JP2002035731A - 生ゴミ脱水装置 - Google Patents

生ゴミ脱水装置

Info

Publication number
JP2002035731A
JP2002035731A JP2000220700A JP2000220700A JP2002035731A JP 2002035731 A JP2002035731 A JP 2002035731A JP 2000220700 A JP2000220700 A JP 2000220700A JP 2000220700 A JP2000220700 A JP 2000220700A JP 2002035731 A JP2002035731 A JP 2002035731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
water
case
scraper
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000220700A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Otani
敏行 大谷
Tadahiko Urakawa
忠彦 浦川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP2000220700A priority Critical patent/JP2002035731A/ja
Priority to TW089117365A priority patent/TW527278B/zh
Priority to KR1020000056686A priority patent/KR20010050664A/ko
Priority to CN001306324A priority patent/CN1292322A/zh
Publication of JP2002035731A publication Critical patent/JP2002035731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/10Waste collection, transportation, transfer or storage, e.g. segregated refuse collecting, electric or hybrid propulsion

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水切り能力が高く、その水切り能力の持続性
が高い生ゴミ脱水装置を提供すること。 【解決手段】 生ゴミ脱水装置110は、生ゴミ脱水装
置本体112と培養タンク114とを有する。ケース1
18内には、投入された水分と固形物の混合物を揚搬す
るコンベヤ126が設けられている。傾斜したスクリー
ン128上で掻き板130を走行させることにより、混
合物の固形物を揚搬する。チェーン136には、掻き板
130に加えて、ブラシ138及び永久磁石140が取
り付けられている。水分分離槽146内において、スク
リーン128の裏面に付着する固形物を除去するためス
クレーパ154が設けられている。コンベヤ136の永
久磁石140が水分分離槽146内のスクレーパ154
を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭、中小事業規
模の学校、事業体等から出る生ゴミを水分と固形物に分
離する脱水装置に関する。本発明は、より詳細には、家
庭等の流し台から水とともに出る生ゴミを粉砕した後、
水分と固形物に分離し、水分を排出するとともに固形物
を次工程の肥料化培養タンクに送り込む脱水装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】家庭等の流しから出る生ゴミは水分と固
形物が混合しており、下水に排出する前に、水分と固形
物を分離しなければならない。従来のこの種の装置の1
つとして、特開平6−292995号公報に記載される
脱水装置がある。この脱水装置は、水分を含む生ゴミを
粉砕する粉砕装置の下流側に設けられており、複数の小
孔が形成された直立円筒状のスクリーンと、このスクリ
ーンに装入されたスクリューを有している。スクリーン
の下部に送りこまれた水分と固形物の混合物は回転する
スクリューにより揚搬される。固形物はスクリュー上端
まで揚搬されてタンク内に排出されるが、水分はスクリ
ーンの小孔から排出される。その結果、水分と固形物が
分離され、生ゴミが脱水される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スクリュー
を利用して混合物を揚搬するため、スクリューの羽根板
がスクリーンに固形物を圧接して、その固形物によって
スクリーンの小孔を目詰まりさせやすい。特に、ごはん
つぶのような固形物がスクリューによって揚搬される
と、その固形物は水分とともにスクリーンの小孔に案内
され、その場所でスクリューによって押し潰されて小孔
を塞いでしまう。このような状態でスクリューを回転さ
せつづけると、スクリューによって固形物が揚搬される
とき、水分が目詰まりした小孔から排出されずに揚搬さ
れ、固形物だけでなく水分もタンク内に流れ込むという
問題を生じる。そして、運転間隔が長くなると、目詰ま
りした状態の糊状の固形物が小孔を完全に塞いでしま
い、再度の運転開始直後は水分が全く排出されず、タン
クに多量の水が流れこんでしまう。また、目詰まりが生
じた状態で運転すると、脱水装置の上流側の粉砕装置に
生ゴミが逆流し、家庭の流しに脱水装置を設けた場合に
は、台所に生ゴミが溢れだす危険もある。
【0004】本発明の目的は、水切り能力が高く、その
水切り能力の持続性が高い生ゴミ脱水装置を提供するこ
とである。本発明の他の目的は、水切り能力を持続させ
るために、目詰まりを防止した生ゴミ脱水装置を提供す
ることである。本発明のさらに他の目的は、固形物が排
出されるタンクを改良して、培養・発酵・乾燥・取扱に
適した構造のタンクを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケースと、前
記ケースに支持された上部回転軸と、前記上部回転軸に
取り付けられた上部ホイールと、前記ケースに支持され
