JP2002031782A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

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JP2002031782A
JP2002031782A JP2000217427A JP2000217427A JP2002031782A JP 2002031782 A JP2002031782 A JP 2002031782A JP 2000217427 A JP2000217427 A JP 2000217427A JP 2000217427 A JP2000217427 A JP 2000217427A JP 2002031782 A JP2002031782 A JP 2002031782A
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light
optical system
projector
liquid crystal
illumination
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JP2000217427A
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Takeshi Takezawa
武士 竹澤
Toshiaki Hashizume
俊明 橋爪
Hisamaro Kato
久麿 加藤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロジェクタに用いられる位相差層の光学特
性の劣化を低減することのできる技術を提供する。 【解決手段】 プロジェクタは、照明光を射出する照明
光学系と、照明光学系からの光を画像情報に応じて変調
する電気光学装置と、電気光学装置で得られる変調光線
束を投写する投写光学系とを備えている。照明光学系と
投写光学系とを含む光路中には、入射する光の偏光状態
を変更して射出するための位相差層が備えられており、
位相差層は、単結晶サファイアや水晶などの複屈折性結
晶で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像を投写表示
するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクタでは、照明光学系から射出
された光を、液晶ライトバルブなどを用いて画像情報
(画像信号)に応じて変調し、変調された光をスクリー
ン上に投写することにより画像表示を実現している。
【0003】液晶ライトバルブを用いたプロジェクタで
は、通常、液晶ライトバルブに所定の直線偏光光を入射
させる。そして、光源から射出された偏りのない光を効
率よく液晶ライトバルブに入射させるために、照明光学
系には、光源から射出された偏りのない光を所定の直線
偏光光に変換して射出するための偏光発生部が備えられ
ている。
【0004】偏光発生部は、入射する偏りのない光を2
種類の直線偏光光に分離するための偏光分離部と、偏光
分離部から射出される2種類の直線偏光光のうちの一方
を他方の直線偏光光に揃えるための位相差層とを備えて
いる。
【0005】従来では、位相差層として、ポリビニルア
ルコール(PVA)フィルムをトリアセチルセルロース
(TAC)フィルムで挟み込んだ位相差フィルムなどの
有機材料系の位相差フィルムが用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような有機材料系の位相差フィルムを用いる場合には、
位相差フィルムを光が通過することによって、位相差フ
ィルムが発熱し、この結果、位相差フィルムの光学特性
が劣化してしまうという問題があった。
【0007】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、プロジェクタに
用いられる位相差層の光学特性の劣化を低減することの
できる技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第
1の装置は、プロジェクタであって、照明光を射出する
照明光学系と、前記照明光学系からの光を画像情報に応
じて変調する電気光学装置と、前記電気光学装置で得ら
れる変調光線束を投写する投写光学系と、を備え、前記
照明光学系と前記投写光学系とを含む光路中には、入射
する光の偏光状態を変更して射出するための位相差層が
備えられており、前記位相差層は、複屈折性結晶で形成
されていることを特徴とする。
【0009】本発明の第1の装置では、照明光学系と投
写光学系とを含む光路中に備えられた位相差層として、
複屈折性結晶で形成された位相差層が用いられているの
で、位相差層の光学特性の劣化を低減することが可能と
なる。
【0010】上記の装置において、前記複屈折性結晶
は、一軸結晶であることが好ましい。
【0011】このように、一軸結晶を用いれば、所望の
光学特性を発揮する位相差層を容易に設計することが可
能となる。
【0012】また、上記の装置において、前記一軸結晶
は、単結晶サファイアまたは水晶であるようにしてもよ
い。
【0013】単結晶サファイアや水晶は、熱伝導率が比
較的高いため、位相差層自体の温度上昇を低減させるこ
とができ、この結果、単結晶サファイアや水晶の光学特
性の温度依存性を低減することが可能となる。
【0014】上記の装置において、前記照明光学系は、
所定の偏光光を射出する偏光発生部を備え、前記偏光発
生部は、入射する光を2種類の偏光光に分離するための
偏光分離部と、前記偏光分離部から射出される2種類の
偏光光のうちの一方を他方に揃えるための前記位相差層
とを備えるようにしてもよい。
