JP2002033607A - 非接触型信号伝送装置におけるアンテナエレメント基板の固定構造 - Google Patents

非接触型信号伝送装置におけるアンテナエレメント基板の固定構造

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JP2002033607A
JP2002033607A JP2000215571A JP2000215571A JP2002033607A JP 2002033607 A JP2002033607 A JP 2002033607A JP 2000215571 A JP2000215571 A JP 2000215571A JP 2000215571 A JP2000215571 A JP 2000215571A JP 2002033607 A JP2002033607 A JP 2002033607A
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fixing structure
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Masaru Hoshino
優 星野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリジョイントのアンテナである内外二
重のリング間のインピーダンスの変動を防止する。 【解決手段】 非接触型信号伝送装置において、回転軸
(7)を取り巻く内外二重のリング(17a,17b,
18a,18b)からなるアンテナエレメントを保持し
た一対のアンテナエレメント基板(17c,18c)
が、回転軸に固定される回転体(8)と静止体(9)と
に夫々支持部材(19)を介して取り付けられる。各ア
ンテナエレメント基板は支持部材に対し所定の角度間隔
で複数箇所にわたり内外二重のリング間で固定される。
支持部材の一端面に凸部(30)が形成され、各アンテ
ナエレメント基板の内外二重のリング間には凹部(3
2)が形成され、凹凸部(32,30)の嵌合により各
アンテナエレメント基板(17c,18c)が支持部材
(19)上に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触型信号伝送
装置におけるアンテナエレメント基板の固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】静止体と回転体との間で非接触により電
波で信号伝送を行う場合は、一対のアンテナエレメント
が必要となる。この一対のアンテナエレメントは相対的
に回転するのでリング状に形成される。また、通過損失
を少なくし効率的に信号を伝送するためそれぞれ二重リ
ングとされ、内側リングがRF信号側とされ、外側リン
グがグランド側とされる。
【0003】この一対のアンテナエレメントにおいて、
二重リングの給電点を一点にすると、対向リングの相対
角度により通過損失特性に大きな変動が伴うため、給電
点を複数にする必要がある。また、対向するアンテナエ
レメントとの距離を一定に保ち、且つ中心を一致させる
必要もある。
【0004】従来、このようなアンテナエレメントは、
ガラスエポキシ基板を用いることにより製造される。こ
のガラスエポキシ基板を用いることで、その表面に適正
に二重リングを形成することができ裏面には複数の給電
点を設定することができ、また、各アンテナエレメント
において二重リング間の間隔を厳密に設定することがで
き、インピーダンスを一定に保つことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ガラスエポ
キシ基板を回転体や静止体に固定した場合に問題を生じ
る。
【0006】すなわち、図8に示すように、ガラスエポ
キシ基板1を回転体2や静止体(図示せず)の所定箇所
に固定するため、二重リング3,4の間に金属製の止め
ネジ5を通す場合、二重リング3,4間でのインピーダ
ンスが特定位置で変動する。また、プラスチック製の止
めネジを使用する場合でも、ネジ径分の穴をあける必要
があり、止めネジの材料、穴径によってはインピーダン
スの乱れが生じる場合がある。さらに、止めネジ5の頭
部5aが基板1の位置よりも、飛び出すとアンテナエレ
メントの基板同士の対向距離を接近させることができな
い。図9に示すように、止めネジとして皿ネジ6を用い
ると基板同士の対向距離を接近させることができるが、
基板1に皿状の穴をあけなければならないので、インピ
ーダンスの乱れ等の問題を生じる。
【0007】また、二重リング3,4を配置した基板1
の内側と外側に固定部を設ける方法も考えられるが、例
