JP2002039602A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2002039602A
JP2002039602A JP2000225426A JP2000225426A JP2002039602A JP 2002039602 A JP2002039602 A JP 2002039602A JP 2000225426 A JP2000225426 A JP 2000225426A JP 2000225426 A JP2000225426 A JP 2000225426A JP 2002039602 A JP2002039602 A JP 2002039602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧飽和温度の推定値を精度良く求めること
を可能とし、電源電圧、力率の影響を受けずに信頼性を
高く維持し、運転効率を向上する。 【解決手段】 アクティブフィルタの2次側の電圧VIN
および電流IINを検出し(ステップS51)、これから
圧縮機の消費電力INPUTを算出し(ステップS52)、
インバータ回路の出力周波数FOUTおよび圧縮機の吸入
圧力LPを検出し(ステップS53)、これらに基づい
て高圧値HPを算出して(ステップS54)、さらに高
圧相当飽和温度TDSを算出する(ステップS55)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機、特
に、インバータ回路により駆動される圧縮機駆動モータ
を備えた空気調和機における高圧飽和温度推定方法およ
びこの方法を備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な空気調和機の冷媒回路として、
室外機内に配置されるアキュムレータ、圧縮機、四路切
換弁、室外熱交換器と、室内機内に配置される室内熱交
換器とが冷媒配管によって接続されたものがある。
【0003】圧縮機はインバータ回路の出力信号が供給
される圧縮機駆動モータによって駆動される。インバー
タ回路の出力信号は、外気環境やユーザからの指示に応
じた運転状態にするために、その周波数が制御されて圧
縮機駆動モータに入力される。
【0004】インバータ回路の出力周波数は、各種セン
サが検出する検出値に基づいて現在の運転状態を把握
し、目標とする運転状態となるような周波数に設定され
る。インバータ回路の出力周波数は、圧縮機の運転可能
な最低周波数以上に設定され、また圧縮機の吐出側が異
常高圧とならないように制限が設けられ、この範囲内で
の制御が行われる。
【0005】圧縮機の吐出側が異常高圧となる危険性が
あるか否かは、高圧飽和温度を検出してこれがどのよう
な温度範囲にあるかによって判別することができる。た
とえば、冷房運転時においては、室外熱交換器の中間部
に設けられる熱交中間サーミスタの検出する温度を、高
圧飽和温度とすることができる。現在インバータ回路が
出力している出力周波数では異常高圧となる危険性があ
るため出力周波数の制限を一定時間毎に垂下させる必要
がある温度範囲、現在の出力周波数の制限では異常高圧
になる危険性が少ないので出力周波数の制限を変化させ
ない温度範囲、通常使用エリアであり出力周波数の制限
を解除する温度範囲に分けて、それぞれ垂下ゾーン、無
変化ゾーン、復帰ゾーンとして予め各温度ゾーンを設定
しておく。熱交中間サーミスタが検出する高圧飽和温度
が、どの温度範囲であるかを判別して出力周波数の制限
に関する制御を行って、圧縮機駆動モータに対する出力
周波数の制御を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したようなインバ
ータ回路の出力周波数の制限に関する制御において、熱
交中間サーミスタの検出値を使用することができない場
合が考えられる。そのひとつとして、単純に熱交中間サ
ーミスタを備えていない空気調和機である場合や熱交中
間サーミスタが故障している場合などが考えられる。ま
た、外気温が低温であるのも関わらず冷房運転を行う場
合に、室外熱交換器に液冷媒が溜まり込んで熱交中間サ
ーミスタにおける検出温度が、正確な高圧飽和温度にな
っていない場合が考えられる。
【0007】このような場合には、圧縮機の消費電力、
出力周波数、圧縮機の吸入圧力などから高圧飽和温度の
推定値を算出し、この推定値に基づいて制御を行うこと
が考えられる。圧縮機の消費電力は、圧縮機駆動モータ
に対する入力電圧検出回路および入力電流検出回路を設
け、各検出回路の検出値に基づいて求めることができ
る。
【0008】しかしながら、電源電圧の変動や力率の影
響により、圧縮機の消費電力を正確に算出することは困
難であり、前述したような圧縮機保護のための出力周波
数の制限制御や運転効率向上のために用いる高圧飽和温
