JP2002027117A - インターネット情報通信システム及びインターネット回線接続方法 - Google Patents

インターネット情報通信システム及びインターネット回線接続方法

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JP2002027117A
JP2002027117A JP2000201124A JP2000201124A JP2002027117A JP 2002027117 A JP2002027117 A JP 2002027117A JP 2000201124 A JP2000201124 A JP 2000201124A JP 2000201124 A JP2000201124 A JP 2000201124A JP 2002027117 A JP2002027117 A JP 2002027117A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子情報の受信において、端末機における回
線接続の操作回数の減少、全通信時間の短縮、及び通信
コストの削減を図る。 【解決手段】 プロバイダ用サーバ30aとの接続要求
信号が電話回線網20のSCP23へ送られると、着L
S24aで回線接続されてプロバイダ用サーバ30aと
端末機10との間が通信可能となる。次いで、SCP2
3において、プロバイダ用サーバ30bの接続要求信号
が受信されると端末機10との間の接続状態が維持され
ながらプロバイダ用サーバ30aとの間が切断され、か
つプロバイダ用サーバ30bとの間が接続されて、プロ
バイダ用サーバ30bと端末機10との間のが通信可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット情
報通信システム及びインターネット回線接続方法に関
し、特に、複数のプロバイダ用サーバに保存されている
電子情報を端末機へ送信するインターネット情報通信シ
ステム及びインターネット回線接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】端末機からインターネット網へアクセス
するには、プロバイダと契約し、端末機をプロバイダの
有するサーバに電話回線網等を介して接続することで実
現可能である。ここで、プロバイダ各社は、情報サイト
の増設・拡張や端末機からサーバへのアクセスの高速化
といったサービス面,設備面の向上を図るとともに、回
線利用料金を低額に設定するなどして、ユーザの獲得に
努めている。
【0003】一方、端末機を使用するユーザは、インタ
ーネット網からの情報提供を受けるにあたり、その時点
でサービス内容がより優れ、かつ安価で利用可能なプロ
バイダ用サーバとの接続を希望する。したがって、ユー
ザは、一社に固定せず複数のプロバイダと契約すること
で、回線利用時に最も優れたサービスを提供するプロバ
イダ用サーバの選択を可能とする。
【0004】ところで、インターネット網を用いた情報
提供サービスに、電子メール,ホームページ,インター
ネットバンキングなどに代表される電子情報の提供があ
る。このうち電子メールは、送信者用端末において付加
された受信者用アドレスに宛てて送信され、受信者と契
約したプロバイダの有するプロバイダ用サーバで受信さ
れて保存される。
【0005】ここで、受信者が複数のプロバイダと契約
しているときは、送信者は、それらプロバイダのいずれ
か一つを選択して電子メールを送信することになる。し
たがって、このような場合は、同一の受信者に対する電
子メールが、複数のプロバイダ用サーバに保存される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
プロバイダ用サーバに保存され、かつ同一の受信者に宛
てられた電子メールを端末機にダウンロードするとき
は、その端末機により、回線の接続,電子メールの受信
及び回線の切断という一連の操作を、複数のプロバイダ
用サーバのそれぞれに対して行う必要があるため、操作
が煩雑となっていた。
【0007】また、それら一連の操作を複数のプロバイ
ダ用サーバごとに行うことで、すべての電子メールがダ
ウンロードし終えるまでに相当の時間を要していた。さ
らに、異なるプロバイダ用サーバへのアクセスを行うた
びに回線接続及び切断を行わなければならないため、通
信コストが接続回数に応じて増加していた。
【0008】また、各プロバイダは、それぞれが有する
設置回線数,回線容量,信号処理速度,契約者数などに
より信号処理能力が相違していた。このため、アクセス
に相当の時間を要したプロバイダ用サーバから、処理能
力が速いと思われる他のプロバイダ用サーバへ回線切替
を行う場合に、迅速な切替を可能とする技術の開発が望
まれていた。
【0009】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、電子メールの受信者が回線接続操作の手
間を軽減するとともに、複数のプロバイダ用サーバに保
存された電子情報の収集完了時間及び回線切替時間の短
縮を図り、かつ通信コストの削減を可能とするインター
ネット情報通信システム及びインターネット回線接続方
法の提供を目的とする。
【0010】なお、複数のプロバイダ用サーバに保存さ
れた電子メールを端末機で受信する従来技術の一例が、
特開平10−334005号公報にインターネット複数
受信システムとして開示されている。この公報に開示の
インターネット複数受信システムは、プロバイダ用サー
バの接続条件を設定する通信設定手段と、巡回するプロ
バイダ用サーバを設定する巡回設定手段と、接続情報を
記憶する記憶装置とを有することで、端末機において、
複数のプロバイダ用サーバを自動的に巡回して電子メー
ルを受信できる。
【0011】しかしながら、このインターネット複数受
信システムは、端末機内の通信設定手段において、電話
回線の接続を、複数のプロバイダ用サーバのそれぞれに
対して行うため、通信コストの増加につながっていた。
したがって、この従来技術においても上記目的を達成す
ることはできなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のインターネット情報通信シ
ステムは、インターネット網からの電子情報を保存する
複数のプロバイダ用サーバと、電子情報を受信可能な端
末機と、複数のプロバイダ用サーバから端末機へ電子情
