JP2002038217A - 鋳鉄部品の製造方法 - Google Patents

鋳鉄部品の製造方法

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JP2002038217A JP2000225466A JP2000225466A JP2002038217A JP 2002038217 A JP2002038217 A JP 2002038217A JP 2000225466 A JP2000225466 A JP 2000225466A JP 2000225466 A JP2000225466 A JP 2000225466A JP 2002038217 A JP2002038217 A JP 2002038217A
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Haruki Itofuji
春喜 糸藤
Hidemi Sagawa
秀美 佐川
Kaishu Seichiyu
海舟 清中
Koichi Nakayama
浩一 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳鉄部品の硬度アップ化を図り、
従来の耐摩耗鋳鉄部品よりもさらに耐摩耗性を向上させ
る。 【解決手段】 C:2.0〜3.wt%、Si:
0〜1.0wt%、Mn:0.5〜1.5wt%、N
i:0〜1.5wt%、Cr:18.0〜23.0wt
%、Mo:1.0〜3.0wt%、残部がFeおよび不
可避的不純物からなる鋳鉄素材を溶解する。溶解した溶
湯を出湯し、出湯時にTiの取鍋添加によるフリーNの
固定を行った溶湯にて鋳鉄部品を鋳造する。冷却された
鋳造部品を鋳型から取出したのち、鋳鉄部品を加熱して
1030〜1070℃まで昇温させ、この温度に鋳鉄部
品の肉厚1インチ当り1時間以上保持したのち、空冷に
よる焼ならし処理を施し、その後、490〜510℃ま
で昇温させ、この温度に該鋳鉄部品の肉厚1インチ当り
1時間以上保持したのち、炉冷による焼もどし処理を施
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐摩耗性に優れた
鋳鉄部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばセメントキルンの内張ラ
イナ、破砕機のテーブルライナおよびローラータイヤの
ように激しい摩耗条件に曝される箇所には、Crを10
wt%以上含むいわゆる高Cr鋳鉄をはじめとする、各
種合金元素を添加した耐摩耗鋳鉄を素材として製作した
鋳鉄部品が用いられてきた。たとえば、特開平2−16
6226号公報には、C:2.0〜4.0wt%、S
i:1.0〜2.0wt%、Cr:10〜15wt%お
よび残部がFeからなる鋳鉄素材に対し1000〜11
00℃、0.5〜2.0時間の加熱条件の下で加熱処理
を施し、次いで、900〜960℃、0.5〜2.0時
間の加熱条件の下で加熱処理を施したのち焼入れ処理を
施し、その後、焼もどし処理を施す耐摩耗性鋳鉄部品の
製造方法が開示されている。しかしながら、従来の製造
方法により得られる耐摩耗性鋳鉄部品の硬度はHs80
がせいぜいであり、機械装置がより長時間の連続稼動に
耐えることができる耐摩耗性に優れた鋳鉄部品を求める
使用者側の要求に十分応えることができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、従
来の耐摩耗鋳鉄部品よりもさらに耐摩耗性を向上させ、
機械装置がより長時間の連続稼動に耐えることができる
ようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、C:2.0〜3.5wt%、Si:
0〜1.0wt%、Mn:0.5〜1.5wt%、N
i:0〜1.5wt%、Cr:18.0〜23.0wt
%、Mo:1.0〜3.0wt%、残部がFeおよび不
可避的不純物からなる鋳鉄素材を溶解し、Tiの添加に
よるフリーNの固定を行った溶湯にて鋳鉄部品を鋳造し
たのち、該鋳鉄部品を加熱して1030〜1070℃ま
で昇温させ、この温度に該鋳鉄部品の肉厚1インチ当り
少なくとも1時間保持したのち、空冷による焼ならし処
理を施し、その後、該鋳鉄部品を加熱して490〜51
0℃まで昇温させ、この温度に該鋳鉄部品の肉厚1イン
チ当り少なくとも1時間保持したのち、炉冷による焼も
