JP2002029608A - 搬送物品管理装置 - Google Patents
搬送物品管理装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬送ベルトの物品搬送領域に相当する部分の
下面を支持するローラを配置していないことによって従
来発生していたアンテナ素子の摩耗という不具合を解消
する。 【解決手段】 ＩＣタグ５を付した物品４を搬送する搬
送ベルト３の物品搬送領域を包囲した状態で配設される
絶縁材料から成る筒状体９と、該筒状体の周面に沿って
配置された少なくとも一つのループ状のアンテナ素子１
０とを備え、ＩＣタグ５に情報をアンテナ素子１０を介
して記録し、ＩＣタグ５に記録された情報をアンテナ素
子１０を介して読み取る搬送物品管理装置において、ア
ンテナ素子１０は筒状体９の少なくとも上面と両側面に
沿って延在し、物品搬送領域を構成する搬送ベルト部分
の下面に沿って該搬送ベルト下面を支持する案内ローラ
８を配置し、該案内ローラ８の軸心部は金属部材８ａか
ら構成され、アンテナ素子１０の下端部が金属部材８ａ
の両端部に接触されている。
下面を支持するローラを配置していないことによって従
来発生していたアンテナ素子の摩耗という不具合を解消
する。 【解決手段】 ＩＣタグ５を付した物品４を搬送する搬
送ベルト３の物品搬送領域を包囲した状態で配設される
絶縁材料から成る筒状体９と、該筒状体の周面に沿って
配置された少なくとも一つのループ状のアンテナ素子１
０とを備え、ＩＣタグ５に情報をアンテナ素子１０を介
して記録し、ＩＣタグ５に記録された情報をアンテナ素
子１０を介して読み取る搬送物品管理装置において、ア
ンテナ素子１０は筒状体９の少なくとも上面と両側面に
沿って延在し、物品搬送領域を構成する搬送ベルト部分
の下面に沿って該搬送ベルト下面を支持する案内ローラ
８を配置し、該案内ローラ８の軸心部は金属部材８ａか
ら構成され、アンテナ素子１０の下端部が金属部材８ａ
の両端部に接触されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物、郵便物等の
各種物品の集荷、仕分け等の作業を自動的に行う荷物管
理システムの改良に関し、特にベルトコンベア上を搬送
される各物品に取り付けられたＩＣタグに情報を記録
し、このＩＣタグに記録された情報を読み取った上で集
荷、仕分け等の作業を実施する荷物管理システムに用い
られる搬送物品管理装置に関する。
各種物品の集荷、仕分け等の作業を自動的に行う荷物管
理システムの改良に関し、特にベルトコンベア上を搬送
される各物品に取り付けられたＩＣタグに情報を記録
し、このＩＣタグに記録された情報を読み取った上で集
荷、仕分け等の作業を実施する荷物管理システムに用い
られる搬送物品管理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】航空機、船舶、列車、大型トラック等の
輸送手段によって輸送されて来た貨物は、空港、港湾、
貨物駅等に設けられた貨物ターミナルにて集荷、仕分け
され、配送等に供される。また、貨物ターミナルにて輸
送手段に貨物を積み込む場合にも集荷、仕分け等が行わ
れる。また、郵便局においても、郵便物について同様の
処理が行われている。このような貨物ターミナル等は、
集荷、仕分け等の作業を自動化する為の搬送物品管理装
置を備えている。この搬送物品管理装置においては、荷
物番号、配送先等の各種情報を記録したＩＣタグを取り
付けた荷物をベルトコンベアによって移送する際に、移
送経路に配置した情報読取り装置によって通過する個々
の荷物に付されたＩＣタグから電波として送信される情
報をリーダライタにより読取り、読み取った記録情報に
従って所要の集荷、仕分け、配送等の作業を自動的に実
施する。ＩＣタグには、リーダライタにより各種情報が
電波にて記録されている。上記搬送物品管理装置は、Ｉ
Ｃタグから発信された記録情報を受信するアンテナとこ
のアンテナが受信した記録情報を読み取るリーダライタ
とを備え、このリーダライタが情報管理用のコンピュー
タ等の外部装置にケーブル等を介して記録情報を送信す
る。また、個々の荷物に付されるＩＣタグは、送受信用
のループアンテナと、このループアンテナに接続された
送受信回路および制御回路と、荷物についての各種情報
を記録するメモリ装置を有した無電源の装置である。こ
のループアンテナは、ＩＣタグが搬送物品管理装置側の
アンテナ素子を通過する際にこのアンテナ素子から発せ
られる交流磁界による電磁誘導によって起電力を生成
し、この起電力を用いて前記送受信回路および前記制御
回路を作動させる。前記メモリ装置には、予めリーダラ
イタにより荷物番号、配送先、荷物の内容（こわれ物、
食品、配送順序）等の各種情報が書き込まれている。な
お、このような搬送物品管理装置は、上記のごとき貨物
ターミナル等において荷物の集荷、仕分け等に用いられ
るばかりでなく、航空機等から降りた客が航空機の貨物
室から送り出されて来た自分の荷物を手荷物引き渡し場
で受け取る際等に、係員が、客が保持する荷物番号カー
ドと、荷物に付されたＩＣタグの番号とを照合し、両者
