JP2002024562A - 情報処理装置、ネットワークシステム、鉄鋼製品仕様決定方法、鉄鋼製品のマーケッティング方法、及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、ネットワークシステム、鉄鋼製品仕様決定方法、鉄鋼製品のマーケッティング方法、及び記録媒体

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JP2002024562A
JP2002024562A JP2000206377A JP2000206377A JP2002024562A JP 2002024562 A JP2002024562 A JP 2002024562A JP 2000206377 A JP2000206377 A JP 2000206377A JP 2000206377 A JP2000206377 A JP 2000206377A JP 2002024562 A JP2002024562 A JP 2002024562A
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Masahiko Ota
昌彦 太田
Hiroshi Noguchi
博司 野口
Tatsuo Amaike
龍男 雨池
Keiichiro Kawaguchi
敬一郎 川口
Minoru Baba
稔 馬場
Ryuji Kanakubo
龍治 金久保
Emiko Osato
恵美子 大里
Kyoichi Yamazaki
恭一 山崎
Koji Shimagami
浩二 島上
Mikio Kishimoto
幹生 岸本
Toshio Nagumo
登志夫 南雲
Hideyuki Takayama
英幸 高山
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Nippon Steel Corp
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄鋼製造業者側と、その特定の需要家側に含
まれる全ての関係者とが、通信手段を介して鉄鋼製品の
仕様に関する情報を送受信することで、的確且つ効率的
に鉄鋼製品の仕様を決定することが可能なネットワーク
システムを提供する。 【解決手段】 鉄鋼製造業者側110において、記憶手
段112は、仕様検討事例情報を含む鉄鋼製品の仕様に
関する情報を記憶する。提供手段111は、予め登録さ
れた特定の需要家側120の登録クライアント120
(X)に対して、記憶手段112内の該当する情報を通
信手段130を介して提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、鉄鋼製造
業者(鉄鋼メーカー)の需要家が鉄鋼製品の仕様を決定
するための装置或いはシステムに用いられる、情報処理
装置、ネットワークシステム、鉄鋼製品仕様決定方法、
鉄鋼製品のマーケッティング方法、及びこれらを実現す
るためのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な
記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば、鉄鋼製造業者と、その
需要家との間での、鉄鋼製品の取り引きは、図6に示す
ような方法によって行なわれている。上記図6に示す取
引方法は、紐付取引方法と呼ばれ、通常の商談の流れ
(鉄鋼製造業者801→商社802→コイルセンター
(加工センター)803→部品メーカー804→需要家
805(X))に対して、鉄鋼製造業者802と需要家
805(X)が、直接の取引相手(商社802、コイル
センター(加工センター)803、部品メーカー80
4)との間の商談とは別に、直接商談を行うことで、取
引対象の鉄鋼製品(母材)の仕様、価格、及び取引数量
等を直接確認する手法である。このような紐付取引方法
によれば、鉄鋼製品の品質の安定、受注や供給の安定、
及び価格の相対的安定を図ることができる。
【0003】尚、鉄鋼製造業者802の需要家は実際に
は複数存在し、ここでは説明の簡単のため、複数の需要
家805(1),805(2),…,805(X),…
の中の任意の需要家805(X)に着目している。
【0004】また、上記紐付取引方法において、採用す
る鉄鋼製品の仕様決定する際には、鉄鋼製造業者802
側の担当者と、需要家805(X)側の設計部門や調達
部門等の担当者(需要家805(X)側の窓口となる担
当者)とが、個別に直接打合せを行って、既存の鉄鋼製
品を採用したり、或いは用途や使用環境に応じた仕様変
更等を行う。例えば、鉄鋼製造業者801の担当者が、
需要家805(X)側へ出向き、或は電話等によって、
需要家805(X)側の担当者と直接商談を行って、ど
の鉄鋼製品を使用するか、或はどの鉄鋼製品へ変更する
か、その鉄鋼製品の価格はいくらにするか、などの仕様
を決定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の鉄鋼製品仕様決定方法では、鉄鋼製品の
仕様を決定するための情報(鉄鋼製品の仕様に関する情
報)を、需要家805(X)側の担当者(需要家805
(X)側の窓口となる担当者)しか保有していないた
め、少なくとも次のような問題点(1)〜(4)があっ
た。
【0006】(1)需要家805(X)側の担当者が、
採用する鉄鋼製品を選定する必要が生じた場合、過去の
仕様検討事例の情報を容易に入手できないことから、適
切に当該選定を行うことが困難だった。 (2)需要家805(X)側において、類似の鉄鋼製品
について別の担当者が仕様を検討する場合、当該担当者
は、改めて鉄鋼製造業者802側の担当者との打ち合わ
せを行う必要があった。これは、非常に業務効率が悪
い。 (3)需要家805(X)側において、鉄鋼製品の仕様
についての情報提供の要望や質問等が生じた場合、その
担当者は、鉄鋼製造業者802の対応窓口が非常にわか
りにくいことにより、十分な意志疎通が非常に困難であ
った。
【0007】(4)鉄鋼製造業者802は、需要家80
5(X)側の担当者、すなわち需要家805(X)の設
計部門や調達部門等の窓口となる担当者としか直接商談
が行えないため、実際にどのような設計者や資材担当者
がいるのか等を把握することができなかった。このた
め、鉄鋼製造業者802は、需要家805(X)側の設
計者や資材担当者から問い合わせがない限り、例えば、
新製品や新技術等を、当該設計者や資材担当者に対して
能動的に紹介することができなかった。
【0008】また、鉄鋼製造業者802としては、一般
