JP2002021968A - ボールナット及びボールネジ装置 - Google Patents

ボールナット及びボールネジ装置

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JP2002021968A
JP2002021968A JP2000203691A JP2000203691A JP2002021968A JP 2002021968 A JP2002021968 A JP 2002021968A JP 2000203691 A JP2000203691 A JP 2000203691A JP 2000203691 A JP2000203691 A JP 2000203691A JP 2002021968 A JP2002021968 A JP 2002021968A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールナットを、スクリュー同様に安価にか
つ大量に生産可能にして、ボールナット及びボールネジ
装置のコストダウンを図り、スクリューの価格に釣合う
ボールナット及びボールネジ装置を提供する。 【解決手段】 ボールナット14を、プラスチックから
なるボールナット本体1及び蓋部材3と、ボール17と
接触する部分の雌ネジ部材2と、により構成する。雌ネ
ジ部材2は、所定断面形状を有した線状材32を螺旋状
に捲回する塑性加工により製造され、該雌ネジ部材2
を、本体1の装着部内周面1aに装着し、かつ隣接する
線状材32が互に当接するように蓋部材3を本体1に固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールナット及び
それを用いたボールネジ装置に係り、詳しくは塑性加工
により製造して好適なボールナット及びボールネジ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールネジ装置は、専ら、回転運
動を軸方向運動に変換する直線駆動装置(送り装置)と
して用いられている。工作機械等の精度の高い送りを必
要とする場合は、スクリューを精度の高い機械加工によ
り形成し、精密なピッチ精度を得ている。
【0003】一方、ボールネジ装置は、電動モータと組
合されて、従来の油圧又は空気圧シリンダに代え、いわ
ゆる電動シリンダとして多くの分野に用いられている。
この場合、高い送り精度を必要としないことが多く、ス
クリュー(雄ネジ部材)を転造加工により比較的安価に
多量生産することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボールナット
は、転造等の塑性加工を行うことができず、切削等の機
械加工により製造されており、上述したように、スクリ
ューが転造により安価に製造可能となっているのに拘
ず、ボールナットは、依然として機械加工により製造さ
れており、コスト上及び精度上、バランスを欠いて過剰
品質になる場合が多い。従って、ボールネジ装置のコス
トダウンを図り、その適用分野を拡大するためには、機
械加工によるボールナットの製造がネックとなってお
り、塑性加工等により、安価にかつ効率よく製造可能な
ボールナットの現出が望まれている。
【0005】そこで、本発明は、ボールナットを、スク
リュー同様に安価にかつ大量に生産可能にして、ボール
ナット及びボールネジ装置のコストダウンを図り、もっ
て上記課題を解決したボールナット及びボールネジ装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明は
(例えば図1及び図12参照)、ボールスクリュー(1
9)及びボール(17)とでボールネジ装置(18)を
構成するボールナット(14)において、筒状の装着部
(1g)を有する本体(1)と、所定断面形状からなる
線状材(32)を螺旋状に捲回して、互に隣接する線状
材(32)により螺旋溝(2a)を形成する雌ネジ部材
(2)と、蓋部材(3)と、を備え、前記雌ネジ部材
(2)を前記本体(1)の装着部内周面(1a)に装着
