JP2002026945A - 光ファイバネットワークシステム - Google Patents

光ファイバネットワークシステム

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JP2002026945A
JP2002026945A JP2000212395A JP2000212395A JP2002026945A JP 2002026945 A JP2002026945 A JP 2002026945A JP 2000212395 A JP2000212395 A JP 2000212395A JP 2000212395 A JP2000212395 A JP 2000212395A JP 2002026945 A JP2002026945 A JP 2002026945A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 品質の良いメディア統合型サービスを提供す
る。 【解決手段】センタ装置10、ノード装置30、需要家
40を光ファイバで接続する。センタ装置10は、地上
波放送、衛星放送等の放送信号とインタネット情報等の
デジタル化されたデータ信号を時分割多重して送出す
る。即ち、多数の異なる情報を多数のタイムスロットに
分割してデジタルで送信する。この時、放送信号は常時
送信する。ノード装置30は、需要家40の要求に応じ
てそのタイムスロットから目的の情報を選択し、需要家
40に送信する。特に、通話サービス時は優先的にタイ
ムスロットを割り当て電話回線を確保する。これによ
り、多数の異なる情報をサービスするネットワークとな
る。特に、光ファイバを用いて流合雑音のない通信が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端末装置間で双方向
にデータ通信を行うネットワークシステムおよびそのシ
ステムに使用される分岐/分配器並びに増幅器等の高周
波伝送装置に関する。本発明は、一般的に、ディジタル
ネットワークに関するものであり、適用される範囲に
は、特に、制限がない。即ち、従来のケーブルテレビネ
ットワーク等のような局所的なネットワークの他、電話
線路網等のような全国に広がる大規模ネットワークであ
っても良い。
【0002】
【従来の技術】従来アナログ情報であった映像信号、音
声信号は近年デジタル化され、そのデジタル信号は光フ
ァイバを用いたネットワークシステムで伝送されてい
る。例えば、CATVネットワークシステムがある。こ
こでは、テレビジョン信号(以下、TV信号。)に加え
インタネット等のデジタル化された画像データ、音声デ
ータ、文字データが伝送されている。このシステムで
は、通常2つの周波数帯が使用されている。1つは、C
ATVセンタへの上り信号を伝送する10〜50MHZの
周波数帯であり、他の1つは需要家への下り信号を伝送
する70〜770MHZの周波数帯である。これらの信号
は、周波数多重により伝送されている。光ファイバ伝送
路への送出時は、この周波数多重信号により例えばレー
ザを強度変調して送出している。即ち、伝送される信号
は、上り信号、下り信号とも所謂アナログ変調された信
号である。そして、受信時はアナログ復調してデジタル
信号に復調している。
【0003】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、従来の情
報ネットワークシステムは、例えば電話回線、CATV
ネットワーク、衛星放送、地上波放送等分かれ、それぞ
れのネットワークにたいして個別の端末装置が必要であ
り、需要家にとって必ずしもコスト効率のよいシステム
ではなかった。又、従来システムは情報はデジタル化さ
れているが、伝送方式は上述のようにアナログ方式であ
る。従って、データ通信帯域に、アナログ伝送方式特有
の所謂流合雑音が混入する場合があり、品質の良いデー
タ通信を保証するものではなかった。更に、上り帯域が
十分に確保できないため、将来の通信需要の増大に対応
できるものではなかった。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、光ファイバネットワ
ークシステムに完全デジタル時分割多重化方式を採用し
て、従来の地上波放送、衛星放送、インタネット情報、
音声情報(電話情報)等の情報を一括して供給するコス
ト効率が高く利便性の高いサービスを提供することであ
る。又、上述の完全デジタルTDM(時分割多重)方式
を採用することによりアナログ方式に特有な不安定要素
を排除し、品質の高いデータ通信を提供することであ
る。又、ノード装置が加入者からの要求に応じて、ネッ
トワークから情報を選択し必要情報のみを提供する利便
