JP2002026768A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2002026768A
JP2002026768A JP2000206132A JP2000206132A JP2002026768A JP 2002026768 A JP2002026768 A JP 2002026768A JP 2000206132 A JP2000206132 A JP 2000206132A JP 2000206132 A JP2000206132 A JP 2000206132A JP 2002026768 A JP2002026768 A JP 2002026768A
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Toshihiro Hayata
利浩 早田
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    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70707Efficiency-related aspects

Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号分割多元接続通信方式で受信した信号の
各種状態に対応してパス検出を効果的に行うことのでき
る通信装置を得ること。 【解決手段】 符号分割多元接続通信方式で図示しない
送信元から送られてきた信号102は第1〜第Mの遅延
器1031〜103Mのそれぞれに並列に入力され、それ
ぞれ相関器104で相関がとられ、平均部105で所定
回数の得られた相関結果が平均される。パス検出部10
6はこれを基にしてパスの検出を行う。それぞれのパス
検出結果は相関器制御部107に入力され、相関値の高
いものほど平均部105による平均回数が少なくなるよ
うな制御を行う。S/N(信号対雑音比)の高いものほ
ど平均を取る回数を少なくしてもデータの信頼性を確保
でき、かつ処理が迅速化するからである。これによりフ
ィンガ部108での処理が効率化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は符号分割多元接続方
式を使用した通信装置に係わり、特にパス検出の効率化
を図った通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】符号分割多元接続(Code Division Mult
iple Access:以下、CDMAという。)通信方式で
は、送信すべき信号を変調した後に拡散符号を掛け合わ
せてスペクトル拡散を行って、相手先に送信するように
している。相手先は復調する前に受信信号に送信側で使
用した拡散符号と同一で符号が逆のものを掛け合わせて
逆拡散を行うことで送信側の送信した信号を再現してい
る。このようなCDMA通信方式を採用すると、各ユー
ザが個別の拡散符号を割り当てられることで、これらユ
ーザごとの通信が可能になる。
【0003】このようなCDMA通信方式の特徴の1つ
としてマルチパス(multi-path)の効率的な活用が挙げ
られる。無線通信を行う場合には、送信機から送信され
た信号がそのまま受信機に直線的に受信される場合だけ
に限らず、遮蔽物によって回折や減衰が行われる場合も
あるし、送信機の移動によるフェーディング(fading)
といった現象が生じる場合もある。回折が生じたような
場合、受信機には複数の経路を経た信号が受信されるこ
とになる。受信時に位相差、時間差がついた信号をマル
チパスと呼び、マルチパス中の1つ1つの受信信号をパ
スと呼ぶ。
【0004】複数の信号を送信する他の通信方式として
のTDMA(Time Division Multiple Access・時分割
多元接続)やFDMA(Frequency Division Multiple
Access・周波数分割多元接続)では、マルチパスのうち
の1つを受信すべき信号としての主信号としたとき、他
のパスの信号はその主信号を妨害する雑音として扱って
いる。しかしながらCDMA通信方式では、マルチパス
を1つ1つのパスに分離して、これらすべてを主信号と
して扱うことができる。
【0005】図6はこのための手法としてのレイク受信
を説明するためのものである。受信信号11はこの例で
は第1〜第3の逆拡散回路121〜123のそれぞれに入
力される。これら第1〜第3の逆拡散回路121〜123
はそれぞれのパスの信号成分131〜133を抽出する。
合成回路14はこれらの信号成分131〜133をそれぞ
れ主信号として、1つの信号の出力タイミングと合致す
るようにこれらの出力タイミングを調整する。この結
果、合成回路14からは3つの信号成分131〜133
和に相当する出力信号15が得られる。このように同一
