JP2002027319A - 映像特殊効果装置の制御システム - Google Patents

映像特殊効果装置の制御システム

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JP2002027319A
JP2002027319A JP2000211757A JP2000211757A JP2002027319A JP 2002027319 A JP2002027319 A JP 2002027319A JP 2000211757 A JP2000211757 A JP 2000211757A JP 2000211757 A JP2000211757 A JP 2000211757A JP 2002027319 A JP2002027319 A JP 2002027319A
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JP2000211757A
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Senzaburo Nakamura
泉三郎 中村
Norimasa Ozaki
典雅 尾崎
Shinichi Fujita
晋一 藤田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去に行われた操作についての履歴情報を取
得することができる映像特殊効果装置の制御システムを
提供する。 【解決手段】 映像特殊効果装置の制御システムは、映
像特殊効果装置を制御する特殊効果制御部271、この
特殊効果制御部271を操作するための主操作部272
および副操作部273を有している。特殊効果制御部2
71は、主操作部272または副操作部273から受信
したコマンドと、そのコマンドを送信した操作部の識別
子とを対応づけて記憶する履歴記憶部274を備えてお
り、過去にどの操作部からどのような操作が行われたか
についての履歴情報を取得できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラなど
により撮影された映像などに特殊効果を施す映像特殊効
果装置に関し、特に、この映像特殊効果装置の制御のた
めの制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオカメラにより撮影され
た映像にワイプなどの映像特殊効果を施すため、映像特
殊効果装置が用いられている。
【0003】図39は、例えば特開平5−292395
号に開示されている従来の映像特殊効果装置の制御シス
テムの一例を表す図である。図39に示した従来の制御
システムは、映像特殊効果装置1008を制御する中央
制御部1004と、その中央制御部1004を操作する
ための複数の操作部1001a〜1001nとを備えて
いる。中央制御部1004は、例えば映像特殊効果装置
1008の近傍に配置され、操作部1001a〜100
1nは、それぞれ別の部屋などに配置されて複数の人間
により別々に操作されるようになっている。なお、操作
部1001a〜1001nは、いずれも同様の構成を有
しているため、以下では、単に操作部1001として説
明する。
【0004】各操作部1001は、シリアル回線である
データ線1005によって中央制御部1004に接続さ
れており、このデータ線1005を介して、操作部10
01から中央制御部1004へのコマンドの送信が行わ
れるようになっている。また、中央制御部1004は、
いずれかの操作部1001から送信されたコマンドに基
づいて映像特殊効果装置1008の制御を行い、一つの
制御動作が完了する毎に、映像特殊効果装置1008の
新しい状態についての情報(以下、更新情報とする。)
を全ての操作部1001に向けて送信するようになって
いる。
【0005】それぞれの操作部1001は、ディスプレ
イなどの表示部1002、および、押しボタンなどの入
力部1003を備えており、操作者は、表示部1002
に表示される映像特殊効果装置1008の状態を見なが
ら入力部1003を操作できるようになっている。
【0006】図40は、操作部1001の外形形状の具
体例を表す図である。操作部1001の図中左側の部分
には、A列映像選択ボタン1032,B列映像選択ボタ
ン1033およびキー選択ボタン1031が設けられて
いる。A列映像選択ボタン1032は、例えば9つの映
像信号源の中から先に表示する映像(バックグラウン
ド)として使用するための映像信号源を選択するもので
あり、B列映像選択ボタン1033は、例えば9つの映
像信号源の中から次に表示する映像(ファオグランド)
として使用するための映像信号源を選択するのものであ
る。キー選択ボタン1031は、2つの映像を合成する
際のキー信号を選択するものである。それぞれのボタン
1031〜1033は、スイッチ機能を有すると共に、
内蔵するランプの点灯により選択を表示する機能も有し
ている。
【0007】操作部1001の中央部分には遷移レバー
1034が設けられている。遷移レバー1034は、例
えばワイプ(すなわち、現在の映像をぬぐい去るように
して次の映像に切り替える処理)を行う際に操作される
ものである。操作部1001の図中右側の部分には、効
果選択ボタン1035、数値表示部1036、数値ボタ
ン1037、効果表示部1038および回転入力つまみ
1039が設けられている。効果選択ボタン1035
は、ランプを内蔵した例えば12個の発光部からなり、
いずれかが点灯することにより、現在選択されている効
果の種類を表示するようになっている。数値ボタン10
37は、テンキーを備えており、効果の詳細設定のため
のパラメータが入力できるようになっている。数値表示
部1038は、数値ボタン1037により入力された数
値を表示するものである。効果表示部1038は、現在
選択されている効果に関する情報を文字として表示する
ようになっている。回転入力つまみ1039は、連続的
な量の入力に使用されるものである。
【0008】このように構成された操作部1001は、
例えば以下のように操作される。まず、効果選択ボタン
1035のいずれかを押して効果(例えばワイプ)を指
定したのち、A列選択ボタン1032のいずれかを押す
ことにより、先に表示する映像のための映像信号源を選
択し、さらにB列選択ボタン1032のいずれかを押す
ことにより、次に表示する映像のための映像信号源を選
択する。効果選択ボタン1035において指定された効
果がワイプであれば、中央制御部1004は、先に表示
された映像が徐々にぬぐい去られて次の映像に遷移して
いくよう、映像特殊効果装置1008を制御する。な
お、遷移レバー1034を用いても同様の操作を行うこ
とができる。
【0009】なお、中央制御部1004は、複数の操作
部1001からのコマンドが重複して送信された場合に
は、最先のコマンドを実行し、その間、後続のコマンド
を受け付けないよう制御(いわゆる排他制御)されてい
る。この排他制御は、各操作部1001を結ぶビジー線
1006および回線要求線1007を用いて行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで、制御システム
の改良や操作者の配置の検討などを行う上で、過去にど
の操作部からどのような操作が行われたかについての履
歴情報があれば、きわめて有用である。しかしながら、
従来の映像特殊効果装置の制御システムでは、このよう
な履歴情報を取得することができなかった。
【0011】本発明は係る問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、過去にどの操作部からどのような操作
が行われたかについての履歴情報を取得することができ
る映像特殊効果装置の制御システムを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の映像特殊効果装
置の制御システムは、映像特殊効果装置を制御する制御
手段と、操作者からの入力を受けその入力に応じて制御
手段を操作するよう構成され、それぞれ識別子を付与さ
れた複数の操作手段と、操作手段から制御手段に送信さ
れた映像特殊効果のためのコマンドとそのコマンドを送
信した操作手段を表す識別子とを対応づけて記憶する操
作履歴記憶手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明の映像特殊効果装置の制御システム
では、操作履歴記憶手段が、コマンドの内容と、そのコ
マンドを送信した操作手段を表す識別子とを対応づけて
記憶している。この操作履歴記憶手段によって、過去に
どの操作手段からどのようなコマンドが送信されたかに
ついての履歴情報を取得することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】<第1の実施の形態>図1は、第1の実施
の形態に係る映像特殊効果装置の制御システムの基本構
成を表すブロック図である。本実施の形態に係る映像特
殊効果装置の制御システムは、図示しない映像特殊効果
装置を制御する特殊効果制御部1と、ローカルエリアネ
ットワーク(LAN)3を通じて特殊効果制御部1に接
続された複数の操作部2a,2b...2nを備えてい
る。操作部2a〜2nは、同一種類であってもよいし、
高機能の主操作部と低機能の副操作部とが混在したもの
であってもよい。ここで、高機能の主操作部(例えば操
作部2a)と低機能の副操作部(例えば操作部2b〜2
n)とが混在している場合には、主操作部が本発明にお
ける「主操作手段」の一具体例に対応し、副操作部が本
発明における「副操作手段」の一具体例に対応する。ま
た、特殊効果制御部1は、本発明における「制御手段」
の一具体例に対応する。なお、以下の説明では、操作部
2a〜2nは、特に必要な場合を除き、単に操作部2と
して説明する。
【0016】操作部2は、マイクロコンピュータを含む
操作制御部6と、操作者により操作される入力部5と、
操作に関する情報を表示する表示部4とを備えている。
特殊効果制御部1および操作部2には、LAN3との接
