JP2002024605A - 提供者紹介システム及び方法並びに提供者紹介用プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

提供者紹介システム及び方法並びに提供者紹介用プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2002024605A
JP2002024605A JP2000204140A JP2000204140A JP2002024605A JP 2002024605 A JP2002024605 A JP 2002024605A JP 2000204140 A JP2000204140 A JP 2000204140A JP 2000204140 A JP2000204140 A JP 2000204140A JP 2002024605 A JP2002024605 A JP 2002024605A
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Masahiro Yoshihashi
正浩 吉橋
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事業活動の基盤となる物品の選定や購入につ
いて経費削減又は生産性向上をもたらすように事業従事
者(顧客)を支援すること。 【解決手段】 取扱品目を顧客に提供する提供者の所在
地及び取扱品目の一覧を各提供者毎に記憶した提供者デ
ータベース(提供者DB)16と、ネットワーク8を介
して顧客から入力される地域データ及び品目データに応
じて提供者DB16から予め定められた条件内の提供者
を検索する提供者検索手段10と、この提供者検索手段
10によって検索された提供者のうち顧客によって選択
された提供者の所在地を当該顧客に通知する提供者所在
地通知手段12とを備えている。そして、顧客の操作に
応じて、提供者検索手段によって検索された提供者と当
該顧客との取引に関するデータ転送を制御する取引デー
タ転送制御手段14を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、提供者紹介システ
ムに係り、特に、種々の事業を遂行する事業従事者の活
動を支援するための提供者紹介システムに関する。「提
供者」は、本明細書では、例えば、文具の販売店や、オ
フィス家具の販売店や、名刺の印刷業者や、会計や税務
上のアドバイスの提供者など、顧客と直接接する人々又
はその店舗や事務所を意味する。
【0002】
【従来の技術】従来より、中小企業経営者やその従業
員、個人事業主などの業務従事者は、日々の事業活動に
関して、より経費を削減し、そして生産性を高めること
を模索している。一般的には、事業に必要な空間(事業
所)を不動産の購入や賃貸等で確保する。この作業空間
には、書類作成やコンピュータを使用するためのデスク
システムや、椅子や、書類等を保管する書庫やキャビネ
ットなどのオフィス家具を配置する。さらに、事業従事
者は、ノート、筆記具、コピー用紙、ファイルなどの事
務用品(オフィスサプライズ)を使用して、日々の取引
の記録や、受発注、請求業務を行っている。また、業務
従事者は、遠方の顧客との面談を行うには、打ち合わせ
用の資料を準備し、所持しつつ、交通機関を用いて移動
しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、個人事業
主や中小企業の創業時に、不動産の賃貸契約や、オフィ
ス家具や事務用品の選定や購入の作業に長時間を要する
と、本来の創業に関する業務の生産性を低下させてしま
う、という不都合があった。また、新たに設立又は移転
先となる事業所の所在地に不慣れであると、文房具店な
どの販売店がどこにあるかという探索自体に時間を要し
てしまう。
【0004】また、複数の販売店についてオフィス家具
の価格や、事務用品の継続購入による割引などを比較考
量するには、複数の販売店へ見積を依頼し、検討しなけ
らばならず、この場合、経費を削減するための作業によ
って一時的に生産性が低下してしまう、という不都合が
あった。
【0005】さらに、従業員を増員させる場合にも、よ
り広い事業所(業務用の空間)が必要となり、事務用品
の消耗量も多くなる。この業務拡大に際しても、創業の
場合と同様に、オフィス家具や事務用品の選定や購入の
作業が煩雑となる。
【0006】また、売上の減少などに伴って、事務用品
費などの経費の削減を意図した場合にも、複数の販売店
での見積や交渉などに時間を要すると、かえって生産性
が低下してしまう。
【0007】そして、遠方での顧客の開拓を意図して、
日々交通機関を用いて移動するには、作成した資料に誤
記があった場合の対処などに時間的制約が生じ、一方、
その遠方に新たな営業所を確保するには、不動産契約等
を行う必要があるため、事業の支出を増加させてしま
う。また、事業従事者の生活拠点と、事業所とが離れて
いる場合には、同様に移動に時間を要するため、生産性
を向上させるとしても限界がある。さらに、遠方の営業
先の所在地近傍でコピーサービスや名刺の印刷サービス
を受けることができるとしても、それらの販売店(業
者)の探索に時間を要してしまう、という不都合があっ
た。
【0008】さらに、業務に関する商品やサービスの品
質の向上や、生産やサービスの提供までに要する時間の
削減などを意図して、業務のワークフローを見直し、事
業所内のオフィス家具のレイアウトや使用する消耗品の
変更を行う場合にも、従来例では、商品の選定や、事業
所のレイアウトの設計に関して助言を受けることが難し
かった。
【0009】また、従来より、書籍や、事務用品の購入
をインターネットを介して申込み、購入商品を事業所へ
直送し、振込などで決済したり、書籍を事業所近辺の店
舗で受け取り、現金決済することが行われている。しか
しながら、この従来例では、ある商品について実際に手
に取って品物を確認したい場合にも、紙のカタログやデ
ィスプレイ上のイメージデータによる確認しかできな
い、という不都合があった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、事業活動の基盤となる物品の選定や購入
について経費削減又は生産性向上をもたらすように事業
従事者(顧客)を支援することができる紹介者提供シス
テムを提供することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、商品
やサービス等の品目の選定や購入に関する事業従事者の
負担を軽減するためには、顧客個別の要望に応えるため
のワン・ツー・ワン・マーケティングの手法を、事業活
動の支援という視点から応用することが望ましい、との
着想を得た。また、事業活動の規模や、創業時や発展時
などの状態や、業種の相違による必要な品目の相違や、
品目の価格を重視しての選定や、納期を重視する選定な
ど、事業従事者及びその事業の局面に応じた多様な要望
に柔軟に対応する仕組みによって、様々な事業活動の個
別支援が可能となる、との課題に着目した。
【0012】この課題を解決するため、第1群の本発明
では、取扱品目を顧客に提供する提供者の所在地及び取
扱品目データの一覧を各提供者毎に記憶した提供者デー
タベースと、ネットワークを介して顧客から入力される
地域データ及び品目データに応じて提供者データベース
から予め定められた条件内の提供者を検索する提供者検
索手段と、この提供者検索手段によって検索された提供
者のうち顧客によって選択された提供者の所在地を当該
顧客に通知する提供者所在地通知手段と、顧客の操作に
応じて、提供者検索手段によって検索された提供者と当
該顧客との取引に関するデータ転送を制御する取引デー
タ転送制御手段とを備えた、という構成を取っている。
【0013】「品目(または、アイテム)」というとき
には、有償又は無償の物及び役務(サービス)を含み、
また、「品目」は、その物や役務自体や、それを指し示
す名称を意味する。「品目データ」は、物又は役務自体
である品目の種別を特定するための名称や、番号(品
番)である。品目には、例えば、文具や伝票などの事務
用品や、デスクセットやキャビネットなどのオフィス家
具や、名刺の印刷サービスや、不動産の紹介など顧客の
事業活動に必要な物又は役務である。また、品目という
とき、車や、書籍や、家電製品や、飲料や食物の配達
や、引越サービスや、郵送や、財務会計などに関する相
談サービスなどを含むようにしても良い。また、品目
に、代表者資格証明の発行や、従業者の保険証の発行な
どの行政的サービスを含めるようにしても良いし、ボラ
ンティア団体への寄付や、商店街での会合への参加や、
学術団体による論文発表会への参加申請などとしても良
い。このように、「品目」は、事業活動に用いる物や役
務の総称である。これらの場合、本明細書では、事務用
品の購入や、コピーサービスや印刷サービスなどのドキ
ュメントサービスを受けることや、行政サービスを受け
ることや、論文発表会への参加申請や、事務用品の購入
などの顧客の行為を、「取引」と呼ぶ。「品目」という
ときには、直接取引の対象となる物や役務のみならず、
納期が短い場合の加算手数料や、品目が物である場合の
配送料や、顧客のオフィス等へ直接運び、その場で現金
決済する場合の手数料など、品目に付随する物や役務を
含むことがある。「提供者」は、例えば文具の販売店
や、オフィス家具の販売店や、名刺の印刷業者や会計事
務所など、顧客と直接接する人々又はその店舗を意味す
る。また、事業に必要な「品目」が多様となると、その
「提供者」も多様となる。本発明の実施形態では、提供
者紹介システムの運営主体が所定の品目に関して顧客に
直接販売したり、サービスの提供を行わないが、直接販
売を要望する顧客を直接販売型のサイトに導いたり、ま
た、提供者紹介システムの運営主体又はその関連企業が
提供者の一態様として直販に近い活動するようにしても
良い。「顧客」は、何らかの事業活動を行う主体で、そ
の事業の遂行に種々の品目を必要とする。事業活動は、
商取引のみならず、行政活動や、非政府組織の活動や、
非営利組織での活動を含む。従って、教育機関での事業
活動(学生への知識の教授)や、プロ・スポーツ選手の
活動などを含む。すなわち、「顧客」は、個人事業主、
企業の経営者や従業者、学生や教職員などである。
【0014】第1群の本発明では、このような提供者の
取扱品目データの一覧と、その提供者の所在地とを主要
な項目とする提供者データベースを備えている。そし
て、提供者検索手段が、ネットワークを介して顧客から
入力される地域データ及び品目データに応じて、その地
域でその品目に関して取引の可能な提供者を検索する。
このとき、品目に階層関係を定義しておき、例えば筆記
具との品目データが入力されたときに鉛筆、ボールペン
等のより下位の品目と、ボールペンの中でさらに製造業
者によって品番が定められている具体的な品目を特定可
能な下位の品目とを検索するようにしても良い。顧客
は、自ら取引を要望する品目を取り扱う提供者で、さら
に、顧客の属する組織の所在地や、自宅や、出張先など
顧客が指定した地域にて取引が可能な提供者を特定でき
る。取扱品目データの一覧が定義された提供者データベ
ースを有するため、顧客は、必要とする品目と地域とを
指定するのみで、その品目の入手手法を知ることができ
る。
【0015】そして、第1群の発明では、提供者所在地
通知制御手段が、上記提供者検索手段によって検索され
た提供者のうち顧客によって選択された提供者の所在地
の当該顧客への通知を制御する。提供者の所在地を顧客
へ通知する態様は種々あり、簡単なものでは提供者の電
話番号を表示し、顧客が提供者へ電話することを促すも
のであり、例えば利用者が携帯電話等を用いて第1群の
本発明を利用する場合にはその電話番号へ電話すること
で所在地が判明する。利用者がコンピュータや組込機器
等などページを表示できる利用者端末を使用している場
合には、所在地の地図での表示や住所の表示を行うこと
で、顧客へ提供者所在地を通知できる。また、提供者が
第1群の発明による提供者紹介システムと接続された提
供者端末を有する場合、提供者から当該顧客へ提供者の
所在地をファクシミリや電子メール等を介して連絡する
ように、提供者端末へ地図要求と顧客ファクシミリ番号
や電子メールアドレスを通知するようにしても良い。
【0016】さらに、取引データ転送制御手段が、顧客
の操作に応じて、提供者検索手段によって検索された提
供者と当該顧客との取引に関するデータ転送を制御す
る。例えば、顧客は、提供者の所在地が判明し、また品
目を特定した状態で、提供者が複数ある場合には提供者
を特定して、当該品目の購入等の取引を手配する。品目
を実際に提供する手法については種々の態様があるが、
システム的に最も単純な手法では、当該品目の購入予約
を提供者に対して行い、その後顧客が提供者の店舗に出
向き、提供者の店舗在庫から品目を購入するものであ
る。この場合、「提供者と当該顧客との取引に関するデ
ータ」には、当該品目の購入が予定されていることを提
供者に通知するデータや、その予約に従った取引が完了
したことを示す取引結果に関するデータや、受発注デー
タが該当する。また、物の受け渡しは顧客への直送とし
て、その代金決済のみを店頭で行う場合や、店頭で物の
受け渡しのみを行い、決済を提供者紹介システム側で行
う態様などがある。これらの場合も、顧客と当該提供者
との取引に必要なデータを提供者が使用する提供者端末
や利用者端末へ送受信する。
【0017】第1群の発明では、提供者が本発明による
提供者紹介システムに参加しやすいように、提供者が供
給すべき情報として、その所在地と取扱品目のみを用い
ている。提供者端末としては、ファクシミリや、電話
や、インターネット等のネットワークに接続されたコン
ピュータ又は組込機器や、POS端末などが該当する。
利用者端末としては、ネットワークに接続されたコンピ
ュータや携帯端末が該当する。
【0018】第2群の発明では、提供者紹介システム
に、提供者別の仮想店舗を設ける。例えば、インターネ
ット関連技術を用いる場合には、提供者別のホームペー
ジを設ける。この場合、提供者紹介システムは、インタ
ーネットモールとして機能するが、従来のインターネッ
トモールよりも、価格や地域を含めて各提供者間を横断
的に検索できる点で、事業活動を支援するためのポータ
ルサイトとしての要素がより多く含まれている。
【0019】第3群の発明では、提供者側に、例えば、
提供者の店舗に、提供者紹介システムと接続されたコン
ピュータ(提供者コンピュータ)を設ける。これによっ
て、本発明による提供者紹介システムの顧客が提供者の
店舗にてサービスの提供を受けたり、物品の購入をした
場合であっても、その履歴を提供者紹介システム側に残
すことができるため、例えば、その購買履歴を利用者端
末に取り込むことで、利用者は、税金の申告に必要な帳
簿付け作業や、キャッシュフローなどの財務を管理する
ための会計処理に必要な伝票記載や入力作業のほとんど
を不要とすることができる。
【0020】第4群の発明では、提供者によって管理さ
れるコンピュータを顧客へレンタルする。主に提供者店
舗内での利用を想定しているが、ノート型パーソナルコ
ンピュータのレンタルなどとしても良い。通勤の途中
や、出張先などで顧客自身へ送信された電子メールの内
容を確認したり、顧客の所属組織での共有データを参照
する等の活動が可能となる。また、顧客のスケジュール
に応じて、本発明による提供者紹介システムを用いて提
供者コンピュータのレンタルを予約しておき、併せて文
書ファイルの印刷や名刺の作成などのドキュメントサー
