工程ユニット12aを備える。また、運転
スケジューラ部12は、上述した様に、制御部20を介
してパラメータバッファ13から出力される歩進パラメ
ータ21と運転条件パラメータである設定値22、23
を記憶部14へ記憶する。管理工程ユニット12aは、
記憶部14に一時記憶された歩進パラメータ21に従っ
て、対象となる前記ユニットシーケンス部11内のユニ
ットシーケンスに運転条件パラメータである設定値2
2、23を付与し、歩進パラメータであるユニット番号
21で指定されるユニットシーケンスを逐次実行させ
る。
【0022】次に、制御部1内のステップ管理ユニット
12aの動作を図4、図5を用いてさらに詳細に説明す
る。ここで、図4は、ステップ管理ユニット12aの動
作を示した図であり、図5は、ステップ管理ユニット1
2aの動作を示すフローチャートである。また、制御部
20と運転スケジューラ部12を介してパラメータバッ
ファ13から記憶部14に製造する品種に関するパラメ
ータが記憶されたものとする。ステップ管理ユニット1
2aは、制御部20から起動フラグが”ON”となるこ
とを条件に動作を開始する(ステップS1)。なお、図
には示していないが、制御部1には、制御部20とユニ
ットシーケンス部11と運転スケジューラ部12とが参
照するフラグ領域があり、このフラグ領域には図4に示
すような起動フラグ、認識フラグ、終了フラグ、完了フ
ラグといったフラグがあるものとする。次にステップ番
号を表す変数”i”を初期化する(ステップS2)。な
お、ここでのステップ番号の初期値は”1”とする。次
に、運転スケジューラ部12がステップ番号“1”を制
御部20へ通知し、制御部20から認識フラグを“O
N”に設定されることによって、ステップ番号を認識し
たことが通知されると、ステップ管理ユニット12a
は、図4に示すように記憶部14の歩進パラメータが納
められた領域を参照することにより、ステップ番号”
i”に対応するユニット番号を取得する(ステップS
3)。
【0023】そして、運転条件パラメータが納められた
領域を参照することにより、ステップ番号”i”に対応
する設定値を取得する(ステップS4)。ステップS5
で取得したユニット番号に対応するユニットシーケンス
にステップS6で取得した設定値を渡し、そのユニット
シーケンスを実行させる(ステップS5)。図4の例で
は、ステップS5で取得したユニット番号が”3”で、
ユニット番号3に対応するユニットシーケンスに設定値
一式を渡し、実行させる例を示している。実行中のユニ
ットシーケンスの状況を知るために、終了フラグが”O
N”となったか判断を行ない、条件を満たすと次のステ
ップに進む(ステップS6)。次に、運転スケジューラ
部12は、認識フラグを“OFF”にした後、運転実績
値を制御部20へ通知する。制御部20から認識フラグ
が“ON”となることによって運転実績値を認識したこ
とが通知されると、運転スケジューラ部12は、認識フ
ラグを“OFF”に設定した後、終了フラグが“ON”
であることを制御部20へ通知する。そして、制御部2
0から認識フラグが“ON”に設定されることにより、
次のステップへ移行する。次に、ステップ管理ユニット
12aは、ステップ番号を示す変数”i”に”1”を加
えることでインクリメントし(ステップS7)、記憶部
14の歩進パラメータ領域にユニット番号の設定がある
か否かにより、すべてのステップが終了したか判断する
(ステップS8)。すべてのステップの処理が終了して
いない場合には、ステップS3に戻り、次のステップの
処理を行う。一方、すべてのステップの処理が終了した
場合には、図4の運転終了に関するユニットn・11n
についてのユニットシーケンスを実行し、完了フラグ
が”ON”となるのを待って、処理を終了する(ステッ
プS9)。
【0024】このように、1つのユニット毎に製造工程
の管理が行われる。制御部20は、終了フラグの通知に
よってユニット毎の作業を管理/監視できる。また、こ
のように、ユニットを製造工程を時系列的に複数に分割
し、製造工程の管理/監視をすることで、図9に示すよ
うにステップ管理ユニット12aは、複数のユニットシ
ーケンスを同時に実行したり、複数のユニットシーケン
スの進捗状況の判断をするといった並列処理がなくな
る。よって、ステップ管理ユニット12aを含む運転ス
ケジューラ部12の設計が容易になるだけでなく、複雑
な処理がないので作成コストを低く抑えることができ
る。
【0025】次に、上述した運転スケジューラ部12と
制御部20とが工程管理を行う基本処理について図6を
用いてさらに詳細に説明する。図6は、図1の構成にお
けるバッチ製造システムの動作について説明するための
概念図である。この場合、パラメータバッファ13から
運転スケジューラ部12へパラメータが出力され、記憶
部14に記憶された状態であるものとして説明する。こ
の図において、PC100とPLC200には、各々に
同一品種を製造するための情報(プログラム)があり、
進捗の同期は以下に説明する基本処理を組み合わせるこ
とにより取られ、進捗の同期が取られた状態で作業が進
められる。
【0026】まず、PC100の制御部20は、PLC
200の運転スケジューラ部12をを常に監視し、運転
スケジューラ部12からステップ管理ユニット12aの
ステップ番号が1であることが通知されることによっ
て、PLC200において作業1が開始されたと判断す
る(ステップA1)。作業1が開始されたと判断する
と、制御部20は、制御部1の認識フラグを“ON”に
設定し、ステップ番号を認識したことを通知する(ステ
ップA2)。PLC200は、PC100によって認識
フラグが“ON”に設定されると(ステップA3)、P
C100が、「PLC200が作業1を開始した」こと
を認識したと判断する。
【0027】次に、PLC200は、認識フラグが“O
N”になることによって製造作業である作業1を開始す
る(ステップA4)。作業が進展し、制御部1内の終了
フラグが“ON”になると、運転スケジューラ部12
は、認識フラグを“OFF”にした後、運転実績値を制
御部20へ通知する(ステップA5)。運転スケジュー
ラ部12から通知された運転実績値を確認すると、制御
部20は、認識フラグを“ON”に設定する(ステップ
A6)。認識フラグが“ON”になった後、制御部1内
の終了フラグが“ON”になると、運転スケジューラ部
12は、制御部20へ作業1の終了を通知する(ステッ
プA7)。制御部20は、運転スケジューラ部12から
作業1の終了が通知されると、制御部1内の認識フラグ
を“ON”に設定し、作業1の終了の認識を通知する
(ステップS8)。認識フラグが“ON”になることに
よって、運転スケジューラ部12は、次のステップに進
む。以上の動作が終了すると、次の作業へ進む。ここで
作業1が運転実績値が生成されない作業である場合、運
転実績値の通知と認識の処理動作は省略される。
【0028】次に、図7を参照して、図1の構成におけ
るバッチ製造システムの動作について説明する。図7
は、製造工程において複数の作業工程を行う場合のバッ
チ製造システムの動作について説明するための概念図で
ある。
【0029】パラメータバッファ13から記憶部14に
パラメータが記憶され、以下に示す〜の製造工程
(ユニット)が設定された場合について説明する。 パラメータダウンロード 液体計量 混合 工程完了
【0030】各工程について詳細に説明する。まず、
に先だって、PC100は、サーバ220から製造する
品種の製造の開始を指示する指図情報を取得する。次
に、パラメータダウンロードの工程に進む。ここで
は、まず、PLC200の運転開始状態が、開始条件と
して、PC100へ読み込まれる。次に、歩進パラメー
タ・運転条件パラメータが、PC100のパラメータバ
