JP2002033757A - 通信制御装置、通信システムおよびスロット割当て方法 - Google Patents

通信制御装置、通信システムおよびスロット割当て方法

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JP2002033757A
JP2002033757A JP2000214923A JP2000214923A JP2002033757A JP 2002033757 A JP2002033757 A JP 2002033757A JP 2000214923 A JP2000214923 A JP 2000214923A JP 2000214923 A JP2000214923 A JP 2000214923A JP 2002033757 A JP2002033757 A JP 2002033757A
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slave station
traffic
packet
uplink signal
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JP2000214923A
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Minoru Akita
稔 秋田
Norihiro Asashiba
慶弘 浅芝
Takamasa Suzuki
孝昌 鈴木
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局が短時間で子局からの上り信号のトラヒ
ックを把握することが困難であった。 【解決手段】 上りスロット割当て決定挿入部16によ
り、各子局22a,22b,22cに対するスロット割
当てを決定して、そのスロット割当ての情報を下り信号
中に挿入する。一方、トラヒック推定部15により、ス
ロット割当て情報蓄積部14に蓄積したスロット割当て
情報に対応する上り信号中のスロットにおけるパケット
の有無に基づいて、上り信号における各子局22a,2
2b,22cからのトラヒックを推定し、上りスロット
割当て決定挿入部16により、各子局22a,22b,
22cからの上り信号のトラヒックの推定結果に応じて
スロット割当てを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、親局となるOL
T(Optical Line Terminator)などの通信制御装置と、
その通信制御装置に光ファイバなどの伝送媒体およびス
ターカプラ装置などの多重分岐器を介して接続されたO
NT(Optical Network Terminator)およびONU(Op
tical Network Unit)などの1または複数の子局とを有
し、伝送帯域をそれらの子局が共用するPON(Passiv
e Optical Network)などの通信システム、その通信制御
装置、および、子局から親局への上り信号中のスロット
を子局に割り当てるスロット割当て方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】PON(Passive Optical Network)など
の通信システムでは、低コスト化のため、転送網側に配
置される親局となる通信制御装置に、複数の子局が単一
の伝送媒体および多重分岐器を介して接続されており、
複数の子局が単一の伝送媒体における帯域を共用する。
【0003】図3は、複数の子局が単一の伝送媒体の帯
域を共用する通信システムの構成例を示すブロック図で
ある。図3において、21は転送網25に接続された親
局であり、22a,22b,22cは多重分岐器23お
よび伝送媒体24を介して親局21に接続された子局で
あり、23は多重分岐器であり、24は伝送媒体であ
り、25は外部に接続された転送網である。
【0004】次に動作について説明する。図4は、図3
に示す通信システムの下り信号および上り信号の一例を
示す図である。まず、親局21が出力する下り信号につ
いて説明する。親局21は、各子局22a,22b,2
2cを送信先にしたパケットを時分割で多重して、下り
信号として出力する。この下り信号は、多重分岐器23
および伝送媒体24を介して各子局22a,22b,2
2cに同報される。なお、下り信号に送信するパケット
がない場合、親局21は、空きパケットを挿入するか、
特に何の信号も出力しないようにする。
【0005】また、親局21は、各子局22a,22
b,22cがパケットを挿入可能な上り信号中のスロッ
トの位置と数の情報(スロット割当て情報)を有するパ
ケット31を定期的または不定期で挿入し、子局22
a,22b,22cに同報する。
【0006】一方、子局22a,22b,22cは、下
り信号中のパケットの宛先が自己である場合、そのパケ
ットを取り込み、パケットの宛先が自己ではない場合、
そのパケットを廃棄する。また、各子局22a,22
b,22cは、上り信号についてのスロット割当て情報
を有するパケット31を受信すると、そのパケットを取
り込み、上り信号に各子局がパケットを挿入可能なスロ
ットの位置や数を認識する。
【0007】このようにして、下り信号が親局21から
子局22a,22b,22cに伝送される。
【0008】次に、多重分岐器23および伝送媒体24
の遅延がないと仮定して、子局22a,22b,22c
が出力する上り信号について説明する。子局22a、子
局22bおよび子局22cは、下り信号として受け取っ
た、スロット割当て情報に基づき、例えば図4に示すよ
うに子局22a、子局22b、子局22cの順番で1個
ずつスロットを割り当てられていることを認識する。各
子局22a,22b,22cは、その情報を有するパケ
ットを受信してから所定の遅延時間ΔTが経過した後
