JP2002023359A - 感光性樹脂組成物およびそれを用いた感光性エレメント - Google Patents
感光性樹脂組成物およびそれを用いた感光性エレメントInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】低露光量でも高感度で,密着性、テント膜強度
に優れた感光性樹脂組成物およびそれを用いてなる感光
性エレメントを提供する。 【解決手段】バインダー成分(A)、エチレン性不飽和
化合物(B)および光重合開始剤(C)を含有する感光
性樹脂組成物であって、該(B)成分がウレタン結合を
有するエチレン性不飽和化合物を含有し、かつ上記
(C)成分として(A)成分と(B)成分の合計量10
0重量部に対して、ロフィン二量体を2.0〜6.0重
量部、アクリジン誘導体を0.05〜0.5重量部、N
−アリールグリシン0.05〜0.5重量部、アルキル
アミノベンゾフェノン0.01〜0.5重量部含有して
いることを特徴とする感光性樹脂組成物及びそれを用い
てなる感光性エレメント。
に優れた感光性樹脂組成物およびそれを用いてなる感光
性エレメントを提供する。 【解決手段】バインダー成分(A)、エチレン性不飽和
化合物(B)および光重合開始剤(C)を含有する感光
性樹脂組成物であって、該(B)成分がウレタン結合を
有するエチレン性不飽和化合物を含有し、かつ上記
(C)成分として(A)成分と(B)成分の合計量10
0重量部に対して、ロフィン二量体を2.0〜6.0重
量部、アクリジン誘導体を0.05〜0.5重量部、N
−アリールグリシン0.05〜0.5重量部、アルキル
アミノベンゾフェノン0.01〜0.5重量部含有して
いることを特徴とする感光性樹脂組成物及びそれを用い
てなる感光性エレメント。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板の
製造や金属の精密加工に用いられるエッチングレジス
ト、めっきレジストに適した感光性樹脂組成物およびそ
れを用いてなる感光性エレメントに関するものである。
製造や金属の精密加工に用いられるエッチングレジス
ト、めっきレジストに適した感光性樹脂組成物およびそ
れを用いてなる感光性エレメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板や金属の精密加工
の製造工程においては、まず、基材に塗布またはラミネ
ートされた感光性樹脂組成物を露光することからその工
程が開始される。感光性樹脂組成物の露光には、紫外
線、電子線の他にレーザが用いられている。かかるレー
ザを用いたレーザ走査露光は、パターンマスクを使用せ
ずとも、目的とする形状の画像が形成できるので、少量
多品種生産や、生産時間の短縮が可能という利点をも
つ。しかし、通常感光性樹脂組成物の露光に用いられる
レーザは近紫外線領域に発振周波数をもつので、充分な
出力を有する光源を確保するには装置が高価となる。従
って、通常は出力の低い光源の使用が余儀なくされ、必
然的に該光源では露光量が低くなるので、かかる低い露
光量でも充分な感度を有する感光性樹脂組成物が要求さ
れている。当然のことながら、上記の製造工程では、感
度の改善のみではなく、得られるレジストの密着性やテ
ント膜強度にも優れることが要求されるところである。
レーザ走査露光を対象としたものではないが、感度の優
れた感光性樹脂組成物として例えば特開平10−123
708号公報で、本出願人は、ベースポリマー、特定の
化合物を含有するエチレン性不飽和化合物、及び9−フ
ェニルアクリジンと特定の化合物を含有する光重合開始
剤を含有する感光性樹脂組成物を開示した。一方、テン
ト膜強度に優れた感光性樹脂組成物としては、特開平1
0−142789号公報に、カルボキシル基を有するバ
インダー、光重合開始剤、特定のウレタン結合を有する
エチレン性不飽和化合物を含有する組成物が開示されて
いる。
の製造工程においては、まず、基材に塗布またはラミネ
ートされた感光性樹脂組成物を露光することからその工
程が開始される。感光性樹脂組成物の露光には、紫外
線、電子線の他にレーザが用いられている。かかるレー
ザを用いたレーザ走査露光は、パターンマスクを使用せ
ずとも、目的とする形状の画像が形成できるので、少量
多品種生産や、生産時間の短縮が可能という利点をも
つ。しかし、通常感光性樹脂組成物の露光に用いられる
レーザは近紫外線領域に発振周波数をもつので、充分な
出力を有する光源を確保するには装置が高価となる。従
って、通常は出力の低い光源の使用が余儀なくされ、必
然的に該光源では露光量が低くなるので、かかる低い露
光量でも充分な感度を有する感光性樹脂組成物が要求さ
れている。当然のことながら、上記の製造工程では、感
度の改善のみではなく、得られるレジストの密着性やテ
ント膜強度にも優れることが要求されるところである。
レーザ走査露光を対象としたものではないが、感度の優
れた感光性樹脂組成物として例えば特開平10−123
708号公報で、本出願人は、ベースポリマー、特定の
化合物を含有するエチレン性不飽和化合物、及び9−フ
ェニルアクリジンと特定の化合物を含有する光重合開始
剤を含有する感光性樹脂組成物を開示した。一方、テン
ト膜強度に優れた感光性樹脂組成物としては、特開平1
0−142789号公報に、カルボキシル基を有するバ
インダー、光重合開始剤、特定のウレタン結合を有する
エチレン性不飽和化合物を含有する組成物が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平10−123708号公報開示技術では、通常の露
光量では感度は優れているものの、5〜12mJ程度の
低露光量では、パターン形成が充分できないという難点
があり、また、エッチングする時のテント膜強度につい
ては十分に考慮されていない。一方、特開平10−14
2789号公報開示技術は、テント膜強度の向上は望め
るものの感度がやや不足するという欠点があった。
開平10−123708号公報開示技術では、通常の露
光量では感度は優れているものの、5〜12mJ程度の
低露光量では、パターン形成が充分できないという難点
があり、また、エッチングする時のテント膜強度につい
ては十分に考慮されていない。一方、特開平10−14
2789号公報開示技術は、テント膜強度の向上は望め
るものの感度がやや不足するという欠点があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、低露光量での照射条件でも高感度で、密着性、
テント膜強度に優れた感光性樹脂組成物およびそれを用
いてなる感光性エレメントの提供を目的とする。
もので、低露光量での照射条件でも高感度で、密着性、
テント膜強度に優れた感光性樹脂組成物およびそれを用
いてなる感光性エレメントの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明者が、検討を行った結果、バインダー成分
(A)、エチレン性不飽和化合物(B)および光重合開
始剤(C)を含有する感光性樹脂組成物であって、該
(B)成分がウレタン結合を有するエチレン性不飽和化
合物を含有し、かつ上記(C)成分として(A)成分と
(B)成分の合計量100重量部に対して、ロフィン二
量体を2.0〜6.0重量部、アクリジン誘導体を0.
05〜0.5重量部、N−アリールグリシンを0.05
〜0.5重量部、アルキルアミノベンゾフェノンを0.
01〜0.5重量部含有してなる感光性樹脂組成物が、
所期の目的を達成できることを見出し本発明に到達し
た。
めに、本発明者が、検討を行った結果、バインダー成分
(A)、エチレン性不飽和化合物(B)および光重合開
始剤(C)を含有する感光性樹脂組成物であって、該
(B)成分がウレタン結合を有するエチレン性不飽和化
合物を含有し、かつ上記(C)成分として(A)成分と
(B)成分の合計量100重量部に対して、ロフィン二
量体を2.0〜6.0重量部、アクリジン誘導体を0.
05〜0.5重量部、N−アリールグリシンを0.05
〜0.5重量部、アルキルアミノベンゾフェノンを0.