ビスを当該提供者に注文予約すると、顧客は、出張先で
必要な部数の資料を入手しつつ、コンピュータを用いて
最新情報を確認し、その後、営業先等へ出向くことがで
きる。これは、一定の設備を有する宿泊施設の利用や、
その出張先近傍へ支店を設けることと比較して、低コス
トで、且つ時間的、地域的な自由度が高い。また、この
ような提供者コンピュータのレンタルを発展させ、デス
クスペースや電話機等を備えた個室を顧客へ提供するよ
うにしても良い。この場合、通勤途中や出先にて集中し
た業務を行いやすくなるほか、秘書サービスや経理事務
サービスなどのアウトソースを行いやすい。
【0021】この第1群乃至第4群の発明では、インタ
ーネット等のネットワークを介してアクセスした顧客
(利用者)へ、その顧客の在住地域や出張先や営業先な
どの地域と、その地域での事業活動に必要な品目の入力
を受け付けると、それを直接販売し、直送するのではな
く、その地域の販売店やサービス業者などの提供者を紹
介する。本発明による提供者紹介システムが、品目と地
域に応じて取引可能な提供者を顧客に紹介し、さらに、
提供者と顧客との間の取引に関連するデータの送受信を
制御するため、ネットワークを利用する顧客を地域の販
売店へ導くことができ、さらに、提供者に対しては、あ
る顧客がこの品目について購入などの取引を希望してい
る旨を通知することができるため、提供者は顧客が許可
した範囲の顧客データを用いながら顧客に対して品目の
提供を行うことができる。そして、好ましい実施形態で
は、顧客の名前や興味の対象などの情報を顧客の許可に
応じて複数の提供者と共有することができ、また、提供
者にとって初めての顧客であっても、その顧客の取引の
経過等を提供者紹介システムから提供者へ通知すること
ができるため、各提供者は、その顧客の特性に応じた取
引を顧客へ提案することができる。従って、本発明で
は、ネット利用者を販売店等の提供者へと導くことによ
って、販売店が顧客に対して提供できるサービスの質の
向上を図ることができる。これにより、個別の状況を有
する各事業従事者(顧客)の要望に応じた取引が可能と
なり、従って、顧客の購買等に関する業務負担をより小
さくすることができる。
【0022】以下、第1群乃至第4群の発明に対応した
第1乃至第4実施形態を説明する。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態による
提供者紹介システムの構成を示すブロック図である。図
1に示すように、本実施形態による提供者紹介システム
1は、取扱品目を顧客に提供する提供者の所在地及び取
扱品目の一覧を各提供者毎に記憶した提供者データベー
ス(提供者DB)16と、ネットワーク8を介して顧客
から入力される地域データ及び品目データに応じて提供
者DB16から予め定められた条件内の提供者を検索す
る提供者検索手段10と、この提供者検索手段10によ
って検索された提供者のうち顧客によって選択された提
供者の所在地を当該顧客に通知する提供者所在地通知手
段12と、顧客の操作に応じて、提供者検索手段によっ
て検索された提供者と当該顧客との取引に関するデータ
転送を制御する取引データ転送制御手段14とを備えて
いる。
【0024】提供者DBは、提供者名、提供者の所在
地、提供者の取扱品目、提供者によって選択された特定
品目の特別価格などの項目及びその内容を有している。
複数の提供者の取扱品目が重複する場合や、品目の製造
者によってカタログデータが電子的に供給される場合に
は、提供者DB自体に品目の詳細データを含まず、品目
のマスターデータを参照するようにしても良い。また、
提供者の店頭在庫が提供者DBに登録されていることが
好ましいが、必要に応じて取引データ転送制御手段14
が特定品目に関する納期や在庫の問合せを行うようにし
ても良い。
【0025】提供者検索手段10は、顧客から入力され
る地域データ及び品目データに応じて予め定められた条
件内の提供者を検索する。すなわち、当該品目データで
指定される品目を取扱可能な提供者で、且つ入力された
地域に近い地域の提供者を検索する。地域の検索に関し
て予め定められた条件は、例えば、当該地域内の全提供
者としたり、当該地域から近い5つまでの提供者を検索
結果とする等の条件である。例えば、駅名を地域データ
として入力された場合には、その駅から近いか否かの2
種類の条件としたり、また、駅への近さを複数段階にラ
ンク付けするようにしても良い。品目に関しては、品目
名の概念の大きさに応じて関連する名称の品目を検索す
る等の条件である。顧客の操作を容易とするためには、
一定件数の品目データ又は提供者を検索結果として表示
することが好ましい。
【0026】提供者所在地通知手段12は、例えば、提
供者の地図データや住所をネットワークを介して顧客端
末2へ送信する。また、提供者の電話番号を知らせるこ
とで、提供者の地域の通知を促すようにしても良い。さ
らに、提供者によって管理される提供者端末4へ、当該
顧客へ提供者の地図をファクシミリする依頼を行うよう
にしても良い。これらの手段により、顧客は検索された
提供者の所在地を正確に把握することができる。
【0027】取引データ転送制御手段14は、顧客と提
供者との取引に関するデータ転送を制御する。この取引
データには、種々の態様がある。まず、取引が、単発的
なものと、所定の文房具を定期的に購入する申込などの
定期購入契約とがあるため、これに応じて取引データは
変化する。定期購入契約の依頼の場合には、品目の概要
や希望の納品方法及び決済手法を複数の提供者に知ら
せ、そして、提供者からは見積を顧客に通知する。
【0028】図1に示す例では、顧客端末2は、インタ
ーネット等のネットワーク8を介して提供者紹介システ
ムと接続されている。一般的には、提供者紹介システム
1がWebサイトであり、顧客端末2はブラウザソフト
ウエアが実行されるコンピュータや組込機器である。提
供者端末としては、提供者紹介システム1が生成する情
報を送受信できれば良く、卓上電話機や、携帯電話機
や、ファクシミリ装置などでも良い。提供者が、顧客端
末と同様なコンピュータを使用する例を、第3実施形態
にて詳述する。
【0029】顧客と提供者がどのように取引を行うかに
ついては、種々の態様がある。どのように提供者を特定
するかと、品目の注文方法と、品目の受渡手法(納品手
法)と、決済手法を定めなければならない。提供者の特
定については、顧客が選択した場合にはその提供者とす
る。種々の条件が似ていて、どの提供者でも良いとされ
た場合には、提供者紹介システム内部で定めた順序等で
提供者を割り当てる。
【0030】品目の注文方法としては、顧客が提供者の
店舗等に出向いて注文又は即時購入を行う場合と、提供
者紹介システムが代行受注する場合がある。代行受注の
場合は、セキュアな状態でブラウザと提供者紹介システ
ムのサーバとを通信させて受注する場合と、所定の用紙
を用いてファクシミリ等で受注する場合とがある。ま
た、テレフォンセンター等を設けて、電話で代行受注し
ても良い。
【0031】納品に関しても、顧客の事業所へ配送する
場合と、顧客が提供者の店舗にて品目を受け取る場合と
がある。顧客の事業所への配送では、提供者が近隣の顧
客へ品目を納品する場合と、提供者が郵便や宅配等で配
達を行わせる場合と、提供者紹介システム側で配送を代
行する場合などがある。配送先についても、交通機関の
駅に設けられた提供者や、営業先近傍の提要者等とする
ことで、顧客の利便性を向上させるようにしても良い。
提供者DBに提供者の地域が格納されており、また、取
引データ転送制御手段14が、取引データを各提供者端
末6へ通知するため、このような顧客のスケジュールに
沿った配送先の選択が可能となる。
【0032】決済については、提供者の店頭の場合と、
提供者が納品する場合には現金決済が可能で、宅配等の
配達の場合には代引きや、請求書の発行及び振り込みな
どがある。顧客によって請求書の発行が選択された場合
には、取引データ転送制御手段14は、その請求書の印
刷に必要なデータを提供者に通知するようにしても良
い。提供者紹介システムにて顧客を登録している場合に
は、取引の経過等に基づいて与信を行うようにしても良
い。
【0033】取引データ転送制御手段14は、顧客によ
って選択される取引の態様に応じて、取引の実現に必要
な項目を顧客端末に通知し、入力されるデータを提供者
端末6へ通知する。店頭購入や、提供者自身による納品
の場合で現金決済を行う場合には、配送や決済に関する
データは不要であるため、店頭購入の希望又は予約があ
った旨を提供者端末6に通知する。顧客がより安価な品
目の入手を希望する場合には、代引きや配送やクレジッ
トカードでの手数料が不要となる分、この取引態様が好
ましい。
【0034】顧客が納期を重視して品目の選定を行う場
合には、各提供者へ納期でのオークションを行うように
しても良い。この場合、品目名と希望納期を顧客に問合
せ、そのデータを一定地域内の提供者へ転送する。提供
者の回答全体を顧客に通知しても良いし、また、予め定
められたルールに従って提供者を自動的に選択するよう
にしても良い。
【0035】
【第1実施形態】<販売店紹介:提供者DBとその利用
法>図1乃至図8を参照して、本発明の第1実施形態を
詳細に説明する。第1実施形態では、本実施形態による
提供者紹介システムに販売店やサービス業者等の提供者
についての情報を登録する。図1に示す例では、店頭購
入を行う場合に好ましい構成として、取引データ転送制
御手段14が、顧客の操作に応じて、顧客が提供者へ出
向いた際に当該提供者によって参照される購入支援デー
タを当該提供者へ通知する購入支援データ通知部20を
備えている。「顧客の操作に応じて」というのは、顧客
が自ら検索作業や提供者の特定などの処理の履歴につい
て当該提供者へ提供することを提供者紹介システムへ許
可する操作を含む。例えば、顧客を会員制とする場合に
は、入会時に個人情報を特定の用途に限定して使用する
ことで顧客の利便性の向上に役立てることを顧客から提
供者紹介サイトに指示する操作であっても良い。購入支
援データ通知部20は、顧客によって選択された提供者
又は提供者紹介システムによって選択された提供者へ、
当該顧客の購入を支援するデータを提供する。
【0036】購入支援データは、例えば、品目や、当該
顧客の所在地や、決済手法や納品形態に関する要望や、
また、当該顧客が提供者紹介システムに対して行った操
作の履歴に基づいた品目購入の好み等の情報を含む。購
入支援データとして品目データを含むと、顧客が当該提
供者の店舗へ訪れるまでに、提供者は、当該品目の在庫
を確認し、手配しておくことが可能となる。また、例え
ば、「リサイクルを考慮したボールペン」との品目デー
タを受信した文房具の販売店は、その在庫のうち該当す
る複数の品目を準備しておくことができる。この品目及
び数量を購入支援データとして提供者へ通知すること
で、提供者の全在庫を提供者紹介システムに登録してお
かなくても、登録しておいた場合と同様の効果を得るこ
とができる。また、第1実施形態では、提供者は、ネッ
トワークと接続される仮想店舗を有する必要がない。提
供者がネットワークを介して利用できる仮想店舗を有す
る例は、第2実施形態として詳述される。
【0037】提供者紹介システムの顧客を登録制とし、
顧客に登録者であることを示すカードを形態する場合に
は、販売店等の提供者にてその顧客の情報を得ながら当
該顧客と取引することができ、顧客と提供者との関係を
より豊かなものとし、顧客の業務支援をより的確に行う
ことができるようになる。このネットワークを介して情
報を入手する利用者(顧客)から顧客の要望を受信し、
顧客を近傍の店舗へ導いた上で、当該店舗へは顧客が許
可する範囲で顧客の情報を通知する仕組みによって、多
忙な顧客の作業負担を個別に改善する提案を、店舗にて
行うことが可能となる。
【0038】図1に示す例では、提供者の検索を種々の
方向から行うことを可能とすることで、顧客が短時間で
必要な情報を入手できるように、提供者検索手段10
が、優先条件別の検索を行う優先条件検索部18を備え
ている。優先条件検索部18は、取扱品目データに当該
取扱品目の納期、価格、在庫、納品タイプ等の品目属性
データが含まれている場合には価格優先や納期優先等の
属性に応じた優先条件付きで提供者を検索する。
【0039】価格優先検索では、顧客が指定した地域内
で、同一品目を取り扱う提供者のうち、安価な値段を設
定している順序で提供者検索し、顧客に紹介する。この
場合、店頭受渡を前提とするときには、同一の値段であ
ればより近い提供者と取引する方が、購買に要する全体
的な費用を低く抑えることができる。店頭受渡が難しい
大型のオフィス家具等の場合には、配送や決済に要する
コストも検索結果に含めるようにしても良い。また、振
り込みの場合には、顧客の取引銀行との関係で手数料が
変化することや、特定の銀行との取引について電子的に
データを入手できる場合などを想定すると、顧客に提供
者の取引銀行を通知することは何らかの役に立つことが
ある。このため、振込先の口座名等も表示できると良
い。また、納品を顧客の事業所とし、決済は店頭での現
金決済としても良い。
【0040】また、顧客によっては、大型の販売店や、
一定のブランド力のある販売店や、特定の機能や品質を
満たした品目のみを扱う販売店との取引を望む場合もあ
る。このため、優先条件検索部18は、販売店名や、販
売店が有する機能を提供者の属性として検索するように
しても良い。
【0041】顧客の事業所のスペースを最大限活用する
ために、例えば用紙や文房具等の在庫を顧客側で一切所
有せず、近傍の販売店にて一定の在庫を有しておき、必
要な時に直ちに購入できるような取引を望む顧客もあ
る。この場合、販売店側では、同種品目の定期的な販売
が可能となる一方、一定量の在庫を常に維持する必要が
生じる。顧客がこのような取引が可能な販売店を自ら探
索することは煩雑な作業となる。好ましい実施形態で
は、提供者DB16に、当該提供者の標準在庫量を格納
し、優先条件検索部18が、顧客から入力される消費量
に応じて当該消費量を在庫可能な提供者を検索する機能
を備える。これにより、顧客は、ただ一度の検索で、事
業所の地域近傍にこのような在庫縮減型の取引が可能な
提供者が存在するか否かを知ることができる。
【0042】図2は、図1に示した取引データ転送制御
手段の構成例を示すブロック図である。図2に示す例で
は、顧客からの品目に関する注文を提供者自身が受注す
るのではなく、本実施形態による提供者紹介サイト1が
準備する受注代行機能を用いる。この例では、取引デー
タ転送制御手段14が、顧客の操作に応じて当該顧客に
よって特定される品目に関する取引を当該顧客から受注
する受注制御部22と、この受注制御部22によって受
注した品目の提供者を特定する提供者特定部24と、こ
の提供者特定部24によって特定される提供者に対する
受注制御部22にて受注した品目に関する取引データの
転送を制御する代行発注制御部26とを備えている。
【0043】受注の態様は、ネット、ファクシミリ、電
話いずれの手段を用いてもよい。受注制御部22は、ネ
ットワークを介して顧客端末2から入力される注文デー
タや、顧客のファクシミリから送信される注文が記述さ
れたファクシミリデータや、電話での注文内容の入力を
受け付ける。提供者特定部24は、顧客によって提供者
が唯一に特定されている場合にはその提供者を特定し、
一方、何らかの条件を満たす提供者として顧客に指定さ
れている場合には、その条件を満たす提供者のうちの1
つを特定する。代行発注制御部は、提供者が特定される
と、顧客からの注文を当該提供者へ代行発注する。この
