JP2002022592A - 洩れ検査用ドリフト補正係数生成方法・洩れ検査におけるドリフト補正値算出方法・洩れ検査装置 - Google Patents

洩れ検査用ドリフト補正係数生成方法・洩れ検査におけるドリフト補正値算出方法・洩れ検査装置

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JP2002022592A
JP2002022592A JP2000206431A JP2000206431A JP2002022592A JP 2002022592 A JP2002022592 A JP 2002022592A JP 2000206431 A JP2000206431 A JP 2000206431A JP 2000206431 A JP2000206431 A JP 2000206431A JP 2002022592 A JP2002022592 A JP 2002022592A
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temperature
jig
drift correction
temperature difference
work
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JP2000206431A
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English (en)
Inventor
Akio Furuse
昭男 古瀬
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Cosmo Instruments Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Instruments Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークの温度が大きく変動しても常に正しいド
リフト補正を行うことができるドリフト補正方法を提案
する。 【解決手段】第1治具1と被検査体との間の第1温度
差、第2治具と被検査体との間の第2温度差を測定する
温度センサを設け、洩れの無い被検査体を用いて第1温
度差及び第2温度差が異なる状態のそれぞれにおいて、
被検査体に印加した気体圧のドリフト値を測定し、その
ドリフト値から第1温度差および第2温度差のそれぞれ
に対応するドリフト補正係数K1、K2を求め、このドリ
フト補正係数によりドリフト補正値を算出するドリフト
補正方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は各種の容器等の洩
れの有無を検査する洩れ検査に用いる洩れ検査用ドリフ
ト補正係数生成方法・洩れ検査におけるドリフト補正値
算出方法・これらの方法を利用して動作する洩れ検査装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】洩れ検査装置では被検査体に加圧した空
気を封入し、その空気圧の変化を測定して洩れの有無を
判定している。然しながら、空気は被検査体の温度、或
いは被検査体に接触する治具等の温度の影響を受け、洩
れが無いのに洩れの有るような圧力変動(これをドリフ
トと称している)を来し、洩れの有無の判定を難しいも
のとしている。
【0003】このため、本出願人は従来より各種の洩れ
検査装置及びこの洩れ検査装置のドリフト補正に関して
種々の提案(例えば特願平11−242660号)を行
ってきた。過去において提案したドリフト補正方法はド
リフトの発生原因を被検査体に加圧して印加した気体の
温度変化(加圧・印加時の断熱変化等)が主な発生原因
と見て、被検査体に印加した空気の圧力変化からドリフ
ト補正係数を導き出す手法を採っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来より提案している
ドリフト補正方法によれば校正モードにおいてドリフト
補正係数を求めた条件の範囲内に限れば適性にドリフト
補正がはたらくのであるが、その条件範囲から外れる
と、正しくドリフト補正が行われなくなる欠点がある。
つまり、環境の変化に対して安定に動作するドリフト補