報を送信する電話回線網とを有するインターネット情報
通信システムであって、電話回線網に、端末機から、複
数のプロバイダ用サーバのうち第一のプロバイダ用サー
バとの回線接続を要求内容とする第一の要求信号を入力
して、要求内容を確認するサービス制御ポイントと、こ
のサービス制御ポイントから入力した第一の要求信号の
指定する第一のプロバイダ用サーバと端末機との間を回
線接続した後、第二のプロバイダ用サーバを指定する第
二の要求信号をサービス制御ポイントから入力したとき
に、端末機と電話回線網との間の接続状態を維持すると
ともに、電話回線網と第一のプロバイダ用サーバとの間
を回線切断し、かつ電話回線網と第二のプロバイダ用サ
ーバとの間を回線接続するサービス交換ポイントとを設
けた構成としてある。
【0013】インターネット情報通信システムをこのよ
うな構成とすると、従来、端末機において行っていた複
数のプロバイダ用サーバのそれぞれに対する回線接続及
び回線切断の動作のうち、最初の回線接続及び最後の回
線切断以外は、電話回線網で自動的に動作されることか
ら、端末機における操作回数を減少できる。
【0014】また、複数のプロバイダ用サーバに保存さ
れたすべての電子メールをダウンロードし終えるまでは
端末機と電話回線網との間の接続状態が維持されるた
め、端末機から複数のプロバイダ用サーバのそれぞれに
対して回線接続及び回線切断を行った場合に比べて通信
コストを抑えることができる。
【0015】また、請求項2記載のインターネット情報
通信システムは、電話回線網が、端末機との間の回線を
収容して要求信号を受信する発側加入者系交換機と、複
数のプロバイダ用サーバとの間の回線をそれぞれ収容す
る複数の着側加入者系交換機とを設け、サービス交換ポ
イントが、電話回線網と第一のプロバイダ用サーバとの
間を回線切断するために、第一のプロバイダ用サーバに
接続された着側加入者系交換機に切断信号を送信し、電
話回線網と第二のプロバイダ用サーバとの間を回線接続
するために、第二のプロバイダ用サーバに接続された着
側加入者系交換機に接続信号を送信する構成としてあ
る。
【0016】インターネット情報通信システムにおける
電話回線網をこのような構成とすれば、サービス交換ポ
イント及びサービス制御ポイントにおいて、端末機から
の要求信号により、複数のプロバイダ用サーバに対する
回線の切替が可能となるため、端末機において回線切替
を操作する必要がなくなる。よって、ユーザによる操作
の回数を減少できる。また、端末機からの一回の呼接続
で、複数のプロバイダ用サーバを自動的に巡回して電子
メールを受信できるため、通信費用を削減できる。
【0017】また、請求項3記載のインターネット回線
接続方法は、電話回線網において、端末機と複数のプロ
バイダ用サーバのそれぞれとの間の回線接続を順次切り
替える方法であって、電話回線網が、端末機から第一の
プロバイダ用サーバとの回線接続を要求する第一の接続
要求信号及び第二のプロバイダ用サーバとの回線接続を
要求する第二の接続要求信号を受信することにより、第
一のプロバイダ用サーバから第二のプロバイダ用サーバ
へ回線接続を切り替える場合に、端末機との間の回線の
接続状態を維持しながら第一のプロバイダ用サーバとの
間を回線切断し、かつ第二のプロバイダ用サーバとの間
を回線接続する方法としてある。
【0018】インターネット回線接続方法をこのような
方法とすると、従来、端末機において行っていた複数の
プロバイダ用サーバのそれぞれに対する回線接続及び回
線切断を電話回線網において自動的に動作させること
で、端末機における操作回数の減少、及び通信時間の短
縮を図ることができる。
【0019】また、請求項4記載のインターネット回線
接続方法は、請求項3記載のインターネット回線接続方
法に、前記電話回線網が、前記第一の接続要求信号の受
信後、前記第二の接続要求信号の受信前に、前記端末機
から前記第一のプロバイダ用サーバとの間の回線切断を
要求する切断要求信号を受信することにより、前記端末
機との間の回線の接続状態を維持しながら前記第一のプ
ロバイダ用サーバとの間を回線切断し、前記端末機から
前記第二の接続要求信号を受信することにより、前記第
二の接続要求信号の示す前記第二のプロバイダ用サーバ
との間を回線接続する処理とを付加した方法としてあ
る。
【0020】また、請求項5記載のインターネット回線
接続方法は、請求項4記載のインターネット回線接続方
法に、電話回線網のサービス制御ポイントが、第一のア
クセスポイント番号を有する第一の接続要求信号を端末
機から発側加入者系交換機を介して入力し、この入力し
た第一の接続要求信号の有する第一のアクセスポイント
番号を接続状態に設定してサービス交換ポイントへ出力
する処理と、サービス交換ポイントが、入力した第一の
アクセスポイント番号を第一のプロバイダ用サーバに接
続された第一の着側加入者系交換機へ出力する処理と、
第一の着側加入者系交換機が、第一のアクセスポイント
番号の入力により、第一のプロバイダ用サーバとの間を
回線接続し、この回線接続の完了後、端末機から切断要
求信号を入力し、この入力した切断要求信号による回線
切断の完了を示す切断完了信号をサービス交換ポイント
へ出力する処理と、サービス交換ポイントが、入力した
切断完了信号の内容である回線切断の完了をリターンリ
ザルト信号としてサービス制御ポイントへ出力する処理
と、サービス制御ポイントが、入力したリターンリザル
ト信号により、端末機に対する接続条件信号の送信要求
を示すリソース接続信号及び/又は表示とユーザ情報収
集をサービス交換ポイントへ出力する処理と、サービス
交換ポイントが、リソース接続及び/又は表示とユーザ
情報収集の入力により接続条件要求信号を端末機へ送信
し、端末機からの接続条件信号の有する第二のアクセス
ポイント番号をリターンリザルト信号に設定してサービ
ス制御ポイントへ出力する処理と、サービス制御ポイン
トが、入力したリターンリザルト信号の第二のアクセス
ポイント番号を接続状態に設定してサービス交換ポイン
トへ出力する処理とを付加した方法としてある。
【0021】インターネット回線接続方法をこれらのよ
うな方法とすれば、端末機から一回の呼接続で、電子メ
ールを保存する複数のプロバイダ用サーバに自動的にア
クセス可能となるため、通信コストを削減できる。
【0022】また、請求項6記載のインターネット回線
接続方法は、請求項3記載のインターネット回線接続方
法に、前記電話回線網が、前記端末機から前記第一の接
