JP2002023746A - 電子楽器のデモ曲演奏装置及びデモ曲演奏方法 - Google Patents
電子楽器のデモ曲演奏装置及びデモ曲演奏方法Info
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Abstract
に応じて曲の特徴部分のみのデモ演奏及び曲全体のデモ
演奏の何れかを行うことのできる電子楽器のデモ曲演奏
装置及びデモ曲演奏方法を提供する。 【解決手段】デモ曲の全体の演奏であるフル演奏を指示
する操作パネル11内のフル演奏スイッチ31と、デモ
曲の一部の演奏であるダイジェスト演奏を指示する操作
パネル11内のダイジェスト演奏スイッチ32と、フル
演奏に使用されるフル演奏データとダイジェスト演奏に
使用されるダイジェスト演奏データとを別個に記憶する
メモリ13を備え、フル演奏スイッチによる指示に応答
してメモリからフル演奏データを順次読み出してフル演
奏を行い、且つダイジェスト演奏スイッチによる指示に
応答してメモリからダイジェスト演奏データを順次読み
出してダイジェスト演奏を行う。
Description
ョン(以下、単に「デモ」と略する)曲を演奏する電子
楽器のデモ曲演奏装置及びデモ曲演奏方法に関する。
知られている。このデモ演奏装置は、メモリに記憶され
ているデモ演奏データに基づいて楽音信号を生成し、こ
の生成された楽音信号に基づき楽音を発生する。なお、
デモ演奏データは、デモ演奏用に作成された自動演奏デ
ータである。
でデモ演奏を行わせる場合は、オペレータは、操作パネ
ルに設けられたデモ曲選択スイッチを操作して予め用意
された複数のデモ曲の中から所望の1〜数曲を選択し、
その後、デモ演奏のスタート/ストップを制御するため
のデモ演奏スイッチを操作してデモ演奏を開始させる。
そして、一旦デモ演奏が開始されると、選択された1〜
数曲のデモ曲が順番に、又はランダムに繰り返し演奏さ
れる。
報は、「カラオケ装置及びメドレー演奏方法」を開示し
ている。この公報に開示された技術では、各楽曲データ
にメドレー区間を指示するマークデータと、メドレー区
間に先だって演奏されるブリッジ用の演奏データである
ブリッジデータが記憶される。ブリッジデータには、通
常の演奏データの先頭からブリッジ区間の開始点までの
間で音源を設定するデータと同じデータが含まれる。メ
ドレー演奏するとき、メドレー区間を演奏する前にこの
ブリッジデータを読み出して演奏する。これにより、こ
の曲に個別に対応した最適なイントロになると共に、こ
の曲の演奏に適した状態に音源等を設定することができ
る。
モ演奏装置に対して、単にデモ曲として聴く場合は複数
の曲の特徴部分、所謂さわりの部分のみを演奏させ、デ
モ曲に合わせて演奏の練習をする場合は1つのデモ曲の
全体を演奏させたいという要請がある。
報に開示された技術では、ブリッジデータと呼ばれる特
殊なデータが必要があり、また、このブリッジデータを
演奏させるために特殊な制御が必要であるので、デモ演
奏装置が複雑になるという問題がある。
記要請に応えるためになされたものであり、簡単な構成
であるにも拘わらず、ユーザの希望に応じて曲の特徴部
分のみのデモ演奏及び曲全体のデモ演奏の何れかを行う
ことのできる電子楽器のデモ曲演奏装置及びデモ曲演奏
方法を提供することを目的とする。
る電子楽器のデモ演奏装置は、上記目的を達成するため
に、デモ曲の全体の演奏であるフル演奏を指示する第1
指示手段と、前記デモ曲の一部の演奏であるダイジェス
ト演奏を指示する第2指示手段と、前記フル演奏に使用
されるフル演奏データと前記ダイジェスト演奏に使用さ
れるダイジェスト演奏データとを別個に記憶するメモリ
と、前記第1指示手段による指示に応答して前記メモリ
から前記フル演奏データを順次読み出し、該読み出され
たフル演奏データに基づいてフル演奏を行い、且つ前記
第2指示手段による指示に応答して前記メモリから前記
ダイジェスト演奏データを順次読み出し、該読み出され
たダイジェスト演奏データに基づいてダイジェスト演奏
を行うデモ演奏手段、とを備えている。
のデモ演奏装置は、上記と同様の目的で、デモ曲の全体
の演奏であるフル演奏を指示する第1指示手段と、前記
デモ曲の一部の演奏であるダイジェスト演奏を指示する
第2指示手段と、前記フル演奏に使用されるデモ演奏デ
ータの一部が記憶される第1トラックと、他部が記憶さ
れる第2トラックとが形成されたメモリと、前記第1指
示手段による指示に応答して前記第1トラック及び第2
トラックの双方から前記デモ演奏データを順次読み出
し、該読み出されたデモ演奏データに基づいてフル演奏
を行い、且つ前記第2指示手段による指示に応答して前
記第1トラックから前記デモ演奏データを順次読み出
し、該読み出されたデモ演奏データに基づいてダイジェ
スト演奏を行うデモ演奏手段、とを備えている。
装置では、前記メモリに形成された前記第1トラックに
記憶されたデモ演奏データの一部の先頭部分に、楽音特
性を制御するための演奏データが含まれるように構成で
きる。また、前記メモリに形成された前記第1トラック
に記憶されたデモ演奏データの一部の直後に、所定長の
無音時間を形成するための演奏データが含まれるように
構成できる。
器のデモ演奏装置では、前記第1指示手段はスイッチか
ら成り、該スイッチが押された場合に前記フル演奏を指
示し、前記第2指示手段は、該スイッチと他の目的で設
けられている他のスイッチとから成り、これらが同時に
押された場合に前記ダイジェスト演奏を指示するように
構成できる。或いはまた、前記第1指示手段はスイッチ
から成り、該スイッチの押下時間が所定時間以下である
