JP2002024507A - 商法計算書類作成システム及び商法計算書類作成処理プログラムを記憶した記録媒体 - Google Patents

商法計算書類作成システム及び商法計算書類作成処理プログラムを記憶した記録媒体

Info

Publication number
JP2002024507A
JP2002024507A JP2000201412A JP2000201412A JP2002024507A JP 2002024507 A JP2002024507 A JP 2002024507A JP 2000201412 A JP2000201412 A JP 2000201412A JP 2000201412 A JP2000201412 A JP 2000201412A JP 2002024507 A JP2002024507 A JP 2002024507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commercial
document
profit
statement
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000201412A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kodama
厚 兒玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THREE C CONSULTING KK
Original Assignee
THREE C CONSULTING KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THREE C CONSULTING KK filed Critical THREE C CONSULTING KK
Priority to JP2000201412A priority Critical patent/JP2002024507A/ja
Publication of JP2002024507A publication Critical patent/JP2002024507A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各財務システムから出力された総勘定科目の
データから、商法計算書類である貸借対照表・損益計算
書・営業報告書・附属明細書・利益処分案・貸借対照表
注記を作成し、商法計算書類の間で整合性を取って作成
する。 【解決手段】 各財務システムから出力された総勘定科
目のデータと商法計算書類の科目を対応付け、貸借対照
表・損益計算書を作成し、さらに、営業報告書に関する
実績値や、附属明細書に関する実績値と商法計算書類科
目とが照合を検証し、利益処分案に関する金額が適正で
あるか検証する。さらに、不照合・不適正の場合は、営
業報告書に関する実績値や、附属明細書に関する実績値
・利益処分案に関する金額を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商法および商法計
算書類規則に従って、商法計算書類としての貸借対照
表、損益計算書、利益処分案(損失処理案を含む)、貸
借対照表関係注記・損益計算書関係注記、営業報告書及
び附属明細書を作成するものに関する。
【0002】
【従来の技術】すべての株式会社は、貸借対照表、損益
計算書、利益処分案(損失処理案)及び営業報告書を作
成し、招集通知に添付し、株主に直接開示する必要(株
主総会の承認(報告義務))がある(商法281条第1
項、商法283条第2項(以下、商法を商とし、1項を
Iとしアラビア数字で表す))。
【0003】また、附属明細書を作成し、閲覧の制度
(商282)により、株主に間接開示する必要がある。
さらに、貸借対照表の要旨、大会社にあっては損益計算
書の要旨も公告が義務づけられている(商283II
I、商特16II)。商法計算書類及び附属明細書は、
取締役会の承認を経て、監査役(監査役会)の監査を受
けなければならない(商281I・II)。大会社にお
いては、会計監査人(公認会計士)の監査を受ける必要
がある(商特2)。
【0004】商法は、商法計算書類及び附属明細書の手
続スケジュ−ルを規定しており、厳格な遵守が求められ
ている。現行の決算制度は、「確定決算主義」であるの
で、株主総会で承認を受ける商法計算書類及び附属明細
書が基礎となる。つまり、公開会社においては、決算短
信(個別・連結決算発表)や有価証券報告書(連結財務
諸表)の基礎となる。
【0005】また、連結決算中心へと大きく変化する中
で、非公開の子会社、関連会社も実質上の公開情報(連
結財務諸表)の部分を構成することになるので、商法計
算書類及び附属明細書を法令に準拠して迅速に作成する
ことが不可欠となる。しかしながら、各株式会社は、決
算実務においては、下記の問題・課題を抱えている。 商法及び商法計算書類規則を正確に理解している決算
担当者が不足している(特に、連結対象の子会社、関係
会社、公開準備会社等において)。 多くの決算修正が行われ、その度に、商法計算書類間
の表示チェックに決算担当者、監査役、会計士は忙殺さ
れていることが多い。 商法に定められている決算手続スケジュ−ルに準拠し
て、タイムリ−に商法計算書類を作成することが困難に
なってきている(特に連結決算の関係により)。 取締役会等への提出用の商法計算書類を手書きないし
ワ−プロ等により作成している為、修正が行われる度に
関係箇所を修正している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】財務データをもとに、
貸借対照表、損益計算書、営業報告書、貸借対照表注
記、利益処分案、及び附属明細書(以下「商法計算書
類」という。)を商法及び商法計算書類規則に準拠して
作成し、かつ、データのインテグリティを確保する。さ
らに、商法及び商法計算書類規則に従った表示単位で出
力した商法計算書類を取締役会・株主総会(招集通知)
提出資料として利用できるようにする。財務データと
は、各財務システム(財務システムとは会計システムや
各種の業務システムなどを指す。)から出力されたデー
タや財務諸表に記載されているものを指す概念である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る商法計算書類作成システムは、財務デ
ータをもとに、商法計算書類を作成するに当たり、財務
データを商法計算書類とを関連付け、さらに、商法計算
書類科目で関連するデータを照合する機能を持った商法
計算書類作成システムであって、次のような手段を採用
する。
【0008】即ち、請求項1では、商法及び商法計算書
類規則に従い財務データから商法計算書類を作成する商
法計算書類作成システムであって、商法計算書類科目名
を登録する商法計算書類科目入力部と、総勘定科目名を
登録し試算表数値を入力する総勘定科目入力部と、商法
計算書類科目に総勘定科目を関連付けて登録する科目対
応部と、総勘定科目の試算表数値を商法計算書類科目の
決算数値として集計する商法計算書類科目算出部とを備
える。
【0009】上記構成によれば、財務データである総勘
定科目と商法計算書類科目に対応付け、総勘定科目別の
決算数値を集計して商法計算書類科目別の決算数値を作
成する。
【0010】また、請求項2では、商法及び商法計算書
類規則に従い財務データから商法計算書類を作成する商
法計算書類作成システムであって、商法計算書類科目名
を登録する商法計算書類科目入力部と、総勘定科目名を
登録し、総勘定科目別の試算表数値を入力する総勘定科
目入力部と、必要に応じて総勘定科目別の修正値を入力
し、試算表数値を修正した修正後数値を算出する修正値
入力部と、商法計算書類科目に総勘定科目を関連付けて
登録する科目対応部と、総勘定科目の修正後数値を商法
計算書類科目の決算数値として集計する商法計算書類科
目算出部とを備える。
【0011】上記構成によれば、財務データである総勘
定科目と商法計算書類科目に対応付け、総勘定科目別の
試算表数値に修正値を加えて集計し商法計算書類科目別
の決算数値を作成する。
【0012】また、請求項3において、修正値入力部で
は、前記総勘定科目毎に修正値を入力し、修正値を総勘
定科目の貸借区分に応じて集計した伝票数値を前記試算
表数値に加えた修正後数値とする。
【0013】上記構成によれば、修正値は貸借区分に応
じて総勘定科目別の試算表数値に加えられる。
【0014】また、請求項4において、前記商法計算書
類科目名と前記決算数値より貸借対照表を作成する貸借
対照表作成部を備える。
【0015】上記構成によれば、商法計算書類科目名と
前記決算数値より貸借対照表を作成する。
【0016】また、請求項5において、前記貸借対照表
作成部は前記商法計算書類科目を貸借対照表に関連づけ
る貸借対照表対応部と、前記商法計算書類科目を区分に
関連付ける区分対応部とを備える。
【0017】上記構成によれば、商法計算書類科目を貸
借対照表に対応付けてさらに区分分けする。
【0018】また、請求項6において、前記区分に関連
付けた商法計算書類科目は区分毎に貸借対照表で表示す
る表示順位を入力する。
【0019】上記構成によれば、貸借対照表を表示する
順番を区分毎に入力する。
【0020】また、請求項7において、前記商法計算書
類科目名と前記決算数値より損益計算書を作成する損益
計算書作成部を備える。
【0021】上記構成によれば、商法計算書類科目名と