た下部回転軸と、前記下部回転軸に取り付けられた下部
ホイールと、前記上部ホイール及び前記下部ホイールに
傾斜して捲回された無端体と、前記無端体を回転駆動す
るモータと、前記無端体に外接して取り付けられた掻き
板と、揚搬側の掻き板の先端軌道に沿って最下縁から上
傾して設けられて前記ケース内を水分固形物混合槽と水
分分離槽に分割するスクリーンと、前記ケースに形成さ
れ前記水分固形物混合槽に開口する生ゴミ投入口と、前
記ケースに形成され前記スクリーンの前記最下縁より上
方で前記水分分離槽に開口する排水口と、前記ケースに
形成され前記スクリーン上部終端に開口する固形物排出
口とを有する生ゴミ脱水装置により前記課題を解決し
た。
【0006】家庭等で出た生ゴミは、水を含んだ状態で
生ゴミ投入口からケース内に投入される。ケース内はス
クリーンにより水分固形物混合槽と水分分離槽に分割さ
れており、混合物はまずスクリーンの最下縁に集まる。
この状態において、大部分の水分がスクリーンの小孔を
通過して水分分離槽に移動する。生ゴミ投入直後におい
て、大部分の水分が水分分離槽に移動し、排水口から余
剰の水分が排出され、スクリーンの最下縁では固形物の
比率が高い混合物が貯留する。本発明において、排水口
は、スクリーンの最下縁より上方でケースに形成されて
いるので、スクリーンの最下縁では水分を含んだ状態の
混合物が貯留している。この状態において、無端体が回
転駆動されると、最下縁から上傾するスクリーンに沿っ
て掻き板の先端が移動する。掻き板はスクリーンに沿っ
て混合物を揚搬すると、混合物に含まれる水分は重力及
び相互圧縮力によってスクリーンの小孔を通過して水分
分離槽に移動する。掻き板がスクリーンの上端に達する
と水分が除去された固形物が固形物排出口から次工程の
タンク内に排出される。
【0007】本発明で利用するホイール及び無端体は、
一対のスプロケットに捲回されたチェーンが好ましい。
この場合、チェーンは、1条でも2条以上でもよい。ま
た、ホイール及び無端体の他の形態として、一対のプー
リに捲回されたベルトであってもよい。ゴム等のベルト
の場合、掻き板を一体成形することも可能である。掻き
板は、少なくとも1つあれば、混合物から水分と固形物
を分離する機能はあるが、無端体には2以上の掻き板を
設けることが好ましい。こうすることにより、低速運転
時でも多量の混合物を分離する能力を持つ。また、この
掻き板はスクリーンに対して20°以上45°以下の狭
角でチェーン等に取り付けることが好ましい。こうする
ことにより、混合物から重力及び相互圧縮力によって水
分が流れやすく、水切り能力を高めることができる。狭
角が20°未満になると、掻き板とスクリーンとの間で
固形物が押し潰されやすくなり、狭角が45°を越える
と水切り能力を高める効果が薄れる。さらに、掻き板を
無端体の走行方向に対して2°以上10°以下の傾斜角
で無端体に取り付けることが好ましい。こうすることに
より、水分が一側方に流れやすくなり、水切り能力を高
めることができる。2°未満になると、水切り能力を高
める効果が薄れ、10°を越えると水分だけでなく固形
物が一側方に移動して均一な水切り効果を期待すること
ができない。
【0008】本発明では、無端体又は掻き板に取り付け
られ、スクリーンに摺接するブラシを設けることが好ま
しい。このブラシは、それぞれの掻き板に後続させて設
けることが好ましい。このブラシは、スクリーンに摺接
して目詰まりを起こしそうな固形物をスクリーンから除
去する。ブラシは、ワイヤー製が一般であるが、発水性
の高いポリテトラフルオロエチレン製などとして、ブラ
シ自体にも固形物が付着しにくい材質するとすることが
好ましい。
【0009】上記のように、掻き板の傾斜角度を工夫し
たり、無端体又は掻き板にブラシを設けることにより、
スクリーンの小孔の目詰まりが生じにくくなり、水切り
能力を持続させることができる。本発明では、さらに、
スクリーンの裏面の目詰まりを防止するために生ゴミ脱
水装置を提供する。この生ゴミ脱水装置は、ケースと、
前記ケースを水分固形物混合槽と水分分離槽に分割する
非磁性体のスクリーンと、前記ケース内の前記水分固形
物混合槽に開口する生ゴミ投入口と、前記ケース内の水
分分離槽に開口する排水口と、前記水分固形物混合槽に
おいて前記スクリーンに沿って設けられたコンベヤと、
前記コンベヤに取り付けられて前記スクリーンに沿って
移動する掻き板と、前記コンベヤに取り付けられて前記
スクリーンに指向する磁石と、前記水分分離槽において
前記スクリーンに沿って移動する磁性体のスクレーパ
と、前記スクレーパを前記スクリーンに沿って案内する
ガイドとを有する。
【0010】コンベヤを起動すると、掻き板がスクリー
ンに沿って移動する。水分固形物混合槽では、掻き板が
スクリーンに沿って混合物を揚搬する。混合物に含まれ
る水分はスクリーンの小孔を通過して水分分離槽に移動
する。掻き板がスクリーンに沿って移動することによ
り、スクリーンの小孔は固形物によって塞がれやすい。
特に、掻き板がスクリーンに沿って移動するときに、米
のような粘気ある固形物が掻き板によって押し潰され
る。スクリーンの小孔はこの固形物によって塞がれる傾
向にある。
【0011】この発明では、水分分離槽にスクレーパが
設けられている。ガイドは水分分離槽においてスクレー
パを案内する。水分固形物混合槽においてコンベヤが移
動すると、そのコンベヤに取り付けられた磁石が、水分
分離槽内で磁性体のスクレーパを牽引する。そのため、
スクリーンは非磁性体からなり、磁束がスクリーンを貫
通して磁石とスクレーパで閉じるようになっている。コ
ンベヤが牽引するスクレーパは、スクリーンの水分分離
槽側に付着した固形物を掻き落とす。これにより、水切
り能力を高く維持することができる。
【0012】また、本発明では、正逆回転可能なモータ
を利用することにより、掻き板を揚搬方向だけでなく、
逆方向に移動させることが好ましい。こうすることによ
り、ブラシが逆方向にも移動してスクリーンに付着する
固形物を除去する機能が高まり、水切り能力を持続させ
ることができる。
【0013】また、正逆回転可能なモータを利用するこ
とに加えて、掻き板の形状を工夫することが好ましい。
スクリーンに沿って掻き板が移動する際、スクリーンに
対して進行方向及び後退方向とも20°以上45°以下
の狭角で掻き板をコンベヤのチェーン等に取り付けるこ