度の精度が低下し、信頼性および運転効率の向上を図る
ことが困難である。
【0009】本発明では、高圧飽和温度の推定値を精度
良く求めることを可能とし、電源電圧、力率の影響を受
けずに信頼性を高く維持し、運転効率を向上することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
は、少なくとも圧縮機、室外熱交換器、減圧回路、室内
熱交換器などを有する冷媒回路と、圧縮機を駆動する圧
縮機駆動モータと、圧縮機駆動モータをその出力信号に
より駆動するインバータ回路と、インバータ回路の出力
信号の周波数を現在の運転状況に応じて制御する周波数
制御手段と、インバータ回路に対して一定の電源電圧を
供給するアクティブフィルタと、圧縮機の吸入圧力を検
出する吸入側圧力センサとを備え、周波数制御手段は、
アクティブフィルタの2次側の電圧および電流より圧縮
機の消費電力を算出し、インバータ回路の出力周波数、
吸入側圧力センサが検出する圧縮機の吸入圧力および算
出した圧縮機の消費電力に基づいて高圧飽和温度の推定
値を算出して、インバータ回路の出力周波数を制御す
る。
【0011】ここで、アクティブフィルタは、1次側に
直列に接続されるリアクタと、2次側に並列に接続され
る定電圧用キャパシタと、リアクタと前記定電圧用キャ
パシタとの中間に並列に挿入されるスイッチング素子
と、2次側電圧が一定となるようにスイッチング素子の
オン・オフ制御を行うアクティブフィルタ駆動手段とを
備える構成とすることができる。
【0012】また、アクティブフィルタは、1次側電圧
を検出する第1電圧センサと、1次側電流を検出する第
1電流センサと、2次側電圧を検出する第2電圧センサ
と、2次側電流を検出する第2電流センサとを備え、ア
クティブフィルタ駆動手段は、第1電圧センサが検出す
る1次側電圧の位相と第1電流センサの検出する1次側
電流の位相が一致するように1次側電流を制御するよう
に構成できる。
【0013】この場合、周波数制御手段は、第2電圧セ
ンサが検出する2次側電圧と、第2電流センサが検出す
る2次側電流とを用いて、圧縮機の消費電力を算出する
ように構成できる。
【0014】さらに、現在の高圧飽和温度に基づいて、
インバータ回路の出力周波数の制限値を一定時間毎に垂
下させるべきであると判断する温度範囲、インバータ回
路の出力周波数の制限値を現在のまま維持すると判断す
る温度範囲およびインバータ回路の出力周波数の制限を
解除すると判断する温度範囲を、それぞれ垂下ゾーン、
無変化ゾーンおよび復帰ゾーンとして予め設定してお
き、周波数制御手段により算出された高圧飽和温度の推
定値を、垂下ゾーン、無変化ゾーン、復帰ゾーンの各温
度範囲と比較して、その比較結果に基づいてインバータ
回路の出力周波数の制限値制御を行う構成とすることが
できる。
【0015】本発明に係る空気調和機の高圧飽和温度推
定方法は、少なくとも圧縮機、室外熱交換器、減圧回
路、室内熱交換器などを有する冷媒回路と、圧縮機を駆
動する圧縮機駆動モータと、圧縮機駆動モータをその出
力信号により駆動するインバータ回路と、インバータ回
路の出力信号の周波数を現在の運転状況に応じて制御す
る周波数制御手段と、インバータ回路に対して一定の電
源電圧を供給するアクティブフィルタと、圧縮機の吸入
圧力を検出する吸入側圧力センサとを備える空気調和機
において、アクティブフィルタの2次側の電圧および電
流より圧縮機の消費電力を算出し、インバータ回路の出
力周波数、吸入側圧力センサが検出する圧縮機の吸入圧
力および算出した圧縮機の消費電力に基づいて高圧飽和
温度の推定値を算出する。
【0016】
【発明の実施の形態】〔発明の概要構成〕本発明の1実
施形態が採用される空気調和機の冷媒回路を図1に示
す。
【0017】室外機100は、圧縮機101、四路切換
弁102、室外熱交換器103、アキュムレータ105
などを備える室外機側冷媒回路を備えている。圧縮機1
01の吐出側には、吐出圧力の異常上昇を検出するため
の吐出側圧力保護スイッチ108が設けられ、圧縮機1
01の吸入側には、吸入圧力を検出するための吸入側圧
力センサ110が設けられている。
【0018】また、圧縮機101の吐出側には冷媒中に
含まれる潤滑油を分離してアキュムレータ105側に返
すためのオイルセパレータ107が設けられている。こ
のオイルセパレータ107には、圧縮機101の吐出側
の温度を検出するための吐出管サーミスタ109が取り
付けられている。
【0019】オイルセパレータ107の油戻し管197
には、油戻し管197から分岐してアキュムレータ10
5の入口側に接続される吐出バイパス回路194が設け
られている。この吐出バイパス回路194には、アキュ
ムレータ105内部に導入される熱交配管部196と容
量制御用の吐出−吸入電動弁(EVP)142が設けら
れている。また、オイルセパレータ107の油戻し管1