えば、電源伝送用にフェライトコアユニット等を同居さ
せる場合には干渉を避ける必要があるので採用し得な
い。
【0008】本発明は、上記諸問題点を解決する手段を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に係る発明は、回転軸(7)を取り巻く内
外二重のリング(17a,17b,18a,18b)か
らなるアンテナエレメントを保持した一対のアンテナエ
レメント基板(17c,18c)が、上記回転軸(7)
に固定される回転体(8)とこの回転体(8)に対し静
止する静止体(9)とに夫々支持部材(19)を介して
取り付けられ、各アンテナエレメント基板(17c,1
8c)は上記支持部材(19)に対し所定の角度間隔で
複数箇所にわたり上記内外二重のリング(17a,17
b,18a,18b)間で固定された非接触型信号伝送
装置におけるアンテナエレメント基板(17c,18
c)の固定構造において、上記支持部材(19)の一端
面に凸部(30)が形成され、上記各アンテナエレメン
ト基板(17c,18c)の上記内外二重のリング(1
7a,17b,18a,18b)間には凹部(32)が
形成され、上記凹凸部(32,30)の嵌合により上記
各アンテナエレメント基板(17c,18c)が支持部
材(19)上に固定されたアンテナエレメント基板(1
7c,18c)の固定構造を採用する。
【0010】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載のアンテナエレメント基板(17c,18c)の固
定構造において、上記凸部(30)が上記アンテナエレ
メント基板(17c,18c)の厚さよりも短く形成さ
れた構成を採用する。
【0011】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は請求項2に記載のアンテナエレメント基板(17c,
18c)の固定構造において、上記リング(17a,1
7b,18a,18b)が複数個の円弧に分割された構
成を採用する。
【0012】また、請求項4に係る発明は、請求項1乃
至請求項3に記載のアンテナエレメント基板(17c,
18c)の固定構造において、フェライトコアユニット
(13,14)からなる非接触型電源伝送装置が併設さ
れた構成を採用する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0014】図1に示すように、非接触型信号伝送装置
であるロータリージョイントは、回転軸7と、回転軸7
に固定される回転体8と、この回転体8に対し静止した
静止体9とを有する。
【0015】回転軸7は、例えば押し出し型ラミネート
加工機の冷却ロールの中空シャフトである。ラミネート
加工機において良好なラミネート加工を行うためには、
冷却ロールの表面を適正温度に維持することが重要であ
る。この冷却ロールにおいては、その表面層に例えば白
金からなる測温抵抗体を埋め込み、ロータリージョイン
トを用いて温度センサからの測定情報を回転側から静止
側に伝送し、この測定情報に基づいて冷却水の流量を制
御することにより、冷却ロールの表面温度を所望の一定
温度に維持している。冷却水は、図示しない冷却水供給
用ロータリージョイントを介して冷却ロール内に供給さ
れ、図1に示す測定情報伝送用のロータリージョイント
の回転軸7内を通り冷却ロール外に至る。
【0016】回転体8と静止体9は夫々回転軸7を取り
巻く円盤状に形成され、回転体8は回転軸7上に固定さ
れ、静止体9は回転体8から所定距離だけ離れた位置で
回転軸7上にベアリング10を介し支持されている。回
転体8と静止体9の回りは円筒状のハウジング11で覆
われ、回転体8の外周はハウジング11の内周面にロー
ラ12を介し接触し、静止体9の外周はハウジング11
に固定されている。ハウジング11はステンレス鋼、ア
ルミニウム等の非磁性材で作られている。
【0017】図1及び図2に示すように、このロータリ
ージョイントは、非接触型電源伝送装置を構成する一対
のフェライトコアユニット13,14を備え、一方のフ
ェライトコアユニット13が回転体8の側面に固定さ
れ、他方のフェライトコアユニット14が静止体9の側
面に固定されている。各フェライトコアユニット13,
14はポット型に形成されたフェライトコア13a,1
4aとフェライトコア13a,14a内に挿入されたコ
イル13b,14bとを有し、フェライトコア13a,
14a同士が回転側と静止側とで対向せしめられる。回
転体8と静止体9には、それぞれ電源用コネクタ15,
16が取付けられている。静止側フェライトコアユニッ
ト14のコイル14bに高周波パルスを与えると、磁束
