JP2001283086A - 情報提供システム及び情報提供方法、並びにソフトウェア記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネット上に散在する商品情報を手が
かりに商品を購入する消費者に購入手続きに必要な情報
を一連の流れで提供する。 【解決手段】 「スペック・仕様等を含んだ商品情報提
供」サイト、「実売価格・在庫等を含んだ販売状況情報
提供」サイト、「実際にサイト上で消費者が購入できる
販売提供」サイトを結びつけた一連の仕組みを構築する
ことができる。また、かかる一連の仕組みを利用して最
終的に消費者が商品購入に至った場合には、商品販売に
よって得られる利益をかかる仕組み上にあるサイト運営
者間でシェアすることが容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、市場に流通する商
品に関する情報の提供サービスを行う情報提供システム
に係り、特に、インターネットなどの広域ネットワーク
経由で商品に関する情報の提供サービスを行う情報提供
システムに関する。

【０００２】更に詳しくは、本発明は、インターネット
などの広域ネットワーク上に散在する商品情報を手がか
りに商品をオンライン・ショッピングする消費者に対し
て購入手続きに必要な情報を提供する情報提供システム
に係り、特に、オンライン・ショッピングに至るまでに
必要な情報を商品紹介の流れが途切れることなく提供す
る情報提供システムに関する。

【０００３】

【従来の技術】昨今、情報処理や情報通信などのコンピ
ューティング技術が飛躍的に向上し、コンピュータ・シ
ステムが広汎に普及してきている。さらに、コンピュー
タ同士を相互接続するネットワーク・コンピューティン
グ技術に対する要望も高まってきている。ネットワーク
上では、各コンピュータのユーザ同士で、コンピュータ
資源の共有や、情報の共有・流通・配布・交換などの作業
を円滑に行うことができる。

【０００４】コンピュータ同士を相互接続するネットワ
ークの形態は様々である。例えば、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ
（登録商標）やＢｌｕｅｔｏｏｔｈのような局所に敷設
されたＬＡＮ（Local Area Network）や、ＬＡＮ同士を
専用線などで相互接続して構成されるＷＡＮ（Wide Are
a Network）、さらには、ネットワーク同士の相互接続
を繰り返し行った結果として文字通り世界規模のネット
ワークへ成長を遂げた「インターネット」（The Intern
et）など様々である。

【０００５】「インターネット」は、米国防総省が構築
したＡＲＰＡＮＥＴ（Advanced Research Projects Age
ncy Network）を原形としたネットワークであり、その
後、全米科学財団のＮＳＦＮＥＴ（National Science F
oundation Network）に包括された。さらに、１９９５
年にバックボーンが民間に移管されることにより、現在
における本格的な拡大がスタートすることとなった。イ
ンターネットは、各大学や研究機関等に設置されたサー
バ（主にＵＮＩＸ（登録商標）ワークステーション）が
自主的に相互接続を繰り返した結果、巨大ネットワーク
へと成長するに至った。インターネット上のサーバ同士
は、通常、ＴＣＰ／ＩＰ（Transmission Control Proto
col/Internet Protocol）ベースで相互接続されてい
る。現在、インターネット上には無数のサーバが接続さ
れており、各サーバは、各種の資源オブジェクトを無数
のクライアントに公開している。

【０００６】インターネット上では、ＷＷＷ（World Wi
de Web）、Ｎｅｗｓ、ＴＥＬＮＥＴ（TELetypewriter N
ETwork）、ＦＴＰ（File Transfer Protocol）、Ｇｏｐ
ｈｅｒなど、多数のサービスが公開されている。このう
ち、ＷＷＷは、ハイパーリンク構造の情報空間を提供す
る広域情報検索システムであり、インターネットの爆発
的な成長や急速な普及を遂げる最大の要因ともなってい
る。

【０００７】ＷＷＷは、スイスのＣＥＲＮ（European C
enter for Nuclear Research：欧州核物理学研究所）の
Ｔｉｍ Ｂｅｒｎｅｓ−Ｌｅｅ氏等の提案によるもので
あり、テキスト、画像、音声などの各種メディアをハイ
テキスト形式で閲覧することができる広域情報検索シス
テムである。ＷＷＷ上で扱われるハイパーテキスト情報
は、ＨＴＭＬ（Hyper Text Markup Language）と呼ばれ
るハイパーテキスト形式の記述言語で記述される。ま
た、ＴＣＰ／ＩＰネットワーク上でＨＴＭＬ形式のファ
イルを転送するプロトコルは、ＨＴＴＰ（Hyper Text T
ransfer Protocol）プロトコルと呼ばれる。

【０００８】インターネット上には無数のＨＴＭＬドキ
ュメントすなわち情報資源が、有償又は無償で公開され
ている。ＴＣＰ／ＩＰに従えば、これらＨＴＭＬドキュ
メントを始めとする各種の情報資源は、ＵＲＬ（Unifor
m Resource Locator）という形式の識別子によって特定
される。ＵＲＬとは、情報資源にアクセスする手段とそ
の情報資源の名前とを指定した文字列のことであり、
「スキーム名（プロトコル名）://ホスト名（ドメイン
名）：ポート番号/パス名（ファイル名）」という形式
で記述される。ＨＴＭＬドキュメントは、他の情報資源
とのリンク関係を含むことができるが、リンク情報もＵ
ＲＬ形式で指定される。

【０００９】ＷＷＷはクライアント−サーバ型で構築さ
れるシステムである。ＷＷＷサーバは、ＨＴＴＰデーモ
ンと呼ばれるサーバ・ソフトウェアを稼動し、ＨＴＭＬ
形式で記述された情報資源を格納し、及び／又は、該資
源を提供するコンピュータ・システムである。（「デー
モン」とは、ＵＮＩＸ上で作業を行うとき、バックグラ
ウンドでシステムの管理や処理を実行するプログラムの
総称である。）

【００１０】他方のＷＷＷクライアントは、「ＷＷＷブ
ラウザ」又は「ＨＴＭＬブラウザ」と呼ばれるユーザ・
エージェントを用いて動作するコンピュータである。米
Netscape Communications社の"Netscape Navigator"
や、米Microsoft社の"Internet Explorer"がＷＷＷブラ
ウザの代表例である。

【００１１】ＷＷＷクライアント・ユーザは、ブラウザ
画面上の場所ボックスに資源識別子としてのＵＲＬ文字
列を記入することによって、所望の情報資源を指定する
ことができる。ＷＷＷブラウザは、通常、ＨＴＴＰ（Hy
per Text Transfer Protocol）プロトコルに従ってＷＷ
Ｗサーバ上の情報資源へのアクセスすなわち情報資源の
取り出しを行う。さらに、ＷＷＷブラウザは、取得した
ＨＴＭＬドキュメントを解析して、ブラウザ・ウィンド
ウ画面上で、その内容を表示する（すなわちホームペー
ジをブラウザ画面上で組み立てる）。ブラウザ画面に表
示されたＷＷＷページ上では、リンク情報は「アンカ
ー」として表示される。ユーザはアンカーをクリックす
ることで、次の参照先である情報資源を順次指定するこ
とができる。すなわち、ユーザは、ＷＷＷブラウザ画面
を介して、インターネット上でハイパーリンクが張り巡
らされたＷＷＷ情報資源空間を探索し、多様な情報資源
に次々とアクセスすることができる。

【００１２】インターネットの普及率は既に高く、大学
など各種研究機関、企業のオフィス、一般家庭などに深
く浸透している。現在、インターネットは、単なる情報
配信のみならず、さまざまな商取引の手段として利用さ
れている。いわゆる「ネット販売」又は「オンライン・
ショッピング」と呼ばれる商取引である。

