JP2002039522A - 焼却灰の冷却方法と該方法に用いる焼却灰の冷却装置。 - Google Patents
焼却灰の冷却方法と該方法に用いる焼却灰の冷却装置。Info
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- JP2002039522A JP2002039522A JP2000261903A JP2000261903A JP2002039522A JP 2002039522 A JP2002039522 A JP 2002039522A JP 2000261903 A JP2000261903 A JP 2000261903A JP 2000261903 A JP2000261903 A JP 2000261903A JP 2002039522 A JP2002039522 A JP 2002039522A
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ゴミ等の主にボトム焼却灰の冷却を、大きな装
置(長い冷却、搬送手段)を必要とすることなく、効率
良く温度降下できて、且つ、冷却した焼却灰の含水率を
低く抑えることのできる焼却灰の冷却方法と該方法に用
いる焼却灰の冷却装置を提供すること。 【解決手段】偏心した軸芯回りに振動する振動ドラムの
一方から冷却するべき焼却灰を投入し、散水しながらそ
の他方から冷却した焼却灰を取り出し、爾後処理工程に
搬送すると共にその一部を還流して前記冷却するべき焼
却灰と共に再度、前記振動ドラムに投入し、爾後処理工
程に取り出す焼却灰の含水率を2%〜5%に調整する。
置(長い冷却、搬送手段)を必要とすることなく、効率
良く温度降下できて、且つ、冷却した焼却灰の含水率を
低く抑えることのできる焼却灰の冷却方法と該方法に用
いる焼却灰の冷却装置を提供すること。 【解決手段】偏心した軸芯回りに振動する振動ドラムの
一方から冷却するべき焼却灰を投入し、散水しながらそ
の他方から冷却した焼却灰を取り出し、爾後処理工程に
搬送すると共にその一部を還流して前記冷却するべき焼
却灰と共に再度、前記振動ドラムに投入し、爾後処理工
程に取り出す焼却灰の含水率を2%〜5%に調整する。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、主にゴミ焼却炉のボト
ム灰を冷却するための焼却灰の冷却方法と該方法に用い
る焼却灰の冷却装置に関する。
ム灰を冷却するための焼却灰の冷却方法と該方法に用い
る焼却灰の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴミ焼却炉から排出される所謂ボトム灰
は、1000°C近くあって、その爾後処理工程に移す
前に冷却してやる必要があるが、従来、こうした高温の
焼却灰の冷却方法としては、ストーカ炉等では、排出さ
れる焼却灰を水のプールに入れて冷却したり、冷却用の
回転ドラムを用いて間接冷却したり、流動床と振動を利
用して空冷したり、焼却灰を搬送する振動コンベアの下
部にウオータージャケットを設けて間接冷却したり、或
いは振動コンベアの上方空散水して冷却したりする方法
が用いられていた。
は、1000°C近くあって、その爾後処理工程に移す
前に冷却してやる必要があるが、従来、こうした高温の
焼却灰の冷却方法としては、ストーカ炉等では、排出さ
れる焼却灰を水のプールに入れて冷却したり、冷却用の
回転ドラムを用いて間接冷却したり、流動床と振動を利
用して空冷したり、焼却灰を搬送する振動コンベアの下
部にウオータージャケットを設けて間接冷却したり、或
いは振動コンベアの上方空散水して冷却したりする方法
が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した流動床を設け
たり、振動コンベアにウオータージャケットを付設した
する方法は、装置が大型化(冷却効果を上げるために長
さが必要)して設備コストが高くつくという問題がある
と共に1000°C近い焼却灰を受け入れると各装置部
分に耐熱性が要求されて、更にコスト高を招く。
たり、振動コンベアにウオータージャケットを付設した
する方法は、装置が大型化(冷却効果を上げるために長
さが必要)して設備コストが高くつくという問題がある