続のためのネットワーク・インタフェースが備えられて
いるが、図示および詳細説明は省略する。LAN3は既
知のイーサネットを使用しており、いつでもどのノード
からでも送信を行うことができるようになっているが、
全く同時に2つ以上のノードから送信はできないように
なっている。LAN3上の通信プロトコルおよびアドレ
ス指定などは、既知のTCP/IP(Transmission Con
trol Protocol / Internet Protocol)を用いて実現す
ることができるが、詳細については、説明を省略する。
【0017】図2は、操作部2の構成例を表す図であ
る。図2に示したように、操作部2は、複数の映像信号
源A,B,Cのいずれかを選択するための映像選択ボタ
ン34A,34B,34C、および、選択された映像信
号源を示すための選択映像表示灯33A,33B,33
Cを有している。操作部2は、さらに、複数のキー信号
源x,y,zのいずれかを選択するためのキー選択ボタ
ン36X,36Y,36Z、および、選択されたキー信
号源を示すための選択キー表示灯35X,35Y,35
Zを有している。映像選択ボタン34A,34B,34
Cおよびキー選択ボタン36X,36Y,36Zは、入
力制御回路32に接続されている。この入力制御回路3
2は、映像選択ボタン34A,34B,34Cおよびキ
ー選択ボタン36X,36Y,36Zの操作に基づき、
選択された映像信号源あるいはキー信号源を判断するよ
うになっている。また、選択映像表示灯33A,33
B,33Cおよび選択キー表示灯35X,35Y,35
Zは、表示制御回路31に接続されており、この表示制
御回路31は、選択された映像信号源あるいはキー信号
源に応じた表示灯を点灯させる制御を行うようになって
いる。
【0018】操作部2は、さらに、キー解除スイッチ3
7および液晶表示パネル38を備えている。キー解除ス
イッチ37は、キー選択ボタン36X〜36Zにより選
択されたキー信号源の選択を取り消す場合に操作する。
液晶表示パネル38は、文字列を表示するようになって
いる。
【0019】映像選択ボタン34A,34B,34C,
キー選択ボタン36X,36Y,36Zおよびキー解除
スイッチ37は、図1に示した入力部5に対応する。選
択映像表示灯33A,33B,33C,選択キー表示灯
35X,35Y,35Zおよび液晶表示部38は、図1
に示した表示部4に対応する。入力制御回路32および
表示制御回路31は、図1に示した操作制御部6に対応
する。なお、表示部4としては、グラフィックディスプ
レイを用いることが好ましい。この場合、グラフィック
ディスプレイ上にグGUI(Graphical User Interfac
e)を構成し、ポインティングデバイスにより入力がで
きるようにすることがさらに好ましい。
【0020】図3は、特殊効果制御部1に内蔵されたマ
イクロコンピュータで動作するタスクの構成を表す図で
ある。特殊効果制御部1では、マイクロコンピュータは
マルチタスクで動作しており、通信タスクと特殊効果制
御タスクが並列に実行されている。通信タスクはLAN
との通信処理を行うものであり、特殊効果制御タスクは
映像特殊効果装置と通信して制御を行うものである。
【0021】次に、本実施の形態の制御システムの動作
について説明する。
【0022】まず、本実施の形態の制御システムの基本
動作について、図1および図2を参照して説明する。
今、映像信号源Aが選択されており、選択映像表示灯3
3Aが点灯しているものとする。この状態で、操作者が
操作部2の映像選択ボタン34Bを押すと、操作部2の
入力制御部32が、映像信号源Bを選択するコマンドを
LAN3を通じて特殊効果制御部1に送信する。このコ
マンドを受信した特殊効果制御部1は、映像信号源をA
からBへ切り換えると共に、操作部2に対し、映像信号
源Bを選択したことを示す更新情報を送信する。操作部
2は、特殊効果制御部1から送信された更新情報に基づ
き、選択映像表示灯33Aを消灯し、選択映像表示部3
3Bを点灯させる。
【0023】キー信号源の選択についても同様である。
例えば、まだキー信号源が選択されておらず、選択キー
表示灯35X〜35Zのいずれも点灯していないものと
する。この状態で、操作者が例えばキー選択ボタン36
Zを押すと、操作部2は、キー信号源zを選択するコマ
ンドを特殊効果制御部1に送信する。コマンドを受信し
た特殊効果制御部1は、キー信号源zを選択すると共
に、操作部2に対し、キー信号源zを選択したことを示
す更新情報を送信する。操作部2は、特殊効果制御部1
からの更新情報に基づき、選択キー表示灯35Zを点灯
させる。また、操作者が、キー解除スイッチ37を押下
すると、操作部2は、キー信号源の選択を解除するコマ
ンドを特殊効果制御部1に送信する。コマンドを受信し
た特殊効果制御部1は、キー信号源の選択を解除し、同
時に、選択を解除した旨の更新情報を操作部2に送信す
る。操作部2は、特殊効果制御部1からの更新情報に基
づき、選択キー表示灯35Zを消灯させる。なお、表示
灯およびスイッチの代わりに、グラフィックディスプレ
イと汎用キーボードなどを用いて操作部2を構成した場
合でも、同様の動作が可能である。
【0024】次に、特殊効果制御部1に複数の操作部2
からのコマンドが重複して送信された場合の排他制御に
ついて説明する。図4(A)は、特殊効果制御部1に、
複数の操作部(ここでは、操作部2aおよび操作部2b
とする。)からのコマンドが連続して送信された場合の
シーケンスの一例を表すものである。
【0025】操作部2aは、操作者により操作される
と、特殊効果制御部1に「送信許可要求」を送信する。
これに対し、特殊効果制御部1が操作部2aにAck
(許可応答)を返信し、これにより、操作部2aはコマ
ンドを送信する権利を得る。こののちに、別の操作部2
bが特殊効果制御部1に送信許可要求が送信した場合に
は、特殊効果制御部1は、操作部2bにNAck(不許
可応答)を送信する。すなわち、特殊効果制御部1は、
操作部2a以外の操作部からのコマンドの受領を拒否を
する「受領拒否状態」となる。なお、ここで、「コマン
ド」という語は、特殊効果制御部1の制御に関する指令
を意味するものとして使用する。
【0026】コマンドを送信する権利を得た操作部2a
は、特殊効果制御部1にコマンドを送信する。特殊効果
制御部1は、操作部2aにAckを送信し、映像特殊効
果装置の制御を行う。この制御が完了すると、制御対象
の映像特殊効果装置の状態を、更新情報としてすべての
操作部2に送信する。更新情報の送信が終了すると、特
殊効果制御部1は、受領拒否状態を解除する。すなわ
ち、操作部2bからの新しい送信許可要求を受けてAc
kを送信し、操作部2bからのコマンドを待つ。
【0027】このように、特殊効果制御部1は、ある操
作部2からのコマンドに基づく制御を完了して更新情報
を全ての操作部2に送信するまでは受領拒否状態にあ
り、その更新情報を全ての操作部2に送信してから受領
拒否状態が解除されるため、操作者は常に映像特殊効果
装置の最新の状態を見ながら操作部2を操作することが
でき、その結果、更新前の古い情報に基づく不適切なコ
マンドの送信をより確実に防止できる。
【0028】図4(B)は、図4(A)において、操作
部2bによる送信許可要求と特殊効果制御部1による更
新情報の送信がほぼ同じタイミングとなった場合のシー
ケンスの一例を表すものである。これは、具体的には、
特殊効果制御部1が一つの制御動作を終了し、更新情報
を操作部2bに送信するのと入れ違いに、操作部2bが
送信許可要求を特殊効果制御部1に送信した場合であ
る。この場合、特殊効果制御部1は、操作部2bからの
送信許可要求に対してAckを返す。ここまでは、図4
(A)と同様である。一方、操作部2bは、送信許可要
求を送信したあとで、AckまたはNAckではなく更
新情報が送られてくるため、「自らが送信許可要求した
あとで映像信号源などの更新があった」ことを知る。従
って、操作部2bは、特殊効果制御部1へのコマンドの
送信は行わず、代わりに、特殊効果制御部1に送信許可
要求の放棄を示す信号を送り、特殊効果制御部1からの
Ackを得て、コマンドを送信する権利を放棄する。同
時に、特殊効果制御部1から送信された更新情報に基づ
いて表示の更新を行い、さらに、操作者に、更新情報に
基づく再入力が必要であることを知らせる。
【0029】図2に示した操作部2の例では、特殊効果
制御部1からの更新情報は、選択映像映像灯33A〜3
3Cの点灯の切り換えにより行う。また、操作者に再入
力を促す通知は、液晶表示パネル38に、「他から操作
されたので、再操作して下さい」などの文字列を表示す
ることにより行う。より好ましくは、操作部2にブザー
を付加して、液晶表示パネル38の文字表示に加え、ブ
ザー音を併用して操作者に再入力を促す。
【0030】このように、操作部2による送信許可要求
の送信と特殊効果制御部1による更新情報の送信とがほ
ぼ同じタイミングとなった場合には、操作部2が、自ら
の送信許可要求を放棄し、操作者に再入力を促すように
したので、更新前の古い情報に基づく操作をより確実に
防止できる。
【0031】次に、操作部2の動作について説明する。
図5は、操作部2の動作を表す流れ図である。操作部2
は、操作者の操作入力を受ける(S401)と、特殊効
果制御部1に、送信許可要求を送る(S402)。特殊
効果制御部1からNAckを受信した場合には(S40
3でY)、操作部2は、送信許可要求が拒否されたこと
を液晶表示パネル38に文字列で表示(S406)し、
操作者による操作を受ける前の状態に戻る。
【0032】一方、操作部2が、特殊効果制御部1に送
信許可要求を送信したのち、特殊効果制御部1から更新
情報を受信した場合(S403でN,S404でY)、
AckまたはNackの応答が返信されるのを待つ(S
407)。NAckを受信した場合(S407でY)に
は、操作部2は、送信が拒否されたことを液晶表示パネ
ル38に文字列で表示(S408)し、更新情報に基づ
いて表示を更新したのち(S409)、操作を受ける前
の状態に戻る。ステップS407でAckを受信した場