が合致する場合に荷物を手渡す場合にも使用される。
輸送手段によって輸送されて来た貨物は、空港、港湾、
貨物駅等に設けられた貨物ターミナルにて集荷、仕分け
され、配送等に供される。また、貨物ターミナルにて輸
送手段に貨物を積み込む場合にも集荷、仕分け等が行わ
れる。また、郵便局においても、郵便物について同様の
処理が行われている。このような貨物ターミナル等は、
集荷、仕分け等の作業を自動化する為の搬送物品管理装
置を備えている。この搬送物品管理装置においては、荷
物番号、配送先等の各種情報を記録したＩＣタグを取り
付けた荷物をベルトコンベアによって移送する際に、移
送経路に配置した情報読取り装置によって通過する個々
の荷物に付されたＩＣタグから電波として送信される情
報をリーダライタにより読取り、読み取った記録情報に
従って所要の集荷、仕分け、配送等の作業を自動的に実
施する。ＩＣタグには、リーダライタにより各種情報が
電波にて記録されている。上記搬送物品管理装置は、Ｉ
Ｃタグから発信された記録情報を受信するアンテナとこ
のアンテナが受信した記録情報を読み取るリーダライタ
とを備え、このリーダライタが情報管理用のコンピュー
タ等の外部装置にケーブル等を介して記録情報を送信す
る。また、個々の荷物に付されるＩＣタグは、送受信用
のループアンテナと、このループアンテナに接続された
送受信回路および制御回路と、荷物についての各種情報
を記録するメモリ装置を有した無電源の装置である。こ
のループアンテナは、ＩＣタグが搬送物品管理装置側の
アンテナ素子を通過する際にこのアンテナ素子から発せ
られる交流磁界による電磁誘導によって起電力を生成
し、この起電力を用いて前記送受信回路および前記制御
回路を作動させる。前記メモリ装置には、予めリーダラ
イタにより荷物番号、配送先、荷物の内容（こわれ物、
食品、配送順序）等の各種情報が書き込まれている。な
お、このような搬送物品管理装置は、上記のごとき貨物
ターミナル等において荷物の集荷、仕分け等に用いられ
るばかりでなく、航空機等から降りた客が航空機の貨物
室から送り出されて来た自分の荷物を手荷物引き渡し場
で受け取る際等に、係員が、客が保持する荷物番号カー
ドと、荷物に付されたＩＣタグの番号とを照合し、両者
が合致する場合に荷物を手渡す場合にも使用される。
【０００３】図２は従来の搬送物品管理装置を示すの略
斜視図である。この搬送物品管理装置１００は、ベルト
コンベア１０２を構成するエンドレスの搬送ベルト１０
３の上面（物品搬送領域）を搬送される荷物などの物品
１０４に取り付けられたＩＣタグ１０５に情報を記録
し、このＩＣタグ１０５に記録された情報を読み取るた
めのアンテナ装置１０１を有する。アンテナ素子１０１
は、リーダライタ（図示せず）に接続されている。ベル
トコンベア１０２は、平ベルト等から成るエンドレスな
搬送ベルト１０３と、この搬送ベルト１０３をエンドレ
スに張設して矢印ａで示す方向に搬送駆動する金属製の
駆動ローラ１０６と、複数の金属製の従動ローラ１０７
と、駆動ローラ１０６を矢印ａ方向へ回転駆動する駆動
装置（図示せず）とを有する。搬送ベルト１０３は、各
従動ローラ１０７に案内されながら駆動ローラ１０６に
より矢印ａ方向へ移動される。搬送ベルト１０３は、そ
の上面に載置された物品１０４を矢印ｂ方向へ搬送す
る。物品１０４が搬送される物品搬送領域を包囲するよ
うにトンネル状の絶縁部材からなる筒状体１０８が配置
されている。筒状体１０８は、物品１０４を搬送するベ
ルト上面を内部に包囲する形で配置される。筒状体１０
８の全周面には搬送方向に所定の間隔をおいて配置され
たループ状のアンテナ素子１０１ａから成るアンテナ装
置１０１が取り付けられている。即ち、このアンテナ装
置１０１は、筒状体１０８の全周面に亙って物品１０４
の搬送領域を包囲するように配置されている複数のルー
プ状のアンテナ素子１０１ａからなる。アンテナ素子１
０１ａ内を通過する物品に付されたＩＣタグ１０５のル
ープアンテナから出力される各種情報は、アンテナ素子
１０１ａによって受信されてリーライタに読み取られ
る。このリーダライタが読み取った情報は、ケーブル等
を経て荷物管理用のコンピュータ等の外部機器（図示せ
ず）に与えられる。受信された記録情報は、個々の物品
の集積、仕分け、配送等の処理を行う為に利用される。
また、搬送ベルト１０３上の荷物に付されたＩＣタグ１
０５に記録された荷物番号と、荷物の所有者が保持する
荷物番号カードとを照合し、両者が合致する場合にその
場で荷物の引き渡しを行う照合システムにあっては、Ｉ
Ｃタグ１０５からの情報をアンテナ素子１０１ａで受信
してリーダライタで読み取って表示部に表示し、係員は
読取り装置の表示部に表示されるＩＣタグに記録された
荷物番号と、客の荷物番号カードの番号を照合する。
斜視図である。この搬送物品管理装置１００は、ベルト
コンベア１０２を構成するエンドレスの搬送ベルト１０
３の上面（物品搬送領域）を搬送される荷物などの物品
１０４に取り付けられたＩＣタグ１０５に情報を記録
し、このＩＣタグ１０５に記録された情報を読み取るた
めのアンテナ装置１０１を有する。アンテナ素子１０１