場合に前記フル演奏を指示し、前記第2指示手段は、前
記スイッチから成り、該スイッチの押下時間が前記所定
時間より大きい場合に前記ダイジェスト演奏を指示する
ように構成できる。
のデモ演奏方法は、上記と同様の目的で、デモ曲の全体
の演奏であるフル演奏に使用されるフル演奏データと前
記デモ曲の一部の演奏であるダイジェスト演奏に使用さ
れるダイジェスト演奏データとを別個に記憶し、前記フ
ル演奏が指示された時に前記フル演奏データを順次読み
出し、該読み出されたフル演奏データに基づいてフル演
奏を行い、前記ダイジェスト演奏が指示された時に前記
ダイジェスト演奏データを順次読み出し、該読み出され
たダイジェスト演奏データに基づいてダイジェスト演奏
を行うように構成されている。
のデモ演奏方法は、上記と同様の目的で、デモ曲の全体
の演奏であるフル演奏に使用されるデモ演奏データの一
部が記憶される第1トラックと、他部が記憶される第2
トラックとが形成され、前記フル演奏が指示された時に
前記第1トラック及び第2トラックの双方から前記デモ
演奏データを順次読み出し、該読み出されたデモ演奏デ
ータに基づいてフル演奏を行い、前記デモ曲の一部の演
奏であるダイジェスト演奏が指示された時に前記第1ト
ラックから前記デモ演奏データを順次読み出し、該読み
出されたデモ演奏データに基づいてダイジェスト演奏を
行うように構成されている。
方法では、前記第1トラックに記憶されたデモ演奏デー
タの一部の直前に、楽音の特性を制御するための演奏デ
ータが含まれるように構成できる。また、前記第1トラ
ックに記憶されたデモ演奏データの一部の直後に、所定
長の無音時間を形成するための演奏データが含まれるよ
うに構成できる。
面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、本
発明のデモ演奏装置が電子楽器に組み込まれている場合
について説明するが、独立の装置として構成することも
できる。
モ演奏装置が適用された電子楽器の概略的な構成を示す
ブロック図である。
「CPU」という)10、プログラムメモリ13、ワー
クメモリ14、鍵盤スキャン回路15及び音源17が、
システムバス20で相互に接続されて構成されている。
システムバス20は、例えばアドレスバス、データバス
及び制御信号バス等から構成されており、上記各構成要
素間でデータを転送するために使用される。
ンタフェース(I/F)12が接続されている。また、
鍵盤スキャン回路15には鍵盤装置16が接続されてい
る。更に、音源17には増幅器18が接続され、この増
幅器18にはスピーカ19が接続されている。
納されている制御プログラムに従った処理を行うことに
よりこの電子楽器の全体を制御する。このCPU10
は、図示しないタイムカウンタを含んでいる。このタイ
ムカウンタは、タイマスタート指令に応答して一定周期
でカウントアップ動作を開始する。このタイムカウンタ
は、後述するデモ演奏処理において、処理タイミングを
検出するために使用される。このCPU10で行われる
処理の詳細は後にフローチャートを参照しながら詳細に
説明する。
1は、図2に示すように、フル演奏スイッチ31、ダイ
ジェスト演奏スイッチ32、音色スイッチ33、表示装
置34を含む。なお、実際の電子楽器では、上記の他
に、リズム選択スイッチ、テンポ設定スイッチ、音量制
御スイッチ、音響効果スイッチといった各種スイッチ、
各スイッチのオン又はオフ状態を示すLED等が含まれ
ている。
手段に対応し、デモ曲の全体の演奏(以下、「フル演
奏」という)を開始させるために使用される。ダイジェ
スト演奏スイッチ32は本発明の第2指示手段に対応
し、デモ曲の一部の演奏(以下、「ダイジェスト演奏」
という)を開始させるために使用される。音色スイッチ
33は複数のスイッチから構成されており、この電子楽
器が備える複数の音色の中から1つの音色を選択するた
めに使用される。
るためにも使用される。即ち、フル演奏スイッチ31又
はダイジェスト演奏スイッチ32の押下によってデモ演
奏が行われている状態で音色スイッチ33の中の何れか
のスイッチが押されると、演奏中のデモ曲は中止され、
押されたスイッチに割り当てられているデモ曲の演奏が
開始される。また、そのスイッチに複数のデモ曲が割り
当てられている場合は、そのスイッチが押される毎に演
奏されるデモ曲がサイクリックに変更される。
成され、電子楽器の状態や各種メッセージを表示するた
めに使用される。この表示装置34の表示はCPU10
から送られてくるデータによって制御される。
フェース(I/F)12は、例えばMIDIインタフェ
ースから構成され、この電子楽器の内部で発生した楽音
データを外部に送信し、また、外部から楽音データを受
信するために使用される。
モリ(以下、「ROM」という)から構成されており、
上述した制御プログラムの他に、音色パラメータ、デモ
演奏データ、曲番号テーブル等を格納している。本発明
のメモリは、このプログラムメモリ13で構成されてい
る。なお、本発明のメモリは、このプログラムメモリ1
3に限らず、ワークメモリ14、図示しないフロッピー
(登録商標)装置等で構成することもできる。ワークメ
モリ14が使用される場合は、電源バックアップ機構が
付加される。
ラメータは、複数の音色及び音域に対応して各々設けら
れており、種々の音色の楽音を発生させるために使用さ
れる。各音色パラメータは、波形アドレス、周波数デー
タ、エンベロープデータ、フィルタ係数等から構成され
ている。
デモ演奏データは、複数のデモ曲の各々に対応して設け
られている。各曲のデモ演奏データは、フル演奏データ
とダイジェスト演奏データとから構成されている。フル
