JP2002022423A - 3次元入力装置 - Google Patents

3次元入力装置

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JP2002022423A
JP2002022423A JP2000210921A JP2000210921A JP2002022423A JP 2002022423 A JP2002022423 A JP 2002022423A JP 2000210921 A JP2000210921 A JP 2000210921A JP 2000210921 A JP2000210921 A JP 2000210921A JP 2002022423 A JP2002022423 A JP 2002022423A
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light
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Kazuya Kiyoi
計弥 清井
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信頼性の高い3次元データの生成を目的とす
る。 【解決手段】物体からの反射光の受光強度を示す受光デ
ータに基づいて受光量の時間分布または空間分布の重心
を算出することによって、物体上の複数の点の位置を測
定する3次元入力装置において、閾値を越える受光デー
タに基づいて重心を算出する演算手段と、閾値の偏向が
可能な閾値設定手段と、ある閾値を越える受光データに
基づく重心と、他の閾値を越える受光データに基づく重
心との差の大小判別によって、これら重心の正否を判定
する結果判定手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の形状を測定
する3次元入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物体を光学的に走査して形状情報を得る
非接触型の3次元入力装置は、CGシステムやCADシ
ステムへのデータ入力、身体計測などに利用されてい
る。
【0003】スリット光またはスポット光を投射する走
査中のある時点では、物体の一部が照射される。そのと
き、例えばスリット光投影法(光切断法ともいう)の場
合、撮像面には照射部分の起伏に応じて曲がった輝線が
現れる。撮像面内の輝線の位置は、物体で反射して撮像
面に入射したスリット光の入射角度を特定する。その入
射角度と当該スリット光の投射角度と基線長(投射の起
点と受光基準点との距離)とから、三角測量の手法によ
って投受光の基準位置から物体までの距離が求まる。走
査中に周期的に撮像面の各画素の輝度をサンプリングす
ることにより、物体形状を特定する一群のデータ(3次
元データ)を得ることができる。
【0004】このような測定における分解能を高める手
法として重心演算がある。すなわち、ある角度で投射し
たとき、単純にどの画素が最も明るいかを検出するのに
代えて、複数の画素の受光強度xと画素位置mとに基づ
く次式の演算で最大強度位置Iを求める。
【0005】I=Σm・xm /Σxm この最大強度位置Iは、受光面(撮像面)における受光
強度の空間的な分布の重心であることから“空間重心”
と呼称される。空間重心を求めることにより、画素ピッ
チで決まる値よりも分解能を高めることができる。
【0006】また、特開平10−206132号公報に
は、個々の画素に注目し、注目画素の受光強度xとサン
プリング時刻iとに基づく次式の演算で、最大強度時点
Jを求める測定方法が開示されている。
【0007】J=Σi・xi /Σxi この最大強度時点Jは、受光面における受光強度の時間
的な分布の重心であることから“時間重心”と呼称され
る。時間重心は走査の開始からの経過時間を表し、投射
角度を特定する(等角速度走査では時間と角度とが比例
する)。各画素の入射角度はレンズとの関係で既知であ
るので、画素毎に三角測量を行うことができる。時間重
心を求めることにより、サンプリング周期で決まる値よ
りも分解能を高めることができる。
【0008】空間重心および時間重心のどちらにおいて
も、サンプリングデータ数が多いほど演算結果の精度が
高まる。しかし、光電変換信号に重畳する環境光ノイズ
は演算誤差の原因となる。このため、通常は特公平8−
10310号公報に記載されているように、一定の閾値
を設定して受光データを分別し、閾値以上の受光データ