【0015】あるいは、上記の装置において、前記電気
光学装置は、その光入射面側と光射出面側とのうちの少
なくとも一方に前記位相差層を備えるようにしてもよ
い。
【0016】こうすれば、偏光発生部や電気光学装置な
どにおいて用いられる位相差層の光学特性の劣化を低減
させることができる。
【0017】また、上記の装置において、前記電気光学
装置は、偏光板を備えており、前記偏光板は、前記電気
光学装置の光入射面側と光射出面側とのうちの少なくと
も一方に備えられた前記位相差層上に設けられているよ
うにしてもよい。
【0018】こうすれば、位相差層は、偏光板を保持す
る保持基板として機能するとともに、偏光板の発熱を放
出することにより、偏光板の温度上昇を低減させること
ができる。
【0019】本発明の第2の装置は、カラー画像を投写
表示するためのプロジェクタであって、照明光を射出す
る照明光学系と、前記照明光学系から射出された前記照
明光を、3つの色成分をそれぞれ有する第1ないし第3
の色光に分離する色光分離光学系と、前記色光分離光学
系により分離された第1ないし第3の色光を、画像情報
に応じて変調して、第1ないし第3の変調光線束を生成
する第1ないし第3の電気光学装置と、前記第1ないし
第3の変調光線束を合成する色合成光学系と、前記色合
成光学系から射出される合成光を投写する投写光学系
と、を備え、前記照明光学系と前記投写光学系とを含む
光路中には、入射する光の偏光状態を変更して射出する
ための位相差層が備えられており、前記位相差層は、複
屈折性結晶で形成されていることを特徴とする。
【0020】本発明の第2の装置でも、位相差層は複屈
折性結晶で形成されているので、第1の装置と同様の作
用・効果を奏し、位相差層の光学特性の劣化を低減する
が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】A.第1実施例:本発明の実施の
形態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明を適用
したプロジェクタを示す説明図である。プロジェクタ1
000は、光源装置120を含む照明光学系100と、
色光分離光学系200と、リレー光学系220と、3つ
の液晶ライトバルブ300R,300G,300Bと、
クロスダイクロイックプリズム520と、投写レンズ5
40とを備えている。
【0022】照明光学系100(図1)から射出された
光は、色光分離光学系200において赤(R)、緑
(G)、青(B)の3色の色光に分離される。分離され
た各色光は、液晶ライトバルブ300R,300G,3
00Bにおいて画像情報に応じて変調される。変調され
た各色光は、クロスダイクロイックプリズム520で合
成され、投写レンズ540によってスクリーンSC上に
カラー画像が投写表示される。
【0023】図2は、図1の照明光学系100を拡大し
て示す説明図である。この照明光学系100は、光源装
置120と、第1および第2のレンズアレイ140,1
50と、偏光発生光学系160と、重畳レンズ170と
を備えている。光源装置120と第1および第2のレン
ズアレイ140,150とは、光源光軸120axを基
準として配置されており、偏光発生光学系160と重畳
レンズ170とは、システム光軸100axを基準とし
て配置されている。光源光軸120axは、光源装置1
20から射出される光線束の中心軸であり、システム光
軸100axは、偏光発生光学系160より後段の光学
素子から射出される光線束の中心軸である。図示するよ
うに、システム光軸100axと光源光軸120axと
は、x方向に所定のずれ量Dpだけほぼ平行にずれてい
る。このずれ量Dpについては後述する。なお、図2に
おいて照明光学系100が照明する照明領域LAは、図
1の液晶ライトバルブ300R,300G,300Bに
対応する。
【0024】光源装置120は、略平行な光線束を射出
する機能を有している。光源装置120は、発光管12
2と、回転楕円面形状の凹面を有するリフレクタ12
4、と平行化レンズ126とを備えている。発光管12
2から射出された光は、リフレクタ124によって反射
され、反射光は、平行化レンズ126によって光源光軸
120axにほぼ平行な光に変換される。なお、光源装
置としては、回転放物面形状の凹面を有するリフレクタ
を用いてもよい。
【0025】第1のレンズアレイ140は、マトリクス
状に配列された複数の小レンズ142を有している。各
小レンズ142は平凸レンズであり、z方向から見たと
きの外形形状は、照明領域LA(液晶ライトバルブ)と
相似形となるように設定されている。第1のレンズアレ
イ140は、光源装置120から射出された略平行な光
線束を複数の部分光線束に分割して射出する。
【0026】第2のレンズアレイ150は、マトリクス
状に配列された複数の小レンズ152を有しており、第
1のレンズアレイ140と同様のものが用いられてい
る。第2のレンズアレイ150は、第1のレンズアレイ
140から射出された部分光線束のそれぞれの中心軸を
システム光軸100axとほぼ平行に揃える機能を有し
ているとともに、第1のレンズアレイ140の各小レン
ズ142の像を照明領域LA上に結像させる機能を有し
ている。
【0027】第1のレンズアレイ140の各小レンズ1
42から射出された部分光線束は、図示するように、第
2のレンズアレイ150を介して、その近傍位置、すな
わち、偏光発生光学系160内において集光される。
【0028】図3は、偏光発生光学系160を示す説明
図である。図3(A)は、偏光発生光学系160の斜視
図を示しており、図3(B)は、+y方向から見たとき
の平面図の一部を示している。偏光発生光学系160
は、遮光板62と、偏光ビームスプリッタアレイ64
と、選択位相差板66とを備えている。なお、偏光発生