し、かつ前記雌ネジ部材(2)の隣接する線状材(3
2)が互に当接するように前記蓋部材(3)を前記本体
(1)に固定してなる、ボールナット(14)にある。
【0007】請求項2に係る本発明は(例えば図2ない
し図8参照)、前記雌ネジ部材(2)は、引抜き加工等
の塑性加工により、その断面形状が、前記互に隣接する
線状材(32)とで前記ボール(17)が転動するに適
したゴシックアーク等の転動面(g1、g2)を形成し
てなる、請求項1記載のボールナット(14)にある。
【0008】請求項3に係る本発明は(例えば図9参
照)、前記蓋部材(3)は、環状の突出部(3b)を有
し、前記突出部(3b)は、前記雌ネジ部材(2)を押
圧・拡径し、該雌ネジ部材(2)を前記本体(1)の装
着部内周面(1a)に圧着してなる、請求項1または2
記載のボールナット(14)にある。
【0009】請求項4に係る本発明は、前記本体(1)
は、プラスチックからなる、請求項1ないし3いずれか
記載のボールナット(14)にある。
【0010】請求項5に係る本発明は、前記蓋部材
(3)は、プラスチックからなる、請求項1ないし4い
ずれか記載のボールナット(14)にある。
【0011】請求項6に係る本発明は(例えば図14参
照)、前記雌ネジ部材(2)は、前記線状材の複数本
(32a、32b)を螺旋状に捲回して、互に隣接する
線状材(32a、32b)により平行に複数本の螺旋溝
を形成してなる、請求項1ないし5いずれか記載のボー
ルナット(14)にある。
【0012】請求項7に係る本発明は(例えば図12参
照)、請求項1ないし6いずれか記載のボールナット
(14)と、転造ボールスクリュー(19)と、前記ボ
ールナット(14)の螺旋溝(2a)と前記ボールスク
リュー(19)の螺旋溝(19a)との間で転動するボ
ール(17)と、を備えてなる、ボールネジ装置(1
8)にある。
【0013】[作用]以上構成に基づき、ボールナット
(14)は、線状材(32)を例えば引抜き加工等の塑
性加工により所定断面形状に形成され、それを捲回する
ことにより、互に隣接する線状材(32)によりボール
転動面となる螺旋溝(2a)が形成され、このように形
成された雌ネジ部材(2)が例えばプラスチックからな
る本体(1)と、同じくプラスチック等からなる蓋部材
(3)とにより本体装着部内周面(1a)に固定され、
従ってボールナット(14)が、略々塑性加工により製
造されることが可能となる。
【0014】一方、スクリュー(19)は、従来の転造
により大量生産が可能であり、上記ボールナット(1
4)と、転造によるスクリュー(19)と組合せること
により、塑性加工により製造できるボールネジ装置(1
8)が得られる。
【0015】なお、上記カッコ内の符号は、図面を参照
するためのものであるが、特許請求の範囲の記載に何等
影響を与えるものではない。
【0016】
【発明の実施の形態】[ボールナット全体の説明]本発
明に係るボールナット14の構成を図に沿って説明す
る。図1は本発明のボールナット14の組立図である。
本ボールナット14は、ボールナット本体1と、雌ネジ
部材2と、蓋部材3と、から構成されている。前記ボー
ルナット本体1は、プラスチック製で射出成形加工等に
より全体視略々円筒形状に形成されている。該ボールナ
ット本体1は、円筒状の装着部1gと、その両端部で外
形方向に突出する環状のフランジ部1b及び1cとを有
しており、上記装着部1gの内周面1aに前記雌ネジ部
材2が装着される。該装着部1gの内周面1aは、ボー
ルスクリュー19の径D2(図13参照)よりも大きい
所定の大きさの径D1を有しており、かつ該装着部内周
面1aの一端側部分(図1では右方の端部分)には、該
ボールスクリュー19の径D2に略々合うシール部1e
が内周方向に突出して形成されており、該シール部1e
には、ボールスクリュー19の螺旋溝19aに入り込む
ように螺旋状の所定巻数からなるシール用突起1dが形
成されている。また、該ボールナット本体1の内周部分
において、装着部内周面1aとシール部1eとは段差と