続要求信号及び前記第二の接続要求信号を受信し、この
受信した第一の接続要求信号により、前記第一のプロバ
イダ用サーバとの間を回線接続するとともに、前記第二
の接続要求信号の示す前記要求の内容を記憶し、前記端
末機から回線接続の切替を指示する切替信号を受信した
ときに、前記端末機との間の回線の接続状態を維持しな
がら前記第一のプロバイダ用サーバとの間を回線切断
し、かつ前記第二の接続要求信号の示す前記第二のプロ
バイダ用サーバとの間を回線接続する処理とを付加した
方法としてある。
【0023】また、請求項7記載のインターネット回線
接続方法は、請求項6記載のインターネット回線接続方
法であって、電話回線網のサービス制御ポイントが、第
一のアクセスポイント番号を有する第一の接続要求信号
と第二のアクセスポイント番号を有する第二の接続要求
信号とを端末機から発側加入者系交換機を介して入力
し、この入力した第一の接続要求信号の有する第一のア
クセスポイント番号を接続状態に設定してサービス交換
ポイントへ出力し、第二のアクセスポイント番号を記憶
する処理と、サービス交換ポイントが、入力した第一の
アクセスポイント番号を第一のプロバイダ用サーバに接
続された第一の着側加入者系交換機へ出力する処理と、
第一の着側加入者系交換機が、第一のアクセスポイント
番号の入力により、第一のプロバイダ用サーバとの間を
回線接続し、この回線接続の完了後、端末機から切断要
求信号を入力し、この入力した切断要求信号による回線
切断の完了を示す切断完了信号をサービス交換ポイント
へ出力する処理と、サービス交換ポイントが、入力した
切断完了信号の内容である回線切断の完了をリターンリ
ザルト信号としてサービス制御ポイントへ出力する処理
と、サービス制御ポイントが、入力したリターンリザル
ト信号により、記憶した第二のアクセスポイントを接続
状態に設定してサービス交換ポイントへ出力する処理
し、サービス交換ポイントが、入力した第二のアクセス
ポイント番号を第二のプロバイダ用サーバに接続された
第二の着側加入者系交換機へ出力する処理と、第二の着
側加入者系交換機が、第二のアクセスポイント番号の入
力により、第二のプロバイダ用サーバとの間を回線接続
する処理とを付加した方法としてある。
【0024】インターネット回線接続方法をこのような
方法とすると、端末機から電話回線網へ、予め回線接続
が希望された複数のプロバイダ用サーバを示すアドレス
ポイント信号が送信されるため、その後切替信号を送る
だけで、他のプロバイダ用サーバへの回線接続の切り替
えを可能とする。このため、端末機における回線接続の
操作回数を減少できるとともに、すべてのプロバイダ用
サーバとのアクセス時間を短縮できる。
【0025】また、請求項8記載のインターネット回線
接続方法は、サービス制御ポイントが、第一のアクセス
ポイント番号を端末機から入力する処理に、複数のプロ
バイダ用サーバに保存された電子情報のそれぞれを端末
機において受信することを指示内容とするサービス番号
を端末機から入力して指示内容を確認する処理を付加し
た方法としてある。
【0026】インターネット回線接続方法をこのような
方法とすれば、電話回線網のサービス制御ポイントにお
いてサービス番号の指示内容が確認されることから、複
数のプロバイダ用サーバとの回線接続の切り替えを本明
細書に記載の発明により行うためのセッティング(初期
化あるいはモード切替)が電話回線網でなされる。よっ
て、接続回線の切替処理の迅速化、操作回数の減少及び
すべてのプロバイダ用サーバとのアクセス時間の短縮を
図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明のインターネット情報通
信システム及びこのインターネット情報通信システムを
用いたインターネット回線接続方法の第一の実施形態に
ついて、図1を参照して説明する。同図は、本実施形態
のインターネット情報通信システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【0028】同図に示すように、インターネット情報通
信システムは、端末機10と、電話回線網20と、プロ
バイダ用サーバ30a,30bと、インターネット網4
0とを有している。端末機10は、電話回線網20との
間の回線接続・切断機能、複数のプロバイダ用サーバの
接続条件を登録する機能及び電子情報の受信機能を有
し、電子メール装置、パーソナルコンピュータ、携帯電
話端末、PHSあるいはモバイル端末機からなる。
【0029】なお、電子情報には、電子メール,ホーム
ページ掲載情報,電子掲示板の掲載情報,インターネッ
トバンキングなどのサイト情報,ネット会議の映像・音
声,各プロバイダ固有のデータベース情報などに代表さ
れるインターネット網及び電話回線網20により送受信
可能な情報が含まれる。
【0030】電話回線網20は、発側加入者系交換機
(発LS)21、サービス交換ポイント(SSP)2
2、サービス制御ポイント(SCP)23及び着側加入
者系交換機(着LS)24a,24bを有している。な
お、電話回線網20は、公衆回線及び専用回線を用いる
ことができる。
【0031】発LS21は、端末機10との間の加入者
線を収容し、収容した加入者線に発着信する呼を接続す
る。SSP22は、発LS21及び着LS24a,24
bからのサービス要求をSCP23に伝えるとともに、
SCP23からの呼処理情報や制御命令にもとづいて通
信網を制御する。
【0032】SCP23は、インテリジェントネットワ
ークサービスを提供するために使用するサービス論理処
理プログラムとデータをもち、共通線信号ネットワーク
を介してSSP22に接続されている。着LS24a,
24bは、それぞれプロバイダ用サーバ30a,30b
との間の加入者線を収容する。
【0033】プロバイダ用サーバ30a,30bは、電
子情報を保存するとともに、インターネット網40を介
して送受信する。なお、着LS24及びプロバイダ用サ
ーバ30は、図1においてそれぞれ二つずつ設けられて
いるが、二つに限るものではなく、三つ以上設けること
もできる。
【0034】次に、本実施形態のインターネット情報通
信システムにおけるインターネット回線接続方法につい
て、図2を参照して説明する。同図は、本実施形態のイ
ンターネット回線接続方法の手順を示す動作手順図であ
る。なお、以下に記載のインターネット回線接続方法、