とが好ましい。モータを正逆回転させることにより、掻
き板とスクリーンとの間で生ゴミが両方向で圧縮され
て、水切り能力を高めることができる。
【0014】また、スクリーンの水分固形物混合槽側に
おいて、ブラシの形状を工夫することが好ましい。この
発明では、掻き板を備えたコンベヤにブラシが取り付け
られており、そのブラシは、前傾する支持プレートと後
傾する支持プレートとの間の先端に設けられている。上
記掻き板が、前傾する支持プレートと後傾する支持プレ
ートの代わりに利用されてもよい。生ゴミ脱水装置に
は、ブラシに付着する固形物を除去するクリーニング板
を設けることがある。この種のクリーニング板は、コン
ベヤに指向する板形状であり、コンベヤの移動時にブラ
シに接して、そのブラシに付着した固形物を除去する。
この発明では、ブラシが、前傾する支持プレートと後傾
する支持プレートとの間の先端に設けられているので、
クリーニング板は、まず、支持プレートに接する。コン
ベヤが移動すると、クリーニング板は、ブラシの根元に
接する。さらに、コンベヤが移動すると、クリーニング
板は、ブラシの根元からブラシの先端に沿って、そのブ
ラシに付着した固形物を除去する。正逆回転するモータ
を利用すると、クリーニング板は、ブラシの進行方向側
及び後退方向側のいずれの側においても、そのブラシか
ら固形物を除去する。
【0015】同様の観点から、脱水装置に、ケースを振
動させるバイブレータを設けることが好ましい。バイブ
レータを作動させることにより、スクリーン上に付着し
た水分が振り落とされ、また固形物もスクリーンから振
り落とされるので、水切り能力を高めることができる。
【0016】また、本発明は、培養・発酵・乾燥・取扱
に適した構造のタンクを提供する。菌の活性化及び菌の
死滅防止のため、タンクは所定の温度に保たれている。
そのため、タンクにはヒータを設けることが好ましい
が、培養後の固形物を生ゴミ脱水装置から取り出すため
に、タンクは生ゴミ脱水装置本体から完全に分離できる
ように、例えば、引き出し式に構成されている。一方、
通電が必要なヒータは、生ゴミ脱水装置本体に設けられ
ている。この発明は、分離可能なスライド式タンクを備
えた生ゴミ脱水装置であって、前記生ゴミ脱水装置本体
と前記タンクの対峙面の一方にマグネットプラグを設け
るとともに、前記生ゴミ脱水装置本体と前記タンクの対
峙面の他方にマグネットプラグ受けを設け、該タンクの
外套にニクロム線等の発熱体を設けることにより、加熱
及び保温に適した生ゴミ脱水装置を提供する。スライド
式タンクは、それ自体が発熱体を有している。発熱体を
通電することにより、タンクは直接に発熱体により加熱
され、保温される。これによって、混合物の培養・発酵
・乾燥に好適な環境にタンクを維持することができる。
発熱体をタンクに直接設けることにより、通電構造に工
夫を要するが、本発明では、生ゴミ脱水装置本体とタン
クの対峙面にマグネットプラグ及びマグネットプラグ受
けをそれぞれ設けたことを特徴とする。生ゴミ脱水装置
本体にスライド式タンクを押し込んだ際、マグネットプ
ラグとマグネットプラグ受けが磁力によって結合され、
生ゴミ脱水装置本体からタンクの発熱体に通電可能な状
態が確立される。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して先願に係る生ゴミ脱水
装置を詳細に説明する。図1は、生ゴミ脱水装置の概念
図である。生ゴミ脱水装置は、例えば、家庭の流しの下
に取り付けられる。生ゴミ脱水装置10は、上流側の生
ゴミ粉砕装置12と下流側の培養タンク14にそれぞれ
接続される。本実施例の生ゴミ脱水装置10は培養タン
ク14と一体になっているが、それぞれ別個に設けても
よい。流しから出た生ゴミは、粉砕装置12によって生
ゴミに含まれる固形物が細かく砕かれる。そして、水分
と固形物の混合物がパイプ16を通じて、生ゴミ脱水装
置10に投入される。
【0018】図2及び図3は、生ゴミ脱水装置10を詳
細に示した断面図である。生ゴミ脱水装置10は、上方
が開放された実質的に矩形のステンレス製又は樹脂製の
ケース18を有する。ケース18には、粉砕装置12側
において、パイプ16に連結された生ゴミ投入口20が
形成されている。また、ケース18には、粉砕装置12
側において、下水案内パイプ22に連結された排水口2
4が形成されている。この排水口24は下水へつなが
る。排水口24は、生ゴミ投入口20より下方に設けら
れていればよく、ケース18の底面に形成されていても
よい。ただし、ケース18の底面に排水口24を設けた
場合、下流側にU字管を設けて、ケース18内の水位を
ある程度高くすることが好ましい。
【0019】ケース18内には、投入された水分と固形
物の混合物を揚搬するコンベヤ26が設けられている。
このコンベヤ26は、傾斜したスクリーン28上で掻き
板30を走行させることにより、混合物の固形物を揚搬
する。コンベヤ26は、ケース18に回転自在に支持さ
れた上部回転軸32に一対の上部ホイール34,34を
取り付けるともに、ケース18に回転自在に支持された
下部回転軸36に一対の下部ホイール38,38を取り
付け、それぞれのホイール間に無端体40,40を捲回
してなる。本実施例のコンベヤ26はチェーンコンベヤ
であり、ホイール34,38はスプロケットであり、無
端体40,40はチェーンである。コンベヤはチェーン
コンベヤに限らず、ベルトコンベヤであってもよい。掻
き板30は一対のチェーン40,40の異形リンクプレ
ートを横架するように取り付けられている。掻き板30
は、少なくとも1つあれば機能するが、チェーンの軌道
に沿って複数設けることが好ましい。こうすることによ
り、掻き板30による搬送能力が向上し、低速でコンベ
ヤを運転することができる。また、掻き板30は、定ピ
ッチで設けても不定ピッチで設けてもよい。なお、チェ
ーンは1条でもよいが、本実施例のように、2条のチェ
ーンに掻き板30を横架することにより、掻き板30の
姿勢が安定する。また、無端体40が幅広ベルトの場
合、掻き板30をベルトに一体成形することができる。
このコンベヤ26は、上部回転軸32に取り付けられた
正逆回転可能な電気モータにより駆動される。
【0020】このコンベヤ26において、スプロケット
34,38を前後して設けることにより、チェーン40
は生ゴミ投入口20及び排水口24からケース18反対