の拡散符号を使用して送信側から送出された信号を、熊
手(rake)で掻き集めるようにして集めて受信感度を上
げる手法をレイク受信という。また、このように同一の
拡散符号を使用した受信信号のパスを検出して分離する
機能を有する回路をサーチャ(sercher)という。な
お、特開2000−4211にはレイク受信についての
回路が開示されている。
【0006】図7は従来の通信装置のサーチャの回路構
成の概要を表わしたものである。サーチャ21は、受信
端22から得られた受信信号23を入力して遅延させる
遅延器24と、波形の相関を見る相関器25と、受信信
号の各受信タイミングと相関値との関係を表わしたディ
レイプロファイル(delayprofile)の平均をとる平均部
26と、パスを検出するパス検出部27と、遅延器24
の遅延の量を制御する遅延制御部28と、フィンガ(fi
nger)部29とから構成されている。このサーチャ21
では、遅延制御部28を使用して遅延器24の遅延の量
をずらしながら、受信信号23中に含まれる既知の信号
としてのパイロット信号との相関値を相関器25で算出
するようにしている。
【0007】図8は、移動機の移動に伴うディレイプロ
ファイルの変動の一例を示したものである。携帯電話機
のような移動機が同図(a)から同図(b)、同図
(c)というように時間と共に移動していくと、これら
の図で横軸に示した受信タイミングと縦軸に示した相関
値との関係も変動していく。これらの図で矢印31a、
31b、31cは、相関値を算出する受信タイミングの
範囲としてのサーチ範囲を示している。
【0008】このようにディレイプロファイルは移動機
の位置の変化に伴って時間的に変動するので、図7に示
した平均部26は、パス検出部27でのパスの検出の信
頼度を上げるために複数回取得したディレイプロファイ
ルの平均を取るようにしている。本来、パスが存在しな
い受信タイミングでも、何らかの原因で確率現象として
相関値が高くなることがある。この結果をそのままパス
検出部27に入力するとパスを検出してしまい、誤検出
の原因となるからである。パス検出部27では、ディレ
イプロファイルの中で相関値の平均が高い受信タイミン
グを検索する。そしてこれをパスとして検出してフィン
ガ部29に通知する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでパス検出部2
7でパス検出の行われる周期は、平均部26が平均をと
るディレイプロファイルの数に依存する。すなわちパス
の検出の信頼度を上げるために平均をとるディレイプロ
ファイルの数を多くすると、パス検出のための周期は長
くなる。移動通信の場合には移動機が時間と共に移動す
る可能性があり、移動に伴って図8に示したサーチ範囲
31が変化する。
【0010】一方、通信装置としてのハードウェア上の
制約によって相関器25が一度に相関値を算出すること
のできる範囲は限られている。通常の場合、相関値を算
出する範囲はディレイプロファイルの広がりとしてのデ
ィレイスプレッド(delayspread)の数倍である。した
がって、サーチャ21は移動機が存在しうるすべての範
囲を一度にサーチすることができない。そこでサーチャ
21は遅延制御部28を制御して、図8の矢印31a、
31b、31cで示すように相関値を算出する時間的な
範囲としてのサーチ範囲をその時々のパスの存在位置に
応じて移動させるようにしている。
【0011】このような従来の通信装置のサーチャ21
では、すでに説明したようにパス検出の周期を十分短く
することができない。この周期を短くすると、平均部2
6で平均した後のディレイプロファイルの信頼性が低下
してパスを誤って検出するおそれがあるからである。し
たがって、パスの位置が時々刻々変化する場合に対応す
ることができないという問題がある。もちろん、ハード
ウェアをこれに対応できるものに改善することは可能で
あるが、ハードウェアの大型化と大幅なコストアップと
いう問題が発生する。
【0012】そこで本発明の目的は、符号分割多元接続
通信方式で受信した信号の各種状態に対応してパス検出
を効果的に行うことのできる通信装置を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)符号分割多元接続通信方式で通信されてきた
送信元が同一の信号をそれぞれ受信の開始タイミングが
異なる所定の時間幅からなるサーチ範囲でそれぞれ受信
する信号受信手段と、(ロ)この信号受信手段の受信し
た各サーチ範囲の信号と既知の信号としてのパイロット
信号との相関値を送信元が時間を異にして送出する複数
の信号を受信して各サーチ範囲ごとに平均をとることで
算出する相関値算出手段と、(ハ)この相関値算出手段
によって算出された相関値の高いサーチ範囲ほど平均を
取る信号の回数を低く設定する平均回数制御手段と、
(ニ)各サーチ範囲ごとの相関値算出手段の算出結果を