に基づいて重心の算出が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来では、物体上の第
1の位置で反射した光とともに、第1の位置で反射しさ
らに第2の位置で反射した光が受光面に入射する、いわ
ゆる多重反射が生じたときに、誤った情報に基づく重心
演算が行われ、3次元データにノイズデータが含まれて
しまうという問題があった。3次元データの利用に際し
ては、多数の測定点のそれぞれのデータが正規のデータ
であるかノイズであるかを見極めるのが難しい場合も多
い。ノイズデータが含まれている疑いがあると、測定に
際して参考に撮影された物体の2次元画像を参照してノ
イズか否かを判断したり、ノイズと判断したデータを除
去したりする手間がかかってしまう。
【0010】本発明は、信頼性の高い3次元データの生
成を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明においては、受光
データを分別するための閾値を切り換え、閾値毎にそれ
以上の受光データに基づいて算出した複数の重心どうし
の差異に基づいて、重心の適否を判定する。または、閾
値を越えるサンプリング範囲に基づいて、その閾値以上
の受光データに基づく重心の適否を判定する。ここでの
重心は、投射角度または受光角度を特定する数値であれ
ば、重心演算の結果に限らず、平均演算に代表される他
の演算の結果であってもよい。
【0012】閾値を切り換える場合には、適正な結果が
得られるまで閾値を段階的に変更して測定をやり直す形
態と、受光データを記憶しておいて閾値を段階的に変更
して演算を繰り返す形態とがある。実用性の観点では大
容量のメモリを必要としない前者の形態が有利である。
一般には多重反射が生じる物体は稀であるので、測定を
やり直すという状況は頻繁には起こらない。やり直した
としても、それほど長くはかからない。典型的な装置仕
様で数分程度である。
【0013】演算結果の適否を判定し、不適正な重心を
測定結果から除外することにより、3次元データの信頼
性が高まり、3次元データを利用する段階でのデータ修
正の手間を省くことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は本発明に
係る3次元入力システムの構成図である。
【0015】3次元入力システム1は、スリット光投影
法による測定のための投受光手段である3次元カメラ2
と、3次元カメラ2の出力データを処理するホスト5と
から構成されている。
【0016】3次元カメラ2の投光部10において、光
源から射出されたレーザ光はレンズ群によってスリット
光にビーム整形される。スリット光はスキャナ14によ
り偏向されて測定対象の物体Qにおける位置qを照射す
る。位置qで拡散反射したスリット光の一部が受光部2
0に戻り、レンズ21を経てエリアセンサ(2次元撮像
デバイス)22に入射する。ここで、位置qと異なる位
置pで反射して位置qに入射する光の強度が比較的に大
きいと、位置pで反射した光も位置qからエリアセンサ
22に向かう光路を通ってエリアセンサ22に入射する
多重反射が起こる。位置pから直接に受光部20に戻る
光の入射位置は、位置qからの光の入射位置とは異な
る。時間重心を求める場合、位置pについては適正な結
果が得られるが、位置qについての結果は不適正とな
る。逆に、空間重心を求める場合は、位置qについては
適正な結果が得られるが、位置pについての結果は不適
正となる。3次元カメラ2の電気回路30は重心を算出
する演算機能を有している。
【0017】ホスト5は、ディスプレイ、キーボード、
およびポインティングデバイスを備えたコンピュータシ
ステムであり、例えばUSBケーブルで3次元カメラ2
と接続されている。ホスト5は、3次元カメラ2が算出
した重心の適否を判定する。
【0018】図2は3次元カメラの電気回路のブロック
図である。CCD型またはMOS型のエリアセンサ22
は、撮像ドライバ32からのクロックに同期して所定数
の画素の受光量を示す光電変換信号を出力する。光電変
換信号はA/D変換器33でサンプルホールドされてデ
ィジタルの受光データに変換される。受光データはバッ
ファとしての受光データメモリ34にいったん格納され
た後、1画素分ずつ重心演算回路35へ送られる。
【0019】重心演算回路35は、走査と並行して逐次
に送られてくる受光データのうち、データ値xが閾値S
以上の受光データに基づいて時間重心を算出する。算出