側上部の固形物排出口42に向って傾斜する捲回軌道を
有する。このコンベヤ26の軌道に関連してスクリーン
28が設けられている。スクリーン28は、図2及び図
3に詳細に示されるように、ステンレス製の底板44と
一対のステンレス製の側板46,46よりなる。底板4
4は、パンチングメタルよりなるメッシュ状である。側
板46は、下側のみがパンチングメタルよりなるメッシ
ュ状である。このスクリーン28が、ケース18内を水
分固形物混合槽48と水分分離槽50とに分割する。本
実施例の場合、スクリーン28のメッシュの小孔サイズ
はφ1.5mmφ〜3.0mmである。スクリーン28
の底板32は、生ゴミ投入口20と排水口24の間にお
いてケース18に接し、そこから下傾部52が延び、そ
して、下部スプロケット38周りの掻き板30の先端軌
道に沿った円弧部54が延び、さらに、チェーン40の
下方軌道に沿った上傾部56が延びている。上傾部56
の終端は固形物排出口42に繋がっている。従って、生
ゴミ投入口20は水分固形物混合槽48にのみ連通し、
排水口24は水分排出槽50にのみ連通する。
【0021】次に、スクリーン28と掻き板30の関係
を説明する。掻き板30は、図2及び図3に詳細に示さ
れるように、チェーン40の異形リンクプレートに取り
付けられるL字状のアングルプレート58と、実際に固
形物を押送するプッシャプレート60よりなる。プッシ
ャプレート60は、スクリーン28に対して20°以上
45°以下の狭角である。この掻き板30は、スクリー
ン28の底板44及び側板46,46に対して僅かな隙
間を以て走行する。隙間は可及的に小さくすることが好
ましい。また、掻き板30はチェーン40の走行方向に
対して2°以上5°以下の傾斜角で取り付けることが好
ましい。
【0022】チェーン40には、掻き板30に加えてブ
ラシ62が取り付けられている。このブラシ62は、図
1のようにチェーン40に取り付けられていてもよく、
図2のように掻き板30のL字状アングル材に取り付け
られていてもよい。ブラシ62は、掻き板30の先端よ
り突出しており、スクリーン28の付着物を除去するた
めのものである。例えば、ブラシ62は、ワイワー製又
はポリテトラフルオロエチレン製である。ブラシ62
は、付着物を除去する機能に加えて、掻き板30から突
出することにより、掻き板30とスクリーン28の隙間
を一定する機能がある。従って、なるべく、掻き板30
の近くでブラシ62を併設することが好ましい。ブラシ
62によって掻き板30とスクリーン28の間に隙間を
設けることにより、掻き板30とスクリーン28の間で
固形物が押し潰されるがなくなり、例えば、ごはんつぶ
のような固形物を掻き板30押し潰すことによってスク
リーン28の小孔を塞ぐようなことが防止される。
【0023】次に、この生ゴミ脱水装置10の動作につ
いて説明する。粉砕された生ゴミの水分と固形物の混合
物はパイプ16を通じて生ゴミ投入口からケース18内
に投入される。混合物はスクリーン28の下傾部52か
ら円弧部54に案内され、殆どが円弧部54に貯留す
る。そして、まず、スクリーン28の底板44及び側板
46の小孔を通じて大部分の水分が通過し、スクリーン
28の底板44上には固形物比率の高い混合物が貯留す
る。一度に大量の混合物が投入されても、側板46にお
いても小孔を形成したので、迅速に大部分の水分が分離
される。このとき、下限水位は排水口24の下縁にあ
る。もっとも、パイプ22の下流側にU字管を接続する
ことにより、下限水位を上げることはできるが、少なく
とも排水口24の下縁までは水が溜まった状態にある。
そして、スクリーン28の円弧部54の最下縁は、排水
口24より下位に位置するので、円弧部54に貯留する
混合物は固形物比率は高いが、未だ水分が完全に分離し
ていない状態にあり、流動性を保っている。
【0024】モータは上部支持軸32を正逆回転してお
り、チェーン40は正方向のストロークと逆方向のスト
ロークを2:1〜3:2の比率で走行する場合もある。
モータは手動によりON/OFFしてもよいが、粉砕装
置12に連動して起動/停止させることが好ましい。こ
の場合、培養タンク14内に水が溢れることがないよう
に、ケース18には水位センサー64を設けておく。水
分固形物混合槽48内に投入された混合物は、掻き板3
0によって円弧部54に沿って押送され、次いで、上傾
部56に沿って揚搬される。掻き板30によって混合物
が揚搬されると、スクリーン28の傾斜と掻き板30の
プッシャプレート62の傾斜が相俟って、混合物に含ま
れる水分は重力及び相互圧縮力により滴り落ちる。この
ように、流動性を持たせた状態で混合物が傾斜するスク
リーン28上を揚搬されるので、殆どの水分はスクリー
ン28の小孔を通過し、水分固形物混合槽48から水分
分離槽50に移動する。掻き板30がスクリーン28の
上傾部56に沿って移動する間に、混合物中の水分の殆
どがスクリーン28の小孔を通じて水分分離槽50に移
動し、固形物は固形物排出口42からシュート66上を
転がり落ちて培養タンク14内に排出される。固形物排
出口42にはゴム製又はポリテトラフルオロエチレン製
の弾性あるクリーニング板67が設けられている。この
クリーニング板67は、固形物排出口42の近傍に揺動
可能に支持されたアームの先端において、掻き板30の
プッシャプレート62の表面に当接するように設けられ
ている。掻き板30がスクリーン28の上傾部56の上
端を通過すると、クリーニング板67によりプッシャプ
レート62の表面の付着物が掻き落とされ、装置内で固
形物が循環することを防止している。なお、クリーニン
グ板67の代わりに、回転可能なブラシを掻き板30に
当接するように設けてもよい。
【0025】掻き板30によって混合物が揚搬されると
き、掻き板30に併設されたブラシ62がスクリーン2
8の付着物を掻き落す。これにより、スクリーン28の
目詰まりが殆どなくなる。さらに、チェーン40を2:
1〜3:2のストロークで正逆駆動することが好まし
い。これにより、ブラシ62がスクリーン28に正逆方
向で摺接する。一方向のみのブラシ62の移動では除去
しにくい付着物は、この動作により除去される。また、
固形物の揚搬が終了した後、一定時間、チェーン40を
間欠的に動作させることが好ましい。こうすることによ
り、円弧部54に貯留している水分を掻き板30及びブ
ラシ62により少しだけ掻き揚げ、スクリーン28の付
