JP2002034930A - 表面構造の弾性特性を測定する測定装置 - Google Patents
表面構造の弾性特性を測定する測定装置Info
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Abstract
供すること。 【解決手段】 上記装置は、表面構造(3)の弾性特性
を測定する測定装置であって、ハウジング(1)内に配
置されたプローブ(2)と、音響パルスを送信する送信
機および表面構造(3)内の音響パルスの伝搬挙動を受
信する少なくとも1つの受信機と、音響パルスを生成す
るための制御手段(16)と、受信機によって受信され
る測定信号のための評価手段(18)と、送信および受
信エレメントとして接続された少なくとも2つの隣接す
る測定端(4、6)と、表面構造(3)上にセットされ
るように構成され、ホルダ(8、10)によって担持さ
れる帯状のバイモルフエレメント(12、14)を有す
る測定端とを含み、前記測定端(4、6)がバイモルフ
エレメント(12、14)のホルダ(8、10)によっ
て形成され、帯状のエレメント(12、14)の端部の
1つの側がホルダ(8、10)に固定されている測定装
置である。
Description
載の、弾性特性を測定する測定装置に関する。そのよう
な測定装置はEP 0 329 817から知られてい
る。知られている装置は、ハウジング内で軸運動するよ
うに支持されるプローブであって、前記プローブの測定
端が所定の接触圧力を用いて生体の皮膚表面に直交する
ようにあてがわれるように構成されたプローブを含む。
測定端はバイモルフ圧電トランスデューサから皮膚表面
に音響パルスを送出し、1つの測定端は送信機の役割を
果たし、残り2つの測定端は受信機の役割を果たす。受
信機は皮膚を通って測定端の間を伝搬される音響パルス
の送信と受信間の期間を測定する。測定された時間か
ら、皮膚内の音響波の伝搬速度が計算される。
ューサは電極を備え、低破壊強度を有するセラミック材
料からなる。したがって、バイモルフ要素は極めて傷つ
きやすく機械的応力がかかるとすぐに破損する。
の安全性がより高く、衝撃に鈍感な上記のタイプの測定
装置を提供することである。
は測定端がバイモルフエレメントのホルダによって形成
され、帯状のバイモルフエレメントは一方の側面と一方
の端部上でのみホルダに固定されている。バイモルフエ
レメントのホルダに測定端それ自体を形成させること
で、バイモルフエレメントは、機械的応力を受けず、し
たがって、扱いが不適当であっても、あるいは高い衝撃
応力を受けても破損しないことが有利である。
端に面したホルダ端部に固定される。ホルダは測定端を
介した表面構造への音響パルスの伝達を可能にし、同時
にバイモルフエレメントを損傷から保護する。帯状のバ
イモルフエレメントは各々−好ましくは接着によって−
表面構造に面したホルダの自由端に固定され、それによ
って測定端を形成するホルダの自由端への生成された音
響パルスの最適な伝達が得られる。
ぞれの自由端に地震質量が好ましくは接着によって固定
されている。送信機のバイモルフエレメントが電気パル
スによって偏向すると、測定端を介して表面構造に曲げ
モーメントが音響パルスとして伝達される。この曲げモ
ーメントは慣性を備えた地震質量によって支持される。
地震質量の慣性によってこの構成は高速パルスに対して
極めて鋭敏に反応をするが、不適切な扱いによって引き
起こされる比較的遅い動きに対してはほとんど反応がな
い。
トが自由に振動できるバイモルフエレメントに適合され
た縦方向のくぼみを有する。このくぼみによってホルダ
に平行に延びているバイモルフエレメントはホルダに直
交して振動するときにくぼみを通して振動できる。
サポートに固定された2つの平坦な帯状の部材からな
る。ホルダは極めて柔軟で、したがって、送信機の音響
パルスはサポートには伝達されない。ホルダの好ましい
材料はマクロロン(Makrolon)である。ホルダの柔軟性
によってサスペンションを介した受信機への音響パルス
の伝達は防止される。
