JP2002032995A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2002032995A
JP2002032995A JP2000216318A JP2000216318A JP2002032995A JP 2002032995 A JP2002032995 A JP 2002032995A JP 2000216318 A JP2000216318 A JP 2000216318A JP 2000216318 A JP2000216318 A JP 2000216318A JP 2002032995 A JP2002032995 A JP 2002032995A
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sense amplifier
dummy
data
control signal
memory element
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JP2000216318A
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Keisuke Wada
啓祐 和田
Koji Yamaguchi
浩二 山口
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の半導体集積回路はセンスアンプ動作時
間を十分短く調整することができず、消費電流の大幅な
低減ができないという課題があった。 【解決手段】 センスアンプ6によるメモリ素子1のデ
ータの読み出し動作開始と同時にダミー用センスアンプ
16から最も遠いダミー用メモリ素子14のデータの読
み出し動作を開始し、ダミー用メモリ素子14のデータ
の読み出し動作終了後にセンスアンプ6によるメモリ素
子1のデータの読み出し動作を停止させるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メモリ素子を備
えた半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の半導体集積回路を示す構成
図であり、メモリの一例としてROM(Read On
ly Memory)の読み出し制御回路を示すもので
ある。図5において、1はメモリ素子、2はメモリ素子
1が複数個規則的に配置されているメモリアレイ、3は
各メモリ素子1のゲートに接続されるワード線、4はメ
モリ素子1のデータ出力線であるビット線、5は複数の
ビット線4の中から一つのビット線4を選択するセレク
タ、6はワード線3および(セレクタ5によって選択さ
れた)ビット線4によって選択されるメモリ素子1のデ
ータを判定するセンスアンプ、7はHレベルの区間にお
いてセンスアンプ6を有効とするセンスアンプイネーブ
ル信号8を出力するセンスアンプイネーブル信号発生回
路、9は電圧源VCCに接続された抵抗、10は抵抗9
とセレクタ5との間に接続され、ゲートにセンスアンプ
イネーブル信号8が入力されるNchトランジスタ、1
1aは抵抗9とNchトランジスタ10との接続点に接
続されたインバータ、11bはインバータ11aの出力
信号を反転させ、センスアンプ出力12として出力する
インバータである。
【0003】次に動作について説明する。複数のワード
線3のうちの1本のワード線3のみHレベルとし、セレ
クタ5により各メモリセル2における複数のビット線4
のうちの1本のビット線4を選択することにより、各メ
モリセル2において1つのメモリ素子1が選択される。
このとき、センスアンプイネーブル信号発生回路7から
Hレベルのセンスアンプイネーブル信号8を出力する
と、Nchトランジスタ10がオンとなり、選択された
メモリ素子1には電圧源VCCから抵抗9,Nchトラ
ンジスタ10,セレクタ5およびビット線4を通して電
流IDSが流れる。電流IDSが抵抗9を流れることに
よる電圧降下をインバータ11aのしきい値を基準とし
て反転し、インバータ11bによりさらに反転すること
によりセンスアンプ出力12として出力する。
【0004】センスアンプ6の構成にもよるが、一般的
には、センスアンプイネーブル信号8のHレベル出力時
間、即ちセンスアンプ6の動作中はセンスアンプ6(メ
モリに流れ込む電流も含め)に100μA〜1mAの電
流が流れる。メモリへのアクセス時間が十分遅いとき、
消費電流低減のためにセンスアンプイネーブル信号8の
Hレベル出力時間(センスアンプ動作時間)をさまざま
な方法で制御してきたが、最低メモリの読み出し時間、
即ちセンスアンプ6がメモリ素子1に保持されたデータ
をレベル判定する時間よりも長くする必要がある。従来
の回路では温度、電圧、プロセスばらつきを考慮しなけ