97には、キャピラリ141が設けられており、このキ
ャピラリ141の他端側はアキュムレータ105の吸入
側に接続されている。
【0020】また、室外機100には外気温度を検出す
るための外気サーミスタ111と、室外熱交換器103
の出口温度を検出するための室外熱交サーミスタ11
2、熱交中間温度を検出する熱交中間サーミスタ113
とを備えている。また、外気を吸入して、吸入した外気
と室外熱交換器103内部に流れる冷媒との間で熱交換
を行うためのファン106と、ファン106を回転駆動
するためのファンモータ104とが設けられている。
【0021】室外機100から室内機側に導出される冷
媒配管は、室外熱交換器103から導出される液管接続
ポート114と、四路切換弁102を介して導出される
ガス管接続ポート115とを備えており、各接続ポート
内方に設けられる液管閉鎖弁116およびガス管閉鎖弁
117を備えている。
【0022】この室外機100には、冷房運転時に凝縮
器として機能する室外熱交換器103からの余剰冷媒液
を一時的に蓄えるレシーバ121が設けられている。レ
シーバ121は液管側接続管122とガス管側接続管1
23とを備えており、液管側接続管122は室外熱交換
器103と液管閉鎖弁116との間の液管側配管部13
1に接続され、ガス管側接続管123は四路切換弁10
2とガス管閉鎖弁117との間のガス管側配管部132
に接続されている。
【0023】レシーバ121の液管側接続管122に
は、減圧機能と冷媒遮断機能とを有する液管電動弁(E
VL)128が設けられ、ガス管側接続管123にはガ
ス管電動弁(EVG)129が設けられている。
【0024】ガス管電動弁129と、ガス管側配管部1
32への接続部との間には、補助熱交換器133が設け
られている。室外熱交換器103の液管側出口にはサブ
クール熱交換器134が配置されている。
【0025】四路切換弁102とガス閉鎖弁117との
間のガス管側配管部132に向けて、レシーバ121か
らガス状の冷媒を回収するためのガス抜きキャピラリ1
30が設けられる。
【0026】室外機100の液管接続ポート114とガ
ス管接続ポート115には、複数の分岐ユニット300
A,300B・・が接続されている。各分岐ユニット3
00A,300B・・はそれぞれ同様の構成であるた
め、分岐ユニット300Aについて説明を行い、他のも
のについての説明を省略する。
【0027】分岐ユニット300Aは、室外機100の
液管接続ポート114に接続される室外側液管接続ポー
ト301と、室外機100のガス管接続ポート115に
接続される室外側ガス管接続ポート303とを備えてい
る。分岐ユニット300Aは、室外側液管接続ポート3
01の内部で分岐する液管側分岐路を備えており、その
先端は、接続される室内機数の室内側液管接続ポート3
02を構成している。また、室外側ガス管接続ポート3
03の内部で分岐するガス管側分岐路を備えており、そ
の先端は、接続される室内機数の室内側ガス管接続ポー
ト304を構成している。ここでは、接続される室内機
を3台とし、室内側液管接続ポート302A,302
B,302Cおよび室内側ガス管接続ポート304A,
304B,304Cが設けられるものとする。また、
室外側液管接続ポート301と室外側ガス管接続ポート
303との間には、バイパス用の電動弁308が設けら
れている。
【0028】分岐ユニット300A内の室外側液管接続
ポート301から各室内側液管接続ポート302A〜3
02Cに至る分岐路中には、内部を通過する冷媒圧力を
減圧するための電動弁305A〜305Cと、内部を通
過する冷媒温度を検出するための液管サーミスタ306
A〜306Cがそれぞれ設けられている。また、分岐ユ
ニット300A中の室外側ガス管接続ポート303から
各室内側ガス管接続ポート304A〜304Cに至る分
岐路中には、内部を通過する冷媒温度を検出するガス管
サーミスタ307A〜307Cがそれぞれ設けられてい
る。
【0029】各分岐ユニット300A,300B・・に
は、それぞれ複数の室内機200が接続される。図示し
たものは、各分岐ユニット300A,300B・・・に
接続可能な室内機数は3台であり、分岐ユニット300
Aには室内機200A〜200Cが接続され、分岐ユニ
ット300Bには室内機200D〜200Fが接続され
るものとする。各室内機200A〜200Fは、それぞ
れマルチ機用室内機、ペア機用室内機のいずれも使用可
能であり、ここでは室内機200Aとしてペア機用室内
機を用いる場合について説明する。
【0030】室内機200Aは、室内熱交換器201を
備えており、この室内熱交換器201に接続される冷媒
配管は、液管接続ポート204およびガス管接続ポート
205を介して室外機側に導出される。また、この室内
機200Aには、室内温度を検出するための室温サーミ
スタ202と、室内熱交換器201の温度を検出するた
