JP2002033703A - 光受信障害診断方法並びにこの機能を具備した光伝送システム - Google Patents

光受信障害診断方法並びにこの機能を具備した光伝送システム

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JP2002033703A
JP2002033703A JP2000216424A JP2000216424A JP2002033703A JP 2002033703 A JP2002033703 A JP 2002033703A JP 2000216424 A JP2000216424 A JP 2000216424A JP 2000216424 A JP2000216424 A JP 2000216424A JP 2002033703 A JP2002033703 A JP 2002033703A
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optical transmission
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Takehiko Kurokawa
岳彦 黒川
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NEC Miyagi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光断障害発生時に障害原因箇所が局内または装
置内にあるか否か、さらには送信器と受信器の別をリモ
−ト操作で容易に判定が行える方法並びに光伝送システ
ム。 【解決手段】双方向光伝送装置の1、2双方の装置にお
ける光信号の入力部に光スイッチ30を、また光出力部
に光分岐40を配して、これらによる入出力光の折り返
し機能を設けることで、光断障害発生時に障害原因箇所
が伝送路50か光伝送装置であるか、またさらに光送信
器10/光受信器20の別の判別をセンタ3からのリモ
−ト操作で容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光伝送装置における
光受信障害診断方法並びにこの機能を具備した光伝送シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】通信トラフィックの増大に伴い高速大容
量の光通信システムの開発が進められている。システム
が大規模大容量になるほど障害時の被害が甚大になり、
障害の内容をいち早く判定できることが必要である。2
局間の双方向光通信システムの基本的な構成を図4に示
す。A局60には光送信器A52と光受信器A53を備
え、また、B局70にも光受信器A54と光送信器A5
5を備えており、局間の光送信器と光受信器の間が光伝
送路56及び光伝送路51によって接続されている。
今、B局70の光受信器B54にて受信光レベル障害
(LOS)が検出された場合、原因はA局60の光送信
機A52の故障、B局70の光受信器B54の故障、ま
たは光伝送路51の劣化や断線、の3つが考えられ、ま
た、A局60の光受信器A53で受信光レベル障害が検
出された場合にも、対応した光送信器、光受信器と光伝
送路の故障が考えられる。復旧を早めるためにはこれら
の故障を切り分け、故障原因を同定することが必要であ
る。
【0003】伝送路や端局装置の2重化が図られていな
い光通信システムで、このような障害の検出することを
目的とした従来技術としては、特開平5−63645公
報の光通信システムの発明に、図6に示すような構成が
示されている。すなわち、B局70の光送信器B55に
発生した障害か光伝送路51に発生した障害かをA局6
0側から判定するために、B局70側に2連の1×2光
スイッチ57と、光受信器B54と光送信器B55を監
視して、A局側からの送信光をループバックするように
光スイッチ57を制御する光スイッチ制御部58を設
け、A局60側にループバックされてきた信号を光受信
器A53によって受信して、B局側の光送信器B55の
障害か光伝送路51の障害かを検知する障害判定部59
を設けた構成である。この構成では、光伝送路とB局側
のしかも光送信器の障害のみを監視するだけであって、
上記のような可能性のある多様な障害発生原因の判別に
は対応できない。また、単純な光のループバックの構成
であるため、光伝送路51を往復してループバックされ
る光を光受信器A53が最小受光レベルで受信できるた
めには、A局B局間に許される伝送路損失は通常の半分
となり、中継装置等の場合には、中継間隔が短くなって
実用的ではない。
【0004】光伝送装置では、光送信器の送信光レベル
を、光源であるレーザダイオードの後方からの出射光を
同一パッケージ内に収納されたPINフォトダイオード
で監視(BACK PINモニタ)しているものもあ
る。このようなBACK PINモニタ機能を具備した
送信装置に、対向する受信装置が備える受信器で受光レ
ベル障害が発生したとき、送信側のBACK PINモ
ニタアラ−ムが出なければ、障害の原因箇所は伝送路中
と判断してしまうことがある。しかしながら、BACK
PINモニタアラ−ムは工場出荷時の試験が不可能で
あって、高い信頼性を有しているとはいえない。このた
め、障害発生時に実際に現場を調査してみると、伝送路
には異常無く、送信器のもつレーザダイオードの破壊で
あったりする場合もある。一方、受信器においても受光
素子のPDやAPDの物理障害の検出はできず、伝送路
障害との区別をつけることが不可能であるため、現場で
はファイバの繋ぎ換え等を行っての判別が必要になる。
このような障害の判別の手間は、例えば海底中継等のよ
うにフィ−ルドの状況によってはメンテナンス費用の大
きなコストアップにつながることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術のもつ難点に鑑みて成されたものであって、そ