と共に1000°C近い焼却灰を受け入れると各装置部
分に耐熱性が要求されて、更にコスト高を招く。
【0004】更に、従来においては、焼却灰の冷却効果
のみに注目し、如何にして温度降下を図るかについて種
々の工夫、提案がなされてきたが、こうした焼却灰は、
その後の爾後処理、例えば、溶融、焼結ブロックの形
成、コンクリート用の混合材等として用いるものである
ので、こうした種々の目的に適合するめためには、本
来、その含水率が問題となるものであり、上述した従来
の冷却技術においては、その含水率が非常に高く、30
〜50%、或いはそれ以上の範囲となるのもので、その
爾後処理がスムースに行い難いという問題があった。
のみに注目し、如何にして温度降下を図るかについて種
々の工夫、提案がなされてきたが、こうした焼却灰は、
その後の爾後処理、例えば、溶融、焼結ブロックの形
成、コンクリート用の混合材等として用いるものである
ので、こうした種々の目的に適合するめためには、本
来、その含水率が問題となるものであり、上述した従来
の冷却技術においては、その含水率が非常に高く、30
〜50%、或いはそれ以上の範囲となるのもので、その
爾後処理がスムースに行い難いという問題があった。
【0005】本発明は、こうした従来技術の問題点に鑑
み、ゴミ等の主にボトム焼却灰の冷却を、大きな装置
(長い冷却、搬送手段)を必要とすることなく、効率良
く温度降下できて、且つ、冷却した焼却灰の含水率を低
く抑えることのできる焼却灰の冷却方法と該方法に用い
る焼却灰の冷却装置を提供することを目的とする。
み、ゴミ等の主にボトム焼却灰の冷却を、大きな装置
(長い冷却、搬送手段)を必要とすることなく、効率良
く温度降下できて、且つ、冷却した焼却灰の含水率を低
く抑えることのできる焼却灰の冷却方法と該方法に用い
る焼却灰の冷却装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる焼却灰の
冷却方法は、上記目的を達成するために、偏心した軸芯
回りに振動する振動ドラムの一方から冷却するべき焼却
灰を投入し、散水しながらその他方から冷却した焼却灰
を取り出し、爾後処理工程に搬送すると共にその一部を
還流して前記冷却するべき焼却灰と共に再度、前記振動
ドラムに投入し、爾後処理工程に取り出す焼却灰の含水
率を2%〜5%に調整する、という手段を講じたもので
ある。
冷却方法は、上記目的を達成するために、偏心した軸芯
回りに振動する振動ドラムの一方から冷却するべき焼却
灰を投入し、散水しながらその他方から冷却した焼却灰
を取り出し、爾後処理工程に搬送すると共にその一部を
還流して前記冷却するべき焼却灰と共に再度、前記振動
ドラムに投入し、爾後処理工程に取り出す焼却灰の含水
率を2%〜5%に調整する、という手段を講じたもので
ある。
【0007】本発明において、前記冷却するべき焼却灰
に対し、還流する冷却された焼却灰の重量比が1:6乃
至1:10であるのが好ましい。
に対し、還流する冷却された焼却灰の重量比が1:6乃
至1:10であるのが好ましい。
【0008】また、本発明において、前記焼却灰と共に
小塊物を前記振動ドラムに投入し、焼却灰の撹拌を促進
させるのが好ましい。
小塊物を前記振動ドラムに投入し、焼却灰の撹拌を促進
させるのが好ましい。
【0009】更に、本発明にかかる焼却灰の冷却装置
は、上記目的を達成するために、振動モーター5により
振動ドラム1を、その偏心した軸芯回りに振動するよう
構成し、該振動ドラム1の一方1Aに、、焼却灰を投入
する搬入手段2を臨ませて設け、前記振動ドラム1内の
焼却灰に加水する為の散水手段3を設け、前記振動ドラ
ム1の他方1Bに、冷却した焼却灰を搬出し、且つ異物
を分離する搬出手段4を臨ませて設け、該搬出手段4か
ら搬出された焼却灰を所定量分離するフィーダー6を設
け、該フィーダー6により分離された焼却灰の一部をバ
イパスライン7を経て前記投入手段2に還流するよう構
成し、以て、含水率2%〜5%の焼却灰を取り出して爾
後工程に移行させる、という手段を講じた。
は、上記目的を達成するために、振動モーター5により
振動ドラム1を、その偏心した軸芯回りに振動するよう
構成し、該振動ドラム1の一方1Aに、、焼却灰を投入
する搬入手段2を臨ませて設け、前記振動ドラム1内の