演奏データは、デモ曲をフル演奏させるために使用され
る。ダイジェスト演奏データは、デモ曲をダイジェスト
演奏させるために使用される。ダイジェスト演奏データ
としては、該デモ曲の特徴的な部分を用いることができ
る。
うに、所定の先頭アドレスA、B、C、・・・から所定
の領域に格納されている。同様に、ダイジェスト演奏デ
ータは、図3(B)に示すように、所定の先頭アドレス
a、b、c、・・・から所定の領域に格納されている。
タの各々は、ノートデータ、プログラムチェンジデー
タ、コントロールデータ、エンドデータといった演奏デ
ータが時系列に並べられることにより構成されている。
ノートデータは、発音及び消音を制御するために使用さ
れる。プログラムチェンジデータは、音色を選択するた
めに使用される。コントロールデータは、音量、テン
ポ、音響効果、その他の楽音特性を制御するために使用
される。エンドデータは、フル演奏データの最後及びダ
イジェスト演奏データの最後に置かれ、それぞれフル演
奏データ及びダイジェスト演奏データの最後であること
を判断するために使用される。本発明の「楽音特性を制
御するための演奏データ」は、プログラムチェンジデー
タ及びコントロールデータを含む。
ートナンバ、ベロシティ、ゲートタイム等から構成され
ている。ステップタイムは発音タイミングを、ノートナ
ンバは音の高さを、ベロシティは音の強さを、ゲートタ
イムは音の長さをそれぞれ規定する。また、プログラム
チェンジデータは、ステップタイム、音色ナンバ等から
構成されている。音色ナンバは音色の種類を規定する。
更に、コントロールデータは、ステップタイム、コント
ロールナンバ、コントロールデータ等から構成されてい
る。コントロールナンバは、テンポ、音量、音響効果等
といった制御の種類を規定する。コントロールデータ
は、テンポ値、音量値、音響効果の深さ等を規定する。
曲番号テーブルは、図4に示すように、デモ曲の曲番
号、フル演奏データの先頭アドレスA、B、C、・・・
及びダイジェスト演奏データの先頭アドレスa、b、
c、・・・を1組とし、複数のデモ曲の各々に対応させ
て記憶している。
モリ(以下、「RAM」という)から構成され、CPU
10が各種処理に使用する種々のデータを一時的に記憶
する。このワークメモリ14には、この電子楽器を制御
するためのレジスタ、カウンタ、フラグ等が定義され
る。上記レジスタには、デモ曲番号レジスタ、アドレス
レジスタARが含まれる。デモ曲番号レジスタは、デモ
曲の番号を記憶する。また、アドレスレジスタARは、
後述するデモ曲演奏処理で、演奏データのポインタとし
て使用される。また、上記フラグには、デモフラグ及び
全曲フラグが含まれる。デモフラグは、「1」でデモ演
奏中であることを表し、「0」でデモ演奏中でないこと
を表す。また、全曲フラグは、「1」でフル演奏を表
し、「0」でダイジェスト演奏を表す。
ための複数の鍵を有している。この鍵盤装置16は、例
えば2接点方式が採用されており、オン/オフされた鍵
のキーナンバ及び打鍵の強さ(速さ)を示すイニシャル
タッチデータを検出する。即ち、鍵盤装置16の各鍵
は、押鍵又は離鍵によってオン/オフする2個のキース
イッチを有し、各キースイッチは、それぞれ異なる押圧
深さでオン/オフされる。この鍵盤装置16は、鍵盤ス
キャン回路15に接続されている。
CPU10との間のデータの送受を制御する。具体的に
は、鍵盤スキャン回路15は、鍵盤装置16に対してス
キャン信号を送出し、このスキャン信号に応答して鍵盤
装置16から返送される2個のキースイッチのオン/オ
フ状態を示すデータを受け取る。そして、鍵盤装置16
から受け取った2個のキースイッチのオン/オフ状態を
示すデータから、オン又はオフにされた鍵のキーナンバ
及びイニシャルタッチデータを生成する。このキーナン
バ及びイニシャルタッチデータは、システムバス20を
介してCPU10に送られる。CPU10は、受け取っ
たキーナンバ及びイニシャルタッチデータに基づき発音
/消音処理を行う。
成されている。この音源17は、例えばROMで構成さ
れる波形メモリ(図示しない)を含む。波形メモリに
は、複数の音色及び鍵域に対応する複数のパルスコード
変調(PCM)された波形データが記憶されている。
色パラメータと発音開始指令に基づき波形メモリに記憶
された波形データを読み出し、これにエンベロープを付
加して楽音信号を生成する。また、CPU10から受け
取った発音終了指令に基づき波形メモリからの波形デー
タの読み出しを停止し、楽音信号の生成を停止する。こ
の音源17で生成された楽音信号は、増幅器18に送ら
れる。
の増幅率で増幅して出力する。この増幅器18で増幅さ
れた楽音信号はスピーカ19に送られる。スピーカ19
は、電気信号としての楽音信号を音響信号に変換する。
このスピーカ19により、鍵盤装置16の鍵の押下又は
プログラムメモリ13から読み出されたデモ演奏データ
に応じた楽音が放音される。
の形態1に係るデモ演奏装置が適用された電子楽器の動
作を、デモ演奏を行う場合の動作を中心に説明する。
奏を行わせる場合は、操作パネル11上のフル演奏スイ
ッチ31を押下し、ダイジェスト演奏を行わせる場合
は、オダイジェスト演奏スイッチ32を押下する。これ
により、デモ曲のフル演奏又はダイジェスト演奏が開始
される。ここで、この実施の形態1では、説明を簡単に
するために、フル演奏及びダイジェスト演奏の何れの場
合も、複数のデモ曲をシーケンシャルに連続して演奏す
るものとする。
ンシャルに連続して演奏するのみならず、ランダムに演
奏したり、特定のデモ曲だけを繰り返して演奏するよう
に構成することもできる。
