JP2002032700A - 電子商取引システムおよび電子商取引方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子市場サイトと決済サイトとを連動する。 【解決手段】 本発明の電子商取引システムは、購買者
と販売者との間の商取引を実現する電子市場サイトを提
供する電子市場サーバ２００と、商取引における決済処
理を実行する決済サイトを提供する銀行サーバ１００と
がネットワーク５００（インターネット、ＶＡＮ、移動
体通信ネットワークのうち少なくとも１つを含む）を介
して接続されている。電子市場サーバ２００は、購買者
と販売者との間の商取引が成立した場合に、商取引に関
する取引明細データを格納し、購買者が取引明細データ
を確認した場合に、予め定めた条件（例えば、振込先毎
に合算する等）に従って取引明細データから振込明細デ
ータを作成して格納し、購買者が前記振込明細データを
確認した場合に、振込明細データを銀行サーバに送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引システ
ムおよび電子商取引方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、インターネット上において、
電子商取引のための電子市場サイト上で販売者が商品・
サービスを購入者に販売し、決済サイト上でその支払処
理を実行する電子商取引システムが存在する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子商取引システムにおいては、従来購買者側で買掛明
細を集計して振込データを作成するための事務の手間が
かかり、またかかる集計をしない場合は振込手数料が高
くなるという問題点がある。

【０００４】また、電子市場サイトで実行される商取引
と決済サイトで実行される決済とは連動されておらず、
例えば、購買者は、決済サイトでどこまで振込処理を進
めたかを、電子市場サイトにおいて確認することはでき
ないという問題点がある。

【０００５】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、電子
市場サイトで実行される商取引について電子市場サイト
側で集計処理を行うことができる電子商取引システムお
よび電子商取引方法を提供することにある。

【０００６】また、本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、電子市場サイトで実行される商取引と決済サイトで
実行される決済とを連動することができる電子商取引シ
ステムおよび電子商取引方法を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項１に記載の発明は、購買者と販売者と
の間の商取引を実現する電子市場サイトを提供する電子
市場サーバと、前記商取引における決済処理を実行する
決済サイトを提供する銀行サーバとがネットワークを介
して接続された電子商取引システムにおいて、前記電子
市場サーバは、前記購買者と前記販売者との間の前記商
取引が成立した場合に、前記商取引に関する取引明細デ
ータを格納する手段と、前記購買者が前記取引明細デー
タを確認した場合に、予め定めた条件に従って該取引明
細データから振込明細データを作成して格納する手段
と、前記購買者が前記振込明細データを確認した場合
に、該振込明細データを前記銀行サーバに送信する手段
とを備えたことを特徴とする。

【０００８】これにより、電子市場サーバ２００が、購
買者に代わって取引明細データ２０８から振込明細デー
タ２１２を作成するので、従来購買者側で買掛明細であ
る取引明細データ２０８を集計して振込明細データ２１
２を作成する事務の手間を省略することができる。

【０００９】また、電子市場サーバ２００は振込明細デ
ータ２１２を銀行サーバ１００に対して送信するので、
電子市場サーバ２００により運営される電子市場サイト
と銀行サーバ１００により運営される決済サイトとを連
動させることができる。

【００１０】さらに、買掛明細である取引明細データ２
０８を例えば振込先毎に合算して振込明細データ２１２
を作成する等、予め定めた条件に従って取引明細データ
２０８から振込明細データ２１２を生成するため、振込
件数を減らすことができ、購買者の振り込み手数料を減
らすことができる。

【００１１】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の電子商取引システムにおいて、前記銀行サーバは、前
記購買者が前記振込明細データを確認した場合に、該振
込明細データに基づいて前記販売者に対する振込処理を
実行する手段を備えたことを特徴とする。

【００１２】これにより、銀行サーバ１００は、電子市
場サーバ２００から送信された振込明細データ２１２に
従って販売者に対する振込処理をするので、電子市場サ
ーバ２００により運営される電子市場サイトと銀行サー
バ１００により運営される決済サイトとを連動させるこ
とができる。

【００１３】請求項３に記載の発明は、請求項１に記載
の電子商取引システムにおいて、前記銀行サーバは、前
記電子市場サーバに対して、前記購買者の前記振込明細
データに対する処理状況に関するデータを送信する手段
を備えたことを特徴とする。

【００１４】これにより、銀行サーバ１００は、電子市
場サーバ２００に対して、購買者の振込明細データに対
する処理状況に関するデータを送信するので、銀行サー
バ１００における購入者の振込処理に関して、電子市場
サーバ２００はどこまで振込処理が進んでいるかを確認
することができる。

【００１５】請求項４に記載の発明は、請求項３に記載
の電子商取引システムにおいて、前記電子市場サーバ
は、前記銀行サーバから受信した前記処理状況に関する
データを、前記販売者に対して提供する手段を備えたこ
とを特徴とする。

【００１６】これにより、電子市場サーバ２００は、銀
行サーバ１００から受信した処理状況に関するデータを
販売者に対して提供するので、販売者は売掛代金の回収
についての有益な情報を得ることができる。

【００１７】請求項５に記載の発明は、請求項３に記載
の電子商取引システムにおいて、前記処理状況に関する
データは、購買者が振込明細データの確認をしたか否か
に関するデータを含むことを特徴とする。

【００１８】これにより、購買者が振込明細データの確
認をしているか、振込実行の確認をしたか、振込を削除
または取り消したか等の情報を、電子市場サーバ２００
および販売者は入手できる。