の需要家向けにホームページを開設し、既存の鉄鋼製品
に関する情報を一般の需要家に対して広く提供している
ものもあるが、例えば、特定の需要家向けの鉄鋼製品の
仕様については秘密情報を含むため、一般の需要家向け
のホームページに掲載する情報が限られてしまう。した
がって、特定の需要家側の担当者は、鉄鋼製造業者80
2から提供されているホームページを用いて情報収集し
たとしても、必要な情報を十分に入手することができ
ず、結局のところ鉄鋼製造業者の担当者との個別打合せ
によって、必要な情報を収集する必要があった。
【0009】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、鉄鋼製造業者と、当該鉄鋼製造
業者の需要家側に含まれる全ての関係者が、通信回線を
介して鉄鋼製品に関する情報を送受信することで、的確
且つ効率的に鉄鋼製品の仕様決定を行うことが可能な、
情報処理装置、ネットワークシステム、鉄鋼製品仕様決
定方法、鉄鋼製品のマーケッティング方法、及びこれら
を実現するためのプログラムを格納したコンピュータ読
取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、特定の需要家側と通信手段を介して鉄鋼
製品の仕様に関する情報を送受信する情報処理装置であ
って、上記鉄鋼製品の仕様に関する情報を記憶する記憶
手段と、予め登録された上記特定の需要家側の登録クラ
イアントに対して、上記記憶手段内の情報を上記通信手
段を介して提供する提供手段とを備えることを特徴とす
る。
【0011】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記記憶手段は、複数の上記特定の需要家毎の上記鉄鋼
製品の仕様に関する情報を記憶し、上記提供手段は、上
記記憶手段内の情報の中の上記登録クライアントが属す
る特定の需要家用の情報を提供することを特徴とする。
【0012】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記記憶手段は、上記登録クライアントの登録の際に用
いられたユーザ情報を記憶することを特徴とする。
【0013】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記鉄鋼製品の仕様に関する情報は、仕様検討事例情報
を含むことを特徴とする。
【0014】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記提供手段は、上記登録クライアントからの上記通信
手段を介しての要求に基づいて、上記登録クライアント
へ上記記憶手段内の該当する情報を上記通信手段を介し
て提供することを特徴とする。
【0015】第6の発明は、上記第1の発明において、
上記提供手段は、上記登録クライアントから上記通信手
段を介してなされた問い合わせの情報を、当該情報の内
容に基づいて、該当する回答者側へ配信する機能を有
し、上記回答者側からの回答情報を上記登録クライアン
トへ上記通信手段を介して提供することを特徴とする。
【0016】第7の発明は、上記第1の発明において、
上記提供手段は、上記登録クライアントから上記通信手
段を介してなされた鉄鋼製品のサンプル請求の情報を、
当該情報の内容に基づいて、該当するサンプル提供者側
へ割り振って配信する機能を有することを特徴とする。
【0017】第8の発明は、上記第1の発明において、
上記提供手段は、上記登録クライアントから上記通信手
段を介して提供された所望する鉄鋼製品の仕様に関する
情報に基づいて、当該仕様に合致する鉄鋼製品の情報
を、上記登録クライアントへ上記通信手段を介して提供
することを特徴とする。
【0018】第9の発明は、上記第1の発明において、
上記提供手段は、上記記憶手段内の情報の中の所定の情
報を、上記通信手段を介して他の需要家へ提供すること
を特徴とする。
【0019】第10の発明は、少なくとも鉄鋼製造業者
側の端末装置及びその特定の需要家側のクライアントの
端末装置を含む複数の機器がネットワークを介して互い
に通信可能に接続されてなるネットワークシステムであ
って、上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、
請求項1〜9の何れかに記載の情報処理装置の機能を有
することを特徴とする。
【0020】第11の発明は、特定の需要家側と鉄鋼製
造業者側が通信手段を介して鉄鋼製品の仕様に関する情
報を送受信することで、鉄鋼製品の仕様を決定するため
の鉄鋼製品仕様決定方法であって、上記鉄鋼製造業者側
が、上記鉄鋼製品の仕様に関する情報を保持する保持ス
テップと、上記鉄鋼製造業者側が、上記特定の需要家側
のクライアントの登録手続に従って、当該クライアント
を登録する登録ステップと、上記鉄鋼製造業者側が、上
記登録クライアントに対して、上記保持ステップによる
保持情報を上記通信手段を介して参照可能なように提供
する提供ステップとを含むことを特徴とする。
【0021】第12の発明は、鉄鋼製造業者と特定の需
要家が通信手段を介して鉄鋼製品の仕様に関する情報を
送受信することで、鉄鋼製品の仕様を決定するための鉄
鋼製品仕様決定方法であって、上記鉄鋼製造業者側及び
上記特定の需要家側のクライアントを予め登録する登録
ステップと、上記鉄鋼製造業者側が、上記通信手段を介
して仕様検討事例を含む鉄鋼製品の仕様に関する情報を
提供する提供ステップと、上記特定の需要家側の登録ク
ライアントが、上記提供ステップにより提供される鉄鋼
製品の仕様に関する情報を参照する参照ステップと、上
記鉄鋼製造業者側又は上記特定の需要家側の登録クライ
アントが、上記提供ステップにより提供される鉄鋼製品
の仕様に関する情報を修正する修正ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0022】第13の発明は、上記第12の発明におい
て、上記特定の需要家側の登録クライアントが、上記通
信手段を介して上記鉄鋼製造業者側へ鉄鋼製品の仕様に
関する情報を要求する要求ステップを含むことを特徴と
する。
【0023】第14の発明は、上記第12の発明におい
て、上記特定の需要家側の登録クライアントが、上記通
信手段を介して上記鉄鋼製造業者側へ鉄鋼製品の仕様に
関する質問を行う問合ステップと、上記鉄鋼製造業者側
の該当するクライアントが、上記問合ステップにより質
問に対して、上記通信手段を介して回答する回答ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0024】第15の発明は、上記第12の発明におい
