JP2002038161A - 使用済み活性炭の処理方法 - Google Patents
使用済み活性炭の処理方法Info
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Abstract
分含有量0.1重量%以上であって、活性炭処理工程前
に少なくとも塩素処理工程及び/又はオゾン処理工程を
有する浄水処理工程に使用した使用済み活性炭を、コー
クス原料石炭と共にコークス炉に装入することを特徴と
する使用済み活性炭の処理方法に関する。
Description
ゾン処理工程および活性炭処理等の多くの処理を行う浄
水処理工程、いわゆる高度浄水処理工程で使用された後
の使用済み活性炭の処理方法に存する。
る使用済み活性炭において、特定の揮発分含有量及び水
分含有量である該使用済み活性炭を、コークス製造原料
の石炭とともに用いて処理する、使用済み活性炭の処理
方法に存する。
理が行われており、例えば上水道等での浄水処理工程
は、原水(被処理水)に対する浄水処理工程として凝集
沈殿処理工程や砂濾過処理工程、塩素等により殺菌・消
毒処理する工程(消毒処理工程)、更には有機物等や悪
臭物質を除去する脱臭吸着処理目的の活性炭処理工程等
を含む浄水処理工程の組み合わせからなっており、この
活性炭処理工程には微粉状のものから粒状のものまで多
種多様な活性炭が使用されている。
程から排出される廃棄物、例えば浄水処理工程に使用し
吸着性能が低下した活性炭(使用済み活性炭)などは、
特開平11−188259号公報に記されているように
高温加熱再生処理(再賦活処理)等によって被吸着物を
除去し、再び使用することがしばしば行われていた。
処理には手間とコストがかかり、且つこの様な再生処理
と浄水場等での長期に渡る浄水処理工程での使用を繰り
返すと、たとえ再生処理時に最適条件を設定して活性化
ガスの注入量、雰囲気および温度を維持管理しても活性
炭の吸着性能の低下は避けられず、新品活性炭には及ば
ないという問題があり、またこの様な吸着性能低下を抑
制すべく再生条件を過酷にすると、活性炭の硬度と歩留
まりの低下が著しくなってしまうという問題もあった。
能の向上(回復)が見込めない場合には、産業廃棄物と
して処理されることが一般的に行われていた。処理方法
として例えば焼却処分、埋め立て処分等に処される以外
に、活性炭はその殆どが炭素であるので、乾燥した後、
燃料として利用されることもあった。
は、水源の水質悪化や都市部埋設配管の老朽化等に伴
い、上水道のカビ臭(異臭味)等の問題が深刻になって
いる。これらをより完全に除去するために、従来行われ
てきた浄水処理工程より浄水能力に優れた高度浄水処理
技術が実際に導入されつつある。これは例えば、従来行
われてきた浄水処理工程に加えて、被処理水をオゾン酸
化するオゾン処理工程や消毒処理工程以上の高濃度で塩
素処理する塩素処理工程(前塩素処理工程)等を設ける
ことを特徴とする(厚生省監修 水道施設設計指針・解
説1990等)。
素処理等の塩素処理等を設けずにオゾン処理工程を設け
た場合には、被処理水中の溶存酸素が増加し、これがオ
ゾン処理工程の後に設けられた活性炭処理工程で使用す
る活性炭中において好気性微生物の増殖を促し、この微
生物によって臭気やアンモニア性窒素の分解が促進され
ると言う効果(生物活性炭(Biological Activated Car
bon)効果)を利用し浄水を行うのである。また消毒処
理工程以上の高濃度での塩素処理工程においては、塩素
の強力な酸化力によって被処理水中の有機物等を分解
し、分解後に残留する塩素は後に設けた工程、例えば凝
集沈殿池や活性炭処理工程にて除去する等の方法が取ら
れている。この高度浄水処理工程に使用された後の活性
炭、即ち使用済み活性炭についても再生や廃棄処分の方
法が検討され始めている。