発明の実施の形態1に係るデモ演奏装置が適用された電
子楽器の動作を詳細に説明する。
トであり、電源が投入されることにより起動される。即
ち、電源が投入されると、先ず、初期化処理が行われる
(ステップS10)。この初期化処理では、CPU10
の内部状態が初期状態に設定される。また、ワークメモ
リ14に定義されているレジスタ、カウンタ或いはフラ
グ等に初期値が設定される。この際、デモ曲番号レジス
タは「1」に設定される。
が行われる(ステップS11)。このパネル処理では、
操作パネル11のスイッチの操作に応答して、該操作さ
れたスイッチの機能を実現するための処理が行われる。
このパネル処理の詳細は後述する。
12)。この鍵盤処理では、先ず、鍵盤イベントの有無
が調べられる。これは、次のようにして行われる。即
ち、鍵盤スキャン回路15で鍵盤装置16をスキャンす
ることにより、各鍵の押下状態を示すキーデータ(以
下、「新キーデータ」という)が取り込まれる。キーデ
ータは、各鍵に対応したビット列から構成されている。
14に記憶されているキーデータ(以下、「旧キーデー
タ」という)と新キーデータとが比較され、相違するビ
ットをオンにした鍵イベントマップが作成される。鍵盤
イベントの有無はこの鍵イベントマップを参照すること
により判断される。即ち、鍵イベントマップ中にオンに
なっているビットが1つでも存在すると鍵盤イベントが
あった旨が判断される。
り鍵盤イベントがあったことが判断されると、該鍵盤イ
ベントに対する処理が行われる。即ち、オンイベントが
あった場合は、アサイナにより音源17中の所定のオシ
レータに発音が割り当てられる。そして、オンイベント
のあった鍵のキーナンバ、イニシャルタッチデータ及び
音色ナンバ等に応じた音色パラメータがプログラムメモ
リ13から読み出され、音源17に送られる。これによ
り、音源17の割り当てられたオシレータで、上記音色
パラメータに基づいた楽音信号が生成され、これが増幅
器18及びスピーカ19を順次経由することにより発音
が行われる。
オフイベントがあった鍵に割り当てられている音源17
中のオシレータが検索され、検索されたオシレータに所
定のデータが送られることにより消音が行われる。
モ演奏処理が行われる(ステップS13)。このデモ演
奏処理では、詳細は後述するが、プログラムメモリ13
に格納されているデモ演奏データに基づいてデモ演奏音
を発生させる処理が行われる。
プS14)。この「その他の処理」には、MIDIデー
タの送受信処理等が含まれる。その後、ステップS11
に戻り、以下同様の処理を繰り返す。上記ステップS1
1〜S14の繰り返し実行の過程で、パネル操作、鍵盤
操作等に基づくイベントが発生すると、そのイベントに
対応する処理が行われることにより電子楽器としての各
種機能が発揮される。
り、メイン処理ルーチンのステップS11からコールさ
れる。
ッチ31がオンにされたかどうかが調べられる(ステッ
プS20)。そして、オンにされたことが判断される
と、次いで、デモ演奏中であるかどうかが調べられる
(ステップS21)。これは、ワークメモリ14に定義
されているデモフラグが「1」にセットされているかど
うかを調べることにより行われる。
ラグが「1」であることが判断されると、デモフラグが
「0」にクリアされる(ステップS22)。これによ
り、デモ曲の演奏が停止される。その後、シーケンスは
ステップS25へ分岐する。
ない、つまりデモフラグが「1」でないことが判断され
ると、デモフラグが「1」にセットされ、且つ全曲フラ
グが「1」にセットされる(ステップS23)。上記ス
テップS21〜S23の処理により、フル演奏スイッチ
31が押される度にデモ曲のフル演奏の開始と停止とが
交互に行われる。
れる(ステップS24)。この演奏開始処理の詳細は、
図7のフローチャートに示されている。この演奏開始処
理では、先ず、全曲フラグが「1」であるかどうかが調
べられる(ステップS40)。そして、「1」であるこ
とが判断されると、その時点でデモ曲番号レジスタに設
定されている曲番号に対応するフル演奏データの先頭ア
ドレスがアドレスレジスタARにセットされる(ステッ
プS41)。これは、曲番号テーブルを参照することに
より行われる。例えば、図4に示すように、デモ曲番号
レジスタに「1」が設定されているとすると、「A」が
アドレスレジスタARにセットされる。その後、シーケ
ンスは、ステップS43に分岐する。
が「0」であることが判断されると、その時点でデモ曲
番号レジスタに設定されている曲番号に対応するダイジ
ェスト演奏データの先頭アドレスがアドレスレジスタA
Rにセットされる(ステップS41)。これは、曲番号
テーブルを参照することにより行われる。例えば、図4
に示すように、デモ曲番号レジスタに「1」が設定され
ているとすると、「a」がアドレスレジスタARにセッ
トされる。
行われる(ステップS43)。即ち、タイマスタート指
令がタイマカウンタに送られる。タイムカウンタは、タ
イマスタート指令に応答して一定周期でカウントアップ
動作を開始する。以上により、デモ曲のフル演奏を開始
する準備が完了する。その後、シーケンスは、コールさ
れた位置の次のステップ(パネル処理ルーチンのステッ
プS25)にリターンする。
31がオンにされていないことが判断されると、ステッ
プS21〜S24の処理はスキップされ、シーケンスは
ステップS25に分岐する。
は、ダイジェスト演奏スイッチ32がオンにされたかど
うかが調べられる。そして、オンにされたことが判断さ
れると、次いで、デモ演奏中であるかどうかが調べられ
る(ステップS26)。これは、ワークメモリ14に定
