JP2002034337A - 植物栽培装置 - Google Patents
植物栽培装置Info
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- JP2002034337A JP2002034337A JP2000220104A JP2000220104A JP2002034337A JP 2002034337 A JP2002034337 A JP 2002034337A JP 2000220104 A JP2000220104 A JP 2000220104A JP 2000220104 A JP2000220104 A JP 2000220104A JP 2002034337 A JP2002034337 A JP 2002034337A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/20—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
- Y02P60/21—Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】植物の栽培作業の作業効率を低下させることな
く、栽培室内の空間利用効率を飛躍的に向上させること
ができる植物栽培装置を提供する。 【解決手段】植物が植え付けられる長尺筐体状の栽培容
器60と、長手方向に配列された栽培容器60列を栽培
作業位置に吊り下げて支持する吊下支持手段70とを備
えてなり、複数の吊下支持手段70を横方向に並設して
構成する。並設された吊下支持手段70のうち、その両
端部を除く中間部の各吊下支持手段70をそれぞれ並設
方向に移送する移送装置を設ける。吊下支持手段を横方
向に移動させることで、吊下支持手段70間に作業通路
が形成される。
く、栽培室内の空間利用効率を飛躍的に向上させること
ができる植物栽培装置を提供する。 【解決手段】植物が植え付けられる長尺筐体状の栽培容
器60と、長手方向に配列された栽培容器60列を栽培
作業位置に吊り下げて支持する吊下支持手段70とを備
えてなり、複数の吊下支持手段70を横方向に並設して
構成する。並設された吊下支持手段70のうち、その両
端部を除く中間部の各吊下支持手段70をそれぞれ並設
方向に移送する移送装置を設ける。吊下支持手段を横方
向に移動させることで、吊下支持手段70間に作業通路
が形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロックウール等の
培地が充填された複数の栽培容器を栽培室内に設置し、
設置された栽培容器の培地に植物を植え付けて、これに
養液を付与することにより、植物を生育せしめる植物栽
培装置に関する。
培地が充填された複数の栽培容器を栽培室内に設置し、
設置された栽培容器の培地に植物を植え付けて、これに
養液を付与することにより、植物を生育せしめる植物栽
培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述した植物栽培装置の一例を図10乃
至図12に示す。尚、図10は、かかる植物栽培装置の
概略構成を示す平面図であり、図11は、この植物栽培
装置の一部分を拡大して示した正面図であり、図12
は、この植物栽培装置を構成する吊下支持機構及び栽培
容器などを示した断面図である。これらの図に示すよう
に、この栽培装置50は、内部温度を調整可能に設けら
れた栽培室51と、この栽培室51内に収容,設置され
る、上部が開口した長尺筐体状の栽培容器60と、この
栽培容器60を栽培作業者の作業位置に合わせて吊下,
支持する吊下支持機構70と、栽培容器60内に養液を
供給する潅水手段80などから構成されている。
至図12に示す。尚、図10は、かかる植物栽培装置の
概略構成を示す平面図であり、図11は、この植物栽培
装置の一部分を拡大して示した正面図であり、図12
は、この植物栽培装置を構成する吊下支持機構及び栽培
容器などを示した断面図である。これらの図に示すよう
に、この栽培装置50は、内部温度を調整可能に設けら
れた栽培室51と、この栽培室51内に収容,設置され
る、上部が開口した長尺筐体状の栽培容器60と、この
栽培容器60を栽培作業者の作業位置に合わせて吊下,
支持する吊下支持機構70と、栽培容器60内に養液を
供給する潅水手段80などから構成されている。
【0003】図11に示すように、前記栽培室51は、
床面上に立設せしめられた複数の支柱52と、この支柱
52の上端部に栽培容器60の幅方向に沿って固設され
た断面I形状の横梁53と、この横梁53上に前記栽培
容器60の長手方向に沿って固設された同じく断面I形
状の縦梁54などを備えてなる。
床面上に立設せしめられた複数の支柱52と、この支柱
52の上端部に栽培容器60の幅方向に沿って固設され
た断面I形状の横梁53と、この横梁53上に前記栽培
容器60の長手方向に沿って固設された同じく断面I形
状の縦梁54などを備えてなる。
【0004】図12に示すように、前記栽培容器60は
その内部に培地61が充填されている。そして、図10
及び図11に示すように、その複数個が長手方向に連設
されて一列に形成され、一定間隔を隔て対向配置された
栽培容器60の2列が、これを1組として吊下支持機構
70により吊下,支持されている。尚、栽培容器60の
底部には、排液孔62が形成されており、前記潅水手段
80によって培地61内に供給された養液の余剰分がこ
の排液孔62から排出されるようになっている。
その内部に培地61が充填されている。そして、図10
及び図11に示すように、その複数個が長手方向に連設
されて一列に形成され、一定間隔を隔て対向配置された
栽培容器60の2列が、これを1組として吊下支持機構
70により吊下,支持されている。尚、栽培容器60の
底部には、排液孔62が形成されており、前記潅水手段
80によって培地61内に供給された養液の余剰分がこ
の排液孔62から排出されるようになっている。
【0005】前記吊下支持機構70は、図11及び図1
2に示すように、2列の前記栽培容器60を収容する容
器受け材71と、この容器受け材71の下面両側部にこ
れに沿って設けられたパイプ収容部材74と、このパイ
プ収容部材74内に収容されて前記容器受け材71を支
持するパイプ部材72と、下端部がフック(図示せず)
を介して前記パイプ部材72に係合され、上端部が前記
横梁53に係着されたチェーン73などからなる。尚、
前記チェーン73は、吊下した栽培容器60の床面から
の高さが、栽培作業者が起立姿勢で栽培作業を行うこと
ができる高さとなるように、その長さが調整されてい
る。また、相互に隣接する各吊下支持機構70間は、栽
培作業者が栽培作業を行うための通路ないし作業領域と
なっている。
2に示すように、2列の前記栽培容器60を収容する容
器受け材71と、この容器受け材71の下面両側部にこ
れに沿って設けられたパイプ収容部材74と、このパイ
プ収容部材74内に収容されて前記容器受け材71を支
持するパイプ部材72と、下端部がフック(図示せず)
を介して前記パイプ部材72に係合され、上端部が前記
横梁53に係着されたチェーン73などからなる。尚、
前記チェーン73は、吊下した栽培容器60の床面から
の高さが、栽培作業者が起立姿勢で栽培作業を行うこと
ができる高さとなるように、その長さが調整されてい
る。また、相互に隣接する各吊下支持機構70間は、栽
培作業者が栽培作業を行うための通路ないし作業領域と
なっている。
【0006】図12に示すように、前記潅水手段80
は、各栽培容器60の長手方向に沿ってそれぞれ配設さ
れた潅水チューブ81と、上記各排液孔62に装着され
る不織布83と、前記潅水チューブ81に接続し、この
潅水チューブ81を介して培地61に養液を供給する養
液配合機(図示せず)と、各栽培容器60の下方にその
長手方向に沿って配設される樋82などを備えている。
斯くして、養液は養液配合機(図示せず)から潅水チュ
ーブ81を介して培地61に供給され、その後、供給さ
れた養液の余剰分は、排液孔62,不織布83及び樋8
2を介して排液貯槽(図示せず)に回収される。尚、樋
82は、容器受け材71の下面に固着された樋受け金具
84によって支持されている。
は、各栽培容器60の長手方向に沿ってそれぞれ配設さ
れた潅水チューブ81と、上記各排液孔62に装着され
る不織布83と、前記潅水チューブ81に接続し、この
潅水チューブ81を介して培地61に養液を供給する養
液配合機(図示せず)と、各栽培容器60の下方にその
長手方向に沿って配設される樋82などを備えている。
斯くして、養液は養液配合機(図示せず)から潅水チュ
ーブ81を介して培地61に供給され、その後、供給さ
れた養液の余剰分は、排液孔62,不織布83及び樋8
2を介して排液貯槽(図示せず)に回収される。尚、樋
82は、容器受け材71の下面に固着された樋受け金具
84によって支持されている。
【0007】以上の構成を備えた栽培装置50による
と、栽培容器60が吊下支持機構70によって吊り下げ
られ、しかもその高さ位置が、栽培作業者が起立姿勢で
栽培作業を行うことができる高さとなっているので、栽
培作業者は楽な姿勢で栽培作業を行うことができる。ま
た、栽培容器の下面が開放されているので、栽培容器6
0下方の床面を掃除し易く、或いは、栽培容器60下方
の床面に他の植物栽培容器を設置して、他の植物を栽培
するといったことも可能である。また、2列の栽培容器
60を1組として吊り下げるようにしているので、1組
を構成する栽培容器60列相互間に、温風暖房用ダクト
を敷設することができる。
と、栽培容器60が吊下支持機構70によって吊り下げ
られ、しかもその高さ位置が、栽培作業者が起立姿勢で
栽培作業を行うことができる高さとなっているので、栽
培作業者は楽な姿勢で栽培作業を行うことができる。ま
た、栽培容器の下面が開放されているので、栽培容器6
0下方の床面を掃除し易く、或いは、栽培容器60下方
の床面に他の植物栽培容器を設置して、他の植物を栽培
するといったことも可能である。また、2列の栽培容器
60を1組として吊り下げるようにしているので、1組
を構成する栽培容器60列相互間に、温風暖房用ダクト
を敷設することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構造の