【００１３】例えば、コンピュータ・ソフトウェアや音
楽、映像コンテンツなどのデジタル情報に対してネット
販売を適用した場合、ＣＤ（Compact Disc）やＤＶＤ
（Digital Versatile Disc）などの記録メディアの製造
コストや、消費者の手元まで商品（すなわちメディア）
を届けるための流通経路や販売路などといった物理的な
手段の多くを削減することができる。

【００１４】また、デジタル情報ではなく、通常の物品
売買に対してネット販売を適用した場合であっても、売
主は、Ｗｅｂページの形式で商品情報を掲示して消費者
からの反応（購入行為など）を待機すればよく、店舗の
ショー・ケースなどの物理的な手段を省略して低コスト
化を図ることができる。

【００１５】旧来の通信販売とネット販売とを比較した
場合、前者はカタログなどを固定又は任意の消費者に配
布する手間とコストが生じるのに対して、後者の場合に
は、１ヶ所のＷｅｂサイト上にカタログに相当するデー
タ・コンテンツをアップロードしておくだけで、世界中
に瞬間的に商品情報を配信することができる。すなわ
ち、ネット販売によれば、商品情報の即時性があり、商
品の売買契約を円滑且つ迅速に成立させることができ
る。また、ネットワーク配信によれば、商品販売に要す
るイニシャル・コストが低いので、取引単位を細分化し
て、一般消費者毎に区々な要望に対し逐次的に対応した
取引を成立させることができる。

【００１６】ところで、消費者がある特定の商品を購入
する場合、まず第一に、製造・販売業各社が供給する商
品及び関連商品の発売情報や、各商品についての仕様や
その他の詳細な製品情報を知る必要がある。また、商品
購入を決定した後では、商品を取り扱う各販売店につい
ての実売価格や在庫状況を知りたい。さらに、インター
ネット上でオンライン・ショッピングを行う場合には、
ＷＷＷやその他のインターネット・アプリケーションを
用いて購入契約を取り交わすことができる販売提供サイ
トを探索しなければならない。

【００１７】該当商品及び関連商品についての仕様やそ
の他の製品情報、各販売店における実売価格・在庫状況
などの販売状況情報、及び、商品購入のための手続きを
１箇所のサイトで用意されていたり、あるいは複数のサ
イトにまたがっていても各サイト間で連携がとられ相互
にリンク参照が可能となっていれば、消費者側は、イン
ターネット上での情報探索作業の労力が軽減されるの
で、オンライン・ショッピングの利便性が高くなる。ま
た、商品提供者側からすれば、オンライン・ショッピン
グが盛んになれば、その分だけ収益が増すことになる。

【００１８】しかしながら、実社会における商取引や商
品市場は、商品の製造・出荷元、卸売業者、商品の広告
宣伝業者、末端の消費者に商品を売買する小売業者な
ど、経済的に独立した複数の主体のコラボレーションに
よって実現されている。したがって、該当商品及び関連
商品についての仕様やその他の製品情報提供、各販売店
における実売価格・在庫状況などの販売状況情報提供、
及び、商品購入のための手続きという、商品の流通・販
売上の複数の過程にまたがる情報提供サービスを一箇所
のサイトに集約させることは現実的ではない。

【００１９】また、経済的に独立した主体によって運営
される各サイト、例えば商品情報提供サイトと販売サイ
トとの間で、密接な連携を形成したり、さらには、商品
紹介、商品製造・販売、小売の各サイト間において、商
品販売により得た利益を公平に分け合うことは難しい。

【００２０】従来、商品情報提供サイトにおいて紹介さ
れる販売サイトは通常１箇所であり、ある１つの商品情
報提供サイトにアクセスした消費者は、特定の販売サイ
トで購入の是非を決めるしか選択の余地がないのが実情
であった。

【００２１】消費者が複数の販売店間で価格の高低差を
比較したい場合には、再度、別の販売サイトを探索し
て、どの販売サイトを利用すべきかを判断しなければな
らず、情報探索作業が煩わしい。

【００２２】この場合、消費者は、最初にアクセスした
商品情報提供サイト上における商品説明・紹介の流れ又
は作業コンテキストの中で、商品購入に関するすべての
重要情報を取得することができない。すなわち、商品紹
介の流れは一度途切れるので、商品情報提供の有様は万
全とは言えず、ユーザビリティに欠ける。

【００２３】消費者はもしかしたら他の販売サイトで購
入することになったかもしれないし、最初に紹介された
販売サイトに戻ってきて購入を決めたかもしれないが、
作業が煩雑で流れ画途中で途切れるため、購入時期を逸
してしまう可能性がある。商品を紹介するサイト側にと
っては商品購入に伴うコミッションが入ってくる確率が
低下してしまう。

【００２４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、市場
に流通する商品に関する情報の提供サービスを行うこと
ができる、優れた情報提供システムを提供することにあ
る。

【００２５】本発明の更なる目的は、インターネットな
どの広域ネットワーク経由で商品に関する情報の提供サ
ービスを行うことができる、優れた情報提供システムを
提供することにある。

【００２６】本発明の更なる目的は、インターネットな
どの広域ネットワーク上に散在する商品情報を手がかり
に商品をオンライン・ショッピングする消費者に対して
購入手続きに必要な情報を提供することができる、優れ
た情報提供システムを提供することにある。

【００２７】本発明の更なる目的は、製造・販売行各社
が発売する各種商品情報、特定商品についての仕様その
他の詳細な製品情報、各販売店における商品の実売価格
や在庫状況などの販売情報、特定店舗における購入情報
など、オンライン・ショッピングに至るまでに必要な情
報を、ポータル・サイトで開始される商品紹介の流れが
途切れることなく提供することができる、優れた情報提
供システムを提供することにある。

【００２８】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第１の側面は、広域ネ
ットワーク経由で商品に関する情報の提供サービスを行
う情報提供システム又は方法であって、特定商品に関す
る資料要求に応答して、販売情報への参照情報を含んだ
該特定商品詳細情報を提供する第１の情報提供手段又は
ステップと、特定商品詳細情報と連携した購入検討要求
に応答して、特定商品詳細情報の参照先である販売情報
を提供する第２の情報提供手段又はステップと、特定商
品の販売情報と連携した購入要求に応答して、該特定商
品の購入情報を提供する第３の情報提供手段又はステッ
プと、を具備することを特徴とする情報提供システム又
は方法である。

【００２９】ここで、販売情報は、該当する商品を取り
扱う各店舗における実売価格や在庫数などの情報、並び
に各店舗の購入情報への参照情報を含んでいてもよい。
また、購入情報は、該当する店舗における購入手続き又
は購入方法に関する情報を含んでいてもよいし、該当す
る店舗におけるオンライン購入手続きに関する情報を含
んでいてもよい。

【００３０】また、特定商品に関する資料要求は、前記
広域ネットワーク上の外部サイトからの特定商品詳細情
報に対するリンク参照であってもよい。

【００３１】また、前記第１の情報提供手段又はステッ
プは、ＨＴＴＰ（Hyper Text Transfer Protocol）リク
エスト形式で資料要求を受け取るとともに、ＨＴＭＬ
（Hyper Text Markup Language）形式で記述された特定
商品詳細情報をＨＴＴＰレスポンス形式で返すようにし
てもよい。

【００３２】また、前記第２の情報提供手段又はステッ
プは、ＨＴＴＰリクエスト形式で購入検討要求を受け取
るとともに、ＨＴＭＬ形式で記述された特定商品の販売
情報をＨＴＴＰレスポンス形式で返すようにしてもよ
い。

【００３３】また、前記第３の情報提供手段又はステッ
プは、ＨＴＴＰリクエスト形式で購入要求を受け取るよ
うにしてもよいし、購入要求に応答して、前記広域ネッ
トワーク上の外部サイトが提供する該特定商品の購入情
報へのリンク参照を行うようにしてもよい。

