JP2002036181A - ガラス部品の再生方法及び装置 - Google Patents

ガラス部品の再生方法及び装置

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JP2002036181A
JP2002036181A JP2000225088A JP2000225088A JP2002036181A JP 2002036181 A JP2002036181 A JP 2002036181A JP 2000225088 A JP2000225088 A JP 2000225088A JP 2000225088 A JP2000225088 A JP 2000225088A JP 2002036181 A JP2002036181 A JP 2002036181A
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water
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Hitoshi Kurita
均 栗田
Takashi Yamada
隆 山田
Masachika Sogo
正親 十河
Toshimi Otsuka
俊實 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス構成部品のガラス部品と筐体を効率的
に低コストにて分離してガラス部品や筐体の再利用や再
資源化を図る。 【解決手段】 筐体2にガラス板3が接着材4にて装着
されたドアユニット1などのガラス構成部品のガラス板
3を筐体2から分離して再資源化又は再利用するガラス
部品の再生方法であって、接着材4を噴射ノズル20か
ら高圧水を噴射して切断し、ガラス板3を筐体2から分
離するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体にガラス部品
が接着材にて装着されたガラス構成部品のガラス部品と
筐体を分離して再資源化又は再利用し、また付着物が付
着したガラス部品の付着物を除去してガラス部品を再資
源化又は再利用するガラス部品の再生方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題及び省資源の観点から各
種機器や器具の部品を再資源化したり、再利用すること
が求められており、筐体にガラス部品が接着材にて装着
されたガラス構成部品についても、そのガラス部品や筐
体の再資源化や再利用が望まれている。
【0003】例えば、電子レンジのドアユニットにおい
ては、電磁波の漏出を防止するとともに庫内での調理状
態を目視できるように、ドア筐体を鋼板にて構成すると
ともに前面壁に多数の微小な穴を形成し、かつ庫内と外
部を密閉状態で遮断するために、筐体の庫内側の裏面に
ガラス板を配設してその外周縁と筐体とをシリコーンパ
テ等の接着材にて一体的に接着して構成されている。
【0004】このようにドアユニットは鋼板製の筐体と
ガラス板が一体固着されているので、従来は再利用や再
資源化をせず、産業廃棄物としてそのまま又は破砕して
埋め立て廃棄などの処分を行っていた。
【0005】しかし、ガラス板は全く損傷のないものが
殆どで機能的には再利用可能であり、筐体も再利用でき
る場合がある。そこで、上記環境問題を緩和するため
に、ガラス板と筐体を分離して再利用することが試みら
れた。
【0006】すなわち、図5に示すように、筐体32に
シリコーンパテなどの接着材34でガラス板33を一体
固着して成るドアユニット31において、その筐体32
とガラス板33を分離するために、カッターナイフ35
等で接着材34を切断して分離し、さらに付着している
接着材34を削り取る作業を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、筐体とガラス板の分離作業に時間がかかり、
さらに接着材を綺麗に削り取るには多大な時間がかかる
ため、多大な費用が必要となり、産業的に実施するには
程遠いというのが現状である。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、筐体
とガラス部品を効率的に低コストにて分離してガラス部
品や筐体を再利用や再資源化できるガラス部品の再生方
法やガラス構成部品の再生方法及び装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のガラス部品の再
生方法は、筐体にガラス部品が接着材にて装着されたガ
ラス構成部品のガラス部品を筐体から分離して再資源化
又は再利用するガラス部品の再生方法であって、接着材
を高圧水の噴射により切断してガラス部品を筐体から分
離するものであり、高圧水によって接着材を効率的に切
断してガラス部品を分離することができ、低コストにて
ガラス部品の再利用や再資源化を行うことができ、また
薬品を用いないので、廃水処理のコストも殆ど不要で、