正方法が未だに確立されていないのが現状である。
【0005】この発明の目的は環境の変化に対して安定
してドリフト補正を行うことができる洩れ検査用ドリフ
ト補正係数生成方法・洩れ検査におけるドリフト補正値
算出方法・これらの方法を利用して動作する洩れ検査装
置を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では洩れ検査装
置において、熱エネルギーの移動量がもっとも大きい部
分は被検査体と、この被検査体の開口部分を密封するた
めの治具との間であることを突き止め、この部分の温度
差を測定し、この温度差がある場合とない場合にどれ程
のドリフト量が発生するかを予め測定し、この測定値か
らドリフト補正係数を求めるドリフト補正係数生成方法
を提案するものである。
【0007】つまり、この発明の請求項1では第1治具
及び第2治具によって被検査体を挟み付け被検査体の開
口部を閉塞し、被検査に気体圧を印加し、この気体圧の
変化を計測して被検査体に洩れがあるか否かを検査する
洩れ検査装置において、第1治具と被検査体との間の第
1温度差及び第2治具と被検査体との間の第2温度差を
測定する温度測定手段を設け、洩れのない被検査体を用
いて第1温度差及び第2温度差が異なる状態のそれぞれ
において被検査体に印加した気体圧の温度ドリフト値を
測定し、そのドリフト値から第1温度差及び第2温度差
のそれぞれに対応したドリフト補正係数K1、K2を求め
ることを特徴とした洩れ検査用ドリフト補正係数生成方
法を提案する。
【0008】この発明の請求項2では、被検査体に洩れ
があるか否かを検査する場合は被検査体と第1治具及び
被検査体と第2治具間の各第1温度差及び第2温度差を
各被検査体毎に測定し、この測定された第1温度差及び
第2温度差にドリフト補正係数K1、K2を乗算して各検
査時におけるドリフト補正値Tax=aT1X・K1+a
T2X・K2を求めることを特徴とする洩れ検査におけるド
リフト補正値算出方法を提案する。
【0009】この発明の請求項3では、被検査体の開口
部を閉塞する第1治具及び第2治具と、第1治具と被検
査体との間及び第2治具と被検査体との間の第1温度差
T1X及び第2温度差aT2Xを測定する温度測定手段と、
この温度測定手段で測定した第1温度差aT1X及び第2
温度差aT2Xのそれぞれにドリフト補正係数K1、K2
乗算し、ドリフト補正値Tax=aT1X・K1+a T2X
2を算出する演算手段と、被検査体に印加した気体の
圧力変化を測定する圧力変化測定手段と、この圧力変化
測定手段が測定した圧力変化値からドリフト補正値Ta
xを減算し、その差の値を算出する減算手段と、この減
算手段の減算結果が所定値より大きいか否かを比較し、
大きい場合を洩れ有り、小さい場合を洩れ無しと判定す
る判定手段と、によって構成した洩れ検査装置を提案す
る。
【0010】
【作用】この発明の洩れ検査用ドリフト補正係数生成方
法によれば被検査体において熱エネルギが多量に移動す
る部分の温度差に着目したから、この温度差がドリフト
発生現象の理由の説明によく一致し、これがために再現
性が良く、環境の変化に対して正確なドリフト補正を施
すことが可能なドリフト補正係数及びドリフト補正値を
得ることができる。
【0011】従って、このドリフト補正係数及びドリフ
ト補正値を利用して動作する洩れ検査装置は環境の変化
に対しても安定に動作し、信頼性の高い洩れ検査装置を
提供することができる利点が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1にこの発明による洩れ検査装
置の一実施例を示す。この洩れ検査装置によればこの発
明による洩れ検査用のドリフト補正係数生成方法を実行
することができる。またこのドリフト補正係数生成方法
で生成したドリフト補正係数により洩れ検査時に必要な
ドリフト補正値を算出する動作も実行することができ
る。図中Wは被検査体(以下ワークと称す)を示すワー
クWは基台となる第1治具1の上に載置され、オーリン
グのようなシール部材CCで気密を保持される。ワーク
Wの上部側の開口には第2治具2が搭載され、ワークW
の上部側の開口部を閉塞する。この場合も第2治具2に
装着されたシール部材CCで気密を保持して閉塞する。
【0013】ワークWは例えばエンジンのシリンダブロ
