JP2002039439A - 構成物とマイクロチューブとの連結構造 - Google Patents
構成物とマイクロチューブとの連結構造Info
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Abstract
する。 【解決手段】 主要構成部8とカラー9の間の凹所12
が、トロイダル形状ないしは他の形状のリング、または
ジョイント3と、外部フランジ2を合体させたチューブ
1の終端とを包含するようにした。ここで、フランジ2
の厚さは、シーリングリング3の潰れた膨出部4のとこ
ろで0になるようにした。そして、この位置で、高圧流
体に対しても優れたシールが得られるようにし、組立部
品が容易に取り外し分解できるようにした。
Description
イクロチューブとの連結構造に関する。
チューブと称することもある)は、可撓、硬質、ないし
は半硬質(semi-rigid)とされうるものであり、約1m
m程度の非常に小さい直径を有し、数気圧の圧力で気体
や液体といった流体を流通させて搬送することができる
ものである。
ューブの端部では、適切なやり方でシーリングを確保す
ることが難しく、チューブの開口面積を狭めるクリンピ
ングを要するか、あるいは、チューブが簡単に交換でき
ないような複雑でコストの高いフィッティングやボンデ
ィングを必要としたりする。
結構造を提供する。
クロチューブとの連結構造において、弾性を有して断面
において隆起部を有し、かつ前記マイクロチューブを囲
むジョイントと、前記マイクロチューブから外側へ向か
うテーパーを形成して前記ジョイントの膨出した外周部
まで延出するように前記マイクロチューブの周りに形成
されたフランジと、凹所を形成するように前記構成物に
結合された当該構成物上のカラー(collar)とを備え、
前記ジョイントが当接する前記凹所の面の間に前記ジョ
イントが保持され、前記フランジは、前記面の一つに支
持されていることを特徴とする。
ンジ(以下、明細書中ターンアップフランジと称するこ
ともある)が、この位置での良好なシーリングを保証
し、そして、上記ジョイントによって、上述の良好なシ
ーリングが完全なものとされる。すなわち、上記ジョイ
ントは、凹所内で上記マイクロチューブの軸線方向に圧
縮され、上記フランジを凹所の上記面に向けて押し付け
る一方で、上記フランジ周りの補助的なシーリングリン
グとなる。
発明のその他の主要点、特色、並びに長所を詳述する。
る。図2及び図3は、図1の変形例を示す図である。そ
して、図4及び図5は、ターンアップフランジ(turned
-upflange)の形成を説明する図である。
イクロチューブ1は、本発明の一実施形態としての連結
構造に保持されたターンアップフランジ2で終端されて
いる。このターンアップフランジ2は、マイクロチュー
ブ1と一体に形成されている。マイクロチューブ1の連
結構造は、さらに、シーリングリング、すなわちジョイ
ント3(明細書中シーリングリングと称する場合もあ
る)を備えている。このジョイント3は、束縛されてい
ない自由な状態で環状となりうるもので、主要構成部8
(以後、単に構成物、ないしは、主要部と称する場合も
ある)とカラー9の各面6,7にそれぞれ支持される互
いに反対の側に配置された二つの膨出部4,5(膨出し
た外周部)を有している。上記主要構成部8は、マイク
ロチューブ1が延長されるようにして形成されたチャン
ネル10を有している。上記ターンアップフランジ2
は、上述の主要構成部8の面6に支持され、ジョイント
3は、このターンアップフランジ2上に配置されてい
る。そして、カラー9は、このジョイント3上に配置さ
れ、これによりジョイント3が圧縮され、ターンアップ
フランジ2を面6上に保ちながらターンアップフランジ
2がしっかり固定されるようになっている。主要構成部
8は、カラー9に対して、表面に設けられたネジ11に
よって接合可能とされている。このネジ11によって、
これら主要構成部8とカラー9がネジ止めで直接接合で
き、面6と面7によって決まる凹所12の高さを調整す
ることで、望み通りにこれらを一体で動かすことができ
るようになっている。なお、これらカラー9と構成物8
は、ここで一例として述べられているような、ネジ11
を利用して得られる直接的な固定の仕方以外にも、他の
いかなる接合手段によっても互いに押し付けられたり一
体で動かされたりできるものである。
ブ1上へと差し込まれており、上記ターンアップフラン
ジ2上に支持されている。ジョイント3の内径は、チュ
ーブ1の外径に略等しく、上記ターンアップフランジ2
は、外側に向かって(マイクロチューブ1から離れる方
に)連続的にテーパーを形成し、膨出部4の直径に対応
した直径のところで途切れている。
フランジ2と上記構成物8の面6との間のシーリングを
確かなものにするために、より好ましい実施形態におい