環境に対して悪影響を与える恐れもない。
【0010】また、高圧水の圧力を、40MPa〜15
0MPaとすると、ガラス部品を破損したりすることな
く、効率的に接着材を切断して分離することができる。
【0011】また、高圧水として水に微粒子を混入した
水を用いると、より低圧の高圧水によって接着材を切断
することができ、装置コストの低廉化することができ
る。水に対する微粒子の混入量は約1/10程度が適当
である。
【0012】また、ガラス部品と筐体を分離する方向
に、静荷重と繰り返し荷重と微振動の内の何れか1又は
複数を組み合わせて印加すると、さらに効率的にガラス
部品を筐体から分離することができる。
【0013】また、本発明のガラス部品の再生方法は、
ガラス部品の表面に施された付着物を除去して再資源化
又は再利用するガラス部品の再生方法であって、高圧水
の噴射により付着物を除去するものであり、上記のよう
に筐体から分離されたガラス部品やその他のガラス部品
において、付着している付着物を高圧水の噴射で効率的
にかつ容易にほぼ完全に除去できるので、そのまま再利
用することができ、また仕様の相違から再利用できなく
ても不純物が混入しないので、ガラス原料として再資源
化することができる。
【0014】また、本発明のガラス部品の再生方法は、
ガラス部品の表面に施された印刷や塗装を除去して再資
源化又は再利用するガラス部品の再生方法であって、水
に微粒子を混入した高圧水の噴射により印刷や塗装を除
去するものであり、上記のように筐体から分離されたガ
ラス部品やその他のガラス部品において、ガラス表面に
セラミック印刷や各種塗装が施されている場合でも、微
粒子を混入した高圧水を噴射することによって、効率的
にそれらの印刷や塗装を除去することができ、ガラス部
品の再利用や再資源化ができる。
【0015】また、その際の水に電解水を用いると、電
解水(水分子3.3Å)が微細な隙間に入り込み、油分
子及びその他の物質を吸着して洗浄度を上げることがで
きる。すなわち、電解水は界面活性度の高いヒドロキシ
ルイオンを発生させ、このヒドロキシルイオンの持つ疎
水基は油分吸着性が高く、また負の電荷により洗浄度を
上げることができる。
【0016】また、上記ように高圧水に微粒子を混入す
る場合には、高圧水の圧力を8MPa〜20MPaとす
ることで、十分に接着材の切断や印刷や塗装の除去を行
うことができる。
【0017】また、その微粒子として、モース硬度が
3.0〜1.5の粒子を用いることにより、ガラス部品
に損傷を生じることなく、切断や除去を効率的に行うこ
とができる。
【0018】また、微粒子として、平均粒径が100〜
500μmの粒子を用いることにより、微粒子の効果が
発揮されるとともに、高圧水の噴出状態に影響を与え
ず、効率的にその作用を奏する。
【0019】また、本発明のガラス構成部品の再生方法
は、筐体にガラス部品が接着材にて装着されたガラス構
成部品の接着材を高圧水の噴射により切断してガラス部
品と筐体を分離し、筐体の表面に施された印刷や塗装を
高圧水の噴射により除去し、筐体を再資源化又は再利用
するものであり、ガラス部品を分離した筐体についても
その印刷や塗装を除去して再資源化や再利用ができる。
【0020】また、この場合も水に微粒子を混入した高
圧水の噴射により印刷や塗装を除去することにより、効
率的に印刷や塗装を除去でき、また水に電解水を用いる
ことにより、さらに効率的に印刷や塗装を除去できる。
【0021】また、本発明のガラス部品の再生装置は、
ガラス部品が接着材にて装着された筐体を設置固定する
設置手段と、高圧水を噴出する噴射ノズルと、噴射ノズ
ルと設置手段をガラス部品の平面方向に相対移動させる
移動手段と、ガラス部品を吸着保持して筐体から分離す
る分離手段とを備えたものであり、高圧水を噴出する噴
射ノズルを接着材に沿って相対移動させることによって
接着材を切断してガラス部品を効率的に分離することが
でき、低コストにてガラス部品の再利用や再資源化を実
現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガラス部品の再生
方法及び装置を電子レンジのドアユニットに適用した一
実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
【0023】図1、図2において、1は再生対象のガラ
ス構成部品としての電子レンジのドアユニットであり、
電磁波の漏出を防止するとともに庫内での調理状態を目
視できるように、鋼板から成りかつ前面壁2aに多数の
微小な穴2bが形成された筐体2と、庫内と外部を密閉
状態で遮断するために筐体2の前面壁2aの裏面に形成
された凹部2c内に配設されたガラス板3から成り、ガ
ラス板3の外周縁と筐体2の凹部2c内周部とがシリコ
ーンパテ等の接着材4にて一体的に接着して構成されて
いる。また、ガラス板3の表面には適宜にセラミック印
刷3aが施されている。
【0024】図3において、5はドアユニット1の筐体