端末機における動作、電話回線網の内部の動作及び第二
実施形態においては、電子情報のうち電子メールを具体
例として説明する。
【0035】端末機10とプロバイダ用サーバ30との
間の通信回線を接続するために、端末機10から電話回
線網20へ、プロバイダ用サーバ30a(第一のプロバ
イダ用サーバ)のアクセスポイント番号(AP番号,第
一のアクセスポイント番号)がダイヤルされる(ステッ
プ01:第一の要求信号又は第一の接続要求信号の送
信)。AP番号がダイヤルされてきた電話回線網20に
おいて、プロバイダ用サーバ30aとの接続が行われる
(ステップ02)。
【0036】接続が完了すると、プロバイダ用サーバ3
0aから電話回線網20を介して端末機10へ接続完了
信号が送信される(ステップ03,ステップ04)。こ
の回線接続の完了により、端末機10とプロバイダ用サ
ーバ30aとの間の通信が開始される(ステップ0
5)。ここで、プロバイダ用サーバ30aに保存された
加入者宛の電子メールは、端末機10へのダウンロード
されることが可能となる。
【0037】次いで、プロバイダ用サーバ30aとの通
信を終了し、他のプロバイダ用サーバ30との通信を開
始するときは、端末機10から電話回線網20へ、プロ
バイダ用サーバ30aとの間の回線切断を要求する切断
要求信号が、PB音(Pushbutton sign
al)により送信される(ステップ06)。なお、プロ
バイダ用サーバ30a以外のプロバイダ用サーバ30と
端末機との回線接続を行わない場合については、後述す
る。
【0038】切断要求信号が受信された電話回線網20
において、プロバイダ用サーバ30aとの回線切断処理
が行われ(ステップ07)、切断処理が完了したことを
示す切断完了信号が、プロバイダ用サーバ30aから電
話回線網20へ送信される(ステップ08)。なお、こ
の切断処理後、端末機10と電話回線網20との間は、
回線接続が維持又は保留された状態である。
【0039】切断完了信号が受信された電話回線網20
において、プロバイダ用サーバ30bの接続条件の要求
を示す接続条件要求信号が、端末機10へトーン信号を
送ることにより送信される(ステップ09)。
【0040】接続条件要求信号が受信された端末機10
において、プロバイダ用サーバ30b(第二のプロバイ
ダ用サーバ)の接続条件を示す接続条件信号(第二の要
求信号又は第二の接続要求信号の送信)が電話回線網2
0へ送信される(ステップ10)。なお、接続条件信号
は、プロバイダ用サーバ30bのAP番号(第二のアク
セスポイント番号)からなり、PB音により送信され
る。
【0041】電話回線網20において、受信されたプロ
バイダ用サーバ30bの接続条件信号の示す接続条件に
もとづきプロバイダ用サーバ30bとの回線接続が行わ
れる(ステップ11)。接続が完了すると、プロバイダ
用サーバ30bから電話回線網20を介して端末機10
へ接続完了信号が送信される(ステップ12,ステップ
13)。
【0042】この回線接続の完了により、端末機10と
プロバイダ用サーバ30bとの間の通信が開始される
(ステップ14)。ここで、プロバイダ用サーバ30b
に加入者宛の電子メールが保存されているときは、この
電子メールを端末機10へダウンロードすることが可能
となる。
【0043】その後、さらに、プロバイダ用サーバ30
b以外のプロバイダ用サーバ30との通信を開始すると
きは、端末機から端末機10へ、プロバイダ用サーバ3
0の接続条件要求信号が送信され回線接続後、通信が開
始される。一方、すべてのプロバイダ用サーバ30との
通信を終了する場合は、端末機10において電話回線網
20との間が回線切断されるとともに、電話回線網20
においてプロバイダ用サーバ30bとの間が回線切断処
理されて、電子メールの受信処理が終了する。(ステッ
プ15〜18)。
【0044】次に、インターネット情報通信システムの
端末機10における動作の具体例について、図3を参照
して説明する。同図は、端末機10の動作を示すフロー
チャートである。まず、端末機10は、電子メールの受
信開始にあたり、着番号であるZZZZ−XX−XXX
−XXXX(サービス番号+プロバイダ用サーバ30の
AP番号)を電話回線網20へダイヤルする(ステップ
20)。
【0045】この着番号のダイヤルにより、端末機10
とプロバイダ用サーバ30aとの間が電話回線網20に
おいて回線接続され、通信が開始される。この通信の開
始により、端末機10を所持する加入者に宛てられた電
子メール(たとえばtaro@xxx.ne.jpのア
ドレスに宛てられたもの)が、プロバイダ用サーバ30
aで検索される。
【0046】検索の結果、電子メールを発見したとき
は、この電子メールを端末機10へダウンロードする
(ステップ21)。一方、電子メールを発見できなかっ
たときは、端末機10へのダウンロードは行われない。
【0047】次いで、プロバイダ用サーバ30aとの通
信を終了し、プロバイダ用サーバ30a以外のプロバイ
ダ用サーバ30bとの間を回線接続するときは(ステッ
プ22)、端末機10が、プロバイダ用サーバ30aと
の切断要求を示す切断要求信号をPB音により電話回線
網20へ送信する(ステップ23)。
【0048】この切断要求信号の受信により、電子回線
網20において、端末機10との間の接続が維持されな
がら電話回線網20との間が回線切断され、プロバイダ
用サーバ30bの接続条件要求のトーン信号が電話回線
網20から端末機10へ送信される。この接続条件要求
を受信した端末機10が、プロバイダ用サーバ30bの
AP番号(YY−YYY−YYYY)をPB音により電
話回線網20へ送信する(ステップ24)。
【0049】このAP番号の受信により、電話回線網2
0において、プロバイダ用サーバ30aとの回線が切断
され、かつプロバイダ用サーバ30bと回線接続され
る。この回線接続によりプロバイダ用サーバ30bとの
通信が開始される。ここで、加入者に宛てられた電子メ
ール(たとえばtaro@yyy.ne.jpに宛てら
れたもの)が、プロバイダ用サーバ30bに保存されて
いる場合は、端末機10へダウンロードされる(ステッ
プ25)。
【0050】端末機10が、通信を終了するときは(ス
テップ22)、電話回線網20との間の回線を切断する
(ステップ26)。そして、この端末機10と電話回線
網20との間の切断にともない、電話回線網20におい
てプロバイダ用サーバ30との間の回線が切断される。