が静止側フェライトコア14aから回転側フェライトコ
ア13aに回り込み、磁束の経路が破線で示すように確
保される。この磁束の電磁誘導作用により回転側フェラ
イトコアユニット13のコイル13bに電流が発生す
る。
【0018】また、このロータリージョイントは、非接
触で上記測定情報を回転側から静止側へと伝送するた
め、非接触型信号伝送装置である一対のアンテナユニッ
ト17,18を備え、一方のアンテナユニット17が回
転体8の側面に固定され、他方のアンテナユニット18
が静止体9の側面に固定されている。各アンテナユニッ
ト17,18は概ね円盤状を呈し、回転体8と静止体9
に夫々支持部材19を介して取り付けられている。双方
のアンテナユニット17,18は、接触しないように例
えば0.5mm〜1mmの間隙をあけて対向配置されて
いる。
【0019】回転体8側には、静止体9側から給電され
ると共に上記冷却ロールの温度の測定情報を静止体9側
へ送るための電気回路ユニット20が設けられている。
図7に示すように、電気回路ユニット20は、電源変換
器21、抵抗温度変換器22、A(電流)/F(周波
数)変換器23及びF(周波数)信号送信器24から構
成される。冷却ロールに取り付けた測温抵抗体25は、
図示しないケーブル及びコネクタを介してこの電気回路
ユニット20内の抵抗温度変換器22と電気的に接続さ
れる。更に、抵抗温度変換器22はA/F変換器23
に、A/F変換器23はF信号送信器24に電気的に接
続され、このF信号送信器24は回転側のアンテナユニ
ット17と電気的に接続されている。F信号送信器24
から出力される測定情報信号は、300MHz〜700
MHzのキャリア周波数によって周波数変調された信号
であり、回転側のアンテナユニット17から静止側のア
ンテナユニット18に向かって送信される。また、回転
側のフェライトコアユニット13のコイル13bが電源
変換器21と電気的に接続されている。このコイル13
bには相互誘導の作用により誘導起電力が発生し、電源
変換器21にこの誘導起電力が供給される。これによ
り、電気回路ユニット20を構成する抵抗温度変換器2
2、A/F変換器23、及びF信号送信器24に対して
安定した電源が供給されることになる。
【0020】静止体9側には、図1に示すように、回転
体8側へ給電すると共に上記冷却ロールの温度の測定情
報を受け取るための他の電気回路ユニット26が設けら
れている。図7に示すように、この電気回路ユニット2
6は、受信器27、F/A変換器28、電源変換器29
から構成される。回転側のアンテナユニット17が回転
体8の回転に伴って回転しながら送信する信号が、この
静止側のアンテナユニット18に入力されると、この信
号は受信器27に受信され、復調後F/A変換器28に
よりアナログ電圧値を持った信号に変換されて測定情報
として用いられる。また、静止側のフェライトコアユニ
ット14のコイル14bが電源変換器29と電気的に接
続され、電源変換器29によりコイル14bに電流が流
されると、フェライトコア14aにおいて磁場が発生
し、相互誘導の作用により回転側のフェライトコアユニ
ット13に誘導起電力が発生する。
【0021】また、上記各アンテナユニット17,18
は、図4に示すように、回転軸7を取り巻く内外二重の
リング17a,17b,18a,18bからなるアンテ
ナエレメントを保持したアンテナエレメント基板17
c,18cを有する。アンテナエレメントは、アンテナ
エレメント基板17c,18cである円盤形のプリント
基板上に配線パターンとして形成されている。
【0022】一対のアンテナエレメント基板17c,1
8cは、図3に示すように、回転体8と静止体9に夫々
支持部材19を介して取り付けられ、各アンテナエレメ
ント基板17c,18cは支持部材19に対し所定の角
度例えば120度間隔で三箇所にわたり内外二重のリン
グ17a,17b,18a,18b間で固定されてい
る。
【0023】支持部材19は、図6に示すように、一端
面に凸部30を有し他端面にネジ孔31を有する丸棒又
は角棒であり、各アンテナエレメント基板17c,18
cの回転体8又は静止体9に対する固定個所と同数個設
けられる。凸部30は例えば円柱状の突起として支持部
材19の中心軸上に形成される。支持部材19はガラス
エポキシ系材料、アクリル材料等のプラスチック材で作
られ、望ましくは凸部30と一体成形される。また、望
ましくは凸部30はアンテナエレメント基板17c,1
8cの厚さよりも短く形成され、アンテナエレメント基
板17c,18cの表面からの突出が防止される。これ
によりアンテナエレメント基板17c,18c同士を近
接させ伝送効率を高めることが可能である。