01〜0.5重量部含有してなる感光性樹脂組成物が、
所期の目的を達成できることを見出し本発明に到達し
た。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を詳し
く説明する。上記バインダー成分(A)としては、(メ
タ)アクリル酸エステルを主成分とし、これにエチレン
性不飽和カルボン酸およびその他の共重合可能なモノマ
ーを共重合させてなるアクリル系重合体を用いることが
好ましい。
く説明する。上記バインダー成分(A)としては、(メ
タ)アクリル酸エステルを主成分とし、これにエチレン
性不飽和カルボン酸およびその他の共重合可能なモノマ
ーを共重合させてなるアクリル系重合体を用いることが
好ましい。
【0007】上記(メタ)アクリル酸エステルとして
は、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブ
チル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシルポリグリコール(メタ)アクリレート、
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、2,2,2−トリフルオロエチ
ル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
は、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブ
チル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシルポリグリコール(メタ)アクリレート、
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、2,2,2−トリフルオロエチ
ル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0008】上記エチレン性不飽和カルボン酸として
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等
のモノカルボン酸が好適に用いられ、マレイン酸、フマ
ール酸、イタコン酸等のジカルボン酸や、それらの無水
物やハーフエステルを用いることもできる。中でも、ア
クリル酸、メタクリル酸が特に好ましい。
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等
のモノカルボン酸が好適に用いられ、マレイン酸、フマ
ール酸、イタコン酸等のジカルボン酸や、それらの無水
物やハーフエステルを用いることもできる。中でも、ア
クリル酸、メタクリル酸が特に好ましい。
【0009】上記その他の共重合可能なモノマーとして
は、例えば、(メタ)アクリルアミド、2,2,3,3
−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレートアクリ
ルアミド、ジアセトンアクリルアミド、スチレン、ビニ
ルナフタレン、ビニルシクロヘキサン、ビニルトルエ
ン、酢酸ビニル、アルキルビニルエーテル、(メタ)ア
クリロニトリル等が挙げられる。
は、例えば、(メタ)アクリルアミド、2,2,3,3
−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレートアクリ
ルアミド、ジアセトンアクリルアミド、スチレン、ビニ
ルナフタレン、ビニルシクロヘキサン、ビニルトルエ
ン、酢酸ビニル、アルキルビニルエーテル、(メタ)ア
クリロニトリル等が挙げられる。
【0010】かかるアクリル系重合体は、重量平均分子
量が0.5万〜10万が好ましく、更には3〜8万で、
酸価は110〜300mgKOH/gが好ましく、更に
は110〜200mgKOH/gである。かかる重量平
均分子量が0.5万未満であると、テント膜強度が低下
し、逆に10万を超えると、解像度、レジスト剥離片分
散性が低下する傾向がある。また、上記酸価が110m
gKOH/g未満であると、解像度およびレジスト剥離
速度が低下し、逆に300mgKOH/gを超えると、
細線密着性が低下する傾向にある。
量が0.5万〜10万が好ましく、更には3〜8万で、
酸価は110〜300mgKOH/gが好ましく、更に
は110〜200mgKOH/gである。かかる重量平
均分子量が0.5万未満であると、テント膜強度が低下
し、逆に10万を超えると、解像度、レジスト剥離片分
散性が低下する傾向がある。また、上記酸価が110m
gKOH/g未満であると、解像度およびレジスト剥離
速度が低下し、逆に300mgKOH/gを超えると、
細線密着性が低下する傾向にある。
【0011】なお、上記アクリル系重合体のガラス転移
温度(Tg)は30〜130℃の範囲が好ましく、更に
は60〜100℃である。アクリル系重合体以外のバイ
ンダー成分としては、ポリエステル系重合体、ポリアミ
ド系重合体、エポキシ系重合体等が例示される。
温度(Tg)は30〜130℃の範囲が好ましく、更に
は60〜100℃である。アクリル系重合体以外のバイ
ンダー成分としては、ポリエステル系重合体、ポリアミ
ド系重合体、エポキシ系重合体等が例示される。
【0012】本発明で使用するエチレン性不飽和化合物
(B)としては、ウレタン結合を有するエチレン性不飽
和化合物を含有していればよく、その他にウレタン結合
を含有しない多官能モノマー、単官能モノマーを含有し
てもよい。
(B)としては、ウレタン結合を有するエチレン性不飽
和化合物を含有していればよく、その他にウレタン結合
を含有しない多官能モノマー、単官能モノマーを含有し
てもよい。
【0013】ウレタン結合を有するエチレン性不飽和化
合物としては、例えば、下記の一般式(1)や一般式
(3)で示される化合物が挙げられるが、一般式(1)
で示される化合物が、テント膜強度を向上させる点で好
ましい。
合物としては、例えば、下記の一般式(1)や一般式
(3)で示される化合物が挙げられるが、一般式(1)
で示される化合物が、テント膜強度を向上させる点で好
ましい。
【0014】
【化3】 〔 上記一般式(1)において、RはHまたはCH3を
示し、X、YはそれぞれCH2CH(CH3)O、CH
(CH3)CH2O、またはCH2CH2Oを示し、互いに
同一であっても異なってもよいが、RはCH3が好まし
く、XはCH2CH2Oが好ましく、YはCH2CH(C
H3)Oが好ましい。上記一般式(1)において、Zで
表される炭素数2〜20の2価の炭化水素基としては、
例えば、(CH2)6の他、下記に示すものが挙げられる
が、(CH2)6が好ましい。〕
示し、X、YはそれぞれCH2CH(CH3)O、CH
(CH3)CH2O、またはCH2CH2Oを示し、互いに
同一であっても異なってもよいが、RはCH3が好まし
く、XはCH2CH2Oが好ましく、YはCH2CH(C
H3)Oが好ましい。上記一般式(1)において、Zで
表される炭素数2〜20の2価の炭化水素基としては、
例えば、(CH2)6の他、下記に示すものが挙げられる
が、(CH2)6が好ましい。〕
【0015】
【化4】 (更に、kは1〜30の整数であり、好ましくは10〜
20である。mは1〜10の整数であり好ましくは4〜
7である。nは1〜10の整数であり好ましくは3〜6
である。)
20である。mは1〜10の整数であり好ましくは4〜
7である。nは1〜10の整数であり好ましくは3〜6
である。)
【0016】
【化5】 (RはH又はCH3、s、t、uは1〜10の整数であ
り、好ましくは4〜8を示す。vは1〜5の整数であ
り、好ましくは1〜3である。)
り、好ましくは4〜8を示す。vは1〜5の整数であ
り、好ましくは1〜3である。)
【0017】上記ウレタン結合を含有しない多官能モノ
マーとしては、下記一般式(2)で表される化合物、プ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレ
ート、エチレングリコールジグリシジルエーテルジ(メ
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジグリシジル
エーテルジ(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシエチ
ル−β′−アクリロイルオキシエチル−o−フタレー
ト、フタル酸ジグリシジルエステルジ(メタ)アクリレ
ート、ヒドロキシヒバリン酸変性ネオペンチルグリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリエ
トキシトリアクリレート、トリメチロールプロパントリ
プロポキシトリアクリレート、1,6−ヘキサメチルジ
グリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタ(メタ)アクリレート、グリセリンポリ
グリシジルエーテルポリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、2,2′