栽培装置50においては、吊下支持機構70によって吊
り下げられた各組の栽培容器60列の隣接相互間に、栽
培作業用の通路を必ず設ける必要があり、このため、栽
培容器60の設置効率を高めるには、自ずとその限界が
あった。言い換えれば、この作業通路が存在することに
よって、栽培室51内の利用効率は必ずしも十分なもの
であるとは言えず、未だ改善の余地があった。
栽培装置50においては、吊下支持機構70によって吊
り下げられた各組の栽培容器60列の隣接相互間に、栽
培作業用の通路を必ず設ける必要があり、このため、栽
培容器60の設置効率を高めるには、自ずとその限界が
あった。言い換えれば、この作業通路が存在することに
よって、栽培室51内の利用効率は必ずしも十分なもの
であるとは言えず、未だ改善の余地があった。
【0009】本発明は、以上の実情に鑑み、栽培作業の
効率を低下させることなく、栽培室内の空間利用効率を
飛躍的に向上させることができる植物栽培装置の提供を
目的とする。
効率を低下させることなく、栽培室内の空間利用効率を
飛躍的に向上させることができる植物栽培装置の提供を
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記課題を
解決するための本発明の請求項1に係る発明は、植物が
植え付けられる長尺筐体状の栽培容器と、長手方向に配
列された該栽培容器列を栽培作業位置に吊り下げて支持
する吊下支持手段とを備えてなり、複数の前記吊下支持
手段を横方向に並設して構成される植物栽培装置におい
て、前記並設された吊下支持手段のうち、その両端部を
除く中間部の各吊下支持手段をそれぞれ前記並設方向に
移送する移送装置を設けて、前記吊下支持手段間の間隔
を可変にしたことを特徴とする。
解決するための本発明の請求項1に係る発明は、植物が
植え付けられる長尺筐体状の栽培容器と、長手方向に配
列された該栽培容器列を栽培作業位置に吊り下げて支持
する吊下支持手段とを備えてなり、複数の前記吊下支持
手段を横方向に並設して構成される植物栽培装置におい
て、前記並設された吊下支持手段のうち、その両端部を
除く中間部の各吊下支持手段をそれぞれ前記並設方向に
移送する移送装置を設けて、前記吊下支持手段間の間隔
を可変にしたことを特徴とする。
【0011】この発明によれば、前記中間部の各吊下支
持手段をそれぞれ前記並設方向に移送する移送装置を設
け、この移送装置によって前記吊下支持手段間の間隔を
変えることができるようにしているので、並設された吊
下支持手段のうち1組の隣接吊下支持手段間に作業通路
を形成する一方、他の隣接吊下支持手段間についてはそ
の間隔をできるだけ狭くした状態でこれを設置し、前記
中間部の各吊下支持手段を順次前記並設方向に移動させ
ることで、並設された各吊下支持手段間に順次作業通路
を形成するといった態様をとることができる。
持手段をそれぞれ前記並設方向に移送する移送装置を設
け、この移送装置によって前記吊下支持手段間の間隔を
変えることができるようにしているので、並設された吊
下支持手段のうち1組の隣接吊下支持手段間に作業通路
を形成する一方、他の隣接吊下支持手段間についてはそ
の間隔をできるだけ狭くした状態でこれを設置し、前記
中間部の各吊下支持手段を順次前記並設方向に移動させ
ることで、並設された各吊下支持手段間に順次作業通路
を形成するといった態様をとることができる。
【0012】このように、この発明によれば、上記従来
例のように、各吊下支持手段の並設方向両側に必ず作業
通路を設けておく必要がなく、並設された吊下支持手段
のうち1組の隣接吊下支持手段間に作業通路領域を設定
しておけば、全ての栽培容器に対して必要な作業を行う
ことができ、栽培容器の設置効率を上記従来例に比べて
格段に向上させることができる。
例のように、各吊下支持手段の並設方向両側に必ず作業
通路を設けておく必要がなく、並設された吊下支持手段
のうち1組の隣接吊下支持手段間に作業通路領域を設定
しておけば、全ての栽培容器に対して必要な作業を行う
ことができ、栽培容器の設置効率を上記従来例に比べて
格段に向上させることができる。
【0013】尚、前記移送装置は、本発明の請求項2に
係る発明のように、これを、前記吊下支持手段の前記並
設方向に沿って配設された案内部材と、該案内部材に係
合し、該案内部材に沿って移動可能となった走行機構と
から構成し、前記吊下支持手段をこの走行機構によって
支持した構成とすることができ、更に、請求項3に係る
発明のように、前記走行機構を前記案内部材に沿って移
動せしめる駆動機構を備えた構成とすることができる。
駆動機構によって吊下支持手段を横移動させるようにす
ると、栽培作業者は極めて低い労力で吊下支持手段を横
移動させることができる。
係る発明のように、これを、前記吊下支持手段の前記並
設方向に沿って配設された案内部材と、該案内部材に係
合し、該案内部材に沿って移動可能となった走行機構と
から構成し、前記吊下支持手段をこの走行機構によって
支持した構成とすることができ、更に、請求項3に係る
発明のように、前記走行機構を前記案内部材に沿って移
動せしめる駆動機構を備えた構成とすることができる。
駆動機構によって吊下支持手段を横移動させるようにす
ると、栽培作業者は極めて低い労力で吊下支持手段を横
移動させることができる。
【0014】また、前記移送装置は更に具体的な構成と
して、請求項4に係る発明のように、前記案内部材を横
断面I字形状をしたレールから構成し、前記走行機構
を、前記レールの水平辺上を転動するローラと、該ロー
ラを回転自在に支持する支持部材とから構成し、前記駆
動機構を、前記レールの長手方向に一定の間隔をあけて
配設された駆動スプロケット及び従動スプロケットと、
この駆動スプロケット及び従動スプロケットに巻き掛け
られたチェーンと、このチェーンに固設され、前記走行
機構の支持部材に係合する係合部材と、前記駆動スプロ
ケットに接続し、該駆動スプロケットを回転させる駆動
モータとから構成することができる。
して、請求項4に係る発明のように、前記案内部材を横
断面I字形状をしたレールから構成し、前記走行機構
を、前記レールの水平辺上を転動するローラと、該ロー
ラを回転自在に支持する支持部材とから構成し、前記駆
動機構を、前記レールの長手方向に一定の間隔をあけて
配設された駆動スプロケット及び従動スプロケットと、
この駆動スプロケット及び従動スプロケットに巻き掛け
られたチェーンと、このチェーンに固設され、前記走行
機構の支持部材に係合する係合部材と、前記駆動スプロ
ケットに接続し、該駆動スプロケットを回転させる駆動
モータとから構成することができる。
【0015】また、本発明の請求項5に係る発明は、上
記請求項1乃至4記載のいずれかの植物栽培装置におい
て、前記案内部材に制止部材が配設されると共に、前記
走行機構の移動方向両側に位置決め部材が配設され、前
記位置決め部材が前記制止部材と当接することにより、
前記走行機構の移動が制止されるように設けられてな
る。このようにすれば、各吊下支持手段を横移動させて
相互に接近させた際に、各吊下支持手段間の間隔を栽培
に支障のない間隔とすることができる。
記請求項1乃至4記載のいずれかの植物栽培装置におい
て、前記案内部材に制止部材が配設されると共に、前記
走行機構の移動方向両側に位置決め部材が配設され、前
記位置決め部材が前記制止部材と当接することにより、
前記走行機構の移動が制止されるように設けられてな
る。このようにすれば、各吊下支持手段を横移動させて
相互に接近させた際に、各吊下支持手段間の間隔を栽培
に支障のない間隔とすることができる。
【0016】更に、請求項6に係る発明のように、前記
位置決め部材に衝撃緩衝手段を設けると、位置決め部材
と制止部材が接触した際、或いは位置決め部材同士が接
触した際に、その衝撃が衝撃緩衝手段によって緩和さ
れ、かかる衝撃が栽培容器に伝達されるのを防止するこ
とができる。
位置決め部材に衝撃緩衝手段を設けると、位置決め部材
と制止部材が接触した際、或いは位置決め部材同士が接
触した際に、その衝撃が衝撃緩衝手段によって緩和さ
れ、かかる衝撃が栽培容器に伝達されるのを防止するこ
とができる。
【0017】また、本発明の請求項7に係る発明は、植
物が植え付けられる長尺筐体状の栽培容器と、長手方向
に配列された栽培容器列を栽培作業位置に吊り下げて支
持する吊下支持手段とを備えてなり、複数の前記吊下支
持手段を横方向に並設して構成される植物栽培装置にお
いて、前記複数の吊下支持手段のうち、その並設方向1
つおきに位置する吊下支持手段を1組として、該第1組
の吊下支持手段を同期させて昇降せしめる第1の昇降装
置と、前記第1組の吊下支持手段の間に位置する吊下支
持手段を他の1組として、該第2組の吊下支持手段を同
期させて昇降せしめる第2の昇降装置とを設けて構成し
たことを特徴とする。
物が植え付けられる長尺筐体状の栽培容器と、長手方向
に配列された栽培容器列を栽培作業位置に吊り下げて支
持する吊下支持手段とを備えてなり、複数の前記吊下支
持手段を横方向に並設して構成される植物栽培装置にお
いて、前記複数の吊下支持手段のうち、その並設方向1
つおきに位置する吊下支持手段を1組として、該第1組
の吊下支持手段を同期させて昇降せしめる第1の昇降装
置と、前記第1組の吊下支持手段の間に位置する吊下支
持手段を他の1組として、該第2組の吊下支持手段を同
期させて昇降せしめる第2の昇降装置とを設けて構成し
たことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、吊下支持手段によって
支持された各栽培容器列を、第1の昇降装置及び第2の
昇降装置によって昇降させることにより、これらを一つ
おきに交互に低所と高所に配置された状態となして、低
所に配置された栽培容器列間に作業通路を形成すること
ができる。したがって、上記従来例のように、栽培容器
列の両側に必ず作業通路を設けておく必要がなく、各栽
培容器列を可能な限り接近させ配設することができるの
で、栽培容器の設置効率を上記従来例に比べて格段に向
上させることができる。
支持された各栽培容器列を、第1の昇降装置及び第2の
昇降装置によって昇降させることにより、これらを一つ
おきに交互に低所と高所に配置された状態となして、低
所に配置された栽培容器列間に作業通路を形成すること
ができる。したがって、上記従来例のように、栽培容器
列の両側に必ず作業通路を設けておく必要がなく、各栽