光学系160は、本発明における偏光発生部に相当す
る。
【0029】偏光ビームスプリッタアレイ64は、図3
(A)に示すように、略平行四辺形の断面を有する柱状
のガラス材64cが複数貼り合わされて構成されてい
る。各ガラス材64cの界面には、偏光分離膜64aと
反射膜64bとが交互に形成されている。なお、偏光分
離膜64aとしては誘電体多層膜が用いられ、反射膜6
4bとしては誘電体多層膜や金属膜が用いられる。
【0030】遮光板62は、遮光面62bと開口面62
aとがストライプ状に配列されて構成されている。遮光
板62は、遮光面62bに入射する光線束を遮り、開口
面62aに入射する光線束を通過させる機能を有してい
る。遮光面62bと開口面62aとは、第1のレンズア
レイ140(図2)から射出された部分光線束が偏光ビ
ームスプリッタアレイ64の偏光分離膜64aのみに入
射し、反射膜64bには入射しないように配列されてい
る。具体的には、図3(B)に示すように、遮光板62
の開口面62aの中心は、偏光ビームスプリッタアレイ
64の偏光分離膜64aの中心とほぼ一致するように配
置されている。また、開口面62aのx方向の開口幅W
pは、偏光分離膜64aのx方向の大きさとほぼ等しく
設定されている。このとき、遮光板62の開口面62a
を通過した光線束は、偏光分離膜64aのみに入射し、
反射膜64bには入射しないこととなる。なお、遮光板
62としては、平板状の透明体(例えばガラス板)に遮
光性の膜(例えばクロム膜や、アルミニウム膜、誘電体
多層膜など)を部分的に形成したものを用いることがで
きる。また、アルミニウム板のような遮光性の平板に開
口部を設けたものを用いてもよい。
【0031】第1のレンズアレイ140(図2)から射
出された各部分光線束は、図3(B)に実線で示すよう
に、その主光線(中心軸)がシステム光軸100axに
ほぼ平行に遮光板62の開口面62aに入射する。開口
面62aを通過した部分光線束は、偏光分離膜64aに
入射する。偏光分離膜64aは、入射した部分光線束を
s偏光の部分光線束とp偏光の部分光線束とに分離す
る。このとき、p偏光の部分光線束は偏光分離膜64a
を透過し、s偏光の部分光線束は偏光分離膜64aで反
射される。偏光分離膜64aで反射されたs偏光の部分
光線束は、反射膜64bに向かい、反射膜64bにおい
てさらに反射される。このとき、偏光分離膜64aを透
過したp偏光の部分光線束と、反射膜64bで反射した
s偏光の部分光線束とは、互いにほぼ平行となってい
る。
【0032】選択位相差板66は、開口層66aとλ/
2位相差層66bとによって構成されている。開口層6
6aは、入射する直線偏光光をそのまま透過する機能を
有している。一方、λ/2位相差層66bは、入射する
直線偏光光を、偏光方向が直交する直線偏光光に変換す
る偏光変換素子としての機能を有している。本実施例に
おいては、図3(B)に示すように、偏光分離膜64a
を透過したp偏光の部分光線束は、λ/2位相差層66
bに入射する。したがって、p偏光の部分光線束は、λ
/2位相差層66bにおいて、s偏光の部分光線束に変
換されて射出される。一方、反射膜64bで反射された
s偏光の部分光線束は、開口層66aに入射するので、
s偏光の部分光線束のまま射出される。すなわち、偏光
発生光学系160に入射した偏りのない部分光線束は、
s偏光の部分光線束に変換されて射出されることとな
る。なお、反射膜64bで反射されるs偏光の部分光線
束の射出面だけにλ/2位相差層66bを配置すること
により、偏光発生光学系160に入射する部分光線束を
p偏光の部分光線束に変換して射出することもできる。
選択位相差板66としては、開口層66aの部分に何も
設けず、単に、λ/2位相差層66bをp偏光の部分光
線束またはs偏光の部分光線束の射出面に貼りつけるよ
うなものであってもよい。
【0033】図3(B)から分かるように、偏光発生光
学系160から射出される2つのs偏光光の中心は、入
射する偏りのない光(s偏光光+p偏光光)の中心より
も+x方向にずれている。このずれ量は、λ/2位相差
層66bの幅Wp(すなわち、偏光分離膜64aのx方
向の大きさ)の半分に等しい。このため、図2に示すよ
うに、光源光軸120axとシステム光軸100axと
は、Wp/2に等しい距離Dpだけずれている。
【0034】第1のレンズアレイ140から射出された
複数の部分光線束は、上記のように、偏光発生光学系1
60によって各部分光線束ごとに2つの部分光線束に分
離されるとともに、それぞれ偏光方向の揃ったほぼ1種
類の直線偏光光に変換される。偏光方向の揃った複数の
部分光線束は、図2に示す重畳レンズ170によって照
明領域LA上で重畳されることとなる。このとき、照明
領域LAを照射する光の強度分布は、ほぼ均一となって
いる。
【0035】照明光学系100(図1)は、偏光方向の
揃った照明光(s偏光光)を射出し、色光分離光学系2
00やリレー光学系220を介して、液晶ライトバルブ
300R,300G,300Bを照明する。
【0036】色光分離光学系200は、2枚のダイクロ
イックミラー202,204と、反射ミラー208とを
備えており、照明光学系100から射出される光線束
を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有する。
第1のダイクロイックミラー202は、照明光学系10
0から射出された光の赤色光成分を透過させるととも
に、青色光成分と緑色光成分とを反射する。第1のダイ
クロイックミラー202を透過した赤色光Rは、反射ミ
ラー208で反射されて、クロスダイクロイックプリズ
ム520へ向けて射出される。色光分離光学系200か
ら射出された赤色光Rは、フィールドレンズ232を通
