JP2002032677A - ユーザ誘導方法、コンテンツの広告方法、ユーザ誘導システム、オブジェクト制御システム、移動オブジェクト、記憶媒体及びプログラム伝送装置 - Google Patents

ユーザ誘導方法、コンテンツの広告方法、ユーザ誘導システム、オブジェクト制御システム、移動オブジェクト、記憶媒体及びプログラム伝送装置

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JP2002032677A
JP2002032677A JP2000197368A JP2000197368A JP2002032677A JP 2002032677 A JP2002032677 A JP 2002032677A JP 2000197368 A JP2000197368 A JP 2000197368A JP 2000197368 A JP2000197368 A JP 2000197368A JP 2002032677 A JP2002032677 A JP 2002032677A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの興味の有無に関わらず、当該ユーザ
を特定のサイト群へ誘導する手段を提供する。 【解決手段】 ネットワーク上における移動オブジェク
トの位置を管理する移動オブジェクト管理部10と、こ
の移動オブジェクトの位置に関する情報を生成し、この
ネットワークにアクセスしているユーザに提供するレー
ダー情報生成部20と、所定のユーザによりこの移動オ
ブジェクトが発見された場合に、予め設定された移動オ
ブジェクトの発見に伴う処理を実行する零距離処理部3
0とを備え、移動オブジェクト管理部10において所望
の位置に前記移動オブジェクトを配置することにより、
ユーザをネットワーク上の所望のコンテンツへ誘導す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上に
存在する所望のサイトやそのコンテンツへユーザを誘導
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、インターネットなどのネットワー
ク環境が広く普及しており、ネットワーク上には種々の
コンテンツを提供する膨大な数のサイトが存在してい
る。そのため、特定のサイト群にユーザを導き、各々の
サイトに掲載された情報にアクセスしてもらうことは、
重要な意味を持つ。
【0003】従来、この種のユーザの誘導手段として用
いられている手段としては、バナー広告や検索サイトへ
の登録などがあげられる。バナー広告は、所定のサイト
へのリンクを持つ広告オブジェクトである。このバナー
広告を訪問者の多い知名度の高いサイト(媒体サイト)
などに置いておく。これにより、バナー広告にて示され
た広告内容に興味を持ったユーザに当該バナー広告がク
リックされれば、当該ユーザを当該バナー広告がリンク
するサイトへ誘導することができる。
【0004】検索サイトは、ユーザからの検索要求に応
じてネットワーク上の情報の中から検索条件に合致する
ものを検索し、提示するサービスを提供するサイトであ
る。所定のサイトをこの検索サイトに登録しておくこと
により、当該サイトにて提供される内容に興味を持つユ
ーザが、検索サイトに対して検索要求を行えば、検索結
果として当該サイトが提示され、当該ユーザを当該サイ
トへ誘導することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のユーザ誘導手段は、ユーザを誘導しようとする
サイトの内容に対して知識や興味を持つユーザしか集め
ることができなかった。すなわち、当該サイトの内容に
対して興味を持たないユーザは、通常、バナー広告を見
ても当該サイトへ移動することはない。また、検索サイ
トで当該サイトを検索するような検索要求をすることも
ない。
【0006】そこで本発明は、ユーザの興味の有無に関
わらず、当該ユーザを特定のサイト群へ誘導する手段を
提供することを目的とする。
【0007】また本発明は、ユーザを特定のサイト群へ
誘導するために当該サイト群の間を移動する移動オブジ
ェクトを提供することを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、次のように構成されたことを特徴とする
ユーザ誘導方法を提供する。すなわち、ユーザにより取
得されるように定義づけられたオブジェクトを所定のサ
イトにおける所定の位置に出現させるステップと、この
オブジェクトを移動させるステップとを含み、このオブ
ジェクトを取得しようとするユーザをこのサイト上の所
定のコンテンツへ誘導する。
【0009】ここで、さらに詳しくは、このオブジェク
トを移動させるステップは、このオブジェクトを所定の
位置に出現させた後、ユーザによってこのオブジェクト
が取得されるのを待つステップと、このオブジェクトが
いずれかのユーザに取得された後、このサイト上の他の
位置にこのオブジェクトを出現させるステップとを含む
ことを特徴とする。
【0010】また、このユーザ誘導方法において、さら
に、オブジェクトを出現させた後、当該オブジェクトの
位置に関する情報を、当該オブジェクトを取得しようと
するユーザに提供するステップを含む構成とすることが
できる。
【0011】また、このオブジェクトを移動させるステ
ップにおいて、このオブジェクトを所定の経路に沿って
移動させ、このオブジェクトを取得しようとするユーザ
をこの経路に基づく特定の順序で所定のコンテンツへ誘
導することができる。
【0012】さらに、このユーザ誘導方法をネットワー
クに拡張すれば、このオブジェクトを出現させるステッ
プにおいて、ネットワークにて接続された複数のサイト
における所定の位置にこのオブジェクトを出現させ、こ
のオブジェクトを移動させるステップにおいて、このオ
ブジェクトをこのネットワーク上で移動させることを特
徴とする。
【0013】ここで、このオブジェクトを移動させるス
テップにおいて、このオブジェクトをこのネットワーク
上の複数のサイトに亙る所定の経路に沿って移動させ、
このオブジェクトを取得しようとするユーザをこの経路
に基づく特定の順序で所定のコンテンツへ誘導する構成
とすることができる。
【0014】また、本発明は、次のように構成されたこ
とを特徴とするコンテンツの広告方法を提供する。すな
わち、ユーザにより取得されるように定義づけられたオ
ブジェクトをネットワーク上の多くのユーザに閲覧され
ることを望むコンテンツ上に出現させるステップと、所
定のユーザによってこのコンテンツが閲覧された場合
に、多くのユーザに閲覧されることを望む他のコンテン
ツにこのオブジェクトを移動させるステップとを含み、
このオブジェクトを取得しようとするユーザをこれらの
コンテンツへ誘導することにより、これらのコンテンツ
を閲覧させる。
【0015】ここで、このオブジェクトを移動させるス
テップにおいて、多くのユーザに閲覧されることを望む
これらのコンテンツを含む経路に沿ってこのオブジェク
トを移動させることができる。このような構成とすれ
ば、広告対象であるコンテンツを、所望の順番でユーザ
に閲覧させることができる点で好ましい。
【0016】さらにまた、本発明は、次のように構成さ
れたことを特徴とするユーザ誘導システムを提供するこ
とができる。すなわち、ネットワーク上におけるオブジ
ェクトの位置を管理するオブジェクト管理部と、このオ
ブジェクトの位置に関する情報を生成し、このネットワ
ークにアクセスしているユーザに提供する位置情報生成
部と、所定のユーザによりこのオブジェクトが選択され
た場合に、予め設定されたオブジェクトの選択に伴う処
理を実行する処理部とを備える。そして、オブジェクト
管理部において所望の位置にこのオブジェクトを配置す
ることにより、ユーザを前記ネットワーク上の所望のコ
ンテンツへ誘導する。このシステムは、オブジェクト管
理部、位置情報生成部及び処理部の機能を備えた所定の
サーバ単体で実現することが可能である。したがって、
ネットワーク上にそのようなサーバを設けることによ
り、このオブジェクトを用いたユーザの誘導を実現でき
る点で優れている。
【0017】ここで、この処理部は、さらに詳しくは、
このオブジェクトが選択された場合にその旨をオブジェ
クト管理部に通知し、このオブジェクト管理部は、この
処理部からの通知を受け付けると、ユーザに選択された
このオブジェクトを消去し、他のオブジェクトをネット
ワーク上の他の位置に配置することを特徴とする。
【0018】さらに、処理部は、このオブジェクトが所
定のユーザにより選択された場合に、このオブジェクト
を選択したユーザに関する情報(名前やID情報など)
と共にこのオブジェクトが選択されたことをオブジェク
ト管理部に通知し、オブジェクト管理部は、この処理部
からの通知を受け付けた場合に、このオブジェクトの取
得者としてこのオブジェクトを選択したユーザに関する
情報を管理する。また、このオブジェクトが複数のユー
ザにより選択された場合には、特定のユーザのみをこの
オブジェクトの取得者とすることを特徴とする。ここ
で、オブジェクトを選択した複数のユーザのうち、いず
れのユーザをオブジェクトの取得者とするかは、任意の
規則に基づいて決定することができる。例えば、処理部
からオブジェクト管理部への最初の通知におけるユーザ
を取得者とすることができる。
【0019】また、本発明は、次のように構成されたオ
ブジェクト制御システムを提供することができる。すな
わち、ウェブページを格納したウェブサーバと、所定の
ウェブサーバと通信するメインサーバとを備え、このメ
インサーバは、このウェブサーバに格納された所定のウ
ェブページに、所定のオブジェクトを出現させまたは消
去する。
【0020】ここで、ユーザが閲覧しているウェブペー
ジにこのオブジェクトが存在する場合に、このオブジェ
クトを選択することができるものとする。そして、メイ
ンサーバは、ユーザによりこのオブジェクトが選択され
た場合に、このオブジェクトを消去して他のウェブペー
ジに出現させることを特徴とする。
【0021】またメインサーバは、所定のウェブサーバ
にアクセスしているユーザに対して、出現させているオ
ブジェクトの位置に関する情報を与えることを特徴とす
る。
【0022】ここで、ユーザに与えられるオブジェクト
の位置に関する情報は、このユーザに閲覧されているウ
ェブページからこのオブジェクトへ到達するための容易
さを示す情報である。かかる情報は、例えば、ウェブペ
ージのファイルが格納された場所の階層構造(この階層
構造はURLの構造から抽出できる)、検索エンジンで
用いられるカテゴリー別の分類、ハイパーリンクの接続
関係など、種々の関係に基づいて定義することができ
る。
【0023】また、本発明は、次のように構成されたこ
とを特徴とするオブジェクト制御システムを提供する。
すなわち、ネットワーク上のウェブサイトに格納されて
いるウェブページに埋め込まれるオブジェクトと、ネッ
トワーク上におけるこのオブジェクトの位置を管理する
オブジェクト管理手段とを備え、このオブジェクト管理
手段がこのオブジェクトのネットワーク上における位置
を変更することにより、このオブジェクトにネットワー
ク上を移動させる。このシステムは、このオブジェクト
を提供し、かつオブジェクト管理手段の機能を備えた所
定のサーバ単体で実現することが可能である。
【0024】ここで、このオブジェクト管理手段による
制御の一態様として、所定のユーザが閲覧しているウェ
ブページを、オブジェクトの位置に対応付け、このユー
ザによる閲覧ウェブページの移動に伴って、このオブジ
ェクトの位置を変更する構成とすることができる。
【0025】また、上記のようにオブジェクト自体にネ
ットワーク上を移動させるのではなく、オブジェクト本
体を所定のサーバに格納しておき、ネットワーク上のウ
ェブサイトに格納されているウェブページにこのオブジ
ェクト本体へ移動するためのリンクを張るリンク設定手
段と、このリンクを張るべきウェブページを決定するオ
ブジェクト位置管理手段とを備え、このオブジェクト位
置管理手段による制御に基づいて、リンク設定手段がリ
ンクを張る対象であるウェブページを変更する構成とす
ることができる。
【0026】この場合においても、オブジェクト位置管
理手段において、所定のユーザが閲覧しているウェブペ
ージを、オブジェクト本体へのリンクを張る対象のウェ
ブページとし、このユーザによる閲覧ウェブページの移
動に伴って、このオブジェクト本体へのリンクを張る対
象のウェブページを変更し、リンク設定手段において、
このオブジェクト位置管理手段の制御にしたがって、こ
のオブジェクト本体へのリンクを張り替える構成とする
ことができる。
【0027】また、本発明は、ネットワーク上のウェブ
サイトに格納されているウェブページに埋め込まれるオ
ブジェクトにおいて、このネットワーク上における位置