−ビス(4−(メタ)アクリロキシジエトキシフェニ
ル)プロパン、2,2′−ビス(4−(メタ)アクリロ
キシペンタエトキシフェニル)プロパン、2,2′−ビ
ス(4−(メタ)アクリロキシポリエトキシフェニル)
プロパン、2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイル
オキシプロピルアクリレート、トリメチロールプロパン
トリグリシジルエーテルトリ(メタ)アクリレート等が
挙げられ、中でも露光後の皮膜の硬度を向上される効果
を発揮させるために下記一般式(2)が好ましい。
マーとしては、下記一般式(2)で表される化合物、プ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレ
ート、エチレングリコールジグリシジルエーテルジ(メ
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジグリシジル
エーテルジ(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシエチ
ル−β′−アクリロイルオキシエチル−o−フタレー
ト、フタル酸ジグリシジルエステルジ(メタ)アクリレ
ート、ヒドロキシヒバリン酸変性ネオペンチルグリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリエ
トキシトリアクリレート、トリメチロールプロパントリ
プロポキシトリアクリレート、1,6−ヘキサメチルジ
グリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタ(メタ)アクリレート、グリセリンポリ
グリシジルエーテルポリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、2,2′
−ビス(4−(メタ)アクリロキシジエトキシフェニ
ル)プロパン、2,2′−ビス(4−(メタ)アクリロ
キシペンタエトキシフェニル)プロパン、2,2′−ビ
ス(4−(メタ)アクリロキシポリエトキシフェニル)
プロパン、2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイル
オキシプロピルアクリレート、トリメチロールプロパン
トリグリシジルエーテルトリ(メタ)アクリレート等が
挙げられ、中でも露光後の皮膜の硬度を向上される効果
を発揮させるために下記一般式(2)が好ましい。
【0018】
【化6】 〔一般式(2)において、RはHまたはCH3を示し、
nは1〜10の整数を示す。〕
nは1〜10の整数を示す。〕
【0019】上記ウレタン結合を含有しない単官能モノ
マーとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−フェ
ノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシ
プロピルフタレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)ア
クリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルア
シッドホスフェート、フタル酸誘導体のハーフ(メタ)
アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ポリプロピ
レングリコール(メタ)アクリレート、アルキルフェノ
ールポリエトキシ(メタ)アクリレート、ノニルフェノ
ールテトラエトキシアクリレート等が挙げられる。
マーとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−フェ
ノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシ
プロピルフタレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)ア
クリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルア
シッドホスフェート、フタル酸誘導体のハーフ(メタ)
アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ポリプロピ
レングリコール(メタ)アクリレート、アルキルフェノ
ールポリエトキシ(メタ)アクリレート、ノニルフェノ
ールテトラエトキシアクリレート等が挙げられる。
【0020】エチレン性不飽和化合物(B)中における
一般式(1)で表される化合物の含有量は、エチレン性
不飽和化合物(B)全体の2〜50重量%の範囲に設定
することが好ましく、特に好ましくは5〜30重量%で
ある。すなわち、上記化合物(1)の含有量が2重量%
未満であると、テント膜強度が弱くなり、逆に50重量
%を超えると、レジスト形状の悪化、感度が低下する恐
れがある。
一般式(1)で表される化合物の含有量は、エチレン性
不飽和化合物(B)全体の2〜50重量%の範囲に設定
することが好ましく、特に好ましくは5〜30重量%で
ある。すなわち、上記化合物(1)の含有量が2重量%
未満であると、テント膜強度が弱くなり、逆に50重量
%を超えると、レジスト形状の悪化、感度が低下する恐
れがある。
【0021】更に、上記一般式(2)で表される化合物
の含有量は、エチレン性不飽和化合物(B)全体の5〜
50重量%の範囲に設定することが好ましく、特に好ま
しくは30〜50重量%である。すなわち、上記化合物
の含有量が5重量%未満であると、レジスト形状が悪化
し、感度が低下する恐れがあり、逆に50重量%を超え
ると、テント膜の柔軟性が弱くなり好ましくない。
の含有量は、エチレン性不飽和化合物(B)全体の5〜
50重量%の範囲に設定することが好ましく、特に好ま
しくは30〜50重量%である。すなわち、上記化合物
の含有量が5重量%未満であると、レジスト形状が悪化
し、感度が低下する恐れがあり、逆に50重量%を超え
ると、テント膜の柔軟性が弱くなり好ましくない。
【0022】そして、上記バインダー成分(A)とエチ
レン性不飽和化合物(B)の混合比(重量比)は、
(A)/(B)=40/60〜70/30の範囲が好ま
しく、特に好ましくは(A)/(B)=45/55〜6
0/40である。かかる混合比が40/60未満である
とテント膜の柔軟性が弱くなり、逆に70/30を超え
ると、レジスト形状が悪化し、感度が低下する恐れがあ
り好ましくない。
レン性不飽和化合物(B)の混合比(重量比)は、
(A)/(B)=40/60〜70/30の範囲が好ま
しく、特に好ましくは(A)/(B)=45/55〜6
0/40である。かかる混合比が40/60未満である
とテント膜の柔軟性が弱くなり、逆に70/30を超え
ると、レジスト形状が悪化し、感度が低下する恐れがあ
り好ましくない。
【0023】本発明の光重合開始剤(C)としては、ロ
フィン二量体を2.0〜6.0重量部、アクリジン誘導
体を0.05〜0.5重量部、N−アリールグリシンを
0.05〜0.5重量部、アルキルアミノベンゾフェノ
ンを0.01〜0.5重量部含有することが必要であ
る。上記4種の光重合開始剤の組合せ及び含有量は低露
光量でも十分な感度を有するため不可欠な条件である。
フィン二量体を2.0〜6.0重量部、アクリジン誘導
体を0.05〜0.5重量部、N−アリールグリシンを
0.05〜0.5重量部、アルキルアミノベンゾフェノ
ンを0.01〜0.5重量部含有することが必要であ
る。上記4種の光重合開始剤の組合せ及び含有量は低露
光量でも十分な感度を有するため不可欠な条件である。
【0024】上記ロフィン二量体(C1)としては、ロ
フィン(2,4,5−トリフェニルイミダゾール)の二
量体であれば特に限定はなく、例えば、2,2′−ビス
(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラ
フェニル−1,2′−ビイミダゾール、2,2′−ビス
(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラ
フェニル−1,1′−ビイミダゾール、2,2′−ビス
(o−フルオロフェニル)−4,5,4′,5′−テト
ラフェニル−1,1′−ビイミダゾール、2,2′−ビ
ス(o−メトキシフェニル)−4,5,4′,5′−テ
トラフェニル−1,1′−ビイミダゾール、2,2′−
ビス(p−メトキシフェニル)−4,5,4′,5′−
テトラフェニル−1,1′−ビイミダゾール、2,4,
2′,4′−ビス〔ビ(p−メトキシフェニル)〕−
5,5′−ジフェニル−1,1′−ビイミダゾール、
2,2′−ビス(2,4−ジメトキシフェニル)−4,
5,4′,5′−ジフェニル−1,1′−ビイミダゾー
ル、2,2′−ビス(p−メチルチオフェニル)−4,
5,4′,5′−ジフェニル−1,1′−ビイミダゾー
ル、ビス(2,4,5−トリフェニル)−1,1′−ビ
イミダゾール等があげられる。これらは単独でもしくは
2種以上併せて用いられる。中でも、2,2′−ビス