ッファ13から制御部20を介してPLC200の運転
スケジューラ部12へダウンロードされる。ダウンロー
ドされた歩進パラメータ、運転条件パラメータは、運転
スケジューラ部12によって記憶部14に書き込み(記
憶)される。書き込みが終了すると、PC100は、書
き込み完了フラグを0とし、これが、起動フラグ“O
N”として、PLC200に通知される。
【0031】PLC200の運転スケジューラ部12
は、起動フラグ“ON”が設定されると、記憶部14に
記憶された歩進パラメータに基づき、液体計量のステ
ップに進む。まず、PLC200のステップ番号=1
が、開始条件として、PC100に読み込まれる。する
と、PC100は、このPLC200の認識フラグを
“ON”にすることにより、ステップ番号を認識したこ
とを、PLC200へ通知する。そして、PLC200
は、計量作業を開始する。
【0032】PLC200による計量作業が完了する
と、認識フラグが“OFF”に設定された後、計量後の
計量値がセットされる。この計量値は、運転実績値とし
てPC100に読み込まれる。PC100に読み込まれ
た計量値は、サーバ220に通知される。
【0033】PC100は、運転実績値を確認すると、
認識フラグを“ON”に設定し、PLC200へ通知す
る。認識フラグが“ON”に設定されると、PLC20
0は、認識フラグを“OFF”にした後、終了フラグに
基づき、液体計量完了の通知をする。液体計量完了の通
知がなされると、PC100は、認識フラグを“ON”
に設定し、作業1の終了の認識をPLC200へ通知す
る。認識フラグが“ON”になることによって、PLC
200は、次の混合のステップに進む。
【0034】運転完了条件の認識が通知されると、PL
C200は、ステップ番号を2に設定し、認識フラグを
“OFF”にし、混合のステップを開始する。このス
テップ番号「2」は、開始条件として、PC100に読
み込まれる。ステップ番号を認識したPC100は、
PLC200の認識フラグを“ON”にし、認識通知と
する。
【0035】PLC200は、混合作業が完了すると、
運転実績値をセットする。この運転実績値は、運転完了
条件として、PC100に読み込まれる。この運転実績
値を読み込んだPC100は、PLC200内の認識フ
ラグを“ON”にし、これをPLC200に通知する。
PLC200は、認識フラグが“ON”になると、この
認識フラグを“OFF”にした後、の混合作業の終了
をPC100へ通知する。PC100は、の作業の完
了が通知されると、認識フラグを“ON”に設定し、
の作業完了の認識をPLC200へ通知する。PLC2
00は、認識フラグが“ON”になることによっての
工程完了のステップを開始する。このステップ番号
「3」は、認識フラグを“OFF”にした後、開始条件
として、PC100に読み込まれる。読み込まれた値を
認識したPC100は、認識フラグを“ON”にし、認
識通知とする。
【0036】PLC200は、運転実績値をセット運転
完了条件として、認識フラグを“OFF”にした後、P
C100に通知する。運転実績値を読み込んだPC10
0は、運転実績値を確認した後、PLC200内の認識
フラグを“ON”にする。この認識フラグを“ON”に
するとともに、PC100は、運転完了条件を認識した
ことを通知するための完了フラグを“ON”としてPL
C200へ通知する。PC100から完了フラグ“O
N”が通知されると、PLC200の運転スケジューラ
部12は、処理を終了する。一方、PC100の制御部
20は、1バッチで作業単位が終了したと判断して、最
後に、PC100は、製造実績報告をサーバへ通知す
る。
【0037】上記実施形態において、運転実績値は、パ
ラメータダウンロード、液体計量ステップ、混合ステッ
プ、工程完了ステップで生成された場合について説明し
たが、この運転実績値は、計量値、混合時間のほかに、
運転時間、加熱温度、冷却温度、加熱時間、冷却時間
等、運転に関するデータ各種が設定される。
【0038】また、上記実施形態において、バッチ製造
システムが、運転データダウンロード→液体計量→
混合→工程完了、という製造工程を管理/監視する
場合について説明したが、上述した製造工程以外にも、
バッチ製造システムの管理/監視を行うことが可能であ
る。以下、この製造工程となるユニットをPLC200
に設定する方法と動作について詳細に説明する。
【0039】まず、製造設備および品種の製造工程の例
を上げて、本実施の形態におけるPLC200の制御に
ついて具体的に説明する。図8は、シーケンス制御シス
テムで制御される製造設備の構成の一例を示した図であ
る。図8に示す製造設備は、3種類の原料の仕込、加
熱、攪拌、排出が可能なものである。図8において、符
号FQ1、XV1はそれぞれ原料A用の流量計、仕込の
ためのバルブを表し、符号FQ2、XV2、FQ3、V
X3はそれぞれ原料B用、原料C用の流量計、仕込のた
めのバルブを表している。また、符号AGは攪拌器を、
符号XV4、XV5は加熱用のスチームのためのバルブ
を、符号WCは重量計を、符号TCは温度計を、符号X
V6は排出用のバルブを表している。なお、スチーム用
のバルブが2つ設けられているのは、スチームの加圧を
可能にするためである。
【0040】図9は、図8に示す製造設備を用いて製造
される品種に応じて設定されたユニットを示した図であ
る。図9より、ユニット番号1は”A原料仕込”ユニッ
トであり、その設定値は”A原料仕込量”で”Kg”単
位での設定を行う。以下、同様にユニット番号2〜7ま
で設定されている。なお、ユニット番号4の”加熱・撹
拌”ユニットは、設定された加熱温度に達するまで撹拌
も同時並列に行うユニットであるものとする。同様に、
ユニット番号7の”B原料仕込・撹拌”ユニットも、B
原料の仕込量に達するまで撹拌も同時平行に行うユニッ
トであるものとする。なお、図9において、図3に示す
特殊ユニット11nについては省略してある。
【0041】図10、図11は、図9に示すように設定
された各ユニットに対応するユニットシーケンスのフロ
ーを示した図である。なお、図10は設定されたユニッ
トにおいて並列処理を含まないユニットシーケンスのフ
ローをまとめた図であり、図11は並列処理を含むユニ
ットシーケンスのフローをまとめた図である。図10
(a)は”A原料仕込”ユニットのユニットシーケンス
のフローである。このユニットシーケンスについて簡単
に説明する。まず、A原料を仕込むためにバルブXV1
を開く(ステップS11)。次に、流量計FQ1を用い
て、仕込量が設定値に達したか判断を行う(ステップS
12)。なお、設定される値は重さ”Kg”であるが、
原料Aの単位当たりの重さから流量計FQ1で計測され
るべき量がわかり、流量計FQ1がこの量に達したかに
より判断を行う。そして、ステップS12の条件を満た
すと、バルブXV1を閉じ処理を終了する。なお、処理
を終了した段階で終了フラグを”ON”にする。ここ
で、製造設備固有の最小機能であるバルブXV1や流量
計FQ1を動作させる際には、上述したように図1に示
す設備機能実行部2を利用する。これにより、製造設備
の最小機能を複数用いるユニットでも、ユニットシーケ
ンス部11の処理の負荷を軽くできるからである。ま
た、一部の共通性の高い設備固有の最小機能を動作させ
る際の独立性を確保でき、設計、プログラム開発を容易
にすることもできる。以下同様に、図10(b)〜
(e)にそれぞれ並列処理を含まない”B原料仕込”の
ユニットシーケンス、”C原料仕込”のユニットシーケ
ンス、”攪拌”のユニットシーケンス、”排出”のユニ
ットシーケンスのフローが示されている。
【0042】一方、図11に示す”加熱・撹拌”およ
び”B原料仕込・撹拌”ユニットのユニットシーケンス