めの室内熱交サーミスタ203とを備えている。
【0031】なお、分岐ユニット300A,300Bに
接続される室内機として、マルチ機用室内機を用いる場
合には、液管側配管部に内部を流れる冷媒の温度を検出
するための液管サーミスタが設けられている場合があ
り、この場合には、分岐ユニット300A,300B内
の液管サーミスタを省略することも可能である。
【0032】〔制御部〕この実施形態の空気調和機の制
御ブロック図を図2に示す。制御部501は、CPU、
ROM、RAMなどを含むマイクロプロセッサで構成さ
れており、運転制御プログラムや各種パラメータが格納
されるROM502、ワーク変数などを一時的に格納す
るRAM503などが接続されている。
【0033】また、室外機100内に配置されている各
種センサ類である、吸入側圧力センサ110、吐出管サ
ーミスタ109、外気サーミスタ111、室外熱交サー
ミスタ112、熱交中間サーミスタ113などが制御部
501に接続されており、それぞれの検出値が制御部5
01に入力される。さらに、吐出側圧力スイッチ108
が制御部501に接続されている。
【0034】また、室内機200または分岐ユニット3
00との間で各種データの入出力を行うための室内側通
信インターフェイス504が制御部501に接続されて
いる。
【0035】さらに、圧縮機101の運転周波数制御を
行うための圧縮機駆動回路505、ファンモータ104
の周波数制御を行うためのファンモータ駆動回路506
などが制御部501に接続されている。
【0036】また、レシーバ121の前後に設けられて
いる液管電動弁128、ガス電動弁129および圧縮機
101の吐出バイパス回路194上に設けられた吐出−
吸入電動弁142が制御部501に接続されている。
【0037】圧縮機駆動回路505は、後述するアクテ
ィブフィルタ回路を備えており、このアクティブフィル
タ2次側電圧センサ507および2次側電流センサ50
8が制御部501に接続されている。
【0038】〔圧縮機駆動回路〕図2における圧縮機駆
動回路505の制御ブロック図を図3に示す。圧縮機駆
動回路505は、商用電源511に接続される整流回路
512と、アクティブフィルタ回路513と、インバー
タ回路514とを備えている。
【0039】整流回路512は、4つのダイオードが接
続されたダイオードブリッジで形成されており、商用電
源511から供給される交流電源を全波整流する。アク
ティブフィルタ回路513は、リアクタ521、ダイオ
ード522、キャパシタ523、スイッチング素子52
4およびスイッチング素子524のスイッチング制御を
行うアクティブフィルタ駆動手段525などを備えてい
る。
【0040】アクティブフィルタ回路513は、1次側
電圧を検出するための第1電圧センサ526と、1次側
電流を検出するための第1電流センサ527と、2次側
電圧を検出するための第2電圧センサ507と、2次側
電流を検出するための第2電流センサ508とを備えて
いる。アクティブフィルタ駆動手段525は、第2電圧
センサ507が検出する2次側電圧が、予め設定された
電圧に一致するように、スイッチング素子524のスイ
ッチング制御を行う。同時に、第1電圧センサ526が
検出する1次側電圧の位相に一致するように、第1電流
センサ527が検出する電流値を制御する。このことに
より、力率が大幅に向上し、第2電圧センサ507によ
って検出される2次側電圧と、第2電流センサ508に
よって検出される2次側電流とから得られる消費電力の
算出精度が向上することとなる。
【0041】インバータ回路514は、アクティブフィ
ルタ回路513からの所定電圧の出力信号から、一定電
圧のパルス信号を出力する。このときのインバータ回路
514の出力周波数は、現在の運転状況に基づいて定め
られる圧縮機の運転周波数である。したがって、インバ
ータ回路514からの出力周波数によって、圧縮機駆動
モータ531が駆動される。
【0042】〔ファンモータ駆動回路〕ファンモータ駆
動回路506は、圧縮機駆動回路505と同様にして、
出力周波数が制御されるインバータ回路を備えており、
インバータ回路の出力周波数によって室外ファン106
の回転数を可変にする構成となっている。
【0043】ファンモータ駆動回路506についても、
圧縮機駆動回路505と同様にアクティブフィルタ回路
を備える構成とすることも可能であり、圧縮機駆動回路
505のアクティブフィルタ回路513を共用すること
も可能である。
【0044】〔低外気冷房制御〕外気温が低い場合に
は、圧縮機101の高低差圧が小さくなるため、室外熱
交換器103の熱交換能力を低下させる制御が必要とな
る。この場合の制御フローチャートを図4に示す。
【0045】ステップS11では、外気温が所定値より
も低いか否かを判別する。外気温は、外気サーミスタ1