ック或いはガス器具の部品等各種の製品が適用される。
エンジンのシリンダブロックのように形状が大きい場合
は中子14を挿入し、ワークW内の内容積を可及的に小
さくするように配慮される。第2治具2には空気の注入
口2Aが設けられ、この注入口2Aに配管15が連通さ
れる。配管15には圧力計16と、電磁弁17と、3方
電磁弁18と、調圧弁19を通じて空圧源20が接続さ
れる。調圧弁19を調整して圧力計21の指示に従って
ワークWに印加する空気圧を設定する。
【0014】3方電磁弁18をa−b間を開放状態に制
御し、電磁弁17を開くことによりワークWに空気圧を
印加することができる。ワークWに空気圧を印加した後
で電磁弁17を閉じることにより、ワークWに空気圧を
密封することができる。この密封した空気圧を圧力計1
6で測定することにより所定の時間に渡って一定値を維
持すれば洩れなしと判定することができる。然し乍ら一
般的にはワークWと第1治具1及び第2治具2の温度に
対応して空気圧が変動(ドリフト)し、あたかも洩れが
有るかの如く挙動する場合が一般的である。
【0015】このため、この発明では第1治具1とワー
クWとの間の温度差、第2治具2とワークWとの間の温
度差を測定する温度センサ3と4を設け、この温度セン
サ3と4で検出したワークWの温度と第1治具1との間
の温度差を第1温度差測定器5で測定し、第2治具2と
ワークWとの間の温度差を第2温度差測定器6で測定す
る構造を設けた点と、さらに、これらの第1温度差測定
器5と第2温度差測定器6で測定した各温度差と圧力計
16で測定した圧力変化値a1、a2とによってドリフト
補正係数K1とK2を生成するドリフト補正係数生成手段
7を設けた点と、このドリフト補正係数生成手段7で生
成したドリフト補正係数K1とK2によって、各ワーク毎
にドリフト補正値Taxを求めるドリフト値演算手段8
を設けた構成とした点に特徴を有するものである。これ
らドリフト補正係数生成手段7とドリフト値演算手段
8、減算手段9、判定手段10はコンピュータシステム
11によって構成される。
【0016】温度センサ3と4の一例を図2に示す。図
2では第1治具1側に装着した温度センサ3の構造を示
す。第1治具1のワークWと接触する面に穴Hを形成
し、この穴Hの内部にセンサホルダ13を装着する。セ
ンサホルダ13は軸心に貫通孔13Aを有し、この貫通
孔13Aの両端に温度センサS1、S2を装着して支持
させる。温度センサS1、S2は貫通孔13Aの両端に
露出して配置し、温度センサS1は第1治具1に接触し
て第1治具1の温度を測定する。またセンサS2は貫通
孔13Aの上端側に露出して配置される。これらセンサ
S1とS2は貫通孔13Aの内部で樹脂材或いは接着剤
等でセンサホルダ13に固定される。またセンサホルダ
13も接着剤等で穴H内に固定される。
【0017】温度センサS2は第1治具1の表面と面一
に配置され、その上にワークWを搭載すると、ワークW
がセンサS2に接触し、ワークWの温度を測定する。
尚、センサS2の表面には保護のための銅のような熱伝
導率の高い材質の金属板等を配置し、この金属板を介し
てワークWに接触するように構成することもできる。第
2治具2側にも同様の構造で温度センサ4を配置する。
尚、図2では温度センサ3と4が第1治具1と第2治具
2に埋め込まれ、これら温度センサ3と4により第1治
具1とワークWとの間の温度差及び第2治具2とワーク
Wとの間の温度差を測定したが、図3に示すように接触
式の温度センサ33、34、44によってそれぞれ独立
して第1治具1と第2治具2の温度及びワークWの温度
をそれぞれ測定し、これらの温度差を第1温度差測定器
5と第2温度差測定器6で求めるように構成することも
できるまた、この場合、ワークWの温度は上下方向のほ
ぼ中央位置の温度を測定し、この中央位置の温度をワー
クWの温度として取り込むように構成した場合を示す。
このように構成しても、図2の場合とほぼ同等の温度補
正を施すことができる。
【0018】この発明によるドリフト補正係数K1、K2
は次式で求められる。
【0019】
【数1】
【0020】aT1 :第1治具1の温度が常温θT01であ
るときのワークWの温度θT10との温度差θT01−θT10T12:第2治具1の温度が常温θT02であるときのワー
クWの温度θT10 との温度差θT02−θT10T2 :第1治具1の温度が常温以外の温度θT1である