【００１９】請求項６に記載の発明は、請求項２に記載
の電子商取引システムにおいて、前記銀行サーバは、前
記振込処理を実行する際に、振込明細データに付された
取引番号を販売者に対して通知することを特徴とする。

【００２０】これにより、銀行サーバ１００において、
振込処理を実行する際に、振込明細データに付された取
引番号を販売者に対して通知するので、販売者において
売掛明細と振込データとの照合を行うことが容易にな
る。

【００２１】請求項７に記載の発明は、請求項２に記載
の電子商取引システムにおいて、前記銀行サーバは、前
記購買者に対する認証を行う手段を備えたことを特徴と
する。

【００２２】これにより、銀行サーバ１００は、例えば
認証局６００と連携して、または、銀行サーバ１００単
独で購買者に対する認証を行うので、セキュリティの高
い決済処理を実行することができる。

【００２３】請求項８に記載の発明は、請求項１に記載
の電子商取引システムにおいて、前記ネットワークは、
インターネット、ＶＡＮ、移動体通信ネットワークのう
ち少なくとも１つを含むことを特徴とする。

【００２４】請求項９に記載の発明は、請求項１に記載
の電子商取引システムにおいて、全銀手順、ＡＮＳＥＲ
手順、ＸＭＬ手順のうち少なくとも１つにより前記電子
市場サーバと前記銀行サーバとの間の通信を行うことを
特徴とする。

【００２５】請求項１０に記載の発明は、請求項１に記
載の電子商取引システムにおいて、前記電子市場サーバ
と前記銀行サーバとの間で通信されるデータのフォーマ
ットは、全銀フォーマット、ＡＮＳＥＲフォーマット、
ＸＭＬフォーマットのうち少なくとも１つであることを
特徴とする。

【００２６】請求項１１に記載の発明は、購買者と販売
者との間の商取引を実現する電子市場サイトを提供する
電子市場サーバと、前記商取引における決済処理を実行
する決済サイトを提供する銀行サーバとがネットワーク
を介して接続された電子商取引システムにおける電子商
取引方法において、前記電子市場サーバにおいて、前記
購買者と前記販売者との間の前記商取引が成立した場合
に、前記商取引に関する取引明細データを格納するステ
ップと、前記電子市場サーバにおいて、前記購買者が前
記取引明細データを確認した場合に、予め定めた条件に
従って該取引明細データから振込明細データを作成して
格納するステップと、前記電子市場サーバにおいて、前
記購買者が前記振込明細データを確認した場合に、該振
込明細データを前記銀行サーバに送信するステップとを
備えることを特徴とする。

【００２７】これにより、電子市場サーバ２００が、購
買者に代わって取引明細データ２０８から振込明細デー
タ２１２を自動作成するので、従来購買者側で買掛明細
である取引明細データ２０８を集計して振込明細データ
２１２を作成する事務の手間を省略することができる。

【００２８】また、電子市場サーバ２００は振込明細デ
ータ２１２を銀行サーバ１００に対して送信するので、
電子市場サーバ２００により運営される電子市場サイト
と銀行サーバ１００により運営される決済サイトとを連
動させることができる。

【００２９】さらに、買掛明細である取引明細データ２
０８を例えば振込先毎に合算して振込明細データ２１２
を作成する等、予め定めた条件に従って取引明細データ
２０８から振込明細データ２１２を生成するため、振込
件数を減らすことができ、購買者の振り込み手数料を減
らすことができる。

【００３０】請求項１２に記載の発明は、請求項１１に
記載の電子商取引方法において、前記銀行サーバにおい
て、前記購買者が前記振込明細データを確認した場合
に、該振込明細データに基づいて前記販売者に対する振
込処理を実行するステップを備えることを特徴とする。

【００３１】これにより、銀行サーバ１００は、電子市
場サーバ２００から送信された振込明細データ２１２に
従って販売者に対する振込処理をするので、電子市場サ
ーバ２００により運営される電子市場サイトと銀行サー
バ１００により運営される決済サイトとを連動させるこ
とができる。

【００３２】請求項１３に記載の発明は、請求項１１に
記載の電子商取引方法において、前記銀行サーバにおい
て、前記電子市場サーバに対して、前記購買者の前記振
込明細データに対する処理状況に関するデータを送信す
るステップを備えることを特徴とする。

【００３３】これにより、銀行サーバ１００は、電子市
場サーバ２００に対して、購買者の振込明細データに対
する処理状況に関するデータを送信するので、銀行サー
バ１００における購入者の振込処理に関して、電子市場
サーバ２００はどこまで振込処理が進んでいるかを確認
することができる。

【００３４】請求項１４に記載の発明は、請求項１３に
記載の電子商取引方法において、前記電子市場サーバに
おいて、前記銀行サーバから受信した前記処理状況に関
するデータを、前記販売者に対して提供するステップを
備えることを特徴とする。

【００３５】これにより、電子市場サーバ２００は、銀
行サーバ１００から受信した処理状況に関するデータを
販売者に対して提供するので、販売者は売掛代金の回収
についての有益な情報を得ることができる。

【００３６】請求項１５に記載の発明は、請求項１３に
記載の電子商取引方法において、前記処理状況に関する
データは、購買者が振込明細データの確認をしたか否か
に関するデータを含むことを特徴とする。

【００３７】これにより、購買者が振込明細データの確
認をしているか、振込実行の確認をしたか、振込を削除
または取り消したか等の情報を、電子市場サーバ２００
および販売者は入手できる。