は、リーダライタ（図示せず）に接続されている。ベル
トコンベア１０２は、平ベルト等から成るエンドレスな
搬送ベルト１０３と、この搬送ベルト１０３をエンドレ
スに張設して矢印ａで示す方向に搬送駆動する金属製の
駆動ローラ１０６と、複数の金属製の従動ローラ１０７
と、駆動ローラ１０６を矢印ａ方向へ回転駆動する駆動
装置（図示せず）とを有する。搬送ベルト１０３は、各
従動ローラ１０７に案内されながら駆動ローラ１０６に
より矢印ａ方向へ移動される。搬送ベルト１０３は、そ
の上面に載置された物品１０４を矢印ｂ方向へ搬送す
る。物品１０４が搬送される物品搬送領域を包囲するよ
うにトンネル状の絶縁部材からなる筒状体１０８が配置
されている。筒状体１０８は、物品１０４を搬送するベ
ルト上面を内部に包囲する形で配置される。筒状体１０
８の全周面には搬送方向に所定の間隔をおいて配置され
たループ状のアンテナ素子１０１ａから成るアンテナ装
置１０１が取り付けられている。即ち、このアンテナ装
置１０１は、筒状体１０８の全周面に亙って物品１０４
の搬送領域を包囲するように配置されている複数のルー
プ状のアンテナ素子１０１ａからなる。アンテナ素子１
０１ａ内を通過する物品に付されたＩＣタグ１０５のル
ープアンテナから出力される各種情報は、アンテナ素子
１０１ａによって受信されてリーライタに読み取られ
る。このリーダライタが読み取った情報は、ケーブル等
を経て荷物管理用のコンピュータ等の外部機器（図示せ
ず）に与えられる。受信された記録情報は、個々の物品
の集積、仕分け、配送等の処理を行う為に利用される。
また、搬送ベルト１０３上の荷物に付されたＩＣタグ１
０５に記録された荷物番号と、荷物の所有者が保持する
荷物番号カードとを照合し、両者が合致する場合にその
場で荷物の引き渡しを行う照合システムにあっては、Ｉ
Ｃタグ１０５からの情報をアンテナ素子１０１ａで受信
してリーダライタで読み取って表示部に表示し、係員は
読取り装置の表示部に表示されるＩＣタグに記録された
荷物番号と、客の荷物番号カードの番号を照合する。
【０００４】ところで、上記従来の搬送物品管理装置１
００にあっては、搬送ベルト１０３が物品１０４を搬送
する上側領域の下面側にベルトを支持するための金属製
の案内ローラが配置されていない。これは、アンテナ素
子１０１ａの近傍に金属製の案内ローラが配置される
と、アンテナ素子１０１ａの特性が変化してしまうから
である。また、金属製の案内ローラに代えて、搬送ベル
ト１０３が物品１０４を搬送する部分の下側に樹脂製の
案内ローラを配置することも行われない。これは、樹脂
製の案内ローラは搬送ベルト１０１ａに載置される物品
１０４の重さを支えるに足る十分な強度を有していない
からである。
００にあっては、搬送ベルト１０３が物品１０４を搬送
する上側領域の下面側にベルトを支持するための金属製
の案内ローラが配置されていない。これは、アンテナ素
子１０１ａの近傍に金属製の案内ローラが配置される
と、アンテナ素子１０１ａの特性が変化してしまうから
である。また、金属製の案内ローラに代えて、搬送ベル
ト１０３が物品１０４を搬送する部分の下側に樹脂製の
案内ローラを配置することも行われない。これは、樹脂
製の案内ローラは搬送ベルト１０１ａに載置される物品
１０４の重さを支えるに足る十分な強度を有していない
からである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
搬送物品管理装置１００においては、経時的な耐久性の
低下による搬送ベルトの延びや、重量の大きい物品を搬
送する場合の延び等に起因して、長い期間使用された場
合には搬送ベルト１０３の物品載置部分の下面と筒状体
１０８の底部内壁とが摩擦し、この摩擦により筒状体１
０８の底部内壁が摩耗、または、損傷される。すると、
筒状体１０８に組み付けられたアンテナ素子１０１ａと
搬送ベルト１０３との間に摩擦が生じるので、アンテナ
素子１０１ａが摩耗、または、損傷され、使用不能な状
態に陥るという問題がある。本発明の課題は、物品を搬
送する搬送ベルト上部の物品搬送領域を包囲した状態で
配設された筒状体と、筒状体の周面に沿って配置されて
搬送される荷物に付されたＩＣタグの情報をアンテナ素
子を介して記録し、このＩＣタグに記録された情報を前
記アンテナ素子を介して読み取るリーダライタを有する
搬送物品管理装置において、搬送ベルトの物品搬送領域
に相当する部分の下面を支持するローラを配置していな
いことによって発生していた前記アンテナ素子の摩耗と
いう不具合を解消することができる搬送物品管理装置を
提供することにある。
搬送物品管理装置１００においては、経時的な耐久性の
低下による搬送ベルトの延びや、重量の大きい物品を搬
送する場合の延び等に起因して、長い期間使用された場
合には搬送ベルト１０３の物品載置部分の下面と筒状体
１０８の底部内壁とが摩擦し、この摩擦により筒状体１
０８の底部内壁が摩耗、または、損傷される。すると、
筒状体１０８に組み付けられたアンテナ素子１０１ａと
搬送ベルト１０３との間に摩擦が生じるので、アンテナ
素子１０１ａが摩耗、または、損傷され、使用不能な状
