JP2002031296A - 弁体と弁座とのシール性能確認装置 - Google Patents

弁体と弁座とのシール性能確認装置

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JP2002031296A
JP2002031296A JP2000213937A JP2000213937A JP2002031296A JP 2002031296 A JP2002031296 A JP 2002031296A JP 2000213937 A JP2000213937 A JP 2000213937A JP 2000213937 A JP2000213937 A JP 2000213937A JP 2002031296 A JP2002031296 A JP 2002031296A
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JP
Japan
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valve
valve seat
hole
float
cylindrical hole
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Application number
JP2000213937A
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English (en)
Inventor
Tadashi Koike
正 小池
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スチームトラップに用いられる弁体と弁座と
のシール性能を確認できる装置を提供する。 【解決手段】 弁孔1を有する弁座2を弁座取付部材3
に圧入して固定し、弁座取付部材3を本体4にねじ結合
して固定することにより、弁座2を本体4に取付ける。
弁座2に弁孔1をシールする弁体としてのフロート5を
載せる。本体4は一端が弁孔1に連通し他端側に上方に
向けて開口する円筒穴9を設けた連通路10を有する。
開口から円筒穴9に変位部材11を挿入する。変位部材
11は円筒穴9よりも僅かに小さい外径の円筒胴部11
aを有し、円筒胴部11aの下部外周に形成した環状溝
に円筒穴9内面との間をシールするシールリング12を
配置する。フロート5と弁座2とが完全シールできない
と、連通路10の空気がフロート5と弁座2との間から
漏れ出すために、変位部材11は円筒穴9を降下する。
そのため、変位部材11の降下を目視することにより、
スチームトラップに用いられるフロート5と弁座2との
シール性能を確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気輸送管や蒸気
使用機器等の蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出
するスチームトラップに用いられる弁体と弁座とのシー
ル性能を確認できる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸気配管系においては復水の発生は不可
避であり、適宜発生した復水を系外に排出する必要があ
る。この復水を自動的に排出する装置がスチームトラッ
プと呼ばれる特殊なバルブである。
【0003】スチームトラップは、弁部材の駆動原理に
よって、蒸気と復水の比重差を利用したメカニカルタイ
プ、蒸気と復水の熱力学的特性差を利用したサーモダイ
ナミックタイプ、蒸気と復水の温度差を利用したサーモ
スタチックタイプ等に分類されるが、その基本的構成
は、入口と弁室と出口を有する弁ケーシングに、弁室と
出口を連通する弁孔を有する弁座を取付けると共に、弁
座に離着座して弁孔を開閉する弁体を弁室内に配置した
ものである。この一例が特開平4−262197号公報
に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のスチー
ムトラップにおいては、弁体と弁座とが完全シールでき
ないと、蒸気が外部に漏れて高価なエネルギーが空費さ
れると言う問題点があった。
【0005】従って、本発明の技術的課題は、スチーム
トラップに用いられる弁体と弁座とのシール性能を確認
できる装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁孔を有する
弁座と、弁座を取付ける本体と、弁座に着座して弁孔を
シールする弁体と、一端が弁孔に連通し他端側に上方に
向けて開口する円筒穴を有する連通路と、円筒穴をシー
ルし円筒穴を変位する変位部材と、を具備する弁体と弁
座とのシール性能確認装置にある。
【0007】
【発明の実施の形態】上記の本発明の技術的手段によれ
ば、開口から円筒穴に変位部材を挿入すると、変位部材
は挿入位置で停止し変位しない。しかしながら、弁体と
弁座とが完全シールできないと、連通路の空気が弁体と
弁座との間から漏れ出すために、変位部材は円筒穴を降
下する。そのため、変位部材の降下を目視することによ
り、スチームトラップに用いられる弁体と弁座とのシー
ル性能を確認することができる。
【0008】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。弁孔1を有する弁座2を弁座取付
部材3に圧入して固定し、弁座取付部材3を本体4にね
じ結合して固定することにより、弁座2を本体4に取付
ける。
【0009】弁座2に弁孔1をシールする弁体としての
中空球形のフロート5を載せる。弁座取付部材3は弁座
2を圧入する孔を形成した部分と、二又のフロート座6
と、同じく二又のフロート落下防止部7を有する。フロ
ート座6は先端部に弁孔1の軸と平行なフロート座面8
を有する。フロート座面8は弁孔1の軸から、フロート
5の半径離れた距離に位置する。フロート落下防止部7
はフロートの半径よりも少し離れた距離に位置する。
【0010】本体4は一端が弁孔1に連通し他端側に上
方に向けて開口する円筒穴9を設けた連通路10を有す
る。開口から円筒穴9に変位部材11を挿入する。変位
部材11は円筒穴9よりも僅か(約0.05mm)に小
さい外径の円筒胴部11aと円筒穴9よりも大きい外径
の頭部11bを有し、円筒胴部11aの下部外周に形成
した環状溝に円筒穴9内面との間をシールするシールリ
ング12を配置する。
【0011】開口から円筒穴9に変位部材11を挿入す
ると、変位部材11は、図1に示すように挿入し始めた
位置で停止し変位しない。しかしながら、フロート5と
弁座2とが完全シールできないと、連通路10の空気が
フロート5と弁座2との間から漏れ出すために、変位部
材11は円筒穴9を降下し、頭部11bが開口に当接し
て停止する。そのため、変位部材11の降下を目視する
ことにより、フロート式スチームトラップに用いられる
フロート5と弁座2とのシール性能を確認することがで
きる。
【0012】上記実施例では弁体としてフロート式スチ
ームトラップに用いられるフロートを例示したが、本発
明はバケット式スチームトラップに用いられるバケット
あるいはディスク式スチームトラップに用いられるディ
スク弁体あるいはその他の型式のスチームトラップに用
いられる弁体に適用することもできる。
【0013】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、弁体と弁
座とが完全シールできないと、連通路の空気が弁体と弁
座との間から漏れ出すために、変位部材が円筒穴を降下
する。そのため、変位部材の降下を目視することによ
り、スチームトラップに用いられる弁体と弁座とのシー
ル性能を確認することができると言う優れた効果を生じ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弁体と弁座とのシール性能確認装置の
断面図。
【符号の説明】
1 弁孔 2 弁座 3 弁座取付部材 4 本体 5 フロート 6 フロート座 7 フロート落下防止部 8 フロート座面 9 円筒穴 10 連通路 11 変位部材 11a 変位部材の円筒胴部 11b 変位部材の頭部 12 シールリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁孔を有する弁座と、弁座を取付ける本
    体と、弁座に着座して弁孔をシールする弁体と、一端が
    弁孔に連通し他端側に上方に向けて開口する円筒穴を有
    する連通路と、円筒穴をシールし円筒穴を変位する変位
    部材と、を具備する弁体と弁座とのシール性能確認装
    置。
JP2000213937A 2000-07-14 2000-07-14 弁体と弁座とのシール性能確認装置 Pending JP2002031296A (ja)

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