に、この情報に基づいて、自己が挿入を許されたスロッ
トにのみ、パケットを挿入する。
【0009】今の場合、遅延時間の経過後に、まず、子
局22aがパケットを挿入し、その次のスロットに、子
局22bがパケットを挿入し、さらにその次のスロット
に、子局22cがパケットを挿入する。これらのパケッ
トは多重分岐器23により多重されて親局21に上り信
号として伝送される。
【0010】このようにして、上り信号が子局22a,
22b,22cから親局21に伝送される。
【0011】このように複数の子局により単一の伝送媒
体の伝送帯域を共用する場合、それぞれの子局に収容し
た加入者との契約に基づいて定められている最低帯域を
与えることは必須であるが、さらに、バースト的にパケ
ットを出力する加入者がいる場合には、伝送媒体の有す
る帯域と全加入者の最低帯域の合計との差分である余剰
帯域を動的に加入者に分配したり、上り信号のための帯
域におけるの余剰帯域を活用したりして、そのような加
入者に余剰帯域を一時的に割り当てて、輻輳の発生を抑
制することが考えられている。
【0012】図5は、例えば「ATM−PONダイナミ
ック帯域割り当て方式」(宮部ら著、1997年電子情
報通信学会総合大会B−8−53)に記載の、上り信号
の帯域を動的に割り当てる従来の通信システムの構成を
示すブロック図である。
【0013】図5において、121は従来の通信制御装
置を使用した親局であり、122a,122b,122
cは子局である。親局121において、131は子局の
使用する帯域を設定する固定割当て帯域ポーリング生成
部であり、132は割当て情報を子局に向けて送出する
共用帯域割当て部であり、133は上り信号におけるポ
ーリング要求を抽出するポーリング要求抽出部であり、
134は転送網との間でデータを送受する送受信部であ
り、135は下り信号を送信し、上り信号を受信する送
受信部である。
【0014】子局122a,122b,122cにおい
て、141は下り信号中のパケット送出許可を検出する
PID抽出部であり、142は上り信号のパケットを蓄
えるバッファであり、143はバッファ142からパケ
ットを読み出す読出部であり、144はポーリング要求
生成部であり、145は多重化部であり、146は上り
信号を送信し、下り信号を受信する送受信部であり、1
47は下り信号を送信し、上り信号を受信する送受信部
である。なお、上記文献ではバッファ142はクラス別
に2つ設けられているが、ここでは特に必要ないので、
原理の説明を行うためにバッファ142は1つに簡略化
している。
【0015】次に動作について説明する。まず、子局1
22a,122b,122cのポーリング要求生成部1
44に、子局122a,122b,122cのバッファ
142の容量に応じた閾値が予め設定される。
【0016】親局121では、固定割当て帯域ポーリン
グ生成部131が、子局122a,122b,122c
の使用する帯域を設定し、共用帯域割当て部132が、
上り信号の帯域を子局122a,122b,122cに
割り当て、その割り当ての情報を下り信号で子局122
a,122b,122cに通知する。
【0017】各子局側122a,122b,122cで
は、PID抽出部141が、下り信号から、自己の子局
に対するパケット送出許可を検出し、そのパケット送出
許可を検出すると、読出部143に、バッファ142に
蓄積されたパケットを多重化部145へ読み出させる。
多重化部145はそのパケットを送受信部146を介し
て親局121に向けて送出する。
【0018】また、子局122a,122b,122c
のポーリング要求生成部144は、バッファ142に蓄
積されているパケットの数が予め設定された閾値を超え
た場合、ポーリング要求を生成し、多重化部145に、
そのポーリング要求を親局121に対して送信させる。
多重化部145は、バッファ142から読み出されたパ
ケットと、ポーリング要求生成部144により生成され
たポーリング要求とを多重化して、親局121へ送信す
る。
【0019】親局121のポーリング要求抽出部133
は、子局122a,122b,122cにより送信され
た上り信号からポーリング要求を抽出し、共用帯域割当
て部132に通知する。
【0020】共用帯域割当て部132は、ポーリング要
求が通知されると、ポーリング要求を送信した子局に割
り当てられた上り信号の帯域を増加するように、各子局
の上り信号の帯域を再度割り当てる。
【0021】以上のように、従来の通信システムでは、
子局側からバッファに蓄積されている上り方向のパケッ
トの蓄積量が所定の閾値を超えたか否かを判定し、その
閾値を超えた場合には、子局が親局に対してポーリング
要求を行い、親局はそのポーリング要求を検出すると、
子局に割り当てる上り信号の帯域を変更する。
【0022】しかしながら、従来の通信システムでは、
各子局に、バッファリングされたパケットの超過を親局
へ通知する手段が必要なので、子局の装置構成が複雑か
つ高価となる。これは、子局の数が増えるほど顕著にな
る。
【0023】また、従来の通信システムでは、子局が複
数のバッファを内蔵し、バッファからのパケットの読出
し方法が他の子局とは異なる場合、同一のトラヒック特
性の上り信号が各子局に入力された場合であっても、バ
ッファリングされたパケットの超過を通知するタイミン
グが子局毎に異なる可能性があり、各子局に対する上り
信号の帯域の分配が適切に実行されない可能性がある。
この場合、パケットの読出し方法が同一のものをすべて
の子局に使用するようにしてもよいが、通信システムに
接続できる子局が限定されるため、汎用性が低下する。
【0024】さらに、従来の通信システムでは、バッフ
ァリングされたパケットの超過を親局へ通知する際に、
他の子局からの上り信号との競合や、他の子局でのバッ
ファリングされたパケットの超過の通知との競合が起こ