態に陥るという問題がある。本発明の課題は、物品を搬
送する搬送ベルト上部の物品搬送領域を包囲した状態で
配設された筒状体と、筒状体の周面に沿って配置されて
搬送される荷物に付されたＩＣタグの情報をアンテナ素
子を介して記録し、このＩＣタグに記録された情報を前
記アンテナ素子を介して読み取るリーダライタを有する
搬送物品管理装置において、搬送ベルトの物品搬送領域
に相当する部分の下面を支持するローラを配置していな
いことによって発生していた前記アンテナ素子の摩耗と
いう不具合を解消することができる搬送物品管理装置を
提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項１に記載の発明は、ＩＣタグを付した物品を
上面に載置して搬送するエンドレスな搬送ベルトの物品
搬送領域を包囲した状態で配設される絶縁材料から成る
筒状体と、該筒状体の周面に沿って配置された少なくと
も１つのループ状のアンテナ素子とを備え、前記物品に
付されたＩＣタグに情報を前記アンテナ素子を介して記
録し、前記ＩＣタグに記録された情報を前記アンテナ素
子を介して読み取るリーダライタを有する搬送物品管理
装置において、前記アンテナ素子は、前記筒状体の少な
くとも上面と両側面に沿って延在し、前記物品搬送領域
を構成する搬送ベルト部分の下面に沿って該搬送ベルト
下面を支持する少なくとも１つの案内ローラを配置し、
該案内ローラの軸心部はアンテナ素子として使用可能な
金属部材から構成され、前記アンテナ素子の両下端部が
前記金属部材の両端部に接触していることを特徴とす
る。
に、請求項１に記載の発明は、ＩＣタグを付した物品を
上面に載置して搬送するエンドレスな搬送ベルトの物品
搬送領域を包囲した状態で配設される絶縁材料から成る
筒状体と、該筒状体の周面に沿って配置された少なくと
も１つのループ状のアンテナ素子とを備え、前記物品に
付されたＩＣタグに情報を前記アンテナ素子を介して記
録し、前記ＩＣタグに記録された情報を前記アンテナ素
子を介して読み取るリーダライタを有する搬送物品管理
装置において、前記アンテナ素子は、前記筒状体の少な
くとも上面と両側面に沿って延在し、前記物品搬送領域
を構成する搬送ベルト部分の下面に沿って該搬送ベルト
下面を支持する少なくとも１つの案内ローラを配置し、
該案内ローラの軸心部はアンテナ素子として使用可能な
金属部材から構成され、前記アンテナ素子の両下端部が
前記金属部材の両端部に接触していることを特徴とす
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明の１つの実
施の形態に係る搬送物品管理装置の構成例を示す略斜視
図である。図１に示すように、本発明の１つの実施の形
態に係る搬送物品管理装置１は、ベルトコンベア２を構
成するエンドレスな搬送ベルト３の上面（物品搬送領
域）を搬送される荷物などの物品４に取り付けられたＩ
Ｃタグ（ＩＣカード）５に情報を記録し、ＩＣタグ５に
記録された録情報を読み取るリーダライタ（図示せず）
を有し、このリーダライタが読み取った情報を荷物管理
用のコンピュータ等の外部機器（図示せず）に対して有
線（または無線）により送信するものである。また、こ
の搬送物品管理装置１は、ＩＣタグ５から読み取った情
報を読取り装置の表示部に表示して、荷物の所有者に引
き渡す際の荷物番号の照合にも使用可能である。ＩＣタ
グ５は、起電力を生成し、かつ、情報を送受信する送受
信用ループアンテナと、この送受信用ループアンテナに
接続された送受信回路と、制御回路と、荷物番号、荷物
の種類、配送先等を含む荷物についての各種情報を記録
するメモリ装置を有する。電波を受けた時に電磁誘導に
よって送受信用ループアンテナに発生した電力により、
前記送信回路および前記制御回路が作動して、メモリ装
置内の情報を送受信用ループアンテナから外部へ送信す
る。メモリ装置内に情報を記録する際には受信回路が作
動する。なお、ＩＣタグ５として、内部に電源を備えた
ものを使用しても良い。この場合には、電磁誘導を利用
した起電力が不要となる。
に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明の１つの実
施の形態に係る搬送物品管理装置の構成例を示す略斜視
図である。図１に示すように、本発明の１つの実施の形
態に係る搬送物品管理装置１は、ベルトコンベア２を構
成するエンドレスな搬送ベルト３の上面（物品搬送領
域）を搬送される荷物などの物品４に取り付けられたＩ
Ｃタグ（ＩＣカード）５に情報を記録し、ＩＣタグ５に
記録された録情報を読み取るリーダライタ（図示せず）
を有し、このリーダライタが読み取った情報を荷物管理
用のコンピュータ等の外部機器（図示せず）に対して有
線（または無線）により送信するものである。また、こ
の搬送物品管理装置１は、ＩＣタグ５から読み取った情
報を読取り装置の表示部に表示して、荷物の所有者に引
き渡す際の荷物番号の照合にも使用可能である。ＩＣタ
グ５は、起電力を生成し、かつ、情報を送受信する送受
信用ループアンテナと、この送受信用ループアンテナに
接続された送受信回路と、制御回路と、荷物番号、荷物