なっており、雌ネジ部材2が当接するように、図示しな
い傾斜面(後述)を有する形状の抜止め段部1fを形成
している。
【0017】該円筒形状のボールナット本体1の外周部
分には、シール部1eを有する一端側(図1では右方
側)に前記連結用フランジ部1cが形成されていると共
に、他端側(図1では左方側)に固定用フランジ部1b
が形成されている。該固定用フランジ部1bには複数の
金属製の固定用ブッシュ6がインサート成形等により装
着されており、また前記連結用フランジ部1cには複数
の金属製の固定用ブッシュ7がインサート成形等により
装着されている。
【0018】前記雌ネジ部材2は、線状材32を螺旋状
に捲回したものからなり(詳しくは後述)、ボールナッ
ト本体1の装着部1gの内周面1aに嵌合され、外周径
D1からなる全体視円筒形状で金属製により構成されて
いる。該雌ネジ部材2の内周部は、前記線状材にて形成
される螺旋溝2aにより雌ネジ孔15aが構成される。
【0019】前記蓋部材3は、全体視略々環状で、前記
本体1の固定用フランジ部1bの外径に合うような大き
さの外径を有し、プラスチックの射出成形等により形成
されている。該蓋部材3の外周部分には、該固定用フラ
ンジ部1bのブッシュ6と連接するための複数の孔3a
が形成されている。該蓋部材3の内周部分の本体1側に
は、略々環状の突出部3bが形成されており、ボールナ
ット14を組立てる際に(詳しくは後述)、該突出部3
bの外径と前記本体1の装着部内周面1aとが嵌合され
る。該突出部3bの内周面側には、ボールスクリュー1
9の螺旋溝19aに入り込むように螺旋状の所定巻数か
らなる突起3dが内周方向に形成されている。また、該
突出部3bの先端には、傾斜面(後述)が前記雌ネジ部
材2の形状に合うように形成されている。
【0020】上記構成をなすボールナット本体1に雌ネ
ジ部材2を挿入した後、蓋部材3を嵌合させる。そし
て、該蓋部材3の複数の孔3aと連接する複数のブッシ
ュ6にボルトピン5を挿入させ、ロックナット8にて固
定する。すると、ボールナット本体1と、雌ネジ部材2
と、蓋部材3と、がボールスクリューの螺入されるため
の連続した雌ネジ孔15を形成し、本ボールナット14
を構成する。
【0021】[雌ネジ部材の説明]本ボールナット14
は、以上のような構成(一体ではない構成)をなすの
で、このボールナット14を製造する際は、雌ネジ部材
2を別に製造することができる。即ち、雌ネジ部材2
を、他の部材である本体1及び蓋部材3と共に塑性加工
により形成することができる。以下、図面に沿って雌ネ
ジ部材2の製造工程の実施例を示すことにより、該雌ネ
ジ部材2の構成を詳細に説明する。
【0022】図2、及び図3は線状材32の成形工程を
示した図である。図2(a)に示すように、鋼又はステ
ンレス鋼等の金属の線素材30を矢印A方向へダイス3
1の孔31aに通し、該ダイス31の孔31aの形状に
より所定断面形状を有する線状材32を形成する引抜加
工(又は押出加工)を行う。該ダイス31の孔31aの
形状は、長方形の下部の2角にゴシックアーク形状の内
側向き凸部を有した形状である。それにより、引抜加工
(又は押出加工)された線素材30の断面形状は、図2
(b)に示すように、長方形の下方の2角をゴシックア
ーク形状に切り取ったT字型のような形状に形成され
る。つまり線素材30は、ダイス31を通過すると、図
3に示すように、高さ方向の面h1、h2と幅方向の面
w1、w2によって囲まれた高さh、幅wを有する直方
体の下部にゴシックアーク面g1、g2を有する線状材
32を形成する。
【0023】図4、及び図5は線状材32の切断工程を
示した図である。図4に示すように、該線状材32を長
さlに揃え、かつ傾斜状に切断する。切断された両端面
は、傾斜面c、cに形成される。また、該線状材32を
コイルスプリング様に捲回(後述)した際に一周する
と、ゴシックアーク面g1、g2が合さってゴシックア
ーク面形状の螺旋溝2aの端を形成するように、一端の
傾斜面cより1巻分の長さaの部分である片側のゴシッ