は、並列処理機能を含んだユニットシーケンスとなって
いる。即ち、図11(a)の”加熱・撹拌”ユニットの
ユニットシーケンスを見ると、まず、撹拌器AGを始動
させ(ステップS21)、加熱のために各バルブXV
4、XV5を開き(ステップS22)、ステップS23
に示す条件を満たすまで、撹拌と加熱を同時並列に実行
している。そして、条件を満たすと、各バルブXV4、
XV5を閉じ(ステップS24)、撹拌器AGの動作を
終了(ステップS25)させている。図11(b)に示
す”B原料仕込・撹拌”ユニットのユニットシーケンス
では、まず撹拌器AGを始動させ(ステップS31)、
B原料仕込のためのバルブXV2を開き(ステップS3
2)、ステップS33に示す条件を満たすまで、B原料
の仕込と加熱を同時並列に実行している。そして、条件
を満たすと、バルブXV2を閉じ(ステップS34)、
撹拌器AGの動作を終了(ステップS35)している。
このように、並列処理機能を備えたユニットが設けられ
ているのは、製造工程内に並列処理を含む場合があり、
このような製造工程を時系列的に複数に分割すると、並
列処理機能を含むユニットが生じるからである。また、
このような並列処理部分を別々のユニットにせず、1つ
のユニットにすることにより、1工程につき1つのユニ
ットの設定で済み、シーケンス制御システムに関する深
い知識がなくても品種製造のための設定が容易となるだ
けでなく、工程の歩進を容易に把握できるようになるか
らである。なお、この並列処理機能を含む”加熱・撹
拌”ユニットや”B減量仕込・撹拌”ユニットは、その
1例を示したものである。
【0043】また、並列処理機能を含むユニット以外の
ユニットは、時系列的に製造工程を進められる範囲にお
いて、品種や工程に依存しない設備固有の最小機能単位
とするとよい。これにより、ユニットの汎用性が増し、
同一の製造設備で、新たな品種を製造するようになった
としても、予め設定されたユニットをそのまま利用で
き、メンテナンスの費用削減となるからである。図10
に示す各ユニットシーケンスは、この時系列的に製造工
程を進められる範囲において、品種や工程に依存しない
設備固有の最小機能単位であるユニットに対応したもの
の1例である。なお、並列処理機能を含むユニットは、
現在製造している品種のみに対応するように、並列処理
機能を含むユニットを準備するのではなく、将来的に製
造する品種も考慮して準備しておくと、将来的なメンテ
ナンスコストを減らすことになるのでよい。
【0044】図12は、図8に示す製造設備において製
造する品種における製造工程の一例を示した図である。
図12(a)は、品種1に関するもので、製造工程を時
系列的に複数のユニットに分割すると、符号32におい
て”加熱”と”撹拌”が並列動作することになる例であ
る。そして、”A原料仕込”、”B原料仕込”、”加熱
・撹拌”、”攪拌”、”排出”というユニットを直列的
に選択することにより製造工程が実現される。なお、図
には各ユニットにおいて必要となる設定値も合わせて示
している。図12(b)は、品種2に関するもので、製
造工程を時系列的に複数のユニットに分割すると、符号
33において”B原料仕込”と”撹拌”が、符号34に
おいて”加熱”と”撹拌”が並列動作することになる例
である。そして、品種2は、”A原料仕込”、”B原料
仕込・撹拌”、”加熱・撹拌”、”攪拌”、”排出”と
いうユニットを直列的に選択することにより製造工程が
実現される。この図においても、各ユニットにおいて必
要となる設定値も合わせて示している。
【0045】図13は、図12の品種において、パラメ
ータバッファ13に記憶されるパラメータを示した図で
ある。図13(a)は、ユニットの各ステップにおける
歩進パラメータであるユニット番号21と運転条件パラ
メータである設定値22の関係を示した図である。図9
に示すように、設定されたユニットの設定値の最大個数
は、”1個”であることから、ここでは設定値を設定す
る欄が1個設けられている。図13(b)は品種1にお
けるパラメータバッファ13内のパラメータ設定状況で
ある。例えば、図12(a)の符号31で示す品種1の
ステップ1では、”A原料仕込”ユニットであり、その
仕込量が”500Kg”である。図9より”A原料仕
込”のユニット番号は”1”であることから、図13の
符号24に示すようにユニット番号および設定値が順
に”1”、”500”となっている。以下同様にステッ
プ2から5まで設定されている。また、符号25におい
ては、ステップ6以降のユニットの設定がないことか
ら、ユニット番号に対応する欄に”0”を設定してい
る。同様に、図13(c)に、品種2におけるパラメー
タバッファ13内のパラメータ設定状況を示す。ステッ
プ管理ユニット12aは、品種1を製造する場合、図1
3(b)に示すようなパラメータバッファ13に記憶さ
れたパラメータに従い、ユニットシーケンスを逐次実行
させる。同様に、品種2を製造する場合には、図13
(c)に示すようなパラメータバッファ13に記憶され
たパラメータに従い、ユニットシーケンスを逐次実行さ
せることにより行う。
【0046】以上説明したように、製造工程を時系列的
に複数のユニットに分割するとともに、品種に応じて並
列処理機能を含むように該ユニットを設定することで、
複数のユニットシーケンスを同時に実行したり、複数の
ユニットシーケンスの進捗状況の判断をするといった並
列処理がなくなる。よって、ステップ管理ユニット12
aを含む運転スケジューラ部12の設計が容易になるだ
けでなく、複雑な処理がないので作成コストも低く抑え
ることができる。また、製造工程には並列処理を含む場
合には、このような並列処理部分を別々のユニットにせ
ず、1つのユニットにすることにより、1工程につき1
つのユニットの設定で済み、シーケンス制御システムに
関する深い知識がなくても品種製造のための設定が容易
となる。さらに、ユニットの設定を上述のようにするこ
とで、動作プログラムであるユニットシーケンスの作成
において、中間製品の温度、重力、圧力、液面といった
物理的特性をチェックしながら行うことができるので、
少ない点数のテストで確実な品質のものに仕上げること
もできる。
【0047】また、この実施の形態におけるシーケンス
制御システムでは、好ましい形態として図1に示すよう
に設備機能実行部2を設けているが、これに限定される
ものではなく、ユニットシーケンス部11にこの設備機
能実行部2を組み込み実質的に単一の処理部によってユ
ニットシーケンスの全てが時系列的に処理されるように
してもよい。
【0048】次に、第2の実施形態における制御コンピ
ュータ200にユニットを設定する場合について説明す
る。図14は、シーケンス制御システムで制御される製
造設備の構成の一例を示した図である。図14に示す製
造設備は、4つの設備a〜dが結合され1つの製造設備
を成す例である。ここで、設備a〜cは同じ機能を持つ
設備であり、2つの原料の仕込、加熱、攪拌、冷却、移
送が可能な設備とする。また、設備dは、3つの小物仕
込、攪拌、真空化、冷却、移送が可能な設備とする。
【0049】次に、図14の製造設備を用いた場合にお
いて、その製造設備で製造する品種の一連の製造工程の
例を上げて、この例を用いてこの実施の形態における”
ユニット”の定義である、”製造する品種に共通する製
造工程に関して、この製造工程が最大公約となるように
一連の製造工程を分割して設定”を説明する。図15
は、図14の製造設備の場合において、ある3つの品種
の製造工程の例を示した図である。図15(a)〜
(c)は、それぞれ品種1〜3の製造開始から終了まで
の一連の製造工程を示している。
【0050】ここで、品種1の一連の製造工程を示す図
15(a)を簡単に説明する。まず、装置aにてA原料