焼却灰に加水する為の散水手段3を設け、前記振動ドラ
ム1の他方1Bに、冷却した焼却灰を搬出し、且つ異物
を分離する搬出手段4を臨ませて設け、該搬出手段4か
ら搬出された焼却灰を所定量分離するフィーダー6を設
け、該フィーダー6により分離された焼却灰の一部をバ
イパスライン7を経て前記投入手段2に還流するよう構
成し、以て、含水率2%〜5%の焼却灰を取り出して爾
後工程に移行させる、という手段を講じた。
【0010】本発明において、前記搬入手段2に小塊物
投入手段9を併置し、且つ、前記搬出手段4から分離さ
れが異物を該搬入手段2に還流させるよう構成するのが
好ましい。
投入手段9を併置し、且つ、前記搬出手段4から分離さ
れが異物を該搬入手段2に還流させるよう構成するのが
好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、鋳込直後の鋳枠を外し
た鋳砂の付いた製品のバラシに用いる、所謂バイブラド
ラムと呼ばれる鋳物用等としても用い得る振動ドラムに
着目した。即ち、こうしたドラムがそれ自体、解枠直後
の高温の鋳物(砂付)をバラス為に高温対策を成された
ものであることに着目し、こうした振動ドラムを焼却灰
の冷却として用いることが出来ないものかと考えて案出
されたものである。
た鋳砂の付いた製品のバラシに用いる、所謂バイブラド
ラムと呼ばれる鋳物用等としても用い得る振動ドラムに
着目した。即ち、こうしたドラムがそれ自体、解枠直後
の高温の鋳物(砂付)をバラス為に高温対策を成された
ものであることに着目し、こうした振動ドラムを焼却灰
の冷却として用いることが出来ないものかと考えて案出
されたものである。
【0012】この振動ドラムに高温の焼却灰が投入され
ると、振動によって焼却灰が撹拌され、焼却灰が常に外
気に晒されることになり、此処に、冷却水が散水される
ことで、気化熱を奪い、従来の如く長い距離を移動させ
ながら冷却することなく、比較的短く、コンパクトな空
間で一気に温度降下を図ることができる。
ると、振動によって焼却灰が撹拌され、焼却灰が常に外
気に晒されることになり、此処に、冷却水が散水される
ことで、気化熱を奪い、従来の如く長い距離を移動させ
ながら冷却することなく、比較的短く、コンパクトな空
間で一気に温度降下を図ることができる。
【0013】こうした散水を多くすると急速な温度降下
に好ましいが、逆に、取り出される焼却灰の含水率が高
くなり、不均一となってその後の処理に不都合となる。
しかし、この種の鋳物用振動ドラムはコンパクトなも
のであり、従って、含水率を下げながら急速に温度降下
を図るに無理が生じる。本発明では、こうした問題解決
の手段として、一端、鋳物用振動ドラムから排出された
焼却灰を所定量分離し、再び冷却するべき焼却灰と共に
鋳物用振動ドラムに還流させ、以て、冷却された焼却灰
への吸熱と吸湿によって、冷却を行いながら所要の含水
率として取り出すことができる。
に好ましいが、逆に、取り出される焼却灰の含水率が高
くなり、不均一となってその後の処理に不都合となる。
しかし、この種の鋳物用振動ドラムはコンパクトなも
のであり、従って、含水率を下げながら急速に温度降下
を図るに無理が生じる。本発明では、こうした問題解決
の手段として、一端、鋳物用振動ドラムから排出された
焼却灰を所定量分離し、再び冷却するべき焼却灰と共に
鋳物用振動ドラムに還流させ、以て、冷却された焼却灰
への吸熱と吸湿によって、冷却を行いながら所要の含水
率として取り出すことができる。
【0014】そして、上述した冷却効果を高め且つ低い
含水率を得るためには、冷却するべき焼却灰に対し、還
流する冷却された焼却灰の重量比が1:6乃至1:10
とするのが好ましい。また、上記鋳物用振動ドラムの振
動(揺動)により内部の冷却灰を流動させるのであるか
ら、微粉である焼却灰に対して充分な流動性を付与する
ためには、ここに小塊物を混入してやることが好まし
い。 即ち、慣性力の異なる物の存在によって焼却灰の
撹拌が促進されることになり、散水の混合性、冷却され
た灰粒子と熱い灰粒子の熱伝導の効率を上げることがで
きる。こうした小塊物は、本来、ゴミ等に含まれ、燃焼
しない異物が代用となるが、量的に不確定な異物とは別
にスチールボール等を小塊物として付加することが好ま
しい。