の目的とするところは、光断障害発生時に障害原因箇所
が局内または装置内にあるか否か、さらには送信器と受
信器の別をリモ−ト操作で容易に判定が行える光受信障
害診断方法、並びにこの機能を具備した光伝送システム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的のために、本
発明の請求項1に係わる発明の光伝送システムは、光送
信器と光受信器と前記光送信器からの光出力の一部を前
記光受信器へ折り返す手段を備え、送信並びに受信側の
光伝送路に接続されている複数の双方向光伝送装置と、
前記複数の双方向光伝送装置の備える複数の前記光受信
器の受信障害をモニタし前記光折り返し手段の制御を行
う障害監視制御手段を備えることを特徴とする。また、
本発明の請求項2に係わる発明の光伝送システムは、前
記請求項1に係わる発明記載の前記光折り返し手段が、
前記光送信器から前記送信側の光伝送路へ出力する光出
力を主出力光と前記光出力の一部を分岐した分岐光とに
出力する光分岐手段と、前記受信側の光伝送路出力光と
前記分岐手段の前記分岐出力光とを切り換えて前記光受
信器の光入力に接続する手段を備えていることを特徴と
する。また、本発明の請求項3に係わる発明の光伝送シ
ステムは、前記請求項1に係わる発明記載の前記障害監
視制御手段の行う制御が、前記請求項2に係わる発明記
載の前記光折り返し手段の前記切り換え接続の制御であ
ることを特徴とする。また、本発明の請求項4に係わる
発明の光伝送システムは、前記請求項1及び2に係わる
発明記載の前記光折り返し手段が前記光送信器から送信
側の光伝送路に出力する光出力を一部分岐する手段の分
岐比が、−10dBより小さいことを特徴とする。ま
た、本発明の請求項5に係わる発明の光伝送システム
は、前記請求項1及び2に係わる発明記載の前記光折り
返し手段が前記光受信器の光入力に前記分岐出力光を接
続する光レベルが、前記光受信器の前記双方向伝送時の
入力光レベルにほぼ等しいことを特徴とする。また、本
発明の請求項6に係わる発明の光受信障害診断方法は、
光送信器と、光受信器と、前記光送信器から送信側の光
伝送路に出力する光出力を主出力光と前記光出力の一部
を分岐した分岐光とに出力する光分岐手段と、受信側の
光伝送路出力光と前記分岐手段の前記分岐出力光とを切
り換えて前記光受信器の光入力に接続する光折り返し手
段を備え、前記送信並びに受信側の光伝送路に接続され
ている複数の双方向光伝送装置と、前記複数の双方向光
伝送装置の備える複数の前記光受信器の受信障害をモニ
タし前記光折り返し手段の前記切り換え接続の制御を行
う障害監視制御手段を備える光伝送システムにおいて、
前記障害監視制御手段が、相互に双方向光伝送を行って
いる一方の前記双方向光伝送装置が備える前記光受信器
から光受信障害の発生の情報を受信するステップと、前
記障害監視制御手段が、双方の前記光折り返し手段の接
続状態を前記双方向光伝送時の状態から変更するための
制御を行うステップと、前記障害監視制御手段が、前記
光折り返し手段の接続状態変更の制御後に、前記一方の
双方向光伝送装置の備える前記光受信器から光受信障害
が解除されていない情報を受信した時には、前記一方の
双方向光伝送装置の備える前記光受信器自身の光受信不
良が前記双方向光伝送時に発生した光受信障害の原因で
あると判定し、前記光受信障害が解除された情報を受信
した時には、他方の双方向光伝送装置の備える前記光受
信器の光受信障害を確認し、前記他方の双方向光伝送装
置の備える前記光受信器に光受信障害が新たに発生した
場合には、前記他方の双方向光伝送装置の備える光送信
器の出力不良が前記双方向光伝送時に発生した光受信障
害の原因であると判定し、前記他方の双方向光伝送装置
の備える光受信器に光受信障害が新たに発生していない
場合には、前記双方向光伝送時に前記受信障害が発生し
た光受信器が接続されていた前記光伝送路が前記双方向
光伝送時に発生した光受信障害の原因であると判定する
ステップを含むことを特徴とする。また、本発明の請求
項7に係わる発明の光伝送システムは、光受信器と送信
波長の異なる光送信器を備えた複数の光送受信機と、前
記複数の送信波長の異なる光送信器の出力を合波して送
信側の光伝送路に出力する合波器と、波長多重された入
力光を前記複数の光受信器へ波長分離して接続し前記合
波器と透過波長特性がほぼ同一である分波器と、前記合
波器から送信側の光伝送路に出力する光出力を主出力光
と分岐出力光とに分岐出力する光分岐手段と、受信側の
光伝送路出力光と前記分岐手段の分岐出力光とを切り換
えて前記分波器の光入力に接続する光折り返し手段を備
え、前記送信並びに受信側の光伝送路に接続されている
複数のかつ備える前記合波器の透過波長特性がほぼ同一
の双方向波長多重光伝送装置と、前記複数の双方向波長
多重光伝送装置の備える複数の前記光受信器の受信障害
をモニタし前記光折り返し手段の前記切り換え接続の制
御を行う障害監視制御手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係わる発明の光伝送システム
は、光受信器と送信波長の異なる光送信器と前記光送信
器からの出力光を主出力光と分岐出力光とに分岐出力す
る第1の光分岐手段と、受信側の光伝送路出力光と前記
第1の光分岐手段の分岐出力光とを切り換えて前記光受
信器の光入力に接続する第1の光折り返し手段を備えた
複数の光送受信機と、前記複数の送信波長の異なる前記
第1の光分岐手段の主出力光を合波して送信側の光伝送
路に出力する合波器と、波長多重された入力光を前記複
数の光受信器へ波長分離して接続し前記合波器と透過波
長特性がほぼ同一である分波器と、前記合波器から前記
送信側の光伝送路への光出力を主出力光と分岐出力光と
に分岐出力する第2の光分岐手段と、受信側の光伝送路