を所定の管理手段により管理され、この管理手段の制御
にしたがって所定のウェブページから他のウェブページ
へネットワーク上を移動することを特徴とする。
【0028】さらにまた、本発明は、所定のウェブサー
バに格納された所定のウェブページに、所定のオブジェ
クトを出現させる処理と、ユーザがこのウェブページを
閲覧してこのオブジェクトを選択した場合に、このオブ
ジェクトを他のウェブページに移動させる処理とをコン
ピュータに実行させるプログラムとして作成し、このプ
ログラムをこのコンピュータの入力手段が入力可能な形
式で記憶した記憶媒体として提供することができる。さ
らにまた、本発明は、かかるプログラムを記憶する記憶
手段と、この記憶手段からこのプログラムを読み出して
送信する送信手段とを備えたプログラム伝送装置として
提供することもできる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。まず、本発明の
概要を説明する。本発明は、特定のサイト群中に移動す
るオブジェクト(以下、移動オブジェクトと称す)を設
定する。そして、ユーザが当該移動オブジェクトを探索
することにより、サイトの内容に対する興味の有無に関
わらずに、当該サイト群中の多くのサイトを訪問するよ
うに仕向ける。移動オブジェクトを発見したユーザに対
して特典を与えることにより、移動オブジェクトを探索
しようとする動機付けを行うことができる。
【0030】移動オブジェクトの探索は、移動オブジェ
クトが存在する位置(所定のサイトにおける所定のウェ
ブページ)に関する情報を取得するツールであるレーダ
ーを用いて行う。レーダーは、移動オブジェクトの位置
そのものではなく、移動オブジェクトが存在するサイト
やウェブページとユーザが閲覧中のサイトとの間の距離
に基づいて、移動オブジェクトの位置を暗示する情報
(ヒント)をユーザに提示する。これにより、ユーザは
移動オブジェクトが存在しそうなサイトを巡ることとな
る。
【0031】図1は、本発明によるユーザの誘導システ
ムを実現するためのネットワーク構成を説明する図であ
る。図2は、本発明の概念をその代表的な実施例を基に
説明する図である。図1において、符号110はメイン
サーバであり、システム全体を管理する。符号111は
移動オブジェクト管理データベース(DB)であり、メ
インサーバ110の制御下で、移動オブジェクトの位置
や移動オブジェクトが所定のユーザに発見されたかどう
かといった情報を管理する。符号120はサイトサーバ
であり、種々のウェブページを格納したウェブサイトを
管理する。符号130はユーザ端末である。図示のよう
に、メインサーバ110、サイトサーバ120及びユー
ザ端末130は、インターネットなどのウェブベースの
ネットワークを介して接続されている。
【0032】図2に示すように、本発明においては、移
動オブジェクトを利用する契約を結んだサイトサーバ1
20に管理されるウェブサイトにより契約サイト群21
0が形成される。そして、メインサーバ110に管理さ
れた契約サイト群210中のウェブサイトに移動オブジ
ェクト220を出現させる。ユーザは、ユーザ端末13
0に実装されたレーダー230を用いて移動オブジェク
ト220を探索する。所定のユーザにより移動オブジェ
クト220が発見されると、発見者に関する情報などが
移動オブジェクト管理データベース111に格納され、
当該ユーザに予め設定された特典が付与される。発見さ
れた移動オブジェクト220は、契約サイト群210中
の他のウェブサイトに移動する。
【0033】次に、本発明によるユーザの誘導システム
を機能ブロックで示した実施の形態について説明する。
大きく分けて3種類の実施の形態を提示するが、各実施
の形態は、所定の機能ブロックを上述したメインサーバ
110、サイトサーバ120またはユーザ端末130の
いずれに設定するかにより、さらに多様に変形すること
ができる。
【0034】〔第1の実施の形態〕図3は、第1の実施
の形態におけるユーザ誘導システムの構成を説明する図
である。図3において、符号10は移動オブジェクト管
理部であり、移動オブジェクト220の位置や探索状況
といった情報を管理する。符号20はレーダー情報生成
部であり、レーダー230にてユーザに提示する移動オ
ブジェクト220に関する情報(以下、レーダー情報と
称す)を生成する。符号30は零距離処理部であり、移
動オブジェクト220が存在するウェブページにユーザ
が到達した場合、すなわち当該ウェブページをユーザが
閲覧している場合に、移動オブジェクト220を当該ウ
ェブページに表示し、ユーザが移動オブジェクト220
を発見した場合の処理を行う。符号40はレーダー表示
部であり、レーダー情報生成部20により生成されたレ
ーダー情報を持つレーダー230をユーザ端末130に
表示する。符号50は表示ページURL管理部であり、
ユーザが閲覧しているウェブページのURLを管理す
る。符号60はページ表示部であり、ユーザ端末130
においてウェブページを表示する。
【0035】上記構成において、移動オブジェクト管理
部10は、メインサーバ110に設けられる。また、レ
ーダー表示部40、表示ページURL管理部50及びペ
ージ表示部60は、ユーザ端末130に設けられる。実
際には、ページ表示部60はウェブブラウザにて実現さ
れ、レーダー表示部40及び表示ページURL管理部5
0はプラグインなどの手段により当該ウェブブラウザの
機能として実装される。レーダー情報生成部20及び零
距離処理部30は、メインサーバ110、サイトサーバ
120及びユーザ端末130のいずれかに設けることが
できる。以下では、レーダー情報生成部20及び零距離
処理部30を設ける場所を特定せずに説明を行い、その
後、本実施の形態を実現するネットワークシステムの態
様を示して、各態様についての説明を補足的に行うこと
とする。
【0036】図4は、図3のユーザ誘導システムによる
全体的な処理の流れを説明するフローチャートである。
図4を参照すると、まず、ユーザがユーザ端末130の
ページ表示部60にウェブページを表示する(ステップ
401)。このウェブページは、図2に示した契約サイ
ト群210に含まれるウェブサイトのウェブページであ
る。ページ表示部60にウェブページが表示されると、
ページ表示部60から表示ページURL管理部50へ、
表示されたウェブページのURLが通知される。この処
理は、ページ表示部60におけるウェブページの表示が
更新される度に行われる。
【0037】ここで、ページ表示部60と契約サイト群
210中のサイトサーバ120とは、零距離処理部30
を介して接続される。図5は、ページ表示部60とサイ
トサーバ120との接続関係を説明する図である。図5
を参照すると、ページ表示部60から発行されたページ
要求イベントは零距離処理部30を経てサイトサーバ1
20へ送られ、サイトサーバ120から返送されたウェ
ブページは零距離処理部30を経てページ表示部60に
送られる。そこで、ページ表示部60が表示する(すな
わちユーザが閲覧する)ウェブページに移動オブジェク
ト220が存在する場合には、サイトサーバ120から
送られたウェブページが零距離処理部30にて中継され
る際に移動オブジェクト220が付加されることとな
る。ページ表示部60が表示するウェブページに移動オ
ブジェクト220が存在しない場合は、零距離処理部3
0は何ら処理を行わず、当該ウェブページは零距離処理
部30を素通りすることとなる。また、ページ表示部6
0にて表示されたウェブページに移動オブジェクト22
0が存在する場合、ユーザが当該移動オブジェクト22
0を発見し、当該移動オブジェクト220のクリックが
なされたならば、当該イベントは零距離処理部30に受
け付けられることとなる。
【0038】次に、表示ページURL管理部50が、ペ
ージ表示部60にて表示されている閲覧中のウェブペー
ジのURLと共に、現在の移動オブジェクト220の位
置に関するレーダー情報の生成命令を、レーダー情報生
成部20に送る(ステップ402)。
【0039】次に、レーダー情報生成部20が、レーダ
ー情報の生成命令と共に受信したURLに基づいてレー
ダー情報を生成する(ステップ403)。生成されたレ
ーダー情報はユーザ端末130に送られ、レーダー表示
部40が表示するレーダー230に反映される。また、
レーダー情報生成部20は、レーダー情報を生成する際
に算出される、ユーザが閲覧中のウェブページと、移動
オブジェクト220が存在するウェブページとの間の距
離に応じて、零距離処理部30に処理を渡す(ステップ
404)。
【0040】零距離処理部30の処理は、閲覧中のウェ
ブページが移動オブジェクト220の存在するウェブペ
ージと同一である場合(ユーザが移動オブジェクト22
0の存在するウェブページに到達した場合)の処理と、
及び移動オブジェクト220の存在するウェブページか
ら他のウェブページへ移動した場合(離脱した場合)の
処理とに分かれる。
【0041】ユーザが移動オブジェクト220の存在す
るウェブページに到達した場合、後述するように、レー
ダー情報生成部20において、ユーザが移動オブジェク
ト220の存在するウェブページに到達したことが認識
されるので、レーダー情報生成部20から零距離処理部
30に対してユーザが到達したことを示す到達通知が行
われる(ステップ405)。これに応じて、零距離処理
部30は、ユーザ端末130のページ表示部60に移動
オブジェクト220を表示する(ステップ406)。ユ
ーザは、表示された移動オブジェクト220を発見する
と、所定の操作により移動オブジェクト220を発見し
たことを示す入力を行う。これに応じて、移動オブジェ
クト220の発見後の処理として、零距離処理部30が
所定のダイアログをユーザ端末130に表示し、当該ユ
ーザに関する情報の入力を促す。ダイアログに応じて入
力された情報は、零距離処理部30から移動オブジェク
ト管理部10に送られ、管理される(ステップ407、
408)。
【0042】一方、ユーザが移動オブジェクト220の
存在するウェブページを閲覧していながら、当該移動オ
ブジェクト220を発見できず、他のウェブページに移
動した場合、ユーザが移動オブジェクト220の存在す
るウェブページから離脱することとなる(ステップ40
7、401〜404)。この場合、後述するように、レ
ーダー情報生成部20において、ユーザが移動オブジェ
クト220の存在するウェブページから離脱したことが
認識されるので、レーダー情報生成部20から零距離処
理部30に対してユーザが離脱したことを示す離脱通知
が行われる(ステップ409)。これに応じて、零距離
処理部30は、ステップ406によりウェブページ中に
表示されていた移動オブジェクト220を消去する(ス
テップ410)。
【0043】なお、本実施の形態では、移動オブジェク
ト220の内容などに関するデータ(以下、内容データ
と称す)は移動オブジェクト管理部10の存在するメイ
ンサーバ110に格納するものとする。そして、契約サ
イト群210に含まれるウェブサイトのウェブページに
は、当該移動オブジェクト220の内容データにアクセ
スするためのリンクオブジェクトを表示する。すなわ
ち、契約サイト群210中に出現したリンクオブジェク
トをユーザがクリックすることによって、移動オブジェ
クト管理部10に格納されている移動オブジェクト22
0が起動することとなる。したがって、以下の説明で
は、所定のウェブページに当該リンクオブジェクトが存
在する場合、すなわち、当該ウェブページに移動オブジ
ェクト220の内容データへのリンクが張られている場
合に、当該ウェブページに移動オブジェクト220が存
在すると表現する。当然ながら、本実施の形態のように
移動オブジェクト220の内容データへのリンクオブジ
ェクトのみを移動させるのではなく、内容データを含む
移動オブジェクト220の実体を移動させるようにして
も良い。この場合、移動オブジェクト220の内容デー
タ自体が契約サイト群210に含まれるウェブサイトの
サイトサーバ120の間を転送されて移動することとな
る。そのため、常にメインサーバ110の移動オブジェ
クト管理部10とサイトサーバ120との間で通信を行
い、移動オブジェクト220の位置やユーザによる探索
状況を移動オブジェクト管理部10に通知する処理が必
要となる。
【0044】次に、機能ブロックによる個々の処理につ
いて詳細に説明する。図6は、図4のステップ402に
示した表示ページURL管理部50の動作を説明するフ
ローチャートである。図6を参照すると、表示ページU
RL管理部50は、まず、ページ表示部60から閲覧し
ているウェブページの変更通知を受信し(ステップ60
1、602)、当該通知から新しい閲覧中のウェブペー
ジのURLを取得する(ステップ603)。そして、レ
ーダー情報生成部20に対してレーダー情報の生成命令
を発行する(ステップ604)。
【0045】図7は、図4のステップ403、404に