代行発注も、ネット、ファクシミリ、電話いずれの手段
を用いても良い。
【0044】図2に示す構成を有する提供者紹介システ
ムを使用する顧客は、まず、自ら必要な品目及び取扱提
供者をコンピュータを用いて検索し、その提供者からさ
らに顧客の事業所へ直接納品し、納品時現金決済を行え
る提供者を特定し、事業所の住所等を入力する。続い
て、選択した品目の注文を提供者紹介システムへ行う。
提供者紹介システムでは、図2に示す構成によって、当
該提供者へ品目の発注を行う。すると、顧客は、自ら事
業所を外出することなく、必要な品目を事業所にて入手
することができる。
【0045】また、納期を基準として品目の購入を行う
には、取引データ転送制御手段14が、納品可否問合せ
制御部28を備えると良い。この場合、受注制御部22
は、顧客の操作に応じて当該顧客によって特定される品
目に関する取引を当該品目についての希望納期と共に当
該顧客から受注する。そして、納品可否問合せ制御部2
8は、受注制御部22にて受注した希望納期付きの品目
に関する納品の可否を問合せる納品可否問合せデータを
複数の提供者4,5,6,7へ通知する制御を行う。納
品可否問合せ制御部28は、例えば電話を用いて提供者
へ連絡する場合には、電話のオペレータが使用するコン
ピュータのディスプレイへ当該提供者の電話番号と納品
可否問い合わせデータとを表示させる。提供者端末がコ
ンピュータである場合には、電子メール等で納品可否問
合せデータを送信するようにしても良い。
【0046】次に、図3を参照して店頭受渡の場合の処
理例を説明する。顧客2Aは、ネットワークを介して提
供者紹介システムにアクセスし、地域データ及び品目デ
ータを入力して、当該品目を扱う提供者を検索する(提
供者検索工程)。このとき、取引に関連した優先条件を
付するようにしても良い。提供者検索手段10は、提供
者DBを駆動して、提供者DB16は、該当する提供者
を抽出する(ステップA1)。提供者が発見されると、
提供者の所在地や品目の価格等が顧客2Aに通知する
(検索結果表示工程,提供者所在地通知工程)。顧客
は、店頭へ出向いて購入をする場合で、例えばその品目
の取り置きを希望するような場合には、提供者への購入
予定を通知する。取引データ転送制御手段は、この顧客
から入力される購入予定通知を受信し、これに基づいて
購入支援データを生成する(ステップA2)。取引デー
タ転送制御手段14は、この購入支援データを通知する
(取引データ転送制御工程)。提供者は、この購入支援
データを活用して顧客サービスを思考する。
【0047】続いて、顧客2Aが提供者5Aの店舗に来
店する。提供者5Aは、その店頭で品目について顧客か
ら質問があり、不明点等がある場合には、例えば、提供
者紹介サイトにアクセスして詳細データ等を入手して、
顧客に説明する等のサービスを行う。顧客2Aが店頭購
入し、現金決済することで(ステップA3)、取引が完
了する。望ましい実施形態では、店頭購入による取引デ
ータを提供者紹介サイトへ登録すると良い。取引データ
転送制御手段14は、当該顧客に関する購買データを更
新し、また、提供者の取引履歴データを更新する(ステ
ップア4)。更新された購買データ等は、提供者DBや
顧客DBに登録される(ステップA5)。
【0048】図4は、図1及び図2に示した構成での代
行受注を行う処理の一例を示すシーケンス図である。図
4に示す例では、顧客2Aが提供者の検索を行った後
に、検索した品目について提供者紹介システムへ購入申
込を行う。ここでは、注文に納期条件が付加されている
とする。取引データ転送制御手段14は、品目購入を受
注する(ステップB1)。続いて、納品可否問合せデー
タを生成する(ステップB2)。この納品可否問合せデ
ータは、顧客によって検索された提供者へ通知される。
ここでは、符号4Aで示す提供者1と、符号6Aで示す
提供者2へ通知されるとする。提供者2が在庫及び納期
の確認を行い(ステップB3)、納品可と判断すると、
納品可であることを電話やファクシミリや電子メールで
取引データ転送制御手段14へ連絡する。提供者1から
問合せに対する返答がない場合、図2に示す提供者特定
部24は、今回の取引に関する提供者を提供者2に決定
する。
【0049】取引データ転送制御手段14は、顧客名、
顧客連絡先、品目、数量、納期期限等のデータを含む代
行発注データを生成し(ステップB4)、提供者2へ代
行発注する。提供者2は、顧客2Aへ提供者2の在庫を
直納したり、配送するなどして品目の納品を行う。ま
た、取引データ転送制御手段は、当該提供者2から顧客
に対する請求書データを生成し、提供者2又は直接顧客
へ送るようにしても良い。
【0050】次に、顧客2Aが提供者として提供者1を
選択して品目の購入を申し込む際の処理例を説明する。
提供者1との指定付きでの品目購入申込を受注すると
(ステップB5)、取引データ転送制御手段14は、顧
客2Aから提供者1への代行発注データを生成する(ス
テップB6)。提供者1は当該発注された品目を顧客へ
納品し、店頭決済や代引きなどの決済を行う。好ましい
実施形態では、納品及び決済の完了を提供者DB等に登
録すると良い。
【0051】図5は、第1実施形態を拡張した構成例を
示すブロック図である。ここでは、顧客を登録された会
員とし、さらに、顧客の利便性を高めるために顧客の取
引経過等の情報を活用することを顧客が了解する場合の
種々の拡張例が開示されている。例えば、顧客の取引経
過に基づいて、顧客が購入を要望すると期待される品目
や取引を希望すると考えられる提供者を顧客に提案す
る。また、業務のワークフローの改善などのテーマに従
った品目類を集めて、それらを使用した業務遂行を提案
する。
【0052】図5に示す例では、図1に示す構成に加え
て、顧客を個別に識別すると共に各顧客の検索履歴及び
取引データの転送履歴に基づいて、各顧客の潜在的な取
引可能性が予測される品目又は提供者を提供者データベ
ースから探索する潜在取引対象探索手段30と、この潜
在取引対象探索手段30によって探索される品目又は提
供者を含む購入提案データを顧客による操作に応じて当
該顧客に送信する潜在取引対象送信手段32とを備えて
いる。潜在的な顧客の要望の提案をすることで顧客との
関係を深め、また、顧客が定期的に提供者紹介サイトへ
訪れる可能性を高める。顧客毎の取引の履歴は、顧客D
B42に格納するようにしても良いし、また、顧客ID
等と関連させて検索及び取引履歴を記憶する検索及び取
引履歴DBへ登録するようにしても良い。
【0053】潜在取引対象は、簡単な例では、周期的に
購入している品目について、その周期に応じて顧客の在
庫の確認を求める。また、複数の商品のなかから実際に
顧客が購入した商品の共通の属性を求めることで、今ま
で取引のない商品について顧客の好みにあった商品を選
択するようにしても良い。例えば、高級感のある商品を
選択しているか、環境対策を考慮した商品を選択してい
るか、色、材質、また、多種類購入している商品の用途
など、品目データベースに品目の属性を定義しておくこ
とで、顧客毎の傾向を判定することができる。この提案
に沿った購買では、顧客は好みの商品を選択する手間が
省ける。
【0054】提供者の提案としては、当該顧客の近傍に
出店する新しい提供者の紹介や、直接納品など納品態様
に柔軟に対応する提供者との取引が多い場合には、他の
地域での検索が行われたときに同様の傾向の提供者を紹
介することなどがある。この提供者の紹介は提供者の検
索時に行い、品目の提案は顧客による提案の読み出し操
作に応じて行うと良い。この提案に応じた品目や提供者
との実際の取引についても、上述した手法を使用するこ
とができる。
【0055】また、図5に示す例では、提供者データベ
ース16に登録されている提供者及び品目と関連して当
該品目又は複数の品目の使用法を顧客に提案する提案用
ページを当該顧客に表示する提案用ページ表示手段34
と、この提案用ページ表示手段34に表示した品目が選
択されたときに当該品目と顧客の地域データとを提供者
検索手段に引き渡す提案別検索起動手段36とを備えて
いる。提案用ページは、例えば提案用ページ記憶部46
に格納される。この提案の一例としては、使用済みの書
類を整理する手法と、それに用いるキャビネットや書庫
並びにその書庫の大きさにあったファイリングなどのセ
ットがある。一週間に発生する書類の量の入力を受け付
けて、または、月のコピー枚数のうち控えとして保持し
ておく枚数などの入力を受け付けて、1年間分の書類を
保存するために必要なキャビネットやファイルの組み合
わせを表示するようにしても良い。さらに、現在整理に
苦慮している書類のタイプの入力を受け付けて、それを
改善する事務用品を提案するようにしても良い。
【0056】提案用ページによる提案の内容としては、
例えば顧客の事業所のオフィスレイアウトなどをテーマ
としても良い。その事業所を作業空間として業務を行う
人員数や、必要な設備等と、事業所の広さ及び形状の入
力を受け付けて、書庫や作業台やデスクシステムの組み
合わせを提案するようにしても良い。このレイアウトの
提案は、商品の形状及び役割をデータとして登録してお
くことで、一定の条件に基づいてコンピュータによりレ
イアウトを自動生成させるようにしても良いし、一方、
複数の提供者へオフィスレイアウトの依頼を通知して、
各提供者のレイアウト案を顧客に連絡するようにしても
良い。
【0057】さらに、グループウエアや承認に関するワ
ークフローについて、ソフトウエアパッケージ、必要な
ハードウエア、文書の保存用のオフィス家具及び事務用
品をセットとした提案を掲載しても良い。顧客は、この
ようなオフィスレイアウトやワークフローによる提案を
受けられると、事業所の移転や創業など多忙な際に本来
の営業活動と異なる作業について費やさなければならな
い時間を短縮することができる。また、現在の事業規模
を数年後に5倍にする事業計画を有する場合、5倍とし
た後に必要な事業所のスペースや購入すべき品目の合計
金額等を簡単に算出することができる。すると、数年後
に業務が拡大した後であっても活用できる品目を容易に
選択することができる。
【0058】店頭受渡や、提供者紹介サイトを介した受
注などの取引履歴データが整理されていると、当該顧客
の購買管理が容易となる。また、提供者紹介サイトを介
した取引については、提供者毎の取引履歴データを整理
することで、提供者の売上げ管理を容易とすることがで
きる。図5に示す例では、取引データ転送制御手段14
によって転送される品目名提供者及び購入価格等の取引
データを抽出する取引データ抽出手段38と、この取引
データ抽出手段38によって抽出された取引データに基
づいて顧客による購買予算又は購買経理を管理するため
の購買管理手段40とを備えている。購買管理手段40
は、会計用に品目の種類別の勘定科目等を付して例えば
1月毎の帳簿データを生成するようにしても良いし、顧
客が用いている購買管理ソフトウエアによって読み取る
ことができる形式の購買履歴データを当該顧客の購買管
理システム41へ送信するようにしても良い。
【0059】図6は、第1実施形態にてポイント(いわ
ゆるマイレージポイント)の決済を行う構成例を示すブ
ロック図である。今日、顧客を会員とするために、会員
となった後の取引に関して購入金額に対する一定割合を
ポイントとして蓄積し、ポイントに応じたプレゼント
や、ポイント分の費用を次回購入時などに割り引くサー
ビスが一般化している。第1乃至第4の各実施形態によ
る提供者紹介システムにあっても、顧客の利便性の向
上、提供者のサービスの向上、顧客に対する各種の提案
の精度の向上の点から、顧客に個別のIDを付し、取引
経過を蓄積できることが好ましい。従って、登録顧客に
ポイントによる割引を行うことが想定されるが、第1乃
至第4の実施形態では、異なる企業主体(提供者)間で
統一的にポイントの蓄積及び使用の運用を行うことが難
しい。すなわち、取引によって利益の一部をポイントと
して顧客に還元した提供者と、そのポイントを使用して
差額のみで品目を提供する提供者が異なる場合の対策が
必要となる。
【0060】図6及び図7では、この複数の提供者を横
断した取引についても、ポイントの蓄積及び利用を可能
とするための構成が開示されている。図6に示す例で
は、取引データ転送制御手段14が、顧客から品目につ
いて提供者への注文データを受信する受注制御部22
と、この受注制御部22による受注があったときに当該
顧客への次回購入時の割引を表すポイント数を当該顧客
別に加算するポイント加算部48と、このポイント加算
部48によってポイントが加算される場合に当該品目に
関する提供者及び製造者等の関係業者間で予め定められ
たポイント負担取決めデータに基づいて当該ポイント分
の費用負担を算出するポイント負担算出部50と、この
ポイント負担算出部50によって算出されたポイント分
の費用負担に基づいて当該顧客によってポイントが使用
された提供者のポイント分の費用の決済を制御するポイ
ント決済制御部52とを備えている。
【0061】ポイント分の費用負担は、物の品目にあっ
ては、製造者又は提供者が負担することとなる。サービ
スの品目にあっては、その提供者が負担する。例えば、
提供者紹介システムを介した取引であれば、5%分をポ
イントとして蓄積できる制度とすると、物の品目にあっ
ては、製造業者及び提供者にて当該5%分の負担を分担
する。製造御者が5%全部を負担するのであれば、提供
者は、提供者紹介システムではなるべく当該製造業者の
品目を販売しようと試みるであろうし、また、逆に、製
造業者の負担がなく、提供者紹介システムでの取扱が少
ない品目であっても、戦略的に5%負担を負うことで取
引顧客の増大を図る提供者の出現も想定できる。本実施
形態では、このポイントの負担については、予め品目毎
に予め定められていることを前提とする。
【0062】ポイントが加算されると、顧客は、そのポ
イントを現金と同様に利用できることとなる。本実施形
態による提供者紹介システムでは、そのポイントを有し
ている顧客が、今だ取引のない提供者との取引において
そのポイントを使用することがある。ポイントを使用さ
れる提供者は、その顧客に割り引きを行う義務を負わな
いため、このポイント分を補填する必要がある。
【0063】図6に示す例では、ポイント負担算出部5
0が、ポイントを蓄積した取引の品目に関する提供者及
び製造者等の関係業者間で予め定められたポイント負担
取決めデータに基づいて当該ポイント分の費用負担を算
出する。そして、ポイント決済制御部52は、このポイ
ント負担算出部50によって算出されたポイント分の費
用負担に基づいて当該顧客によってポイントが使用され
た提供者のポイント分の費用の決済を制御する。この例
では、ポイントが使用されたときに決済を行う。
【0064】ポイントの蓄積時にポイント分の費用を所
定の口座にプールしておくと、ポイント決済処理が簡潔
となる。図6に示す例では、ポイント加算部によって加
算されるポイント分の費用データを一時的に蓄積するポ
イント蓄積手段59を備えている。このポイント蓄積手
段59は、ポイント負担算出部50によって算出された
ポイント分の費用負担に基づいて当該費用負担する関係
業者へ当該費用を請求するための制御をするポイント加
算時費用請求部54と、このポイント加算時費用請求部
54によって請求された費用を示す費用データを蓄積す
るポイント費用口座部56と、ポイント決済制御部52
から使用されたポイント分の費用の決済が要求されたと
きにポイント費用口座部56を用いて当該ポイント分の
費用を決済するポイント費用口座決済部58とを備えて
いる。このポイント費用口座を用いる例では、ポイント
