JP2002026674A - 水晶振動子の製造方法 - Google Patents

水晶振動子の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直接接合型水晶振動子の周波数調整による特
性劣化を防止する。 【解決手段】 周波数調整の工程が水晶ウェハーと第一
の異種材質ウェハーが直接接合された二層構造体が形成
される工程の終了後、チャンバー内の温度を室温To近
辺にいったん冷却した後、再度チャンバー内温度を二層
構造体接合時の温度TIに上昇する工程を設定し、この
工程間でウェハー内の少なくとも一個以上の水晶振動子
が持つ発振または共振周波の変化を少なくとも室温と温
度T1の2点で測定する事で、温度T1で実行される周
波数調整の目標周波数を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は移動体通信、携帯機器、
時計、無線通信機器等の情報機器の信号源となる水晶振
動子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に従来の代表的な水晶振動子ユニッ
トの構造図を示す。従来の水晶振動子の構造はその振動
モード及び周波数に無関係に図1に示した様なセラミッ
クパッケージを利用した表面実装型である。図1におい
てアルミナを主成分としたセラミックベース101の中
に水晶振動子102が収容されている。このセラミック
ベース101に蓋103がセラミックベース103の接
合面104と接合される事によって気密封止が完成され
る。また振動子片102は支持部105の部分でセラミ
ックベース101に固定されている。この固定方法は半
田付けまたは導電性接着剤が使用されている。
【0003】図1で示した表面実装型の水晶振動子はユ
ニット厚みが2mm以下にできる事から情報携帯機器、
無線通信機器の分野では将来にわたって重要な位置を占
める電子部品である。ところが通常、セラミックは多孔
質であるために、封止後においてもセラミックベース1
01の部分でリークを生じてしまうという問題があっ
た。さらに振動子片を一個ずつセラミックベース101
に固定する方式のために非常に生産性が悪くなってしま
うという問題もあった。
【0004】この問題を解決するために、図2〜図3に
て示すようなガラスやシリコンなどの材料を用いた表面
実装型の振動子が近年特に注目されている。図2は直接
接合型水晶振動子の構造を示す図であって、水晶ウェハ
ー201にはフォトエッチング加工等によって複数個の
振動子片202が一体成形されている。この水晶振動子
片202には励振電極203がついている。この励振用
電極203及び振動子片202の形状は振動モード及び
周波数によってさまざまな形状をしているが、本図では
簡単のために矩形状構造の例を採用している。この水晶
ウェハー201は上下方向からガラス、シリコンなどの
第一の異種材料ウェハー206と第二の異種材料ウェハ
ー209と直接接合される。このとき水晶ウェハー20
1の下側接合面204と異種材料ウェハー206の接合
面207、水晶ウェハー201の上側接合面205と異
種材料ウェハー209の接合面210で直接接合され
る。
【0005】また、異種材料ウェハー206には水晶振
動子202の圧電振動を保証するための空間であるキャ
ビティー208が設けられている。同様に異種材料ウェ
ハー209にもキャビティー211が設けられている。
次に図3は直接接合された三層構造体の断面構造を示す
図であって、水晶ウェハー201と一体形成された水晶
振動子片202の圧電振動は、異種材料ウェハー206
のキャビティー207と異種材料ウェハー209のキャ
ビティー211で保証されている。またこの圧電振動は
励振電極203によって誘発される。さらに直接接合の
界面部301には通常、外部導通の目的や接合条件の緩
和さらには強度向上のために金属薄膜が存在する場合も
ある。
【0006】このような直接接合型水晶振動子の製造工
程の一例を説明する概念図を図4に示す。まず通常のフ
ォトエッチング工程によって水晶ウェハー201が形成
される。ここで、簡単のために励振電極、リード電極及
び接合に必要な金属薄膜等は図中から割愛されている。
次にこの水晶ウェハー201は接合チャンバー401に
投入される。この接合チャンバー401内部で水晶ウェ
ハー201は異種材料ウェハー206、及び、207と
同時直接接合され、三層構造体402が形成される。こ
の時、接合チャンバーの温度は接合の種類にもよるが、
50℃から500℃の間に設定される。すなわちこの温
度が接合温度である。さらに陽極接合などの場合は接合
温度が設定されるだけでなく、この三種類のウェハーの
厚み方向に電界が印加される場合もある。次にこの三層
構造体402は周波数調整チャンバー403に投入さ
れ、異種材料ウェハー209の外側からレーザー光線4
04を振動子片の周波数調整用の電極部分に照射する。