ときのワークWの温度θT0との温度差θT1−θT0T22:第2治具2の温度が常温以外の温度θT22である
ときのワークWの温度θT0との温度差θT22−θT01 :第1治具1とワークWとの温度差がaT1、第2
治具2とワークWとの温度差がaT12における圧力変化
測定値、 a2 :第1治具1とワークWとの温度差がaT2、第2
治具2とワークWとの温度差がaT22における圧力変化
測定値、 で求めることができる。ドリフト補正係数K1とK2の式
の導出方法については後に説明する。
【0021】ドリフト補正係数生成手段7は第1温度差
測定器5と第2温度差測定器6が測定した温度差aT1
T12、aT2、aT22と、圧力変化測定値a1、a2を取り
込んでドリフト補正係数K1、K2を生成する。ドリフト
補正係数K1とK2が求められることにより、検査モード
に入ることができる。検査モードでは各ワークWに空気
圧を印加し、電磁弁17を閉じて空気圧を密封すると同
時に各ワークW毎に第1治具1とワークWとの温度差a
T1と第2治具2とワークWとの間の温度差aT12を測定
するドリフト値演算手段8はこの温度差aT1とaT12
おけるドリフト補正値Taxを Tax=K1・aT1+K2・aT12 により算出する。
【0022】これと同時に圧力計16の圧力変化値a01
を取り込み、減算手段9でA=a01−Taxを求める。
判定手段10Aの値が設定値Cより大きいか否かを比較
し、A>Cであれば洩れ有り、A<Cであれば洩れ無し
と判定し、その判定結果を表示器12に表示する。図4
に洩れの無いワークWを用いてドリフト補正係数K1
2を求め、このドリフト補正係数K1、K2を使ってド
リフト補正した実測例を示す。この実測値から明らかな
ように、ドリフト補正値Taxは測定値aとよく一致
し、ドリフト補正が正しくはたらいていることが解る。
【0023】図5はワークWの変形例を示す。図5に示
すワークWは開口部が一面のみの例を示す。この場合
も、第1治具1はワークWと接触するため、この接触部
分で熱エネルギーが移動するから、図1に示したワーク
Wと同様に第1治具1とワークWとの間の温度差第2治
具2とワークWとの間の温度差を測定し、ドリフト補正
係数K1、K2を求めることによりドリフト補正を行うこ
とができる。図6は差圧式の洩れ検査装置にこの発明を
適用した場合を示す。この場合、マスタタンクMSは必
ずしもワークWの内容積と同じ内容積である必要がな
く、マスタタンクMSとワークWとの間の差圧変化を差
圧計16Aで測定し、その差圧変化値aT1、aT12、a
T2、aT22とによってドリフト補正係数K1、K2を求め
ればよい。
【0024】以上によりこの発明の実施例の説明を終了
する。以下では上述したドリフト補正係数K1、K2を求
めるための数式の導出過程を説明する。 (I) ワークに気体(空気)を封入して洩れ量を計算
する式について
【0025】
【数2】
【0026】Q(mL/s):ワークの洩れ穴を通して
大気圧P0に洩れる単位時間当たりの気体の体積 P0 :大気の圧力 Ve :等価内容積(テスタとワークの空隙内容積を
含む総等価内容積) ΔP :洩れ検出時における発生差圧 T3 :洩れ検出時間 (1)式はボイルの法則 P・V=const.から導
かれた式である。 (II) 分子運動論から理想方程式の導出 熱力学では、いわゆる理想気体の状態方程式 PV=R
T(1mol当り)を基礎にしているが、この理論は、
温度、圧力、体積というマクロ的な平衡状態にある物理
量の経験則を表わしている。従って、なぜ状態方程式が
このような形に表わせるか説明していない。
【0027】また、熱平衡状態を扱っているため、ワー
クに封入された気体分子がどのようにして安定するか説
明できない。気体の温度安定もまた、分子運動論から説
明ができる。まず気体の状態方程式と分子運動論の関係
を調べてみる。ここで扱う気体は単純化のため、理想気
体と仮定し、気体分子の相互作用は弾性衝突とみなし、
分子間力は充分小さく無視できるものとする。図7に示
す一方の長さがLの立方体中にN個の分子が熱平衡状態
にあるとすれば、分子が壁面と弾性衝突を繰り返すこと
による圧力は(圧力とは単位時間に単位面積に及ぼす力
であり、力とは単位時間当たりの運動量変化であるか
ら)
【0028】