蓄積時に、ポイント分の費用を請求し、ポイント口座に
入金しておき、当該ポイントが使用された場合には、そ
のポイント分の負担をポイント費用口座からポイントの
使用を受けた提供者に支払う。
【0065】図7は、ポイント決済の処理例の一例を示
すシーケンス図である。図7に示すように、まず、顧客
2Aは、符号4Aで示す提供者1から品目1を購入し、
品目の納品を受ける。これは、提供者紹介システムを介
した取引であるため、その売上げの5%がポイントとし
て蓄積される(ステップC1)。この品目1は、製造者
60が製造し、提供者1が販売した物であり、ポイント
による費用負担を製造者が3%、提供者1が2%とす
る。売上げが1000円であると、50円分がポイント
として蓄積される。30円が製造者60の負担であり、
20円が提供者4Aの負担となる。提供者紹介システム
1は、提供者1に5%分の費用請求を行い、提供者1は
3%分の費用請求を製造者に行う。この製造者の3%分
は、提供者1への卸値の時点で割り引きするようにして
も良い。提供者1は、顧客から1000円の入金がある
と、その5%である50円を提供者紹介システム1へ支
払う。提供者紹介システム1では、この50円をポイン
ト費用口座に入金する(ステップC2)。
【0066】顧客2Aが、150円の品目2をポイント
を使用して購入したとする。すると、顧客は提供者2に
100円を支払い、残額の50円について蓄積した50
ポイントを使用する。当該顧客のポイント残高は0ポイ
ントとなる。提供者2とすると、本来150円の入金が
ある筈の取引について、100円の入金のみであるか
ら、このポイント使用分を提供者紹介システムに請求す
る。提供者紹介システム1では、当該50円をポイント
費用口座から支払、口座残高を更新する(ステップC
3)。また、ポイントが使用されなければ、提供者1は
5%分の費用負担を負うが、ポイントの使用によって、
入金された100円についての5%のみの負担に軽減さ
れる。このため、各提供者にとって、提供者紹介システ
ムの会員の店舗への来店を促し、ポイントによる決済を
勧めることが経済合理性に沿う。提供者紹介システムは
本来ネットユーザを販売店に導く仕組みであるから、こ
のポイントの使用を店舗での決済に限定することで、こ
のネットユーザの店舗への誘導がより促される。また、
提供者紹介サイトに顧客を導くためには、創業者や事業
者に魅力のある情報を顧客に紹介することが好ましい。
例えば、公的な創業者支援制度の案内やベンチャーキャ
ピタルの紹介などのページを用いると、情報として事業
従事者に役立つものとなる。このような情報のより詳細
な閲覧にポイントの使用が必要であるとすると、提供者
紹介サイトは、提供者から集まるポイント費用を用いて
事業従事者に役立つ情報の収集及び提供を行うことがで
きる。
【0067】図8は、第1実施形態でのハードウエア資
源の構成例を示すブロック図である。第1実施形態で
は、提供者端末4は種々の機器を使用できる。図8に例
示するように、提供者端末4として、例えば、電話機6
0や、代行発注の内容が記述されたファクシミリデータ
を受信し、また、顧客へ販売店への地図を送信するファ
クシミリ61や、携帯電話等の携帯端末63を用いるこ
とができる。電話60及びファクシミリ61は、ネット
ワークとして公衆回線網8Bを用いる。提供者端末4と
しては、Webブラウザが動作するコンピュータ62で
も良い。また、携帯電話やPDA等の携帯端末も、イン
ターネット8Aを介して他のコンピュータと接続される
ため、提供者端末として機能する。符号8Cで示すネッ
トワークは無線である。
【0068】また、販売店の在庫管理を併せて行う場合
には、提供者端末としてPOS端末64を用いても良
い。そして、登録された顧客であることを示すカードを
読み取るカードリーダ65を提供者端末又はその一部と
して用いると、顧客が来店した場合のサービスがスムー
ズとなる。符号8D及び8Eで示すネットワークは、専
用線である。
【0069】符号2で示すボックスは、顧客端末2であ
り、顧客端末はインターネットを介して接続されること
が望ましい。また、顧客端末を提供者紹介システムのオ
ペレータが使用し、顧客からのアクセスに電話(テレフ
ォンセンター73)を用いるようにしても良い。
【0070】図8に示す例では、提供者紹介システム
は、取扱品目を提供する提供者の所在地及び取扱品目の
一覧を各提供者毎に記憶した提供者DB16と、予め登
録された顧客に関する顧客データの一覧を記憶した顧客
DB42と、この顧客DB及び提供者DBを用いて顧客
端末及び提供者端末とのデータ転送を制御するサーバ7
2と、所定のプログラムや商品データベース等が格納さ
れた記憶媒体74を駆動する媒体ドライブ71と、各ネ
ットワーク8A,8B,8C,8D,8Eを介したデー
タ転送を制御するネットワークインタフェース70とを
備えている。
【0071】このサーバ72は、CPUと、このCPU
の主記憶となるRAMとを備え、ハードディスク等の補
助記憶装置を駆動する。CPUが、各DB16,42内
のデータを参照しつつ、提供者紹介用プログラムを実行
することで、サーバ及び各DB16,42は図1等に示
した提供者紹介システム1として機能し、図3等に示す
処理を実現する。
【0072】サーバ70等を備えた提供者紹介システム
を使用して、提供者と顧客間の取引を促すための提供者
紹介用プログラムは、このサーバ70を動作させる指令
として、次の各指令を備える。すなわち、顧客DB16
から読み出した地域データ若しくは顧客端末から入力さ
れた地域データと、顧客端末から入力される品目データ
とに応じて提供者DB16から予め定められた条件内の
提供者を検索させる提供者検索指令と、この提供者検索
指令に応じて検索される検索結果データと品目データに
ついての取引を行うための取引制御用データとを含む検
索結果ページを生成させると共に当該検索結果ページを
顧客端末に表示させる検索結果表示指令とを備えてい
る。さらに、検索結果ページに含まれる提供者のうち顧
客によって選択された提供者の所在地を当該顧客に通知
させる提供者所在地通知指令と、検索結果ページを起点
とした顧客端末での操作に応じて提供者と顧客との取引
に関するデータ転送を制御させる取引データ転送制御指
令とを備えている。
【0073】検索結果ページ等の各ページは、HTML
やXML等のマークアップランゲージ(ML)で記述さ
れたMLページであり、サーバ72は、各DB16,4
2を駆動することで検索結果ページ等を自動生成する。
検索結果ページを起点とした操作は、例えば検索結果に
張られたリンクのクリック等を行うことで購入品目や購
入条件を特定いく作業を含む。
【0074】「動作させる指令」というときには、各指
令のみでサーバ(コンピュータ)を動作させる指令と、
サーバに予め格納されているオペレーティングシステム
等の他のプログラムに依存して当該コンピュータを動作
させる指令とのいずれかまたは双方を含む。例えば、検
索結果表示指令は、顧客から入力された地域データ等の
検索キーをデータベース検索用のSQL文として提供者
DBを管理するデータベース管理ソフトに当該検索キー
を引き渡す指令のみであっても良い。この場合、提供者
紹介システム用プログラムを記憶した記憶媒体には、こ
の検索キーを引き渡す指令のみが格納されることとな
る。記憶媒体にどのようなプログラム(指令)を格納す
るかは、サーバに予め格納されているソフトウエアとの
関係で定まる。
【0075】各指令と図1等に示す各手段や各部は一対
一に対応させることができる。従って、各図面に示され
た手段等を実現するには、提供者用プログラムにその手
段を実現させるための指令を追加すれば良い。これは、
以下の実施形態でも同様である。提供者紹介用プログラ
ムは、例えば、図8の符号74で示す記憶媒体によって
格納され、この記憶媒体74は、媒体ドライブ71によ
って再生・読み出しがなされる。サーバは、この媒体ド
ライブを駆動して読み出した提供者紹介用プログラムを
ハードディスク等の補助記憶装置に格納する。
【0076】上述したように第1実施形態によると、ネ
ットユーザにとって簡便な検索機能を用いて顧客にとっ
て利便な地域で顧客が求める品目を提供可能な提供者を
高速且つ容易に紹介することができる。そして、取引デ
ータ転送制御手段が、顧客の要望に応じた種々のデータ
を提供者に通知するため、顧客と提供者の関係がより良
好となり、顧客別の提案・推薦やマーケティングが可能
となる。
【0077】
【第2実施形態】<ネット販売店>第2実施形態では、
提供者の仮想店舗を提供者紹介システムに設置する。図
9は、本発明の第2実施形態の構成例を示すブロック図
である。本実施形態による提供者紹介システムは、取扱
品目を顧客に提供する提供者の所在地及び取扱品目デー
タの一覧を各提供者毎に記憶した提供者データベース1
6と、この提供者DBに格納された提供者の取扱品目及
び当該取扱品目の属性データを記憶した提供者品目DB
86と、この提供者品目DB86に定義された提供者か
ら顧客への活動を表示する提供者別ページデータを管理
する提供者別ページデータ管理手段80とを備えてい
る。
【0078】提供者紹介システム1は、さらに、顧客か
ら入力される地域データ及び品目データに応じて提供者
データベースから予め定められた条件内の提供者を検索
する提供者検索手段10と、この提供者検索手段10に
よって検索された提供者のうち顧客によって選択された
提供者の提供者別ページデータを顧客端末へ表示させる
提供者別ページデータ表示制御手段82とを備えてい
る。そして、提供者検索手段が、提供者品目データベー
スに当該品目の特別価格が定義されている場合には提供
者の検索結果と共に当該特別価格データを品目に付加す
る特別価格表示制御部88を備えている。
【0079】提供者別ページデータ管理手段80は、提
供者から顧客への活動を表示する提供者別ページデータ
を管理する。この提供者別ページを顧客端末2に表示す
ることで、提供者別の仮想店舗を提供者紹介システムに
設置することができる。そして、この提供者別ページデ
ータ管理部80は、提供者の取扱品目及び当該取扱品目
の属性データを記憶した提供者品目DB86を用いなが
ら、この提供者別ページデータを生成する。従って、提
供者別の取扱品目が定まると、その価格や納期条件や在
庫などの品目の属性データを特定することができる。
【0080】提供者別ページデータ表示制御手段82
は、提供者検索手段10によって検索された提供者のう
ち顧客によって選択された提供者の提供者別ページデー
タを顧客端末へ表示させる。例えば、提供者の検索結果
を示すページ中の検索者名に、検索者別のページデータ
へのリンクを付する。そして、特別価格表示制御部88
は、提供者品目DB86に当該品目の特別価格が定義さ
れている場合には提供者の検索結果と共に当該特別価格
データを品目に付加する。特別価格は、同一品目につい
て他の提供者による価格とは異なる価格を意味する。数
量をひとまとめにして割引した場合などを含む。
【0081】第2実施形態では、提供者検索手段88に
よって提供者別のページデータを横断的に検索すること
ができ、さらに、通常価格についても各提供者の価格を
表示するようにしても良いが、本実施形態では特に、提
供者によって特別価格が付されている場合には、この提
供者毎の特別価格を表示させる。すると、顧客は、複数
の提供者のうち、特別価格を付した提供者を一回の検索
で特定することができる。また、提供者にとっても、在
庫の回転率を高めるためのバーゲンを仮想店舗にて実施
することができる。
【0082】また、好ましい実施形態では、顧客の要望
に応じて特別価格をより強調するようにしても良い。図
9に示す例では、提供者検索手段10が、取扱品目デー
タに当該取扱品目の納期、価格、在庫、納品タイプ等の
品目属性データが含まれている場合には価格優先や納期
優先等の属性に応じた優先条件付きで提供者を検索する
優先条件別検索部88を備えている。そして、特別価格
表示制御部が、優先条件別検索部にて価格を優先とする
検索が行われた場合には特別価格を含めた低価格の順序
で品目及び提供者を並べる価格順ソート部90を備えて
いる。この場合、特別価格表示制御部は、提供者検索手
段によって検索された提供者が取り扱う品目について、
価格の低い順序で検索結果ページを生成する。これによ
り、顧客は、価格優先にて検索した場合には、最も低価
格のものから品目及び提供者を知ることができる。
【0083】さらに、提供者検索手段10が、顧客によ
って価格を優先とする検索がなされた場合には当該顧客
の地域データによる地域以外に所在する提供者であって
も当該検索対象の品目に対して特別価格を定義している
場合には当該特別価格を定義した提供者及び品目を当該
検索結果に付加する地域外提供者付加部92を備えるよ
うにしても良い。価格優先での品目の探索をしている場
合には、事業所よりも多少遠方の提供者であっても、低
い値段設定をしている提供者の紹介が、顧客にとって役
立ち、一方、提供者側でも、在庫処分という目的では、
短期間に多数の品目の販売がなされることが好ましい。
地域外提供者付加部92は、このような両者にとって好
ましい紹介を行う仕組みである。
【0084】また、特別価格表示制御部が、各提供者に
よって一定数量に関して特別価格が定められている場合
には、特別価格が付された品目の残り数を検索結果に含
め、取引の成立毎にその数を減らしていく機能を備える
ようにしても良い。これにより、顧客はその値段での取
引を急がなければならないかの判断が可能で、一方、提
供者にとっても、予約を含めた提供者紹介システムでの
販売実績又は予約数をリアルタイムに知ることができ
る。
【0085】この図9に示す構成は、第1実施形態と同
様に、複数の指令からなる提供者紹介用プログラムをサ
ーバ等のコンピュータが実行することで実現できる。こ
のプログラムはサーバを動作させる指令として、顧客端
末2から品目データと当該品目の属性に応じた検索の優
先条件を示す優先条件指定データとが入力されたときに
当該品目データ及び優先条件指定データと提供者品目D
Bとに基づいて当該品目を取り扱う提供者を特定させる
提供者特定指令と、この提供者特定指令に応じて特定さ
れた提供者と、当該提供者が提供する品目と、当該品目
の価格データとを有する検索結果データを抽出させる検
索結果ページ抽出指令と、この検索結果ページ抽出指令
に応じて抽出された検索結果データを優先条件指定デー
タの種別に応じて編集させると共に検索結果ページを生
成させる検索結果生成指令とを備える。プログラムはさ
らに、この検索結果ページ生成指令に応じて生成される
検索結果ページを顧客端末に表示させる検索結果ページ
表示指令と、顧客端末に表示された検索結果ページを起
点とする顧客端末での操作に応じて提供者と顧客との取
引に関するデータ転送を制御させる取引データ転送制御
指令とを備えている。これら各指令が実行されると、図
9に示す構成が実現できる。
【0086】上述したように第2実施形態によると、提
供者品目DBの内容を活用することで、各提供者を横断
する検索が可能となり、顧客の利便性が向上するほか、
提供者にとっても販売態様を選択することが可能とな
る。
【0087】
【第3実施形態】<提供者コンピュータ>第3実施形態
では、提供者の店舗等に、提供者紹介システムと接続さ
れるコンピュータを配置する。この提供者コンピュータ
は、提供者端末としても機能する。図10は、本発明の
第3実施形態の構成例を示すブロック図である。本実施
形態による提供者紹介システム1は、顧客端末からアク
セスする顧客に商品又はサービスである品目を提供する
提供者を紹介する提供者紹介サイトと接続され、当該提