合(S407でN)には、操作部2は、特殊効果制御部
1に送信許可要求の放棄を示す信号を送り(S41
0)、それに対するAckを受信したのち(S41
1)、更新情報に基づいて液晶表示パネル38の表示を
更新する(S412)。次いで、液晶表示パネル38に
再操作を促す旨の文字列を表示して(S413)、操作
者による操作を受ける前の状態に戻る。
【0033】また、操作部2が、特殊効果制御部1に送
信許可要求を送信したのち、Ackを受信した場合には
(S403でN,S404でN,S405)、特殊効果
制御部1にコマンドを送信する(S414)。特殊効果
制御部1からNAckが返された場合には(S415で
Y)、操作部2は、液晶表示パネル38にコマンドが拒
否された旨を表示する(S406)。これは、例えば特
殊効果制御部1ないし映像特殊効果装置に何らかの異常
があった場合である。通常は、特殊効果制御部1からA
ckが返信され(S416)、操作者による操作を受け
る前の状態に戻る。このあと、操作部2は、特殊効果制
御部1から送信される更新情報を受信し、これに基づい
て表示更新を行うが、この動作は常時行われる処理(操
作者による操作がなくても行われる処理)であるので、
図5の流れ図では省略している。
【0034】次に、特殊効果制御部1の動作について説
明する。図6は、特殊効果制御部1の通信タスクが操作
部2からの送信許可要求を受信した場合の動作を説明す
るための流れ図である。通信タスクは、ある操作部(操
作部2mとする。)からの送信許可要求を受信すると
(S601)、操作部2mにAckを返信する(S60
2)。通信タスクは、操作部2mにAckを返信したの
ち、次の受信を待ち(S603)、操作部2mからのコ
マンドを受信すると(S604でY)、操作部2mにA
ckを返信し(S606)、コマンドを特殊効果制御タ
スクに渡す(S607)。特殊効果制御タスクの処理が
終了しないうちに他の操作部のいずれかからの送信許可
要求を受信した場合には(S608)、通信タスクは、
送信元の操作部にNAckを返信して受領拒否状態であ
ることを通知する(S609)。特殊効果制御タスクの
処理が終了したのち、通信タスクは、特殊効果制御タス
クから更新情報を受け取り(S610)、それをすべて
の操作部2a〜2nに送信し(S611)、最初の状
態、すなわち送信許可要求を受信する前の状態に戻る。
【0035】操作部2mからの送信許可要求の放棄を示
す信号を受信した場合は(S604でN,S605で
Y)、通信タスクは、操作部2mにAckを返信して
(S612)、最初の状態に戻る。通信タスクが、他の
操作部のいずれかからの送信許可要求を受信した場合は
(S605でN)、送信元の操作部2にNAckを返信
し、受領拒否状態であることを通知する(S613)。
そののち、操作部2mからのコマンド待ち状態(S60
3〜S604)に戻る。操作部2mからのコマンドを受
信すれば(S604でY)、通信タスクは、上述したS
606〜S611の処理を行う。
【0036】図7は、特殊効果制御部1の特殊効果制御
タスクがコマンドを受信した場合の動作を表す流れ図で
ある。特殊効果制御タスクは、通信タスクからコマンド
を受け取り(S701)、コマンドに基づいて映像特殊
効果装置の制御動作を実行し(S702)、結果の状態
を更新情報として通信タスクへ渡し(S703)、最初
の状態、すなわち通信タスクからコマンドを受け取る前
の状態に戻る。
【0037】このように、特殊効果制御部1は、ある操
作部2からのコマンドに基づく制御を完了して更新情報
を全ての操作部2に送信するまでは受領拒否状態にあ
り、その交信情報が全ての操作部2に送信されてから受
領拒否状態が解除されるため、操作者は常に映像特殊効
果装置の最新の状態を見ながら操作部2を操作すること
ができる。
【0038】なお、上記の図5における操作部2の動作
において、ステップS403でNAckを受信した際、
操作者には通知せず、一定時間後に再び送信許可要求を
送る(再試行)を何度か繰り返すようにしても良い。こ
の場合、再試行をしている間は操作者からの操作入力は
できないようにすることが好ましい。また再試行中でも
更新情報を受信したならば再試行の繰り返しを中止し表
示更新をして操作者の再操作を促す様にすることが好ま
しい。
【0039】以上説明したように、本実施の形態では、
特殊効果制御部1が、ある操作部からのコマンドに基づ
く制御動作および更新情報の通知を完了するまでは、他
の操作部からのコマンドの受領を拒否し、更新情報を各
操作部に送信したのちにその受領拒否状態を解除するよ
うにしたので、更新前の古い情報に基づく操作を防止す
ることができる。従って、複数の操作手段による連続操
作を問題なく行うことが可能になる。
【0040】さらに、操作部2による送信許可要求の送
信と特殊効果制御部1による更新情報の送信とがほぼ同
じタイミングとなった場合には、操作部2が、自らの送
信許可要求を放棄し、操作者に再入力を促すようにした
ので、更新前の古い情報に基づく操作をより確実に防止
できる。
【0041】<第2の実施の形態>図8は、本発明の第
2の実施の形態に係る映像特殊効果装置の制御システム
を表すブロック図である。本実施の形態に係る映像特殊
効果装置の制御システムは、特殊効果制御部81と、主
操作部82と、複数の副操作部83とを備えている。主
操作部82は比較的大型でかつ多機能(すなわち、多種
の操作が可能)であり、副操作部83a〜83cは比較
的小型で少機能または単機能である。なお、副操作部8
3a〜83cは、いずれも同様の構成を有しているた
め、以下では、単に副操作部83として説明する。ここ
では、1つの主操作部82および3つの副操作部83が
示されているが、主操作部82および副操作部83は、
いずれも、1つ以上あればよい。図8に示したように、
複数の副操作部83と特殊効果制御部81とは、イーサ
ネット(登録商標)(Ethernet(登録商標))
などのLAN84により接続されている。主操作部82
と特殊効果制御部81とは、例えばSCSI(Small Co
mputerSystem Interface)よりなる主通信路85により
接続されている。
【0042】ここで、特殊効果制御部81は、本発明に
おける「制御手段」の一具体例に対応する。また、主操
作部82および副操作部83は、本発明における「主操
作手段」および「副操作手段」の一具体例にそれぞれ対
応する。また、主通信路85およびLAN84は、本発
明における「主通信路」および「副通信路」の一具体例
にそれぞれ対応する。
【0043】副操作部83は、遠隔地点から簡単な操作
を行うためのもので、簡単な表示機能と比較的少数の入
力スイッチとで構成される。一方、主操作部82は多種
の操作を行うものであるため、高度な表示機能と多数の
入力スイッチ(好ましくはGUI機能)を備えている。
高度な表示機能・入力機能の例としては、実行中のワイ
プ処理の画面のワイプ進行位置の情報表示や、クロマキ
ーの設定画面、画面分割(ピクチャインピクチャ)の位
置座標のグラフィカル表示など様々なものがある。この
ような複雑な表示は、主操作部82と特殊効果制御部8
1とを独自の通信路で結ぶことにより可能となるもので
ある。
【0044】特殊効果制御部81と主操作部82とを接
続する主通信路85はSCSIであるため、特殊効果制
御部81と主操作部82とを同じ室内程度の近距離に設
置する必要はあるが、大容量の情報を高速に伝送するこ
とができる。一方、副操作部83と特殊効果制御部81
とを接続する副通信路84はイーサネットであるため、
副操作部83と特殊効果制御部81とを数百メートル
(あるいは中継器機を使いそれ以上)離れた場所に設置
することができるという利点がある。但し、副通信路8
4には複数の副操作部83が接続されるため、情報の伝
送速度は比較的低速となる。
【0045】図9は、特殊効果制御部81上で動作する
タスク構成を表す図である。特殊効果制御部81は、第
1の実施の形態(図3)で説明した通信タスクおよび特
殊効果制御タスクに加えて、LAN84との通信のため
のLANインターフェース、および、主通信路85との
通信のための主通信路インターフェースを備えている。
ここでは、主通信路および副通信路との通信処理を1つ
の通信タスクで行い、同時的な通信が起きた場合には、
先に発生した方を優先して扱うようになっている。
【0046】特殊効果制御部81の動作は、第1の実施
の形態における特殊効果制御部1と同様である。すなわ
ち、特殊効果制御部81は、一旦主操作部82および副
操作部83のいずれかからコマンドを受信すると、その
コマンドに基づく制御動作を完了して更新情報を主操作
部82および副操作部83に送信するまでは受領拒否状
態にあり、更新情報の送信後に受領拒否を解除するよう
になっている。
【0047】また、主操作部82および副操作部83の
動作も、第1の実施の形態における操作部2の動作と同
様である。すなわち、主操作部82および副操作部83
のいずれかからの送信許可要求と特殊効果制御部1によ
る更新情報とがほぼ同じタイミングとなった場合には、
送信許可要求を送った主操作部82または副操作部83
が、自らの送信許可要求を放棄し、操作者に再入力を促
すようになっており、更新前の古い情報に基づく操作を
より確実に防止できるようになっている。なお、主操作
部82と副操作部83とでは、表示内容などに違いがあ
り、更新情報として受け取る情報の種類および量が異な
っている。そのため、特殊効果制御部81は、更新情報
の送信の際には、LAN84と主通信路85とで種類お
よび量の異なる情報を送信するようになっている。
【0048】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、特殊効果制御部81から主操作部82への通信路と
特殊効果制御部81から副操作部83への通信路とを互
いに独立にしたので、多機能な主操作部82の接続には
大容量の高速回線を用い、少機能な副操作部83の接続
には小容量の回線を用いることが可能になる。従って、
必要最小限の接続設備で済み、コストの低減に資するこ