って赤色光用の液晶ライトバルブ300Rに達する。こ
のフィールドレンズ232は、照明光学系100から射
出された各部分光線束をその中心軸に対して平行な光線
束に変換する機能を有している。なお、他の液晶ライト
バルブ300G,300Bの光入射面側に設けられたフ
ィールドレンズ234,230についても同様である。
【0037】第1のダイクロイックミラー202で反射
された青色光Bと緑色光Gのうち、緑色光Gは第2のダ
イクロイックミラー204によって反射されて、色光分
離光学系200からクロスダイクロイックプリズム52
0へ向けて射出される。色光分離光学系200から射出
された緑色光Gは、フィールドレンズ234を通って緑
色光用の液晶ライトバルブ300Gに達する。一方、第
2のダイクロイックミラー204を透過した青色光B
は、色光分離光学系200から射出されて、リレー光学
系220に入射する。
【0038】リレー光学系220に入射した青色光B
は、リレー光学系220に備えられた入射側レンズ22
2、リレーレンズ226および反射ミラー224,22
8および射出側レンズ(フィールドレンズ)230を通
って青色光用の液晶ライトバルブ300Bに達する。な
お、青色光Bにリレー光学系220が用いられているの
は、青色光Bの光路の長さが他の色光R,Gの光路の長
さよりも大きいためであり、リレー光学系220を用い
ることにより入射側レンズ222に入射した青色光Bを
そのまま、射出側レンズ230に伝えることができる。
【0039】3つの液晶ライトバルブ300R,300
G,300Bは、与えられた画像情報(画像信号)に従
って、入射した3色の色光をそれぞれ変調して変調光線
束を生成する。各液晶ライトバルブは、それぞれ、液晶
パネルと、その光入射面側および光射出面側に配置され
た偏光板とを備えている。なお、液晶ライトバルブの詳
細については、さらに、後述する。
【0040】クロスダイクロイックプリズム520は、
液晶ライトバルブ300R,300G,300Bを通っ
て変調された3色の色光(変調光線束)を合成してカラ
ー画像を表す合成光を生成する。クロスダイクロイック
プリズム520には、赤色光反射膜521と青色光反射
膜522とが、4つの直角プリズムの界面に略X字状に
形成されている。赤色光反射膜521は、赤色光を選択
して反射する誘電体多層膜によって形成されており、青
色光反射膜522は、青色光を選択して反射する誘電体
多層膜によって形成されている。これらの赤色光反射膜
521と青色光反射膜522によって3つの色光が合成
されて、カラー画像を表す合成光が生成される。
【0041】クロスダイクロイックプリズム520で生
成された合成光は、投写レンズ540の方向に射出され
る。投写レンズ540は、クロスダイクロイックプリズ
ム520から射出された合成光を投写して、スクリーン
SC上にカラー画像を表示する。なお、投写レンズ54
0としてはテレセントリックレンズを用いることができ
る。
【0042】図4は、図1の液晶ライトバルブ300
R,300G,300Bを拡大して示す説明図である。
なお、図4では、図1の偏光発生光学系160からクロ
スダイクロイックプリズム520に至るまでの概略の光
学系が、偏光方向に注目して描かれている。
【0043】図2において説明したように、偏光発生光
学系160はs偏光光を射出する。s偏光光は、前述し
たように2つのダイクロイックミラー202,204に
よって赤色光Rと緑色光Gと青色光Bとに分離される。
ダイクロイックミラー202,204を通過する際には
偏光方向は変化しないので、3色の光はs偏光光のまま
である。
【0044】第1のダイクロイックミラー202で分離
されたs偏光の赤色光Rは、反射ミラー208で反射さ
れ、第1の液晶ライトバルブ300Rに入射する。液晶
ライトバルブ300Rは、液晶パネル301Rと、その
光入射面側および光射出面側に設けられた2つの偏光板
302Ri,302Roとを備えている。また、液晶パ
ネル301Rの光射出面側には、λ/2位相差板303
Rが備えられている。第1および第2の偏光板302R
i,302Roは、それぞれ第1および第2のガラス基
板307R,308Rに貼り付けられている。第1およ
び第2の偏光板302Ri,302Roの偏光軸は、互
いに直交するように設けられており、第1の偏光板30
2Riはs偏光光を透過するs偏光透過用偏光板であ
り、第2の偏光板302Roはp偏光光を透過するp偏
光透過用偏光板である。
【0045】第1の液晶ライトバルブ300Rに入射し
たs偏光の赤色光Rは、ガラス基板307Rとs偏光透
過用偏光板302Riとをほぼそのまま透過して、液晶
パネル301Rに入射する。液晶パネル301Rは入射
したs偏光光の一部をp偏光光に変換し、光射出面側に
配置されたp偏光透過用偏光板302Roからは、p偏
光光のみが射出される。p偏光透過用偏光板302Ro
から射出されたp偏光光は、ガラス基板308Rを介し
てλ/2位相差板303Rに入射し、λ/2位相差板3
03Rにおいてs偏光光に変換されて射出される。
【0046】第2のダイクロイックミラー204で分離
されたs偏光の緑色光Gは、そのまま第2の液晶ライト
バルブ300Gに入射する。第2の液晶ライトバルブ3
00Gは、液晶パネル301Gと、液晶パネル301G
の光入射面側に設けられたs偏光透過用偏光板302G
iと、光射出面側に設けられたp偏光透過用偏光板30
2Goとを備えている。第1および第2の偏光板302
Gi,302Goは、それぞれガラス基板307G,3
08Gに貼り付けられている。第2の液晶ライトバルブ
300Gに入射するs偏光の緑色光Gは、ガラス基板3
07Gとs偏光透過用偏光板302Giとをほぼそのま
ま透過し、液晶パネル301Gに入射する。液晶パネル
301Gは入射したs偏光光の一部をp偏光光に変換