て、上記特定の需要家の登録クライアントが、上記通信
手段を介して上記鉄鋼製造業者側へ鉄鋼製品のサンプル
を要求する要求ステップを含むことを特徴とする。
【0025】第16の発明は、上記第12の発明におい
て、上記特定の需要家の登録クライアントが、上記通信
手段を介して所望する鉄鋼製品の仕様を入力する入力ス
テップと、上記鉄鋼製造業者側が、上記入力ステップに
よる入力仕様に合致する鉄鋼製品のメニューを、上記通
信回線を介して提示する提示ステップとを含むことを特
徴とする。
【0026】第17の発明は、鉄鋼製造業者側が、請求
項11〜16の何れかに記載の鉄鋼製品仕様決定方法に
より決定した鉄鋼製品の仕様情報の一部を、通信手段を
介して不特定の需要家に提供するステップを含む鉄鋼製
品のマーケッティング方法であることを特徴とする。
【0027】第18の発明は、請求項1〜9の何れかに
記載の情報処理装置の機能、又は請求項10記載のネッ
トワークシステムの機能を実施するための処理プログラ
ムを、コンピュータが読出可能に格納した記憶媒体であ
ることを特徴とする。
【0028】第18の発明は、請求項11〜16の何れ
かに記載の鉄鋼製品仕様決定方法、又は請求項17記載
の鉄鋼製品のマーケッティング方法の処理ステップを、
コンピュータが読出可能に格納した記憶媒体であること
を特徴とする。
【0029】具体的には例えば、本発明は、その概要を
図1に示す通り、鉄鋼製造業者(鉄鋼メーカー)とその
特定の需要家が、通信手段を介して、過去の仕様検討事
例等を含む鉄鋼製品の仕様に関する情報を送受信するこ
とにより、的確且つ効率的に鉄鋼製品の仕様を決定でき
ることを目的とする。以下に、各請求項ごとに本発明の
特徴の一例を述べるが、これは単に本発明の特徴の一例
であり、これに限られることはない。
【0030】第1〜第4、第11、第12の発明によれ
ば、鉄鋼製造業者は、特定の需要家の設計部門や資材調
達部門等の不特定のクライアント(登録済みのクライア
ント)に対して、鉄鋼製品の仕様に関する情報を特定需
要家特有の情報を含めて提供できるので、特定の需要家
側における新たなクライアントを開拓することができ、
特定の需要家におけるマーケッティングを実現すること
ができる。また、特定の需要家の登録クライアントは、
鉄鋼製品の仕様に関する情報が必要な場合には、過去の
検討事例を含めて通信手段を介して参照することができ
るため、鉄鋼製品の選定に必要十分な情報をタイムリー
に入手することができる。また、特定の需要家の登録ク
ライアントは、用途や使用環境に合わせて鉄鋼製品の仕
様変更を行う必要がある場合、過去の仕様検討事例に修
正を加えて鉄鋼製造業者側へ通信回線を介して仕様検討
を依頼することもできる。また、鉄鋼製造業者のクライ
アント(技術担当者等)は、過去の仕様検討事例に修正
を加えて、特定の需要家の登録クライアントへ鉄鋼製品
の仕様を提案することができる。
【0031】ここで、“クライアント”とは、本発明を
利用する個々のユーザを示し、“特定の需要家”とは、
具体的な企業又は企業グループ等を示し、複数存在する
場合であってもよい。“特定の需要家”としたのは、例
えば、情報提供する一つの手段としての一般向けのホー
ムページでは、誰でも参照できるというメリットがある
反面、特定の需要家との秘密情報を載せることができな
いことから、一般に開示できない有用情報を提供するこ
とを優先したからである。“鉄鋼製品”とは、厚板、薄
板、鋼管、形鋼等の鋼材や、鋼材に切断、プレス、接合
等の加工を施した加工製品を含む鉄鋼製造業者が提供す
る製品を示す。“通信手段”としては、一般の電話回線
でもよいが、既に使用環境が整い普及していることか
ら、インターネット等のネットワークを用いることが好
ましい。
【0032】第5及び第13の発明では、特定の需要家
の登録クライアントは、鉄鋼製造業者側に対して、鉄鋼
製品の仕様に関する情報を要求し、当該要求を受け取っ
た鉄鋼製造業者側は、予め登録しておいた鉄鋼製造業者
側の各種担当者(技術分野毎の担当者)の中の該当する
担当者へ当該要求を割り振って検討させ、その結果を、
当該要求先の登録クライアントへ提供する。これによ
り、特定の需要家の登録クライアントは、鉄鋼製造業者
側に対して、その担当者を特定せずに、鉄鋼製品の仕様
に関する情報を要求するだけで、既に未だ通信手段上に
提供されていない情報を要求することができる。
【0033】第6及び第14の発明では、特定の需要家
の登録クライアントは、鉄鋼製造業者側に対して、鉄鋼
製品の仕様に関する質問を行い、当該質問を受け取った
鉄鋼製造業者側は、予め登録しておいた鉄鋼製造業者側
の各種担当者(技術分野毎の担当者)の中の該当する担
当者へ当該質問を割り振って検討させ、その結果(回
答)を、当該要求先の登録クライアントへ提供する。こ
れにより、特定の需要家の登録クライアントは、鉄鋼製
造業者側へ鉄鋼製品の仕様に関する質問をしたい場合
に、質問相手(鉄鋼製造業者側の担当者)を特定するこ
となく質問することができる。
【0034】第7及び第15の発明によれば、特定の需
要家側の登録クライアントは、通信手段を介して鉄鋼製
造業者側へ鉄鋼製品のサンプル提供を要求することがで
きるので、従来は鉄鋼製造業者側の各担当者を特定して
個別に依頼していた業務形態に比べて、効率的に業務を
行うことがきる。
【0035】第8及び第16の発明によれば、特定の需
要家の登録クライアントは、通信手段を介して所望する
鉄鋼製品の仕様を入力だけで、当該仕様に合致する鉄鋼
製品のメニューを入手することができ、鉄鋼製品を簡単
に選定することができる。
【0036】第9及び第17の発明では、鉄鋼製造業者
側は、上述のような構成により決定した鉄鋼製品の仕様
情報を、通信手段を介して不特定の需要家(他の需要
家)へ提供する構成であるため、例えば、カタログの配
布や、不特定の需要家への個別説明に比べて、効果的且
つ効率的に鉄鋼製品のマーケッティングを行うことがで
きる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0038】<本実施の形態の構成>本発明は、例え
ば、図1に示すようなネットワークシステム100に適
用される。本実施の形態におけるネットワークシステム
100は、上記図1に示すように、特定の需要家120
側のクライアント120(1),120(2),…,1
20(X),…と、サーバ(WWWサーバ)111及び
データベース112を有する鉄鋼製造業者側110と