このレーザー光線404の照射によって振動子片の周波
数調整用の電極は蒸発し、振動子片の持つ質量付加効果
によってその共振周波数または発振周波数は変化する。
この現象を利用して三層構造体402に存在するすべて
の振動子片の周波数調整が行われる。そのために、第二
の異種材料ウェハー209はレーザー光線を通過させる
ために透明な材質に限定されている。この周波数調整の
終了後、この三層構造体はダイシング加工等によって個
別の振動子ユニット405に切り分けられる。以上が直
接接合型振動子の製造工程の概略である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、図4で説
明した直接接合型水晶振動子の製造工程においては、周
波数調整が三層構造体を形成した後、周波数調整するの
で、振動子の特性上の問題点が発生してしまうのであ
る。まず第一の問題点とは、外部より周波数調整するの
で、その調整方法がレーザー光線による方法のみに限定
されてしまい、ATカットの様な電極面状態に非常に敏
感な水晶振動子は製造不可能となり、音叉型水晶振動子
等の比較的低周波数帯域の振動子に限定されてしまう点
である。第二の問題点は蒸発金属が密閉空間に拡散する
ので真空度が著しく劣化しインピーダンス特性が劣化し
てしまう点である。さらに、第三の問題点はこの蒸発金
属が振動子片に再付着して周波数エージング特性が劣化
してしまう点である。
【0008】以上の様な問題点を解決するために三層構
造体を形成する前にいったん二層構造体の状態で周波数
調整行ない、周波数調整後に三層構造体を形成する製造
工程が提案されている。しかしこの製造工程において
は、周波数調整前の二層接合工程終了後、水晶ウェハー
と異種材料ウェハーの熱特性の違いから25℃程度の室
温状態においては接合基板が大きくそってしまい、次工
程である周波数調整チャンバーに装着する事ができず、
周波数調整が不可能となってしまい、現実的には採用さ
れていないのが現状である。この様な状況のため、前述
の図4で説明した製造工程を採用せざるをえず、品質上
及び製品企画上、非常に大きな問題となっていた。すな
わち、本発明が解決しようとする課題とは、この二層接
合終了後に周波数調整工程を導入するための製造工程を
提供し、その結果、先に示した三つの問題点を解決する
事にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この様な問題点を解決す
る手段として、同一チャンバー内で、振動子片が複数形
成されている水晶ウェハーと第一の異種材料ウェハーを
接合して二層構造体を形成する工程、この二層接合時と
同一温で周波数調整を行う工程、及び、第二の異種材料
ウェハーを接合し、三層構造体を形成する製造プロセス
を採用した。さらに、二層構造体形成後にいったんチャ
ンバー温度を室温に降下させた後、再度チャンバー温度
を二層構造体形成時の温度に再設定する間、少なくとも
一個の振動子片の発振または共振周波数変化を計測する
ことで周波数調整時の目標周波数を設定する工程を付加
する事によって、周波数調整の精度劣化を防止する事と
した。これら工程によって、従来問題であった周波数調
整時の接合基板のそりが解消されるばかりでなく、チャ
ンバー内部構造を工夫することでATカット水晶に必要
な真空蒸着による周波数調整が可能となる。さらに、周
波数周波数調整の精度劣化を防ぐ事も可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による水晶振動子
の製造方法を説明する。図5は本発明に係るチャンバー
内温度のプロファイルを示すグラフであって、縦軸がチ
ャンバー内温度、横軸が時間である。まず水晶ウェハー
と第一の異種材料ウェハーとの接合は時刻0〜τ1間に
て行われ、接合温度はT1である。すなわち、図5中の
区間501に対応している。この区間501で二層構造
体が形成される。次に、時刻τ1〜τ2間に対応する区
間502(冷却期間)でチャンバー内温度は室温Toま
で冷却される。チャンバー温度が室温T0に到達した
時、区間501で形成された二層接合体は温度差T1―
Toの効果で大きなそりが生じている。しかし、保持治
工具を工夫する事でウェハー内の少なくとも一個の振動
子片の発振周波数または共振周波数(以下単に周波数と
略す)を測定する事は問題なく可能である。
【0011】ここで、時刻τ2にて周波数が測定される
振動子をモニター振動子と名付ける事にする。時刻τ2
における振動子の周波数をFoとする。次に再度チャン
バー内の温度を再度T1に上昇させる。この温度上昇は
時刻τ2〜τ3間で行われる。この温度の再上昇区間が
図中の区間503である。温度T1に再設定されたチャ
ンバー内で周波数調整されるのが区間504であって、
対応する時刻がτ3〜τ4間である。この区間504に
て周波数調整をおこなった後、チャンバー内温度をT2