(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラ
フェニル1,2′−ビイミダゾールが好ましい。
フィン(2,4,5−トリフェニルイミダゾール)の二
量体であれば特に限定はなく、例えば、2,2′−ビス
(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラ
フェニル−1,2′−ビイミダゾール、2,2′−ビス
(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラ
フェニル−1,1′−ビイミダゾール、2,2′−ビス
(o−フルオロフェニル)−4,5,4′,5′−テト
ラフェニル−1,1′−ビイミダゾール、2,2′−ビ
ス(o−メトキシフェニル)−4,5,4′,5′−テ
トラフェニル−1,1′−ビイミダゾール、2,2′−
ビス(p−メトキシフェニル)−4,5,4′,5′−
テトラフェニル−1,1′−ビイミダゾール、2,4,
2′,4′−ビス〔ビ(p−メトキシフェニル)〕−
5,5′−ジフェニル−1,1′−ビイミダゾール、
2,2′−ビス(2,4−ジメトキシフェニル)−4,
5,4′,5′−ジフェニル−1,1′−ビイミダゾー
ル、2,2′−ビス(p−メチルチオフェニル)−4,
5,4′,5′−ジフェニル−1,1′−ビイミダゾー
ル、ビス(2,4,5−トリフェニル)−1,1′−ビ
イミダゾール等があげられる。これらは単独でもしくは
2種以上併せて用いられる。中でも、2,2′−ビス
(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラ
フェニル1,2′−ビイミダゾールが好ましい。
【0025】アクリジン誘導体(C2)としては、9−
フェニルアクリジン、9−(p−メチルフェニル)アク
リジン、9−(p−エチルフェニル)アクリジン、9−
(p−n−プロピルフェニル)アクリジン、9−(p−
iso−プロピルフェニル)アクリジン、9−(p−n
−ブチルフェニル)アクリジン、9−(p−tert−
ブチルフェニル)アクリジン、9−(p−メチキシフェ
ニル)アクリジン、9−(p−エトキシフェニル)アク
リジン、9−(p−アセチルフェニル)アクリジン、9
−(p−ジメチルアミノフェニル)アクリジン、9−
(p−シアノフェニル)アクリジン、9−(p−クロル
フェニル)アクリジン、9−(p−ブロモフェニル)ア
クリジン、9−(m−メチルフェニル)アクリジン、9
−(m−n−プロピルフェニル)アクリジン、9−(m
−iso−プロピルフェニル)アクリジン、9−(m−
n−ブチルフェニル)アクリジン、9−(m−tert
−ブチルフェニル)アクリジン、9−(m−メチキシフ
ェニル)アクリジン、9−(m−エトキシフェニル)ア
クリジン、9−(m−アセチルフェニル)アクリジン、
9−(m−ジメチルアミノフェニル)アクリジン、9−
(m−ジエチルアミノフェニル)アクリジン、9−(m
−シアノフェニル)アクリジン、9−(m−クロルフェ
ニル)アクリジン、9−(m−ブロモフェニル)アクリ
ジン、9−メチルアクリジン、9−エチルアクリジン、
9−n−プロピルアクリジン、9−iso−プロピルア
クリジン、9−シアノエチルアクリジン、9−ヒドロキ
シエチルアクリジン、9−クロロエチルアクリジン、9
−メトキシアクリジン、9−エトキシアクリジン、9−
n−プロポキシアクリジン、9−iso−プロポキシア
クリジン、9−クロロエトキシアクリジン等が挙げられ
る。中でも、9−フェニルアクリジンが好ましい。
フェニルアクリジン、9−(p−メチルフェニル)アク
リジン、9−(p−エチルフェニル)アクリジン、9−
(p−n−プロピルフェニル)アクリジン、9−(p−
iso−プロピルフェニル)アクリジン、9−(p−n
−ブチルフェニル)アクリジン、9−(p−tert−
ブチルフェニル)アクリジン、9−(p−メチキシフェ
ニル)アクリジン、9−(p−エトキシフェニル)アク
リジン、9−(p−アセチルフェニル)アクリジン、9
−(p−ジメチルアミノフェニル)アクリジン、9−
(p−シアノフェニル)アクリジン、9−(p−クロル
フェニル)アクリジン、9−(p−ブロモフェニル)ア
クリジン、9−(m−メチルフェニル)アクリジン、9
−(m−n−プロピルフェニル)アクリジン、9−(m
−iso−プロピルフェニル)アクリジン、9−(m−
n−ブチルフェニル)アクリジン、9−(m−tert
−ブチルフェニル)アクリジン、9−(m−メチキシフ
ェニル)アクリジン、9−(m−エトキシフェニル)ア
クリジン、9−(m−アセチルフェニル)アクリジン、
9−(m−ジメチルアミノフェニル)アクリジン、9−
(m−ジエチルアミノフェニル)アクリジン、9−(m
−シアノフェニル)アクリジン、9−(m−クロルフェ
ニル)アクリジン、9−(m−ブロモフェニル)アクリ
ジン、9−メチルアクリジン、9−エチルアクリジン、
9−n−プロピルアクリジン、9−iso−プロピルア
クリジン、9−シアノエチルアクリジン、9−ヒドロキ
シエチルアクリジン、9−クロロエチルアクリジン、9
−メトキシアクリジン、9−エトキシアクリジン、9−
n−プロポキシアクリジン、9−iso−プロポキシア
クリジン、9−クロロエトキシアクリジン等が挙げられ
る。中でも、9−フェニルアクリジンが好ましい。
【0026】N−アリールグリシン(C3)としては、
Nーフェニルグリシン、N−フェニルグリシンブチルエ
ステル、N−p−メチルフェニルグリシンエチルエステ
ル、N−メトキシフェニルグリシン等が挙げられ、中で
もN−フェニルグリシンが好ましい。
Nーフェニルグリシン、N−フェニルグリシンブチルエ
ステル、N−p−メチルフェニルグリシンエチルエステ
ル、N−メトキシフェニルグリシン等が挙げられ、中で
もN−フェニルグリシンが好ましい。
【0027】アルキルアミノベンゾフェノン(C4)と
しては、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェ
ノン、3,3′−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノ
ン、4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン
等が挙げられ、中でも4,4’−ビス(ジエチルアミ
ノ)ベンゾフェノンが好ましい。
しては、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェ
ノン、3,3′−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノ
ン、4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン
等が挙げられ、中でも4,4’−ビス(ジエチルアミ
ノ)ベンゾフェノンが好ましい。
【0028】上記ロフィン二量体(C1)の含有量は、
上記バインダー成分(A)とエチレン性不飽和化合物
(B)の合計量100重量部に対して、2〜6重量部の
範囲であることが必要で、好ましくは3〜5重量部、更
には3.5〜4.5重量部である。かかる含有量が2重
量部未満であると、感度が低くなり、逆に6重量部を越
えると、樹脂組成物中に溶解せず現像槽にかかる開始剤
が析出し汚染が生じる恐れがあり不適当である。
上記バインダー成分(A)とエチレン性不飽和化合物
(B)の合計量100重量部に対して、2〜6重量部の
範囲であることが必要で、好ましくは3〜5重量部、更
には3.5〜4.5重量部である。かかる含有量が2重
量部未満であると、感度が低くなり、逆に6重量部を越
えると、樹脂組成物中に溶解せず現像槽にかかる開始剤
が析出し汚染が生じる恐れがあり不適当である。
【0029】上記のアクリジン誘導体(C2)の含有量
は上記バインダー成分(A)とエチレン性不飽和化合物
(B)の合計量100重量部に対して、0.05〜0.
5重量部の範囲であることが必要で、好ましくは0.1
〜0.4重量部、更には0.15〜0.3重量部であ
る。上記N−アリールグリシン(C3)の含有量は、上
記バインダー成分(A)とエチレン性不飽和化合物
(B)の合計量100重量部に対して、0.05〜0.
5重量部の範囲であることが必要で、好ましくは0.1
〜0.4重量部、更には0.15〜0.3重量部であ
る。上記アルキルアミノベンゾフェノン(C4)の含有
量は、上記バインダー成分(A)とエチレン性不飽和化
合物(B)の合計量100重量部に対して、0.01〜
0.5重量部の範囲であることが必要で、好ましくは
0.05〜0.2重量部、更には0.1〜0.15重量
部である。
は上記バインダー成分(A)とエチレン性不飽和化合物
(B)の合計量100重量部に対して、0.05〜0.
5重量部の範囲であることが必要で、好ましくは0.1
〜0.4重量部、更には0.15〜0.3重量部であ
る。上記N−アリールグリシン(C3)の含有量は、上
記バインダー成分(A)とエチレン性不飽和化合物
(B)の合計量100重量部に対して、0.05〜0.