の種類、配送先等を含む荷物についての各種情報を記録
するメモリ装置を有する。電波を受けた時に電磁誘導に
よって送受信用ループアンテナに発生した電力により、
前記送信回路および前記制御回路が作動して、メモリ装
置内の情報を送受信用ループアンテナから外部へ送信す
る。メモリ装置内に情報を記録する際には受信回路が作
動する。なお、ＩＣタグ５として、内部に電源を備えた
ものを使用しても良い。この場合には、電磁誘導を利用
した起電力が不要となる。
【０００８】ベルトコンベア２は、例えば平ベルト等か
ら成るエンドレスな搬送ベルト３と、この搬送ベルト３
をエンドレスに張設して矢印Ａ方向へ駆動する駆動ロー
ラ６および複数の従動ローラ７と、駆動ローラ６を矢印
Ａ方向へ回転駆動する駆動装置（図示せず）とを備え
る。ベルトコンベア２は、さらに搬送ベルト３が物品４
を載置して搬送する物品搬送領域の下側に配置されてい
る複数の案内ローラ８を有している。これらの案内ロー
ラ８は、中心軸部の金属部材８ａと、この金属部材８ａ
の外周部に形成された樹脂部材８ｂとで構成されてい
る。案内ローラ８は、搬送ベルト３の物品搬送領域を下
方から支持して案内する手段である。案内ローラ８は、
格別の支持部材（図示せず）により回転可能に支持され
ている。なお、案内ローラ８は、支持部材に固定されて
いてもよい。搬送ベルト３は、従動ローラ７および案内
ローラ８に案内されながら駆動ローラ６により矢印Ａ方
向へ移動される。搬送ベルト３は、この上に載置された
物品４を矢印Ｂ方向へ搬送する。物品４の物品搬送領域
（上側ベルト部分）を包囲するようにトンネル状の絶縁
部材からなる筒状体９が配置されている。換言すれば、
搬送ベルト３の上側部分は、筒状体９の内部を通過する
ように配置されており、搬送ベルト３の上側部分は、こ
の上に載置される物品４が筒状体９の内部を通過するよ
うに物品４を搬送する。
ら成るエンドレスな搬送ベルト３と、この搬送ベルト３
をエンドレスに張設して矢印Ａ方向へ駆動する駆動ロー
ラ６および複数の従動ローラ７と、駆動ローラ６を矢印
Ａ方向へ回転駆動する駆動装置（図示せず）とを備え
る。ベルトコンベア２は、さらに搬送ベルト３が物品４
を載置して搬送する物品搬送領域の下側に配置されてい
る複数の案内ローラ８を有している。これらの案内ロー
ラ８は、中心軸部の金属部材８ａと、この金属部材８ａ
の外周部に形成された樹脂部材８ｂとで構成されてい
る。案内ローラ８は、搬送ベルト３の物品搬送領域を下
方から支持して案内する手段である。案内ローラ８は、
格別の支持部材（図示せず）により回転可能に支持され
ている。なお、案内ローラ８は、支持部材に固定されて
いてもよい。搬送ベルト３は、従動ローラ７および案内
ローラ８に案内されながら駆動ローラ６により矢印Ａ方
向へ移動される。搬送ベルト３は、この上に載置された
物品４を矢印Ｂ方向へ搬送する。物品４の物品搬送領域
（上側ベルト部分）を包囲するようにトンネル状の絶縁
部材からなる筒状体９が配置されている。換言すれば、
搬送ベルト３の上側部分は、筒状体９の内部を通過する
ように配置されており、搬送ベルト３の上側部分は、こ
の上に載置される物品４が筒状体９の内部を通過するよ
うに物品４を搬送する。
【０００９】本発明の１つの実施の形態に係る搬送物品
管理装置１は、物品４を搬送する搬送ベルト３上部の物
品搬送領域を包囲した状態で配設された筒状体９と、筒
状体９の周面に沿って配置され、かつ、搬送方向に所定
の配置にて配置された複数の線状のアンテナ素子１０
と、アンテナ素子１０の両下端部に接触されている案内
ローラ８の金属部材８ａとを備える。アンテナ素子１０
は、筒状体９の上面から両側面にかけて延在している。
案内ローラ８の金属部材８ａは、アンテナ素子１０の両
端部と摺動的な接続構造にて電気的に接続されている。
アンテナ素子１０は、リーダライタに接続されている。
このリーダライタは、物品搬送領域を搬送される物品４
に付されたＩＣタグ５に対して情報をアンテナ素子１０
を介して電波にて書き込んで記録することができる。ま
た、アンテナ素子１０は、物品搬送領域を搬送される物
品４に付されたＩＣタグ５に対して交流磁界を印加する
ことによりその送受信用のループアンテナに起電力を生
成させる一方で、ＩＣタグ５から発信された情報を受信
する手段としても機能する。リーダライタは、ケーブル
によって荷物管理用のコンピュータ等の外部機器に接続
され、ＩＣタグ５から受信した情報をコンピュータ等の
外部機器に出力する。外部機器は、この情報に基づいて
当該荷物の処理、例えば所定箇所に集荷したり、仕分け
たり、或は所定地域に搬送する等の処理を実施する。ま
た、ＩＣタグ５に記録した荷物番号等についての記録情
報を搬送ベルト近傍に配置したリーダライタに入力し、
該リーダライタに設けた表示部に読み取った荷物番号を
表示するように構成してもよい。この場合は、係員が表
示部に表示された読取り荷物番号と、荷物の所有者が保
持する荷物番号カードの記載番号とを照合して荷物の引
き渡しの可否を判断する。各案内ローラ８は、少なくと
もその軸心部分にアンテナ素子として機能する金属材料
から成る金属部材８ａを備え、金属部材８ａの軸方向両