着物が乾くまでに、これを除去することができる。
【0026】本実施例の場合、チェーン40は、正方向
及び逆方向とも0.5〜10m/分と比較的に低速で走
行させられる。掻き板30を複数設けることにより、固
形物の搬送能力が向上するので、チェーン40の走行速
度を遅くすることができる。これに乗じて、掻き板30
が上傾部56を移動する時間が長くなるので、混合物に
含まれる水分を滴り落とし、混合物から水分を十分に除
去する時間を確保することができる。このように、比較
的低速でチェーン40を走行させることが好ましく、こ
れにより、水切り能力の向上と静粛性を同時に達成でき
る。
【0027】また、目詰まりを防止するために、バイブ
レータを設けることが好ましい。バイブレータ68はケ
ース18に取り付けられており、運転中又は運転終了直
後に起動させられる。このバイブレータ68により、ス
クリーン28の付着物が除去されやすくなる。特に、運
転終了後にチェーン40を間欠的に動作させ、同時にバ
イブレータを起動させると、スクリーン28の付着物が
湿った状態で振動させられるので、付着物の除去が一層
容易である。
【0028】固形物排出口42から培養タンク14内に
排出された固形物には菌が混合される。菌の活性化及び
菌の死滅防止のため、培養タンク14は38℃前後に保
たれている。培養タンク14には撹拌羽根70が設けら
れており、固形物は2時間間隔で5分程度撹拌させられ
る。これにより、固形物は一定時間培養され、その後、
排出される。
【0029】また、本実施例では、生ゴミ脱水装置10
と培養タンク14が一体に設けられており、装置内部は
排気口72を通じてのみ外部と連通している。この排気
口72には、防虫網74と逆止弁76が設けられおり、
外部からの虫の侵入を防止するとともに内部からの臭気
の発散を防止している。
【0030】次に、改良された生ゴミ脱水装置の実施例
を詳細に説明する。図4に示されるように、生ゴミ脱水
装置は、上記実施例と同様に、例えば、家庭の流しの下
に取り付けられる。生ゴミ脱水装置110は、生ゴミ脱
水装置本体112と培養タンク114とが一体になって
いる。流しから出た生ゴミは、水分と固形物の混合物が
生ゴミ投入口116を通じて、生ゴミ脱水装置110に
投入される。生ゴミ脱水装置110は、ステンレス製又
は樹脂製の密閉型ケース118を有する。生ゴミ投入口
116は、ケース118に形成されている。また、ケー
ス18には、投入口側において、下水に連結された排水
口124が形成されている。
【0031】ケース118内には、投入された水分と固
形物の混合物を揚搬するコンベヤ126が設けられてい
る。このコンベヤ126は、傾斜したスクリーン128
上で掻き板130を走行させることにより、混合物の固
形物を揚搬する。コンベヤ126は、ケース118に回
転自在に支持された上部ホイール132を取り付けると
もに、ケース118に回転自在に支持された下部ホイー
ル134を取り付け、それぞれのホイール間に無端体1
36を捲回してなる。本実施例のコンベヤ126はチェ
ーンコンベヤであり、ホイール132,134はスプロ
ケットであり、無端体136はチェーンである。コンベ
ヤはチェーンコンベヤに限らず、ベルトコンベヤであっ
てもよい。
【0032】チェーン136には、掻き板130に加え
て、ブラシ138及び永久磁石140が取り付けられて
いる。掻き板130はチェーン136の異形リンクプレ
ートを横架するように取り付けられている。掻き板13
0は、少なくとも1つあれば機能するが、チェーン13
6の全周に亘って均等間隔で複数設けることが好まし
い。こうすることにより、掻き板130による搬送能力
が向上し、低速でコンベヤを運転することができる。ま
た、掻き板130は、定ピッチで設けても不定ピッチで
設けてもよい。チェーンは1条でもよいが、2条のチェ
ーンに掻き板130を横架することにより、掻き板13
0の姿勢が安定する。また、無端体136が幅広ベルト
の場合、掻き板130をベルトに一体成形することがで
きる。このコンベヤ126は、上部ホイール132に取
り付けられた正逆回転可能な電気モータにより駆動され
る。
【0033】チェーン136に沿って、部分的に、掻き
板130の代わりに、ブラシ138及び永久磁石140
が設けられている。図5に詳細に示されるように、掻き
板130は、断面が三角形であり、チェーン136の進
行方向及び後退方向に対して20°乃至45°の角度で
傾斜している。ブラシ138は、掻き板130と同様
に、チェーン136の異形リンクプレートを横架するよ
うに取り付けられている。ブラシ138は、少なくとも
1つあれば機能する。しかし、掻き板130の数を減ら
さないように、本実施例では、ブラシ138は、2箇所
に設けられている。永久磁石140は、掻き板130及
びブラシ138と同様に、チェーン136の異形リンク
プレートを横架するように取り付けられている。永久磁
石140は、少なくとも1つあれば機能する。
【0034】この1コンベヤ26において、スプロケッ
ト132,134を前後して設けることにより、チェー
ン136は生ゴミ投入口116及び排水口124からケ
ース118反対側上部の固形物排出口142に向って傾
斜する捲回軌道を有する。このコンベヤ126の軌道に
関連してスクリーン128が設けられている。スクリー
ン128は、上記実施例と同様に、非磁性体のステンレ
ス製でパンチングメタルよりなるメッシュ状の底板と、
非磁性体のステンレス製の側板よりなる。このスクリー
ン128が、ケース118内を水分固形物混合槽144
と水分分離槽146とに分割する。スクリーン128の
底板は、生ゴミ投入口116を囲繞する。また、スクリ
ーン128の底板は、排水口124を分割する。スクリ
ーン128の底板は、起立部148の下端から円弧部1
50が連続し、そこからチェーン136の下方軌道に沿
った上傾部152が延びている。上傾部152の終端は
固形物排出口142に繋がっている。
【0035】掻き板130は、スクリーン128に沿っ
て走行し、水分固形物混合槽144において、スクリー
ン128に押し付けながら固形物を揚搬する。水分の除
去効果を高めるために、本実施例の掻き板130は、チ
ェーン136の進行方向及び後退方向に傾斜している。
正逆回転するモータを利用して、チェーン136を正転
及び逆転することにより、掻き板30が揚搬中の固形物
