JP2002024755A - 光学式・電波式両様型読取り装置 - Google Patents
光学式・電波式両様型読取り装置Info
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Abstract
を得る際に、消費電力のピーク値を軽減する。 【解決手段】 光学的情報記録部からの情報読取りとI
Dタグからの情報読取りを同時に行うとき、光源である
LEDの点灯と送信アンテナコイルからの電力用電波信
号の送信とを交互に行う。このため、消費電力のピーク
を小さくすることができる。
Description
及びIDタグの双方から情報を取得する機能を備えた光
学式・電波式両様型読取り装置に関する。
より、商品にコードを印刷したラベルを添付し、そのラ
ベルのコードをコードリーダで読取るようにしている。
一方、近年においては、電波による通信が可能なIDタ
グを商品に装着し、IDタグに記憶された情報をIDタ
グリーダで読取ることにより、商品の販売、在庫管理を
行うことが実用化されつつある。この場合、IDタグに
記憶可能な情報量はコードに比較して大きく細かな商品
管理が可能となるので、商品に応じて、ラベルまたはI
Dタグの何れか適した方を、或いは両方を装着するシス
テムが考えられている。
在して使用するシステムの場合、コードに対する読取り
手段とIDタグに対する読取り手段の構成が全く異なる
ので、それぞれ専用のリーダを用意する必要がある。ま
た、手持式リーダの場合には、2種類のリーダを持ち替
える必要を生じ、作業性が極めて悪くなる。
読取り手段と、IDタグに対する読取り手段とを一体化
した手持式リーダを特願平11−156516号として
出願した。これは、手持ち可能なケースに、集光レンズ
による結像に基づいてコードを読みとるCCDと、送信
用及び受信用の両アンテナコイルを設けたもので、集光
レンズの光軸と両アンテナコイルの中心軸とを略一致さ
せることによって小形化を図っている。
は、コードの読取り時に当該コードを照明するためのL
EDが設けられており、コードの情報読取りとIDタグ
の情報読取りを同時に行おうとすると、LEDを点灯さ
せてコードを照明することに並行して、送信アンテナコ
イルからIDタグに電力用電波信号を送信する。
信号の送信は共に大きな電力を消費する。このため、L
EDの点灯と電力用電波信号の送信を同時に行おうとす
ると、消費電力のピーク値が高くなり、電池駆動の場合
には、容量の大きな電池を用いねばならず、手持式リー
ダが重くなると共に、製造コストが高くなる。交流を直
流に変換して電源とする場合でも、その変換器の容量を
大きくしなけらばならず、コストアップが避けられない
ものとなる。
で、その目的は、光学的情報記録部とIDタグの双方か
ら同時に情報を取得する場合、消費電力のピーク値を低
く抑えることができる光学式・電波式両様型読取り装置
を提供するところにある。
的情報記録部及びIDタグからの情報取得を同時に行う
とき、照明用の光源の駆動と送信アンテナコイルの駆動
を交互に行うことを特徴とする。すなわち、光学的読取
り手段は例えばCCDから構成される。光学的情報記録
部の情報を読取る場合、まず、光学的情報記録部を光源
により照明し、その反射光をCCDに露光(読取り)さ
せる。その後、CCDの記憶(露光)パターンを読み出
して光学的情報記録部の情報をデコードする。このよう
に、光学的情報記録部から情報を取得する場合、CCD
に光学的情報記録部のパターンを露光させた後は、光学
的情報記録部の照明を継続する必要はない。
光学的情報記録部及びIDタグからの情報取得を同時に
行うとき、一方からの情報取得を完了してから他方から
情報読を取得する場合に比べて、情報取得に要する全時
間を短縮しながら、消費電力のピーク値を低く抑えるこ
とができる。
学的情報記録部及びIDタグからの情報取得を同時に行
うとき、光源の駆動から開始するので、情報取得に比較
的多くの時間がかかる光学的情報読取りを先行させるこ
とができ、光学的情報記録部からの情報取得とIDタグ
からの情報取得の全体に要する時間を短縮することがで
きる。
用した一実施例につき図面を参照しながら説明する。図
3に示すように、手持式リーダ1は、手持ち可能なケー
ス2を主体とするもので、そのケース2には、握り部を
兼用する操作部3、例えば液晶からなる表示部4などが
設けられている。操作部3には、複数のキースイッチ5
が設けられ、これらキースイッチ5により、動作内容を
指示するようになっている。この操作部3には、上記の
キースイッチ5に加えて、2次元コード及びIDタグの
同時読取りを指示するためのスイッチ6が設けられてい
る。
のケース2内にはプリント配線基板7が固定されてお
り、そのプリント配線基板7の一方の面に前記キースイ
ッチ5がマトリクス状に搭載されている。また、プリン
ト配線基板7の他方の面には光学的読取り手段(画像検
出手段)としての2次元CCD8が実装されている。
は光学系ユニット9が配設されており、ケース2内にお
いて光学系ユニット9の光軸上となる位置にミラー10
が配設されていると共に、ミラー10により曲げられた
光軸上に前記2次元CCD8が位置している。従って、
検出対象物は光学系ユニット9及びミラー10を介して
2次元CCD8に結像されるようになっている。
リント配線基板11は、ケース2の開口部2aに取り付
けられており、図5に示すように、その中央には孔12
が形成されている。そして、プリント配線基板11の表
側には、孔12の周囲に位置して光源としての複数の照
明用LED13が搭載されていると共に、それら照明用
LED13の外側に位置してボビン14が装着されてお