【００３４】また、本発明の第２の側面は、広域ネット
ワーク経由で商品に関する情報の提供サービスを行う処
理をコンピュータ・システム上で実行するように記述さ
れたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形
式で物理的に格納したソフトウェア記憶媒体であって、
前記コンピュータ・ソフトウェアは、特定商品に関する
資料要求に応答して、販売情報への参照情報を含んだ該
特定商品詳細情報を提供する第１の情報提供ステップ
と、特定商品詳細情報と連携した購入検討要求に応答し
て、特定商品詳細情報の参照先である販売情報を提供す
る第２の情報提供ステップと、特定商品の販売情報と連
携した購入要求に応答して、該特定商品の購入情報を提
供する第３の情報提供ステップと、を具備することを特
徴とするソフトウェア記憶媒体である。

【００３５】本発明の第２の側面に係るソフトウェア記
憶媒体は、例えば、様々なプログラム・コードを実行可
能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュー
タ・ソフトウェアをコンピュータ可読な形式で提供する
媒体である。このような媒体は、例えば、ＣＤ（Compac
t Disc）やＦＤ（Floppy Disc）、ＭＯ（Magneto-Optic
al disc）などの着脱自在で可搬性の記憶媒体である。
あるいは、ネットワーク（ネットワークは無線、有線の
区別を問わない）などの伝送媒体などを経由してコンピ
ュータ・ソフトウェアを特定のコンピュータ・システム
に提供することも技術的に可能である。

【００３６】このようなソフトウェア記憶媒体は、コン
ピュータ・システム上で所定のコンピュータ・ソフトウ
ェアの機能を実現するための、コンピュータ・ソフトウ
ェアと記憶媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定
義したものである。換言すれば、本発明の第２の側面に
係るソフトウェア記憶媒体を介して所定のコンピュータ
・ソフトウェアをコンピュータ・システムにインストー
ルすることによって、コンピュータ・システム上では協
働的作用が発揮され、本発明の第１の側面に係る情報提
供システム又は情報提供方法と同様の作用効果を得るこ
とができる。

【００３７】また、本発明の第３の側面は、広域ネット
ワーク経由で商品に関する情報の提供サービスを行う情
報提供空間であって、各社の各種商品に関する情報を前
記広域ネットワーク上で公開する商品情報提供サイト
と、前記商品情報提供サイトにおける特定商品に関する
記事に関連付けられた、該特定商品に関する詳細情報並
びに該特定商品を取り扱う各店舗における販売情報を紹
介する特定商品の詳細情報提供サイトと、前記の特定商
品の詳細情報提供サイトにおける特定の店舗に関する記
事に関連付けられた、該特定の店舗に関する購入情報を
提供する購入情報提供サイトと、を具備することを特徴
とする情報提供空間である。

【００３８】本発明の第３の側面に係る情報提供空間に
おいて、前記の特定商品の詳細情報提供サイトにおいて
紹介される販売情報は、各店舗における実売価格情報と
在庫情報を含むことができる。

【００３９】また、前記購入情報提供サイトにおいて紹
介される購入情報は、各店舗における購入手続き又は購
入方法に関する情報を含むことができる。あるいは、購
入情報は、各店舗におけるオンライン購入手続きに関す
る情報を含むことができる。

【００４０】

【作用】本発明によれば、顧客を特定の販売サイトに誘
導するだけではなく、複数の販売サイトの情報を提供し
て、顧客に対して商品等を購入するショッピング・サイ
トの選択を促すことができる。顧客に複数の販売サイト
を紹介することにより、どの販売サイトで顧客が商品等
を購入しても、紹介したサイトにはコミッションが入っ
てくることになり、コミッションの入る確率は高いもの
となる。特定の商品情報（たとえば商品型番など）を複
数のサイト間で引き継いでいき、その商品に関係した情
報を中心に展開していくことができる。

【００４１】要するに、本発明に係る情報提供システム
によれば、「スペック・仕様等を含んだ商品情報提供」
サイト、「実売価格・在庫等を含んだ販売状況情報提
供」サイト、「実際にサイト上で消費者が購入できる販
売提供」サイトを結びつけた一連の仕組みを構築し、イ
ンターネットのような広域ネットワーク上で公開するこ
とができる。

【００４２】また、かかる一連の仕組みを利用して最終
的に消費者が商品購入に至った場合には、商品販売によ
って得られる利益をかかる仕組み上にあるサイト運営者
間でシェアすることが容易になる。

【００４３】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。

【００４４】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。

【００４５】図１には、本発明の実施に供されるネット
ワーク・コンピューティング・システム１の構成を模式的
に示している。ネットワーク・コンピューティング・シス
テム１は、例えば分散ネットワークであってもよい。分
散ネットワーク環境下では、各ユーザはプログラムやデ
ータなど資源オブジェクトの所在を特に認識する必要が
なくなる。また、コンピュータにおいて実行される手続
きやメソッドも、ネットワーク上で分散して保持され、
管理されている。例えば、ネットワーク上のある１つの
コンピュータ上で動作しているプロセスが、他のコンピ
ュータ上で動作するプロセスの手続きを呼び出して実行
させることができる。

【００４６】ネットワーク・コンピューティング・システ
ム１には、無数のコンピュータ・システムが接続されて
いる。これらコンピュータ・システムは、世界中に散在
しており、一部のコンピュータは各種の資源サービスを
有償又は無償で提供する「サーバ」として稼動し、他の
一部はサーバに対して資源サービスを要求する「クライ
アント」として稼動している。

【００４７】また、図１に示すように、ネットワーク・
コンピューティング・システム１は、通信媒体として、
インターネット１０や、その他の小規模ネットワークと
してのＬＡＮ（Local Area Network）２０Ａ，２０Ｂ…
などを含んでいる。勿論、それぞれのＬＡＮ２０Ａ，２
０Ｂ…の実体は、単一のネットワーク・セグメントであ
っても、あるいは複数のセグメントがルータで接続され
た構成であってもよい。

【００４８】インターネット１０やそれぞれの小規模ネ
ットワーク２０Ａ…は、ルータ２１Ａ…等を経由して相
互接続されている。また、インターネット１０の実体
は、小規模ネットワーク２０Ａ…のサーバ同士が相互接
続を繰り返した結果として世界規模に成長し巨大ネット
ワークである（前述）。これらインターネット１０や小
規模ネットワーク２０Ａ，２０Ｂ…上のサーバ同士は、
例えばＴＣＰ／ＩＰ（Transmission Control Protocol/
Internet Protocol）などの所定の通信プロトコルに従
って相互に資源アクセスが可能となっている。ＴＣＰ／
ＩＰネットワーク上では、情報コンテンツなどの資源オ
ブジェクトの場所は、ＵＲＬ（Uniform Resource Locat
or）と呼ばれる資源識別子で記述される。また、ＵＲＬ
を用いて所定の手続きを呼び出すことも可能である。

【００４９】インターネット１０などのＴＣＰ／ＩＰネ
ットワークに接続されるコンピュータ・システム（ＬＡ
Ｎ経由でインターネット接続されているコンピュータを
含む）は、インターネット１０上で識別可能なＩＰアド
レスを取得している。言い換えれば、ＩＰアドレスが、
各コンピュータとインターネット１０との論理的な接続
点となる。

【００５０】また、インターネット１０上には、専用線
によるＩＰ接続を行うことができない一般ユーザのため
に、インターネットへの接続サービスを提供する通信事
業者、すなわち「インターネット・サービス・プロバイ
ダ」（ＩＳＰ）が存在する。営利のインターネット・サ
ービス・プロバイダは、第２種電気通信事業者の登録・届
出が必要である。ＩＳＰの一例は、「Ｓｏ−ｎｅｔ」で
ある。一般ユーザは、サービス・プロバイダが設置する
サーバすなわち最寄の「アクセス・ポイント」（ＡＰ）
にダイヤルアップすることで、インターネットへのＩＰ
接続が行われるので（ダイヤルアップＩＰ接続）、自分
専用のＩＰアドレス取得という経済的負荷から解放され
る。