培容器列を可能な限り接近させ配設することができるの
で、栽培容器の設置効率を上記従来例に比べて格段に向
上させることができる。
【0019】また、第1の昇降装置及び第2の昇降装置
の作動によって栽培容器列を昇降させるようにしている
ので、栽培作業者は極めて低い労力で栽培容器列を昇降
させることができる。また、第1の昇降装置及び第2の
昇降装置の作動を適宜制御することによって、栽培容器
を任意の高さ位置に配置することができる。したがっ
て、日照条件などの環境面を考慮して、栽培容器をその
最適な高さ位置に設置することができ、栽培植物の育成
を最大限に高めることができるといった効果も奏され
る。
の作動によって栽培容器列を昇降させるようにしている
ので、栽培作業者は極めて低い労力で栽培容器列を昇降
させることができる。また、第1の昇降装置及び第2の
昇降装置の作動を適宜制御することによって、栽培容器
を任意の高さ位置に配置することができる。したがっ
て、日照条件などの環境面を考慮して、栽培容器をその
最適な高さ位置に設置することができ、栽培植物の育成
を最大限に高めることができるといった効果も奏され
る。
【0020】また、低所位置にある各栽培容器列間のそ
れぞれに作業通路が形成されるので、即ち、複数の作業
通路が形成されるので、複数人の栽培作業者が各作業通
路に分れて作業を行うことが可能であり、効率の良い作
業を行うことができる。また、低所位置に降下される栽
培容器の降下位置は、前記第1の昇降装置及び第2の昇
降装置の作動を適宜制御することにより、これを栽培作
業者の身長に合わせて適宜調整することが可能であり、
降下位置をこのように調整することによって栽培作業者
は更に作業を行い易くなる。
れぞれに作業通路が形成されるので、即ち、複数の作業
通路が形成されるので、複数人の栽培作業者が各作業通
路に分れて作業を行うことが可能であり、効率の良い作
業を行うことができる。また、低所位置に降下される栽
培容器の降下位置は、前記第1の昇降装置及び第2の昇
降装置の作動を適宜制御することにより、これを栽培作
業者の身長に合わせて適宜調整することが可能であり、
降下位置をこのように調整することによって栽培作業者
は更に作業を行い易くなる。
【0021】尚、請求項8に係る発明のように、前記第
1の昇降装置は、これを前記第1組の各吊下支持手段の
上方にそれぞれ配設された第1組のスプロケットと、該
第1組のスプロケットに接続してこれを回転させる第1
駆動軸と、該第1駆動軸に接続してこれを軸中心に回転
させる第1駆動モータとから構成することができ、前記
第2の昇降装置は、これを前記第2組の各吊下支持手段
の上方にそれぞれ配設された第2組のスプロケットと、
該第2組のスプロケットに接続してこれを回転させる第
2駆動軸と、該第2駆動軸に接続してこれを軸中心に回
転させる第2駆動モータとから構成することができ、前
記第1組の各吊下支持手段をそれぞれチェーンを介して
前記第1組の各スプロケットに接続し、前記第2組の各
吊下支持手段をそれぞれチェーンを介して前記第2組の
各スプロケットに接続さした構成とすることができる。
1の昇降装置は、これを前記第1組の各吊下支持手段の
上方にそれぞれ配設された第1組のスプロケットと、該
第1組のスプロケットに接続してこれを回転させる第1
駆動軸と、該第1駆動軸に接続してこれを軸中心に回転
させる第1駆動モータとから構成することができ、前記
第2の昇降装置は、これを前記第2組の各吊下支持手段
の上方にそれぞれ配設された第2組のスプロケットと、
該第2組のスプロケットに接続してこれを回転させる第
2駆動軸と、該第2駆動軸に接続してこれを軸中心に回
転させる第2駆動モータとから構成することができ、前
記第1組の各吊下支持手段をそれぞれチェーンを介して
前記第1組の各スプロケットに接続し、前記第2組の各
吊下支持手段をそれぞれチェーンを介して前記第2組の
各スプロケットに接続さした構成とすることができる。
【0022】また、請求項9に係る発明のように、前記
各チェーンの端部に重錘を設けると、吊下支持手段及び
栽培容器とのバランスをとることができるので、前記第
1の昇降装置及び第2の昇降装置に作用する負荷を低減
することができる。
各チェーンの端部に重錘を設けると、吊下支持手段及び
栽培容器とのバランスをとることができるので、前記第
1の昇降装置及び第2の昇降装置に作用する負荷を低減
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について添付図面に基づき説明する。
について添付図面に基づき説明する。
【0024】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態について図1乃至図3に基づき説明する。図1
は、本実施形態に係る植物栽培装置を示す正面図であ
り、図2は、その矢示X方向から視た水平移送装置の概
略構成を示す概略平面図であり、図3は、図1における
矢視Y―Y方向の断面図である。これら図1乃至図3に
示すように、この植物栽培装置1は、水平移送装置10
を設けた点で、上述した従来の植物栽培装置50とその
構成が異なる。したがって、従来の植物栽培装置50に
おける構成と同じ構成部分については同一の符号を付し
て、その詳しい説明を省略する。
実施形態について図1乃至図3に基づき説明する。図1
は、本実施形態に係る植物栽培装置を示す正面図であ
り、図2は、その矢示X方向から視た水平移送装置の概
略構成を示す概略平面図であり、図3は、図1における
矢視Y―Y方向の断面図である。これら図1乃至図3に
示すように、この植物栽培装置1は、水平移送装置10
を設けた点で、上述した従来の植物栽培装置50とその
構成が異なる。したがって、従来の植物栽培装置50に
おける構成と同じ構成部分については同一の符号を付し
て、その詳しい説明を省略する。
【0025】前記水平移送装置10は、栽培容器60の
幅方向に沿って配設され、且つ前記支柱52によって支
持されてなり、横断面がI形状をしたガイドレール25
と、このガイドレール25に係合し、これに沿って移動
可能に設けられた3組の走行機構11a,11b,11
cと、これら走行機構11a,11b,11cを前記ガ
イドレール25に沿って移動させる駆動機構20などか
らなる。
幅方向に沿って配設され、且つ前記支柱52によって支
持されてなり、横断面がI形状をしたガイドレール25
と、このガイドレール25に係合し、これに沿って移動
可能に設けられた3組の走行機構11a,11b,11
cと、これら走行機構11a,11b,11cを前記ガ
イドレール25に沿って移動させる駆動機構20などか
らなる。
【0026】前記ガイドレール25は、その2本が適宜
間隔をあけて平行に配設されており、上記の如く、図示
例では各ガイドレール25に3組の走行機構11a,1
1b,11cが配設されている。そして、各走行機構1
1a,11b,11cによってそれぞれ吊下支持機構7
0a,70b,70cが吊下せしめられた状態で支持さ
れ、これら走行機構11a,11b,11cに支持され
た吊下支持機構70a,70b,70cの両側にも、そ
れぞれ上端部がガイドレール25に固設された状態でそ
れぞれ吊下支持機構70d,70eが吊下せしめられて
いる。
間隔をあけて平行に配設されており、上記の如く、図示
例では各ガイドレール25に3組の走行機構11a,1
1b,11cが配設されている。そして、各走行機構1
1a,11b,11cによってそれぞれ吊下支持機構7
0a,70b,70cが吊下せしめられた状態で支持さ
れ、これら走行機構11a,11b,11cに支持され
た吊下支持機構70a,70b,70cの両側にも、そ
れぞれ上端部がガイドレール25に固設された状態でそ
れぞれ吊下支持機構70d,70eが吊下せしめられて
いる。
【0027】図1及び図3に示すように、前記各走行機
構11a,11b,11cは、ガイドレール25の垂直
辺を挟んでその両側の水平辺上に転動自在に配設された
4個のローラ12と、横断面がコの字状をしてなり、前
記ローラ12の2個一対をそれぞれ軸中心に回動自在に
支持するローラ支持部材13,13と、各ローラ支持部
材13,13の下面に固設され、これらを連結する連結
部材14と、各ローラ支持部材13,13間の前記連結
部材14に固設され、ガイドレール25を挟むように上
方に突出した一対の立上部材15,15と、この立上部
材15,15の上端部に固設された係合部材16などを
備えている。
構11a,11b,11cは、ガイドレール25の垂直
辺を挟んでその両側の水平辺上に転動自在に配設された
4個のローラ12と、横断面がコの字状をしてなり、前
記ローラ12の2個一対をそれぞれ軸中心に回動自在に
支持するローラ支持部材13,13と、各ローラ支持部
材13,13の下面に固設され、これらを連結する連結
部材14と、各ローラ支持部材13,13間の前記連結
部材14に固設され、ガイドレール25を挟むように上
方に突出した一対の立上部材15,15と、この立上部
材15,15の上端部に固設された係合部材16などを
備えている。
【0028】また、各走行機構11a,11b,11c
の移動方向における前記ローラ支持部材13の両側には
位置決め部材19が設けられ、吊下支持機構70eの右
側及び吊下支持機構70dの左側の、ガイドレール25
の側面にはそれぞれストッパ28が設けられている。斯
くして、このストッパ28によって走行機構11a,1
1cの移動が制止され、また、走行機構11a,11
b,11cの相互間については、それぞれに設けられた
位置決め部材19同士が当接することにより、それぞれ
走行機構11a,11b,11cの移動が制止される。
これにより、吊下支持機構70a,70b,70c,7
0d,70eに支持される栽培容器60列相互間の衝突
が防止され、これらに植え付けられた植物が損傷しない
ようになっている。尚、前記位置決め部材の先端部に弾
性体やショックアブソーバなどの衝撃緩衝手段を設ける
と、走行機構11a,11b,11cが前記ストッパ2
8や相互に衝突した際に、栽培容器60にその衝撃が伝
わり難くなり、かかる衝突によって栽培容器60に植え
付けられた植物の生育が悪影響を受けることがなくなっ
て好ましい。
の移動方向における前記ローラ支持部材13の両側には
位置決め部材19が設けられ、吊下支持機構70eの右
側及び吊下支持機構70dの左側の、ガイドレール25