とができる。
【0049】さらに、本実施の形態では、特殊効果制御
部81が、ある操作部からのコマンドに基づく制御動作
および更新情報の通知を完了するまでは、他の操作部か
らの受領を拒否し、更新情報の送信後にその受領拒否状
態を解除するようにしたので、更新前の古い情報に基づ
く操作を防止することができる。従って、複数の操作手
段による連続操作を問題なく行うことが可能になる。さ
らに、主操作部82または副操作部83による送信許可
要求と特殊効果制御部1による更新情報とがほぼ同じタ
イミングとなった場合には、その送信許可要求を送った
主操作部82または副操作部83が自らの送信を放棄
し、操作者に再入力を促すようにしたので、更新前の古
い情報に基づく操作をより確実に防止できる。
【0050】<第2の実施の形態の変形例>次に、本実
施の形態の変形例について説明する。図10は、本実施
の形態の変形例に係る映像特殊効果装置の制御システム
の基本構成を表すブロック図である。図10に示した制
御システムのうち、特殊効果制御部91,主操作部92
および副操作部93a,93b,93cは、第2の実施
の形態の特殊効果制御部81,主操作部82および副操
作部83a,83b,83cと同様に構成されている。
但し、本変形例では、特殊効果制御部91と副操作部9
3a,93b,93cとを結ぶLAN94は、さらに主
操作部92にも接続されている。主操作部92は、LA
N94および主通信路95の両方を使用し、どちらか一
方を経由した受信を処理することもできるようになって
いる。特殊効果制御部91は、主操作部92のみに対し
て情報を送信する際には主通信路95を用いるが、主操
作部92および副操作部93の全てに同じ情報を送信す
る際にはLAN94を用いてブロードキャスト送信(同
一の情報を全てのノードに送信すること)するようにな
っている。
【0051】本変形例の制御システムの構成例によれ
ば、主操作部92および副操作部93に同一の情報を送
信する場合には、LAN94を用いて主操作部92およ
び副操作部93に同一の情報をブロードキャスト送信す
ることができるため、主通信路95を用いる必要がな
い。従って、特殊効果制御部91の処理において処理時
間を短縮することができる。
【0052】<第3の実施の形態>図11は、本発明の
第3の実施の形態に係る映像特殊効果装置の制御システ
ムの基本構成を表す図である。本実施の形態に係る映像
特殊効果装置の制御システムは、映像特殊効果装置を制
御する特殊効果制御部111、操作者が操作入力を行う
操作部112、この操作部112と特殊効果制御部11
1とを結ぶ通信路113、および操作後状態記憶部11
4を備えている。操作後状態記憶部114は、操作部1
12の操作と、予め想定される操作後の映像特殊効果装
置の状態とを対応づけて記憶するようになっている。な
お、本実施の形態において、操作部112が複数あって
かつ主操作部と副操作部とを含む場合には、第2の実施
の形態と同様に、特殊効果制御部111と主操作部とを
結ぶ通信路と、特殊効果制御部111と副操作部とを結
ぶ通信路とを互いに独立にしてもよい。
【0053】図12は、本実施の形態に係る映像特殊効
果装置の制御システムの操作部112の構成を示すブロ
ック図である。操作部112は、グラフィックディスプ
レイ122、キーボード123、ポインティングデバイ
ス124、マイクロコンピュータ121および操作後状
態記憶部125を備えている。キーボード123、ポイ
ンティングデバイス124は、いずれも、操作者により
操作されるものである。マイクロコンピュータ121
は、キーボード123やポインティングデバイス124
などからの操作入力に基づき、通信路113を介して特
殊効果制御部111にコマンドを送信するよう構成され
ている。なお、操作後状態記憶部125は、マイクロコ
ンピュータ121の内蔵メモリの一部として実装されて
いてもよい。
【0054】図13は、操作部112のグラフィックデ
ィスプレイ122による表示例を表す図である。グラフ
ィックディスプレイ122には、画面の種類を表示する
テキスト表示部131、操作入力の処理状況を示すテキ
スト表示部132、および、選択されている映像信号源
を示す選択表示133,134,135が設けられてい
る。また、グラフィックディスプレイ122には、GU
I機能を利用した、映像信号源を選択するための選択ボ
タン136,137,138が設けられている。選択表
示133および選択ボタン136は映像信号源Aに対応
しており、選択表示134および選択ボタン137は映
像信号源Bに対応しており、選択表示135および選択
ボタン138は映像信号源Cに対応している。選択ボタ
ン136〜138のいずれかを押す操作を行うと、マイ
クロコンピュータ121が、特殊効果制御部111にコ
マンドを送信すると共に、操作後状態記憶部125を参
照して、グラフィックディスプレイ122の選択表示1
33,134,135のうち、操作された選択ボタンに
対応するものを点灯させるようになっている。
【0055】図14は、本実施の形態における操作後状
態記憶部125の内容を説明する図である。選択ボタン
136〜138の操作と、選択表示133〜135(す
なわち、特殊効果制御部111が選択する映像信号源A
〜C)とを対応づけて記憶している。
【0056】例えば、選択表示133が点灯していると
きに、操作者が選択ボタン137を押した場合について
説明する。操作者が選択ボタン137を押すと、マイク
ロコンピュータ121は、操作後状態記憶部125に記
憶されたテーブル(図14)の図中矢印で示した行に基
づき、選択表示134のみを点灯させること(すなわ
ち、特殊効果制御部111が映像信号源Bを選択するこ
と)を知る。これにより、マイクロコンピュータ121
は、現在点灯している選択表示133を消灯させ、選択
表示134を点灯させる。同時に、マイクロコンピュー
タ121は、特殊効果制御部111に対して、映像信号
源Bを選択するコマンドを送信する。そののち、もし、
特殊効果制御部111から操作部112にAck以外の
応答が送信されていた場合には、応答の内容にしたがっ
て選択表示を更新すると共に、テキスト表示部132に
例えば「処理:操作失敗」の文字列を表示して、操作者
に操作が正常終了しなかったことを通知する。なお、デ
ータ格納の形式は、上記のようにテーブルの形式に限ら
ず、マイクロコンピュータ121が利用しやすい形態で
あればどのような形式でも良い。
【0057】本実施の形態では、操作部112の選択ボ
タン136,137,138が操作されると、遅延なく
選択表示133,134,135が更新されるようにな
っている。すなわち、操作部112のマイクロコンピュ
ータ121は、選択ボタン136,137,138が操
作されると、その操作によって映像特殊効果装置がどの
ような状態になるかを操作後状態記憶部125から読み
出して、読み出した情報に基づいてすみやかに選択表示
133,134,135を更新するようになっている。
【0058】図15は、本実施の形態において、マイク
ロコンピュータ121が実行する処理を表す流れ図であ
る。操作部112が操作されると(S141)、操作後
状態記憶部125を参照して選択表示を更新し(S14
2)、操作に対応するコマンドを特殊効果制御部111
に送信する(S143)。続いて、マイクロコンピュー
タ121は、特殊効果制御部111からの応答を受ける
(S144)と、それが正常終了であるかどうかを判断
し(S145)、正常終了であれば、処理を終了する。
この場合、選択表示133,134,135の更新は既
に行われている(S142)ので、これ以上の選択表示
の更新は行わない。一方、正常終了でない場合には、ス
テップS142において更新してしまった選択表示13
3,134,135を更新前の状態に戻し(S14
6)、同時に、操作が失敗したことをテキスト表示部1
32に表示する。
【0059】なお、ステップS142およびS143の
順序は逆であってもよい。また、表示の更新をマイクロ
コンピュータによって行い、送信の処理を図示しないマ
イクロコンピュータ付属の通信ハードウェアにより処理
することが好ましい。このようにすれば、表示の更新と
コマンドの送信とを並列に実行することができる。
【0060】図16は、特殊効果制御部111が実行す
る処理を表す流れ図である。特殊効果制御部111は、
操作部112からのコマンドを受信したのち(S16
1)、そのコマンドに基づいた映像特殊効果装置の制御
を行う(S162)。映像特殊効果装置の制御終了後、
新しい映像特殊効果装置の状態に関する情報、例えば、
映像信号源Bを選択した旨の情報を、更新情報として操
作部112に送信する(S163)。
【0061】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、操作部の表示の更新を操作後状態記憶部125に基
づいて行うようにしたので、特殊効果制御部111から
の処理結果の応答を待たずに、高速で表示の更新を行う
ことが可能となる。さらに、特殊効果制御部111の処
理が正常でなかった場合には、その旨を表示して操作者
に通知するようにしたので、異常が発生した場合でも対
処することができる。
【0062】なお、本実施の形態では、グラフィックデ
ィスプレイ122における選択表示部133,134,
135の点灯・消灯によって映像信号源A,B,Cを表
示しているが、より複雑な方法で映像信号源の表示を行
う場合にも、本実施の形態が適用できる。
【0063】<第4の実施の形態>図17は、第4の実
施の形態に係る映像特殊効果装置の制御システムにおけ
る操作部の構成を示すブロック図である。本実施の形態
に係る映像特殊効果装置の制御システムにおける特殊効
果制御部111は、第3の実施の形態と同様に構成され
ている。第3の実施の形態では、操作部112の操作が
行われたのち、直ちに選択表示部133,134,13
5の更新が行われたのに対し、本実施の形態では、特殊
効果制御部111(図11)が制御動作を行うタイミン
グに合わせて、表示の更新が行われるようになってい