供者紹介サイトとのデータの送受信を制御するデータ送
受信手段と、このデータ送受信手段を介して送受信され
るデータを表示する表示手段101と、この表示手段に
表示されるデータに応じた操作が入力される入力手段1
02とを備えている。データ送受信手段が、提供者紹介
サイトから顧客の当該提供者に対する品目に関する取引
を指示する取引指示データを受信する取引指示データ受
信部104と、この取引指示データ受信部に応じて行っ
た取引内容を提供者紹介サイトへ送信する取引結果デー
タ送信部106とを備えている。
【0088】図10に示す構成では、提供者紹介システ
ムの会員である顧客が、提供者紹介システムの利用によ
り取引を開始した提供者に直接出向き、品目を購入する
形態を主に想定している。取引結果データ送信部106
は、本実施形態では、会員との取引結果データを提供者
紹介システムに送信する。例えば、提供者紹介システム
の会員向けにポイントによる割引サービスを行う場合に
は、この会員と提供者システムとの取引結果の提供者紹
介システムへの登録を促しやすい。すると、単一の提供
者では収集し得ない連続的且つ広範囲な顧客の購買履歴
データを取得することができ、その購買履歴データ及び
その分析結果を各提供者と共有することで、顧客それぞ
れに応じた品目の提案や種々のサービスの提供を行うこ
とができる。
【0089】また、提供者が、提供者コンピュータを有
する例では、店頭在庫がない品目についても、当該提供
者の仮想的な在庫として提供者紹介システムによって管
理される在庫や、他の提供者によって管理される在庫を
用いることが可能となる。すなわち、データ送受信手段
103が、顧客から店頭で問合せのあった品目の店頭在
庫を有していない場合に提供者紹介サイトへ在庫及び納
期を問合せる第1の店頭外在庫問合せ部108を備えて
いる。この第1の店頭外在庫問合せ部108では、店頭
にて登録された会員又は登録されていない顧客からある
品目についての在庫の有無の問い合わせを受けたとき
に、提供者紹介サイト1にて管理する商品情報を用いて
入手可能性を即時に返答するものである。
【0090】本実施形態による提供者紹介システムで
は、提供者と顧客との間の取引の態様が豊富であるた
め、例えば、在庫を有しない提供者1が、在庫を有して
いる提供者2へ、当該品目を提供者1に来訪した顧客へ
直送する指示が可能となる。また、納期オークションと
いった納期による提供者の選択を、顧客自身ではなく、
顧客と取引のある提供者が在庫を有していないときに行
うようにしても良い。この場合、データ送受信手段10
3が、顧客から店頭で問合せのあった品目の店頭在庫を
有していない場合に提供者紹介サイトを介して他の提供
者へ在庫及び納期を問合せる第2の店頭外在庫問合せ部
110を備える。この提供者間での在庫の割り当てを行
う場合、提供者間で利益の配分を行うようにしても良
い。
【0091】提供者紹介サイトの紹介を起因とする顧客
との取引では、第1実施形態での取引データ転送制御手
段14の動作に応じて、提供者コンピュータ100の取
引指示データ受信部104は、顧客の提供者紹介サイト
1に対する操作に応じて、品目及び約束納期である品目
データと、品目の受け渡し手法を示す受け渡しデータ
と、当該取引に関する決済手法を示す決済手法データと
のうち当該提供者に関連する項目を取引指示データとし
て受信する取引態様指定データ受信機能112を備える
ようにしても良い。提供者は、この取引指示データに応
じて顧客との取引を行う。
【0092】提供者の店頭や顧客の事業所にて品目の受
渡や決済を行う場合には、その取引結果が提供者紹介サ
イトに登録されることが好ましい。この場合、取引結果
データ送信部104は、顧客と提供者の取引が品目の直
接の引き渡しである場合には、品目データ及び受け渡し
データに基づいて品目の顧客への引き渡し完了の入力を
当該提供者へ促すと共に当該提供者から入力される引き
渡し完了連絡を提供者紹介システムへ送信する直接受渡
制御機能113を備えると良い。同様に、店頭や事業所
での決済の完了報告について、取引結果データ送信部1
03は、顧客と提供者の取引が品目に関する決済である
場合には、決済手法データに基づいて顧客との決済完了
の入力を当該当該提供者へ促すと共に、当該提供者から
入力される決済完了連絡を提供者紹介システムへ送信す
る直接決済制御機能114を備えると良い。これらの制
御機能113,114は、提供者が多数の取引を行う場
合にその取引の完了又は予定を管理するのに役立つ。
【0093】また、直接決済制御機能114等を備える
ことにより、ある取引の決済のみを顧客が訪れるの提供
者との間で行うことが可能となる。すなわち、品目の入
手は他の提供者1によって行い、その決済を顧客近傍の
提供者2で行うものである。例えば、贈答品など営業先
の近傍にある提供者1に対して購入及び配送を手配し、
その決済を顧客近傍の提供者2で行う。提供者2は、提
供者1に対して代引きと同様の手数料を請求する仕組み
にすると良い。また、提供者間でポイントによる決済を
行うようにしても良い。
【0094】図10に示す構成では、登録された顧客で
ある会員が成す事業活動で必要な事務用品の購入等の履
歴が全て提供者紹介システムに登録されることとなる。
すると、顧客の会計処理や税務報告などで必要な帳簿を
提供者紹介システムに登録された取引履歴データに基づ
いて自動生成することができる。また、提供者の売上管
理を自動化することも可能となる。図11は、このよう
な取引履歴データの収集及び活用を中心として第3実施
形態を拡張した構成例を示すブロック図である。図11
に示すように、第3実施形態による提供者紹介システム
は、取扱品目を提供する提供者の所在地及び取扱品目デ
ータの一覧を各提供者毎に記憶した提供者DB16と、
予め登録された顧客に関する顧客データの一覧を記憶し
た顧客DB42と、この顧客DB及び提供者DBを用い
て顧客端末及び提供者端末とのデータ転送を制御するサ
ーバ72とを備えている。
【0095】このサーバ72は、顧客と提供者との間で
取引を行う契約に関する契約報告を提供者端末から受信
する契約報告受信手段120と、この契約報告を受信し
た後に当該取引を行った顧客の顧客端末へ取引の結果の
確認を求める取引完了確認連絡の実行時期及び実行を制
御する取引完了確認連絡制御手段122とを備えてい
る。サーバ72はさらに、取引完了確認連絡制御手段1
22による取引完了確認連絡によって連絡された取引完
了データを顧客DB16又は提供者DB42(図11に
示す例では、取引履歴DB)に蓄積する取引完了データ
蓄積手段124を備えている。
【0096】ここでは、品目の注文という契約に続い
て、品目の納品が行われ、この品目の納品が行われたこ
との確認を顧客へ求める仕組みとしている。顧客の店頭
への来訪と店頭販売であれば、注文と納品は直ちに行わ
れる。提供者紹介システムを介した店頭取引であれば、
提供者紹介システムでの検索が行われたときを注文仮契
約として、実際に店頭に顧客が来訪し取引したときを納
品と考える。また、名刺の作成・印刷や文書の印刷など
のドキュメントサービスでは、注文から一定時間経過後
に品目が納品できる状態となる。この場合、注文が契約
で、一定時間後に納品という形態をとる。
【0097】契約報告受信手段120は、顧客と提供者
との間で取引を行う契約に関する契約報告を提供者端末
から受信する。従って、顧客との取引予約があったとき
に、提供者はその契約内容を提供者紹介システムに登録
する。提供者紹介システムの紹介による取引であれば、
その取引の内容は取引指示データとして提供者に送信さ
れているため、それを返信するのみでこの契約報告が完
了する。
【0098】取引完了確認連絡制御手段122は、この
契約報告を受信した後に当該取引を行った顧客の顧客端
末へ取引の結果の確認を求める取引完了確認連絡の実行
時期及び実行を制御する。本実施形態では、提供者と顧
客との取引が正常に完了したか否かを第三者的な提供者
紹介システムから顧客に確認を求める。これは、取引予
約から通常の時間を超えて取引がなされない事態の発生
を防止する。具体的には、取引完了確認連絡制御手段1
22が、契約報告による約束納期に従って当該約束納期
から予め定められた一定日時経過後に当該取引完了確認
を当該顧客へ求める実行時期制御機能134を備えると
良い。一定日時は、印刷サービスや、在庫が内品目の注
文や、配送に要する日時等である。顧客から返信があっ
た場合には、取引が正常に完了したことを提供者紹介シ
ステムに登録することができる。
【0099】また、取引の感想や次回への要望を受信で
きた場合には、顧客の取引経過データと同様に、今後の
顧客との関係を構築するために重要なデータとなる。例
えば、取引完了確認連絡制御手段122が、顧客へ当該
取引に関する感想の連絡を求める感想連絡依頼機能を備
え、取引完了データ蓄積手段124が、当該感想連絡依
頼機能に応じて連絡される取引感想データを顧客DBに
登録する取引感想データ登録機能を備えるようにすると
良い。
【0100】この取引完了確認連絡制御手段122の作
用によって、元来ネットユーザであった顧客が取引に対
する不満や期待を述べるのはネットを介した手法が好ま
しい場合も想定されるため、取引に関する問い合わせや
苦情の窓口として、取り引きした提供者のみならず、提
供者紹介システムも窓口とすることができる。
【0101】取引完了データ蓄積手段124は、取引完
了確認連絡制御手段122による取引完了確認連絡によ
って連絡された取引完了データを例えば取引履歴DBに
蓄積する。取り引きしやすい提供者を顧客に紹介すると
いう立場からは、提供者紹介システムは、この取り引き
完了データ蓄積手段124によって蓄積される取引完了
データに基づいて、納期遵守率の高い提供者を以後の紹
介においてより推奨することも考えられる。
【0102】また、創業時や事業拡張時の多忙な事業従
事者にとっては、会計上の帳簿付け作業が繁雑である場
合も多い。図11に示す例では、サーバ72は、取引完
了データ蓄積手段124によって蓄積された顧客DB又
は提供者の取引履歴データに基づいて当該顧客又は提供
者の経理を管理する経理管理手段126を備えている。
【0103】顧客は、提供者紹介システムに登録し、経
理管理126を行う旨の契約をすると、提供者紹介シス
テムを介した直送による購入や、提供者に近接する提供
者での購入や、出張先の提供者での購入や、贈答品、封
筒の名入れサービス、また、提供者の範囲が拡大するこ
とにより、車の移動によるガソリンの購入や、レンタル
オフィスの使用など、事業に必要な種々の購入の帳簿を
一元的に且つ自動的に管理することができる。
【0104】また、顧客にとっては、個別の購買を月単
位でまとめて後日振り込みを行う決済を希望したり、出
張先での文具等の購入をキャッシュレスで行ったり、移
転先で新たに取引を開始する提供先と掛での購入を希望
する場合がある。本実施形態では、提供者と顧客の取引
が始めてであっても、提供者紹介システムにはその顧客
の取引経過が登録されているため、この取引経過に従っ
て、例えば月平均の購買額を算出すると1ヶ月での安定
した購入可能額が判明する。この顧客の購入実績を提供
者に通知すると、提供者は当該顧客に掛売りをするか否
かの判定に役立つ。
【0105】また、提供者紹介サイトを介した取引を行
うことで、種々の勘定科目に対する予算を設定してお
き、顧客は、その予算との関係をリアルタイムで確認し
つつ購買を行うことができる。
【0106】図11に示す例では、サーバ72が、提供
者DBに登録された提供者コンピュータからの問合せに
応じて、取引完了データ蓄積手段124によって蓄積さ
れた取引履歴データに基づいて、当該顧客に対する掛売
での与信額を算出する与信額算出手段128と、この与
信額算出手段128によって算出された当該与信額を提
供者コンピュータに送信する与信額通知手段130とを
備えている。これにより、新たに取引を開始する提供者
と顧客との間の信頼関係を当初から高めることができ、
取引が安定する。この信頼関係の構築により、キャッシ
ュレスの即時納品や、掛売等を顧客の希望に沿う方向で
実現し易くなる。また、ポイントを利用する例では、実
際の取引経過を探索するのではなく、ポイントの蓄積の
速度(例えば、月当たりの蓄積ポイント数)を算出し、
与信の概要を求めるようにしても負い。
【0107】第3実施形態では、提供者の会計を支援す
るために必要な仕組みとデータとが揃っている。すなわ
ち、提供者紹介サイトに登録された顧客との取引につい
ては、提供者コンピュータ及び提供者紹介サイトに格納
されており、また、提供者紹介サイトは購買管理するた
めのソフトウエア群を顧客端末2に提供できるため、こ
れを提供者端末に提供することは、技術的にはアクセス
権の問題にすぎない。提供者は、提供者紹介サイトが用
意した会計管理用のプログラムを利用して提供者コンピ
ュータ内にて売上げ及び仕入れの入力を行い、登録顧客
との取引については取引完了データ等を用いて入力する
ことで、提供者の帳簿付け作業の負担を軽減することが
できる。また、会計の原入力データから種々の申告書や
貸借対照表等を作成するソフトウエアを顧客に提供する
例では、これを提供者にも利用可能としても良い。
【0108】また、提供者コンピュータを用いて、提供
者の在庫管理を行うようにしても良い。例えば、提供者
端末から入力される入出庫情報と棚卸情報とに基づいて
提供者紹介サイトの提供者データベースを更新すること
で、提供者の在庫を顧客に知らせることで提供者の在庫
の回転率を高めることができるほか、適切な時期での入
荷が可能となる。
【0109】第3の実施形態では、提供者紹介サイトを
介した顧客と提供者の取引に関して取引完了データ等を
扱うことによって、顧客及び提供者の情報化を促進する
ことができる。この情報化の進展によって、顧客が提供
者の在庫状態を知り、一方、提供者が顧客の与信を知る
ことで、円満な取引の早期構築が可能となる。
【0110】
【第4実施形態】第4実施形態では、提供者によって管
理されるコンピュータを、顧客に時間貸しする。図12
は、本発明の第4実施形態の構成例を示すブロック図で
ある。図12に示す提供者紹介システムは、取扱品目を
提供する提供者の所在地及び取扱品目データの一覧を各
提供者毎に記憶した提供者DB16と、予め登録された
顧客に関する顧客データの一覧を記憶した顧客DB42
と、この顧客DB42に登録された顧客によって使用さ
れると共に提供者によって管理され且つ当該提供者の所
在地に設置されたレンタルコンピュータの予約状況を記
憶したレンタルコンピュータDB146と、このレンタ
ルコンピュータDB146,顧客DB42及び提供者D
B16を用いてレンタルコンピュータ,顧客端末,提供
者端末とのデータ転送を制御するサーバ72とを備えて
いる。
【0111】このサーバ72は、顧客端末から入力され
るスケジュールデータから当該スケジュールによる時間
別の地域データを抽出すると共に当該地域データ及び時
間データに基づいてレンタルコンピュータDBから予約
可能なレンタルコンピュータを検索するレンタルコンピ
ュータ空き検索手段140と、このレンタルコンピュー
タ空き検索手段140によって検索されたレンタルコン
ピュータと当該レンタルコンピュータを管理する提供者
とを含む予約用ページを生成すると共に顧客端末に表示
させると共に当該予約用ページに対する操作に応じて顧
客から予約申込があった場合にはレンタルコンピュータ
DB146を更新するレンタルコンピュータ予約制御手
段144とを備えている。
【0112】レンタルコンピュータは、ホームページの
閲覧、顧客向けのメールの送受信、携帯端末とのデータ