およびB原料を所定量仕込み(符号41)、その仕込ん
だ原料を所定時間攪拌する(符号42)ことでa小物の
調製を行う。そして、装置bにてC原料およびD原料を
所定量仕込み(符号43)、その仕込んだ原料を所定温
度まで冷却するとともに所定時間攪拌する(符号44)
ことでb小物の調製を行う。
【0051】そして、装置cにてE原料およびF原料を
所定量仕込み(符号45)、その仕込んだ原料を所定温
度まで加熱するとともに所定時間攪拌する(符号46)
ことでc小物の調製を行う。a〜c小物の調製が終了す
ると、装置dに装置a〜cで調製したa小物、b小物、
c小物を仕込み(符号47)、仕込んだ小物を乳化させ
るために、所定値で攪拌・真空化・冷却を行う(符号4
8)。乳化が済むと、装置dから移送機能により排出を
行う(符号49)。
【0052】同様に、品種2の一連の製造工程が図15
(b)の符号51〜57に、品種3の一連の製造工程が
図15(c)の符号61〜67に示されている。ここ
で、3つの品種の一連の製造工程を比較すると、品種1
における製造工程41、42と品種2における製造工程
51、52と、品種3における製造工程61、62とが
製造する3つの品種に共通する製造工程となっている。
そして、これら製造工程に前後する製造工程、図15の
例において次の製造工程43、53、63をそれぞれ加
え、製造工程41、42、43と製造工程51、52、
53と製造工程61、62、63とを比較すると、品種
1と品種2とは一致するが、品種3とは一致しなくな
る。このように、製造する品種に共通する製造工程に関
して、この製造工程が前後する他の製造工程を工程を加
えると一致しなくなる直前までの単位でまとめること
を”最大公約”という。
【0053】なお、このユニットの設定は、まず、より
多くの品種において”最大公約”となるように設定す
る。ここでの例では、始めに、3つの品種において”最
大公約”となるようにユニットを設定する。それが終了
した後、2つの品種において”最大公約”となるユニッ
トを設定し、最後に各品種で残った製造工程を連続する
製造工程の範囲で1つにまとめることでユニットを設定
する。図15の例で、3つの品種において”最大公約”
となるような共通する製造工程として、前述の製造工程
41、42、製造工程51、52、製造工程61、62
のほかに、製造工程48、49と製造工程56、57と
製造工程66、67が共通する製造工程となっている。
これらに、前後する他の製造工程である製造工程47、
55、65をそれぞれ加え、製造工程47、48、49
と製造工程55、56、57と製造工程65、66、6
7とを比較すると一見一致していないように見える。し
かし、製造工程47、55、65において、装置dに装
置a〜cで調製されたa〜c小物をすべて仕込むものと
し、装置a〜cのいずれかからの仕込みの必要がない場
合には、その装置からの仕込み量を”0”とすると、製
造工程47、48、49と製造工程55、56、57と
製造工程65、66、67はこの”最大公約”を満たす
ことになる。
【0054】3つの品種に共通する製造工程における”
最大公約”(符号71、74)となる分割が終わったの
で、次に2つの品種での”最大公約”となる分割に移る
と、品種1における製造工程43、44と品種2におけ
る製造工程53、54とがこの条件を満たす。また、品
種1における製造工程45、46と品種3における製造
工程63、64とがこの条件を満たす。2つの品種に共
通する製造工程における”最大公約”となる分割が終わ
ったので、連続する製造工程の範囲で1つにまとめるこ
とでのユニットの設定に移るが、この例ではこれに該当
するものはない。以上のようにして、製造する品種に共
通する製造工程に関して、この製造工程が最大公約とな
るように一連の製造工程を分割した結果を、図15の符
号71〜74で示す。なお、各品種において、同一の符
号が付けられた分割結果は、同一の製造工程を表してい
る。
【0055】図16は、図15において、製造する品種
に共通する製造工程に関して、この製造工程が最大公約
となるように一連の製造工程を分割して設定されたユニ
ット用いて、各品種の一連の製造工程を示した図であ
る。ここでは、ユニット名を、a小物製造工程71、b
小物製造工程72、c小物製造工程73、乳化工程74
としている。
【0056】図17は、図16に示す各ユニットのユニ
ット番号、ユニット名、設定値との関係を示した図であ
る。ユニット名”a小物調製工程”を例にすると、その
ユニット番号は”1”で、3つの設定値が必要となる。
そして、その3つの設定値は”A原料仕込量”、”B原
料仕込量”、”攪拌時間”で、それぞれ”Kg”、”K
g”、”分”という単位で設定する。同様に図17に
は、他のユニットについてのユニット番号、ユニット
名、設定値との関係が示されている。
【0057】図18は、a小物調製工程のユニットの動
作プログラムであるユニットシーケンスのフロー例を示
した図である。このフローについて簡単に説明する。始
めに、A原料を仕込むために、A原料仕込み用のバルブ
を”ON”にする(ステップS11)。そして、A原料
の仕込量が、設定値に達したか装置aのセンサの計測結
果を用いて判断する(ステップS12)。ステップS1
2の条件を満たすと、A原料の仕込みを終了するため
に、A原料仕込み用のバルブを”OFF”にする(ステ
ップS13)。同様に、ステップS14からS16にて
B原料の仕込みのための処理が行われる。
【0058】次に、A原料およびB原料の仕込みが終わ
ると、攪拌器を動作させる(ステップS17)。次に、
攪拌時間が設定値に達したか判断を行ない(ステップS
18)、設定値に達した場合には、攪拌を終了するため
に攪拌器の動作を停止させる(ステップS19)。以上
のステップによりa小物の調製が行われる。
【0059】他のユニットに対しても同様にユニットシ
ーケンスを準備する。また、ユニットシーケンスの準備
において、歩進条件を判断する際に物理的性状を利用で
きる場合には、利用するようにして準備を行う。そし
て、各品種を製造する場合には、各品種の製造に必要な
パラメータを情報端末装置4において設定し、運転スケ
ジューラ部12において、この設定されたパラメータに
従い、ユニットシーケンスが実行させる。
【0060】以上のように、製造する品種に共通する製
造工程に関しては、処理単位となるユニットを該製造工
程が最大公約となるように一連の製造工程を分割して設
定し、この設定されたユニットについて、ユニットの運
転開始から終了までの一連の制御、計測を行う動作プロ
グラムであるユニットシーケンスを準備することによ
り、設定されたユニットと製造工程との対応が分かりや
すくなる。よって、シーケンス制御システムに関する深
い知識がなくても品種製造のための設定や歩進管理が容
易となる。また、一連の製造工程を”最大公約”なるよ
うに分割するので、ユニット数が必要最小限の数とな
り、実行プログラムであるユニットシーケンスの数を少
なくできるとともに、製造工程とユニットシーケンスと
の対応が取りやすくなる。よって、プログラム開発やメ
ンテナンスが容易になる。また、たとえ新たな品種の製
造を行うとしても、同一の製造設備を使う限り、すでに
製造している品種と似たような製造工程となるので、シ
ーケンスプログラムを変更せずに歩進パラメータおよび
運転条件パラメータだけを変更するだけで対応できる場
合が多く、メンテナンスにかかる労力も少なく済む。
【0061】なお、本実施の形態において、歩進パラメ
ータを直列に設定することで、一連の製造工程が実現で
きるものとして説明した。しかし、図8(a)の品種1
を例にすると、a小物調製工程71、b小物調製工程7
2、c小物調製工程73は並列に動作しても問題ない。
そこで、パラメータの設定や運転スケジューラ部12内