された時間重心は、仮重心J’として出力データメモリ
36に蓄積され、CPU31を介してホスト5へ転送さ
れる。CPU31は、ホスト5から与えられ閾値Sを閾
値メモリ37にセットする。
【0020】図3は重心演算回路のブロック図である。
重心演算回路35は、減算部351、第1加算部35
2、第2加算部353、および除算部354から構成さ
れ、エリアセンサ22の画素毎にフレーム数分(サンプ
リング数分)の受光データに対して演算を行う。
【0021】減算部351は、受光データ値xから閾値
Sを差し引き、得られた減算データ値Xが正の値であれ
ば、減算データを第1加算部352および第2加算部3
53へ送る。すなわち、閾値以上の受光データを抽出す
る。i番目のフレームにおける注目画素の減算データ値
をXi と表す。iは走査の開始からの経過時間を表す離
散値である。第1加算部352は、減算データ値Xi
時間iとの乗算を行い、得られた積を累積する。第2加
算部353は、減算データ値Xi を累積する。最終フレ
ームまでの累積が終わった第1加算部352の累積値
を、同様の第2加算部353の累積値で除し、得られた
時間重心を仮重心J’として出力する。この仮重心J’
に対してホスト5が適否判定を行う。
【0022】図4は第1実施形態に係る適否判定の説明
図である。図中の黒丸は受光強度xが閾値以上であるこ
とを示し、白丸は閾値より小さいことを示している。通
常の場合において、注目画素の受光強度の時間分布は、
図4(a)のようにほぼ左右対称の単峰状となる。した
がって、閾値Sが小さいとき(S=20)の重心J(2
0)と閾値Sが大きいとき(S=50)の重心J(5
0)とはほぼ同一である。これに対して、多重反射が生
じた場合には、図4(b)のように分布曲線は対称性が
崩れた歪な山状となる。したがって、閾値Sが小さいと
きと大きいときとで、求まる重心に大きな差が生じる。
閾値Sを段階的に大きくしていき、複数の段階のそれぞ
れの重心がほぼ同じになれば、それら重心については多
重反射の影響がなく適正と推察することができる。デー
タ数が多いほど演算の誤差が小さいので、適正な重心の
うち、最も閾値Sの小さいものを測定結果として選択す
るのが好ましい。
【0023】なお、ここで説明した判定方法は空間重心
を算出する装置構成においても適用可能である。空間重
心の場合は、図4におけるグラフの横軸(時間i)を画
素位置mに置き換えればよい。
【0024】図5は第1実施形態に係る3次元カメラの
動作を示すフローチャートである。ホスト5からの指示
を受けて閾値Sを閾値メモリ37にセットする(#10
1、#102)。時間iを初期化して走査を開始し、1
フレーム分の受光データを受光データメモリ34から重
心演算回路35へ転送し、時間iをインクリメントする
(#103〜#106)。閾値以上の受光データを抽出
して重心演算に係る上述の累積を行う(#107〜#1
09)。所定角度範囲の走査が終わるまで、ステップ#
104〜#109を繰り返す。走査が終われば、累積値
に基づく除算で時間重心を算出し、仮重心J’としてホ
スト5へ送る(#110〜#112)。
【0025】図6は第1実施形態に係るホスト動作の第
1例を示すフローチャートである。閾値Sを最小値(下
限値)Sminとし、閾値の設定および測定の開始を3
次元カメラ2に指示する(#501〜#503)。3次
元カメラ2からのデータ入力を受けて、仮重心J’を現
時点の閾値における重心J(S)として取り込む(#5
04、#505)。この後、閾値Sが最小値Sminの
ときには、閾値Sを変更幅ΔSだけ大きくし、ステップ
#502へ戻って新たな閾値の設定および再測定の開始
を3次元カメラ2に指示する(#506、#511)。
【0026】ステップ#506のチェックにおいて閾値
Sが最小値Sminでなければ、既に2回以上の走査が
行われている。この場合には、画素毎に、現在の閾値に
おける重心J(S)と1段階小さい閾値S−ΔSにおけ
る重心J(S−ΔS)との差の大きさを調べる(#50
7)。重心の差が許容基準値Dより小さい画素について
は、閾値S−ΔSにおける重心J(S−ΔS)を測定デ
ータ(重心J)として採用する(#508)。1個でも
重心の差が許容基準値Dより大きい画素があれば、閾値
Sが最大値(上限値)Smaxに達していないのを確認
し(#509)、閾値Sをさらに変更幅ΔSだけ大きく
する(#511)。既に閾値Sが最大値Smaxに達し
ている場合には、重心の差が許容基準値Dより大きい画
素については、いずれの閾値の重心も測定データとして