入力してそれぞれのサーチ範囲に送信元が送信した信号
が存在する場合これを検出するパス検出手段と、(ホ)
パス検出手段の検出したパス同士を波形的に重ね合わせ
て送信元の送出した信号を再生するフィンガ手段とを通
信装置に具備させる。
【0014】すなわち請求項1記載の発明では、信号受
信手段が符号分割多元接続通信方式で通信されてきた送
信元が同一の信号をそれぞれ受信の開始タイミングが異
なる所定の時間幅からなるサーチ範囲でそれぞれ受信す
るようにしている。相関値算出手段は各サーチ範囲ごと
に相関値を算出するが、時間を異にして送出する複数の
信号を受信してこれらの相関値の平均をとることでデー
タの信頼性を図っている。パス検出手段はこの相関値算
出手段の算出結果を入力してそれぞれのサーチ範囲に送
信元が送信した信号が存在する場合にこれを検出するよ
うにしているが、平均回数制御手段は、相関値算出手段
によって算出された相関値の高いサーチ範囲ほど平均を
取る信号の回数を低く設定することにして、パスの存在
するサーチ範囲での受信タイミングの変動を迅速に検出
できるようにすると共に、相関値の低いサーチ範囲では
平均回数を確保して算出された相関値の信頼性を高めて
いる。これによりサーチ範囲の全範囲に共通して同一の
回数で相関値の平均を求める場合と比べると、パス検出
が効率化する。
【0015】請求項2記載の発明では、(イ)符号分割
多元接続通信方式で通信されてきた送信元が同一の信号
をそれぞれ受信の開始タイミングが異なる所定の時間幅
からなるサーチ範囲でそれぞれ受信する信号受信手段
と、(ロ)この信号受信手段の受信した各サーチ範囲の
信号と既知の信号としてのパイロット信号との相関値を
送信元が時間を異にして送出する複数の信号を受信して
各サーチ範囲ごとに平均をとることで算出する相関値算
出手段と、(ハ)この相関値算出手段によって算出され
た相関値の低いサーチ範囲同士を合併して1つのサーチ
範囲に変更するサーチ範囲幅変更手段と、(ニ)このサ
ーチ範囲幅変更手段によって変更された後の各サーチ範
囲ごとの相関値算出手段の算出結果を入力してそれぞれ
のサーチ範囲に送信元が送信した信号が存在する場合こ
れを検出するパス検出手段と、(ホ)パス検出手段の検
出したパス同士を波形的に重ね合わせて送信元の送出し
た信号を再生するフィンガ手段とを通信装置に具備させ
る。
【0016】すなわち請求項2記載の発明では、信号受
信手段が符号分割多元接続通信方式で通信されてきた送
信元が同一の信号をそれぞれ受信の開始タイミングが異
なる所定の時間幅からなるサーチ範囲でそれぞれ受信す
るようにしている。相関値算出手段は各サーチ範囲ごと
に相関値を算出するが、時間を異にして送出する複数の
信号を受信してこれらの相関値の平均をとることでデー
タの信頼性を図っている。サーチ範囲幅変更手段は相関
値算出手段によって算出された相関値の低いサーチ範囲
同士を合併して1つのサーチ範囲に変更するようにして
いる。したがって、これら合併した部分では合併してい
ない部分と平均を取る回数を同一にしたとしたら合併に
よって増加した分だけ余計に時間がかかるものの、デー
タの信頼性は確保することができる。また相関値の高い
サーチ範囲ではS/Nが高くてデータの信頼性も高いの
で相関値の低いサーチ範囲と比較すると短い時間で相関
値の平均をとることができ、迅速さを確保できる。した
がって、パス検出のデータの信頼性を確保しながらパス
検出自体が効率化することになる。
【0017】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の通信装置で、信号受信手段は、異なった
遅延量の遅延器を複数通り備えることで受信の開始タイ
ミングを複数設定することを特徴としている。
【0018】すなわち請求項3記載の発明では、請求項
1または請求項2記載の通信装置で各サーチ範囲を定め
る受信の開始タイミングを互いに異なった遅延量の遅延
器を複数通り用意することで実現することにしている。
これらの遅延器の遅延量が独自に調整できるようになっ
ていれば請求項6記載の発明となる。
【0019】請求項4記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の通信装置で、複数のサーチ範囲のそれぞ
れの受信信号について相関をとってパスの検出を行う回
路装置が独立してこれらのサーチ範囲の数だけ用意され
ていることを特徴としている。
【0020】すなわち請求項4記載の発明では、請求項
1または請求項2記載の通信装置のそれぞれサーチ範囲
を異にする系統別の回路装置がハードウェアとして別々
に用意されていることを示している。
【0021】請求項5記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の通信装置で、複数のサーチ範囲のそれぞ
れの受信信号について相関をとってパスの検出を行う回