理工程から排出される使用済み活性炭においては、その
再生及び廃棄処理において従来の浄水処理工程から排出
される使用済み活性炭が抱える問題以上に更に問題が複
雑になっており、また新たな問題も生じている。
処理水は例えばオゾンや強烈な高濃度の塩素処理によっ
て強力な酸化を受けているので、このような被処理水と
接触する活性炭は再生処理前の段階で既に硬度が著しく
低下しているので再生処理時に崩壊等が生じ易く、また
活性炭粒子の損耗が激しく、歩留まりが低下するという
問題がある。場合によっては再生処理前の使用済み活性
炭自体の硬度が浄水場で再使用するのに必要な最低限の
硬度を下回っている場合もあり、再生に向かないという
問題すら生じている。
中の有機物がオゾン等によって分解され酸を生成するた
めにpHが酸性側に傾く傾向がある。このため、塩基性
側ではコロイド状態で存在しているカルシウムやマグネ
シウムなどの金属イオンが、高度浄水処理後は被処理水
中に析出し、これが活性炭により蓄積されやすくなる。
このような理由から、高度浄水処理工程から排出される
使用済み活性炭は、カルシウム等のアルカリ金属酸化物
や酸化鉄などの灰分が増加し、これらの触媒作用により
活性炭基質の燃焼が助長され、硬度の減少とともに細孔
分布が大きい方に片寄り、低分子汚染物質の除去能力の
回復が望めない。この高度浄水処理で使用した活性炭の
灰分の増加による細孔分布への影響は、使用済み活性炭
を塩酸などの無機酸で洗浄処理して金属酸化物を除去し
てから再生することで改善は可能であるが、コスト面で
問題が残る。
ても、従来にない問題が生じている。この使用済み活性
炭は、微生物が繁殖した生物活性炭であるが故に臭気の
強いものが多く、通常の埋め立てでは埋め立て後に臭気
の問題が残るので、埋め立て処分は実質的に困難であ
る。またセメント等で固化して地中に埋める方法などが
提案されているが、技術的には未だ確立していない。
る使用済み活性炭においては、ハロゲン、特に塩素含有
量が新品の活性炭に比べて10〜20倍の高含有量とな
っているという問題がある。使用済み活性炭が高濃度の
塩素を含有するために、活性炭の焼却時や高温再生処理
時にダイオキシン等の発生原因となる恐れがあり、問題
となっている。このような使用済み活性炭における高濃
度の塩素含有の原因は、被処理水の水源である河川に土
壌等を経由して流入する溶剤や農薬など、塩素を含有す
る物質が増加したことも原因と考えられているが、高度
浄水処理工程として高濃度の塩素処理工程を設けた場合
には更に問題が深刻となる。つまり、高度浄水処理工程
において活性炭処理工程の前に鉄やマンガン、及びアン
モニア性窒素除去の目的等で高濃度での塩素処理工程を
設けた際には、この塩素濃度は季節や原水によって適宜
変更するものの、一般的に被処理水中におけるアンモニ
ア性窒素濃度の10倍以上の高濃度塩素処理を行うの
で、この様な工程を設けた高度浄水処理から排出される
使用済み活性炭における塩素含有量は更に増加し、問題
がより深刻となるのである。
は、800℃以上の高温で熱分解処理する方法と、活性
コークス等で吸着除去する方法が知られている。しかし
ながら活性炭の再生処理は、昇温速度があまり大きいと
活性化(再賦活)段階に悪影響するため、再生炉で80
0℃以上までの急速な昇温ができない(「活性炭水処理
技術と管理」 北川睦夫編著 日刊工業新聞社 116
頁)。従って、前者の高温処理でダイオキシンを分解す
る場合は、新たに排ガスを加熱する必要があり実際には
困難であった。
は、ダイオキシン等を吸着した活性コークスが、特別な
危険廃棄物として分類されるため廃棄が困難で且つ費用
がかさむという問題があった。
としてコークス製造原料炭素(の一部)としてコークス
炉に装入することもしばしば行われてはいる。しかしこ
のような廃棄物は炭素源ではあるものの、通常のコーク