前記決算数値より損益計算書を作成する。
【0022】また、請求項8において、前記損益計算書
作成部は前記商法計算書類科目を損益計算書に関連付け
る損益計算書対応部と、前記商法計算書類科目を区分に
関連付ける区分対応部とを備える。
【0023】上記構成によれば、商法計算書類科目を損
益計算書に対応付けてさらに区分分けする。
【0024】また、請求項9において、前記区分に関連
付けた商法計算書類科目は区分毎に損益計算書で表示す
る表示順位を入力することを特徴とする。
【0025】上記構成によれば、損益計算書を表示する
順番を区分毎に入力する。
【0026】また、請求項10において、前記商法計算
書類科目名と前記決算数値と営業報告書実績数値より営
業報告書を作成する営業報告書作成部を備える。
【0027】上記構成によれば、商法計算書類科目名と
決算数値と営業報告書に必要な実績値を入力して営業報
告書を作成することができる。
【0028】また、請求項11において、前記営業報告
書作成部は、営業報告書実績数値を入力する営業報告書
実績値入力部と、前記商法計算書類科目を営業報告書に
関連付け、営業報告書実績数値と営業報告書とを関連付
けた商法計算書類科目の決算数値とを照合する営業報告
書照合部とを備える。
【0029】上記構成によれば、営業報告書の実績値と
商法計算書類科目の決算数値と照合することができる。
【0030】また、請求項12において、前記営業報告
書照合部は営業報告書と関連付けた商法計算書類科目の
決算数値を、前記営業報告書実績値の集計値と照合す
る。
【0031】上記構成によれば、営業報告書と対応付け
た商法計算書類科目の決算数値は、営業報告書実績値の
集計値と照合することができる。
【0032】また、請求項13において、システム導入
年度において、商法計算書類科目の前期決算数値と前期
営業報告書実績数値とを入力する。
【0033】上記構成によれば、導入年度は前期の決算
数値や部門実績値を入力することができる。
【0034】また、請求項14において、営業報告書作
成後、年度更新処理により営業報告書と関連付けた決算
数値を翌年度の前期決算数値とし、営業報告書実績数値
を翌年度の前期営業報告書実績数値とする。
【0035】上記構成によれば、導入の翌年度以降は前
期の決算数値や部門実績値が繰り越される。
【0036】また、請求項15において、営業報告書と
関連付けた商法計算科目の決算数値と前期決算数値との
増減比率と、営業報告書実績数値と前期営業報告書実績
数値との増減比率とを求める。
【0037】上記構成によれば、前期と当期の増減比率
が求められる。
【0038】また、請求項16において、前記商法計算
書類科目名と前記決算数値と附属明細書実績値より附属
明細書を作成する附属明細書作成部を備える。
【0039】上記構成によれば、商法計算書類科目名と
決算数値と附属明細書に必要な実績値を入力して附属明
細書を作成することができる。
【0040】また、請求項17において、前記附属明細
書作成部は、附属明細書実績値を入力する附属明細書実
績値入力部と、前記商法計算書類科目を附属明細書に関
連付け、附属明細書実績値と附属明細書とを関連付けた
商法計算書類科目の決算数値とを照合する附属明細書照
合部とを備える。
【0041】上記構成によれば、附属明細書と対応付け
た商法計算書類科目の決算数値は、附属明細書実績値と
照合することができる。
【0042】また、請求項18において、システム導入
年度において、前記商法計算書類科目の前期決算数値を
入力する。
【0043】上記構成によれば、システム導入年度にお
いては前期決算数値を入力できる。
【0044】また、請求項19において、附属明細書作
成後、年度更新処理より前記附属明細書と関連付けた決
算数値としての期末残高を翌年度の期首残高(前期決算
数値)とする。
【0045】上記構成によれば、システム導入の翌年度
以降は前期の決算数値が繰り越される。
【0046】また、請求項20において、期首残高(前
期決算数値)に附属明細書実績値を加算及び減算した期
末残高と決算数値とを照合する。
【0047】上記構成によれば、前期決算数値に附属明
細書実績値を加えた期末残高が決算数値と一致するか照
合する。
【0048】また、請求項21において、前記附属明細
書の附属明細書実績数値は増加額または減少額である。
【0049】上記構成によれば、附属明細書実績数値は
増加額または減少額で入力される。
【0050】また、請求項22において、前記附属明細
書の附属明細書実績数値は増減額である。
【0051】上記構成によれば、附属明細書実績数値は
増減額で入力される。
【0052】また、請求項23において、前記決算数値
と利益処分案または損失処理案に関する金額と取得目的
別の自己株式内訳の金額より利益処分案または損失処理
案を作成する利益処分案作成部を備える。
【0053】上記構成によれば、利益処分案または損失
処理案に関する金額と自己株式内訳の金額より利益処分
案または損失処理案を作成することができる。
【0054】また、請求項24において、前記利益処分
案作成部は、利益処分案または損失処理案に関する金額
と取得目的別の自己株式内訳の金額を入力する利益処分
案関連数値入力部と、商法第290条第1項関連の値を
算出後、商法第288条の利益準備金の積立額の検証
と、商法第290条の配当可能利益の検証を行う、利益
処分案検証及び商法第290条第1項関連算出部と、商
法第288条の損益計算書の中間配当に伴う利益準備金
の検証を行う中間配当に伴う利益準備金積立額の検証部
とを備える。
【0055】上記構成によれば、利益処分案または損失
処理案に関する金額と自己株式内訳の金額の検証を行う
ことができる。
【0056】また、請求項25において、前記商法第2
90条第1項5号合計額の算出において、貸借対照表の
流動資産の自己株式及び貸借対照表の固定資産の自己株
式の決算数値と算出した取得目的別の自己株式の流動資
産の内訳合計額及び自己株式の固定資産の内訳合計額と
を照合する。
【0057】上記構成によれば、商法第290条第1項
5号合計額に関する照合を行うことができる。
【0058】また、請求項26において、前記商法第2
90条第1項関連算出値を貸借対照表注記に記載する。
【0059】上記構成によれば、商法第290条第1項
関連の値を貸借対照表注記に記載することができる。
【0060】また、請求項27において、貸借対照表ま
たは損益計算書または営業報告書または附属明細書に
は、表示単位が設定され表示単位に基づいて作成され
る。
【0061】上記構成によれば、貸借対照表または損益
計算書または営業報告書または附属明細書には、指定し
た単位で表示することができる。
【0062】また、請求項28において、前記商法計算
書類とは、貸借対照表、損益計算書、営業報告書、附属
明細書、利益処分案、貸借対照表注記または損益計算書
注記である。
【0063】上記構成によれば、貸借対照表または損益
計算書または営業報告書または附属明細書または利益処
分案または損失処理案または貸借対照表注記または損益
計算書注記である。
【0064】請求項29において、商法及び商法計算書
類規則に従い財務データから商法計算書類を作成する商
法計算書類作成システムであって、商法計算書類科目名
を登録する商法計算書類科目を入力し、総勘定科目名を
登録し、総勘定科目別の試算表数値を入力し、商法計算
書類科目に総勘定科目を関連付けて登録し、総勘定科目
別の試算表数値を商法計算書類科目の決算数値として集
計して、総勘定科目と商法計算書類科目とを関連付けて
商法計算書類を作成する商法計算書類作成処理プログラ
ムを記憶した記憶媒体。
【0065】上記構成によれば、各財務システムの科目
である総勘定科目を商法計算書類科目に対応付けて財務
データを集計して商法計算書類を作成するプログラムを
記録した記憶媒体。
【0066】請求項30において、商法及び商法計算書
類規則に従い財務データから商法計算書類を作成する商
法計算書類作成システムであって、商法計算書類科目名
を登録する商法計算書類科目を入力し、総勘定科目名を
登録し、総勘定科目別の試算表数値を入力し、総勘定科
目別の修正値を入力して、試算表数値を修正した修正後
数値を算出し、商法計算書類科目に総勘定科目を関連付
けて登録し、総勘定科目の修正後数値を商法計算書類科
目の決算数値として集計して、総勘定科目と商法計算書
類科目とを関連付けて商法計算書類を作成する商法計算
書類作成処理プログラムを記憶した記憶媒体。
【0067】上記構成によれば、各財務システムの科目
である総勘定科目別の試算表数値に修正値を加え、商法
計算書類科目に対応付けて財務データを集計して商法計
算書類を作成するプログラムを記録した記憶媒体。
【0068】請求項31において、前記商法計算書類と
は、貸借対照表または損益計算書または営業報告書また
は附属明細書または利益処分案または損失処理案または
貸借対照表注記または損益計算書注記である。
【0069】上記構成によれば、貸借対照表または損益
計算書または営業報告書または附属明細書または利益処
分案または損失処理案または貸借対照表注記または損益
計算書注記である
【0070】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る商法計算書類
作成システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る実施の形態である商法計算書類シ
ステム1のプログラム構成を表す図である。