5重量部の範囲であることが必要で、好ましくは0.1
〜0.4重量部、更には0.15〜0.3重量部であ
る。上記アルキルアミノベンゾフェノン(C4)の含有
量は、上記バインダー成分(A)とエチレン性不飽和化
合物(B)の合計量100重量部に対して、0.01〜
0.5重量部の範囲であることが必要で、好ましくは
0.05〜0.2重量部、更には0.1〜0.15重量
部である。
【0030】上記(C2)〜(C4)の3成分の含有量
が下限未満であると、いずれも感度が低くなり、逆に上
限を越えると、露光現像後のレジストパターンの密着性
が悪くなり、テント膜強度も低下するので不適当であ
る。
が下限未満であると、いずれも感度が低くなり、逆に上
限を越えると、露光現像後のレジストパターンの密着性
が悪くなり、テント膜強度も低下するので不適当であ
る。
【0031】更に、光重合開始剤(C)として、感光性
樹脂組成物の色調安定性、感度向上を目的としてトリア
リールホスフィンを用いることが好ましい。トリアリー
ルホスフィンとしては、トリフェニルホスフィン、トリ
トリルホスフィン、トリキシリルホスフィン、トリビフ
ェニルホスフィン、トリナフチルホスフィン、トリアン
トリルホスフィン、トリフェナントリルホスフィン等が
挙げられ、中でもトリフェニルホスフィンが好ましく、
その含有量はバインダー成分(A)とエチレン性不飽和
化合物(B)の合計量100重量部に対して、0.05
〜1重量部の範囲であること好ましく、かかる含有量が
0.05重量部未満であると感度が低くなり、逆に1重
量部を越えると、テント膜強度が低下し好ましくない。
樹脂組成物の色調安定性、感度向上を目的としてトリア
リールホスフィンを用いることが好ましい。トリアリー
ルホスフィンとしては、トリフェニルホスフィン、トリ
トリルホスフィン、トリキシリルホスフィン、トリビフ
ェニルホスフィン、トリナフチルホスフィン、トリアン
トリルホスフィン、トリフェナントリルホスフィン等が
挙げられ、中でもトリフェニルホスフィンが好ましく、
その含有量はバインダー成分(A)とエチレン性不飽和
化合物(B)の合計量100重量部に対して、0.05
〜1重量部の範囲であること好ましく、かかる含有量が
0.05重量部未満であると感度が低くなり、逆に1重
量部を越えると、テント膜強度が低下し好ましくない。
【0032】必要に応じて上記光重合開始剤以外の使用
も可能であり、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベンゾイ
ンイソブチルエーテル、ベンゾインイソフェニルエーテ
ル等のベンゾイン化合物、ベンジルジフェニルジスルフ
ィド、ベンジルジメチルケタール等のベンジル化合物、
チオキサントン類、トリアジン類、ジアセチル、アント
ラキノン、ナフトキノン等が挙げられる。
も可能であり、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベンゾイ
ンイソブチルエーテル、ベンゾインイソフェニルエーテ
ル等のベンゾイン化合物、ベンジルジフェニルジスルフ
ィド、ベンジルジメチルケタール等のベンジル化合物、
チオキサントン類、トリアジン類、ジアセチル、アント
ラキノン、ナフトキノン等が挙げられる。
【0033】更に、上記バインダー成分(A)、エチレ
ン性不飽和化合物(B)および光重合開始剤(C)に加
えて、ロイコ染料(D)を含有することが感度の更なる
向上のために好ましく、かかる(D)成分として具体的
にはロイコクリスタルバイオレット、ロイコマラカイト
グリーン、ロイコベルリンブルー1等が挙げられ、ま
た、(D)の含有量としては、上記バインダー成分
(A)とエチレン性不飽和化合物(B)の合計量100
重量部に対して、0.01〜2重量部の範囲が好ましく
は、更には0.05〜1重量部である。かかる含有量が
0.01重量部未満であると感度が低くなり、逆に2重
量部を越えると、現像時にかかる染料が析出し汚染が生
じる恐れがあり好ましくない。
ン性不飽和化合物(B)および光重合開始剤(C)に加
えて、ロイコ染料(D)を含有することが感度の更なる
向上のために好ましく、かかる(D)成分として具体的
にはロイコクリスタルバイオレット、ロイコマラカイト
グリーン、ロイコベルリンブルー1等が挙げられ、ま
た、(D)の含有量としては、上記バインダー成分
(A)とエチレン性不飽和化合物(B)の合計量100
重量部に対して、0.01〜2重量部の範囲が好ましく
は、更には0.05〜1重量部である。かかる含有量が
0.01重量部未満であると感度が低くなり、逆に2重
量部を越えると、現像時にかかる染料が析出し汚染が生
じる恐れがあり好ましくない。
【0034】上記ロイコ染料以外にも、ソルベントバイ
レット9、ソルベントブルー4、ソルベントブルー5、
ソルベントブルー81、ベイシックバイオレット3、ブ
リリアントグリーン、パテントグリーン、フレキソブル
ー680等の染料を含有させてもよい。
レット9、ソルベントブルー4、ソルベントブルー5、
ソルベントブルー81、ベイシックバイオレット3、ブ
リリアントグリーン、パテントグリーン、フレキソブル
ー680等の染料を含有させてもよい。
【0035】なお、本発明の感光性樹脂組成物には、必
要に応じて変色剤、熱重合禁止剤、可塑剤、密着付与
剤、酸化防止剤、溶剤、表面張力改質剤、安定剤、連鎖
移動剤、消泡剤、界面活性剤等を配合しても差し支えな
い。
要に応じて変色剤、熱重合禁止剤、可塑剤、密着付与
剤、酸化防止剤、溶剤、表面張力改質剤、安定剤、連鎖
移動剤、消泡剤、界面活性剤等を配合しても差し支えな
い。
【0036】本発明の感光性エレメントは前述した感光
性樹脂組成物を支持体上に塗布、乾燥したもので感光性
フィルムが代表的に挙げられる。かかる感光性フィルム
としては、例えば、本発明の感光性樹脂組成物の層を支
持体フィルムの片面に積層し、感光性樹脂組成物層の上
面に保護フィルムを更にが積層した3層構造のフィルム
が代表的に挙げられる。
性樹脂組成物を支持体上に塗布、乾燥したもので感光性
フィルムが代表的に挙げられる。かかる感光性フィルム
としては、例えば、本発明の感光性樹脂組成物の層を支
持体フィルムの片面に積層し、感光性樹脂組成物層の上
面に保護フィルムを更にが積層した3層構造のフィルム
が代表的に挙げられる。
【0037】上記支持体フィルムとしては特に限定はな
く、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム、ポリプロピレンフィルム(OPP)、ポリエチ
レンナフタレート(PEN)等が挙げられ、好ましくは
PETフィルムである。
く、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム、ポリプロピレンフィルム(OPP)、ポリエチ
レンナフタレート(PEN)等が挙げられ、好ましくは
PETフィルムである。
【0038】上記保護フィルムは、感光性フィルムをロ
ール状にして用いる場合に、粘着性を有する感光性樹脂
組成物層の支持体フィルムへの転着等を防止する目的で
使用されるものであり、例えば、ポリエチレン(PE)
フィルム、PETフィルム、ポリプロピレンフィルム
(OPP、CPP)、ポリビニルアルコールフィルム、
ポリ四フッ化エチレン(PTFE)フィルム、ナイロン
フィルム等が挙げられ、好ましくはPEフィルムであ
る。
ール状にして用いる場合に、粘着性を有する感光性樹脂
組成物層の支持体フィルムへの転着等を防止する目的で
使用されるものであり、例えば、ポリエチレン(PE)
フィルム、PETフィルム、ポリプロピレンフィルム
(OPP、CPP)、ポリビニルアルコールフィルム、
ポリ四フッ化エチレン(PTFE)フィルム、ナイロン
フィルム等が挙げられ、好ましくはPEフィルムであ
る。
【0039】本発明の感光性フィルムは、例えば、次の
ようにして製造することができる。即ち、上記支持体フ
ィルムの片面に、本発明の感光性樹脂組成物を均一に塗
布し、90℃のオーブンで5分間乾燥して感光性樹脂組
成物層を形成する。次いで、上記感光性樹脂組成物層の
上面に保護フィルムを加圧積層することにより製造する
ことができる。
ようにして製造することができる。即ち、上記支持体フ
ィルムの片面に、本発明の感光性樹脂組成物を均一に塗
布し、90℃のオーブンで5分間乾燥して感光性樹脂組
成物層を形成する。次いで、上記感光性樹脂組成物層の
上面に保護フィルムを加圧積層することにより製造する
ことができる。
【0040】本発明の感光性フィルムにおいて、感光性
樹脂組成物層の厚みは、60μm以下が好ましく、特に