る可能性があり、バッファリングされたパケットの超過
の通知が遅延または廃棄されてしまう可能性がある。
【0025】そこで、バッファリングされたパケットの
超過を子局が親局へ通知することなく、親局が、各子局
からの上り信号を測定して子局の上り方法のトラヒック
を把握し、その状況に応じて各子局に与える上り信号の
帯域を制御する方法が考えられる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信システムは
以上のように構成されているので、バッファリングされ
たパケットの超過を子局が親局へ通知することなく、親
局が、各子局からの上り信号を測定して子局の上り方向
のトラヒックを把握し、その状況に応じて各子局に与え
る上り信号の帯域を制御する場合、上り信号を短時間測
定しても、各子局からの上り信号のトラヒックを正確に
把握することは困難であり、上り信号における余剰帯域
の分配が適切ではなくなる可能性があり、一方、上り信
号を長時間測定した場合には、上り信号における余剰帯
域の分配が適切になるが、短時間のトラヒックの変化に
追従して上り信号における余剰帯域の分配を実行するこ
とが困難であるなどの課題があった。
【0027】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、各子局に対するスロット割当てを
決定し、各子局に対するスロット割当て情報を下り信号
中に挿入するとともに、スロット割当て情報に対応する
上り信号中のスロットにおけるパケットの有無に基づい
て、上り信号における各子局からのトラヒックを推定
し、上り信号における各子局からのトラヒックの推定結
果に応じて、子局に対するスロット割当てを変更するよ
うにして、短時間で子局の上り信号のトラヒックを正確
に推定し、子局に上り信号の帯域を適切に分配すること
ができる通信制御装置およびスロット割当て方法を得る
ことを目的とする。
【0028】また、この発明は、その通信制御装置を親
局として使用して、低コストでかつ上り信号における余
剰帯域を効率よく利用可能な通信システムを得ることを
目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信制御
装置は、各子局に対するスロット割当ての情報を下り信
号中に挿入するスロット割当て情報挿入部と、スロット
割当て情報を蓄積するスロット割当て情報蓄積部と、上
り信号中のスロットにおけるパケットの有無を判断する
パケット検出部と、スロット割当て情報蓄積部に蓄積さ
れたスロット割当て情報に対応する上り信号中のスロッ
トにおけるパケットの有無に基づいて、上り信号におけ
る各子局からのパケットのトラヒックを推定するトラヒ
ック推定部と、各子局に対するスロット割当てを決定
し、トラヒック推定部による推定結果に応じて、子局に
対するスロット割当てを変更するスロット割当て決定部
とを備えるものである。
【0030】この発明に係る通信制御装置は、トラヒッ
ク推定部が、スロット割当て情報挿入部によりスロット
割当て情報が挿入されてから既知の遅延時間経過後にお
ける上り信号のスロットをスロット割当て情報に対応す
る上り信号中のスロットとして、パケットの有無を判断
するようにしたものである。
【0031】この発明に係る通信制御装置は、トラヒッ
ク推定部が、スロット割当て情報蓄積部に蓄積されたス
ロット割当て情報に対応する上り信号中のスロットにお
けるパケットの有無および過去の推定結果に基づいて、
上り信号における各子局からのパケットのトラヒックを
推定するようにしたものである。
【0032】この発明に係る通信制御装置は、トラヒッ
ク推定部が、スロット割当て情報蓄積部に蓄積されたス
ロット割当て情報に対応する上り信号中のスロットにお
けるパケットの有無および過去の推定結果に基づいて、
周期的なトラヒックの変動を予測するようにしたもので
ある。
【0033】この発明に係る通信制御装置は、スロット
割当て決定部が、各子局毎の所定の最低帯域に対応する
スロットを各子局に割り当てるとともに、トラヒック推
定部による推定結果に基づいて余剰帯域を1または複数
の子局に分配して割り当てるようにしたものである。
【0034】この発明に係る通信制御装置は、スロット
割当て決定部が、最初に、各子局毎の所定の最低帯域に
対応するスロットを各子局に割り当てるようにしたもの
である。
【0035】この発明に係る通信制御装置は、スロット
割当て決定部が、最初に、各子局毎の所定の最低帯域に
対応するスロットを各子局に割り当て、さらに、所定の
割合で余剰帯域を1または複数の子局に分配して割り当
てるようにしたものである。
【0036】この発明に係る通信制御装置は、スロット
割当て決定部が、特定の子局に対するトラヒック推定部
による推定結果が最初に得られるまで、連続的にその特
定の子局に対して上り信号中のスロットを割り当てるよ
うにしたものである。
【0037】この発明に係る通信システムは、親局とな
る通信制御装置が、各子局に対するスロット割当ての情
報を下り信号中に挿入するスロット割当て情報挿入部
と、スロット割当て情報を蓄積するスロット割当て情報
蓄積部と、上り信号中のスロットにおけるパケットの有
無を判断するパケット検出部と、スロット割当て情報蓄
積部に蓄積されたスロット割当て情報に対応する上り信
号中のスロットにおけるパケットの有無に基づいて、上
り信号における各子局からのパケットのトラヒックを推
定するトラヒック推定部と、各子局に対するスロット割
当てを決定し、トラヒック推定部による推定結果に応じ
て、子局に対するスロット割当てを変更するスロット割
当て決定部とを備え、子局が、通信制御装置からの下り
信号に挿入されたスロット割当て情報に従って上り信号
中のスロットにパケットを挿入するものである。
【0038】この発明に係るスロット割当て方法は、各