る。なお、本実施の形態においても、操作部が複数あっ
てかつ主操作部と副操作部とを含む場合には、第2の実
施の形態と同様に、特殊効果制御部111と主操作部と
を結ぶ通信路と、特殊効果制御部111と副操作部とを
結ぶ通信路とを互いに独立にしてもよい。
【0064】本実施の形態に係る映像特殊効果装置の制
御システムは、第3の実施の形態と同様に構成されたマ
イクロコンピュータ171a,グラフィックディスプレ
イ172,キーボード173,ポインティングデバイス
174および操作後状態記憶部175を備えている。映
像特殊効果装置の制御システムは、さらに、操作遅延記
憶部176およびタイマ177を備えている。操作遅延
記憶部176は、操作部171が特殊効果制御部111
(図11)にコマンドを送信してから、実際に特殊効果
制御部111が制御動作を開始(あるいは完了)するま
での遅延時間を、操作内容毎に記憶している。タイマ1
77は、セットされた時間が経過するとマイクロコンピ
ュータ171aに通知するようになっている。
【0065】図18は、第4の実施の形態に係る映像特
殊効果装置の制御システムの操作部が実行する処理を表
す流れ図である。操作部171のマイクロコンピュータ
171aは、操作者により操作されると(S181)、
操作遅延記憶部176を参照して該当する遅延時間を取
得して、その遅延時間をタイマ177にセットする(S
182)。同時に、マイクロコンピュータ171aは、
操作者の操作に基づいたコマンドを特殊効果制御部11
1に送信する(S183)。そののち、タイマ177が
作動するまで待機し、タイマ177が作動すると(S1
84)、操作後状態記憶部175を参照して表示に関す
る情報を取得して、操作部171のグラフィックディス
プレイ172の表示を更新する(S185)。そのの
ち、特殊効果制御部111からの応答を受信し(S18
6)、正常終了であればそのまま処理を終了する。特殊
効果制御部111からの応答が正常終了でなければ、S
185において既に更新したグラフィックディスプレイ
172の表示を更新前の状態に戻すと共に、操作が失敗
したことを表示する(S187)。
【0066】このように、本実施の形態では、特殊効果
制御部111からの応答を待って表示を更新するように
した場合よりも表示の更新が速やかに行われる上、タイ
マを用いて表示の更新を行うようにしたので、適切な時
刻に遅延なく表示を更新でき、操作者に快適な操作環境
を提供できる。
【0067】<第4の実施の形態の変形例>次に、本実
施の形態の変形例について説明する。この変形例は、操
作部171における表示の更新を、一定の時間間隔をお
いて複数回行うようにしたものである。
【0068】図19(A)〜(C)は、映像特殊効果装
置の動作による生成映像の時間的変化を説明する図であ
る。図19(A)は、映像信号源Aに対応する映像(A
映像とする。)を表す図である。図19(B)は、映像
信号源Cに対応する映像(C映像とする。)を表す図で
ある。図19(C)は、特殊効果の一種であるワイプに
より、A映像からC映像への遷移が行われている状態を
表す図である。図19(C)に示したように、ワイプに
より、最初は全画面に表示されていたA映像が左から徐
々にぬぐい去られるようにC映像に置き換わり、やがて
全画面がC映像になる。
【0069】本変形例では、図19(C)に示したよう
な映像の変化が操作者に分かり易いよう、操作部171
の表示がワイプ開始時とワイプ終了時の2度に亘って更
新されるようになっている。図20(A)〜(C)は、
本変形例における操作部171の表示の変化の例を表す
図である。本変形例では、操作部171は、5つの映像
信号A,B,C,D,Eに対応する選択表示部191,
192,193,194,195を有しており、いずれ
も、赤色および黄色で点灯することができるように構成
されている。
【0070】図20(A)では、選択表示部191が赤
色で点灯することにより、例えば映像信号源Aが選択さ
れていることを示している。この状態では、全画面がA
映像になっている。図20(B)では、選択表示部19
3が選択表示部191とは別の色(例えば黄色)で点灯
することにより、映像信号源Aが選択されてはいるが、
さらに映像信号源Cが加わってきていることを示してい
る。この状態では、ワイプによる映像Aから映像Bへの
遷移が進行している。さらに、図20(C)では、選択
表示部193が赤色で点灯することにより、映像信号源
Cのみが選択されていることを示している。この状態で
は、全画面がC映像になっている。なお、図20(B)
では、選択表示部193の点滅(すなわち、一定の短い
間隔で点灯と消灯とを繰り返すこと)によって、ワイプ
の進行中であることを示すようにしてもよい。このよう
に処理の開始時(図20(B))と処理の終了時(図2
0(C))の2回表示を更新することにより、映像の変
化が操作者に分かり易くなる。なお、図20(A)〜
(C)で示した表現よりもさらに高度なグラフィカル表
現を使用しても良い。
【0071】図21は、本変形例における操作後状態記
憶部175の記憶内容の一例を示す図である。本変形例
における操作後状態記憶部175は、処理開始時(例え
ばワイプ開始時)における更新情報と、処理完了時(例
えばワイプ完了時)における更新情報とを予め記憶して
いる。図21において、赤および黄となっている部分
は、それぞれ赤色および黄色で点灯していることを示し
ており、空欄となっている部分は消灯状態であることを
示している。操作後状態記憶部175は、処理開始時と
処理完了時に表示すべき更新情報を、予め選択されてい
た映像信号源と、操作部171の操作により新たに選択
される映像信号源との組に対して関連づけて記憶してい
る。
【0072】図19(C)に示したA映像からC映像へ
の遷移についての更新情報は、図21において、先に選
択されていた映像信号源がAで、新たに選択された映像
信号源がCとなる行(図中矢印で示す)から得られる。
この行に基づき、処理開始時には、選択表示部191を
赤色に点灯させると共に、選択表示部193を黄色に点
灯させる。また、処理完了時には、選択表示部191を
消灯させて、選択表示部193を黄色に点灯させる。こ
れにより、図20(A)〜(C)に示したような更新情
報の表示が可能になる。
【0073】図22は、操作遅延記憶部176の記憶内
容の例を示す図である。ここでは、ワイプに3種類があ
り、それぞれワイプ1,ワイプ2およびワイプ3と表記
されているものとする。図22に示した例では、ワイプ
1,ワイプ2およびワイプ3のそれぞれについて、例え
ば1200ms,1500msおよび2500msの遅
延時間がそれぞれ記憶されている。操作部171では、
操作入力により指定されたワイプの種類に応じて、操作
遅延記憶部176から遅延時間を読み出し、タイマ17
7のセットに使用する。図22に示したように複数の遅
延時間を設定可能としたのは、更新情報の最初の表示か
ら2度目の表示までの時間間隔を、ワイプの種類に合わ
せて変えるようにするためである。
【0074】図23は、操作部171の処理を表す流れ
図である。操作部171は、操作者により操作されると
(S211)、操作後状態記憶部175を参照して、選
択表示部191〜195の最初の表示更新を行い(S2
12)、操作遅延記憶部176を参照してタイマ177
をセットし(S213)、特殊効果制御部111にコマ
ンドを送信する(S214)。次いで、操作部171
は、タイマ177の作動を待って(S215)、操作後
状態記憶部175を参照して処理完了時の表示の情報を
得て、選択表示部191〜195の表示を更新する(S
216)。そののち、特殊効果制御部111からの応答
を受信し(S217)、正常終了であればそのまま終了
する。特殊効果制御部111からの応答が正常終了でな
ければ、S216で更新した選択表示部191〜195
の表示を更新前の状態に戻すと共に、操作が失敗したこ
とを表示する(S218)。
【0075】なお、タイマ177の作動前であっても、
特殊効果制御部111から何らかのエラーが通知された
場合には、タイマ177を停止して異常の表示を行うよ
うにしても良い。また、操作遅延記憶部176に予め複
数の値を記憶しておき、複数のタイマ177を設定して
それによって表示を更新することで複雑な表示を行って
も良い。
【0076】以上説明したように、本変形例では、第4
の実施の形態による効果に加えて、選択表示部191〜
195を特殊効果制御部の制御に合わせたタイミングで
複数回更新するようにしたので、映像の変化が操作者に
分かり易くなる。
【0077】<第5の実施の形態>図24は、本発明の
第5の実施の形態に係る映像特殊効果装置の制御システ
ムの基本構成を表すブロック図である。本実施の形態に
係る映像特殊効果装置の制御システムは、映像特殊効果
装置の制御を行う特殊効果制御部221と、操作部22
2とを備えている。なお、本実施の形態において、操作
部222が複数あってかつ主操作部と副操作部とを含む
場合には、第2の実施の形態と同様に、特殊効果制御部
221と主操作部とを結ぶ通信路と、特殊効果制御部2
21と副操作部とを結ぶ通信路とを互いに独立にしても
よい。
【0078】操作部222と特殊効果制御部221と
は、例えばSCSIよりなる通信路223によって接続
されている。操作部222は、さらに、マイクロコンピ
ュータ222a,グラフィックディスプレイ226,キ
ーボード227およびポインティングデバイス228を
備えており、これらによりGUI機能が提供されるよう
になっている。
【0079】操作部222は、さらに、物理入力部22
4を備えている。この物理入力部224は、映像特殊効
果の操作に用いられるスイッチ、レバーおよび回転式つ
まみなどを備えている。物理入力部224と操作部22
2とは接続部225により接続されているが、この接続
部225は接続および切り離しが自在になっており、物
理入力部224を操作部222に装着したり、操作部2
22から取り外したりすることができるようになってい
る。
【0080】グラフィックディスプレイ226上におい
てGUI機能により提供される操作環境は、画面の領域
