JP2002024488A - 自動車運転者の運行手当解析集計管理システム。 - Google Patents

自動車運転者の運行手当解析集計管理システム。

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JP2002024488A
JP2002024488A JP2000237744A JP2000237744A JP2002024488A JP 2002024488 A JP2002024488 A JP 2002024488A JP 2000237744 A JP2000237744 A JP 2000237744A JP 2000237744 A JP2000237744 A JP 2000237744A JP 2002024488 A JP2002024488 A JP 2002024488A
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vehicle
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analysis
data
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JP2000237744A
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English (en)
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Satoshi Shioume
敏 塩梅
Katsuya Oda
勝也 小田
Eiji Masuda
栄二 増田
Masashi Murakami
真史 村上
Koichi Ono
浩一 大野
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NP SYSTEM KAIHATSU KK
Original Assignee
NP SYSTEM KAIHATSU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】自動車運転者の操作に応じて、車輌位置算出手
段で算出された位置情報をコンピュータ装置に読取り、
運行手当を、正確且つ自動的に解析集計することが可能
な、運行手当解析集計管理システムを提供する。 【解決手段】デジタル式運行記録計の車載装置を利用
し、現在の車輌位置を緯度、経度の座標によって表示す
る車輌位置算出手段と、自動車運転者の操作に応じて、
車輌位置算出手段で算出された位置情報を記録する記録
媒体と、を有し、位置情報をコンピュータ装置に取込
み、運行手当データベースを作成する。運行手当データ
ベースの作成は、解析用データベース、解析用ソフトウ
エア及びコンピュータ装置で構成する。解析用データベ
ースは、事象記号データベース、手当項目データベー
ス、位置管理データベース、及び金額管理データベース
と、から構成され、運行手当及びその金額を自動認識さ
せることで、運行手当の管理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック運転者等
の自動車運転者の、給与手当のうち、運行形態に応じて
支払われる、運行手当を計算する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラック運転者等の運行手当の集
計管理には、車輌の運行形態に応じて、人的手段で行わ
れている。その背景には、トラック等の輸送機関として
の車輌の運行は、第一には、安全性を考慮した運行が前
提となる。第二には、運転者自身の労働時間等に配慮し
た、無理のない運行指示が求められる。更に、第三に
は、近年、地球の温暖化問題などの地球環境に配慮し
た、省エネルギー運行にも配慮が求められている。一
方、昨今の経済状況から、運行の効率性も求められ、ト
ラック運転者等には、高度な運行形態を望まれる。これ
らの期待度をより推進し、更に奨励する意味で、望まし
い運行形態に対し、種々運行手当で、運転者に報いると
ともに、その努力を公平に評価し、運行手当で応えるべ
く、工夫がなされている。
【0003】しかし、各種工夫が行われることで、事務
管理上は、著しく煩雑になり、事務負担が大きくなり、
膨大な事務コストが掛かって、経営上苦慮しているのが
現実である。具体的には,トラック運転者が運行形態を
記録した運転日報に基づき、運行管理者、又は業務に精
通した者が、前記運転日報を評価し、各種運行手当を付
与している。例えば、行先によって付与する行先地域手
当、運行時間によって付与する運行時間手当、一般道路
や高速道路の走行距離によって付与する一般走行手当、
高速走行手当、更に輪送荷物の状況によって付与する実
車荷物手当、積込み作業や荷役作業の内容によって付与
する積込作業手当、等々多岐わたるのが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決すべき課
題は、トラック運転者等の運行手当の評価と付与方法
は、今までの技術では、人的手段で処理する以外に方法
がなく、運転者及び運行管理者、又は、事務担当者にと
って大きな負担となり、経営的にも事務処理に多大なコ
ストが掛かっていることである。本発明は、トラック運
転者等の運行手当の評価、及び付与方法において、運行
実態を機械的に把握し、正確且つ自動的に処理するビジ
ネスシステムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題解決手段の
第一構成要素である、デジタル式運行記録計の車載装置