の側面にはそれぞれストッパ28が設けられている。斯
くして、このストッパ28によって走行機構11a,1
1cの移動が制止され、また、走行機構11a,11
b,11cの相互間については、それぞれに設けられた
位置決め部材19同士が当接することにより、それぞれ
走行機構11a,11b,11cの移動が制止される。
これにより、吊下支持機構70a,70b,70c,7
0d,70eに支持される栽培容器60列相互間の衝突
が防止され、これらに植え付けられた植物が損傷しない
ようになっている。尚、前記位置決め部材の先端部に弾
性体やショックアブソーバなどの衝撃緩衝手段を設ける
と、走行機構11a,11b,11cが前記ストッパ2
8や相互に衝突した際に、栽培容器60にその衝撃が伝
わり難くなり、かかる衝突によって栽培容器60に植え
付けられた植物の生育が悪影響を受けることがなくなっ
て好ましい。
【0029】図1及び図2に示すように、前記駆動機構
20は、前記各ガイドレール25上にそれぞれ取付部材
26を介して固設された、上下が開口した長尺筐体状の
収容部材27と、各収容部材27内に回転自在に支持さ
れた3対のスプロケット21a,21’a、21b,2
1’b、21c,21’cと、無端輪環状に形成され、
前記各対のスプロケット21a,21’a、21b,2
1’b、21c,21’cにそれぞれ巻き掛けられたチ
ェーン22a,22b,22cと、垂下した状態でこの
チェーン22a,22b,22cにそれぞれ固着された
係合部材23a,23b,23cなどからなる。
20は、前記各ガイドレール25上にそれぞれ取付部材
26を介して固設された、上下が開口した長尺筐体状の
収容部材27と、各収容部材27内に回転自在に支持さ
れた3対のスプロケット21a,21’a、21b,2
1’b、21c,21’cと、無端輪環状に形成され、
前記各対のスプロケット21a,21’a、21b,2
1’b、21c,21’cにそれぞれ巻き掛けられたチ
ェーン22a,22b,22cと、垂下した状態でこの
チェーン22a,22b,22cにそれぞれ固着された
係合部材23a,23b,23cなどからなる。
【0030】尚、図示するように、前記各対のスプロケ
ット21a,21’a、21b,21’b、21c,2
1’cはそれぞれ相互に収容部材27の長手方向に位置
ずれした状態で配置されており、前記各係合部材23
a,23b,23cもまたそれぞれ相互に収容部材27
の長手方向に位置ずれした状態で配置されている。ま
た、スプロケット21a,21b,21cには、適宜駆
動モータ(図示せず)にそれぞれ接続した駆動軸24
a,24b,24cが連結されている。
ット21a,21’a、21b,21’b、21c,2
1’cはそれぞれ相互に収容部材27の長手方向に位置
ずれした状態で配置されており、前記各係合部材23
a,23b,23cもまたそれぞれ相互に収容部材27
の長手方向に位置ずれした状態で配置されている。ま
た、スプロケット21a,21b,21cには、適宜駆
動モータ(図示せず)にそれぞれ接続した駆動軸24
a,24b,24cが連結されている。
【0031】斯くして、駆動軸24aが駆動モータ(図
示せず)によって駆動されると、これに連結したスプロ
ケット21aが駆動されると共に、チェーン22a及び
これを介してスプロケット21’aが駆動され、チェー
ン22aに固着された係合部材23aがガイドレール2
5に沿って移動する。同様に、駆動軸24bが駆動モー
タ(図示せず)によって駆動されると、これに連結した
スプロケット21bが駆動されると共に、チェーン22
b及びこれを介してスプロケット21’bが駆動され、
チェーン22bに固着された係合部材23bがガイドレ
ール25に沿って移動し、駆動軸24cが駆動モータ
(図示せず)によって駆動されると、これに連結したス
プロケット21cが駆動されると共に、チェーン22c
及びこれを介してスプロケット21’cが駆動され、チ
ェーン22cに固着された係合部材23cがガイドレー
ル25に沿って移動する。尚、前記各駆動モータ(図示
せず)は起動スイッチを操作することによって駆動さ
れ、起動スイッチは、例えば、前記吊下支持機構70
a,70b,70cに付設するなどして、栽培作業者が
操作し易い位置に配設されている。
示せず)によって駆動されると、これに連結したスプロ
ケット21aが駆動されると共に、チェーン22a及び
これを介してスプロケット21’aが駆動され、チェー
ン22aに固着された係合部材23aがガイドレール2
5に沿って移動する。同様に、駆動軸24bが駆動モー
タ(図示せず)によって駆動されると、これに連結した
スプロケット21bが駆動されると共に、チェーン22
b及びこれを介してスプロケット21’bが駆動され、
チェーン22bに固着された係合部材23bがガイドレ
ール25に沿って移動し、駆動軸24cが駆動モータ
(図示せず)によって駆動されると、これに連結したス
プロケット21cが駆動されると共に、チェーン22c
及びこれを介してスプロケット21’cが駆動され、チ
ェーン22cに固着された係合部材23cがガイドレー
ル25に沿って移動する。尚、前記各駆動モータ(図示
せず)は起動スイッチを操作することによって駆動さ
れ、起動スイッチは、例えば、前記吊下支持機構70
a,70b,70cに付設するなどして、栽培作業者が
操作し易い位置に配設されている。
【0032】また、前記係合部材23a,23b,23
cは、図1に示すように、前記係合部材16に当接する
当接部材と、この当接部材の上部に固設された支持部材
とからなり、当接部材はその下面が中央に向かう程、上
方に傾斜した形状を備えている。斯くして、係合部材2
3a,23b,23cはそれぞれその当接部材の中央部
分で前記係合部材16に係合している。
cは、図1に示すように、前記係合部材16に当接する
当接部材と、この当接部材の上部に固設された支持部材
とからなり、当接部材はその下面が中央に向かう程、上
方に傾斜した形状を備えている。斯くして、係合部材2
3a,23b,23cはそれぞれその当接部材の中央部
分で前記係合部材16に係合している。
【0033】次に、以上の構成を備えた本例の植物栽培
装置1の作動について説明する。最初の状態では、図1
において、各走行機構11a,11b,11cは図示右
端に位置しているものとする。尚,この状態において、
図示最左端の吊下支持機構70eとその右隣の吊下支持
機構70cとの間には、栽培作業者が栽培容器60列に
沿って移動することができる程度の間隔があいている。
したがって、この間を通って栽培作業者は吊下支持機構
70e,70cに支持された栽培容器60に対して必要
な作業を行うことができる。
装置1の作動について説明する。最初の状態では、図1
において、各走行機構11a,11b,11cは図示右
端に位置しているものとする。尚,この状態において、
図示最左端の吊下支持機構70eとその右隣の吊下支持
機構70cとの間には、栽培作業者が栽培容器60列に
沿って移動することができる程度の間隔があいている。
したがって、この間を通って栽培作業者は吊下支持機構
70e,70cに支持された栽培容器60に対して必要
な作業を行うことができる。
【0034】ついで、駆動軸24cを駆動して係合部材
23cを図示左側方向に移動させると、走行機構11c
及びこれに吊下された吊下支持機構70cが図示左方向
に移動する。これにより、吊下支持機構70cと吊下支
持機構70bとの間に栽培作業者が通行できる空間、即
ち、作業通路が形成され、栽培作業者はこの通路を通っ
て吊下支持機構70c及び70bに支持された栽培容器
60に対して必要な作業を行うことが可能となる。
23cを図示左側方向に移動させると、走行機構11c
及びこれに吊下された吊下支持機構70cが図示左方向
に移動する。これにより、吊下支持機構70cと吊下支
持機構70bとの間に栽培作業者が通行できる空間、即
ち、作業通路が形成され、栽培作業者はこの通路を通っ
て吊下支持機構70c及び70bに支持された栽培容器
60に対して必要な作業を行うことが可能となる。
【0035】以後、同様にして駆動軸24b,24aを
順次駆動して、係合部材23b,23aを順次図示左側
方向に移動させると、走行機構11b,吊下支持機構7
0b及び走行機構11a,吊下支持機構70aが順次図
示左方向に移動する。これにより、吊下支持機構70b
と吊下支持機構70aとの間、並びに吊下支持機構70
aと吊下支持機構70dとの間に順次作業通路が形成さ
れ、栽培作業者はこの通路を通って吊下支持機構70
b,70a,70dに支持された栽培容器60に対して
それぞれ必要な作業を行うことが可能となる。
順次駆動して、係合部材23b,23aを順次図示左側
方向に移動させると、走行機構11b,吊下支持機構7
0b及び走行機構11a,吊下支持機構70aが順次図
示左方向に移動する。これにより、吊下支持機構70b
と吊下支持機構70aとの間、並びに吊下支持機構70
aと吊下支持機構70dとの間に順次作業通路が形成さ
れ、栽培作業者はこの通路を通って吊下支持機構70
b,70a,70dに支持された栽培容器60に対して
それぞれ必要な作業を行うことが可能となる。
【0036】そして、逆に、駆動軸24a,24b,2
4cを順次駆動して、走行機構11a,11b,11c
を順次図示右方向に移動させることで、吊下支持機構7
0a,70b,70cを当初の状態に復帰させることが
できる。
4cを順次駆動して、走行機構11a,11b,11c
を順次図示右方向に移動させることで、吊下支持機構7
0a,70b,70cを当初の状態に復帰させることが
できる。
【0037】以上のように本例の植物栽培装置1による
と、吊下支持機構70a,70b,70cによって支持
され、且つ並設された各栽培容器60列を、水平移送装
置10によって順次横移動させることにより、各栽培容
器60列間に順次作業通路を形成することができるよう
になっているので、上記従来例のように、栽培容器60
列の両側に必ず作業通路を設けておく必要がない。即
ち、本例の植物栽培装置1では、各栽培容器60列の相
互間に少なくとも1つの作業通路領域を設定しておけ
ば、全ての栽培容器60に対して必要な作業を行うこと
ができるので、栽培容器60の設置効率を上記従来例に
比べて格段に向上させることができる。
と、吊下支持機構70a,70b,70cによって支持
され、且つ並設された各栽培容器60列を、水平移送装