ス製造原料に用いる炭素とは異なり様々な元素を含有し
ているので、高温のコークス炉に装入する際にもこれら
からの不純物除去や粉砕等の前処理に労力を必要とす
る。更には、コークス原料の炉壁への付着や製造時のコ
ークス原料容積の収縮率低下等を主原因とするコークス
排出時の窯詰まりトラブル等が生じやすく、コークス炉
の安定操業上問題が生ずることがあり、更には出来上が
ったコークス製品の品質維持向上面でも不純物の混入に
より問題が生ずることがあり、必ずしも現実的に好まし
い処理方法ではない。よってこのような現状から、塩素
等の不純物の多い高度浄水処理工程から排出される使用
済み活性炭も同様にコークス炉及びコークス製造の安定
操業に悪影響を及ぼすことは容易に考えられ、処理方法
の検討は十分になされていなかった。
れる使用済み活性炭の処理は、従来の焼却処分や埋め立
て処分では安全上、衛生上等の問題があり、安全且つ他
場面において有用な処理方法を見いだすことは困難であ
り、また再生しても硬度や吸着性能が低く高度浄水施設
で再利用が困難である事や、その臭気問題の処理や再生
時の廃ガスを無公害化するための処理等も必要であり、
未だ有効な処理方法は検討されておらず、産業廃棄物の
処理上、大きな問題となりつつある。
み、高度浄水処理工程から排出される使用済み活性炭を
コークス炉で処理するにあたり、コークス製品の強度を
維持しつつ塊性の高いコークスを製造でき、且つダイオ
キンの発生を抑制する等、周辺環境への負荷を伴わずに
使用済み活性炭を処理する方法を提供するものである。
性炭の処理方法について鋭意検討した結果、特定の浄水
処理工程条件下に供じた後の使用済み活性炭の中でも、
意外にも特定の物性を示す使用済み活性炭をコークス原
料石炭と共にコークス製造に用いることで、強度に優れ
且つ大粒径のコークスを容易に製造出来ることを見出し
た。更にはコークス炉に使用済み活性炭を装入すること
によって、優れた品質のコークスを安定して製造できる
ばかりでなく、従来の焼却方法とは異なりダイオキシン
等の発生の心配もなく、且つ処理も容易であり環境に対
する負荷を伴わない、使用済み活性炭の処理方法を見出
し、本発明を完成させた。本発明によれば、ロータリー
キルン熱分解法、シャフト炉乾留法のように特別な処理
設備を必要とせず使用済み活性炭を処理できるのであ
る。
〜30重量%且つ水分含有量0.1重量%以上であっ
て、活性炭処理工程前に少なくとも塩素処理工程及び/
又はオゾン処理工程を有する浄水処理工程に使用した使
用済み活性炭を、コークス原料石炭と共にコークス炉に
装入することを特徴とする使用済み活性炭の処理方法に
存する。
る。塩素処理工程の説明 浄水処理工程における塩素処理工程は、通常消毒の目的
で濾過後に行われる後塩素処理工程があるが、塩素処理
は殺菌、殺藻作用とともに強力な酸化力を持っているこ
とから、鉄、マンガンの処理(鉄、マンガンを不溶解性
の酸化物として除去)やアンモニア性窒素等の酸化分解
の目的で、凝集沈殿工程以前の処理工程に設ける場合
や、凝集沈殿工程と砂濾過等の濾過工程間に設ける場合
がある。前者を前塩素処理工程、後者を中間塩素処理工
程という。本発明に於ける塩素処理工程とは、活性炭処
理工程前に設ける、このような前塩素処理工程及び/又
は中間塩素処理工程を示す。
剤としては、液化塩素や次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩
素酸カルシウム等、任意の塩素剤を用いればよく、その
使用量は例えば次亜塩素酸ナトリウムを用いる際には、
通常、有効塩素濃度が被処理水に対して5〜15重量%
となる範囲で用いる。ここで有効塩素濃度とは、次亜塩
素酸イオンの持つ酸化力を当量の塩素の量に換算して求
めた濃度を意味する。また計量などの関係から希釈する
場合は有効塩素濃度を10重量%以下、中でも7重量%