出力光と前記第2の光分岐手段の分岐出力光とを切り換
えて前記分波器の光入力に接続する第2光折り返し手段
を備え、前記送信並びに受信側の光伝送路に接続されて
いる複数のかつ備える前記合波器の透過波長特性がほぼ
同一の双方向波長多重光伝送装置と、前記複数の双方向
波長多重光伝送装置の備える複数の前記光受信器の受信
障害をモニタし前記第1及び第2の前記光折り返し手段
の前記切り換え接続の制御を行う障害監視制御手段を備
えることを特徴とする。また、本発明の請求項9に係わ
る発明の光受信障害診断方法は、光受信器と送信波長の
異なる光送信器を備えた複数の光送受信機と、前記複数
の送信波長の異なる光送信器の出力を合波して送信側の
光伝送路に出力する合波器と、波長多重された入力光を
前記複数の光受信器へ波長分離して接続し前記合波器と
透過波長特性がほぼ同一である分波器と、前記合波器か
ら送信側の光伝送路に出力する光出力を主出力光と分岐
出力光とに分岐出力する光分岐手段と、受信側の光伝送
路出力光と前記分岐手段の分岐出力光とを切り換えて前
記分波器の光入力に接続する光折り返し手段を備え、前
記送信並びに受信側の光伝送路に接続されている複数の
かつ備える前記合波器の透過波長特性がほぼ同一の双方
向波長多重光伝送装置と、前記複数の双方向波長多重光
伝送装置の備える複数の前記光受信器の受信障害をモニ
タし前記光折り返し手段の前記切り換え接続の制御を行
う障害監視制御手段を備える光伝送システムにおいて、
前記障害監視制御手段が、相互に双方向波長多重光伝送
を行っている一方の前記双方向波長多重光伝送装置が備
える前記光受信器から光受信障害の発生の情報を受信す
るステップと、前記障害監視制御手段が、双方の前記光
折り返し手段の接続状態を前記双方向波長多重光伝送時
の状態から変更するための制御を行うステップと、前記
障害監視制御手段が、前記光折り返し手段の接続状態変
更の制御後に、前記一方の双方向波長多重光伝送装置の
備える前記光受信器から光受信障害が解除されていない
情報を受信した時には、前記一方の双方向波長多重光伝
送装置の備える前記光受信器自身の光受信不良が前記双
方向波長多重光伝送時に発生した光受信障害の原因であ
ると判定し、前記光受信障害が解除された情報を受信し
た時には、他方の双方向波長多重光伝送装置の備える前
記光受信器の光受信障害を確認し、前記他方の双方向波
長多重光伝送装置の備える前記光受信器に光受信障害が
新たに発生した場合には、前記他方の双方向波長多重光
伝送装置の備える光送信器の出力不良が前記双方向波長
多重光伝送時に発生した光受信障害の原因であると判定
し、前記他方の双方向波長多重光伝送装置の備える光受
信器に光受信障害が新たに発生していない場合には、前
記双方向波長多重光伝送時に前記受信障害が発生した光
受信器が接続されていた前記光伝送路が前記双方向波長
多重光伝送時に発生した光受信障害の原因であると判定
するステップを含むことを特徴とする。また、本発明の
請求項10に係わる発明の光受信障害診断方法は、光受
信器と送信波長の異なる光送信器と前記光送信器からの
出力光を主出力光と分岐出力光とに分岐出力する第1の
光分岐手段と、受信側の光伝送路出力光と前記第1の光
分岐手段の分岐出力光とを切り換えて前記光受信器の光
入力に接続する第1の光折り返し手段を備えた複数の光
送受信機と、前記複数の送信波長の異なる前記第1の光
分岐手段の主出力光を合波して送信側の光伝送路に出力
する合波器と、波長多重された入力光を前記複数の光受
信器へ波長分離して接続し前記合波器と透過波長特性が
ほぼ同一である分波器と、前記合波器から前記送信側の
光伝送路への光出力を主出力光と分岐出力光とに分岐出
力する第2の光分岐手段と、受信側の光伝送路出力光と
前記第2の光分岐手段の分岐出力光とを切り換えて前記
分波器の光入力に接続する第2光折り返し手段を備え、
前記送信並びに受信側の光伝送路に接続されている複数
のかつ備える前記合波器の透過波長特性がほぼ同一の双
方向波長多重光伝送装置と、前記複数の双方向波長多重
光伝送装置の備える複数の前記光受信器の受信障害をモ
ニタし前記第1及び第2の前記光折り返し手段の前記切
り換え接続の制御を行う障害監視制御手段を備える光伝
送システムにおいて、前記障害監視制御手段が、相互に
双方向波長多重光伝送を行っている一方の前記双方向波
長多重光伝送装置が備える前記光受信器から光受信障害
の発生の情報を受信するステップと、前記障害監視制御
手段が、双方の前記第1の光折り返し手段の接続状態を
前記双方向波長多重光伝送時の状態から変更するための
第1の制御を行うステップと、前記障害監視制御手段
が、前記第1の制御後に、前記一方の双方向波長多重光
伝送装置の備える前記光受信器から光受信障害が解除さ
れていない情報を受信した時には、前記一方の双方向波
長多重光伝送装置の備える前記光受信器自身の光受信不
良が前記双方向波長多重光伝送時に発生した光受信障害
の原因であると判定し、前記光受信障害が解除された情
報を受信した時には、他方の双方向波長多重光伝送装置
の備える前記光受信器の光受信障害を確認し、前記他方
の双方向波長多重光伝送装置の備える前記光受信器に光
受信障害が新たに発生した場合には、前記他方の双方向
波長多重光伝送装置の備える光送信器の出力不良が前記
双方向波長多重光伝送時に発生した光受信障害の原因で
あると判定するステップと、前記障害監視制御手段が、
双方の双方向光伝送装置が備える前記第1の光折り返し
手段の接続状態を前記双方向波長多重光伝送時の状態に
戻し、前記第2の光折り返し手段の接続状態を前記双方
向波長多重光伝送時の状態から変更するための第2の制
御を行うステップと、前記障害監視制御手段が、前記第
2の制御後に、前記一方の双方向波長多重光伝送装置の
備える前記光受信器から光受信障害が解除されていない
情報を受信した時には、前記一方の双方向波長多重光伝
送装置の備える前記光分波器が前記双方向波長多重光伝