好ましくは10〜50μmである。かかる厚みが60μ
mを超えると、充分な感度を得ることが困難となる。ま
た、上記支持体フィルムの厚みは、通常5〜25μmで
あり、好ましくは12〜20μmである。かかる厚みが
5μm未満では、フィルムが柔軟すぎて取り扱いに不便
であり、逆に25μmを超えると、加工する金属面の凹
凸への追従性が低下したり、コストアップとなり好まし
くない。上記保護フィルムの厚みは、通常10〜50μ
mであり、好ましくは10〜30μmである。
樹脂組成物層の厚みは、60μm以下が好ましく、特に
好ましくは10〜50μmである。かかる厚みが60μ
mを超えると、充分な感度を得ることが困難となる。ま
た、上記支持体フィルムの厚みは、通常5〜25μmで
あり、好ましくは12〜20μmである。かかる厚みが
5μm未満では、フィルムが柔軟すぎて取り扱いに不便
であり、逆に25μmを超えると、加工する金属面の凹
凸への追従性が低下したり、コストアップとなり好まし
くない。上記保護フィルムの厚みは、通常10〜50μ
mであり、好ましくは10〜30μmである。
【0041】本発明の感光性フィルムは、例えば、プリ
ント配線板、金属の精密加工の製造工程に用いられるエ
ッチングレジスト、めっきレジストに有用である。特
に、本発明の感光性樹脂組成物は、低露光量で十分な感
度を示すので、上記製造工程でレーザ走査露光が用いら
れる場合に特徴が発揮される。
ント配線板、金属の精密加工の製造工程に用いられるエ
ッチングレジスト、めっきレジストに有用である。特
に、本発明の感光性樹脂組成物は、低露光量で十分な感
度を示すので、上記製造工程でレーザ走査露光が用いら
れる場合に特徴が発揮される。
【0042】次に本発明の感光性フィルムを用いたプリ
ント配線板の製法について以下工程順に説明する。 〔露光〕感光性フィルムによって画像を形成させるに
は、該フィルムの保護フィルムを剥離し、感光性樹脂組
成物層を、銅張基板や42アロイ、SUS等の金属面に
貼り付ける。次いで支持体フィルム上にパターンマスク
を置いて露光する。かかる露光は、通常、紫外線やレー
ザ照射により行い、その際の光源としては、高圧水銀
灯、カーボンアーク灯、キセノン灯、メタルハライドラ
ンプ、ケミカルランプ、エキシマレーザ、金蒸気レー
ザ、He−Cdレーザ、Arレーザ等が用いられる。レ
ーザ走査露光の場合はパターンマスクを介さず直接露光
できる。かかるレーザ露光発振波長としては、300〜
410nmの近紫外線領域が好ましく、露光量として
は、5〜12mJである。かかる露光量が5mJ未満で
は充分なレジストパターンの密着性やテント膜強度が得
られず、12mJを越えると露光時間が長くなり好まし
くない。
ント配線板の製法について以下工程順に説明する。 〔露光〕感光性フィルムによって画像を形成させるに
は、該フィルムの保護フィルムを剥離し、感光性樹脂組
成物層を、銅張基板や42アロイ、SUS等の金属面に
貼り付ける。次いで支持体フィルム上にパターンマスク
を置いて露光する。かかる露光は、通常、紫外線やレー
ザ照射により行い、その際の光源としては、高圧水銀
灯、カーボンアーク灯、キセノン灯、メタルハライドラ
ンプ、ケミカルランプ、エキシマレーザ、金蒸気レー
ザ、He−Cdレーザ、Arレーザ等が用いられる。レ
ーザ走査露光の場合はパターンマスクを介さず直接露光
できる。かかるレーザ露光発振波長としては、300〜
410nmの近紫外線領域が好ましく、露光量として
は、5〜12mJである。かかる露光量が5mJ未満で
は充分なレジストパターンの密着性やテント膜強度が得
られず、12mJを越えると露光時間が長くなり好まし
くない。
【0043】〔現像〕露光後は、支持体フィルムを剥離
除去してから現像を行う。上記感光性樹脂組成物が希ア
ルカリ現像型である場合、現像は、炭酸ソーダ、炭酸カ
リウム、水酸化テトラメチルアンモニウム等の0.3〜
3重量%のアルカリ水溶液を用いて行う。なお、上記ア
ルカリ水溶液中には、界面活性剤,消泡剤や現像を促進
させるための少量の有機溶剤等を混入させてもよい。
除去してから現像を行う。上記感光性樹脂組成物が希ア
ルカリ現像型である場合、現像は、炭酸ソーダ、炭酸カ
リウム、水酸化テトラメチルアンモニウム等の0.3〜
3重量%のアルカリ水溶液を用いて行う。なお、上記ア
ルカリ水溶液中には、界面活性剤,消泡剤や現像を促進
させるための少量の有機溶剤等を混入させてもよい。
【0044】〔エッチング、めっき〕エッチングは、通
常、塩化第二銅−塩酸水溶液や、塩化第二鉄−塩酸水溶
液等の酸性エッチング液を用いて、常法に従って行う。
希にアンモニア系のアルカリエッチング液も用いられ
る。めっき法は、脱脂剤、ソフトエッチング剤等のめっ
き前処理剤を用いて前処理を行った後、めっき液を用い
てめっきを行う。
常、塩化第二銅−塩酸水溶液や、塩化第二鉄−塩酸水溶
液等の酸性エッチング液を用いて、常法に従って行う。
希にアンモニア系のアルカリエッチング液も用いられ
る。めっき法は、脱脂剤、ソフトエッチング剤等のめっ
き前処理剤を用いて前処理を行った後、めっき液を用い
てめっきを行う。
【0045】
【実施例】以下本発明について例を挙げて具体的に説明
する。なお、以下の記述で「部」とあるのは、特に断り
のない限り重量部である。まず、(A)〜(D)成分と
して、下記に示すものを準備した。バインダー成分(A) (A1):メチルメタクリレートとn−ブチルアクリレ
ートとメタクリル酸を55/20/25(重量比)の割
合で重合させて得られたアクリル系重合体(重量平均分
子量:7万、酸価:140mgKOH/g、Tg:70
℃) (A2):メチルメタクリレートとn−ブチルアクリレ
ートと2−ヒドロキシエチルメタクリレートとメタクリ
ル酸を61/11/5/23(重量比)の割合で重合さ
せて得られたアクリル系重合体(重量平均分子量:8
万、酸価:150mgKOH/g、Tg:90℃)
する。なお、以下の記述で「部」とあるのは、特に断り
のない限り重量部である。まず、(A)〜(D)成分と
して、下記に示すものを準備した。バインダー成分(A) (A1):メチルメタクリレートとn−ブチルアクリレ
ートとメタクリル酸を55/20/25(重量比)の割
合で重合させて得られたアクリル系重合体(重量平均分
子量:7万、酸価:140mgKOH/g、Tg:70
℃) (A2):メチルメタクリレートとn−ブチルアクリレ
ートと2−ヒドロキシエチルメタクリレートとメタクリ
ル酸を61/11/5/23(重量比)の割合で重合さ
せて得られたアクリル系重合体(重量平均分子量:8
万、酸価:150mgKOH/g、Tg:90℃)
【0046】エチレン性不飽和化合物(B) (B1):前記一般式(1)において、R=CH3、X
=CH2CH2O、Y=CH2CH(CH3)O、Z=(C
H2)6、k=15、m=6、n=4で表される化合物 (B2):2,2′−ビス(4−メタクリロキシポリエ
トキシフェニル)プロパン (B3):前記一般式(2)において、R=H、n=9
で表される化合物 (B4):前記一般式(3)において、R=CH3、s=
7、t=6、u=5、v=2で示される化合物
=CH2CH2O、Y=CH2CH(CH3)O、Z=(C
H2)6、k=15、m=6、n=4で表される化合物 (B2):2,2′−ビス(4−メタクリロキシポリエ
トキシフェニル)プロパン (B3):前記一般式(2)において、R=H、n=9
で表される化合物 (B4):前記一般式(3)において、R=CH3、s=
7、t=6、u=5、v=2で示される化合物
【0047】光重合開始剤(C) (C1):2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−
4,5,4′,5′−テトラフェニル−1,2−ビイミ
ダゾール (C2):9−フェニルアクリジン (C3):N−フェニルグリシン (C4):4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフ
ェノン (C5):トリフェニルホスフィン
4,5,4′,5′−テトラフェニル−1,2−ビイミ
ダゾール (C2):9−フェニルアクリジン (C3):N−フェニルグリシン (C4):4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフ
ェノン (C5):トリフェニルホスフィン
【0048】ロイコ染料(D) (D1):ロイコクリスタルバイオレット
【0049】下記の表1および表2に示す各成分を同表
に示す配合量とし、更にソルベントブルー0.05部
を、実施例4以外はそれらに追加した後、溶剤〔メチル