【００３８】請求項１６に記載の発明は、請求項１２に
記載の電子商取引方法において、前記銀行サーバにおい
て、前記振込処理を実行する際に、振込明細データに付
された取引番号を販売者に対して通知することを特徴と
する。

【００３９】これにより、銀行サーバ１００において、
振込処理を実行する際に、振込明細データに付された取
引番号を販売者に対して通知するので、販売者において
売掛明細と振込データとの照合を行うことが容易にな
る。

【００４０】請求項１７に記載の発明は、請求項１２に
記載の電子商取引方法において、前記銀行サーバにおい
て、前記購買者に対する認証を行うステップを備えるこ
とを特徴とする。

【００４１】これにより、銀行サーバ１００は、例えば
認証局６００と連携して、または、銀行サーバ１００単
独で購買者に対する認証を行うので、セキュリティの高
い決済処理を実行することができる。

【００４２】請求項１８に記載の発明は、請求項１１に
記載の電子商取引方法において、前記ネットワークは、
インターネット、ＶＡＮ、移動体通信ネットワークのう
ち少なくとも１つを含むことを特徴とする。

【００４３】請求項１９に記載の発明は、請求項１１に
記載の電子商取引方法において、全銀手順、ＡＮＳＥＲ
手順、ＸＭＬ手順のうち少なくとも１つにより前記電子
市場サーバと前記銀行サーバとの間の通信を行うことを
特徴とする。

【００４４】請求項２０に記載の発明は、請求項１１に
記載の電子商取引方法において、前記電子市場サーバと
前記銀行サーバとの間で通信されるデータのフォーマッ
トは、全銀フォーマット、ＡＮＳＥＲフォーマット、Ｘ
ＭＬフォーマットのうち少なくとも１つであることを特
徴とする。

【００４５】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について詳細に説明する。

【００４６】図１は、本発明が適用される電子商取引シ
ステムの構成の一例を示す図であり、電子商取引システ
ムの構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示
している。

【００４７】本発明の電子商取引システムは、少なくと
も、決済サイトを提供する機能を有する銀行サーバ１０
０と、電子市場サイトを提供する機能を有する電子市場
サーバ２００と、販売者により管理される販売者ＰＣ３
００と、購買者により管理される購入者ＰＣ４００と、
個人認証を実行する認証局６００とから構成され、それ
ぞれネットワーク５００を介して接続されている。

【００４８】このように構成された本発明の電子商取引
システムの動作について以下に説明する。

【００４９】本発明の電子商取引システムは、購買者と
販売者との間の商取引を実現する電子市場サイトを提供
する電子市場サーバ２００と、商取引における決済処理
を実行する決済サイトを提供する銀行サーバ１００とが
ネットワーク５００（インターネット、ＶＡＮ、移動体
通信ネットワークのうち少なくとも１つを含む）を介し
て接続されている。

【００５０】電子市場サーバ２００は、購買者と販売者
との間の商取引が成立した場合に、商取引に関する取引
明細データを格納し、購買者が取引明細データを確認し
た場合に、予め定めた条件（例えば、振込先毎に合算す
る等）に従って該取引明細データから振込明細データを
作成して格納し、購買者が前記振込明細データを確認し
た場合に、該振込明細データを銀行サーバに送信する。
これにより、電子市場サーバ２００が、購買者に代わっ
て取引明細データ２０８から振込明細データ２１２を作
成するので、従来購買者側で買掛明細である取引明細デ
ータ２０８を集計して振込明細データ２１２を作成する
事務の手間を省略することができる。また、電子市場サ
ーバ２００は振込明細データ２１２を銀行サーバ１００
に対して送信するので、電子市場サーバ２００により運
営される電子市場サイトと銀行サーバ１００により運営
される決済サイトとを連動させることができる。さら
に、買掛明細である取引明細データ２０８を例えば振込
先毎に合算して振込明細データ２１２を作成する等、予
め定めた条件に従って取引明細データ２０８から振込明
細データ２１２を生成するため、振込件数を減らすこと
ができ、購買者の振り込み手数料を減らすことができ
る。さらにまた、銀行サーバから受信した処理状況に関
するデータ（例えば、購買者が振込明細データの確認を
しているか、振込実行の確認をしたか、振込を削除また
は取り消したか等）を、販売者に対して提供する。これ
により、電子市場サーバ２００は、銀行サーバ１００か
ら受信した処理状況に関するデータを販売者に対して提
供するので、販売者は売掛代金の回収についての有益な
情報を得ることができる。

【００５１】銀行サーバ１００は、購買者が振込明細デ
ータを確認した場合に、振込明細データに基づいて販売
者に対する振込処理を実行する。これにより、銀行サー
バ１００は、電子市場サーバ２００から送信された振込
明細データ２１２に従って販売者に対する振込処理をす
るので、電子市場サーバ２００により運営される電子市
場サイトと銀行サーバ１００により運営される決済サイ
トとを連動させることができる。また、電子市場サーバ
２００に対して、購買者の振込明細データに対する処理
状況に関するデータを送信する。これにより、銀行サー
バ１００は、電子市場サーバ２００に対して、購買者の
振込明細データに対する処理状況に関するデータ（例え
ば、購買者が振込明細データの確認をしているか、振込
実行の確認をしたか、振込を削除または取り消したか
等）を送信するので、銀行サーバ１００における購入者
の振込処理に関して、電子市場サーバ２００はどこまで
振込処理が進んでいるかを確認することができる。さら
に、振込処理を実行する際に、振込明細データに付され
た取引番号を販売者に対して通知する。これにより、銀
行サーバ１００において、振込処理を実行する際に、振
込明細データに付された取引番号を販売者に対して通知
するので、販売者において売掛明細と振込データとの照
合を行うことが容易になる。さらにまた、購買者に対す
る認証を行う。これにより、銀行サーバ１００は、例え
ば認証局６００と連携して、または、銀行サーバ１００
単独で購買者に対する認証を行うので、セキュリティの
高い決済処理を実行することができる。