置10によって順次横移動させることにより、各栽培容
器60列間に順次作業通路を形成することができるよう
になっているので、上記従来例のように、栽培容器60
列の両側に必ず作業通路を設けておく必要がない。即
ち、本例の植物栽培装置1では、各栽培容器60列の相
互間に少なくとも1つの作業通路領域を設定しておけ
ば、全ての栽培容器60に対して必要な作業を行うこと
ができるので、栽培容器60の設置効率を上記従来例に
比べて格段に向上させることができる。
【0038】また、本例の植物栽培装置1では、駆動機
構20の作動によって栽培容器60列を横移動させるよ
うにしているので、栽培作業者は極めて低い労力で栽培
容器60列を横移動させることができる。
構20の作動によって栽培容器60列を横移動させるよ
うにしているので、栽培作業者は極めて低い労力で栽培
容器60列を横移動させることができる。
【0039】尚、本例の植物栽培装置1では、上記のよ
うに低い労力で栽培容器60列を横移動させることがで
きるが、図4に示すように構成すれば、特に駆動機構2
0を設けなくても、比較的低労力で栽培容器60列を横
移動させるようにすることができる。
うに低い労力で栽培容器60列を横移動させることがで
きるが、図4に示すように構成すれば、特に駆動機構2
0を設けなくても、比較的低労力で栽培容器60列を横
移動させるようにすることができる。
【0040】図示するように、この植物栽培装置1’
は、上記走行機構11a,11b,11cに代えて、こ
れと構成の異なる走行機構11’a,11’b,11’
cを設け、上記吊下支持機構70に代えて、これと構成
の異なる吊下支持機構70’を設けて構成される。
は、上記走行機構11a,11b,11cに代えて、こ
れと構成の異なる走行機構11’a,11’b,11’
cを設け、上記吊下支持機構70に代えて、これと構成
の異なる吊下支持機構70’を設けて構成される。
【0041】吊下支持機構70’は、角パイプを図示す
る如く矩形状に組み立てて形成した枠体73’を備え、
この枠体73’に前記容器受け材71などが支持された
構造を備えている。また、各走行機構11’a,11’
b,11’cは、ガイドレール25の水平片上を転動自
在に設けられたローラ12’と、このローラ12’をそ
の軸中心に回動自在に支持するローラ支持部材13’な
どからそれぞれ構成され、各ローラ支持部材13’はそ
れぞれ前記枠体73’の上端部に固設されている。尚、
19aは上記位置決め部材19と同等の機能を有する位
置決め部材を示す。
る如く矩形状に組み立てて形成した枠体73’を備え、
この枠体73’に前記容器受け材71などが支持された
構造を備えている。また、各走行機構11’a,11’
b,11’cは、ガイドレール25の水平片上を転動自
在に設けられたローラ12’と、このローラ12’をそ
の軸中心に回動自在に支持するローラ支持部材13’な
どからそれぞれ構成され、各ローラ支持部材13’はそ
れぞれ前記枠体73’の上端部に固設されている。尚、
19aは上記位置決め部材19と同等の機能を有する位
置決め部材を示す。
【0042】斯くして、この植物栽培装置1’によれ
ば、例えば、栽培容器60や吊下支持機構70’をガイ
ドレールに沿って左右方向に押すことにより、これらが
同方向に横移動する。
ば、例えば、栽培容器60や吊下支持機構70’をガイ
ドレールに沿って左右方向に押すことにより、これらが
同方向に横移動する。
【0043】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について図5及び図6に基づき説明する。図5
は、本実施形態に係る植物栽培装置を示す正面図であ
り、図6は、その矢視V―V方向の側面図である。尚、
上記第1の実施形態に係る植物栽培装置1や従来例に係
る植物栽培装置50と同じ構成部分については同一の符
号を付している。
実施形態について図5及び図6に基づき説明する。図5
は、本実施形態に係る植物栽培装置を示す正面図であ
り、図6は、その矢視V―V方向の側面図である。尚、
上記第1の実施形態に係る植物栽培装置1や従来例に係
る植物栽培装置50と同じ構成部分については同一の符
号を付している。
【0044】上記図5及び図6に示すように、本例の植
物栽培装置30は、相互に可能な限り接近して並設され
た吊下支持機構70、並びにこの吊下支持機構70を昇
降させる第1の昇降機構31及び第2の昇降機構41な
どを備えてなり、第1の昇降機構31及び第2の昇降機
構41は、それぞれ各横梁53上に配設されている。
物栽培装置30は、相互に可能な限り接近して並設され
た吊下支持機構70、並びにこの吊下支持機構70を昇
降させる第1の昇降機構31及び第2の昇降機構41な
どを備えてなり、第1の昇降機構31及び第2の昇降機
構41は、それぞれ各横梁53上に配設されている。
【0045】前記第1の昇降機構31は、相互に対向配
置された一対のスプロケット33,33を複数対備え、
各対のスプロケット33,33を前記並列された吊下支
持機構70の上方にこれの一つおきにそれぞれ対応させ
て配設してなる。各スプロケット33は横梁53に沿っ
て配設された駆動軸34によって軸通され、この駆動軸
34と共に軸中心に回転するようになっている。
置された一対のスプロケット33,33を複数対備え、
各対のスプロケット33,33を前記並列された吊下支
持機構70の上方にこれの一つおきにそれぞれ対応させ
て配設してなる。各スプロケット33は横梁53に沿っ
て配設された駆動軸34によって軸通され、この駆動軸
34と共に軸中心に回転するようになっている。
【0046】また、前記駆動軸34は横梁53上に固設
されたブラケット32によって回転自在に支持されてお
り、図5に示すように、その中間部には駆動スプロケッ
ト37が外嵌され、図6に示すように、この駆動スプロ
ケット37には適宜駆動モータ(図示せず)によって駆
動される伝動チェーン36が巻き掛けられている。ま
た、各スプロケット33には、前記吊下支持機構70を
構成するチェーン73がそれぞれ巻き掛けられ、各チェ
ーン73の端部にはカウンタウェイトWが取り付けられ
ており、吊下支持機構70及び栽培容器60はカウンタ
ウェイトWと重量的に釣り合った状態で前記スプロケッ
ト33によって支持されている。
されたブラケット32によって回転自在に支持されてお
り、図5に示すように、その中間部には駆動スプロケッ
ト37が外嵌され、図6に示すように、この駆動スプロ
ケット37には適宜駆動モータ(図示せず)によって駆
動される伝動チェーン36が巻き掛けられている。ま
た、各スプロケット33には、前記吊下支持機構70を
構成するチェーン73がそれぞれ巻き掛けられ、各チェ
ーン73の端部にはカウンタウェイトWが取り付けられ
ており、吊下支持機構70及び栽培容器60はカウンタ
ウェイトWと重量的に釣り合った状態で前記スプロケッ
ト33によって支持されている。
【0047】斯くして、以上の如く構成された第1の昇
降機構31によれば、駆動モータ(図示せず)により伝
動チェーン36を介して駆動軸34が軸中心に回転せし
められると、スプロケット33が引き上げ或いは繰り出
し方向に回転せしめられ、これによって吊下支持機構7
0が昇降せしめられる。
降機構31によれば、駆動モータ(図示せず)により伝
動チェーン36を介して駆動軸34が軸中心に回転せし
められると、スプロケット33が引き上げ或いは繰り出
し方向に回転せしめられ、これによって吊下支持機構7
0が昇降せしめられる。
【0048】前記第2の昇降機構41は、前記第1の昇
降機構31と同様に、相互に対向配置された一対のスプ
ロケット43,43を複数対備え、各対のスプロケット
43,43を前記スプロケット33の各対間に配設し
て、前記並列された吊下支持機構70の上方にこれの一
つおきにそれぞれ対応させて配設してなる。各スプロケ
ット43は横梁53に沿って配設された駆動軸44によ
って軸通され、この駆動軸44と共に軸中心に回転する
ようになっている。
降機構31と同様に、相互に対向配置された一対のスプ
ロケット43,43を複数対備え、各対のスプロケット
43,43を前記スプロケット33の各対間に配設し
て、前記並列された吊下支持機構70の上方にこれの一
つおきにそれぞれ対応させて配設してなる。各スプロケ
ット43は横梁53に沿って配設された駆動軸44によ
って軸通され、この駆動軸44と共に軸中心に回転する
ようになっている。
【0049】また、前記駆動軸44は横梁53上に固設
されたブラケット42によって回転自在に支持されてお
り、図5に示すように、その中間部には駆動スプロケッ
ト47が外嵌され、図6に示すように、この駆動スプロ
ケット47には適宜駆動モータ(図示せず)によって駆
動される伝動チェーン46が巻き掛けられている。ま
た、各スプロケット43には、前記吊下支持機構70を
構成するチェーン73がそれぞれ巻き掛けられ、各チェ
ーン73の端部にはカウンタウェイトWが取り付けられ
ており、吊下支持機構70及び栽培容器60はカウンタ
ウェイトWと重量的に釣り合った状態で前記スプロケッ
ト43によって支持されている。
されたブラケット42によって回転自在に支持されてお
り、図5に示すように、その中間部には駆動スプロケッ
ト47が外嵌され、図6に示すように、この駆動スプロ
ケット47には適宜駆動モータ(図示せず)によって駆
動される伝動チェーン46が巻き掛けられている。ま
た、各スプロケット43には、前記吊下支持機構70を
構成するチェーン73がそれぞれ巻き掛けられ、各チェ
ーン73の端部にはカウンタウェイトWが取り付けられ
ており、吊下支持機構70及び栽培容器60はカウンタ
ウェイトWと重量的に釣り合った状態で前記スプロケッ
ト43によって支持されている。
【0050】斯くして、以上の如く構成された第2の昇
降機構41によれば、駆動モータ(図示せず)により伝
動チェーン46を介して駆動軸44が軸中心に回転せし
められると、スプロケット43が引き上げ或いは繰り出
し方向に回転せしめられ、これによって吊下支持機構7
0が昇降せしめられる。
降機構41によれば、駆動モータ(図示せず)により伝
動チェーン46を介して駆動軸44が軸中心に回転せし
められると、スプロケット43が引き上げ或いは繰り出
し方向に回転せしめられ、これによって吊下支持機構7
0が昇降せしめられる。
【0051】尚、前記第2の昇降機構41を構成するス