示したレーダー情報生成部20の動作を説明するフロー
チャートである。図7を参照すると、レーダー情報生成
部20は、まず、表示ページURL管理部50からレー
ダー情報の生成命令を受信し(ステップ701、70
2)、当該命令から新しい閲覧中のウェブページのUR
Lを抽出する(ステップ703)。
【0046】次に、レーダー情報生成部20は、移動オ
ブジェクト管理部10に対して移動オブジェクト220
のURLの取得要求を送信し(ステップ704)、移動
オブジェクト220のURLを取得する(ステップ70
5)。そして、ステップ703で取得した閲覧中のウェ
ブページのURLとステップ705で取得した移動オブ
ジェクト220のURLとを比較し、その間の距離を調
べる(ステップ706)。本実施の形態では、上述した
ように移動オブジェクト220の内容データはメインサ
ーバ110に格納されており、当該移動オブジェクト2
20の内容データへのリンクオブジェクトが契約サイト
群210中を移動するので、当該リンクが張られるウェ
ブページのURLが移動オブジェクト220のURLと
して扱われることとなる。なお、二つのURLの間にお
ける距離をどのように定義するかについては後述する。
【0047】ステップ706において比較された二つの
URLの間における距離が0であったならば、レーダー
情報生成部20は、移動オブジェクト220が閲覧中の
ウェブページに存在するかどうかを識別するために設け
られた内部フラグである零距離フラグをオンにセットす
る(ステップ707、708)。そして、零距離処理部
30に対し、閲覧中のウェブページに移動オブジェクト
220が存在することを示す到達通知を行う(ステップ
709)。到達通知を発行した後、レーダー情報生成部
20は、閲覧中のウェブページに移動オブジェクト22
0が存在することを示すレーダー情報を生成し、ユーザ
端末130に送信する(ステップ710)。
【0048】一方、二つのURLの間における距離が0
でなかったならば、零距離フラグがオンかどうかを調
べ、オンであればオフにセットし直す(ステップ71
1、712)。そして、零距離フラグがオンであったこ
とから、ユーザが移動オブジェクト220の存在するウ
ェブページから他のウェブページに移動したことがわか
るので、零距離処理部30に対し、移動オブジェクト2
20の存在するウェブページから離脱したことを示す離
脱通知を行う(ステップ713)。零距離フラグがオフ
だった場合、または離脱通知を発行した後、レーダー情
報生成部20は、閲覧中のウェブページのURLと移動
オブジェクト220のURLとの間の距離に基づいてレ
ーダー情報を生成し、ユーザ端末130に送信する(ス
テップ714)。
【0049】図8は、図4のステップ405、406、
409、410に示した零距離処理部30の動作を説明
するフローチャートである。図8を参照すると、零距離
処理部30は、レーダー情報生成部20から到達通知を
受信することにより(ステップ801、802)、ユー
ザが移動オブジェクト220の存在するウェブページに
到達したことがわかるので、当該ウェブページに移動オ
ブジェクト220へのリンクを付加してユーザ端末13
0のページ表示部60に送る。これにより、当該移動オ
ブジェクト220へのリンクを含むウェブページをペー
ジ表示部60に表示させる(ステップ803)。具体的
には、例えば当該ウェブページに移動オブジェクト22
0へリンクするアイコンを表示することができる。以上
の処理が図4におけるステップ405の到達通知処理及
びステップ406の表示処理に該当する。
【0050】零距離処理部30は、移動オブジェクト2
20の表示処理を行った後、さらにレーダー情報生成部
20から離脱通知を受信すると(ステップ804)、ユ
ーザが移動オブジェクト220の存在するウェブページ
から離脱したことがわかるので、ステップ803で表示
した移動オブジェクト220へのリンクを当該ウェブペ
ージから削除する(ステップ805、806)。以上の
処理が図4におけるステップ409の離脱通知処理及び
ステップ410の消去処理に該当する。
【0051】また、移動オブジェクト220の表示処理
を行った後、レーダー情報生成部20から離脱通知を受
信することなく、ページ表示部60から移動オブジェク
ト220へのリンクをクリックしたというイベントを受
け付けると(ステップ807、808)、零距離処理部
30は、移動オブジェクト管理部10に対して、移動オ
ブジェクト220の内容データの取得要求を行う(ステ
ップ809)。これに応じて、移動オブジェクト管理部
10から移動オブジェクト220の内容データが返送さ
れる(ステップ810)。
【0052】移動オブジェクト220の取得が確認され
たならば、零距離処理部30は、次に、ユーザ端末13
0に対して移動オブジェクト220の発見後の処理を実
行するためのダイアログの表示を要求する(ステップ8
11、812)。これに応じて、ユーザ端末130が所
定のダイアログを表示し、ユーザからの入力を受け付け
る。具体的にどのような入力を行うかは、本実施の形態
による移動オブジェクト220を用いたユーザ誘導シス
テムをどのような目的で用いるかによって異なるが、例
えば移動オブジェクト220を取得したユーザを識別す
るためのID情報などが入力されることとなる。ダイア
ログへの入力により入力された入力データは、零距離処
理部30を介して移動オブジェクト管理部10に送ら
れ、管理される。
【0053】図9は、移動オブジェクト管理部10の動
作を説明するフローチャートである。図9を参照する
と、移動オブジェクト管理部10は、レーダー情報生成
部20から移動オブジェクト220のURLの取得要求
を、また零距離処理部30から移動オブジェクト220
の取得要求を受信する。そして、レーダー情報生成部2
0から、移動オブジェクト220のURLの取得要求を
受信した場合は(ステップ901、902)、当該移動
オブジェクト220のURLを、当該要求の送信元であ
るレーダー情報生成部20に返送する(ステップ90
3)。
【0054】一方、零距離処理部30から移動オブジェ
クト220の取得要求を受信した場合は(ステップ90
4、905)、その取得要求に対する応答を行うと共
に、当該移動オブジェクト220の内容データなどを当
該要求の送信元である零距離処理部30に返送する(ス
テップ906)。
【0055】ここで、移動オブジェクト220の取得要
求の受け入れは契約サイト群210中のウェブページに
アクセスしているユーザ端末130に対して並行に行わ
れる。したがって、移動オブジェクト220へのリンク
クリックにより、移動オブジェクト220の取得要求
が、同時に複数発生する場合がある。この場合、移動オ
ブジェクト管理部10は、特定のユーザのみを当該移動
オブジェクト220の取得者として他のユーザを排除す
る排他制御を行うことが必要である。具体的には、移動
オブジェクト220を最初に発見したユーザを検出し、
そのユーザに対して、「移動オブジェクトを取得でき
た」という返答を行う(取得応答)。この取得応答の中
には、当該移動オブジェクトに関する情報(IDや内容
など)が含まれる。また、他のユーザに対しては「移動
オブジェクトは他のユーザに取られてしまった」という
返答を行う(取得不可応答)。なお、ここでは、最初に
移動オブジェクト220を発見したユーザを取得者とし
たが、その他の任意の基準で決定した特定のユーザを取
得者とするようにしても良い。
【0056】図10は、二つの移動オブジェクト220
に対して四つの取得要求が同時になされた場合における
移動オブジェクト管理部10の処理を説明する図であ
る。図10の例では、図10(a)、(b)に示すよう
に、四つの取得要求(要求1〜4)のうち、要求1、2
は移動オブジェクト220を取得できた。そこで、図1
0(c)に示すように、要求1、2を送信したユーザ端
末130に対して取得応答を返送し、要求3、4を送信
したユーザ端末130に対して取得不可応答を返送して
いる。
【0057】また、図示しないが、移動オブジェクト管
理部10は、零距離処理部30による移動オブジェクト
220の発見後の処理において所定のダイアログを用い
て入力された入力データを、零距離処理部30から受け
付け、移動オブジェクト220を取得したユーザに関す
る情報を管理する。
【0058】次に、レーダー表示部40によりユーザ端
末130に表示されるレーダー230について説明す
る。レーダー230は、閲覧中のウェブページから目標
である移動オブジェクト220までの距離を、ユーザが
目視できる表現形式で提示する。ここで、閲覧中のウェ
ブページから移動オブジェクト220までの距離(すな
わち、ユーザが閲覧しているウェブページのURLと移
動オブジェクト220の存在するURLとの間の距離)
とは、物理的な距離ではなく、閲覧中のウェブページか
ら移動オブジェクト220に到達するための容易さを数
値的に示す概念である。この距離は種々の方法で定義す
ることができる。以下、いくつかの距離の定義を例示
し、その算出方法を説明する。
【0059】まず、URLの構造を利用したURL間の
距離の定義について説明する。URLは、ファイルの格
納場所の階層構造に従って、サイト名やファイル名を列
記するため、このURLにて示される階層構造に基づい
て距離を定義することができる。図11は、URLの構
造を利用して定義されたURL間の距離を説明する図で
ある。図11を参照すると、URLにて示されるファイ
ルの格納場所の階層構造が木構造図で表現されている。
同図において、アスタリスク(*)の付されたURLが
移動オブジェクト220の存在するURLである。ま
た、各ノードに付された数字は移動オブジェクト220
からの距離を示す数値である。例えば、「com.ibm.www/
products/index.html」に対して、枝を一つ辿ることに
よって到達できる「com.ibm.www/products」は、距離1
である。同様に、枝を二つ辿ることによって到達できる
「com.ibm.www」は、距離2である。また、「com.ibm.w
ww/products」と同じ階層に位置する「com.ibm.www/new
s」や「com.ibm.www/services」は、枝を三つ辿ること
によって到達できるので、距離3である。
【0060】次に、ウェブサイトの意味的な階層構造を
利用したURL間の距離の定義について説明する。検索
エンジンなどで用いられるウェブサイトのカテゴリー別
の分類を用いて距離を定義することができる。図12
は、ウェブサイトのカテゴリー別の分類を示す意味的な
階層構造を利用して定義されたURL間の距離を説明す
る図である。図12を参照すると、カテゴリー別の分類
による階層構造が木構造図で表現されている。同図にお
いて、アスタリスク(*)の付されたURLが移動オブ
ジェクト220の存在するURLである。また、各ノー
ドに付された数字は移動オブジェクト220からの距離
を示す数値である。例えば、「企業」の「コンピュー
タ」に分類される「IBM」に対して、枝を一つ辿るこ
とによって到達できる分類項目「コンピュータ」は距離
1である。同様に、「IBM」と同じ階層に位置する
「○○電気」や「××コンピュータ」は、枝を二つ辿る
ことによって到達できるので、距離2である。また、分
類項目「印刷」の「△△印刷」は、枝を四つ辿ることに
よって到達できるので、距離4である。
【0061】次に、ウェブページのハイパーリンクの接
続関係に基づくURL間の距離の定義について説明す
る。所定のウェブページを閲覧しているユーザ端末13
0は、ページ中に設定されたハイパーリンクにより他の
ウェブページへジャンプ(移動)することができる。し
たがって、閲覧中のウェブページから移動オブジェクト
220の存在するウェブページへ到達するために必要な
ジャンプの回数を、当該ウェブページ間の距離とするこ
とができる。図13は、所定のサイトにおけるウェブペ
ージのハイパーリンク利用して定義されたURL間の距
離を説明する図である。図13を参照すると、複数のウ
ェブページの間のハイパーリンクによる接続関係が示さ
れている。同図において、アスタリスク(*)の付され
たURLが移動オブジェクト220の存在するURLで
ある。また、各ノードに付された数字は移動オブジェク
ト220からの距離を示す数値である。例えば、「採用
情報」のウェブページに対して、1回のジャンプで到達
する「この企業について」というウェブページは、距離
1である。同様に、3回のジャンプで到達できる「新製
品News」や「製品一覧」は、距離3である。また、
他の関連サイトへ移動するには3回のジャンプが必要で
あるので、当該他の関連サイトから図示のサイトへ移動
するのに要するジャンプの回数に3を加えた値が「採用
情報」のウェブページまでの距離となる。
【0062】また、上記のようにURLの構造やウェブ
ページの分類や接続関係といった構造的な情報を用いる
ほかに、URLの表記をマッチングすることにより、所