2とガラス板3を分離して再生するためのガラス構成部
品再生装置である。6はベースで、その上には支脚7を
介して台板8が配設され、その上に槽9が設置されてい
る。9aは槽9の排水口である。槽9内には、ドアユニ
ット1を設置する設置手段としての設置枠10とドアユ
ニット1を固定するクランプ手段11が配設されてい
る。
【0025】ベース6の一側部には、支柱枠12が立設
され、その上に高圧水を噴射する噴射ノズル20を水平
な2方向(XY方向)に移動可能に支持するXY移動手
段13が配設されている。XY移動手段13は、図3の
紙面に垂直なX方向ガイド14に沿って移動可能なX方
向移動体15と、X方向移動体15からY方向(図3の
左右方向)に片持状に延出されたY軸梁16と、Y軸梁
16の下面に配設されたY方向ガイド17に沿って移動
自在でかつモータ18aにて駆動される送りねじ機構1
8bにて移動駆動される移動体19にて構成され、この
移動体19に噴射ノズル20が装着されている。なお、
噴射ノズル20は移動体19に上下移動機構21及び回
転機構22を介して上下位置及び噴射方向を任意に調整
可能に装着されている。
【0026】ベース6の他側部には、支柱23を介して
上下揺動可能な分離アーム24が配設され、その先端に
ガラス板3を吸着保持する吸着パッド25が設けられて
いる。この分離アーム24にてガラス板3を保持してガ
ラス板3に上向きの荷重や上下方向の繰り返し荷重を負
荷し、ガラス板3を筐体2から分離するように構成され
ている。
【0027】以上の構成において、ドアユニット1のガ
ラス板3を筐体2から分離して再利用したり、再資源化
を図るに際しては、ドアユニット1を槽9内に設置枠1
0上に設置してクランプ手段11にて固定し、ガラス板
3の略中央部を吸着パッド25で吸着固定し、分離アー
ム24にてガラス板3に上向きの静荷重、又は上下方向
の繰り返し荷重を負荷する。なお、図3に仮想線で示す
ように台板8に振動子26を設け、支脚7と台板8の間
に弾性体を介装し、ガラス板3を吸着パッド25で吸着
支持した状態で筐体2側に振動を印加するようにしても
よく、上記荷重の負荷と併用してもよい。
【0028】この状態で、XY移動手段13にて噴射ノ
ズル20を移動させ、図2に示すように、噴射ノズル2
0から噴射される高圧水が接着材4に向けて噴射される
ようにし、高圧水を噴射しながら噴射ノズル20をガラ
ス板3外周の接着材4に沿って移動させることで、高圧
水にて接着材4を効率的に切断してガラス板3を筐体2
から分離することができる。その際、上記のようにガラ
ス板3に上向きの静荷重や上下方向の繰り返し荷重や振
動を負荷すると、より効率的に分離することができる。
また、噴射ノズル20からの高圧水の噴射方向を調整し
ながら噴射ノズル20を移動させることによって、ガラ
ス板3の外周縁に接着材4が全く残らない状態で筐体2
から分離することもでき、また筐体2側からも接着材4
を除去することができる。これにより、低コストにてガ
ラス板3及び筐体2を再利用に適した状態で分離するこ
とができる。また、高圧水を用いることによって薬品を
用いないので、廃水処理のコストも殆ど不要で、環境に
対して悪影響を与える恐れもない。
【0029】上記噴射ノズル20から噴射する高圧水の
圧力は、40MPa〜150MPa、好適には80MP
a〜120MPaとすることにより、ガラス板3を破損
したりすることなく、効率的に接着材4を切断して分離
することができる。
【0030】さらに、高圧水の水に、平均粒径が200
μm程度の重曹などの微粒子を混入した水を用いると、
より低圧の高圧水によって接着材を切断することがで
き、装置コストを低廉化することができる。この微粒子
を混入した場合の高圧水の圧力は、8MPa〜20MP
a、好適には10MPa〜15MPa程度にすることが
でき、低圧にて十分に効率的にガラス板3を分離するこ
とができる。また、その微粒子は重曹に限るものではな
く、ゴム系微粒子など、モース硬度が3.0〜1.5の
適当な微粒子を用いることにより、ガラス板3に損傷を
生じることなく、効率的に分離することができる。ま
た、微粒子として、平均粒径が100〜500μmの粒
子を用いることにより、微粒子の効果が発揮されるとと
もに、高圧水の噴出状態に影響を与えず、効率的にその
作用を奏する。
【0031】以上の説明では、ドアユニット1の筐体2
とガラス板3を分離する工程を説明したが、ガラス板3
をそのまま再利用する場合には表面の印刷や塗装やラベ
ルが邪魔になり、またガラス原料として再資源化を図る
場合には不純物の混入を避けなければならないため、ガ
ラス板3表面のセラミック印刷3aや塗装やその他のラ
ベルや付着油やゴミなどの付着物を除去する必要があ
り、その場合も、図4に示すように、噴射ノズル20に
てガラス板3の表面に向けて高圧水を噴射することによ
り効率的に除去することができる。
【0032】特に、図4に示すように、従来は除去が不
可能であったセラミック印刷3aなどを除去する場合に