義されているデモフラグが「1」にセットされているか
どうかを調べることにより行われる。
ラグが「1」であることが判断されると、デモフラグが
「0」にクリアされる(ステップS27)。これによ
り、デモ曲の演奏が停止される。その後、シーケンスは
ステップS30へ分岐する。
ない、つまりデモフラグが「1」でないことが判断され
ると、デモフラグが「1」にセットされ、且つ全曲フラ
グが「0」にクリアされる(ステップS28)。上記ス
テップS25〜S27の処理により、ダイジェスト演奏
スイッチ32が押される度にデモ曲のダイジェスト演奏
の開始と停止とが交互に行われる。
れる(ステップS29)。この演奏開始処理の内容は、
図7のフローチャートを参照して説明した。これによ
り、デモ曲のダイジェスト演奏を開始する準備が完了す
る。その後、シーケンスは、コールされた位置の次のス
テップ(パネル処理ルーチンのステップS30)にリタ
ーンする。
スイッチ32がオンにされていないことが判断される
と、ステップS26〜S29の処理はスキップされ、シ
ーケンスはステップS30に分岐する。
理が行われる。この「その他のスイッチ処理」では、音
色スイッチの操作に伴う音色選択処理、リズム選択スイ
ッチの操作に伴うリズム選択処理、テンポ設定スイッチ
の操作に伴うテンポ設定処理、音量制御スイッチの操作
に伴う音量設定処理、音響効果スイッチの操作に伴う音
響効果選択処理等が行われる。その後、シーケンスはメ
イン処理ルーチンにリターンする。
り、メイン処理ルーチンのステップS13からコールさ
れる。
であるかどうか、つまりデモフラグが「1」であるか否
かが調べられる(ステップS50)。そして、デモ演奏
中でないことが判断されると、シーケンスはこのデモ演
奏処理ルーチンからメイン処理ルーチンにリターンす
る。これにより、デモフラグが「0」であれば、デモ演
奏を停止する機能が実現されている。
グが「1」であることが判断されると、プログラムメモ
リ13のアドレスレジスタARの内容で指定される位置
から1つの演奏データが取り出される(ステップS5
1)。そして、処理タイミングであるかどうかが調べら
れる(ステップS52)。これは、取り出された演奏デ
ータに含まれるステップタイムが図示しないタイムカウ
ンタでカウントアップされているタイム値と一致するか
どうかを調べることにより行われる。
比較の結果が一致しないことが判断されると、未だ発音
又は消音タイミングに至っていない旨が認識され、この
デモ演奏処理ルーチンからメイン処理ルーチンにリター
ンする。
比較結果が一致することが判断されると、発音又は消音
タイミングが到来した旨が認識され、演奏データ処理が
行われる(ステップS53)。この演奏データ処理の詳
細は、図9のフローチャートに示される。
ータであるかどうかが調べられる(ステップS60)。
そして、ノートオンデータであることが判断されると、
そのノートオンデータに基づいて発音処理が行われる
(ステップS61)。この発音処理では、上述した鍵盤
処理における発音処理と同様に、アサイナにより使用す
るオシレータが決定され、その決定されたオシレータを
指定するデータと、ノートオンデータ等に基づいて得ら
れる音色パラメータとが音源17に送られる。これによ
り、発音が割り当てられたオシレータは、波形メモリか
ら波形データを読み出し、これにエンベロープを付加し
て楽音信号を生成する。この音源17で発生された楽音
信号は、増幅器18に送られ、この増幅器18で所定の
増幅が行われてスピーカ19に送られる。これによりス
ピーカ19からノートオンデータに対応する楽音が放音
される。その後、シーケンスはデモ演奏処理ルーチンに
リターンする。
でないことが判断されると、次いで、ノートオフデータ
であるかどうかが調べられる(ステップS62)。そし
て、ノートオフデータであることが判断されると、その
ノートオフデータに基づいて消音処理が行われる(ステ
ップS63)。この消音処理は、上述した鍵盤処理にお
けるキーオフイベントの場合と同様に、ノートオフが指
示された楽音に割り当てられているオシレータが検索さ
れ、そのオシレータに所定のデータが送られる。これに
よりデモ演奏音が消音される。その後、シーケンスはデ
モ演奏処理ルーチンにリターンする。
でないことが判断されると、次いで、プログラムチェン
ジデータであるかどうかが調べられる(ステップS6
4)。そして、プログラムチェンジデータであることが
判断されると、そのプログラムチェンジデータで指定さ
れた音色に変更する音色変更処理が行われる(ステップ
S65)。その後、シーケンスはデモ演奏処理ルーチン
にリターンする。
ジデータでないことが判断されると、次いで、コントロ
ールチェンジデータであるかどうかが調べられる(ステ
ップS66)。そして、コントロールチェンジデータで
あることが判断されると、そのコントロールチェンジデ
ータの指定に応じて楽音特性を制御する処理が行われる
(ステップS67)。即ち、コントロールチェンジデー
タに従って、例えばテンポ、音量、音響効果等を変更す
る処理が行われる。その後、シーケンスはデモ演奏処理
ルーチンにリターンする。
ジデータでないことが判断されると、次いで、その他の
処理が行われる(ステップS68)。その後、シーケン
スはデモ演奏処理ルーチンにリターンする。
ステップS51で取り出された演奏データがエンドデー
タであるかどうかが調べられる(ステップS54)。こ
こで、エンドデータでないことが判断されると、シーケ
ンスはステップS51に戻り、再度同様の処理が繰り返
し実行される。この繰り返し実行により、同一のステッ
プタイムを有する全ての演奏データの処理が行われる。