【００５１】任意のサービス・プロバイダ（ＩＳＰ）経
由でＩＰ接続された一般ユーザのコンピュータ（ＰＣ）
１００Ａ，１００Ｂ…は、例えばＷＷＷブラウザのよう
なクライアント・アプリケーションを導入することで、
インターネット１０上でクライアントとして稼動するこ
とができる。ＷＷＷクライアントは、ＷＷＷ（WorldWid
e Web）サーバや、その他の各種のサーバに対してサー
ビス提供を要求することができる。

【００５２】本実施例で言う一般ユーザは、インターネ
ット１０などの広域ネットワーク上でオンライン・ショ
ッピングを行う消費者であると理解されたい。

【００５３】各小規模ネットワーク２０Ａ，２０Ｂ…上
には、ＨＴＭＬ（Hyper Text Markup Language）コンテ
ンツなどの資源オブジェクトを提供する１以上のＷＷＷ
サーバ２５や、各ユーザ・アカウントに対する電子メー
ルの送受信サービスを提供するメール・サーバ２６、デ
ータベース・サーバ、ファイル・サーバなど各種のサー
バが複数存在していている。インターネット１０に接続
された計算機システム（サーバ及びクライアントを含
む）は、各小規模ネットワーク２０Ａ，２０Ｂ…上の各
サーバに対しては、ルータ２１Ａ，２１Ｂ…経由でイン
ターネット・アクセスすることができる。

【００５４】インターネット１０に相互接続されている
各小規模ネットワーク２０Ａ,２０Ｂ…はそれぞれ経済
的に独立した主体によって運営されている。また、ネッ
トワーク上の各サーバは、有償又は無償でサービスを提
供することができる。これらサービス（例えばＷＷＷサ
イト）の所在は、例えばＵＲＬ（前述）形式で記述され
る。

【００５５】本実施例では、小規模ネットワーク２０Ａ
は、各社の各種商品に関する情報を提供する業務を営ん
でいる特定の商品情報提供業者によって運営されている
ものとする。商品情報提供業者としては、新製品などの
商品情報やその他の各種業界の情報を紹介する業務組織
であり、例えば雑誌社、新聞社、その他マスコミ関連会
社に相当する。したがって、小規模ネットワーク２０Ａ
上の少なくとも１つのＷＷＷサーバ２５Ａは、複数の製
造・販売会社にまたがる各種商品の情報、例えば商品の
発売時期やその他の製品情報を無償又は有償で公開する
サイトとして稼動している。該ＷＷＷサイト上の情報コ
ンテンツの所在はＵＲＬ形式で記述され、消費者のＰＣ
などのＷＷＷクライアント１００はこれらを閲覧するこ
とができる。図１には、単一の商品情報提供業者しか描
写していないが、現実世界では数多の商品情報提供業者
が存在し、各業者が独自に同様のＷＷＷサイトを立ち上
げているものと理解されたい。

【００５６】また、小規模ネットワーク２０Ｂは、商品
を製造し及び／又は市場に商品を供給する業務を営んで
いる特定の商品製造販売業者によって運営されているも
のとする。商品製造販売業者としては、商品の開発製造
並びに広告・販売部門（あるいは、広告代理店と契約し
ていてもよい）を持つメーカーや、海外からの商品を輸
入・販売する商社などに相当する。したがって、小規模
ネットワーク２０Ｂ上の少なくとも１つのＷＷＷサーバ
２５Ｂは、自社が取り扱う各種製品に関する仕様その他
の詳細情報を無償又は有償で公開するサイトとして稼動
している。該サイト上の情報コンテンツの所在はＵＲＬ
形式で記述され、消費者のＰＣなどのＷＷＷクライアン
ト１００はこれらを閲覧することができる。図１には、
単一の商品情報提供業者しか描写していないが、現実世
界では数多の商品製造販売業者が存在し、各業者が独自
に同様のＷＷＷサイトを立ち上げているものと理解され
たい。

【００５７】また、小規模ネットワーク２０Ｃ及び２０
Ｄは、商品を一般消費者相手に小売販売する業務を営ん
でいる特定の量販店や小売業者によって運営されている
ものとする。これら量販店や小売業者は、商品を店頭販
売する他、インターネット１０などの広域ネットワーク
経由でオンライン販売を行ってもよい。オンライン販売
による場合、商品代金の支払方法は、銀行振込、クレジ
ット・カードによる信用決済、デビット・カードによる
即時決済、電子マネーによる電子決済、プリペイド・カ
ードの使用などいずれであってもよい。

【００５８】また、小規模ネットワーク２０Ｃ及び２０
Ｄ上の少なくとも１つのＷＷＷサーバ２５Ｃ又は２９Ｄ
は、所在地や特売時期など店舗の紹介情報、店舗で取り
扱う各商品の実売価格や在庫状況など取扱商品情報、オ
ンライン購入手続き情報などを無償又は有償で公開する
ＷＷＷサイトとして稼動している。該ＷＷＷサイト上の
情報コンテンツの所在はＵＲＬ形式で記述されており、
消費者のＰＣなどのＷＷＷクライアント１００はこれら
を閲覧することができる。図１には、２つの量販店・小
売業者しか描写していないが、現実世界では数多の量販
店・小売業者が存在し、各業者が独自に同様のＷＷＷサ
イトを立ち上げているものと理解されたい。

【００５９】本実施例では、このようなネットワーク・
コンピューティング・システム１上で、各消費者に対す
るオンライン購入手続きの支援サービスが提供されてい
る。かかるオンライン購入手続きは、例えば、特定の商
品製造販売業者２０Ｂ（又は該業者と提携する代理業
者）が主導的に行うことができる。以下、商品製造販売
業者２０Ｂがオンライン購入手続きの支援サービスを行
う場合を例にとって、具体的に説明する。

【００６０】図２には、オンライン購入手続きの支援サ
ービスのために、ネットワーク・コンピューティング・
システム１上に構築されているＷＷＷ情報探索空間の構
造を模式的に示している。

【００６１】本発明に関連する商品情報提供と言う視点
から見れば、ネットワーク・コンピューティング・シス
テム１上に散在する各ＷＷＷサイトは、各社の各種商品
に関する情報を前記広域ネットワーク上で公開する商品
情報提供サイトと、特定商品に関する詳細情報を紹介す
る特定商品の詳細情報提供サイトと、特定の店舗に関す
る購入情報を提供する購入情報提供サイトとに分類され
る。

【００６２】商品情報提供サイトは、新製品などの商品
情報やその他の各種業界の情報を紹介することを業務と
する商品情報提供業者、例えば雑誌社、新聞社、その他
マスコミ関連の各社によって運営されている。このカテ
ゴリに属する各ＷＷＷサイトは、「ポータル・サイト」
とも呼ばれており、製造・販売各社が発売する同等商品
を一覧表示したホームページ（ＨＴＭＬコンテンツ）が
公開されている。ネットワーク１上におけるこれらホー
ムページの所在はＵＲＬで識別可能であり、各消費者は
自身のユーザＰＣ１００上でＷＷＷブラウザを用いて探
索及び閲覧することができる。

【００６３】また、特定商品の詳細情報提供サイトは、
商品を製造し及び／又は市場に商品を供給する業務を営
んでいる商品製造販売業者、あるいは商品製造販売業者
から委託された広告代理店によって運営されている。こ
のカテゴリに属する各ＷＷＷサイトでは、製造販売業者
自身が製造又は販売する特定商品に関する製品仕様やそ
の他の詳細情報を提供するホームページ（ＨＴＭＬコン
テンツ）が公開されている。ネットワーク１上における
これらホームページの所在はＵＲＬで識別可能であり、
各消費者は自身のユーザＰＣ１００上でＷＷＷブラウザ
を用いて探索及び閲覧することができる。