を圧縮し、その固形物から水分を絞り出す。タンク内で
の培養及び乾燥する際、水分は可及的に少ないことが好
ましい。固形物の揚搬時に、掻き板130によって、水
分を除去することにより、後続する培養の効率化を図る
ことができる。
【0036】一方、上記掻き板130によって、固形物
をスクリーン128に強く押し当てると、パンチングメ
タルの小孔が米のような粘気がある固形物によって塞が
れる傾向にある。そのため、ブラシ138が、スクリー
ン128の小孔に詰まった固形物を除去する。本実施例
のブラシ138は、クリーニング板139との組合せで
効果を発揮する。ブラシ138は、掻き板130より一
回り小さく、チェーンの進行方向に傾斜する支持プレー
トと、チェーンの後退方向に傾斜する支持プレートを有
する。これらの支持プレートの先端に毛体が取り付けら
れている。クリーニング板139は、ゴム製又はポリテ
トラフルオロエチレン製の弾性ある材質からなり、固形
物排出口142の上方で、チェーン136に向って水平
に延びている。支持プレート自体は、ブラシとして機能
せず、毛体がスクリーン128の目詰まりを防止する。
チェーン136が走行して、ブラシ138がクリーニン
グ板139に到達すると、クリーニング板139は支持
プレートに接する。その後、クリーニング板139が、
毛体の根元から先端に付着した固形物をはぎ取り、固形
物排出口142に向って固形物を跳ねとばす。こうする
ことにより、ブラシ138の毛体は、常に、固形物が除
去された状態を維持し、掻き板130に押し潰された固
形物をスクリーン128から除去できる状態となる。
【0037】次に、図6乃至図8に示されるように、生
ゴミ脱水装置110は、スクレーパ154を有する。こ
のスクレーパ154は、水分分離槽146内において、
スクリーン128の裏面に付着する固形物を除去するた
めに設けられている。水分分離槽146内には、駆動体
を設けることが困難なため、本発明では、コンベヤ13
6の永久磁石140を利用して、水分分離槽146内の
スクレーパ154を移動するようになっている。スクレ
ーパ154は磁性体からなり、一方、スクリーン128
は非磁性体である。永久磁石140の磁束は、スクリー
ン128を突き抜けて、スクレーパ154で閉じるよう
に構成されている。コンベヤ136が走行すると、その
コンベヤ136に取り付けられた永久磁石140がスク
レーパ154を牽引し、そのスクレーパ154がスクリ
ーン128の裏面側に付着した固形物を除去する。
【0038】スクレーパ154は、水分分離槽146内
に配置されるので、コンベヤのように循環させることが
できる。そのため、円弧部150と上傾部152におい
て移動するようになっている。スクリーン128の水分
分離槽146側において、円弧部150と上傾部152
の両側に沿って、固形物排出口142まで、断面円形で
線材状の一対のガイド156が取り付けられている。一
対のガイド156は、スクリーン128に対して一定の
隙間をもって延びており、スクレーパ154が移動する
ためのレールとして機能する。それぞれのガイド156
の両端は、スクリーン128に向って屈曲し、スクレー
パ154の移動範囲を制限する。スクレーパ154は、
断面円形の線材状であり、両端部に環状の凹所158を
有する。凹所158によって、スクレーパ154とガイ
ド156とを組み合わせることにより、スクレーパ15
4は、一定の姿勢を保ってスクリーン128の裏面側を
移動できるようになっている。もっとも、スクレーパ1
54が一定の姿勢を保ってスクリーン128の裏面側移
動できるのであれば、他の構造を採用してもよい。永久
磁石140は、本実施例ではチェーン136の一ヶ所に
設けられており、磁石140によって牽引されたスクレ
ーパ154は、ガイド156の端部に達すると、それ以
上は牽引されず、自重によって円弧部150まで落下す
る。円弧部150に達した磁石は、再度、スクレーパ1
54は牽引する。この繰り返しにより、一定周期毎にス
クリーン128の裏面側から固形物が除去される。
【0039】なお、本実施例の生ゴミ脱水装置110に
おいても、その基本動作は、上記実施例と同じである。
【0040】本実施例の生ゴミ脱水装置は、培養タンク
114にも改良が加えられている。水分が除去された固
形物は、その後、菌の活性化及び菌の死滅防止のため恒
温状態を維持して培養タンク114内で撹拌される。培
養が完了ことを目視によて確認し、その後、培養タンク
114は、生ゴミ脱水装置本体112から取り出され
る。恒温状態まで固形物を加熱し、その温度を維持する
ために、ヒータが必要であるが、培養タンク114に発
熱体を直接設けると、その発熱体に通電することが困難
となる。図9乃至図11に示されるように、本実施例で
は、まず、培養タンク114に発熱体が直接設けられ
る。発熱体158は、培養タンク114の底部及び一対
の壁部を囲繞するように設けられている。そして、さら
に、培養タンク114は、生ゴミ脱水装置本体112に
対してスライド式になっている。培養時、培養タンク1
14は、生ゴミ脱水装置本体112に収納されている。
【0041】培養タンク114は、収納された状態にお
いて、生ゴミ脱水装置本体112との対峙面においてマ
グネットプラグ160を有する。一方、生ゴミ脱水装置
本体112は、培養タンク114が収納された状態にお
いて、前記対峙面に培養タンク114のマグネットプラ
グと整列するマグネットプラグ受け162を有する。ス
ライド式の培養タンク114が生ゴミ脱水装置本体11
2に収納されると、マグネットプラグ160とマグネッ
トプラグ受け162が結合し、生ゴミ脱水装置本体11
2から培養タンク114に動力が伝達される状態とな
る。こうすることにより、培養タンク114内の固形物
により近い位置において、固形物を加熱及び保温するこ
とができ、従来の対流伝熱や輻射伝熱とは異なり、伝導
伝熱によって、培養タンク114を効率よく且つ経済的
に加熱及び保温することができる。
【0042】また、本実施例の培養タンク114は、前
面がガラス板又はアクリル板等の透明材料からなる。こ
うすることにより、培養タンク114をスライドさせて
生ゴミ脱水装置本体112から出さずに、タンク内の状
態を視認することができる。従って、固形物の有無や内
部の異常が、外部から確認できる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明の生ゴミ脱水装置は、ス