ては、環状のシーリングリング3の平均径が略ターンア
ップフランジ2の外径に略等しいものとされる。
られると、その結果として、ジョイント3が対向する面
6に向かってターンアップフランジ2を押し付け、こう
して、マイクロチューブ1と主要部8のチャンネル10
内を流体が流通して圧力が加わる際のこれらの脱着や、
これらが離間されやすくなるといったことが阻止され
る。シーリングは主として膨出部4の位置で担われ、実
験によって、流体の圧力が10気圧に達する場合でもシ
ーリングが維持されることが証明された。流体の圧力が
高い場合には、カラー9の面7か、あるいは構成物8の
面6に形成した凹所14,15内にジョイント3を配置
させることは有用である。これにより、ジョイント3の
膨出部4ないし5の周りの領域がこの凹所内に入り込
み、ジョイント3の半径方向の膨張がこれで阻止され
る。このような凹所14,15は、図2及び図3に示さ
れている。これら凹所14,15は、上記凹所12とは
異なり、ジョイント3の外周面を支える。通常、主要構
成部8は、複数の連結に用いられ、多数のチャンネル1
0を有し、同数のマイクロチューブ1に連結されてい
る。そして、凹所12は、接続された複数のマイクロチ
ューブ1のネットワークを包含することができるように
十分に幅広とされている。その場合、主要構成部8にカ
ラー9を取り付けるために、円形に配置した複数のネジ
を用いる。他の変形例においては、ここで示されたもの
と異なり、カラー9が外側のネジを有するとともに、主
要部8が内側のネジを有してもよいし、また、これら二
つのパーツを形成するため、そしてこれらを一体で動か
すため、他の既知の手段を用いるものであってもよい。
図4ないし図5を用いて説明する。端部が幾分か外に出
るようにして、ダイ17のスロット16にマイクロチュ
ーブ1を挿入する。この突き出た端部に円錐型のパンチ
18を差し込み、これを押し広げる。それで、平坦なパ
ンチ19(その反対の面であってもよい)を、マイクロ
チューブ1の端部をダイ17の上面に向けて潰しながら
この面に押し付け、これにより、図1に示されたターン
アップフランジ2が得られる。
料に対して適したものである。しかしながら、マイクロ
チューブ1が可撓性を有しているような場合にはとくに
そうだが、他の方法が用いられてもよい。つまり、一旦
変形させたら、成分に応じて、加熱ないしは他の何らか
の方法で硬化させるようにしてもよい。ガラス製のマイ
クロチューブを用いることも可能である。この場合、前
述の処理は、ガラスを軟化させるために加熱操作を伴う
ものとる。
って形成されるものである。
ョイント3は、環状とされている。ここで、断面形状
は、断面が凹所12の対向する面6,7に圧接する膨出
部を有し、フランジ2を面6に向かって押圧するように
なっているものであれば、円形以外のものであってもか
まわない。同様に、フランジ2は、最大高さ(膨出部
4,5の間)に対応した直径のところで止まるように示
されているが、この条件を厳格に満たす必要は必ずしも
なく、フランジ2は若干広かったり狭かったりしても構
わない。ただ、上記の構成が好ましいものではある。
連結構造の断面図である。
る。
図である。
る。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 構成物(8)へマイクロチューブ(1)
を接続するための連結構造において、 弾性を有して断面において隆起部を有し、かつ前記マイ
クロチューブを囲むジョイント(3)と、 前記マイクロチューブから外側へ向かうテーパーを形成
して前記ジョイントの膨出した外周部(4)まで延出す
るように前記マイクロチューブの周りに形成されたフラ
ンジ(2)と、 凹所(12;14,15)を形成するように前記構成物
に結合された当該構成物上のカラー(9)とを備え、 前記ジョイントが当接する前記凹所の面(6,7)の間
に前記ジョイントが保持され、前記フランジは、前記面
の一つに支持されていることを特徴とする連結構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の連結構造において、前
記カラーと前記構成物は、結合手段によって互いに近づ
くように押し付けられていることを特徴とする連結構
造。 - 【請求項3】 請求項1に記載の連結構造において、前
記フランジ(2)は、前記マイクロチューブ(1)と一
体に形成されていることを特徴とする連結構造。 - 【請求項4】 請求項1に記載の連結構造において、前
記凹所(14,15)は、ジョイント(3)の外周面を
ささえるように設けられていることを特徴とする連結構
造。 - 【請求項5】 請求項1に記載の連結構造において、凹
所(12)は、複数のマイクロチューブ(1)を包含し
ていることを特徴とする連結構造。
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