に支持され、測定端は所定のばね張力で皮膚表面にあて
がうことができる。
経路を進行した時にトリガすることができる。これによ
って、測定端は確実に常に同じ接触圧力で表面構造に押
し付けられる。
後にトリガすることもでき、さらに信号が一定のプロー
ブ経路を進行したという条件と組み合わせることもでき
る。
からなる送信機は単一の音響パルスを表面構造内に結合
する。
10kHzの間の周波数範囲での共振測定を用いて、測
定装置によって評価することができる。
する表面構造に固定可能な案内部材を有し、当該案内部
材内でプローブは表面構造に直交して案内され、プロー
ブはプローブと案内部材上のマークを用いて異なる所定
の角位置を保つ。例えば検査する表面構造に接着された
円筒形のスリーブなどの案内部材は、表面構造に対して
プローブの向きが確実に直交するようにプローブを収容
する。さらに、案内部材の周辺部には、プローブ上のマ
ークと協働して所定の角度でプローブを回転して初期位
置に対して例えば0度、45度、90度、または135
度の角度で測定を実行するための角マークが記されてい
る。
施形態について詳述する。
が軸方向に動くことができるハウジング1を含む。プロ
ーブ2は2つの平坦な帯状の縦方向に延びたホルダ8、
10が互いに平行に間隔を空けて固定されるサポート2
8が設けられるハウジング5からなり、各ホルダがバイ
モルフエレメント12、14を収容する。ホルダ8、1
0はマクロロン(Makrolon)製で、高い柔軟性を有す
る。ホルダ8、10の一方の側だけがサポート28に固
定され、その自由端で自由に振動できる。
レメントからの音響パルスの振動が検査される表面構造
3に伝達される測定端4、6を同時に形成する。バイモ
ルフエレメント12は測定端4の領域にホルダ8に平行
な帯状に延び、好ましくは外部側面に接着される。測定
端4からそらされたバイモルフエレメント12の自由端
は地震質量20を担持し、好ましくは接着される。
イモルフエレメント12に提供される電気パルスはバイ
モルフエレメント内に曲げモーメントを生成し、音響パ
ルスを測定端4に伝達する。地震質量(seismic mass)
20はモーメントを抑止する働きをする。質量20の慣
性によってこの構成は高速パルスに対して極めて鋭敏な
反応を示すが、不適切な扱いによって引き起こされる比
較的遅い動きに対してはほとんど反応がない。バイモル
フエレメント12は測定端4および地震質量20と共に
音響パルスの送信機を形成する。サポート28を介して
測定装置の縦軸に関して対称に、測定端6、ホルダ1
0、バイモルフエレメント14および地震質量22によ
って形成される受信機がある。図2に最もよく示されて
いるように、ホルダ8、10はバイモルフエレメント1
2、14と地震質量20、22がホルダ8、10と直交
する方向に自由に振動するためのくぼみ24、26を有
する。
ばね7を用いてハウジング1内で傾いている。
の間の周波数範囲で共振測定を用いて、測定端6によっ
て受信された測定信号を分析する。
18に接続されている図示していないディスプレイまた
はディスプレイ手段上に表示することができる。
の遠位端を収容できるので、測定端4、6は測定中に皮
膚表面3に対して正確に直交する方向を向く。案内エレ
メント32は表面構造3に向いた側にほぼ環状の両面接
着フィルム34を備えたフランジを有する。この両面接
着フィルム34を用いて、案内部材32を検査する表面
構造3のある場所に固定できる。
のフランジ35はより大きい時間間隔でプローブ2が同
じ向きの同じ場所で測定を実行できるように、表面構造
3上に例えばペンで色マークを付けるための、周辺部に
設けられた2つの穴40を有する。
所から得られることが測定結果の値には必要不可欠であ
ることに留意されたい。
距離を有するマーク36を有する。プローブ2のハウジ
ング1の外部のマーク38(図1)に関して、測定装置
は表面構造3上の同じ測定場所と同じ角位置に再現可能
に配置できる。
度、45度、90度、および135度の角度で測定値を
表示でき、したがって、異方性の表面構造3を記述する