路装置が1組用意されており、サーチ範囲の数だけ時分
割で受信信号の処理が行われることを特徴としている。
【0022】すなわち請求項5記載の発明では、請求項
4記載の発明と異なり、複数のサーチ範囲のそれぞれの
受信信号について相関をとってパスの検出を行う回路装
置が1組用意されており、サーチ範囲の数だけ時分割で
受信信号の処理が行われるようにしている。このような
制御はソフトウェアで行うことができる。
【0023】請求項6記載の発明では、請求項3記載の
通信装置で、遅延器はパス検出手段の検出結果に応じて
遅延量を変化させることを特徴としている。
【0024】すなわち請求項6記載の発明では、請求項
3記載の発明の個所でも説明したようにそれぞれのサー
チ範囲を時間軸方向にシフトさせることができるように
している。
【0025】
【発明の実施の形態】
【0026】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0027】図1は本発明の一実施例における通信装置
の構成を表わしたものである。この通信装置の受信端1
01に得られた受信信号102は、符号分割多元接続通
信方式で図示しない送信元から送られてきた信号を同じ
く図示しない1本のアンテナで受信したもので、第1〜
第Mの遅延器1031〜103Mのそれぞれに並列に入力
されるようになっている。このうち、第1の遅延器10
1で遅延された信号は第1の相関器1041に入力さ
れ、既知の信号(パイロット信号)の波形の相関がとら
れるようになっている。第1の相関器1041の出力側
にはディレイプロファイル(delayprofile)の平均をと
る第1の平均部1051が設けられている。第1の平均
部1051によって平均がとられたディレイプロファイ
ルは第1のパス検出部1061に入力されパス検出が行
われる。この結果は相関器制御部107に入力されると
共に、フィンガ(finger)部108に入力されるように
なっている。第2〜第Mの遅延器1032〜103Mもそ
れぞれそれらの後段に第2〜第Mの相関器1042〜1
04M、第2〜第Mの平均部1052〜105Mおよび第
2〜第Mのパス検出部1062〜106Mを直列に接続し
ている。第2〜第Mのパス検出部1062〜106Mの出
力は、第1のパス検出部1061と同様に相関器制御部
107に入力されると共に、フィンガ部108に入力さ
れるようになっている。相関器制御部107は第1〜第
Mの遅延器1031〜103Mおよび第1〜第Mの平均部
1051〜105Mの制御を行う。
【0028】このように本実施例の通信装置は相関器制
御部107を共通にして図7に示したサーチャをM系統
配置すると共に、相関器制御部107が第1〜第Mの平
均部1051〜105Mの制御も行うようになっている。
このため、図7に示した1系統だけの相関器25と比べ
ると、第1〜第Mの相関器1041〜104MのM系統に
分割された構成となっている。したがって、本実施例の
通信装置では1つの相関器104が相関を算出できる範
囲を1系統しかない通信装置と比べるとM分の1にする
ことができる。
【0029】図2は、ディレイプロファイルと本実施例
における第1〜第Mの相関器による相関値算出範囲の一
例を示したものである。ここでは数値Mが“4”の場合
を示している。この例では、第1の相関器1041の相
関値を算出する第1のサーチ範囲1101内にS/N
(信号対雑音比)の高いパスとして第1のパス1111
と第2のパス1112が、また、第2のサーチ範囲11
2内に第3のパス1113が存在している。
【0030】図1に示す第1〜第Mの平均部1051
105Mは、第1〜第Mの相関器1041〜104Mのう
ちの対応するものから出力されるディレイプロファイル
の平均をとる。この平均回数は、相関器制御部107の
制御で変更されるが、これについては後に説明する。
【0031】第1〜第Mのパス検出部1061〜106M
では、第1〜第Mの相関器1041〜104Mで得られた
それぞれのパスのS/Nを比較する。S/Nが高い相関
器104は次のような特性が存在すると考えられる。 (a)重要なパス111を捕捉している。したがってで
きるだけ正確なパスタイミングを求めた方がよい。この
ため、平均部105における平均回数を少なくして、パ
ス検出の周期を短くする必要がある。 (b)S/Nが高いので、そこから得られるディレイプ
ロファイルの信頼度は高い。このため、平均部105に
おける平均回数を少なくすることができる。
【0032】そこで、相関器制御部107はこのような
S/Nが高い相関器104の系統の平均部105に対し
て平均回数を少なくするような制御を行う。また、反対
にS/Nが低い相関器104の系統の平均部105に対
しては、平均回数が多くなるような制御を行う。このよ
うな相関器制御部107の制御としては、S/Nのそれ
ぞれの値を予め定めた1または複数のしきい値と比較し
て、いずれのグループに属するかの判別を行う。そして
