JP3717375B2 - 光ファイバネットワークシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は端末装置間で双方向にデータ通信を行うネットワークシステムおよびそのシステムに使用される分岐/分配器並びに増幅器等の高周波伝送装置に関する。本発明は、一般的に、ディジタルネットワークに関するものであり、適用される範囲には、特に、制限がない。即ち、従来のケーブルテレビネットワーク等のような局所的なネットワークの他、電話線路網等のような全国に広がる大規模ネットワークであっても良い。
【0002】
【従来の技術】
従来アナログ情報であった映像信号、音声信号は近年デジタル化され、そのデジタル信号は光ファイバを用いたネットワークシステムで伝送されている。例えば、CATVネットワークシステムがある。ここでは、テレビジョン信号(以下、TV信号。)に加えインタネット等のデジタル化された画像データ、音声データ、文字データが伝送されている。
このシステムでは、通常2つの周波数帯が使用されている。1つは、CATVセンタへの上り信号を伝送する10〜50MHzの周波数帯であり、他の1つは需要家への下り信号を伝送する70〜770MHzの周波数帯である。これらの信号は、周波数多重により伝送されている。
光ファイバ伝送路への送出時は、この周波数多重信号により例えばレーザを強度変調して送出している。即ち、伝送される信号は、上り信号、下り信号とも所謂アナログ変調された信号である。そして、受信時はアナログ復調してデジタル信号に復調している。
【0003】
【発明が解決しようする課題】
しかしながら、従来の情報ネットワークシステムは、例えば電話回線、CATVネットワーク、衛星放送、地上波放送等分かれ、それぞれのネットワークにたいして個別の端末装置が必要であり、需要家にとって必ずしもコスト効率のよいシステムではなかった。
又、従来システムは情報はデジタル化されているが、伝送方式は上述のようにアナログ方式である。従って、データ通信帯域に、アナログ伝送方式特有の所謂流合雑音が混入する場合があり、品質の良いデータ通信を保証するものではなかった。更に、上り帯域が十分に確保できないため、将来の通信需要の増大に対応できるものではなかった。
【0004】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、光ファイバネットワークシステムに完全デジタル時分割多重化方式を採用して、従来の地上波放送、衛星放送、インタネット情報、音声情報(電話情報)等の情報を一括して供給するコスト効率が高く利便性の高いサービスを提供することである。
又、上述の完全デジタルTDM(時分割多重)方式を採用することによりアナログ方式に特有な不安定要素を排除し、品質の高いデータ通信を提供することである。
又、ノード装置が加入者からの要求に応じて、ネットワークから情報を選択し必要情報のみを提供する利便性の高いデータ通信を提供することである。
更に、上り方向にもTDM方式を採用して、将来の双方向通信需要の増大に対応することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記の課題を解決するために請求項1に記載の光ファイバネットワークシステムは、中央装置と複数の中継装置と複数の需要家を伝送路で結び、少なくとも中央装置と複数の中継装置間は伝送路が光ファイバであって、映像信号、音声信号、又は、データ信号からなるデジタル信号を双方向に伝送する光ファイバネットワークシステムであって、中央装置はデジタル信号を時分割多重してベースバンド方式の光信号で複数の中継装置に送信し、複数の中継装置は中央装置又は需要家の要求に応じて時分割多重されたデジタル信号から必要なデジタル信号を選択し、その需要家に伝送する。
【0006】
中央装置は、デジタル信号を時分割多重してベースバンド信号の光信号で複数の中継装置に送信する。このデジタル信号は、例えば衛星放送、地上波放送等のTV放送信号、ビデオ信号、電話回線の音声信号、音楽信号等のデジタル化された全ての信号を意味し、常時送信されるデジタル信号と必要に応じて送信されるデジタル信号の両者を含む。