にあっては、GPS衛星からの電波を受信するGPS受
信装置を装着していること、該車載装置には、GPS受
信電波から緯度,経度の座標によって表示する車輌位置
を算出する機能を有していること、運転者のボタン操作
時に取得するGPS受信電波、及び一定時間間隔で取得
するGPS受信電波等から、前記車輌位置算出機能によ
って算出される緯度、経度の車輌位置データー(以下、
GPS車輌位置データーと称す)が作成出来る機能を有
していることである。該GPS車輌位置データー、及び
車載装置から取得できる電気的信号データーで、一定時
間間隔に記録される運行3要素である時間・速度・距離
データー、運行に付随するエンジンON/OFFやハン
ドルスタート/ストップ等の付随データー、運転者がそ
の時の運行状態を操作ボタンで指定しON/OFFの電
気信号で取得するデーター等(以下、車輌運行データー
と称す)を記録する記録媒体を装備していること、であ
る。
【0006】第二の構成要素は、車載装置から記録媒体
に保持された、車輌運行データー及びGPS車輌位置デ
ーターをコンピュータ装置に取り込む読取装置、読取装
置より読取った車輌運行データー及びGPS車輌位置デ
ーターを保存し、本発明にかかる解析用データーベー
ス、解析用ソフトウエアー、運行手当データベース及び
手当集計ソフトウエアーが作動するコンピュータ装置、
及び印刷装置、で構成される。
【0007】第三の構成要素は、車載装置から記録媒体
及び読取装置を介して、コンピュータ装置に取得した、
前記車輌運行データー及びGPS車輌位置データーを解
析する、本発明に係る解析用データベース、解析用ソフ
トウエアーである。該解析用データベース,及び解析用
ソフトウエアーから運行手当データベースを作成するこ
とで、多くの課題を解決できることを見出し、本発明に
至ったものである。更に、本発明に係る運行手当データ
ベースを利用すれば、一般的な集計ソフトウエアーで行
先地域手当、運行時間手当、一般走行手当、高速走行手
当、実車荷物手当、積込み作業手当等の各種集計が可能
であり、運行手当管理を効率化することに寄与できるも
のであり、更には、安全運行や地球環境の保全に貢献す
る運行を奨励できるものである。
【0008】本発明に係る解析用データベースとは、電
気的信号である車輌運行データー及びGPS車輌位置デ
ーターから、行先地域手当、運転時間手当、一般走行手
当、高速走行手当、実車荷物手当、積込作業手当等を自
動解析する機能を有する。該解析用データベースの機能
を生かして、運行手当データベースを作成する機能が解
析用ソフトウエアーであり、解析用データベースと解析
用ソフトウエアーは、一体となって非常に有効に機能
し、実用的且つ効果的なビジネスシステムの発明に至っ
たものである。尚、ここに挙げた手当項目事例等は、一
般的に多く使用されているものであるが、本発明を限定
するものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発
明の実施のハードウエア装置構成図である。本装置は、
自動車等保安装置型式認定基準(自技第55号、平成1
0年3月31日)に基づく、デジタル式運行記録計のハ
ードウエア構成に102GPS受信装置を装着したもの
である。更に、103車載装置には、102GPS受信
装置を介して、101GPS衛星から電波を受信し、車
輌位置を緯度・経度の座標として算出した、GPS車輌
位置データーを取得する機能を備えている。
【0010】更に、103車載装置は、車輌の運行状態
を示す、時間、速度、距離データーを一定時間間隔で取
得する機能を有し、又は、運行に付随するエンジン始動
・停止や車輌始動・停止等の付随データーを取得する機
能を有し、又は、運転者がその時々の運行状態や作業状
態を操作ボタンで指定した、操作ボタンデーター等の車
輌運行データーを取得する機能を有するものである。
【0011】前記GPS車輌位置データー及び車輌運行
データーは、103車載装置に脱着可能な、104記録
媒体に記録する。運行終了後、該104記録媒体を10
5読取装置に装着し、該105読取装置から106コン
ピュータ装置の外部記憶装置に記録保管される。
【0012】図2に、デジタル式運行記録計の機能(図
2の機能)と本発明実施に係る機能(図2の機能)
との比較を示す。デジタル式運行記録計に係る時間、速
度、距離の3要素運行データーは、タコグラフ作成に使
用するもので、データーの改ざん防止の観点からも本発
明に係るデーターとは全く別扱いである。本発明に係
る、103車載装置から取込むデーターは、前記のデジ
タコ3要素運行データーとは異なる、別ファイルとして
104記録媒体に記録され、105読取装置から106
コンピュータ装置の外部記憶装置に記録保管される。車
載装置から、記録媒体を介して取得する、車輌運行デー
ター及びGPS車輌位置データーは、電気的信号である
バイナリー形式のデーターであるため、一般的な方法
で、図3に示すデーター構造を有するテキスト形式のデ
ーターに変換し、発生事象データーとしたものである。
そのモデルデーターは、図4に示すものである。本モデ
ルデーターは、本発明に実施に係る部分を抽出表示した
もので本発明を何ら限定するものではない。以下に、本
モデルデーターに応じて、発明実施の詳細を説明する。
【0013】図4に示す発生事象データーのモデルで
は、ボタン操作や、走行時の発生事象を識別する記号
(以下、事象記号と称す)を有し、事象記号によって、
発生内容を識別する。又、事象の発生した時点の、車輌
位置データーから、事象発生場所の、緯度・経度座標デ
ーターを同時に取込むものである。更に、時刻及び、出
発時点からの走行距離を記録したものである.