内に一度に表示できる情報で制限されるが、ウィンドウ
システムなどを用いて画面を切り換えることにより、多
くの種類の操作環境を提供することができる。参照およ
び操作を容易にするため、同じ種類の操作を行う部分、
あるいは、同じ種類の情報を表示する部分は同じ画面内
に配置することが好ましい。狭い室内に多数の装置を置
いて操作する場合は、大きなスペースを必要とする物理
入力部224は操作部222から取り外しておくことが
望ましい。
【0081】一方、よりスペースのある環境で使用でき
る場合は、操作性に優れた物理入力部224を操作部2
22に接続して使用することが望ましい。物理入力部2
24は、一度に多数のスイッチを参照でき、かつ一挙動
で迅速な操作を行うことができるという利点があるから
である。
【0082】本実施の形態においては、物理入力部22
4を操作部222に装着した状態でも操作部222から
取り外した状態でも使用できるようにしている。物理入
力部224を操作部222から取り外した場合には、操
作者はグラフィックディスプレイ226上でGUI機能
を利用して操作を行うことができる。物理入力部224
を操作部222に装着した場合には、操作者は物理入力
部224から操作することができるが、表示については
グラフィックディスプレイ226をそのまま使用するこ
とができる。
【0083】図25は、グラフィックディスプレイ22
6における物理入力部224に連動するグラフィック表
示の例を示す図である。図25に示した例では、物理入
力部224の回転式つまみなどを用いて0〜100%の
範囲で変動する値を設定すると、その回転式つまみの操
作に連動して、グラフィックディスプレイ226に棒グ
ラフ状の図形が表示され、操作者に直感的に値を知らせ
るようになっている。物理入力部224の回転式つまみ
を操作すると、ほぼ同時に、グラフィックディスプレイ
226上の棒グラフ状の図形が更新される。さらに、棒
グラフ状の図形の他に、文字表示の数値を同時に表示す
ることで、操作者に、より好適な操作環境を提供するこ
とが好ましい。
【0084】例えば、ワイプの種類を物理入力部224
のボタンにより選択できるようにした場合には、操作部
222のグラフィックディスプレイ226に、ワイプの
詳細設定画面を図形として表示することが好ましい。ワ
イプの詳細設定画面としては、遷移中の元の映像と新し
い映像の境界線の太さの設定や、遷移スピードの設定な
どについて、それぞれに図25のような図形表示を設け
ることが好ましい。これらの設定は、物理入力部224
の回転式つまみを用いてもできるようにし、物理入力部
224の回転式つまみによってこれらの設定を行った場
合には、グラフィックディスプレイ226の図形表示が
変化するようにすることが好ましい。
【0085】図26は、物理入力部224が操作された
際の、操作部222のマイクロコンピュータ222aの
処理を示す流れ図である。操作部222は、物理入力部
224が操作されたことを受信すると(S261)、そ
の操作内容が特殊効果制御部221へのコマンドであれ
ば(S262でY)、そのコマンドを特殊効果制御部2
21に送信する(S263)。また、操作内容がGUI
動作に関係するものであれば(S264でY)、グラフ
ィックディスプレイ226上の表示更新などを行う(S
265)。操作内容がGUI動作に関係するものでなけ
れば(S264でN)、そのまま処理を終了する。ま
た、GUI動作の結果、特殊効果制御部221へのコマ
ンドが発生すれば(S266でY)、そのコマンドを特
殊効果制御部221へ送信する(S267)。特殊効果
制御部221へのコマンドが発生しなければ(S266
でN)、そのまま処理を終了する。このようにして、G
UI機能を利用した操作部222と物理入力部224と
の連動が可能になる。
【0086】以上説明したように、物理入力部224を
操作部222に対して着脱可能にしたので、狭い室内に
多数の装置を置いて操作する場合は、物理入力部224
は操作部222から取り外しておき、スペースのある環
境で操作する場合は、操作性に優れた物理入力部224
を操作部222に接続して使用することができる。
【0087】さらに、GUI機能を利用した操作部22
2と物理入力部224とを連動させるようにしたので、
物理入力部224の操作上の即時性と、GUI機能の表
示能力とをともに利用することができ、従って、高機能
な映像効果装置の操作を容易に行うことができる。
【0088】<第6の実施の形態>図27は、第6の実
施の形態に係る映像特殊効果装置の制御システムの基本
構成を表す図である。本実施の形態に係る映像特殊効果
装置の制御システムは、第5の実施の形態と同様に構成
された特殊効果制御部221および操作部222を備え
ている。また、操作部222は、第5の実施の形態と同
様、マイクロコンピュータ222a,通信路223,物
理入力部224,接続部225,グラフィックディスプ
レイ226,キーボード227およびポインティングデ
バイス228を備えている。操作部222と物理入力部
224とは、第5の実施の形態と同様に連動されてい
る。なお、本実施の形態において、操作部222が複数
あってかつ主操作部と副操作部とを含む場合には、第2
の実施の形態と同様に、特殊効果制御部221と主操作
部とを結ぶ通信路と、特殊効果制御部221と副操作部
とを結ぶ通信路とを互いに独立にしてもよい。
【0089】本実施の形態では、操作部222のマイク
ロコンピュータ222aに、割り当て記憶部2401が
接続されている。割り当て記憶部2401は、マイクロ
コンピュータ222aからアクセス可能なメモリであ
り、選択ボタンと映像信号源との対応関係(すなわち、
割り当て)を記憶するためのものである。
【0090】物理入力部224には、現在の映像に対応
するA列の映像信号を選択するための5つのボタン(以
下、A列映像選択ボタンとする。)と、次の映像に対応
するB列の映像信号を選択するための5つのボタン(以
下、B列映像選択ボタンとする。)とが設けられてい
る。A列映像選択ボタンおよびB列映像選択ボタンは、
いずれも、10種類の映像信号源V1〜V10のいずれ
かに対応づけることができるようになっている。これ
は、限られた数の映像選択ボタンで、より多くの種類の
映像信号源に対応できるようにするためである。なお、
A列映像選択ボタンおよびB列映像選択ボタンについて
は、図示を省略する。
【0091】図28は、映像選択ボタンと映像信号源と
を対応づけるための、グラフィックディスプレイ226
上の画面表示の一例を示す図である。図28において、
上方に並んで形成された5つの四角形のマーク(以下、
A列選択マークとする。)241は、A列映像選択ボタ
ンにそれぞれ対応する。下方に並んで形成された5つの
四角形のマーク(以下、B列選択マークとする。)24
5は、B列の映像選択ボタンにそれぞれ対応する。中央
の10個の四角形のマーク(以下、信号源マークとす
る。)243は、10種類の映像信号源V1〜V10に
それぞれ対応する。
【0092】結合線242は、A列選択マーク241と
信号源マーク243との現在の対応関係の設定をグラフ
ィカルに表現するものである。同様に、結合線244
は、B列選択マーク245と信号源マーク243との現
在の対応関係の設定を表現するものである。例えばA列
選択マーク241の一番左側のマークは、映像信号源V
1に対応づけられ、A列選択マーク241の左から3番
目のマークは映像信号源V4に対応づけられている。同
様に、例えばB列選択マーク245の一番右のマークは
映像信号源V10に対応づけられている。
【0093】図29は、グラフィックディスプレイ22
6の表示内容を表すものである。図29に示したよう
に、グラフィックディスプレイ226の表示画面には、
一つの表示区域の外縁を規定する長方形の窓252が形
成され、その窓252の内部において、図中斜線で示し
た描画領域254に、図28に示した対応関係表示画面
が表示される。なお、描画領域254の上方には、窓の
名称を表示する欄253が形成され、描画領域254の
下方には完了ボタンを表すマーク255、および、中止
ボタンを表すマーク256が形成されている。マーク2
55およびマーク256は、例えばマウスによるクリッ
クによって、この窓の動作を完了または中止するもので
ある。なお、図中符号257で示したカーソルは、ポイ
ンティングデバイス(マウス)の動きに合わせて画面上
を移動するものである。
【0094】次に、映像選択ボタンと映像信号源との対
応関係(割り当て)を変更する操作について説明する。
この対応関係の変更は、図28に示したグラフィックデ
ィスプレイ226の表示を見ながら行う。ここでは、ポ
インティングデバイスとしてマウスを使うこととする。
まず、A列選択マーク241のいずれかの上にカーソル
を移動し、そこでマウスボタンを押し、そのままドラッ
グして信号源マーク243のいずれかの上にカーソルを
移動し、そこでマウスボタンをはなす。この結果、A列
選択マーク241の一つとの信号源マーク243の一つ
が結合線242で結ばれる。これにより、そのA列選択
マーク241に対応する映像選択ボタンのそれまでの割
り当ては破棄され、カーソルを移動した信号源マーク2
43に対応する映像信号源に割り当てられる。A列選択
マーク241の5つについての映像信号源の割り当てが
完了すると、B列選択マーク245についても同様に映
像信号源を割り当てることができる。
【0095】図29の完了マーク255のクリックによ
り割り当て操作が完了すると、映像選択ボタンと映像信
号源との対応関係を割り当て記憶部2401に記憶す
る。中止マーク256がクリックされると、操作した内
容は記憶されず、何も操作しなかったのと同じ状態に戻
る。映像選択ボタンと映像信号源との対応関係は、割り
当て記憶部2401に、図30に示したような表形式で
記憶される。
【0096】操作部222のマイクロコンピュータ22
2aは、物理入力部224からいずれかの映像選択ボタ
ンが押されたことが通知されると、割り当て記憶部24
01の内容を参照して割り当てられている映像信号源を