【0071】商法計算書類作成システム1は、商法計算
書類科目を算出する商法計算書類科目算出部10と、商
法計算書類である貸借対照表の作成を行う貸借対照表作
成部20、損益計算書の作成を行う損益計算書作成部3
0、営業報告書の作成を行う営業報告書作成部40、附
属明細書の作成を行う附属明細書作成部50、利益処分
案算出・検証を行う利益処分案算出・検証部60を備え
る。さらに、商法計算書類科目や総勘定科目を格納する
データベース16を備える。
【0072】まず、商法計算書類科目算出部10は、商
法計算書類科目を登録する商法計算書類科目入力部11
と、各財務データ7を総勘定科目に入力する総勘定科目
入力部12と、総勘定科目のデータを修正する値を入力
し、貸借区分に対応して修正値を加える修正値入力部1
3を備える。さらに、総勘定科目と商法計算書類の科目
である商法計算書類科目と関連付け、さらに、商法計算
書類科目を区分付けする科目対応部14と総勘定科目か
ら商法計算書類科目を算出する商法計算書類科目算出部
15を備える。
【0073】貸借対照表作成部20は、商法計算書類科
目の科目のうち貸借対照表に関連する科目を関連付ける
貸借対照表対応部21とさらに貸借対照表の科目を流動
資産・固定資産などの区分に対応させる区分対応部22
とを備え商法計算書類科目より貸借対照表を出力する。
【0074】損益計算書作成部30には、商法計算書類
科目の科目のうち損益計算書に関連する科目を関連付け
る損益計算書対応部31とさらに損益計算書の科目を営
業収益、営業費用、営業外収益、営業外費用などの区分
に対応させる区分対応部32とを備え商法計算書類科目
より損益計算書を出力する。
【0075】営業報告書作成部40には、商法計算書類
科目の科目のうち売上高に対応する部門別売上高を入力
する営業報告書実績値入力部41と、売上高と部門別売
上高とを照合する営業報告書照合部42とを備え、商法
計算書類科目の決算数値と不照合なく営業報告書を作成
する。
【0076】附属明細書作成部50には、商法計算書類
科目を附属明細書と関連付け、対応する実績値である増
加額・減少額を入力する附属明細書実績値入力部51
と、附属明細書と関連付けた商法計算書類科目の決算数
値と期首残高に実績値である増加額・減少額を加減した
期末残高とを照合する附属明細書照合部52を備え、商
法計算書類科目の決算数値と不照合なく附属明細書を作
成する。
【0077】利益処分案作成部60には、利益処分案あ
るいは損失処理案に関連する数値を利益処分案関連数値
入力部61から入力し、商法計算書類科目の決算数値と
利益処分案に関連する数値から商法第290条第1項4
号と商法第290条第1項5号の算出と利益処分案の検
証を行う利益処分案検証及び商法第290条第1項関連
算出部62と中間配当に伴う利益準備金積立額の検証を
行う中間配当に伴う利益準備金積立額の検証部64を備
え、利益処分案関連数値が適正であるか判定し、利益処
分案を作成する。
【0078】図2は、データベース16を表し、貸借対
照表・損益計算書・営業報告書・附属明細書の表示単位
を格納する表示単位テーブル90・商法計算書類科目を
格納する商法計算書類科目テーブル100・商法計算書
類の貸借対照表・損益計算書の区分を格納する区分対応
テーブル110・総勘定科目を登録して商法計算書類科
目に関連付ける総勘定科目/商法計算書類科目対応テー
ブル200・営業報告書の部門を格納する部門テーブル
500・附属明細書と商法計算書類科目を関連付ける附
属明細書/商法計算書類科目対応テーブル700があ
る。
【0079】図3は、商法計算書類111である貸借対
照表・損益計算書と商法計算書類科目101(または1
02)と総勘定科目201(または202)との関係を
表す図である。商法計算書類科目101(または10
2)は、貸借対照表或いは損益計算書のいずれかに対応
し、さらに、貸借対照表或いは損益計算書のいずれかの
区分103に対応する。商法計算書類科目101(また
は102)は、各財務システムから出力したデータであ
る総勘定科目201(または202)をとりまとめて商
法計算書類101(または102)を作成するための科
目である。また、総勘定科目201(または202)に
は、貸方科目か借方科目かを表す貸借区分203があ
る。
【0080】図4は、商法計算書類の表示単位が格納さ
れている表示単位テーブル90である。表示単位テーブ
ル90は貸借対照表の表示単位91・損益計算書の表示
単位92・営業報告書の表示単位93・附属明細書の表
示単位94で構成されている。
【0081】図5に示すように、商法計算書類科目テー
ブル100は商法計算書類で使う科目名とその決算数値
などを格納する。商法計算書類科目テーブル100に
は、貸借対照表・損益計算書で使う商法計算書類科目の
名前を入力する商法計算書類科目名102と、その決算
数値105と、総勘定科目などと関連付けるために使う
商法科目番号101がある。貸借対照表や損益計算書の
区分、例えば、貸借対照表の流動資産・固定資産などと
商法計算書類科目とを対応を付ける区分103と貸借対
照表や損益計算書で表示する順番を区分103毎に決め
る表示順位104がある。
【0082】図6に示すように、区分対応テーブル11
0は各区分103と商法計算書類111である貸借対照
表・損益計算書との対応を表すものである。
【0083】図7に示すように、総勘定科目/商法計算
書類科目対応テーブル200は総勘定科目と商法計算書
類科目を対応づけるものである。総勘定科目/商法計算
書類科目対応テーブル200には、各財務システムの科
目名に対応する総勘定科目名202と試算表数値20
4、商法計算書類科目などと関連付けるために使う総勘
定科目番号201とが格納される。この総勘定科目の区
分が貸方科目であるか借方科目であるか対応付ける貸借
区分203と、総勘定科目名202に対応する商法科目
番号101を格納する。さらに、総勘定科目の試算表数
値204を修正するために伝票形式で入力した修正数値
を貸方科目か借方科目かによって集計した値である伝票
数値205を格納し、さらに、修正した履歴を残すため
に、試算表数値204に伝票数値205を加えた値は修
正後数値206として格納する。
【0084】図8に示すように、部門テーブル500に
は営業報告書で必要となる部門名502を格納し、その
部門番号501、営業報告書実績数値である、各部門の
実績を表す部門実績値504と前期の部門実績値を格納
する前期部門実績値503より構成される。また、商法
計算書類科目の売上高の前期の決算数値105を前期決
算数値510に格納する。
【0085】図9に示すように、附属明細書/商法計算
書類科目対応テーブル700には附属明細書で必要とな
る商法計算書類科目の商法科目番号101を登録し、附
属明細書番号701と商法計算書類科目の前期の決算数
値105を格納する前期決算数値702と、附属明細書
実績値である増加額703と減少額704を格納する。
【0086】ここで、第1の実施の形態である貸借対照
表の作成方法についての図10に示すフローチャートと
図11から図16に示す画面と図17の貸借対照表に基
づいて説明する。
【0087】まず、貸借対照表の表示単位を登録し、表
示単位テーブル90の貸借対照表の表示単位91に格納
する(S1)。次に商法計算書類科目入力部11で、図
11に示すような画面から貸借対照表に対応する商法科
目番号101と商法計算書類科目名102と貸借対照表
の区分103、例えば、流動資産を登録すると、商法計
算書類科目テーブル100の商法科目番号101と商法
計算書類科目名102と区分103が登録される。さら
に、区分対応テーブル110の貸借対照表の区分103
に格納される(S2)。
【0088】さらに、図12で示すような画面から、各
財務システムから出力されたデータを入力する総勘定科
目の総勘定科目番号201と総勘定科目名202と貸借
区分203を登録する。また、総勘定科目に対応する商
法科目番号101を入力すると、商法計算書類科目テー
ブル100をもとに商法計算書類科目名102と区分1
03が表示され、確認後に登録する(S3)。例えば、
総勘定科目名202に登録されている総勘定科目番号2
000の「現金」と総勘定科目番号2001の「当座預
金」は商法科目番号1001の「現金及び預金」にまと
められる。
【0089】また、登録された内容は総勘定科目/商法
計算書類科目対応テーブル200の総勘定科目番号20
1・総勘定科目名202・貸借区分203・商法科目番
号101にも格納される。
【0090】以上のようにして、総勘定科目と商法計算
書類科目の関連付けをおこない、これをもとに商法計算
書類科目を作成していく。
【0091】まず、総勘定科目入力部12では、図13
に示すような画面から各財務システムから算出された試
算表数値204を、総勘定科目ごとに入力する(S
4)。ここで入力された試算表数値204は、総勘定科
目/商法計算書類科目対応テーブル200の試算表数値
204に格納される。
【0092】さらに、各株式会社で各財務システムから
算出された試算表数値204を修正する必要がある場合
は(S5)、図14に示すような伝票形式で入力を行
う。
【0093】修正値入力部13では、伝票形式で入力さ
れた借方金額・貸方金額より伝票数値205の算出をお
こない、総勘定科目の試算表数値204に伝票数値20
5を加えた修正後数値206を求める。
【0094】総勘定科目/商法計算科目対応表の伝票数
値205は、伝票形式で入力された借方401の金額4
011か貸方402の金額4021から求められる。伝