クリーンの水分分離槽側において、スクリーンに沿って
移動するスクレーパを設け、スクリーンを非磁性体にし
て、コンベヤに取り付けられた磁石によりスクレーパを
牽引させたので、掻き板によってスクリーンの表面を付
着固形物を除去するとともに、スクレーパによってスク
リーンの裏面の付着固形物を除去することができる。こ
れにより、生ゴミ脱水装置の水切り能力を長期に亘り維
持することができる。
【0044】請求項2の発明の生ゴミ脱水装置は、掻き
板とスクリーンとの間で生ゴミが両方向で圧縮されて、
水切り能力を高めることができる。これにより、排出さ
れる固形物の水分含有量が少なくなり、乾燥・培養・発
酵により好ましい環境を実現することができる。
【0045】請求項3の発明の生ゴミ脱水装置は、コン
ベヤが移動するときに、クリーニング板は支持プレート
に接し、その後、ブラシの根元に接して、ブラシの先端
に沿ってそのブラシに付着した固形物を除去するので、
ブラシの機能が維持され、その結果、スクリーンの小孔
に目詰まりした固形物を確実に除去でき、長期に亘り水
切り能力を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による生ゴミ脱水装置の概念図。
【図2】 本発明による生ゴミ脱水装置の断面図。
【図3】 図2の脱水装置の3−3線断面図。
【図4】 本発明による生ゴミ脱水装置の他の実施例の
概念図。
【図5】 図4の掻き板及びブラシの拡大正面図。
【図6】 図4の生ゴミ脱水装置のスクレーパ及びガイ
ドの斜視図。
【図7】 図6のガイドの正面図。
【図8】 図6のスクレーパの平面図。
【図9】 スライド式培養タンクの断面図。
【図10】 図9の培養タンクの平面図。
【図11】 生ゴミ脱水装置本体の収納部の側面図。
【符号の説明】
10 生ゴミ脱水装置 12 粉砕装置 14 培養タンク 18 ケース 22 生ゴミ投入口 24 排水口 26 コンベヤ 28 スクリーン 30 掻き板 32 上部回転軸 34 上部ホイール 36 下部回転軸 38 下部ホイール 40 無端体 42 固形物排出口 48 水分固形物混合槽 50 水分分離槽 62 ブラシ 68 バイブレータ 110 生ゴミ脱水装置 112 生ゴミ脱水装置本体 114 培養タンク 116 投入口 118 ケース 124 排水口 126 コンベヤ 128 スクリーン 130 掻き板 132 上部ホイール 134 下部ホイール 136 無端体 138 ブラシ 139 クリーニング板 140 磁石 142 固形物排出口 144 水分固形物混合槽 146 水分分離槽 148 起立部 150 円弧部 152 上傾部 154 スクレーパ 156 ガイド 158 凹所 160 マグネットプラグ 162 マグネットプラグ受け
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/37 B01D 23/02 A 4D067 35/22 23/24 Z B02C 21/00 37/08 B65F 1/00 102 5/00 101 B65G 19/00 Fターム(参考) 3E023 CA04 CA05 3E025 AA01 CA02 CA10 CA11 DA08 DC01 4D004 AA03 AB01 AC01 AC02 BA04 CA04 CA13 CA19 CB03 CB05 CB06 CB45 CB46 DA01 DA06 4D041 AA09 AB03 AB24 AC03 AD06 CB09 4D066 BA03 BA05 BB14 BB31 FA06 4D067 DD02 DD10 DD14 EE47 GA17 GB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、前記ケースを水分固形物混合
    槽と水分分離槽に分割する非磁性体のスクリーンと、前
    記ケース内の前記水分固形物混合槽に開口する生ゴミ投
    入口と、前記ケース内の水分分離槽に開口する排水口
    と、前記水分固形物混合槽において前記スクリーンに沿
    って設けられたコンベヤと、前記コンベヤに取り付けら
    れて前記スクリーンに沿って移動する掻き板と、前記コ
    ンベヤに取り付けられて前記スクリーンに指向する磁石
    と、前記水分分離槽において前記スクリーンに沿って移
    動する磁性体のスクレーパと、前記スクレーパを前記ス
    クリーンに沿って案内するガイドとを有する、生ゴミ脱
    水装置。
  2. 【請求項2】 ケースと、前記ケースを水分固形物混合
    槽と水分分離槽に分割するスクリーンと、前記ケース内
    の前記水分固形物混合槽に開口する生ゴミ投入口と、前
    記ケース内の水分分離槽に開口する排水口と、前記水分
    固形物混合槽において前記スクリーンに沿って設けられ
    たコンベヤと、前記コンベヤに取り付けられて前記スク
    リーンに沿って移動する掻き板とを有し、 前記掻き板が、進行方向及び後退方向とも前記スクリー
    ンに対して20°以上45°以下の狭角で前記コンベヤ
    に取り付けられている、生ゴミ脱水装置。
  3. 【請求項3】 ケースと、前記ケースを水分固形物混合
    槽と水分分離槽に分割するスクリーンと、前記ケース内
    の前記水分固形物混合槽に開口する生ゴミ投入口と、前
    記ケース内の水分分離槽に開口する排水口と、前記水分
    固形物混合槽において前記スクリーンに沿って設けられ
    たコンベヤと、前記コンベヤに取り付けられて前記スク
    リーンに沿って移動する掻き板と、前記コンベヤに取り
    付けられて前記スクリーンに沿って移動するブラシと、
    前記ケースに取り付けられて前記ブラシの固形物を除去
    するクリーニング板とを有し、 前記ブラシが、傾斜する支持プレートの先端に取り付け
    られている、生ゴミ脱水装置。
JP2000220700A 1999-10-08 2000-07-21 生ゴミ脱水装置 Pending JP2002035731A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000220700A JP2002035731A (ja) 2000-07-21 2000-07-21 生ゴミ脱水装置