【0051】次に、本実施形態のインターネット情報通
信システムにおける電話回線網の内部の動作について、
図4を参照して説明する。同図は、電話回線網20内部
の動作を示す動作手順図である。
【0052】なお、同図において、実線の矢印はISU
P(ISDN user part:ISDNユーザ
部)信号を、白抜きの片矢印はINAP(Intell
igent network application
protocol:インテリジェントネットワーク・
アプリケーションプロトコル)信号を、点線の矢印は端
末機10との間で送受信される信号を、そして白抜きの
両矢印は端末機10とプロバイダ用サーバ30との間が
通信中であることをそれぞれ示す。
【0053】SSP22において、端末機10との間の
加入者線が収容された発LS21からのアドレス信号
(IAM)が受信されると(ステップ30)、IAMの
着番号(ZZZZ−XX−XXX−XXXX)が初期D
P(IDP:初期ドメインポイント信号)の着番号とし
て設定され、SCP23へ送られる(ステップ31)。
【0054】SCP23において、受信されたIDPの
示す着番号のZZZZ部により、電子メールを複数受信
する本実施形態に関するサービスであることが認識さ
れ、プロバイダ用サーバ30aの着番号(XX−XXX
−XXXX)が、接続状態(CONN)に設定されてB
CSM(Basic call state mode
l:基本呼状態モデル)のイベント報告要求(RRB
E)としてSSP22へ送られる(ステップ32)。
【0055】SSP22において、CONN受信された
RRBEの着番号(XX−XXX−XXXX)により、
アドレス信号(IAM)が、プロバイダ用サーバ30a
との間の加入者線を収容した着LS24aへ送られる
(ステップ33)。IAMが入力された着LS24aに
おいて、SSP22を介して発LS21へ、アドレス完
了メッセージ(ACM)及び応答メッセージ(ANM)
が送信される(ステップ34〜37)。
【0056】ここで、ANMが受信されたSSP22に
おいて、SCP23へBCSMイベント通知(ERB
[7N])が送られる(ステップ38)。その後、AN
Mが発LS21に入力されることにより、端末機10と
プロバイダ用サーバ30aとの間が通信中となる(ステ
ップ39)。ここで、プロバイダ用サーバ30aに電子
メールが保存されているときは、端末機10へのダウン
ロードが可能となる。
【0057】端末機10において、プロバイダ用サーバ
30aとの通信を終了して、プロバイダ用サーバ30a
以外のプロバイダ用サーバ30との通信を開始するとき
は、端末機10からSSP22へプロバイダ用サーバ3
0の切断要求信号(PB音)が送信される(ステップ4
0)。切断要求信号が受信されたSSP22において、
SCP23へERB[8N]が送られる(ステップ4
1)。
【0058】ERB[8N]が受信されたSCP23に
おいて、プロバイダ用サーバ30aとの回線の接続の切
断を要求する信号(DL:レグ切断信号)がSSP22
へ送られる(ステップ42)。DLが受信されたSSP
22から着LS24へ、回線の切断を示す切断メッセー
ジ(REL)が送られると(ステップ43)、着LS2
4からSSP22へ復旧完了メッセージ(RLC)が送
られる(ステップ44)。
【0059】RLCが受信されたSSP22において、
DLのRETURN RESULT(RR_DL:リタ
ーンリザルト信号)がSCP23へ送られる(ステップ
45)。RR_DLが受信されたSCP23において、
次のプロバイダ用サーバの接続条件を端末機10に要求
するため、リソース接続を示すCTR及び表示とユーザ
情報収集を示すPCUIがSSP22へ送られる(ステ
ップ46)。
【0060】CTR及びPCUIが受信されたSSP2
2において、次のプロバイダ用サーバの接続条件要求を
示すトーン信号(接続条件要求信号)が端末機10へ送
信される(ステップ47)。その後、接続条件要求信号
が受信された端末機10からプロバイダ用サーバ40と
の接続条件(YY−YYY−YYYY)のPB音がSS
P22において受信されると(ステップ48)、接続条
件がPCUIのRETURN RESULT(RR_P
CUI)に設定されてSCP23へ送られる(ステップ
49)。
【0061】SCP23において、RR_PCUIが受
信されることにより、プロバイダ用サーバ30bの着番
号(YY−YYY−YYYY)がRR_PCUIから取
得され、CONNの着番号に設定されてSSP22へ送
られる(ステップ50)。
【0062】SSP22において、CONN受信された
着番号(YY−YYY−YYYY)により、IAMが、
プロバイダ用サーバ30bとの間の加入者線を収容した
着LS24bへ送られる(ステップ51)。IAMが入
力された着LS24bにおいて、ACMがSSP22へ
送信される(ステップ52)。
【0063】ACMが受信されたSSP22において、
発LS21へ呼経過メッセージが送信される(ステップ
53)。また、着LS24bからSSP22へANMが
送信される(ステップ54)。ANMが受信されたSS
P22において、ERB[7N]がSCP23へ送られ
る(ステップ55)。
【0064】SSP22におけるANMの着信により、
端末機10とプロバイダ用サーバ30bとの間が通信中
となる(ステップ56)。ここで、プロバイダ用サーバ
30bに電子メールが保存されている場合は、端末機1
0へダウンロードされる。その後、すべてのプロバイダ
用サーバ30との通信を終了する場合は、回線切断を示
すRELが端末機10から発LS21及びSSP22を
介して着LS24bへ送られる(ステップ57,5
8)。
【0065】RELを受信したSSP22において、E
RB[9N]がSCP23へ送られる。そして、REL
が受信された着LS24bにおいて、SSP22を介し
て発LS21へRLCが送られ、端末機10とプロバイ
ダ用サーバ30との間が回線切断されて通信が終了す
る。
【0066】インターネット情報通信システム及びイン
ターネット回線接続方法をこのような構成とすれば、従
来、端末機10において行っていた複数のプロバイダ用
サーバ20のそれぞれに対する回線接続及び回線切断の
動作のうち、最初の回線接続及び最後の回線切断以外
は、電話回線網20で自動的に動作されることから、端
末機10における操作回数を減少できる。
【0067】また、複数のプロバイダ用サーバに保存さ
れたすべての電子メールをダウンロードし終えるまでは