票数値205の算出方法は、貸借区分203が貸方科目
か借方科目かにより異なる。借方401の総勘定科目で
は、 伝票数値205=借方金額4011の合計−貸方金額4
021の合計 貸方402の総勘定科目では、 伝票数値205=貸方金額4021の合計−借方金額4
011の合計 となる(S6)。
【0095】ここで、伝票形式による修正がない場合
は、伝票数値205は初期値として「0」が格納されて
いるものとする。
【0096】さらに、伝票数値205と試算表数値20
4に基づき総勘定科目/商法計算科目対応テーブル20
0の修正後数値206を算出する。修正後数値206
は、修正後数値206=試算表数値204+伝票数値2
05となる(S7)。上記の計算結果は、総勘定科目/
商法計算科目対応テーブル200の伝票数値205と修
正後数値206に格納され、図15に示すように試算表
数値204が修正前金額として表示され、修正後数値2
06が修正後金額として表示される。
【0097】次に、科目対応部14で、総勘定科目/商
法計算科目対応テーブル200をもとに、総勘定科目の
修正後数値206を商法計算書類科目ごとに取り出す。
さらに、商法計算書類科目算出部15で総勘定科目の修
正後数値206を集計し(S8)、商法計算書類科目テ
ーブル100の決算数値105に格納する。
【0098】例えば、図16に示すように貸借対照表の
流動資産区分は商法計算書類科目ごとに総勘定科目の修
正後数値206を集計した決算数値105が金額に表示
され、そこで、区分103毎に商法計算書類科目の表示
順位104を格納する(S9)。
【0099】以上の結果をもとに、貸借対照表を作成す
るために貸借対照表対応部21では、商法計算書類科目
テーブル100を参照して、指定された表示単位91で
貸借対照表に対応する商法計算書類科目の決算数値10
5を取り出す。さらに、区分対応部22で区分103毎
の表示順位104を取り出し商法計算書類科目名102
決算数値105を並べ替え、区分対応テーブル110に
したがって区分103毎に図17に示すような貸借対照
表を印刷または表示する(S10)。
【0100】第2の実施の形態である損益計算書につい
ても商法計算書類科目と総勘定科目とを対応付けて、貸
借対照表と同様の手順で作成される。
【0101】第1の実施の形態と第2の実施の形態では
総勘定科目の試算表数値を伝票形式で試算表数値の修正
を行う場合について述べたが、伝票形式で試算表数値の
修正する機能はなくても直接総勘定科目の試算表数値を
修正しても良い。
【0102】第3の実施の形態である営業報告書の作成
方法について、図18のフローチャートと図19の画面
の図と図20の営業報告書の出力を表す図に基づいて説
明する。商法計算書類科目の決算数値105は、第1の
実施の形態と同様にして求める。以下、営業報告書作成
に必要なことについて述べる。
【0103】まず、営業報告書の表示単位を登録すると
表示単位テーブル90の営業報告書の表示単位93に格
納される(S20)。
【0104】まず、営業報告書実績値入力部41で、図
19に示すように画面から損益計算書の売上高を構成す
る部門売上高に対応する部門番号501と部門名502
を登録し、図8の部門テーブル500に格納する(S2
1)。
【0105】システム導入年度か判断し(S22)、シ
ステム導入年度は、前期部門実績値503と前期決算数
値(売上高)510を入力し、部門テーブルに格納する
(S23)。導入年度でなければ、格納されている前期
部門実績値503と前期決算値(売上高)510を読み
出す(S24)。
【0106】ところで、営業報告書実績数値は、各部門
の部門実績値であるとする。そこで、各部門名と部門実
績数値504を入力し(図19)、部門テーブル500
の部門実績値504に格納する(S25)。
【0107】さらに、営業報告書照合部42では、各部
門の部門実績値504の合計と売上高の決算数値105
との照合差額を算出する(S26)。例えば、図19に
示すように、部門には甲部門と乙部門があり、当期の売
上高(商法計算書類科目)をA1、甲部門の当期の売上
高(当期実績数値)をB1、乙部門の当期の売上高(当
期実績数値)をC1とすると、 A1−(B1+C1)=0 でなければ不照合とする。
【0108】不照合が起こる場合は(S27)、登録後
に、総勘定科目を伝票形式で決算数値を修正したことに
より起こる。各部門の部門実績値504を入力する画面
が不照合リストにのるので(S28)、変更が必要であ
る部門の部門実績値504を修正し(S25)、再度計
算し不照合が起こらないか調べる。
【0109】以上の操作を繰り返し、不照合がなくなる
と売上高の決算数値105と前期決算数値510の増減
比率および部門実績値504と前期部門実績値503と
の増減比率を求める。図19に示すように、前期の売上
高(商法計算書類科目)をA2、甲部門の前期の売上高
(当期実績数値)をB2、乙部門の前期の売上高(当期
実績数値)をC2とする。売上高の増減比率をA3、甲
部門の増減比率をB3、乙部門の増減比率をC3は、 A3=(A1−A2)/A2 B3=(B1−B2)/B2 C3=(C1−C2)/C2 より算出される(S29)。以上より、図20に示すよ
うに売上高A1、部門売上高B1、C1と増減比A3、
B3、C3が営業報告書に記載され作成される(S3
0)。
【0110】営業報告書を作成すると、年度更新処理に
より、決算数値(売上高)105を翌年度の前期決算数
値510とし、部門実績値504を翌年度の前期部門実
績値503とする(S31)。
【0111】第3の実施の形態で営業報告書の作成方法
について、売上高を例に述べたが他の商法計算書類科目
についても同様に行える。
【0112】第4の実施の形態である附属明細書の作成
方法について、図21のフローチャートと図22に示す
附属明細書に基づいて説明する。商法計算書類科目の決
算数値105は、第1の実施の形態と同様にして求め
る。以下、附属明細書作成に必要なことについて述べ
る。
【0113】まず、附属明細書の表示単位を登録すると
表示単位テーブル90の附属明細書の表示単位94に格
納される(S40)。さらに、附属明細書で必要となる
商法科目番号101を登録し、対応する附属明細書番号
701を附属明細書/商法計算書類科目対応テーブル7
00に格納する(S41)。
【0114】このシステムを初めて導入する年度では
(S42)、前期の附属明細書で必要とする商法計算書
類科目の決算数値を 附属明細書/商法計算書類科目対
応テーブルの前期決算数値702に入力する(S4
3)。導入年度以外では、格納されている前期決算数値
702を附属明細書/商法計算書類科目対応テーブルか
ら読み出す(S44)。
【0115】ところで、附属明細書実績数値は、増加額
・減少額として説明する。そこで、附属明細書実績値入
力部51で、商法計算書類科目に対応する当期の増加額
703・減少額704を入力する(S45)。
【0116】附属明細書照合部52では、前期決算数値
702に増加額703・減少額704を加減した期末残
高と当期の商法計算書類科目の決算数値105との照合
差額を算出する(S46)。
【0117】図22で示すように、前期決算数値702
をA3とし、増加額703をB3とし、減少額704を
C3とし、当期の商法計算書類科目の決算数値105を
D3と置くと、 A3+B3−C3=D3 でなければ(S47)、不照合として、不照合リストが
表示される(S48)。
【0118】不照合が起こる場合は(S48)、登録後
に、総勘定科目を伝票形式で決算数値を修正したことに
より起こる。図35が示すように、不照合リストには、
当期の増加額703と減少額704の入力画面が表示さ
れ、当期の増加額703と減少額704を再入力し(S
45)、再度計算し不照合が起こらないか調べる。
【0119】不照合がなくなると、図22に示されるよ
うな附属明細書が作成される(S49)。さらに、年度
更新処理により附属明細書/商法計算書類科目対応テー
ブル700に格納されている商法科目番号101を基に
対応する商法計算書類科目テーブル100の決算数値1
05を翌年度の前期決算数値702とする(S50)。
【0120】ここでは、附属明細書実績数値は増加額・
減少額であるとしたが、増加額・減少額を合わせて増減
額としても同様にできる。
【0121】第5の実施の形態である利益処分案(損失
処理案)に関する算出及び検証する方法並びに中間配当
に伴う利益準備金積立額の検証方法について図23から
図26のフローチャートに基づいて説明する。商法計算
書類科目の決算数値105は、第1の実施の形態と同様
にして求める。以下、利益処分案(損失処理案)に関す
る算出及び検証に必要なことについて述べる。
【0122】この第5の実施の形態は、利益処分案(損
失処理案)の作成方法及び中間配当に伴う利益準備金積
立額の検証方法2つのフェーズI・IIに分かれてい
る。
【0123】フェーズIの構成は、 1. 商法第290条第1項5号合計額、商法第29
0条第1項4号超過額及び商法第290条第1項6号純
資産額の算出方法 2. 利益準備金積立額の検証 3. 配当可能利益の検証 である。また、フェーズIIの構成は、 1. 中間配当に伴う利益準備金積立額の検証方法 である。
【0124】そこで、フェ−ズIを図23から図25の
フローチャートに基づき説明する。図27で示すよう
に、損益計算書の末尾の商法計算書類科目名、当期未処
分利益(当期未処理損失)A(800)より(S6
0)、損益計算書の末尾が当期未処分利益か当期未処理