以下にすると分解が少ないので好ましい。塩素剤として
は安全性、取扱い性の観点から次亜塩素酸ナトリウム等
の次亜塩素酸塩類が好ましい。
は、被処理水中のアンモニア性窒素濃度の5〜20倍、
好ましくは8〜15倍とすればよく、この濃度範囲内で
も塩素処理工程後の濾過水の遊離残留塩素が0.2〜
0.7mg/リットルの範囲となるように調整するのが
更に好ましい。
般的に被処理水の遊離残留塩素が0.2〜0.7mg/
リットル程度になるようにすればよい。
は、塩素剤が被処理水中においてよく混合される場所で
あれば任意であるが、例えば浄水処理工程前に原水を湛
える着水井や、凝集剤の攪拌等を行う混和池などが好ま
しい。塩素処理工程での処理温度は任意であり、原水温
度の季節変動範囲、具体的には3〜35℃の範囲内であ
ればよいが、被処理水の温度上昇にともない有効塩素濃
度が低下する傾向があるので、15〜25℃の範囲内で
行うのが特に好ましい。オゾン処理工程の説明 本発明に於けるオゾン処理工程とは、例えばジオスミン
や2−メチルイソボルネオール等による臭気やトリハロ
メタン前駆物質およびフミン質等による色度の除去や有
機物質の分解活性を増大させ、後段の活性炭処理(生物
活性炭)の処理能を向上させるものである。且つ塩素処
理工程に先立って設け、塩素の消費量を減少させる目的
で使用してもよい。オゾンの発生には従来公知の方法、
例えば光学的方法、電解法、放電法等の任意の方法を用
いればよいが、工業的には無声放電法によるオゾン発生
機を用いるのが好ましい。被処理水へのオゾン注入率は
原水の水質により適宜選択すればよいが、通常0.1〜
10mg/リットル、中でも0.1〜4mg/リットル
の範囲とするのが好ましい。オゾン注入率が低すぎると
活性炭に微生物が棲息するという所望の効果が低下する
場合があり、高すぎると排オゾン処理設備の負荷増加と
同時に不経済になることがある。
ゾン吸収効率の高い向流式が好ましい。接触段数・接触
時間は任意だが、吸収効率を高くして短絡流を抑える為
に接触段数は2〜3段、接触時間は1段あたり10〜2
0分程度が好ましい。オゾン接触槽におけるオゾンの注
入は、ディフューザー式、インジェクタ式、機械攪拌式
等任意の方法を使用すればよいが、中でもディフューザ
ー式が好ましい。オゾン処理工程における処理温度は任
意であり、原水温度の季節変動範囲、具体的には3〜3
5℃の範囲内であればよいが、被処理水の温度上昇に伴
い被処理水へのオゾンの溶解量が増加するもののオゾン
の分解が著しく速くなり、効果が低下する場合があるの
で、15〜25℃の範囲内で行うのが好ましい。
接触する部分、及び接触する恐れのある部分は、十分な
耐食性と強度のある材質が必要とされる。それらの材質
としては、例えばステンレス鋼、FRP、コンクリート
等を用いればよい。活性炭及び活性炭処理工程の説明 本発明において、先述してきた塩素及び/又はオゾン処
理工程に続く活性炭処理工程に使用する活性炭としては
任意のものを使用できるが、中でも比表面積が400〜
600m2/ml、JIS硬さが90以上の石炭系活性
炭が好ましい。石炭系活性炭はヤシ殻及び木質活性炭に
比べて直径30〜300Åの細孔量が多いために、有機
ハロゲン化合物前駆物質の除去性能に優れる。活性炭の
粒径分布は使用される活性炭吸着設備が固定層式か流動
層式かで適宜選択すればよく、例えば固定層では粒径
0.4〜2.4mmで均等係数1.5〜2.1程度のも
のを、流動層では粒径0.3〜0.9mmで均等係数
1.5〜2.1程度のものを用いればよい。また、活性
炭からの流出水のpHが通水開始段階において上昇する
ことを防ぐために、通水前に活性炭の約400〜500
体積倍量の水で予め洗浄したり、塩酸や硫酸等の無機酸
で中和したり、二酸化炭素や空気等の酸化性ガスで酸化