ればならず、メモリの読み出し時間に比べて十分長い時
間(数倍以上)出力できるように設計していた。例え
ば、30nsで読み出せるセンスアンプ6の場合でも、
センスアンプイネーブル信号8の出力時間は200ns
程度に調整しているのが一般的である。これは、個々の
半導体集積回路において、メモリの読み出し時間に合わ
せてセンスアンプ動作時間を調整することができないた
め、大きなマージンが必要となるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
は以上のように構成されているので、センスアンプイネ
ーブル信号発生回路7は、センスアンプイネーブル信号
8の生成方法が実際のメモリ読み出し方法と無関係な構
成となっているので、温度、電圧、プロセスのばらつき
等を考慮して、通常、メモリの読み出し時間の数倍程度
の長さとなるセンスアンプイネーブル信号8を生成する
ので、センスアンプ動作時間を十分短く調整することが
できず、消費電流を大幅に低減することができないとい
う課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、個々の半導体集積回路に合わせて
センスアンプ動作時間を十分短くできるようにすること
で、消費電流を大幅に低減することができる半導体集積
回路を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、データを保持する複数のメモリ素子と、複数
のメモリ素子に接続された複数のワード線と、複数のメ
モリ素子に接続された複数のビット線と、ワード線およ
びビット線によって選択されたメモリ素子のデータをビ
ット線を通して入力し、レベル判定して出力するデータ
判定手段とを備えた半導体集積回路において、データを
保持するダミー用メモリ素子と、ダミー用メモリ素子に
接続されたダミー用ビット線と、第1の制御信号を出力
する第1の制御信号発生手段と、第1の制御信号により
制御され、ダミー用メモリ素子のデータをダミー用ビッ
ト線を通して入力し、レベル判定して出力するダミー用
データ判定手段と、第1の制御信号およびダミー用デー
タ判定手段の出力信号を基にして、データ判定手段の動
作を制御する第2の制御信号を生成してデータ判定手段
に入力させる第2の制御信号発生手段とを備えるもので
ある。
【0008】この発明に係る半導体集積回路は、ダミー
用データ判定手段の出力信号を第2の制御信号発生手段
に伝える信号線または第2の制御信号発生手段から出力
された第2の制御信号をデータ判定手段に伝える信号線
のどちらかに挿入される遅延手段を備えるものである。
【0009】この発明に係る半導体集積回路は、第2の
制御信号発生手段とデータ判定手段との間に挿入され、
第1の制御信号と第2の制御信号のどちらかを切り替え
てデータ判定手段に入力させる切り替え手段を備えるも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による半
導体集積回路を示す構成図であり、特にメモリ素子とし
てマスクROM(Read Only Memory)
を内蔵したマイクロコンピュータを示すものである。図
1において、1はメモリ素子、2はメモリ素子1が複数
個規則的に配置されているメモリアレイ、3は各メモリ
素子1のゲートに接続されるワード線、4はメモリ素子
1のデータ出力線であるビット線、5は複数のビット線
4(ダミー用ビット線15)の中から一つのビット線4
(ダミー用ビット線15)を選択するセレクタ、6はワ
ード線3および(セレクタ5によって選択された)ビッ
ト線4によって選択されるメモリ素子1のデータを判定
するセンスアンプ(データ判定手段)、7はセンスアン
プイネーブル信号(第1の制御信号)8を出力するセン
スアンプイネーブル信号発生回路(第1の制御信号発生
手段)、9は電圧源VCCに接続された抵抗、10は抵
抗9とセレクタ5との間に接続されたNchトランジス
タ、11aは抵抗9とNchトランジスタ10との接続
点に接続されたインバータ、11bはインバータ11a
の出力信号を反転させ、センスアンプ出力12として出
力するインバータである。
【0011】13はゲートが接地源GNDに接続された
ダミー用メモリ素子、14はダミー用センスアンプ16
から最も遠い位置に配置され、ゲートが電圧源VCCに
接続されたダミー用メモリ素子であり、ダミー用メモリ
素子13,14のトランジスタサイズはメモリ素子1の
トランジスタサイズと同等である。15はダミー用メモ
リ素子14のデータ出力線であるダミー用ビット線であ
り、接続トランジスタ数等の構成はビット線4と同一で
あるが、ダミー用センスアンプ16から最も遠い位置に
配置されたダミー用メモリ素子14に保持されたデータ
を常に出力するものである。16はダミー用ビット線1