が、インターネット等のネットワーク130を介して互
いに通信可能なように接続された構成としている。
【0039】クライアント120(1),120
(2),…,120(X),…、及び鉄鋼製造業者側1
10のサーバ111はそれぞれ、例えば、図2に示すよ
うなコンピュータ200の機能を有し、そのCPU20
1により、本実施の形態での動作が実施される。
【0040】コンピュータ200は、上記図2に示すよ
うに、CPU201と、ROM202と、RAM203
と、キーボード(KB)209のキーボードコントロー
ラ(KBC)205と、表示部としてのCRTディスプ
レイ(CRT)210のCRTコントローラ(CRT
C)206と、ハードディスク(HD)211及びフロ
ッピー(登録商標)ディスク(FD)212のディスク
コントローラ(DKC)207と、ネットワークインタ
ーフェースカード(NIC)208とが、システムバス
204を介して互いに通信可能に接続された構成として
いる。そして、システムバス204が、上記図1に示し
たネットワーク130と接続される。
【0041】CPU201は、ROM202或いはHD
211に記憶されたソフトウェア、或いはFD212よ
り供給されるソフトウェアを実行することで、システム
バス204に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU201は、後述する所定の処理シーケ
ンスに従った処理プログラムを、ROM202、或いは
HD211、或いはFD212から読み出して実行する
ことで、本実施の形態での動作を実現するための制御を
行う。
【0042】RAM203は、CPU201の主メモリ
或いはワークエリア等として機能する。KBC205
は、KB209や、図示していないポインティングデバ
イス等からの指示入力を制御する。CRTC206は、
CRT210の表示を制御する。DKC207は、ブー
トプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイ
ル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及
び各種処理プログラム等を記憶するHD211及びFD
212とのアクセスを制御する。NIC208は、ネッ
トワーク130上のクライアント側120(1),12
0(2),…,120(X),…、或はサーバ111等
と、双方向にデータをやりとりする。
【0043】クライアント120(1),120
(2),…,120(X),…は、需要家120側に属
するクライアントを示し、その設計部門や調達部門等の
窓口となる担当者のみならず、鉄鋼製造業者側110に
関係する全てのユーザ(不特定多数の関係設計者や資材
担当者等)を含んでいる。
【0044】尚、鉄鋼製造業者側110の特定の需要家
としては、需要家120と同様のものが複数存在する
が、ここでは説明の簡単のため、それらの中の需要家1
20に着目して、以下の説明を行う。また、クライアン
ト120(1),120(2),…,120(X),…
の動作等についても、説明の簡単のため、それらの中の
任意のクライアント120(X)に着目して、以下の説
明を行う。
【0045】鉄鋼製造業者側110のサーバ(WWWサ
ーバ)111は、本実施の形態の最も特徴とする構成を
有し、特に、ネットワーク130上おいて需要家専用の
サイトを特定の需要家毎に設け、クライアント登録し終
えたクライアントに対してのみ、対応する需要家専用の
サイト内のホームページ(コンテンツ)を提供するよう
になされている。ここでは、実際には複数存在する需要
家の中の需要家120に着目しているため、上記図1で
は、需要家120の専用のサイト150及びそのホーム
ページ151を図示している。したがって、需要家12
0のクライアント120(X)は、クライアント登録さ
え行えば、WWWブラウザによってホームページ151
へアクセスして閲覧することができる。
【0046】図3は、需要家120向けのホームページ
151の構成(サイトマップ構成)の一例を示したもの
である。
【0047】ホームページ151では、上記図3に示す
ように、先ず、クライアント登録301のページに続い
て、メニュー302のページがあり、このメニュー30
2のページにおいて、VA(Value Analys
is)提案303(1)、商品紹介303(2)、鉄の
基礎知識303(3)、お問い合わせ303(4)、会
社案内303(5)、及び便利ツール303(6)等の
各項目が選択可能となっている。本実施の形態では、特
に、クライアント登録301のページ上において、クラ
イアント登録を終えたクライアントのみが、次のメニュ
ー302からのページへアクセスできるようになされて
いる。
【0048】項目303(1)〜306(6)の各ペー
ジでは、次のような情報が参照可能、或は機能実施可能
となっている。・VA提案303(1)では、製品サイ
ズや重量のダウン303(1−1)、工程省略303
(1−2)、及び環境問題への対応303(1−3)等
についての過去の事例(仕様検討事例)情報が参照可能
となっている。・商品紹介303(2)では、新技術/
新製品303(2−1)、無償サンプル一覧(在庫リス
ト)303(2−2)、及び技術カタログ/データ30
3(2−3)等について情報が参照可能となっている。
・鉄の基礎知識303(3)では、用語解説303(3
−1)及び質問コーナ303(3−2)等により、鉄に
関する用語を調べたり、鉄鋼製造業者側110に対する
質問等が行えるようになされている。・お問い合わせ3
03(4)では、担当者一覧303(4−1)及び過去
のご相談例303(4−2)等についての情報が参照可
能となっている。・会社案内303(5)では、鉄鋼製
造業者側110についての情報が参照可能となってい
る。
【0049】・便利ツール303(6)では、鋼材選定
303(6−1)、重量計算303(6−2)、サンプ
ル請求303(6−3)、環境負荷計算303(6−
4)、及び現在ご使用の鋼材一覧303(6−5)等の
各システム機能が実施可能となっている。
【0050】例えば、図4は、鋼材選定303(6−
1)の画面の一例を示したものである。上記図4に示す
ように、鉄鋼選定303(6−1)では、クライアント
120(X)が所定の条件(鉄鋼選定に必要な項目、以
下、「選定項目」とも言う)を入力さえすれば、該当す
る鉄鋼を選定できるようになされている。
【0051】具体的には、鉄鋼選定303(6−1)の
画面では、鉄鋼のサイズ選択、加工方法の選択、後塗装
するか否か、用途、要求する性能、及び数量を選定項目