性の高いデータ通信を提供することである。更に、上り
方向にもTDM方式を採用して、将来の双方向通信需要
の増大に対応することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記の課題
を解決するために請求項1に記載の光ファイバネットワ
ークシステムは、中央装置と複数の中継装置と複数の需
要家を伝送路で結び、少なくとも中央装置と複数の中継
装置間は伝送路が光ファイバであって、映像信号、音声
信号、又は、データ信号からなるデジタル信号を双方向
に伝送する光ファイバネットワークシステムであって、
中央装置はデジタル信号を時分割多重してベースバンド
方式の光信号で複数の中継装置に送信し、複数の中継装
置は中央装置又は需要家の要求に応じて時分割多重され
たデジタル信号から必要なデジタル信号を選択し、その
需要家に伝送することを特徴とする。
【0006】中央装置は、デジタル信号を時分割多重し
てベースバンド信号の光信号で複数の中継装置に送信す
る。このデジタル信号は、例えば衛星放送、地上波放送
等のTV放送信号、ビデオ信号、電話回線の音声信号、
音楽信号等のデジタル化された全ての信号を意味し、常
時送信されるデジタル信号と必要に応じて送信されるデ
ジタル信号の両者を含む。又、時分割多重されたデジタ
ル信号は、例えば1サイクル中に時系列に設けら得たタ
イムスロットに上記デジタルデータが配置された信号を
意味する。所謂1種のベースバンド信号である。
【0007】複数の中継装置は中央装置又は需要家の要
求に応じて時分割多重されたデジタル信号から必要なデ
ジタル信号を選択し、その需要家に伝送する。例えば、
電話回線機能で中央装置から特定の需要家が選択された
場合は、その音声情報を需要家に伝送する。又、逆に需
要家から例えば特定のTV放送の送信要請があれば、多
重化信号からそのTV放送のみ選択して伝送する。光フ
ァイバは、1波長当たり数10GBPSまで伝送可能で
ある。従って、様々な情報を時系列に時分割して配列す
れば1本の光ファイバそれらを伝送することができる。
即ち、需要家は単一の受信装置で様々な上記情報を得る
ことができる。よって、情報取得においてコスト効率の
高い優れたシステムとなる。又、中継装置は需要家の必
要な時のみ必要な情報を伝送すればよい。これにより、
更にコスト効率の高いシステムとなる。
【0008】請求項2に記載の光ファイバネットワーク
システムによれば、光信号の波長は複数であり、デジタ
ル信号はその複数光で伝送されることを特徴とする。こ
こに、光信号はデジタル信号を伝達するキャリアであ
る。キャリアを複数することで、より多くの情報を伝送
することができる。又、波長を複数設けることで、複数
のファイバーケーブルを設けたのと等価に構成できる。
即ち、各中継装置毎の光ファイバーを敷設する代わり
に、各中継装置毎にそれぞれの波長の光を用いて、1本
の光ファイバーケーブルを用いたシステムが可能とな
る。
【0009】請求項3に記載の光ファイバネットワーク
システムは、光ファイバが少なくとも中継装置と需要家
間ではプラスチックファイバであることを特徴とする。
一般に、需要家の必要とする情報は少量であり、安価な
プラスチックファイバの伝送容量で十分である。従っ
て、需要家の負担をより軽減する安価なシステムが構築
できる。
【0010】請求項4に記載の光ファイバネットワーク
システムによれば、中央装置は複数の外部メディアと通
信するインタフェース手段と、そのインタフェース手段
によって得られた所定のデジタル信号を時分割して特定
のタイムスロットに配置し、常時、中継装置に送出する
第1時分割多重化手段と、中継装置側から送出され時分
割多重化されたデジタル信号から所定のデジタル信号を
分離する多重化分離手段と、需要家からの要求に応じて
その要求のデジタル信号を時分割し、不定のタイムスロ
ットに配置して送出する第2時分割多重化手段とを有す
ることを特徴とする。
【0011】中央装置のインタフェース手段は複数の外
部メディアと通信し、所定のデジタル信号を得る。所定
のデジタル信号とは、例えば衛星放送、地上波放送等の
TV信号である。そして、第1時分割多重化手段がその
所定のデジタル信号を時分割して特定のタイムスロット
に配置し、常時、中継装置に送出する。即ち、需要の大
きい例えばTV信号は特定のタイムスロットに固定的に
配置され、常時、配信される。よって、需要家の要求に
常時備えることができる。
【0012】又、中央装置の多重化分離手段は、中継装
置側から送出され時分割多重化されたデジタル信号から
所定のデジタル信号を分離する。所定のデジタル信号と
は、例えば制御用信号、インタネット用データ信号であ
る。これにより、中継装置側からの要求を読みとる。例