エチルケトン:イソプロパノール=8:2(重量比)の
混合溶剤〕100部に溶解して感光性樹脂組成物を調製
した。尚、比較例では下線を付した要因が本願範囲外の
ものである。
に示す配合量とし、更にソルベントブルー0.05部
を、実施例4以外はそれらに追加した後、溶剤〔メチル
エチルケトン:イソプロパノール=8:2(重量比)の
混合溶剤〕100部に溶解して感光性樹脂組成物を調製
した。尚、比較例では下線を付した要因が本願範囲外の
ものである。
【0050】 〔表1〕 (A) (B) (C) (D) 実施例1 (A1)55部 (B1)10部 (C1)4.0 部 (D1)0.4部 (B2)30部 (C2)0.2 部 (B3) 5部 (C3)0.2 部 (C4)0.15部 実施例2 (A2)55部 (B1)10部 (C1)4.0 部 (D1)0.4 部 (B2)30部 (C2)0.2 部 (B3) 5部 (C3)0.2 部 (C4)0.15部 実施例3 (A1)55部 (B4)15部 (C1)4.0 部 (D1)0.4 部 (B2)25部 (C2)0.2 部 (B3) 5部 (C3)0.2 部 (C4)0.15部 実施例4 (A1)55部 (B1)10部 (C1)4.0 部 −−− (B2)30部 (C2)0.2 部 (B3) 5部 (C3)0.2 部 (C4)0.15部 実施例5 (A1)55部 (B1)10部 (C1)4.0 部 (D1)0.4 部 (B2)30部 (C2)0.2 部 (B3) 5部 (C3)0.2 部 (C4)0.15部 (C5) 0.5部
【0051】 〔表2〕 (A) (B) (C) (D) 比較例1 (A1)55部 (B1)10部 (C1)1.0 部 (D1)0.4 部 (B2)30部 (C2)0.2 部 (B3) 5部 (C3)0.2 部 (C4)0.15部 比較例2 (A1)55部 (B1)10部 (C1)7.0 部 (D1)0.4 部 (B2)30部 (C2)0.2 部 (B3) 5部 (C3)0.2 部 (C4)0.15部 比較例3 (A1)55部 (B1)10部 (C1)4.0 部 (D1)0.4 部 (B2)30部 (C2)0.03部 (B3) 5部 (C3)0.2 部 (C4)0.15部 比較例4 (A1)55部 (B1)10部 (C1)4.0 部 (D1)0.4 部 (B2)30部 (C2)0.6 部 (B3) 5部 (C3)0.2 部 (C4)0.15部 比較例5 (A1)55部 (B1)10部 (C1)4.0 部 (D1)0.4 部 (B2)30部 (C2)0.2 部 (B3) 5部 (C3)0.03部 (C4)0.15部 比較例6 (A1)55部 (B1)10部 (C1)4.0 部 (D1)0.4 部 (B2)30部 (C2)0.2 部 (B3) 5部 (C3)0.6 部 (C4)0.15部 比較例7 (A1)55部 (B1)10部 (C1)4.0 部 (D1)0.4 部 (B2)30部 (C2)0.2 部 (B3) 5部 (C3)0.2 部 (C4)0.005部 比較例8 (A1)55部 (B1)10部 (C1)4.0 部 (D1)0.4 部 (B2)30部 (C2)0.2 部 (B3) 5部 (C3)0.2 部 (C4)0.6 部 比較例9 (A1)55部 (B2)45部 (C1)4.0 部 (D1)0.4 部 (C2)0.2 部 (C3)0.2 部 (C4)0.15部
【0052】次いで、上記感光性樹脂組成物を、アプリ
ケーターを用いて厚み19μmのPETフィルム(支持
体フィルム)上に均一に塗布し、90℃のオーブンで5
分間乾燥して、厚み40μmの感光性樹脂組成物層を形
成した。さらに、この感光性樹脂組成物層上に、厚み2
5μmのPEフィルム(保護フィルム)を積層し、これ
を1日放置して、感光性フィルムを得た。かかる感光性
フィルムを用いて以下の要領で感度、密着性、テント膜
強度の評価を行った。
ケーターを用いて厚み19μmのPETフィルム(支持
体フィルム)上に均一に塗布し、90℃のオーブンで5
分間乾燥して、厚み40μmの感光性樹脂組成物層を形
成した。さらに、この感光性樹脂組成物層上に、厚み2
5μmのPEフィルム(保護フィルム)を積層し、これ
を1日放置して、感光性フィルムを得た。かかる感光性
フィルムを用いて以下の要領で感度、密着性、テント膜
強度の評価を行った。
【0053】〔感度〕厚み35μmの銅箔を貼り合わせ
てなる銅張基板(厚み1.6mm、大きさ250mm×
200mm)を準備し、銅箔表面を、住友スリーM社製
「スコッチブライトSF」を用いてバフロール研磨し、
水洗した後、空気流で乾燥させ整面し、これをオーブン
で60℃に予熱した。そして、上記感光性フィルムのP
Eフィルム(保護フィルム)を剥離しながら、ハンド式
ロールラミネーターを用いて銅張基板と感光性樹脂組成
物層とをラミネートした(ラミネート条件:ホットロー
ル温度100℃、ロール圧0.3MPa、ラミネート速
度1.5m/min)。該PETフィルム上に、ストー
ファー21段ステップタブレットを真空密着させ、次い
で2kW超高圧水銀ショートアーク灯(平行光)を用い
て、現像後7段相当量が得られる露光量を測定した。
てなる銅張基板(厚み1.6mm、大きさ250mm×
200mm)を準備し、銅箔表面を、住友スリーM社製
「スコッチブライトSF」を用いてバフロール研磨し、
水洗した後、空気流で乾燥させ整面し、これをオーブン
で60℃に予熱した。そして、上記感光性フィルムのP
Eフィルム(保護フィルム)を剥離しながら、ハンド式
ロールラミネーターを用いて銅張基板と感光性樹脂組成
物層とをラミネートした(ラミネート条件:ホットロー
ル温度100℃、ロール圧0.3MPa、ラミネート速
度1.5m/min)。該PETフィルム上に、ストー
ファー21段ステップタブレットを真空密着させ、次い
で2kW超高圧水銀ショートアーク灯(平行光)を用い
て、現像後7段相当量が得られる露光量を測定した。
【0054】〔密着性〕銅張基板上に感光性樹脂組成物
層をラミネートし、上面にライン/スペース=40/4
00μmのパターンマスク(ガラスクロム乾板製)を真
空密着させた。ついで、2kW超高圧水銀ショートアー
ク灯(平行光)でストーファー21段ステップタブレッ
トの7段相当量の露光量で露光した後、1重量%炭酸ナ
トリウム水溶液で30℃、0.15MPaのスプレー圧
で、コンベア式現像槽においてブレイクポイントが現像
槽の25%の位置になるように現像して、得られたレジ
ストパターンの様子を100倍の顕微鏡で観察し以下の
ように評価した。 ○・・・ラインの密着良好 △・・・ライン浮きがみられる ×・・・ラインが形成されていない
層をラミネートし、上面にライン/スペース=40/4
00μmのパターンマスク(ガラスクロム乾板製)を真
空密着させた。ついで、2kW超高圧水銀ショートアー
ク灯(平行光)でストーファー21段ステップタブレッ
トの7段相当量の露光量で露光した後、1重量%炭酸ナ
トリウム水溶液で30℃、0.15MPaのスプレー圧
で、コンベア式現像槽においてブレイクポイントが現像
槽の25%の位置になるように現像して、得られたレジ
ストパターンの様子を100倍の顕微鏡で観察し以下の
ように評価した。 ○・・・ラインの密着良好 △・・・ライン浮きがみられる ×・・・ラインが形成されていない
【0055】〔テント膜強度〕直径4.5mmのスルー
ホールを有する厚み1.6mmの基板を準備し、その表
面に、上記感光性フィルムのPEフィルム(保護フィル
ム)を剥離しながら、感光性樹脂組成物層を積層した。
そして、上記と同様の条件で露光および現像を行った
後、直径2mmのテンションゲージを用いてテント膜強
度を測定した。実施例1〜5、比較例1〜9の評価結果
を下記の表3に示した。
ホールを有する厚み1.6mmの基板を準備し、その表
面に、上記感光性フィルムのPEフィルム(保護フィル
ム)を剥離しながら、感光性樹脂組成物層を積層した。
そして、上記と同様の条件で露光および現像を行った
後、直径2mmのテンションゲージを用いてテント膜強
度を測定した。実施例1〜5、比較例1〜9の評価結果
を下記の表3に示した。
【0056】 *感光性樹脂組成物が溶剤に溶解しないため、感光性フ
ィルムの製作ができなかった。
ィルムの製作ができなかった。
【0057】
【発明の効果】本発明は、バインダー成分(A)、エチ
レン性不飽和化合物(B)および光重合開始剤(C)を
含有する感光性樹脂組成物であって、該(B)がウレタ
ン結合を有するエチレン性不飽和化合物を含有し、かつ
上記(C)成分として(A)成分と(B)成分の合計量
100重量部に対して、ロフィン二量体を2.0〜6.