端末機10と電話回線網20との間の接続状態が維持さ
れるため、端末機10から複数のプロバイダ用サーバ3
0のそれぞれに対して回線接続及び回線切断を行った場
合に比べて通信コストを低く抑えることができる。
【0068】[第二実施形態]次に、本発明のインター
ネット情報通信システム及びこのインターネット情報通
信システムを用いたインターネット回線接続方法の第二
の実施形態について、図5を参照して説明する。同図
は、本実施形態のインターネット情報通信システムの動
作を示す動作手順図である。
【0069】本実施形態は、第一実施形態と比較して、
プロバイダ用サーバとの接続を切り替える際に必要とな
る接続条件信号の入力のタイミングが相違する。すなわ
ち、第一実施形態では、接続されているプロバイダ用サ
ーバから他のものへ接続を切り替えるときに、端末機か
らの接続条件信号を受信するのに対し、本実施形態で
は、電子メールの受信サービスの開始時に接続条件をア
ドレス信号として予め入力しておく点で異なる。したが
って、本実施形態におけるインターネット情報通信シス
テムの構成は第一実施形態と同様である。
【0070】本実施形態のインターネット情報通信シス
テムの動作について説明する。端末機10において、I
AMの示すユーザ間情報にプロバイダ用サーバ30bの
接続条件である着番号(YY−YYY−YYYY)が設
定され、発LS21を介してSSP22へ送られる(ス
テップ70)。
【0071】SSP22において、IAMの着番号(Z
ZZZ−XX−XXX−XXXX)がIDPの着番号に
設定されるとともに、プロバイダ用サーバ30bの接続
条件(YY−YYY−YYYY)がIDPの拡張部に設
定され(ステップ71)、SCP23へ送られる(ステ
ップ72)。
【0072】IDPが入力されたSCP23において、
着番号のZZZZ部によりサービス(メール複数受信サ
ービス)が確認されると、プロバイダ用サーバ30bの
接続条件(YY−YYY−YYYY)がデータとしてセ
ーブ(保存)され(ステップ73)、プロバイダ用サー
バ30aの着番号(XX−XXX−XXXX)がCON
Nに設定されてSSP22へ送られる(ステップ7
4)。
【0073】SSP22において、RRBEがCONN
受信され、IAMが、着番号(XX−XXX−XXX
X)よりプロバイダ用サーバ30aとの間の加入者線を
収容した着LS24へ送られる(ステップ75)。IA
Mが受信された着LS24aにおいて、ACM及びAN
MがSSP22を介して発LS21へ送られる(ステッ
プ76〜79)。
【0074】ANMが入力されたSSP22において、
ERB[7N]がSCP23へ送られ(ステップ8
0)、端末機10とプロバイダ用サーバ30aとの間が
通信中となる(ステップ81)。次いで、プロバイダ用
サーバ30a以外のプロバイダ用サーバ30との通信を
開始するときは、端末機10からSSP22へ、プロバ
イダ用サーバ30aの切断要求(PB音)が送信される
(ステップ82)。
【0075】切断要求が受信されたSSP22におい
て、SCP23へERB[8N]が送られる(ステップ
83)。SCP23において、ERB[8N]の受信に
より、プロバイダ用サーバ30aのみの切断を要求する
信号(DL)がSSP22へ送られる(ステップ8
4)。
【0076】DLが受信されたSSP22において、着
LS24aへRELが送られ(ステップ85)、着LS
24aからSSP22へRLCが送られる(ステップ8
6)。RLCが入力されたSSP22からSCP23
へ、RR_DLが送られる(ステップ87)。
【0077】RR_DLが入力されたSCP23におい
て、保存していたデータよりプロバイダ用サーバ40の
着番号(YY−YYY−YYYY)がCONNの着番号
に設定され(ステップ88)、SSP22へ送られる
(ステップ89)。SSP22においてRRBEがCO
NN受信され、着番号(YY−YYY−YYYY)より
プロバイダ用サーバ30bとの間の加入者線を収容した
着LS24bへIAMが送られる(ステップ90)。
【0078】IAMが入力された着LS24bにおい
て、ACMがSSP22へ送られる(ステップ91)。
ACMが入力されたSSP22において、CPGが発L
S21へ送られる(ステップ92)。また、着LS24
bからSSP22へANMが送られる(ステップ9
3)。
【0079】ANMが入力されたSSP22において、
ERB[7N]がSCP23へ送られ(ステップ9
4)、端末機10とプロバイダ用サーバ30bとの間が
通信中となる(ステップ95)。その後、すべてのプロ
バイダ用サーバ30との通信を終了するときは、回線切
断要求を示すRELが、端末機10から発LS21及び
SSP22を介して着LS24bへ送られる(ステップ
96,97)。
【0080】RELが入力されたSSP22において、
ERB[9N]がSCP23へ送られる(ステップ9
8)。また、RELが入力された着LS24bにおい
て、RLCがSSP22を介して発LS21へ送られ
(ステップ99,100)、端末機10とプロバイダ用
サーバ30との間が回線切断されて通信が終了する。
【0081】インターネット情報通信システムを、SS
P22においてIDPのユーザ間情報にプロバイダ用サ
ーバ30bの接続条件(YY−YYY−YYYY)を拡
張部に設定し、拡張部に設定された接続条件をSCP2
3においてデータに保存し、この保存したデータをCO
NNに設定するこのような構成とすれば、プロバイダ用
サーバ30bとの接続条件を端末機10から取得するこ
となく、プロバイダ用サーバ30bに接続を移行するこ
とができる。したがって、端末機におけるプロバイダ用
サーバの切替操作の回数を減少できる。
【0082】なお、本明細書においては、プロバイダ用
サーバから端末機への電子情報のダウンロードにおける
プロバイダ用サーバとの回線接続の切り替えについて説
明しているが、電子情報のダウンロードに限らず、端末
機で入力・作成・編集等された電子情報をプロバイダ用
サーバ及びインターネット網へ送信する場合にプロバイ
ダ用サーバとの回線接続を切り替えるときにも、本明細
書に記載の発明を利用可能である。
【0083】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
プロバイダ用サーバのうち接続されているものから他の
ものへ回線を切り替える場合に、端末機から要求信号が
受信された電話回線網において、端末機との間の接続状