し、光射出面側に配置されたp偏光透過用偏光板302
Goからは、p偏光光のみが射出される。p偏光透過用
偏光板302Goから射出されたp偏光光はガラス基板
308Gをほぼそのまま通過する。
【0047】第2のダイクロイックミラー204で分離
されたs偏光の青色光Bは、2つの反射ミラー224,
228で反射され、第3の液晶ライトバルブ300Bに
入射する。第3の液晶ライトバルブ300Bは、液晶パ
ネル301Bと、2つの偏光板302Bi,302Bo
と、λ/2位相差板303Bと、第1の偏光板302B
iが貼り付けられた第1のガラス基板307Bと、第2
の偏光板302Biが貼り付けられた第2のガラス基板
308Bとを備えている。なお、第3の液晶ライトバル
ブ300Bの構成は、第1の液晶ライトバルブ300R
の構成と同じである。
【0048】本実施例では3つの液晶ライトバルブ30
0R,300G,300Bの光入射面側にはすべてs偏
光透過用偏光板302Ri,302Gi,302Biが
設けられており、光射出面側にはすべてp偏光透過用偏
光板302Ro,302Go,302Boが設けられて
いる。このとき、液晶パネル301R,301G,30
1Bの液晶の配向状態は同一に設定される。
【0049】また、本実施例において第1および第3の
液晶ライトバルブ300R,300Bから射出される光
がs偏光光となり、第2の液晶ライトバルブ300Gか
ら射出される光がp偏光光となるように、各液晶ライト
バルブが構成されている。これは、クロスダイクロイッ
クプリズム520の光の利用効率を高めるためである。
すなわち、クロスダイクロイックプリズム520に形成
された2つの反射膜521,522の反射特性は、s偏
光光の方がp偏光光よりも優れており、逆に、透過特性
は、p偏光光の方がs偏光光よりも優れている。このた
め、2つの反射膜521,522で反射すべき光をs偏
光光とし、2つの反射膜521,522を透過すべき光
をp偏光光としている。
【0050】なお、本実施例の第1ないし第3の液晶ラ
イトバルブ300R,300G,300Bは、本発明に
おける第1ないし第3の電気光学装置に相当する。一般
に、電気光学装置の語は、液晶パネルのみを示す狭義の
電気光学装置を意味する場合もあるが、本明細書では、
液晶パネルの他に偏光板やλ/2位相差板などを含む広
義の電気光学装置を意味している。
【0051】ところで、本実施例において、図3に示す
偏光発生光学系160のλ/2位相差層66bと、図4
に示す第1および第3の液晶ライトバルブ300R,3
00Bの光射出面側に設けられたλ/2位相差板303
R,303Gとは、水晶で形成されている。このよう
に、水晶を用いてもλ/2位相差板を形成することがで
きる。ここで、水晶とは、SiO2 の単結晶を意味して
いる。水晶としては、人工水晶を用いてもよいし、天然
水晶を用いてもよい。
【0052】図5は、水晶の結晶構造を示す説明図であ
る。水晶は、三方晶系の結晶であり、R面,r面,m面
などの結晶面に囲まれている。また、図示するような関
係で、水晶のX軸,Y軸,Z軸が決定されている。
【0053】なお、以下では、図4に示す第1の液晶ラ
イトバルブ300Rの光射出面側に設けられたλ/2位
相差板303Rを例に説明するが、第3の液晶ライトバ
ルブ300Bの光射出面側に設けられたλ/2位相差板
303Bや図3に示す偏光発生光学系160のλ/2位
相差層66bについても同様である。
【0054】図6は、第1の液晶ライトバルブ300R
の光射出面側に設けられたλ/2位相差板303Rを拡
大して示す説明図である。λ/2位相差板303R(以
下、「水晶基板」とも呼ぶ)は、図5に示す水晶のZ軸
(すなわち、光学軸)が基板の表面Sに平行になるよう
に、そして、基板の厚みdが所定の厚さになるように形
成されている。このλ/2位相差板303Rは、図5に
示す水晶を順次研磨してゆくことにより得られる。例え
ば、図5に示すY軸およびZ軸によって形成されるYZ
面に平行な面が、基板の表面Sとなるように研磨するこ
とにより、λ/2位相差板303Rを得ることができ
る。なお、図6では、図示の便宜上、λ/2位相差板3
03Rの厚みdは、かなり拡大して描かれている。
【0055】図6に示すように、λ/2位相差板303
Rには、p偏光透過用の第2の偏光板302Ro(図
4)から射出されたp偏光光が入射する。λ/2位相差
板303Rは、入射するp偏光光(直線偏光光)の電界
ベクトルの振動方向と水晶の光学軸(Z軸)との成す角
が約45°となるように、光路上に配置されている。水
晶基板303Rに入射したp偏光光は、水晶基板303
R中で等しい振幅を有する常光線と異常光線とに別れ、
異なる位相速度で水晶基板303R中を進む。
【0056】水晶基板303Rの厚みdは、常光線と異
常光線との位相差がほぼπずれるような厚み、換言すれ
ば、1/2波長分ずれるような厚みに設定されている。
これにより、λ/2位相差板303Rからは、入射した
p偏光光(直線偏光光)の電界ベクトルの振動方向と直
交する振動方向を有するs偏光光(直線偏光光)が射出
される。
【0057】水晶基板303Rの厚みdは、次の式
(1)に従って設定されている。
【0058】
【数1】
【0059】ここで、λは入射する光の波長であり、m
は0以上の整数である。また、noは常光線の屈折率
(常光線屈折率)であり、ne は異常光線の屈折率(異
常光線屈折率)である。
【0060】なお、水晶の可視光に対する常光線屈折率
は、波長λが約404.7nm,約546.1nm,約
656.3nmのとき、それぞれ約1.557,約1.
546,約1.542である。同様に、異常光線屈折率
は、波長λが約404.7nm,約546.1nm,約
656.3nmのとき、それぞれ約1.567,約1.