のステップ管理ユニット12aの動作を、並列処理に対
応するようにしてもよい。
【0062】次に、第3の実施形態における制御コンピ
ュータ200にユニットを設定する場合について説明す
る。まず、製造工程を時系列的に複数に分割することで
用意された運転ステップと、製造する品種、および、結
合列との関係を図19、図20を用いて以下に説明す
る。図19は、製造する品種において用意された運転ス
テップを用いて製造工程を表した一例を示す図である。
なお、運転ステップは、製造工程を時系列的に複数に分
割することにより用意されたものであり、この例では運
転ステップA〜Dとなっているが、この分割の仕方は任
意であるものとする。また、図19の例では、製造する
品種の種類は品種A〜Cの3種類であるものとする。こ
こで品種Aを例にすると、 運転ステップA → 運転ステップB → 運転ステッ
プC という、3つの運転ステップを直列に結合することによ
り、この品種の製造工程を表すことができる。品種B、
Cも同様に3つの運転ステップを結合することで製造工
程を表すことができる。
【0063】図20は、図19の例において、設定され
た”結合列”および、運転ステップと各品種の実行有無
の関係を示した図である。”結合列”は、運転ステップ
を生産するすべての品種の運転ステップおよび運転順序
を含むように直列に結合することにより設定したもので
ある。図19の3つの品種において用いられる運転ステ
ップは運転ステップA〜Dの4つであり、この4つが図
20(a)に示す”結合列”に全て含まれている。な
お、図20(a)中の記号A〜Dは、ぞれぞれ図19の
運転ステップA〜Dを表している。
【0064】また、図20(b)は図20(a)の結合
列に対して、各品種ごとに実行すべき運転ステップにつ
いては”1”で、実行しない運転ステップについては”
0”で対応を表した図である。これより、図20(b)
の品種Aの”1”で表された実行すべき運転ステップ
は、 運転ステップA → 運転ステップB → 運転ステッ
プC となり、品種Aの製造工程を表す運転ステップおよび運
転順序を含んでいる。同様に、品種B、Cについても、
各品種の製造工程を表す運転ステップおよび運転順序を
含んでいる。このようにして、”結合列”の設定を行
い、この結合列の運転開始から終了までの一連の制御、
計測を行う動作プログラムである運転シーケンスを準備
する。なお、この”結合列”は、結合される運転ステッ
プ数が最小となるように設定することが望ましい。なぜ
ならば、動作プログラムである運転シーケンスを最小の
プログラムにすることができるからである。また、その
結果別途詳しく説明するパラメータの設定個数を最小に
することができるからである。以上のようにして、”結
合列”を設定し、この設定された”結合列”に対して運
転シーケンスの準備を行う。
【0065】次に、パラメータバッファ13に記憶され
た実行有無パラメータと運転条件パラメータについて説
明する。図21は、図1のシーケンス制御システムにお
いて必要となる実行有無パラメータと運転条件パラメー
タを説明するための図である。本実施の形態におけるシ
ーケンス制御システムの実行プログラムである”運転シ
ーケンス”は、製造工程を時系列的に複数に分割した運
転ステップを直列に結合した”結合列”に基づいたもの
であるから、運転シーケンス内の運転ステップの実行有
無に関する実行有無パラメータは、図21に示すよう
に、対応する運転ステップが製造する品種において実行
されるか否かを示す値を順次表したものとなる。具体的
には、製造する品種において、実行する運転ステップに
対しては”1”を、実行しない運転ステップには”0”
を指定することにより行う。なお、図20(b)は、各
品種における実行有無パラメータの設定例となってい
る。
【0066】運転条件パラメータは、対象となる運転ス
テップにおける品種に依存したパラメータであり、実行
有無パラメータが”1”の各ステップにおいて設定され
る。例えば、運転ステップが”仕込み”に関するもので
あれば、設定値として仕込量が設定される。なお、各運
転ステップ毎に必要となる設定値の個数は異なる。その
ため、設定値を設定する欄は、少なくとも運転ステップ
において必要となる最大個数(例えば”m”個)分設け
てあるものとする。ただし、運転ステップに対して、必
要とする設定値の個数がm個より少ない場合には、空欄
もしくは空欄を示す所定値を設定する。なお、実行有無
パラメータと運転条件パラメータを総称して”パラメー
タ”と呼ぶものとする。
【0067】次に、この実施形態における図1の制御部
1を構成するユニットシーケンス部11、運転スケジュ
ーラ部12、パラメータバッファ13、記憶部14の関
係を図22を用いて説明する。図22に示すように、運
転シーケンス部11には、”結合列”に対応した1本の
実行プログラムである運転シーケンスが設定されてい
る。パラメータバッファ13には、各ステップ毎に図2
1で説明した実行有無パラメータ21と運転条件パラメ
ータである設定値22が記憶される。運転管理部12
は、運転シーケンスを実行する際に、制御部20を介し
てパラメータバッファ13から運転条件パラメータとス
ケジューラ情報を取得し、記憶部14に一時記憶する。
また、運転スケジューラ部12は、記憶部14に記憶さ
れたパラメータを運転シーケンスに与え、そして、運転
シーケンス部11に実行を指令することに運転シーケン
スの実行をする。ここで、制御部1における運転シーケ
ンス部11と運転管理部部12の機能は、CPU(中央
演算装置)と各機能を実現するプログラムにより実現さ
れるものとする。
【0068】なお、実行を開始した運転シーケンスは、
ステップ順に実行を行うが、始めにそのステップの実行
有無パラメータを参照し、実行有りを表す”1”が設定
されていれば、設定値を用いてその運転ステップの一連
の制御、計測を行なう。そして、そられが終了すると次
のステップに進む。一方、実行有無パラメータの設定値
が実行無しを表す”0”であれば、そのステップでの制
御、計測は行わずに、直ちに次のステップに進む。以上
を結合された運転ステップ全てについて行う。ところ
で、運転シーケンス内のどのステップの運転シーケンス
が実行されているかを示すためのフラグ領域(図示せ
ず)があり、この運転管理部12は、そのフラグを参照
することにより運転ステップの歩進状況を把握する。そ
して、オペレータに知らせるために、この歩進状況を表
示部3に表示させる。
【0069】次に、第3の実施形態における制御コンピ
ュータ200にユニットを設定する場合について説明す
る。図23は、シーケンス制御システムで制御される製
造設備の構成の一例を示した図である。図23に示す製
造設備は、3種類の原料の仕込、加熱、攪拌、排出が可
能なものである。図23において、符号FQ1、XV1
はそれぞれ原料A用の流量計、仕込のためのバルブを表
し、符号FQ2、XV2、FQ3、VX3はそれぞれ原
料B用、原料C用の流量計、仕込のためのバルブを表し
ている。また、符号AGは攪拌器を、符号XV4、XV
5は加熱用のスチームのためのバルブを、符号WCは重
量計を、符号TCは温度計を、符号XV6は排出用のバ
ルブを表している。なお、スチーム用のバルブが2つ設
けられているのは、スチームの加圧を可能にするためで
ある。
【0070】図24は、図23に示す製造設備を用いて
製造される品種において製造工程を時系列的に複数に分
割して用意された運転ステップの例である。図24にお
いて、例えば、”A原料仕込”の運転ステップでは、そ
の設定値が”A原料仕込量”で”Kg”単位で設定を行
う。他に、同様にして6つの運転ステップが用意されて
いる。
【0071】図25は、図24に示すように用意された
各運転ステップにおける動作フローを示した図である。