クアーク面g1を傾斜状に切断し、傾斜面bを形成す
る。すると、図5に示すように、傾斜面cに傾斜面bが
1巻して合さり、1つの傾斜状の端面になる傾斜面bc
を形成する。他端の傾斜面bも、捲回した最後の1巻で
も傾斜面cに合さり傾斜面bcを形成するように、他端
より長さaの部分において上下方向逆側のゴシックアー
ク面g2を切断して形成する。
【0024】図6及び図7は線状材32の研削(又は圧
潰)工程を示した図である。図6に示すように、矢印P
方向に線状材32を搬送し、砥石ローラ10、11、1
2に通して研削(研磨)し、該線状材32の表面を正確
に管理すると共に平滑にする。
【0025】図7(a)に示すように、砥石ローラ10
aにより平面h1を、砥石ローラ10bにより平面h2
を、共に研削する。該線状材32の平面h1は、捲回し
た後に、ボールナット本体1の内周面1aに正確に嵌合
させるため、平滑に研削する必要がある。また、該線状
材32の平面h2は、雌ネジ孔15の内周面となるの
で、平滑に研削する必要がある。該平面h1、h2から
なる高さhは、該本体1の内周面1aの径D1と、ボー
ルスクリューの径D2と、の間に入るための適正な高さ
に研削する。
【0026】図7(b)に示すように、砥石ローラ1
1、11により平面w1、w2からなる幅wを研削す
る。該線状材32の幅wは、捲回すると、雌ネジ部材2
の全長、ネジピッチに影響するので、該幅wを正確に管
理すると共に平滑にする必要がある。
【0027】図7(c)に示すように、砥石ローラ1
2、12によりゴシックアーク面g1、g2を研削す
る。該線状材32のゴシックアーク面g1、g2は、捲
回すると合さって、雌ネジ部材2のゴシックアーク面形
状のボールの転動面となる螺旋溝2aを形成する。該ゴ
シックアーク面形状の螺旋溝2aは、ボール17が滑ら
かに転動する必要があるので、正確な形状と平滑にする
研削が必要である。
【0028】なお、砥石ローラの代りに、平滑な表面か
らなりかつ正確に間隔管理されたローラ間に線状材32
を通し、該線状材32の表面を圧潰して、寸法及び平滑
度を管理してもよい。
【0029】図8は、上述した線状材32の捲回工程を
示した図である。図8(a)、(b)に示すように、該
線状材32を複数のローラ14で支持しながら芯金軸1
3を矢印Q方向に回転させつつ矢印R方向に移動させ
る。すると、該線状材32を該芯金軸13に巻付けて、
該線状材32をコイルスプリング様に形成する。該芯金
軸13の径はボールスクリュー19の径D2とほぼ同径
であればよい。また、捲回する際は、該線状材32をな
るべく隙間無く捲回する方が良いが、前記蓋部材3によ
り圧着するので(後述)、その精度は低くても良い。
【0030】図14は2本の線状材32の捲回ピッチを
2倍にした捲回工程を示した図((c)は組立図)であ
る。図14(a)、(b)に示すように、線状材32の
捲回工程において捲回する際に、ピッチが2倍になるよ
うに捲回、形成したコイル様の線状材32a、32bを
それぞれ用意する。その際予め、線状材32aは捲回し
た際に斜面bcを形成するようにゴシックアーク面gを
切断した傾斜面bと傾斜面cを有した形状になるよ
うに、また、線状材32bは傾斜面cを有した形状に
なるように、それぞれ上記捲回までの工程を行ってお
く。そして、図14(c)に示すように、該2個の該線
状材32a、32bを螺合する。すると、上記傾斜面b
cと同じ形の傾斜面b、c、cを形成し、本体1
と蓋部材3の傾斜面と当接するための形状を有する雌ネ
ジ部材2を形成する。即ち、図示しない2倍のピッチを
有する2本の平行な螺旋溝2aが該雌ネジ部材2の内周
側に形成され、2条ネジ用の雌ネジ孔を形成する。この
ようにして、2条ネジ用のボールナットを容易に構成す
ることができる。但し、ボールスクリューの螺旋溝も2
条ネジ用にする必要がある。また、更にピッチを整数倍
に拡げた雌ネジ部材2を整数倍の本数用意し、螺合する
ことで、多条ネジ用のボールナットを容易に構成するこ
とができる。なお、多条ネジ用の雌ネジ部材を形成する