定のウェブページのURLと移動オブジェクト220の
存在するURLとの間の距離を定義することができる。
例えば、二つのURLを比較し、異なっている文字数を
二つのURLの間の距離とすることができる。すなわ
ち、 (1)http://www.ibm.com/news/index.htmlと (2)http://www.ibm.co.jp/news/index.html とでは、(1)の「com」の部分と(2)の「co.jp」の
部分とにおいて3文字異なっている。そこで、これらの
URLの間の距離を3と定義することができる。また、
URLの中に特定のキーワード(文字列)をいくつ含む
かに応じて距離を設定することもできる。さらにまた、
ネットワークにおける物理的な接続関係を利用し、目的
サイトに対するネットワークの応答時間や、目的サイト
までに経由するコンピュータ数などを利用しても良い。
【0063】これらの手法により定義されたURL間の
距離に基づいて生成されるレーダー230の表現形式に
ついて説明する。図14は、レーダー230の構成例を
示す図である。同図に示すレーダー230は、極座標系
を用いて閲覧中のウェブページに対する移動オブジェク
ト220の位置を概略的に表示する。すなわち、閲覧中
のウェブページを中心とし、移動オブジェクト220の
位置を、パラメータ(r,θ)で示す。ここで、パラメ
ータrは閲覧中のウェブページと移動オブジェクト22
0との間の距離を示し、パラメータθはユーザの好みや
移動オブジェクト220が存在するウェブサイトの種類
などに応じて設定される。実際に使用する際には、パラ
メータθを厳密に設定する必要はない。例えば、座標系
をいくつかの扇形の領域に分け、例えばユーザの趣味な
どに応じて領域を割り当てておき、移動オブジェクト2
20が存在するウェブサイトやウェブページの種類に応
じて適当な領域に移動オブジェクト220を示す印を表
示するといった用い方ができる。
【0064】また、上記のような極座標系を用いたレー
ダーチャートで示す代わりに、単に閲覧中のウェブペー
ジと移動オブジェクト220との間の距離を示す数字を
表示したり、ウェブページの閲覧履歴に基づいて移動オ
ブジェクト220に対する距離の変化の軌跡を示すグラ
フを表示したりすることもできる。さらに、移動オブジ
ェクト220の存在するウェブページを格納したウェブ
サイトを羅列したリストを表示することもできる。この
リストにおいて、閲覧中のウェブページとリストの要素
であるウェブサイトとの距離に応じて当該要素の表示色
を変えることにより、当該距離をユーザに知らせるよう
にしても良い。ユーザが移動オブジェクト220の出現
する可能性のある契約サイト群210以外のウェブサイ
トのウェブページを閲覧している場合、距離の定義方法
によっては、閲覧中のウェブページと移動オブジェクト
220との間の距離が膨大になってしまう場合がある。
そこで、そのような場合にはリスト形式でレーダー表示
を行い、契約サイト群210またはその中の実際に移動
オブジェクト220が存在するウェブサイトへ移動した
後に、図14に示したレーダーチャートや数値表示、グ
ラフなどの形式でレーダー表示を行うようにしても良
い。
【0065】次に、本実施の形態を実現するネットワー
クシステムの態様について説明する。図15は、上述し
たネットワークシステムの態様の一覧を示す図である。
上述したように、本実施の形態において、移動オブジェ
クト管理部10はメインサーバ110に設けられ、レー
ダー表示部40、表示ページURL管理部50及びペー
ジ表示部60はユーザ端末130に設けられる。したが
って、レーダー情報生成部20及び零距離処理部30を
どこに設けるかによって、いくつかの態様に分類するこ
とができる。図15を参照すると、本実施の形態を実現
するネットワークシステムの態様としては、レーダー情
報生成部20及び零距離処理部30の両方がユーザ端末
130に設けられたS−C−C型、レーダー情報生成部
20がユーザ端末130に設けられ零距離処理部30が
メインサーバ110またはサイトサーバ120に設けら
れたS−C−S型、レーダー情報生成部20がメインサ
ーバ110に設けられ零距離処理部30がユーザ端末1
30に設けられたS−S−C型、レーダー情報生成部2
0がメインサーバ110に設けられ零距離処理部30が
メインサーバ110またはサイトサーバ120に設けら
れたS−S−S型、レーダー情報生成部20及び零距離
処理部30の両方がサイトサーバ120に設けられたS
−Ss−Ss型の5種類の態様が示されている。
【0066】図15におけるS−C−C型の態様によれ
ば、上述した本実施の形態の動作において、表示ペー
ジURL管理部50からレーダー情報生成部20へレー
ダー情報の生成命令を送る動作、レーダー情報生成部
20からレーダー表示部40へレーダー情報を送る動
作、ページ表示部60がウェブページを取得したり当
該ウェブページに対する操作によりイベントを発行した
りする場合や、ダイアログの生成及びダイアログへのデ
ータ入力を行う場合におけるページ表示部60と零距離
処理部30との間でのデータの送受信、レーダー情報
生成部20から零距離処理部30への到達通知及び離脱
通知の各動作は、ユーザ端末130の内部で処理され
る。また、移動オブジェクト220が発見された場合
における零距離処理部30と移動オブジェクト管理部1
0との間でのデータの送受信は、零距離処理部30を備
えたユーザ端末130と移動オブジェクト管理部10を
備えたメインサーバ110との間におけるデータ通信に
より実行される。なお、この態様において、レーダー情
報生成部20及び零距離処理部30は、ユーザ端末13
0において、プラグインなどの手段によりウェブブラウ
ザの機能として設けても良いし、アプリケーションプロ
グラムとして提供しても良い。
【0067】次に、S−C−S型のうち、零距離処理部
30がメインサーバ110に設けられる態様によれば、
上記の動作において、表示ページURL管理部50か
らレーダー情報生成部20へレーダー情報の生成命令を
送る動作、レーダー情報生成部20からレーダー表示
部40へレーダー情報を送る動作は、ユーザ端末130
の内部で処理される。また、ページ表示部60がウェ
ブページを取得したり当該ウェブページに対する操作に
よりイベントを発行したりする場合や、ダイアログの生
成及びダイアログへのデータ入力を行う場合におけるペ
ージ表示部60と零距離処理部30との間でのデータの
送受信、レーダー情報生成部20から零距離処理部3
0への到達通知及び離脱通知の各動作は、ページ表示部
60及びレーダー情報生成部20を備えたユーザ端末1
30と零距離処理部30を備えたメインサーバ110と
の間におけるデータ通信により実行される。また、移
動オブジェクト220が発見された場合における零距離
処理部30と移動オブジェクト管理部10との間でのデ
ータの送受信は、メインサーバ110の内部で処理され
る。なお、この態様において、レーダー情報生成部20
は、ユーザ端末130において、プラグインなどの手段
によりウェブブラウザの機能として設けても良いし、ア
プリケーションプログラムとして提供しても良い。
【0068】次に、S−C−S型のうち、零距離処理部
30がサイトサーバ120に設けられる態様によれば、
上記零距離処理部30がメインサーバ110に設けられ
る場合と比べて次の点が異なる。すなわち、ページ表
示部60がウェブページを取得したり当該ウェブページ
に対する操作によりイベントを発行したりする場合や、
ダイアログの生成及びダイアログへのデータ入力を行う
場合におけるページ表示部60と零距離処理部30との
間でのデータの送受信、レーダー情報生成部20から
零距離処理部30への到達通知及び離脱通知の各動作
が、ユーザ端末130とサイトサーバ120との間にお
けるデータ通信により実行される。また、移動オブジ
ェクト220が発見された場合における零距離処理部3
0と移動オブジェクト管理部10との間でのデータの送
受信は、サイトサーバ120とメインサーバ110との
間におけるデータ通信により実行される。
【0069】次に、S−S−C型の態様によれば、上記
の動作のうち、表示ページURL管理部50からレー
ダー情報生成部20へレーダー情報の生成命令を送る動
作、レーダー情報生成部20からレーダー表示部40
へレーダー情報を送る動作、レーダー情報生成部20
から零距離処理部30への到達通知及び離脱通知、移
動オブジェクト220が発見された場合における零距離
処理部30と移動オブジェクト管理部10との間でのデ
ータの送受信の各動作は、移動オブジェクト管理部10
及びレーダー情報生成部20を備えたメインサーバ11
0と零距離処理部30を備えたユーザ端末130との間
におけるデータ通信により実行される。また、ページ
表示部60がウェブページを取得したり当該ウェブペー
ジに対する操作によりイベントを発行したりする場合
や、ダイアログの生成及びダイアログへのデータ入力を
行う場合におけるページ表示部60と零距離処理部30
との間でのデータの送受信は、ユーザ端末130の内部
で処理される。なお、この態様において、零距離処理部
30は、ユーザ端末130において、プラグインなどの
手段によりウェブブラウザの機能として設けても良い
し、アプリケーションプログラムとして提供しても良
い。
【0070】次に、S−S−S型のうち、零距離処理部
30がメインサーバ110に設けられる態様によれば、
上記の動作において、表示ページURL管理部50か
らレーダー情報生成部20へレーダー情報の生成命令を
送る動作、レーダー情報生成部20からレーダー表示
部40へレーダー情報を送る動作、ページ表示部60
がウェブページを取得したり当該ウェブページに対する
操作によりイベントを発行したりする場合や、ダイアロ
グの生成及びダイアログへのデータ入力を行う場合にお
けるページ表示部60と零距離処理部30との間でのデ
ータの送受信の各動作は、レーザー情報生成部20及び
零距離処理部30を備えたメインサーバ110とユーザ
端末130との間におけるデータ通信で実行される。ま
た、レーダー情報生成部20から零距離処理部30へ
の到達通知及び離脱通知、移動オブジェクト220が
発見された場合における零距離処理部30と移動オブジ
ェクト管理部10との間でのデータの送受信の各動作
は、メインサーバ110の内部で処理される。
【0071】次に、S−S−S型のうち、零距離処理部
30がサイトサーバ120に設けられる態様によれば、
上記零距離処理部30がメインサーバ110に設けられ
る場合と比べて次の点が異なる。すなわち、ページ表
示部60がウェブページを取得したり当該ウェブページ
に対する操作によりイベントを発行したりする場合や、
ダイアログの生成及びダイアログへのデータ入力を行う
場合におけるページ表示部60と零距離処理部30との
間でのデータの送受信が、ユーザ端末130とサイトサ
ーバ120との間におけるデータ通信により実行され
る。また、レーダー情報生成部20から零距離処理部
30への到達通知及び離脱通知、移動オブジェクト2
20が発見された場合における零距離処理部30と移動
オブジェクト管理部10との間でのデータの送受信の各
動作が、サイトサーバ120とメインサーバ110との
間におけるデータ通信により実行される。
【0072】次に、S−Ss−Ss型の態様によれば、
上記の動作に置いて、表示ページURL管理部50か
らレーダー情報生成部20へレーダー情報の生成命令を
送る動作、レーダー情報生成部20からレーダー表示
部40へレーダー情報を送る動作、ページ表示部60
がウェブページを取得したり当該ウェブページに対する
操作によりイベントを発行したりする場合や、ダイアロ
グの生成及びダイアログへのデータ入力を行う場合にお
けるページ表示部60と零距離処理部30との間でのデ
ータの送受信の各動作は、レーダー情報生成部20及び
零距離処理部30を備えたサイトサーバ120とユーザ
端末130との間におけるデータ通信により実行され
る。また、レーダー情報生成部20から零距離処理部
30への到達通知及び離脱通知、移動オブジェクト2
20が発見された場合における零距離処理部30と移動
オブジェクト管理部10との間でのデータの送受信は、
サイトサーバ120の内部で処理される。
【0073】上述したように、S−C−S型及びS−S
−S型の二つの態様では、零距離処理部30をメインサ
ーバ110に設ける場合とサイトサーバ120に設ける
場合とがあるが、これらの相違点について説明する。上
述したように、一つの移動オブジェクト220が複数の
ユーザにより発見された場合は、特定のユーザを移動オ
ブジェクト220の取得者とし、他のユーザによる移動
オブジェクト220の発見のイベント(移動オブジェク
ト220へのリンクのクリックイベントなど)を無効と
する排他制御を行うことが必要である。メインサーバ1
10に零距離処理部30が存在する場合は、同一の移動