どし処理を施すようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明者は、従来の耐摩耗鋳鉄部
品よりもさらに耐摩耗性を向上させるため、各種金属組
成の鋳鉄素材で鋳造した鋳鉄部品それぞれに各種熱処理
条件を組み合わせた製造方法を試行し、得られた鋳鉄部
品の硬度測定結果から次の知見を得て本発明を完成させ
た。
【0006】従来の耐摩耗性鋳鉄素材の金属組成におけ
るCr含有量は、一般的に15wt%を上限とされてき
た。これは、Cr含有量が15wt%を越えるとCr含
有量の増加に比例した耐摩耗性向上効果が得られないと
する考え方によるものである。しかしながら、本発明者
は、Cr含有量が15wt%を越える金属組成の鋳鉄部
品に対して、適正な温度条件の焼ならし処理と焼もどし
処理を組合わせることによって、Cr含有量が15wt
%を越えてもなお十分な耐摩耗性向上効果が得られ、耐
摩耗性に密接に関係する硬度については、特に焼もどし
処理の温度条件の影響が大きいことを確認した。
【0007】本発明の鋳鉄部品の素材は、C:2.0〜
3.5wt%、Si:0〜1.0wt%、Mn:0.5
〜1.5wt%、Ni:0〜1.5wt%、Cr:1
8.0〜23.0wt%、Mo:1.0〜3.0wt
%、残部がFeおよび不可避的不純物からなる金属組成
とするのが好適である。
【0008】以下に、金属組成を上記の通りに限定した
理由を説明する。 (a)C Cは、Fe、Cr、Moと結合して高硬度の炭化物を生
成するが、Cが2.0wt%未満では炭化物が不足して
耐摩耗性が低下し、Cが3.5wt%を越えると炭化物
が粗大化して靭性が低下するので、C:2.0〜3.5
wt%とした。 (b)Si Siが1.0wt%を越えると炭化物が粗大化して靭性
が低下するので、Si:0〜1.0wt%とした。
【0009】(c)Mn Mnは、基地組織のオーステナイトの安定性に影響を与
え、0.5〜1.5wt%Mnで最も安定したオーステ
ナイトが得られるので、Mn:0.5〜1.5wt%と
した。 (d)Ni Niは、基地組織のオーステナイトを安定にする元素で
あるが、Niが1.5wt%を越えると残留オーステナ
イトが増加して組織が不安定になり、耐摩耗性が低下す
るので、Ni:0〜1.5wt%とした。
【0010】(e)Cr Crは、基地中に固溶して基地を強化し、また、Cと結
合して高硬度の炭化物を生成する。Crが18.0未満
では炭化物が不足して耐摩耗性が低下し、Crが23.
0wt%を越えるとCr含有量の増加に応じた耐摩耗性
の向上効果が得られないので、Cr:18.0〜23.
0wt%とした。 (f)Mo Moは、基地中に固溶して高温軟化抵抗を改善するが、
Moが1.0wt%未満では効果が少なく、Moが3.
0wt%を越えると靭性が低下するので、Mo:1.0
〜3.0wt%とした。
【0011】以下図面に基づいて本発明の実施例の詳細
について説明する。図1〜図3は本発明の実施例に係
り、図1は鋳鉄部品の硬度と焼もどし温度条件との相関
性を示す詳細図、図2は鋳鉄部品の耐摩耗性評価に用い
た摩耗測定機の外観図、図3は図2の摩耗測定機のポッ
ト内部を示す詳細図である。
【0012】図1は、後述する実施例に示す金属組成の
鋳鉄部品を焼ならし処理したものに対し、焼もどし温度
条件を種々に変化させた焼もどし処理を行い、得られた
それぞれの鋳鉄部品の硬度と焼もどし温度条件との相関
性を示したものである。図1に示すように、従来一般的
に行われてきた焼もどし温度350℃で焼もどし処理を
行った鋳鉄部品の硬度よりも、焼もどし温度500℃で
焼もどし処理を行った鋳鉄部品の硬度の方が高くなり、
従来の耐摩耗鋳鉄では到達できなかったHs85を越え
る高硬度に達することを確認した。
【0013】
【実施例】塩基性2Ton高周波誘導炉を用いて、鋳鉄
素材(溶解重量:2442kg)を溶解し、最終の金属
組成を、C:2.74wt%、Si:0.54wt%、
Mn:0.88wt%、P:0.032wt%、S:
0.023wt%、Cr:20.53wt%、Mo:
2.72wt%、Ni:1.02wt%、および残部を
Feに調整した。
【0014】溶湯温度が1472℃の時点で出湯し、出
湯時に1.4kgのFe−Tiを取鍋添加したのち、取
鍋を鋳型の上に移動して溶湯を鋳型内に鋳込み(鋳込み
時の溶湯温度:1411℃、鋳込重量:2300k
g)、鋳鉄部品を鋳造した。鋳鉄部品である肉厚約5イ
ンチのローラタイヤ(鋳放し重量:1900kg)を鋳