【数3】 ただし、添字iは分子番号、V=L3は体積、また
【0029】
【数4】
【0030】Uは気体の内部エネルギー、εは分子の平
均エネルギー従って、(2)式は
【0031】
【数5】 理想気体の状態方程式PV=RT(1mol当たり)と
比較すると
【0032】
【数6】
【0033】Kはボルツマン定数 (5)式は、気体の温度は分子の平均運動エネルギーの
みの関数であることを示している。この式を導くため
に、分子が熱平衡にあると仮定した。平衡状態とは、時
間的変化がないことであるが、分子運動論で考えれば、
気体分子が壁面と衝突によるエネルギーの授受がバラン
スして、一定の速度分布になること、気体分子の運動エ
ネルギーの総和が変わらないこと、つまり気体分子の平
均速度が変わらないことを意味している。
【0034】では、加圧直後はどうなるだろうか?ワー
クWの温度と同じ常温の気体圧を加えると、加圧された
ワークWの気体密度は大きくなり、ジュール・トムソン
効果によって、ポテンシャルエネルギーの一部が運動エ
ネルギーに変わるため、瞬間的に内部温度が高くなる
(この考察は後で述べる)。この状態は、気体の速度分
布も広がり、平均温度も上昇し、周囲(ワーク内面、中
子、シール治具表面)と熱交換を行い、定常状態(安定
状態)の温度と速度分布に戻る過程を取る。 (III) ワークに気体圧を印加することによるワーク
内の気体の温度変化 非常に内容積が大きいタンク(温度T0、圧力P1)か
ら、内容積V0の小さいタンク(最初は温度T0、圧力P
0)に気体圧を供給したら、小さいタンクの温度はどの
ように変化するだろうか?この過程はジュール・トムソ
ン効果に従って、気体分子のポテンシャルエネルギーと
運動エネルギーの変換が行われ、P1>P0であれば、小
さいタンク(ワーク)の圧力は上昇し、やがて1にな
り、タンク内部の気体の温度も上昇してT0からTXに上
昇するだろう。
【0035】この過程をわかりやすく図に描いたらどう
なるだろうか?物理法則を説明するだけだからこの過程
を図8のように大胆に仮定したらどうだろうか。小さい
タンクに気体が断熱的に加圧された状態は、図8のよう
な模型を組み立てても同じであろう。図8では、外力が
加わらない限り絶対に太い矢印で示す方向には変化しな
いが、実際のタンクに圧力が供給される過程では圧力差
があり、小さいタンク(ワーク)に気体圧が供給される
のである。それゆえに、図8においても外部から力が加
わって圧縮されたと考えることもできる。
【0036】しかし、この過程は絶対真空では成立しな
い。絶対真空はいわば特異点に相当するからである。こ
こで、小さいタンク(ワーク)の初期圧力をP0、初期
温度をT0とする。図8のように断熱加圧されたときの
内部温度がTXに変化したとする。この関係は断熱圧縮
の式がそのまま利用できるから
【0037】
【数7】
【0038】
【数8】
【0039】ここで、kは気体の比熱比であり、k=C
P/Cv、空気の場合はk=1.4である。 (IV) 断熱圧縮により上昇した気体温度が冷却してい
く過程 ワーク内の気体の温度は(7)式に従い、温度上昇する
が、気体の熱容量はワークの熱容量に比べ遥かに小さい
ため、この冷却の過程におけるワークの温度変化よりも
気体の温度変化の方が遥かに大きく、短時間リークテス
トの過程においては、気体の温度変化による圧力変化を
計測することになる。
【0040】我々は、温度が高いワークにおいて、加
圧、安定時間を充分かけたリークテストではワークに洩
れが無ければ圧力変化は極めて小さくなることを経験し
ている。短時間リークテストでは、断熱圧縮によって上
昇した気体の温度がワークの表面温度に等しくなってい
く過程での洩れ計測であり、この過程はニュートンの冷
却の法則に従う。
【0041】ニュートンの冷却の法則によれば、「物体
が放射によって失う熱量は、その物体と周囲との温度差
に比例する。」(理化学辞典による) 断熱過程では、加圧された気体の温度上昇と、ワーク内
面の温度差に比例する熱量が、ニュートンの冷却の法則
によって温度上昇した内部気体からワーク内面に熱量移
動が生じる。ニュートンの冷却の法則をワーク内気体温
度に適用すれば、「ワーク内面温度Θ°の中に温度θ°
(平均温度)の気体があると、気体が微小時間dtに得
る熱量dqは、微小時間dt及び温度差(Θ−θ)に比