としている。また、鉄鋼のサイズ選択、加工方法の選
択、後塗装するか否か、及び数量の各項目(“1”〜
“3”及び“8”の項目)を必須項目としている。
【0052】上記選定項目がクライアント120(X)
から入力されると、鉄鋼製造業者側110のサーバ11
1は、当該入力情報に基づいた所定のロジック(処理プ
ログラム)を実行することで得られた結果である、クラ
イアント120(X)の要求に対して適切な鉄鋼の品種
(候補となる鉄鋼の品種)や規格、処理、目付等につい
ての情報を、クライアント120(X)へ提供する。
【0053】上記所定のロジックとしては、次のような
ロジックとしている(上記図4の右部分参照)。先ず、
鉄鋼のサイズ選択の項目(“1”の項目)の入力情報に
より、該当する製造可能な鉄鋼の品種を選択し、次に、
後塗装するか否か、用途、及び要求する性能の各項目
(“3”〜“7”の項目)の入力情報に基づいて、上記
選択した鉄鋼の品種を更に絞り込み、次に、加工方法の
選択の項目(“2”の項目)の入力情報によって該当す
る原板規格を決定し、そして、数量の項目(“8”の項
目)の入力情報に基づいて、少ない数量であれば特品は
推薦できないので汎用のものを選択する等をして、再度
上記選択した鉄鋼の品種を見直して、最終的にクライア
ント120(X)へ推薦する鉄鋼の品種を決定する。
【0054】重量計算303(6−2)についても、上
述の鋼材選定303(6−1)と同様に、サイズ等の条
件を入力すれば、その重量が算出されるようになされて
いる。また、環境負荷計算303(6−4)では、使用
或は参照鋼材の条件を入力すれば、それに含有される環
境負荷物質(鉛等)の標準値(参考値)が算出されるよ
うになされている。
【0055】上述のようなホームページによる鉄鋼製品
の仕様に関する情報は、鉄鋼製造業者側110からサー
バ111に対して提供され、データベース112へ保存
される。
【0056】尚、特定の需要家毎のホームページの構成
及びその内容としては、上記図3及び図4に示したもの
に限られることはない。また、例えば、あるホームペー
ジ上に対してキーワード検索機能を設け、クライアント
120(X)が、当該ホームページ上でキーワードの入
力による検索が行えるようにしてもよい。この場合、ク
ライアント120(X)効率的に必要な情報を取得する
ことができる。
【0057】<本実施の形態でのネットワークシステム
100の動作>ネットワークシステム100は、例え
ば、図5に示す処理シーケンスに従って動作する。すな
わち、クライアント120(1),120(2),…,
120(X),…、及び鉄鋼製造業者側110のサーバ
111が有する上記図2に示したコンピュータ機能20
0において、CPU201が、ROM202に予め記憶
されている上記図5のフローチャートに従った処理プロ
グラムを実行することで、以下に説明するような動作が
実施される。
【0058】ステップS400:(上記図1の“”を
も参照) サーバ111は、鉄鋼製造業者側110の担当者によっ
て作成されデータベース112へ格納された特定の需要
家毎の鉄鋼製品の仕様に関するホームページをネットワ
ーク130上に掲載する。ここでのホームページの内容
としては、その一例として上記図3に示したように、鉄
鋼製品のカタログや技術データだけでなく、過去の鉄鋼
製品の仕様検討事例(VA提案303(1))を含んで
いる。
【0059】ステップS401:(上記図1の“”及
び“”をも参照) クライアント120(X)(特定の需要家120側の社
員や関連会社の社員等)は、上記図2のコンピュータ機
能200によって、ネットワーク130を介して、上記
図3に示したクライアント登録301のページへアクセ
スし、ユーザ名、所属、及び電子メールアドレス等のユ
ーザ情報を入力する。サーバ111は、クライアント1
20(X)からのユーザ情報を受け取り、当該ユーザ情
報をデータベース112へ保存し、クライアント120
(X)側のユーザを登録(クライアント登録)する。こ
のとき、サーバ111は、クライアント120(X)か
らのユーザ情報によって、ユーザ認証(クライアント認
証)を行い、その結果に基づいて、クライアント登録を
行う。
【0060】ステップS401でのクライアント登録処
理により、クライアント登録を終えたクライアント12
0(X)は、詳細は後述するが、ネットワーク130を
介して提供される鉄鋼製品の仕様に関するホームページ
(上記図3参照)を参照することができる。
【0061】また、鉄鋼製造業者側110は、データベ
ース112へ保存されたユーザ情報により、需要家12
0側のクライアント(不特定多数の関係者)として、ど
のような設計者や資材担当者がいるのかを明確に把握す
ることができる(設計者や資材担当者の発掘)。これに
より、鉄鋼製造業者側110は、例えば、新技術や新製
品等を、クライアント120(X)からの問い合わせを
待つことなく、電子メールや文献郵送等によって能動的
にクライアント120(X)へ紹介することができ、ク
ライアント120(X)の要求に適した製品を提供する
こともできる。
【0062】また、サーバ111は、上述の需要家12
0側のクライアントの登録と共に、予め、鉄鋼製造業者
側110の各種担当者(技術担当者等)をも登録する。
この登録情報は、詳細は後述するメール振り分け機能に
より、クライアント120(X)からの電子メールを鉄
鋼製造業者側110の該当する担当者へ配信する際に使
用される。
【0063】ステップS402:鉄鋼製造業者側110
の担当者は、サーバ111に対して、過去の仕様検討事
例を含む鉄鋼製品の仕様に関する情報を提供する。サー
バ111は、鉄鋼製造業者側110から提供された情報
を、データベース112へ保存すると共に、ネットワー
ク130で掲載するホームページ上の情報へ反映させ
る。
【0064】ステップS403:(上記図1の“”及
び“”をも参照) クライアント120(X)は、ネットワーク130を介
して鉄鋼製造業者側110のサーバ111にアクセス
し、上記図3に示したようなホームページにより必要な
情報を参照或は取得する。
【0065】ここで、本実施の形態では、クライアント
120(X)にて発生した電子メール(専用メール)に
よるお問い合わせやサンプル請求等は、鉄鋼製造業者側
110のサーバ111にて、自動的に鉄鋼製造業者側1
10の該当する担当者へ配信されるようになされてい
る。このとき、上述したようにして予め登録された鉄鋼
製造業者側110の各種担当者の情報が用いられる。す
なわち、サーバ111は、クライアント120(X)か
らのメールを、そのメール内容に従って、鉄鋼製造業者