含水率を得るためには、冷却するべき焼却灰に対し、還
流する冷却された焼却灰の重量比が1:6乃至1:10
とするのが好ましい。また、上記鋳物用振動ドラムの振
動(揺動)により内部の冷却灰を流動させるのであるか
ら、微粉である焼却灰に対して充分な流動性を付与する
ためには、ここに小塊物を混入してやることが好まし
い。 即ち、慣性力の異なる物の存在によって焼却灰の
撹拌が促進されることになり、散水の混合性、冷却され
た灰粒子と熱い灰粒子の熱伝導の効率を上げることがで
きる。こうした小塊物は、本来、ゴミ等に含まれ、燃焼
しない異物が代用となるが、量的に不確定な異物とは別
にスチールボール等を小塊物として付加することが好ま
しい。
【0015】
【実施例】本発明にかかる焼却灰の冷却方法と該方法に
用いる焼却灰の冷却装置の好適実施例について、図面を
参照して以下詳述する。図1及び図2に示すように、こ
の焼却灰の冷却装置は、それ自体公知の鋳物用として用
い得る振動ドラム(バイブラドラム)を用いている。
即ち、図2の縦断側面図に示すこ如く、振動モーター5
により振動ドラム1を、その偏心した軸芯P回りに振動
するよう構成し、該振動ドラム1の一方1Aに、、焼却
灰を投入する搬入手段2と、スチールボールの小塊物投
入手段9を臨ませて設けてある。
用いる焼却灰の冷却装置の好適実施例について、図面を
参照して以下詳述する。図1及び図2に示すように、こ
の焼却灰の冷却装置は、それ自体公知の鋳物用として用
い得る振動ドラム(バイブラドラム)を用いている。
即ち、図2の縦断側面図に示すこ如く、振動モーター5
により振動ドラム1を、その偏心した軸芯P回りに振動
するよう構成し、該振動ドラム1の一方1Aに、、焼却
灰を投入する搬入手段2と、スチールボールの小塊物投
入手段9を臨ませて設けてある。
【0016】そして、前記振動ドラム1内の焼却灰に加
水する為の散水手段3を設け、前記振動ドラム1の他方
1Bに、冷却した焼却灰を搬出し、且つ異物を分離する
搬出手段4を臨ませて設けてある。 この実施例では、
前記搬出手段4は篩を備え、前記本来混入されている不
燃の異物及び小塊物としてのスチールボールを分離し、
このスチールボールは前記小塊物投入手段9に戻して再
利用される。 10は、前記搬出手段4からの焼却灰を
受け、更に、異物を分離しながら搬送する搬送手段であ
る。
水する為の散水手段3を設け、前記振動ドラム1の他方
1Bに、冷却した焼却灰を搬出し、且つ異物を分離する
搬出手段4を臨ませて設けてある。 この実施例では、
前記搬出手段4は篩を備え、前記本来混入されている不
燃の異物及び小塊物としてのスチールボールを分離し、
このスチールボールは前記小塊物投入手段9に戻して再
利用される。 10は、前記搬出手段4からの焼却灰を
受け、更に、異物を分離しながら搬送する搬送手段であ
る。
【0017】上記搬送手段10から搬送された焼却灰
は、ストレージ(ホッパー)11に搬入され、ここの下
部に、焼却灰を所定量分離するフィーダー6(この実施
例では切り出しフィーダー)を設け、該フィーダー6に
より分離された焼却灰の一部をバイパスライン7を経て
前記投入手段2に還流するよう構成してある。 尤も、
この焼却灰の還流は、新規に投入された焼却灰の量(重
さ)に対応する量(重さ)を行うことになるので、間歇
的な作動で行われることになっているが、随時、冷却工
程途中で追加するように稼働させてもよい。そして、こ
のストレージ(ホッパー)11の下部には、もう一つの
本ライン12が設けられ、最終の冷却された焼却灰を取
り出すように構成されており、ここでは、別のフィーダ
ー13(この実施例では切り出しフィーダー)が設けら
れている。
は、ストレージ(ホッパー)11に搬入され、ここの下
部に、焼却灰を所定量分離するフィーダー6(この実施
例では切り出しフィーダー)を設け、該フィーダー6に
より分離された焼却灰の一部をバイパスライン7を経て
前記投入手段2に還流するよう構成してある。 尤も、
この焼却灰の還流は、新規に投入された焼却灰の量(重
さ)に対応する量(重さ)を行うことになるので、間歇
的な作動で行われることになっているが、随時、冷却工
程途中で追加するように稼働させてもよい。そして、こ
のストレージ(ホッパー)11の下部には、もう一つの