11が検出する外気温によって検出することができる。
この外気サーミスタ111が検出する外気温が、たとえ
ば、−5℃以下である場合には低外気冷房運転を行うも
のとしてステップS12に移行する。ステップS12で
は、圧縮機101の高低差圧が一定値以下であるか否か
を判別する。圧縮機101の高低差圧が一定値以下であ
ると判断した場合にはステップS13に移行する。
【0046】ステップS13では、レシーバ121に回
収された液冷媒を室外熱交換器103に移動させて室外
熱交換器103の熱交換能力を縮小する液冷媒制御を実
行する。
【0047】レシーバ121内の液冷媒を全て室外熱交
換器103に移動してもなお圧縮機101の高低差圧が
十分でない場合にはステップS14に移行する。ステッ
プS14では、室外ファン106の回転数を低下させる
室外ファン制御を実行する。
【0048】ここで、ステップS13とステップS14
の順を代えて、室外ファン制御により、ファンモータ1
06の運転可能な最低回転数まで低下してもなお圧縮機
101の高低差圧が十分でない場合に、液冷媒制御を行
うように構成することも可能である。
【0049】〔液冷媒制御〕図4ステップS13におけ
る液冷媒制御について、図5のフローチャートに基づい
て説明する。
【0050】ステップS21では、レシーバ121内に
回収された液冷媒が存在するか否かを判別する。回収さ
れた液冷媒があると判断した場合にはステップS22に
移行する。ステップS22では、液管電動弁128を全
閉状態とし、ガス管電動弁129の所定開度に制御す
る。このことにより、レシーバ121内の液冷媒がガス
管電動弁129を介してアキュムレータ105側に回収
され、圧縮機101を介して室外熱交換器103内に貯
留される。
【0051】ステップS23では、圧縮機101の高低
差圧が十分であるか否かを判別する。圧縮機101の高
低差圧が十分でないと判断した場合にはステップS21
に移行し、圧縮機101の高低差圧が十分になった判断
した場合には、ステップS25に移行する。ステップS
25では、室外熱交換器103内に液冷媒が溜まりこん
で熱交換能力が低下した状態での低外気冷房運転を実行
する。
【0052】ステップS21において、レシーバ121
内に回収された液冷媒が存在しないと判断した場合に
は、ステップS24に移行する。このステップS24で
は、液冷媒制御による圧縮機101の高圧確保が困難で
あると判断して室外ファン制御に移行する。
【0053】〔室外ファン制御〕低外気温における冷房
運転時において、室外ファン制御を行う場合には、外気
温度と室外熱交換器温度の条件に基づいてファン回転数
の上限制限を設ける。
【0054】ファン回転数の上限制限は、図6に示すよ
うに、無変化→垂下ゾーン判定温度DLTF1、アップ→無
変化(垂下→無変化)ゾーン判定温度DLTF2、復帰→ア
ップ(無変化→アップ)ゾーン判定温度DLTF3、アップ
→復帰ゾーン判定温度DLTF4を設定し、熱交中間温度下
降時には図左の各ゾーンと室外熱交換器の熱交中間温度
を比較し、熱交中間温度上昇時には図右の各ゾーンと室
外熱交換器の熱交中間温度を比較することによって、フ
ァン回転数の上限制限の垂下、無変化、アップ、復帰を
行う。
【0055】このようなファン回転数の垂下ゾーン、無
変化ゾーン、アップゾーン、復帰ゾーンを設定し、これ
に基づいて室外ファンの回転数の制御を行う。このとき
の制御フローチャートを図7に示す。
【0056】ステップS31では、運転開始後の時間が
強制ファンON時間TFONを超えたか否かを判別する。運
転開始後の時間が強制ファンON時間TFONを超えている
場合にはステップS33に移行し、超えていないと判断
した場合にはステップS32に移行する。
【0057】ステップS32では、外気温度DOAが、
冷房運転時差圧確保ファン制御開始外気温度DOALTF以
下であるか否かを判別する。外気温度DOAが、冷房運
転時差圧確保ファン制御開始外気温度DOALTF以下であ
ると判断した場合にはステップS33に移行し、それ以
外の場合にはステップS40に移行する。
【0058】ステップS33では、室外熱交換器103
の熱交中間温度が図6のいずれのゾーンにあるかを判別
する。室外熱交温度DEの下降時に、無変化→垂下ゾー
ン判定温度DLTF1以下である場合、室外熱交温度DEの
上昇時に、アップ→無変化(垂下→無変化)ゾーン判定
温度DLTF2以下である場合には、垂下ゾーンであると判
断してステップS34に移行する。
【0059】ステップS34では、室外ファン106の
回転数を(目標ファン回転数−所定値FANLTF)に設
定する。ステップS35では、タイマTLTF1をスタート
させ、所定値FANLTF/TLTFIの割合で室外ファン1
06の回転数を垂下させる。この後、ステップS42に
移行する。
【0060】ステップS33において、室外熱交温度D