オブジェクト220に対する発見のイベントを、メイン
サーバ110が複数受け付けることとなる。したがっ
て、メインサーバ110の内部で取得者以外のユーザに
よる発見のイベントに対する排他制御を行い、その結果
をユーザ端末130に通知する。このため、メインサー
バ110の負担が大きく、また通信トラフィックが増加
する。
【0074】これに対し、サイトサーバ120に零距離
処理部30が存在する場合は、移動オブジェクト220
が発見されると直ちに当該サイトサーバ120上で他の
ユーザによる発見のイベントを無効とすることができ
る。その結果、移動オブジェクト220がいずれかのユ
ーザに発見された際の処理は、サイトサーバ120から
メインサーバ110へ移動オブジェクト220を取得し
たという結果を通知するのみとなる。したがって、メイ
ンサーバ110の負担が軽減され、通信トラフィックも
減少する。ただし、サイトサーバ120において零距離
処理部30を実現するためのプログラムをインストール
することが必要となり、当該ウェブサイトの管理者にも
負担がかかる。
【0075】以上のように、零距離処理部30をメイン
サーバ110に設けてもサイトサーバ120に設けて
も、それぞれ長所と短所とがある。したがって、システ
ムの運用形態などに応じて使い分けることが望ましい。
【0076】図16乃至図19は、上記のようなネット
ワークシステムの態様を実現するネットワーク構成を例
示する図である。図16に示す構成例は、S−C−S型
やS−S−S型における零距離処理部30をメインサー
バ110に設けた態様の構成例である。図示のように、
ユーザ端末130がメインサーバ110を介してネット
ワークに接続される。したがって、ユーザ端末130か
らサイトサーバ120に対して行う種々の操作がメイン
サーバ110において管理され、上述した移動オブジェ
クト220の出現や消去、ユーザによる移動オブジェク
ト220の取得などの処理を制御することができる。
【0077】図17に示す構成例は、同じくS−C−S
型やS−S−S型における零距離処理部30をメインサ
ーバ110に設けた態様の他の構成例である。図示のよ
うに、ユーザ端末130がプロキシサーバ140を介し
てネットワークに接続される。そして、ユーザ端末13
0からサイトサーバ120に対して行う種々の操作に関
して、必要に応じてメインサーバ110による処理が施
されることとなる。
【0078】図18に示す構成例は、S−C−S型やS
−S−S型、S−Ss−Ss型などにおける零距離処理
部30をサイトサーバ120に設けた態様の構成例であ
る。図示のように、サイトサーバ120に、零距離処理
部30の機能を実現するためのプラグイン121が付加
されている。したがって、移動オブジェクト220の出
現や消去、ユーザによる移動オブジェクト220の取得
などの処理をサイトサーバ120において制御すること
ができる。
【0079】図19に示す構成例は、S−C−C型やS
−S−C型における零距離処理部30をユーザ端末13
0に設けた態様における構成例である。図示のように、
ユーザ端末130のウェブブラウザ131に対して、レ
ーダー情報生成部20や零距離処理部30の機能を実現
するためのプラグイン132が付加されている。したが
って、移動オブジェクト220の出現や消去、ユーザに
よる移動オブジェクト220の取得などの処理をユーザ
端末130において制御し、結果のみをメインサーバ1
10に送信するといった実施ができる。以上、図16乃
至図19に示したネットワーク構成を適宜組み合わせる
ことにより、本実施の形態におけるユーザ誘導システム
を実現することができる。
【0080】〔第2の実施の形態〕図20は、第2の実
施の形態におけるユーザ誘導システムの構成を説明する
図である。図20において、符号11は移動オブジェク
ト一括管理部であり、移動オブジェクト220の位置や
探索状況といった情報を管理する。符号12はユーザ固
有移動オブジェクト管理部であり、移動オブジェクト一
括管理部11による移動オブジェクト220の管理をユ
ーザ端末130ごとに支援する。符号31は零距離処理
部であり、移動オブジェクト220が存在するウェブペ
ージにユーザが到達した場合、すなわち当該ウェブペー
ジをユーザが閲覧している場合に、移動オブジェクト2
20を当該ウェブページに表示し、ユーザが移動オブジ
ェクト220を発見した場合の処理を行う。レーダー情
報生成部20、レーダー表示部40、表示ページURL
管理部50及びページ表示部60は、図3に示した第1
の実施の形態におけるレーダー情報生成部20、レーダ
ー表示部40、表示ページURL管理部50及びページ
表示部60と同様であるため、同一の符号を付して説明
を省略する。なお、本実施の形態においては、レーダー
情報生成部20はユーザ端末130に設けられる。
【0081】上記構成において、移動オブジェクト一括
管理部11は、メインサーバ110に設けられる。ま
た、ユーザ固有移動オブジェクト管理部12は、移動オ
ブジェクト220を取得するイベントに参加するユーザ
のユーザ端末130に設けられる。なお、ユーザ固有移
動オブジェクト管理部12は、プラグインなどの手段に
よりユーザ端末130のウェブブラウザの機能として設
けても良いし、アプリケーションプログラムとして提供
しても良い。本実施の形態においては、メインサーバ1
10に設けられた移動オブジェクト一括管理部11は、
移動オブジェクト220の位置や探索状況、取得状況な
どの情報を管理するのみである。そして、ユーザ固有移
動オブジェクト管理部12において、移動オブジェクト
220の内容データの保管、レーダー情報生成部20と
の間で行う移動オブジェクト220の位置情報に関する
処理、及び零距離処理部31との間で行う移動オブジェ
クト220の取得に関する処理を行う。
【0082】上記のように、本実施の形態では、移動オ
ブジェクト220の内容データ及び位置情報を各ユーザ
端末130が保有する。そのため、当該移動オブジェク
ト220が所定のユーザに発見された場合、各ユーザ端
末130におけるユーザ固有移動オブジェクト管理部1
2が保有する当該移動オブジェクト220に関する情報
(以下、この情報を割り当て情報と称し、この情報をユ
ーザ固有移動オブジェクト管理部12に与えることを移
動オブジェクトの割り当てと称す)を更新する必要があ
る。そこで、移動オブジェクト220の割り当て情報の
有効期限を定め、当該有効期限を超過したならば、当該
割り当て情報を破棄して改めて移動オブジェクト220
の割り当てを受ける。
【0083】また、移動オブジェクト220が所定のユ
ーザに発見された場合は、当該ユーザ端末130のユー
ザ固有移動オブジェクト管理部12から移動オブジェク
ト一括管理部11へその旨の通知が行われる。したがっ
て、複数のユーザ端末130におけるユーザ固有移動オ
ブジェクト管理部12から同一の移動オブジェクト22
0に対する発見の通知があった場合は、移動オブジェク
ト一括管理部11において排他制御を行う。
【0084】図21は、図20のユーザ誘導システムに
よる全体的な処理の流れを説明するフローチャートであ
る。図21を参照すると、まず、初期設定として移動オ
ブジェクト一括管理部11から各ユーザ端末130のユ
ーザ固有移動オブジェクト管理部12に対して移動オブ
ジェクト220の割り当てが行われる(ステップ210
1)。これにより、各ユーザ端末130において、移動
オブジェクト220に関する種々の情報(レーダー情報
や内容データなど)を取得することが可能となる。
【0085】次に、ユーザがユーザ端末130のページ
表示部60にウェブページを表示する(ステップ210
2)。このウェブページは、図2に示した契約サイト群
210に含まれるウェブサイトのウェブページである。
ページ表示部60にウェブページが表示されると、ペー
ジ表示部60から表示ページURL管理部50へ、表示
されたウェブページのURLが通知される。
【0086】次に、表示ページURL管理部50が、ペ
ージ表示部60にて表示されている閲覧中のウェブペー
ジのURLと共に、現在の移動オブジェクト220の位
置に関するレーダー情報の生成命令を、レーダー情報生
成部20に送る(ステップ2103)。
【0087】次に、レーダー情報生成部20が、レーダ
ー情報の生成命令と共に受信したURLに基づいてレー
ダー情報を生成する(ステップ2104)。生成された
レーダー情報はユーザ端末130に送られ、レーダー表
示部40が表示するレーダー230に反映される。ま
た、レーダー情報生成部20は、レーダー情報を生成す
る際に算出される、ユーザが閲覧中のウェブページと、
移動オブジェクト220が存在するウェブページとの間
の距離に応じて、零距離処理部31に処理を渡す(ステ
ップ2105)。
【0088】ユーザがページ表示部60に表示するウェ
ブページを移動し、移動オブジェクト220の存在する
ウェブページに到達した場合、レーダー情報生成部20
から零距離処理部31に対してユーザが到達したことを
示す到達通知が行われる(ステップ2106)。これに
応じて、零距離処理部31は、ユーザ端末130のペー
ジ表示部60に移動オブジェクト220を表示する(ス
テップ2107)。ユーザは、表示された移動オブジェ
クト220を発見すると、所定の操作により移動オブジ
ェクト220を発見したことを示す入力を行う。これに
応じて、零距離処理部31が所定のダイアログをユーザ
端末130に表示し、当該ユーザに関する情報の入力を
促す。ダイアログに応じて入力された情報は、零距離処
理部31からユーザ固有移動オブジェクト管理部12に
送られ、移動オブジェクト一括管理部11に通知される
(ステップ2108、2109)。
【0089】一方、ユーザが移動オブジェクト220の
存在するウェブページから離脱した場合(ステップ21
08、2101〜2105)、レーダー情報生成部20
から零距離処理部31に対してユーザが離脱したことを
示す離脱通知が行われる(ステップ2110)。これに
応じて、零距離処理部31は、ステップ2107により
ウェブページ中に表示されていた移動オブジェクト22
0を消去する(ステップ2111)。
【0090】ユーザが移動オブジェクト220を発見し
た場合、移動オブジェクト220の存在するウェブペー
ジから離脱した場合、及びステップ2101で割り当て
られた割り当て情報の有効期限が切れた場合は、改めて
移動オブジェクト220の割り当てが行われる(ステッ
プ2101)。
【0091】次に、ユーザ固有移動オブジェクト管理部
12及び移動オブジェクト一括管理部11の処理につい
て詳細に説明する。図22は、ユーザ固有移動オブジェ
クト管理部12の動作を説明するフローチャートであ
る。図22を参照すると、ユーザ固有移動オブジェクト
管理部12は、移動オブジェクト220のURLの取得
に関する処理と、移動オブジェクト220の取得に関す
る処理と、移動オブジェクト220の割り当て情報の有
効期限に関する処理と、移動オブジェクト220の再割
り当てに関する処理とを行う。すなわち、レーダー情報
生成部20から、移動オブジェクト220のURLの取
得要求を受信した場合は(ステップ2201、220
2)、当該移動オブジェクト220のURLを、当該要
求の送信元であるユーザ端末130のレーダー情報生成
部20に返送する(ステップ2203)。また、零距離
処理部31から移動オブジェクト220の取得要求を受
信した場合は(ステップ2204、2205)、移動オ
ブジェクト220が所定のユーザにより発見されたこと
を移動オブジェクト一括管理部11に通知する(ステッ
プ2206)。また、その取得要求に対する応答を行う
と共に、当該移動オブジェクト220の内容データなど
を当該要求の送信元である零距離処理部31に返送する
(ステップ2207)。さらに、移動オブジェクト22
0の割り当て情報の有効期限が切れたときは(ステップ
2208、2209)、移動オブジェクト一括管理部1
1に対して割り当て情報の期限切れを示す通知(期限切
れ通知)を発行する(ステップ2210)。そして、移
動オブジェクト一括管理部11から移動オブジェクト2
20の再割り当てが行われたならば(ステップ221
1、2212)、保有している移動オブジェクト220
の割り当て情報を更新する(ステップ2213)。
【0092】図23は、移動オブジェクト一括管理部1
1の動作を説明するフローチャートである。図23を参
照すると、移動オブジェクト一括管理部11は、ユーザ
固有移動オブジェクト管理部12からの通知を受けて、
移動オブジェクト220の割り当てを行う。ユーザ固有
移動オブジェクト管理部12からの通知には、前回提供
した割り当て情報の期限切れを知らせる期限切れ通知
と、移動オブジェクト220がユーザにより発見された
ことを知らせる通知の2種類がある。
【0093】すなわち、移動オブジェクト一括管理部1
1は、ユーザ固有移動オブジェクト管理部12から割り