555,約1.551である。
【0061】式(1)から分かるように、整数mの値が
比較的小さい場合には、λ/2位相差板303Rの厚み
dは比較的小さくなる。この場合には、λ/2位相差板
303Rによって発生する位相差の波長依存性や、入射
光の入射角依存性、温度依存性などを小さくすることが
できるという利点がある。一方、整数mの値が比較的大
きい場合には、λ/2位相差板303Rの厚みdは比較
的大きくなる。この場合には、λ/2位相差板303R
によって発生する位相差の波長依存性が大きくなるの
で、波長選択性を高めることができるという利点がある
とともに、λ/2位相差板303Rの取り扱いが容易と
なるという利点がある。λ/2位相差板303Rを、図
4に示すように、独立して設ける場合には、厚みdを約
300μm以上にすることが好ましい。しかしながら、
λ/2位相差板303Rを、図4のガラス基板308R
やクロスダイクロイックプリズム520などの保持機能
を有する保持部材に貼り付けて用いる場合には、厚みd
をさらに小さくすることも可能である。
【0062】ところで、上記では、λ/2位相差板30
3Rとして水晶を用いる場合について説明したが、水晶
に代えて単結晶サファイアを用いるようにしてもよい。
単結晶サファイアの熱伝導率は水晶の熱伝導率よりも大
きい。このため、単結晶サファイアを用いる場合には、
λ/2位相差板303R自体の温度上昇をより低減させ
ることができるという利点がある。一方、上記のよう
に、水晶を用いる場合には、λ/2位相差板を比較的容
易に作製することができるという利点がある。これは、
水晶(人工水晶)は、周知のオートクレーブと呼ばれる
育成炉を用いて一度に大量に製造され、また、単結晶サ
ファイアよりも硬度が低いため、所定形状とするための
加工が容易だからである。なお、単結晶サファイアを用
いる場合にも、単結晶サファイアの光学軸は、図6に示
す水晶の光学軸(Z軸)と同様に設定される。
【0063】このように、単結晶サファイアや水晶を用
いる場合には、熱伝導率が比較的高いため、λ/2位相
差板303R自体の温度上昇を低減させることができ、
この結果、単結晶サファイアや水晶の光学特性の温度依
存性を低減することができる。
【0064】なお、上記の水晶は、三方晶系の結晶であ
り、単結晶サファイアは、六方晶系の結晶である。この
ように、三方晶系や六方晶系、正方晶系の結晶などの光
学軸を1つだけ有する一軸結晶を用いれば、上記のよう
なλ/2位相差板303Rを作製することができる。一
軸結晶としては、上記の水晶や単結晶サファイアの他
に、三方晶系の方解石(CaCO3)や六方晶系の硫化
カドミウム(CdS)などを用いることも可能である。
なお、式(1)は、水晶のようなne >no となる正結
晶の場合の式であり、方解石のようなno >ne となる
負結晶の場合には、式(1)のno とne とを入れ替え
た式を用いればよい。
【0065】また、λ/2位相差板303Rとしては、
雲母などの二軸結晶を用いることも可能である。雲母に
ついては、二軸結晶であるが、実用上は一軸結晶として
取り扱うことができる。なお、二軸結晶とは、三斜晶系
や単斜晶系、斜方晶系などの光学軸を2つ有する結晶を
意味している。
【0066】一般に、位相差板としては、一軸結晶や二
軸結晶などの複屈折を生じさせるような複屈折性結晶を
用いることができる。なお、一軸結晶を用いる場合の方
が、所望の光学特性を発揮する位相差板を容易に設計す
ることができるという利点がある。
【0067】以上、説明したように、本実施例のプロジ
ェクタ1000では、照明光学系100は、所定の偏光
光を射出する偏光発生光学系160を備えており、偏光
発生光学系160は、入射する光を2種類の偏光光に分
離するための偏光ビームスプリッタアレイ64と、偏光
ビームスプリッタアレイ64から射出される2種類の偏
光光のうちの一方を他方に揃えるためのλ/2位相差層
66bとを備えている。また、本実施例の第1および第
3の液晶ライトバルブ300R,300Bは、その光射
出面側にλ/2位相差板303R,303Bを備えてい
る。このようなλ/2位相差層66bやλ/2位相差板
303R,303Bとして、水晶などの複屈折性結晶で
形成された位相差層を用いれば、従来の位相差フィルム
を用いる場合と比べて、位相差層の発熱による光学特性
の劣化をかなり低減させることができるとともに、位相
差層の耐久性を向上させることが可能となる。
【0068】B.第2実施例:図7は、第2実施例にお
ける液晶ライトバルブ300Ra,300Ga,300
Baを拡大して示す説明図である。本実施例の液晶ライ
トバルブ300Ra,300Ga,300Baは、第1
実施例(図4)の液晶ライトバルブ300R,300
G,300Bとほぼ同じ構成を有しているが、第1およ
び第3の液晶ライトバルブ300Ra,300Baの光
射出面側の構成が変更されている。
【0069】具体的には、第1実施例(図4)において
は、第1の液晶ライトバルブ300Rの光射出面側の偏
光板302Roはガラス基板308R上に設けられてお
り、λ/2位相差板303Rは独立して設けられている
が、本実施例においては、光射出面側の偏光板302R
oはλ/2位相差板303R上に設けられている。な
お、第3の液晶ライトバルブ300Baの光射出面側に
ついても同様である。
【0070】本実施例のように、λ/2位相差板303
R上に偏光板302Roが設けられている場合には、λ
/2位相差板303Rが偏光板302Roを保持するこ
とができるので、図4に示す偏光板302Roを保持す
るためのガラス基板308Rを省略することが可能とな
る。
【0071】ところで、偏光板302Roは、液晶パネ
ル301Rから射出された変調光が入射する際、所定の
偏光成分(p偏光光)以外の光成分を遮るため、発熱す
る。このような発熱は、偏光板の光学特性を劣化させる
原因となるので、偏光板の温度はできるだけ低くするこ
とが好ましい。単結晶サファイアや水晶などは、ガラス
よりも熱伝導率が大きい。したがって、λ/2位相差板
303Rとして、単結晶サファイアや水晶で形成された
基板を用いれば、ガラス基板308Rを用いる場合よ
り、偏光板302Roの発熱による温度上昇をかなり低
減させることが可能となる。
【0072】なお、水晶の熱伝導率は、Z軸に平行な方
向と垂直な方向とで異なっている。すなわち、水晶の熱
伝導率は、Z軸に平行な方向で約9.3(W/(m・
k))であり、Z軸に垂直な方向で約5.4(W/(m・