【００６４】また、購入情報提供サイトは、各種商品を
一般消費者相手に小売販売する業務を営んでいる特定の
量販店や小売業者によって運営されている。このカテゴ
リに属する各ＷＷＷサイトでは、各商品の実売価格や在
庫情報、購入方法（例えばオンライン・ショッピングの
ための購入フォーム作成ページ）などの購入情報を公開
するホームページ（ＨＴＭＬコンテンツ）が公開されて
いる。ネットワーク１上におけるこれらホームページの
所在はＵＲＬで識別可能であり、各消費者は自身のユー
ザＰＣ１００上でＷＷＷブラウザを用いて探索及び閲覧
することができる。

【００６５】図２に示す各カテゴリ内のＷＷＷサイトが
公開するホームページはＵＲＬによって指定することが
できるので、個々のホームページをネットワーク１上で
直接アクセスすることも、勿論可能である。

【００６６】しかしながら、本実施例では、特定商品の
詳細情報提供サイトは商品情報提供サイトにおける特定
商品に関する記事に関連付けられており（すなわち、リ
ンクが張られており）、さらに、購入情報提供サイトは
特定商品の詳細情報提供サイトにおける店舗に関する記
事に関連付けられている（すなわち、リンクが張られて
いる）、という点に特徴がある。

【００６７】このようなリンク参照関係が形成された情
報提供空間においては、消費者が商品情報提供サイトを
訪れて、製造・販売各社が提供する多種類の商品を閲覧
することができる。そして、ある特定商品に関心を持つ
と、その関連記事（すなわちアンカー）に埋め込まれた
リンク情報に従って、特定商品の詳細情報提供サイトを
訪れることができる。

【００６８】特定商品の詳細情報提供サイトでは、この
特定商品に関する仕様情報やその他の製品に関する詳細
情報を閲覧することができ、消費者は商品が自分の要求
を満たしているか否かを充分に検討し評価することがで
きる。また、特定商品の詳細情報提供サイトでは、特定
商品を取り扱う各店舗における販売情報を紹介してい
る。ここで言う販売情報には、各店舗における実売価格
情報と在庫情報などが含まれている。したがって、消費
者は、各店舗における実売価格情報と在庫情報を閲覧し
て、所望の商品をいずれの店舗で購入すべきか（すなわ
ち買い得か）を円滑且つ的確に判断することができる。
そして、ある特定の店舗を購入先として決定すると、そ
の店舗の関連記事（すなわちアンカー）に埋め込まれた
リンク情報に従って、当該店舗の購入情報提供サイトを
訪れることができる。

【００６９】購入情報提供サイトでは、当該店舗におけ
る特定商品の購入方法などの購入情報を閲覧することが
でき、既に商品購入を決定した消費者は躊躇することな
く、販売店における購入手続きを踏むことができる。例
えば、購入情報の一部として、店舗におけるオンライン
購入手続きに関する情報や購入フォームを公開してもよ
い。

【００７０】以上を要約すれば、本実施例に係るＷＷＷ
情報提供空間によれば、ポータル・サイトにおける商品
紹介の流れが途切れることなく消費者を購入手続きに導
くことができる、という次第である。

【００７１】ＷＷＷなどの情報探索空間では、ＷＷＷユ
ーザが最初に訪れるＷＷＷページのことを「ポータル・
サイト（portal site）」とよんでいる。一般には、検
索サイトや新聞社のニュース・サイト、ブラウザ・ベン
ダのサイトなどがポータル・サイトとなり易い。図２で
も分かるように、商品情報提供サイトがポータル・サイ
トとして確立することにより、商品紹介から商品購入に
至る一連に流れに突入するきっかけをユーザすなわち消
費者に効果的に与えることができる。

【００７２】図３には、商品情報提供サイトにおいて公
開されるホームページ画面例を示している。同図に示す
例では、該ホームページは新聞社Ｔによって提供されて
いる。このホームページ画面は、各パソコン・メーカが
発売するノートブックＰＣを紹介するページであり、製
造・販売各社の製品又は製品紹介記事が一覧表示されて
いる。各社の製品名又は製品記事又は製品のサムネイル
は、対応製品の仕様やその他の製品詳細情報を提供する
ページへのリンク情報が埋め込まれたアンカーとなって
いる。

【００７３】図３に示すようなホームページ上に掲載す
る各社の製品紹介記事は、このＷＷＷサイトを運営する
する主体である商品情報提供業者が独自の取材に基づい
て作成してもよい。あるいは、各々の製造・販売業者が
既に作成しておいたカタログ／製品マニュアルなどのコ
ンテンツを利用してもよい。あるいは、自社製品情報を
載せたい製造・販売業者を募集するようにしてもよい。
また、応募に際して、広告料を課金したり商品販売利益
の一部を分配する契約を締結してもよい。

【００７４】また、図４には、特定商品の詳細情報提供
サイトにおいて公開されるホームページ画面例を示して
いる。このホームページ画面は、ノートブックＰＣ"ａ
ａａシリーズ ２０１"を製造又は販売するＡ社自身
（又はその代理店）によって提供されており、ノートブ
ックＰＣ"ａａａシリーズ ２０１"に関する製品仕様や
その他の製品詳細情報、サポート情報などが記述されて
いる。

【００７５】このような製品詳細情報ページには、「購
入」なるボタンが用意されている。この「購入」ボタン
は、製品購入をさらに深く検討するために必要な販売情
報を提供するホームページへのリンクが埋め込まれたア
ンカーである。販売情報は、例えば、該当する製品の取
扱店舗や販売状況（実売価格や在庫状況）などが含まれ
る。

【００７６】図５には、ノートブックＰＣ"ａａａシリ
ーズ ２０１"に関する販売情報を公開するホームペー
ジ画面例を示している。同図に示すように、該ホームペ
ージ画面には、該当商品を取り扱う各店舗における商品
実売価格や在庫状況などからなる販売情報が一覧表示さ
れている。

【００７７】図５に示すようなホームページ上に掲載す
る各販売店の販売情報は、このＷＷＷサイトを運営する
主体である商品製品販売業者が、各店舗をオンライン又
はオフラインでモニタすることによって取得することが
できる。あるいは各店舗は、このような詳細情報提供サ
イトに対して各自の商品販売情報をオンライン又はオフ
ラインで配信・配布サービスしてもよい。また、詳細情
報提供サイトの運営者（すなわち商品製造販売業者やそ
の代理店）は、販売情報を載せたい店舗を募集するよう
にしてもよい。また、応募に際して、商品販売利益の一
部を分配する契約を締結するようにしてもよい。また、
販売利益の分配は、商品情報提供業者（上述）と連携し
て行うようにしてもよい。

【００７８】また、図５に示すように、各販売店毎に
「購入」ボタンが用意されている。この「購入」ボタン
は、該当する販売店のショッピング・サイトへのリンク
が埋め込まれたアンカーである。ショッピング・サイト
のホームページ上では、商品の購入を決定した消費者に
対して購入方法などの購入情報が提供されている。ここ
で言う購入の形式は特に限定されず、店頭購入であって
も、商品の配送サービスを伴うオンライン・ショッピン
グであってもよい。また、購入情報には、オンライン・
ショッピングなどの場合における購入フォーム作成ペー
ジ、あるいは購入手続きに関するその他の情報を含める
ことができる。