TW089117365A TW527278B (en) 1999-10-08 2000-08-28 Garbage dewatering device
KR1020000056686A KR20010050664A (ko) 1999-10-08 2000-09-27 음식물 쓰레기 탈수장치
CN001306324A CN1292322A (zh) 1999-10-08 2000-10-08 未处理垃圾脱水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000220700A JP2002035731A (ja) 2000-07-21 2000-07-21 生ゴミ脱水装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002035731A true JP2002035731A (ja) 2002-02-05

Family

ID=18715258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000220700A Pending JP2002035731A (ja) 1999-10-08 2000-07-21 生ゴミ脱水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002035731A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100936924B1 (ko) 2008-03-04 2010-01-18 위계정 폐기물 처리 및 파쇄장치
CN102862815A (zh) * 2011-07-08 2013-01-09 贵州航天风华精密设备有限公司 一种餐厨垃圾处理设备用的筛选输送装置
KR101423886B1 (ko) * 2013-10-04 2014-07-28 박인경 세대별 음식물 쓰레기 자동집하장치 및 그 방법
CN104097957A (zh) * 2014-07-25 2014-10-15 河南省洁苑环保科技有限公司 一种输送仓
CN104512684A (zh) * 2014-12-19 2015-04-15 陈进 一种粮食提升机及内壁粘附物清除方法
CN109382393A (zh) * 2018-11-30 2019-02-26 上海同臣环保有限公司 污泥中垃圾的分离装置及分离方法
CN112892054A (zh) * 2021-02-26 2021-06-04 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种从焦油氨水混合物中提取特定粒径固体颗粒的设备
CN115340227A (zh) * 2022-09-13 2022-11-15 江苏泰源环保科技股份有限公司 一种装配式污水处理系统及其处理工艺

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100936924B1 (ko) 2008-03-04 2010-01-18 위계정 폐기물 처리 및 파쇄장치
CN102862815A (zh) * 2011-07-08 2013-01-09 贵州航天风华精密设备有限公司 一种餐厨垃圾处理设备用的筛选输送装置
KR101423886B1 (ko) * 2013-10-04 2014-07-28 박인경 세대별 음식물 쓰레기 자동집하장치 및 그 방법
CN104097957A (zh) * 2014-07-25 2014-10-15 河南省洁苑环保科技有限公司 一种输送仓
CN104512684A (zh) * 2014-12-19 2015-04-15 陈进 一种粮食提升机及内壁粘附物清除方法
CN109382393A (zh) * 2018-11-30 2019-02-26 上海同臣环保有限公司 污泥中垃圾的分离装置及分离方法
CN112892054A (zh) * 2021-02-26 2021-06-04 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种从焦油氨水混合物中提取特定粒径固体颗粒的设备
CN115340227A (zh) * 2022-09-13 2022-11-15 江苏泰源环保科技股份有限公司 一种装配式污水处理系统及其处理工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101792000B1 (ko) 음식물 쓰레기 처리장치
US5268100A (en) Manure separator
KR100338324B1 (ko) 분쇄된고형물로부터가용성물질을추출하는방법및그장치
JP2002035731A (ja) 生ゴミ脱水装置
KR101814514B1 (ko) 튀김가루 코팅장치
JPS62153399A (ja) 油脂の抽出方法及びその装置
KR101904650B1 (ko) 패각류 자동 세척장치
KR20010050664A (ko) 음식물 쓰레기 탈수장치
CN109877153B (zh) 一种用于污染土壤的修复系统
CN110252643A (zh) 一种生物科技用制药的废料回收装置
US5098564A (en) Automatic self-cleaning strainer assembly
JP2001104909A (ja) 生ゴミ脱水装置
CN218155355U (zh) 一种调味粉干燥装置
KR960000139A (ko) 도너스 튀김기
JP3425398B2 (ja) 樹脂ボトル容器の切断小片洗浄装置
CN210065506U (zh) 一种养殖粪便干燥处理装置
CN209663083U (zh) 一种螺旋搅拌机
US1791381A (en) Manure handler for stables
JP2002239361A (ja) 乾燥タンクに於ける攪拌機構
KR200389416Y1 (ko) 축산분뇨의 고액분리장치
KR200354409Y1 (ko) 음식물 처리기의 음식물 분쇄장치
CN219706163U (zh) 一种用于垃圾的链板式液压脱水装置
CN220830775U (zh) 一种土壤肥料施肥装置
JP3091008U (ja) 糞尿固液分離装置
CN216427065U (zh) 污泥干化处理设备