【0014】図4の発生事象データーから、図14の運
行手当データーを、正確且つ現実に即した柔軟性のあ
る、方法で作成することは、非常に困難であった。本発
明は、デジタル式運行記録計にGPS受信装置を装着す
ることで取得可能となった、車輌運行データー、及びG
PS車輌位置データーを利用すること、及び、本発明に
係る解析用データベースを使用することで、現実に即し
たデーター管理が可能なことを見出し、本発明に至った
ものである。
【0015】本発明に係る、第一の解析用データベース
は、事象記号データベースで、図5にその構造を、図6
にそのモデルを示す。該事象記号データベースに予め、
事象記号、及び、手当項目を登録し、車載装置から取込
まれた後、テキスト変換処理をした、図4の発生事象デ
ーターと手当項目とを対応付けることである。該事象記
号データベースの特徴は、発生事象に対して、1つ、又
は2つ以上の手当項目を登録可能としたことである。本
特徴で、手当項目の自動認識機能が、現実に即して、実
現可能となったものである。その詳細は、後述する。
【0016】本発明に係る、第二の解析用データベース
は、手当項目データベースで、図7にそのデーター構造
を、図8にモデルを示す。該手当項目データベースも、
予め設定登録しておき、発生事象データーの解析に供す
るものである。本手当項目データベースのもつ機能は、
1つには、手当項目の作成条件によって、金額の管理機
能を多様化出来ることである。これによって、現実の多
様な手当管理を実現可能としたものである。2つ目の機
能は、時間や距離の区間を指定する終了事象記号を1
つ、又は2つ以上設定可能にしたことである。これによ
って、ボタンの押し忘れを救済する機能を付与できたこ
と、及び、現実に2つ以上の終了事象を必要とすること
が有り、現実的で正確なデーター管理を可能にしたこ
と、である。これらの機能によって、正確な運行手当の
管理を実現したものである。
【0017】図8の手当項目データベースで管理する手
当項目は、特段の制約はなく、任意に設定可能である。
一般的には、行先地域手当、運行時間手当、高速走行手
当、一般走行手当、実車荷物手当、積込作業手当等が想
定される。本発明は、これらの手当項目に限定されるも
のではなく、設定は任意に出来ることである。本発明の
特徴であるこのような柔軟性は、図5及び図7のデータ
ベース構造の組合せで実現可能としたもので、実務面か
らも非常に有効な機能を提供したものである。更に、行
先地域手当、及び、積込作業手当の如くは、行先地域や
作業場所に応じた支給される手当であり、従来は、運転
者が記載する運転日報より、人的に支給金額を算定する
しか方法がなかったものであるが、本発明では、GPS
車輌位置データーを解析することで、手当金額まで算定
を可能としたものである。以下に、各手当項目別に、そ
の取扱方法について本発明の特徴を説明する。
【0018】行先地域手当とは、行先によって手当金額
が決まる性質を有する手当項目である。従来、該行先地
域手当は、自動車運転者が作成する運転日報から、運行
管理者、又は経験豊かな事務責任者が、人的に金額を算
出するしか、方法がなかった。本発明では、GPS車輌
位置データーから、金額の算出まで自動化が可能で、実
務的な効果は多大なものがある。
【0019】運行時間手当とは、実質的に自動車を運転
操作している時間であり、その時間に応じて、支給され
る手当である。従来、該運転時間手当を算出する方法
は、タコグラフを人的にチェックし、実際に走行してい
る時間を累計するものであり、多大な労力を要する事務
作業を行っている。本発明では、実質運転時間を正確に
把握することを可能としたものである。
【0020】走行手当とは、一般道路を走行する一般走
行手当や、高速道路を走行する高速走行手当、があり、
それぞれの走行距離で支給される手当である。近年の厳
しい経済環境化で、運行経費の削減策の1つとして、高
速道路の使用比率を下げるため、自動車運転者に一般道
路の使用を推奨している。そして、一般道路を走行した
一般走行手当の1km走行時の単価を、高速道路より高
くすることで、一般道路走行を奨励している。しかし、
一般道路走行距離及び高速道路走行距離を人的作業で算
出することは、膨大な事務作業を必要としていた。本発
明では、高速道路を利用する時は、高速道路使用ボタン
を押すことで、機械的に走行距離を算出可能にしたもの
である。