端部にはそれぞれ各アンテナ素子１０の両下端部が電気
的機械的に接続され、アンテナ素子１０と金属部分８ａ
とが一つのアンテナを構成し、物品４が搬送される物品
搬送領域を包囲するように配置されている。一方、案内
ローラ８は、筒状体９の底部内壁とは非接触となるよう
に配置されている。
管理装置１は、物品４を搬送する搬送ベルト３上部の物
品搬送領域を包囲した状態で配設された筒状体９と、筒
状体９の周面に沿って配置され、かつ、搬送方向に所定
の配置にて配置された複数の線状のアンテナ素子１０
と、アンテナ素子１０の両下端部に接触されている案内
ローラ８の金属部材８ａとを備える。アンテナ素子１０
は、筒状体９の上面から両側面にかけて延在している。
案内ローラ８の金属部材８ａは、アンテナ素子１０の両
端部と摺動的な接続構造にて電気的に接続されている。
アンテナ素子１０は、リーダライタに接続されている。
このリーダライタは、物品搬送領域を搬送される物品４
に付されたＩＣタグ５に対して情報をアンテナ素子１０
を介して電波にて書き込んで記録することができる。ま
た、アンテナ素子１０は、物品搬送領域を搬送される物
品４に付されたＩＣタグ５に対して交流磁界を印加する
ことによりその送受信用のループアンテナに起電力を生
成させる一方で、ＩＣタグ５から発信された情報を受信
する手段としても機能する。リーダライタは、ケーブル
によって荷物管理用のコンピュータ等の外部機器に接続
され、ＩＣタグ５から受信した情報をコンピュータ等の
外部機器に出力する。外部機器は、この情報に基づいて
当該荷物の処理、例えば所定箇所に集荷したり、仕分け
たり、或は所定地域に搬送する等の処理を実施する。ま
た、ＩＣタグ５に記録した荷物番号等についての記録情
報を搬送ベルト近傍に配置したリーダライタに入力し、
該リーダライタに設けた表示部に読み取った荷物番号を
表示するように構成してもよい。この場合は、係員が表
示部に表示された読取り荷物番号と、荷物の所有者が保
持する荷物番号カードの記載番号とを照合して荷物の引
き渡しの可否を判断する。各案内ローラ８は、少なくと
もその軸心部分にアンテナ素子として機能する金属材料
から成る金属部材８ａを備え、金属部材８ａの軸方向両
端部にはそれぞれ各アンテナ素子１０の両下端部が電気
的機械的に接続され、アンテナ素子１０と金属部分８ａ
とが一つのアンテナを構成し、物品４が搬送される物品
搬送領域を包囲するように配置されている。一方、案内
ローラ８は、筒状体９の底部内壁とは非接触となるよう
に配置されている。
【００１０】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、案内ローラ８の金属部材８ａがアンテナ素子１０の
一部を構成しており、しかも案内ローラ８は搬送ベルト
３の物品搬送領域の下面を安定して支持する機能を発揮
するので、搬送ベルト３と筒状体９の下部が摩擦によっ
て損耗することがない。このため、案内ローラ８を有し
ない従来例のように搬送ベルトの下面と筒状体の底部内
壁が摺接することによるアンテナ素子の損傷が発生する
余地がなくなる。したがって、本実施の形態において
は、長い期間使用された場合にも、アンテナ素子の摩耗
を防止し、信頼性を長く維持することができる。なお、
前記実施の形態においては、アンテナ素子１０及び案内
ローラ８から成るアンテナを複数個配置したが、これは
一例であり、単一のアンテナ（アンテナ素子１０及び案
内ローラ８）を物品搬送領域に配置してもよい。また、
案内ローラ８としては、全体が金属部材で構成されてい
るものを用いてもよい。また、アンテナ素子１０は、図
示した形状のものに限定されず、種々の形状のループ状
に構成してもよい。本発明の搬送物品管理装置は、貨物
ターミナル等において多数の荷物をベルトコンベアにて
搬送する過程で、各荷物に付されたＩＣタグ（ＩＣカー
ド等）の記録内容を読み取った上で、記録内容に応じて
集荷、仕分け、配送等を行うシステムの他に、ベルトコ
ンベア上を搬送されてくる荷物を所有者に手渡す際の番
号照合のためのシステムにも適用可能である。なお、本
明細書において「物品」とは、搬送ベルトにより搬送可
能なあらゆる物品を含み、例えば、貨物をして運搬され
る各種物品の他に郵便物や製造工程で搬送される製品等
を含むものである。
ば、案内ローラ８の金属部材８ａがアンテナ素子１０の
一部を構成しており、しかも案内ローラ８は搬送ベルト
３の物品搬送領域の下面を安定して支持する機能を発揮
するので、搬送ベルト３と筒状体９の下部が摩擦によっ
て損耗することがない。このため、案内ローラ８を有し
ない従来例のように搬送ベルトの下面と筒状体の底部内
壁が摺接することによるアンテナ素子の損傷が発生する
余地がなくなる。したがって、本実施の形態において
は、長い期間使用された場合にも、アンテナ素子の摩耗
を防止し、信頼性を長く維持することができる。なお、
前記実施の形態においては、アンテナ素子１０及び案内
ローラ８から成るアンテナを複数個配置したが、これは
一例であり、単一のアンテナ（アンテナ素子１０及び案
内ローラ８）を物品搬送領域に配置してもよい。また、