損失かを判定する(S61)。当期未処分利益の場合
は、利益処分案の処理を行う(S64)。当期未処理損
失の場合は、次のように分かれる(S62)。 配当・役員賞与等の利益処分を行う場合は利益処分案
の処理を行う(S64)。 配当・役員賞与等の利益処分を行わない場合は損失処
理案の処理を行う(S63)。
【0125】(1)利益処分案、(2)損失処理案それ
ぞれについて説明する。
【0126】(1)利益処分案 まず、図27で示すように任意積立金取崩額Bを入力す
る。利益処分案の場合、利益処分財源に加えるための任
意積立金取崩額の科目名・金額を入力する。(S64)
【0127】1. 商法第290条第1項5号合計
額、商法第290条第1項4号超過額及び商法第290
条第1項6号合計額の算出方法 <商法第290条第1項5号合計額の算出方法>利益処
分案に関して、図28(A)に示す様に、貸借対照表の
流動資産・固定資産の自己株式金額を、 流動資産の区分の自己株式 A' 固定資産の区分の自己株式 N' とする。
【0128】ここで、A' とN' の区分別に取得目的別
の自己株式内訳額を入力し、A' とN' に対応する配当
制限自己株式額であるS' (=M' +R' )を算出し、
A'に対応する配当制限外の自己株式額であるI' の額
を算出する。
【0129】図28(A)は、自己株式内訳額の入力を
表す表で、アルファベットD' 〜S' は金額である。図
28(A)において、配当制限外の自己株式である内訳
について株式消却の為の取得D' 、合併・営業譲受の為
の取得E' 、会社の権利実行の為の取得F' 、単位未満
株式等の買取の為の取得G' 、利益消却の為の取得H'
、配当制限のある自己株式である内訳について譲渡制
限株式の譲渡承認をしない場合の取得J' 、取締役又は
使用人に株式を譲渡する為の取得K' 、譲渡制限株式の
相続人からの取得L' 、ストックオプションによる取得
Q' を入力する(S65)。
【0130】配当制限外の自己株式額計I' 、流動資産
区分の配当制限自己株式額計M' 、固定資産区分の配当
制限自己株式額計R' 、配当制限自己株式額計S' 、流
動資産区分の自己株式の内訳合計額B' 、固定資産区分
の自己株式の内訳合計額O'は以下の式で求める(S6
6)。 I' =D' +E' +F' +G' +H' M' =J' +K' +L' R' =Q' S' =M' +R' B' =I' +M' O' =R'
【0131】そこで、 流動資産の区分の自己株式の内訳合計額 B' 貸借対照表の流動資産の区分の自己株式 A' において、照合差額C' (=A' −B ')が「0」でな
ければ不照合である(S67)。
【0132】さらに、 固定資産の区分の自己株式の内訳合計額 O' 貸借対照表の固定資産の区分の自己株式 N' において、P' (=N' −O ')が「0」でなければ不
照合である(S67)。
【0133】また、配当制限自己株式合計S' を、図3
1に示す様に貸借対照表関係注記の商法第290条第1
項第5号の合計額とする(S66)。
【0134】不照合が起こる場合は、上記デ−タ登録後
に、伝票入力修正等により、商法計算書類科目(自己株
式)の金額が修正されることにより起こる。不照合が起
こった場合は(S67)、図35で示す様に、不照合リ
ストが表示される(S69)。そこで、自己株式内訳金
額を修正する(S65)。
【0135】<商法第290条第1項第4号超過額の算
出方法>図28の(B)で示す、利益準備金積立額Cを
入力する。また、貸借対照表の下記の商法計算書類科目
の決算数値を、 開業準備費 D1 開発費 D2 試験研究費 D3 法定準備金 D4 とおく。配当制限繰延資産超過額をEとすると、 E=(D1+D2+ D3)−(D4+C) より算出される。ただし、Eが0未満の場合は、E=0
とする。
【0136】「配当制限繰延資産超過額」Eを、図31
に示す様に貸借対照表関係注記の商法第290条第1項
第4号超過額とする(S70)。
【0137】<商法第290条第1項第6号純資産額の
算出方法>図28の(C)で示す様に、損益計算書及び
貸借対照表の下記の商法計算書類科目を、 資産評価益 F1 評価差額の部合計 F2 繰延税金負債(流動負債) F3 繰延税金負債(固定負債) F4 とする。配当制限純資産額Fとすると、 F=(F1+F2−F3−F4) より算出される。「配当制限純資産額」Fを、図31に
示す様に貸借対照表関係注記の商法第290条第1項第
6号純資産額とする(S70)。
【0138】2. 利益準備金積立額の検証 <利益処分案に関する利益準備金の積立額の検証>図2
9の利益処分案関連画面をもとに説明する。期末発行済
株式数G1、期末自己株式数G2と、1株当たりの配当
金額G4を入力する。「配当対象株式数」G3は G3=G1−G2 となる。さらに、「配当金額」Gは、 G=G3×G4 となる(S71)。
【0139】さらに、取締役賞与H1・監査役賞与H2
を入力し、合計値より役員賞与計Hは、 H=H1+H2 となる(S72)。
【0140】ここで、図28(B)で示すように利益準
備金積立額Cを当期利益処分案の利益準備金積立額Cと
する。貸借対照表の資本金I1 と利益準備金I3 より、
利益準備金積立限度額I2は 、I2=I1 ×1/4 となる(S73)。
【0141】また、期末利益準備金積立可能額Jは、 J=I2−I3 となる。ただし、Jが0未満の場合は、J=0とする。
ここで、「最低利益準備金積立必要額」Kは、K1=
(G+H)×10%を算出し、 J<K1のときは、K=J J≧K1 のときは、K=K1 とする(S74)。
【0142】ここで、利益準備金積立額Cにおいて検証
結果は、 0≦C≦Kの場合は、適正 その他の場合は、不適正 である(S75)。不照合が起こる場合は(S75)、
上記デ−タ登録後に、伝票入力修正等により、商法計算
書類科目(資本金、法定準備金、自己株式、開業準備
費、開発費、試験研究費)の金額が修正される場合、あ
るいは配当金、役員賞与、利益準備金積立額が修正され
た場合により、利益準備金積立額検証項目において不適
正が起こる。不適正が起こった場合は、図35が示す様
に、不照合リストが表示される(S76)。不適正が起
こった場合は、入力した利益処分案に関する利益準備金
積立額を修正入力する(S69)。
【0143】<配当可能利益の検証>図30の配当可能
利益の検証を表す表をもとに説明する。貸借対照表の商
法計算書類科目の期末純資産(資本の部合計)をL、資
本金をI1、法定準備金をD4とする。前述の項目であ
る、利益準備金積立額C、商法第290条第1項第5号
合計額S' 、商法第290条第1項第4号超過額E、商
法第290条第1項第6号純資産額F、利益配当金G、
役員賞与Hより配当可能利益の検証を行う。
【0144】配当可能利益をMとすると、 M=L−(I1+D4+C)−(S' +E+F+H) となる。ただし、Mが0未満の場合はM=0とする(S
81)。ここで、利益配当金額Gにおいて検証結果は、 0≦G≦Mの場合は、適正 その他の場合は、不適正 である(S77)。
【0145】不適正が起こる場合は、上記デ−タ登録後
に、伝票入力修正等により、商法計算書類科目金額(資
本金、法定準備金、自己株式、開業準備費、開発費、試
験研究費、当期未処分利益または当期未処理損失)が修
正される場合、あるいは配当金、役員賞与、利益準備金
積立額及び配当制限金融資産評価益金額が修正された場
合により、配当可能利益検証項目において不適正が起こ
る。不適正が起こった場合は、図35が示す様に、不照
合リストに配当可能利益検証項目が表示される(S7
9)。入力した利益処分案に関する1株当たりの配当金
額、役員賞与、利益準備金積立額を修正し再計算する
(S71)。
【0146】図27が示す様に、任意積立金額Nを入力
する。(S80)
【0147】下記の算式より、次期繰越利益あるいは次
期繰越損失(S81、S84)を算出する。ここで、当
期未処分利益A、任意積立金取崩額B、利益準備金積立
額C、利益配当金G、役員賞与H、任意積立金Nより O1=A+B−C−G−H−N O1≧0の場合、 利益処分案の科目名(810)は次期繰越利益であり、
その値はO1である。 O1<0の場合、 利益処分案の科目名(810)は次期繰越損失であり、
その値はO2=|O1|(|O1|はO1の絶対値を表
すものである。以下同様の表記をする。)である(S8
2)。
【0148】利益処分案それぞれで任意注記事項を入力
する。(S82)以上より、図32に示すような利益処
分案を作成する(S83)。
【0149】(2)損失処理案 まず、図27で示す様に任意積立金取崩額Bを入力す
る。損失処理案の場合、損失処理に充当するための任意
積立金取崩額の科目名・金額を入力する。(S63) ここで、当期未処理損失A、任意積立金取崩額Bより、 O3=−A+B O3≧0の場合、 利益処分案の科目名(810)は次期繰越利益となり、
その値はO3である。 O3<0の場合、 利益処分案の科目名(810)は次期繰越損失となり、
その値はO4=|O3|である。(S84)
【0150】損失処理案それぞれで「任意注記事項」を
入力する。(S85) 以上より、図33に示すような損失処理案を作成する
(S86)。
【0151】次に、フェ−ズIIの損益計算書の中間配
当に伴う利益準備金積立額の検証について、図26のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0152】図34に示すように損益計算書の中間配当
