JP2002032086A - 電子オルゴールの音符データ提供方法 - Google Patents

電子オルゴールの音符データ提供方法

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JP2002032086A
JP2002032086A JP2000214370A JP2000214370A JP2002032086A JP 2002032086 A JP2002032086 A JP 2002032086A JP 2000214370 A JP2000214370 A JP 2000214370A JP 2000214370 A JP2000214370 A JP 2000214370A JP 2002032086 A JP2002032086 A JP 2002032086A
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musical
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Kiyoshi Kawachi
淨 河内
Takashi Kawachi
隆 河内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子オルゴールの所有者に対し、希望する音楽
曲を音符データに変換して当該所有者に提供する方法に
関する。 【解決手段】電子オルゴール所有者等が作曲した新規の
音楽曲が記録されたCD,MD,カセットテープなどの
録音媒体又は楽譜21を音符データ供給側に送り、この
音符データ供給側は該音楽曲の音符をディジタル信号に
変換した音符データを製作し、この音符データをフロッ
ピー(登録商標)ディスク24に入力し、このフロッピ
ーディスク24と、このフロッピーディスクの音符デー
タをパソコン25を用いて電子オルゴール1に転送でき
るアプリケーションソフト26を電子オルゴール所有者
に対し提供し、電子オルゴール所有者は自己の所有する
パソコンを用いてフロッピーディスク24から電子オル
ゴール1の半導体メモリ素子2又は外付けメモリ装置8
に入力して、該メモリの音符のデータを書き替えるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子オルゴールに
音楽を奏させるための音符データを音符データ供給側よ
り電子オルゴールの所有者に対し、当該所有者が希望す
る曲目の音楽の音符データ、或いは電子オルゴール所有
者が提示する楽譜等により製作した音符データを、電子
オルゴール所有者に提供する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は本発明の対象となる電子オルゴー
ル1の構成の一例を示すもので、例えば縦・横がそれぞ
れ8cm、高さが7cm程度の木製又は厚紙製等の箱体の内
部に電子オルゴールの電子回路構成部が内蔵されてい
る。図6において、2は音楽曲の音符を2進法によるデ
ィジタルの音符データとして記憶する半導体メモリ素
子、3はCPUからなる処理装置、4はサウンドジェネ
レータ、5はオーディオアンプ、6はスピーカ、7はジ
ャックである。この電子オルゴール1に電子オルゴール
供給者である音符データ供給側は、オルゴール音楽を演
奏する音符データ(演奏データ)を入力するが、これは
主としてパーソナルコンピュータ(パソコン)からなる
音符データ作成装置11により作成し、この音符データ
を送信線12の先端のプラグ13を電子オルゴール1の
ジャック7に接続し、処理装置3を介して半導体メモリ
素子2に入力するものである。
【0003】この音符データ作成装置11から送出され
る音符データは、音符信号として処理装置3からクロッ
ク信号により所定のタイミングで、例えばEEPROM
よりなる半導体メモリ素子2に記憶させる。この電子オ
ルゴール1の購入者は、図示してないスイッチ等を操作
して、半導体メモリ素子2に記憶されている音符データ
を所定のタイミングで読み出し、8ビットの音符データ
(D0 〜D7 )とデータ/コマンド(D/C)を処理装
置3を介してサウンドジェネレータ4に供給する。サウ
ンドジェネレータ4は音符信号を音信号に変換して出力
し、オーディオアンプ5を介してスピーカ6から音楽を
送出させることができるものである。
【0004】また、前述の音符データを電子オルゴール
1に内蔵されている半導体メモリ素子2に記憶させるタ
イプのほかにも、図7に示すように外付けのカートリッ
ジ形式のメモリ装置8を用いるもので、電子オルゴール
1の回路基板9の端子板10に着脱自在とし、曲目の異
なる複数のメモリ装置8を用意して置き、電子オルゴー
ル所有者に必要に応じて供給できるようにするものであ
る。この場合、電子オルゴール1は、音符データ作成装