プロケット43及び駆動軸44は、第1の昇降機構31
を構成するスプロケット33及び駆動軸34よりも上方
に設けられている。また、伝動チェーン36,46はそ
れぞれ駆動スプロケット37,47への掛かりを確実に
するために、テンションローラ35,45によってその
テンション調整されている。また、前記伝動チェーン3
6,46をそれぞれ駆動する駆動モータ(図示せず)は
起動スイッチを操作することによって駆動されるように
なっており、例えば、前記支柱52に付設するなどし
て、栽培作業者が操作し易い位置に配設されている。
プロケット43及び駆動軸44は、第1の昇降機構31
を構成するスプロケット33及び駆動軸34よりも上方
に設けられている。また、伝動チェーン36,46はそ
れぞれ駆動スプロケット37,47への掛かりを確実に
するために、テンションローラ35,45によってその
テンション調整されている。また、前記伝動チェーン3
6,46をそれぞれ駆動する駆動モータ(図示せず)は
起動スイッチを操作することによって駆動されるように
なっており、例えば、前記支柱52に付設するなどし
て、栽培作業者が操作し易い位置に配設されている。
【0052】次に、以上の構成を備えた本例の植物栽培
装置30の作動について説明する。尚,最初の状態で
は、図5において、各吊下支持機構70はそれぞれ下方
位置に位置しているものとする。
装置30の作動について説明する。尚,最初の状態で
は、図5において、各吊下支持機構70はそれぞれ下方
位置に位置しているものとする。
【0053】まず、例えば、前記第2の昇降機構41を
構成する前記駆動モータ(図示せず)を駆動し、伝動チ
ェーン46,駆動スプロケット47及び駆動軸44を介
して各スプロケット43を引き上げ方向に回転させる
と、吊下支持機構70を構成するチェーン73が前記ス
プロケット43によって引き上げられ、これによって栽
培容器60などが上方に引き上げられ、図5において実
線で示した状態になる。斯くして、それぞれ吊下支持機
構70によって支持された栽培容器60列が交互に低所
と高所に配置された状態となり、低所に配置された栽培
容器60列間に作業通路が形成される。そして、栽培作
業者はこの通路を通って低所に配置された栽培容器60
に対してそれぞれ必要な作業を行うことが可能となる。
構成する前記駆動モータ(図示せず)を駆動し、伝動チ
ェーン46,駆動スプロケット47及び駆動軸44を介
して各スプロケット43を引き上げ方向に回転させる
と、吊下支持機構70を構成するチェーン73が前記ス
プロケット43によって引き上げられ、これによって栽
培容器60などが上方に引き上げられ、図5において実
線で示した状態になる。斯くして、それぞれ吊下支持機
構70によって支持された栽培容器60列が交互に低所
と高所に配置された状態となり、低所に配置された栽培
容器60列間に作業通路が形成される。そして、栽培作
業者はこの通路を通って低所に配置された栽培容器60
に対してそれぞれ必要な作業を行うことが可能となる。
【0054】次に、前記第2の昇降機構41を構成する
前記駆動モータ(図示せず)を駆動し、各スプロケット
43を繰り出し方向に回転させて、栽培容器60などを
降下させる一方、前記第1の昇降機構31を構成する前
記駆動モータ(図示せず)を駆動し、伝動チェーン3
6,駆動スプロケット37及び駆動軸34を介して各ス
プロケット33を引き上げ方向に回転させると、吊下支
持機構70を構成するチェーン73が前記スプロケット
33によって引き上げられ、これによって栽培容器60
などが上方に引き上げられ、図5において2点鎖線で示
した状態になる。斯くして、吊下支持機構70によって
支持された各栽培容器60列は、低所と高所の配置位置
が上記とは逆になり、同様に、低所に配置された栽培容
器60列間に作業通路が形成される。そして、栽培作業
者はこの通路を通って低所に配置された栽培容器60に
対してそれぞれ必要な作業を行うことが可能となる。
前記駆動モータ(図示せず)を駆動し、各スプロケット
43を繰り出し方向に回転させて、栽培容器60などを
降下させる一方、前記第1の昇降機構31を構成する前
記駆動モータ(図示せず)を駆動し、伝動チェーン3
6,駆動スプロケット37及び駆動軸34を介して各ス
プロケット33を引き上げ方向に回転させると、吊下支
持機構70を構成するチェーン73が前記スプロケット
33によって引き上げられ、これによって栽培容器60
などが上方に引き上げられ、図5において2点鎖線で示
した状態になる。斯くして、吊下支持機構70によって
支持された各栽培容器60列は、低所と高所の配置位置
が上記とは逆になり、同様に、低所に配置された栽培容
器60列間に作業通路が形成される。そして、栽培作業
者はこの通路を通って低所に配置された栽培容器60に
対してそれぞれ必要な作業を行うことが可能となる。
【0055】このように、本例の植物栽培装置30によ
れば、吊下支持機構70によって支持され、且つ並設さ
れた各栽培容器60列を、第1の昇降機構31及び第2
の昇降機構41によって昇降させることにより、これら
を一つおきに交互に低所と高所に配置された状態となし
て、低所に配置された栽培容器60列間に作業通路を形
成することができるので、上記従来例のように、栽培容
器60列の両側に必ず作業通路を設けておく必要がな
い。即ち、本例の植物栽培装置30では、各栽培容器6
0列を可能な限り接近させ配設することができるので、
栽培容器60の設置効率を上記従来例に比べて格段に向
上させることができる。
れば、吊下支持機構70によって支持され、且つ並設さ
れた各栽培容器60列を、第1の昇降機構31及び第2
の昇降機構41によって昇降させることにより、これら
を一つおきに交互に低所と高所に配置された状態となし
て、低所に配置された栽培容器60列間に作業通路を形
成することができるので、上記従来例のように、栽培容
器60列の両側に必ず作業通路を設けておく必要がな
い。即ち、本例の植物栽培装置30では、各栽培容器6
0列を可能な限り接近させ配設することができるので、
栽培容器60の設置効率を上記従来例に比べて格段に向
上させることができる。
【0056】また、本例の植物栽培装置30では、第1
の昇降機構31及び第2の昇降機構41の作動によって
栽培容器60列を昇降させるようにしているので、栽培
作業者は極めて低い労力で栽培容器60列を昇降させる
ことができる。
の昇降機構31及び第2の昇降機構41の作動によって
栽培容器60列を昇降させるようにしているので、栽培
作業者は極めて低い労力で栽培容器60列を昇降させる
ことができる。
【0057】また、本例においては、第1の昇降機構3
1及び第2の昇降機構41の作動を適宜制御することに
よって、栽培容器60を任意の高さ位置に配置すること
ができる。したがって、日照条件などの環境面を考慮し
て、栽培容器60をその最適な高さ位置に設置すること
で、栽培植物の育成を最大限に高めることができるとい
う効果も奏される。
1及び第2の昇降機構41の作動を適宜制御することに
よって、栽培容器60を任意の高さ位置に配置すること
ができる。したがって、日照条件などの環境面を考慮し
て、栽培容器60をその最適な高さ位置に設置すること
で、栽培植物の育成を最大限に高めることができるとい
う効果も奏される。
【0058】また、低所位置にある各栽培容器60列間
のそれぞれに作業通路が形成されるので、即ち、複数の
作業通路が形成されるので、複数人の栽培作業者が各作
業通路に分れて作業を行うことが可能であり、上記第1
の実施形態に係る植物栽培装置1に比べて、効率の良い
作業を行うことができる。
のそれぞれに作業通路が形成されるので、即ち、複数の
作業通路が形成されるので、複数人の栽培作業者が各作
業通路に分れて作業を行うことが可能であり、上記第1
の実施形態に係る植物栽培装置1に比べて、効率の良い
作業を行うことができる。
【0059】また、低所位置に降下される栽培容器60
の降下位置は、前記第1の昇降機構31及び第2の昇降
機構41の作動を適宜制御することにより、これを栽培
作業者の身長に合わせて適宜調整することが可能であ
り、降下位置をこのように調整することによって栽培作
業者は更に作業を行い易くなる。
の降下位置は、前記第1の昇降機構31及び第2の昇降
機構41の作動を適宜制御することにより、これを栽培
作業者の身長に合わせて適宜調整することが可能であ
り、降下位置をこのように調整することによって栽培作
業者は更に作業を行い易くなる。
【0060】尚、上記の例では、チェーン73をスプロ
ケット33,43により巻き取り或いは繰り出すように
構成したが、チェーン73に代えてワイヤロープを設け
ると共に、スプロケット33,43に代えてプーリを設
け、ワイヤロープをプーリに巻き取り或いは繰り出すよ
うにして、前記吊下支持機構70を昇降させるように構
成しても良い。
ケット33,43により巻き取り或いは繰り出すように
構成したが、チェーン73に代えてワイヤロープを設け
ると共に、スプロケット33,43に代えてプーリを設
け、ワイヤロープをプーリに巻き取り或いは繰り出すよ
うにして、前記吊下支持機構70を昇降させるように構
成しても良い。
【0061】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について図7乃至図9に基づき説明する。図7
は、本実施形態に係る植物栽培装置を示す側面図であ
り、図8は、その矢示Wから視た栽培容器を収容した状
態の吊下支持機構を示す正面図であり、図9は、図7の
矢示Zから視た第1の昇降機構及び第2の昇降機構の概
略構成を示す平面図である。尚、上記第1,2の実施形
態に係る植物栽培装置1,30や従来例に係る植物栽培
装置50と同じ構成部分については同一の符号を付して
いる。
実施形態について図7乃至図9に基づき説明する。図7
は、本実施形態に係る植物栽培装置を示す側面図であ
り、図8は、その矢示Wから視た栽培容器を収容した状
態の吊下支持機構を示す正面図であり、図9は、図7の
矢示Zから視た第1の昇降機構及び第2の昇降機構の概
略構成を示す平面図である。尚、上記第1,2の実施形
態に係る植物栽培装置1,30や従来例に係る植物栽培
装置50と同じ構成部分については同一の符号を付して
いる。
【0062】上記図7乃至図9に示すように、本例の植
物栽培装置30’は、相互に可能な限り接近して並設さ