又、時分割多重されたデジタル信号は、例えば1サイクル中に時系列に設けら得たタイムスロットに上記デジタルデータが配置された信号を意味する。所謂1種のベースバンド信号である。
【0007】
複数の中継装置は中央装置又は需要家の要求に応じて時分割多重されたデジタル信号から必要なデジタル信号を選択し、その需要家に伝送する。例えば、電話回線機能で中央装置から特定の需要家が選択された場合は、その音声情報を需要家に伝送する。又、逆に需要家から例えば特定のTV放送の送信要請があれば、多重化信号からそのTV放送のみ選択して伝送する。
光ファイバは、1波長当たり数10GBPSまで伝送可能である。従って、様々な情報を時系列に時分割して配列すれば1本の光ファイバそれらを伝送することができる。即ち、需要家は単一の受信装置で様々な上記情報を得ることができる。よって、情報取得においてコスト効率の高い優れたシステムとなる。
又、中継装置は需要家の必要な時のみ必要な情報を伝送すればよい。これにより、更にコスト効率の高いシステムとなる。
【0008】
更に、中継装置は需要家と通信するためのインタフェース手段と、中央装置へ送出するためのタイムスロットを探索するタイムスロット探索手段と、インタフェース手段によって得られた需要家からのデジタル信号を時分割してそのタイムスロットに配置して送出する時分割多重化手段と、需要家からの要求に応じて中央装置から送信された多重化デジタル信号から必要なデジタル信号を選択する多重化分離手段とを備える。
【0009】
中継装置のインターフェース手段は、例えば共通のプロトコル(通信規約)で需要家と通信する。そして、例えば需要家からデータ転送の要求があった場合は、タイムスロット探索手段が中央装置へ送出するためのタイムスロットを探索し、時分割多重化手段が需要家からのデジタル信号を時分割してその探索したタイムスロットに配置する。即ち、時分割多重化でその要求を中央装置へ送出する。
中央装置から例えばデータ転送の応答があった場合は、多重化分離手段が中央装置からの多重化デジタル信号から必要なデジタル信号を選択し、上記インタフェース手段を介して需要家に送出する。これにより、需要家と中央装置の双方向通信が可能となる。即ち、各需要家は中央装置を介して双方向通信することができる。又、他のネットとも双方向通信可能となる。尚、上記選択は、例えば上記記載のタイムスロットの選択である。
【0010】
請求項2に記載の光ファイバネットワークシステムによれば、光信号の波長は複数であり、デジタル信号はその複数光で伝送されることを特徴とする。ここに、光信号はデジタル信号を伝達するキャリアである。キャリアを複数することで、より多くの情報を伝送することができる。又、波長を複数設けることで、複数のファイバーケーブルを設けたのと等価に構成できる。即ち、各中継装置毎の光ファイバーを敷設する代わりに、各中継装置毎にそれぞれの波長の光を用いて、1本の光ファイバーケーブルを用いたシステムが可能となる。
【0011】
請求項3に記載の光ファイバネットワークシステムは、光ファイバが少なくとも中継装置と需要家間ではプラスチックファイバであることを特徴とする。一般に、需要家の必要とする情報は少量であり、安価なプラスチックファイバの伝送容量で十分である。従って、需要家の負担をより軽減する安価なシステムが構築できる。
【0012】
請求項4に記載の光ファイバネットワークシステムによれば、中央装置は複数の外部メディアと通信するインタフェース手段と、そのインタフェース手段によって得られた所定のデジタル信号を時分割して特定のタイムスロットに配置し、常時、中継装置に送出する第1時分割多重化手段と、中継装置側から送出され時分割多重化されたデジタル信号から所定のデジタル信号を分離する多重化分離手段と、需要家からの要求に応じてその要求のデジタル信号を時分割し、不定のタイムスロットに配置して送出する第2時分割多重化手段とを有することを特徴とする。
【0013】
中央装置のインタフェース手段は複数の外部メディアと通信し、所定のデジタル信号を得る。所定のデジタル信号とは、例えば衛星放送、地上波放送等のTV信号である。そして、第1時分割多重化手段がその所定のデジタル信号を時分割して特定のタイムスロットに配置し、常時、中継装置に送出する。即ち、需要の大きい例えばTV信号は特定のタイムスロットに固定的に配置され、常時、配信される。よって、需要家の要求に常時備えることができる。