それぞれのグループに応じて平均部105の平均回数を
設定すればよい。このようなしきい値はテーブルに保持
しておき、それぞれの基地局の状況に応じて適宜値を選
択するようにしてもよい。
【0033】なお、相関器104はパイロット信号長分
の相関値の算出動作を1動作とする。たとえばある提案
によるW−CDMAの上り信号では、各信号が10/1
5ms(ミリ秒)ごとのタイムスロットという単位に分
かれている。1タイムスロット中でパイロット信号は各
種の条件により10/15×[3/10、4/10、5
/10、6/10、7/10、8/10]msとなる。
すなわち、相関器104の1動作単位は、条件によっ
て、10/15×[3/10、4/10、5/10、6
/10、7/10、8/10]ms分のパイロット信号
に対する相関値を求めることを表わす。この点について
は3GPP(3rd Generation PartnershipProject)T
S25.211 V3.1.1(1999−12)に記
載がある。
【0034】図3および図4は、この通信装置の処理の
流れを具体的に表わしたものである。ここではMが
“4”の場合、すなわち第1〜第Mの相関器1041
104Mが第1〜第4の相関器1041〜1044で構成
されている場合を説明する。また、この例では各系統
(ここでは第1〜第4の系統)がソフトウェア的に実現
されているものとして説明する。このソフトウェア的な
処理では、通信装置内の図示しないCPU(中央処理装
置)が同じく図示しないROM(リード・オンリ・メモ
リ)等に格納されたプログラムを実行することで、1組
のハードウェアを時分割的に使用して各系統の処理を行
う。
【0035】まず通信装置は第1〜第4の相関器104
1〜1044のそれぞれに平均回数の最大値LMAXを設定
する(図3ステップS121)。この時点ではまだ受信
タイミングに対する相関値の測定が行われていない。そ
こで第1〜第4の相関器1041〜1044の測定に安全
を見込んで、相関値が最も低い場合に対応する平均回数
Lの最大値をプリセットすることにしている。そしてこ
の状態で第1回目の測定を行うために、測定回数jを
“1”に設定する(ステップS122)。この後、第1
〜第4の相関器1041〜1044のディレイプロファイ
ルの平均をとる回数を管理する平均回数カウンタのそれ
ぞれの値を“0”に初期化する。また、第1〜第4の平
均部1051〜1054に保持されているディレイプロフ
ァイルをすべてクリアする(ステップS123)。次
に、相関器104等の系統を示す値iを第1系統の測定
を開始するために“1”に初期設定する(ステップS1
24)。
【0036】以上の設定が終了したら、第iすなわち第
1の相関器1041でディレイプロファイルを算出する
(ステップS125)。そして、そのディレイプロファ
イルを第1の平均部1051に保持する(ステップS1
26)。
【0037】この後、第1の平均回数カウンタのカウン
ト値が“1”だけカウントアップされる(ステップS1
27)。このカウントアップされたカウント値が第1の
相関器1041に設定された平均回数Lと等しいか否か
がチェックされる(ステップS128)。この場合には
初期的に設定された最大値LMAXに到達しているか否か
がチェックされることになる。測定回数jがまだ“1”
なので、平均回数Lの最大値LMAXには到達していない
(N)。そこで図4のステップS129に進んで系統を
示す値iを“1”だけカウントアップして“i+1”系
統(この場合には第2系統)に切り替える(ステップS
129)。すべての系統についての同様の処理が終了し
ていないこの状態では(ステップS130:N)、ステ
ップS125に戻って、第1の系統について行った処理
が同様に行われる。以下同様にして、第1〜第4の相関
器1041〜1044によるディレイプロファイルが1つ
ずつ算出され、それぞれの系統の平均部1051〜10
4に保持されることになる。
【0038】以上の処理が終了すると(ステップS13
0:Y)、回数jが“1”だけカウントアップされて
“2”となる(ステップS131)。このカウントアッ
プ後の回数jに対して、平均回数の最大値Lを越えたか
どうかのチェックが行われる。まだ平均回数の最大値L
を越えていない場合には(ステップS132:N)、ス
テップS122に戻って再び第1の系統が設定される
(ステップS124)。そして第1の相関器1041
ディレイプロファイルを算出し、同様に第1の平均部1
051にこれを保持する(ステップS126)。以下同
様にして第2〜第4の相関器1042〜1044の測定結
果もそれぞれ第2〜第4の平均部1052〜1054に保
持される。このようにして第1〜第4の相関器1041
〜1044による2回目のディレイプロファイルの算出
が行われ、それぞれの系統の平均部1051〜1054
保持されることになる。