これにより、例えば同一のステップタイムを有するノー
トオンデータが全て発音されるので、和音の発生が可能
になっている。
ることが判断されると、曲番号の更新が行われる(ステ
ップS56)。即ち、デモ曲番号レジスタに格納されて
いる曲番号が変更される。次いで、演奏開始処理が実行
される(ステップS57)。その後、シーケンスはメイ
ン処理ルーチンにリターンする。このステップS56及
びS57の処理により、複数のデモ曲の演奏を連続して
実行する機能が実現されている。
係るデモ演奏装置によれば、フル演奏データとダイジェ
スト演奏データとを別個に記憶しておき、フル演奏スイ
ッチ31による指示に応答してデモ曲をフル演奏し、ダ
イジェスト演奏スイッチ32による指示に応答してデモ
曲をダイジェスト演奏するようにしたので、簡単な構成
であるにも拘わらず、ユーザの希望に応じたデモ演奏を
行うことのできる。
係るデモ演奏装置は、フル演奏データの一部をダイジェ
スト演奏データとして第1トラックに格納し、残りを第
2トラックに格納する。そして、デモ曲をダイジェスト
演奏する場合は第1トラックの演奏データを読み出し、
フル演奏する場合は第1及び第2トラックの双方の演奏
データを読み出してそれぞれデモ演奏を行う。
用された電子楽器の構成は、実施の形態1で説明した構
成(図1参照)と同じである。以下では、実施の形態1
と相違する部分を中心に説明する。
奏データは、複数のデモ曲の各々に対応して設けられて
いる。各曲のデモ演奏データは、図11に示すように、
第1トラックT1及び第2トラックT2に分けて格納さ
れている。
演奏データの一部が格納される。この演奏データの一部
はダイジェスト演奏に使用される。また、第2トラック
には、上記デモ曲を構成する演奏データの他の部分が格
納される。
の前及び後ろ(空白部)には、バーデータが格納され
る。前部のバーデータは、デモ曲をフル演奏する場合
に、第2トラックT2に格納された演奏データと発音タ
イミングを合わせるために挿入されている。後部のバー
データは1小節分の無音時間を形成するために設けられ
ている。この後部のバーデータにより、デモ曲をダイジ
ェスト演奏で連続させる場合に、先のデモ曲が終了して
から1小節の余韻を持って次のデモ曲に移らせることが
できる。この後部のバーデータの後ろにエンドデータが
置かれている。
頭部には、楽音特性制御データが格納されている。この
楽音特性制御データには、プログラムチェンジデータ及
びコントロールチェンジデータが含まれる。
の中間には、バーデータが格納される。このバーデータ
は、デモ曲をフル演奏する場合に、第1トラックT1に
格納された演奏データと発音タイミングを合わせるため
に挿入されている。
曲番号テーブルは、図10に示すように、デモ曲の曲番
号、第1トラックT1の先頭アドレスA、B、C、・・
・、第2トラックT2の先頭アドレスa、b、c、・・
・及びオフセットアドレスを1組とし、複数のデモ曲の
各々に対応させて記憶している。オフセットアドレス
は、第1トラックT1に格納されている演奏データの先
頭アドレスである。
スタには、アドレスレジスタARの代わりに、第1アド
レスレジスタAR1及び第2アドレスレジスタAR2が
設けられる。第1アドレスレジスタAR1は、第1トラ
ックT1の演奏データのポインタとして使用される。ま
た、第2アドレスレジスタAR2は、第2トラックT2
の演奏データのポインタとして使用される。
グには、更にTR1フラグ及びTR2フラグが追加され
ている。TR1フラグは、「1」で第1トラックT1の
演奏データを用いることを表し、「0」で第1トラック
T1の演奏データを用いないことを表す。同様に、TR
2フラグは、「1」で第2トラックT2の演奏データを
用いることを表し、「0」で第2トラックT2の演奏デ
ータを用いないことを表す。
の形態2に係るデモ演奏装置が適用された電子楽器の動
作を、フローチャートを参照しながら、デモ演奏を行う
場合の動作を中心に説明する。なお、デモ演奏を開始さ
せるための操作は、実施の形態1の操作と同じである。
始処理(図6のステップS24及びS29)の内容を除
けば実施の形態1のそれと同じである。
は、図12に示すように、先ず、その時点でデモ曲番号
レジスタに設定されている曲番号に対応する第1トラッ
クT1の先頭アドレスが第1アドレスレジスタAR1に
セットされる(ステップS70)。これは、曲番号テー
ブルを参照することにより行われる。例えば、図10に
示すように、デモ曲番号レジスタに「1」が設定されて
いるとすると、「A」がアドレスレジスタARにセット
される。
設定されている曲番号に対応する第2トラックT2の先
頭アドレスが第2アドレスレジスタAR2にセットされ
る(ステップS71)。これは、曲番号テーブルを参照
することにより行われる。例えば、図10に示すよう
に、デモ曲番号レジスタに「1」が設定されているとす
ると、「a」が第2アドレスレジスタAR2にセットさ
れる。
かが調べられる(ステップS72)。そして、「1」で
あることが判断されると、フル演奏を行うべき旨が認識
され、TR1フラグ及びTR2フラグは「1」にセット
される(ステップS73)。その後、シーケンスはステ
ップS76に進む。
いことが判断されると、ダイジェスト演奏を行うべき旨
が認識され、TR1フラグは「1」にセットされ、TR
2フラグは「0」にクリアされる(ステップS74)。
次いで、その時点でデモ曲番号レジスタに設定されてい
る曲番号に対応するオフセットアドレスが第1アドレス
レジスタAR1に加算される(ステップS75)。これ
により、第1アドレスレジスタAR1には、第1トラッ