当て情報の期限切れ通知を受け取ると(ステップ230
1、2302)、新たに移動オブジェクト220に関す
る割り当て情報を生成する(ステップ2303)。そし
て、生成した割り当て情報を、当該期限切れ通知を発行
したユーザ端末130のユーザ固有移動オブジェクト管
理部12へ送る(ステップ2304)。この場合、古く
なった割り当て情報を更新することが目的であるため、
当該期限切れ通知を発行したユーザ端末130以外のユ
ーザ端末130に当該割り当て情報を送る必要はない。
また、ユーザ固有移動オブジェクト管理部12から移動
オブジェクト220を発見したことを知らせる通知を受
け取った場合は(ステップ2305、2306)、新た
に移動オブジェクト220に関する割り当て情報を生成
する(ステップ2307)。そして、生成した割り当て
情報を、移動オブジェクト220の割り当てを行ってい
る全てのユーザ端末130のユーザ固有移動オブジェク
ト管理部12へ送る(ステップ2308)。この場合、
発見された移動オブジェクト220は、この後、他のユ
ーザが取得することはできないため、当該通知を発行し
たユーザ端末130以外のユーザ端末130に対しても
当該割り当て情報を送って、当該移動オブジェクト22
0が発見されたことを知らせる。
【0094】ページ表示部60、表示ページURL管理
部50、レーダー情報生成部20、零距離処理部31及
びレーダー表示部40の動作は第1の実施の形態におけ
るページ表示部60、表示ページURL管理部50、レ
ーダー情報生成部20、零距離処理部30及びレーダー
表示部40の動作とほぼ同一であるため、説明を省略す
る。ただし、図20に示すように、零距離処理部31
は、移動オブジェクト220が発見された場合の移動オ
ブジェクト220の取得要求をユーザ固有移動オブジェ
クト管理部12に対して行い、ユーザ固有移動オブジェ
クト管理部12から移動オブジェクト220の内容デー
タなどを取得する。
【0095】次に、本実施の形態を実現するネットワー
クシステムの態様について説明する。図24は、上述し
たネットワークにおける態様の一覧を示す図である。上
述したように、本実施の形態において、移動オブジェク
ト一括管理部11はメインサーバ110に設けられ、ユ
ーザ固有移動オブジェクト管理部12、レーダー情報生
成部20、レーダー表示部40、表示ページURL管理
部50及びページ表示部60はユーザ端末130に設け
られる。したがって、零距離処理部31をどこに設ける
かによって、いくつかの態様に分類することができる。
図24を参照すると、本実施の形態を実現するネットワ
ークシステムの態様としては、零距離処理部31がユー
ザ端末130に設けられたSC1−C−C型、零距離処
理部31がメインサーバ110またはサイトサーバ12
0に設けられたSC1−C−S型の2種類の態様が示さ
れている。
【0096】図24におけるSC1−C−C型の態様に
よれば、ページ表示部60がウェブページを取得した
り当該ウェブページに対する操作によりイベントを発行
したりする場合や、ダイアログの生成及びダイアログへ
のデータ入力を行う場合におけるページ表示部60と零
距離処理部31との間でのデータの送受信、レーダー
情報生成部20から零距離処理部31への到達通知及び
離脱通知、移動オブジェクト220が発見された場合
における零距離処理部31とユーザ固有移動オブジェク
ト管理部12との間でのデータの送受信の各動作は、い
ずれもユーザ端末130の内部で処理される。
【0097】次に、SC1−C−S型のうち、零距離処
理部31がメインサーバ110に設けられる態様によれ
ば、上記の各動作(、、)は、いずれもユーザ端
末130と零距離処理部31を備えたメインサーバ11
0との間におけるデータ通信により実行される。
【0098】次に、SC1−C−S型のうち、零距離処
理部31がサイトサーバ120に設けられる態様によれ
ば、上記の各動作(、、)は、いずれもユーザ端
末130と零距離処理部31を備えたサイトサーバ12
0との間におけるデータ通信により実行される。
【0099】本実施の形態のように、移動オブジェクト
220に関する情報の管理を各ユーザ端末130にて支
援する構成とすれば、特定のユーザ用の特別な移動オブ
ジェクト220を契約サイト群210の特別なサイトに
のみ出現させるといった実施を行うことができる。
【0100】〔第3の実施の形態〕図25は、第3の実
施の形態におけるユーザ誘導システムの構成を説明する
図である。図25において、符号13は移動オブジェク
ト一括管理部であり、移動オブジェクト220の位置や
探索状況といった情報を管理する。符号14はユーザ固
有移動オブジェクト管理部であり、移動オブジェクト一
括管理部13による移動オブジェクト220の管理をユ
ーザ端末130ごとに支援する。符号32は零距離処理
部であり、移動オブジェクト220が存在するウェブペ
ージにユーザが到達した場合、すなわち当該ウェブペー
ジをユーザが閲覧している場合に、移動オブジェクト2
20を当該ウェブページに表示し、ユーザが移動オブジ
ェクト220を発見した場合の処理を行う。レーダー情
報生成部20、レーダー表示部40、表示ページURL
管理部50及びページ表示部60は、図3に示した第1
の実施の形態におけるレーダー情報生成部20、レーダ
ー表示部40、表示ページURL管理部50及びページ
表示部60と同様であるため、同一の符号を付して説明
を省略する。なお、本実施の形態においては、レーダー
情報生成部20はユーザ端末130に設けられる。
【0101】上記構成において、移動オブジェクト一括
管理部13は、メインサーバ110に設けられる。ま
た、ユーザ固有移動オブジェクト管理部14は、移動オ
ブジェクト220を取得するイベントに参加するユーザ
のユーザ端末130に設けられる。なお、ユーザ固有移
動オブジェクト管理部14は、プラグインなどの手段に
よりユーザ端末130のウェブブラウザの機能として設
けても良いし、アプリケーションプログラムとして提供
しても良い。本実施の形態においては、メインサーバ1
10に設けられた移動オブジェクト一括管理部13は、
移動オブジェクト220の位置や探索状況、取得状況な
どの情報を管理すると共に、移動オブジェクト220の
内容データを保管する。そして、ユーザ固有移動オブジ
ェクト管理部14において、レーダー情報生成部20と
の間で行う移動オブジェクト220の位置情報に関する
処理を行う。
【0102】上記のように、本実施の形態では、移動オ
ブジェクト220の位置情報を各ユーザ端末130が保
有する。そのため、当該移動オブジェクト220が所定
のユーザに発見された場合、各ユーザ端末130におけ
るユーザ固有移動オブジェクト管理部14が保有する当
該移動オブジェクト220に関する割り当て情報を更新
する必要がある。そこで、移動オブジェクト220の割
り当て情報の有効期限を定め、当該有効期限を超過した
ならば、当該割り当て情報を破棄して改めて移動オブジ
ェクト220の割り当てを受ける。なお、移動オブジェ
クト220の内容データは移動オブジェクト一括管理部
13が保有するため、移動オブジェクト220が複数の
ユーザに発見された場合の移動オブジェクト220の取
得に関する処理は、零距離制御部32と移動オブジェク
ト一括管理部13との間で行われる。したがって、ユー
ザ固有移動オブジェクト管理部14から移動オブジェク
ト一括管理部13へ移動オブジェクト220の発見を知
らせる通知が発行されることはない。
【0103】図26は、図25のユーザ誘導システムに
よる全体的な処理の流れを説明するフローチャートであ
る。図26を参照すると、まず、初期設定として移動オ
ブジェクト一括管理部13から各ユーザ端末130のユ
ーザ固有移動オブジェクト管理部14に対して移動オブ
ジェクト220の割り当てが行われる(ステップ260
1)。これにより、各ユーザ端末130において、移動
オブジェクト220に関する種々の情報(レーダー情報
や内容データなど)を取得することが可能となる。
【0104】次に、ユーザがユーザ端末130のページ
表示部60にウェブページを表示する(ステップ260
2)。このウェブページは、図2に示した契約サイト群
210に含まれるウェブサイトのウェブページである。
ページ表示部60にウェブページが表示されると、ペー
ジ表示部60から表示ページURL管理部50へ、表示
されたウェブページのURLが通知される。
【0105】次に、表示ページURL管理部50が、ペ
ージ表示部60にて表示されている閲覧中のウェブペー
ジのURLと共に、現在の移動オブジェクト220の位
置に関するレーダー情報の生成命令を、レーダー情報生
成部20に送る(ステップ2603)。
【0106】次に、レーダー情報生成部20が、レーダ
ー情報の生成命令と共に受信したURLに基づいてレー
ダー情報を生成する(ステップ2604)。生成された
レーダー情報はユーザ端末130に送られ、レーダー表
示部40が表示するレーダー230に反映される。ま
た、レーダー情報生成部20は、レーダー情報を生成す
る際に算出される、ユーザが閲覧中のウェブページと、
移動オブジェクト220が存在するウェブページとの間
の距離に応じて、零距離処理部32に処理を渡す(ステ
ップ2605)。
【0107】ユーザがページ表示部60に表示するウェ
ブページを移動し、移動オブジェクト220の存在する
ウェブページに到達した場合、レーダー情報生成部20
から零距離処理部32に対してユーザが到達したことを
示す到達通知が行われる(ステップ2606)。これに
応じて、零距離処理部32は、ユーザ端末130のペー
ジ表示部60に移動オブジェクト220を表示する(ス
テップ2607)。ユーザは、表示された移動オブジェ
クト220を発見すると、所定の操作により移動オブジ
ェクト220を発見したことを示す入力を行う。これに
応じて、零距離処理部32が所定のダイアログをユーザ
端末130に表示し、当該ユーザに関する情報の入力を
促す。ダイアログに応じて入力された情報は、零距離処
理部32から移動オブジェクト一括管理部13に送ら
れ、管理される(ステップ2608、2609)。
【0108】一方、ユーザが移動オブジェクト220の
存在するウェブページから離脱した場合(ステップ26
08、2601〜2605)、レーダー情報生成部20
から零距離処理部32に対してユーザが離脱したことを
示す離脱通知が行われる(ステップ2610)。これに
応じて、零距離処理部32は、ステップ2607により
ウェブページ中に表示されていた移動オブジェクト22
0を消去する(ステップ2611)。
【0109】移動オブジェクト220の存在するウェブ
ページから離脱した場合、及びステップ2601で割り
当てられた割り当て情報の有効期限が切れた場合は、改
めて移動オブジェクト220の割り当てが行われる(ス
テップ2601)。
【0110】次に、ユーザ固有移動オブジェクト管理部
14及び移動オブジェクト一括管理部13の処理につい
て詳細に説明する。図27は、ユーザ固有移動オブジェ
クト管理部14の動作を説明するフローチャートであ
る。図27を参照すると、ユーザ固有移動オブジェクト
管理部14は、移動オブジェクト220のURLの取得
に関する処理と、移動オブジェクト220の割り当て情
報の有効期限に関する処理と、移動オブジェクト220
の再割り当てに関する処理とを行う。すなわち、レーダ
ー情報生成部20から、移動オブジェクト220のUR
Lの取得要求を受信した場合は(ステップ2701、2
702)、当該移動オブジェクト220のURLを、当
該要求の送信元であるユーザ端末130のレーダー情報
生成部20に返送する(ステップ2703)。また、移
動オブジェクト220の割り当て情報の有効期限が切れ
たときは(ステップ2704、2705)、移動オブジ
ェクト一括管理部13に対して割り当て情報の期限切れ
を示す期限切れ通知を発行する(ステップ2706)。
そして、移動オブジェクト一括管理部13から移動オブ
ジェクト220の再割り当てが行われたならば(ステッ
プ2707、2708)、保有している移動オブジェク
ト220の割り当て情報を更新する(ステップ270
9)。
【0111】図28は、移動オブジェクト一括管理部1
3の動作を説明するフローチャートである。図28を参
照すると、移動オブジェクト一括管理部13は、ユーザ
固有移動オブジェクト管理部14からの通知または零距
離処理部32からの要求を受けて、移動オブジェクト2
20の割り当てを行う。
【0112】すなわち、移動オブジェクト一括管理部1
3は、ユーザ固有移動オブジェクト管理部14から割り
当て情報の期限切れ通知を受け取ると(ステップ280
1、2802)、新たに移動オブジェクト220に関す
る情報を生成する(ステップ2803)。そして、生成
した割り当て情報を、当該期限切れ通知を発行したユー
ザ端末130のユーザ固有移動オブジェクト管理部14
へ送る(ステップ2804)。この場合、古くなった割