額をQとし、中間配当に伴う利益準備金積立額をRとす
る(S90)。図29の利益準備金積立額の検証を表す
表に示したように、貸借対照表の資本金I1とし、利益
準備金I3とする。ここで、利益準備金積立必要額S
は、 S=Q×1/10 である(S90)。
【0153】ここで、利益準備金積立可能額Tは、 T=I1×1/4−(I3−R) となる。ただし、Tが0未満の場合はT=0とする。こ
こで、検証結果は、0≦S≦R≦Tあるいは0≦R≦T
≦Sの場合は、適正とする。その他の場合は、不適正と
する(S91)。
【0154】不適正が起こる場合は、上記デ−タ登録後
に、伝票入力修正等により、商法計算書類科目金額(資
本金、利益準備金、中間配当額、中間配当に伴う利益準
備金積立額)が修正されることにより、中間配当にとも
なう利益準備金積立額検証項目において「不適正」が起
こる。不適正が起こった場合は(S92)、図35に示
すように不照合リストに「中間配当にともなう利益準備
金積立額検証項目」が表示される(S93)。「中間配
当にともなう利益準備金積立額」を再度入力する(S6
9)。図34が示す様に、損益計算書の中間配当に伴う
利益準備金積立額が正しく表示される。
【0155】以上のようにして、貸借対照表・損益計算
書・利益処分案・貸借対照表注記の間でデータのインテ
グリティが確保されるように作成し、利益処分案の数値
が適正であるか検証する。
【0156】
【発明の効果】以上のように、本発明の商法計算書類作
成システムによれば、まず、各財務システムの総勘定科
目と、商法及び商法計算書類規則に従った商法計算書類
の中の貸借対照表、損益計算書の商法計算書類科目に、
どれが対応するかを各企業で取り決める。また、必要に
応じて総勘定科目ごとに貸借区分に対応して修正を加え
ることができる。この構造より以下のことが容易に行え
る。
【0157】貸借対照表・損益計算書の作成は、この総
勘定科目と商法計算書類科目の関係により、総勘定科目
別の数値が決算修正等によりいかに修正されても、商法
及び商法計算書類規則に従って、法定区分及び所定の表
示順位に分け、所定の表示単位で商法計算書類科目とそ
の決算数値を正しく記載することができる。
【0158】営業報告書は商法計算書類科目の売上高と
販売管理システムなどの財務システムから出力された各
部門の売上高と照合するように作成できる。
【0159】附属明細書は附属明細書に関係する商法計
算書類科目について、当期の増減を前期の決算数値に加
えた期末残高が当期の決算数値と照合するように作成で
きる。
【0160】利益処分案に関する金額と商法計算書類科
目の決算数値とをもとに、商法第290条第1項4号超
過額、商法第290条第1項5号合計額、商法第290
条第1項6号純資産額を求めることができ、利益処分案
に関する金額が商法計算書類科目の決算数値をもとに適
正であるか検証することができ、不適正であれば、利益
処分案に関する金額を修正できる。
【0161】総勘定科目の試算表数値を変更すれば、連
動して商法計算書類科目の決算数値が変わるので、営業
報告書、貸借対照表注記、利益処分案、及び附属明細書
において、不照合や不適正が発生すると不照合リストで
すぐに確認を取ることができる。
【0162】総勘定科目に修正値を入力しても、上記と
同様に不照合が発生した箇所を不照合リストですぐに確
認を取ることができる。
【0163】以上挙げたように、商法計算書類科目を通
じて営業報告書、貸借対照表注記、利益処分案、及び附
属明細書において、データのインテグリティを確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プログラム構成を表す図である。
【図2】データベースを表す図である。
【図3】総勘定科目と商法計算書類科目に関するデータ
構成を表す図である。
【図4】商法計算書類の表示単位テーブルを表す図であ
る。
【図5】商法計算書類科目テーブルを表す図である。
【図6】区分対応テーブルを表す図である。
【図7】総勘定科目/商法計算書類科目対応テーブルを
表す図である。
【図8】部門テーブルを表す図である。
【図9】附属明細書/商法計算書類科目対応テーブルを
表す図である。
【図10】貸借対照表作成方法のフローチャートであ
る。
【図11】商法計算書類の商法科目番号と商法計算書類
科目名と区分との対応を入力する画面である。
【図12】総勘定科目の総勘定科目番号と総勘定科目名
と貸借区分と商法計算書類科目との対応を入力する画面
である。
【図13】総勘定科目に財務システムから算出された試
算表数値を入力する画面である。
【図14】伝票形式で試算表数値の修正を入力する画面
である。
【図15】修正前の試算表数値に総勘定科目別の伝票数
値を加減した修正後数値を表示している画面である。
【図16】総勘定科目別の修正後数値を商法計算書類科
目別に再集計し、区分ごとの表示順位を設定する画面で
ある。
【図17】貸借対照表の出力を表す図である。
【図18】営業報告書の作成方法のフローチャートであ
る。
【図19】損益計算書の売上高と部門別の売上高を表す
図である。
【図20】営業報告書の出力を表す図である。
【図21】附属明細書の作成方法のフローチャートであ
る。
【図22】附属明細書の出力を表す図である。
【図23】利益処分案に関する算出及び検証する方法の
第1のフローチャートである。
【図24】利益処分案に関する算出及び検証する方法の
第2のフローチャートである。
【図25】利益処分案に関する算出及び検証する方法の
第3のフローチャートである。
【図26】中間配当に伴う利益準備金積立額の検証方法
のフローチャートである。
【図27】任意積立金取崩額及び任意積立金額の入力画
面を表す表である。
【図28】商法第290条第1項5号合計額、商法第2
90条第1項6号純資産額及び商法第290条第1項4
号超過額を算定する表である。
【図29】利益準備金積立額の検証を表す表である。
【図30】配当可能利益の検証を表す表である。
【図31】貸借対照表関係注記を表す図である。
【図32】利益処分案の出力を表す図である。
【図33】損失処理案の出力を表す図である。
【図34】中間配当利益準備金積立額に関する損益計算
書部分の出力を表す図である。
【図35】不照合リストを表す図である。
【符号の説明】
1 商法計算書類作成システム 7 財務システム 10 商法計算書類科目算出部 11 商法計算書類科目入力部 12 総勘定科目入力部 13 修正値入力部 14 科目対応部 15 商法計算書類科目算出部 16 データベース 20 貸借対照表作成部 21 貸借対照表対応部 22 区分対応部 30 損益計算書作成部 31 損益計算書対応部 32 区分対応部 40 営業報告書作成部 41 営業報告書実績値入力部 42 営業報告書照合部 50 附属明細書作成部 51 附属明細書実績値入力部 52 附属明細書照合部 60 利益処分案作成部 61 利益処分案関連数値入力部 62 利益処分案検証及び商法第290条第1項関
連算出部 63 中間配当に伴う利益準備金積立額の検証部 90 表示単位テーブル 100 商法計算書類科目テーブル 101 商法科目番号 102 商法計算書類科目名 103 区分 104 表示順位 105 決算数値 110 区分対応テーブル 200 総勘定科目/商法書類科目対応テーブル 201 総勘定科目番号 202 総勘定科目名 203 貸借区分 204 試算表数値 205 伝票数値 206 修正後数値 500 部門テーブル 501 部門番号 502 部門名 503 前期部門実績値 504 部門実績値 510 前期決算数値(売上高) 700 附属明細書/商法計算書類科目対応テーブル 701 附属明細書番号 702 前期決算数値 703 増加額 704 減少額

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商法及び商法計算書類規則に従い財務デ
    ータから商法計算書類を作成する商法計算書類作成シス
    テムであって、 商法計算書類科目名を登録する商法計算書類科目入力部
    と、 総勘定科目名を登録し試算表数値を入力する総勘定科目
    入力部と、 商法計算書類科目に総勘定科目を関連付けて登録する科
    目対応部と、 総勘定科目の試算表数値を商法計算書類科目の決算数値
    として集計する商法計算書類科目算出部と、を備える商
    法計算書類作成システム。
  2. 【請求項2】 商法及び商法計算書類規則に従い財務デ
    ータから商法計算書類を作成する商法計算書類作成シス
    テムであって、 商法計算書類科目名を登録する商法計算書類科目入力部
    と、 総勘定科目名を登録し試算表数値を入力する総勘定科目
    入力部と、 総勘定科目の試算表数値に修正値を入力し、試算表数値
    を修正した修正後数値を算出する修正値入力部と、 商法計算書類科目に総勘定科目を関連付けて登録する科
    目対応部と、総勘定科目の修正後数値を商法計算書類科
    目の決算数値として集計する商法計算書類科目算出部
    と、を備える商法計算書類作成システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の商法計算書類作成システ
    ムにおいて、 修正値入力部では、前記総勘定科目毎に修正値を入力
    し、修正値を総勘定科目の貸借区分に応じて集計した伝
    票数値を前記試算表数値に加えた修正後数値とすること