も、上記のように微粒子を混入した高圧水を用いること
により、効率的にかつ容易に完全に除去することができ
る。
【0033】さらに、その高圧水に電解水を用いると、
電解水(水分子3.3Å)が微細な隙間に入り込み、油
分子及びその他の物質を吸着して洗浄度を上げることが
できる。すなわち、電解水は界面活性度の高いヒドロキ
シルイオンを発生させ、このヒドロキシルイオンの持つ
疎水基は油分吸着性が高く、また負の電荷により洗浄度
を上げることができる。
【0034】また、以上の説明では、ドアユニット1か
ら分離したガラス板3の付着物を除去する場合について
説明したが、その他のガラス部品に付着しているセラミ
ック印刷等の各種印刷や塗装やラベルや付着物を除去し
て、再利用したり、再資源化を図る場合にも同様に適用
することができる。
【0035】また、上記説明では、ドアユニット1から
分離したガラス板3の再利用や再資源化のための付着物
の除去について説明したが、ガラス板3を分離した筐体
2についても、付着物を除去したり、フッ素塗料を除去
して再利用する場合にも、上記と同様に高圧水を噴射し
たり、微粒子を混入した高圧水を噴射することによって
効率的に除去することができ、また水に電解水を用いる
ことにより、さらに効率的に印刷や塗装を除去できる。
【0036】また、上記実施形態の説明では、具体例と
して電子レンジのドアユニット1の場合を例示したが、
同様に筐体に接着材にてガラス板を接着したものとし
て、ガラス板にセラミック印刷を施したガラス天板を筐
体に接着して成るIH調理器の天板部や、ガラス板を筐
体に接着した食器洗い器のドアユニットなどがあり、本
発明はそれらの再利用や再資源化に好適に適用すること
ができる。
【0037】
【発明の効果】本発明のガラス部品の再生方法によれ
ば、以上の説明から明らかなように、筐体にガラス部品
が接着材にて装着されたガラス構成部品のガラス部品を
筐体から分離して再資源化又は再利用するガラス部品を
再生するに際して、接着材を高圧水の噴射により切断し
てガラス部品を筐体から分離するので、効率的にガラス
部品を分離することができ、低コストにてガラス部品の
再利用や再資源化を行うことができ、また薬品を用いな
いので、廃水処理のコストも殆ど不要で、環境に対して
悪影響を与える恐れもない。
【0038】また、高圧水として水に微粒子を混入した
水を用いると、より低圧の高圧水によって接着材を切断
することができ、装置コストを低廉化することができ、
その微粒子として、モース硬度が3.0〜1.5の粒子
を用いることにより、ガラス部品に損傷を生じることな
く、切断を効率的に行うことができる。
【0039】また、ガラス部品と筐体を分離する方向
に、静荷重と繰り返し荷重と微振動の内の何れか1又は
複数を組み合わせて印加すると、さらに効率的にガラス
部品を筐体から分離することができる。
【0040】また、上記のように筐体から分離されたガ
ラス部品やその他のガラス部品においても、高圧水を噴
射することで付着している付着物を効率的にかつ容易に
ほぼ完全に除去してそのまま再利用することができ、ま
た仕様の相違から再利用できなくても不純物が混入しな
いので、ガラス原料として再資源化することができ、ま
たガラス表面にセラミック印刷や各種塗装が施されてい
る場合でも、微粒子を混入した高圧水を噴射することに
よって、効率的にそれらの印刷や塗装を除去することが
でき、ガラス部品の再利用や再資源化ができる。
【0041】また、上記高圧水の水に電解水を用いる
と、界面活性度の高いヒドロキシルイオンを発生するこ
とにより、油分子及びその他の物質を吸着して洗浄度を
上げることができる。
【0042】また、筐体の表面に施された印刷や塗装を
高圧水の噴射により除去することにより、ガラス部品を
分離した筐体についてもその印刷や塗装を除去して再資
源化や再利用ができ、この場合も水に微粒子を混入した
高圧水の噴射により印刷や塗装を除去することにより、
効率的に印刷や塗装を除去でき、また水に電解水を用い
ることにより、さらに効率的に印刷や塗装を除去でき
る。
【0043】また、本発明のガラス部品の再生装置によ
れば、ガラス部品が接着材にて装着された筐体を設置固
定する支持台と、高圧水を噴出する噴射ノズルと、噴射
ノズルと支持台をガラス部品の平面方向に相対移動させ
る移動手段と、ガラス部品を吸着保持して筐体から分離
する分離手段とを備えているので、高圧水を噴出する噴
射ノズルを接着材に沿って相対移動させることによって
接着材を切断してガラス部品を効率的に分離することが
でき、低コストにてガラス部品の再利用や再資源化を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラス部品再生方法の一実施形態にお
ける再生対象である電子レンジのドアユニットの斜視図
である。
【図2】同実施形態におけるガラス部品の分離過程を示
す図1のA−A矢視断面図である。
【図3】同実施形態のガラス部品再生装置の概略構成を
示す縦断正面図である。