際、1個の芯金軸に、同時かつ平行に複数の線状材を巻
付けて形成してもよいことは勿論である。
【0031】また、線状材32は、捲回する前の直線状
態又は捲回された後のコイル様状態において、焼入れ等
の表面処理を行うことが好ましい。表面処理は、油焼入
れ、高周波焼入れ、溶融メッキ、硬質クロムメッキ等の
電気メッキ、クロマイジング等の金属浸透メッキ、金属
溶射等が考えられる。また、捲回工程において芯金軸1
3を適宣な温度に加熱しておくことで、線状材32が熱
せられ、その後、捲回中に加熱された線状材32を水
(又は油)により冷却することで、コイル様の雌ネジ部
材2の内周表面側(螺旋溝2aも含む)に焼入れを行う
ことも考えられる。これにより、焼入れがされているボ
ールスクリュー19に対するボールナット14の耐久性
が充分に得ることができる。
【0032】以上の製造工程により、該線状材32がコ
イルスプリング様に捲回されて、略々円筒形状の雌ネジ
部材2を構成する。
【0033】[ボールナットの組立工程の説明]次に、
上記ボールナット本体1、コイルスプリング様の雌ネジ
部材2、蓋部材3を使用した、本ボールナット14の組
立工程を行う。
【0034】まず、本体1の装着部内周面1aに、雌ネ
ジ部材2挿入する。すると、図5及び図9に示すよう
に、該雌ネジ部材2の傾斜面bcが、予め該傾斜面bc
に合わせた形状の本体1の抜止め段部1fに有する傾斜
面kに当接する。
【0035】図9は蓋部材3の組付け工程を示した図で
ある。図9(c)に示すように、蓋部材3の突出部3b
を本体1の内周面1aに挿入するように装着する。ボル
トピン5を複数の孔3aと連接する複数のブッシュ6に
挿入し、ロックナット8により締め付ける(図1参
照)。すると、該蓋部材3の突出部3bにより該雌ネジ
部材2をボールナット本体1の抜止め段部1fと該突出
部3bに挟むように圧着させ、該圧着された雌ネジ部材
2は隣接する線状材32が隙間無く固定される。
【0036】さらに、突出部3bの傾斜面kと抜止め段
部1fの傾斜面kに、雌ネジ部材2の傾斜面bcが当接
し、該蓋部材3の矢印方向Mの押圧力に基づき、該傾斜
面k、kにより、該雌ネジ部材2の傾斜面bc、bcが
矢印方向Nの力を受ける。コイルスプリング様である雌
ネジ部材2の両端の傾斜面bcが、矢印方向Nの力を受
けると、該雌ネジ部材2を拡径する力Fとなって働
き、各捲回部分が本体1の内周面1aに略々均等に圧着
される。
【0037】即ち、雌ネジ部材2は、その幅w及び本体
1の内周面1aの径D1が高精度で管理されれば、捲回
の精度が例え低くくても、拡径して圧着するので、ネジ
ピッチの精度が保持することができる。また、線状材3
2のゴシックアーク面g1、g2及び平面h1の平滑度
を高く管理することにより、ボールの転動面精度、つま
りボールネジ精度を保持することができる。従って、該
雌ネジ部材2の製造工程において、研削(圧潰)工程の
精度を高精度で管理すれば、本体、雌ネジ部材及び蓋部
材を組立てることにより、本ボールナット14のネジ精
度が保持される。
【0038】図10はボール充填工程の説明を示した図
である。図10に示すように、予め射出成形等により、
ボールナット本体1の外周両端側から雌ネジ部材2のゴ
シックアーク面形状の螺旋溝2aの両端付近まで、該本
体1に略垂直に貫通させ、リターンチューブ9が嵌合す
るための大きさの径である孔16、16が形成される。
リターンチューブ9はボール17が通過するための径を
有すパイプ状の管で、全体視コの字状に形成されてい
る。また、該リターンチューブ9の両端は、ボール17
をすくい易くするためと、かつボールスクリュー19に
接触しないようにするために斜形状に形成されている。
【0039】図12は本ボールネジ装置を示す組立て図
である。図12に示すように、ボールの充填を行う際
は、該孔16、16を有している本ボールナット14に
ボールスクリュー19を螺入する。その後、該孔16よ
り必要数のボール17を充填する。該ボール17の充填