【００５２】図２は、図１に示す銀行サーバ１００の機
能ブロックの一例を示す図であり、銀行サーバ１００の
機能のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示して
いる。ここで、銀行サーバ１００は、ＷＥＢサーバやＡ
ＳＰサーバ等として構成してもよく、そのハードウェア
構成は、一般に市販されるワークステーション、パーソ
ナルコンピュータ等およびその付属装置により構成して
もよい。また、図２において説明する各機能ブロック
は、銀行サーバ１００のハードウェア構成中において
は、ＣＰＵ等において実行されるプログラム、ディスク
装置、メモリ装置等により実現される。

【００５３】銀行サーバ１００は、少なくとも、提供す
る決済サイトに関するウェブ情報を格納するウェブ情報
ファイル１０４と、購買者が販売者に振込みを行う際の
マスターデータを格納する振込明細データ１０８と、販
売者および購買者に関する認証用のマスターデータを格
納する認証ファイル１１２と、ウェブ情報ファイル１０
４にアクセスして決済サイト用のウェブ情報を第三者に
対して提供する機能を有するウェブ情報提供部１０２
と、振込明細データ１０８にアクセスして振込処理を実
行する機能を有する振込処理部１０６と、認証ファイル
１１２にアクセスして販売者および購買者を個人認証す
る機能を有する認証処理部１１０と、外部の装置とネッ
トワーク５００を介して通信する機能を有する１１４と
から構成される。

【００５４】図３は、図１に示す電子市場サーバ２００
の機能ブロックの一例を示す図であり、電子市場サーバ
２００の機能のうち本発明に関係する部分のみを概念的
に示している。ここで、電子市場サーバ２００は、ＷＥ
ＢサーバやＡＳＰサーバ等として構成してもよく、その
ハードウェア構成は、一般に市販されるワークステーシ
ョン、パーソナルコンピュータ等およびその付属装置に
より構成してもよい。また、図３において説明する各機
能ブロックは、電子市場サーバ２００のハードウェア構
成中においては、ＣＰＵ等において実行されるプログラ
ム、ディスク装置、メモリ装置等により実現される。

【００５５】電子市場サーバ２００は、少なくとも、提
供する電子市場サイトに関するウェブ情報を格納するウ
ェブ情報ファイル２０４と、購買者と販売者との取引の
際のマスターデータを格納する取引明細データ２０８
と、取引明細データ２０８から生成される振込明細デー
タ２１２と、ウェブ情報ファイル２０４にアクセスして
電子市場サイト用のウェブ情報を提供する機能を有する
ウェブ情報提供部２０２と、取引明細データ２０８にア
クセスして購買者と販売者との取引の際に取引明細デー
タ２０８を作成する機能を有する取引明細処理部２０６
と、取引明細データ２０８および振込明細データ２１２
にアクセスして取引明細データ２０８から振込明細デー
タ２１２を生成する機能を有する振込明細処理部２１０
と、外部の装置とネットワーク５００を介して通信する
機能を有する２１４とから構成される。

【００５６】図４は、本発明が適用される購入者ＰＣ４
００の構成の一例を示す図であり、購入者ＰＣ４００の
構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示して
いる。なお、販売者ＰＣ３００についても、購入者ＰＣ
４００とほぼ同一の構成を有するため説明を適宜省略
し、相違点のみを説明する。

【００５７】図４は、本発明が適用される購入者ＰＣ４
００の構成の一例を示す図であり、該構成のうち本発明
に関係する部分のみを概念的に示している。

【００５８】本発明の購入者ＰＣ４００は、少なくと
も、システム全体を統括的に制御する、プログラムされ
た主制御部（制御手段、以下ＣＰＵと略称する）４０２
と、ＣＰＵ４０２にバス４０４を介して接続される、マ
ウス等の各種ポインティングデバイスやキーボードやイ
メージスキャナやデジタイザ等から成る入力装置４０
６、入力データのモニタに用いる表示装置４０８、各種
処理結果その他のデータを出力するプリンタ等の出力装
置４１０、および、通信回線（有線／無線、ＬＡＮ／イ
ンターネット、アナログ／デジタルを含む）等に接続す
るモデムやターミナルアダプタやＤＳＵ等から成る通信
ポート４１２から構成される。また、入力装置４０６、
表示装置４０８および出力装置４１０は、それぞれ入出
力インターフェースを介してＣＰＵ４０２に接続されて
もよい。