【0039】以上のようにして2回目のディレイプロフ
ァイルの処理が行われたら、カウントアップ後の回数j
が平均回数の最大値Lを越えない限り、第3回目以降の
同様の処理が行われていく。この結果、ある時点で第1
の系統についての回数jが初期的に設定された最大値L
MAXに到達する(ステップS128:Y)。このとき、
第1の系統のディレイプロファイルがこの最初の段階で
必要とされる個数だけ集められたことになる。そこでこ
の段階で第1の平均部1051で第1の系統についての
ディレイプロファイルの平均が算出される(ステップS
133)。この算出結果は第1のパス検出部1061
入力され、第1の相関器1041で算出できる範囲内に
おけるパスが算出される(ステップS134)。図2に
示した例では、これにより第1のパス1111と第2の
パス1112が算出されることになる。算出により検出
されたこれらのパス情報はフィンガ部108に通知され
る(図4ステップS135)。
【0040】このパス情報は相関器制御部107にも通
知される。相関器制御部107ではこの第1の相関器1
041の平均値から第1の相関器1041のS/Nを算出
し、それぞれのS/Nについて予め定めた対応表(図示
せず)を基にして第1の相関器1041の算出した区間
における平均回数を求める。そしてこの第1の系統につ
いてとりあえず設定した最大値LMAXをこの平均回数L
に置き換える(ステップS136)。
【0041】このようにして第1の系統についての処理
が終了したら、系統を示す値“i”を“1”だけカウン
トアップする(ステップS129)。そして値“i”が
系統の最大値(この例では“4”)を越えるまでの間は
(ステップS130:N)、再びステップS125に戻
って次の系統についての同様の処理を開始する。第1〜
第4の系統についてそれぞれの平均回数Lがまだ定まっ
ていないこの初期状態ではそれぞれの系統についての平
均回数Lは予め設定した設定した最大値LMAXとなって
おり共通している。したがって、第1の系統について第
1の相関器1041のS/Nの算出結果を基にして平均
回数Lが求められこれが最大値LMAXを置き換えたら、
同様にして次々と第4の系統までそれぞれの平均回数L
が求められ、これらが最大値LMAXをそれぞれ置き換え
ることになる。
【0042】図2に示したような各受信タイミングに対
する相関値が求められていたとする。このような場合に
は、それぞれの平均回数の最大値LMAXで求めた結果に
より、第1の系統については最も小さな平均回数Lが設
定され、第2の系統については次に小さな平均回数Lが
設定される。第3の系統および第4の系統についてはパ
スが検出さていない。したがって、これらについての平
均回数Lは、最大値L MAXと等しいかそれぞれの対応す
る相関器104のS/Nに応じた最大値LMAXに比較的
近い大きな値となる。
【0043】このようにして、移動機の電源が投入され
た最初の段階では最大の余裕度を持って相関値の算出が
行われ、これにより第1〜第4の相関器1041〜10
4の実際の測定を基にした平均回数Lがそれぞれの系
統別に算出される。すべての算出が終了すると(ステッ
プS132:Y)、第1〜第4の相関器1041〜10
4のディレイプロファイルやパス111の位置を基に
して、それぞれの系統での相関値の算出範囲(第1〜第
4のサーチ範囲1101〜1104)を決定する。これ
は、それぞれの相関器1041〜1044の算出できる範
囲の最大値自体は定まっているものの、実際に算出され
た個々のパス1111〜1113の位置を基にして、それ
ぞれの系統のサーチ範囲1101〜1104を多少シフト
させることが処理上で必要とされたり、パスを示す波形
が2つに分断されない等の点で便利となる場合があるか
らである。それぞれの系統のサーチ範囲1101〜11
4(図2参照)を定められたら、図1に示す第1〜第
Mの遅延器1031〜103M(第1〜第4の遅延器10
1〜1034)の遅延量を設定してこれらの区域を設定
する(ステップS137)。
【0044】この後は、以上説明した設定内容に基づい
てそれぞれの系統での相関値の算出回数に応じたパスの
検出が行われる。すなわち、ステップS122に戻って
まず相関値算出を示す回数jが“1”に初期化され、続
いてステップS123で第1〜第4の相関器1041
1044のディレイプロファイルの平均をとる回数を管
理する平均回数カウンタのそれぞれの値を“0”に初期
化すると共に、第1〜第4の平均部1051〜1054
保持されているディレイプロファイルをすべてクリアす
る。そして、今度はそれぞれの系統について個別に設定
された平均回数Lを基にしてディレイプロファイルの平
均が求められ、パスが検出されることになる。また、パ
スの位置は変化していくので、それぞれの系統の測定ご
とに相関器104がS/Nを算出し、平均回数が算出さ
れて新たな平均回数Lとして置き換えられることになる