例する」 熱量dqを得て気体の温度がdθだけ上昇するとすれ
ば、Cdθ=dq(C:気体の熱容量)がdt及び(Θ
−θ)に比例するので
【0042】
【数9】 従って
【0043】
【数10】
【0044】h:比例定数(ワーク内表面積、形状、寸
法に関する定数。) K:比例定数 (9)式によれば気体の温度変化は、比例定数kを介し
て、ワーク内温度と気体温度差に等しい関係を表わして
いる。気体の場合、熱量を伝達するのが同じ気体なの
で、気体の温度が変わることにより、k値も変化する。
しかし、ここでは式の単純化のためkは一定とする。
(9)式から
【0045】
【数11】
【0046】(10)式を積分すると ln(Θ−θ)=−kt+C1 t=0のときθ=θ°とすると、積分定数C1はC1=l
n(Θ−θ0)より
【0047】
【数12】
【0048】ボイルシャルルの法則より、PVθ=Rで
あるから
【0049】
【数13】 ワーク内圧変化は(27)式を時間tで微分することで
あるから
【0050】
【数14】
【0051】(V) 気体の断熱変化とワークの洩れが
重なるとき (13)式は、洩れが無いときのワーク内圧変化を表わ
す式であるが、洩れによる圧力変化をdp/dt=C0
とし、Rk(Θ−θ0)/V=Aとおけば(13)式は
【0052】
【数15】
【0053】(14)式より、内圧の時間微分は、右辺
の第1項にワーク温度のよる減衰項と第2項に、洩れに
よる一定項で表わされることを示している。(14)式
を差分形(一定の検出時間による内圧変化)で表せば、
1時間の差圧変化は
【0054】
【数16】
【0055】(15)式の右辺第1項は一定時間T1
おけるワーク温度による圧力変化成分、第2項は検査時
間T1に比例して増加する洩れ成分を表している。 (VI) ワーク温度とシール治具温度が異なるときの熱
量移動による内圧への影響 実験によれば、ある安定時間において、大部分のワーク
は断熱変化による圧力変化は、ワーク温度にはあまり関
係なく一定の圧力変化になる(長い時間をかければ当然
圧力変化はなくなるが)時間が存在する。この原因は、
ワークが冷たいとワーク内圧力変化特性において、初期
の圧力変化も大きいが減衰する傾向も大きいという理由
からである。
【0056】しかし、ワーク温度とシール治具温度が異
なる場合は、共に熱量と熱伝達が大きいので、気体によ
るリークテストの精度を悪くする最大の原因はこの温度
の違い、つまり、ワークとシール治具の接触による熱量
の移動が大きいことによる。例として、ワークの熱的安
定が早く、従って断熱変化の影響が早く終息する場合に
ついて検討してみよう。この場合は、封入された気体は
速やかにワーク温度になるが、最初、ワークはシール治
具温度よりも高く(または低く)、シール治具温度は変
わらないがワークとシール治具間に接触面を通して熱エ
ネルギーの移動が行われ、ワーク温度は次第に治具温度
になっていく。
【0057】同様に、ワーク温度はワーク内気体温度と
同じであるから(14)式、あるいは(15)式がその
まま成立する。ワークとシール治具の温度差によるワー
ク内圧変化への影響は、熱量の移動が大きい、すなわち
内圧変化に与える影響が大きいことと、ワークの熱容量
が大きいため減衰に時間が非常にかかることである。実
際のリークテストにおいては、ワークの温度影響が、シ
ール治具にも影響を与え、シール治具の温度を常に一定
に保つことを難しくさせている。ワークとシール治具温
度が異なる複合的な影響があるときの温度補正はこの発
明によって開発された新しい補正技術である。
【0058】(14)式も(15)式も内容は同じなの
で、簡単に表現される(14)式の微分式にて、ワーク
と治具の影響を考察してみよう。治具とワークの熱量移
動も内部気体圧力には圧力の減衰として影響を与えるか
ら(ここでは温度ドリフトの影響のみを考察しており、
洩れは無いものとする)
【0059】
【数17】
【0060】右辺第4項A3e―k3tは、例えばワークを
取り巻く気体の影響、または側面のシール治具の影響と
しても考えられるが、ここでの議論では影響が極めて小
さいとみなし、無視する。
【0061】
【数18】
【0062】ΘT0:ワークの計測初期温度 θ0:内部気体の計測初期温度 ΘT1:下部シール治具計測初期温度 ΘT2:上部シール治具計測初期温度 k0 :気体の熱容量とワークの形状、材質、寸法に関係