り当て情報を更新することが目的であるため、当該期限
切れ通知を発行したユーザ端末130以外のユーザ端末
130に当該割り当て情報を送る必要はない。また、零
距離処理部32から移動オブジェクト220の取得要求
を受け取った場合は(ステップ2805、2806)、
その取得要求に対する応答を行うと共に、当該移動オブ
ジェクト220の内容データなどを当該要求の送信元で
ある零距離処理部32に返送する(ステップ280
7)。この場合、発見された移動オブジェクト220
は、この後、他のユーザが取得することはできないた
め、当該移動オブジェクト220に対する他の取得要求
に対しては取得不可応答を行う。
【0113】ページ表示部60、表示ページURL管理
部50、レーダー情報生成部20、零距離処理部32及
びレーダー表示部40の動作は第1の実施の形態におけ
るページ表示部60、表示ページURL管理部50、レ
ーダー情報生成部20、零距離処理部30及びレーダー
表示部40の動作とほぼ同一であるため、説明を省略す
る。ただし、図25に示すように、零距離処理部32
は、移動オブジェクト220が発見された場合の移動オ
ブジェクト220の取得要求を移動オブジェクト一括管
理部13に対して行い、移動オブジェクト一括管理部1
3から移動オブジェクト220の内容データなどを取得
する。
【0114】次に、本実施の形態を実現するネットワー
クシステムの態様について説明する。図29は、上述し
たネットワークにおける態様の一覧を示す図である。上
述したように、本実施の形態において、移動オブジェク
ト一括管理部13はメインサーバ110に設けられ、ユ
ーザ固有移動オブジェクト管理部14、レーダー情報生
成部20、レーダー表示部40、表示ページURL管理
部50及びページ表示部60はユーザ端末130に設け
られる。したがって、零距離処理部32をどこに設ける
かによって、いくつかの態様に分類することができる。
図29を参照すると、本実施の形態を実現するネットワ
ークシステムの態様としては、零距離処理部32がユー
ザ端末130に設けられたSC2−C−C型、零距離処
理部32がメインサーバ110またはサイトサーバ12
0に設けられたSC2−C−S型の2種類の態様が示さ
れている。
【0115】図29におけるSC2−C−C型の態様に
よれば、ページ表示部60がウェブページを取得した
り当該ウェブページに対する操作によりイベントを発行
したりする場合や、ダイアログの生成及びダイアログへ
のデータ入力を行う場合におけるページ表示部60と零
距離処理部32との間でのデータの送受信、レーダー
情報生成部20から零距離処理部32への到達通知及び
離脱通知の各動作は、ユーザ端末130の内部で処理さ
れる。また、移動オブジェクト220が発見された場
合における零距離処理部32と移動オブジェクト一括管
理部13との間でのデータの送受信は、零距離処理部3
2を備えたユーザ端末130とメインサーバ110との
間におけるデータ通信により実行される。
【0116】次に、SC2−C−S型のうち、零距離処
理部32がメインサーバ110に設けられる態様によれ
ば、上記の各動作において、ページ表示部60がウェ
ブページを取得したり当該ウェブページに対する操作に
よりイベントを発行したりする場合や、ダイアログの生
成及びダイアログへのデータ入力を行う場合におけるペ
ージ表示部60と零距離処理部32との間でのデータの
送受信、レーダー情報生成部20から零距離処理部3
2への到達通知及び離脱通知の各動作は、ユーザ端末1
30と零距離処理部32を備えたメインサーバ110と
の間におけるデータ通信により実行される。また、移
動オブジェクト220が発見された場合における零距離
処理部32と移動オブジェクト一括管理部13との間で
のデータの送受信は、メインサーバ110の内部で処理
される。
【0117】次に、SC2−C−S型のうち、零距離処
理部32がサイトサーバ120に設けられる態様によれ
ば、上記の各動作において、ページ表示部60がウェ
ブページを取得したり当該ウェブページに対する操作に
よりイベントを発行したりする場合や、ダイアログの生
成及びダイアログへのデータ入力を行う場合におけるペ
ージ表示部60と零距離処理部32との間でのデータの
送受信、レーダー情報生成部20から零距離処理部3
2への到達通知及び離脱通知の各動作は、ユーザ端末1
30と零距離処理部32を備えたサイトサーバ120と
の間におけるデータ通信により実行される。また、移
動オブジェクト220が発見された場合における零距離
処理部32と移動オブジェクト一括管理部13との間で
のデータの送受信は、メインサーバ110と零距離処理
部32を備えたサイトサーバ120との間におけるデー
タ通信により実行される。
【0118】本実施の形態のように、移動オブジェクト
220に関する情報の管理を各ユーザ端末130にて支
援する構成とすれば、特定のユーザ用の特別な移動オブ
ジェクト220を契約サイト群210の特別なサイトに
のみ出現させるといった実施を行うことができる。
【0119】〔本発明の実施態様〕上述したように、本
発明における上記各実施の形態は、ユーザに移動オブジ
ェクト220を探索させることにより、ネットワーク上
に存在する所定のコンテンツ(ウェブページ)にユーザ
を誘導する。ユーザに探索させる移動オブジェクト22
0の数は、複数であっても良い。期間を限定して特別な
オブジェクト(オブジェクト取得者に与える特典を特別
なものにするなど)を出現させることも可能である。ま
た、移動オブジェクト220を移動させる(出現させ
る)順序を特定することにより、ユーザを一定の順序で
所望のコンテンツに誘導することも可能である。
【0120】さらに、第2、第3の実施の形態に示した
ように、移動オブジェクト220の位置情報などを各ユ
ーザ端末130にて管理及び制御することにより、ユー
ザ端末130ごとに出現させる移動オブジェクト220
の種類を制御することができる。例えば、ユーザにユー
ザ固有移動オブジェクト管理部12、14を提供する際
に、ユーザの趣味の分野などを登録しておき、当該趣味
に合致する分野の内容を持つコンテンツに移動オブジェ
クト220を出現させた場合に、当該ユーザのユーザ端
末130におけるレーダー表示部40に移動オブジェク
ト220の位置を表示させるといった個別的な使い方が
できる。
【0121】また、ユーザを特定のコンテンツに誘導す
ることにより、当該コンテンツの広告を行うことができ
る。この場合、コンテンツの内容に関わらず、移動オブ
ジェクト220を探索しているユーザを全て誘導できる
ので、バナー広告や検索サイトに登録する場合に比べて
多くの(すなわち、当該コンテンツの内容に興味がある
かどうかを問わず)ユーザに対して、当該コンテンツを
訪問させることができる。この場合、当該コンテンツを
訪れたユーザは当該コンテンツの内容に必ずしも興味が
ある訳ではないので、当該ユーザにとって有用な情報を
提供できるとは限らない。しかしながら、当初は特に意
識をしていないユーザであっても、当該コンテンツを訪
れることにより当該コンテンツの内容に興味を持つ場合
もあるので、バナー広告や検索サイトへの登録では得ら
れない広告的な効果を得ることができる。
【0122】ここで、本発明を所定のコンテンツの広告
に用いる場合の課金形態について説明する。本発明をコ
ンテンツの広告に用いる場合、一定量のユーザを当該コ
ンテンツに誘導することにより、広告主から対価として
の広告料を受け取ることとなるが、この場合、ユーザの
誘導に関し、広告主に対して何を保証できるかという点
が問題となる。この場合、保証する項目としては、次の
ような項目が考えられる。
【0123】(1)ユーザのサイト訪問回数の保証(回
数保証) サイトを訪れるユーザの数を保証する。そして、保証さ
れる訪問ユーザ数に応じて課金される。この場合、移動
オブジェクト220を決められた回数だけ契約サイトに
出現させ、当該移動オブジェクト220が発見された回
数を訪問回数として数える。 (2)ユーザのサイト訪問確率の保証(確率保証) 一定期間内におけるユーザによるサイトの訪問確率を保
証する。個々で、訪問確率とは、移動オブジェクト22
0の探索に参加している全ユーザ(母集団)の数に対す
る当該サイトに訪れるユーザの数の割合である。移動オ
ブジェクト220の探索に人気があり、ユーザを集めら
れる信用があれば、訪問確率が上がり、高値で契約する
ことが可能となる。 (3)ユーザの特定サイト網羅率の保証(網羅率保証) ユーザの訪問ページを監視し、契約サイト内のページの
うち、ユーザが訪問するページの割合を保証する。所定
のサイトの提供するサービスの認知度が低い場合に、当
該サイト中のコンテンツに頻繁に移動オブジェクト22
0を出現させることにより、当該サイト内をユーザに巡
回してもらうことができる。これにより、当該サイトの
サービス内容を認知させる効果が期待できる。
【0124】上述した各実施の形態においては、移動オ
ブジェクト220が所定のユーザにより発見されたこと
(移動オブジェクト220のアイコンやリンクのクリッ
クなど)を条件に、移動オブジェクト220を移動さ
せ、他のコンテンツ(ウェブページ)に移動させること
とした。この他、ユーザが一定の範囲に近づいた(ユー
ザの閲覧しているウェブページと移動オブジェクト22
0との間の距離が一定以下となった)場合であって、発
見前に移動オブジェクト220を移動させることも可能
である。ユーザに対して一定の距離を保ったまま移動オ
ブジェクト220を移動させればユーザを所望の経路で
誘導することが可能である。
【0125】また、ユーザが移動オブジェクト220の
アイコンやリンクをクリックすることを待たずに、当該
移動オブジェクト220の存在するコンテンツを閲覧し
た時点で移動オブジェクト220を発見したと判断して
も良い。この場合、上述した各実施の形態における離脱
に関する処理が不要となる。
【0126】さらにまた、特定のユーザが閲覧している
コンテンツを移動オブジェクト220が存在するコンテ
ンツとすることもできる。このような構成とすれば、移
動オブジェクト220に対応付けられたユーザがコンテ
ンツ間を移動することにより、移動オブジェクト220
は人為的に移動することとなる。さらに、移動オブジェ
クト220に対応付けられたユーザのレーダー表示部4
0に、他のユーザが閲覧しているコンテンツの位置を表
示することにより、移動オブジェクト220に対応付け
られたユーザは、自分を追跡してくる他のユーザの存在
を知って逃げることができるため、あたかも鬼ごっこの
ような遊戯性を持たせることができる。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザの興味の有無に関わらず、当該ユーザを特定のサ
イト群へ誘導する手段を提供することができる。
【0128】また、本発明によれば、ユーザを特定のサ
イト群へ誘導するために当該サイト群の間を移動する移
動オブジェクトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるユーザの誘導システムを実現す
るためのネットワーク構成を説明する図である。
【図2】 本発明の概念を説明する図である。
【図3】 第1の実施の形態におけるユーザ誘導システ
ムの構成を説明する図である。
【図4】 図3のユーザ誘導システムによる全体的な処
理の流れを説明するフローチャートである。
【図5】 本実施の形態におけるページ表示部とサイト
サーバとの接続関係を説明する図である。
【図6】 本実施の形態における表示ページURL管理
部の動作を説明するフローチャートである。
【図7】 本実施の形態におけるレーダー情報生成部の
動作を説明するフローチャートである。
【図8】 本実施の形態における零距離処理部の動作を
説明するフローチャートである。
【図9】 本実施の形態における移動オブジェクト管理
部の動作を説明するフローチャートである。
【図10】 本実施の形態において、二つの移動オブジ
ェクトに対して四つの取得要求が同時になされた場合に
おける移動オブジェクト管理部の処理を説明する図であ
る。
【図11】 本実施の形態において、URLの構造を利
用して定義されたURL間の距離を説明する図である。
【図12】 本実施の形態において、ウェブサイトのカ
テゴリー別の分類を示す意味的な階層構造を利用して定
義されたURL間の距離を説明する図である。
【図13】 本実施の形態において、所定のサイトにお
けるウェブページのハイパーリンク利用して定義された
URL間の距離を説明する図である。
【図14】 本実施の形態におけるレーダーの構成例を
示す図である。
【図15】 本実施の形態にて用いられるネットワーク
システムの態様の一覧を示す図である。
【図16】 図15に示したネットワークシステムの態
様を実現するネットワーク構成の例を示す図である。
【図17】 図15に示したネットワークシステムの態
様を実現するネットワーク構成の他の例を示す図であ