り、そのボビン14に送信アンテナコイル15が巻装さ
れている。
には、図6に示すレンズユニット16が装着されてい
る。このレンズユニット16は、検出対象物からの反射
光を集光する集光レンズ16aと、照明用LED13か
らの光を正面に投光するための投光レンズ16bとを一
体にして形成されている。一方、プリント配線基板11
の裏側には別のボビン17が装着されており、そのボビ
ン17に受信アンテナコイル18が巻装されている。
ている。検出手段及び制御手段としてのマイクロコンピ
ュータ(以下、マイコン)19は、キースイッチ6が操
作されたことに応じて照明用LED13の点灯を制御す
ると共に、2次元CCD8からの画像信号を読み出して
デコードするようになっている。また、マイコン19
は、送信アンテナコイル15に電力信号を出力すると共
に、受信アンテナコイル18が受信したIDタグからの
受信信号を復調してデータとして抽出するようになって
いる。そして、マイコン19は、2次元コードからの情
報取得と、IDタグからの情報取得とを同時に行う場合
には、照明用LED13の点灯と送信アンテナコイル1
5からの電力信号の出力とを交互に行うように制御する
ように構成されている。
きは、自動同調回路20のコンデンサ(図示せず)と送
信アンテナコイル15とによって共振回路を構成する
が、その共振周波数を送信周波数とほぼ同一となるよう
に自動的に共振回路のコンデンサ容量を制御するように
なっている。
示を行うと共に、報知手段としての発音部21を駆動す
ることにより使用者に動作の終了を報知するようになっ
ている。そして、以上のような電気的構成要素は、ケー
ス2内に収納された電池、例えば二次電池22を電源と
して動作するようになっている。
の作用説明は商店における商品管理を例にして行う。店
内に陳列されている商品には当該商品の種別、値段或い
は仕入日などの情報が記憶されたタグが添付されてお
り、店員はタグからタグ情報を取得してコンピュータで
集計することにより商品の管理を行うようになってい
る。この場合、タグとしては、タグ情報を示す2次元コ
ードが表面に印刷された光学的情報記録部と、情報が内
部メモリに記憶されたIDタグとの2種類が混在して使
用され、更に、光学的情報記録部、例えば2次元コード
を印刷したIDタグも使用されている。
タグ情報を読取るとき、そのタグが2次元コードを印刷
したIDタグであった場合、手持式リーダ1をタグに向
けた状態でスイッチ6を操作する。すると、マイコン1
9は、光学的情報記録部及びIDタグからの同時情報取
得の動作に入り、最初に図2(a)に示す制御を実行
し、次に図2(b)に示す制御を実行し、以後、図2
(a)の制御と図2(b)の制御を交互に実行する。
行に入ると、マイコン19は、まず送信アンテナコイル
15からの電力用電波信号が送信されていないことを確
認し(ステップA1で「YES」)、そして照明用LE
D13を駆動して点灯させると共に、表示部4に2次元
コードの読取り状態にあることを表示する(ステップA
2)。そして、照明用LED13の点灯により、2次元
CCD8が反射光により露光し、2次元コードのパター
ンを記憶する(ステップA3)。その後、マイコン19
は、照明用LED13を消灯すると共に、表示部4に2
次元コードの読取りを終了した旨の表示を行い(ステッ
プA4)、次いで2次元CCD8から2次元コードのパ
ターンを読出し(ステップA5)、読出した2次元コー
ドをデコード(ステップA5)してエンドとなる。
コン19は図2(b)に示す制御に移る。すると、まず
マイコン19は、照明用LED13がオフされているこ
とを確認し(ステップB1で「YES」)、そして送信
アンテナコイル15を駆動して電力用電波信号を出力さ
せると共に、電力用電波信号の出力状態にあることを表
示器4に表示する(ステップB2)。次に、マイコン1
9は、電力用電波信号にリードコマンド信号を重畳させ
て送信する(ステップB3)。
と、その電力用電波信号から動作電力を得て動作し、続
いて、リードコマンド信号を受信することにより、その
コマンドに応じたデータを送信する。すると、そのID
タグから出力された電波信号は受信アンテナコイル18
により受信され、マイコン19は受信信号を復調してデ
ータとして弁別し、図示しないメモリに記憶する(ステ
ップB4)。その後、マイコン19は電力用電波信号の
出力を停止すると共に、表示器4にIDタグからの情報
読出しを終了した旨の表示を行い(ステップB4)、エ
ンドとなる。
コン19は再び図2(a)の制御を実行し、図2(b)
の制御を終了すると、再び図2(a)の制御を実行する
というように、図2(a)の制御と図(b)の制御とを
交互に繰り返す。このような複数回にわたる情報取得に
より、取得した情報に誤りがないことを確認する。そし
て、各商品について、そのタグから情報を取得した後、
手持式リーダ1を上位のコンピュータに接続し、メモリ
に記憶した商品情報を送信し、これにてコンピュータに
よる商品管理が行われる。
(b)の制御とを交互に実行することにより、比較的消
費電力の大きい照明用LED13の駆動と送信アンテナ
コイル15の駆動とが図1に示すように交互に行われ、
照明用LED13と送信アンテナコイル15が同時に駆
動されることがない。このため、消費電力のピークがそ
れほど大きくならず、二次電池22としては、それほど
容量の大きなものを搭載しなくとも済み、コストを低く
抑えることができると共に、全体の重量も軽減される。
元コードを読み出してデコードする期間にIDタグと通
信して当該IDタグから情報を取得するので、2次元コ
ードからの情報取得を終了してからIDタグとの情報取