する比例定数 k1 :ワークの熱容量と下部治具接触面積、材質、形状
に関する比例定数 k2 :ワークの熱容量と上部治具接触面積、材質、形状
に関係する比例定数 (16)式は、ニュートンの冷却の式から導かれる、治
具温度の影響を考慮した一般式である。(16)式の右
辺の第1項は、ワークと内部気体の断熱変化の減衰項を
表し、第2項は下部シール治具とワークによる内部気体
に及ぼす減衰項を表し、第3項は上部シール治具とワー
クによる内部気体に及ぼす減衰項を表している。
【0063】計測の初期において、すなわちt=0では
(16)式は簡単になり
【0064】
【数19】
【0065】ワーク、治具とも常温では(17)式は一
定の値になるか(ある安定時間においてワーク温度には
関係なく圧力変化値が一定になる時間が存在する)、ほ
ぼゼロになるだろう。すなわちA0、A1、A2=0ここ
での議論は常温状態では(17)式は零とする。t=0
おいて、(16)式は(17)式のように単純になり、
ワーク温度と治具温度の減衰特性は穏やかなものである
から、大部分のワークにおいて検出時間をある程度とっ
ても式の上ではt=0としても問題はない。またR/V
=const.であるから
【0066】
【数20】
【0067】下部シール治具、上部シール治具とも常温
で、このときのそれぞれの温度を 下部シール治具温度:ΘT01 上部シール治具温度:ΘT02 ワーク温度 :ΘT10
【0068】
【数21】
【0069】
【数22】
【0070】上記条件における(17)式の結果がa1
だったとしよう。すると(17)式は a1=K1・aT1+K2・aT12…………………(18) あるワーク温度において、治具温度も上昇し、定常な流
れの状態にあるとき 下部シール治具温度:ΘT1 上部シール治具温度:ΘT22 ワーク温度 :ΘT0
【0071】
【数23】
【0072】(17)式の結果がa2だったとしよう。
すると(17)式は a2=K1・aT2+K2・aT22…………………(21) (18)、(19)式より
【0073】
【数24】
【0074】(17)式の結果が任意の温度のワークに
対し、Tax、K1に対応するワークと下部シール治具
の温度差をaT1X、またK2に対応するワークと上部シー
ル治具の温度差をaT2Xと表せば
【0075】
【数25】
【0076】(24)式において、aT1XとaT2Xが等し
くかつ校正時のデータ採取においてa T12/aT1=1の
条件において、式は簡単になり
【0077】
【数26】 T1=aT12のみが等しいときは
【0078】
【数27】
【0079】(25)、(26)式は(24)式の特殊
解でもあるが、最初の比例定数Kを求めるときに条件を
明確にしておけば、特殊解を得ることは容易である。ク
ランプシール治具による温度影響を補正するためには、
先ず、クランプシール治具が常温であるところへ、温度
の比較的高い洩れも無いワークでデータを採取し、次
に、ワークが流れている定常状態(ワーク温度が上昇、
治具温度上昇)において同様に洩れのないワークでデー
タを採取することにより、K1、K2というドリフト補正
係数が求まれば、任意のワーク温度、治具温度における
温度ドリフト量を求めることが可能となる。
【0080】以上によりドリフト補正係数K1、K2を求
めるための式の導出過程が理解されよう。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
ワークWで最も熱移動が激しい部分の温度差を測定し、
その温度差からドリフト補正係数K1、K2を求め、この
ドリフト補正係数K1、K2を用いてドリフト補正を行う
ドリフト補正方法を採るから、ワークWの広い温度変化
に対しても正しくドリフト補正を施すことができる。こ
のドリフト補正方法を適用することにより、信頼性の高
い洩れ検査を行うことができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するためのブロック
図。
【図2】図1に示した実施例に用いた温度センサの一例
を説明するための断面図。
【図3】図2に示した実施例と異なる実施例を説明する
ための図。
【図4】図1に示した実施例を用いてドリフト補正した
実測例を示す図。
【図5】この発明の変形実施例を説明するためのブロッ
ク図。