こともできる。
表示することも可能である。評価手段18はまた測定値
を記憶して後で比較することもできる。
に測定端4、6を押し付けることでトリガできる。バイ
アスの量は例えばばね力に対するプローブ2の軸方向の
変位を測定するプローブ経路の測定を介して決定でき
る。さらに、音響パルスおよび測定のトリガは時間的に
遅延させることができる。
kHzである。
る弾性値も決定できる表面構造の弾性特性を表す。
動材料からなってもよい。測定装置は異なる材料の材料
試験、または、例えば、ゴムまたは皮革のような材料の
生産管理にも適用できる。
応用分野は、皮膚の粘弾性および異方性の測定、例えば
皮膚内のコラーゲンおよびエラスチン組織への美容およ
び薬学効果の検証、マモグラフィ試験、および傷の治療
に関する試験などである。
図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 表面構造(3)の弾性特性を測定する測
定装置であって、ハウジング(1)内に配置されたプロ
ーブ(2)と、音響パルスを送信する送信機および表面
構造(3)内の音響パルスの伝搬挙動を受信する少なく
とも1つの受信機と、音響パルスを生成するための制御
手段(16)と、受信機によって受信される測定信号の
ための評価手段(18)と、送信および受信エレメント
として接続された少なくとも2つの隣接する測定端
(4、6)を含み、該測定端は表面構造(3)上にセッ
トされるように構成され、ホルダ(8、10)によって
担持される帯状のバイモルフエレメント(12、14)
を有し、 前記測定端(4、6)がバイモルフエレメント(12、
14)のホルダ(8、10)によって形成され、帯状の
エレメント(12、14)の端部の1つの側がホルダ
(8、10)に固定されている測定装置。 - 【請求項2】 バイモルフエレメント(12、14)
が、測定端(4、6)に面するホルダ(8、10)の端
部に固定される請求項1に記載の測定装置。 - 【請求項3】 地震質量(20、22)が、各帯状のバ
イモルフエレメント(12、14)の自由端に固定され
ている請求項1または2に記載の測定装置。 - 【請求項4】 ホルダ(8、10)が、バイモルフエレ
メント(12、14)が自由に振動できるバイモルフエ
レメント(12、14)に適合された細長いくぼみ(2
4、26)を有する請求項1に記載の測定装置。 - 【請求項5】 ホルダ(8、10)が、測定端(4、
6)の反対側の端部(30)で共通のサポート(28)
上に互いに平行な距離に固定された2つの平坦な帯状の
部品である請求項1に記載の測定装置。 - 【請求項6】 プローブ(5)が、ハウジング(1)内
で軸運動するように支持され、測定端(4、6)が、ば
ねバイアスで表面構造(3)にあてがうことができる請
求項1に記載の測定装置。 - 【請求項7】 音響パルスおよび測定が、プローブ
(2)が所定の経路を進行した後でトリガされるように
構成された請求項6に記載の測定装置。 - 【請求項8】 音響パルスおよび測定が所定の時間遅延
の後にトリガできる請求項6または7に記載の測定装
置。 - 【請求項9】 平坦なバイモルフエレメント(12)か
らなる送信機が単一の音響パルスを表面構造内に結合す
る請求項1に記載の測定装置。 - 【請求項10】 評価手段(18)が、0〜10kHz
の間の周波数範囲で共振測定を用いて、受信機によって
受信された測定信号を評価する請求項1に記載の測定装
置。 - 【請求項11】 プローブ(2)が、表面構造(3)に
固定可能な案内手段(32)を含み、プローブ(2)
が、表面構造(3)に直交して保持され、プローブ
(2)が、プローブ(2)と案内部材(32)上のマー
ク(36、38)を用いて異なる角位置を保つことがで
きる請求項1に記載の測定装置。
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A02 | Decision of refusal |
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