【0014】
又、中央装置の多重化分離手段は、中継装置側から送出され時分割多重化されたデジタル信号から所定のデジタル信号を分離する。所定のデジタル信号とは、例えば制御用信号、インタネット用データ信号である。これにより、中継装置側からの要求を読みとる。例えば、インタネット用データ信号であれば上記インタフェース手段を介してインタネットに送出する。
又、需要家からの制御信号、例えば特別な要求信号であれば、第2多重化手段が上記特定個所以外のタイムスロットにその信号を時分割して配置して送信する。これにより、需要家の個別要求に柔軟に対応するシステム、例えばビデオ・オン・デマンドに対応するシステムとなる。
【0015】
請求項5に記載の光ファイバネットワークシステムによれば、タイムスロット探索手段は商用の電話回線に対して特定のタイムスロットを設定し、電話回線のタイムスロットは前記時分割多重化信号の1サイクル中に少なくとも1スロット以上設定されることを特徴とする。
中継装置のタイムスロット探索手段は、需要家から電話回線の要求があった場合は、時分割多重の1サイクル中に少なくとも1スロット以上設定する。これにより、電話回線は中断されることはない。よって、品質の保証された電話回線も提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
(第1実施例)
図1に本発明の光ファイバネットワークシステムの1例を示す。図は、システム構成図である。本実施例の光ファイバネットワークシステムは、中央装置であるセンタ装置10、センタ装置10から延出された大容量伝送が可能な光ファイバ20、その光ファイバ20に接続された中継装置であるノード装置30、ノード装置30から延出された、例えば、小容量伝送型のプラスチックファイバーから成る光ファイバ25、その先端に設置された需要家40から構成される。上記センタ装置10は、通常、例えば外部ネットワークであるインタネット50に接続されている。又、各ノードは別の経路からのファイバによっても接続されており、一方の経路が遮断された場合に他方の経路からの信号を受信できるように構成されている。
ここで、需要家40とは例えば衛星放送、地上波放送を受信可能なTV受信装置、インタネット等を介して画像情報、音声情報、文字情報を送受信するコンピュ−タ装置及び電話機、音声情報、音楽情報、文字情報を受信するオーディオ装置等、デジタル化された光信号で情報を送受信するデジタル情報機器を備えた加入者を意味する。尚、需要家40が従来の電気信号で情報の送受信する場合は、光ファイバ35に代えてツイストペア線25を用いてノード装置30に接続される。
【0017】
このネットワーク形態は、需要家40に直接又は近隣まで光ファイバが敷設されることから、FTTN(Fiber To The Neighborhood)もしくはFTTC(Fiber To The Curb)と呼ばれている。
又、上記光ファイバ20は詳細には、広帯域特性を持つシングルモード型グラス光ファイバーであり、光ファイバ35はプラスチックファイバ(POF)又はハードコアプラスチックフアイバ(HCPF)である。
【0018】
次に、それぞれの構成を示す。センタ装置10の構成は図2の通りである。本実施例のセンタ装置10は、様々なメディアの情報を送受信するインターフェース11、受信したデジタル情報を時分割多重する時分割多重化装置12、ノード装置30からのデジタル情報を分離する多重化分離装置13、電気信号と光信号を変換する光電変換器E/O、O/Eから構成される。
ここで様々なメディアとは、上記デジタル化された情報を扱うインターネット網50、及び図示しないTV放送局、ラジオ局、電話局、他のLANシステム又は他のセンタ装置10である。
【0019】
又、ノード装置30の構成は図3の通りである。ノード装置30は、センタ装置10又は需要家40の要求に応じてセンタ装置10から送出された時分割多重データから要求チャネルを選択する選択手段である多重化分離装置31、需要家40からのデータを時分割多重する時分割多重化装置32、プロトコルを変換し各需要家40と通信を行うための通信制御機能を有するインタフェース33(例えばIEEE−1394規格に基づくインタフェース)、電気信号と光信号を変換する光電変換器E/O、O/E、更にデータの一時保管や制御データを格納するための図示しないメモリー等で構成される。