置11を接続する必要のないタイプのものとして供給し
てよいことは勿論である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た電子オルゴール1は、電子オルゴール供給者側で電子
オルゴール所有者(ユーザ側)で要求する特定の音楽を
半導体メモリ素子2に入力する場合も、外付けのメモリ
装置8を用いる場合も、電子オルゴール供給者側でその
作業を行っている。そのため半導体メモリ素子2や外付
けメモリ装置8の音楽を変更する場合は、図8に示すよ
うに電子オルゴール供給者側に依頼する必要があった。
即ち、図8(a)のように電子オルゴール所有者が電子
オルゴール供給者側に電子オルゴール1を持参し、或い
は送付して希望する曲目に変更して貰う必要があり変更
作業が極めて繁雑であった。
【0006】また、外付けメモリ装置8を用いる電子オ
ルゴールの場合は、図8(b)のように電子オルゴール
供給者側にメモリ装置8の音符データを書き替えて貰う
か、図8(c)のように多数用意された音符データが記
録されたメモリ装置8a〜8nの中から、希望する音楽
のメモリ装置8を購入する必要があった。本発明は、電
子オルゴール本体を電子オルゴール供給者側に持参した
り、送付することなく半導体メモリや外付けメモリ装置
の音楽を変更することができるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明の電子
オルゴールの音符データ提供方法は、電子オルゴール所
有者等が作曲した新規の音楽曲が記録されたCD,M
D,カセットテープなどの録音媒体又は楽譜を音符デー
タ供給側に送り、該音符データ供給側は該音楽曲の音符
をディジタル信号に変換した音符データを製作し、該音
符データをフロッピーディスクに入力し、該フロッピー
ディスクと、該フロッピーディスクの前記音符データを
パーソナルコンピュータ(パソコン)を用いて電子オル
ゴールに転送できるアプリケーションソフトを前記電子
オルゴール所有者に対し提供し、該電子オルゴール所有
者は自己の所有するパソコンを用いて前記フロッピーデ
ィスクの前記音符データを前記アプリケーションにより
単純化された転送データとして前記電子オルゴールの半
導体メモリ素子又は外付けメモリ装置に転送して、該半
導体メモリ素子又は外付けメモリ装置に音符のデータを
書込み又は書き替えるようにしたものである。
【0008】本願の第2の発明の電子オルゴールの音符
データ提供方法は、音符データ供給側が既存の複数の音
楽曲の音符をディジタル信号に変換した音符データとし
て所有すると共に、該所有する音符データの音楽曲リス
トを公開し、該音楽曲リストに基づく電子オルゴール所
有者からの注文により、前記音符データ供給側は当該音
符データをフロッピーディスクに入力し、該フロッピー
ディスクと、該フロッピーディスクの前記音符データを
パーソナルコンピュータ(パソコン)を用いて電子オル
ゴールに転送できるアプリケーションソフトを前記電子
オルゴール所有者に対し提供し、該電子オルゴール所有
者は自己の所有するパソコンを用いて前記フロッピーデ
ィスクの前記音符データを前記アプリケーションにより
単純化された転送データとして前記電子オルゴールの半
導体メモリ素子又は外付けメモリ装置に転送して、該半
導体メモリ素子又は外付けメモリ装置に音符のデータを
書込み又は書き替えるようにしたものである。
【0009】本願の第3の発明の電子オルゴールの音符
データ提供方法は、電子オルゴール所有者が作曲した新
規の音楽曲を、該電子オルゴール所有者がパーソナルコ
ンピュータ(パソコン)を用いて、電子オルゴール供給
側から提供されたアプリケーションソフトにより音符デ
ータを製作して該パソコンのメモリ装置に入力し、該メ
モリ装置に入力された音符データを単純化された転送デ
ータとして電子オルゴールの半導体メモリ素子又は外付
けメモリ装置に転送し、該半導体メモリ素子又は外付け
メモリ装置に音符のデータを書込み又は書き替えるよう
にしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は音符データ作成装置の一例
を示すもので、通常は主としてパソコン22から構成さ
れているもので、音楽曲を音符データに変換(翻訳又は
編曲)するための構成の概略を示してある。電子オルゴ
ール供給者側の音符データ製作者(変換者,翻訳者又は
編曲者)は、図示していない楽譜を見ながら、或いは音
楽曲を聞きながらパソコン22のディスプレー22a上
に表示された五線紙22bに、音の音階と長さを表す音
符をキーボード22cにより入力して行く。なお、この
音楽曲を聞きながらパソコン22のディスプレー22a
の五線紙上22bに音符を入力する作業は、音階及び音
の長さを聞き分けることのできる熟練者であることが要
求される。
【0011】この場合、単音での演奏であれば1つのパ