送時に発生した光受信障害の原因であると判定し、前記
一方の双方向波長多重光伝送装置の備える前記光受信器
から光受信障害が解除された情報を受信した時には、他
方の双方向波長多重光伝送装置の備える前記光受信器の
光受信障害を確認し、前記他方の双方向波長多重光伝送
装置の備える前記光受信器に光受信障害が新たに発生し
た場合には、前記他方の双方向波長多重光伝送装置の備
える光合波器が前記双方向波長多重光伝送時に発生した
光受信障害の原因であると判定し、前記他方の双方向波
長多重光伝送装置の備える前記光受信器に光受信障害が
新たに発生していないと確認した場合には、前記他方の
双方向波長多重光伝送装置の備える光送信器と前記一方
の双方向波長多重光伝送装置の備える光受信器との間の
伝送経路を構成する光伝送路が前記双方向波長多重光伝
送時に発生した光受信障害の原因であると判定するステ
ップを含むことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。本発明は、双方向光伝送装置にお
ける光信号の入力部に光スイッチを、また光出力部に光
分岐を配して、これらによる入出力光の折り返し機能を
設けることで、光断障害発生時に障害原因箇所が伝送路
か光伝送装置であるか、またさらに送信器/受信器の別
の判別をリモ−ト操作で容易に行えることを特徴として
いる。図1に本発明の第一の実施形態の双方向光伝送シ
ステムの構成を示す。伝送系は、光伝送路50−1と光
伝送路50−2の2ファイバで双方向の光伝送を行う2
つの局(A局1,B局2)、及び各局を監視するセンタ
3から構成される。2つの局が備える光伝送装置は、端
局伝送装置でも中継伝送装置でもよい。光伝送路50
は、一本の光ファイバを上りと下りとで共用する場合も
あれば、上り下り別々の光ファイバを用いる場合もある
が、ここでは分かり易くするために、上り下り別々の伝
送路を想定した場合を描いてある。以下の第二、第三の
実施形態を説明する図においても同様である。センタ3
は各局からの障害情報5を受信して障害モニタを行い、
装置の設定変更とりわけここでは光スイッチ制御信号6
を監視系ネットワ−ク4によって各局をリモ−ト操作可
能な立場にある。A局、B局は、それぞれ光送信器10
と、光送信器の出力光を光伝送路50と自局の受信装置
側に折り返して出力するための光分岐40と、光受信器
20と、光伝送路を通じてB局からの受信信号と自局の
折り返した信号とを切り替えて光受信器に送出する光ス
イッチ30とで構成される。
【0008】2つの局のどちらか一方において受信光レ
ベル障害が発生した場合の動作を説明する。今、光受信
器B20−2に光レベル受信障害(光断障害)が発生し
たとする。この光レベル受信障害の検出信号は障害情報
5として、B局2から監視系ネットワ−ク4にてセンタ
3に報告される。これを受けたセンタ3はA局1、B局
2の両局に対し、図1の波線で示す状態に光スイッチA
20−1、光スイッチB20−2を切り替え、各局の送
信光を自局折り返し状態にするように光スイッチ制御信
号6を送出する。B局2側では、この送信光の折り返し
によって、光レベル受信障害を発出した光受信器B20
−2には、正常な通信が保証されている光送信器B10
−2からの信号光が入力される。光送信器B10−2が
正常であることは、A局1の光受信器A20−1からの
光レベル受信障害の報告をセンタ3は受けていないこと
から判断される。この光分岐B40−2と光スイッチB
30−2による迂回経路を通じての折り返し信号光の受
信によって、光受信器B20−2の受信光レベル障害が
解除されれば、センタ3では光受信器B20−2に障害
原因が無いと判定する。したがって、障害原因はA局1
側の光送信器A10−1または光伝送路50−1の障害
となる。反対に受信光レベル障害が解除されなければ、
障害原因は光受信器B20−2そのものの故障と判定す
る。一方、A局側では正常な通信が保証されている光受
信器A20−1へ光送信器A10−1の信号光が折り返
し入力される。この入力によって、光受信器A20−1
の受信光レベル障害が新たに発生していなければ、セン
タ3は光送信器A10−1には障害原因が無いと判定
し、真の障害原因は光伝送路50−1であると判定され
る。逆に光受信器A20−1の受信光レベル障害が新た
に発生したならば、障害原因は光送信器A10−1の故
障と判定する。以上からセンタ3は、ネットワ−クによ
るリモ−ト操作のみで障害箇所の切り分けを行うことが
できる。上の説明では、光受信器Bからの光レベル受信
障害の場合を述べたが、システムの対称性から、A局1
側の光受信器A20−1での光レベル受信障害発生の場
合も同様に障害原因の追跡は同じように行うことができ
る。また、両方の光受信器A、光受信器Bからの障害発
生がセンタに報告される場合もありうるが、同時刻に発
生する確率は極めて低く、センタにおける障害原因の同
定は高速に行われるため、本発明の構成と障害原因判別
のアルゴリズムによって必ず原因を同定することができ
る。
【0009】第一の実施形態の他の実施例として、その
基本的構成は上記の通りであるが、例えば、光分岐A及
びBを10:1あるいは20:1等の分岐比のものを使
用することで、伝送路に発信される伝送光レベルの低下
を防ぎ、より実用性が高まる。また、光分岐の手段では
なく、高価にはなるがここにも光スイッチを用いてもよ
い。また、分岐比のさらに適切な設定や固定減衰器の挿
入等によって、自局へ折り返される光レベルを通常の伝
送装置間通信時の受光レベル程度に設定すれば、光伝送
路の完全な破壊や断線だけでなく、微妙な劣化によって
生ずる光レベル減少による障害まで判別を行うことがで
きる。
【0010】上記の実施形態の説明では、センタ3の監
視する局数は2局の場合を述べたが、監視系ネットワー
クを介して、多数の局や多数の光伝送装置さらには多数
の光受信器を監視できることはいうまでもない。