5に出力されるダミー用メモリ素子14のデータを判定
するダミー用センスアンプ(ダミー用データ判定手
段)、17は電圧源VCCに接続された抵抗、18は抵
抗17と(セレクタ5を介して)ダミー用ビット線15
との間に接続されたダミー用Nchトランジスタ、19
aは抵抗17とNchトランジスタ18との接続点に接
続されたインバータ、19bはインバータ19aの出力
信号を反転させて出力するインバータ、20はダミー用
センスアンプ16(インバータ19b)から出力される
ダミー用センスアンプ出力、21はセンスアンプイネー
ブル信号8とダミー用センスアンプ出力20の反転信号
との論理積を本番用センスアンプイネーブル信号22と
して出力する本番用センスアンプイネーブル信号発生回
路(第2の制御信号発生手段)、22は本番用センスア
ンプイネーブル信号(第2の制御信号)であり、各セン
スアンプ6におけるNchトランジスタ10のゲートに
入力される。
【0012】図2はこの発明の実施の形態1による半導
体集積回路における各信号の波形を示すタイミングチャ
ートである。
【0013】次に動作について説明する。メモリ素子1
の読み出し方法について説明する。読み出し前のビット
線4およびダミー用ビット線15の電荷は引き抜かれて
おり、センスアンプイネーブル信号発生回路7からH
(VCC)レベルのセンスアンプイネーブル信号8が出
力されると、ダミー用Nchトランジスタ18がオンと
なる。このとき、ダミー用ビット線15の電位(抵抗1
7とダミー用Nchトランジスタ18との接続点の電
位)はインバータ19aのしきい値を超えていないの
で、ダミー用センスアンプ出力20はL(GND)レベ
ルとなる。センスアンプイネーブル信号8はHレベル、
ダミー用センスアンプ出力20はLレベルであるので、
本番用センスアンプイネーブル信号発生回路21はHレ
ベルの本番用センスアンプイネーブル信号22を出力
し、各センスアンプ6におけるNchトランジスタ10
はオンとなる。このように、センスアンプ6およびダミ
ー用センスアンプ16は動作を開始し、ビット線4の電
位およびダミー用ビット線15の電位が上がっていく。
(図2のA点)
【0014】アクセスするメモリ素子1のデータが
“0”の場合、センスアンプ6からビット線4を介して
メモリ素子1に電流が流れ、この電流をIDS、抵抗9
の抵抗値をRとすると、インバータ11aの入力電位は
VCC−IDS×R[V]となる。例えば、VCC=3
[V]、R=15[kΩ]、IDS=100[μA]で
設計されている場合、インバータ11aの入力電位は3
[V]−100[μA]×15[kΩ]=1.5[V]
となり、インバータ11aの入力しきい値を1.5
[V]より大きく設計していればインバータ11aの出
力はHレベルとなるので、センスアンプ出力12はLレ
ベル即ち論理値“0”となる。この場合、インバータ1
1aの出力波形は、本番用センスアンプイネーブル信号
22によりセンスアンプ6が動作してから読み出し完了
するまで、常にHレベル即ちセンスアンプ出力12は常
にLレベルとなる。(図2)
【0015】一方、アクセスするメモリ素子1のデータ
が“1”の場合、メモリ素子1に電流が流れないため、
IDS=0[μA]となり、インバータ11aの入力電
位はVCC−IDS×R=VCC[V]となる。例え
ば、VCC=3[V]で設計されている場合、インバー
タ11aの入力電位は3[V]となり、インバータ11
aの入力しきい値を上記同様に1.5[V]より大きく
設計していればインバータ11aの出力はLレベルとな
るので、センスアンプ出力12は常にHレベル即ち論理
値“1”となる。この場合、インバータ11aの出力波
形は、センスアンプ6が動作し、読み出し開始する前は
Hレベルであるが、本番用センスアンプイネーブル信号
22によりセンスアンプ6が動作開始するとビット線4
の電位が上がり、インバータ11aの入力しきい値を超
えたところで出力が反転する。即ち、この時点でインバ
ータ11aの出力はLレベル、センスアンプ出力12は
Hレベルに変化する。(図2のB点)
【0016】つまり、この実施の形態1による半導体集
積回路では、メモリ素子1のデータが“0”のときは、
センスアンプ出力12はLレベルで変化なく、データが
“1”のときは、センスアンプ出力12はLレベルから
Hレベルに変化するため、“1”を読み出したときが読
み出し時間TRD(図2のA点〜B点の時間)となる。
この読み出し時間TRDはビット線4をチャージする時
間であるためビット線4の寄生容量が大きいほど長くな
り、寄生容量が小さいほど短くなる。そして、最も寄生
容量が大きくなるのは、ビット線4においてはセンスア
ンプ6から最も遠い位置に配置されたメモリ素子1であ
り、ビット線4と同様の構成であるダミー用ビット線1