処理したPH調整活性炭を用いる等の処理を行ってもよ
い。
あるが、一般的な活性炭の製造工程における賦活工程に
おいては、水蒸気や二酸化炭素等の高温ガスによるガス
賦活工程によって賦活された活性炭がより好ましい。こ
れは、900〜1000℃程度の高温下での賦活工程を
経て製造された活性炭を用いて、本発明における使用済
み活性炭とすることにより、コークス炉における処理の
際に原料石炭と異なり軟化溶融しない不活性物質とし
て、コークス生成時の亀裂を抑えて塊を大きくするとい
う効果を奏するからである。
水と活性炭とを接触させる工程を示し、具体的な活性炭
処理工程としては例えば、吸着池に先述のような活性炭
を充填し、これに処理対象水を流通させるものであり、
固定層式と流動層式に大別され任意の方法を使用でき
る。
活性炭粒子の漏出が少ないという長所と浮遊懸濁物質の
堆積による損失水頭を取り除くために定期的な洗浄が必
要となる短所がある。運転条件は例えば、被処理水との
接触時間が6〜10分、空塔速度が5〜10hr-1、線
速度が10〜20m/hr、活性炭層厚さが1.5〜3
mである。
速で通水するため、損失水頭が少なく頻繁な洗浄を必要
としない長所がある反面、流動幅が狭く、活性炭粒子が
漏出しやすいという短所がある。運転条件は例えば、接
触時間が4〜6分、空塔速度が10〜15hr-1、線速
度が10〜15m/hr、活性炭層厚さが1〜1.5m
である。使用済み活性炭の説明 本発明の処理方法の対象である使用済み活性炭は、上述
したとおりの少なくとも塩素処理行程及び/又はオゾン
処理工程を有する浄水処理工程より排出された使用済み
活性炭であって、揮発分含有量10〜30重量%、且つ
水分含有量0.1重量%以上の使用済み活性炭である。
この条件を満たす限りにおいては、任意の方法にてこの
ような活性炭を調整し、用いることが出来る。
例えば被処理水の水質が水素イオン濃度(pH)6.5
〜8.5、生物学的酸素要求量(BOD)3mg/リッ
トル以下,浮遊物質量(SS)3mg/リットル以下、
溶存酸素量(DO)5mg/リットル以上、大腸菌群数
5000MPN/100ml以下の条件下で上述の塩素
処理行程及び/又はオゾン処理工程を含む浄水処理工程
を経た後の活性炭処理にて使用された活性炭を、放置し
適宜水切りを行い、必要に応じて更に遠心分離機やスク
リュー脱水機等で脱水等の処理をして得ることが出来
る。
分含有量10〜30重量%、好ましくは10〜20重量
%、さらに好ましくは15〜20重量%である。揮発分
含有量が少ないと、コークス炉内におけるガスの発生量
の低下に伴い熱量が減少したり、また使用済み活性炭の
粉砕が困難な場合がある。更にはこのような揮発分含有
量の低い使用済み活性炭は再生処理で初期の性能が回復
する場合が多いため、再生処理し、浄水場で再利用する
方が経済的である。また使用済み活性炭においては揮発
分含有量が多すぎても、コークス炉で原料石炭が軟化溶
融する際に、使用済み活性炭からもガスが多量に発生し
て気孔が増加し、コークス生成時の亀裂の発生を十分に
抑えられない場合がある。
%以上であり、5重量%以上が好ましい。実際は0.1
〜30重量%の範囲で、含有水分量が多すぎると、後述
するコークス原料石炭との混合において、使用済み活性
炭に塊(ダマ)が生じてしまい、後述する成型炭形成の
際に使用済み活性炭の偏在を抑制すべくこのダマの粉砕
を行って粒度調整などを行う必要が生ずることがある。
コークス炉に装入する原料石炭は一般的には平均粒子径
を3mm以下するために粉砕機に供されるが、この粉砕
を原料石炭単独ではなく、未乾燥の使用済み活性炭と配
合して配合炭としてから粉砕する事で、高水分の使用済
み活性炭でも高い分散性が得られ、良質のコークスを製
造することが可能となる。含有水分量が0.1重量%未
満では、搬送中やコークス炉装入時に発塵して環境面で