【００５９】ＣＰＵ４０２は、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎ
ｇ Ｓｙｓｔｅｍ）等の制御プログラム、各種の処理手
順等を規定したプログラム、および所要データを格納す
るための内部メモリを有し、これらのプログラム等によ
り、種々の処理を実行するための情報処理を行う。記憶
装置４２０は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハード
ディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディス
ク、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理に
用いる各種のテーブルやファイルやデータベース等を格
納し、少なくとも、ＷＥＢブラウザソフトウェアと販売
者（購買者）に関する各種の認証用データ（各種ＩＤ、
パスワード、デジタル署名等）とを格納する。入力装置
４０６は、ユーザが各種データを入力する入力手段であ
り、画面上のメニューを選択しデータを入力するための
マウス、キーボードや、イメージスキャナ等を含んで成
る。表示装置４０８は、各種メニュー画面や、処理結果
等を表示する機能を有し、例えばディスプレイ装置等で
ある。出力装置４１０は、処理結果を紙等の媒体に出力
する機能を有し、例えばプリンタ装置等である。通信ポ
ート４１２は、他の端末と通信回線を介してデータを通
信する機能を有する。また、購入者ＰＣ４００は、既知
のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、ＰＨ
Ｓ端末、携帯電話端末、移動体通信端末またはＰＤＡ等
の情報処理端末等の情報処理装置にプリンタやディスプ
レイやイメージスキャナ等の周辺装置を接続し、該情報
処理装置に各種処理を実現させるソフトウェア（プログ
ラム、データ等を含む）を実装することにより実現して
もよい。

【００６０】次に、このように構成された本実施形態に
おける電子商取引システムの動作の一例について、以下
に図５乃至図１１を参照して詳細に説明する。

【００６１】図５は、本実施形態が適用される電子商取
引システムの通信シーケンスの一例を示す図であり、該
通信シーケンスのうち本発明に関係する部分のみを概念
的に示している。

【００６２】まず最初に、電子市場サーバ２００により
提供される電子市場サイト上で販売者ＰＣ３００を操作
する売り手企業と購入者ＰＣ４００を操作する買い手企
業との間で取引が成立すると（ステップＳ５０２）、電
子市場サーバ２００の取引明細処理部２０６は、その取
引に関するデータを取引明細データ２０８として記録・
蓄積する（ステップＳ５０４）。

【００６３】ついで、買い手企業は、締払日に決済予定
の取引（買掛）明細を、支払日前に事前に電子市場サー
バ２００に確認する（ステップＳ５０６）。

【００６４】ついで、電子市場サーバ２００の取引明細
処理部２０６は、取引明細データ２０８を検索して、該
当するデータを購入者ＰＣ４００に送信する（ステップ
Ｓ５０８）。

【００６５】ついで、購入者ＰＣ４００において、受信
した取引明細データ２０８をディスプレイ等の４０８に
表示する。図６は、購入者ＰＣ４００の４０８に表示さ
れる取引明細データ２０８の表示画面の一例を示す図で
ある。買い手企業は、表示された取引明細データ２０８
を確認し、間違いがなければ「一括確認」ボタンを押す
（ステップＳ５１０）。

【００６６】ついで、電子市場サーバ２００の振込明細
処理部２１０は、「一括確認」ボタンが押されたことを
検知すると、対応する取引明細データ２０８中の振込先
毎に集計して振込明細データ２１２を作成し、記録する
（ステップＳ５１２）。

【００６７】ついで、購入者ＰＣ４００からの振込明細
データ２１２の確認要求に従って、電子市場サーバ２０
０の振込明細処理部２１０は、生成した振込明細データ
２１２を購入者ＰＣ４００に送信する。ついで、購入者
ＰＣ４００において、受信した振込明細データ２１２を
ディスプレイ等の４０８に表示する。図７は、購入者Ｐ
Ｃ４００の４０８に表示される振込明細データ２１２の
表示画面の一例を示す図である。買い手企業は、表示さ
れた振込明細データ２１２を確認し、間違いがなければ
「一括確認」ボタンを押す（ステップＳ５１４）。ここ
で、振込明細データ２１２は取引明細データ２０８（買
掛明細）が合算されて作成されることから、省略するこ
ともできる。

【００６８】ついで、電子市場サーバ２００の振込明細
データ２１２は、「一括確認」ボタンが押されたことを
検知すると、銀行サーバ１００に対して、振込明細デー
タ２１２を送信する（ステップＳ５１６）。

【００６９】ついで、銀行サーバ１００の振込処理部１
０６は、受信した振込明細データ１０８を格納する（ス
テップＳ５１８）。

【００７０】ついで、買い手企業は、振込を実行するた
めの準備として、支払日迄に銀行サーバ１００のウェブ
情報提供部１０２が提供する決済サイトにアクセスする
（ステップＳ５２０）。図８は、購入者ＰＣ４００の４
０８に表示されるアクセス時のログイン処理に関する表
示画面の一例を示す図である。図８では、一例として、
ユーザＩＤおよびパスワードを用いる場合を説明する
が、電子署名等を用いてもよい。

【００７１】ついで、銀行サーバ１００の認証処理部１
１０は、事前に登録された認証ファイル１１２にアクセ
スして、ユーザＩＤ、パスワードをもって本人認証を行
う（ステップＳ５２２）。ここで、認証局６００にアク
セスして認証を行ってもよい。

【００７２】ついで、銀行サーバ１００の認証処理部１
１０において認証された場合には、ウェブ情報提供部１
０２は、サービスメニュー画面を購入者ＰＣ４００に対
して送信する。ついで、購入者ＰＣ４００において、受
信したサービスメニュー画面をディスプレイ等の４０８
に表示する。図９は、購入者ＰＣ４００の４０８に表示
されるサービスメニュー画面の一例を示す図である。買
い手企業は、表示されたサービスメニュー画面から、
「電子市場連動一括振込」ボタンをマウス等の４０６を
用いて選択する。