側110の予め分野別に決められた担当者(技術担当者
等)へ割り振る機能(メール振り分け機能)を有する。
これにより、クライアント120(X)は、鉄鋼製造業
者側110の担当者を特定する必要はなく、鉄鋼製品の
仕様に関する質問や、サンプル請求等を行える。
【0066】例えば、クライアント120(X)は、上
記図3に示したお問い合わせ303(4)のページにお
いて、鉄鋼製造業者側110に対して電子メール(専用
メール)による問い合わせを行う。クライアント120
(X)にて発生した問い合わせ情報は、ネットワーク1
30を介して鉄鋼製造業者側110のサーバ111へ送
信される。サーバ111は、メール振り分けツール等に
より、クライアント120(X)からの問い合わせ情報
を、鉄鋼製造業者側110の該当する担当者へ自動的に
配信する。鉄鋼製造業者側110の当該担当者は、クラ
イアント120(X)からの問い合わに対する回答、或
はそれに関する情報を、電子メール(或は郵送等)によ
りクライアント120(X)へ提供する。
【0067】また、例えば、クライアント120(X)
は、上記図3に示した便利ツール303(6)のサンプ
ル請求303(6−3)のページにおいて、鉄鋼製造業
者側110に対して電子メール(専用メール)によるサ
ンプル請求を行う。クライアント120(X)にて発生
したサンプル請求情報は、ネットワーク130を介して
鉄鋼製造業者側110のサーバ111へ送信される。サ
ーバ111は、メール振り分けツール等により、クライ
アント120(X)からのサンプル請求情報を、鉄鋼製
造業者側110の該当する担当者へ自動的に配信する。
鉄鋼製造業者側110の当該担当者は、クライアント1
20(X)からのサンプル請求に対するサンプルを、郵
送等によりクライアント120(X)へ提供する。
【0068】また、例えば、クライアント120(X)
は、上記図3に示した便利ツール303(6)の鉄鋼選
定303(6−1)のページ(上記図4参照)におい
て、必要な条件を入力することで、採用する鉄鋼として
適切な鉄鋼に関する情報を入手することができる。すな
わち、クライアント120(X)は、鉄鋼製造業者側1
10の担当者と直接商談することなく、ダイレクトにサ
ーバ111へアクセスするだけで、採用する鉄鋼として
適切な鉄鋼に関する情報を容易に入手することができ、
鉄鋼製品の仕様を容易に且つ効率的に決定することがで
きる。このとき、鉄鋼製品の仕様を決定するにあたって
質問等が発生した場合には、上述したお問い合わせ30
3(4)のページを利用すればよい。また、鉄鋼選定3
03(6−1)にて提供された候補としての鉄鋼のサン
プルが必要であれば、上述したサンプル請求303(6
−3)のページを利用すればよい。
【0069】ステップS404:クライアント120
(X)は、ステップS403にて取得した各種情報を用
いて、鉄鋼製品の仕様を決定する。このとき、クライア
ント120(X)は、必要に応じて、ステップS403
での処理を再度実行することで、鉄鋼製品の仕様を再検
討し変更等(当該仕様の修正)することも可能である。
また、この鉄鋼製品の仕様の修正を、鉄鋼製造業者側1
10の担当者が行うようにしてもよい。
【0070】尚、本実施の形態において、鉄鋼製造業者
側110又は特定の需要家120における関連ファイル
とリンクを張ることで、鉄鋼製造業者側110と、需要
家120のクライアント120(X)とが必要な情報を
相互に参照し合うことができるように構成してもよい。
この場合、互いに必要な関連情報を簡単に入手すること
ができる。
【0071】また、本実施の形態において、特定の需要
家120内で決定された鉄鋼製品の仕様に関する情報の
うち、秘密情報を含まない情報(過去に存在しない新た
なVA情報等)を、ネットワーク130を介して不特定
の需要家(他の需要家)へ提供するように構成してもよ
い。これにより、特定の需要家120へ提供した鉄鋼製
品の仕様に関する情報を、他の需要家へタイムリーに提
供することかできるため、効果的且つ効率的に鉄鋼製品
のマーケッティングを行うことができる。
【0072】また、本発明の目的は、本実施の形態のホ
スト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に
供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又は
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読みだして実行することによっても、達成される
ことは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出
されたプログラムコード自体が本実施の形態の機能を実
現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記
憶媒体は本発明を構成することとなる。プログラムコー
ドを供給するための記憶媒体としては、ROM、フロッ
ピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気デ
ィスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発
性のメモリカード等を用いることができる。また、コン
ピュータが読みだしたプログラムコードを実行すること
により、本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、
そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上
で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行
い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶媒
体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ
に挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、
そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボ
ードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処
理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形