(ステップS136)。したがって、常に効率的なパス
検出が可能になることになる。
【0045】発明の変形例
【0046】以上説明した実施例ではパスの検出を行う
サーチ範囲自体はそれぞれ固定した幅として、相関値の
高いパスがあるようなサーチ範囲では平均部105にお
ける平均を行う回数を少なくすることでパス検出の周期
を短くして応答性を高める一方、このようなパスがない
ようなサーチ範囲では平均部105における平均を行う
回数を多くして、ノイズ等によってパスが誤って検出さ
れないようにした。次に説明する本発明の変形例では、
それぞれの系統でサーチ範囲を固定の幅とするのではな
く、パスがなかったり相関値の値が低いようなサーチ範
囲は統合して1つの系統に合併するようにしている。
【0047】図5は、この変形例におけるサーチ範囲の
変更原理を示したものである。この変形例でも図1に示
したような第1〜第Mの相関器1041〜104Mを備え
たM系統の回路構成となっているものとする。再構成前
の図5(a)に示すように、系統の数として数値Mより
も大きな数値Kを設定しておいて、第1〜第Kのサーチ
範囲2011〜201Kに対してそれぞれの相関値を算出
して、パス111を算出しておく。そして、算出した各
サーチ範囲2011〜201Kについて次の論理でサーチ
範囲を再構成する。
【0048】(1)パス111の検出されている各サー
チ範囲2011、2013はそれぞれ変更後も1単位ずつ
のサーチ範囲とする。 (2)パス111の検出されない連続したサーチ範囲、
たとえばサーチ範囲2014、2015、……については
連続した幾つかの範囲を統合可能なサーチ範囲とする。 (3)再構成後のサーチ範囲の総数を数値Mと等しくす
る。ただし、単純にソフトウェアで回路を実現している
ような場合で系統の数を少なくしても回路装置に無駄が
生じないような場合にはサーチ範囲の総数を数値Mより
少なくすることは可能である。
【0049】図5(b)は再構成後のサーチ範囲を示し
たものである。この例では同図(a)に示したサーチ範
囲2014と2015がサーチ範囲2024に、また、た
とえばサーチ範囲201K-1と201Kがサーチ範囲20
Mに統合されている。これらの結果により、再構成後
はサーチ範囲が全体としてM系統である状況で、パス1
11を有するサーチ範囲2021、2023についてサー
チする範囲が相対的に狭くなり、迅速なサーチが可能に
なる。また、たとえばサーチ範囲2024、202Mにつ
いてはこの例では2つずつのサーチ範囲が統合されてい
る。このため、サーチ範囲2021、2023と同じ数の
ディレイプロファイルの平均値を算出しようとすると、
倍の時間が掛かることになる。このようにサーチ範囲に
応じて重みを付けたサーチが可能になる。
【0050】この例ではパスの存在しないサーチ範囲で
は2つずつのサーチ範囲を統合することにしたが、これ
以上の個数のサーチ範囲を統合するようにしてもよいこ
とはもちろんである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、請求項3
〜請求項6記載の発明によれば、平均回数制御手段が相
関値算出手段によって算出された相関値の高いサーチ範
囲ほど平均を取る信号の回数を低く設定することにし
て、パスの存在するサーチ範囲での受信タイミングの変
動を迅速に検出できるようにすると共に、相関値の低い
サーチ範囲では平均回数を確保して算出された相関値の
信頼性を高めている。これによりサーチ範囲の全範囲に
共通して同一の回数で相関値の平均を求める場合と比べ
ると、パス検出が効率化する。また、それぞれのサーチ
範囲に必要なだけの平均回数を確保するので、ハードウ
ェアの規模に無駄が生じないという効果がある。
【0052】また請求項2〜請求項6記載の発明によれ
ば、サーチ範囲幅変更手段は相関値算出手段によって算
出された相関値の低いサーチ範囲同士を合併して1つの
サーチ範囲に変更するようにしたので、相関値の高い部
分を相対的に短時間で処理できることになり、データの
信頼性と迅速さの調和を図ることができる。したがっ
て、各サーチ範囲にワンパターンに回路装置を備える場
合と比較するとハードウェアに無駄を生じないという効
果がある。
【0053】更に請求4記載の発明によれば、請求項1
または請求項2記載の通信装置で、複数のサーチ範囲の
それぞれの受信信号について相関をとってパスの検出を
行う回路装置が独立してこれらのサーチ範囲の数だけ用
意されているので、ソフトウェア的に処理する場合と比
べて処理速度を高速化できる。
【0054】また請求項5記載の発明によれば、請求項
1または請求項2記載の通信装置で、複数のサーチ範囲
のそれぞれの受信信号について相関をとってパスの検出
を行う回路装置が1組用意されており、サーチ範囲の数
だけ時分割で受信信号の処理が行われるので、通信装置
全体のコストダウンを図ることができる。
【0055】更に請求項6記載の発明によれば、それぞ