えば、インタネット用データ信号であれば上記インタフ
ェース手段を介してインタネットに送出する。又、需要
家からの制御信号、例えば特別な要求信号であれば、第
2多重化手段が上記特定個所以外のタイムスロットにそ
の信号を時分割して配置して送信する。これにより、需
要家の個別要求に柔軟に対応するシステム、例えばビデ
オ・オン・デマンドに対応するシステムとなる。
【0013】請求項5に記載の光ファイバネットワーク
システムによれば、中継装置は需要家と通信するための
インタフェース手段と、中央装置へ送出するためのタイ
ムスロットを探索するタイムスロット探索手段と、イン
タフェース手段によって得られた需要家からのデジタル
信号を時分割してそのタイムスロットに配置して送出す
る時分割多重化手段と、需要家からの要求に応じて中央
装置から送信された多重化デジタル信号から必要なデジ
タル信号を選択する多重化分離手段とを備えたことを特
徴とする。
【0014】中継装置のインターフェース手段は、例え
ば共通のプロトコル(通信規約)で需要家と通信する。
そして、例えば需要家からデータ転送の要求があった場
合は、タイムスロット探索手段が中央装置へ送出するた
めのタイムスロットを探索し、時分割多重化手段が需要
家からのデジタル信号を時分割してその探索したタイム
スロットに配置する。即ち、時分割多重化でその要求を
中央装置へ送出する。中央装置から例えばデータ転送の
応答があった場合は、多重化分離手段が中央装置からの
多重化デジタル信号から必要なデジタル信号を選択し、
上記インタフェース手段を介して需要家に送出する。こ
れにより、需要家と中央装置の双方向通信が可能とな
る。即ち、各需要家は中央装置を介して双方向通信する
ことができる。又、他のネットとも双方向通信可能とな
る。尚、上記選択は、例えば上記記載のタイムスロット
の選択である。
【0015】請求項6に記載の光ファイバネットワーク
システムによれば、タイムスロット探索手段は商用の電
話回線に対して特定のタイムスロットを設定し、電話回
線のタイムスロットは前記時分割多重化信号の1サイク
ル中に少なくとも1スロット以上設定されることを特徴
とする。中継装置のタイムスロット探索手段は、需要家
から電話回線の要求があった場合は、時分割多重の1サ
イクル中に少なくとも1スロット以上設定する。これに
より、電話回線は中断されることはない。よって、品質
の保証された電話回線も提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、本発明は下記実施例
に限定されるものではない。 (第1実施例)図1に本発明の光ファイバネットワーク
システムの1例を示す。図は、システム構成図である。
本実施例の光ファイバネットワークシステムは、中央装
置であるセンタ装置10、センタ装置10から延出され
た大容量伝送が可能な光ファイバ20、その光ファイバ
20に接続された中継装置であるノード装置30、ノー
ド装置30から延出された、例えば、小容量伝送型のプ
ラスチックファイバーから成る光ファイバ25、その先
端に設置された需要家40から構成される。上記センタ
装置10は、通常、例えば外部ネットワークであるイン
タネット50に接続されている。又、各ノードは別の経
路からのファイバによっても接続されており、一方の経
路が遮断された場合に他方の経路からの信号を受信でき
るように構成されている。ここで、需要家40とは例え
ば衛星放送、地上波放送を受信可能なTV受信装置、イ
ンタネット等を介して画像情報、音声情報、文字情報を
送受信するコンピュ−タ装置及び電話機、音声情報、音
楽情報、文字情報を受信するオーディオ装置等、デジタ
ル化された光信号で情報を送受信するデジタル情報機器
を備えた加入者を意味する。尚、需要家40が従来の電
気信号で情報の送受信する場合は、光ファイバ35に代
えてツイストペア線25を用いてノード装置30に接続
される。
【0017】このネットワーク形態は、需要家40に直
接又は近隣まで光ファイバが敷設されることから、FT
TN(Fiber To The Neigbborhood )もしくはFTTC
(Fiber To The Curb )と呼ばれている。又、上記光フ
ァイバ20は詳細には、広帯域特性を持つシングルモー
ド型グラス光ファイバーであり、光ファイバ35はプラ
スチックファイバ(POF)又はハードコアプラスチッ
クフアイバ(HCPF)である。
【0018】次に、それぞれの構成を示す。センタ装置
10の構成は図2の通りである。本実施例のセンタ装置
10は、様々なメディアの情報を送受信するインターフ
ェース11、受信したデジタル情報を時分割多重する時
分割多重化装置12、ノード装置30からのデジタル情
報を分離する多重化分離装置13、電気信号と光信号を