【００７９】図６には、購入情報提供サイトにおいて公
開される購入情報提供ホームページ画面例を示してい
る。このホームページは、購入フォーム（又は購入申込
書）を作成するためのページであり、ユーザ（顧客）
名、住所、電話番号、メール・アドレス、購入商品名、
支払方法など、店舗側が販売取引をするために必要な各
データを記入するためのフィールドが配設されている。
なお、購入商品名フィールドに関しては、本実施例に従
う購入手続きに従う場合は、記入済みであってもよい。

【００８０】また、同ページ上の「購入完了」ボタンを
押すと購入申込み手続きが完了する。購入フォーム上に
記入されたデータは、例えばＳＳＬ（Secure Sockets L
ayer）を用いて暗号化するなどセキュアな状態で店舗側
のサイトに送信される。これに対し、店舗側（購入情報
提供サイト）では、購入申込みに対してオンライン又は
オフラインで確認応答を返信してもよいし、必要に応じ
て領収書を発行してもよい。

【００８１】なお、販売店側は、オンライン・ショッピ
ングを希望する消費者に対しては、銀行振込、クレジッ
ト・カードによる信用決済、デビット・カードによる即
時決済、電子マネーによる電子決済、プリペイド・カー
ドの使用など各種の代金支払方法を提供しておくとよ
い。

【００８２】次いで、消費者に対してオンライン購入手
続きの支援サービスを行うオンライン購入手続き支援シ
ステム５０について説明する。オンライン購入手続き支
援システム５０は、例えば商品製造販売業者がインター
ネット１０のような広域ネットワーク上で公開してい
る。

【００８３】図７には、オンライン購入手続き支援シス
テム５０のシステム構成を模式的に示している。以下、
各部について説明する。

【００８４】システム５０のメイン・コントローラであ
るＣＰＵ（Central Processing Unit）５１は、オペレ
ーティング・システム（ＯＳ）の制御下で、各種のアプ
リケーションを実行するようになっている。ＯＳは、よ
り好ましくはＧＵＩ（Graphical User Interferface）
環境を提供するが、例えば、ＵＮＩＸ、又は、米Ｍｉｃ
ｒｏｓｏｆｔ社のＷｉｎｄｏｗｓ９８／ＮＴでよい。

【００８５】図示の通り、ＣＰＵ５１は、バス５７によ
って他の機器類（後述）と相互接続されている。バス５
７上の各機器にはそれぞれ固有のメモリ・アドレス又は
Ｉ／Ｏアドレスが付与されており、ＣＰＵ５１はこれら
アドレスによって機器アクセスが可能となっている。バ
ス５７の一例はＰＣＩ（Peripheral Component Interco
nnect）バスである。

【００８６】メモリ５２は、プロセッサ５１において実
行されるプログラム・コードを格納したり、実行中の作
業データを一時保管するために使用される記憶装置であ
る。同図に示すメモリ５２は、不揮発及び揮発メモリ双
方を含む概念であると理解されたい。

【００８７】ディスプレイ・コントローラ５３は、プロ
セッサ５１が発行する描画命令を実際に処理するための
専用コントローラであり、例えばＳＶＧＡ（Super Vide
o Graphic Array）又はＸＧＡ（eXtended Graphic Arra
y）相当のビットマップ描画機能をサポートする。ディ
スプレイ・コントローラ５３において処理された描画デ
ータは、例えばフレーム・バッファ（図示しない）に一
旦書き込まれた後、表示装置６１に画面出力される。表
示装置６１は、例えば、ＣＲＴ（Cathode RayTube）デ
ィスプレイや、液晶表示ディスプレイ（Liquid Crystal
Display：ＬＣＤ）などである。

【００８８】入力機器インターフェース５４は、キーボ
ード６２やマウス６３などのユーザ入力機器をシステム
５０に接続するための装置である。入力機器インターフ
ェース５１４は、キーボード６２によるキー入力又はマ
ウス６３を介した座標指示入力に応答して、プロセッサ
５１に対して割り込みを発生する。

【００８９】ネットワーク・インターフェース５５は、
システム５０をＬＡＮ（Local AreaNetwork）などの小
規模ネットワーク２０に接続するための機器である。小
規模ネットワーク２０は、さらにルータ２１経由でイン
ターネット１０などの広域ネットワークに接続されてい
る。ネットワーク・インターフェース５５は、一般に、
ＬＡＮアダプタ・カードの形態で提供され、マザーボー
ド（図示しない）上のＰＣＩバス・スロットの装着して
用いられる。

【００９０】ＬＡＮ上では、複数のホスト（計算機シス
テム）がトランスペアレントな状態で接続された、分散
コンピューティング環境が構築されている。インターネ
ット１０などのネットワーク上では、ソフトウェア・プ
ログラムやデータ・コンテンツなどの配信が行われる。
本発明を実現するためのオンライン購入手続き支援アプ
リケーション（仮称）は、ネットワーク上で有償又は無
償で配信されていてもよい。

【００９１】外部機器インターフェース５６は、ハード
・ディスク・ドライブ（ＨＤＤ）６４やメディア・ドライ
ブ６５などの各種の外部装置をシステム５０に接続する
ための装置である。外部機器インターフェース５６は、
例えば、ＩＤＥ（IntegratedDrive Electronics）やＳ
ＣＳＩ（Small Computer System Interface）などのイ
ンターフェース規格に準拠する。

【００９２】ＨＤＤ６４は、記憶担体としての磁気ディ
スクを固定的に搭載した外部記憶装置であり（周知）、
記憶容量やデータ転送速度などの点で他の外部記憶装置
よりも優れている。ソフトウェア・プログラムを実行可
能な状態でＨＤＤ６６上に置くことをプログラムのシス
テムへの「インストール」と呼ぶ。通常、ＨＤＤ６４に
は、プロセッサ５１が実行すべきオペレーティング・シ
ステムのプログラム・コードや、アプリケーション・プロ
グラム、デバイス・ドライバなどが不揮発的に格納され
ている。例えば、本実施例に係るオンライン購入手続き
支援アプリケーションはＨＤＤ６４上にインストールさ
れている。

【００９３】また、メディア・ドライブ６５は、ＣＤ（C
ompact Disc）やＭＯ（Magneto-Optical disc）、ＤＶ
Ｄ（Digital Versatile Disc）などの可搬型メディアを
装填して、データ記録面にアクセスするための装置であ
る。可搬型メディアは、主として、ソフトウェア・プロ
グラムやデータ・ファイルなどをコンピュータ可読形式
のデータとしてバックアップすることや、これらをシス
テム間で移動（販売・流通・配布を含む）する目的で使用
される。例えば、可搬型メディアを媒介にして、本実施
例に係るオンライン購入手続き支援アプリケーションを
物理的に流通・配布することができる。

【００９４】オンライン購入手続き支援システム５０
は、専用のハードウェア装置としてデザインすることも
可能であるが、一般的な計算機システムで構成されるＷ
ＷＷサーバ（例えば、図１中のＷＷＷサーバ２５Ｂ）で
あってもよい。計算機システムの一例は、米ＩＢＭ社の
ＰＣ／ＡＴ（Personal Computer/Advanced Technolog
y）互換機又はその後継機である。

【００９５】次いで、このオンライン購入手続き支援シ
ステム５０の動作特性について説明する。該システム５
０の動作は、例えばＷＷＷサーバの標準的な機能や、あ
るいは外部サーバへの遠隔手続き呼出し（例えばＣＧＩ
（Common Gateway Interface）など）などを利用して実
装することができる。

【００９６】オンライン購入手続き支援システム５０
は、各商品に関する仕様やその他の詳細情報を管理する
データベースと、各販売店での商品販売情報を管理する
データベースを有している。これらデータベースは、実
際にはＨＴＭＬ形式のコンテンツで構成され、したがっ
てＵＲＬを指定することで情報アクセスすることが可能
である。