【００７３】ついで、銀行サーバ１００の振込処理部１
０６は、振込明細データ１０８の振込確認画面を購入者
ＰＣ４００に送信する。

【００７４】ついで、購入者ＰＣ４００において、受信
した振込明細データ１０８の振込確認画面をディスプレ
イ等の４０８に表示する。図１０は、購入者ＰＣ４００
の４０８に表示される振込明細データ１０８の振込確認
画面の一例を示す図である。買い手企業は、表示された
振込明細データ１０８を確認し、間違いがなければ振込
実行用の各種ＩＤおよびパスワードを入力し、「一括確
認」ボタンを押す（ステップＳ５２４）。

【００７５】ついで、銀行サーバ１００において、受信
した振込実行用の各種ＩＤおよびパスワードを認証する
（ステップＳ５２６）。

【００７６】ついで、銀行サーバ１００の振込処理部１
０６は、振込明細データ１０８の振込実行画面を購入者
ＰＣ４００に送信する（ステップＳ５２８）。

【００７７】ついで、購入者ＰＣ４００において、受信
した振込明細データ１０８の振込実行画面をディスプレ
イ等の４０８に表示する。図１１は、購入者ＰＣ４００
の４０８に表示される振込明細データ１０８の振込実行
画面の一例を示す図である。買い手企業は、表示された
振込明細データ１０８の振込実行画面を確認し、間違い
がなければ振込実行用のパスワードを入力し、「振込実
行」ボタンを押す（ステップＳ５３０）。

【００７８】ついで、銀行サーバ１００の振込処理部１
０６は、支払日に指示された振込を実行し（ステップＳ
５３２）、売り手企業は、振込明細に付されたＥＤＩ情
報を使って売掛金消込を行う（ステップＳ５３４）。

【００７９】これにより、電子市場サイトで実行される
商取引と決済サイトで実行される決済とを連動すること
ができる。

【００８０】なお、商取引等が成立する場は、インター
ネット上のほか、業界ＶＡＮ、ｉモード（移動体通信
網）など全ての電子ネットワークが対象となりうる。電
子市場サーバ２００と銀行サーバ１００との間のデータ
授受については、全銀手順、ＡＮＳＥＲ手順、ＸＭＬの
いずれかを使用してもよい。その際のデータフォーマッ
トは、全銀フォーマット、ＡＮＳＥＲフォーマット、お
よびＸＭＬ用フォーマットのいずれかを使用してもよ
い。

【００８１】また、電子証明書を使って本人確認を行う
際の電子証明書失効確認は、バッチで失効リストを受領
して銀行サイト内部で突合する方式でもよく、また、Ｏ
ＣＳＰ手順で行う方式でもよい。

【００８２】銀行サーバ１００は、銀行の業務系基幹シ
ステムのホストコンピュータとは別に設置し、銀行サー
バ１００とホストコンピュータの間のデータ授受は全銀
手順またはＡＮＳＥＲ手順で行ってもよい（そのフォー
マットもそれぞれを使用してもよい）。

【００８３】（他の実施の形態）上述した実施の形態に
おいては、各実施形態を独立に実現する場合を一例に説
明したが、本発明はこの場合に限定されるものではな
く、他の実施の形態においては、各実施形態を適宜組み
合わせて実施することができることは当業者にとって自
明である。

【００８４】また、上述した実施の形態においては、銀
行サーバ１００と電子市場サーバ２００とを独立の筐体
として実現する場合を一例に説明したが、本発明はこの
場合に限定されるものではなく、他の実施の形態におい
ては、これらを適宜相互に組み合わせて１つの筐体とし
て実施することができることは当業者にとって自明であ
る。

【００８５】さらに、上述した表示画面は説明のための
一例であって、ボタンの配置や形状や表示領域の配置お
よび大きさ等は本発明の実施形態において示された例に
限定されるものではない。

【００８６】さらにまた、本発明の他の実施の形態にお
いて、上述したプログラムされたＣＰＵ等により実行さ
れる処理は、記録媒体（例えば、フロッピー（登録商
標）ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ハード
ディスク等）または伝送媒体（例えば、デジタルデータ
ストリーム、搬送波等）にプログラムの形態で記録させ
ておき、任意のコンピュータのメモリ等にロードするこ
とにより、個々の装置毎に必要な時いつでも実行させる
ことが可能である。すなわち、本発明の他の実施形態に
おいて、本発明はコンピュータ・システムにおいてＣＰ
Ｕにロードされ実行されるコンピュータプログラム製品
として実施することができる。本発明の各手段を定義す
るプログラムは、多くのフォーム（形態）でコンピュー
タにインストールすることができるのは当業者には自明
である。これらのフォームの例としては、（ａ）コンピ
ュータで使用可能な非書き込み記憶媒体（例えば、コン
ピュータの入出力装置によって読取ることのできるＲＯ
Ｍ、ＣＤ−ＲＯＭディスク、ＤＶＤ−ＲＯＭディスク
等）中に永久的に保持されている情報のフォーム、
（ｂ）コンピュータで使用可能な書き込み可能な記憶媒
体（例えば、ＲＡＭ、フロッピーディスクおよびハード
ディスク駆動装置等）中に、前もって保持されている情
報のフォーム、（ｃ）例えばデジタルデータストリーム
または搬送波に乗せられたコンピュータデータ信号等の
ごとく、モデム等の通信制御装置を用いて電話回線、ネ
ットワークのような伝送媒体を介してコンピュータに伝
達される情報のフォーム、などがあり、本発明はこれら
のフォームに限定されるものではない。従って、本発明
の電子商取引方法を管理する、コンピュータで読取り可
能なプログラムを記録した媒体は、本発明の他の実施の
形態を与えることは当業者にとって自明である。