【0011】また、本発明は、上記実施例に限らず光送
信器と光受信器を備え、双方向に伝送通信を行う他の光
伝送装置、例えば双方向波長多重光伝送装置やフレーム
レベルでデータの多重分離(ADM:Add Drop
Multiplexing)を行う伝送装置などで構
成される光ネットワークに広く適用することができる。
図2は本発明の第二の実施形態の双方向波長多重伝送シ
ステムの構成を示す。伝送系は、光伝送路50−1と光
伝送路50−2の2ファイバで双方向の波長多重光伝送
を行う2つの局(A局1,B局2)、及び各局を監視す
るセンタ3から構成される。センタ3は各局からの障害
情報5受信の障害モニタと、各局の装置の設定変更、と
りわけここでは光スイッチ制御信号6の送出とを監視系
ネットワ−ク4によって行い、各局をリモ−ト操作可能
な立場にある。A局、B局、2つの局は、異なる波長の
信号光を送信する光送信器10と光送信器が送信する波
長と同一波長の光信号を受信する光受信器20を備えた
複数の双方向光伝送装置100−1〜100−nと、各
光伝送装置からの光出力を合波する合波器200と、合
波器の出力光を光伝送路へ送出すると同時に自局の受信
装置側に折り返して出力する光分岐400と、光伝送路
を通じて対向局からの合波された受信信号と光分岐40
0によって自局で折り返した光信号とを切り替えて出力
する光スイッチ300と、光スイッチ出力を波長分波し
それぞれの波長の光伝送装置の備える光受信器に出力す
る分波器500とで構成される。センタ3は、各局の各
波長の光伝送装置の光受信器の全てから障害情報を受信
する。図1の第一の実施形態の構成と図2の第二の実施
形態の構成とは、センタ3において監視する光受信器の
数が波長数分増えただけであって、この伝送システムで
の受信光レベル障害発生時の障害発生箇所探索の動作
は、第一の実施形態と同様のアルゴリズムによって行わ
れ、障害原因箇所の局内/局外の切り分けが可能とな
る。
【0012】図3は本発明の第三の実施形態の双方向波
長多重伝送システムの構成を示す。図3の構成は、図2
の局内折り返しの構成(光分岐400と光スイッチ30
0)に加えて、それぞれの光送信器の出力光を分岐し、
この分岐光と光伝送路からの光信号とを光受信器におい
て切り替えて受信する、装置内折り返し受信のための光
分岐40と光スイッチ30を各光伝送装置100内にさ
らに備えている。これによって、障害原因箇所の伝送路
内/局内の切り分けと光伝送装置間の切り分けに加え
て、さらに局内の光受信器/光送信器と光分波器/光合
波器の切り分けが可能となる。
【0013】2つの局のどちらか一方において受信光レ
ベル障害が発生した場合の動作を説明する。今、光受信
器B20−2−1に光レベル受信障害が発生したとす
る。この光レベル受信障害の検出信号は障害情報5とし
て、B局2から監視系ネットワ−ク4にてセンタ3に報
告される。これを受けたセンタ3はA局1、B局2の両
局に対し、光スイッチ切り替えの信号を送出する。図4
に、双方向光伝送装置100−1−1とこれに対向する
双方向光伝送装置100−2−1に注目し、これらが備
える光スイッチの切り替え状態を示す。
【0014】センタ3は、先ず図4(A)の切り替え状
態を指示する。すなわち、障害原因箇所が光伝送装置1
00内か分波器以降の送信側かを峻別するために、光伝
送装置内の光スイッチA30−1−1と光スイッチB3
0−2−1を波線で示す状態にし、自装置内で折り返し
状態になるようにする。そして、光スイッチa300−
1、光スイッチb300−2は、各伝送路側のまま保持
するように光スイッチ制御信号6を送出する。B局2側
では、この送信光の自装置内の折り返しによって、光レ
ベル受信障害を発出した光受信器B20−2−1には、
正常な通信が保証されている光送信器B10−2−1か
らの信号光が入力される。この接続状態で光受信器B2
0−2−1の受信光レベル障害が解除されれば、センタ
3では光受信器B20−2−1に障害原因が無いと判定
する。したがって、障害原因はA局1側の光伝送装置1
00−1−1の送信側または光伝送路50−1または自
局B局2の分波器a500−2の障害となる。反対に受
信光レベル障害が解除されなければ、障害原因は光受信
器B20−2−1そのものの故障と判定する。一方、A
局側では正常な通信が保証されている光受信器A20−
1−1へ光送信器A10−1−1の信号光が折り返し入
力される。この入力によって、光受信器A20−1−1
の受信光レベル障害が新たに発生していなければ、セン
タ3は光送信器A10−1−1には障害原因が無いと判
定し、真の障害原因はA局の合波器a200−1または
光伝送路50−1またはB局の分波器b500−2であ
ると判定される。逆に光受信器A20−1−1の受信光
レベル障害が新たに発生したならば、障害原因は光送信
器A10−1−1の故障と判定する。
【0015】次に、光受信器B20−2−1と光送信器
A10−1−1には障害はなく、合波器a200−1ま
たは光伝送路50−1または分波器b500−2である
と判定された時、センタ3は、図4(B)の光スイッチ
の切り替え状態を指示する。すなわち、光伝送装置内の
光スイッチA30−1−1と光スイッチB30−2−1
を図4(B)の波線で示す状態に戻して自装置内折り返
しを解除し、分波器500からの光信号がそれぞれの光
受信器20に入力している状態にする。そして、光スイ
ッチa300−1、光スイッチb300−2を切り替
え、自局内の折り返し状態にするように光スイッチ制御
信号6を送出する。B局2側では、この送信光の自局内
折り返しによって、光レベル受信障害を発出した光受信
器B20−2−1には正常な通信が保証されている光送
信器B10−2−1からの信号光が正常な合波器b20
0−2、障害の疑いのある分波器b500−2を経由し
て入力される。この光分岐b400−2と光スイッチb
300−2による迂回経路を通じての折り返し信号光の