ートでの音符の入力でよいが、複合音の電子オルゴール
として高級感を持たせる際には、例えば3つのパートな
ど複数のパートで入力するようにしてオルゴール音を作
成することもできる。このディスプレー22aの五線紙
22b上に入力された音符を音符データとしてパソコン
22の本体22dのメモリ装置23に記録させると共
に、必要に応じてフロッピーディスク24に記録させ
る。入力される音符の例を図2及び図3に示す。
【0012】図2は単音による音符を示すもので、音符
データとしては1小節を16分音符として音符データを
構成している。図2(a)はパソコン22のディスプレ
ー22aの五線紙22b上にキーボード22cの操作に
より入力した音符であり、この音符に対応したデータを
パソコン22のメモリ装置23又はフロッピーディスク
24に記憶されるものである。パソコン22のメモリ装
置23に記憶させる音符の情報量としては、音の高さは
例えばピアノの鍵盤数の88と、その付加記号のシャー
プ(#)の嬰記号,フラット(♭)の変記号,ナチュラ
ルの本位記号,付加記号なしとの4種類の4と、音の長
さを表す全分音符,2分音符,4分音符,8分音符,1
6分音符との5種類の5との積(88×4×5)の17
60を必要とする。
【0013】なお、この他、調あるいは音階の第一音を
表す主音の記号に対応するデータ等も必要になるので、
情報量としてはさらに増加するので、1つの音を表現す
るのに2バイトは最低必要である。次に、前述のパソコ
ン22のメモリ装置23又はフロッピーディスク24に
記憶された各音符のデータを電子オルゴール1のメモリ
素子2に転送する場合は、アプリケーションソフト(後
述する図5に記号26として示された例えばCDROM
に入力されて提供される)により図2(c)に示すデー
タ構成に変換して転送されるものである。なお、図2
(b)は図2(c)に示すデータ構成を説明するための
表であり、この図2に示すデータNoと音階No及び転送デ
ータとの関係については後述する。
【0014】図2(b)に示す転送データは、1小節を
16分音符とし、データNoを1〜16まで区分し、音符
記号に基づき音符No(1〜5)と休止(0記号)のデー
タ及び、音階(例えば1〜88)のデータとして取り出
す。この音符の例では、音符No1は8分音符であるため
データNo2は休止となる。音符No2も8分音符でたるた
めデータNo4は休止となる。音符No3,4,5はいずれ
も4分音符でたるため各音符の後のデータNo6〜8,1
0〜12,14〜16はそれぞれ休止となる。これは、
電子オルゴールの特性である減衰音であるため、音符自
体が表す音の長さは次の音符までの休止時間とする発音
のタイミングを指示するものである。
【0015】音階は図4に示されるように、平均律によ
る音階の周波数が定められている。図4に示した例で
は、電子オルゴールの音域は130Hz〜1300Hz
程度あればほぼカバーできるので、この例による音階No
26〜No67の部分を示してある。例えば音階No1をB
としてその周波数を30.9Hzにすると、音階No26
はCで130.8Hz,音階No27はC#で138.6
Hz,……音階No38はCで261.6Hz,音階No3
9はC#で277.2Hz,音階No40はDで293.
7Hz,音階No41はD#で311.1Hz,音階No4
2はEで329.6Hz,音階No43はFで349.2
Hz,音階No44はF#で370.0Hz,音階No45
はGで392.0Hz,音階No46はG#で415.3
Hz,音階No47はAで440.0Hz,音階No48は
A#で466.2Hz,音階No49はBで493.9H
z,音階No50はCで523.3Hz,……以下省略す
る。従って、図2(a)に示す音符No1の音階は38,
音符No2の音階は40,音符No3の音階は42,音符No
4の音階は40,音符No5の音階は38として表され
る。
【0016】図2(c)に示す転送データは、図2
(b)のデータの休止部分を圧縮して転送するようにし
ている。即ち、データNo2とNo4の各休止(1)はそれ
ぞれ129とし、データNo6〜8,No10〜12,No1
4〜16の各休止(3)は、それぞれ131として表し
ている。音階の種類は前述したように、例えばピアノの
鍵盤数88程度とすれば、1バイト中の7ビットで表現
できる128(0〜127)で足りるので、休止数を1
バイト中の7ビット以上の8ビットで表現できる129
以上の数字で表すようにしたものである。このような考
え方により、休止(1)を129とし、休止(3)を1
31として表したものである。このように圧縮すること
により、図2(b)のデータの場合に要した16バイト
を、図2(c)に示した転送データは10バイトで足り
ることになる。なお、電子オルゴール1の半導体メモリ
素子2からデータを読み出す際には、圧縮された休止デ