k))である。このように、水晶は、Z軸に平行な方向
の熱伝導率の方が大きくなっているので、本実施例のよ
うに、水晶のZ軸が基板の表面とほぼ平行に設定された
水晶基板303Rを用いる場合には、偏光板302Ro
の温度上昇を効率よく低減させることができるととも
に、偏光板302Roの面内温度分布をより均一にする
ことができるという利点がある。
【0073】C.第3実施例:図8は、第3実施例にお
ける液晶ライトバルブ300Rb,300Gb,300
Bbを拡大して示す説明図である。本実施例の液晶ライ
トバルブ300Rb,300Gb,300Bbは、第2
実施例(図7)の液晶ライトバルブ300Ra,300
Ga,300Baとほぼ同じ構成を有しているが、第1
および第3の液晶ライトバルブ300Rb,300Bb
の光射出面側の構成が変更されている。
【0074】具体的には、第2実施例(図7)において
は、第1の液晶ライトバルブ300Raの光射出面側の
偏光板302Roは、λ/2位相差板303R上に設け
られているが、本実施例においては、光射出面側の偏光
板302Roは、第1のλ/4位相差板303R1上に
設けられている。そして、クロスダイクロイックプリズ
ム520の光入射面には第2のλ/4位相差板303R
2が設けられている。
【0075】λ/4位相差板303R1,303R2と
しての水晶基板の厚みdは、例えば、次の式(2)に従
って設定されている。
【0076】
【数2】
【0077】なお、2つのλ/4位相差板303R1,
303R2を用いる場合にも、第1および第2のλ/4
位相差板303R1,303R2の光学軸は、図6に示
す水晶の光学軸(Z軸)と同様に設定されていればよ
い。このとき、第1のλ/4位相差板303R1に入射
したp偏光光(直線偏光光)は、円偏光光に変換されて
射出され、第2のλ/4位相差板303R2に入射した
円偏光光は、s偏光光(直線偏光光)に変換されて射出
されることとなる。
【0078】このように、図7のλ/2位相差板303
Rは、2つのλ/4位相差板303R1,303R2と
置き換えることができる。なお、第3の液晶ライトバル
ブ300Bbの光射出面側についても同様である。
【0079】本実施例のように、2つのλ/4位相差板
303R1,303R2をλ/2位相差板として用いて
も、第2実施例と同様の効果を奏する。すなわち、第1
実施例において光射出面側の偏光板302Roを保持す
るためのガラス基板308Rを省略することができると
ともに、偏光板302Roの発熱による温度上昇をかな
り低減させることが可能となる。
【0080】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0081】(1)上記の第1実施例(図4)では、第
1の液晶ライトバルブ300Rの光射出面側にλ/2位
相差板303Rが設けられているが、λ/2位相差板3
03Rは、液晶ライトバルブの光入射面側に設けられて
いてもよい。この場合には、第1の液晶ライトバルブに
入射するs偏光光が、λ/2位相差板、p偏光透過用偏
光板、液晶パネル、s偏光透過用偏光板の順に通過する
ように、液晶ライトバルブが構成されていればよい。こ
のとき、液晶ライトバルブに入射するs偏光光は、λ/
2位相差板に入射してp偏光光に変換される。p偏光光
は、p偏光透過用偏光板をほぼそのまま通過して、液晶
パネルで変調される。液晶パネルは入射したp偏光光の
一部をs偏光光に変換し、光射出面側に配置されたs偏
光透過用偏光板からは、s偏光光のみが射出される。
【0082】なお、この場合にも、液晶ライトバルブの
光入射面側に設けられたp偏光透過用偏光板は、第2実
施例と同様に、λ/2位相差板上に設けられているよう
にしてもよい。また、第3実施例と同様に、λ/2位相
差板に代えて2つのλ/4位相差板を用いるようにして
もよい。
【0083】このように、一般に、液晶ライトバルブ
は、その光入射面側と光射出面側とのうちの少なくとも
一方に、水晶などの複屈折性結晶で形成された位相差層
を備えていればよい。
【0084】(2)上記実施例では、図2に示すよう
に、偏光発生光学系160として、複数の偏光分離膜6
4aを含む偏光ビームスプリッタアレイ64が用いられ
ているが、これに代えて、偏光分離膜を1つのみ含む偏
光ビームスプリッタを用いるようにしてもよい。なお、
この場合にも、偏光ビームスプリッタのp偏光光の射出
面とs偏光光の射出面とのうちのいずれか一方に、水晶
などの複屈折性結晶で形成されたλ/2位相差板が設け
られることとなる。
【0085】一般に、偏光発生部は、入射する光を2種
類の偏光光に分離するための偏光分離部と、偏光分離部
から射出される2種類の偏光光のうちの一方を他方に揃
えるための位相差層とを備えていればよい。
【0086】(3)上記実施例では、図3に示す偏光発
生光学系160のλ/2位相差層66bと、図4に示す
第1および第3の液晶ライトバルブ300R,300B
の光射出面側に設けられたλ/2位相差板303R,3
03Gとに、水晶などの複屈折性結晶で形成された位相
差板が用いられている場合について説明したが、プロジ
ェクタ1000(図1)の他の部分に複屈折性結晶で形
成された位相差板が用いられていてもよい。
【0087】一般に、本発明のプロジェクタとしては、
照明光学系と投写光学系とを含む光路中に、入射する光
の偏光状態を変更して射出するための位相差層を備えて
おり、この位相差層が、複屈折性結晶で形成されている
ようなものであればよい。
【0088】(4)上記実施例では、透過型のプロジェ
クタに本発明を適用した場合を例に説明しているが、本
発明は反射型のプロジェクタにも適用することが可能で
ある。ここで、「透過型」とは、透過型液晶パネルのよ
うに光変調手段としての電気光学装置が光を透過するタ
イプであることを意味しており、「反射型」とは、反射
型液晶パネルのように光変調手段としての電気光学装置
が光を反射するタイプであることを意味している。反射
型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過
型のプロジェクタとほぼ同様の効果を得ることができ
る。
【0089】(5)上記実施例では、プロジェクタ10
00は、電気光学装置として液晶パネルを備えている
が、これに代えて、マイクロミラー型光変調装置を備え
るようにしてもよい。マイクロミラー型光変調装置とし
ては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイ
ス)(TI社の商標)を用いることができる。電気光学