好ましくない。
〜2mm、好ましくは0.15〜0.5mmである。こ
の範囲とすることで、処理方法であるコークス炉への装
入後、コークスの製造において、コークス塊が大きくで
きる効果があるので好ましい。コークス炉での処理方法(コークスの製造方法)の説明 本発明の使用済み活性炭の処理方法においては、先述し
た特定の使用済み活性炭、具体的には揮発分含有量10
〜30重量%、且つ水分含有量0.1重量%以上であっ
て、活性炭処理工程前に少なくとも塩素処理行程及びオ
ゾン処理工程を有する浄水処理工程に使用した使用済み
活性炭を、コークス原料石炭と共にコークス炉に装入す
ることを特徴とする。
はコークスの原料石炭に対して任意の割合で使用でき
る。一般的には使用済み活性炭を大量に装入するとコー
クス強度が低下すると言う場合があり、少量の添加によ
ってコークスの製造方法においてコークス生成時の亀裂
を抑える等の効果があるので、コークスの製造上好まし
い。このような理由により本発明においては、使用済み
活性炭の使用量は、コークスの原料石炭100重量部に
対し10重量部以下、中でも5重量部以下であることが
好ましい。このような効果の発現には、製造上検討にも
よるが通常はコークスの原料石炭100重量部に対し1
重量部以上用いればよい。
性炭をコークス原料石炭と同時、又はこれと混合し配合
してコークス炉に装入してもよい。
石炭とともにコークス炉に装入する場合がある。粉砕機
は、粉砕後の平均粒子径が0.1〜1.5mm程度で、好
ましくは0.15〜0.5mm程度にできれば、形式や
構造は特定されない。含有水分量が30重量%以上等の
多い使用済み活性炭は、ダブルロール型粉砕機を用いる
と効率よく粉砕できる。
し、粉砕してコークス炉に装入する方法は、別個に装入
する際に比べて粉砕機が減らせる効果がある。原料石炭
に使用済み活性炭を混合(配合)する方法の一例として
は、コークス炉に装入する配合炭の一部を抜き出して使
用済み活性炭と混合するか、または予め使用済み活性炭
を混合してある配合原料石炭からその一部を抜き出した
使用済み性炭混合配合石炭に、タールやアスファルト等
のバインダーを添加し、室温または水蒸気加温下で加圧
成型する冷間成型方法、或いは、バインダーを添加せず
に配合炭が軟化する350℃〜400℃の温度で保持し
つつ加圧成型機で成型炭を製造する熱間成型方法よって
まず成型炭を製造し、次にこのようにして製造された成
型炭を再び配合炭に混合した後、コークス炉に装入する
という方法が挙げられる。
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。
表1に記載)を、以下に記載の条件下でコークス炉に装
入し、処理を行った。なお、使用済み活性炭の灰分と揮
発分含有量はJIS M8812で、ヨウ素吸着量と硬
さはJISK1474に従い求めた。平均粒子径は、J
IS K1474の粒度分布において試料の50%が通
過したときの篩い目開きの値とした。全ハロゲン量は、
活性炭5〜20mgを全有機ハロゲン分析計(ダイアイ
ンスツルメント製TOX−100型)にて測定した。
で測定し、流動性はJIS M8801に従い求めた。
験器で150回転後の15mm篩い上の重量%より求め
た。コークス平均粒径は、JIS K2151に準ずる
方法で測定した。
M8812に従い求めた。 [使用済み活性炭の調製]表1に記載した諸物性を有す
る水処理用石炭系活性炭(使用前)を、以下の高度浄水
処理工程に供した。 ・高度浄水処理工程の諸条件。 河川から取水された被処理水を、急速攪拌−凝集沈殿−
砂濾過−オゾン処理−活性炭処理―塩素処理からなる高
度浄水処理工程に96ヶ月通水し、使用済み活性炭を調
製した。この際の取水された被処理水の水質変動は、水
素イオン濃度(pH)6.8〜7.4、全有機炭素量
(TOC)2〜4mg/リットル、過マンガン酸カリウ