を完了した状態で、ボール17を詰めた状態のリターン
チューブ9の両端を孔16、16に挿入する。また、該
リターンチューブ9が本体1の孔16より抜け落ちない
ように固定する。固定の際は、該リターンチューブ9の
中のボール17が引っかかることなく転動するように、
該リターンチューブ9の円形状が変形しない程度の押圧
力のバンド等で固定する。
【0040】なお、図9(a)、(b)に示すように、
蓋部材3(本体1の抜止め段部1fも同様)の傾斜面k
には、ボールスクリュー19の螺旋溝19aに入り込む
螺旋突起3d(1d)が傾斜面kを覆うように突出して
おり、ボール17の充填時に該ボール17が入り込まな
いように形成されている。
【0041】以上の組立工程により本ボールナット14
及びボールネジ装置18が組立てられる。
【0042】[本ボールナット及びボールネジ装置の作
用]図11は、ボールネジ装置18において、雌ネジ部
材2に対するボール17からの作用力を示した図であ
る。図11に示すように、ボールスクリュー19を回転
すると、本ボールナット14を矢印G方向に移動させ
る。その際、雌ネジ部材2の螺旋溝2aにはボール17
から矢印F方向の力が作用し、該F方向の力は、半径方
向力Fと軸線方向力Fに分けられる。該半径方向力
は、蓋部材3の締付けにより、ボールナット本体1
の内周面1aに圧接嵌合されている雌ネジ部材2を、ボ
ールスクリュー19からの負荷に応じた力で、更に該内
周面1aに押付ける力として作用する。
【0043】ボールスクリュー19から雌ネジ部材2に
作用する負荷は、該雌ネジ部材2のゴシックアーク面形
状の螺旋溝2aと該ボールスクリュー19の溝19aの
形成する空間に、複数のボール17が略均等に充填され
ているので、全長に亘って均等な力として作用する。そ
の力は、上述のように、内周面1aに雌ネジ部材2を押
付ける力として作用し、軸線方向力Fに対抗する摩擦
力を生じる。それにより、例えボールナット本体1にプ
ラスチック材料を用いても、集中荷重を防止して、充分
な耐久性を得ることができる。
【0044】また、ボール17は、金属製(鋼、ステン
レス鋼等)からなる雌ネジ部材2に形成されたゴシック
アーク面形状の螺旋溝2a及びリターンチューブ9内を
転動し、ボールナット本体1に接触しない。それによ
り、例えボールナット本体1にプラスチック材料を用い
ても、充分な耐摩耗性を得ることができる。
【0045】更に、ボール17が接触・転動する雌ネジ
部材2が摩耗した際は、ボールナット本体1と蓋部材3
は交換せずに、該摩耗した雌ネジ部材2だけを交換する
ことが容易にできる。
【0046】本ボールナット14がボールスクリュー1
9上の移動端に移動した際、過回転を防止するストッパ
には、衝撃荷重が生じる。しかし、例えば図1に示すよ
うに、ボルトピン5をストッパに使用すれば、該ボルト
ピン5はインサート成形の金属ブッシュ6に螺合すると
共にロックナット8により固定されており、更に該ボル
トピン5にゴムブッシュ等を嵌合して覆っておくことに
より、ストッパとしてのボルトピン5からボールナット
14全体への衝撃力を弱めることができる。
【0047】以上のことより、ボールナット本体1にプ
ラスチック材料を用いても、集中荷重、耐摩耗性、衝撃
荷重、に対して充分な耐久性を得ることができる。
【0048】上述のように、本ボールナット14は、ボ
ールナット本体1及び蓋部材3をプラスチックの射出成
形加工により製造し、雌ネジ部材2を引抜き等の型加工
により製造できる。つまり、本ボールナット14及びボ
ールネジ装置18は塑性加工により製造でき、組立加工
を含めても、大幅にコストダウンすることができる。
【0049】[他の実施例の説明]以下に本ボールナッ
ト14の他の実施例を示す。例えば、ボールナット14
に大きな荷重が作用するようなものに使用する際は、ボ
ールナット本体1を金属製によって構成してもよい。例
えば、金属製のパイプ材の両端部にフランジを溶接した
ものでボールナット本体を構成する。そして、蓋部材3
を2個用意し、該ボールナット本体に雌ネジ部材2を挿