態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでも
ない。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鉄
鋼製造業者側と特定の需要家側の登録クライアントが、
鉄鋼製品の仕様に関する情報を通信手段を介して送受信
することにより、特定の需要家側内の各登録クライアン
ト間で、特有の鉄鋼製品の仕様に関する情報を共有化で
き、鉄鋼製品の仕様の決定を的確且つ効率的に行うこと
ができる。具体的には例えば、次のような効果(1)〜
(4)の効果を得ることができる。
【0074】(1)鉄鋼製造業者側は、特定の需要家側
の登録クライアント(設計担当者や資材担当者等)へ広
く鉄鋼製品の仕様に関する情報を提供することができ、
特定の需要家側での潜在的なクライアントを開拓するこ
とができる。このため、鉄鋼製造業者側は、特定の需要
家側の潜在的なクライアントに対して、ダイレクトに、
新製品や新技術等の提供を行える。 (2)特定の需要家の登録クライアントは、鉄鋼製品の
仕様の選定に必要な情報をタイムリーに入手することが
できる。 (3)特定の需要家側又は鉄鋼製造業者側のクライアン
トが、過去の事例を修正することで、鉄鋼製品の仕様の
決定を効率的に行うことができる。 (4)特定の需要家の登録クライアントは、鉄鋼製造業
者側の担当者を特定することなく、鉄鋼製品の仕様に関
する質問やサンプルの要求等を行うことができ、従来の
個別打合せに比べて、格段に業務効率が向上できる。
【0075】また、本発明によって決定した鉄鋼製品の
仕様に関する情報を、不特定の需要家側へもタイムリー
に提供できるので、効果的且つ効率的に鉄鋼製品のマー
ケッティングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネットワークシステムの構成
を示すブロック図である。
【図2】上記ネットワークシステムのサーバ及びクライ
アントが有するコンピュータ機能の構成を示すブロック
図である。
【図3】上記サーバが提供するホームページの構成を説
明するための図である。
【図4】上記ホームページの中の鉄鋼選定のページの一
例をを説明するための図である。
【図5】上記ネットワークシステムの動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図6】従来の紐付取引を説明するための図である。
【符号の説明】
100 ネットワークシステム 110 鉄鋼製造業者 111 サーバ(WWWサーバ) 112 データベース 120 特定の需要家 120(1),120(2),… クライアント 130 ネットワーク 150 需要家専用サイト 151 需要家専用ホームページ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 雨池 龍男 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 川口 敬一郎 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 馬場 稔 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 金久保 龍治 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 大里 恵美子 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 山崎 恭一 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 島上 浩二 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 岸本 幹生 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 南雲 登志夫 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 高山 英幸 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA01 AA02 BB07 CC00 DD01 EE00 FF03 GG02 GG04 GG07

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の需要家側と通信手段を介して鉄鋼
    製品の仕様に関する情報を送受信する情報処理装置であ
    って、 上記鉄鋼製品の仕様に関する情報を記憶する記憶手段
    と、 予め登録された上記特定の需要家側の登録クライアント
    に対して、上記記憶手段内の情報を上記通信手段を介し
    て提供する提供手段とを備えることを特徴とする情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段は、複数の上記特定の需要
    家毎の上記鉄鋼製品の仕様に関する情報を記憶し、 上記提供手段は、上記記憶手段内の情報の中の上記登録
    クライアントが属する特定の需要家用の情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段は、上記登録クライアント
    の登録の際に用いられたユーザ情報を記憶することを特
    徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記鉄鋼製品の仕様に関する情報は、仕
    様検討事例情報を含むことを特徴とする請求項1記載の
    情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記提供手段は、上記登録クライアント
    からの上記通信手段を介しての要求に基づいて、上記登
    録クライアントへ上記記憶手段内の該当する情報を上記
    通信手段を介して提供することを特徴とする請求項1記
    載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記提供手段は、上記登録クライアント
    から上記通信手段を介してなされた問い合わせの情報
    を、当該情報の内容に基づいて、該当する回答者側へ配
    信する機能を有し、上記回答者側からの回答情報を上記
    登録クライアントへ上記通信手段を介して提供すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 上記提供手段は、上記登録クライアント