【図4】同実施形態におけるガラス部品のセラミック印
刷の除去工程を示す断面図である。
【図5】従来例におけるガラス部品の分離過程を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 ドアユニット(ガラス構成部品) 2 筐体 3 ガラス板(ガラス部品) 4 接着材 5 ガラス構成部品再生装置 10 設置枠(設置手段) 13 XY移動手段 20 噴射ノズル 24 分離アーム(分離手段) 25 吸着パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 十河 正親 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大塚 俊實 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA26 AB01 AB37 AB47 BA06 BB22 BB43 BB44 BB90 BB92 BC05 3C021 FA00 3C060 CE14 CE20 CE21 CE28 4D004 AA18 CA02 CA12 CA50 CB12 CC03 CC11 DA03 DA07 DA20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体にガラス部品が接着材にて装着され
    たガラス構成部品のガラス部品を筐体から分離して再資
    源化又は再利用するガラス部品の再生方法であって、接
    着材を高圧水の噴射により切断してガラス部品を筐体か
    ら分離することを特徴とするガラス部品の再生方法。
  2. 【請求項2】 高圧水の圧力を40MPa〜150MP
    aとすることを特徴とする請求項1記載のガラス部品の
    再生方法。
  3. 【請求項3】 高圧水として水に微粒子を混入した水を
    用いることを特徴とする請求項1記載のガラス部品の再
    生方法。
  4. 【請求項4】 ガラス部品と筐体を分離する方向に、静
    荷重と繰り返し荷重と微振動の内の何れか1又は複数を
    組み合わせて印加することを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載のガラス部品の再生方法。
  5. 【請求項5】 ガラス部品の表面に施された付着物を除
    去して再資源化又は再利用するガラス部品の再生方法で
    あって、高圧水の噴射により付着物を除去することを特
    徴とするガラス部品の再生方法。
  6. 【請求項6】 ガラス部品の表面に施された印刷や塗装
    を除去して再資源化又は再利用するガラス部品の再生方
    法であって、水に微粒子を混入した高圧水の噴射により
    印刷や塗装を除去することを特徴とするガラス部品の再
    生方法。
  7. 【請求項7】 水に電解水を用いることを特徴とする請
    求項5又は6記載のガラス部品の再生方法。
  8. 【請求項8】 高圧水の圧力を8MPa〜20MPaと
    することを特徴とする請求項3又は6記載のガラス部品
    の再生方法。
  9. 【請求項9】 微粒子として、モース硬度が3.0〜
    1.5の粒子を用いることを特徴とする請求項3、6又
    は8記載のガラス部品の再生方法。
  10. 【請求項10】 微粒子として、平均粒径が100〜5
    00μmの粒子を用いることを特徴とする請求項3、
    6、8又は9記載のガラス部品の再生方法。
  11. 【請求項11】 筐体にガラス部品が接着材にて装着さ
    れたガラス構成部品の接着材を高圧水の噴射により切断
    してガラス部品と筐体を分離し、筐体の表面に施された
    印刷や塗装を高圧水の噴射により除去し、筐体を再資源
    化又は再利用することを特徴とするガラス構成部品の再
    生方法。
  12. 【請求項12】 水に微粒子を混入した高圧水の噴射に
    より印刷や塗装を除去することを特徴とする請求項11
    記載のガラス構成部品の再生方法。
  13. 【請求項13】 水に電解水を用いることを特徴とする
    請求項11又は12記載のガラス構成部品の再生方法。
  14. 【請求項14】 ガラス部品が接着材にて装着された筐
    体を設置固定する設置手段と、高圧水を噴出する噴射ノ
    ズルと、噴射ノズルと設置手段をガラス部品の平面方向
    に相対移動させる移動手段と、ガラス部品を吸着保持し
    て筐体から分離する分離手段とを備えたことを特徴とす
    るガラス部品の再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007293090A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ
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