【0020】
次に、信号の流れに従って各構成要素の機能を説明する。伝送される信号は、センタ装置10から需要家40への下り信号とその逆の上り信号に分けられる。下り信号は、主にTV信号、ラジオ信号等の放送信号である。先ず、下り信号の伝送方法について説明する。
センタ装置10のインタフェース11は、様々な上記メディアからTV放送、ラジオ放送、音楽放送(有線放送)を取り込み、時分割多重装置12に送出する。
【0021】
時分割多重化装置12は、各信号を時分割して時系列上に配置して送信する装置である。換言すれば時分割多重化装置12は、図4に示す1サイクル中に例えば数十のタイムスロットTKを有しており、その各タイムスロットTKに各メディアの信号を時分割して配置する装置である。特に、1サイクル中に固定領域を設け、その領域に所定の情報を割り当てる。例えば、TV放送のチャネル1〜NをスロットT1〜TNに、有線放送のチャネル1〜MをスロットTN+1〜TN+Mに割り当てる。これにより、上記メディアの情報は常時送信される。
尚、この時分割多重化方法はビット多重方式又はワード多重方式である。ビット単位又はワード単位の情報を上記タイムスロットに割り当てる方式である。即ち、ビット単位又はワード単位で情報が送信される。そして、光電変換器E/Oより光ファイバ20に送出される。
【0022】
光ファイバ20に送出された上記時分割多重化信号は、全てのノード装置30に送信される。ノード装置30は需要家40との通信制御を行うインタフェース33を備えており、このインターフェース33により需要家40の要求を受け付ける。需要家40から指定チャネルの送信要求がある場合のみ、そのチャネルを上記タイムスロットTkから選択し、光電変換器E/Oと光ファイバ35を介して送信する。これにより、需要家40には指定されたチャネルの情報が送信される。即ち、需要家40から見れば、要求した1チャンネルないし複数の放送チャンネルのみが送信されるデマンドアクセス方式となる。
【0023】
上記光ファイバ20は、数10GBPSまで伝送可能である。即ち、様々な情報が時系列に時分割されて1本の光ファイバで伝送される。そして、需要家はそれらを選択するだけで様々な上記情報を得ることができる。よって、情報取得においてコスト効率の高い優れたシステムとなる。逆に、ノード装置30は、需要家40の必要な時のみ必要な情報を伝送すればよい。これにより、更にコスト効率の高いシステムとなる。
【0024】
(第2実施例)
第1実施例は、中央装置からの1方向性伝送システム即ち、時分割多重化信号の固定領域を用いてデータ伝送するシステムについて説明した。第2実施例では、双方方向性システムについて説明する。即ち、時分割多重化信号の不定使用領域であるバッファ領域を用いて、需要家の要求毎にその情報を送信する双方向システムについて説明する。尚、システム構成は第1実施例と同等である。バッファ領域とは、常時、伝送させる放送信号が伝送されるタイムスロット以外の不定期的に信号が伝送されるタイムスロットの意味である。この意味で、不定のタイムスロットと表現している。又、この不定のタイムスロットは、電話、データ等の情報の種類毎に固定的に割り当てられたものでも良く、使用するタイムスロットの位置が固定されずに、通信毎に変動するものであっても良い。
【0025】
先ず、需要家40が光ファイバネット35を介してノード装置30に上記固定領域にない例えばビデオチャネル(又はビデオタイトル)を送信する。ノード装置30は、光電変換器O/Eを介してインタフェース33でそれを読む。上記チャネルは固定領域にないので、次いでその要求を時分割多重化装置32に送出する(図3)。時分割多重化装置32は、図5に示すタイムスロットTk内に需要家40のアドレスと要求するデータ(ビデオチャネル又はビデオタイトル)を書き込み上位のセンタ装置10に送信する。
【0026】
センタ装置10はその要求を多重化分離装置13で受信して読みとり、例えば図示しないビデオサーバーにアクセスする。そして、得られたビデオ信号と需要家40のアドレスを時分割多重化装置12で送信する。この時、時分割多重化装置12は不定使用領域であるバッファ領域のタイムスロットTB1で伝送する(図4)。