【００９７】商品の販売情報データベースは、商品毎の
各販売店における実売価格や在庫数などの情報で構成さ
れる。例えば、各店舗から実売価格や在庫数などの実デ
ータを定期的に取得して、販売情報データベースを更新
する。また、商品の仕様・詳細情報データベースは、新
製品の発表・発売時やバージョン変更時などに同期して
更新すればよい。

【００９８】オンライン購入手続きシステム５０は、特
定商品の資料要求に対して、特定商品に関する仕様・詳
細情報をデータベースから取り出して、仕様・詳細情報
ページ（図４を参照のこと）として要求元に提供する。
特定商品の資料要求は、例えば、商品情報提供サイト又
はポータル・サイトのホームページ（図３を参照のこ
と）上で、特定商品に関するアンカーをクリックしたこ
とに相当する。

【００９９】また、オンライン購入手続きシステム５０
は、特定商品の購入検討に対して、特定商品の販売情報
をデータベースから取り出して、要求元に提供する。特
定商品の購入検討とは、特定商品の仕様・詳細情報ペー
ジ上で「購入」ボタンが押されたことに相当する。該ボ
タンは、該当する商品についての販売情報ページ（図５
を参照のこと）がリンク参照先として指定されている。
販売情報ページ上には該当商品を取り扱う各店舗におけ
る商品実売価格や在庫状況などからなる販売情報が一覧
表示されているので、ユーザは所望の商品の購入先を円
滑且つ的確に選択することができる。

【０１００】また、オンライン購入手続きシステム５０
は、商品の購入先を指定した特定商品の購入要求に対し
て、購入情報を要求元に送信する。特定商品の購入要求
は、図５に示すような販売情報ページ上で、購入先とし
て選択した販売店の「購入」ボタンが押されたことに相
当する。「購入」ボタンは、該当する販売店のショッピ
ング・サイトへのリンクが埋め込まれたアンカーであ
り、ショッピング・サイトの購入情報ページにジャンプ
することができる。

【０１０１】購入情報ページは、オンライン・ショッピ
ングなどの場合における購入フォーム作成ページ、ある
いは購入手続きに関するその他の情報が記述されている
（図６を参照のこと）。したがって、ユーザは、流れが
途切れることなく購入手続きを踏むことができる。

【０１０２】なお、オンライン購入手続き支援システム
５０に対する上記の各要求はＨＴＴＰリクエストとし
て、また、システム５０による要求元への応答はＨＴＴ
Ｐレスポンスとして、それぞれ実装することができる。

【０１０３】［追補］以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。

【０１０４】本明細書では、特定の商品製造販売業者が
オンライン購入手続きの支援サービスを主導的に行う場
合を例にとって説明したが、本発明は特にこれに限定さ
れない。例えば、雑誌社や新聞社などの商品情報提供業
者、あるいは、量販店や小売業者など他業種において
も、同様のオンライン購入手続き支援サービスを行うこ
とができる。

【０１０５】また、本発明に係る情報提供システムにお
いて情報提供の対象とする商品は、パーソナル・コンピ
ュータ、家電製品、自動車など品目を問わない。また、
商品は物品に限定されず、結婚式場やホテル、航空券や
鉄道乗車券、映画やコンサートやスポーツ・イベントの
入場チケット、生命保険や損害保険、株や為替やその他
の有価証券、金や先物取引など、各種の業務サービスを
顧客への紹介・販売の対象とすることができる。

【０１０６】要するに、例示という形態で本発明を開示
してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。
本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許
請求の範囲の欄を参酌すべきである。

【０１０７】

【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
市場に流通する商品に関する情報の提供サービスを行う
ことができる、優れた情報提供システムを提供すること
ができる。

【０１０８】また、本発明によれば、インターネットな
どの広域ネットワーク経由で商品に関する情報の提供サ
ービスを行うことができる、優れた情報提供システムを
提供することができる。

【０１０９】また、本発明によれば、インターネットな
どの広域ネットワーク上に散在する商品情報を手がかり
に商品をオンライン・ショッピングする消費者に対し
て、購入手続きに必要な情報を提供することができる、
優れた情報提供システムを提供することができる。

【０１１０】また、本発明によれば、製造・販売行各社
が発売する各種商品情報、特定商品についての仕様その
他の詳細な製品情報、各販売店における商品の実売価格
や在庫状況などの販売情報、特定店舗における購入情報
など、オンライン・ショッピングに至るまでに必要な情
報を、ポータル・サイトにおいて開始される商品紹介の
流れが途切れることなく提供することができる、優れた
情報提供システムを提供することができる。

【０１１１】本発明によれば、顧客を特定の販売サイト
に誘導するだけではなく、複数の販売サイトの情報を提
供して、顧客に商品等を購入するショッピングサイトの
選択を促すことができる。複数の販売サイトを紹介する
ことにより、どの販売サイトで顧客が商品等を購入して
も、紹介したサイトにはコミッションが入ってくること
になり、コミッションの入る確率は高いものとなる。特
定の商品情報（たとえば商品型番など）を各サイト間で
引き継いでいき、その商品に関係した情報を中心に展開
していくことができる。

【０１１２】要するに、本発明に係る情報提供システム
によれば、「スペック・仕様等を含んだ商品情報提供」
サイト、「実売価格・在庫等を含んだ販売状況情報提
供」サイト、「実際にサイト上で消費者が購入できる販
売提供」サイトを結びつけた一連の仕組みを構築するこ
とができる。また、かかる一連の仕組みを利用して最終
的に消費者が商品購入に至った場合には、商品販売によ
って得られる利益をかかる仕組み上にある複数のサイト
運営者間でシェアすることが容易になる。

【０１１３】本発明において構築される情報提供空間
は、バリューコマースのように、紹介したサイトと販売
したサイトの２者で利益を分け合うようなシステム、す
なわち販売したサイトがコミッションを紹介したサイト
に戻すだけのシステムとは相違する。本発明に係る情報
提供システムは、最初に顧客に「買い物」に向かわせた
サイト、最後に商品を販売したサイト、並びに、これら
２者の間に入って販売方法・販売店の選択をするために
情報を提供したサイトの３者あるいはそれ以上の多数者
間で利益を分け合うことができる。

【０１１４】本発明に従って構築されたＷＷＷ情報空間
上では、「商品情報、たとえば型番」というようなＷＷ
Ｗユーザすなわち消費者の要求を、後続の各サイト間に
て引き継いでいくことができる。すなわち、商品製造販
売業者のサイトでは、店舗選択ページを用意して、顧客
がポータルサイトで選んだ商品についての販売情報につ
いて表示する。さらに販売店のサイトでは、同商品につ
いての購入手続きに速やかに移れるように進んでいく。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施に供されるネットワーク・コンピ
ューティング・システム１の構成を模式的に示した図で
ある。

【図２】オンライン購入手続きの支援サービスのため
に、ネットワーク・コンピューティング・システム１上
に構築された情報探索空間の構造を模式的に示した図で
ある。

【図３】商品情報提供サイトにおいて公開されるホーム
ページ画面例を示した図である。

【図４】特定商品の詳細情報提供サイトにおいて公開さ
れる特定商品の紹介ホームページ画面例を示した図であ
る。

【図５】特定商品の詳細情報提供サイトにおいて公開さ
れる特定商品の販売情報提供ページの画面例を示した図
である。

【図６】購入情報提供サイトにおいて公開される購入情
報提供ホームページ画面例を示した図である。

【図７】オンライン購入手続き支援システム５０のシス
テム構成を模式的に示した図である。

【図８】オンライン購入手続き支援システムの動作特性
を模式的に示した図である。

【符号の説明】

１…ネットワーク・コンピューティング・システム １０…インターネット ２０…小規模ネットワーク（ＬＡＮ） ２１…ルータ ２５…ＷＷＷサーバ ５０…オンライン購入手続き支援システム ５１…ＣＰＵ ５２…メモリ ５３…ディスプレイ・コントローラ ５４…入力機器インターフェース ５５…ネットワーク・インターフェース ５６…外部機器インターフェース ６１…ディスプレイ ６２…キーボード ６３…マウス ６４…ＨＤＤ ６５…メディア・ドライブ １００…ユーザＰＣ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/30 １７０ Ｇ０６Ｆ 17/30 １７０Ｚ

