JP2002031085A - ガスタービンの圧縮機のバランス機構 - Google Patents
ガスタービンの圧縮機のバランス機構Info
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- JP2002031085A JP2002031085A JP2000217337A JP2000217337A JP2002031085A JP 2002031085 A JP2002031085 A JP 2002031085A JP 2000217337 A JP2000217337 A JP 2000217337A JP 2000217337 A JP2000217337 A JP 2000217337A JP 2002031085 A JP2002031085 A JP 2002031085A
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- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧縮機の回転バランスを良好に保ち、かつ圧
縮機効率の低下を防止することができるガスタービンの
圧縮機のバランス機構を提供することである。 【解決手段】 圧縮機のインペラ翼より上流側の環状吸
気通路の小径側でかつ内周側の通路壁と連続する回転軸
をハウジングで被覆し、前記ハウジング内の回転軸に環
状のバランスランドを設け、前記バランスランドを部分
的にカットすることにより圧縮機の回転バランスを安定
させる。
縮機効率の低下を防止することができるガスタービンの
圧縮機のバランス機構を提供することである。 【解決手段】 圧縮機のインペラ翼より上流側の環状吸
気通路の小径側でかつ内周側の通路壁と連続する回転軸
をハウジングで被覆し、前記ハウジング内の回転軸に環
状のバランスランドを設け、前記バランスランドを部分
的にカットすることにより圧縮機の回転バランスを安定
させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンの圧
縮機の回転を安定させるバランス機構に関するものであ
る。
縮機の回転を安定させるバランス機構に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図４は、従来のガスタービンの圧縮機９
６の吸気部分の断面略図である。図４において圧縮機９
６は、回転軸９７を中心に図示しないタービンと共に回
転する。圧縮機９６にはインペラ翼９５が設けてあり、
吸気通路９４から空気流９３が流入する。
６の吸気部分の断面略図である。図４において圧縮機９
６は、回転軸９７を中心に図示しないタービンと共に回
転する。圧縮機９６にはインペラ翼９５が設けてあり、
吸気通路９４から空気流９３が流入する。
【０００３】圧縮機９６の回転バランスが偏っている場
合に、その偏りを修正するため、インペラ翼９５より上
流側の吸気通路９４の内周側の通路壁に環状のバランス
ランド９１を設け、このバランスランド９１を部分的に
カットすることにより（つまりカット部９８を形成する
ことにより）回転のバランスを保っていた。しかし、こ
のようにバランスランド９１の円周上の一部にカット部
９８を形成すると、図４に示すようにカット部９８で乱
流９９が生じ、圧縮機効率の低下を招いてしまう。
合に、その偏りを修正するため、インペラ翼９５より上
流側の吸気通路９４の内周側の通路壁に環状のバランス
ランド９１を設け、このバランスランド９１を部分的に
カットすることにより（つまりカット部９８を形成する
ことにより）回転のバランスを保っていた。しかし、こ
のようにバランスランド９１の円周上の一部にカット部
９８を形成すると、図４に示すようにカット部９８で乱
流９９が生じ、圧縮機効率の低下を招いてしまう。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明で
は、圧縮機の回転バランスを良好に保ち、かつ圧縮機効
率の低下を防止することができるガスタービンの圧縮機
のバランス機構を提供することを課題としている。
は、圧縮機の回転バランスを良好に保ち、かつ圧縮機効
率の低下を防止することができるガスタービンの圧縮機
のバランス機構を提供することを課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明では、圧縮機のインペラ翼より上流側の環状吸気
通路の小径側でかつ内周側の通路壁と連続する回転軸を
ハウジングで被覆し、前記ハウジング内の回転軸に環状
のバランスランドを設け、前記バランスランドを部分的
にカットすることにより圧縮機の回転バランスを安定さ
せるようにした。
本発明では、圧縮機のインペラ翼より上流側の環状吸気
通路の小径側でかつ内周側の通路壁と連続する回転軸を
ハウジングで被覆し、前記ハウジング内の回転軸に環状
のバランスランドを設け、前記バランスランドを部分的
にカットすることにより圧縮機の回転バランスを安定さ
せるようにした。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は、本発明を適用したガスタ
ービン１００の断面略図である。図１に示すようにガス
タービン１００には、回転軸５を中心にタービン４と共
に回転する圧縮機１０が設けてある。
ービン１００の断面略図である。図１に示すようにガス
タービン１００には、回転軸５を中心にタービン４と共
に回転する圧縮機１０が設けてある。
【０００７】圧縮機１０は、インペラ翼１６，外周側ハ
ウジング１４及びディフューザ３を備えている。圧縮機
１０の回転軸５側（内周側）の壁面と外周側ハウジング
１４により、環状の吸気通路１５が形成されている。
ウジング１４及びディフューザ３を備えている。圧縮機
１０の回転軸５側（内周側）の壁面と外周側ハウジング
１４により、環状の吸気通路１５が形成されている。
【０００８】吸気通路１５には空気流１１が流入する。
流入した空気流１１は、ディフューザ３により加圧さ
れ、加圧空気１２を生成する。加圧空気１２は、燃焼器
２０の内筒６と外筒７により形成された環状空気通路９
から燃焼器２０内に流入する。燃焼器２０内に流入した
加圧空気１２は、燃料と共に燃焼して燃焼ガス１３を発
生させる。この燃焼ガス１３がノズル８で加速されてタ
ービン４を回転させる。
流入した空気流１１は、ディフューザ３により加圧さ
れ、加圧空気１２を生成する。加圧空気１２は、燃焼器
２０の内筒６と外筒７により形成された環状空気通路９
から燃焼器２０内に流入する。燃焼器２０内に流入した
加圧空気１２は、燃料と共に燃焼して燃焼ガス１３を発
生させる。この燃焼ガス１３がノズル８で加速されてタ
ービン４を回転させる。
【０００９】図２は、図１のＡ部拡大図である。図２に