ータを復元して休止時間を再現する。
【0017】次に図3に示した3つのパートを複合した
オルゴール音を作成する場合について説明する。この場
合もパート(Part)1からパート3までを五線紙2
2b上にキーボード22cで入力し、この音符に対応し
たデータをパソコン22のメモリ装置23又はフロッピ
ーディスク24に記憶される。このメモリ装置23等に
入力されたデータから、アプリケーションソフト26に
より電子オルゴール1の音符データをメモリ素子2に転
送させる。この転送データは、図2の単音の場合と同様
に各パートとも1小節を16分音符として、音階と休止
のデータとで構成するものである。音符Noはパート1の
第1音,パート2の第1音,パート3の第1音と、パー
トの順序に従い音階と休止のデータを形成するものであ
る。
【0018】この音階と休止のデータの取り方も、図2
に示した単音の場合と同様であり、データNo4,5,6
等の休止(3)は131で表し、データNo16〜24等
の休止(9)は137で表してある。この図3に示した
3パートによる複合音の場合は、図3(b)のデータの
場合に要する48バイトを、図3(c)に示した転送デ
ータは20バイトになり大幅に圧縮することができる。
なお、3パートによる演奏の場合は、電子オルゴール1
のメモリ素子2からの再生速度を、単音の場合の3倍程
度にする必要がある。また、図3の3つのパートの音符
は、それぞれ対応して形成されているが、あるパートに
音符が形成されていない場合は、その箇所は休止の扱い
となる。
【0019】本発明は、電子オルゴール所有者である音
符データのユーザ側が、電子オルゴールの新たな音楽曲
を入手する場合は、電子オルゴール供給者側から次の手
順で音符データの提供を受けるものである。その1つの
手順は、図5(a)に示すように、自己が作曲するなど
して新規な音楽を電子オルゴールで聴きたい場合、その
新規な音楽の楽譜やそれらの曲が入力されているCD
(コンパクトディスク)などの音符材料21を電子オル
ゴール供給者を含む電子オルゴールの音符データ製作者
(音符データ供給側という)に提供して、電子オルゴー
ル用の音符データの製作を依頼する。
【0020】音符データ供給側は、製作依頼を受けた音
楽曲を図1のような音符データ作成のパソコン22によ
り音符データに変換(翻訳又は編曲)する作業手順によ
り、パソコン22のメモリ装置23に音符データを入力
する。また、必要に応じてパソコン22に接続したフロ
ッピーディスク(FD)24にメモリ装置23から前記
音符データを入力する。音符データ供給側は依頼された
音符データが入力されたFD24と、ユーザ側でこのF
D24に入力されている音符データをパソコン25によ
り電子オルゴール1の半導体メモリ素子2に転送するた
めのアプリケーションソフト26(記録媒体として例え
ばCDROM等がある)をユーザ側に提供する。このと
き音符データ供給側はユーザ側から提供されていた音符
材料21を返却する。
【0021】ユーザ側は自己の所有するパソコン25を
用いて、提供されたFD24の音符データをアプリケー
ションソフト26により電子オルゴール1の半導体メモ
リ素子2に転送する。ユーザ側が複数の音楽について音
符データの製作を依頼した場合、1個(枚)のFD24
に複数曲の音符データを入力することはできるが、電子
オルゴール1への音符データの入力は通常は1曲だけ選
択して入力する。勿論電子オルゴール1の半導体メモリ
装置2を大容量のものにすれば、複数曲の入力も可能で
ある。
【0022】前述の説明は、ユーザ側がFD24により
音符データの供給を受けた場合であるが、音符データ供
給側のパソコン22のメモリ装置23から、ユーザ側の
所有するパソコン25のメモリ装置27にインターネッ
トを通して直に音符データの供給を受けることも可能で
ある。この場合もユーザ側はパソコン25のメモリ装置
27から電子オルゴール1の半導体メモリ素子2に前述
のFD24からの入力と同様な作業により音符データを
入力する。音符データのユーザ側への提供に際しては、
音符データ供給側で著作権使用料について関係期間との
間で処理を行いユーザ側に問題を生じないようにする。
【0023】また2つ目の手順としては、音符データ供
給側で提供可能に用意してある多数の音楽曲のリストの
中から、ユーザ側が希望する音楽曲の音符データについ
て提供を受ける方法である。図5(b)に示すようにユ
ーザ側がインターネットを通して音符データ供給側の音
楽曲のリスト28を閲覧し、希望する曲目を指定して注
文する。このリストの音楽曲は既に発売されている音楽
ソフトとしてのCD,MD,カセットテープなどをベー
スにして製作された音符データで、音符データ供給側の
パソコン22のメモリ装置23に入力されている。ユー
ザ側からの注文により、音符データ供給側はインターネ