採用しない。つまり、実質的に測定データを無効とする
(#510)。
【0027】図7は第1実施形態に係るホスト動作の第
2例を示すフローチャートである。この第2例(#52
1〜#531)は、閾値Sを最小値Sminと最大値S
maxの2段階に切り換える動作例であり、基本的には
第1例と同様の処理を実行する。
【0028】閾値Sを最小値Sminとし、閾値の設定
および測定の開始を3次元カメラ2に指示する(#52
1〜#523)。3次元カメラ2からのデータ入力を受
けると、現時点の閾値Sをチェックする(#524、#
525)。閾値Sが最小値Sminであれば、仮重心
J’を閾値Sminにおける重心J(Smin)として
取り込む(#527)。そして、閾値Sを最大値Sma
xに切り換え(#528)、ステップ#522へ戻って
新たな閾値の設定および再測定の開始を3次元カメラ2
に指示する。
【0029】ステップ#525のチェックにおいて閾値
Sが最小値Sminでなければ、既に2回の走査が行わ
れている。この場合には、仮重心J’を閾値Smaxに
おける重心J(Smax)として取り込む(#52
6)。そして、画素毎に、現在の閾値Smaxにおける
重心J(Smax)と閾値Sminにおける重心J(S
min)との差の大きさを調べる(#529)。重心の
差が許容基準値Dより小さい画素については、閾値Sm
inにおける重心J(Smin)を測定データ(重心
J)として採用する(#530)。重心の差が許容基準
値Dより大きい画素については、どちらの閾値の重心も
測定データとして採用しない。つまり、実質的に測定デ
ータを無効とする(#531)。
【0030】〔第2実施形態〕図8は第2実施形態に係
る適否判定の説明図である。通常の場合において、注目
画素の受光強度の時間分布は、図8(a)のようにほぼ
左右対称の単峰状となり、閾値Sが小さいとき(S=2
0)でも受光強度xが閾値Sを越える時間範囲Tは比較
的に短い。これに対して、多重反射が生じた場合には、
図8(b)のように分布曲線は対称性が崩れた歪な山状
となり、閾値Sが小さいときに受光強度xが閾値Sを越
える時間範囲Tは比較的に長い。また、時間範囲Tのデ
ータに基づく重心演算で得られる重心Jと時間範囲Tの
中央値jとが大きくずれる場合が多い。
【0031】したがって、時間範囲Tを予め設定した許
容範囲の限界値Dmax,Dminと比較することによ
り、重心Jの適否を判定することができる。重心Jと中
央値jとのずれのチェックを合わせて行えば、より信頼
性の高い判定となる。なお、この判定も空間重心を算出
する場合に適用することができる。
【0032】図9は第2実施形態に係る3次元カメラの
動作を示すフローチャートである。重心演算に係る時刻
(走査開始からの経過時間)を表すパラメータである時
間iを0に、上述の時間範囲Tの前端時点isおよび後
端時点ieを−1にセットして走査を開始する(#12
1、#122)。1フレーム分の受光データを受光デー
タメモリ34から重心演算回路35へ転送し、時間iを
インクリメントする(#123、#124)。閾値以上
の受光データを抽出し、時間範囲Tのカウント(is,
ieの更新)を行い、重心演算に係る累積を進める(#
125〜#130)。所定角度範囲の走査が終わるま
で、ステップ#122〜#130を繰り返す(#13
1)。走査が終われば、累積値に基づく除算で時間重心
を算出し、仮重心J’としてホスト5へ送る(#131
〜#133)。
【0033】図10は第2実施形態に係るホストの動作
を示すフローチャートである。閾値の設定および測定の
開始を3次元カメラ2に指示する(#541)。3次元
カメラ2からのデータ入力を受けて、仮重心J’、前端
時点is、後端時点ieを取り込む(#542、#54
3)。
【0034】後端時点ieと前端時点isとの差(時間
範囲Tの長さを表す)が許容範囲内であり、かつ仮重心
J’と時間範囲Tの中央値j〔=(ie+is)/2〕
との差が基準値dよりも小さい画素については、仮重心
J’を測定データ(重心J)として採用する(#544
〜#547)。条件を満たさない画素については、仮重
心J’を測定データとして採用しない。つまり、実質的
に測定データを無効とする(#544〜#546、#5
48)。
【0035】以上の実施形態では、3次元カメラ2とホ
スト5とが別体であったが、これらの機能を共通のハウ
ジングに収めて一体化した装置構成にも本発明を適用す
ることができる。参照光はスリット光に限らず、スポッ