Eが下降時に、アップ→無変化(垂下→無変化)ゾーン
判定温度DLTF2と無変化→垂下ゾーン判定温度DLTF1の
間である場合、室外熱交温度DEが上昇時に、復帰→ア
ップ(無変化→アップ)ゾーン判定温度DLTF3とアップ
→無変化(垂下→無変化)ゾーン判定温度DLTF2の間で
ある場合には、無変化ゾーンであると判断してステップ
S36に移行する。
【0061】ステップS36では、垂下ゾーンから無変
化ゾーンに移行した場合には、タイマTLTF1をリセット
する。ステップS37では、室外ファン106の回転数
を現状に維持する。
【0062】ステップS33において、室外熱交温度D
Eが下降時に、復帰→アップ(無変化→アップ)ゾーン
判定温度DLTF3とアップ→無変化(垂下→無変化)ゾー
ン判定温度DLTF2との間である場合、室外熱交温度DE
が上昇時に、アップ→復帰ゾーン判定温度DLTF4と復帰
→アップ(無変化→アップ)ゾーン判定温度DLTF3との
間である場合には、アップゾーンであると判断してステ
ップS38に移行する。
【0063】ステップS38では、室外ファン106の
回転数を(目標ファン回転数−所定値FANLTF)に設
定する。ステップS39では、タイマTLTF1をスタート
させ、所定値FANLTF/TLTFIの割合で室外ファン1
06の回転数を上昇させる。この後、ステップS42に
移行する。
【0064】ステップS33において、室外熱交温度D
Eが下降時に、復帰→アップ(無変化→アップ)ゾーン
判定温度DLTF3を超えている場合、室外熱交温度DEが
上昇時に、アップ→復帰ゾーン判定温度DLTF4を超えて
いる場合には、復帰ゾーンであると判断してステップS
40に移行する。
【0065】ステップS40では、タイマTLTF1がカウ
ント中であればこれをリセットする。ステップS41で
は、室外ファン106の回転数の制限を解除する。ステ
ップS42では、室外熱交温度DEが垂下ゾーンであっ
てかつ室外ファン106の回転数が下限値FANLTMIN
である時間が時間TLTF2を超えたか否かを判別する。こ
の条件を満たしたものと判断した場合にはステップS4
3に移行する。ステップS43では、圧縮機101を停
止する。
【0066】以上のように、室外ファン106の回転数
を制御することにより、低外気冷房運転時における室外
熱交換器103の熱交換能力を低下させて、圧縮機10
1の高低差圧を十分に維持するように構成する。
【0067】〔高圧相当飽和温度の推定〕上述のような
低外気冷房時において、低外気温により室外熱交換器1
03の中間部まで過冷却域となっている場合、またはレ
シーバ121から液冷媒を室外熱交換器103に移送す
ることにより室外熱交換器103の中間部まで過冷却と
なっている場合がある。このような状態で、圧縮機10
1の吐出側に圧力センサが設けられていない場合には、
熱交中間サーミスタ113が検出する温度が高圧相当飽
和温度とかけ離れたものとなる。したがって、圧縮機駆
動回路505のアクティブフィルタ513の2次側電圧
値、2次側電流値を用いて圧縮機101の消費電力を算
出し、これを用いて高圧相当飽和温度の算出を行うよう
に構成する。この高圧相当飽和温度の推定方法につい
て、図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0068】ステップS51では、インバータ回路51
4への入力電圧VINおよび入力電流IINを検出する。こ
のインバータ回路514への入力電圧VINおよび入力電
流IINは、アクティブフィルタ513の2次側電圧を検
出する第2電圧センサ507および2次側電流を検出す
る第2電流センサ508の値から得ることが可能であ
る。
【0069】ステップS52では、アクティブフィルタ
513の2次側電圧VINおよび2次側電流IINに基づい
て圧縮機101の消費電力INPUTを算出する。ここで、
アクティブフィルタ513のアクティブフィルタ駆動手
段525が、最適な力率となるようにスイッチング素子
524の制御を行っているので、力率が1であると考え
ることができる。したがって、INPUT=VIN×IIN×1
(力率)で圧縮機消費電力を求めることができる。
【0070】ステップS53では、圧縮機101を駆動
している出力周波数FOUTおよび吸入圧力値LPを求め
る。ここでは、圧縮機駆動モータ531を駆動している
インバータ514の出力周波数により出力周波数FOUT
を特定することができる。また、吸入側圧力センサ11
0の検出値により吸入圧力値LPを特定することが可能
である。
【0071】ステップS54では、消費電力INPUT、出
力周波数FOUT、吸入圧力値LPに基づいて高圧値を求
める。ここでは、高圧推定用定数KHPLL、KHPFF、KHP
II、KHPLF、KHPFI、KHPLI、KHPL、KHPF、KHPI、
KHPCおよび高圧補正値HPHOSEIを用いて次の式によっ