態を維持したままで、プロバイダ用サーバとの間が回線
切断及び接続されるため、通信費用の削減が可能とな
る。
【0084】また、電話回線網において、一回の呼接続
の受信で複数のプロバイダ用サーバを自動的に巡回して
電子メールを受信できるため、端末機における回線接続
等の操作回数を減少できる。さらに、プロバイダ用サー
バの切り替えに際して端末機と電話回線網との間は、接
続状態が維持されるため、従来、複数のプロバイダ用サ
ーバのそれぞれに対してなされていた回線接続及び回線
切断に要する時間を削減できる。このため、複数の電子
メールのダウンロードに要するトータル時間及び他のプ
ロバイダ用サーバへの切替時間を短縮できる。
【0085】また、インターネット情報通信システム
を、サービス交換ポイントにおいて初期DP信号の拡張
部にプロバイダ用サーバの接続条件である着番号を設定
し、この設定された接続条件をサービス制御ポイントに
おいてデータに保存し、プロバイダ用サーバの切り替え
の際に、保存したデータをCONNに設定するこのよう
な構成とすることで、プロバイダ用サーバとの接続条件
を端末機から取得することなく、プロバイダ用サーバに
接続の切り替えが可能となるとともに、端末機における
プロバイダ用サーバの切替操作の回数を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態におけるインターネット
情報通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一実施形態におけるインターネット
回線接続方法の動作を示す動作手順図である。
【図3】本発明の第一実施形態のインターネット情報通
信システムにおける端末機の動作を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の第一実施形態のインターネット情報通
信システムにおける電話回線網の動作を示す動作手順図
である。
【図5】本発明の第二実施形態におけるインターネット
回線接続方法の動作を示す動作手順図である。
【符号の説明】
10 端末機 20 電話回線網 21 発側加入者系交換機(発LS) 22 サービス交換ポイント(SSP) 23 サービス制御ポイント(SCP) 24 着側加入者系交換機(着LS) 30 プロバイダ用サーバ 40 インターネット網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 303 Fターム(参考) 5B089 GA12 GA21 GB01 HA01 HA10 JA22 JA31 JB10 KA03 KA08 5K024 AA34 AA35 BB04 CC09 CC10 DD01 EE06 FF03 FF04 5K030 GA17 HA06 HC02 KA02 5K051 AA03 AA08 BB02 CC01 CC02 CC04 CC08 FF01 GG06 HH03 HH15 HH17 5K101 KK02 KK16 LL01 LL02 LL03 LL04 MM01 MM07 NN21 NN22 NN48 QQ08 RR19 TT01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット網からの電子情報を保存
    する複数のプロバイダ用サーバと、前記電子情報を受信
    可能な端末機と、前記複数のプロバイダ用サーバから前
    記端末機へ前記電子情報を送信する電話回線網とを有す
    るインターネット情報通信システムであって、 前記電話回線網に、 前記端末機から、前記複数のプロバイダ用サーバのうち
    第一のプロバイダ用サーバとの回線接続を要求内容とす
    る第一の要求信号を入力して、前記要求内容を確認する
    サービス制御ポイントと、 このサービス制御ポイントから入力した前記第一の要求
    信号の指定する前記第一のプロバイダ用サーバと前記端
    末機との間を回線接続した後、第二の前記プロバイダ用
    サーバを指定する第二の前記要求信号を前記サービス制
    御ポイントから入力したときに、前記端末機と前記電話
    回線網との間の接続状態を維持するとともに、前記電話
    回線網と前記第一のプロバイダ用サーバとの間を回線切
    断し、かつ前記電話回線網と前記第二のプロバイダ用サ
    ーバとの間を回線接続するサービス交換ポイントとを設
    けたことを特徴とするインターネット情報通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記電話回線網が、 前記端末機との間の回線を収容して前記要求信号を受信
    する発側加入者系交換機と、 前記複数のプロバイダ用サーバとの間の回線をそれぞれ
    収容する複数の着側加入者系交換機とを設け、 前記サービス交換ポイントが、前記電話回線網と前記第
    一のプロバイダ用サーバとの間を回線切断するために、
    前記第一のプロバイダ用サーバに接続された前記着側加
    入者系交換機に切断信号を送信し、前記電話回線網と前
    記第二のプロバイダ用サーバとの間を回線接続するため
    に、前記第二のプロバイダ用サーバに接続された前記着
    側加入者系交換機に接続信号を送信することを特徴とす
    る請求項1記載のインターネット情報通信システム。
  3. 【請求項3】 電話回線網において、端末機と複数のプ
    ロバイダ用サーバのそれぞれとの間の回線接続を順次切
    り替える方法であって、 前記電話回線網が、前記端末機から第一の前記プロバイ
    ダ用サーバとの回線接続を要求する第一の接続要求信号
    及び第二の前記プロバイダ用サーバとの回線接続を要求
    する第二の接続要求信号を受信することにより、前記第
    一のプロバイダ用サーバから前記第二のプロバイダ用サ
    ーバへ回線接続を切り替える場合に、前記端末機との間
    の回線の接続状態を維持しながら前記第一のプロバイダ
    用サーバとの間を回線切断し、かつ前記第二のプロバイ
    ダ用サーバとの間を回線接続することを特徴とするイン
    ターネット回線接続方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載のインターネット回線
    接続方法に、 前記電話回線網が、前記第一の接続要求信号の受信後、