5においてはダミー用センスアンプ16から最も遠い位
置に配置されたダミー用メモリ素子14である。
【0017】即ち、ダミー用センスアンプ16から最も
遠い位置に配置されたダミー用メモリ素子14に保持さ
れたデータ“1”を読み出す時間が最も長くなるので、
このダミー用メモリ素子14をダミー用センスアンプ1
6で読み出したときのダミー用センスアンプ出力20が
Hレベルに変化するまでに、センスアンプ6によるメモ
リ素子1の読み出しは完了していると考えられる。この
ダミー用センスアンプ出力20とセンスアンプイネーブ
ル信号8が本番用センスアンプイネーブル信号発生回路
21に入力されて、本番用センスアンプイネーブル信号
22を生成している。ここでは、本番用センスアンプイ
ネーブル信号発生回路21をインバータとANDゲート
による論理回路で構成した例を示しているが、センスア
ンプイネーブル信号8でセンスアンプ6およびダミー用
センスアンプ16をイネーブル(有効)とし、ダミー用
センスアンプ出力20を受けてセンスアンプ6をネゲー
ト(無効)とするような回路構成であればどのような回
路構成(例えば、フリップフロップ等)であってもよ
い。
【0018】ダミー用ビット線15の電位が上がり、イ
ンバータ19aのしきい値を超えてダミー用センスアン
プ出力20が立ち上がると(図2のC点:ダミー用メモ
リ素子14の読み出し完了)、本番用センスアンプイネ
ーブル信号22が立ち下がるので、本番用Nchトラン
ジスタ10がオフとなりセンスアンプ6はネゲートさ
れ、ビット線4を介してメモリ素子1に電流(IDS)
は流れなくなる。
【0019】このように、メモリ素子1と同様の回路構
成を持つダミー用メモリ素子14の読み出し時間を基に
本番用センスアンプイネーブル信号22を生成し、セン
スアンプ6を動作させるようにしているので、回路構成
の違いによる温度、電圧特性の差を考慮する必要がなく
なるという効果がある。さらに、例えば、ダミー用メモ
リ素子14の読み出し時間を20ns、本番用センスア
ンプイネーブル信号発生回路21での遅延時間を5ns
とすると、センスアンプ6の動作時間は25nsとな
る。また、従来の回路(センスアンプイネーブル信号発
生回路7)で生成されたセンスアンプイネーブル信号8
の出力時間を100nsとし、100nsの間にセンス
アンプ(6,16)1個に流れる電流を1とする。16
bitバス(センスアンプ6が16個)の場合、従来の
回路(図5)では1×16=16、この実施の形態1の
回路(図1)では1+1/4×16=5となるので、こ
の実施の形態1の回路での消費電流は従来の回路での消
費電流の約31%(5/16)となり、32bitバス
(センスアンプ6が32個)の場合、従来の回路では1
×32=32、この実施の形態1の回路では1+1/4
×32=9となるので、この実施の形態1の回路での消
費電流は従来の回路での消費電流の約28%(9/3
2)となり、読み出し中の消費電流を大幅に低減する効
果がある。
【0020】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、データを保持する複数のメモリ素子1と、複数のメ
モリ素子1に接続された複数のワード線3と、複数のメ
モリ素子1に接続された複数のビット線4と、ワード線
3およびビット線4によって選択されたメモリ素子1の
データをビット線4を通して入力し、レベル判定して出
力するデータ判定手段6とを備えた半導体集積回路にお
いて、データを保持するダミー用メモリ素子13,14
と、ダミー用メモリ素子13,14に接続されたダミー
用ビット線15と、第1の制御信号8を出力する第1の
制御信号発生手段7と、第1の制御信号8により制御さ
れ、ダミー用メモリ素子14のデータをダミー用ビット
線15を通して入力し、レベル判定して出力するダミー
用データ判定手段16と、第1の制御信号8およびダミ
ー用データ判定手段16の出力信号20を基にして、デ
ータ判定手段6の動作を制御する第2の制御信号22を
生成してデータ判定手段6に入力させる第2の制御信号
発生手段21とを備えるようにしたので、個々の半導体
集積回路に合わせてセンスアンプ動作時間を十分短くで
き、回路構成の違いによる温度、電圧特性の差を考慮す
る必要がなくなり、読み出し中の消費電流を大幅に低減
することができる半導体集積回路が得られる効果があ
る。
【0021】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による半導体集積回路を示す構成図であり、図1と
同一または相当部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。図3において、23はメモリアレイであり、図
1のダミー用メモリセル13,14およびダミー用ビッ