に設定し、第二の異種材料ウェハーを接合させ、三層構
造体を形成する。この第二の異種材料を接合する時刻が
τ5〜τ6間であり、図中の区間505である。また、
周波数調整時温度T1から三層接合体を形成する温度T
2までの温度変化は時刻τ4〜τ5間であり、区間50
7に対応している。この図5において区間501と区間
502での温度変化量ΔTは、 ΔT=T1―To である。この温度変化量ΔTに連動してモニター振動子
の周波数は変化する。振動子片の温度に対する周波数変
化が正の線形式の場合に、この周波数変化量ΔFは、 ΔF=F1―Fo (1)式 となる。ここで、F1は温度T1での周波数であり、F
oは室温Toでの周波数である。一般に水晶振動子の温
度変化は水晶の形状寸法と弾性定数等の物理定数で決定
されるので、通常、ウェハー内に同時に複数一体形成さ
れた振動子片においてはさほど大きなバラツキを持たな
い事が知られている。それゆえ、少なくとも一個のモニ
ター水晶の周波数変化量ΔFが測定できれば、ウェハー
内に存在する全ての振動子の周波数変化量を代表させる
事が可能である。周波数調整とは、先にのべた付加質量
効果によってウェハー内の周波数をすべて同一の周波数
にする事である。この周波数が目標周波数であって、本
発明においてはFtとする。レーザー光線等で電極を蒸
発させる周波数調整の場合、水晶ウェハー内に総計m個
の振動子片があるもとし、仮にn番目の振動子片の室温
Toでの周波数をFonとすればこのn番目の振動子片の
周波数調整量は室温Toの状態で Ft―Fon となる。しかし、本発明において周波数調整は室温To
よりも高い温度T1にて実行されるので、温度変化によ
る周波数変化量ΔFを考慮する必要がある。すなわち、
区間504にて実行されるn番目の振動子片の周波数調
整量Δnは Δn=F1n―ΔF―Ft (2)式 となる。ここで、F1nは温度T1において測定された
n番目の振動子片の周波数である。
【0012】また、真空蒸着法等によって電極質量を付
加させる周波数調整法においても式中の式中の符号が変
わるもののほぼ同じ式か成立する。また、本発明に係る
水晶振動子の温度に対する周波数変化の仕方、いわゆる
温度特性カーブの次数によって、区間501、502で
測定する温度点を室温ToとT1の他にこの間の温度点
を設定する事も必要となる。しかし、T1及びTo以外
に温度測定点を設定する事及び周波数調整量Δnを決定
する演算式が相違する事は単なる設計事項に過ぎない事
は言うまでも無いことである。
【0013】
【実施例】図6に本発明に係る製造方法の実施例を示
す。図6の実施例において個別の振動子ユニットに切り
離すための工程は割愛してある。また周波数調整はレー
ザー光線による方法の例である。図において、接合機能
と周波数調整機能を兼ね備えたチャンバー601におい
て、複数の振動子片が形成された水晶ウェハー201は
第一の異種材料ウェハー206と温度T1のチャンバー
設定温度にて接合され二層接合体602が形成される。
この二層接合体602が形成された後、少なくとも一個
のモニター振動子片603の周波数F1が測定される。
【0014】この工程が二層接合工程604である。次
に、チャンバー601の設定温度を室温Toに冷却し再
度モニター振動子603の周波数Foが測定される。こ
の工程が室温周波数測定工程605である。室温周波数
測定工程605終了後、再度チャンバー内温度はT1に
設定され、ウェハー内の振動子片全数の周波数が測定さ
れ、式(1)〜(2)によって個別の周波数調整量が決
定され、この周波数調整量にしたがってレーザー光線6
06で個別に周波数調整される。この工程が周波数調整
工程607である。周波数調整工程607が終了後、チ
ャンバー内温度をT2に設定して第二の異種接合ウェハ
ー608と周波数調整が終了した二層接合体602を接
合する事で三層接合体609が完成する。三層接合体6
09が完成する。これが三層接合工程610である。そ
の後チャンバー内温度はT2から室温Toに冷却後、チ
ャンバー601からとりだされ、図4と同様に個別ユニ
ットに分離される。通常室温Toは25℃近辺に設定さ
れる。また第一の異種材料ウェハー接合温度と周波数調
整温度T1及び第2の異種材料接合温度T2はウェハー
サイズ、接合方法の種類によって異なるが、おおむね5
0℃〜500℃に設定される。
【0015】この図6の実施例及び先に示した式
(1)、(2)はレーザー光線を用いると共に、振動子
の温度変化が線形とみなせる場合を想定した工程であ
る。それに対して温度変化がP次曲線であり、その影響
が非常に大きいと想定できる場合は、図6における二層
接合工程604〜室温周波数測定工程605〜周波数調
整工程607の工程間で、温度T1及び室温To以外の
他の温度点をP−1の個の設定温度を設ける必要がある
とともに、個別の周波数調整量を決定する式も複雑にな
る。しかしこれは単なる工程設計及び数学上の変更であ
る事は言うまでもない。