型内で200〜300℃まで冷却したのち、鋳型をばら
して鋳鉄部品を取出した。
【0015】次に、取出した鋳鉄部品を炉中で加熱し
て、1030〜1070℃の焼ならし温度まで昇温(昇
温速度:50〜100℃/h)させ、この温度に8時間
保持後、炉から取出してファンによる強制空冷で焼なら
し処理を施した。なお、焼ならし温度での保持時間は、
鋳鉄部品の肉厚1インチ当り少なくとも1時間とし、経
済性の観点から見て鋳鉄部品の肉厚1インチ当り1.0
〜1.8時間とするのが望ましい。なお、焼ならし処理
における降温速度は鋳鉄部品のサイズ等に関係なく、鋳
鉄部品の温度が上記の焼ならし温度から500℃まで降
温するのに要する時間が20分程度となる降温速度とな
るように、ファンによる強制空冷の程度を調節し、50
0℃まで降温したのちも引続きファンによる強制空冷に
より鋳鉄部品が常温になるまで焼ならし処理を続行し
た。
【0016】次に、鋳鉄部品を炉中で再度加熱して49
0〜510℃の焼もどし温度まで昇温(昇温速度:50
〜100℃/h)させ、この温度に8時間保持後、25
℃/hの降温速度で300℃まで炉中冷却する焼もどし
処理を施した。なお、焼もどし温度での保持時間は、鋳
鉄部品の肉厚1インチ当り少なくとも1時間とし、経済
性の観点から見て鋳鉄部品の肉厚1インチ当り1.0〜
1.8時間とするのが望ましい。鋳鉄部品を300℃ま
で炉中冷却したのちは、鋳鉄部品を炉外に取出して自然
放冷した。
【0017】このようにして得られた鋳鉄部品であるロ
ーラタイヤの一部から、各種の機械的性質測定用試験片
を作成し、以下のように各種の機械的性質を測定した。 (A)引張強さ JIS Z 2201−98に規定される8号B試験片
を作成し、これをJIS Z 2241−98に規定さ
れる試験方法により、引張強さおよびヤング率を測定し
た。 (B)衝撃吸収エネルギ JIS Z 2202−98に規定される試験片はノッ
チ付きであるが、試験材料が高硬度でノッチ部の機械加
工が困難であるため、JIS Z 2202−98に規
定される試験片サイズでノッチのない試験片を作成し、
これをJISZ 2242−98に規定される試験方法
により、衝撃吸収エネルギを測定した。 (C)硬度 JIS Z 2246−92に規定される試験方法によ
り、ショアー硬度を測定した。
【0018】(D)摩耗性 図2および図3に示す摩耗測定機100(CEIE O
UESI社製のABRASIMETRE−TYPE:4
61B)を用いて、次に説明する要領および手順に従っ
て摩耗性を測定した。 (イ)測定試料を所定の試験片サイズ(50mm×25
mm×5mm、中央にM8めねじ通し)に加工して試験
片30を作成する。 (ロ)図3に示すように、回転軸12先端のおねじ部
に、試験片30中央のM8めねじ部を螺合させ、さらに
固定ナット13で試験片30の緩み止めを施す。 (ハ)ポット40をフレーム50にねじ固定し、ポット
40とフレーム50で囲まれた空間内に試験片30を保
持した状態にする。
【0019】(ニ)一方、所定の摩耗用砂利80をふる
いにより4750〜6740μmのサイズに選別し、規
定量の500gを計量しておく。この摩耗用砂利80の
組成を蛍光X線分析により分析した結果を表1に示す。
なお、表1中のTFeは全酸化鉄の量(各種の酸化鉄の
総量)を示すものである。
【表1】 (ホ)500gに計量しておいた上記摩耗用砂利80
を、フレーム50に備えられた砂利投入口60を介して
ポット40内に投入したのち、押えゴム70で砂利投入
口60を閉塞する。このときのポット40内の試験片3
0は、図3に示すように摩耗用砂利80に埋もれた状態
となっている。 (ヘ)次に、タイマースイッチ22を回転時間15分側
に切換えてスタートスイッチ24を押すと、回転軸12
および試験片30がポット40内で一体的に回転する。
動力0.75kWの電動モータ11の駆動により回転軸
12は毎分4500回転するように構成されており、試
験片30はポット40内の摩耗用砂利80と接触しなが
ら回転し続ける間に少しずつ摩耗し、やがて回転開始か
ら15分経過後に、回転軸12および試験片30の回転
は自動的に停止される。
【0020】(ト)最後に、次式により摩耗性を求め
る。 試験片の減量U=試験前の試験片重量−試験後の試験片
重量 (g) 摩耗性=試験片の減量U/試験前の試験片重量×100
(%) なお、各試験片重量は1/100gまで計測し、摩耗性
は2回以上の測定を実施してその平均値を測定結果とす