ットを通して音符データをユーザ側のパソコン25のメ
モリ装置27に送信する。この送信した音楽曲の著作権
使用料は、前述したと同様な処理を行いユーザ側にトラ
ブルを発生させないようにする。
【0024】ユーザ側は、前述の図5(a)で説明した
と同様に、パソコン25に入力された音符データを電子
オルゴール1の半導体メモリ素子2に転送するためのア
プリケーションソフト26の提供を受けることにより、
パソコン25のメモリ装置27に記憶されている1曲又
は複数曲の中から選択した曲の音符データを選択して、
電子オルゴール1の半導体メモリ素子2に転送する。ま
た、ユーザ側が注文する音楽曲の音符データをインター
ネットを用いないでFD24に入力して提供して貰い、
前述のパソコン25を用いて電子オルゴール1の半導体
メモリ素子2に転送するようにしてもよい。
【0025】また、3つ目の手順としては、既に市場で
販売されている音楽ソフトではあるが、音符データ供給
側の音楽曲のリストに掲載されていない音楽曲の音符デ
ータをユーザ側が入手する場合は、当該音楽曲の音符デ
ータの製作を音符データ供給側に依頼し、その製作され
た音符データをFD24により、又はインターネットを
通して提供して貰う方法もある。
【0026】更に、前述の図7に示した外付けのカート
リッジ形式のメモリ装置8を用いる電子オルゴール1を
所有するユーザ側で、前述した様々な形態の音符データ
を入手する場合も、ユーザ側が所有するパソコン25の
メモリ装置27にインターネットを通して音符データを
提供して貰うか、FD24により提供して貰うものであ
る。この音符データが記憶された前述の記憶媒体から、
ユーザ側で音符データ供給側から提供を受けたアプリケ
ーションソフト26を用い、パソコン25により音符デ
ータを単純化して電子オルゴール1の半導体メモリ素子
2に転送して記憶させる。
【0027】以上の説明は、音符データ供給側で製作し
た音符データを、電子オルゴール所有者(ユーザ側)に
提供することを基本とし、この音符データを音符データ
供給側で製作したアプリケーションソフトを用いてユー
ザ側が電子オルゴールの半導体メモリ素子又は外付けメ
モリ装置に転送する方法について説明した。しかし、電
子オルゴール所有者自身が作曲した新規の音楽曲を、電
子オルゴール所有者がパソコンを用いて音符データを製
作してパソコンのメモリ装置に入力することもできる。
この場合は、電子オルゴール供給側からアプリケーショ
ンソフトの提供を受け、このアプリケーションソフトを
用いて電子オルゴール所有者が音符データを単純化され
た転送データに変換して、電子オルゴールの半導体メモ
リ素子又は外付けメモリ装置に転送するようにしてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明した本発明による電子オルゴー
ルの音符データのユーザ側への提供方法は、FDを用い
て又はインターネットを通して行われるものであるた
め、電子オルゴール自体を音符データ供給側に持ち込ん
で、音符データの書き替えを依頼する必要がない。ま
た、電子オルゴールを手元においたまま、希望する音符
データのみを入手して、電子オルゴール所有者自身が希
望する音楽曲の音符データに書き替えることができるも
ので、繁雑な手続きを要することなく、容易にかつ迅速
に行うことができる。更に本発明における電子オルゴー
ルのメモリ素子に転送される音楽曲の転送データは、音
符データ供給側からユーザ側に供給される記憶媒体に入
力されている音符データを、音階と休止のデータに単純
化されると共に、休止が複数単位ある場合は圧縮されて
転送されるものであるため、電子オルゴールのメモリ素
子のメモリ密度が高く、小さいメモリ容量に長い音楽曲
を記憶させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における楽譜或いは音楽曲から譜面に入
力すると共に、音符データに変換して記憶媒体に入力す
る作業の手順を示す模式図である。
【図2】本発明における単音の音楽曲の音符と、この音
符のデータが入力された記憶媒体の音符データを電子オ
ルゴールに転送する転送データに変換した一例を示す変
換図である。
【図3】本発明における複合音の音楽曲の音符と、この
音符のデータが入力された記憶媒体の音符データを電子
オルゴールに転送する転送データに変換した一例を示す
変換図である。
【図4】本発明に係る音符データを転送データに変換す
る際の各音符の音階Noと周波数との関係の一例を示す対
応図である。
【図5】本発明における電子オルゴールの音符データを
音符データ供給側よりユーザ側に提供する手順を示す模
式図である。
【図6】本発明の対象となる電子オルゴールの一例を示
すブロック回路図である。
【図7】本発明の対象となる電子オルゴールの他の例を
示すブロック回路図である。