る。
【図18】 図15に示したネットワークシステムの態
様を実現するネットワーク構成のさらに他の例を示す図
である。
【図19】 図15に示したネットワークシステムの態
様を実現するネットワーク構成のさらに他の例を示す図
である。
【図20】 第2の実施の形態におけるユーザ誘導シス
テムの構成を説明する図である。
【図21】 図20のユーザ誘導システムによる全体的
な処理の流れを説明するフローチャートである。
【図22】 本実施の形態におけるユーザ固有移動オブ
ジェクト管理部の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図23】 本実施の形態における移動オブジェクト一
括管理部の動作を説明するフローチャートである。
【図24】 本実施の形態にて用いられるネットワーク
システムの態様の一覧を示す図である。
【図25】 第3の実施の形態におけるユーザ誘導シス
テムの構成を説明する図である。
【図26】 図25のユーザ誘導システムによる全体的
な処理の流れを説明するフローチャートである。
【図27】 本実施の形態におけるユーザ固有移動オブ
ジェクト管理部の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図28】 本実施の形態における移動オブジェクト一
括管理部の動作を説明するフローチャートである。
【図29】 本実施の形態にて用いられるネットワーク
システムの態様の一覧を示す図である。
【符号の説明】
10…移動オブジェクト管理部、11、13…移動オブ
ジェクト一括管理部、12、14…ユーザ固有移動オブ
ジェクト管理部、20…レーダー情報生成部、30、3
1、32…零距離処理部、40…レーダー表示部、50
…表示ページURL管理部、60…ページ表示部、11
0…メインサーバ、120…サイトサーバ、130…ユ
ーザ端末、210…契約サイト群、220…移動オブジ
ェクト、230…レーダー
フロントページの続き (72)発明者 幸田 武範 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 (72)発明者 小柳 光生 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 (72)発明者 益満 健 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 Fターム(参考) 5B049 AA06 BB49 FF01 5B082 HA00 HA08

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザにより取得されるように定義づけ
    られたオブジェクトを所定のサイトにおける所定の位置
    に出現させるステップと、 前記オブジェクトを移動させるステップとを含み、 前記オブジェクトを取得しようとするユーザを前記サイ
    ト上の所定のコンテンツへ誘導することを特徴とするユ
    ーザ誘導方法。
  2. 【請求項2】 前記オブジェクトを移動させるステップ
    は、 前記オブジェクトを所定の位置に出現させた後、前記ユ
    ーザによって当該オブジェクトが取得されるのを待つス
    テップと、 前記オブジェクトが前記ユーザに取得された後、前記サ
    イト上の他の位置に前記オブジェクトを出現させるステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ
    誘導方法。
  3. 【請求項3】 前記オブジェクトを出現させた後、当該
    オブジェクトの位置に関する情報を、当該オブジェクト
    を取得しようとするユーザに提供するステップをさらに
    含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ誘導方
    法。
  4. 【請求項4】 前記オブジェクトを移動させるステップ
    において、 前記オブジェクトを所定の経路に沿って移動させ、当該
    オブジェクトを取得しようとするユーザを当該経路に基
    づく特定の順序で所定のコンテンツへ誘導することを特
    徴とする請求項1に記載のユーザ誘導方法。
  5. 【請求項5】 前記オブジェクトを出現させるステップ
    において、ネットワークにて接続された複数のサイトに
    おける所定の位置に前記オブジェクトを出現させ、 前記オブジェクトを移動させるステップにおいて、前記
    オブジェクトを前記ネットワーク上で移動させることを
    特徴とする請求項1に記載のユーザ誘導方法。
  6. 【請求項6】 前記オブジェクトを移動させるステップ
    において、 前記オブジェクトを前記ネットワーク上の複数のサイト
    に亙る所定の経路に沿って移動させ、当該オブジェクト
    を取得しようとするユーザを当該経路に基づく特定の順
    序で所定のコンテンツへ誘導することを特徴とする請求
    項5に記載のユーザ誘導方法。
  7. 【請求項7】 ユーザにより取得されるように定義づけ
    られたオブジェクトをネットワーク上の多くのユーザに
    閲覧されることを望むコンテンツ上に出現させるステッ
    プと、 所定のユーザによって前記コンテンツが閲覧された場合
    に、多くのユーザに閲覧されることを望む他のコンテン
    ツに前記オブジェクトを移動させるステップとを含み、 前記オブジェクトを取得しようとするユーザを前記コン
    テンツへ誘導することにより、当該コンテンツを閲覧さ
    せることを特徴とするコンテンツの広告方法。
  8. 【請求項8】 前記オブジェクトを移動させるステップ
    において、 多くのユーザに閲覧されることを望む前記コンテンツを
    含む経路に沿って前記オブジェクトを移動させることを
    特徴とする請求項7に記載のコンテンツの広告方法。
  9. 【請求項9】 ネットワーク上におけるオブジェクトの
    位置を管理するオブジェクト管理部と、 前記オブジェクトの位置に関する情報を生成し、前記ネ
    ットワークにアクセスしているユーザに提供する位置情
    報生成部と、 所定のユーザにより前記オブジェクトが選択された場合
    に、予め設定された当該オブジェクトの選択に伴う処理
    を実行する処理部とを備え、 オブジェクト管理部において所望の位置に前記オブジェ
    クトを配置することにより、ユーザを前記ネットワーク
    上の所望のコンテンツへ誘導することを特徴とするユー
    ザ誘導システム。
  10. 【請求項10】 前記処理部は、前記オブジェクトが選
    択された場合にその旨を前記オブジェクト管理部に通知
    し、 前記オブジェクト管理部は、前記処理部からの通知を受
    け付けると、ユーザに選択された前記オブジェクトを消
    去し、他のオブジェクトを前記ネットワーク上の他の位
    置に配置することを特徴とする請求項9に記載のユーザ
    誘導システム。
  11. 【請求項11】 前記処理部は、 前記オブジェクトが選択された場合に、当該オブジェク
    トを選択したユーザに関する情報と共に当該オブジェク
    トが選択されたことを前記オブジェクト管理部に通知
    し、 前記オブジェクト管理部は、 前記処理部からの通知を受け付けた場合に、当該オブジ
    ェクトの取得者として前記オブジェクトを選択したユー
    ザに関する情報を管理し、 前記オブジェクトが複数のユーザにより選択された場合
    に、特定のユーザのみを当該オブジェクトの取得者とす
    ることを特徴とする請求項9に記載のユーザ誘導システ
    ム。
  12. 【請求項12】 ウェブページを格納したウェブサーバ
    と、 所定の前記ウェブサーバと通信するメインサーバとを備
    え、 前記メインサーバは、 前記ウェブサーバに格納された所定のウェブページに、
    所定のオブジェクトを出現させまたは消去することを特
    徴とするオブジェクト制御システム。
  13. 【請求項13】 ユーザが閲覧しているウェブページに
    前記オブジェクトが存在する場合に、当該オブジェクト
    を選択することができ、 前記メインサーバは、ユーザにより前記オブジェクトが
    選択された場合に、当該オブジェクトを消去して他のウ
    ェブページに出現させることを特徴とする請求項12に
    記載のオブジェクト制御システム。
  14. 【請求項14】 前記メインサーバは、前記ウェブサー
    バにアクセスしているユーザに対して、出現させている
    前記オブジェクトの位置に関する情報を与えることを特
    徴とする請求項12に記載のオブジェクト制御システ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記オブジェクトの位置に関する情報
    は、ユーザに閲覧されているウェブページから当該オブ
    ジェクトへ到達するための容易さを示す情報であること
    を特徴とする請求項14に記載のオブジェクト制御シス
    テム。
  16. 【請求項16】 ネットワーク上のウェブサイトに格納
    されているウェブページに埋め込まれるオブジェクト
    と、 ネットワーク上における前記オブジェクトの位置を管理
    するオブジェクト管理手段とを備え、 前記オブジェクト管理手段が前記オブジェクトの前記ネ
    ットワーク上における位置を変更することにより、前記
    オブジェクトに前記ネットワーク上を移動させることを
    特徴とするオブジェクト制御システム。
  17. 【請求項17】 前記オブジェクト管理手段は、 所定のユーザが閲覧しているウェブページを、前記オブ
    ジェクトの位置に対応付け、 前記ユーザによる閲覧ウェブページの移動に伴って、前
    記オブジェクトの位置を変更することを特徴とする請求
    項16に記載のオブジェクト制御システム。
  18. 【請求項18】 所定のサーバに格納されたオブジェク
    ト本体と、 ネットワーク上のウェブサイトに格納されているウェブ
    ページに、前記オブジェクト本体へ移動するためのリン
    クを張るリンク設定手段と、 前記リンクを張るべきウェブページを決定するオブジェ
    クト位置管理手段とを備え、 前記オブジェクト位置管理手段による制御に基づいて、
    前記リンク設定手段が前記リンクを張る対象であるウェ
    ブページを変更することを特徴とするオブジェクト制御
    システム。
  19. 【請求項19】 前記オブジェクト位置管理手段は、 所定のユーザが閲覧しているウェブページを、前記オブ
    ジェクト本体へのリンクを張る対象のウェブページと
    し、 前記ユーザによる閲覧ウェブページの移動に伴って、前
    記オブジェクト本体へのリンクを張る対象のウェブペー
    ジを変更し、 前記リンク設定手段は、 前記オブジェクト位置管理手段の制御にしたがって、前
    記オブジェクト本体へのリンクを張り替えることを特徴
    とする請求項18に記載のオブジェクト制御システム。
  20. 【請求項20】 ネットワーク上のウェブサイトに格納
    されているウェブページに埋め込まれるオブジェクトに
    おいて、 前記ネットワーク上における位置を所定の管理手段によ
    り管理され、 前記管理手段の制御にしたがって所定のウェブページか
    ら他のウェブページへ前記ネットワーク上を移動するこ
    とを特徴とする移動オブジェクト。
  21. 【請求項21】 コンピュータに実行させるプログラム
    を当該コンピュータの入力手段が読取可能に記憶した記
    憶媒体において、 前記プログラムは、 所定のウェブサーバに格納された所定のウェブページ
    に、所定のオブジェクトを出現させる処理と、 ユーザが前記ウェブページを閲覧して前記オブジェクト
    を選択した場合に、当該オブジェクトを他のウェブペー
    ジに移動させる処理とを前記コンピュータに実行させる
    ことを特徴とする記憶媒体。
  22. 【請求項22】 コンピュータに、 所定のウェブサーバに格納された所定のウェブページ
    に、所定のオブジェクトを出現させる処理と、ユーザが
    前記ウェブページを閲覧して前記オブジェクトを選択し
    た場合に、当該オブジェクトを他のウェブページに移動
    させる処理とを実行させるプログラムを記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段から前記プログラムを読み出して当該プロ
    グラムを送信する送信手段とを備えたことを特徴とする
    プログラム伝送装置。
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