クT1に格納されている演奏データの先頭アドレスが格
納される。その後、シーケンスはステップS76に分岐
する。
タート処理が行われる。即ち、タイマスタート指令がタ
イマカウンタに送られる。タイムカウンタは、タイマス
タート指令に応答して一定周期でカウントアップ動作を
開始する。以上により、デモ曲のフル演奏を開始する準
備が完了する。その後、シーケンスは、コールされた位
置の次のステップにリターンする。
あり、メイン処理ルーチンのステップS13からコール
される。
グが「1」であるかどうかが調べられる(ステップS8
0)。そして、TR1フラグが「1」であることが判断
されると、第1トラックデモ演奏処理が行われる(ステ
ップS81)。この第1トラックデモ演奏処理は、アド
レスレジスタARの代わりに第1アドレスレジスタAR
1が使用される点を除けば、図8を参照して説明した実
施の形態1のデモ演奏処理と同じである。上記ステップ
S80で、TR1フラグが「1」でないことが判断され
ると、このステップS81の処理はスキップされる。
うかが調べられる(ステップS82)。そして、TR2
フラグが「1」であることが判断されると、第2トラッ
クデモ演奏処理が行われる(ステップS83)。この第
2トラックデモ演奏処理は、アドレスレジスタARの代
わりに第2アドレスレジスタAR2が使用される点を除
けば、図8を参照して説明した実施の形態1のデモ演奏
処理と同じである。上記ステップS82で、TR2フラ
グが「1」でないことが判断されると、このステップS
83の処理はスキップされる。その後、シーケンスはメ
イン処理ルーチンにリターンする。
この場合、第1アドレスレジスタAR1には第1トラッ
クT1の先頭アドレスが、第2アドレスレジスタAR2
には第2トラックT2の先頭アドレスがそれぞれセット
されている。また、TR1フラグ及びTR2フラグは何
れも「1」にセットされている。
デモ演奏処理及び第2トラックデモ演奏処理が並行して
実行され、且つ、第1トラックデモ演奏処理及び第2ト
ラックデモ演奏処理では、それぞれ第1トラックT1及
び第2トラックT2の先頭アドレスから演奏データが読
み出されて発音に供されるので、デモ曲のフル演奏が行
われることになる。
を考えると、第1アドレスレジスタAR1には第1トラ
ックT1の演奏データの先頭アドレスが、第2アドレス
レジスタAR2には第2トラックT2の先頭アドレスが
それぞれセットされている。また、TR1フラグは
「1」にセットされ、TR2フラグは「0」にクリアさ
れている。
デモ演奏処理だけが実行される。この場合、第1トラッ
クT1の演奏データの先頭アドレスから演奏データが読
み出されて発音に供される。従って、デモ曲のダイジェ
スト演奏が行われることになる。この場合、ダイジェス
ト演奏が終了すると1小節分の時間が経過した後に次の
デモ曲のダイジェスト演奏に移行する。
係るデモ演奏装置によれば、フル演奏データの一部をダ
イジェスト演奏データとして第1トラックに記憶し、フ
ル演奏データの他部を第2トラックに記憶しておき、フ
ル演奏を行う場合は第1及び第2トラックの双方に格納
されている演奏データに基づいてデモ演奏を行い、ダイ
ジェスト演奏を行う場合は、第1トラックに格納されて
いる演奏データに基づいてデモ演奏を行うようにしたの
で、簡単な構成であるにも拘わらず、ユーザの希望に応
じたデモ演奏を行うことができる。
フル演奏を開始させるためのフル演奏スイッチ31及び
ダイジェスト演奏を開始させるためのダイジェスト演奏
スイッチ32を設けているが、1個のデモ演奏スイッチ
だけを設け、このデモ演奏スイッチが単独で押された場
合はダイジェスト演奏を開始し、他のスイッチ、例えば
音色スイッチ33の中の1つのスイッチと同時に押され
た場合にフル演奏を開始するように構成できる。
チンを図14に示すように変更することにより実現でき
る。即ち、先ずデモ演奏スイッチがオンであるかどうか
が調べられる(ステップS90)。そして、オンでない
ことが判断されるとこのパネル処理ルーチンからリター
ンする。一方、オンであることが判断されると、次いで
音色スイッチ33の中の所定のスイッチがオンであるか
どうかが調べられる(ステップS91)。そして、オン
であることが判断されると、フル演奏が指示されたもの
と認識し、ステップS21〜24のフル演奏用の処理が
実行される。
ッチがオンでないことが判断されると、ダイジェスト演
奏が指示されたものと認識し、ステップS26〜29の
ダイジェスト演奏用の処理を実行するように構成する。
この構成によれば、デモ演奏を開始させるためには1個
のスイッチを設ければよいので、デモ演奏装置を簡単に
できる。
デモ演奏スイッチだけを設け、このデモ演奏スイッチが
押された時間が所定時間以下であればフル演奏を開始
し、所定時間より大きい場合にダイジェスト演奏を開始
するように構成できる。
ーチンのステップS91を図15に示すステップS92
に示すように変更することにより実現できる。即ち、先
ずデモ演奏スイッチがオンであるかどうかが調べられる
(ステップS90)。そして、オンでないことが判断さ
れるとこのパネル処理ルーチンからリターンする。一
方、オンであることが判断されると、次いでデモ演奏ス
イッチが所定時間内にオフされたかどうかが調べられる
(ステップS92)。そして、所定時間内にオフされた
ことが判断されると、フル演奏が指示されたものと認識
し、ステップS21〜24のフル演奏用の処理が実行さ
れる。
が判断されると、ダイジェスト演奏が指示されたものと
認識し、ステップS26〜29のダイジェスト演奏用の
処理を実行するように構成する。この構成によれば、デ