【0016】さらに、図6にて説明した実施例において
は同一チャンバー内の製造工程であるが、二層接合時の
温度と周波数調整時の加工温度が等しくT1であり、さ
らに二層接合終了時から周波数調整開始の間に少なくと
も室温ToとT1におけるモニター振動子の周波数を測
定し、その周波数変化量から周波数調整の目標周波数を
決定する工程が存在すれば、本特許は同一チャンバー内
での加工方法に限定されるものでない事は明白である。
【0017】
【発明の効果】本発明による製造工程を採用することに
よって、先に上げた水晶振動子の品質上の問題点を解決
できるばかりでなく、真空蒸着にて周波数調整を行う振
動子にも適応できる事になり、非常に大きな効果を生み
出す。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の水晶振動子ユニットの斜視図
【図2】直接接合型水晶振動子の構造を説明する斜視図
【図3】直接接合型水晶振動子の概略構造を表す断面図
【図4】従来の直接接合型水晶振動子の製造工程図
【図5】本発明に係る直接接合型水晶振動子の製造工程
におけるチャンバー内温度のプロファイル図
【図6】本発明に係る直接接合型水晶振動子製造工程の
実施例
【符号の説明】 201 水晶ウェハー 206 異種材料ウェハー 601 チャンバー 602 二層接合体 603 モニター振動子片 604 二層接合工程 605 室温周波数測定工程 606 レーザー光線 607 周波数調整工程 608 異種材料ウェハー 609 三層接合体 610 三層接合工程
フロントページの続き (72)発明者 白石 政良 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 荒武 潔 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 5J108 AA02 BB02 KK05 NA02 NB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励振用電極が形成された振動子片が形成
    された水晶ウェハーと、振動子励振用のキャビティーを
    持った第一の異種材質ウェハーを接合温度T1(50℃
    以上500℃以下)の条件の下で直接接合することによ
    り二層構造体を形成する工程と、 前記二層構造体を接合温度T1の環境で、前記振動子片
    を付加質量効果によって周波数調整する工程と、 前記二層構造体の水晶ウェハー面にキャビティー空間を
    もった第二の異種材質ウェハーを接合温度T2(50℃
    以上500℃以下)の条件下で直接接合することにより
    三層構造体を形成する工程と、を備える水晶振動子の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 励振用電極が形成された振動子片が複数
    個一体形成されている水晶ウェハーを中間層とし、この
    水晶ウェハーと振動子励振用のキャビティーを持った第
    一の異種材質ウェハーを接合温度T1(50℃以上50
    0℃以下)の条件の下で直接接合することにより二層構
    造体が形成する工程と、 前記二層構造体を前記接合温度T1の環境で、水晶ウェ
    ハー内の振動子片の全数を付加質量効果によって周波数
    調整する工程と、 前記二層構造体の水晶ウェハー面にさらにキャビティー
    空間をもった第二の異種材質ウェハーを第一の異種材質
    ウェハーと同様に接合温度T2(50℃以上500℃以
    下)の条件下で直接接合することにより三層構造体を形
    成する工程と、 前記三層構造体をカットすることによって、振動子ユニ
    ットを同時に複数個完成させる工程と、を具備すること
    を特徴とする水晶振動子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記周波数調整の工程が、前記二層構造
    体が形成される工程の終了後、接合温度T1を保った状
    態の同一チャンバー内で行われることを特徴とした請求
    項1または2に記載の水晶振動子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記周波数調整の工程において、前記二
    層構造体が形成される工程の終了後、チャンバー内の温
    度を室温To近辺に冷却し、再度チャンバー内温度を前
    記温度TIに上昇するように温度設定し、前記振動子が
    持つ発振または共振周波数の変化を室温Toと温度T1
    の2点で測定することにより、温度T1で実行される周
    波数調整の目標周波数を決定する事を特徴とした請求項
    2に記載の水晶振動子の製造方法。
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