子局に対するスロット割当てを決定するステップと、各
子局に対するスロット割当ての情報を下り信号中に挿入
するステップと、スロット割当て情報を蓄積するステッ
プと、蓄積したスロット割当て情報に対応する上り信号
中のスロットにおけるパケットの有無を判断するステッ
プと、パケットの有無の判断結果に基づいて、上り信号
における各子局からのパケットのトラヒックを推定する
ステップと、上り信号における各子局からのトラヒック
の推定結果に応じて、子局に対するスロット割当てを変
更するステップとを備えるものである。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による通
信システムの構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は転送網に接続された親局となる、本発明の一実
施の形態である通信制御装置であり、22a,22b,
22cは多重分岐器23および伝送媒体24を介して親
局である通信制御装置1に接続され、契約に基づく所定
の加入者を収容する子局であり、23は多重分岐器であ
り、24は光ファイバなどの伝送媒体であり、25は外
部に接続された転送網である。
【0040】通信制御装置1において、11は子局22
a,22b,22cからの上り信号中のスロット毎にパ
ケットの有無を検出するパケット検出部である。12は
上り信号のスロット割当て情報を下り信号に挿入して子
局に対して送出した時から、子局が上り信号の該当スロ
ットに挿入したパケットを受信するまでの遅延に関する
情報(遅延時間情報)の蓄積および管理を行う遅延情報
蓄積管理部であり、13は各子局22a,22b,22
cに割り当てられた上り信号におけるスロットの位置や
数の情報(スロット割当て情報)をスロット割当て情報
蓄積部14に対して読み書きするスロット割当て情報管
理部であり、14は各子局22a,22b,22cにつ
いてのスロット割当て情報を蓄積するスロット割当て情
報蓄積部である。15は上り信号において現在受信して
いるスロットを割り当てられた子局をスロット割当て情
報に基づいて判別し、現在受信しているスロット位置の
パケットの有無とに基づいて、その子局の上り信号のト
ラヒックを推定するトラヒック推定部であり、16は上
り信号における余剰帯域を含めた上り信号の帯域を各子
局22a,22b,22cに分配し、分配した帯域を子
局の上り信号のスロットの位置や数に変換し、その情報
を有するパケットを生成し、下り信号に挿入する上りス
ロット割当て決定挿入部(スロット割当て情報挿入部、
スロット割当て決定部)である。17は転送網との間で
データを送受する送受信部であり、18は下り信号を送
信し、上り信号を受信する送受信部である。
【0041】次に動作について説明する。最初に、親局
となる通信制御装置1は、上りスロット割当て決定挿入
部16により、事前の契約に基づく上り信号の最低帯域
に対応するスロットの位置や数を各子局に対して決定
し、その上り信号におけるスロットの位置や数の情報
(スロット割当て情報)を有するパケットを、下り信号
中の各子局宛のパケットの間に挿入し、すべての子局2
2a,22b,22cに同報する。
【0042】このとき、上りスロット割当て決定挿入部
16は、そのスロット割当て情報をスロット割当て情報
管理部13に通知する。スロット割当て情報管理部13
は、通知された各子局22a,22b,22cのスロッ
ト割当て情報をスロット割当て情報蓄積部14に蓄積さ
せる。
【0043】一方、各子局22a,22b,22cは、
通信制御装置1から送信された自己宛てのパケットを受
信し、取り込むとともに、スロット割当て情報を有する
パケットを受信した場合には、そのパケットからスロッ
ト割当て情報を抽出する。そして、各子局22a,22
b,22cは、そのスロット割当て情報に基づいて、上
り信号において自己がパケットを挿入可能なスロットの
位置や数を認識する。
【0044】そして、各子局22a,22b,22c
は、通信制御装置1に対して送信するパケットがある場
合には、スロット割当て情報を有するパケットを受信し
てから予め親局と合意した遅延時間の経過後に、スロッ
ト割当て情報に基づくスロット位置および数の制約内
で、そのパケットを上り信号として出力する。
【0045】多重分岐器23は、それぞれの子局22
a,22b,22cがバースト的に出力したパケットを
多重化し、通信制御装置1に送信する。
【0046】通信制御装置1では、送受信部18がその
上り信号を受信し、送受信部17がその上り信号を送信
する。このときパケット検出部11が、現在受信してい
る上り信号のスロットに子局が挿入したパケットが存在
するか否かを判断し、その判断結果をトラヒック推定部
15に通知する。
【0047】また、通信制御装置1では、スロット割当
て情報管理部13が、遅延情報蓄積管理部12から、子
局22a,22b,22cとの通信で発生する既知の遅
延時間の情報を読み出し、この遅延時間情報およびスロ
ット割当て情報に基づいて、現在受信している上り信号
のスロットを割り当てられた子局がどの子局であるのか
を判断し、スロット割当て情報に基づいて、現在受信し
ているスロットを割り当てられた子局が挿入可能なパケ
ット数を認識し、それらの情報をトラヒック推定部15
に通知する。
【0048】そして、トラヒック推定部15は、パケッ
ト検出部11によるパケットの有無の情報と、スロット
割当て情報管理部13により通知された情報とに基づい
て、現在受信しているスロットを割当てられた子局から
の上り信号のトラヒック量およびその特性(子局間の相
関や時間的なトラフィックの推移など)を推定し、その
推定結果を上りスロット割当て決定挿入部16に通知す
る。
【0049】上りスロット割当て決定挿入部16は、ト
ラヒック推定部15より通知された推定結果に基づい