れのサーチ範囲を時間軸方向にシフトさせることができ
るので、それぞれ必要とする個所のサーチを行うことが
できる他、1つのパスを複数のサーチ範囲にまたがらな
いように処理することで処理の煩雑さを避けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における通信装置の構成を表
わしたブロック図である。
【図2】ディレイプロファイルと本実施例における第1
〜第Mの相関器による相関値算出範囲の一例を示した波
形図である。
【図3】本実施例の通信装置の処理の流れの前半を具体
的に表わした流れ図である。
【図4】本実施例の通信装置の処理の流れの後半を具体
的に表わした流れ図である。
【図5】本発明の変形例におけるサーチ範囲の変更原理
を示した波形図である。
【図6】レイク受信を行う通信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】従来の通信装置のサーチャの回路構成の概要を
表わしたブロック図である。
【図8】移動機の移動に伴うディレイプロファイルの変
動の一例を示した説明図である。
【符号の説明】
102 受信信号 103 遅延器 104 相関器 105 平均部 106 パス検出部 107 相関器制御部 108 フィンガ部 111 パス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号分割多元接続通信方式で通信されて
    きた送信元が同一の信号をそれぞれ受信の開始タイミン
    グが異なる所定の時間幅からなるサーチ範囲でそれぞれ
    受信する信号受信手段と、 この信号受信手段の受信した各サーチ範囲の信号と既知
    の信号としてのパイロット信号との相関値を前記送信元
    が時間を異にして送出する複数の信号を受信して各サー
    チ範囲ごとに平均をとることで算出する相関値算出手段
    と、 この相関値算出手段によって算出された相関値の高いサ
    ーチ範囲ほど平均を取る信号の回数を低く設定する平均
    回数制御手段と、 各サーチ範囲ごとの相関値算出手段の算出結果を入力し
    てそれぞれのサーチ範囲に前記送信元が送信した信号が
    存在する場合これを検出するパス検出手段と、 パス検出手段の検出したパス同士を波形的に重ね合わせ
    て前記送信元の送出した信号を再生するフィンガ手段と
    を具備することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 符号分割多元接続通信方式で通信されて
    きた送信元が同一の信号をそれぞれ受信の開始タイミン
    グが異なる所定の時間幅からなるサーチ範囲でそれぞれ
    受信する信号受信手段と、 この信号受信手段の受信した各サーチ範囲の信号と既知
    の信号としてのパイロット信号との相関値を前記送信元
    が時間を異にして送出する複数の信号を受信して各サー
    チ範囲ごとに平均をとることで算出する相関値算出手段
    と、 この相関値算出手段によって算出された相関値の低いサ
    ーチ範囲同士を合併して1つのサーチ範囲に変更するサ
    ーチ範囲幅変更手段と、 このサーチ範囲幅変更手段によって変更された後の各サ
    ーチ範囲ごとの相関値算出手段の算出結果を入力してそ
    れぞれのサーチ範囲に前記送信元が送信した信号が存在
    する場合これを検出するパス検出手段と、 パス検出手段の検出したパス同士を波形的に重ね合わせ
    て前記送信元の送出した信号を再生するフィンガ手段と
    を具備することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 前記信号受信手段は、異なった遅延量の
    遅延器を複数通り備えることで受信の開始タイミングを
    複数設定することを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のサーチ範囲のそれぞれの受信
    信号について相関をとってパスの検出を行う回路装置が
    独立してこれらのサーチ範囲の数だけ用意されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数のサーチ範囲のそれぞれの受信
    信号について相関をとってパスの検出を行う回路装置が
    1組用意されており、サーチ範囲の数だけ時分割で受信
    信号の処理が行われることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延器は前記パス検出手段の検出結
    果に応じて遅延量を変化させることを特徴とする請求項
    3記載の通信装置。
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