て求めることができる。
【0072】HP=KHPLL×LP2+KHPFF×FOUT2
KHPII×INPUT2+KHPLF×LP×FOUT+KHPFI×FOUT
×INPUT+KHPLI×LP×INPUT+KHPL×LP+KHPF×
FOUT+KHPI×INPUT+KHPC+HPHOSEIステップS5
5では、ステップS54で算出した高圧値HPに基づい
て高圧相当飽和温度TDSを算出する。ここでは、TDS=
A×HP+Bとして求めることができる。ただし、高圧
相当飽和温度算出用の係数A、Bは、高圧値HPの値に
より、図9に示すようなテーブルで決定されるものであ
る。
【0073】〔高圧制御〕高圧相当飽和温度の推定値を
用いる制御として、高圧制御を行う場合が考えられる。
高圧相当飽和温度に応じて圧縮機101に対する出力周
波数の制限を決めるための温度範囲を、図10のように
設定する。
【0074】図10に示すように、温度DHPC2、DHPC
3、DHPC4を設定し、温度上昇時における高圧飽和温度
DHPが温度DHPC3以下であれば復帰ゾーン(A)、高圧
飽和温度DHPが温度DHPC3とDHPC4の間であれば無変化
ゾーン(C)、高圧飽和温度DHPが温度DHPC4以上であ
れば垂下ゾーン(D)としている。同様に、温度下降時
における高圧飽和温度DHPが温度DHPC2以下であれば復
帰ゾーン(A)、高圧飽和温度DHPが温度DHPC2とDHP
C3の間であれば無変化ゾーン(C)、高圧飽和温度DHP
が温度DHPC3以上であれば垂下ゾーン(D)としてい
る。
【0075】このような高圧制御のための温度ゾーンを
設定し、図11に示すようなフローチャートに基づいて
高圧制御処理を行う。ステップS61では、高圧飽和温
度DHPがどの温度ゾーンにあるかを判定する。前述の高
圧相当飽和温度の推定方法で得られた高圧相当飽和温度
TDSに基づいて、高圧飽和温度DHPを特定し、これが図
10のどのゾーンであるかを判別する。
【0076】ステップS62では、ステップS61で判
別した温度ゾーンが復帰ゾーン(A)であるか否かを判
別する。復帰ゾーンであると判断した場合にはステップ
S61に移行し、そうでない場合にはステップS63に
移行する。
【0077】ステップS63では、温度ゾーンの変化が
あったか否かを判別する。温度ゾーンの変化があった場
合にはステップS64に移行する。ステップS64で
は、ゾーン変化に伴う出力周波数の制限に関する制御を
実行する。復帰ゾーン(A)から無変化ゾーン(C)へ
の変化があった場合には、出力周波数をΔFHP(Hz)だ
け垂下させる。また、無変化ゾーン(C)から垂下ゾー
ン(D)への変化があった場合には、出力周波数をΔF
HP(Hz)だけ垂下させる。さらに、垂下ゾーン(D)か
ら無変化ゾーン(C)への変化があった場合には、出力
周波数をΔFHP(Hz)だけ増加させる。
【0078】ステップS63において温度ゾーンの変化
がないと判断した場合にはステップS65に移行する。
ステップS65では、各温度ゾーン内での処理を実行す
る。復帰ゾーン(A)では、出力周波数の制限を解除し
て高圧制御を行わないようにする。無変化ゾーン(C)
では、圧縮機101への出力周波数の変更を行わないよ
うにする。垂下ゾーン(D)では、ΔFHP7(Hz)/TH
P3(sec)の割合で出力周波数を垂下させる。
【0079】
【発明の効果】本発明では、高圧飽和温度の推定値を精
度良く求めることを可能とし、電源電圧、力率の影響を
受けずに信頼性を高く維持し、運転効率を向上すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態が採用される空気調和機の
冷媒回路の概要構成図。
【図2】その制御ブロック図。
【図3】圧縮機駆動回路の制御ブロック図。
【図4】低外気冷房運転時の制御フローチャート。
【図5】低外気冷房運転時の制御フローチャート。
【図6】室外ファン制御における温度ゾーンの説明図。
【図7】室外ファン制御のフローチャート。
【図8】高圧相当飽和温度の推定方法のフローチャー
ト。
【図9】飽和温度算出用テーブルの説明図。
【図10】高圧制御における温度ゾーンの説明図。
【図11】高圧制御のフローチャート。
【符号の説明】
100 室外機 101 圧縮機 102 四路切換弁 103 室外熱交換器 105 アキュムレータ 121 レシーバ 128 液管電動弁 129 ガス管電動弁 130 ガス抜きキャピラリ 131 液管配管部 132 ガス管配管部 133 補助熱交換器 134 サブクール熱交換器 141 キャピラリ 142 吐出−吸入バイパス電動弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも圧縮機(101)、室外熱交換
    器(103)、減圧回路(305)、室内熱交換器(2