て、現在の上り信号における余剰帯域の分配に変更が必
要であるか否かを判断し、必要であれば、各子局22
a,22b,22cに対する上り信号のスロットの割り
当てを変更して、それに対応するスロット割当て情報を
有するパケットを、下り信号中の各子局宛のパケットの
間に挿入し、すべての子局22a,22b,22cに同
報する。
【0050】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、上りスロット割当て決定挿入部16により、各子局
に対するスロット割当てを決定し、各子局に対するスロ
ット割当ての情報を下り信号中に挿入し、トラヒック推
定部15により、スロット割当て情報蓄積部14に蓄積
したスロット割当て情報に対応する上り信号中のスロッ
トにおけるパケットの有無に基づいて、上り信号におけ
る各子局からのパケットのトラヒックを推定し、上りス
ロット割当て決定挿入部16により、そのトラヒックの
推定結果に応じて子局22a,22b,22cに対する
スロット割当てを変更するようにしたので、たとえスロ
ットに空きパケットなどの無効情報が挿入されている場
合であっても、その無効情報がどの子局から送出された
ものであるかを特定できるため、短時間で子局22a,
22b,22cの上り信号のトラヒックを正確に推定
し、上り信号の帯域を適切に分配することができるとい
う効果が得られる。
【0051】また、この実施の形態1によれば、バッフ
ァリングされたパケットの超過の通知を子局が親局に通
知する必要がないので、子局の構成を簡単にすることが
できるとともに、コストを低減することができるという
効果が得られる。なお、子局が多くなるほど、この効果
が顕著になる。また、バッファリングされたパケットの
超過の通知を子局が親局に通知する必要がないので、子
局を簡単に増設することができ、通信システムの汎用性
を向上することができるという効果が得られる。さら
に、バッファリングされたパケットの超過の通知を子局
が親局に通知する必要がないので、この通知に伴う情報
の遅延や廃棄がなくなり、親局において子局のトラヒッ
クを短時間で把握できるため、短時間で上り信号の余剰
帯域の割り当てを安定して実行することができるという
効果が得られる。
【0052】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よる通信システムは、親局となる通信制御装置1のスロ
ット割当て情報管理部13が、上りスロット割当て決定
挿入部16によりスロット割当て情報を有するパケット
を送出したときに遅延情報蓄積管理部12から遅延時間
情報を読み出し、その遅延時間に対応するスロット割当
て情報蓄積部14の領域にスロット割当て情報を蓄積
し、現時刻に対応するスロット割当て情報蓄積部14の
領域から、そのスロット割当て情報を読み出すようにし
たものである。
【0053】すなわち、スロット割当て情報蓄積部14
は、子局からのパケットの到着予想時刻の順番でスロッ
ト割当て情報を蓄積し、スロット割当て情報管理部13
は、パケットが到着すると、現時刻に対応する領域に蓄
積されたスロット割当て情報を読み出す。
【0054】なお、実施の形態1では、スロット割当て
情報蓄積部14は、スロット割当て情報を有するパケッ
トを送信した時点でそのスロット割当て情報を蓄積し、
スロット割当て情報管理部13は、パケットが到着する
と、遅延時間情報および現時刻から、そのパケットに対
応するスロット割当て情報の蓄積された領域を割り出
し、そのスロット割当て情報を読み出すようにしてい
る。
【0055】なお、この実施の形態2による通信システ
ムのその他の構成および動作については実施の形態1に
よるものと同様であるので、その説明を省略する。
【0056】なお、この他、上りスロット割当て決定挿
入部16が、スロット割当て情報を有するパケットを挿
入したときに遅延情報蓄積管理部12から遅延時間情報
を読み出し、現時刻を計時する図示せぬカウンタの値に
その遅延時間を加算し、その加算後の時刻またはそれと
対応する情報をスロット割当て情報に関連づけて保存
し、現時刻がその保存した時刻になったときに、その時
刻に対応するスロット割当て情報を読み出すようにして
もよい。
【0057】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1による効果と同様の効果が得られる。
【0058】実施の形態3.図2はこの発明の実施の形
態3による通信システムの構成を示すブロック図であ
る。図2において、19は、トラヒック推定部15によ
る、上り信号中の各子局22a,22b,22cのトラ
ヒックの推定結果を蓄積するトラヒック情報蓄積部であ
る。なお、図2におけるその他の構成要素については実
施の形態1によるものと同様であるので、その説明を省
略する。ただし、トラヒック推定部15は、スロット割
当て情報、およびそのスロット割当て情報に基づくスロ
ット位置にパケットが挿入されたか否かの情報の他、ト
ラヒック情報蓄積部19に蓄積された過去の推定結果を
考慮して、上り信号中の各子局からのパケットのトラヒ
ックの推定を実行する。
【0059】次に動作について説明する。トラヒック推
定部15は、最初に、子局22a,22b,22cから
の上り信号のトラヒックの推定を実行する場合、パケッ
ト検出部11からの、割当てられたスロット位置におけ
るパケットの有無の情報、並びに、スロット割当て情報
管理部13からの、現時点の上り信号におけるスロット
を割り当てられた子局の情報と、現時点の上り信号にお
けるスロット位置を割り当てられた子局が送信可能なパ
ケット数の情報とに基づいて、各子局22a,22b,
22cからの上り信号のトラヒックを推定し、その推定
結果を上りスロット割当て決定挿入部16に通知すると
ともに、トラヒック情報蓄積部19に蓄積させる。