る。
【0021】従来技術の比較例として、出願人会社の社
内規定の耐摩耗鋳鉄であるFCW6についても、上記方
法により各種の機械的性質を測定した。なお、FCW6
は、C:2.6〜2.9wt%、Si:0.4〜0.9
wt%、Mn:0.6〜0.9wt%、Ni:0.5〜
1.2wt%、Cr:18.0〜21.0wt%、M
o:1.4〜2.0wt%、残部がFeおよび不可避的
不純物からなる金属組成であり、1050℃からの焼な
らし処理ののち、350℃からの焼もどし処理を行った
ものである。このようにして求めたFCW6および本実
施例における鋳鉄部品の各種機械的性質の測定結果を表
2に示す。
【表2】
【0022】表2から明らかなように、本実施例によっ
て得られた鋳鉄部品の摩耗性は、従来の耐摩耗鋳鉄であ
るFCW6の摩耗性の23%減であり、また、摩耗性と
密接に関係する硬度においても、従来の耐摩耗鋳鉄が到
達できなかったHs85の高硬度に達している。さら
に、引張強度、ヤング率および衝撃吸収エネルギのいず
れもが従来の耐摩耗鋳鉄よりも優れており、これらの機
械的性質全般の数値比較から、本実施例によって得られ
る鋳鉄部品は従来の耐摩耗鋳鉄より格段に優れた耐摩耗
性を有するものであることが分かる。
【0023】本実施例では、比較的に高い焼ならし温度
(1030〜1070℃)まで鋳鉄部品を加熱して保持
し、オーステナイト中に取り込むことができる炭素の飽
和量を引き上げる、いわゆる不安定化処理を施したのち
前述の焼ならし処理および焼もどし処理を施すことと、
焼もどし温度の最適化(490〜510℃)により鋳鉄
部品の硬度アップおよび耐摩耗性改善を達成した。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、下
記のような優れた効果が得られる。 (1)従来の耐摩耗鋳鉄が到達できなかったHs85の
高硬度を実現し、従来の耐摩耗鋳鉄よりも摩耗量が20
%以上少ない耐摩耗性に優れた鋳鉄部品が得られる。 (2)さらに、引張強度、ヤング率および衝撃吸収エネ
ルギのいずれもが従来の耐摩耗鋳鉄よりも優れ、これら
機械的性質全般の改善によって、たとえばセメントキル
ンの内張ライナ、破砕機のテーブルライナまたはローラ
ータイヤの摩耗や衝撃の激しい条件に曝される箇所に本
発明の鋳鉄部品を用いると、機械装置がより長時間の連
続稼動に耐えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によって得た鋳鉄部品の硬度と
焼もどし温度条件との相関性を示す詳細図である。
【図2】本発明の実施例によって得た鋳鉄部品の耐摩耗
性評価に用いた摩耗測定機の外観図である。
【図3】図2の摩耗測定機のポット内部を示す詳細図で
ある。
【符号の説明】
11 電動モータ 12 回転軸 13 固定ナット 22 タイマースイッチ 24 スタートスイッチ 26 ストップスイッチ 30 試験片 40 ポット 50 フレーム 60 砂利投入口 70 押えゴム 80 摩耗用砂利 100 摩耗測定機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清中 海舟 山口県宇部市大字小串字沖の山1978番地の 19 株式会社宇部スチール内 (72)発明者 中山 浩一 山口県宇部市大字小串字沖の山1978番地の 19 株式会社宇部スチール内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:2.0〜3.5wt%、Si:0
    〜1.0wt%、Mn:0.5〜1.5wt%、Ni:
    0〜1.5wt%、Cr:18.0〜23.0wt%、
    Mo:1.0〜3.0wt%、残部がFeおよび不可避
    的不純物からなる鋳鉄素材を溶解し、Tiの添加による
    フリーNの固定を行った溶湯にて鋳鉄部品を鋳造したの
    ち、該鋳鉄部品を加熱して1030〜1070℃まで昇
    温させ、この温度に該鋳鉄部品の肉厚1インチ当り少な
    くとも1時間保持したのち、空冷による焼ならし処理を
    施し、その後、該鋳鉄部品を加熱して490〜510℃
    まで昇温させ、この温度に該鋳鉄部品の肉厚1インチ当
    り少なくとも1時間保持したのち、炉冷による焼もどし
    処理を施すことを特徴とする鋳鉄部品の製造方法。
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