ノード装置30は、センタ10からの時分割多重化信号を受信し、多重化分離装置31でそのアドレスとビデオ信号を分離して、要求のあった需要家40に伝送する。ビデオオンデマンドは、このように行われる。
【0027】
又、需要家40はインタネット50等とデータの送受信を要求する場合がある。この場合は、ノード装置30は、図5に示すタイムスロットTkを設けて開放する。例えば、需要家40からデータがパケットで送信されれば、そのパケット全てをそのタイムスロットTkに書き込んで上位のセンタ装置10に送信する。そして、センタ10は多重化分離装置13により、その部分のみを分離してインタネット50に送信する。即ち、プロトコルが干渉しない透過伝送方式とする。
【0028】
逆に、インタネット50からのデータを送信する場合は、センタ装置10の多重化装置12は、そのパケットデータをバッファ領域に書き込み、同様に透過伝送方式とする。これにより、インタネットデータはセンタ装置10とノード装置30を透過する様に伝送される。即ち、センタ装置10とノード装置30のプロトコルに干渉することなくデータ伝送が完全に行われる。双方向データ通信は、このようにして行われる。
尚、この時、ノード装置30と需要家40で使用されるプロトコルは、センタ10とノード装置30で使用されるそれとは異なるプロトコルとする。例えば、1EEE−1394の規格のプロトコルとする。このプロトコルは、高速双方向通信機能を有するデジタル機器の最も汎用的プロトコルであるからである。このプロトコルを用いれば、様々な機器が容易に接続可能となる。よって、需要家40にとってより利便性に優れた光ファイバネットワークシステムとなる。
【0029】
更に、この機能は、単なるデータ通信のみならずシステム保全にも使用される。例えば、数〜数十サイクルに1度の割合で、システム監視、障害処理、加入者管理等のシステムの管理・運営機能などを行ってもよい。そのプロトコルを独立した上位プロトコルとすれば、互いに干渉することなく通信することができる。
【0030】
(第3実施例)
第2実施例は、インタネット等と双方向データ通信する光ファイバネットワークシステムシステムについて説明した。この場合は、例えば文字データの送受信においては、そのデータはタイムチャートの1サイクル中に必ずなくてもよい。次の1サイクル中にあって、トータルでデータが伝送されれば良い。
第3実施例では、上記1サイクル中に必ずそのデータを確保する例である。例えば、実時間で音声通話する所謂電話機能を構築する例である。尚、そのシステム構成は第1、第2実施例と同等である。
【0031】
先ず、需要家40がノード装置30に電話機能要求をする。ノード装置30は、インタフェース33でそれを検知する。そして、上り信号のタイムチャートの各サイクルのタイムスロットTK(図5)に確実に電話チャネルを設ける。又、電話チャネルを設けたことをセンタ装置10に知らせる。これにより、センタ装置10も下り信号の1サイクルのバッファ領域(図4)に確実に電話チャネルを設ける。
【0032】
次いで、デジタル化された音声信号を受信したノード装置30は、その信号をタイムスロットTKに書き込む。そして、音声信号は時分割多重化装置32により、多重化されてセンタ装置10に送信される。この時、音声信号はプロトコルが異なるので第2実施例の透過方式によって、電話回線にそそまま伝送される。逆に、電話回線からの信号もそのままセンタ装置10とノード装置30を透過し、需要家40に伝送される。この時、音声のタイムスロットTKへの割り当ては優先的に行われる。即ち、音声通話において、時間的に情報が途切れることはない。所謂QOS(Quality on Service)機能が確保される。音声通話サービスは、このようにして行われる。
【0033】
(変形例)
以上、本発明を表わす1実施例を示したが、他にさまざまな変形例が考えられる。例えば、第1実施例において、ノード30の上流はセンタ10としたが、ノード装置30の上位に更にノード装置30を設けて拡張しても良い。
又、第3実施例において、音声通信は、音声が発生する毎に、空いているタイムスロットを割り当て、音声が発生していない場合には、タイムスロットを開放する方式であっても良い。