モ演奏を開始させるために1個のスイッチを設ければよ
いので、デモ演奏装置を簡単にできる。
簡単な構成であるにも拘わらず、ユーザの希望に応じて
曲の特徴部分のみのデモ演奏及び曲全体のデモ演奏の何
れかを行うことのできる電子楽器のデモ曲演奏装置及び
デモ曲演奏方法を提供できる。
適用された電子楽器の実施の形態の構成を示すブロック
図である。
る。
用いられるデモ演奏データの一例を示す図である。
用いられる曲番号テーブルの一例を示す図である。
適用された電子楽器のメイン処理を示すフローチャート
である。
ャートである。
チャートである。
チャートである。
ーチャートである。
で用いられる曲番号テーブルの一例を示す図である。
で用いられるデモ演奏データの一例を示す図である。
で使用される演奏開始処理の詳細を示すフローチャート
である。
で使用されるデモ演奏処理の詳細を示すフローチャート
である。
奏装置で使用されるパネル処理の変形例を示すフローチ
ャートである。
奏装置で使用されるパネル処理の他の変形例を示すフロ
ーチャートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 デモ曲の全体の演奏であるフル演奏を指
示する第1指示手段と、 前記デモ曲の一部の演奏であるダイジェスト演奏を指示
する第2指示手段と、 前記フル演奏に使用されるフル演奏データと前記ダイジ
ェスト演奏に使用されるダイジェスト演奏データとを別
個に記憶するメモリと、 前記第1指示手段による指示に応答して前記メモリから
前記フル演奏データを順次読み出し、該読み出されたフ
ル演奏データに基づいてフル演奏を行い、且つ前記第2
指示手段による指示に応答して前記メモリから前記ダイ
ジェスト演奏データを順次読み出し、該読み出されたダ
イジェスト演奏データに基づいてダイジェスト演奏を行
うデモ演奏手段、とを備えた電子楽器のデモ演奏装置。 - 【請求項2】 デモ曲の全体の演奏であるフル演奏を指
示する第1指示手段と、 前記デモ曲の一部の演奏であるダイジェスト演奏を指示
する第2指示手段と、 前記フル演奏に使用されるデモ演奏データの一部が記憶
される第1トラックと、他部が記憶される第2トラック
とが形成されたメモリと、 前記第1指示手段による指示に応答して前記第1トラッ
ク及び第2トラックの双方から前記デモ演奏データを順
次読み出し、該読み出されたデモ演奏データに基づいて
フル演奏を行い、且つ前記第2指示手段による指示に応
答して前記第1トラックから前記デモ演奏データを順次
読み出し、該読み出されたデモ演奏データに基づいてダ
イジェスト演奏を行うデモ演奏手段、とを備えた電子楽
器のデモ演奏装置。 - 【請求項3】 前記メモリに形成された前記第1トラッ
クに記憶されたデモ演奏データの一部の先頭部分に、楽
音特性を制御するための演奏データが含まれる、請求項
2に記載の電子楽器のデモ演奏装置。 - 【請求項4】 前記メモリに形成された前記第1トラッ
クに記憶されたデモ演奏データの一部の直後に、所定長
の無音時間を形成するための演奏データが含まれる、請
求項2又は3に記載の電子楽器のデモ演奏装置。 - 【請求項5】 前記第1指示手段はスイッチから成り、
該スイッチが押された場合に前記フル演奏を指示し、 前記第2指示手段は、該スイッチと他の目的で設けられ
ている他のスイッチとから成り、これらが同時に押され
た場合に前記ダイジェスト演奏を指示する、請求項1乃
至4の何れか1項に記載の電子楽器のデモ演奏装置。 - 【請求項6】 前記第1指示手段はスイッチから成り、
該スイッチの押下時間が所定時間以下である場合に前記
フル演奏を指示し、 前記第2指示手段は、前記スイッチから成り、該スイッ
チの押下時間が前記所定時間より大きい場合に前記ダイ
ジェスト演奏を指示する、請求項1乃至4の何れか1項
に記載の電子楽器のデモ演奏装置。 - 【請求項7】 デモ曲の全体の演奏であるフル演奏に使
用されるフル演奏データと前記デモ曲の一部の演奏であ
るダイジェスト演奏に使用されるダイジェスト演奏デー
タとを別個に記憶し、 前記フル演奏が指示された時に前記フル演奏データを順
次読み出し、 該読み出されたフル演奏データに基づいてフル演奏を行
い、 前記ダイジェスト演奏が指示された時に前記ダイジェス
ト演奏データを順次読み出し、 該読み出されたダイジェスト演奏データに基づいてダイ
ジェスト演奏を行う、電子楽器のデモ演奏方法。 - 【請求項8】 デモ曲の全体の演奏であるフル演奏に使
用されるデモ演奏データの一部が記憶される第1トラッ
クと、他部が記憶される第2トラックとが形成され、 前記フル演奏が指示された時に前記第1トラック及び第
2トラックの双方から前記デモ演奏データを順次読み出
し、 該読み出されたデモ演奏データに基づいてフル演奏を行
い、 前記デモ曲の一部の演奏であるダイジェスト演奏が指示
された時に前記第1トラックから前記デモ演奏データを
順次読み出し、 該読み出されたデモ演奏データに基づいてダイジェスト
演奏を行う、電子楽器のデモ演奏方法。 - 【請求項9】 前記第1トラックに記憶されたデモ演奏
データの一部の直前に、楽音の特性を制御するための演
奏データが含まれる、請求項8に記載の電子楽器のデモ
演奏方法。 - 【請求項10】 前記第1トラックに記憶されたデモ演
奏データの一部の直後に、所定長の無音時間を形成する
ための演奏データが含まれる、請求項8又は9に記載の
電子楽器のデモ演奏方法。
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-
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