図25(a)は”A原料仕込”の運転ステップにおける
動作フローである。このシーケンスについて簡単に説明
する。まず、A原料を仕込むためにバルブXV1を開く
(ステップS11)。次に、流量計FQ1を用いて、仕
込量が設定値に達したか判断を行う(ステップS1
2)。なお、設定される値は重さ”Kg”であるが、原
料Aの単位当たりの重さから流量計FQ1で計測される
べき量がわかり、流量計FQ1がこの量に達したかによ
り判断を行う。そして、ステップS12の条件を満たす
と、バルブXV1を閉じ処理を終了する。なお、処理を
終了した段階で終了フラグを”ON”にする。
【0072】以下同様に、図25(b)〜(f)にそれ
ぞれ”B原料仕込”の運転ステップ、”C原料仕込”の
運転ステップ、”攪拌”の運転ステップ、”加熱”の運
転ステップ、”排出”の運転ステップの動作フローが示
されている。ところで、図25(g)は、”B&C原料
仕込”の運転ステップのシーケンスのであり、製造する
品種を製造工程を時系列的に複数に分割し結果用意され
たもので、並列処理機能を含んだ動作フローとなってい
る。即ち、B原料の仕込のためのステップS21〜S2
3と、C原料仕込のためのステップS31〜S33が並
列して動作する。
【0073】図26は、図23に示す製造設備において
製造する全ての品種の製造工程の例を示した図である。
図26(a)は、品種1に関するもので、”A原料仕
込”、”B原料仕込”、”加熱”、”攪拌”、”排出”
という運転ステップを直列的に選択することにより製造
工程が実現される。なお、図には各運転ステップにおい
て必要となる設定値も合わせて示している。同様に図2
6(b)〜(d)に品種2〜4の運転ステップと製造工
程の関係を示している。なお、図26(d)の品種4で
は、製造工程の途中で、”B原料仕込”と”C原料仕
込”が並列動作する運転ステップ25がある。そして、
品種4は、”A原料仕込”、”B&C原料仕込”、”加
熱”、”攪拌”、”排出”という運転ステップを直列的
に選択することにより製造工程が実現される。
【0074】図27は、図26の品種において、運転ス
テップを生産するすべての品種の運転ステップおよび運
転順序を含むように直列に結合することにより設定し
た”結合列”に対する動作プログラムである運転シーケ
ンスと、パラメータバッファ13に記憶されるパラメー
タとの関係を示した図である。ここで、”結合列”は、 ”A原料仕込”→”B原料仕込”→”C原料仕込”→”
B&C原料仕込”→”加熱”→”攪拌”→”排出” という7つの運転ステップの直列な結合より設定され、
この”結合列”に対して図27(a)に示す運転シーケ
ンスが準備される。なお、この運転シーケンスの動作フ
ローは、図25の各運転ステップの動作フローを直列に
結合したものとなるが、各運転ステップの始めで対応す
る実行有無パラメータを参照して実行の有無の判断を行
い、判断結果が実行有りの場合にはその運転ステップの
動作フローの実行に移り、実行無しの場合には直ちに次
の運転ステップに移るという動作フローが加わる。な
お、上記の結合列も、結合される運転ステップ数が最小
となるように設定されている。
【0075】図27(b)は、運転シーケンス内の各運
転ステップとパラメータバッファ13に記憶されるパラ
メータの関係を示した図である。図27(b)は、各運
転ステップ毎に3つの欄が設けれているが、一番上位の
欄が実行有無パラメータを、次の2つが運転条件パラメ
ータである設定値1、設定値2となる。図24に示すよ
うに、用意された運転ステップの設定値の最大個数は、
2個であることから、ここでは設定値を設定する欄が2
個設けられている。図27(b)において、例えば、図
26(a)の品種1の最初のステップ(符号24)で
は、”A原料仕込”の運転ステップであり、その仕込量
が”500Kg”である。よって、運転シーケンスの”
A原料仕込”の運転ステップ(ステップ1)に対応する
パラメータバッファ部分(符号26)において、実行有
無パラメータが実行を表す”1”に、その運転ステップ
における1つ目の設定値が”500”となっている。ま
た、品種1では、運転シーケンスのステップ3の”C原
料仕込”の運転ステップは実行しない。そのため、この
ステップに対応するパラメータバッファ部分(符号2
7)では、実行有無パラメータとして実行無しを表す”
0”が設定されている。
【0076】以上のようにして、品種1の製造工程を表
すための7つの運転ステップに対応するようにパラメー
タが設定されている。他の品種2〜4においても、製造
工程を表すためのパラメータが同様に設定されている。
なお、品種4においては、図26(d)より、”B&C
原料仕込”の運転ステップが実行され、その設定値は”
500Kg”、”600Kg”である(符号25)。そ
のため、運転シーケンスにおけるステップ4の”B&C
原料仕込”の運転ステップに対応するパラメータバッフ
ァ部分(符号28)において、パラメータが、”
1”、”500”、”600”と設定される。なお、こ
のように設定されたパラメータは、実行開始時に運転シ
ーケンス部11に付与され、運転管理部12の開始命令
を合図に、運転シーケンス部11において運転シーケン
スが実行される。
【0077】以上説明したように、製造工程を時系列的
に複数に分割した運転ステップを用意し、運転ステップ
を生産するすべての品種の運転ステップおよび運転順序
を含むように直列に結合することにより”結合列”を設
定し、この”結合列”の運転開始から終了までの一連の
制御、計測を行う動作プログラムである運転シーケンス
を準備する。そして、この結合列における運転ステップ
の実行有無に関する実行有無パラメータ、および運転ス
テップにおける品種に依存したパラメータである運転条
件パラメータ設定することで、運転シーケンスの実行の
みで製造工程のシーケンスを実行できる。よって、複数
の実行プログラムを同時に実行したり、複数の実行プロ
グラムの歩進状況の判断をする運転管理用のプログラム
が必要なくなり、設計が容易になり、かつプログラムの
作成コストも低く抑えることができる。また、準備した
単一の実行プログラムである運転シーケンスにより全て
の品種を製造することができるようになる。また、結合
列における運転ステップの実行の有無を”1”、”0”
といった簡単なデータで表現でき、プログラムの開発/
メンテナンスが簡素化される。さらに、シーケンス制御
システムに関する深い知識がなくても品種製造のための
設定、歩進状況の把握が容易となる。
【0078】(第4の実施の形態)第3の実施形態で
は”結合列”を、結合される運転ステップ数が最小とな
るように設定する場合について示したが、本実施の形態
では、用意された全ての運転ステップを製造する品種の
うち最大のステップ回数分繰り返すことにより設定する
場合について説明する。上述の実施例との相違点は、こ
の”結合列”の設定方法のみであることから、以下で
は、この相違点につていのみ説明する。図28は、第4
の実施の形態における”結合列”および、運転ステップ
と各品種の実行有無の関係を示した図である。なお、図
28において、用意された運転ステップおよび、製造す
る品種における運転ステップを用いて表した製造工程
は、図19に示す通りであるものとする。図28(a)
は、”結合列”を表したものであるが、用意された4つ
の運転ステップA〜Dが順次結合され(ステップ1−1
〜1−4、ステップ2−1〜2−4、ステップ3−1〜
3−4)、この4つの運転ステップの結合が、製造する
品種のうち最大のステップ回数である3回繰り返されて
いる(ステップ1、ステップ2、ステップ3)。その結
果、12の運転ステップ(=4つの運転ステップ×最大
のステップ回数3)の直列な結合により、”結合列”が