0重量部、アクリジン誘導体を0.05〜0.5重量
部、N−アリールグリシン0.05〜0.5重量部、ア
ルキルアミノベンゾフェノン0.01〜0.5重量部含
有していることを特徴とする感光性樹脂組成物及び該感
光性樹脂組成物を用いた感光性フィルムであり、感度、
密着性,テント膜強度に優れる。
レン性不飽和化合物(B)および光重合開始剤(C)を
含有する感光性樹脂組成物であって、該(B)がウレタ
ン結合を有するエチレン性不飽和化合物を含有し、かつ
上記(C)成分として(A)成分と(B)成分の合計量
100重量部に対して、ロフィン二量体を2.0〜6.
0重量部、アクリジン誘導体を0.05〜0.5重量
部、N−アリールグリシン0.05〜0.5重量部、ア
ルキルアミノベンゾフェノン0.01〜0.5重量部含
有していることを特徴とする感光性樹脂組成物及び該感
光性樹脂組成物を用いた感光性フィルムであり、感度、
密着性,テント膜強度に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 290/06 C08F 290/06 5E343 G03F 7/004 512 G03F 7/004 512 7/029 7/029 7/031 7/031 7/033 7/033 H05K 3/06 H05K 3/06 J 3/18 3/18 D Fターム(参考) 2H025 AA01 AA13 AA14 AB11 AB15 BC43 BC45 CA01 CA14 CA27 CA28 CA35 CA44 CB13 CB14 CB43 4J011 AA05 AC04 PA69 PB39 PC02 QA07 QA13 QA14 QA15 QA18 QA24 QB16 QB19 QB23 SA21 SA31 SA34 SA61 SA63 SA64 SA78 SA83 SA84 SA88 UA01 UA02 VA01 WA01 4J026 AA42 AA43 AA45 AA50 BA27 BA28 BA29 BA30 DB36 GA06 4J027 AC02 AC03 AG04 AG33 BA07 BA19 BA21 BA23 BA24 CA03 CC05 CC07 CD10 5E339 AC01 BC01 BC02 BE13 CC01 CC02 CD01 CE11 CE16 CF15 DD03 DD04 5E343 AA07 BB24 BB67 CC63 CC65 DD32 DD76 EE02 ER16 ER18
Claims (6)
- 【請求項1】 バインダー成分(A)、エチレン性不飽
和化合物(B)および光重合開始剤(C)を含有する感
光性樹脂組成物であって、該(B)成分がウレタン結合
を有するエチレン性不飽和化合物を含有し、かつ上記
(C)成分として(A)成分と(B)成分の合計量10
0重量部に対して、ロフィン二量体を2.0〜6.0重
量部、アクリジン誘導体を0.05〜0.5重量部、N
−アリールグリシンを0.05〜0.5重量部、アルキ
ルアミノベンゾフェノンを0.01〜0.5重量部含有
していることを特徴とする感光性樹脂組成物。 - 【請求項2】ウレタン結合を有するエチレン性不飽和化
合物が下記一般式(1)で表される化合物であることを
特徴とする請求項1記載の感光性樹脂組成物。 【化1】 〔一般式(1)において、RはHまたはCH3を示し、
X、YはそれぞれCH2CH(CH3)O、CH(C
H3)CH2O、又はCH2CH2Oを示し、互いに同一で
あっても異なってもよい。また、Zは炭素数2〜20の
2価の炭化水素基を示し、kは1〜30の整数を示し、
mは1〜10、nは1〜10の整数を示す。〕 - 【請求項3】(C)成分として、更にトリアリールホス
フィンを(A)成分と(B)成分の合計量100重量部
に対して、0.01〜2重量部含有していることを特徴
とする請求項1あるいは2記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項4】 更にロイコ染料(D)を、(A)成分と
(B)成分の合計量100重量部に対して、0.01〜
2重量部含有していることを特徴とする請求項1〜3い
ずれか記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項5】 更に、エチレン性不飽和化合物(B)と
して、下記一般式(2)で表される化合物を含有してい
ることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の感光性
樹脂組成物。 【化2】 〔一般式(2)において、RはHまたはCH3を示し、
nは1〜10の整数を示す。〕 - 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の感光性樹脂
組成物を支持体上に塗布、乾燥した感光性エレメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000204480A JP2002023359A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 感光性樹脂組成物およびそれを用いた感光性エレメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000204480A JP2002023359A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 感光性樹脂組成物およびそれを用いた感光性エレメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002023359A true JP2002023359A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18701735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000204480A Withdrawn JP2002023359A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 感光性樹脂組成物およびそれを用いた感光性エレメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002023359A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004086122A (ja) * | 2001-10-15 | 2004-03-18 | Mitsubishi Chemicals Corp | 青紫色レーザー感光性レジスト材層を有する画像形成材及びそのレジスト画像形成方法 |
JP2005221739A (ja) * | 2004-02-05 | 2005-08-18 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性エレメント、フォトレジストパターンの製造法及びプリント配線板の製造法 |
JP2007101940A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 感光性樹脂組成物及び積層体 |
US9760219B2 (en) | 2012-03-30 | 2017-09-12 | Fujifilm Corporation | Black resin film, capacitance type input device, method for producing them, and image display apparatus using the same |
-
2000
- 2000-07-06 JP JP2000204480A patent/JP2002023359A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004086122A (ja) * | 2001-10-15 | 2004-03-18 | Mitsubishi Chemicals Corp | 青紫色レーザー感光性レジスト材層を有する画像形成材及びそのレジスト画像形成方法 |
JP2005221739A (ja) * | 2004-02-05 | 2005-08-18 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性エレメント、フォトレジストパターンの製造法及びプリント配線板の製造法 |
JP2007101940A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 感光性樹脂組成物及び積層体 |
US9760219B2 (en) | 2012-03-30 | 2017-09-12 | Fujifilm Corporation | Black resin film, capacitance type input device, method for producing them, and image display apparatus using the same |
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