【0060】そして、次回以降、子局22a,22b,
22cからの上り信号のトラヒックの推定を実行する場
合、トラヒック推定部15は、割り当てられたスロット
におけるパケットの有無の情報、並びに、スロット割当
て情報管理部13からの、現時点の上り信号におけるス
ロットを割り当てられた子局の情報、および、その子局
が送信可能なパケット数の情報の他、トラヒック情報蓄
積部19に蓄積された過去のトラヒック推定結果の情報
に基づいて、その子局の上り信号のトラヒックを推定
し、その推定結果を上りスロット割当て決定挿入部16
に通知するとともに、トラヒック情報蓄積部19に蓄積
させる。このとき、トラヒック推定部15は、過去の1
つまたは複数のトラヒック推定結果および現在のトラヒ
ック情報に基づいて、今後の子局22a,22b,22
cからのトラヒックを予測する。
【0061】例えば、特定の子局が所定の時間間隔で定
期的に通信を実行する場合、従来のようにトラヒックを
単に短時間測定して上り信号のトラヒックを推定する
と、定期的な通信の開始直後にその特定の子局からのト
ラヒックが突然増加するため、余剰帯域の分配が大きく
変動する可能性があり、他の子局に割り当てられる帯域
が変動してトラヒックに影響を与える可能性がある。一
方、この実施の形態3による通信システムでは、その特
定の子局のトラヒックが定期的に増減することが過去に
観測され、その情報がトラヒック情報蓄積部19に蓄積
されるため、上りスロット割当て決定挿入部16は、ト
ラヒック推定部15による推定結果に基づいて、トラヒ
ックの増加が予想される時刻の前に多くの余剰帯域をそ
の特定の子局に予め割り当てたり、トラヒックの増加が
予想される時刻に向けて序々に余剰帯域を多く割り当て
たりすることが可能であり、その特定の子局のトラヒッ
クが輻輳状態になる可能性が低減されるとともに、他の
子局のトラヒックへの影響が低減される。
【0062】なお、その他の動作については実施の形態
1または実施の形態2によるものと同様であるので、そ
の説明を省略する。
【0063】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、トラヒック推定部15により、過去の推定結果をも
考慮して上り信号における各子局22a,22b,22
cからのトラヒックを推定するようにしたので、より短
時間で子局22a,22b,22cの上り信号のトラヒ
ックを正確に推定することができるとともに、周期的な
トラヒックの増減にも対応して子局22a,22b,2
2cからのトラヒックを正確に予測することができると
いう効果が得られる。
【0064】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
よる通信システムは、親局となる通信制御装置1の上り
スロット割当て決定挿入部16が各子局22a,22
b,22cに最初にスロットを割り当てる際に、予想さ
れるトラヒックに対応して余剰帯域を子局22a,22
b,22cに割り当て、契約に基づく最低帯域にその余
剰帯域を加算した帯域分のスロットを割り当てるように
したものである。
【0065】例えば、最初に余剰帯域に対応するスロッ
トの位置および数を与える際に、広い帯域を契約してい
る加入者を収容している子局には、余剰帯域のうちの広
い帯域に対応するスロットの位置および数が与えられ、
狭い帯域を契約している加入者を収容している子局に
は、余剰帯域のうちの狭い帯域に対応するスロットの位
置および数が与えられる。
【0066】また、バースト性を有するトラヒックで通
信を実行する加入者を収容する子局が予め既知である場
合、その子局に最初に与える余剰帯域は、他の加入者を
収容している他の子局に影響を与えない範囲で広い帯域
とするようにしてもよい。
【0067】なお、その他の構成および動作については
実施の形態1〜3のうちのいずれかと同様であるので、
その説明を省略する。
【0068】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、初期状態では、上り信号のトラヒックを測定するこ
となく、所定の割合で上り信号における余剰帯域を1ま
たは複数の子局に分配するようにしたので、最初の余剰
帯域の分配から適切な分配に収束するまでの時間を短縮
して、適切な余剰帯域分配を短時間で実行することがで
きるとともに、特定の子局が上り信号の余剰帯域の分配
値が極端に変動して他の子局に影響を与えることを抑制
することができるという効果が得られる。
【0069】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
よる通信システムは、実施の形態4のように特定の子局
のトラヒックを予想することが困難である場合に、親局
となる通信制御装置1が特定の子局の上り信号のトラヒ
ック推定を一時的に実行せず、他の子局との契約内容に
違反しない範囲かつ割当て可能な範囲で、その特定の子
局に対してのみ上り信号に割り当てるスロットを連続し
て割り当て、その特定の子局に割り当てられた上り信号
中のスロットにおけるパケットの有無などの特性を測定
して、その特定の子局のトラヒック特性を把握するよう
にしたものである。
【0070】なお、その他の構成および動作については
実施の形態4によるものと同様であるので、その説明を
省略する。
【0071】なお、子局を使用する加入者が契約内容に
合わないトラヒック特性の通信を行う場合にも同様に適
用できる。
【0072】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、特定の子局に対するトラヒック推定部15による推
定結果が最初に得られるまで、連続的にその特定の子局
に対して上り信号中のスロットを割り当てるようにした
ので、短時間ですべての子局のトラヒック特性を把握す