変換する光電変換器E /O、O/Eから構成される。こ
こで様々なメディアとは、上記デジタル化された情報を
扱うインターネット網50、及び図示しないTV放送
局、ラジオ局、電話局、他のLANシステム又は他のセ
ンタ装置10である。
【0019】又、ノード装置30の構成は図3の通りで
ある。ノード装置30は、センタ装置10又は需要家4
0の要求に応じてセンタ装置10から送出された時分割
多重データから要求チャネルを選択する選択手段である
多重化分離装置31、需要家40からのデータを時分割
多重する時分割多重化装置32、プロトコルを変換し各
需要家40と通信を行うための通信制御機能を有するイ
ンタフェース33(例えばIEEE−1394規格に基
づくインタフェース)、電気信号と光信号を変換する光
電変換器E/O、O/E、更にデータの一時保管や制御
データを格納するための図示しないメモリー等で構成さ
れる。
【0020】次に、信号の流れに従って各構成要素の機
能を説明する。伝送される信号は、センタ装置10から
需要家40への下り信号とその逆の上り信号に分けられ
る。下り信号は、主にTV信号、ラジオ信号等の放送信
号である。先ず、下り信号の伝送方法について説明す
る。センタ装置10のインタフェース11は、様々な上
記メディアからTV放送、ラジオ放送、音楽放送(有線
放送)を取り込み、時分割多重装置12に送出する。
【0021】時分割多重化装置12は、各信号を時分割
して時系列上に配置して送信する装置である。換言すれ
ば時分割多重化装置12は、図4に示す1サイクル中に
例えば数十のタイムスロットTK を有しており、その各
タイムスロットTK に各メディアの信号を時分割して配
置する装置である。特に、1サイクル中に固定領域を設
け、その領域に所定の情報を割り当てる。例えば、TV
放送のチャネル1〜NをスロットT1 〜TN に、有線放
送のチャネル1〜MをスロットTN+1 〜TN+Mに割り当
てる。これにより、上記メディアの情報は常時送信され
る。尚、この時分割多重化方法はビット多重方式又はワ
ード多重方式である。ビット単位又はワード単位の情報
を上記タイムスロットに割り当てる方式である。即ち、
ビット単位又はワード単位で情報が送信される。そし
て、光電変換器E/Oより光ファイバ20aに送出され
る。
【0022】光ファイバ20aに送出された上記時分割
多重化信号は、全てのノード装置30に送信される。ノ
ード装置30は需要家40との通信制御を行うインタフ
ェース33を備えており、このインターフェース33に
より需要家40の要求を受け付ける。需要家40から指
定チャネルの送信要求がある場合のみ、そのチャネルを
上記タイムスロットTk から選択し、光電変換器E/O
と光ファイバ35を介して送信する。これにより、需要
家40には指定されたチャネルの情報が送信される。
即ち、需要家40から見れば、要求した1チャンネルな
いし複数の放送チャンネルのみが送信されるデマンドア
クセス方式となる。
【0023】上記光ファイバ20は、数10GBPSま
で伝送可能である。即ち、様々な情報が時系列に時分割
されて1本の光ファイバで伝送される。そして、需要家
はそれらを選択するだけで様々な上記情報を得ることが
できる。よって、情報取得においてコスト効率の高い優
れたシステムとなる。逆に、ノード装置30は、需要家
40の必要な時のみ必要な情報を伝送すればよい。これ
により、更にコスト効率の高いシステムとなる。
【0024】(第2実施例)第1実施例は、中央装置か
らの1方向性伝送システム即ち、時分割多重化信号の固
定領域を用いてデータ伝送するシステムについて説明し
た。第2実施例では、双方方向性システムについて説明
する。即ち、時分割多重化信号の不定使用領域であるバ
ッファ領域を用いて、需要家の要求毎にその情報を送信
する双方向システムについて説明する。尚、システム構
成は第1実施例と同等である。バッファ領域とは、常
時、伝送させる放送信号が伝送されるタイムスロット以
外の不定期的に信号が伝送されるタイムスロットの意味
である。この意味で、不定のタイムスロットと表現して
いる。又、この不定のタイムスロットは、電話、データ
等の情報の種類毎に固定的に割り当てられたものでも良
く、使用するタイムスロットの位置が固定されずに、通
信毎に変動するものであっても良い。
【0025】先ず、需要家40が光ファイバネット35
を介してノード装置30に上記固定領域にない例えばビ
デオチャネル(又はビデオタイトル)を送信する。ノー
ド装置30は、光電変換器O/Eを介してインタフェー
ス33でそれを読む。上記チャネルは固定領域にないの
で、次いでその要求を時分割多重化装置32に送出する
(図3)。時分割多重化装置32は、図5に示すタイム