【0024】一方、各アンテナエレメント基板17c,
18cには上記凸部30に対応して内外二重のリング1
7a,17b,18a,18b間に凹部32が形成され
る。凹部32は例えば120度間隔で三箇所にわたり内
外二重のリング17a,17b,18a,18b間に形
成される。凹部32は例えばアンテナエレメント基板1
7c,18cを貫通する穿孔孔であり、凸部30よりや
や小径に形成される。上記凹凸部32,30の嵌合によ
り各アンテナエレメント基板17c,18cが支持部材
19上に固定される。更にアンテナエレメント基板17
c,18cの裏面と支持部材19との境界部に接着剤が
塗布され、アンテナエレメント基板17c,18cが支
持部材19により強固に固定される。内外二重のリング
17a,17b,18a,18b間にはプラスチックよ
りなる小径の凸部30がリング17a,17b,18
a,18bの縁から離れるように介在するので、リング
17a,17b,18a,18b間のインピーダンスは
初期の設計値に保持され、変動が防止される。また、支
持部材19の他端は回転体8又は静止体9上に置かれ、
止めネジ33がネジ孔31に螺入されることにより回転
体8又は静止体9に固定される。このようなアンテナエ
レメント基板17c,18cの支持部材19を介した回
転体8又は静止体9への固定により、アンテナエレメン
ト基板17c,18cはセンタリングと水平出しが行わ
れる。すなわち、一対のアンテナエレメント基板17
c,18c上のアンテナエレメントであるリング17
a,17b,18a,18bの中心軸が回転軸7の中心
軸に合致せしめられ、アンテナエレメント基板17c,
18cの平面が回転軸7に垂直な面上に置かれる。ま
た、同時に回転側のリング17a,17bと静止側のリ
ング18a,18bとの間もその全周において適正距離
に保たれる。
【0025】なお、図4に示すように、回転側のリング
17a,17bと静止側のリング18a,18bには凹
部32に干渉しないように給電点34が設けられる。ま
た、図5に示すように、アンテナエレメントのリング1
7a,17b,18a,18bは複数の円弧に分割し、
円弧間を図示しないチップコンデンサで結合するように
してもよい。その場合は、アンテナエレメント基板17
c,18cに設ける凹部32はアンテナエレメントのリ
ング17a,17b,18a,18b上に設ける給電点
34に干渉しないように形成される。
【0026】次に、図7のブロック図を用いて、上記構
成のロータリージョイントによる電源及び信号の伝送動
作について説明する。
【0027】図示しない回転側コネクタ部を介して抵抗
温度変換器22に接続された測温抵抗体25の抵抗値変
化は、抵抗温度変換器22において電流に変換され、こ
の電流は、A/F変換器23において、その値に応じて
所定の周波数パルス信号に変換される。
【0028】なお、この実施の形態では、測温抵抗体2
5として、1000Ωのものを用いており、抵抗温度変
換器22によって電流に変換された際の出力信号は、0
℃〜100℃の温度に対して4〜20mAとなってい
る。また、キャリア周波数には340MHzを用いてい
る。そして、この周波数パルス信号は、F信号送信器2
4において周波数変調され、回転側のアンテナユニット
17から送信される。この実施の形態においては、伝送
レートを2Mbpsに設定している。一方、このように
送信された信号は、静止側のアンテナユニット18を介
して受信器27に受信され、F/A変換器28において
電流に変換される。従って、静止側において冷却ロール
の表面温度を検知することができる。このように、信号
伝送は非接触の一対のアンテナユニットを介して行われ
るため、測温抵抗体25の抵抗値変化に影響を与えるこ
とがなく、正確な温度検知を行うことができる。また、
この実施の形態では、冷却ロールが1000rpmで回
転した場合、ロータリージョイントの回転部も1000
rpmで回転することになるが、この場合でも伝送部が
非接触であるため、磨耗による劣化等がなく、長期に亘
って良好な温度検知が可能になる。
【0029】また、電源は、静止側の電源変換器29に
おいて、AC100VがDC28Vに変換され、静止側
のフェライトコアユニット14におけるコイル14bに
30kHzの周波数で供給される。これにより、静止側
のフェライトコアユニット14のコイル14bにパルス
状の電流が流れ、電流の変化に応じて変化する磁束がこ
のコイル14bを貫く。そして、この磁束の変化が回転
側のフェライトコアユニット13のコイル13bに誘導
起電力を生じさせ、電源変換器21に供給される。電源
変換器21においては、DC24VとDC±15Vの電