の送受信、顧客が属する組織内でのグループウエアへの
アクセス、レンタルコンピュータの予約、第1乃至第3
実施形態による提供者紹介サイトの機能を用いた品目の
購入依頼、レンタルコンピュータに接続されたプリンタ
によるドキュメントの印刷、文書データや図画データの
作成、経理や総務や人事などのバックオフィス的な機能
を果たすソフトウエアの利用など、顧客が事業所以外の
場所であっても集中して業務を行える環境を提供する。
現状では、交通機関の駅などにレンタルコンピュータを
有するレンタルオフィスとして用いられている。レンタ
ルオフィスでは、秘書サービスなどを受けることができ
る。
【0113】本実施形態では、このレンタルコンピュー
タの設置を希望する提供者を集め、より一層顧客が種々
の地域で事業所を持たずに業務を行う環境の構築を図る
ものである。レンタルコンピュータDB146、顧客D
B42に登録された顧客によって使用されると共に、提
供者によって管理され且つ当該提供者の所在地に設置さ
れたレンタルコンピュータの予約状況を記憶している。
提供者DBには、提供者の所在地が格納されているた
め、そのデータを用いてレンタルコンピュータを使用で
きる地域の検索が可能である。すなわち、レンタルコン
ピュータの貸し出しサービスは、上記各実施形態での品
目の一つといえる。
【0114】レンタルコンピュータ空き検索手段140
は、顧客のスケジュールによる時間別の地域データに基
づいてレンタルコンピュータDBから予約可能なレンタ
ルコンピュータを検索する。これは、図1に示した提供
者検索手段10の一機能としても良い。そして、レンタ
ルコンピュータ予約制御手段144は、この検索された
レンタルコンピュータと当該レンタルコンピュータを管
理する提供者とを含む予約用ページを生成すると共に顧
客端末に表示させる。これにより、顧客が要望した地域
にあり、かつ利用可能な時間に沿ってレンタル可能なコ
ンピュータの一覧が表示される。レンタルコンピュータ
予約制御手段144は、この予約用ページに対する操作
に応じて顧客から予約申込があった場合にはレンタルコ
ンピュータDB146を更新する。
【0115】この図12に示す例では、顧客は、出張先
や営業先の近傍にて面談の直前にレンタルコンピュータ
を用いて最新情報の入手や、所持するドキュメントの訂
正や印刷、組織内での直前の判断の入手や、必要となっ
た文具等の提供者の探索などを簡単に行うことができ
る。また、提供者にとっても、レンタルコンピュータを
配置することで顧客との関係をより継続的なものとする
ことができ、さらに、新製品等の試供品の提供や、当該
提供者が販売に力を入れている商品の説明・提案等を行
いやすくなる。
【0116】提供者紹介システムを活用した購買との関
係では、レンタルコンピュータの予約は時間及び地域が
明確であるため、そのレンタルコンピュータを扱う提供
者を購入した品目の受渡又は決済の提供者とすると、よ
り顧客の利便性が向上する。この例では、図12に示す
ように、サーバ72が、レンタルコンピュータDB14
6に予約がなされている顧客から提供者との取引に関す
る検索又は入力が行われた場合には当該提供者との品目
の受渡及び決済手法について当該予約されたレンタルコ
ンピュータDB146を管理する提供者を当該受渡及び
決済可能な提供者として表示制御する移動先受渡制御手
段144を備えている。この移動先受渡制御手段114
によって、例えば、営業先へのお祝いとして不慣れな地
域に招待された場合であっても、レンタルコンピュータ
の利用を予約した文房具店を他の提供者によって作成さ
れる花の受け取り先として指定することで、移動を簡便
としつつ、顧客が望む営業活動が可能となる。
【0117】図13は、上記第1乃至第4実施形態にて
開示した技術を利用した品目の授受方法の一例を示すフ
ローチャートである。このフローチャートは、例えば提
供者紹介サイトのテレフォンセンター等で実施する。図
13に示す品目授受方法は、予め入会した顧客に対して
それぞれ異なる地域を拠点とする提供者での品目の受渡
を行うものである。この方法は、顧客の移動先の地域及
び日時を受信する工程(ステップD1)と、当該顧客の
移動先にて用いる品目及び数量を受信する工程(ステッ
プD2)と、この地域及び日時に基づいて品目の授受が
可能な移動先の提供者を特定する工程(ステップD3)
とを備えている。
【0118】さらに、顧客の移動先にて用いる品目に関
する事前指定又は品目が必要な場合に(ステップD
4)、当該事前指定又は品目の受渡を行う移動前の提供
者を特定する工程(ステップD6)と、提供者に関する
情報を顧客に通知する工程(ステップD7)と、当該提
供者及び品目並びに数量に応じて定まる価格を顧客に通
知する工程(ステップD8)とを備えている。また、当
該顧客から申込があった場合に移動前提供者及び移動後
提供者に当該顧客との取引予約を通知する工程を備える
と良い。
【0119】上記各実施形態での種々の機能を有する提
供者紹介サイト(または、事業活動支援システム)を使
用すると、顧客は、例えば次のような業務活動が可能と
なる。以下の事例は、上記各実施形態での機能の有用性
を説明するための仮想的な事例である。
【0120】まず、交通機関で複数時間を要する顧客の
営業先との面談が予定されているとする。この面談で
は、現在進行している営業先向けの業務1の進展経過を
プレゼンテーションすることと、完了した業務2に関連
する資料及び製品等を営業先へ納めることと、新しい業
務3の受任(顧客の営業先からの受注)とを行うとす
る。また、営業先で栄転する担当者がおり、花を贈りた
いと顧客は考えている。顧客の所在地を所在地A、顧客
の営業先の所在地を所在地Bと呼ぶ。
【0121】プレゼンテーションに要する電子データを
FD等に入れて営業先に行くには、営業先のコンピュー
タを借り、また、プレゼンテーション用のコンピュータ
のディスクドライブやこのコンピュータに格納されてい
るソフトウエアの種類やバージョンを確認しなければな
らず、その確認に不整合があると電子データを用いたプ
レゼンテーションを当日行うことができなくなる。ま
た、営業先に持っていく業務2に関する製品が大きいた
め、花を持ちながらの移動には困難が伴う。さらに、日
帰りの予定であるため、プレゼンテーションの書類を客
先にて複数部作成する時間を確保することが難しい。
【0122】顧客は、本実施形態による提供者紹介シス
テムを利用して、所在地B近傍のレンタルオフィス又は
レンタルコンピュータを検索する。図12に示すサーバ
では、レンタルコンピュータ空き検索手段140を用い
て所在地B近傍の提供者を検索した。顧客は、所在地B
近傍の複数の提供者のうち、使用する交通機関と営業先
の中間にある提供者1を選択して、使用する交通機関で
当該提供者1の店舗に到着する時間から、営業先と約束
している時間の少し前までを予約した。また、この提供
者1は提供者紹介システム内に仮想店舗を有しており、
その提供者ページによると、ドキュメントサービスを行
っていることが判明した。このため、プレゼンテーショ
ンに用いる資料の製本又は印刷を品目とする所要時間の
問い合わせを提供者紹介システムに行った。取引データ
転送制御手段14は、この問い合わせを提供者1の提供
者端末へ電子メールを用いて行った。提供者紹介システ
ムでは、この問い合わせに対する応答が3時間なかった
ため、テレフォンセンターから当該提供者へ電話での問
い合わせを行った。
【0123】提供者1は、提供者コンピュータ100を
用いて顧客からの問い合わせの返答を提供者紹介サイト
に登録した。これは、提供者DBに格納される。提供者
紹介サイト1では、提供者DBに新たなデータが格納さ
れたため、電子メールでの自動通知を用いて当該返答を
顧客へ連絡する。
【0124】顧客は、製本であれば2日、印刷であれば
レンタルコンピュータからの印刷が可能で、複数部数調
整(ソートしてコピーする)するのであれば、枚数と部
数に依存することを電子メールで知り、業務2に関する
電子データは完成しているため製本を営業先担当者数分
作成することと、業務1のプレゼンテーション資料につ
いては前日にデータを渡すことで間に合う複数部数の調
整を発注することとした。提供者紹介システムでは、顧
客に「製本」という品目名、電子データファイル1つと
いう「品目数」、納品日などの取引データを提供者コン
ピュータ100に送信する。
【0125】レンタルコンピュータの使い方について、
顧客は、文書管理やスケジュール管理の契約をしている
とする。すると、製本する電子データや、部数調整する
電子データを所在地Aの顧客事業所内のコンピュータを
用いてその電子データを廉たるコンピュータでの文書管
理に登録し、その文書の読み取りアクセスの権限を当該
提供者に付することで、提供者1は、提供者コンピュー
タを用いてその電子データを受け取ることができる。提
供者1では、先に入手した製本サービス用の電子データ
を印刷・製本する。
【0126】また、顧客は、営業先の栄転する担当者へ
花を贈りたいと考えたが、花を持っての移動には困難が
あるとして、所在地Bでの提供者紹介システムにて花の
提供者を検索してみることとした。提供者紹介システム
を用いて、所在地Bを地域データ、品目を3000円程
度の花束(男性向け)を選択して、提供者を検索する。
提供者検索手段10では、花束の提供者を提供者DB1
6を用いて検索する。この検索結果のうち、ある花束の
提供者が納品形態指定可能との属性情報を見つけ、花束
の納品先をレンタルコンピュータを使用する提供者1と
することを思いつき、この納品形態を指定可能な所在地
B近傍の花の提供者2に花束を発注することとした。ま
た、顧客は、提供者紹介システムでは、直接決済制御機
能114があることを知っていたため、花束の代金につ
いても提供者1にて現金決済する旨を指定する。取引デ
ータ転送制御手段14は、花の提供者2へ品目、納品日
時、納品場所、決済方法、顧客氏名等を含む取引データ
を花の提供者2の提供者端末であるファクシミリに自動
送信すり。また、提供者1の提供者コンピュータ100
へ、当該花の届け先となっていることと、代行決済を行
う旨の取引データを通知する。
【0127】面談の2日前に、プレゼンテーション資料
が完成し、その電子データをレンタルコンピュータの文
書管理ソフトに登録し、提供者1へ引き渡す。当日事業
所から持っていくものは業務2に関する製品のみであ
る。前日には、提供者1及び提供者2からドキュメント
サービス及び花束の作成サービスを行う旨の電子メール
が入り、レンタルコンピュータのスケジュールソフトか
らは、レンタルコンピュータの予約時間が電子メールさ
れる。これらのお知らせサービスは、提供者紹介システ
ムが代行するようにしても良い。この場合、各提供者に
も同一内容を送信する。
【0128】当日、所在地Aから所在地Bに移動する間
に、プレゼンテーション資料を一読したところ、誤記が
あることが判明した。所在地Bに到着すると、レンタル
オフィスのある提供者へ赴き、本日の営業先への説明内
容を確認し、また、プレゼンテーション資料の正誤表を
入力の上、必要部数印刷した。また、レンタルコンピュ
ータを介して顧客の社内のネットワークにアクセスし、
他の事業活動に関する電子会議の経過を確認し、その会
議に所定の指示を行った。さらに、当日発表される官庁
作成の経済指標の値を官庁のホームページにアクセスし
て確認した。また、プレゼンテーションを行うために借
り受けるノート型のコンピュータの使用感を確認した。
【0129】また、提供者1には花束が届けられてお
り、また、製本及び調整されたドキュメントが揃えられ
ていた。そして、営業先への荷物が多いため、半分を提
供者1においておき、二度に分けて運ぶことを考えた
が、提供者1から、営業先が近く提供者1はその営業先
との取引があることから、提供者1の従業員がドキュメ
ントの運搬を手伝うこととなった。
【0130】顧客との面談を行い、業務が完了すると、
再度提供者1へ移動し、レンタルコンピュータを使用し
て当日に受信した電子メールを確認して返答し、電子会
議の顛末を確認した。また、顧客から新規に受任した業
務を社内に連絡し、必要な手配の指示を行った。営業先
の栄転者の転属先が教授されたため、それを社内のデー
タベースへ登録した。提供者紹介システムを用いて、当
日の日付と、地域とを指定した取引経過を読み出し、こ
れを印刷することで出張報告を生成した。面談直後に必
要な作業がすべて完了したため、営業先から直帰するこ
ととした。
【0131】
【実施例】以下、本発明を含む事業活動支援システムの
実施例を説明する。本実施例による事業活動支援システ
ムは、上述した各実施形態による提供者紹介システムに
よる購買管理機能の他、レンタルオフィスを中心とした
事業活動の支援に役立つ機能を備えている。また、オフ
ィスレイアウトの提案や、商品を顧客に直接販売する機
能を備えている。図14は、本実施例による事業活動支
援システムの構成例を示すブロック図である。本実施例
では、業務(ビジネス)に関連する品目の販売(サービ
スの提供を含む)を行うビズサポモール(ビジネスサポ
ートの略称)200と、ビジネスのアウトソーシングに
関連する機能をまとめたDesk@Web(商標)と称
呼する部分202と、顧客のワークスタイルや業務フロ
ーの提案を中心としたSimple Workと称呼す
る部分204と、ネット直販サイトの紹介を行うネット
直販のポータルサイトとして機能する部分206(ne
t―O―derと称呼)とを備えている。「Desk
@」(商標)というのは、東京駅等に現に設置したレン
タルオフィスサービスの名称であり、このレンタルオフ
ィスサービスにWeb関連技術を有機的に結合した機能
を、適当な一般名称がないため、ここでは「Desk@
Web」という商標名で呼ぶ。
【0132】各部分200,202,204,206
は、登録された顧客に関する情報を記憶した会員DB2
08と、顧客に提供するソフトウエアサービスに必要な
データを記憶したASPデータ210と、提供者(本実
施例では、販売店)の所在地や取扱品目を記憶した販売
店DB212とを備えている。ASPは、アプリケーシ
ョン・サービス・プロバイダの略称である。
【0133】図15は、図14に示すビジネス関連販売
店モールに関連した機能例を示す説明図である。ネット
直販ポータル206は、各ネット直販システム218と
接続されている。上述した実施形態による提供者紹介シ
ステム1は、ここでは、符号220で示す部分を構成し
ており、販売店のホームページ(提供者別ページ)を紹
介する販売店モール222と、提供者検索手段として動
作すると共に複数の検索結果のうち、会員から選択され
た品目を一時的に記憶する商品購入機能224と、レン
タルオフィスに関する管理を行うDesk@Web22
6とを備えている。
【0134】また、顧客個別のページ(顧客専用サービ
ス262)を生成するようにしても良く、そのページは
顧客の本社組織の機能を集約した業務の提供窓口とな
る。この顧客別ページ228は、コンサルティングの窓
口として機能するページ230と、購買管理や予算管理
などの業務のアウトソーシング情報を管理するページ2
32と、ビジネス関連販売店モール200との関係での
購買履歴(直販を含む)に基づいて購買管理を行うため
のページ234と、その他バックオフィス情報を提供す
るページ236とを備えている。また、上述した実施形
態での提供者を、ここでは加盟店238と呼ぶ。
【0135】ビジネス関連販売店モール200は、ネッ
ト商品引き当てシステム240や、顧客の興味データを
管理する管理部242や、受注データを管理する受注デ
ータ管理センター244や、加盟店の仮想店舗のメンテ