得を行う場合に比べ、2次元コード及びIDタグの双方
からの情報取得をより短時間で行うことができる。
って、情報取得により時間がかかる2次元コードからの
情報取得動作を先行させるようにしたので、2次元コー
ド及びIDタグの双方からの情報取得をより一層短時間
化できる。
ものではなく、次のように変形または拡張できる。光学
的読取りコードとしては、バーコード等の1次元のもの
を対象とするようにしてもよい。この場合、CCD8は
1次元のもので良い。光学的読取り手段はCCDに限ら
れない。光学的情報記録部からの情報取得動作とIDタ
グからの情報取得動作とを交互に複数回行って誤り検出
するものに限らず、キースイッチ6を操作することによ
り、情報取得動作を繰り返し行いながら、手持式リーダ
1をIDタグに近付けて行って情報取得させるようにし
たものであっても良い。
と送信アンテナコイルの交互駆動の状態を示す図
内容を示すフローチャート
図
段)、13は投光用LED、15は送信アンテナコイ
ル、16はレンズユニット、16aは集光レンズ、18
は受信アンテナコイル、19はマイクロコンピュータ
(制御手段)である。
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動されて光学的情報記録部を照明する
光源と、 集光レンズによる結像に基づいて前記光学的情報記録部
から情報を読取る光学的読取り手段と、 中心軸が前記集光レンズの光軸と略一致するように設け
られ、駆動されてIDタグに電力用電波信号を送信する
送信アンテナコイル及び前記IDタグからの電波信号を
受信する受信アンテナコイルと、 前記光源及び送信アンテナコイルの駆動を制御する制御
手段とを具備し、 前記制御手段は、前記光学的情報記録部及び前記IDタ
グの双方からの情報取得を同時に行うとき、前記光源の
駆動と前記送信アンテナコイルの駆動とを交互に行うよ
うに制御することを特徴とする光学式・電波式両様型読
取り装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記光学的情報記録部
及び前記IDタグの双方からの情報取得を同時に行うと
き、前記光源の駆動から開始することを特徴とする請求
項1記載の光学式・電波式両様型読取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000209850A JP3506107B2 (ja) | 2000-07-11 | 2000-07-11 | 光学式・電波式両様型読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002024755A true JP2002024755A (ja) | 2002-01-25 |
JP3506107B2 JP3506107B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=18706201
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007287048A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Nippon Soken Inc | 情報端末装置 |
US7762460B2 (en) | 2004-02-18 | 2010-07-27 | Nec Corporation | Information processing device for using bar code and radio frequency-identification tag |
JP2011210003A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Casio Computer Co Ltd | 端末装置及びプログラム |
JP2014096178A (ja) * | 2014-01-24 | 2014-05-22 | Casio Comput Co Ltd | 端末装置及びプログラム |
JP2020154920A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社デンソーウェーブ | 光学的情報読取装置 |
-
2000
- 2000-07-11 JP JP2000209850A patent/JP3506107B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007287048A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Nippon Soken Inc | 情報端末装置 |
JP2011210003A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Casio Computer Co Ltd | 端末装置及びプログラム |
JP2014096178A (ja) * | 2014-01-24 | 2014-05-22 | Casio Comput Co Ltd | 端末装置及びプログラム |
JP2020154920A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社デンソーウェーブ | 光学的情報読取装置 |
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---|---|
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