ト光であってもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1乃至請求項6の発明によれば、
信頼性の高い3次元データの生成することができる。
【0037】請求項1の発明によれば、誤ったデータの
混入を無くし、かつ測定結果を無効とすることによる実
質の測定点の減少を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3次元入力システムの構成図であ
る。
【図2】3次元カメラの電気回路のブロック図である。
【図3】重心演算回路のブロック図である。
【図4】第1実施形態に係る適否判定の説明図である。
【図5】第1実施形態に係る3次元カメラの動作を示す
フローチャートである。
【図6】第1実施形態に係るホスト動作の第1例を示す
フローチャートである。
【図7】第1実施形態に係るホスト動作の第2例を示す
フローチャートである。
【図8】第2実施形態に係る適否判定の説明図である。
【図9】第2実施形態に係る3次元カメラの動作を示す
フローチャートである。
【図10】第2実施形態に係るホストの動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 3次元入力システム(3次元入力装置) Q 物体 2 3次元カメラ(光学走査手段) J 重心 S 閾値 35 重心演算回路(演算手段) 37 閾値メモリ(閾値設定手段) 5 ホスト(結果判定手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA53 BB05 DD04 DD11 FF04 FF42 GG04 HH05 JJ26 LL04 LL28 MM15 QQ03 QQ08 QQ24 QQ41 5B057 BA15 BA30 DA07 DB03 DB09 DC06 DC22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】参照光を投射して物体を走査する光学走査
    手段を備え、物体からの反射光の受光強度を示す受光デ
    ータに基づいて受光量の時間分布または空間分布の重心
    を算出することによって、物体上の複数の点の位置を測
    定する3次元入力装置であって、 閾値を越える受光データに基づいて重心を算出する演算
    手段と、 前記閾値の変更が可能な閾値設定手段と、 ある閾値を越える受光データに基づく重心と、他の閾値
    を越える受光データに基づく重心との差の大小判別によ
    って、これら重心の正否を判定する結果判定手段とを有
    したことを特徴とする3次元入力装置。
  2. 【請求項2】重心が適正であると判定されるか、または
    全ての閾値についての重心の判定が終わるまで、閾値毎
    に重心を算出して正否を判定し、適正な重心が得られた
    点についての測定のみを有効とする請求項1記載の3次
    元入力装置。
  3. 【請求項3】前記閾値の切換えが2段階である請求項1
    記載の3次元入力装置。
  4. 【請求項4】参照光を投射して物体を走査する光学走査
    手段を備え、物体からの反射光の受光強度を示す受光デ
    ータに基づいて受光量の時間分布または空間分布の重心
    を算出することによって、物体上の複数の点の位置を測
    定する3次元入力装置であって、 閾値を越える受光データに基づいて重心を算出する演算
    手段と、 受光データが前記閾値を越える時間範囲または空間範囲
    の大きさに基づいて、 前記演算手段により算出された重心の正否を判定する結
    果判定手段とを有したことを特徴とする3次元入力装
    置。
  5. 【請求項5】前記結果判定手段は、受光面における注目
    画素についての前記時間範囲と、他の画素についての前
    記時間範囲とを比較することによって、当該注目画素に
    ついての重心の正否を判定する請求項4記載の3次元入
    力装置。
  6. 【請求項6】前記結果判定手段は、受光面における注目
    画素についての前記時間範囲と、予め設定された基準範
    囲とを比較することによって、当該注目画素についての
    重心の正否を判定する請求項4記載の3次元入力装置。
JP2000210921A 2000-07-12 2000-07-12 3次元入力装置 Pending JP2002022423A (ja)

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