    を特徴とする商法計算書類作成システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか記載の商法計算
    書類作成システムにおいて、 前記商法計算書類科目名と前記決算数値より貸借対照表
    を作成する貸借対照表作成部を備えることを特徴とする
    商法計算書類作成システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の前記商法計算書類作成シ
    ステムにおいて、 前記貸借対照表作成部は前記商法計算書類科目を貸借対
    照表に関連づける貸借対照表対応部と、前記商法計算書
    類科目を区分に関連付ける区分対応部とを備えることを
    特徴とする商法計算書類作成システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の商法計算書類作成システ
    ムにおいて、前記区分に関連付けた商法計算書類科目は
    区分毎に貸借対照表で表示する表示順位を入力すること
    を特徴とする商法計算書類作成システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか記載の商法計算
    書類作成システムにおいて、 前記商法計算書類科目名と前記決算数値より損益計算書
    を作成する損益計算書作成部を備えることを特徴とする
    商法計算書類作成システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の前記商法計算書類作成シ
    ステムにおいて、 前記損益計算書作成部は前記商法計算書類科目を損益計
    算書に関連付ける損益計算書対応部と、前記商法計算書
    類科目を区分に関連付ける区分対応部とを備えることを
    特徴とする商法計算書類作成システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の商法計算書類作成システ
    ムにおいて、前記区分に関連付けた商法計算書類科目は
    区分毎に損益計算書で表示する表示順位を入力すること
    を特徴とする商法計算書類作成システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜3のいずれか記載の商法計
    算書類作成システムにおいて、 前記商法計算書類科目名と前記決算数値と営業報告書実
    績数値より営業報告書を作成する営業報告書作成部を備
    えることを特徴とする商法計算書類作成システム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の商法計算書類作成シ
    ステムにおいて、 前記営業報告書作成部は、 営業報告書実績数値を入力する営業報告書実績値入力部
    と、 前記商法計算書類科目を営業報告書に関連付け、営業報
    告書実績数値と営業報告書とを関連付けた商法計算書類
    科目の決算数値とを照合する営業報告書照合部とを備え
    ることを特徴とする商法計算書類作成システム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の商法計算書類作成シ
    ステムにおいて、前記営業報告書照合部は営業報告書と
    関連付けた商法計算書類科目の決算数値を、前記営業報
    告書実績値の集計値と照合することを特徴とする商法計
    算書類作成システム。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のいずれか記載の商
    法計算書類作成システムにおいて、システム導入年度に
    おいて、商法計算書類科目の前期決算数値と前期営業報
    告書実績数値とを入力することを特徴とする商法計算書
    類作成システム。
  14. 【請求項14】 請求項10〜12のいずれか記載の商
    法計算書類作成システムにおいて、営業報告書作成後、
    年度更新処理により営業報告書実績数値を翌年度の前期
    営業報告書実績数値とすることを特徴とする商法計算書
    類作成システム。
  15. 【請求項15】 請求項10〜14のいずれか記載の商
    法計算書類作成システムにおいて、営業報告書と関連付
    けた商法計算科目の決算数値と前期決算数値との増減比
    率と、営業報告書実績数値と前期営業報告書実績数値と
    の増減比率とを求めることを特徴とする商法計算書類作
    成システム。
  16. 【請求項16】 請求項1〜3のいずれか記載の商法計
    算書類作成システムにおいて、 前記商法計算書類科目名と前記決算数値と附属明細書実
    績値より附属明細書を作成する附属明細書作成部を備え
    ることを特徴とする商法計算書類作成システム。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の商法計算書類作成シ
    ステムにおいて、 前記附属明細書作成部は、 附属明細書実績値を入力する附属明細書実績値入力部
    と、 前記商法計算書類科目を附属明細書に関連付け、附属明
    細書実績値と附属明細書とを関連付けた商法計算書類科
    目の決算数値とを照合する附属明細書照合部とを備える
    ことを特徴とする商法計算書類作成システム。
  18. 【請求項18】 請求項16または17記載の商法計算
    書類作成システムにおいて、システム導入年度におい
    て、前記商法計算書類科目の前期決算数値を附属明細書
    の期首残高として入力することを特徴とする商法計算書
    類作成システム。
  19. 【請求項19】 請求項16または17記載の商法計算
    書類作成システムにおいて、附属明細書作成後、年度更
    新処理により前記附属明細書と関連付けた決算数値を翌
    年度の附属明細書の期首残高(前期決算数値)とするこ
    とを特徴とする商法計算書類作成システム。
  20. 【請求項20】 請求項16〜19のいずれか商法計算
    書類作成システムにおいて、期首残高(前期決算数値)
    に附属明細書実績値を加算及び減算した期末残高と決算
    数値とを照合することを特徴とする商法計算書類作成シ
    ステム。
  21. 【請求項21】 請求項16〜20のいずれか記載の商
    法計算書類作成システムにおいて、前記附属明細書の附
    属明細書実績数値は増加額または減少額であることを特
    徴とする商法計算書類作成システム。
  22. 【請求項22】 請求項16〜20のいずれか記載の商
    法計算書類作成システムにおいて、前記附属明細書の附
    属明細書実績数値は増減額であることを特徴とする商法
    計算書類作成システム。
  23. 【請求項23】 請求項1〜3のいずれか記載の商法計
    算書類作成システムにおいて、 前記決算数値と利益処分案または損失処理案に関する金
    額と自己株式内訳の金額より利益処分案または損失処理
    案を作成する利益処分案作成部を備えることを特徴とす
    る商法計算書類作成システム。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の商法計算書類作成シ
    ステムにおいて、 前記利益処分案作成部は、 利益処分案または損失処理案に関する金額と自己株式内
    訳の金額を入力する利益処分案関連数値入力部と、 商法第290条第1項関連の値を算出後、商法第288
    条の利益準備金の積立額の検証と、商法第290条の配
    当可能利益の検証を行う、利益処分案検証及び商法第2
    90条第1項関連算出部と、 商法第288条の損益計算書の中間配当に伴う利益準備
    金の検証を行う中間配当に伴う利益準備金積立額の検証
    部と、 を備えることを特徴とする商法計算書類作成システム。
  25. 【請求項25】 請求項23または24記載の商法計算
    書類作成システムにおいて、前記商法第290条第1項
    5号合計額の算出において、貸借対照表の流動資産の自
    己株式の決算数値及び貸借対照表の固定資産の自己株式
    の決算数値と算出した自己株式の流動資産の内訳合計額
    及び自己株式の固定資産の内訳合計額とを照合すること
    を特徴とする商法計算書類作成システム。
  26. 【請求項26】 請求項23または24記載の商法計算
    書類作成システムにおいて、前記商法第290条第1項
    関連算出値を貸借対照表注記に記載することを特徴とす
    る商法計算書類作成システム。
  27. 【請求項27】 請求項1、2、4、7、10、16、
    23のいずれか記載の商法計算書類作成システムにおい
    て、貸借対照表または損益計算書または営業報告書また
    は附属明細書には、表示単位が設定され表示単位に基づ
    いて作成されることを特徴とする商法計算書類作成シス
    テム。
  28. 【請求項28】 請求項1〜27のいずれか記載の商法
    計算書類作成システムにおいて、前記商法計算書類と
    は、貸借対照表、損益計算書、営業報告書、附属明細
    書、利益処分案、貸借対照表注記または損益計算書注記
    であることを特徴とする商法計算書類作成システム。
  29. 【請求項29】 商法に従い財務データから商法計算書
    類を作成する商法計算書類作成システムであって、 商法計算書類科目名を登録する商法計算書類科目を入力