【0021】積込作業手当とは、積込みの作業場所で、
該場所の荷役設備や作業内容も異なりことが現実には多
くあり、公平性を確保するためにも、作業場所によって
その手当金額を算定する必要性を生じることがある。従
来は、行先地域手当と同様に、運転日報から人的に算出
するしか方法がなかったものである。本発明に係る、G
PS位置データーを解析することで手当金額の自動算出
機能を組込み、多大な効果が得られるものである。
【0022】以上のように、運行手当管理は、運行毎に
状況が異なる為、人的に手作業で処理せざるを得なかっ
た。又、ここに上げた手当項目だけでなく、その組合せ
も各種想定されるが、それらに、柔軟に対応可能な本発
明に係る、解析用データベース構造と、GPS車輌位置
データーとの相乗効果として、本発明に至ったものであ
る。
【0023】本発明に係る、第三のデータベース構造
が、図9に示す位置管理データベースであり、そのモデ
ルを図10に示す。本データベースモデルは,自動車運
転者の手当管理の特殊性を鑑み、指定位置を緯度・経度
の座標として、予め設定しておき、車載装置より取得し
た、GPS位置データーから最も近い位置の位置管理デ
ータベースを検索し、その情報に基づいて手当金額を算
出するものである。尚、該位置管理データベースモデル
は、本発明に係る部分を示したもので、更に付加的項目
が追加されることを制限するものではない。
【0024】更に、手当金額を管理するデータベースと
して、図11に示す金額管理データベースである。その
モデルを図12に示す。本データベースは、前記位置管
理データベースとの連動で、手当金額の自動管理を可能
にするものである。
【0025】以上の、事象記号データベース、手当項目
データベース、位置管理データベース、及び、金額管理
データベースが骨格をなし、尚且つ、GPS車輌位置デ
ーターから得られる金額自動計算機能により、現実的で
柔軟性のある、効果的な本発明に至ったものである。
【0026】次に、本発明の実施形態の具体的内容につ
いて説明する。車載装置で記録媒体に記録された本発明
に係る車輌運行データーは、1日から7日の長期間のデ
ーターを含み、1運行終了後、記録媒体を車載装置から
取外し、コンピュータ装置に接続された読取装置に装着
し、コンピュータの外部記憶装置に車輌運行データー及
びGPS車輌位置データーを電気信号として読み出す。
該記録媒体は、読み出し後初期化され、次の運行に供さ
れる。記録媒体は、運転手と対を成すもので、記録媒体
には運転者を特定できるユニークな番号が予め設定され
ているものを使用する。
【0027】コンピュータ装置に読込まれた機械的信号
としての車輌運行データー、及びGPS車輌位置データ
ーは、バイナリー形式のデーターであるため、一般的な
方法でテキスト形式に変換し、図3、図4に示す発生事
象データーを作成したものである。該発生事象データー
を図15、図16、図17、図18の運行手当データベ
ース作成処理フローに従って,運行手当データベースの
作成に供するものである。該発生事象データーは時刻順
に並べられたもので、図15のステップ1501で、デ
ーターの発生順に読込処理される。
【0028】図15の処理は、本発明を特徴付ける処理
の1つである。発生事象データーの事象記号を検索キー
として、ステップ1502で予め設定登録している事象
記号データベースを検索し、該当レコードを読込む。本
処理は、車輌運転中に発生した事象が、どの手当項目に
対応するかを関連づけること、及びその手当項目項目の
発生時刻を取得することで、時間管理項目の管理方法及
び制御機能を付与したものである。更に、本発明を特徴
付ける機能として、事象記号データベースに設定できる
時間管理項目を、1項目又は、2項目以上可能としたこ
とである。本機能によって、生じる効果は、運転中の1
件の発生事象に対して、1つ又は、2つ以上の手当項目
の運行手当データベース、作成可能とすることで、現実
の処理としては、非常に柔軟な対応が可能としたことで
ある。本処理で、本発明に係る、時間管理項目の自動認
識機能を実現したものである。図15では、2項目の事
例で説明しているが、本発明はこの限りではない。
【0029】次に図16に示す、処理Aについて説明す
る。ステップ1601で事象記号データベースに予め設
定してある手当項目をキーとして、図7及び図8に示す
手当項目データベースを検索する。該手当項目データベ