ト線15から構成されている。24は本番用センスアン
プイネーブル信号22を伝える信号線に挿入されたイン
バータチェーンからなる遅延回路(遅延手段)である。
【0022】次に動作について説明する。実施の形態1
による半導体集積回路では、同一チップ内でのトランジ
スタの作り込みが大きくばらつき、ダミー用メモリ素子
14の読み込み時間よりも読み込み時間の長いメモリ素
子1が存在する可能性があり、メモリ素子1に保持され
たデータを正常に読み出しできなくなることがある。こ
の実施の形態2による半導体集積回路では、遅延回路2
4を備えることにより、本番用センスアンプイネーブル
信号22の立下り時間を遅くすることができる。遅延回
路24による遅延時間を、問題となるメモリ素子1の読
み込み時間とダミー用メモリ素子14の読み込み時間と
の差よりも大きくすることで、センスアンプ6はメモリ
素子1に保持されたデータを正常に読み込むことができ
る。この遅延時間は通常5ns程度あれば十分である。
【0023】なお、遅延回路24をインバータチェーン
による構成としたが、遅延時間を発生させるものであれ
ば別の構成でもよい。また、遅延回路24を、本番用セ
ンスアンプイネーブル信号22を伝える信号線に挿入す
るものとして説明したが、ダミー用センスアンプ出力2
0を伝える信号線に挿入してもよい。
【0024】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、ダミー用データ判定手段16の出力信号20を第2
の制御信号発生手段21に伝える信号線または第2の制
御信号発生手段21から出力された第2の制御信号22
をデータ判定手段6に伝える信号線のどちらかに挿入さ
れる遅延手段24を備えるようにしたので、半導体集積
回路内部のトランジスタのプロセス仕上がりがある程度
ばらついても、センスアンプ動作時間を読み出しエラー
にならない程度まで十分短くでき、プロセスばらつきを
考慮しつつ読み出し中の消費電流を大幅に低減すること
ができる半導体集積回路が得られる効果がある。
【0025】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3による半導体集積回路を示す構成図であり、図1,
3と同一または相当部分には同一符号を付して重複説明
を省略する。図4において、25はセンスアンプイネー
ブル信号8と本番用センスアンプイネーブル信号22を
切り替えてセンスアンプ6のNchトランジスタ10の
ゲートに入力させる切り替えスイッチ(切り替え手段)
である。
【0026】次に動作について説明する。この発明の実
施の形態3による半導体集積回路では、切り替えスイッ
チ25を備えることにより、センスアンプイネーブル信
号8と本番用センスアンプイネーブル信号22を切り替
えてセンスアンプ6のNchトランジスタ10のゲート
に入力させるようにしたので、この発明(実施の形態
1)のメモリ読み出し動作と従来のメモリ読み出し動作
を切り替えることが可能となる。なお、切り替えスイッ
チ25による切り替え操作は内蔵のソフトウェア(レジ
スタ設定等)による操作でも、ハードウェア(外部ピン
設定等)による操作でもよい。また、切り替えスイッチ
25を実施の形態1による半導体集積回路に適用するよ
うにしたが、実施の形態2による半導体集積回路に適用
してもよい。
【0027】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、第2の制御信号発生手段21とデータ判定手段6と
の間に挿入され、第1の制御信号8と第2の制御信号2
2のどちらかを切り替えてデータ判定手段6に入力させ
る切り替え手段25を備えるようにしたので、この発明
(実施の形態1または実施の形態2)のメモリ読み出し
動作と従来のメモリ読み出し動作を切り替えることが可
能となる半導体集積回路が得られる効果がある。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、デー
タを保持する複数のメモリ素子と、複数のメモリ素子に
接続された複数のワード線と、複数のメモリ素子に接続
された複数のビット線と、ワード線およびビット線によ
って選択されたメモリ素子のデータをビット線を通して
入力し、レベル判定して出力するデータ判定手段とを備
えた半導体集積回路において、データを保持するダミー
用メモリ素子と、ダミー用メモリ素子に接続されたダミ
ー用ビット線と、第1の制御信号を出力する第1の制御
信号発生手段と、第1の制御信号により制御され、ダミ
ー用メモリ素子のデータをダミー用ビット線を通して入
力し、レベル判定して出力するダミー用データ判定手段
と、第1の制御信号およびダミー用データ判定手段の出
力信号20を基にして、データ判定手段の動作を制御す
る第2の制御信号を生成してデータ判定手段に入力させ