ム消費量6.8〜8.8mg/リットルであった。この
高度浄水処理工程から排出された使用済み活性炭の諸物
性は表1に記載したとおりである。 [コークス炉での処理条件]揮発分含有量28重量%、
流動性(logDDPM)2.8の粘結炭を、衝撃型粉
砕機で3mm通過が80重量%以上になるように粉砕し
た。粉砕炭の水分を測定した後に、含有水分量既知の使
用済み活性炭を乾燥基準で所定の各割合(1、2、5、
及び8重量%)になるように加えて配合炭を得た。配合
炭の水分量が9重量%になるように水を添加後、5分間
混合機で混合して混合調製炭を得た。得られた混合調製
炭から16.5kg(乾燥基準15kg)分取して3等
分した。次に、3等分した混合調製炭5.5kg(乾燥
基準5kg)を缶焼き用石油缶(235mm×235m
m×300mm)に投入し、高さが1/3相当(約10
0mm)になるようにスタンプ棒でついた。この作業を
更に2回繰り返した。続いて、缶に蓋をして空気が漏れ
込まないようにハンマーで管を内側に折り曲げた。最後
に、混合調製炭を詰めた缶を900℃に保持した電気炉
にセットし、900℃で8時間乾留した後に取り出し、
燃焼による灰化を防ぐために消化BOX(空気を遮断し
た箱)等で冷却し製品を得た。
15と平均粒径を測定し結果を表−2と表−3に示した。 実施例2 実施例1の粘結炭(水分含有量既知)に使用済み活性炭
(水分含有量既知)を乾燥基準で所定の割合になるよう
に配合した後に衝撃粉砕して配合炭を得た。粉砕後の使
用済み活性炭の平均粒径は0.5mmで、配合炭の90
重量%が3mm篩いを通過した。得られた配合炭を実施
例1と同様の条件にて缶詰めし、焼成してコークスを製
造した。得られたコークスについて平均粒径と強度D
150 15を測定し結果を表−2と表−3に示した。 比較例1 実施例2の使用済み活性炭の代わりに、最大粒径が8m
m未満のコークス粉をダブルロール型粉砕機で粉砕した
後に、粒度調整をして平均粒径を1.5mmにした粒度
調整コークス粉を得た。粒度調整コークス粉は灰分含有
量が10.5重量%で揮発分含有量が1重量%であっ
た。得られた粒度調製コークス粉を実施例2と同様の条
件にて管詰めし、焼成してコークスを製造した。
強度D150 15を測定し結果を表−2と表−3に示した。 比較例2 粒度調整コークス粉の平均粒径が0.5mmになるよう
に粉砕条件と粒度調整条件を変更した以外は、比較例1
と同様の方法でコークスを製造した。平均粒径が0.5
mmのコークス粉の灰分含有量と揮発分含有量は比較例
1と同等だった。得られたコークスについては、平均粒
径と強度D150 15を測定し結果を表−2と表−3に示し
た。
済み活性炭でもコークス粉でも配合率5重量%を頂点と
した上向きに凸の曲線を描く。実施例1と比較例1か
ら、使用済み活性炭を配合したコークスの平均粒径は、
配合率1〜8重量%の全域でコークス粉を配合した場合
よりも1mm以上大きくなるのが分かる。コークスの平
均粒径は一般に1/10mmまで表記するので、使用済
み活性炭はコークス粉よりもコークス塊を大きくするの
に有効であることが明白である。更に、コークス平均粒
径に及ぼす配合物の平均粒径の影響を実施例2と比較例
2で比べてみると、以外にも平均粒径0.5mmの使用
済み活性炭を配合したコークスが、平均粒子径0.3m
mのコークス粉を配合したコークスよりも大きいのが分
かる。この事実は、コークス粉の代わりに使用済み活性
炭を用いれば、粉砕条件を緩和できる事を意味し、産業
上極めて有益である。
クス粉でも配合量が増えるに伴い低下する。実施例1と
比較例1を比べることで、使用済み活性炭を配合したコ
ークスの強度は、配合率1〜8重量%の全域でコークス
粉を配合した物以上となっているのが認められる。ま
た、配合率が2重量%以上では、その差は0.2〜0.