ースは、当該手当項目の終了時の時刻や終了時の距離を
取得するための終了事象記号が1つ又は2つ以上設定さ
れていて、ステップ1605、又はステップ1606終
了事象を検索する。更に、ステップ1609で手当項目
データベースの作成条件によって、作成条件=1なら処
理B1(図17)で、所定事象発生場所のGPS位置デ
ーターから該当の位置管理データベースを検索し、手当
金額管理を行うものである。又、作成条件=2又は3又
は4の時は、処理B2(図18)では、区間時間、区間
距離、又は回数と、その単価と、によって、手当金額の
計算を行う。
【0030】図17における、処理B1について説明す
る。図4の発生事象データーの実測緯度PXと実測経度
PYにGPS位置測定誤差及び実際の作業場所のズレを
考慮した誤差範囲Rを設定し、ステップ1701で位置
管理データベースの抽出を行う。抽出の結果、位置管理
データベースの該当レコードが2レコード以上存在する
時は、ステップ1703で、数学的な2点間距離の比較
で、測定位置(PX、PY)に最も近いレコードを選択
し、指定位置(FPX、FPY)のレコードを決定す
る。ステップ1704で、指定位置(FPX、FPY)
の金額特性項目を取得し、ステップ1705で金額管理
データベースを検索し、手当金額を確定し、図17の運
行手当データベースのレコード作成を行うものである。
【0031】次に、図18における、処理B2について
説明する。本処理は、金額管理データベースに予め手当
単価が設定されている場合であり、手当項目データベー
スの作成条件が2、3、又は4の場合、本処理を適用す
る。但し、本発明は、これらに限定されるものではな
い。金額管理データベースの検索は、処理対象手当項目
NOをキーとして行い、該当手当項目の単価を検索後、
ステップ1804に基づき、作成条件に応じて、手当金
額を計算し、ステップ1805で運行手当データベース
のレコードを作成する。
【0032】以上の、一連の運行手当データベース作成
処理は、本発明に係る、GPS受信装置を装着した車載
装置より取得したGPS車輌位置データーと、予め設定
登録してある解析用データベースである、事象記号デー
タベース、手当項目データベース、位置管理データベー
ス、及び金額管理データベース、と当該作成処理を実行
する前記解析ソフトウエアーとによって、本発明を達成
したものである。
【0033】尚、本発明によって作成された運行手当デ
ータベースから、運手者別、手当項目別に1ヶ月の集計
や、1ヶ月の発生明細を画面や印刷装置に出力する手段
は、一般的に行われる方法で可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1に係る発明では、記録媒体から
輌運行データー、及びGPS車輌位置データーをコンピ
ュータに読込んだ後、直ちに、運行手当データベースが
作成され、該運行手当データベースから運行手当管理資
料を作成可能で、経営面及び事務管理上からも膨大な効
果を生み出した。
【0035】請求項2に係る発明では、車載装置から取
得した車輌運行データーの発生事象に対して、任意に手
当項目を1つ又は2つ以上設定可能で、非常に柔軟で、
現実的な運行手当データベースの作成が可能である。
【0036】請求項3に係る発明では、区間時間や区間
距離の管理において、その終了時点の特定を1つ又は2
つ以上の終了事象の設定を可能とすることで、正確で且
つ現実的な時間や距離の管理が可能となり、実務上非常
に有効に機能する。
【0037】請求項4及び5に係る発明では、GPS衛
星からの電波による、緯度、経度での車輌位置の特定に
よって、場所の要素で決まる手当金額を自動的に算出可
能としたもので、人的に処理すると膨大な管理費を要す
るが、本発明で、管理の正確性と経費削減効果は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の装置構成図(デジタル式運行記
録計にGPS受信装置を装着したもの)。
【図2】本発明実施の構成装置の機能。
【図3】車載装置から取込んだ発生事象データーの構
造。
【図4】前記、発生事象データーのモデル。
【図5】解析用データベースその1、事象記号データベ
ースの構造。
【図6】前記、事象記号データベースのモデル。
【図7】解析用データベースその2、手当項目データベ
ースの構造。