    し、 総勘定科目名を登録し、総勘定科目別の試算表数値を入
    力し、商法計算書類科目に総勘定科目を関連付けて登録
    し、総勘定科目の試算表数値を商法計算書類科目の決算
    数値として集計して、 総勘定科目と商法計算書類科目とを関連付けて商法計算
    書類を作成する商法計算書類作成処理プログラムを記憶
    した記憶媒体。
  30. 【請求項30】 商法及び商法計算書類規則に従い財務
    データから商法計算書類を作成する商法計算書類作成シ
    ステムであって、 商法計算書類科目名を登録する商法計算書類科目を入力
    し、総勘定科目名を登録し、総勘定科目別の試算表数値
    を入力し、必要に応じて総勘定科目別の修正値を入力し
    て、試算表数値を修正した修正後数値を算出し、商法計
    算書類科目に総勘定科目を関連付けて登録し、総勘定科
    目の修正後数値を商法計算書類科目の決算数値として集
    計して、 総勘定科目と商法計算書類科目とを関連付けて商法計算
    書類を作成する商法計算書類作成処理プログラムを記憶
    した記憶媒体。
  31. 【請求項31】 請求項29または30記載の商法計算
    書類作成システムにおいて、前記商法計算書類とは、貸
    借対照表または損益計算書または営業報告書または附属
    明細書または利益処分案または損失処理案または貸借対
    照表注記または損益計算書注記であることを特徴とする
    商法計算書類作成処理プログラムを記憶した記憶媒体。
JP2000201412A 2000-07-03 2000-07-03 商法計算書類作成システム及び商法計算書類作成処理プログラムを記憶した記録媒体 Pending JP2002024507A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000201412A JP2002024507A (ja) 2000-07-03 2000-07-03 商法計算書類作成システム及び商法計算書類作成処理プログラムを記憶した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000201412A JP2002024507A (ja) 2000-07-03 2000-07-03 商法計算書類作成システム及び商法計算書類作成処理プログラムを記憶した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002024507A true JP2002024507A (ja) 2002-01-25

Family

ID=18699110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000201412A Pending JP2002024507A (ja) 2000-07-03 2000-07-03 商法計算書類作成システム及び商法計算書類作成処理プログラムを記憶した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002024507A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004110485A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 株価情報表示装置
JP2007018486A (ja) * 2005-06-09 2007-01-25 Class Technology Co Ltd 勘定科目管理システム
CN111291545A (zh) * 2019-02-22 2020-06-16 株式会社三菱综合研究所 对象项目的文稿生成方法、装置、电子设备及存储介质

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004110485A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 株価情報表示装置
JP2007018486A (ja) * 2005-06-09 2007-01-25 Class Technology Co Ltd 勘定科目管理システム
JP4741930B2 (ja) * 2005-06-09 2011-08-10 株式会社クラステクノロジー 勘定科目管理システム
CN111291545A (zh) * 2019-02-22 2020-06-16 株式会社三菱综合研究所 对象项目的文稿生成方法、装置、电子设备及存储介质
JP2020135628A (ja) * 2019-02-22 2020-08-31 株式会社三菱総合研究所 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN111291545B (zh) * 2019-02-22 2023-06-30 株式会社三菱综合研究所 对象项目的文稿生成方法、装置、电子设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Roehl-Anderson et al. The controller's function: the work of the managerial accountant
Ankarath et al. Understanding IFRS fundamentals: international financial reporting standards
US5752236A (en) Life insurance method, and system
Maynard Financial accounting, reporting, and analysis
US9213993B2 (en) Investment, trading and accounting management system
US20100241539A1 (en) Method and system of managing a borrower's loan obligations
Mackenzie et al. Applying IFRS for SMEs
Blake et al. Accounting standards
Bruett et al. Measuring performance of microfinance institutions
McCarthy et al. Financial and accounting guide for not-for-profit organizations
Nothhelfer Financial accounting: introduction to German GAAP with exercises
Bharti The Accounting Of Cryptocurrency As Per Indian Accounting Standards: A Review Paper
Harumova The economic function of deferred taxes
JP4570302B2 (ja) 商法計算書類作成システム、連結財務諸表作成システム及び商法計算書類作成処理プログラム
Annand et al. Introduction to Financial Accounting: International Financial Reporting Standards (Lyryx)
Emmanuel Income Shifting and International Transfer Pricing: A Three‐Country Example
Scot The simplified guide to not-for-profit accounting, formation, and reporting
Roehl-Anderson et al. The Controller’s Function
JP2002024507A (ja) 商法計算書類作成システム及び商法計算書類作成処理プログラムを記憶した記録媒体
Loader Advanced operations management
Lommers et al. DAO accounting
Yeong et al. Financial reporting risks in relation to financial instruments
JP2001325418A (ja) 専門知識を要しない法人税申告書のデータ入力方法
Dauderis et al. Introduction to Financial Accounting US GAAP Adaptation
Quinn Brilliant Accounting: Everything you need to know to manage the success of your accounts

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070409

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070409

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070813

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070813