案内ローラ８としては、全体が金属部材で構成されてい
るものを用いてもよい。また、アンテナ素子１０は、図
示した形状のものに限定されず、種々の形状のループ状
に構成してもよい。本発明の搬送物品管理装置は、貨物
ターミナル等において多数の荷物をベルトコンベアにて
搬送する過程で、各荷物に付されたＩＣタグ（ＩＣカー
ド等）の記録内容を読み取った上で、記録内容に応じて
集荷、仕分け、配送等を行うシステムの他に、ベルトコ
ンベア上を搬送されてくる荷物を所有者に手渡す際の番
号照合のためのシステムにも適用可能である。なお、本
明細書において「物品」とは、搬送ベルトにより搬送可
能なあらゆる物品を含み、例えば、貨物をして運搬され
る各種物品の他に郵便物や製造工程で搬送される製品等
を含むものである。
【００１１】
【発明の効果】以上のように、請求項１に記載の発明に
よれば、荷物を搬送する搬送ベルト上部の物品搬送領域
を包囲した状態で配設された筒状体と、筒状体の周面に
沿って配置されて搬送される荷物に付されたＩＣタグに
情報をアンテナ素子を介して記録し、前記ＩＣタグに記
録された情報を前記アンテナ素子を介して読み取るリー
ダライタとを備えた搬送物品管理装置において、搬送ベ
ルトの物品搬送領域に相当する部分の下面を支持する案
内ローラを配置していないことによって従来発生してい
たアンテナ素子の摩耗という不具合を解消することがで
きる。即ち、請求項１に記載の発明によれば、前記筒状
体の上面から両側面に沿って線状のアンテナ素子を配置
すると共に、該アンテナ素子の両下端部にて案内ローラ
を支持し、この案内ローラによって物品搬送領域に相当
する搬送ベルトの下面を安定して支持し、かつ、この案
内ローラの少なくとも軸心部分はアンテナの一部として
機能する金属部材からなっていて、アンテナ素子の両下
端部と接続されているので、案内ローラは搬送ベルトの
下面を支持する他に、アンテナの一部としても機能する
ことができる。
よれば、荷物を搬送する搬送ベルト上部の物品搬送領域
を包囲した状態で配設された筒状体と、筒状体の周面に
沿って配置されて搬送される荷物に付されたＩＣタグに
情報をアンテナ素子を介して記録し、前記ＩＣタグに記
録された情報を前記アンテナ素子を介して読み取るリー
ダライタとを備えた搬送物品管理装置において、搬送ベ
ルトの物品搬送領域に相当する部分の下面を支持する案
内ローラを配置していないことによって従来発生してい
たアンテナ素子の摩耗という不具合を解消することがで
きる。即ち、請求項１に記載の発明によれば、前記筒状
体の上面から両側面に沿って線状のアンテナ素子を配置
すると共に、該アンテナ素子の両下端部にて案内ローラ
を支持し、この案内ローラによって物品搬送領域に相当
する搬送ベルトの下面を安定して支持し、かつ、この案
内ローラの少なくとも軸心部分はアンテナの一部として
機能する金属部材からなっていて、アンテナ素子の両下
端部と接続されているので、案内ローラは搬送ベルトの
下面を支持する他に、アンテナの一部としても機能する
ことができる。
【図１】本発明の１つの実施の形態に係る搬送物品管理
装置を示す略斜視図である。
装置を示す略斜視図である。
【図２】従来の搬送物品管理装置を示す略斜視図であ
る。
る。
１ 搬送物品管理装置、２ ベルトコンベア、３ 搬送
ベルト、４ 物品、５ＩＣタグ、６ 駆動ローラ、７
従動ローラ、８ 案内ローラ、８ａ 金属部材、８ｂ
樹脂部材、９ 筒状体、１０ アンテナ素子。
ベルト、４ 物品、５ＩＣタグ、６ 駆動ローラ、７
従動ローラ、８ 案内ローラ、８ａ 金属部材、８ｂ
樹脂部材、９ 筒状体、１０ アンテナ素子。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｋ 17/00 Ｇ０６Ｋ 17/00 Ｌ ５Ｂ０７２ 19/07 19/00 Ｈ 19/00 Ｑ
Claims (1)
- 【請求項１】 ＩＣタグを付した物品を上面に載置して
搬送するエンドレスな搬送ベルトの物品搬送領域を包囲
した状態で配設される絶縁材料から成る筒状体と、該筒
状体の周面に沿って配置された少なくとも１つのループ
状のアンテナ素子とを備え、前記物品に付されたＩＣタ
グに情報を前記アンテナ素子を介して記録し、前記ＩＣ
タグに記録された情報を前記アンテナ素子を介して読み
取るリーダライタを有する搬送物品管理装置において、
前記アンテナ素子は、前記筒状体の少なくとも上面と両
側面に沿って延在し、前記物品搬送領域を構成する搬送
ベルト部分の下面に沿って該搬送ベルト下面を支持する
少なくとも１つの案内ローラを配置し、該案内ローラの
軸心部はアンテナ素子として使用可能な金属部材から構
成され、前記アンテナ素子の両下端部が前記金属部材の
両端部に接触していることを特徴とする搬送物品管理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000210347A JP2002029608A (ja) | 2000-07-11 | 2000-07-11 | 搬送物品管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000210347A JP2002029608A (ja) | 2000-07-11 | 2000-07-11 | 搬送物品管理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002029608A true JP2002029608A (ja) | 2002-01-29 |
