JP2002031129A - 水中軸受の軸受片の製造方法 - Google Patents

水中軸受の軸受片の製造方法

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JP2002031129A
JP2002031129A JP2000213094A JP2000213094A JP2002031129A JP 2002031129 A JP2002031129 A JP 2002031129A JP 2000213094 A JP2000213094 A JP 2000213094A JP 2000213094 A JP2000213094 A JP 2000213094A JP 2002031129 A JP2002031129 A JP 2002031129A
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JP
Japan
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rubber
bearing
base plate
mold
synthetic resin
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Application number
JP2000213094A
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English (en)
Inventor
Fumitaka Yoshikawa
文隆 吉川
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MYOJYO RUBBER INDUSTRY CO Ltd
Original Assignee
MYOJYO RUBBER INDUSTRY CO Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 金属又は合成樹脂製の台板表面に、ゴムを
均一且つ強固に接着させ、信頼性の高い水中軸受を提供
することにある。 【解決手段】 金型13a,13b,13c中に予め
台板(11)又は台板(11)と成型されたゴム製摺動
部材(12)を装着し、可塑化されたゴムを高圧にて圧
入する水中軸受の軸受片の製造方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶推進器用及び揚水
ポンプ用に使用される水中軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船舶推進器用及び揚水ポンプ用に使用さ
れる水中軸受の一例を図1に示す。金属又は合成樹脂外
筒10の内面に図2に示すようなセグメント状の軸受片
が複数個固定されている。軸受片は金属又は合成樹脂の
台板11にゴム製摺動部材12が加硫接着された構成と
なっている。接着処方としては、接着アンカー効果を上
げるためサンドブラスト又は化学処理によって台板の接
着面を粗し、その上に例えば塩化ゴム系のようなゴム用
加硫接着剤を塗布し、ゴムを加硫接着させた構造となっ
ている。従来、軸受片製造過程における加硫前の生ゴム
を台板に貼り付け方法として、押出し機を利用して予め
ブロック状の生ゴムを作製し、それを台板に貼り付け、
金型中に入れ加硫プレスにて加硫し製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの方法で製造
した軸受片は、貼り付け時において、冷たく硬い生ゴム
を貼り付けるため、次工程の加硫プレスにおいてゴムは
表面粗度の粗い台板接着面へ均一に流れ込みにくい。そ
のため、接着面に空気溜りを生じ不良品が発生したり、
使用中接着端面部の剥離現象が短期間に起こり、寿命が
短いことで問題を生じていた。
【0004】本発明は、上記技術の事情に鑑みてなされ
たもので、金属又は合成樹脂製の台板表面に、ゴムを均
一且つ強固に接着させ、信頼性の高い水中軸受を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の軸受片の製造方法は、金属又は合成樹脂
製台板に生ゴムを貼り付ける過程において、接着表面を
粗し、例えば塩化ゴム系のようなゴム用加硫接着剤を塗
布した台板を予め金型にセットし、スクリューにて十分
に練られ可塑化した生ゴムを、50〜150kgf/cm2
高圧で空気に触れることなく、速やかに金型中に圧入す
る。
【0006】十分に可塑化された生ゴムを直接金型の中
に高圧で圧入するため、粗された台板表面の接着面にゴ
ムは均一、且つ強固に密着し、十分なる接着アンカー効
果が得られる。
【0007】本製造方法に使用される金型は、ゴム注入
圧力50〜150kgf/cm2また、事項に述べる加硫時の
ゴム膨張圧力に耐える強固なものでなくてはならない。
【0008】生ゴム圧入が終了した金型を加硫プレスに
入れ、蒸気または電気ヒーターなどの熱源を利用し加硫
を行う。また、ゴムの熱膨張によって更なる圧力が接着
面に加わってくる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図3を参照し
て説明する。金型の構造は、外型13a、ゴム注入口穴
付金型13b、エアー抜き穴付側板13cからなる。
【0010】金属又は合成樹脂台板11を組み込んだ外
金型13a及びゴム注入口付金型13bをプランジャー
16ではさみ、予めスクリュー14によって生ゴムを練
り、スクリュー先端部15にためる。たまった生ゴムを
スクリューで押しながらゴム注入口から圧入し、エアー
抜き穴付側板13cからゴムが出ることを確認して重点
が終了する。充填終了後、金型を加硫プレスに入れ、蒸
気又は電気ヒーターなどの熱源を利用して加硫する。
【0011】図4及び5図に示す水中軸受の場合には金
属又は合成樹脂台板11及び合成樹脂製摺動部材17を
組み込んだ外金型13a及びゴム注入口付金型13bを
プランジャー16ではさみ、予めスクリュー14によっ
て生ゴムを練り、スクリュー先端部15にためる。たま
った生ゴム18をスクリューで押しながらゴム注入口か
ら圧入し、エアー抜き穴付側板13cからゴムが出るこ
とを確認して充填が終了する。充填終了後、先の実施例
におけると同様な仕方で加硫する。
【0012】
【発明の効果】本発明の製造方法で製作した軸受片は、
従来方法で製作したものより、ゴムと台板又は合成樹脂
製摺動部材とゴムと台板との接着力は約20%向上す
る。また、接着状況にムラが無く、均一であり、製造過
程において接着不良はほとんど出ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】水中軸受の斜視図である。
【図2】水中軸受に装着する軸受片の斜視図である。
【図3】金型を圧入装置にセットした概要図である。
【図4】他の実施例による水中軸受の斜視図である。
【図5】図4の水中軸受に装着する軸受片の斜視図であ
る。
【符号の説明】 10 金属または合成樹脂外筒 11 金属または合成樹脂台板 12 ゴム製摺動部材 13a 外金型 13b ゴム注入口付金型 13c エアー抜き穴付側板 14 ゴム練り用スクリュー 15 スクリュー先端部 16 プランジャー 17 合成樹脂製摺動部材 18 ゴム弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 21:00 B29K 21:00 105:24 105:24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の金属又は合成樹脂製外筒の内面
    に、台板とゴム製摺動部材を加硫接着して構成されたセ
    グメント状の軸受片を複数個配列した水中軸受であっ
    て、金型中に予め台板を装着し、可塑化されたゴムを高
    圧にて圧入することを特徴とする水中軸受の軸受片の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 円筒状の金属又は合成樹脂製外筒の内面
    に、台板と、摺動部材として例えば四フッ化エチレン樹
    脂、ポリアミド、高密度ポリエチレンなどの合成樹脂
    と、中間にゴム弾性体を加硫接着して構成されたセグメ
    ント状の軸受片を複数個配列した水中軸受であって、予
    め金型中に台板と成型された合成樹脂を装着し、可塑化
    されたゴムを高圧にて圧入することを特徴とする水中軸
    受の軸受片の製造方法。
JP2000213094A 2000-07-13 2000-07-13 水中軸受の軸受片の製造方法 Pending JP2002031129A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015229878A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 明石セミシールド建設株式会社 セグメントの製造方法およびセグメントを用いた更生管

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015229878A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 明石セミシールド建設株式会社 セグメントの製造方法およびセグメントを用いた更生管

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