    01)などを有する冷媒回路と、 前記圧縮機(101)を駆動する圧縮機駆動モータ(5
    31)と、 前記圧縮機駆動モータ(531)をその出力信号により
    駆動するインバータ回路(514)と、 前記インバータ回路(514)の出力信号の周波数を現
    在の運転状況に応じて制御する周波数制御手段と、 前記インバータ回路(514)に対して一定の電源電圧
    を供給するアクティブフィルタ(513)と、 前記圧縮機(101)の吸入圧力を検出する吸入側圧力
    センサ(110)と、を備え、前記周波数制御手段は、
    前記アクティブフィルタ(513)の2次側の電圧およ
    び電流より前記圧縮機(101)の消費電力を算出し、
    前記インバータ回路(514)の出力周波数、前記吸入
    側圧力センサ(110)が検出する圧縮機(101)の
    吸入圧力および算出した圧縮機(101)の消費電力に
    基づいて高圧飽和温度の推定値を算出して、前記インバ
    ータ回路(514)の出力周波数を制御することを特徴
    とする空気調和機。
  2. 【請求項2】前記アクティブフィルタ(513)は、 1次側に直列に接続されるリアクタ(521)と、 2次側に並列に接続される定電圧用キャパシタ(52
    3)と、 前記リアクタ(521)と前記定電圧用キャパシタ(5
    23)との中間に並列に挿入されるスイッチング素子
    (524)と、 2次側電圧が一定となるように前記スイッチング素子
    (524)のオン・オフ制御を行うアクティブフィルタ
    駆動手段(525)と、を備える、請求項1に記載の空
    気調和機。
  3. 【請求項3】前記アクティブフィルタ(513)は、 1次側電圧を検出する第1電圧センサ(526)と、 1次側電流を検出する第1電流センサ(527)と、 2次側電圧を検出する第2電圧センサ(507)と、 2次側電流を検出する第2電流センサ(508)と、を
    備え、前記アクティブフィルタ駆動手段(525)は、
    前記第1電圧センサ(526)が検出する1次側電圧の
    位相と前記第1電流センサ(527)の検出する1次側
    電流の位相が一致するように1次側電流を制御する、請
    求項2に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】前記周波数制御手段は、前記第2電圧セン
    サ(507)が検出する2次側電圧と、前記第2電流セ
    ンサが検出する2次側電流(508)とを用いて、前記
    圧縮機(101)の消費電力を算出する、請求項3に記
    載の空気調和機。
  5. 【請求項5】現在の高圧飽和温度に基づいて、前記イン
    バータ回路(514)の出力周波数の制限値を一定時間
    毎に垂下させるべきであると判断する温度範囲、前記イ
    ンバータ回路(514)の出力周波数の制限値を現在の
    まま維持すると判断する温度範囲および前記インバータ
    回路(514)の出力周波数の制限を解除すると判断す
    る温度範囲を、それぞれ垂下ゾーン、無変化ゾーンおよ
    び復帰ゾーンとして予め設定しておき、 前記周波数制御手段により算出された高圧飽和温度の推
    定値を、前記垂下ゾーン、無変化ゾーン、復帰ゾーンの
    各温度範囲と比較して、その比較結果に基づいて前記イ
    ンバータ回路(514)の出力周波数の制限値制御を行
    う、請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】少なくとも圧縮機(101)、室外熱交換
    器(103)、減圧回路(305)、室内熱交換器(2
    01)などを有する冷媒回路と、 前記圧縮機(101)を駆動する圧縮機駆動モータ(5
    31)と、 前記圧縮機駆動モータ(531)をその出力信号により
    駆動するインバータ回路(514)と、 前記インバータ回路(514)の出力信号の周波数を現
    在の運転状況に応じて制御する周波数制御手段と、 前記インバータ回路(514)に対して一定の電源電圧
    を供給するアクティブフィルタ(513)と、 前記圧縮機(101)の吸入圧力を検出する吸入側圧力
    センサ(110)と、を備える空気調和機において、前
    記アクティブフィルタ(513)の2次側の電圧および
    電流より前記圧縮機(101)の消費電力を算出し、前
    記インバータ回路(514)の出力周波数、前記吸入側
    圧力センサ(110)が検出する圧縮機(101)の吸
    入圧力および算出した圧縮機(101)の消費電力に基
    づいて高圧飽和温度の推定値を算出する、空気調和機の
    高圧飽和温度推定方法。
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