知り、その映像信号源を生成映像の構成要素として選択
する。
【0097】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、物理入力部224に対する入力と映像信号源との対
応関係をGUI機能を利用して可変できるようにしたの
で、操作者がこの対応関係を容易に変更できるようにな
り、物理入力部224の操作性を有効に活用することが
できる。また、限られた数の映像選択ボタンで、より多
くの種類の映像信号源に対応することが可能になる。さ
らに、物理入力部224と映像信号源との対応関係を変
更可能にすることにより、操作環境を自在に構築するこ
とが可能になる。
【0098】なお、本実施の形態では、物理入力部22
4への入力と映像信号源とを対応させ、その対応関係を
変更できるようにしたが、物理入力部224への入力と
特殊効果制御部221の他の機能と対応させ、その対応
関係を変更できるようにしてもよい。
【0099】<第7の実施の形態>図31は、本発明の
第7の実施の形態に係る映像特殊効果装置の制御システ
ムの基本構成を示すブロック図である。本実施の形態に
係る制御システムは、特殊効果制御部271,主操作部
272および副操作部273a〜273nを備えてい
る。特殊効果制御部271は、マイクロコンピュータ2
711を有している。主操作部272は、マイクロコン
ピュータ2721、表示部2722、入力部2723、
識別子レジスタ2724を有している。なお、副操作部
273a〜273nは、いずれも同様の構成を有してい
るため、以下では単に副操作部273として説明する。
【0100】各副操作部273は、マイクロコンピュー
タ、表示部、入力部、識別子レジスタ2734を有して
いる。なお、副操作部273のマイクロコンピュータ、
表示部および入力部については、図示を省略する。特殊
効果制御部271は、LAN275を介して、主操作部
272および副操作部273と接続されている。特殊効
果制御部271は、履歴記憶部274を内蔵しており、
マイクロコンピュータ2711からアクセスするメモリ
の一領域として実現されている。
【0101】主操作部272および各副操作部273の
それぞれの識別子レジスタ2724,2734は、それ
ぞれ異なる識別子を記憶している。識別子レジスタ27
24,2734が記憶している識別子の内容は、例え
ば、数値(0,1,2...n)などであって、操作部
毎に異なる値であれば良い。また、数値の代わりに文字
列を使用しても良い。
【0102】主操作部272および副操作部273は、
特殊効果制御部271に対してコマンドを送信する際
に、そのコマンドに識別子を付与して特殊効果制御部2
71に送信するようになっている。LAN275は、既
知のイーサネットなどの上にTCP/IPなどの既知の
プロトコルを実装して使用されるが、詳細説明は省略す
る。なお、第2の実施の形態と同様に、特殊効果制御部
271と主操作部272とを結ぶ通信路と、特殊効果制
御部271と副操作部273とを結ぶ通信路とを互いに
独立にしてもよい。
【0103】図32は、主操作部272および副操作部
273が送信するコマンドのデータ構造の例を表すもの
である。図32に示したように、送信するコマンドの前
には、送信元の操作部(主操作部272あるいは副操作
部273のいずれか)に対応する識別子が付けられてい
る。図33は、特殊効果制御部271の履歴記憶部27
4に記憶されるデータ構造を表すものである。履歴記憶
部274では、識別子,コマンドおよびコマンドを受信
または処理した時刻が一組のデータとして記憶される。
図33では、単なるテーブル形式のデータ構造を示した
が、より動的な管理がし易いように既知のポインタによ
るリスト構造としても良い。なお、記憶手段(メモリ)
の容量には限度があるので、記憶されたデータを古い順
に破棄することが好ましい。また、ここでは、データを
メモリのみに記憶しているが、ディスク装置などの外部
記憶装置を接続して、メモリの記憶内容をディスク装置
に保存するようにしてもよい。
【0104】本実施の形態では、特殊効果制御部271
の履歴記憶部274が、どの操作部からどのような操作
が行われたかについての履歴情報を記憶している。操作
者は、必要な場合には、各操作部(主操作部272ある
いは副操作部273)から特殊効果制御部271に対し
て履歴情報を要求するコマンドを送信し、特殊効果制御
部271から送信された履歴情報を表示部2722など
に表示することができるようになっている。
【0105】図34は、特殊効果制御部271の内蔵マ
イクロコンピュータ2711が実行する処理を表す流れ
図である。特殊効果制御部271が、主操作部272あ
るいは副操作部273からコマンドを受信すると(S3
01)、そのコマンドが履歴要求であるかどうかを判断
する(S302)。コマンドが履歴要求でなければ(S
302でN)、そのコマンドに基づいて映像特殊効果を
制御して(S303)、識別子、コマンドと時刻を履歴
記憶部に記憶する。コマンドが履歴要求であれば(S3
02でY)、履歴記憶部274の内容を読み出したの
ち、送信元の主操作部272あるいは副操作部273へ
送信する(S305)。
【0106】図35は、主操作部272のマイクロコン
ピュータ2721が実行する処理を表す流れ図である。
操作者により操作されると(S311)、操作内容が履
歴要求であるかどうかを判断する(S312)。操作内
容が履歴要求でなければ、特殊効果制御部271にコマ
ンドを送信し(S313)、特殊効果制御部271から
の応答信号を受信する(S314)。操作内容が履歴要
求であれば、履歴要求を特殊効果制御部271に送信し
(S315)、特殊効果制御部271からの履歴情報を
受信して(S316)、表示部2722に表示する(S
317)。表示形式は、例えば図33に示した形式であ
る。なお、主操作部272は、履歴情報をデータベース
として加工できることが好ましい。この場合、履歴情報
を、特定の識別子(すなわち特定の操作部)からのコマ
ンドのみを順次表示したり、特定のコマンドのみを表示
するなどの操作が可能であれば、システム管理者の目的
により好ましい表示形式を選択できる。また、副操作部
273も、図35に示した主操作部272と同様の処理
を実行することが可能である。
【0107】以上説明したように、本実施の形態では、
特殊効果制御部271の履歴記憶部274が、特殊効果
制御部271に送信されたコマンドとそのコマンドを送
信した操作部(主操作部272または副操作部273)
の識別子とを対応づけて記憶するようにしたので、どの
操作部からどのような操作が行われたかについての履歴
情報を取得することができる。このような履歴情報は、
例えば制御システムの改良や操作者の配置の検討をする
ための資料として活用できる。
【0108】また、操作部(主操作部272または副操
作部273)がコマンドと識別子とを送信するようにし
たので、LANなどにより通信路を共通化した場合であ
っても、どの操作部から送信されたコマンドかを識別す
ることが可能になる。
【0109】<第7の実施の形態の変形例>図36は、
本実施の形態の変形例に係る映像特殊効果装置の制御シ
ステムの基本構成を表すブロック図である。この変形例
に係る制御システムは、特殊効果制御部291,主操作
部292,副操作部293およびLAN295を備えて
いる。この変形例では、主操作部292は、第7の実施
の形態とそれぞれ同様に構成されたマイクロコンピュー
タ2921,表示部2922,入力部2923および識
別子レジスタ2924を備え、さらに、履歴記憶部29
4を備えている。この履歴記憶部294は、マイクロコ
ンピュータ292からアクセス可能なメモリである。副
操作部293は、主操作部292と同様のマイクロコン
ピュータ,表示部,入力部および識別子レジスタ(いず
れも図示は省略する)を備えている。特殊効果制御部2
91は、履歴記憶部を有さない点を除き、第7の実施の
形態の特殊効果制御部271と同様に構成されている。
【0110】図37は、この変形例における特殊効果制
御部291が実行する処理を表す流れ図である。特殊効
果制御部291は、コマンドを受信すると(S32
1)、そのコマンドに基づいて映像特殊効果装置を制御
する処理を行う(S322)。なお、この処理には、コ
マンドの処理結果を操作部に送信する処理も含まれてい
る。特殊効果制御部291は、さらに識別子、コマン
ド、時刻(受信時または処理時)を組にして、主操作部
292に送信する(S323)。
【0111】図38は、この変形例において主操作部2
92が実行する処理を示す流れ図である。主操作部29
2は、操作者により操作されると(S331)、その操
作内容が履歴要求であるかどうかを判断する(S33
2)。操作内容が履歴要求でなければ(S332で
N)、特殊効果制御部291にコマンドを送信したのち
(S333)、特殊効果制御部291からの応答信号を
受信する(S334)。次いで、特殊効果制御部291
から送信された識別子,コマンド,時刻の組を受信し
て、履歴記憶部274に記憶する(S335)。操作内
容が履歴要求であれば(S332でY)、履歴情報を履
歴記憶部2924から読み出して(S336)、表示部
2922に表示する(S337)。
【0112】なお、図示は省略するが、主操作部292
には、副操作部293の入力操作によって発生したコマ
ンドにより、特殊効果制御部291から識別子,コマン
ドおよび時刻の組が送信される場合があり、その場合に
は、ステップS335の処理と同様の処理を行う。
【0113】副操作部293の処理は図示しないが、副
操作部293は履歴要求を行わないようにしても良い。
あるいは、副操作部293が、LAN295を介して主
操作部292に履歴要求をし、主操作部292が履歴記
憶部294の履歴情報を副操作部293に送信するよう
にしてもよい。
【0114】なお、この変形例のさらに別の構成例とし
ては、副操作部293からの送信を主操作部292でモ
ニタできるようにし、副操作部293から特殊効果制御
部291への送信があると、(特殊効果制御部291か
らの送信がなくとも)識別子,コマンドおよび送信の時