準備される。このように”結合列”を設定することによ
り、運転ステップを生産するすべての品種の運転ステッ
プおよび運転順序を含む、という条件を満たすようにな
る。
【0079】ところで、同一の製造設備を使用する限
り、たとえ新たな品種の製造を行うとしても、すでに製
造している品種と似たような製造工程となる。よっ
て、”結合列”を上述のように準備し、この結合列に対
する実行プログラムである運転シーケンスを準備するこ
とにより、シーケンスプログラムを変更せずに実行有無
パラメータおよび運転条件パラメータだけを変更するだ
けで対応できる場合が多く、メンテナンスにかかる労力
も少なく済む。図28(b)は、図28(a)の”結合
列”における運転ステップと各品種の実行有無の関係を
示した図であり、この値が、実行有無パラメータとな
る。
【0080】また、上述した実施の形態におけるバッチ
製造システムでは、運転シーケンスが直接製造設備6の
最小機能となるバルブ6a、流量センサ6b、温度セン
サ6c等を動作させている。これを、図29に示すよう
に制御部1に、製造設備6の最小機能となるバルブ6
a、流量センサ6b、温度センサ6c等を動作させるプ
ログラム群からなる設備機能実行部30をさらに設け、
運転シーケンスが製造設備30の最小機能を動作させる
場合、この設備機能実行部30を利用するようにしても
よい。これにより、製造設備の最小機能を複数用いるユ
ニットでも、ユニットシーケンスでの処理の負荷を軽く
できるからである。また、一部の共通性の高い設備固有
の最小機能を動作させる際の独立性を確保でき、設計、
プログラム開発を容易にすることもできるからである。
なお、図29において図1の各部に対応する部分には同
一の符号を付け、その説明を省略する。
【0081】上述した実施の形態におけるシーケンス制
御システム10では、図1に示すように制御部1と情報
処理端末4がLAN・5により接続されるものとした
が、これに限定されるものではなく、制御部1と情報処
理端末4とを直結するものであってもよい。また、この
実施の形態におけるPC100では、表示部3に製造工
程の進捗状況等の表示を行うものとして説明したが、制
御部1は情報処理端末4に製造工程の進捗状況等に関す
る情報を送り、これら情報を情報処理端末4において表
示するようにしても良い。
【0082】なお、上述した実施の形態において設定さ
れたユニットに対するユニットシーケンスは、タイマー
による時間のほか、センサーによる温度、重量といった
物理的性状によって歩進条件の成立を検知していたが、
製造設備、製造する品種によっては、物理的性状として
圧力、液面等の計測結果に基づいて歩進条件の成立を検
知することになる。このように、物理的特性を積極的に
利用することで、中間生成物等の物性値が目標に達した
かどうかを確実に把握でき、製品品質が安定する。さら
に、タイマーによる時間での歩進条件判断に比べ、物性
値が目標に達したらすぐに次の処理に移ることができ、
タイムサイクルの短縮につながる。
【0083】また、図1における処理部の機能を実現す
るためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラム
をコンピュータシステムに読み込ませ、実行することに
よりバッチ製造システムのシーケンス制御および工程管
理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシ
ステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含む
ものとする。また、「コンピュータシステム」は、WW
Wシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、RO
M、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステム
に内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをい
う。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」と
は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通
信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のよ
うに、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、
その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシ
ステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラ
ムを保持しているものも含むものとする。また上記プロ
グラムは、前述した機能の一部を実現するためのもので
あっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシス
テムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせ
で実現できるものであっても良い。以上、この発明の実
施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成
はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要
旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、制御コンピュータは、工程管理/監視部コンピュー
タのユニットの実行順序に関するスケジューラ情報とユ
ニットにおける品種に依存したパラメータである運転条
件パラメータに従って、対象となるユニットシーケンス
に運転条件パラメータを付与し、ユニットシーケンスを
実行するようにした。そして、ユニット実行毎に工程管
理/監視コンピュータと制御コンピュータとがスケジュ
ーラ情報および運転条件パラメータの同期および確認を
取りながら製造工程の進捗管理を行うようにしたので、
品種毎に個々に一連のシーケンスを持つ製造工程におい
てユニット単位毎の進捗状況を把握することができる。
これにより、化粧品、医薬部外品、食品などの多品種少
量の製品を製造する場合においてもGMP管理製品の製
造コスト削減し、安価な市場供給を実現することができ
る効果が得られる。また、この発明によれば、ユニット
単位毎の進捗状況を把握することができるので、GMP
管理製品などの製造工程のバリデーション(証明)を要
求する薬品等の製品の製造に対応させて製造工程の進捗
管理を行うことが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態によるバッチ製造シス
テムの構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 バッチ製造システムにおいて必要となる歩進
パラメータと運転条件パラメータを説明するための図で
ある。
【図3】 図1の制御部をより詳細に示した図である。
【図4】 ステップ管理ユニットの動作を示した図であ
る。
【図5】 ステップ管理ユニットの動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】 図1の構成におけるバッチ製造システムの動
作について説明するための概念図である。
【図7】 製造工程において複数の作業工程を行う場合
のバッチ製造システムの動作について説明するための概
念図である。
【図8】 シーケンス制御システムで制御される製造設
備の構成の一例を示した図である。
【図9】 図6の製造設備の場合において、シーケンス