れた吊下支持機構90と、この吊下支持機構90を昇降
させる第1の昇降機構31’及び第2の昇降機構41’
などを備えてなる。
物栽培装置30’は、相互に可能な限り接近して並設さ
れた吊下支持機構90と、この吊下支持機構90を昇降
させる第1の昇降機構31’及び第2の昇降機構41’
などを備えてなる。
【0063】図7及び図8に示すように、前記吊下支持
機構90は、2列の前記栽培容器60を収容し、各栽培
容器60の長手方向に沿ってそれぞれ2箇所配設される
容器受け材91と、この容器受け材91の下面両側部に
それに沿って設けられたパイプ収容部材92と、このパ
イプ収容部材92内に収容されて前記容器受け材91を
支持するパイプ部材93と、正面視三角形状を有し、パ
イプ部材93,93及び後述のターンバックル95に接
続する吊り金具94と、下端部が例えばターンバックル
95などを介して吊り金具94に係合され、上端部が後
述する支持軸33a,33b,33c,43a,43
b,43cにそれぞれ固着されたワイヤロープ96など
からなる。容器受け材91の底面には、その幅方向に沿
って補強材98が固着されている。また、前記パイプ収
容部材92には、例えば、栽培容器60の長手方向に沿
って収容部材91の一つおきに樋受け金具92aが延設
され、この樋受け金具92aによって樋82が支持され
ている。尚、栽培容器60の下面には、一端が内部に挿
通された不織布83が垂下されており、栽培容器60内
の余剰養液がこの不織布83を介して樋82に導出され
るようになっている。
機構90は、2列の前記栽培容器60を収容し、各栽培
容器60の長手方向に沿ってそれぞれ2箇所配設される
容器受け材91と、この容器受け材91の下面両側部に
それに沿って設けられたパイプ収容部材92と、このパ
イプ収容部材92内に収容されて前記容器受け材91を
支持するパイプ部材93と、正面視三角形状を有し、パ
イプ部材93,93及び後述のターンバックル95に接
続する吊り金具94と、下端部が例えばターンバックル
95などを介して吊り金具94に係合され、上端部が後
述する支持軸33a,33b,33c,43a,43
b,43cにそれぞれ固着されたワイヤロープ96など
からなる。容器受け材91の底面には、その幅方向に沿
って補強材98が固着されている。また、前記パイプ収
容部材92には、例えば、栽培容器60の長手方向に沿
って収容部材91の一つおきに樋受け金具92aが延設
され、この樋受け金具92aによって樋82が支持され
ている。尚、栽培容器60の下面には、一端が内部に挿
通された不織布83が垂下されており、栽培容器60内
の余剰養液がこの不織布83を介して樋82に導出され
るようになっている。
【0064】図9に示すように、前記第1の昇降機構3
1’は、例えば、収容部材27’内に収容された2対の
スプロケット31a,31a’、31b,31b’と、
無端輪環状に形成され、前記各対のスプロケット31
a,31a’、31b,31b’にそれぞれ巻き掛けら
れたチェーン32a,32bと、栽培容器60の長手方
向に沿って配設され、並列配置された前記吊下支持機構
90を一つおきに吊下する支持軸33a,33b,33
cと、支持軸33aに接続された駆動モータ(図示せ
ず)などからなる。尚、支持軸33a,33b,33c
は、図示しない支持梁に、軸方向に沿って適宜間隔で固
設された複数のフック状の支持部材97によって回転自
在に支持されている。
1’は、例えば、収容部材27’内に収容された2対の
スプロケット31a,31a’、31b,31b’と、
無端輪環状に形成され、前記各対のスプロケット31
a,31a’、31b,31b’にそれぞれ巻き掛けら
れたチェーン32a,32bと、栽培容器60の長手方
向に沿って配設され、並列配置された前記吊下支持機構
90を一つおきに吊下する支持軸33a,33b,33
cと、支持軸33aに接続された駆動モータ(図示せ
ず)などからなる。尚、支持軸33a,33b,33c
は、図示しない支持梁に、軸方向に沿って適宜間隔で固
設された複数のフック状の支持部材97によって回転自
在に支持されている。
【0065】前記2対のスプロケット31a,31
a’、31b,31b’の内、スプロケット31a,3
1b’は支持軸33a,33cによってそれぞれ軸通さ
れ、スプロケット31a’,31bはその双方が支持軸
33bによって軸通されており、前記駆動モータ(図示
せず)により支持軸33aを回転させることで、スプロ
ケット31aとともにチェーン32aを介してスプロケ
ット31a’が回転し、同時に、スプロケット31bが
回転することで、チェーン32bを介してスプロケット
31b’が回転し、支持軸33b,33cがそれぞれ軸
中心に回転するようになっている。
a’、31b,31b’の内、スプロケット31a,3
1b’は支持軸33a,33cによってそれぞれ軸通さ
れ、スプロケット31a’,31bはその双方が支持軸
33bによって軸通されており、前記駆動モータ(図示
せず)により支持軸33aを回転させることで、スプロ
ケット31aとともにチェーン32aを介してスプロケ
ット31a’が回転し、同時に、スプロケット31bが
回転することで、チェーン32bを介してスプロケット
31b’が回転し、支持軸33b,33cがそれぞれ軸
中心に回転するようになっている。
【0066】以上の如く構成された第1の昇降機構3
1’によれば、駆動モータ(図示せず)によって支持軸
33a,33b,33cが巻き上げ方向或いは繰り出し
方向に回転せしめられることにより、これに接続された
吊下支持機構90が昇降せしめられる。
1’によれば、駆動モータ(図示せず)によって支持軸
33a,33b,33cが巻き上げ方向或いは繰り出し
方向に回転せしめられることにより、これに接続された
吊下支持機構90が昇降せしめられる。
【0067】前記第2の昇降機構41’は、前記第1の
昇降機構31’と同様に、収容部材27’内に収容され
た2対のスプロケット41a,41a’、41b,41
b’と、無端輪環状に形成され、前記各対のスプロケッ
ト41a,41a’、41b,41b’にそれぞれ巻き
掛けられたチェーン42a,42bと、栽培容器60の
長手方向に沿って配設され、並列配置された前記吊下支
持機構90を一つおきに吊下する支持軸43a,43
b,43cと、支持軸43aに接続された駆動モータ
(図示せず)などからなる。また、前記支持軸43a,
43b,43cは、図示しない支持梁に、軸方向に沿っ
て適宜間隔で固設された複数のフック状の支持部材97
によって回転自在に支持されている。
昇降機構31’と同様に、収容部材27’内に収容され
た2対のスプロケット41a,41a’、41b,41
b’と、無端輪環状に形成され、前記各対のスプロケッ
ト41a,41a’、41b,41b’にそれぞれ巻き
掛けられたチェーン42a,42bと、栽培容器60の
長手方向に沿って配設され、並列配置された前記吊下支
持機構90を一つおきに吊下する支持軸43a,43
b,43cと、支持軸43aに接続された駆動モータ
(図示せず)などからなる。また、前記支持軸43a,
43b,43cは、図示しない支持梁に、軸方向に沿っ
て適宜間隔で固設された複数のフック状の支持部材97
によって回転自在に支持されている。
【0068】前記2対のスプロケット41a,41
a’、41b,41b’の内、スプロケット41a,4
1b’は支持軸43a,43cによってそれぞれ軸通さ
れ、スプロケット41a’,41bはその双方が支持軸
43bによって軸通されており、前記駆動モータ(図示
せず)により支持軸43aを回転させることで、スプロ
ケット41aとともにチェーン42aを介してスプロケ
ット41a’が回転し、同時に、スプロケット41bが
回転することで、チェーン42bを介してスプロケット
41b’が回転し、支持軸43b,43cがそれぞれ軸
中心に回転するようになっている。
a’、41b,41b’の内、スプロケット41a,4
1b’は支持軸43a,43cによってそれぞれ軸通さ
れ、スプロケット41a’,41bはその双方が支持軸
43bによって軸通されており、前記駆動モータ(図示
せず)により支持軸43aを回転させることで、スプロ
ケット41aとともにチェーン42aを介してスプロケ
ット41a’が回転し、同時に、スプロケット41bが
回転することで、チェーン42bを介してスプロケット
41b’が回転し、支持軸43b,43cがそれぞれ軸
中心に回転するようになっている。
【0069】以上の如く構成された第2の昇降機構4
1’によれば、駆動モータ(図示せず)によって支持軸
43a,43b,43cが巻き上げ方向或いは繰り出し
方向に回転せしめられることにより、これに接続された
吊下支持機構90が昇降せしめられる。
1’によれば、駆動モータ(図示せず)によって支持軸
43a,43b,43cが巻き上げ方向或いは繰り出し
方向に回転せしめられることにより、これに接続された
吊下支持機構90が昇降せしめられる。
【0070】次に以上の構成を備えた本例の植物栽培装
置30’の作動について説明する。尚、最初の状態で
は、各吊下支持機構90はそれぞれ下方位置に位置して
いるものとする。
置30’の作動について説明する。尚、最初の状態で
は、各吊下支持機構90はそれぞれ下方位置に位置して
いるものとする。
【0071】まず、例えば、前記第1の昇降機構31’
を構成する前記駆動モータ(図示せず)を駆動し、支持
軸33aを回転させるとともに、スプロケット31a,
31a’、31b,31b’などを介して支持軸33
b,33cを回転させると、吊下支持機構90を構成す
るワイヤロープ96が前記支持軸33a,33b,33
cによって巻き取られ、これによって栽培容器60など
が上方に引き上げられる。斯くして、それぞれ吊下支持
機構90によって支持された栽培容器60列が交互に低
所と高所に配置された状態となり、低所に配置された栽
培容器60列間に作業通路が形成される。そして、栽培
作業者はこの通路を通って低所に配置された栽培容器6
0に対してそれぞれ必要な作業を行うことが可能とな
る。
を構成する前記駆動モータ(図示せず)を駆動し、支持
軸33aを回転させるとともに、スプロケット31a,
31a’、31b,31b’などを介して支持軸33
b,33cを回転させると、吊下支持機構90を構成す
るワイヤロープ96が前記支持軸33a,33b,33
cによって巻き取られ、これによって栽培容器60など