【図8】前記、手当項目データベースのモデル。
【図9】解析用データベースその3、位置管理データベ
ースの構造。
【図10】前記、位置管理データベースのモデル。
【図11】解析用データベースその4、金額管理データ
ベースの構造。
【図12】前記、金額管理データベースのモデル。
【図13】本発明に係る、運行手当データベースの構
造。
【図14】前記、運行手当データベースのモデル。
【図15】「運行手当データベース」作成処理フロー
(1)。
【図16】「運行手当データベース」作成処理フロー
(2)。
【図17】「運行手当データベース」作成処理フロー
(3)。
【図18】「運行手当データベース」作成処理フロー
(4)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 真史 愛媛県松山市中央1丁目9番14号 株式会 社エヌピーシステム開発内 (72)発明者 大野 浩一 愛媛県松山市中央1丁目9番14号 株式会 社エヌピーシステム開発内 Fターム(参考) 5B049 BB31 CC33 DD00 EE02 EE05 GG04 GG07 GG09 5H180 AA01 BB15 EE10 FF05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車運転者の運行手当を解析集計管理す
    るに際し、デジタル式運行記録計の車載装置にGPS受
    信装置を装着し、該車載装置には、GPS衛星からの信
    号を受信し、現在の車輌位置を緯度、経度で算出し、車
    輌位置データーを取得する機能を有し、且つ、該車載装
    置には、車輌運行時の各種事象、及び、自動車運転者の
    操作に応じて発生する電気信号を車輌運行データーとし
    て取得する機能を有し、更に、該車載装置には、前記車
    輌運行データー、及び、車輌位置データーを記録する記
    録媒体とを有し、運行終了後該記録媒体から前記車輌運
    行データー、及び車輌位置データーをコンピュータ装置
    に読取り、該車輌運行データー、及び車輌位置データー
    をコンピュータ装置で解析するに際し、解析手順をデー
    タベース化した解析用データベース及び解析用ソフトウ
    エアに基づいて、車輌運行データー、及び車輌位置デー
    ターを自動解析し運行手当データベースを作成すること
    を、特徴とする運行手当解析集計システム。
  2. 【請求項2】前記車輌運行データーから運行手当を解析
    するに際し、運行時に発生する事象に対して、管理対象
    である運行手当項目を1項目又は2項目以上設定可能と
    し、1発生事象に対して1項目又は2項目以上の運行手
    当データベースを作成可能とすることを特徴とする事象
    記号データベースを解析用データベースの構成要素とす
    る、請求項1の運行手当解析集計システム。
  3. 【請求項3】前記車輌運行データーから運行手当を解析
    するに際し、該運行手当項目の範囲を特定する終了事象
    を1項目又は2項目以上を設定管理可能とするこつを特
    徴とする手当項目データベースを解析用データベースの
    構成要素とする、請求項1の運行手当解析集計システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記車輌位置データーから運行手当を解析
    するに際し、緯度、経度の測定位置情報から、予め設定
    している具体的指定位置レコードを特定し、運行手当金
    額を自動検索するに際し、該指定位置レコードに属す
    る、運行手当金額を特定する金額特性項目を管理可能と
    する位置管理データベースを解析用データベースの構成
    要素とする、請求項1の運行手当解析集計管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記位置管理データベースの金額特性項目
    から、運行手当金額を自動検索し、金額を特定する金額
    管理データベースを解析用データベースの構成要素とす
    る、請求項1の運行手当解析集計管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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