    から上記通信手段を介してなされた鉄鋼製品のサンプル
    請求の情報を、当該情報の内容に基づいて、該当するサ
    ンプル提供者側へ割り振って配信する機能を有すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 上記提供手段は、上記登録クライアント
    から上記通信手段を介して提供された所望する鉄鋼製品
    の仕様に関する情報に基づいて、当該仕様に合致する鉄
    鋼製品の情報を、上記登録クライアントへ上記通信手段
    を介して提供することを特徴とする請求項1記載の情報
    処理装置。
  9. 【請求項9】 上記提供手段は、上記記憶手段内の情報
    の中の所定の情報を、上記通信手段を介して他の需要家
    へ提供することを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
  10. 【請求項10】 少なくとも鉄鋼製造業者側の端末装置
    及びその特定の需要家側のクライアントの端末装置を含
    む複数の機器がネットワークを介して互いに通信可能に
    接続されてなるネットワークシステムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜9の何れかに記載の情報処理装置の機能を有するこ
    とを特徴とするネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 特定の需要家側と鉄鋼製造業者側が通
    信手段を介して鉄鋼製品の仕様に関する情報を送受信す
    ることで、鉄鋼製品の仕様を決定するための鉄鋼製品仕
    様決定方法であって、 上記鉄鋼製造業者側が、上記鉄鋼製品の仕様に関する情
    報を保持する保持ステップと、 上記鉄鋼製造業者側が、上記特定の需要家側のクライア
    ントの登録手続に従って、当該クライアントを登録する
    登録ステップと、 上記鉄鋼製造業者側が、上記登録クライアントに対し
    て、上記保持ステップによる保持情報を上記通信手段を
    介して参照可能なように提供する提供ステップとを含む
    ことを特徴とする鉄鋼製品仕様決定方法。
  12. 【請求項12】 鉄鋼製造業者と特定の需要家が通信手
    段を介して鉄鋼製品の仕様に関する情報を送受信するこ
    とで、鉄鋼製品の仕様を決定するための鉄鋼製品仕様決
    定方法であって、 上記鉄鋼製造業者側及び上記特定の需要家側のクライア
    ントを予め登録する登録ステップと、 上記鉄鋼製造業者側が、上記通信手段を介して仕様検討
    事例を含む鉄鋼製品の仕様に関する情報を提供する提供
    ステップと、 上記特定の需要家側の登録クライアントが、上記提供ス
    テップにより提供される鉄鋼製品の仕様に関する情報を
    参照する参照ステップと、 上記鉄鋼製造業者側又は上記特定の需要家側の登録クラ
    イアントが、上記提供ステップにより提供される鉄鋼製
    品の仕様に関する情報を修正する修正ステップとを含む
    ことを特徴とする鉄鋼製品仕様決定方法。
  13. 【請求項13】 上記特定の需要家側の登録クライアン
    トが、上記通信手段を介して上記鉄鋼製造業者側へ鉄鋼
    製品の仕様に関する情報を要求する要求ステップを含む
    ことを特徴とする請求項12記載の鉄鋼製品仕様決定方
    法。
  14. 【請求項14】 上記特定の需要家側の登録クライアン
    トが、上記通信手段を介して上記鉄鋼製造業者側へ鉄鋼
    製品の仕様に関する質問を行う問合ステップと、 上記鉄鋼製造業者側の該当するクライアントが、上記問
    合ステップにより質問に対して、上記通信手段を介して
    回答する回答ステップとを含むことを特徴とする請求項
    12記載の鉄鋼製品仕様決定方法。
  15. 【請求項15】 上記特定の需要家の登録クライアント
    が、上記通信手段を介して上記鉄鋼製造業者側へ鉄鋼製
    品のサンプルを要求する要求ステップを含むことを特徴
    とする請求項12記載の鉄鋼製品仕様決定方法。
  16. 【請求項16】 上記特定の需要家の登録クライアント
    が、上記通信手段を介して所望する鉄鋼製品の仕様を入
    力する入力ステップと、 上記鉄鋼製造業者側が、上記入力ステップによる入力仕
    様に合致する鉄鋼製品のメニューを、上記通信回線を介
    して提示する提示ステップとを含むことを特徴とする請
    求項12記載の鉄鋼製品仕様決定方法。
  17. 【請求項17】 鉄鋼製造業者側が、請求項11〜16
    の何れかに記載の鉄鋼製品仕様決定方法により決定した
    鉄鋼製品の仕様情報の一部を、通信手段を介して不特定
    の需要家に提供するステップを含むことを特徴とする鉄
    鋼製品のマーケッティング方法。
  18. 【請求項18】 請求項1〜9の何れかに記載の情報処
    理装置の機能、又は請求項10記載のネットワークシス
    テムの機能を実施するための処理プログラムを、コンピ
    ュータが読出可能に格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  19. 【請求項19】 請求項11〜16の何れかに記載の鉄
    鋼製品仕様決定方法、又は請求項17記載の鉄鋼製品の
    マーケッティング方法の処理ステップを、コンピュータ
    が読出可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003098506A1 (fr) * 2001-04-18 2003-11-27 Nippon Steel Corporation Processeur d'informations, systeme de reseau, procede de traitement d'informations et support de stockage
JP2007291672A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Pigeon Corp 開き防止具
JP2009245155A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Jfe Steel Corp 仕様決定装置
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