ることができ、短時間で適切に帯域を子局に分配するこ
とができるという効果が得られる。
【0073】なお、上記実施の形態では、子局22a,
22b,22cの数は3であるが、子局の数は特に3に
限定されるものではない。
【0074】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各子
局に対するスロット割当ての情報を下り信号中に挿入す
るスロット割当て情報挿入部と、スロット割当て情報を
蓄積するスロット割当て情報蓄積部と、上り信号中のス
ロットにおけるパケットの有無を判断するパケット検出
部と、スロット割当て情報蓄積部に蓄積されたスロット
割当て情報に対応する上り信号中のスロットにおけるパ
ケットの有無に基づいて、上り信号における各子局から
のパケットのトラヒックを推定するトラヒック推定部
と、各子局に対するスロット割当てを決定し、トラヒッ
ク推定部による推定結果に応じて、子局に対するスロッ
ト割当てを変更するスロット割当て決定部とを通信制御
装置に備えるようにしたので、短時間で子局の上り信号
のトラヒックを精度良く推定し、子局に上り信号の帯域
を適切に分配することができるという効果がある。
【0075】また、バッファリングされたパケットの超
過の通知を子局が親局に通知する必要がないので、子局
の構成を簡単にすることができるとともに、コストを低
減することができるという効果がある。なお、子局が多
くなるほど、この効果が顕著になる。さらに、子局を簡
単に増設することができ、通信システムの汎用性を向上
することができるという効果がある。さらに、この通知
に伴う情報の遅延や廃棄がなくなり、親局において子局
からの上り信号のトラヒックを短時間で把握できるた
め、短時間で上り信号の余剰帯域の割り当てを安定して
実行することができるという効果がある。
【0076】この発明によれば、トラヒック推定部が、
スロット割当て情報蓄積部に蓄積されたスロット割当て
情報に対応する上り信号中のスロットにおけるパケット
の有無および過去の推定結果に基づいて、上り信号にお
ける各子局からのパケットのトラヒックを推定するよう
にしたので、より短時間で子局からの上り信号のトラヒ
ックを精度良く推定することができるとともに、周期的
なトラヒックの増減にも対応して子局からのトラヒック
を精度良く予測することができるという効果がある。
【0077】この発明によれば、スロット割当て決定部
が、最初に、各子局毎の所定の最低帯域に対応するスロ
ットを各子局に割り当て、さらに、所定の割合で余剰帯
域を1または複数の子局に分配して割り当てるようにし
たので、最初の余剰帯域の分配から適切な分配に収束す
るまでの時間を短縮し、適切な余剰帯域分配を短時間で
実行することができるとともに、特定の子局が上り信号
の余剰帯域の分配値が極端に変動して他の子局に影響を
与えることを抑制することができるという効果がある。
【0078】この発明によれば、スロット割当て決定部
が、特定の子局に対するトラヒック推定部による推定結
果が最初に得られるまで、連続的にその特定の子局に対
して上り信号中のスロットを割り当てるようにしたの
で、短時間ですべての子局のトラヒック特性を把握する
ことができ、短時間で適切に帯域を子局に分配すること
ができるという効果がある。
【0079】この発明によれば、各子局に対するスロッ
ト割当てを決定するステップと、各子局に対するスロッ
ト割当ての情報を下り信号中に挿入するステップと、ス
ロット割当て情報を蓄積するステップと、蓄積したスロ
ット割当て情報に対応する上り信号中のスロットにおけ
るパケットの有無を判断するステップと、パケットの有
無の判断結果に基づいて、上り信号における各子局から
のパケットのトラヒックを推定するステップと、上り信
号における各子局からのトラヒックの推定結果に応じ
て、子局に対するスロット割当てを変更するステップと
を備えるようにしたので、短時間で子局の上り信号のト
ラヒックを正確に推定し、適切に上り信号の帯域を子局
に分配することができるという効果がある。また、バッ
ファリングされたパケットの超過の通知を子局が親局に
通知する必要がないので、子局の構成を簡単にすること
ができるとともに、コストを低減することができるなど
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による通信システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態3による通信システム
の構成を示すブロック図である。
【図3】 複数の子局が単一の伝送媒体の帯域を共用す
る通信システムの構成例を示すブロック図である。
【図4】 図3に示す通信システムの下り信号および上
り信号の一例を示す図である。
【図5】 上り信号の帯域を動的に割り当てる従来の通
信システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 通信制御装置、11 パケット検出部、14 スロ
ット割当て情報蓄積部、15 トラヒック推定部、16
上りスロット割当て決定挿入部(スロット割当て情報
挿入部、スロット割当て決定部)、22a,22b,2
2c 子局、23 多重分岐器、24 伝送媒体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 孝昌 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K002 AA05 BA04 DA03 DA12 DA42 FA01 5K028 AA11 BB08 CC05 DD01 DD02 DD07 HH05 KK01 KK32 LL02 LL12 LL13 LL42 MM12 MM13 RR01 RR02 TT05 5K033 AA01 AA02 CA12 CB06 CC01 DA01 DA15 DB01 DB02 DB16 DB22 EA02 EA06 EA07 5K034 AA02 DD02 FF01 FF02 HH01 HH02 HH64 JJ11 KK13 TT02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の伝送媒体および多重分岐器を介し