本ライン12が設けられ、最終の冷却された焼却灰を取
り出すように構成されており、ここでは、別のフィーダ
ー13(この実施例では切り出しフィーダー)が設けら
れている。
【0018】図1において、14は、振動ドラム1の内
部の焼却灰の重量を検出する重量検出器であり、これに
よって、新規に投入される冷却されるべき焼却灰の量
(重さ)が検出でき、これに対応して、重量比で1:6
の割合で、前記フィーダー6から還流される冷却済の焼
却灰の投入量が調整される。また、15は、温度センサ
ーであり、前記鋳物用振動ドラム1の上部に取り付けさ
れていて、振動ドラム1の温度を検出し、これに基づい
て、散水の量を調整することができる。16は、振動ド
ラム1の内部で発生する焼却灰の微粉を吸引して処理す
る集塵機(バグフィルター型)である。
部の焼却灰の重量を検出する重量検出器であり、これに
よって、新規に投入される冷却されるべき焼却灰の量
(重さ)が検出でき、これに対応して、重量比で1:6
の割合で、前記フィーダー6から還流される冷却済の焼
却灰の投入量が調整される。また、15は、温度センサ
ーであり、前記鋳物用振動ドラム1の上部に取り付けさ
れていて、振動ドラム1の温度を検出し、これに基づい
て、散水の量を調整することができる。16は、振動ド
ラム1の内部で発生する焼却灰の微粉を吸引して処理す
る集塵機(バグフィルター型)である。
【0019】従って、本発明の方法は、偏心した軸芯回
りに振動する振動ドラム1の一方1Aから冷却するべき
焼却灰と所定の量の小塊部のスチールボールを投入し、
散水手段3により所定量の水を散水しながらその他方1
Bから冷却した含水率2%程度、80°C〜90°Cの
焼却灰を取り出し、爾後処理工程に搬送するものであ
る。そして、冷却した焼却灰は、ストレージ11を経
て、その一部をフィーダー6により分離して取り出し、
バイパスライン7を介して還流し、前記冷却するべき焼
却灰と共に再度、前記振動ドラム1に投入し、爾後処理
工程に取り出す焼却灰の含水率を2%〜5%に調整す
る。
りに振動する振動ドラム1の一方1Aから冷却するべき
焼却灰と所定の量の小塊部のスチールボールを投入し、
散水手段3により所定量の水を散水しながらその他方1
Bから冷却した含水率2%程度、80°C〜90°Cの
焼却灰を取り出し、爾後処理工程に搬送するものであ
る。そして、冷却した焼却灰は、ストレージ11を経
て、その一部をフィーダー6により分離して取り出し、
バイパスライン7を介して還流し、前記冷却するべき焼
却灰と共に再度、前記振動ドラム1に投入し、爾後処理
工程に取り出す焼却灰の含水率を2%〜5%に調整す
る。
【0020】因みに、6t/Hrの焼却灰を振動ドラム
1に投入するとすれば、35リットル/minの水を散
水すればよく、これによって振動ドラム1の内部で15
0°C以下に冷却出来る。
1に投入するとすれば、35リットル/minの水を散
水すればよく、これによって振動ドラム1の内部で15
0°C以下に冷却出来る。
【0021】
【発明の効果】本発明の方法及び装置によれば、焼却灰
の冷却をコンパクトな振動ドラムを利用して、且つ、一
端冷却した焼却灰の一部を還流させて再度振動ドラムに
還流させることで、急速な冷却を行いながら、その冷却
した焼却灰の含水率を、2〜5%に抑えることができ、
従来に比較して含水率を顕著に低下させたことにより、
この種の焼却灰の爾後処理をスムース且つ有利に行うこ
とが出来るという顕著な効果を奏するに至った。本発明
のその他の利点は、上記発明の実施の態様の項及び実施
例の項に詳述した通りである。
の冷却をコンパクトな振動ドラムを利用して、且つ、一
端冷却した焼却灰の一部を還流させて再度振動ドラムに
還流させることで、急速な冷却を行いながら、その冷却
した焼却灰の含水率を、2〜5%に抑えることができ、
従来に比較して含水率を顕著に低下させたことにより、
この種の焼却灰の爾後処理をスムース且つ有利に行うこ
とが出来るという顕著な効果を奏するに至った。本発明
のその他の利点は、上記発明の実施の態様の項及び実施
例の項に詳述した通りである。
【図1】本発明にかかる焼却灰の冷却装置の全体のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図2】本発明にかかる焼却灰の冷却装置の作用を示す