入した後、該ボールナット本体の両端部に固定すること
でボールナットを構成することができる。
【0050】ボールネジ装置18において、リターンチ
ューブ9の形状を有した孔をボールナット本体1の肉厚
内部に穿設し、該孔をリターン孔として使用することも
できる。更に、ボールナット本体1の内周面1aにボー
ル17が収納できる溝を形成し、雌ネジ部材2を装着す
ることにより該溝上を該雌ネジ部材2が覆い、ボール1
7の脱落を防いで通過するリターン溝とすることができ
る。また、ボールナット14を遊星ボールネジとする際
は、リターンチューブ9をなくすと共に、蓋部材3の形
状を変えることにより、遊星ボールネジを構成すること
ができる。
【0051】蓋部材3は、環状の突出部3bを一体に有
しており、該突出部3bの形状により雌ネジ部材2を固
定・圧着する。しかし、該蓋部材3と突出部3bを、2
部材によって構成してもよい。つまり、一端が平面、他
端が該雌ネジ部材2の形状に嵌合するように形成したリ
ングと、該リングを固定・押圧する部分が平面形状の蓋
部材と、により構成することもできる。これにより、ボ
ルトピン5が貫入されるための、ボールナット本体1の
固定用フランジ部のブッシュ6と、該蓋部材3の孔3a
と、を容易に連接させることができる。
【0052】また、雌ネジ部材2を構成する線状材32
の断面形状は、前述したゴシックアークに限らず、他の
ボール転動面を構成する形状でもよい。更に、線状材3
2は、断面円形、即ち通常のコイルバネでもよく、この
場合でも、隣接する断面円形の線状材により、2点でボ
ールが接触する転動面が構成される。
【0053】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、ボール
ナットは、ボールナット本体と、ボールと接触する雌ネ
ジ部材と、蓋部材と、により構成され、ボールがボール
ナット本体と蓋部材には接触しないので、ボールナット
本体及び蓋部材は、プラスチック等の雌ネジ部材と異な
る材料により形成することができる。また、該雌ネジ部
材は、線状材を螺旋状に捲回し、螺旋溝を形成するの
で、金属等の材料を用いて容易に効率よく製造すること
が可能となる。更に、雌ネジ部材が摩耗した際は、容易
に交換することができる。それにより、転造等により安
価に製造できるボールスクリューと、価格的及び精度的
に釣合う価格で、ボールナットを大量生産により提供す
ることが可能となる。
【0054】請求項2に係る本発明によると、雌ネジ部
材は、線状材を引抜き加工等の塑性加工を行うことで加
工され、その断面形状が、互に隣接する線状材とでボー
ルが転動するに適した転動面を形成する。それにより、
該雌ネジ部材を容易に効率よく製造することができると
共に、ボールナットの精度を保持することができる。
【0055】請求項3に係る本発明によると、蓋部材
に、突出部を設け、該突出部が線状材からなる雌ネジ部
材を押圧・拡径してボールナット本体に圧着するので、
例え線状材の捲回工程の精度を低くしてもボールナット
のネジ精度を保持することができる。
【0056】請求項4に係る本発明によると、ボールナ
ット本体は、プラスチックからなるので、射出成形等に
より、容易に効率よく製造することができる。
【0057】請求項5に係る本発明によると、蓋部材
は、プラスチックからなるので、射出成形等により、容
易に効率よく製造することができる。
【0058】請求項6に係る本発明によると、雌ネジ部
材は、複数本の線状材を螺旋状に捲回して、平行に複数
本の螺旋溝を形成するので、容易に効率よく多条ネジを
製造することができる。
【0059】請求項7に係る本発明によると、転造ボー
ルスクリューにマッチングしたボールナットにより、バ
ランスのよいボールネジ装置を、安価に効率よく生産す
ることができ、特にすべて塑性加工によりボールネジ装
置を大量生産することが可能となり、電動シリンダ等に
適用して、広い産業分野に採用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボールナットの組立図である。