受信によって、光受信器B20−2−1の受信光レベル
障害が解除されれば、センタ3では分波器b500−2
には障害原因が無いと判定する。したがって、障害原因
はA局1側の送信側すなわち、合波器a200−1また
は、光伝送路50−1の障害となる。反対に受信光レベ
ル障害が解除されなければ、障害原因は分波器b500
−2の故障と判定する。そして、A局側では正常な通信
が保証されている光受信器A20−1−1へ光送信器A
10−1−1の信号光が障害の疑いのある合波器a20
0−1、光分岐a400−1、光スイッチa300−
1、光スイッチA30−1−1、及び正常な分波器a5
00−1を経由して折り返し入力される。この入力によ
って、光受信器A20−1−1に受信光レベル障害が発
生していなければ、センタ3は合波器a200−1には
障害原因が無いと判定し、真の障害原因は光伝送路50
−1であると判定される。逆に光受信器A20−1−1
に受信光レベル障害が新たに発生したならば、障害原因
は合波器a300−1の故障と判定する。
【0016】A局1の光送信器A20−1−1から受信
光レベル障害の障害情報が発出してもセンタ3は同様な
手順によって、障害原因を探索究明することができる。
以上のように、センタ3は、監視系ネットワーク4を通
じてA局、B局全ての双方向光伝送装置を、さらには多
数の局に対してリモ−ト操作のみで障害箇所の切り分け
を行うことができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、双方向
光伝送装置における光信号の入力部に光スイッチを、ま
た光出力部に光分岐を配して、これらによる入出力光の
折り返し機能を設けることで、光断障害発生時に障害原
因箇所が伝送路か光伝送装置であるか、またさらに送信
器/受信器の別の判別をリモ−ト操作で容易に行えるこ
とができる。そして、この判別をより正確に且つ簡単に
することができ、光伝送システムのメンテナンスコスト
を大幅に削減する効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態の光伝送システムの構
成を示す図である。
【図2】本発明の第二の実施形態の光伝送システムの構
成を示す図である。
【図3】本発明の第三の実施形態の光伝送システムの構
成を示す図である。
【図4】本発明の第三の実施形態の光伝送システムにお
ける光スイッチ切り替え状態を示す図である。
【図5】一般的な双方向光伝送システムの構成を示す図
である。
【図6】双方向光伝送システムにおける、従来のループ
バックによる障害検出方法を示す図である。
【符号の説明】 1 A局 2 B局 3 センタ 4 監視系ネットワ−ク 5 障害情報 6 光スイッチ制御信号 10 光送信器 20 光受信器 30 光スイッチ 40 光分岐 50 光伝送路 51 光伝送路 52 光送信器A 53 光受信器A 54 光受信器B 55 光送信器B 57 光スイッチ 58 光スイッチ制御部 59 障害判定部 60 A局 70 B局 100 双方向光伝送装置 200 合波器 300 光スイッチ 400 光分岐 500 分波器
フロントページの続き Fターム(参考) 5K002 AA05 BA06 DA04 EA07 EA32 GA04 5K035 AA04 AA07 DD01 GG06 GG14 JJ01 5K042 CA10 DA16 DA33 EA01 EA07 EA15 FA01 FA21 LA13 LA15 NA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光送信器と光受信器と前記光送信器から
    の光出力の一部を前記光受信器へ折り返す手段を備え、
    送信側並びに受信側の光伝送路に接続されている複数の
    双方向光伝送装置と、前記複数の双方向光伝送装置の備
    える複数の前記光受信器の受信障害をモニタし前記光折
    り返し手段の制御を行う障害監視制御手段を備えること
    を特徴とする光伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記光折り返し手段が、前記光送信器か
    ら前記送信側の光伝送路へ出力する光出力を主出力光と
    前記光出力の一部を分岐した分岐光とに出力する光分岐
    手段と、前記受信側の光伝送路出力光と前記分岐手段の
    前記分岐出力光とを切り換えて前記光受信器の光入力に
    接続する手段を備えていることを特徴とする前記請求項
    1記載の光伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記障害監視制御手段の行う制御が、前
    記光折り返し手段の前記切り換え接続の制御であること
    を特徴とする前記請求項1及び2記載の光伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記光折り返し手段が前記光送信器から
    送信側の光伝送路に出力する光出力を一部分岐する手段
    の分岐比が、−10dBより小さいことを特徴とする前
    記請求項1及び2記載の光伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記光折り返し手段が前記光受信器の光
    入力に前記分岐出力光を接続する光レベルが、前記光受
    信器の前記双方向伝送時の入力光レベルにほぼ等しいこ
    とを特徴とする前記請求項1及び2記載の光伝送システ
    ム。
  6. 【請求項6】 光送信器と、光受信器と、前記光送信器
    から送信側の光伝送路に出力する光出力を主出力光と前
    記光出力の一部を分岐した分岐光とに出力する光分岐手
    段と、受信側の光伝送路出力光と前記分岐手段の前記分
    岐出力光とを切り換えて前記光受信器の光入力に接続す