示すように、圧縮機１０のインペラ翼１６よりも空気流
１１の上流側の小径部１０ａがハウジング２で覆われて
いる。小径部１０ａには環状のバランスランド１が圧入
されている。小径部１０ａ（圧縮機１０）には、例えば
アルミニウムのような軽量な材質を選定し、バランスラ
ンド１には、例えば炭素鋼のような切削し易くかつアル
ミニウムよりも重い材質を選定する。
示すように、圧縮機１０のインペラ翼１６よりも空気流
１１の上流側の小径部１０ａがハウジング２で覆われて
いる。小径部１０ａには環状のバランスランド１が圧入
されている。小径部１０ａ（圧縮機１０）には、例えば
アルミニウムのような軽量な材質を選定し、バランスラ
ンド１には、例えば炭素鋼のような切削し易くかつアル
ミニウムよりも重い材質を選定する。
【００１０】ガスタービン１００（図１）に圧縮機１０
を組み付ける前に、圧縮機１０のみの回転バランス試験
を行う。図３は図２のIII−III断面図である。回転バラ
ンス試験機（図示せず）により圧縮機１０の回転バラン
スの偏りを検出すると、この偏りを修正するようにバラ
ンスランド１を部分的に切削し、カット部１ａを形成す
る。バランスランド１にカット部１ａを形成することに
より、圧縮機１０（図１）の回転バランスが全体として
安定し、偏りが解消される。
を組み付ける前に、圧縮機１０のみの回転バランス試験
を行う。図３は図２のIII−III断面図である。回転バラ
ンス試験機（図示せず）により圧縮機１０の回転バラン
スの偏りを検出すると、この偏りを修正するようにバラ
ンスランド１を部分的に切削し、カット部１ａを形成す
る。バランスランド１にカット部１ａを形成することに
より、圧縮機１０（図１）の回転バランスが全体として
安定し、偏りが解消される。
【００１１】バランスランド１を切削し易い材質で形成
することにより、カット部１ａを設け易くなり、回転バ
ランスの安定を図り易くなる。また、小径部１０ａを構
成する材質よりも重い材質でバランスランド１を構成す
ることにより、バランスランド１の圧縮機１０に対する
慣性力の影響を大きくすることができ、したがって、カ
ット部１ａを設けることによる回転バランスの調整を行
い易くすることができる。
することにより、カット部１ａを設け易くなり、回転バ
ランスの安定を図り易くなる。また、小径部１０ａを構
成する材質よりも重い材質でバランスランド１を構成す
ることにより、バランスランド１の圧縮機１０に対する
慣性力の影響を大きくすることができ、したがって、カ
ット部１ａを設けることによる回転バランスの調整を行
い易くすることができる。
【００１２】上述の例では、バランスランド１は圧縮機
１０とは別部材でかつ異なる材質で構成する場合を記し
たが、バランスランド１は圧縮機１０やインペラ翼１６
と同一の材質で一体に形成してもよい。
１０とは別部材でかつ異なる材質で構成する場合を記し
たが、バランスランド１は圧縮機１０やインペラ翼１６
と同一の材質で一体に形成してもよい。
【００１３】
【発明の効果】本発明では、バランスランド１をハウジ
ング２で覆われた小径部１０ａに設けたので、バランス
ランド１にカット部１ａ（図３）を形成しても空気流１
１（図１，図２）の流れに影響を及ぼすことがなく、従
来のような圧縮機効率の低下を防ぐことができる。
ング２で覆われた小径部１０ａに設けたので、バランス
ランド１にカット部１ａ（図３）を形成しても空気流１
１（図１，図２）の流れに影響を及ぼすことがなく、従
来のような圧縮機効率の低下を防ぐことができる。
【図１】 本発明を適用したガスタービンの断面略図で
ある。
ある。
【図２】 図１のＡ部拡大図である。
【図３】 図２のIII−III断面図である。
【図４】 従来のガスタービンの圧縮機の吸気部分の断
面略図である。
面略図である。
１ バランスランド １ａ カット部 ２ 内周側ハウジング ３ ディフューザ ４ タービン ５ 回転軸 ６ 内筒 ７ 外筒 ８ ノズル １０ 圧縮機 １０ａ 小径部（回転軸） １１ 空気流 １４ 外周側ハウジング １５ 吸気通路（環状吸気通路）
Claims (1)
- 【請求項１】 圧縮機のインペラ翼より上流側の環状吸
気通路の小径側でかつ内周側の通路壁と連続する回転軸
をハウジングで被覆し、前記ハウジング内の回転軸に環
状のバランスランドを設け、 前記バランスランドを部分的にカットすることにより圧
縮機の回転バランスを安定させるようにしたことを特徴
とするガスタービンの圧縮機のバランス機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000217337A JP2002031085A (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | ガスタービンの圧縮機のバランス機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000217337A JP2002031085A (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | ガスタービンの圧縮機のバランス機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002031085A true JP2002031085A (ja) | 2002-01-31 |
Family
ID=18712460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000217337A Pending JP2002031085A (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | ガスタービンの圧縮機のバランス機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002031085A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008025576A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Snecma | 遠心圧縮機のインペラの下流側空洞の排気 |
-
2000
- 2000-07-18 JP JP2000217337A patent/JP2002031085A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008025576A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Snecma | 遠心圧縮機のインペラの下流側空洞の排気 |
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