【００８７】以上述べた形態以外にも種々の変形が可能
である。しかしながら、その変形が特許請求の範囲に記
載された技術思想に基づくものである限り、その変形は
本発明の技術範囲内となる。

【００８８】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電子市場サーバ２００が、購買者に代わって取引
明細データ２０８から振込明細データ２１２を自動作成
するので、従来購買者側で買掛明細である取引明細デー
タ２０８を集計して振込明細データ２１２を作成する事
務の手間を省略することができる。

【００８９】また、本発明によれば、電子市場サーバ２
００は振込明細データ２１２を銀行サーバ１００に対し
て送信するので、電子市場サーバ２００により運営され
る電子市場サイトと銀行サーバ１００により運営される
決済サイトとを連動させることができる。

【００９０】さらに、本発明によれば、買掛明細である
取引明細データ２０８を例えば振込先毎に合算して振込
明細データ２１２を作成する等、予め定めた条件に従っ
て取引明細データ２０８から振込明細データ２１２を生
成するため、振込件数を減らすことができ、購買者の振
り込み手数料を減らすことができる。

【００９１】さらにまた、本発明によれば、銀行サーバ
１００は、電子市場サーバ２００から送信された振込明
細データ２１２に従って販売者に対する振込処理をする
ので、電子市場サーバ２００により運営される電子市場
サイトと銀行サーバ１００により運営される決済サイト
とを連動させることができる。

【００９２】さらにまた、本発明によれば、銀行サーバ
１００は、電子市場サーバ２００に対して、購買者の振
込明細データに対する処理状況に関するデータを送信す
るので、銀行サーバ１００における購入者の振込処理に
関して、電子市場サーバ２００はどこまで振込処理が進
んでいるかを確認することができる。

【００９３】さらにまた、本発明によれば、電子市場サ
ーバ２００は、銀行サーバ１００から受信した処理状況
に関するデータを販売者に対して提供するので、販売者
は売掛代金の回収についての有益な情報を得ることがで
きる。また、これにより、購買者が振込明細データの確
認をしているか、振込実行の確認をしたか、振込を削除
または取り消したか等の情報を、電子市場サーバ２００
および販売者は入手できる。

【００９４】さらにまた、本発明によれば、銀行サーバ
１００において、振込処理を実行する際に、振込明細デ
ータに付された取引番号を販売者に対して通知するの
で、販売者において売掛明細と振込データとの照合を行
うことが容易になる。

【００９５】さらにまた、本発明によれば、銀行サーバ
１００は、例えば認証局６００と連携して、または、銀
行サーバ１００単独で購買者に対する認証を行うので、
セキュリティの高い決済処理を実行することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用される電子商取引システムの構成
の一例を示す図である。

【図２】図１に示す銀行サーバ１００の機能ブロックの
一例を示す図である。

【図３】図１に示す電子市場サーバ２００の機能ブロッ
クの一例を示す図である。

【図４】本発明が適用される購入者ＰＣ４００の構成の
一例を示す図である。

【図５】本実施形態が適用される電子商取引システムの
通信シーケンスの一例を示す図である。

【図６】購入者ＰＣ４００の４０８に表示される取引明
細データ２０８の表示画面の一例を示す図である。

【図７】購入者ＰＣ４００の４０８に表示される振込明
細データ２１２の表示画面の一例を示す図である。

【図８】購入者ＰＣ４００の４０８に表示されるアクセ
ス時のログイン処理に関する表示画面の一例を示す図で
ある。

【図９】購入者ＰＣ４００の４０８に表示されるサービ
スメニュー画面の一例を示す図である。

【図１０】購入者ＰＣ４００の４０８に表示される振込
明細データ１０８の振込確認画面の一例を示す図であ
る。

【図１１】購入者ＰＣ４００の４０８に表示される振込
明細データ１０８の振込実行画面の一例を示す図であ
る。

【符号の説明】

１００ 銀行サーバ １０２ ウェブ情報提供部 １０４ ウェブ情報ファイル １０６ 振込処理部 １０８ 振込明細データ １１０ 認証処理部 １１２ 認証ファイル ２００ 電子市場サーバ ２１２ 振込明細データ ３００ 販売者ＰＣ ４００ 購入者ＰＣ ４０２ ＣＰＵ ４０４ バス ４０６ 入力装置 ４０８ 表示装置 ４１０ 出力装置 ４１２ 通信ポート ４２０ 記憶装置 ５００ ネットワーク ６００ 認証局

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０２ Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０２