    る光折り返し手段を備え、前記送信並びに受信側の光伝
    送路に接続されている複数の双方向光伝送装置と、前記
    複数の双方向光伝送装置の備える複数の前記光受信器の
    受信障害をモニタし前記光折り返し手段の前記切り換え
    接続の制御を行う障害監視制御手段を備える光伝送シス
    テムにおいて、前記障害監視制御手段が、相互に双方向
    光伝送を行っている一方の前記双方向光伝送装置が備え
    る前記光受信器から光受信障害の発生の情報を受信する
    ステップと、前記障害監視制御手段が、双方の前記光折
    り返し手段の接続状態を前記双方向光伝送時の状態から
    変更するための制御を行うステップと、前記障害監視制
    御手段が、前記光折り返し手段の接続状態変更の制御後
    に、前記一方の双方向光伝送装置の備える前記光受信器
    から光受信障害が解除されていない情報を受信した時に
    は、前記一方の双方向光伝送装置の備える前記光受信器
    自身の光受信不良が前記双方向光伝送時に発生した光受
    信障害の原因であると判定し、前記光受信障害が解除さ
    れた情報を受信した時には、他方の双方向光伝送装置の
    備える前記光受信器の光受信障害を確認し、前記他方の
    双方向光伝送装置の備える前記光受信器に光受信障害が
    新たに発生した場合には、前記他方の双方向光伝送装置
    の備える光送信器の出力不良が前記双方向光伝送時に発
    生した光受信障害の原因であると判定し、前記他方の双
    方向光伝送装置の備える光受信器に光受信障害が新たに
    発生していない場合には、前記双方向光伝送時に前記受
    信障害が発生した光受信器が接続されていた前記光伝送
    路が前記双方向光伝送時に発生した光受信障害の原因で
    あると判定するステップを含むことを特徴とする光受信
    障害診断方法。
  7. 【請求項7】 光受信器と送信波長の異なる光送信器を
    備えた複数の光送受信機と、前記複数の送信波長の異な
    る光送信器の出力を合波して送信側の光伝送路に出力す
    る合波器と、波長多重された入力光を前記複数の光受信
    器へ波長分離して接続し前記合波器と透過波長特性がほ
    ぼ同一である分波器と、前記合波器から送信側の光伝送
    路に出力する光出力を主出力光と分岐出力光とに分岐出
    力する光分岐手段と、受信側の光伝送路出力光と前記分
    岐手段の分岐出力光とを切り換えて前記分波器の光入力
    に接続する光折り返し手段を備え、前記送信並びに受信
    側の光伝送路に接続されている複数のかつ備える前記合
    波器の透過波長特性がほぼ同一の双方向波長多重光伝送
    装置と、前記複数の双方向波長多重光伝送装置の備える
    複数の前記光受信器の受信障害をモニタし前記光折り返
    し手段の前記切り換え接続の制御を行う障害監視制御手
    段を備えることを特徴とする光伝送システム。
  8. 【請求項8】 光受信器と送信波長の異なる光送信器と
    前記光送信器からの出力光を主出力光と分岐出力光とに
    分岐出力する第1の光分岐手段と、受信側の光伝送路出
    力光と前記第1の光分岐手段の分岐出力光とを切り換え
    て前記光受信器の光入力に接続する第1の光折り返し手
    段を備えた複数の光送受信機と、前記複数の送信波長の
    異なる前記第1の光分岐手段の主出力光を合波して送信
    側の光伝送路に出力する合波器と、波長多重された入力
    光を前記複数の光受信器へ波長分離して接続し前記合波
    器と透過波長特性がほぼ同一である分波器と、前記合波
    器から前記送信側の光伝送路への光出力を主出力光と分
    岐出力光とに分岐出力する第2の光分岐手段と、受信側
    の光伝送路出力光と前記第2の光分岐手段の分岐出力光
    とを切り換えて前記分波器の光入力に接続する第2光折
    り返し手段を備え、前記送信並びに受信側の光伝送路に
    接続されている複数のかつ備える前記合波器の透過波長
    特性がほぼ同一の双方向波長多重光伝送装置と、前記複
    数の双方向波長多重光伝送装置の備える複数の前記光受
    信器の受信障害をモニタし前記第1及び第2の前記光折
    り返し手段の前記切り換え接続の制御を行う障害監視制
    御手段を備えることを特徴とする光伝送システム。
  9. 【請求項9】 光受信器と送信波長の異なる光送信器を
    備えた複数の光送受信機と、前記複数の送信波長の異な
    る光送信器の出力を合波して送信側の光伝送路に出力す
    る合波器と、波長多重された入力光を前記複数の光受信
    器へ波長分離して接続し前記合波器と透過波長特性がほ
    ぼ同一である分波器と、前記合波器から送信側の光伝送
    路に出力する光出力を主出力光と分岐出力光とに分岐出
    力する光分岐手段と、受信側の光伝送路出力光と前記分
    岐手段の分岐出力光とを切り換えて前記分波器の光入力
    に接続する光折り返し手段を備え、前記送信並びに受信
    側の光伝送路に接続されている複数のかつ備える前記合
    波器の透過波長特性がほぼ同一の双方向波長多重光伝送
    装置と、前記複数の双方向波長多重光伝送装置の備える
    複数の前記光受信器の受信障害をモニタし前記光折り返
    し手段の前記切り換え接続の制御を行う障害監視制御手
    段を備える光伝送システムにおいて、前記障害監視制御
    手段が、相互に双方向波長多重光伝送を行っている一方
    の前記双方向波長多重光伝送装置が備える前記光受信器
    から光受信障害の発生の情報を受信するステップと、前
    記障害監視制御手段が、双方の前記光折り返し手段の接
    続状態を前記双方向波長多重光伝送時の状態から変更す
    るための制御を行うステップと、前記障害監視制御手段