Family
ID=18706629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000210347A Pending JP2002029608A (ja) | 2000-07-11 | 2000-07-11 | 搬送物品管理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002029608A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006043160A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Aruze Corp | 遊技機 |
| WO2012103067A3 (en) * | 2011-01-24 | 2012-10-18 | Datalogic ADC, Inc. | Modular scanner component mounting system for checkstand |
| WO2012103145A3 (en) * | 2011-01-24 | 2012-11-15 | Datalogic ADC, Inc. | Tunnel or portal scanner and method of scanning for automated checkout |
| US9053379B2 (en) | 2013-10-04 | 2015-06-09 | Datalogic ADC, Inc. | Single arch portal scanner and method of scanning |
| US10002271B2 (en) | 2013-11-04 | 2018-06-19 | Datalogic Usa, Inc. | Data reading system and method for multi-view imaging using an adjustable mirror |
-
2000
- 2000-07-11 JP JP2000210347A patent/JP2002029608A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006043160A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Aruze Corp | 遊技機 |
| WO2012103067A3 (en) * | 2011-01-24 | 2012-10-18 | Datalogic ADC, Inc. | Modular scanner component mounting system for checkstand |
| WO2012103145A3 (en) * | 2011-01-24 | 2012-11-15 | Datalogic ADC, Inc. | Tunnel or portal scanner and method of scanning for automated checkout |
| US8746564B2 (en) | 2011-01-24 | 2014-06-10 | Datalogic ADC, Inc. | Tunnel or portal scanner and method of scanning for automated checkout |
| US8857712B2 (en) | 2011-01-24 | 2014-10-14 | Datalogic ADC, Inc. | Modular scanner component mounting system for checkstand |
| US8967474B2 (en) | 2011-01-24 | 2015-03-03 | Datalogic ADC, Inc. | Tunnel or portal scanner and method of scanning for automated checkout |
| US9053379B2 (en) | 2013-10-04 | 2015-06-09 | Datalogic ADC, Inc. | Single arch portal scanner and method of scanning |
| US10002271B2 (en) | 2013-11-04 | 2018-06-19 | Datalogic Usa, Inc. | Data reading system and method for multi-view imaging using an adjustable mirror |
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