制御システムで設定されるユニットを示した図である。
【図10】 設定された各ユニットにおいて並列処理を
含まないユニットシーケンスのフローを示した図であ
る。
【図11】 設定された各ユニットにおいて並列処理を
含むユニットシーケンスのフローを示した図である。
【図12】 製造する品種における製造工程の一例を示
した図である。
【図13】 図12の品種において、パラメータバッフ
ァに記憶されるパラメータを示した図である。
【図14】 シーケンス制御システムで制御される製造
設備の構成の一例を示した図である。
【図15】 図14の製造設備の場合において、ある品
種の製造工程の例を示した図である。
【図16】 設定されたユニットにより各品種の一連の
製造工程を示した図である。
【図17】 図16の場合におけるユニットのパラメー
タバッファ例を示した図である。
【図18】 a小物調製工程のユニットに対するユニッ
トシーケンスのフロー例を示した図である。
【図19】 製造する品種において運転ステップをもち
いて製造工程を表した一例を示した図である。
【図20】 図19の例において、設定された”結合
列”および、運転ステップと各品種の実行有無の関係を
示した図である。
【図21】 図1のシーケンス制御システムにおいて必
要となる実行有無パラメータと運転条件パラメータを説
明するための図である。
【図22】 第3の実施の形態における制御部1をより
詳細に示した図である。
【図23】 シーケンス制御システムで制御される製造
設備の構成の一例を示した図である。
【図24】 図23の製造設備の場合において、シーケ
ンス制御システムで設定された運転ステップを示した図
である。
【図25】 設定された各運転ステップに対応する運転
ステップの動作フローを示した図である。
【図26】 製造する品種における製造工程の一例を示
した図である。
【図27】 図26の品種において、運転シーケンスと
パラメータバッファに記憶されるパラメータの関係を示
した図である。
【図28】 他の実施の形態における”結合列”およ
び、運転ステップと各品種の実行有無の関係を示した図
である。
【図29】 シーケンス制御システムの制御部の別の構
成を示した図である。
【符号の説明】
1…制御部、 2…設備機能実行部、 3…表示
部、4…情報処理端末、 5…LAN、 6… 製
造設備、11…ユニットシーケンス部、 12…運転
スケジューラ部、13…パラメータバッファ、 14
…記憶部、 20…制御部、100…工程管理/監視
コンピュータ(PC)、200…制御コンピュータ(P
LC)、 220…サーバ、300…バッチ製造シス
テム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造工程を管理/監視する工程管理/監
    視コンピュータと、各製造工程の機器の動作を制御する
    制御コンピュータとを有するバッチ製造システムであっ
    て、 前記制御コンピュータは、 全製造銘柄における製造工程の品種に依存しない作業単
    位毎に設定されたユニットの運転開始から終了までの一
    連の制御、計測を行う動作プログラムであるユニットシ
    ーケンスを実行するユニットシーケンス部を有し、 前記工程管理/監視コンピュータは、 前記ユニットの実行順序に関するスケジューラ情報、お
    よび前記ユニットにおける品種に依存したパラメータで
    ある運転条件パラメータを記憶したパラメータバッファ
    を有し、且つ前記制御コンピュータに前記パラメータバ
    ッファの情報を設定する機能を有し、 前記制御コンピュータはさらに、 前記工程管理/監視コンピュータの前記パラメータバッ
    ファから出力されるスケジューラ情報に従って、前記工
    程管理/監視コンピュータから出力される前記運転条件
    パラメータが設定された対象となる該ユニットシーケン
    スを前記ユニットシーケンス部に実行させるスケジュー
    ラシーケンス部を有し、 前記工程管理/監視コンピュータと前記制御コンピュー
    タとは、前記運転条件パラメータが設定されたユニット
    シーケンス毎に、同期を取りながら製造工程の進捗管理
    を行うことを特徴とするバッチ製造システム。
  2. 【請求項2】 前記ユニットは、製造工程を時系列的に
    複数に分割するとともに、並列処理機能を含むように設
    定されることを特徴とする請求項1記載のバッチ製造シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記ユニットは、複数の品種を製造する
    製造工程に関して、品種に共通する工程が該製造工程の
    最大公約となるように一連の製造工程を分割して設定さ
    れることを特徴とする請求項1記載のバッチ製造システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記ユニットは、製造工程を時系列的に
    複数に分割した運転ステップを用意し、該運転ステップ
    を生産するすべての品種の運転ステップおよび運転順序
    を含むように直列に結合することにより設定した結合列
    を有し、 前記パラメータバッファは、 前記結合列における運転ステップの実行有無に関するス
    ケジューラ情報、および該運転ステップにおける品種に
    依存したパラメータである運転条件パラメータを記憶し
    ていることを特徴とする請求項1記載のバッチ製造シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記制御コンピュータは、前記工程管理
    /監視コンピュータから出力される前記運転条件パラメ
    ータが設定された前記ユニットシーケンスの実行毎に、
    前記工程管理/監視コンピュータと前記スケジューラ情
    報および運転条件パラメータの同期および確認を取りな
    がら製造工程の進捗管理を行うことを特徴とする請求項
    1から請求項4のうちいずれかに記載のバッチ製造シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記工程管理/監視コンピュータは、運
    転開始毎に運転条件パラメータとスケジューラ情報を前
    記制御コンピュータに通知するとともに、運転開始後、
    前記制御コンピュータによって前記運転条件パラメータ
    が設定された前記ユニットシーケンスが実行される毎
    に、前記制御コンピュータのスケジューラシーケンス部
    とスケジューラ情報および運転条件パラメータの同期お
    よび確認を取りながら製造工程の進捗管理を行うことを
    特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれかに記載
    のバッチ製造システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252529A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Tokura Shoji Kk 食品の生産管理システム、及び生産管理方法
JP2009116528A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Toyota Motor Corp 生産指示装置
JP2014209372A (ja) * 2007-09-21 2014-11-06 フィッシャー−ローズマウント システムズ,インコーポレイテッド バッチ処理を実行する方法

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