スロットTk 内に需要家40のアドレスと要求するデー
タ(ビデオチャネル又はビデオタイトル)を書き込み上
位のセンタ装置10に送信する。
【0026】センタ装置10はその要求を多重化分離装
置13で受信して読みとり、例えば図示しないビデオサ
ーバーにアクセスする。そして、得られたビデオ信号と
需要家40のアドレスを時分割多重化装置12で送信す
る。この時、時分割多重化装置12は不定使用領域であ
るバッファ領域のタイムスロットTB1で伝送する(図
4)。ノード装置30は、センタ10からの時分割多重
化信号を受信し、多重化分離装置31でそのアドレスと
ビデオ信号を分離して、要求のあった需要家40に伝送
する。ビデオオンデマンドは、このように行われる。
【0027】又、需要家40はインタネット50等とデ
ータの送受信を要求する場合がある。この場合は、ノー
ド装置30は、図5に示すタイムスロットTk を設けて
開放する。例えば、需要家40からデータがパケットで
送信されれば、そのパケット全てをそのタイムスロット
k に書き込んで上位のセンタ装置10に送信する。そ
して、センタ10は多重化分離装置13により、その部
分のみを分離してインタネット50に送信する。即ち、
プロトコルが干渉しない透過伝送方式とする。
【0028】逆に、インタネット50からのデータを送
信する場合は、センタ装置10の多重化装置12は、そ
のパケットデータをバッファ領域に書き込み、同様に透
過伝送方式とする。これにより、インタネットデータは
センタ装置10とノード装置30を透過する様に伝送さ
れる。即ち、センタ装置10とノード装置30のプロト
コルに干渉することなくデータ伝送が完全に行われる。
双方向データ通信は、このようにして行われる。尚、こ
の時、ノード装置30と需要家40で使用されるプロト
コルは、センタ10とノード装置30で使用されるそれ
とは異なるプロトコルとする。例えば、1EEE−13
94の規格のプロトコルとする。このプロトコルは、高
速双方向通信機能を有するデジタル機器の最も汎用的プ
ロトコルであるからである。このプロトコルを用いれ
ば、様々な機器が容易に接続可能となる。よって、需要
家40にとってより利便性に優れた光ファイバネットワ
ークシステムとなる。
【0029】更に、この機能は、単なるデータ通信のみ
ならずシステム保全にも使用される。例えば、数〜数十
サイクルに1度の割合で、システム監視、障害処理、加
入者管理等のシステムの管理・運営機能などを行っても
よい。そのプロトコルを独立した上位プロトコルとすれ
ば、互いに干渉することなく通信することができる。
【0030】(第3実施例)第2実施例は、インタネッ
ト等と双方向データ通信する光ファイバネットワークシ
ステムシステムについて説明した。この場合は、例えば
文字データの送受信においては、そのデータはタイムチ
ャートの1サイクル中に必ずなくてもよい。次の1サイ
クル中にあって、トータルでデータが伝送されれば良
い。第3実施例では、上記1サイクル中に必ずそのデー
タを確保する例である。例えば、実時間で音声通話する
所謂電話機能を構築する例である。尚、そのシステム構
成は第1、第2実施例と同等である。
【0031】先ず、需要家40がノード装置30に電話
機能要求をする。ノード装置30は、インタフェース3
3でそれを検知する。そして、上り信号のタイムチャー
トの各サイクルのタイムスロットTK (図5)に確実に
電話チャネルを設ける。又、電話チャネルを設けたこと
をセンタ装置10に知らせる。これにより、センタ装置
10も下り信号の1サイクルのバッファ領域(図4)に
確実に電話チャネルを設ける。
【0032】次いで、デジタル化された音声信号を受信
したノード装置30は、その信号をタイムスロットTK
に書き込む。そして、音声信号は時分割多重化装置32
により、多重化されてセンタ装置10に送信される。こ
の時、音声信号はプロトコルが異なるので第2実施例の
透過方式によって、電話回線にそそまま伝送される。逆
に、電話回線からの信号もそのままセンタ装置10とノ
ード装置30を透過し、需要家40に伝送される。この
時、音声のタイムスロットTK への割り当ては優先的に
行われる。即ち、音声通話において、時間的に情報が途
切れることはない。所謂QOS(Quality on Service)
機能が確保される。音声通話サービスは、このようにし
て行われる。
【0033】(変形例)以上、本発明を表わす1実施例
を示したが、他にさまざまな変形例が考えられる。例え
ば、第1実施例において、ノード30の上流はセンタ1
0としたが、ノード装置30の上位に更にノード装置3
0を設けて拡張しても良い。又、第3実施例において、
音声通信は、音声が発生する毎に、空いているタイムス
ロットを割り当て、音声が発生していない場合には、タ