刻を履歴記憶部294に記録するようにしてもよい。よ
り好ましくは、識別子、コマンドを履歴記憶部に書き込
むと同時に表示し、操作者が複数の操作部からどのよう
な操作がされているかのモニタリング(監視)を可能と
しても良い。モニタリングが主目的である場合には、履
歴記憶部の容量は小さくても良い。コマンドの履歴の数
個を表示する機能を持たせれば、十分に監視の機能を果
たすことができるからである。
【0115】以上説明したように、本変形例によれば、
特殊効果制御部291に対する操作の履歴を主操作部2
92が記憶して表示するようにしたので、履歴情報の参
照がさらに容易になる。
【0116】以上、いくつかの実施の形態および変形例
を挙げて本発明を説明したが、本発明は、上記各実施の
形態および変形例に限定されるものではなく、種々変形
可能である。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項5のいずれか1項に記載の映像特殊効果装置の制御
システムによれば、操作履歴記憶手段が、制御手段に送
信されたコマンドとそのコマンドを送信した操作手段の
識別子とを合わせて記憶するようにしたので、どの操作
手段からどのような操作が行われたについての履歴情報
を取得することが可能になるという効果を奏する。この
ような履歴情報は、制御システムの改良や操作者の配置
の検討をする資料などとして活用することができる。
【0118】特に、請求項2に記載の映像特殊効果装置
の制御システムによれば、履歴情報を表示する操作履歴
表示手段が操作手段に設けられているため、より一層簡
単に履歴情報を取得することができるという効果を奏す
る。
【0119】また、請求項5に記載の映像特殊効果装置
の制御システムによれば、操作手段に主操作手段と副走
査手段とが含まれている場合に、主操作手段と制御手段
とを結ぶ主通信路と、副操作手段と制御手段とを結ぶ副
通信路とを互いに独立にしたので、主通信路を大容量と
し、副通信路を小容量とすることができ、従って、複数
種類の操作手段を備え、かつ、接続コストを低減するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る映像特殊効果
装置の制御システムの基本構成を表すブロック図であ
る。
【図2】図1の制御システムの操作部の構成を表す図で
ある。
【図3】図1の制御システムのタスク構成を表す図であ
る。
【図4】図1の制御システムの通信シーケンスを表す図
である。
【図5】図1の制御システムにおいて、操作部が実行す
る処理を表すフローチャートである。
【図6】図4に示した通信タスクが実行する処理を表す
フローチャートである。
【図7】図4に示した特殊効果制御タスクが実行する処
理を表すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る映像特殊効果
装置の制御システムの基本構成を表すブロック図であ
る。
【図9】図8に示した映像特殊効果装置の制御システム
のタスク構成を表す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の変形例に係る映
像特殊効果装置の制御システムの基本構成を表すブロッ
ク図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る映像特殊効
果装置の制御システムの基本構成を表すブロック図であ
る。
【図12】図11に示した制御システムにおける操作部
の基本構成を表すブロック図である。
【図13】図12に示した操作部のGUI表示部の一例
を表す図である。
【図14】図11に示した制御システムにおける操作後
状態記憶部の記憶内容を表す図である。
【図15】図12に示した操作部が実行する処理を表す
流れ図である。
【図16】図11に示した制御システムにおける特殊効
果制御部が実行する処理を表すブロック図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係る映像特殊効
果装置の制御システムの基本構成を表すブロック図であ
る。
【図18】図17に示した制御システムの操作部が実行
する処理を表す流れ図である。
【図19】図17に示した制御システムにおける生成映
像の変化の一例を表す図である。
【図20】図17に示した制御システムの操作部におけ
る選択映像表示の例を表す図である。
【図21】図17に示した制御システムにおける操作後
状態記憶部の記憶内容を表す図である。
【図22】図17に示した制御システムにおける操作遅
延記憶部の記憶内容を表す図である。
【図23】図17に示した制御システムにおける操作部
が実行する処理を表す流れ図である。
【図24】本発明の第5の実施の形態に係る映像特殊効
果装置の制御システムの基本構成を表すブロック図であ
る。
【図25】図24に示した制御システムの操作部におけ
る設定内容の表示例を表す図である。
【図26】図27に示した制御システムの操作部が実行
する処理を表す流れ図である。
【図27】本発明の第6の実施の形態に係る映像特殊効
果装置の制御システムの基本構成を表す図である。
【図28】図27に示した制御システムの操作部におけ
るボタン割り当ての表示例を表す図である。
【図29】図27に示した制御システムの操作部のGU
I表示例を表す図である。
【図30】図28に示した制御システムの操作部におけ
るボタン割り当ての記憶例を表す図である。
【図31】本発明の第7の実施の形態に係る映像特殊効
果装置の制御システムの基本構成を表すブロック図であ
る。
【図32】図31の制御システムで用いられるコマンド
のデータ構成を表す図である。
【図33】図31の制御システムにおける履歴記憶部が
記憶しているテーブルの一例を表す図である。
【図34】図36に示した制御システムの特殊効果制御
部が実行する処理を表す流れ図である。
【図35】図36に示した制御システムの操作部が実行
する処理を表す流れ図である。
【図36】本発明の第7の実施の形態の変形例に係る映
像特殊効果装置の制御システムの基本構成を表すブロッ
ク図である。
【図37】図36に示した制御システムの特殊効果制御
部が実行する処理を表す流れ図である。
【図38】図36に示した制御システムの履歴記憶付き
操作部が実行する処理を表す流れ図である。
【図39】一般の映像特殊効果装置の制御システムの基
本構成を表すブロック図である。
【図40】一般の映像特殊効果装置の操作部の一例を表
す図である。
【符号の説明】
1,81,91,111,221,271,291…特
殊効果制御部、2,112,222…操作部、82,9
2…主操作部、83,93…副操作部、84,94,2
75,295…LAN、85,95…主通信路、11
3,223…通信路、114…操作後状態記憶部、12
1,171,2721…マイクロコンピュータ、12
2,172,226…グラフィックディスプレイ、12
3,173,227…キーボード、124,174,2
28…ポインティングデバイス、125,175…操作
後状態記憶部、176…操作遅延記憶部、224…物理
入力部、225…接続部、272…主操作部、273,
293…主操作部、2734,2924…識別子レジス
タ、2711,2921…マイクロコンピュータ,29
2…履歴記憶付き操作部、294…履歴記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 晋一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AB68 AC01 AC11 AC31 AC33 AC69 CA04 5C023 AA11 AA13 AA15 AA17 AA21 AA28 AA38 BA11 BA15 CA01 CA08 DA01 DA08 EA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像特殊効果装置を制御する制御手段
    と、 操作者により入力を受け、その入力に応じて前記制御手
    段を操作するよう構成され、それぞれ識別子を付与され
    た複数の操作手段と、 前記操作手段から前記制御手段に送信された映像特殊効
    果のためのコマンドと、そのコマンドを送信した操作手
    段を表す識別子とを対応づけて記憶する操作履歴記憶手
    段とを備えたことを特徴とする映像特殊効果装置の制御
    システム。
  2. 【請求項2】 さらに、 前記操作履歴記憶手段の記憶内容を表示する操作履歴表
    示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の映像特
    殊効果装置の制御システム。
  3. 【請求項3】 前記操作履歴表示手段は、前記操作手段
    に設けられていることを特徴とする請求項2記載の映像
    特殊効果装置の制御システム。
  4. 【請求項4】 前記操作手段は、前記コマンドと共に、
    その操作手段を表す識別子を前記制御手段に送信するよ
    う構成されていることを特徴とする請求項1記載の映像
    特殊効果装置の制御システム。
  5. 【請求項5】 前記複数の操作手段に、少なくとも1つ
    の主操作手段と、この主操作手段とは別の少なくとも1
    つの副操作手段とが含まれている場合に、 前記主操作手段と前記制御手段とを結ぶ主通信路と、 前記副操作手段と前記制御手段とを結ぶ通信路であっ
    て、前記主通信路とは互いに独立に構成された副通信路
    とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の映像
    特殊効果装置の制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021196890A1 (zh) * 2020-04-02 2021-10-07 腾讯科技(深圳)有限公司 多媒体处理方法、装置、电子设备、存储介质

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