【図6】この発明の更に他の変形実施例を説明するため
のブロック図。
【図7】この発明のドリフト補正係数を求める説明に供
する図。
【図8】図7と同様の図。
【符号の説明】
1 第1治具 2 第2治具 3、4 温度センサ 5 第1温度差測定器 6 第2温度差測定器 7 ドリフト補正係数生成手段 8 ドリフト値演算手段 9 減算手段 10 判定手段 11 コンピュータシステム CC シール部材 12 表示器 13 センサホルダ 14 中子 15 配管 16 圧力計 16A 差圧計 17、17A、17B 電磁弁 18 3方電磁弁 19 調圧弁 20 空圧源 21 圧力計

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1治具及び第2治具によって被検査体を
    挟み付け被検査体の開口部を閉塞し、被検査に気体圧を
    密封し、この気体圧の変化を計測して被検査体に洩れが
    あるか否かを検査する洩れ検査装置において、 上記第1治具と被検査体との間の第1温度差及び第2治
    具と被検査体との間の第2温度差を測定する温度センサ
    を設け、洩れのない被検査体を用いて上記第1温度差及
    び第2温度差が異なる状態のそれぞれにおいて上記被検
    査体に印加した気体圧のドリフト値を測定し、そのドリ
    フト値から上記第1温度差及び第2温度差のそれぞれに
    対応するドリフト補正係数K1、K2を求めることを特徴
    とする洩れ検査用ドリフト補正係数生成方法。
  2. 【請求項2】被検査体に洩れがあるか否かを検査する場
    合は上記被検査体と第1治具及び被検査体と第2治具間
    の各第1温度差及び第2温度差を各被検査体毎に測定
    し、この測定された第1温度差及び第2温度差に上記ド
    リフト補正係数を乗算して各検査時におけるドリフト補
    正値Taxを求めることを特徴とする洩れ検査における
    ドリフト補正値算出方法。
  3. 【請求項3】A、被検査体の開口部を閉塞する第1治具
    と、 B、被検査体の開口部を閉塞し、被検査体に気体圧を印
    加する気体供給管を接続する第2治具と、 C、上記第1治具と被検査体との間及び第2治具と被検
    査体との間の第1温度差aT1X及び第2温度差aT2Xを測
    定する温度測定手段と、 D、この温度測定手段で測定した第1温度差aT1X及び
    第2温度差aT2Xのそれぞれにドリフト補正係数K1、K
    2を乗算し、ドリフト補正値Tax=aT1X・K1+aT2X
    ・K2を算出する演算手段と、 E、上記被検査体に密封した気体の圧力変化を測定する
    圧力変化測定手段と、 F、この圧力変化測定手段が測定した圧力変化値から上
    記ドリフト補正値Taxを減算し、その差の値を算出す
    る減算手段と、 G、この減算手段の減算結果が所定値より大きいか否か
    を比較し、大きい場合を洩れ有り、小さい場合を洩れ無
    しと判定する判定手段と、 によって構成したことを特徴とする洩れ検査装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005080835A1 (ja) * 2004-02-20 2005-09-01 Cosmo Instruments Co., Ltd. 洩れ検査装置用シール部材、洩れ検査装置用シールリング、洩れ検査装置用シール治具
JP2011169693A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Toyota Motor Corp 差圧式リークテスト装置によるリークテスト方法
CN102589820A (zh) * 2012-02-06 2012-07-18 江苏东方航天校准检测有限公司 延伸定容法校准正压漏孔下限的系统及方法
JP2015158522A (ja) * 2015-06-11 2015-09-03 トヨタ自動車株式会社 差圧式リークテスト装置によるリークテスト方法
KR102727218B1 (ko) * 2021-08-30 2024-11-08 주식회사 구비테크 진공챔버 하우징의 진공성능 테스트기

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