【図2】雌ネジ部材の製造工程の引抜加工を示す一部省
略図で、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B矢視
断面図、である。
【図3】引抜加工後の線状材を示す一部省略図で、
(a)は(b)のC−C断面図、(b)は正面図、であ
る。
【図4】線状材の両端面の切断形状を示す一部省略図
で、(a)は下面図、(b)は(a)のD−D断面図、
である。
【図5】線状材を捲回した際の端面形状を示す図で、
(a)は断面図、(b)は(a)のE矢視図、である。
【図6】雌ネジ部材の製造工程の研削(圧潰)工程を示
す正面図である。
【図7】研削(圧潰)ローラの形状を示す図で、(a)
は雌ネジ部材の上下平面を研削する砥石ローラの正面
図、(b)は雌ネジ部材の幅を研削する砥石ローラの正
面図、(c)は雌ネジ部材のゴシックアーク面を研削す
る砥石ローラの正面図、である。
【図8】雌ネジ部材の製造工程の捲回工程を示す図で、
(a)は正面図、(b)は(a)のG矢視図、である。
【図9】蓋部材の組付けを示す図で、(a)は(c)の
I−I矢視断面図、(b)は(c)のJ−J矢視断面
図、(c)は断面図、(d)は側面図、である。
【図10】ボールの充填工程の説明を示す側面図であ
る。
【図11】雌ネジ部材に対するボールからの作用力を示
す一部省略断面図である。
【図12】本ボールネジ装置を示す一部省略断面図であ
る。
【図13】転造ボールスクリュー(雄ネジ)を示す一部
省略図である。
【図14】2本の線状材の捲回ピッチを2倍にした捲回
工程を示した図で、(a)は1本目の正面図、(b)は
2本目の正面図、(c)は組立図、である。
【符号の説明】
1 ボールナット本体 1a 内周面 1g 装着部 2 雌ネジ部材 2a 螺旋溝 3 蓋部材 3b 突出部 14 塑性加工ボールナット 17 ボール 18 ボールネジ装置 19 転造ボールスクリュー 19a ボールスクリューの螺旋溝 32 線状材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールスクリュー及びボールとでボール
    ネジ装置を構成するボールナットにおいて、 筒状の装着部を有する本体と、 所定断面形状からなる線状材を螺旋状に捲回して、互に
    隣接する線状材により螺旋溝を形成する雌ネジ部材と、 蓋部材と、を備え、 前記雌ネジ部材を前記本体の装着部内周面に装着し、か
    つ前記雌ネジ部材の隣接する線状材が互に当接するよう
    に前記蓋部材を前記本体に固定してなる、 ボールナット。
  2. 【請求項2】 前記雌ネジ部材は、引抜き加工等の塑性
    加工により、その断面形状が、前記互に隣接する線状材
    により前記ボールが転動するに適した転動面を形成して
    なる、 請求項1記載のボールナット。
  3. 【請求項3】 前記蓋部材は、環状の突出部を有し、 前記突出部は、前記雌ネジ部材を押圧・拡径し、該雌ネ
    ジ部材を前記本体の装着部内周面に圧着してなる、 請求項1または2記載のボールナット。
  4. 【請求項4】 前記本体は、プラスチックからなる、 請求項1ないし3いずれか記載のボールナット。
  5. 【請求項5】 前記蓋部材は、プラスチックからなる、 請求項1ないし4いずれか記載のボールナット。
  6. 【請求項6】 前記雌ネジ部材は、前記線状材の複数本
    を螺旋状に捲回して、互に隣接する線状材により平行に
    複数本の螺旋溝を形成してなる、 請求項1ないし5いずれか記載のボールナット。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか記載のボール
    ナットと、転造ボールスクリューと、前記ボールナット
    の螺旋溝と前記ボールスクリューの螺旋溝との間で転動
    するボールと、を備えてなる、ボールネジ装置。
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