る第2の制御信号発生手段とを備えるようにしたので、
個々の半導体集積回路に合わせてセンスアンプ動作時間
を十分短くでき、回路構成の違いによる温度、電圧特性
の差を考慮する必要がなくなり、読み出し中の消費電流
を大幅に低減することができる半導体集積回路が得られ
る効果がある。
【0029】この発明によれば、ダミー用データ判定手
段の出力信号を第2の制御信号発生手段に伝える信号線
または第2の制御信号発生手段から出力された第2の制
御信号をデータ判定手段に伝える信号線のどちらかに挿
入される遅延手段を備えるようにしたので、半導体集積
回路内部のトランジスタのプロセス仕上がりがある程度
ばらついても、センスアンプ動作時間を読み出しエラー
にならない程度まで十分短くでき、プロセスばらつきを
考慮しつつ読み出し中の消費電流を大幅に低減すること
ができる半導体集積回路が得られる効果がある。
【0030】この発明によれば、第2の制御信号発生手
段とデータ判定手段との間に挿入され、第1の制御信号
と第2の制御信号のどちらかを切り替えてデータ判定手
段に入力させる切り替え手段を備えるようにしたので、
この発明のメモリ読み出し動作と従来のメモリ読み出し
動作を切り替えることが可能となる半導体集積回路が得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路における各信号の波形を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2による半導体集積回
路を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による半導体集積回
路を示す構成図である。
【図5】 従来の半導体集積回路を示す構成図である。
【符号の説明】
1 メモリ素子、2,23 メモリアレイ、3 ワード
線、4 ビット線、5セレクタ、6 センスアンプ(デ
ータ判定手段)、7 センスアンプイネーブル信号発生
回路(第1の制御信号発生手段)、8 センスアンプイ
ネーブル信号(第1の制御信号)、9,17 抵抗、1
0 Nchトランジスタ、11a,11b,19a,1
9b インバータ、13,14 ダミー用メモリ素子、
15ダミー用ビット線、16 ダミー用センスアンプ
(ダミー用データ判定手段)、18 ダミー用Nchト
ランジスタ、21 本番用センスアンプイネーブル信号
発生回路(第2の制御信号発生手段)、22 本番用セ
ンスアンプイネーブル信号(第2の制御信号)、24
遅延回路(遅延手段)、25 切り替えスイッチ(切り
替え手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを保持する複数のメモリ素子と、 上記複数のメモリ素子に接続された複数のワード線と、 上記複数のメモリ素子に接続された複数のビット線と、 上記ワード線および上記ビット線によって選択された上
    記メモリ素子のデータを上記ビット線を通して入力し、
    レベル判定して出力するデータ判定手段とを備えた半導
    体集積回路において、 データを保持するダミー用メモリ素子と、 上記ダミー用メモリ素子に接続されたダミー用ビット線
    と、 第1の制御信号を出力する第1の制御信号発生手段と、 上記第1の制御信号により制御され、上記ダミー用メモ
    リ素子のデータを上記ダミー用ビット線を通して入力
    し、レベル判定して出力するダミー用データ判定手段
    と、 上記第1の制御信号および上記ダミー用データ判定手段
    の出力信号を基にして、上記データ判定手段の動作を制
    御する第2の制御信号を生成して上記データ判定手段に
    入力させる第2の制御信号発生手段とを備えることを特
    徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 ダミー用データ判定手段の出力信号を第
    2の制御信号発生手段に伝える信号線または上記第2の
    制御信号発生手段から出力された第2の制御信号をデー
    タ判定手段に伝える信号線のどちらかに挿入される遅延
    手段を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体集
    積回路。
  3. 【請求項3】 第2の制御信号発生手段とデータ判定手
    段との間に挿入され、第1の制御信号と第2の制御信号
    のどちらかを切り替えて上記データ判定手段に入力させ
    る切り替え手段を備えることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の半導体集積回路。
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