    が、前記光折り返し手段の接続状態変更の制御後に、前
    記一方の双方向波長多重光伝送装置の備える前記光受信
    器から光受信障害が解除されていない情報を受信した時
    には、前記一方の双方向波長多重光伝送装置の備える前
    記光受信器自身の光受信不良が前記双方向波長多重光伝
    送時に発生した光受信障害の原因であると判定し、前記
    光受信障害が解除された情報を受信した時には、他方の
    双方向波長多重光伝送装置の備える前記光受信器の光受
    信障害を確認し、前記他方の双方向波長多重光伝送装置
    の備える前記光受信器に光受信障害が新たに発生した場
    合には、前記他方の双方向波長多重光伝送装置の備える
    光送信器の出力不良が前記双方向波長多重光伝送時に発
    生した光受信障害の原因であると判定し、前記他方の双
    方向波長多重光伝送装置の備える光受信器に光受信障害
    が新たに発生していない場合には、前記双方向波長多重
    光伝送時に前記受信障害が発生した光受信器が接続され
    ていた前記光伝送路が前記双方向波長多重光伝送時に発
    生した光受信障害の原因であると判定するステップを含
    むことを特徴とする光受信障害診断方法。
  10. 【請求項10】 光受信器と送信波長の異なる光送信器
    と前記光送信器からの出力光を主出力光と分岐出力光と
    に分岐出力する第1の光分岐手段と、受信側の光伝送路
    出力光と前記第1の光分岐手段の分岐出力光とを切り換
    えて前記光受信器の光入力に接続する第1の光折り返し
    手段を備えた複数の光送受信機と、前記複数の送信波長
    の異なる前記第1の光分岐手段の主出力光を合波して送
    信側の光伝送路に出力する合波器と、波長多重された入
    力光を前記複数の光受信器へ波長分離して接続し前記合
    波器と透過波長特性がほぼ同一である分波器と、前記合
    波器から前記送信側の光伝送路への光出力を主出力光と
    分岐出力光とに分岐出力する第2の光分岐手段と、受信
    側の光伝送路出力光と前記第2の光分岐手段の分岐出力
    光とを切り換えて前記分波器の光入力に接続する第2光
    折り返し手段を備え、前記送信並びに受信側の光伝送路
    に接続されている複数のかつ備える前記合波器の透過波
    長特性がほぼ同一の双方向波長多重光伝送装置と、前記
    複数の双方向波長多重光伝送装置の備える複数の前記光
    受信器の受信障害をモニタし前記第1及び第2の前記光
    折り返し手段の前記切り換え接続の制御を行う障害監視
    制御手段を備える光伝送システムにおいて、前記障害監
    視制御手段が、相互に双方向波長多重光伝送を行ってい
    る一方の前記双方向波長多重光伝送装置が備える前記光
    受信器から光受信障害の発生の情報を受信するステップ
    と、前記障害監視制御手段が、双方の前記第1の光折り
    返し手段の接続状態を前記双方向波長多重光伝送時の状
    態から変更するための第1の制御を行うステップと、前
    記障害監視制御手段が、前記第1の制御後に、前記一方
    の双方向波長多重光伝送装置の備える前記光受信器から
    光受信障害が解除されていない情報を受信した時には、
    前記一方の双方向波長多重光伝送装置の備える前記光受
    信器自身の光受信不良が前記双方向波長多重光伝送時に
    発生した光受信障害の原因であると判定し、前記光受信
    障害が解除された情報を受信した時には、他方の双方向
    波長多重光伝送装置の備える前記光受信器の光受信障害
    を確認し、前記他方の双方向波長多重光伝送装置の備え
    る前記光受信器に光受信障害が新たに発生した場合に
    は、前記他方の双方向波長多重光伝送装置の備える光送
    信器の出力不良が前記双方向波長多重光伝送時に発生し
    た光受信障害の原因であると判定するステップと、前記
    障害監視制御手段が、双方の双方向光伝送装置が備える
    前記第1の光折り返し手段の接続状態を前記双方向波長
    多重光伝送時の状態に戻し、前記第2の光折り返し手段
    の接続状態を前記双方向波長多重光伝送時の状態から変
    更するための第2の制御を行うステップと、前記障害監
    視制御手段が、前記第2の制御後に、前記一方の双方向
    波長多重光伝送装置の備える前記光受信器から光受信障
    害が解除されていない情報を受信した時には、前記一方
    の双方向波長多重光伝送装置の備える前記光分波器が前
    記双方向波長多重光伝送時に発生した光受信障害の原因
    であると判定し、前記一方の双方向波長多重光伝送装置
    の備える前記光受信器から光受信障害が解除された情報
    を受信した時には、他方の双方向波長多重光伝送装置の
    備える前記光受信器の光受信障害を確認し、前記他方の
    双方向波長多重光伝送装置の備える前記光受信器に光受
    信障害が新たに発生した場合には、前記他方の双方向波
    長多重光伝送装置の備える光合波器が前記双方向波長多
    重光伝送時に発生した光受信障害の原因であると判定
    し、前記他方の双方向波長多重光伝送装置の備える前記
    光受信器に光受信障害が新たに発生していないと確認し
    た場合には、前記他方の双方向波長多重光伝送装置の備
    える光送信器と前記一方の双方向波長多重光伝送装置の
    備える光受信器との間の伝送経路を構成する光伝送路が
    前記双方向波長多重光伝送時に発生した光受信障害の原
    因であると判定するステップを含むことを特徴とする光
    受信障害診断方法。
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