が上方に引き上げられる。斯くして、それぞれ吊下支持
機構90によって支持された栽培容器60列が交互に低
所と高所に配置された状態となり、低所に配置された栽
培容器60列間に作業通路が形成される。そして、栽培
作業者はこの通路を通って低所に配置された栽培容器6
0に対してそれぞれ必要な作業を行うことが可能とな
る。
【0072】次に、前記第1の昇降機構31’を構成す
る前記駆動モータ(図示せず)を駆動し、各支持軸33
a,33b,33cを繰り出し方向に回転させて、栽培
容器60などを降下させる一方、前記第2の昇降機構4
1’を構成する前記駆動モータ(図示せず)を駆動し、
スプロケット41a,41a’、41b,41b’など
を介して支持軸43a,43b,43cを引き上げ方向
に回転させると、吊下支持機構90を構成するワイヤロ
ープ96が前記支持軸43a,43b,43cによって
巻き取られ、これによって栽培容器60などが上方に引
き上げられる。斯くして、吊下支持機構90によって支
持された各栽培容器60列は、低所と高所の配置位置が
上記とは逆になり、同様に、低所に配置された栽培容器
60列間に作業通路が形成される。そして、栽培作業者
はこの通路を通って低所に配置された栽培容器60に対
してそれぞれ必要な作業を行うことが可能となる。
る前記駆動モータ(図示せず)を駆動し、各支持軸33
a,33b,33cを繰り出し方向に回転させて、栽培
容器60などを降下させる一方、前記第2の昇降機構4
1’を構成する前記駆動モータ(図示せず)を駆動し、
スプロケット41a,41a’、41b,41b’など
を介して支持軸43a,43b,43cを引き上げ方向
に回転させると、吊下支持機構90を構成するワイヤロ
ープ96が前記支持軸43a,43b,43cによって
巻き取られ、これによって栽培容器60などが上方に引
き上げられる。斯くして、吊下支持機構90によって支
持された各栽培容器60列は、低所と高所の配置位置が
上記とは逆になり、同様に、低所に配置された栽培容器
60列間に作業通路が形成される。そして、栽培作業者
はこの通路を通って低所に配置された栽培容器60に対
してそれぞれ必要な作業を行うことが可能となる。
【0073】このように、本例の植物栽培装置30’
は、上述したような構成を備えるので、上記第2の実施
形態に係る植物栽培装置30と同様に種々の効果が奏さ
れる。
は、上述したような構成を備えるので、上記第2の実施
形態に係る植物栽培装置30と同様に種々の効果が奏さ
れる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る植物栽培装置を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】図1における矢示Xから視た水平移送装置の概
略構成を示す平面図である。
略構成を示す平面図である。
【図3】図1における矢視Y―Y方向の断面図である。
【図4】第1の実施形態の変形例に係る植物栽培装置の
他の例を示す正面図である。
他の例を示す正面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る植物栽培装置を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図6】図5における矢視V―V方向の側面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る植物栽培装置を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図8】図7における矢示Wから視た吊下支持機構を示
す正面図である。
す正面図である。
【図9】図7における矢示Zから視た第1の昇降装置及
び第2の昇降装置の概略構成を示す平面図である。
び第2の昇降装置の概略構成を示す平面図である。
【図10】従来の植物栽培装置の概略構成を示す平面図
である。
である。
【図11】従来の植物栽培装置の概略構成を示す正面図
である。
である。
【図12】従来の植物栽培装置における吊下支持機構及
び栽培容器を示す断面図である。
び栽培容器を示す断面図である。
1,1’,30,30’ 植物栽培装置 10 水平移送装置 11a,11b,11c 走行機構 19,19a 位置決め部材 20 駆動機構 31,31’ 第1の昇降装置 41,41’ 第2の昇降装置 51 栽培室 60 栽培容器 61 倍地 70 吊下支持機構 73 チェーン W カウンタウェイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B027 ND01 ND15 NE07 QA05 TB02 TC07 TC09 TC15 UA08 UA21 2B314 NA11 NA36 NA37 PC04 PD06 PD07
Claims (9)
- 【請求項1】 植物が植え付けられる長尺筐体状の栽培
容器と、長手方向に配列された該栽培容器列を栽培作業
位置に吊り下げて支持する吊下支持手段とを備えてな
り、複数の前記吊下支持手段を横方向に並設して構成さ
れる植物栽培装置において、 前記並設された吊下支持手段のうち、その両端部を除く
中間部の各吊下支持手段をそれぞれ前記並設方向に移送
する移送装置を設けて、前記吊下支持手段間の間隔を可
変にしたことを特徴とする植物栽培装置。 - 【請求項2】 前記移送装置を、前記吊下支持手段の前
記並設方向に沿って配設された案内部材と、該案内部材
に係合し、該案内部材に沿って移動可能となった走行機
構とから構成するとともに、 前記吊下支持手段を前記走行機構により支持したことを
特徴とする請求項1記載の植物栽培装置。 - 【請求項3】 前記移送装置が、更に、前記走行機構を
前記案内部材に沿って移動せしめる駆動機構を備えてな
る請求項2記載の植物栽培装置。 - 【請求項4】 前記案内部材が横断面I字形状をしたレ
ールから構成され、 前記走行機構が前記レールの水平辺上を転動するローラ
と、該ローラを回転自在に支持する支持部材とから構成
され、 前記駆動機構が、前記レールの長手方向に一定の間隔を
あけて配設された駆動スプロケット及び従動スプロケッ
トと、この駆動スプロケット及び従動スプロケットに巻
き掛けられたチェーンと、このチェーンに固設され、前
記走行機構の支持部材に係合する係合部材と、前記駆動
スプロケットに接続し、該駆動スプロケットを回転させ
る駆動モータとから構成されてなる請求項3記載の植物
栽培装置。 - 【請求項5】 前記案内部材に制止部材が配設されると
共に、前記走行機構の移動方向両側に位置決め部材が配
設され、前記位置決め部材が前記制止部材と当接するこ
とにより、前記走行機構の移動が制止されるように設け
られてなる請求項1乃至4記載のいずれかの植物栽培装
置。 - 【請求項6】 前記位置決め部材に衝撃緩衝手段が設け
られてなる請求項5記載の植物栽培装置。 - 【請求項7】 植物が植え付けられる長尺筐体状の栽培
容器と、長手方向に配列された栽培容器列を栽培作業位
置に吊り下げて支持する吊下支持手段とを備えてなり、
複数の前記吊下支持手段を横方向に並設して構成される
植物栽培装置において、 前記複数の吊下支持手段のうち、その並設方向1つおき
に位置する吊下支持手段を1組として、該第1組の吊下
支持手段を同期させて昇降せしめる第1の昇降装置と、 前記第1組の吊下支持手段の間に位置する吊下支持手段
を他の1組として、該第2組の吊下支持手段を同期させ
て昇降せしめる第2の昇降装置とを設けて構成したこと
を特徴とする植物栽培装置。 - 【請求項8】 前記第1の昇降装置が、前記第1組の各
吊下支持手段の上方にそれぞれ配設された第1組のスプ
ロケットと、該第1組のスプロケットに接続してこれを
回転させる第1駆動軸と、該第1駆動軸に接続してこれ
を軸中心に回転させる第1駆動モータとからなり、 前記第2の昇降装置が、前記第2組の各吊下支持手段の
上方にそれぞれ配設された第2組のスプロケットと、該
第2組のスプロケットに接続してこれを回転させる第2
駆動軸と、該第2駆動軸に接続してこれを軸中心に回転
させる第2駆動モータとからなり、 前記第1組の各吊下支持手段がそれぞれチェーンを介し
て前記第1組の各スプロケットに接続され、 前記第2組の各吊下支持手段がそれぞれチェーンを介し
て前記第2組の各スプロケットに接続されてなる請求項
7記載の植物栽培装置。 - 【請求項9】 前記各チェーンの端部に重錘が接続され
てなる請求項8記載の植物栽培装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000220104A JP2002034337A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 植物栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000220104A JP2002034337A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 植物栽培装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002034337A true JP2002034337A (ja) | 2002-02-05 |
Family
ID=18714766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000220104A Withdrawn JP2002034337A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 植物栽培装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002034337A (ja) |
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-
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- 2000-07-21 JP JP2000220104A patent/JP2002034337A/ja not_active Withdrawn
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