圧に変換され、電気回路ユニット20における各回路に
供給される。この実施の形態では、ロータリージョイン
トの回転部が最大1000rpmで回転することになる
が、電源の供給も非接触で行われるため、スリップリン
グのような火花の発生がなく、溶剤の雰囲気下でも爆発
を生じさせることがない。また、非接触であるため、磨
耗による劣化等がなく、長期に亘って良好な電源供給を
可能にしている。
【0030】このように、本実施形態においては、長期
に亘って安定して電源の供給を行いつつ、測温抵抗体2
5の測定情報、即ち抵抗値変化が、非接触により静止側
に伝送されることになるので、長期に亘って正確な温度
検知が行われることになる。
【0031】また、このロータリージョイントにおける
アンテナエレメント基板17c,18cが、支持部材1
9の一端面に形成された凸部30と、アンテナエレメン
ト基板17c,18c上の内外二重のリング17a,1
7b,18a,18b間に形成された凹部32との嵌合
により支持部材19上に固定され、支持部材19が回転
体8や静止体9に固定される。従って、アンテナエレメ
ントのインピーダンスは特定位置での変動が防止され一
定に保たれ、非接触伝送の際の損失が低減し、安定した
効率の良い信号の伝送が可能となる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ロータリージョイント
におけるアンテナエレメント基板をそのインピーダンス
が変動しないように静止側と回転側に取り付けることが
できるので、非接触伝送の際の損失を低減し、安定した
効率の良い信号伝送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触型信号伝送装置であるロー
タリージョイントの概略を示す半断面図である。
【図2】図1に示すロータリージョイントのアンテナエ
レメント基板の固定構造を示す垂直断面図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】の平面図である。
【図5】アンテナエレメント基板の変形例の平面図であ
る。
【図6】アンテナエレメント基板の支持部材の部分切欠
立面図である。
【図7】図1に示すロータリージョイントにおける各種
回路を示すブロック図である。
【図8】従来のアンテナエレメント基板の固定構造を示
す垂直断面図である。
【図9】従来の他のアンテナエレメント基板の固定構造
を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
7…回転軸 8…回転体 9…静止体 13,14…フェライトコアユニット 17a,17b,18a,18b…内外二重のリング 17c,18c…アンテナエレメント基板 19…支持部材 30…凸部 32…凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を取り巻く内外二重のリングから
    なるアンテナエレメントを保持した一対のアンテナエレ
    メント基板が、上記回転軸に固定される回転体とこの回
    転体に対し静止する静止体とに夫々支持部材を介して取
    り付けられ、各アンテナエレメント基板は上記支持部材
    に対し所定の角度間隔で複数箇所にわたり上記内外二重
    のリング間で固定された非接触型信号伝送装置における
    アンテナエレメント基板の固定構造において、上記支持
    部材の一端面に凸部が形成され、上記各アンテナエレメ
    ント基板の上記内外二重のリング間には凹部が形成さ
    れ、上記凹凸部の嵌合により上記各アンテナエレメント
    基板が支持部材上に固定されたことを特徴とするアンテ
    ナエレメント基板の固定構造。
  2. 【請求項2】 上記凸部は上記アンテナエレメント基板
    の厚さよりも短く形成されたことを特徴とする請求項1
    に記載のアンテナエレメント基板の固定構造。
  3. 【請求項3】 上記リングが複数個の円弧に分割された
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテ
    ナエレメント基板の固定構造。
  4. 【請求項4】 フェライトコアユニットからなる非接触
    型電源伝送装置が併設されたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3に記載のアンテナエレメント基板の固定構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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