イムスロットを開放する方式であっても良い。
【0034】又、第1実施例では、単一波長の光をキャ
リアとしたが、このキャリアは複数でもよい。即ち、波
長多重通信方式であっても良い。キャリア光を複数にし
て、それぞれを時分割多重としてもよい。センタ装置1
0とノード30間に、更にチャネルを増設することがで
き、より多くの情報を伝送することができる。
【0035】又、第1、第2実施例とも複数のノード装
置30と複数の需要家40をスター状に配置したが、ツ
リー状に配置しても良い。又、直線状に配置するマルチ
ドロップ型にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる光ファイバネット
ワークシステムの構成図。
【図2】本発明の第1実施例に係わるセンタ装置の構成
図。
【図3】本発明の第1実施例に係わるノード装置の構成
図。
【図4】本発明の第1実施例に係わる時分割多重化信号
のタイムチャート。
【図5】本発明の第2実施例に係わるノード装置の生成
する時分割多重化信号のタイムチャート。
【符号の説明】
10 センタ装置 11 インタフェース 12 時分割多重化装置 13 多重化分離装置 20 光ファイバ 25 ツイストケーブル 30 ノード装置 31 多重化分離装置 32 時分割多重化装置 33 インタフェース 35 光ファイバ 40 需要家 50 インタネット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央装置と複数の中継装置と需要家からな
    るネットワークシステムであって、少なくとも前記中央
    装置と前記複数の中継装置間の伝送路は光ファイバであ
    り、映像信号、音声信号、又は、データ信号からなるデ
    ジタル信号を双方向に伝送する光ファイバネットワーク
    システムであって、 前記中央装置は、前記デジタル信号を時分割多重してベ
    ースバンド方式の光信号で前記複数の中継装置に送信
    し、 前記複数の中継装置は、前記中央装置又は需要家の要求
    に応じて時分割多重された前記デジタル信号から必要な
    デジタル信号を選択して、 前記需要家に伝送することを特徴とする光ファイバネッ
    トワークシステム。
  2. 【請求項2】前記光信号の波長は複数であり、前記デジ
    タル信号は複数光で伝送されることを特徴とする請求項
    1に記載の光ファイバネットワークシステム。
  3. 【請求項3】前記光ファイバは、少なくとも前記中継装
    置と需要家間でプラスチックファイバであることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の光ファイバネット
    ワークシステム。
  4. 【請求項4】前記中央装置は、複数の外部メディアと通
    信するインタフェース手段と、 該インタフェース手段により得られた所定のデジタル信
    号を時分割し、特定のタイムスロットに配置して、常
    時、前記中継装置に送出する第1時分割多重化手段と、 前記中継装置側から送出され、時分割多重化された前記
    デジタル信号から所定のデジタル信号を分離する多重化
    分離手段と、 前記需要家からの要求に応じて該要求のデジタル信号を
    時分割し、不定のタイムスロットに配置して送出する第
    2時分割多重化手段とを有することを特徴とする請求項
    1乃至請求項3に記載の光ファイバネットワークシステ
    ム。
  5. 【請求項5】前記中継装置は、前記需要家と通信するた
    めのインタフェース手段と、 前記中央装置へ送出するためのタイムスロットを探索す
    るタイムスロット探索手段と、 該インタフェース手段によって得られた前記需要家から
    のデジタル信号を時分割して前記タイムスロットに配置
    して送出する時分割多重化手段と、 前記需要家からの要求に応じて前記中央装置から送信さ
    れた前記多重化デジタル信号から必要なデジタル信号を
    選択する多重化分離手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載
    の光ファイバネットワークシステム。
  6. 【請求項6】前記タイムスロット探索手段は、商用の電
    話回線に対して前記タイムスロットを設定し、前記電話
    回線のタイムスロットは前記時分割多重化信号の1サイ
    クル中に少なくとも1スロット以上設定されることを特
    徴とする請求項5に記載の光ファイバネットワークシス
    テム。
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