5と大きくなり、使用済み活性炭がコークス粉よりも有
効な配合物であるのが分かる。更に、コークス強度に及
ぼす配合物の平均粒径の影響を実施例2と比較例2で比
べてみると、意外にも平均粒径0.5mmの使用済み活
性炭を配合したコークスが、平均粒子径0.3mmのコ
ークス粉を配合したコークスよりも硬いのが分かる。加
えて実施例1及び2のコークスは、表2から明らかなよ
うに、比較例に比べて大粒径のコークスが得られると言
う利点を併せ持つ。
の使用済み活性炭の処理方法によれば、使用済み活性炭
の揮発分や粒子径がコークスに及ぼす悪影響を解消する
事ができるため、コークス製品強度を低下させること無
く、大粒子径のコークスを製造することができ、且つダ
イオキシンの発生等、環境負荷を伴わずに使用済み活性
炭を処理できるという長所を有する。
コストのかからない使用済み活性炭を利用できるため、
同様の補助原料とみなされる無煙炭やコークス粉を用い
るよりも経済的な操業を行うことができる。更に、本発
明によればコークス粉使用時よりも著しく発生ガス量が
多く、従ってコークス粉に比べて含有水による熱量ロス
を補っても余る熱量が得られるので、コークス製造にお
いて有利である。そして意外にも、この発生ガスの殆ど
が石炭軟化溶融する温度域よりも低い温度で発生するた
めに、無煙炭等に比べてコークス生成時の製品への影響
は極めて少なく安定的に操業できる。
0.3mm程度に粉砕して用いられるが、使用済み活性
炭はそれよりも大きくても同様な効果が得られるため、
特に粉砕を必要としないという、実用上の利点もあり、
使用済み活性炭の粉砕性(粉砕性はたとえば、ハードグ
ローブ粉砕性JIS M8801で測定する)は、コー
クス粉よりも優れている。一般にコークス粉は、平均粒
径0.3mm程度に粉砕されてから別の粉砕機で粉砕さ
れた原料石炭に配合され、コークス炉に装入されてい
る。この従来からの製法では、コークス粉が原料石炭に
比べ非常に硬いために、原料石炭と使用済み活性炭で各
々別の粉砕機が使用されている。ここで、本発明による
使用済み活性炭をコークス粉の代わりに用いた場合、使
用済み活性炭を原料石炭に配合してから石炭用粉砕機で
同時粉砕ができ、非常に経済的である。
Claims (4)
- 【請求項1】 揮発分含有量10〜30重量%、且つ水
分含有量0.1重量%以上であって、活性炭処理工程前
に少なくとも塩素処理工程及び/又はオゾン処理工程を
有する浄水処理工程に使用した使用済み活性炭を、コー
クス原料石炭と共にコークス炉に装入することを特徴と
する使用済み活性炭の処理方法。 - 【請求項2】 使用済み活性炭の平均粒子径が0.1〜
2mmであることを特徴とする請求項1に記載の使用済
み活性炭の処理方法。 - 【請求項3】 使用済み活性炭をコークス原料石炭と予
め混合し、コークス炉へ装入する事を特徴とする請求項
1または2に記載の使用済み活性炭の処理方法。 - 【請求項4】 コークス原料石炭100重量部に対する
使用済み活性炭の使用量が10重量部以下であることを
特徴とする請求項1から3にいずれかに記載の使用済み
活性炭の処理方法。
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JP2006328236A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Kobe Steel Ltd | コークスの製造方法およびそれに用いる成型炭の製造方法 |
JP2015059257A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 太平洋セメント株式会社 | 加炭材及び加炭材の製造方法並びに使用済み活性炭の利用方法 |
CN112111292A (zh) * | 2019-06-20 | 2020-12-22 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种配用废弃活性炭的焦炭及炼焦方法 |
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