装置としては、一般に、入射光を画像情報に応じて変調
するものであればよい。
【0090】(6)上記実施例においては、カラー画像
を表示するプロジェクタ1000を例に説明している
が、モノクロ画像を表示するプロジェクタにおいても同
様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプロジェクタを示す説明図で
ある。
【図2】図1の照明光学系100を拡大して示す説明図
である。
【図3】偏光発生光学系160を示す説明図である。
【図4】図1の液晶ライトバルブ300R,300G,
300Bを拡大して示す説明図である。
【図5】水晶の結晶構造を示す説明図である。
【図6】第1の液晶ライトバルブ300Rの光射出面側
に設けられたλ/2位相差板303Rを拡大して示す説
明図である。
【図7】第2実施例における液晶ライトバルブ300R
a,300Ga,300Baを拡大して示す説明図であ
る。
【図8】第3実施例における液晶ライトバルブ300R
b,300Gb,300Bbを拡大して示す説明図であ
る。
【符号の説明】
62…遮光板 62a…開口面 62b…遮光面 64…偏光ビームスプリッタアレイ 64a…偏光分離膜 64b…反射膜 64c…ガラス材 66…選択位相差板 66a…開口層 66b…λ/2位相差層 100…照明光学系 1000…プロジェクタ 100ax…システム光軸 120…光源装置 120ax…光源光軸 122…発光管 124…リフレクタ 126…平行化レンズ 140,150…レンズアレイ 142,152…小レンズ 160…偏光発生光学系 170…重畳レンズ 200…色光分離光学系 202,204…ダイクロイックミラー 208,224,228…反射ミラー 220…リレー光学系 222…入射側レンズ 226…リレーレンズ 232,234,230…フィールドレンズ 300R,300G,300B…液晶ライトバルブ 300Ra,300Ga,300Ba…液晶ライトバル
ブ 300Rb,300Gb,300Bb…液晶ライトバル
ブ 301R,301G,301B…液晶パネル 302Ri,302Ro…偏光板 302Bi,302Bo…偏光板 302Gi,302Go…偏光板 303R,303B…λ/2位相差板(水晶基板) 307R,307G,307B…ガラス基板 308R,308G,308B…ガラス基板 520…クロスダイクロイックプリズム 521…赤色光反射膜 522…青色光反射膜 540…投写レンズ S…表面 LA…照明領域 SC…スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/31 H04N 9/31 C (72)発明者 加藤 久麿 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H049 BA05 BA06 BA42 BA43 BB02 BC10 BC22 2H091 FA05Z FA08X FA08Z FA11X FA12X FA14Z FB06 GA01 LA04 MA07 2H099 AA12 BA09 CA02 CA08 DA05 5C060 BA04 BA08 BC05 EA00 GA01 GB02 GB06 HC00 HC01 HC24 HC25 JA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光を射出する照明光学系と、 前記照明光学系からの光を画像情報に応じて変調する電
    気光学装置と、 前記電気光学装置で得られる変調光線束を投写する投写
    光学系と、を備え、 前記照明光学系と前記投写光学系とを含む光路中には、
    入射する光の偏光状態を変更して射出するための位相差
    層が備えられており、 前記位相差層は、複屈折性結晶で形成されていることを
    特徴とするプロジェクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプロジェクタであって、 前記複屈折性結晶は、一軸結晶である、プロジェクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプロジェクタであって、 前記一軸結晶は、単結晶サファイアまたは水晶である、
    プロジェクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のプ
    ロジェクタであって、 前記照明光学系は、 所定の偏光光を射出する偏光発生部を備え、 前記偏光発生部は、 入射する光を2種類の偏光光に分離するための偏光分離
    部と、 前記偏光分離部から射出される2種類の偏光光のうちの
    一方を他方に揃えるための前記位相差層とを備える、プ
    ロジェクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載のプ
    ロジェクタであって、 前記電気光学装置は、その光入射面側と光射出面側との
    うちの少なくとも一方に前記位相差層を備える、プロジ
    ェクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のプロジェクタであって、 前記電気光学装置は、偏光板を備えており、 前記偏光板は、前記電気光学装置の光入射面側と光射出
    面側とのうちの少なくとも一方に備えられた前記位相差
    層上に設けられている、プロジェクタ。
  7. 【請求項7】 カラー画像を投写表示するためのプロジ
    ェクタであって、 照明光を射出する照明光学系と、 前記照明光学系から射出された前記照明光を、3つの色
    成分をそれぞれ有する第1ないし第3の色光に分離する
    色光分離光学系と、 前記色光分離光学系により分離された第1ないし第3の
    色光を、画像情報に応じて変調して、第1ないし第3の
    変調光線束を生成する第1ないし第3の電気光学装置
    と、 前記第1ないし第3の変調光線束を合成する色合成光学
    系と、 前記色合成光学系から射出される合成光を投写する投写
    光学系と、を備え、 前記照明光学系と前記投写光学系とを含む光路中には、
    入射する光の偏光状態を変更して射出するための位相差
    層が備えられており、 前記位相差層は、複屈折性結晶で形成されていることを
    特徴とするプロジェクタ。
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