Claims (24)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】広域ネットワーク経由で商品に関する情報
   の提供サービスを行う情報提供システムであって、 特定商品に関する資料要求に応答して、販売情報への参
   照情報を含んだ該特定商品詳細情報を提供する第１の情
   報提供手段と、 特定商品詳細情報と連携した購入検討要求に応答して、
   特定商品詳細情報の参照先である販売情報を提供する第
   ２の情報提供手段と、 特定商品の販売情報と連携した購入要求に応答して、該
   特定商品の購入情報を提供する第３の情報提供手段と、
   を具備することを特徴とする情報提供システム。
2. 【請求項２】販売情報は、該当する商品を取り扱う各店
   舗における実売価格や在庫数などの情報、並びに各店舗
   の購入情報への参照情報を含むことを特徴とする請求項
   １に記載の情報提供システム。
3. 【請求項３】購入情報は該当する店舗における購入手続
   き又は購入方法に関する情報を含むことを特徴とする請
   求項１に記載の情報提供システム。
4. 【請求項４】購入情報は該当する店舗におけるオンライ
   ン購入手続きに関する情報を含むことを特徴とする請求
   項１に記載の情報提供システム。
5. 【請求項５】特定商品に関する資料要求は、前記広域ネ
   ットワーク上の外部サイトからの特定商品詳細情報に対
   するリンク参照であることを特徴とする請求項１に記載
   の情報提供システム。
6. 【請求項６】前記第１の情報提供手段は、ＨＴＴＰリク
   エスト形式で資料要求を受け取るとともに、ＨＴＭＬ形
   式で記述された特定商品詳細情報をＨＴＴＰレスポンス
   形式で返すことを特徴とする請求項１に記載の情報提供
   システム。
7. 【請求項７】前記第２の情報提供手段は、ＨＴＴＰリク
   エスト形式で購入検討要求を受け取るとともに、ＨＴＭ
   Ｌ形式で記述された特定商品の販売情報をＨＴＴＰレス
   ポンス形式で返すことを特徴とする請求項１に記載の情
   報提供システム。
8. 【請求項８】前記第３の情報提供手段は、ＨＴＴＰリク
   エスト形式で購入要求を受け取るとともに、前記広域ネ
   ットワーク上の外部サイトが提供する該特定商品の購入
   情報へのリンク参照を行うことを特徴とする請求項１に
   記載の情報提供システム。
9. 【請求項９】広域ネットワーク経由で商品に関する情報
   の提供サービスを行う情報提供方法であって、 特定商品に関する資料要求に応答して、販売情報への参
   照情報を含んだ該特定商品詳細情報を提供する第１の情
   報提供ステップと、 特定商品詳細情報と連携した購入検討要求に応答して、
   特定商品詳細情報の参照先である販売情報を提供する第
   ２の情報提供ステップと、 特定商品の販売情報と連携した購入要求に応答して、該
   特定商品の購入情報を提供する第３の情報提供ステップ
   と、を具備することを特徴とする情報提供方法。
10. 【請求項１０】販売情報は、該当する商品を取り扱う各
    店舗における実売価格や在庫数などの情報、並びに各店
    舗の購入情報への参照情報を含むことを特徴とする請求
    項９に記載の情報提供方法。
11. 【請求項１１】購入情報は該当する店舗における購入手
    続き又は購入方法に関する情報を含むことを特徴とする
    請求項９に記載の情報提供方法。
12. 【請求項１２】購入情報は該当する店舗におけるオンラ
    イン購入手続きに関する情報を含むことを特徴とする請
    求項９に記載の情報提供方法。
13. 【請求項１３】特定商品に関する資料要求は、前記広域
    ネットワーク上の外部サイトからの特定商品詳細情報に
    対するリンク参照であることを特徴とする請求項９に記
    載の情報提供方法。
14. 【請求項１４】前記第３の情報提供ステップでは、購入
    要求に応答して、前記広域ネットワーク上の外部サイト
    が提供する該特定商品の購入情報へのリンク参照を行う
    ことを特徴とする請求項９に記載の情報提供方法。
15. 【請求項１５】広域ネットワーク経由で商品に関する情
    報の提供サービスを行う処理をコンピュータ・システム
    上で実行するように記述されたコンピュータ・ソフトウ
    ェアをコンピュータ可読形式で物理的に格納したソフト
    ウェア記憶媒体であって、前記コンピュータ・ソフトウ
    ェアは、 特定商品に関する資料要求に応答して、販売情報への参
    照情報を含んだ該特定商品詳細情報を提供する第１の情
    報提供ステップと、 特定商品詳細情報と連携した購入検討要求に応答して、
    特定商品詳細情報の参照先である販売情報を提供する第
    ２の情報提供ステップと、 特定商品の販売情報と連携した購入要求に応答して、該
    特定商品の購入情報を提供する第３の情報提供ステップ
    と、を具備することを特徴とするソフトウェア記憶媒
    体。
16. 【請求項１６】販売情報は、該当する商品を取り扱う各
    店舗における実売価格や在庫数などの情報、並びに各店
    舗の購入情報への参照情報を含むことを特徴とする請求
    項１５に記載のソフトウェア記憶媒体。
17. 【請求項１７】購入情報は該当する店舗における購入手
    続き又は購入方法に関する情報を含むことを特徴とする
    請求項１５に記載のソフトウェア記憶媒体。
18. 【請求項１８】購入情報は該当する店舗におけるオンラ
    イン購入手続きに関する情報を含むことを特徴とする請
    求項１５に記載のソフトウェア記憶媒体。
19. 【請求項１９】特定商品に関する資料要求は、前記広域
    ネットワーク上の外部サイトからの特定商品詳細情報に
    対するリンク参照であることを特徴とする請求項１５に
    記載のソフトウェア記憶媒体。
20. 【請求項２０】前記第３の情報提供ステップでは、購入
    要求に応答して、前記広域ネットワーク上の外部サイト
    が提供する該特定商品の購入情報へのリンク参照を行う
    ことを特徴とする請求項１５に記載のソフトウェア記憶
    媒体。
21. 【請求項２１】広域ネットワーク経由で商品に関する情
    報の提供サービスを行う情報提供空間であって、 各社の各種商品に関する情報を前記広域ネットワーク上
    で公開する商品情報提供サイトと、 前記商品情報提供サイトにおける特定商品に関する記事
    に関連付けられた、該特定商品に関する詳細情報並びに
    該特定商品を取り扱う各店舗における販売情報を紹介す
    る特定商品の詳細情報提供サイトと、 前記の特定商品の詳細情報提供サイトにおける特定の店
    舗に関する記事に関連付けられた、該特定の店舗に関す
    る購入情報を提供する購入情報提供サイトと、を具備す
    ることを特徴とする情報提供空間。
22. 【請求項２２】前記の特定商品の詳細情報提供サイトに
    おいて紹介される販売情報は、各店舗における実売価格
    情報と在庫情報を含むことを特徴とする請求項２１に記
    載の情報提供空間。
23. 【請求項２３】前記購入情報提供サイトにおいて紹介さ
    れる購入情報は、各店舗における購入手続き又は購入方
    法に関する情報を含むことを特徴とする請求項２１に記
    載の情報提供空間。
24. 【請求項２４】前記購入情報提供サイトにおいて紹介さ
    れる購入情報は、各店舗におけるオンライン購入手続き
    に関する情報を含むことを特徴とする請求項２１に記載
    の情報提供空間。