ナンス作業を支援する仮想店舗出店メンテナンスサイト
246とを備えている。
【0136】図16は、図14に示すビジネスアウトソ
ーシングに関連した機能例を示す説明図である。レンタ
ルオフィスに関連する機能250としては、複数のレン
タルオフィス248と、レンタルオフィスの予約252
と、商品販売及び斡旋254と、ドキュメントサービス
256とを備えている。これらを実現するために、レン
タルオフィス管理部264や、各レンタルオフィスへ顧
客向けの商品を配達する商品配送拠点266と、ドキュ
メントの印刷や製本等を行うドキュメントセンター26
8とを備えている。商品配送拠点266は、例えば上記
実施形態でレンタルオフィスへの納品が指定された場合
に、その品目、納品日時、数量等の配送情報を引き受
け、各レンタルオフィスへ配送する機能を有する。
【0137】アウトソーシングをパッケージ化したバッ
クオフィス260は、給与管理等262を行う。図14
に示すASPの動作による機能280として、電子書類
ファイルボックス270や、スケジューラ272や、複
数人のメッセージを管理する電子掲示板274や、アド
レスを管理するアドレスブック278を備えている。こ
のASPサービスにより、バックオフィス260や、顧
客専用サービス262が実現できる。
【0138】図17は、図14に示すワークスタイル提
案に関連した機能例を示す説明図である。顧客の取引経
過データや、顧客の検索結果データや、顧客の感想デー
タや、顧客から入力される情報に従って、種々の提案を
行う。ここでは、オフィスのレイアウトに関する相談窓
口として機能するページ282と、そのレイアウトを生
成又はレイアウトの生成を提供者に依頼するインテリア
デザインシステム284と、書類の管理方法や、レンタ
ルオフィスを用いたワークスタイルの提案などを行うペ
ージ286とを備えている。オフィスのレイアウトを行
うためには、顧客の事業所の図面データと、人員数と、
コンピュータ等の必要機器と、生成や保存をする書類の
タイプ及び量に応じてデスクシステムや配線や書庫等の
組み合わせを生成するレイアウトシステム288と、こ
のレイアウトシステムと連動した家具引き当てシステム
290と、インテリアパッケージ292及びその見積シ
ステム294と、コンピュータ機器や電話等の情報シス
テムの配置及び接続を構築するための情報システムレイ
アウト296と、PC・OA機器の引き当てシステム2
98と、種々の商品の在庫及び受注を管理する管理セン
ター299とを備えている。
【0139】図18は、図14に示す構成を用いて会員
の業務を支援する流れを示す説明図である。会員が本実
施例による事業支援システムを用いて仕事を行うには、
幾つかの局面が考えられる。まず、仕事に必要な事務用
品の入手と、作業空間の確保と、印刷物等のドキュメン
トの手配と、情報の管理及び収集とである。図14で
は、それぞれの要望に応じた事務支援システムの機能の
関係が開示されている。
【0140】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、提供者検索手段が、ネットワーク
を介して顧客から入力される地域データ及び品目データ
に応じて、その地域でその品目に関して取引の可能な提
供者を検索するため、顧客は、顧客の属する組織の所在
地や、自宅や、出張先など顧客が指定した地域にて取引
が可能な提供者を特定することができ、提供者所在地通
知制御手段が、上記提供者検索手段によって検索された
提供者のうち顧客によって選択された提供者の所在地の
当該顧客への通知を制御するため、どの提供者との取引
を行うかの選定に提供者の所在地を考慮することがで
き、さらに、不慣れな土地での品目の手配を容易に行う
ことができ、さらに、取引データ転送制御手段が、顧客
の操作に応じて、提供者検索手段によって検索された提
供者と当該顧客との取引に関するデータ転送を制御する
ため、顧客が提供者の店頭へ赴く場合や、提供者が顧客
の事業所や関連箇所へ品目を直接持参することや、提供
者から顧客への品目の郵送・宅配などの種々の取引態様
に応じた取引に関するデータ転送が制御され、これによ
り、顧客は、簡単に検索した提供者との取引を直ちに開
始することができ、このため、品目の選定や購入に要す
る時間が短縮され、かつ地域別に購入を行うことができ
ることから、実際の物を見た上での購入が容易となり、
これにより、事業活動の基盤となる物品の選定や購入に
ついて経費削減又は生産性向上をもたらすように事業従
事者(顧客)を支援することができる、という従来にな
い優れた提供者紹介システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】図1に示した取引データ転送制御手段の構成例
を示すブロック図である。
【図3】図1及び図2に示した構成での店頭受渡を行う
処理の一例を示すシーケンス図である。
【図4】図1及び図2に示した構成での代行受注を行う
処理の一例を示すシーケンス図である。
【図5】第1実施形態を拡張した構成例を示すブロック
図である。
【図6】第1実施形態にてポイントの決済を行う構成例
を示すブロック図である。
【図7】図6に示した構成でのポイント決済処理の一例
を示すシーケンス図である。
【図8】第1実施形態でのハードウエア資源の構成例を
示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態の構成例を示すブロック
図である。
【図10】本発明の第3実施形態の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図11】第3実施形態を拡張した構成例を示すブロッ
ク図である。
【図12】本発明の第4実施形態の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図13】移動先の提供者を紹介する方法の一例を示す
フローチャートである。
【図14】本発明の実施例の構成例を示す説明図であ
る。
【図15】図14に示すビジネス関連販売店モールに関
連した機能例を示す説明図である。
【図16】図14に示すビジネスアウトソーシングに関
連した機能例を示す説明図である。
【図17】図14に示すワークスタイル提案に関連した
機能例を示す説明図である。
【図18】図14に示す構成を用いて会員の業務を支援
する流れを示す説明図である。
【符号の説明】 1 提供者紹介システム 2 顧客端末 4,5,6,7 提供者端末 8 ネットワーク(例えば、インターネット) 10 提供者検索手段 12 提供者所在地通知手段 14 取引データ転送制御手段 16 提供者データベース(提供者DB) 18 優先条件検索部 20 購入支援データ通知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 166 G06F 17/60 166 170 170Z 234 234S 324 324 340 340 428 428 504 504 17/30 110 17/30 110A 110F 340 340A 380 380E G07G 1/12 321 G07G 1/12 321L 1/14 1/14 Fターム(参考) 3E042 CC01 CD04 EA01 5B049 AA06 BB00 BB33 BB58 CC05 CC06 CC10 CC28 CC32 CC35 CC38 DD05 EE02 EE05 5B055 CB09 CC00 5B075 KK07 ND02 NK02 NK37 PR08

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取扱品目を顧客に提供する提供者の所在
    地及び取扱品目の一覧を各提供者毎に記憶した提供者デ
    ータベースと、ネットワークを介して顧客から入力され
    る地域データ及び品目データに応じて前記提供者データ
    ベースから予め定められた条件内の提供者を検索する提
    供者検索手段と、この提供者検索手段によって検索され
    た提供者のうち前記顧客によって選択された提供者の所
    在地を当該顧客に通知する提供者所在地通知手段とを備
    えると共に、 前記顧客の操作に応じて、前記提供者検索手段によって
    検索された提供者と当該顧客との取引に関するデータ転
    送を制御する取引データ転送制御手段とを備えたことを
    特徴とする提供者紹介システム。
  2. 【請求項2】 前記取引データ転送制御手段が、前記顧
    客の操作に応じて、前記顧客が前記提供者へ出向いた際
    に当該提供者によって参照される購入支援データを当該
    提供者へ通知する購入支援データ通知部を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の提供者紹介システム。
  3. 【請求項3】 前記取引データ転送制御手段が、前記顧
    客の操作に応じて当該顧客によって特定される品目に関
    する取引を当該顧客から受注する受注制御部と、この受
    注制御部によって受注した品目の提供者を特定する提供
    者特定部と、この提供者特定部によって特定される提供
    者に対する前記受注制御部にて受注した品目に関する取
    引データの転送を制御する代行発注制御部とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の提供者紹介システム。
  4. 【請求項4】 前記取引データ転送制御手段が、前記顧
    客の操作に応じて当該顧客によって特定される品目に関
    する取引を当該品目についての希望納期と共に当該顧客
    から受注する受注制御部と、この受注制御部にて受注し
    た希望納期付きの品目に関する納品の可否を問合せる納
    品可否問合せデータを複数の提供者へ通知する制御を行
    う納品可否問合せ制御部とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の提供者紹介システム。
  5. 【請求項5】 前記提供者検索手段が、前記取扱品目デ
    ータに当該取扱品目の納期、価格、在庫、納品タイプ等
    の品目属性データが含まれている場合には価格優先や納
    期優先等の属性に応じた優先条件付きで前記提供者を検
    索する優先条件別検索部を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の提供者紹介システム。
  6. 【請求項6】 前記顧客を個別に識別すると共に各顧客
    の検索履歴及び取引データの転送履歴に基づいて、各顧
    客の潜在的な取引可能性が予測される品目又は提供者を
    前記提供者データベースから探索する潜在取引対象探索
    手段と、この潜在取引対象探索手段によって探索される
    品目又は提供者を含む購入提案データを前記顧客による
    操作に応じて当該顧客に送信する潜在取引対象送信手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1又は5記載の提供
    者紹介システム。
  7. 【請求項7】 前記提供者データベースに登録されてい
    る提供者及び品目と関連して当該品目又は複数の品目の
    使用法を前記顧客に提案する提案用ページを当該顧客に
    表示する提案用ページ表示手段と、この提案用ページ表
    示手段に表示した品目が選択されたときに当該品目と顧
    客の地域データとを前記提供者検索手段に引き渡す提案
    別検索起動手段とを備えたことを特徴とする請求項1,
    6又は5記載の提供者紹介システム。
  8. 【請求項8】 前記取引データ転送制御手段によって転
    送される品目名提供者及び購入価格等の取引データを抽
    出する取引データ抽出手段と、この取引データ抽出手段
    によって抽出された取引データに基づいて前記顧客によ
    る購買予算又は購買経理を管理するための購買管理手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1又は5記載の提供
    者紹介システム。
  9. 【請求項9】 前記取引データ転送制御手段が、前記顧
    客から前記品目について前記提供者への注文データを受
    信する受注制御部と、この受注制御部による受注があっ
    たときに当該顧客への次回購入時の割引を表すポイント
    数を当該顧客別に加算するポイント加算部と、このポイ
    ント加算部によってポイントが加算される場合に当該品
    目に関する提供者及び製造者等の関係業者間で予め定め
    られたポイント負担取決めデータに基づいて当該ポイン
    ト分の費用負担を算出するポイント負担算出部と、この
    ポイント負担算出部によって算出されたポイント分の費
    用負担に基づいて当該顧客によってポイントが使用され
    た提供者のポイント分の費用の決済を制御するポイント
    決済制御部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    提供者紹介システム。
  10. 【請求項10】 前記ポイント加算部によって加算され
    るポイント分の費用データを一時的に蓄積するポイント
    蓄積手段を備え、 このポイント蓄積手段が、前記ポイント負担算出部によ
    って算出されたポイント分の費用負担に基づいて当該費
    用負担する関係業者へ当該費用を請求するための制御を
    するポイント加算時費用請求部と、このポイント加算時
    費用請求部によって請求された費用を示す費用データを
    蓄積するポイント費用口座部と、前記ポイント決済制御
    部から使用されたポイント分の費用の決済が要求された
    ときに前記ポイント費用口座部を用いて当該ポイント分
    の費用を決済するポイント費用口座決済部とを備えたこ
    とを特徴とする請求項9記載の提供者紹介システム。
  11. 【請求項11】 取扱品目を提供する提供者の所在地及
    び取扱品目の一覧を各提供者毎に記憶した提供者DB
    と、予め登録された顧客に関する顧客データの一覧を記
    憶した顧客DBと、この顧客DB及び前記提供者DBを
    用いて顧客端末及び提供者端末とのデータ転送を制御す
    るサーバとを備え、 前記サーバが、 前記顧客DBから読み出した地域データ若しくは前記顧
    客端末から入力された地域データと、前記顧客端末から
    入力される品目データとに応じて前記提供者データベー
    スから予め定められた条件内の提供者を検索すると共に
    当該検索結果を含む検索結果ページを生成する提供者検
    索手段と、 この提供者検索手段によって検索された提供者のうち前
    記顧客によって選択された提供者の所在地を当該顧客に
    通知する提供者所在地通知手段と、 前記提供者検索手段によって生成された検索結果ページ
    を起点とした前記顧客端末での操作に応じて前記提供者
    と前記顧客との取引に関するデータ転送を制御する取引
    データ転送制御手段とを備えたことを特徴とする提供者
    紹介システム。
  12. 【請求項12】 取扱品目を提供する提供者の所在地及
    び取扱品目データの一覧を各提供者毎に記憶した提供者
    DBと、予め登録された顧客に関する顧客データの一覧
    を記憶した顧客DBと、この顧客DB及び前記提供者D
    Bを用いて顧客端末及び提供者端末とのデータ転送を制