【図8】従来における電子オルゴールの音符データを音
符データ供給側よりユーザ側に提供する手順を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 電子オルゴール 2 半導体メモリ素子 3 CPUからなる処理装置 4 サウンドジェネレータ 5 オーディオアンプ 6 スピーカ 7 ジャック 8 外付けメモリ装置 11 音符データ作成装置 12 音符データの送信線 13 プラグ 21 音符材料 22,25 パーソナルコンピュータ(パソコン) 23,27 メモリ装置 24 フロッピーディスク(FD) 26 アプリケーションソフト 28 音楽曲のリスト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子オルゴール所有者等が作曲した新規
    の音楽曲が記録されたCD,MD,カセットテープなど
    の録音媒体又は楽譜を音符データ供給側に送り、該音符
    データ供給側は該音楽曲の音符をディジタル信号に変換
    した音符データを製作し、該音符データをフロッピーデ
    ィスクに入力し、該フロッピーディスクと、該フロッピ
    ーディスクの前記音符データをパーソナルコンピュータ
    (パソコン)を用いて電子オルゴールに転送できるアプ
    リケーションソフトを前記電子オルゴール所有者に対し
    提供し、該電子オルゴール所有者は自己の所有するパソ
    コンを用いて前記フロッピーディスクの前記音符データ
    を前記アプリケーションにより単純化された転送データ
    として前記電子オルゴールの半導体メモリ素子又は外付
    けメモリ装置に転送して、該半導体メモリ素子又は外付
    けメモリ装置に音符のデータを書込み又は書き替えるよ
    うにした電子オルゴールの音符データ提供方法。
  2. 【請求項2】 音符データ供給側が既存の複数の音楽曲
    の音符をディジタル信号に変換した音符データとして所
    有すると共に、該所有する音符データの音楽曲リストを
    公開し、該音楽曲リストに基づく電子オルゴール所有者
    からの注文により、前記音符データ供給側は当該音符デ
    ータをフロッピーディスクに入力し、該フロッピーディ
    スクと、該フロッピーディスクの前記音符データをパー
    ソナルコンピュータ(パソコン)を用いて電子オルゴー
    ルに転送できるアプリケーションソフトを前記電子オル
    ゴール所有者に対し提供し、該電子オルゴール所有者は
    自己の所有するパソコンを用いて前記フロッピーディス
    クの前記音符データを前記アプリケーションにより単純
    化された転送データとして前記電子オルゴールの半導体
    メモリ素子又は外付けメモリ装置に転送して、該半導体
    メモリ素子又は外付けメモリ装置に音符のデータを書込
    み又は書き替えるようにした電子オルゴールの音符デー
    タ提供方法。
  3. 【請求項3】 前記音符データ供給側から前記電子オル
    ゴール所有者に提供される音楽曲の前記音符データは、
    前記音符データ供給側の記録媒体からインターネットを
    介して前記電子オルゴール所有者のパソコンに送信する
    ようにした請求項1又は2に記載の電子オルゴールの音
    符データ提供方法。
  4. 【請求項4】 前記音符データ供給側で製作された前記
    音楽曲の音符データを前記電子オルゴールの半導体メモ
    リ素子又は外付けメモリ装置に転送される転送データ
    は、音符の音階と休止のデータをディジタル信号に変換
    して転送されるものである請求項1,2又は3に記載の
    電子オルゴールの音符データ提供方法。
  5. 【請求項5】 電子オルゴール所有者が作曲した新規の
    音楽曲を、該電子オルゴール所有者がパーソナルコンピ
    ュータ(パソコン)を用いて、電子オルゴール供給側か
    ら提供されたアプリケーションソフトにより音符データ
    を製作して該パソコンのメモリ装置に入力し、該メモリ
    装置に入力された音符データを単純化された転送データ
    として電子オルゴールの半導体メモリ素子又は外付けメ
    モリ装置に転送し、該半導体メモリ素子又は外付けメモ
    リ装置に音符のデータを書込み又は書き替えるようにし
    た電子オルゴールの音符データ提供方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5344660B1 (ja) * 2013-02-08 2013-11-20 株式会社サウンドママ 楽曲制作支援装置、及び楽曲制作支援システム

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