【0034】
又、第1実施例では、単一波長の光をキャリアとしたが、このキャリアは複数でもよい。即ち、波長多重通信方式であっても良い。キャリア光を複数にして、それぞれを時分割多重としてもよい。センタ装置10とノード30間に、更にチャネルを増設することができ、より多くの情報を伝送することができる。
【0035】
又、第1、第2実施例とも複数のノード装置30と複数の需要家40をスター状に配置したが、ツリー状に配置しても良い。又、直線状に配置するマルチドロップ型にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる光ファイバネットワークシステムの構成図。
【図2】本発明の第1実施例に係わるセンタ装置の構成図。
【図3】本発明の第1実施例に係わるノード装置の構成図。
【図4】本発明の第1実施例に係わる時分割多重化信号のタイムチャート。
【図5】本発明の第2実施例に係わるノード装置の生成する時分割多重化信号のタイムチャート。
【符号の説明】
10 センタ装置
11 インタフェース
12 時分割多重化装置
13 多重化分離装置
20 光ファイバ
25 ツイストケーブル
30 ノード装置
31 多重化分離装置
32 時分割多重化装置
33 インタフェース
35 光ファイバ
40 需要家
50 インタネット

Claims (5)

  1. 中央装置と複数の中継装置と需要家からなるネットワークシステムであって、少なくとも前記中央装置と前記複数の中継装置間の伝送路は光ファイバであり、映像信号、音声信号、又は、データ信号からなるデジタル信号を双方向に伝送する光ファイバネットワークシステムであって、
    前記中央装置は、前記デジタル信号を時分割多重してベースバンド方式の光信号で前記複数の中継装置に送信し、
    前記複数の中継装置は、前記中央装置又は需要家の要求に応じて時分割多重された前記デジタル信号から必要なデジタル信号を選択して、前記需要家に伝送し、
    前記中継装置は、前記需要家と通信するためのインタフェース手段と、
    前記中央装置へ送出するためのタイムスロットを探索するタイムスロット探索手段と、
    該インタフェース手段によって得られた前記需要家からのデジタル信号を時分割して前記タイムスロットに配置して送出する時分割多重化手段と、
    前記需要家からの要求に応じて前記中央装置から送信された前記多重化デジタル信号から必要なデジタル信号を選択する多重化分離手段とを備えたことを特徴とする光ファイバネットワークシステム。
  2. 前記光信号の波長は複数であり、前記デジタル信号は複数光で伝送されることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバネットワークシステム。
  3. 前記光ファイバは、少なくとも前記中継装置と需要家間でプラスチックファイバであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光ファイバネットワークシステム。
  4. 前記中央装置は、複数の外部メディアと通信するインタフェース手段と、
    該インタフェース手段により得られた所定のデジタル信号を時分割し、特定のタイムスロットに配置して、常時、前記中継装置に送出する第1時分割多重化手段と、
    前記中継装置側から送出され、時分割多重化された前記デジタル信号から所定のデジタル信号を分離する多重化分離手段と、
    前記需要家からの要求に応じて該要求のデジタル信号を時分割し、不定のタイムスロットに配置して送出する第2時分割多重化手段と
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の光ファイバネットワークシステム。
  5. 前記タイムスロット探索手段は、商用の電話回線に対して前記タイムスロットを設定し、前記電話回線のタイムスロットは前記時分割多重化信号の1サイクル中に少なくとも1スロット以上設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の光ファイバネットワークシステム。
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