    御するサーバとを備えた提供者紹介システムを使用して
    提供者と顧客間の取引を促す提供者紹介方法であって、 前記顧客DBから読み出した地域データ若しくは前記顧
    客端末から入力された地域データと、前記顧客端末から
    入力される品目データとに応じて前記提供者データベー
    スから予め定められた条件内の提供者を検索する提供者
    検索工程と、 この提供者検索工程にて検索された検索結果データと前
    記品目データについての取引を行うための取引制御用デ
    ータと含む検索結果ページを生成すると共に当該検索結
    果ページを前記顧客端末に表示させる検索結果表示工程
    と、 前記検索結果ページに含まれる提供者のうち前記顧客に
    よって選択された提供者の所在地を当該顧客に通知する
    提供者所在地通知工程と、 この提供者所在地通知工程に前後して、前記検索結果ペ
    ージを起点とした前記顧客端末での操作に応じて前記提
    供者と前記顧客との取引に関するデータ転送を制御する
    取引データ転送制御工程とを備えたことを特徴とする提
    供者紹介方法。
  13. 【請求項13】 取扱品目を提供する提供者の所在地及
    び取扱品目データの一覧を各提供者毎に記憶した提供者
    DBと、予め登録された顧客に関する顧客データの一覧
    を記憶した顧客DBと、この顧客DB及び前記提供者D
    Bを用いて顧客端末及び提供者端末とのデータ転送を制
    御するサーバとを備えた提供者紹介システムを使用して
    提供者と顧客間の取引を促すための提供者紹介用プログ
    ラムを記憶した記憶媒体であって、 該プログラムは前記サーバを動作させる指令として、 前記顧客DBから読み出した地域データ若しくは前記顧
    客端末から入力された地域データと、前記顧客端末から
    入力される品目データとに応じて前記提供者データベー
    スから予め定められた条件内の提供者を検索させる提供
    者検索指令と、 この提供者検索指令に応じて検索される検索結果データ
    と前記品目データについての取引を行うための取引制御
    用データとを含む検索結果ページを生成させると共に当
    該検索結果ページを前記顧客端末に表示させる検索結果
    表示指令と、 前記検索結果ページに含まれる提供者のうち前記顧客に
    よって選択された提供者の所在地を当該顧客に通知させ
    る提供者所在地通知指令と、 前記検索結果ページを起点とした前記顧客端末での操作
    に応じて前記提供者と前記顧客との取引に関するデータ
    転送を制御させる取引データ転送制御指令とを備えたこ
    とを特徴とする提供者紹介用プログラムを記憶した記憶
    媒体。
  14. 【請求項14】 取扱品目を顧客に提供する提供者の所
    在地及び取扱品目データの一覧を各提供者毎に記憶した
    提供者データベースと、この提供者データベースに格納
    された提供者の取扱品目及び当該取扱品目の属性データ
    を記憶した提供者品目データベースと、この提供者品目
    データベースが定義された提供者から前記顧客への活動
    を表示する提供者別ページデータを管理する提供者別ペ
    ージデータ管理手段とを備え、 前記顧客から入力される地域データ及び品目データに応
    じて前記提供者データベースから予め定められた条件内
    の提供者を検索する提供者検索手段と、この提供者検索
    手段によって検索された提供者のうち前記顧客によって
    選択された提供者の提供者別ページデータを前記顧客端
    末へ表示させる提供者別ページデータ表示制御手段とを
    備え、 前記提供者検索手段が、前記提供者品目データベースに
    当該品目の特別価格が定義されている場合には前記提供
    者の検索結果と共に当該特別価格データを前記品目に付
    加する特別価格表示制御部を備えたことを特徴とする提
    供者紹介システム。
  15. 【請求項15】 前記提供者検索手段が、前記取扱品目
    データに当該取扱品目の納期、価格、在庫、納品タイプ
    等の品目属性データが含まれている場合には価格優先や
    納期優先等の属性に応じた優先条件付きで前記提供者を
    検索する優先条件別検索部を備え、 前記特別価格表示制御部が、前記優先条件別検索部にて
    前記価格を優先とする検索が行われた場合には前記特別
    価格を含めた低価格の順序で前記品目及び提供者を並べ
    る価格順ソート部とを備えたことを特徴とする請求項1
    4記載の提供者紹介システム。
  16. 【請求項16】 前記提供者検索手段が、前記顧客によ
    って前記価格を優先とする検索がなされた場合には当該
    顧客の地域データによる地域以外に所在する提供者であ
    っても当該検索対象の品目に対して特別価格を定義して
    いる場合には当該特別価格を定義した提供者及び品目を
    当該検索結果に付加する地域外提供者付加部を備えたこ
    とを特徴とする請求項14又は15記載の提供者紹介シ
    ステム。
  17. 【請求項17】 取扱品目を提供する複数の提供者のそ
    れぞれの取扱品目及び当該取扱品目の属性データを記憶
    した提供者品目DBと、この提供者品目DBを用いて顧
    客端末データ転送を制御するサーバとを備えた提供者紹
    介システムを使用して提供者と顧客間の取引を促すため
    の提供者紹介用プログラムを記憶した記憶媒体であっ
    て、 該プログラムは前記サーバを動作させる指令として、 前記顧客端末から品目データと当該品目の属性に応じた
    検索の優先条件を示す優先条件指定データとが入力され
    たときに当該品目データ及び優先条件指定データと前記
    提供者品目DBとに基づいて当該品目を取り扱う提供者
    を特定させる提供者特定指令と、 この提供者特定指令に応じて特定された前記提供者と、
    当該提供者が提供する品目と、当該品目の価格データと
    を有する検索結果データを抽出させる検索結果ページ抽
    出指令と、 この検索結果ページ抽出指令に応じて抽出された検索結
    果データを前記優先条件指定データの種別に応じて編集
    させると共に検索結果ページを生成させる検索結果生成
    指令と、 この検索結果ページ生成指令に応じて生成される検索結
    果ページを前記顧客端末に表示させる検索結果ページ表
    示指令と、 前記顧客端末に表示された検索結果ページを起点とする
    前記顧客端末での操作に応じて前記提供者と前記顧客と
    の取引に関するデータ転送を制御させる取引データ転送
    制御指令とを備えたことを特徴とする提供者紹介用プロ
    グラムを記憶した記憶媒体。
  18. 【請求項18】 顧客端末からアクセスする顧客に商品
    又はサービスである品目を提供する提供者を紹介する提
    供者紹介サイトと接続され、当該提供者紹介サイトとの
    データの送受信を制御するデータ送受信手段と、このデ
    ータ送受信手段を介して送受信されるデータを表示する
    表示手段と、この表示手段に表示されるデータに応じた
    操作が入力される入力手段とを備え、 前記データ送受信手段が、前記提供者紹介サイトから前
    記顧客の当該提供者に対する前記品目に関する取引を指
    示する取引指示データを受信する取引指示データ受信部
    と、この取引指示データ受信部に応じて行った取引内容
    を前記提供者紹介サイトへ送信する取引結果データ送信
    部とを備えたことを特徴とする提供者コンピュータ。
  19. 【請求項19】 前記データ送受信手段が、前記顧客か
    ら店頭で問合せのあった品目の店頭在庫を有していない
    場合に前記提供者紹介サイトへ在庫及び納期を問合せる
    第1の店頭外在庫問合せ部を備えたことを特徴とする請
    求項18記載の提供者コンピュータ。
  20. 【請求項20】 前記データ送受信手段が、前記顧客か
    ら店頭で問合せのあった品目の店頭在庫を有していない
    場合に前記提供者紹介サイトを介して他の提供者へ在庫
    及び納期を問合せる第2の店頭外在庫問合せ部を備えた
    ことを特徴とする請求項18記載の提供者コンピュー
    タ。
  21. 【請求項21】 前記取引指示データ受信部が、前記顧
    客の前記提供者紹介サイトに対する操作に応じて、品目
    及び約束納期である品目データと、品目の受け渡し手法
    を示す受け渡しデータと、当該取引に関する決済手法を
    示す決済手法データとのうち当該提供者に関連する項目
    を前記取引指示データとして受信する取引態様指定デー
    タ受信機能を備えたことを特徴とする請求項18記載の
    提供者コンピュータ。
  22. 【請求項22】 前記取引結果データ送信部は、前記顧
    客と前記提供者の取引が前記品目の直接の引き渡しであ
    る場合には、前記品目データ及び前記受け渡しデータに
    基づいて前記品目の前記顧客への引き渡し完了の入力を
    当該提供者へ促すと共に当該提供者から入力される引き
    渡し完了連絡を前記提供者紹介システムへ送信する直接
    受渡制御機能を備えたことを特徴とする請求項21記載
    の提供者コンピュータ。
  23. 【請求項23】 前記取引結果データ送信部は、前記顧
    客と前記提供者の取引が前記品目に関する決済である場
    合には、前記決済手法データに基づいて前記顧客との決
    済完了の入力を当該当該提供者へ促すと共に当該提供者
    から入力される決済完了連絡を前記提供者紹介システム
    へ送信する直接決済制御機能を備えたことを特徴とする
    請求項21又は22記載の提供者コンピュータ。
  24. 【請求項24】 取扱品目を提供する提供者の所在地及
    び取扱品目データの一覧を各提供者毎に記憶した提供者
    DBと、予め登録された顧客に関する顧客データの一覧
    を記憶した顧客DBと、この顧客DB及び前記提供者D
    Bを用いて顧客端末及び提供者端末とのデータ転送を制
    御するサーバとを備え、 前記サーバが、 前記顧客と前記提供者との間で取引を行う契約に関する
    契約報告を前記提供者端末から受信する契約報告受信手
    段と、 この契約報告を受信した後に当該取引を行った顧客の顧
    客端末へ取引の結果の確認を求める取引完了確認連絡の
    実行時期及び実行を制御する取引完了確認連絡制御手段
    と、 この取引完了確認連絡制御手段による取引完了確認連絡
    によって連絡された取引完了データを前記顧客DB又は
    提供者DBに蓄積する取引完了データ蓄積手段とを備え
    たことを特徴とする提供者紹介システム。
  25. 【請求項25】 前記取引完了データ蓄積手段によって
    蓄積された顧客DB又は提供者の取引履歴データに基づ
    いて当該顧客又は提供者の経理を管理する経理管理手段
    を備えたことを特徴とする請求項24記載の提供者紹介
    システム。
  26. 【請求項26】 前記取引完了確認連絡制御手段が、前
    記契約報告による約束納期に従って当該約束納期から予
    め定められた一定日時経過後に当該取引完了確認を当該
    顧客へ求める実行時期制御機能を備えたことを特徴とす
    る請求項24記載の提供者紹介システム。
  27. 【請求項27】 前記取引完了確認連絡制御手段が、前
    記顧客へ当該取引に関する感想の連絡を求める感想連絡
    依頼機能を備え、 前記取引完了データ蓄積手段が、当該感想連絡依頼機能
    に応じて連絡される取引感想データを前記顧客DBに登
    録する取引感想データ登録機能を備えたことを特徴とす
    る請求項26記載の提供者紹介システム。
  28. 【請求項28】 前記サーバが、前記提供者DBに登録
    された提供者コンピュータからの問合せに応じて、前記
    取引完了データ蓄積手段によって蓄積された取引履歴デ
    ータに基づいて、当該顧客に対する掛売での与信額を算
    出する与信額算出手段と、この与信額算出手段によって
    算出された当該与信額を前記提供者コンピュータに送信
    する与信額通知手段とを備えたことを特徴とする請求項
    24記載の提供者紹介システム。
  29. 【請求項29】 取扱品目を提供する提供者の所在地及
    び取扱品目データの一覧を各提供者毎に記憶した提供者
    DBと、予め登録された顧客に関する顧客データの一覧
    を記憶した顧客DBと、この顧客DBに登録された顧客
    によって使用されると共に前記提供者によって管理され
    且つ当該提供者の所在地に設置されたレンタルコンピュ
    ータの予約状況を記憶したレンタルコンピュータDB
    と、このレンタルコンピュータDB,顧客DB及び提供
    者DBを用いてレンタルコンピュータ,顧客端末,提供
    者端末とのデータ転送を制御するサーバとを備え、 前記サーバが、 前記顧客端末から入力されるスケジュールデータから当
    該スケジュールによる時間別の地域データを抽出すると
    共に当該地域データ及び時間データに基づいて前記レン
    タルコンピュータDB及び提供者DBから当該地域にて
    予約可能なレンタルコンピュータを検索するレンタルコ
    ンピュータ空き検索手段と、 このレンタルコンピュータ空き検索手段によって検索さ
    れたレンタルコンピュータと当該レンタルコンピュータ
    を管理する提供者とを含む予約用ページを生成すると共
    に前記顧客端末に表示させると共に当該予約用ページに
    対する操作に応じて前記顧客から予約申込があった場合
    には前記レンタルコンピュータDBを更新するレンタル
    コンピュータ予約制御手段とを備えたことを特徴とする
    提供者紹介システム。
  30. 【請求項30】 前記サーバが、前記レンタルコンピュ
    ータDBに予約がなされている顧客から前記提供者との
    取引に関する検索又は入力が行われた場合には当該提供
    者との品目の受渡及び決済手法について当該予約された
    レンタルコンピュータDBを管理する提供者を当該受渡
    及び決済可能な提供者として表示制御する移動先受渡制
    御手段を備えたことを特徴とする請求項29記載の提供
    者紹介システム。
  31. 【請求項31】 予め入会した顧客に対してそれぞれ異
    なる地域を拠点とする提供者での品目の受渡を行う品目
    授受方法であって、 顧客の移動先の地域及び日時を受信する工程と、 当該顧客の移動先にて用いる品目及び数量を受信する工
    程と、 この地域及び日時に基づいて品目の授受が可能な移動先
    の提供者を特定する工程と、 前記顧客の移動先にて用いる品目に関する事前指定又は
    品目が必要な場合に、当該事前指定又は品目の受渡を行
    う移動前の提供者を特定する工程と、 前記提供者に関する情報を前記顧客に通知する工程と、 当該提供者及び品目並びに数量に応じて定まる価格を前
    記顧客に通知する工程と、 当該顧客から申込があった場合に前記移動前提供者及び
    移動後提供者に当該顧客との取引予約を通知する工程と
    を備えたことを特徴とする品目授受方法。
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