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 購買者と販売者との間の商取引を実現す
   る電子市場サイトを提供する電子市場サーバと、前記商
   取引における決済処理を実行する決済サイトを提供する
   銀行サーバとがネットワークを介して接続された電子商
   取引システムにおいて、 前記電子市場サーバは、 前記購買者と前記販売者との間の前記商取引が成立した
   場合に、前記商取引に関する取引明細データを格納する
   手段と、 前記購買者が前記取引明細データを確認した場合に、予
   め定めた条件に従って該取引明細データから振込明細デ
   ータを作成して格納する手段と、 前記購買者が前記振込明細データを確認した場合に、該
   振込明細データを前記銀行サーバに送信する手段とを備
   えたことを特徴とする電子商取引システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の電子商取引システムに
   おいて、 前記銀行サーバは、 前記購買者が前記振込明細データを確認した場合に、該
   振込明細データに基づいて前記販売者に対する振込処理
   を実行する手段を備えたことを特徴とする電子商取引シ
   ステム。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の電子商取引システムに
   おいて、 前記銀行サーバは、 前記電子市場サーバに対して、前記購買者の前記振込明
   細データに対する処理状況に関するデータを送信する手
   段を備えたことを特徴とする電子商取引システム。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の電子商取引システムに
   おいて、 前記電子市場サーバは、 前記銀行サーバから受信した前記処理状況に関するデー
   タを、前記販売者に対して提供する手段を備えたことを
   特徴とする電子商取引システム。
5. 【請求項５】 請求項３に記載の電子商取引システムに
   おいて、 前記処理状況に関するデータは、購買者が振込明細デー
   タの確認をしたか否かに関するデータを含むことを特徴
   とする電子商取引システム。
6. 【請求項６】 請求項２に記載の電子商取引システムに
   おいて、 前記銀行サーバは、 前記振込処理を実行する際に、振込明細データに付され
   た取引番号を販売者に対して通知することを特徴とする
   電子商取引システム。
7. 【請求項７】 請求項２に記載の電子商取引システムに
   おいて、 前記銀行サーバは、 前記購買者に対する認証を行う手段を備えたことを特徴
   とする電子商取引システム。
8. 【請求項８】 請求項１に記載の電子商取引システムに
   おいて、 前記ネットワークは、インターネット、ＶＡＮ、移動体
   通信ネットワークのうち少なくとも１つを含むことを特
   徴とする電子商取引システム。
9. 【請求項９】 請求項１に記載の電子商取引システムに
   おいて、 全銀手順、ＡＮＳＥＲ手順、ＸＭＬ手順のうち少なくと
   も１つにより前記電子市場サーバと前記銀行サーバとの
   間の通信を行うことを特徴とする電子商取引システム。
10. 【請求項１０】 請求項１に記載の電子商取引システム
    において、 前記電子市場サーバと前記銀行サーバとの間で通信され
    るデータのフォーマットは、全銀フォーマット、ＡＮＳ
    ＥＲフォーマット、ＸＭＬフォーマットのうち少なくと
    も１つであることを特徴とする電子商取引システム。
11. 【請求項１１】 購買者と販売者との間の商取引を実現
    する電子市場サイトを提供する電子市場サーバと、前記
    商取引における決済処理を実行する決済サイトを提供す
    る銀行サーバとがネットワークを介して接続された電子
    商取引システムにおける電子商取引方法において、 前記電子市場サーバにおいて、前記購買者と前記販売者
    との間の前記商取引が成立した場合に、前記商取引に関
    する取引明細データを格納するステップと、 前記電子市場サーバにおいて、前記購買者が前記取引明
    細データを確認した場合に、予め定めた条件に従って該
    取引明細データから振込明細データを作成して格納する
    ステップと、 前記電子市場サーバにおいて、前記購買者が前記振込明
    細データを確認した場合に、該振込明細データを前記銀
    行サーバに送信するステップとを備えることを特徴とす
    る電子商取引方法。
12. 【請求項１２】 請求項１１に記載の電子商取引方法に
    おいて、 前記銀行サーバにおいて、前記購買者が前記振込明細デ
    ータを確認した場合に、該振込明細データに基づいて前
    記販売者に対する振込処理を実行するステップを備える
    ことを特徴とする電子商取引方法。
13. 【請求項１３】 請求項１１に記載の電子商取引方法に
    おいて、 前記銀行サーバにおいて、前記電子市場サーバに対し
    て、前記購買者の前記振込明細データに対する処理状況
    に関するデータを送信するステップを備えることを特徴
    とする電子商取引方法。
14. 【請求項１４】 請求項１３に記載の電子商取引方法に
    おいて、 前記電子市場サーバにおいて、前記銀行サーバから受信
    した前記処理状況に関するデータを、前記販売者に対し
    て提供するステップを備えることを特徴とする電子商取
    引方法。
15. 【請求項１５】 請求項１３に記載の電子商取引方法に
    おいて、 前記処理状況に関するデータは、購買者が振込明細デー
    タの確認をしたか否かに関するデータを含むことを特徴
    とする電子商取引方法。
16. 【請求項１６】 請求項１２に記載の電子商取引方法に
    おいて、 前記銀行サーバにおいて、前記振込処理を実行する際
    に、振込明細データに付された取引番号を販売者に対し
    て通知することを特徴とする電子商取引方法。
17. 【請求項１７】 請求項１２に記載の電子商取引方法に
    おいて、 前記銀行サーバにおいて、前記購買者に対する認証を行
    うステップを備えることを特徴とする電子商取引方法。
18. 【請求項１８】 請求項１１に記載の電子商取引方法に
    おいて、 前記ネットワークは、インターネット、ＶＡＮ、移動体
    通信ネットワークのうち少なくとも１つを含むことを特
    徴とする電子商取引方法。
19. 【請求項１９】 請求項１１に記載の電子商取引方法に
    おいて、 全銀手順、ＡＮＳＥＲ手順、ＸＭＬ手順のうち少なくと
    も１つにより前記電子市場サーバと前記銀行サーバとの
    間の通信を行うことを特徴とする電子商取引方法。
20. 【請求項２０】 請求項１１に記載の電子商取引方法に
    おいて、 前記電子市場サーバと前記銀行サーバとの間で通信され
    るデータのフォーマットは、全銀フォーマット、ＡＮＳ
    ＥＲフォーマット、ＸＭＬフォーマットのうち少なくと
    も１つであることを特徴とする電子商取引方法。