    て複数の子局を接続され、親局として動作する通信制御
    装置において、 各子局に対するスロット割当ての情報を下り信号中に挿
    入するスロット割当て情報挿入部と、 スロット割当て情報を蓄積するスロット割当て情報蓄積
    部と、 上り信号中のスロットにおけるパケットの有無を判断す
    るパケット検出部と、 前記スロット割当て情報蓄積部に蓄積されたスロット割
    当て情報に対応する上り信号中のスロットにおけるパケ
    ットの有無に基づいて、上り信号における各子局からの
    パケットのトラヒックを推定するトラヒック推定部と、 各子局に対するスロット割当てを決定し、前記トラヒッ
    ク推定部による推定結果に応じて、前記子局に対するス
    ロット割当てを変更するスロット割当て決定部とを備え
    ることを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 トラヒック推定部は、スロット割当て情
    報挿入部によりスロット割当て情報が挿入されてから既
    知の遅延時間経過後における上り信号のスロットを前記
    スロット割当て情報に対応する上り信号中のスロットと
    して、パケットの有無を判断することを特徴とする請求
    項1記載の通信制御装置。
  3. 【請求項3】 トラヒック推定部は、スロット割当て情
    報蓄積部に蓄積されたスロット割当て情報に対応する上
    り信号中のスロットにおけるパケットの有無および過去
    の推定結果に基づいて、上り信号における各子局からの
    パケットのトラヒックを推定することを特徴とする請求
    項1記載の通信制御装置。
  4. 【請求項4】 トラヒック推定部は、スロット割当て情
    報蓄積部に蓄積されたスロット割当て情報に対応する上
    り信号中のスロットにおけるパケットの有無および過去
    の推定結果に基づいて、周期的なトラヒックの変動を予
    測することを特徴とする請求項3記載の通信制御装置。
  5. 【請求項5】 スロット割当て決定部は、各子局毎の所
    定の最低帯域に対応するスロットを各子局に割り当てる
    とともに、トラヒック推定部による推定結果に基づいて
    余剰帯域を1または複数の子局に分配して割り当てるこ
    とを特徴とする請求項1記載の通信制御装置。
  6. 【請求項6】 スロット割当て決定部は、最初に、各子
    局毎の所定の最低帯域に対応するスロットを各子局に割
    り当てることを特徴とする請求項5記載の通信制御装
    置。
  7. 【請求項7】 スロット割当て決定部は、最初に、各子
    局毎の所定の最低帯域に対応するスロットを各子局に割
    り当て、さらに、所定の割合で余剰帯域を1または複数
    の子局に分配して割り当てることを特徴とする請求項5
    記載の通信制御装置。
  8. 【請求項8】 スロット割当て決定部は、特定の子局に
    対するトラヒック推定部による推定結果が最初に得られ
    るまで、連続的に前記特定の子局に対して上り信号中の
    スロットを割り当てることを特徴とする請求項5記載の
    通信制御装置。
  9. 【請求項9】 単一の伝送媒体および多重分岐器を介し
    て親局となる通信制御装置と複数の子局とが接続された
    通信システムにおいて、 前記親局となる通信制御装置は、各子局に対するスロッ
    ト割当ての情報を下り信号中に挿入するスロット割当て
    情報挿入部と、スロット割当て情報を蓄積するスロット
    割当て情報蓄積部と、上り信号中のスロットにおけるパ
    ケットの有無を判断するパケット検出部と、前記スロッ
    ト割当て情報蓄積部に蓄積されたスロット割当て情報に
    対応する上り信号中のスロットにおけるパケットの有無
    に基づいて、上り信号における各子局からのパケットの
    トラヒックを推定するトラヒック推定部と、各子局に対
    するスロット割当てを決定し、前記トラヒック推定部に
    よる推定結果に応じて、前記子局に対するスロット割当
    てを変更するスロット割当て決定部とを備え、 前記子局は、前記通信制御装置からの下り信号に挿入さ
    れたスロット割当て情報に従って上り信号中のスロット
    にパケットを挿入することを特徴とする通信システム。
  10. 【請求項10】 単一の伝送媒体および多重分岐器を介
    して親局となる通信制御装置と複数の子局とが接続され
    た通信システムで、前記親局となる通信制御装置が上り
    信号中のスロットを前記子局に割り当てるスロット割当
    て方法において、 各子局に対するスロット割当てを決定するステップと、 各子局に対するスロット割当ての情報を下り信号中に挿
    入するステップと、 スロット割当て情報を蓄積するステップと、 蓄積した前記スロット割当て情報に対応する上り信号中
    のスロットにおけるパケットの有無に基づいて、上り信
    号における各子局からのパケットのトラヒックを推定す
    るステップと、 前記上り信号における各子局からのトラヒックの推定結
    果に応じて、前記子局に対するスロット割当てを変更す
    るステップとを備えることを特徴とするスロット割当て
    方法。
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