    前記第二の接続要求信号の受信前に、前記端末機から前
    記第一のプロバイダ用サーバとの間の回線切断を要求す
    る切断要求信号を受信し、この受信した切断要求信号に
    より前記端末機との間の回線の接続状態を維持しながら
    前記第一のプロバイダ用サーバとの間を回線切断し、前
    記端末機から前記第二の接続要求信号を受信したときに
    前記第二の接続要求信号の示す前記第二のプロバイダ用
    サーバとの間を回線接続する処理を付加したことを特徴
    とするインターネット回線接続方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項4記載のインターネット回線
    接続方法に、 前記電話回線網のサービス制御ポイントが、第一のアク
    セスポイント番号を有する前記第一の接続要求信号を前
    記端末機から発側加入者系交換機を介して入力し、この
    入力した第一の接続要求信号の有する前記第一のアクセ
    スポイント番号を接続状態に設定して前記サービス交換
    ポイントへ出力する処理と、 前記サービス交換ポイントが、入力した前記第一のアク
    セスポイント番号を前記第一のプロバイダ用サーバに接
    続された第一の着側加入者系交換機へ出力する処理と、 前記第一の着側加入者系交換機が、前記第一のアクセス
    ポイント番号の入力により、前記第一のプロバイダ用サ
    ーバとの間を回線接続し、この回線接続の完了後、前記
    端末機から前記切断要求信号を入力し、この入力した切
    断要求信号による回線切断の完了を示す切断完了信号を
    前記サービス交換ポイントへ出力する処理と、 前記サービス交換ポイントが、入力した前記切断完了信
    号の内容である前記回線切断の完了をリターンリザルト
    信号として前記サービス制御ポイントへ出力する処理
    と、 前記サービス制御ポイントが、入力した前記リターンリ
    ザルト信号により、前記端末機に対する前記接続条件信
    号の送信要求を示すリソース接続信号及び/又は表示と
    ユーザ情報収集を前記サービス交換ポイントへ出力する
    処理と、 前記サービス交換ポイントが、前記リソース接続及び/
    又は前記表示とユーザ情報収集の入力により前記接続条
    件要求信号を前記端末機へ送信し、前記端末機からの前
    記接続条件信号の有する第二のアクセスポイント番号を
    リターンリザルト信号に設定して前記サービス制御ポイ
    ントへ出力する処理と、 前記サービス制御ポイントが、入力した前記リターンリ
    ザルト信号の前記第二のアクセスポイント番号を接続状
    態に設定して前記サービス交換ポイントへ出力する処理
    とを付加したことを特徴とするインターネット回線接続
    方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項3記載のインターネット回線
    接続方法に、 前記電話回線網が、前記端末機から前記第一の接続要求
    信号及び前記第二の接続要求信号を受信し、この受信し
    た第一の接続要求信号により前記第一のプロバイダ用サ
    ーバとの間を回線接続するとともに前記第二の接続要求
    信号の示す前記要求の内容を記憶し、前記端末機から回
    線接続の切替を指示する切替信号を受信し、この受信し
    た切替信号により前記端末機との間の回線の接続状態を
    維持しながら前記第一のプロバイダ用サーバとの間を回
    線切断し、かつ前記第二の接続要求信号の示す前記第二
    のプロバイダ用サーバとの間を回線接続する処理とを付
    加したことを特徴とするインターネット回線接続方法。
  7. 【請求項7】 前記請求項6記載のインターネット回線
    接続方法であって、 前記電話回線網のサービス制御ポイントが、第一のアク
    セスポイント番号を有する前記第一の接続要求信号と第
    二のアクセスポイント番号を有する前記第二の接続要求
    信号とを前記端末機から発側加入者系交換機を介して入
    力し、この入力した第一の接続要求信号の有する前記第
    一のアクセスポイント番号を接続状態に設定して前記サ
    ービス交換ポイントへ出力し、前記第二のアクセスポイ
    ント番号を記憶する処理と、 前記サービス交換ポイントが、入力した前記第一のアク
    セスポイント番号を前記第一のプロバイダ用サーバに接
    続された第一の着側加入者系交換機へ出力する処理と、 前記第一の着側加入者系交換機が、前記第一のアクセス
    ポイント番号の入力により、前記第一のプロバイダ用サ
    ーバとの間を回線接続し、この回線接続の完了後、前記
    端末機から前記切断要求信号を入力し、この入力した切
    断要求信号による回線切断の完了を示す切断完了信号を
    前記サービス交換ポイントへ出力する処理と、 前記サービス交換ポイントが、入力した前記切断完了信
    号の内容である前記回線切断の完了をリターンリザルト
    信号として前記サービス制御ポイントへ出力する処理
    と、 前記サービス制御ポイントが、入力した前記リターンリ
    ザルト信号により、記憶した前記第二のアクセスポイン
    トを接続状態に設定して前記サービス交換ポイントへ出
    力する処理し、 前記サービス交換ポイントが、入力した前記第二のアク
    セスポイント番号を前記第二のプロバイダ用サーバに接
    続された第二の着側加入者系交換機へ出力する処理と、 前記第二の着側加入者系交換機が、前記第二のアクセス
    ポイント番号の入力により、前記第二のプロバイダ用サ
    ーバとの間を回線接続する処理とを付加したことを特徴
    とするインターネット回線接続方法。
  8. 【請求項8】 前記サービス制御ポイントが、前記第一
    のアクセスポイント番号を前記端末機から入力する処理
    に、前記複数のプロバイダ用サーバに保存された前記電
    子情報のそれぞれを前記端末機において受信することを
    指示内容とするサービス番号を前記端末機から入力して
    前記指示内容を確認する処理を付加したことを特徴とす
    る請求項5又は7記載のインターネット回線接続方法。
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