ドラムの縦断側面図である。
ドラムの縦断側面図である。
1 振動ドラム 1A 振動ドラムの一方 1B 振動ドラムの他方 2 搬入手段 3 散水手段 4 搬出手段 5 振動モーター 6 フィダー 7 バイパスライン 9 小塊物投入手段
Claims (5)
- 【請求項1】偏心した軸芯回りに振動する振動ドラムの
一方から冷却するべき焼却灰を投入し、散水しながらそ
の他方から冷却した焼却灰を取り出し、爾後処理工程に
搬送すると共にその一部を還流して前記冷却するべき焼
却灰と共に再度、前記振動ドラムに投入し、爾後処理工
程に取り出す焼却灰の含水率を2%〜5%に調整する、
焼却灰の冷却方法。 - 【請求項2】前記冷却するべき焼却灰に対し、還流する
冷却された焼却灰の重量比が1:6乃至1:10であ
る、請求項1の焼却灰の冷却方法。 - 【請求項3】前記焼却灰と共に小塊物を前記振動ドラム
に投入し、焼却灰の撹拌を促進させる、請求項1又は2
の焼却灰の冷却方法。 - 【請求項4】振動モーター5により振動ドラム1を、そ
の偏心した軸芯回りに振動するよう構成し、該振動ドラ
ム1の一方1Aに、、焼却灰を投入する搬入手段2を臨
ませて設け、前記振動ドラム1内の焼却灰に加水する為
の散水手段3を設け、前記振動ドラム1の他方1Bに、
冷却した焼却灰を搬出し、且つ異物を分離する搬出手段
4を臨ませて設け、該搬出手段4から搬出された焼却灰
を所定量分離するフィーダー6を設け、該フィーダー6
により分離された焼却灰の一部をバイパスライン7を経
て前記投入手段2に還流するよう構成し、以て、含水率
2%〜5%の焼却灰を取り出して爾後工程に移行させ
る、焼却灰の冷却装置。 - 【請求項5】前記搬入手段2に小塊物投入手段9を併置
し、且つ、前記搬出手段4から分離されが異物を該搬入
手段2に還流させるよう構成した、請求項4の焼却灰の
冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000261903A JP2002039522A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 焼却灰の冷却方法と該方法に用いる焼却灰の冷却装置。 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000261903A JP2002039522A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 焼却灰の冷却方法と該方法に用いる焼却灰の冷却装置。 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002039522A true JP2002039522A (ja) | 2002-02-06 |
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---|---|---|---|
JP2000261903A Pending JP2002039522A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 焼却灰の冷却方法と該方法に用いる焼却灰の冷却装置。 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002039522A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017047356A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 焼却灰冷却搬送装置及び焼却灰冷却搬送方法 |
-
2000
- 2000-07-26 JP JP2000261903A patent/JP2002039522A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017047356A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 焼却灰冷却搬送装置及び焼却灰冷却搬送方法 |
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